JP2014169836A - 電力・温冷熱供給システム - Google Patents

電力・温冷熱供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014169836A
JP2014169836A JP2013042812A JP2013042812A JP2014169836A JP 2014169836 A JP2014169836 A JP 2014169836A JP 2013042812 A JP2013042812 A JP 2013042812A JP 2013042812 A JP2013042812 A JP 2013042812A JP 2014169836 A JP2014169836 A JP 2014169836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
refrigerant
power
cold
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013042812A
Other languages
English (en)
Inventor
Junnosuke Nakatani
潤之助 仲谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013042812A priority Critical patent/JP2014169836A/ja
Publication of JP2014169836A publication Critical patent/JP2014169836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

【課題】電力、温熱及び冷熱を供給することができる電力・温冷熱供給システムを提供する。
【解決手段】電力・温冷熱供給システム1は、外部から供給される流体R0と第一冷媒R1とを熱交換する冷凍サイクル部2と、冷凍サイクル部2で熱交換された流体R0から冷熱負荷Aに冷熱を供給する冷熱供給部3と、冷凍サイクル部2で熱交換された第一冷媒R1と第二冷媒R21,R22とを熱交換させるヒートポンプ部4と、ヒートポンプ部4で熱交換された第二冷媒R21,R22から温熱負荷B1,B2に温熱を供給する温熱供給部7と、ヒートポンプ部4で熱交換された第二冷媒R21,R22に基づいて、電力を発電する発電部8とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力・温冷熱供給システムに関する。
従来より、需要に合わせて複数のエネルギーを供給する装置が使用されている。この一例として、外部冷熱負荷に対して冷熱を出力するとともに外部温熱負荷及び吸収式冷凍機に温熱を出力する電動ヒートポンプと、電動ヒートポンプから出力される温熱を熱交換して外部冷熱負荷に対して冷熱を出力する吸収式冷凍機とを備える熱源システムが提案されている(下記特許文献1参照)。
特開平2012−141097号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の熱源システムでは、温熱及び冷熱を供給することはできるが、電力を供給することができない。このため、電力需要には対応することができず、様々な需要に応じた最適なエネルギー供給を行うことができないという問題点がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、電力、温熱及び冷熱を供給することができる電力・温冷熱供給システムを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る電力・温冷熱供給システムは、外部から供給される流体と第一冷媒とを熱交換する冷凍サイクル部と、該冷凍サイクル部で熱交換された前記流体から冷熱負荷に冷熱を供給する冷熱供給部と、前記冷凍サイクル部で熱交換された前記第一冷媒と第二冷媒とを熱交換させるヒートポンプ部と、該ヒートポンプ部で熱交換された前記第二冷媒から温熱負荷に温熱を供給する温熱供給部と、該ヒートポンプ部で熱交換された前記第二冷媒に基づいて、電力を発電する発電部とを備えることを特徴とする。
このように構成された電力・温冷熱供給システムは、冷熱供給部が、冷凍サイクル部で熱交換された流体から冷熱負荷に冷熱を供給することができる。また、温熱供給部は、ヒートポンプ部で熱交換された第二冷媒から温熱負荷に温熱を供給することができる。さらに、発電部は、ヒートポンプ部で熱交換された第二冷媒に基づいて、電力を発電することができる。
また、本発明に係る電力・温冷熱供給システムは、前記ヒートポンプ部は、前記冷凍サイクル部側から前記発電部側に向かって配設された複数の熱交換器を有し、前記温熱供給部は、複数の前記熱交換器で熱交換され熱回収した前記第二冷媒を、それぞれ複数の前記温熱負荷に供給することが好ましい。
このように構成された電力・温冷熱供給システムは、複数の熱交換器がそれぞれ熱交換をして、段階的な温度の温熱を生成することができる。よって、温熱供給部は、需要に応じて段階的な温度の温熱を供給することができる。
また、本発明に係る電力・温冷熱供給システムは、前記発電部は、発電した前記電力を、前記電力・温冷熱供給システムが備える圧縮機及びポンプに供給してもよい。
このように構成された電力・温冷熱供給システムは、発電部が発電した電力を外部電力負荷に接続することもでき、また所要電力の一部として圧縮機及びポンプの駆動に利用することができる。
また、本発明に係る電力・温冷熱供給システムは、前記温熱負荷及び前記発電部は、それぞれ開閉弁を介して前記ヒートポンプ部に接続されていてもよい。
このように構成された電力・温冷熱供給システムは、開閉弁の開閉により温熱負荷及び発電部への第二冷媒の供給量を調整することができるため、需要に応じて温熱及び電力の供給を調整することができる。
本発明に係る電力・温冷熱供給システムによれば、冷熱供給部が冷熱を供給し、温熱供給部が温熱を供給し、発電部が電力を発電することができる。よって、電力、温熱及び冷熱を供給することができる。
本発明の一実施形態に係る電力・温冷熱供給システムの構成を示す系統図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電力・温冷熱供給システムについて、図1を参照して説明する。
図1に示すように、電力・温冷熱供給システム1は、外部から供給される流体R0と第一冷媒R1とを熱交換する冷凍サイクル部2と、冷熱を出力する冷熱供給部3と、第一冷媒R1と第二冷媒R21,R22とを熱交換させるヒートポンプ部4と、温熱を出力する温熱供給部7と、電力を発電する発電部8とを備えている。
冷凍サイクル部2は、第一熱交換器20を有している。
第一熱交換器20には、外部から供給される流体R0を流通させる冷凍回路21が接続されるとともに、第一冷媒R1を循環させる一次回路41が接続されている。
冷凍回路21は、外部に設けられた冷熱負荷Aに接続され、流体R0を循環させている。
一次回路41は、第一熱交換器20と後述するヒートポンプ部4を構成する第二熱交換器40とを循環するように設けられている。また、一次回路41には、第一熱交換器20の下流側に第一冷媒R1を圧縮する第一圧縮機42(圧縮機)が設けられ、第二熱交換器40の下流側には第一冷媒R1を膨張させる第一膨張弁43が設けられている。
第一熱交換器20は、冷凍回路21から導入される流体R0と一次回路41から導入される第一冷媒R1とを熱交換して、流体R0から熱回収して流体R0を降温させる。
例えば、第一冷媒R1としてR−134a等の代替フロンを採用すると、第一熱交換器20に導入される流体R0が常温の場合、第一熱交換器20から導出する流体R0は約5〜10℃に冷却される。
また、第一冷媒R1の選択により、第一熱交換器20から導出する流体R0の温度を可変できる。
冷熱供給部3は、冷凍回路21において第一熱交換器20の下流側に設けられた調整弁31を有している。この冷熱供給部3は、調整弁31を開閉することにより、第一熱交換器20で熱交換された流体R0から冷熱負荷Aに冷熱を供給・供給停止することができる。また、調整弁31の開閉度を調整することで、流体R0の供給量を調整して適切な冷熱量を供給することができる。
ヒートポンプ部4は、第一冷媒R1と第一温熱用冷媒R21(第二冷媒)とを熱交換する第二熱交換器40(熱交換器)と、第一温熱用冷媒R21と第二温熱用冷媒R22(第二冷媒)とを熱交換する第三熱交換器50(熱交換器)とを有している。
第二熱交換器40には、第一冷媒R1を循環させる一次回路41が接続されるとともに、第一温熱用冷媒R21を循環させる二次回路51が接続されている。
二次回路51は、第二熱交換器40と第三熱交換器50とを循環するように設けられている。また、二次回路51には、第二熱交換器40の下流側に第一温熱用冷媒R21を圧縮する第二圧縮機52(圧縮機)が設けられ、第三熱交換器50の下流側には第一温熱用冷媒R21を膨張させる第二膨張弁53が設けられている。
第二熱交換器40は、一次回路41から導入される第一冷媒R1と二次回路51から導入される第一温熱用冷媒R21とを熱交換して、第一冷媒R1から熱回収して第一温熱用冷媒R21を昇温させる。
例えば、第一冷媒R1と熱交換した第一温熱用冷媒R21は、約40℃まで昇温する。
第三熱交換器50には、第一温熱用冷媒R21を循環させる二次回路51が接続されるとともに、第二温熱用冷媒R22を循環させる三次回路61が接続されている。
三次回路61は、第三熱交換器50と発電部8とを循環するように設けられている。また、三次回路61には、第三熱交換器50の下流側にポンプ62が設けられ、ポンプ62の下流側には開閉弁63が設けられている。
第三熱交換器50は、二次回路51から導入される第一温熱用冷媒R21と三次回路61から導入される第二温熱用冷媒R22とを熱交換して、第一温熱用冷媒R21から熱回収して第二温熱用冷媒R22を昇温させる。
例えば、第一温熱用冷媒R21と熱交換した第二温熱用冷媒R22は、約70〜90℃まで温度上昇する。
温熱供給部7は、第二熱交換器40で熱交換された第一温熱用冷媒R21を二次回路51内でバイパスさせる第一バイパス路76と、第一バイパス路76に接続された熱交換器Dと、熱交換器Dに接続された第一温熱回路71とを有している。さらに、温熱供給部7は、第三熱交換器50で熱交換された第二温熱用冷媒R22を三次回路61内でバイパスさせる第二バイパス路77と、第二バイパス路77に接続された熱交換器Bと、熱交換器Bに接続された第二温熱回路72とをとを有している。
第一バイパス路76は、一端が二次回路51における第二熱交換器40の下流側に接続され、他端が二次回路51における第二膨張弁53の下流側に接続されている。
また、第一バイパス路76には開閉弁73が設けられている。この開閉弁73を開閉することにより、第一温熱用冷媒R21を二次回路51から第一バイパス路76に導出・導出停止することができる。また、開閉弁73の開閉度を調整することで、第一温熱用冷媒R21の第一バイパス路76への導出量を調整することができる。
熱交換器Dには、第一温熱用冷媒R21が流通する第一バイパス路76が接続されるとともに、流体R26を循環させる第一温熱回路71が接続されている。
第一温熱回路71は、外部に設けられた第一温熱負荷B1(温熱負荷)に接続され、流体R26を循環させている。換言すると、第一温熱負荷B1は、第一温熱回路71、熱交換器D、第一バイパス路76及び開閉弁73を介して第二熱交換器40に接続されている。
熱交換器Dは、第一バイパス路76から導入される第一温熱用冷媒R21と第一温熱回路71を循環する流体R26とを熱交換して、流体R26を昇温させる。
第二バイパス路77は、一端が三次回路61におけるポンプ62の下流側に接続され、他端が三次回路61における後述する第四熱交換器80の下流側に接続されている。
また、第二バイパス路77には開閉弁74が設けられている。この開閉弁74を開閉することにより、第二温熱用冷媒R22を三次回路61から第二バイパス路77に導出・導出停止することができる。また、開閉弁74の開閉度を調整することで、第二温熱用冷媒R22の第二バイパス路77への導出量を調整することができる。
熱交換器Bには、第二温熱用冷媒R22が流通する第二バイパス路77が接続されるとともに、流体R27を循環させる第二温熱回路72が接続されている。
第二温熱回路72は、外部に設けられた第二温熱負荷B2(温熱負荷)に接続され、流体R27を循環させている。換言すると、第二温熱負荷B2は、第二温熱回路72、熱交換器B、第二バイパス路77及び開閉弁74を介して第三熱交換器50に接続されている。
熱交換器Bは、第二バイパス路77から導入される第二温熱用冷媒R22と第二温熱回路72を循環する流体R27とを熱交換して、流体R27を昇温させる。
発電部8は、発電機82が設けられた四次回路81と、三次回路61を循環する第二温熱用冷媒R22と四次回路81を流通する電力用冷媒R3とを熱交換する第四熱交換器80と、四次回路81に接続された発電機82とを有している。
また、発電部8は、三次回路61に設けられた開閉弁63を介して、第三熱交換器50に接続され、三次回路61を循環する第二温熱用冷媒R22と熱交換された電力用冷媒R3に基づいて、電力を発電する。
四次回路81は、電力用冷媒R3を流通させるように、両端が第四熱交換器80に接続されている。また、四次回路81には、第四熱交換器80の下流側にはタービン85が設けられ、タービン85の下流側には第五熱交換器84が設けられ、第五熱交換器84の下流側にはポンプ83が設けられている。この第五熱交換器84には冷却塔86が接続されている。
発電機82は、タービン85に接続され、タービン85のタービンロータ(不図示)の回転で発電する。この発電機82と外部に設けられた電力負荷Cとは、主出力回線90を介して電気的に接続されている。
また、発電機82と一次回路41に設けられた第一圧縮機42とは、第一出力回線91を介して電気的に接続されている。また、発電機82と二次回路51に設けられた第二圧縮機52とは、第二出力回線92を介して電気的に接続されている。また、発電機82と三次回路61に設けられたポンプ62とは、第三出力回線93を介して電気的に接続されている。また、発電機82と四次回路81に設けられたポンプ83とは、第四出力回線94を介して電気的に接続されている。
このように、発電部8は、発電した電力を、第一出力回線91を介して接続された第一圧縮機42、第二出力回線92を介して接続された第二圧縮機52、第三出力回線93を介して接続されたポンプ62及び第四出力回線94を介して接続されたポンプ83に、必要な電力の一部として供給できる
また、第五熱交換器84は、四次回路81を循環する電力用冷媒R3と冷却塔86を循環する流体R29とを熱交換して、流体R29から熱回収して電力用冷媒R3を降温させる。
このように、ヒートポンプ部4は、冷凍サイクル部2側から発電部8側に向かって複数の熱交換器で構成されている。本実施形態では、ヒートポンプ部4は、第二熱交換器40と、第二熱交換器40の下流側に配された第三熱交換器50とで構成されている。
次に、上記のように構成された電力・温冷熱供給システム1の動作について説明する。
冷熱負荷Aと第一熱交換器20との間を循環している流体R0は、冷凍回路21を流通して第一熱交換器20に導入される。第一熱交換器20は、流体R0と一次回路41から導入された第一冷媒R1とを熱交換する。これにより、流体R0は冷却されるとともに、第一冷媒R1は昇温する。
冷却された流体R0は、冷熱供給部3の調整弁31を開くことにより冷熱負荷Aに供給される。
一方、昇温した第一冷媒R1は、一次回路41を流通して第一圧縮機42に導入され、第一圧縮機42で高圧にされる。
高圧にされた第一冷媒R1は、第二熱交換器40に導入される。第二熱交換器40は、第一冷媒R1と二次回路51から導入された第一温熱用冷媒R21とを熱交換する。これにより、第一温熱用冷媒R21は昇温するとともに、第一冷媒R1は降温する。
降温した第一冷媒R1は、一次回路41を流通して第一膨張弁43に導入され、第一膨張弁43で膨張されて第一熱交換器20に導入される。
一方、昇温した第一温熱用冷媒R21は、第一バイパス路76に設けられた開閉弁73を開くことにより熱交換器Dに導入される。熱交換器Dは、第一温熱用冷媒R21と第一温熱回路71を循環している流体R26とを熱交換する。そして、昇温した流体R26は、第一温熱回路71を流通して第一温熱負荷B1に供給される。
また、昇温した第一温熱用冷媒R21は、二次回路51を流通して第二圧縮機52に導入され、第二圧縮機52で高圧にされる。
ここで、高圧にされた第一温熱用冷媒R21は、第三熱交換器50に導入される。第三熱交換器50は、第一温熱用冷媒R21と三次回路61から導入された第二温熱用冷媒R22とを熱交換する。これにより、第二温熱用冷媒R22は昇温するとともに、第一温熱用冷媒R21は降温する。
降温した第一温熱用冷媒R21は、二次回路51を流通して第二膨張弁53に導入され、第二膨張弁53で膨張されて第二熱交換器40に導入される。
一方、昇温した第二温熱用冷媒R22は、三次回路61を流通する。
ここで、昇温した第二温熱用冷媒R22は、第二バイパス路77に設けられた開閉弁74を開くことにより、ポンプ62の駆動力で熱交換器Bに導入される。熱交換器Bは、第二温熱用冷媒R22と第二温熱回路72を循環している流体R27とを熱交換する。そして、昇温した流体R27は、第二温熱回路72を流通して第二温熱負荷B2に供給される。
また、昇温した第二温熱用冷媒R22は、三次回路61に設けられた開閉弁63を開けることにより、ポンプ83の駆動力で第四熱交換器80に導入される。
第四熱交換器80は、第二温熱用冷媒R22と四次回路81から導入された電力用冷媒R3とを熱交換する。これにより、電力用冷媒R3は昇温するとともに、第二温熱用冷媒R22は降温する。降温した第二温熱用冷媒R22は、三次回路61を流通して第三熱交換器50に導入される。
一方、昇温した電力用冷媒R3は、タービン85に導入される。導入された電力用冷媒R3はタービン85のタービンロータを回転させる。タービン85と接続された発電機82は、この回転力に基づいて電力を発電する。
発電された電力は、主出力回線90を介して電力負荷Cに、第一出力回線91を介して一次回路41に設けられた第一圧縮機42に、第二出力回線92を介して二次回路51に設けられた第二圧縮機52に、第三出力回線93を介して三次回路61に設けられたポンプ62に、第四出力回線94を介して四次回路81に設けられたポンプ83に、それぞれ必要な電力の一部として供給される。
一方、タービン85から導出された電力用冷媒R3は、第五熱交換器84に導入され、冷却塔86を循環する流体R29との間で熱交換された降温され、ポンプ83から第四熱交換器80に導入される。
このように構成された電力・温冷熱供給システム1では、冷熱供給部3は、冷凍サイクル部2で熱交換された流体R0から冷熱を冷熱負荷Aに供給することができる。また、温熱供給部7は、第二熱交換器40、第三熱交換器50で熱交換された第一温熱用冷媒R21、第二温熱用冷媒R22から温熱を第一温熱負荷B1、第二温熱負荷B2にそれぞれ供給することができる。さらに、発電機82は、第二温熱用冷媒R22と熱交換された電力用冷媒R3に基づいて、電力を発電する。そして、発電した電力を主出力回線90を介して電力負荷C、第一出力回線91を介して第一圧縮機42、第二出力回線92を介して第二圧縮機52、第三出力回線93を介してポンプ62及び第四出力回線94を介してポンプ83に、それぞれ必要な電力の一部を供給することができる。したがって、電力・温冷熱供給システム1は、電力、温熱及び冷熱を供給することができる。
また、これら冷凍サイクル部2、ヒートポンプ部4及び発電部8は同時に稼動することができるため、電力、温熱及び冷熱を同時に供給することができる。
また、第二熱交換器40で熱交換された第一温熱用冷媒R21の温度は、第三熱交換器50で熱交換された第二温熱用冷媒R22の温度よりも低い。よって、需要に応じて、第一温熱回路71、第二温熱回路72から、それぞれ第一温熱用冷媒R21と熱交換された流体R26、第二温熱用冷媒R22と熱交換されたR27を適量供給することができる。したがって、需要に応じて段階的な温度の温熱を供給することができる。
また、発電機82が発電した電力を、第一圧縮機42、第二圧縮機52及びポンプ62,83を駆動させるために必要な電力の一部として供給することができる。
また、開閉弁73の開閉により熱交換器Dへの第一温熱用冷媒R21の供給量を調整でき、開閉弁74の開閉により熱交換器Bへの第二温熱用冷媒R22の供給量を調整でき、開閉弁63の開閉により第四熱交換器80への第二温熱用冷媒R22の供給量を調整できる。よって、需要に応じて電力及び温熱の供給を調整することができる。例えば、昼間の電力需要が多い時間帯においては、発電部8に導入する第二温熱用冷媒R22の量を多くし、夜間の電力需要が少ない時間帯においては、温熱供給部7に導入する第一温熱用冷媒R21、第二温熱用冷媒R22の量を多くする等の調整をすることができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
また、本実施形態においては、ヒートポンプ部4を構成する熱交換器は第二熱交換器40と第三熱交換器50との2個で構成されている。しかし、本発明はこれに限られず、3個以上の熱交換器で構成されていてもよい。この場合には、温熱負荷に供給される第二冷媒の温度をさらに細かく段階的に設定することができるため、多様な需要に応じた温熱の供給が可能となる。あるいは、熱交換器が1個で構成されていてもよい。この場合には、簡易な構成でありながら、電力、温熱及び冷熱を供給することができる。
また、本実施形態では、発電機82で発電した電力は、電力負荷C、第一圧縮機42、第二圧縮機52及びポンプ62,83に供給されている。しかし、本発明はこれに限られず、電力負荷Cのみに供給される構成であってもよい。
1…電力・温冷熱供給システム
2…冷凍サイクル部
3…冷熱供給部
4…ヒートポンプ部
7…温熱供給部
8…発電部
40…第二熱交換器(熱交換器)
42…第一圧縮機(圧縮機)
50…第三熱交換器(熱交換器)
52…第二圧縮機(圧縮機)
63…開閉弁
73…開閉弁
74…開閉弁
A…冷熱負荷
B1…第一温熱負荷(温熱負荷)
B2…第二温熱負荷(温熱負荷)
R0…流体
R1…第一冷媒
R21…第一温熱用冷媒(第二冷媒)
R22…第二温熱用冷媒(第二冷媒)

Claims (4)

  1. 外部から供給される流体と第一冷媒とを熱交換する冷凍サイクル部と、
    該冷凍サイクル部で熱交換された前記流体から冷熱負荷に冷熱を供給する冷熱供給部と、
    前記冷凍サイクル部で熱交換された前記第一冷媒と第二冷媒とを熱交換させるヒートポンプ部と、
    該ヒートポンプ部で熱交換された前記第二冷媒から温熱負荷に温熱を供給する温熱供給部と、
    該ヒートポンプ部で熱交換された前記第二冷媒に基づいて、電力を発電する発電部とを備えることを特徴とする電力・温冷熱供給システム。
  2. 請求項1に記載の電力・温冷熱供給システムにおいて、
    前記ヒートポンプ部は、前記冷凍サイクル部側から前記発電部側に向かって配設された複数の熱交換器を有し、
    前記温熱供給部は、複数の前記熱交換器で熱交換され熱回収した前記第二冷媒を、それぞれ複数の前記温熱負荷に供給することを特徴とする電力・温冷熱供給システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電力・温冷熱供給システムにおいて、
    前記発電部は、発電した前記電力を、前記電力・温冷熱供給システムが備える圧縮機及びポンプに供給することを特徴とする電力・温冷熱供給システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力・温冷熱供給システムにおいて、
    前記温熱負荷及び前記発電部は、それぞれ開閉弁を介して前記ヒートポンプ部に接続されていることを特徴とする電力・温冷熱供給システム。
JP2013042812A 2013-03-05 2013-03-05 電力・温冷熱供給システム Pending JP2014169836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042812A JP2014169836A (ja) 2013-03-05 2013-03-05 電力・温冷熱供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042812A JP2014169836A (ja) 2013-03-05 2013-03-05 電力・温冷熱供給システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014169836A true JP2014169836A (ja) 2014-09-18

Family

ID=51692338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013042812A Pending JP2014169836A (ja) 2013-03-05 2013-03-05 電力・温冷熱供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014169836A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114233418A (zh) * 2021-12-07 2022-03-25 中国科学院广州能源研究所 一种分布式冷热电联供系统及其控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114233418A (zh) * 2021-12-07 2022-03-25 中国科学院广州能源研究所 一种分布式冷热电联供系统及其控制方法
CN114233418B (zh) * 2021-12-07 2023-06-09 中国科学院广州能源研究所 一种分布式冷热电联供系统及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7101600B2 (ja) 車両用ヒートポンプシステム
JP7185469B2 (ja) 車両の熱管理システム
CN103582580A (zh) 车辆热控制装置
JP2021000970A (ja) 車両用熱管理システム
EP3098541B1 (en) Co2 water heater
KR20210003457A (ko) 차량용 열 관리 시스템
US10935287B2 (en) Heat pump system
JP3615475B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP7185468B2 (ja) 車両の熱管理システム
CN102281742A (zh) 一种密闭柜体冷却系统及风力发电机组
JP5537489B2 (ja) ヒートポンプ給湯空調機
KR101236603B1 (ko) 캐스케이드형 히트펌프시스템 및 그 제어방법
JP2012247081A (ja) 発電兼ヒートポンプ複合システム
EP2629031B1 (en) Gas heat pump system
KR101043043B1 (ko) 폐열회수형 히트펌프를 이용한 냉난방시스템
KR20210084319A (ko) 차량의 열관리 시스템
JP2014169836A (ja) 電力・温冷熱供給システム
JP2014005776A (ja) 空調発電システム
JP5563521B2 (ja) 地中熱ヒートポンプ装置
US20220332169A1 (en) Coolant circuit for vehicle and method for controlling such a circuit
KR20190037919A (ko) 발전 및 히트펌프의 연계 시스템
JP2017110896A (ja) 空気調和装置
KR20180069386A (ko) 폐열 및 폐냉기의 효율적인 회수가 가능한 히트 펌프 시스템
KR20100037446A (ko) 공기조화기
JP2015210070A (ja) 複合空調冷凍装置