JP2014171083A - ネットワークシステム、通信端末、方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワークシステムは、外部ネットワークに接続されており、VPNサーバとして動作し得るネットワーク装置と、外部ネットワークを介してネットワーク装置と通信可能な通信端末と、を備える。通信端末は、部ネットワークに接続するための接続部と、接続部により通信端末が外部ネットワークに接続されると、仮想プライベートネットワークを、通信端末とネットワーク装置との間に確立する処理を実行するVPNクライアント機能部と、仮想プライベートネットワークおよびネットワーク装置を介して、ネットワーク装置とは異なる外部ネットワークに接続されている他の装置と通信を行う通信実行部と、を有する。
【選択図】図1
Description
A1.システム構成:
図1は、本発明の一実施形態としてのネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。ネットワークシステム500は、通信端末100と、ネットワーク装置200と、DDNS(Dynamic Domain Name Service)サーバ300とを備えている。ネットワークシステム500は、通信端末100を、自宅HMおよびホットスポットHSからそれぞれインターネットINTに接続されている装置(例えば、サーバSV1)と通信させることができる。
図4は、第1実施形態におけるVPN設定情報設定処理の手順を示すフローチャートである。通信端末100が自宅HMに配置され、通信端末100(無線LANクライアント)とネットワーク装置200(無線LANアクセスポイント)との間で無線接続が確立されると、ネットワーク装置200において、VPN設定情報設定処理が実行される。
図6は、第1実施形態における通信処理の手順を示すフローチャートである。通信端末100の接続部10aは、ネットワーク装置200以外の他の無線LANアクセスポイントを検出したか否かを判定し(ステップS305)、他の無線LANアクセスポイントを検出しない場合には前述のステップS305を再度実行する。他の無線LANアクセスポイントの検出は、無線LANアクセスポイントから出力されるビーコンの受信し、かつ、ビーコンに含まれるESSID(Extended Service Set Identifier)がネットワーク装置200のESSIDと異なることを特定することにより検出できる。
図7は、第2実施形態の通信処理の手順を示すフローチャートである。第2実施形態のネットワークシステム500は、通信処理において、ステップS317およびS345を追加して実行する点において、第1実施形態のネットワークシステム500と異なり、通信処理の他の手順、VPN設定情報設定処理の各手順およびシステム構成は、第1実施形態のネットワークシステム500と同じである。
図8は、第3実施形態における通信端末100aの詳細構成を示すブロック図である。図9は、第3実施形態における通信処理の手順を示すフローチャートである。第3実施形態のネットワークシステムは、通信端末100aのメモリ20が事業者リスト格納部20bを備えている点と、通信処理において、ステップS318およびS345を追加して実行する点において、第1実施形態のネットワークシステム500と異なり、通信端末100aにおける他の構成、ネットワーク装置200の構成、通信処理の他の手順およびVPN設定情報設定処理の各手順は、第1実施形態のネットワークシステム500と同じである。
図10は、第4実施形態におけるネットワークシステムの構成を示す説明図である。ネットワークシステム500aは、通信端末100bと、ネットワーク装置200aとを備えている。通信端末100bは、接続部111と、VPNクライアント機能部112と、通信実行部113とを備えている。接続部111と、VPNクライアント機能部112と、通信実行部113とは、通信端末100bが備えるメモリに記憶されている制御プログラムを、通信端末100bが備えるCPUが実行することにより実現される。
E1.変形例1:
各実施形態では、VPN設定情報設定処理において、無線LANクライアントのMACアドレスに基づき、端末認証情報が設定済みであるか否かを判定していたが、本発明はこれに限定されるものではない。ネットワーク装置200が、VPN設定情報が設定済みであるか否かを問い合わせるパケットをブロードキャストし、各無線LANクライアントから受信する回答に基づき、端末認証情報が設定済みであるか否かを判定する構成としてもよい。この構成では、各無線LANクライアントは、VPN設定情報が設定済みであるか否かを問い合わせるパケットを受信すると、自らにVPN設定情報が設定済みであるか否かを判定し、その判定結果をネットワーク装置200にユニキャストする。また、この構成では、VPN設定情報が設定済みでないとの回答が得られた場合に、図4に示すステップS110を実行し、VPN設定情報が設定済みでないとの回答が得られない場合には、VPN設定情報設定処理は終了する。また、図4に示すステップS130において、VPN設定情報が設定済みでないとの回答を送信した無線LANクライアントに対して、VPN設定情報(VPN接続情報および端末認証情報)をユニキャストする。
各実施形態では、VPN設定情報設定処理の一工程として、サーバ名称およびグローバルIPアドレスをDDNSサーバ300に通知していたが、本発明はこれに限定されるものではない。VPN設定情報設定処理(DDNS情報登録処理)の一工程として、サーバ名称およびグローバルIPアドレスをDDNSサーバ300に通知することに加えて、定期的にサーバ名称およびグローバルIPアドレスをDDNSサーバ300に通知する構成を採用してもよい。グローバルIPアドレスの変更が生じ得る場合、このような構成を採用することで、DDNSサーバ300における名前解決処理が正しく行われるようにできる。
ネットワーク装置200から通信端末100へのVPN設定情報の送信、および通信端末100におけるVPN設定情報の受信は、ネットワーク装置200と通信端末100との間に形成された無線LANを介して実行されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、通信端末100が有線LAN通信制御部を備え、有線LANを介して通信端末100とネットワーク装置200との間でVPN設定情報の送受信を行う構成を採用してもよい。また、例えば、通信端末100およびネットワーク装置200が、それぞれUSB(Universal Serial Bus)等の接続インターフェイスを備え、かかる接続インターフェイスにより互いに接続され、VPN設定情報の送受信を行う構成を採用してもよい。
各実施形態では、VPN設定情報設定処理の開始契機は、通信端末100とネットワーク装置200との間における無線接続の確立であったが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、ネットワーク装置200にかかる契機を与えるためのスイッチ(例えば、押しボタン)を用意し、ユーザがかかるスイッチをオンすることをVPN設定情報設定処理の開始契機としてもよい。また、例えば、通信端末100およびネットワーク装置200がNFC(Near Field Communication)をサポートし、通信端末100がネットワーク装置200に接触または近接したことを、VPN設定情報設定処理の開始契機としてもよい。
各実施例では、VPN接続情報のうち、VPNの種類、VPN用のポート番号、VPNにおける暗号化方式および認証方式については、予めユーザ(管理者)によって設定されていたが、ユーザによる設定に代えて、工場出荷前に予めデフォルト値を設定しておいてもよい。また、かかるデフォルト値をユーザが変更可能としてもよい。なお、ユーザに対して現在の設定値でよいか否かを問い合わせるユーザインターフェイスを、通信端末100またはネットワーク装置200に用意してもよい。
第2実施形態では、無線LANアクセスポイントa1(公衆無線LAN400)において暗号化処理が実行され、かかる暗号化処理において採用される方式がWEP以外の方式の場合には、VPN900を利用しないで通信が行われていた。また、第3実施形態では、無線LANアクセスポイントa1(公衆無線LAN400)が所定の事業者により提供されていない場合には、VPN900を利用しないで通信が行われていた。このようにVPN900を利用しないで通信を行う条件は、第2実施形態および第3実施形態における条件に限定されるものではない。例えば、通信端末100におけるバッテリーの残容量が所定値以下の場合に、VPN900を利用しないで通信を行う構成を採用してもよい。VPN900を利用して通信を行う場合、多くのソフトウェア処理を実行するために多くの電力を消費する。したがって、バッテリーの残容量が所定値以下の場合に、VPN900を利用しないで通信を行うことで、通信時間の短縮を抑制できる。
各実施形態では、通信端末100として、携帯電話装置を採用したが、携帯電話装置に代えて、ノート型のパーソナルコンピュータや可搬型のルータ装置など、任意の可搬型の通信端末を採用してもよい。
第1ないし第3実施形態では、自宅HM以外の場所において通信端末100,100aがインターネットINTに接続する際に、無線LAN400を介してインターネットINTに接続されていたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、公衆無線LAN400に代えて、公衆有線LANや公衆無線回線を介してインターネットINTに接続される構成を採用してもよい。このような構成においても、簡易に、かつ、高いセキュリティレベルを確保しながら、通信端末100を、インターネットINTに接続させることができる。なお、公衆無線回線としては、例えば、3G/HSPAや、LTEや、Wimaxなどの規格に準拠した無線データ通信を実行する任意の回線を採用できる。
第1ないし第3実施形態では、ネットワーク装置200、DDNSサーバ300、サーバSV1およびルータ装置r1が接続されるネットワークは、インターネットINTであったが、インターネットINTに代えて、広域イーサネット(「イーサネット」は登録商標)や、専用線や、LANなど、任意のネットワークを採用してもよい。
10…CPU
10a…接続部
10b…VPNクライアント機能部
10c…通信実行部
10d…表示制御部
10e…通話制御部
10f…VPN設定情報受信部
20…メモリ
20a…VPN設定情報格納部
20b…事業者リスト格納部
30…表示部
42…無線LAN通信制御部
44…移動体通信制御部
52…音声入出力部
54…操作部
56…撮像部
60…内部バス
100,100a,100b…通信端末
111…接続部
112…VPNクライアント機能部
113…通信実行部
200,200a…ネットワーク装置
210…CPU
210a…パケット中継部
210b…VPNサーバ機能部
210c…端末認証情報生成部
210d…VPN設定情報送信部
210e…通信実行部
220…メモリ
221…経路選択テーブル格納部
222…VPN設定情報格納部
230…有線LAN通信制御部
240…無線LAN通信制御部
260…内部バス
300…DDNSサーバ
400…公衆無線LAN
400a…アクセスネットワーク
800…外部ネットワーク
801…装置
900,900a…VPN
a1…無線LANアクセスポイント
r1…ルータ装置
HM…自宅
HS…ホットスポット
SV1…サーバ
INT…インターネット
A1.システム構成:
図1は、本発明の一実施形態としてのネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。ネットワークシステム500は、通信端末100と、ネットワーク装置200と、DDNS(Dynamic Domain Name Service)サーバ300とを備えている。ネットワークシステム500は、通信端末100を、自宅HMおよびホットスポットHS(「ホットスポット」は登録商標)からそれぞれインターネットINTに接続されている装置(例えば、サーバSV1)と通信させることができる。
Claims (11)
- ネットワークシステムであって、
外部ネットワークに接続されており、仮想プライベートネットワーク(VPN)サーバとして動作し得るネットワーク装置と、
前記外部ネットワークを介して前記ネットワーク装置と通信可能な通信端末と、
を備え、
前記通信端末は、
前記外部ネットワークに接続するための接続部と、
前記接続部により前記通信端末が前記外部ネットワークに接続されると、仮想プライベートネットワークを、前記通信端末と前記ネットワーク装置との間に確立する処理を実行するVPNクライアント機能部と、
前記仮想プライベートネットワークおよび前記ネットワーク装置を介して、前記ネットワーク装置とは異なる前記外部ネットワークに接続されている他の装置と通信を行う通信実行部と、
を有する、ネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムにおいて、
前記ネットワーク装置は、さらに
前記通信端末との間で、無線通信を実行する無線通信部と、
前記無線通信が実行可能になると、前記仮想プライベートネットワークの確立のために用いられるVPN設定情報を、前記通信端末に送信するVPN設定情報送信部と、
を有し、
前記通信端末は、さらに、前記VPN設定情報を受信するVPN設定情報受信部を有する、ネットワークシステム。 - 請求項2に記載のネットワークシステムにおいて、
前記ネットワーク装置は、前記通信端末が前記仮想プライベートネットワークを介した通信を許可された装置であるか否かの認証を実行し、
前記VPN設定情報は、前記認証において用いられる端末認証情報を含み、
前記ネットワーク装置は、さらに、前記無線通信が実行可能になると前記端末認証情報を生成する端末認証情報生成部を有する、ネットワークシステム。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のネットワークシステムにおいて、
前記接続部は、公衆無線LANと、公衆有線LANと、公衆無線回線とのうち、いずれかを介して前記通信端末を前記外部ネットワークに接続する、ネットワークシステム。 - 請求項4に記載のネットワークシステムにおいて、
前記接続部は、公衆無線LANを介して前記通信端末を前記外部ネットワークに接続し、
前記通信端末は、さらに、前記公衆無線LANに用いられている無線LANアクセスポイントにおける暗号化方式に関する所定の条件が満たされたか否かを判定する判定部を有し、
前記VPNクライアント機能部は、前記接続部により前記通信端末が前記外部ネットワークに接続され、かつ、前記判定部により前記所定の条件が満たされたと判定された場合に、前記仮想プライベートネットワークを確立する処理を実行する、ネットワークシステム。 - 請求項5に記載のネットワークシステムにおいて、
前記所定の条件は、
前記無線LANアクセスポイントにおける暗号化方式が所定の暗号化方式である、との条件と、
前記無線LANアクセスポイントにおいて暗号化を行わない、との条件と、
前記無線LANアクセスポイントが所定の事業者の無線LANアクセスポイントである、との条件と、
のうち、いずれかを含む、ネットワークシステム。 - 請求項6に記載のネットワークシステムにおいて、
前記所定の暗号化方式は、WEP(Wired Equivalent Privacy)であり、
前記所定の事業者は、前記無線LANアクセスポイントにおける暗号化方式として、WEPを採用する事業者である、ネットワークシステム。 - 外部ネットワークを介して、仮想プライベートネットワーク(VPN)サーバとして動作し得るネットワーク装置と通信可能な通信端末であって、
前記外部ネットワークに接続するための接続部と、
前記接続部により前記通信端末が前記外部ネットワークに接続されると、仮想プライベートネットワークを、前記通信端末と前記ネットワーク装置との間に確立する処理を実行するVPNクライアント機能部と、
前記仮想プライベートネットワークおよび前記ネットワーク装置を介して、前記ネットワーク装置とは異なる前記外部ネットワークに接続されている他の装置と通信を行う通信実行部と、
を備える、通信端末。 - 外部ネットワークに接続されており、仮想プライベートネットワーク(VPN)サーバとして動作し得るネットワーク装置と、前記外部ネットワークを介して前記ネットワーク装置と通信可能な通信端末と、を有するネットワークシステムにおいて、前記通信端末が、前記ネットワーク装置とは異なる前記外部ネットワークに接続されている他の装置と通信を行う方法であって、
(a)前記通信端末において、前記外部ネットワークに接続する工程と、
(b)前記通信端末において、前記通信端末が前記外部ネットワークに接続されると、仮想プライベートネットワークを、前記通信端末と前記ネットワーク装置との間に確立する処理を実行する工程と、
(c)前記通信端末において、前記仮想プライベートネットワークおよび前記ネットワーク装置を介して、前記他の装置と通信を行う工程と、
を備える、方法。 - 外部ネットワークを介して、仮想プライベートネットワーク(VPN)サーバとして動作し得るネットワーク装置と通信可能な通信端末において、前記ネットワーク装置とは異なる前記外部ネットワークに接続されている他の装置と通信を行うためのプログラムであって、
前記通信端末において、前記外部ネットワークに接続する機能と、
前記通信端末において、前記通信端末が前記外部ネットワークに接続されると、仮想プライベートネットワークを、前記通信端末と前記ネットワーク装置との間に確立する処理を実行する機能と、
前記通信端末において、前記仮想プライベートネットワークおよび前記ネットワーク装置を介して、前記他の装置と通信を行う機能と、
を、前記通信端末が有するコンピュータに実現させるためのプログラム。 - 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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