JP2014170418A - 通信装置試験システム、通信システム試験方法、およびプログラム - Google Patents

通信装置試験システム、通信システム試験方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハードウエアを追加・改修せずにソフトウェアの修正のみで通信システムの遠隔試験を実施する通信装置試験システム、通信システム試験方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】通信装置を構成する各装置と端末装置のうち、試験の対象とする試験対象装置に予めログ収集端末を接続する。そして、通信装置の制御部に付加した試験制御機能によって、ログ収集端末へ所定の試験情報を送信するとともに、ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後にログ収集を停止させてからログ収集端末より、試験で取得したログを転送させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基地局等の通信装置からなる通信システムにおいて、スループット測定等の試験を遠隔から自動で行う通信装置試験システム、通信システム試験方法、およびプログラムに関する。
従来の一般的な通信装置における試験では、試験時に必要な各装置、移動端末の制御/ログ取得を手動で行う必要があり、試験時に試験対象とする各装置、移動端末それぞれに試験者を配していた。一方、各装置、移動端末に試験者を配さず、通信装置において自動試験ツールを使用した場合でも、基地局にハードウェア改修を加えた大規模な変更が必要となる場合が多く、試験の内容によっては、さらに、移動端末にも変更を加える必要があった。
通信ネットワークの試験を行うための構成として、特許文献1には、試験対象装置を含む試験システムを構成する各装置から解析用ログを収集するログ収集自動化装置が開示されている。また、特許文献2には、遠隔から無線通信装置の診断を実施して、所定の条件により自動的に診断を開始し、診断結果を示す情報を保守装置に送信する技術が開示されている。
特開2012−175389号公報 特開2012−175330号公報
特許文献1に開示されている発明は、システムを構成する各装置の時刻同期をとり、ログ監視や各装置からのログ収集を自動的に行うものであるが、試験対象装置とは別に試験自動化装置を用いる必要があり、移動端末も専用のログ収集機能を備えた試験機を用いている。そのため、試験の効率化に資することはあっても装置構成が複雑化するという問題がある。
また、特許文献2に係る発明では、試験を実行するため移動端末へ専用のソフトウェアをインストールする必要があり、そのようなソフトウェアに対応していない移動端末や、ソフトウェア変更が禁止されている移動端末では試験を実施することができないという問題がある。
本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたもので、通信システムを構成する基地局等へ試験用のハードウエアの追加を不要とし、簡単な構成で通信システムの試験を行うことができる通信装置試験システム、通信システム試験方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、本発明に係る通信装置試験システムは、ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信装置試験システムであって、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置に予めログ収集端末を接続し、前記通信装置の制御部が有する試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ所定の試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させることを特徴とする。
また、上述の問題を解決するため、本発明に係る通信装置試験システムは、ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信装置試験システムであって、前記試験を実施するための試験制御機能を有する試験制御手段と、前記試験制御手段へ所定の試験情報を入力する手段と、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置に接続されたログ収集端末とを備え、前記試験制御手段は、前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させることを特徴とする。
上述の問題を解決するため、本発明に係る通信システム試験方法は、ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムにおける通信システム試験方法であって、前記通信装置の制御部に前記試験を実施するための試験制御機能を付加する工程と、前記通信装置に接続された監視装置より所定の試験情報を入力する工程と、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置を特定する工程と、前記特定された試験対象装置にログ収集端末を接続する工程と、前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させる工程と、を備えることを特徴とする。
上述の問題を解決するため、本発明に係るプログラムは、ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信システム試験装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、前記試験を実施するための試験制御機能を有する試験制御手段、前記試験制御手段へ所定の試験情報を入力する手段、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置にログ収集端末を接続させる手段、前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させる手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、通信システムを構成する通信装置、移動端末等に試験用のハードウエアの追加を一切不要とし、ソフトウェア修正のみの簡単な構成で、遠隔から通信システムの自動試験を実施することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システムを階層(レイヤー)別の概念で示した図である。 第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの「試験制御部」における処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システムにおける動作を示すシーケンス図である。 ログ収集端末における試験内容の実施の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの全体構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本願発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す通信装置自動試験システム100(以下、単に試験システムともいう)は、コアネットワーク11と、監視装置12と、基地局13と、ログ収集端末14,15,19と、アンテナ16,17と、移動端末18とを含んで構成される。基地局13は、基地局13全体を制御する制御部131と、移動端末18との間で無線(RF)信号等を送受信する無線部134とを含んで構成される。具体的には、無線部134は、無線制御部136による制御によって基地局RF信号16aをアンテナ16へ送受信して、移動端末18との間で無線(RF)信号等を送受信する。一方、移動端末18は、制御部131の制御により、移動端末RF信号17aをアンテナ17へ送受信して、無線部134との間で無線(RF)信号等を送受信する。
基地局13の制御部131は、記憶部137に格納された制御プログラム139に従って、基地局13全体を制御、管理するとともに、コアネットワーク11、移動端末18等と送受信される情報に対して所定の処理を実行する。なお、基地局13内では、制御部131と無線部134とが装置内信号13aを送受信する。
コアネットワーク11は、例えば、有線バックホール回線を介して基地局13と接続され、基地局13の制御部131とバックホール信号11aを送受信する。また、基地局13の制御部131に接続された監視装置12は、遠隔から基地局13を監視/制御する装置であり、制御部131と監視信号12aを送受信する。
図1に示すように、基地局13の制御部131内に設けた記憶部137には、基地局13を制御するための制御プログラム139に加えて、試験システム100で実施される試験(自動試験)全体を制御および管理するための試験制御プログラム141が格納されている。試験システム100における自動試験は、制御プログラム139のソフトウェア変更による機能追加(自動試験プログラムである試験制御プログラム141の追加)により、試験に関する所定の機能が実現される。なお、以降において、制御部131の制御プログラム139に追加した試験制御プログラム141による自動試験機能を実現する部分を、説明の便宜上、「試験制御部」ともいう。
「試験制御部」による制御内容として、試験情報(例えば、試験時の各装置設定情報、試験時に制御を行う各装置/端末の制御内容と時刻情報)を受信して保存し、必要に応じて各装置の設定情報を各端末に送信し、試験開始前に各装置の装置設定をすることが挙げられる。また、試験情報(例えば、試験時に制御を行う各装置/端末の制御内容と時刻情報)を試験開始前に各端末に送信する。さらに、各端末に時刻情報を送信して、試験開始前に各端末間で時刻同期を取り、試験終了後に各端末のログ収集を停止する。なお、「各装置」とは、例えば、基地局13内の制御部131、無線部134をいう。
「試験制御部」は、例えば、試験者により監視装置12から送られた試験情報を受信して保存し、後述するように、試験開始時に時刻同期信号をログ収集端末14,15,19へ送信して時刻同期をとる機能を有する。また、試験開始前にログ収集端末14,15,19へ試験に必要な情報を送信し、試験終了後にログ収集端末14,15,19からのログ収集を行う機能を有する。
基地局13内の制御部131に接続されたログ収集端末14は、制御部131内のログI/F133を通して、制御部131の制御信号とログを含んで構成されるログ/制御信号14aを送受信する。基地局13内の無線部134に接続されたログ収集端末15は、無線部134内のログI/F135を通して、無線部134の制御信号とログを含んで構成されるログ/制御信号15aを送受信する。また、移動端末18に接続されたログ収集端末19は、移動端末18内のログI/F181を通して、移動端末18の制御信号とログを含んで構成されるログ/制御信号19aを送受信する。
図2は、第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システムを階層(レイヤー)別の概念で示した図である。図2に示すように、通信装置自動試験システムの基地局の制御部において網掛けを付した箇所が、遠隔による自動試験機能を実現するための「試験制御部」(試験制御プログラム)を追加する部分に対応する。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システム100の動作を説明する。試験システム100の「試験制御部」は、以下に詳述するように、試験者が操作する監視装置12から試験情報を受信し、各ログ収集端末14,15,19へ時刻同期信号を送信して各ログ収集端末14,15,19間で時刻同期を取る。その後、「試験制御部」は、試験情報より試験内容を決定し、各ログ収集端末14,15,19へ試験に必要な情報を送信して、通信装置/移動端末へ装置設定を行う。
なお、ログ収集端末14,15,19間で時刻同期を取る際、各ログ収集端末から、そのログ収集端末が接続された、基地局13内の制御部131、無線部134(各装置)、および移動端末18へ時刻同期信号を送信するが、時刻同期の方法はこれに限定されない。例えば、各装置および移動端末18にGPS等の時刻同期手段が設けられている場合には、その時刻同期手段の機能を用いることにより、各装置および移動端末において時刻同期を取ることも可能である。
各ログ収集端末14,15,19は、決められた時刻、または検出された他のログ収集開始契機にログ取得を開始し、試験を開始する。試験終了後は、各ログ収集端末14,15,19がログ収集を停止し、全ての試験が終了していない場合、次に実行すべき試験を開始する。そして、全ての試験が終了した場合、試験者が操作する監視装置12へログを転送して自動試験を終了する。
ここで、他のログ収集開始契機をもとにログ収集を開始し、試験を実行をするとは、例えば、ログ収集端末14,15,19のうち1台のログ収集端末のログ収集開始後に、そのログ収集端末がログ収集を開始した旨を示す信号を他のログ収集端末へ送信する等により、他のログ収集端末におけるログ収集や試験の実行を開始することを意味する。
上述したログ収集端末14,15,19におけるログ収集、試験、その他処理は、ログ収集端末14,15,19それぞれの制御部14b,15b,19bにより実行される。これらログ収集端末14,15,19として、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)等を使用することができる。その場合、制御部14b,15b,19bは、マイクロプロセッサ等のデバイスからなり、そのマイクロプロセッサ等がログ収集機能を実現することになる。
図3は、第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システム100の「試験制御部」における処理手順を示すフローチャートである。また、図4は、試験システム100における動作を示すシーケンス図である。なお、図3および図4に示す試験制御の例では、試験者が監視装置12を操作し、試験を1回だけ実行した場合を示している。
試験システム100において通信装置の自動試験を行う場合、最初に、図3のステップS11、および図4のシーケンスSQ11に示すように、試験者が監視装置12を操作して、試験項目/試験条件等の試験情報を、「試験制御部」に送信する。ここで、試験項目/試験条件等の試験情報とは、試験時の各装置設定情報、試験時に制御を行う各装置/端末の制御内容と時刻情報等の試験データである。この試験情報を受信した「試験制御部」からは、図4のシーケンスSQ12に示すように、監視装置12に対して受信応答が送信される。
なお、試験情報に含まれる時刻に関する情報に相対時間を用いることで、試験情報を繰り返し使用した試験を実施可能となる。
次に、図3のステップS12において、「試験制御部」によって各ログ収集端末間で時刻同期をとる処理を行う。具体的には、「試験制御部」よりログ収集端末14へ時刻同期信号が送信され(図4のシーケンスSQ13)、ログ収集端末15へ時刻同期信号が送信され(図4のシーケンスSQ15)、ログ収集端末19へ時刻同期信号が送信される(図4のシーケンスSQ17)。また、ログ収集端末14,15,19は、これらの時刻同期信号を受けると、それぞれが図4のシーケンスSQ14,SQ16,SQ18において、「試験制御部」へ同期信号受信応答を送信する。かかる処理により、各ログ収集端末14,15,19は、受信した時刻同期信号に基づいて時刻同期をとり、図4において符号301で示すように、ログ収集端末14,15,19間で時刻同期が確立する。
「試験制御部」は、上記のように時刻同期をとった後、図3のステップS13において、記憶部137に保存してある試験情報をもとに試験条件(試験内容)を決定する。そして、ステップS14において、ログ収集端末14、ログ収集端末15、およびログ収集端末19へ試験条件等を含む試験情報を送信する(図4のシーケンスSQ21,SQ23,SQ25)。また、「試験制御部」より試験情報を受信したログ収集端末14、ログ収集端末15、およびログ収集端末19は、それぞれ図4のシーケンスSQ22,SQ24,SQ26に示すように、「試験制御部」へ試験情報の受信応答を返す。
次に、ログ収集端末14、ログ収集端末15、およびログ収集端末19各々は、図3のステップS15において、受信した試験情報をもとに、制御部131、無線部134、移動端末18へ装置設定を行う。より具体的には、図4のシーケンスSQ31において、ログ収集端末14より制御部131へ装置設定が行われ、シーケンスSQ32において、制御部131よりログ収集端末14へ装置設定の確認応答が返される。同様に、図4のシーケンスSQ33において、ログ収集端末15より無線部134へ装置設定が行われ、続くシーケンスSQ34において、無線部134よりログ収集端末15へ装置設定の確認応答が返され、さらに、図4のシーケンスSQ35において、ログ収集端末19より移動端末18へ装置設定が行われ、続くシーケンスSQ36において、移動端末18よりログ収集端末19へ装置設定の確認応答が返される。
なお、ここでの装置設定とは、必要に応じて各装置(制御部131、無線部134)や移動端末18の通信モード等の各種設定を行うことを意味する。また、必要に応じて試験に必要な装置設定を「試験制御部」が決定するようにしてもよい。この場合、試験条件の決定後、「試験制御部」からは、試験時の各装置設定情報、試験時に制御を行う各装置/端末の制御内容と時刻情報等を試験に必要な情報としてログ収集端末14,15,19へ送信される。
上記装置設定の後、図3のステップS16において、ログ収集端末14、ログ収集端末15、およびログ収集端末19は、ログ収集を開始する(図4の符号303で示す処理を参照)。そして、ログ収集が開始された後、ログ収集端末14、ログ収集端末15、およびログ収集端末19は、図3のステップS18において、受信した試験情報に記載されている試験内容を、決められた時刻(各ログ収集端末で設定した時刻)に実行することで試験を実施する。これは、図4において符号305で示す「試験開始」から、符号307で示す「試験終了」までにおける「試験実行」に対応する。
図5は、「試験制御部」より試験情報を受信した各ログ収集端末14,15,19における試験内容の実施の例を示している。図5に示すように、試験情報が送信されてから1分後に各ログ収集端末14,15,19がログ収集を開始し、3分後にログ収集端末19から移動端末18への発信制御が実施される。そして、試験情報が送信されてから5分後に、ログ収集端末19からコアネットワーク11側へping導通を実施し、10分後にログ収集端末19からコアネットワーク11側へ試験用のデータ送受確認を実施し、20分後にログ収集端末19から移動端末18へ切断制御が実施される。
図3のステップS20では、試験の終了を検知したか否かを判断する。ここでは、試験の終了をログ収集端末19で検出する例を挙げる。例えば、図5に示すように、ログ収集端末19による切断制御(切断処理)の完了を検出したタイミングで「試験終了」と判断する。ステップS20で試験終了が検出された場合、図4においてシーケンスSQ41で示すように、ログ収集端末19は、「試験制御部」に試験終了通知を送信する。
「試験制御部」がログ収集端末19から試験終了通知を受信すると、続くステップS21において、ログ収集を終了する。このログ収集の終了は、「試験制御部」からログ収集端末14へのログ収集停止信号の送信(図4のシーケンスSQ42)、「試験制御部」からログ収集端末15へのログ収集停止信号の送信(図4のシーケンスSQ43)、そして、「試験制御部」からログ収集端末19へのログ収集停止信号の送信(図4のシーケンスSQ44)によって行われる。その結果、各ログ収集端末14,15,19は、ログの収集を終了する(図4において符号309で示す処理を参照)。
上記のログ収集の終了後、ステップS22において、監視装置12へのログ転送処理に移行する。すなわち、ログ収集端末14から監視装置12へ試験で取得したログが転送されると(図4のシーケンスSQ51)、監視装置12からログ収集端末14へ受信応答が返送される(図4のシーケンスSQ52)。同様に、ログ収集端末15から監視装置12へ試験で取得したログが転送されると(図4のシーケンスSQ53)、監視装置12からログ収集端末15へ受信応答が返送され(図4のシーケンスSQ54)、ログ収集端末19から監視装置12へ試験で取得したログが転送されると(図4のシーケンスSQ55)、監視装置12からログ収集端末19へ受信応答が返される(図4のシーケンスSQ56)。
なお、第1の実施の形態に係る試験システム100で行われる試験として、例えば、接続試験、スループット試験、障害試験等がある。また、各ログ収集端末14,15,19で収集されたログは、各ログ収集端末14,15,19が接続されたログI/F133,135,181を通過した後、図1では図示していないデータ伝送路を介して、監視装置12へ送信される。
上記の各ログ収集端末14,15,19から監視装置12へのログ転送が終了すると、監視装置12は、「試験制御部」へログ受信終了通知を送信し(図4のシーケンスSQ61)、「試験制御部」からは監視装置12に対して確認応答が返される(図4のシーケンスSQ62)。試験の結果は、監視装置12において、転送されたログを解析することにより確認するが、これに限定されない。例えば、各ログ収集端末14,15,19にログの解析プログラムを設けて、試験結果をログに含めて送信するようにしてもよい。
以上説明したように、通信システムを構成する基地局の制御プログラムに、所定の自動試験を実行するためのプログラムである試験制御プログラムを追加するとともに、試験対象とする各装置、移動端末にパーソナルコンピュータ等をログ収集端末として接続する。そして、試験制御プログラムによる制御で、それらのログ収集端末よりログ収集し、得られたログをもとに試験結果を確認する構成とすることで、基地局の制御プログラムの変更(ソフトウェア変更による機能追加)のみで、通信装置において遠隔制御により、スループット測定等についての試験の開始から終了までを自動的に行える。
また、試験開始時に各ログ収集端末間で時刻同期を取り、ログ収集端末内部の時刻情報、あるいは他のログ収集開始契機をもとにログ収集を開始し、試験を実行することにより、試験実行中の通信装置、移動端末間の通信が不要となり、スループット測定や、通信装置、移動端末間の切断を伴うような場合でも試験を実施することができる。つまり、各ログ収集端末が、自端末内の時刻等をもとに試験を実行することで、試験実行中に他のログ収集端末等から試験実行のタイミングに関する信号を受信する必要がなく、通信装置、移動端末間の制御信号のやり取りが不要となる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの全体構成を示すブロック図であり、通信システムの基地局等の各装置を、データ通信部と制御部/ログ収集部とに分けて示した概念図である。
図6に示す通信装置自動試験システム200(以下、単に試験システムともいう)は、コアネットワーク41と、監視装置42と、基地局43と、ログ収集端末44と、移動局45と、データ通信/ログ収集端末46とを含んで構成される。基地局43は、制御部431とデータ通信部432とを含んで構成され、制御部431には、上述した第1の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの基地局の制御部と同様、制御部431内に設けた記憶部(不図示)に、基地局43を制御するための制御プログラムに加えて、試験システム200で実施される自動試験全体を制御、管理するための試験制御プログラムが格納されている。
なお、第2の実施の形態に係る試験システム200においても、説明の便宜上、制御部431の制御プログラムに追加した試験制御プログラムによる自動試験機能を実現する部分を「試験制御部433」という。また、試験システム200における試験時の動作等は、第1の実施の形態に係る試験システム100と同様であるため、ここでは図示を簡略化するとともに、その説明を省略する。
ログ収集端末44は、基地局43内の制御部431に接続され、制御/ログ収集部441を有して構成される。制御/ログ収集部441は、基地局43内の試験制御部433とログ/制御信号44aを送受信する。移動局45は、制御部451とデータ通信部452とを含んで構成される。また、データ通信/ログ収集端末46は、制御/ログ収集部461とデータ通信部462とを含んで構成される。
基地局43に接続されたコアネットワーク41は、基地局43内のデータ通信部432とバックホール信号41aを送受信する。また、基地局43に接続された監視装置42は、遠隔から基地局43を監視/制御する装置であり、基地局43内の制御部431と監視信号42aを送受信する。基地局43内では、試験制御部433とデータ通信部432とが装置内信号43aを送受信する。ここでは、データ通信部432は、装置内信号43aをバックホール信号41a、あるいはRF信号45aへ多重する。
移動局45のデータ通信部452は、基地局43内のデータ通信部432とRF信号45aを送受信し、データ通信/ログ収集端末46内のデータ通信部462とデータ信号46bを送受信する。また、移動局45の制御部451は、データ通信/ログ収集端46内の制御/ログ収集部461とログ/制御信号46aを送受信する。データ通信/ログ収集端末46では、制御/ログ収集部461とデータ通信部462とが端末内ログ/制御信号46cを送受信し、データ通信部462は、この端末内ログ/制御信号46cをデータ信号46bへ多重する。
このように、第2の実施の形態に係る試験システムでは、基地局の制御プログラムに、所定の自動試験を実行するためのプログラムである試験制御プログラムを追加するとともに、ログ/制御信号をデータ信号として扱い、データが未送受信となっているタイミングでデータ信号ラインを介して、ログ/制御信号をデータ信号に多重して送信する。したがって、ログ/制御信号をデータ信号ラインを介して送受信することで、ログ/制御信号の送受信のために別の伝送ラインを設ける必要がないため、通信装置である基地局に対してハードウェア修正を加えることなく、試験の開始から終了までを自動的に実施できる。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る通信装置自動試験システムの全体構成を示すブロック図である。第3の実施の形態に係る試験システムでは、試験構成を有線ハンドオーバHO系(試験系)とし、ログ収集端末を用いて測定器を制御する例について説明する。
図7に示す通信装置自動試験システム300は、コアネットワーク51と、監視装置52と、ログ収集端末54と、基地局53と、ログ収集端末55,56,59と、可変減衰器571と、分配器572と、移動端末58とを含んで構成される。基地局53は、制御部531と、無線部534,536とを含んで構成される。基地局53と接続されたコアネットワーク51は、基地局53内の制御部531とバックホール信号51aを送受信する。
基地局53内では、制御部531と無線部534とが装置内信号53aを送受信し、制御部531と無線部536とが装置内信号53bを送受信する。監視装置52は、遠隔から基地局53を監視/制御する装置であり、基地局53内の制御部531と監視信号52aを送受信する。
なお、第3の実施の形態に係る試験システム300においても、説明の便宜上、制御部531の制御プログラムに追加した試験制御プログラムによる自動試験機能を実現する部分を「試験制御部532」という。また、試験システム300における試験時の動作等は、第1の実施の形態に係る試験システム100と同様であるため、ここでは図示を簡略化するとともに、その説明を省略する。
試験制御部532は、試験開始時に時刻同期信号を各ログ収集端末54,55,56,59へ送信して時刻同期をとる。また、試験制御部532は、監視装置52から試験情報を受信して保存し、試験開始前に各ログ収集端末54,55,56,59へ、試験に必要な情報を送信し、試験終了後、各ログ収集端末54,55,56,59からのログ収集を行う。
ここで、ログ収集端末54は、基地局53内のログI/F535を通して無線部534の制御信号とログを含むログ/制御信号54aを送受信する。ログ収集端末55は、基地局53内のログI/F533を通して制御部531の制御信号とログを含むログ/制御信号55aを送受信する。ログ収集端末56は、基地局53内のログI/F537を通して無線部536の制御信号とログを含むログ/制御信号56aを送受信する。また、ログ収集端末59は、移動端末58内のログI/F581を通して移動端末58の制御信号とログを含むログ/制御信号59bを送受信する。また、ログ収集端末59は、可変減衰器571へ制御信号59aを送信し、減衰量を変化することにより、無線部534と無線部536間のハンドオーバHOを制御する。
基地局53内の無線部534は、基地局RF信号572aを分配器572へ送受信する。また、基地局53内の無線部536は、基地局RF信号571aを可変減衰器571へ送受信する。可変減衰器571は、RF信号572bを分配器572へ送受信する。この分配器572は、無線部534から送受信した基地局RF信号572aと、可変減衰器571から送受信したRF信号572bを合成し、移動端末RF信号572cとして、移動端末58へ送受信する。
第3の実施の形態に係る試験システム300では、ログ収集端末から測定器を制御する。つまり、可変減衰器571をログ収集端末59で制御する構成とすることで、例えば、無線通信断等の障害発生時を生じさせる(これは、アンテナの故障等により無線通信が不可となった場合と同じ状況を、測定器を用いて発生させることを想定したものである。)ことで、基地局、移動端末のログ収集、動作確認等の障害試験を自動で実施できる。
このように、装置/移動端末に接続しているログ収集端末と測定器とを接続し、試験実行時にログ収集端末から測定器を制御することにより、ハンドオーバ(以下、HOと表現する)等の試験が実施できる。
なお、上記いずれの実施の形態においても、試験者により監視装置から試験情報が入力される構成としたが、これに限定されない。例えば、試験情報をログ収集端末から入力する構成としてもよい。また、上記の実施の形態において、コアネットワークに試験制御部を設け、コアネットワークも制御できるようにしてもよい。さらに、試験対象の通信網で用いられているプロトコルを使用して、試験制御信号やログ伝送を実施するようにしてもよい。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
なお、上記の通信装置試験システムは、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の通信装置試験システムにより行なわれる通信システム試験方法も、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信装置試験システムであって、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置に予めログ収集端末を接続し、前記通信装置の制御部が有する試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ所定の試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させることを特徴とする通信装置試験システム。
(付記2)
前記試験制御機能は、前記制御部の通信制御機能に対する、前記試験の実施のための機能追加により実現されることを特徴とする付記1に記載の通信装置試験システム。
(付記3)
ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信装置試験システムであって、前記試験を実施するための試験制御機能を有する試験制御手段と、前記試験制御手段へ所定の試験情報を入力する手段と、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置に接続されたログ収集端末とを備え、前記試験制御手段は、前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させることを特徴とする通信装置試験システム。
(付記4)
前記試験情報は、前記通信装置に接続された監視装置より入力され、前記通信装置から前記ログ収集端末へ送信されることを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の通信装置試験システム。
(付記5)
前記試験情報には、試験時における前記各装置と前記端末装置の各種設定情報、試験時に制御を行う前記各装置と前記端末装置の制御内容、および時刻情報が含まれることを特徴とする付記4に記載の通信装置試験システム。
(付記6)
前記ログ収集端末は、前記各種設定情報をもとに前記各装置と前記端末装置に対して所定の装置設定を行うことを特徴とする付記5に記載の通信装置試験システム。
(付記7)
試験の開始前、前記試験制御機能により前記ログ収集端末へ時刻同期信号が送信されることで該ログ収集端末間で時刻同期をとることを特徴とする付記1から付記6のいずれかに記載の通信装置試験システム。
(付記8)
前記ログ収集端末は前記時刻情報をもとに前記ログ収集を開始することを特徴とする付記5に記載の通信装置試験システム。
(付記9)
前記ログ収集端末のうちの1つがログ収集を開始した後、該ログ収集を開始した旨の信号を他のログ収集端末へ送信することで前記ログ収集が開始されることを特徴とする付記5に記載の通信装置試験システム。
(付記10)
前記試験に必要な情報は、前記ログ収集端末より前記制御部に送信されることを特徴とする付記1から付記9のいずれかに記載の通信装置試験システム。
(付記11)
前記監視装置は、前記転送されたログを解析して試験の結果を確認することを特徴とする付記1から付記9のいずれかに記載の通信装置試験システム。
(付記12)
ログと制御信号で構成されるログ/制御信号をデータ信号として扱い、データが未送受信となっているタイミングでデータ信号ラインを介して、該ログ/制御信号をデータ信号に多重して送信することを特徴とする通信装置試験システム。
(付記13)
通信装置、移動端末に接続しているログ収集端末に測定器を接続して、試験実行時にログ収集端末から該測定器を制御することにより、ハンドオーバ(HO)等の試験を実施することを特徴とする通信装置試験システム。
(付記14)
前記ログ収集端末として、ログ収集機能とログ転送機能を搭載したパーソナルコンピュータを使用することを特徴とする付記1から付記13のいずれかに記載の通信装置試験システム。
(付記15)
ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムにおける通信システム試験方法であって、前記通信装置の制御部に前記試験を実施するための試験制御機能を付加する工程と、前記通信装置に接続された監視装置より所定の試験情報を入力する工程と、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置を特定する工程と、前記特定された試験対象装置にログ収集端末を接続する工程と、前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させる工程と、を備えることを特徴とする通信システム試験方法。
(付記16)
前記試験制御機能は、前記制御部の通信制御機能に対する、前記試験の実施のための機能追加により実現されることを特徴とする付記15に記載の通信システム試験方法。
(付記17)
前記試験情報は、前記通信装置に接続された監視装置より入力され、前記通信装置から前記ログ収集端末へ送信されることを特徴とする付記15に記載の通信システム試験方法。
(付記18)
前記試験情報には、試験時における前記各装置と前記端末装置の各種設定情報、試験時に制御を行う前記各装置と前記端末装置の制御内容、および時刻情報が含まれることを特徴とする付記17に記載の通信システム試験方法。
(付記19)
前記ログ収集端末は、前記各種設定情報をもとに前記各装置と前記端末装置に対して所定の装置設定を行うことを特徴とする付記18に記載の通信システム試験方法。
(付記20)
試験の開始前、前記試験制御機能により前記ログ収集端末へ時刻同期信号が送信されることで該ログ収集端末間で時刻同期をとることを特徴とする付記15から付記19のいずれかに記載の通信システム試験方法。
(付記21)
前記ログ収集端末は前記時刻情報をもとに前記ログ収集を開始することを特徴とする付記18に記載の通信システム試験方法。
(付記22)
前記ログ収集端末のうちの1つがログ収集を開始した後、該ログ収集を開始した旨の信号を他のログ収集端末へ送信することで前記ログ収集が開始されることを特徴とする付記18に記載の通信システム試験方法。
(付記23)
前記試験に必要な情報は、前記ログ収集端末より前記制御部に送信されることを特徴とする付記15から付記22のいずれかに記載の通信システム試験方法。
(付記24)
前記監視装置は、前記転送されたログを解析して試験の結果を確認することを特徴とする付記15から付記22のいずれかに記載の通信システム試験方法。
(付記25)
ログと制御信号で構成されるログ/制御信号をデータ信号として扱い、データが未送受信となっているタイミングでデータ信号ラインを介して、該ログ/制御信号をデータ信号に多重して送信することを特徴とする通信システム試験方法。
(付記26)
通信装置、移動端末に接続しているログ収集端末に測定器を接続して、試験実行時にログ収集端末から該測定器を制御することにより、ハンドオーバ(HO)等の試験を実施することを特徴とする通信システム試験方法。
(付記27)
前記ログ収集端末として、ログ収集機能とログ転送機能を搭載したパーソナルコンピュータを使用することを特徴とする付記15から付記26のいずれかに記載の通信システム試験方法。
(付記28)
ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信システム試験装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、前記試験を実施するための試験制御機能を有する試験制御手段、前記試験制御手段へ所定の試験情報を入力する手段、前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置にログ収集端末を接続させる手段、前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させる手段、として機能させることを特徴とするプログラム。
(付記29)
前記試験制御機能は、前記制御部の通信制御機能に対する、前記試験の実施のための機能追加により実現されることを特徴とする付記28に記載のプログラム。
(付記30)
前記試験情報は、前記通信装置に接続された監視装置より入力され、前記通信装置から前記ログ収集端末へ送信されることを特徴とする付記28に記載のプログラム。
(付記31)
前記試験情報には、試験時における前記各装置と前記端末装置の各種設定情報、試験時に制御を行う前記各装置と前記端末装置の制御内容、および時刻情報が含まれることを特徴とする付記30に記載のプログラム。
(付記32)
前記ログ収集端末は、前記各種設定情報をもとに前記各装置と前記端末装置に対して所定の装置設定を行うことを特徴とする付記31に記載のプログラム。
(付記33)
試験の開始前、前記試験制御機能により前記ログ収集端末へ時刻同期信号が送信されることで該ログ収集端末間で時刻同期をとることを特徴とする付記28から付記32のいずれかに記載のプログラム。
(付記34)
前記ログ収集端末は前記時刻情報をもとに前記ログ収集を開始することを特徴とする付記31に記載のプログラム。
(付記35)
前記ログ収集端末のうちの1つがログ収集を開始した後、該ログ収集を開始した旨の信号を他のログ収集端末へ送信することで前記ログ収集が開始されることを特徴とする付記31に記載のプログラム。
(付記36)
前記試験に必要な情報は、前記ログ収集端末より前記制御部に送信されることを特徴とする付記28から付記35のいずれかに記載のプログラム。
(付記37)
前記監視装置は、前記転送されたログを解析して試験の結果を確認することを特徴とする付記28から付記35のいずれかに記載のプログラム。
(付記38)
ログと制御信号で構成されるログ/制御信号をデータ信号として扱い、データが未送受信となっているタイミングでデータ信号ラインを介して、該ログ/制御信号をデータ信号に多重して送信することを特徴とするプログラム。
(付記39)
通信装置、移動端末に接続しているログ収集端末に測定器を接続して、試験実行時にログ収集端末から該測定器を制御することにより、ハンドオーバ(HO)等の試験を実施することを特徴とするプログラム。
(付記40)
前記ログ収集端末として、ログ収集機能とログ転送機能を搭載したパーソナルコンピュータを使用することを特徴とする付記28から付記39のいずれかに記載のプログラム。
本発明は、通信システムの通信装置のみならず、通信機能を備える有線機器や家電等における遠隔からの試験にも用いることができる。また、開発試験系で行うシステム試験の他、フィールド試験や各種ベンダーの移動端末を用いて行う基地局と移動端末間の組合せ試験等に用いることができる。
11 コアネットワーク
12 監視装置
13 基地局
14,15,19 ログ収集端末
16,17 アンテナ
18 移動端末
100,200,300 通信装置自動試験システム
131 制御部
133,135,181 ログI/F
134 無線部
136 無線制御部
137 記憶部
139 制御プログラム
141 試験制御プログラム

Claims (10)

  1. ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信装置試験システムであって、
    前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置に予めログ収集端末を接続し、前記通信装置の制御部が有する試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ所定の試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させることを特徴とする通信装置試験システム。
  2. 前記試験制御機能は、前記制御部の通信制御機能に対する、前記試験の実施のための機能追加により実現されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置試験システム。
  3. ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信装置試験システムであって、
    前記試験を実施するための試験制御機能を有する試験制御手段と、
    前記試験制御手段へ所定の試験情報を入力する手段と、
    前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置に接続されたログ収集端末とを備え、
    前記試験制御手段は、前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させることを特徴とする通信装置試験システム。
  4. 前記試験情報は、前記通信装置に接続された監視装置より入力され、前記通信装置から前記ログ収集端末へ送信されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信装置試験システム。
  5. 前記試験情報には、試験時における前記各装置と前記端末装置の各種設定情報、試験時に制御を行う前記各装置と前記端末装置の制御内容、および時刻情報が含まれることを特徴とする請求項4に記載の通信装置試験システム。
  6. 前記ログ収集端末は、前記各種設定情報をもとに前記各装置と前記端末装置に対して所定の装置設定を行うことを特徴とする請求項5に記載の通信装置試験システム。
  7. 試験の開始前、前記試験制御機能により前記ログ収集端末へ時刻同期信号が送信されることで該ログ収集端末間で時刻同期をとることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の通信装置試験システム。
  8. 前記ログ収集端末のうちの1つがログ収集を開始した後、該ログ収集を開始した旨の信号を他のログ収集端末へ送信することで前記ログ収集が開始されることを特徴とする請求項5に記載の通信装置試験システム。
  9. ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムにおける通信システム試験方法であって、
    前記通信装置の制御部に前記試験を実施するための試験制御機能を付加する工程と、
    前記通信装置に接続された監視装置より所定の試験情報を入力する工程と、
    前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置を特定する工程と、
    前記特定された試験対象装置にログ収集端末を接続する工程と、
    前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させる工程と、を備えることを特徴とする通信システム試験方法。
  10. ネットワークに接続された通信装置と、該通信装置と通信を行う端末装置とを含んで構成される通信システムで所定の試験を実施する通信システム試験装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記試験を実施するための試験制御機能を有する試験制御手段、
    前記試験制御手段へ所定の試験情報を入力する手段、
    前記通信装置を構成する各装置と前記端末装置のうち前記試験の対象とする試験対象装置にログ収集端末を接続させる手段、
    前記試験制御機能によって、前記ログ収集端末へ前記試験情報を送信するとともに該ログ収集端末によるログ収集を開始させ、試験終了後に該ログ収集を停止させてから前記ログ収集端末より該試験で取得したログを転送させる手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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