JP2014165781A - 無線通信機器、通信回線選択方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信機器は、消費電力量の少ない無線通信手段、すなわち通信回線を、より正確に選択する方法を提供する。
【解決手段】無線通信機器は、無線通信方式が異なる複数の通信網のいずれかと無線通信を行うことが可能な無線通信手段を複数備えた無線通信機器であって、前記無線通信手段毎に、受信電波の強度と、前記強度時に前記通信網と通信した場合に前記無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶し、前記無線通信手段毎に、実際に受信した電波の前記強度を測定し、測定した前記強度に対応する前記電力量を前記テーブルから求め、求めた前記電力量がより少ない前記無線通信手段を選択する。
【選択図】図1
【解決手段】無線通信機器は、無線通信方式が異なる複数の通信網のいずれかと無線通信を行うことが可能な無線通信手段を複数備えた無線通信機器であって、前記無線通信手段毎に、受信電波の強度と、前記強度時に前記通信網と通信した場合に前記無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶し、前記無線通信手段毎に、実際に受信した電波の前記強度を測定し、測定した前記強度に対応する前記電力量を前記テーブルから求め、求めた前記電力量がより少ない前記無線通信手段を選択する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信機器、通信回線選択方法に関し、特に、消費電力の少ない通信回線を選択する無線通信機器、通信回線選択方法に関する。
一般的に、通信網に接続可能な2以上の通信回線の中から消費電力の少ない通信回線を選択し、その回線で通信網と無線通信を行う無線通信機器が知られている。上述の無線通信機器は、例えば、スマートフォンや携帯電話、小型ノートパソコン等の移動体通信機器を含む。
消費電力の少ない通信回線を選択し、その回線で通信網と無線通信を行う無線通信機器としては、以下の特許文献1に開示がされている。
特許文献1の無線通信機器は、複数の無線通信手段と、残存容量検出手段と、制御手段を備える。各無線通信手段は、電池の電力により駆動するように構成され、無線通信方式が互いに異なる複数の無線通信網の各々に対して接続・切断可能である。上述の複数の無線通信網は、PHS(Personal Handyphone System)方式やPDC(Personal Digial Cellular)方式の無線通信網であってもよい。残存容量検出手段は、電池の残存容量を検出する。制御手段は、複数の無線通信手段のうちの一の無線通信手段を複数の無線通信網のうちの一の無線通信網に対して接続させ、一の無線通信網を介して、所定の通信相手と通信を行う。また、制御手段は、一の無線通信網を介して、通信を行っている最中に、電池の残存容量が低下して所定値未満になったことを残存容量検出手段が検出したときには、一の無線通信手段よりも消費電力の小さい他の無線通信手段を他の無線通信網に対して接続させる。さらに、制御手段は、一の無線通信網から一の無線通信手段を切断する。
次に、特許文献1の無線通信機器の各手段は、例えば、以下の通りに動作する。
まず、特許文献1の無線通信機器が、PDC方式の無線通信網を介し、所定の相手と通信を行っている最中に、電池の残存容量が低下して所定値未満になったことを残存容量検出手段御手段が検出したとする。すると、制御手段は、PDC方式で通信を行う無線通信手段よりも、消費電力の小さなPHS方式で通信を行う無線通信手段を選択し、その無線通信手段で、PHS方式の無線通信網と接続する。さらに、制御手段は、PDC方式で通信を行っている無線通信手段を無線通信網から切断する。特許文献1の無線通信機器は、PHS方式の無線通信網を介して、所定の相手との通信を継続する。
上述の構成や動作の通り、特許文献1の無線通信機器は、通信中に電池の残存容量が低下して所定値未満になると、消費電力の少ない所定の無線通信手段を選択し、その通信手段で無線通信を実行する。すなわち、特許文献1の無線通信機器は、自身にとって消費電力の少ない通信回線を選択し、その回線で無線通信網と通信を行う。その結果、特許文献1の無線通信機器は、電池の容量の消耗を和らげ、通信が突発的に不可能になるという状況を未然に回避することができる。
しかし、特許文献1の無線通信機器は、消費電力量の少ない無線通信手段(以下、「通信回線」という)を選択するとは限らないという課題があった。その理由を以下に説明する。
まず、特許文献1の無線通信機器は、受信した電波がどのような強度であっても、電池の残存容量が所定値未満になったことを検出すると、所定の通信回線を一意に選択し、その回線で無線通信を実行する。ここで、特許文献1の記載「無線通信手段としては、…PDC方式…および…PHS方式の通信規格に準拠する通信部に限らず」により、特許文献1の無線通信機器は、所定の通信回線として、W−CDMAやLTE、WLAN方式の通信回線を用いることもできる。(上述のW−CDMAは、Wideband Code Division Multiple Accessの略称であり、LTEは、Long Term Evolutionの略称である。上述のWLANは、Wireless Local Area Networkの略称である。)しかし、W−CDMAやLTE、WLAN方式を用いる無線通信機器の消費電力量は、受信した電波の強度によって変動する。例えば、W−CDMA(以下、「3G」という)やLTE、WLAN方式を用いる無線通信機器は、受信した電波が圏外になる程度に弱いときには、何度も基地局やアクセスポイントからの電波を探す為、消費電力量が増大してしまう。その為、3GやLTE、WLAN方式の通信回線を所定の通信回線として用いる特許文献1の無線通信機器は、所定の通信回線を選択して通信を行っても、受信した電波の強度によっては、かえって消費電力が増加してしまうことがあった。すなわち、特許文献1の無線通信機器は、消費電力量の少ない通信回線を選択するとは限らないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決する無線通信機器、通信回線選択方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信機器は、無線通信方式が異なる複数の通信網のいずれかと無線通信を行うことが可能な無線通信手段を複数備えた無線通信機器であって、前記無線通信手段毎に、受信電波の強度と、前記強度時に前記通信網と通信した場合に前記無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶する記憶部と、前記無線通信手段毎に、実際に受信した電波の前記強度を測定する測定部と、前記無線通信手段毎に、前記測定部が測定した前記強度に対応する前記電力量を前記テーブルから求め、求めた前記電力量がより少ない前記無線通信手段を選択し、選択した前記無線通信手段に対応する信号を出力する通信回線選択部と、を備える。
上記目的を達成するために、本発明の通信回線選択方法は、無線通信方式が異なる複数の通信網のいずれかと無線通信を行う無線通信手段を複数備えた無線通信機器において、消費電力量の少ない前記無線通信手段を選択する方法であって、前記無線通信手段毎に、受信電波の強度と、前記強度時に前記通信網と通信した場合に前記無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶し、前記無線通信手段毎に、実際に受信した電波の前記強度を測定し、測定した前記強度に対応する前記電力量を前記テーブルから求め、求めた前記電力量がより少ない前記無線通信手段を選択する。
本実施形態によれば、無線通信機器は、消費電力量の少ない無線通信手段、すなわち通信回線を、より正確に選択することができる。
次に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態における無線通信機器は、無線通信方式が異なる2つの通信網のいずれかと無線通信を行う2つの無線通信手段を備える。第1の実施形態の無線通信機器は、より少ない消費電力量で通信網と無線通信を行なう無線通信手段を、受信する電波の強度に応じて選択するものである。以下に、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の構成や機能、動作について説明する。
本発明の第1の実施の形態における無線通信機器は、無線通信方式が異なる2つの通信網のいずれかと無線通信を行う2つの無線通信手段を備える。第1の実施形態の無線通信機器は、より少ない消費電力量で通信網と無線通信を行なう無線通信手段を、受信する電波の強度に応じて選択するものである。以下に、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の構成や機能、動作について説明する。
[構成の説明]
まず、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の構成と機能について説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の構成と機能について説明する。
(1)本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の構成例を示す図である。図1に示されるように、本実施形態の無線通信機器は、設定情報管理機能部1と、WLAN通信機能部2と、LTE/3G通信機能部3と、WLAN制御機能部4と、LTE/3G制御機能部5と、省電力制御機能部6と、回線選択制御機能部7を含んで構成される。各部位の機能を以下に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の構成例を示す図である。図1に示されるように、本実施形態の無線通信機器は、設定情報管理機能部1と、WLAN通信機能部2と、LTE/3G通信機能部3と、WLAN制御機能部4と、LTE/3G制御機能部5と、省電力制御機能部6と、回線選択制御機能部7を含んで構成される。各部位の機能を以下に説明する。
(2)本発明の第1の実施形態における無線通信機器を構成する各部位の機能
設定情報管理機能部1は、ユーザー設定情報を記憶する。ユーザー設定情報は、本実施形態の無線通信機器がどのような無線通信手段を優先的に選択するかが示された情報であり、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、設定情報管理機能部1に設定される。例えば、ユーザー設定情報は、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよいし、受信した電波の強度が最も高く、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよい。さらに、ユーザー設定情報は、WLAN方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよいし、LTE方式、若しくは3G方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよい。また、設定情報管理機能部1は、ユーザー設定情報を要求する信号が入力されると、記憶するユーザー設定情報を電気信号として出力する。出力されたユーザー設定情報は、後述するが、無線通信手段を選択する回線選択制御機能部7で使用される。
設定情報管理機能部1は、ユーザー設定情報を記憶する。ユーザー設定情報は、本実施形態の無線通信機器がどのような無線通信手段を優先的に選択するかが示された情報であり、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、設定情報管理機能部1に設定される。例えば、ユーザー設定情報は、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよいし、受信した電波の強度が最も高く、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよい。さらに、ユーザー設定情報は、WLAN方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよいし、LTE方式、若しくは3G方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であってもよい。また、設定情報管理機能部1は、ユーザー設定情報を要求する信号が入力されると、記憶するユーザー設定情報を電気信号として出力する。出力されたユーザー設定情報は、後述するが、無線通信手段を選択する回線選択制御機能部7で使用される。
WLAN通信機能部2は、WLAN方式の通信網と無線通信を行う為の一般的な無線通信機能を有する。すなわち、WLAN通信機能部2は、WLAN方式の通信網と無線通信を行う為の無線通信手段である。WLAN通信機能部2は、所定のタイミングになると、その時、受信している電波の強度(以下、「受信電波強度」という)を測定し、測定した受信電波強度を示す信号を出力する。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、WLAN通信機能部2に設定される。さらに、WLAN通信機能部2は、回線接続を指示する信号が入力されると、WLAN方式で無線通信を行う機能を起動し、WLAN方式の無線通信網と接続する。さらに、WLAN通信機能部2は、WLAN方式で無線通信を行う機能を起動した後、所定のタイミングになると、受信電波強度に加え、自身の消費電力量も測定し、測定した受信電波強度と消費電力量を示す信号を出力する。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、WLAN通信機能部2に設定される。また、ここでの所定のタイミングは、上述の受信電波強度のみを測定するときの所定のタイミングと異なっていてもよい。また、WLAN通信機能部2は、機能OFFを指示する信号が入力されると、WLAN方式で無線通信を行う機能を停止する。
LTE/3G通信機能部3は、LTE方式で無線通信を行う為の一般的な無線通信機能を有する。すなわち、LTE/3G通信機能部3は、LTE方式の通信網と無線通信を行う為の無線通信手段である。LTE/3G通信機能部3は、所定のタイミングになると、その時の受信電波強度を測定し、測定した受信電波強度を示す信号を出力する。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、LTE/3G通信機能部3に設定される。さらに、LTE/3G通信機能部3は、回線接続を指示する信号が入力されると、LTE方式で無線通信を行う機能を起動し、LTE方式の無線通信網と接続する。さらに、LTE/3G通信機能部3は、無線通信を行う機能を起動した後、所定のタイミングになると、受信電波強度に加え、自身の消費電力量も測定し、測定した受信電波強度と消費電力量を示す信号を出力する。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、LTE/3G通信機能部3に設定される。また、ここでの所定のタイミングは、上述の受信電波強度のみを測定する所定のタイミングと異なっていてもよい。LTE/3G通信機能部3は、機能OFFを指示する信号が入力されると、LTE方式で無線通信を行う機能を停止する。
WLAN制御機能部4には、受信電波強度と、その受信電波強度であったときにWLAN方式の無線通信網と通信するとWLAN通信機能部2が消費すると推定される電力量と、が対応づけられたテーブル(以下、「Profile」という)が予め設定される。上述のProfileは、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、WLAN制御機能部4に設定される。本実施形態の無線通信機器のユーザーは、実験等によってProfileを求め、WLAN制御機能部4に設定しても良い。図2は、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器が用いるProfileの一例を示す図である。さらに、WLAN制御機能部4は、受信電波強度と電力量を示す信号が入力されると、その信号が示す受信電波強度と電力量を基にProfileを更新する。具体的には、WLAN制御機能部4は、受信電波強度と電力量を示す信号が入力されると、その信号から受信電波強度と電力量を認識し、認識した受信電波強度と電力量とを関連づけて、Profileに追加する。なお、WLAN制御機能部4は、受信電波強度と電力量をProfileに追加する際に、同じ受信電波強度がProfileに存在するときには、Profileから当該受信電波強度に関連づけられている電力量を求める。そして、WLAN制御機能部4は、求めた電力量と、Profileに今回、追加しようとする電力量との平均値を求め、Profileにおいて当該受信電波強度に関連づけられている電力量を、求めた平均値に書き換え、Profileを更新する。また、WLAN制御機能部4は、受信電波強度を示す信号が入力されると、その信号から受信電波強度を認識し、認識した受信電波強度を、現在の受信電波強度として記憶する。さらに、WLAN制御機能部4は、受信電波強度と電力量を示す信号が入力されたときにも、その信号から認識した受信電波強度を、現在の受信電波強度として記憶する。WLAN制御機能部4は、Profileと現在の受信電波強度を要求する信号が入力されると、記憶する現在の受信電波強度、Profile、及び自身に対応する識別子を電気信号(以下、「情報通知信号」という)として出力する。また、WLAN制御機能部4は、回線接続を指示する信号が入力されると、その信号を出力する。さらに、WLAN制御機能部4は、機能OFFを指示する信号が入力されると、その信号を出力する。
LTE/3G制御機能部5は、WLAN制御機能部4と同じ機能を有する。但し、LTE/3G制御機能部5に設定されるProfileは、受信電波強度と、その受信電波強度であったときにLTE方式の無線通信網と通信するとLTE/3G通信機能部3が消費すると推定される電力量と、が対応づけられたテーブルである。
省電力制御機能部6は、所定のタイミングになると、Profileと現在の受信電波強度を要求する信号を、各無線通信手段、すなわちWLAN通信機能部2とLTE/3G通信機能部3に出力する。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、省電力制御機能部6に設定される。省電力制御機能部6は、情報通知信号(WLAN制御機能部4の機能に上述)が入力されると、その信号から現在の受信電波強度、Profile、及び識別子を認識する。さらに、省電力制御機能部6は、現在の受信電波強度とProfileがどの制御機能部から通知されたものかを識別子から判別する。そして、省電力制御機能部6は、認識した現在の受信電波強度とProfileを、判別した制御機能部に接続される無線通信手段の、現在の受信電波強度とProfileとして記憶する。さらに、省電力制御機能部6は、全ての無線通信手段の現在の受信電波強度とProfileを記憶すると、無線通信手段毎に、現在の受信電波強度で通信網と通信したら、どの程度、電力量を消費するのかを推定する。具体的な推定の方法は、後述の[動作の説明]にて詳細を説明する。省電力制御機能部6は、各無線通信手段における現在の受信電波強度と、推定した電力量とを記憶する。ここで記憶した情報は、以下「最適化情報」という。省電力制御機能部6は、最適化情報を要求する信号が入力されると、最適化情報を示す信号を出力する。
回線選択制御機能部7は、起動後、ユーザー設定情報を要求する信号を出力する。また、回線選択制御機能部7は、ユーザー設定情報が入力された後、所定のタイミングになると、最適化情報を要求する信号を出力する。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、回線選択制御機能部7に設定される。また、回線選択制御機能部7は、最適化情報を示す信号が入力されると、その信号から最適化情報を認識し、最適化情報とユーザー設定情報を基に無線通信手段を選択する。無線通信手段の選択の方法は、後述の[動作の説明]にて詳細を説明する。回線選択制御機能部7は、選択した無線通信手段に接続されている制御機能部、すなわちWLAN制御機能部4、若しくはLTE/3G制御機能部5に対し、回線接続を指示する信号を出力する。なお、回線選択制御機能部7は、選択しない無線通信手段に接続されている制御機能部、すなわちWLAN制御機能部4、若しくはLTE/3G制御機能部5に対しては、機能OFFを指示する信号を出力する。
WLAN通信機能部2とLTE/3G通信機能部3は、電子回路やFPGA(Field−Programmable Gate Array)を用いて実現することができる。また、設定情報管理機能部1、回線選択制御機能部7、WLAN制御機能部4、省電力制御機能部6、およびLTE/3G制御機能部5は、電子回路やCPU(Cetral Processing Unit)を用いて実現することができる。さらに、設定情報管理機能部1は、ROM(ReadA Only Memory)等のメモリを備え、WLAN制御機能部4と、LTE/3G制御機能部5と、省電力制御機能部6は、RAM(Random Access Memory)等のメモリを備える。
[動作の説明]
図3は、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の動作(WLAN方式を用いる無線通信手段を選択した場合の動作)を説明する為の図である。図4は、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の動作(LTE方式を用いる無線通信手段を選択した場合の動作)を説明する為の図である。図3、図4を用いて、本実施形態の無線通信機器の動作、すなわち受信する電波の強度に応じて、より少ない消費電力量で無線通信を行なう無線通信手段を選択する動作を説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の動作(WLAN方式を用いる無線通信手段を選択した場合の動作)を説明する為の図である。図4は、本発明の第1の実施の形態における無線通信機器の動作(LTE方式を用いる無線通信手段を選択した場合の動作)を説明する為の図である。図3、図4を用いて、本実施形態の無線通信機器の動作、すなわち受信する電波の強度に応じて、より少ない消費電力量で無線通信を行なう無線通信手段を選択する動作を説明する。
なお、本実施形態の無線通信機器の設定情報管理機能部1には、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択することが示されたユーザー設定情報が、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって設定されているものとして説明を進める。ユーザー設定情報は、[構成の説明]に上述したように、本実施形態の無線通信機器がどのような無線通信手段を優先的に選択するかが示された情報である。
(1)回線選択制御機能部7のユーザー設定情報の取得動作
まず、本実施形態の無線通信機器の回線選択制御機能部7は、起動すると、ユーザー設定情報を設定情報管理機能部1から取得する。
まず、本実施形態の無線通信機器の回線選択制御機能部7は、起動すると、ユーザー設定情報を設定情報管理機能部1から取得する。
具体的には、回線選択制御機能部7は、起動すると、図3に示されるように、ユーザー設定情報を要求する信号を設定情報管理機能部1に出力する(S1)。
次に、設定情報管理機能部1は、ユーザー設定情報を要求する信号が入力されると、設定されているユーザー設定情報を電気信号として回線選択制御機能部7に出力し、回線選択制御機能部7は、入力される電気信号からユーザー設定情報を認識する(S2)。
上述の動作は、無線通信手段を選択する動作を行う為の下準備である。この動作は、後述の「(4)無線通信手段の選択」にて詳細を説明する。
(2)各無線通信手段における受信電波強度の測定
続いて、本実施形態の無線通信機器は、各無線通信手段において、現在、受信している電波の強度を、以下の通りに測定する。
続いて、本実施形態の無線通信機器は、各無線通信手段において、現在、受信している電波の強度を、以下の通りに測定する。
まず、WLAN通信機能部2は、所定のタイミングになると、その時、受信している電波の強度(以下、「受信電波強度」という)を測定し、図3に示されるように、測定した受信電波強度を示す信号をWLAN制御機能部4に出力する(S3)。
さらに、WLAN制御機能部4は、図示していないが、受信電波強度を示す信号が入力されると、その信号から受信電波強度を認識し、認識した受信電波強度を、現在の受信電波強度として記憶する。
一方、LTE/3G通信機能部3も、所定のタイミングになると、その時の受信電波強度を測定し、図3に示されるように、測定した受信電波強度を示す信号をLTE/3G制御機能部5に出力する(S4)。
さらに、LTE/3G制御機能部5は、図示していないが、受信電波強度を示す信号が入力されると、その信号から受信電波強度を認識し、認識した受信電波強度を、現在の受信電波強度として記憶する。
(3)各無線通信手段における消費電力量の推定
次に、本実施形態の無線通信機器は、無線通信手段毎に、現在の受信電波強度で無線通信網と通信を行ったとしたら、どの程度、電力量を消費するのかを推定する。具体的には、以下の通りである。
次に、本実施形態の無線通信機器は、無線通信手段毎に、現在の受信電波強度で無線通信網と通信を行ったとしたら、どの程度、電力量を消費するのかを推定する。具体的には、以下の通りである。
まず、省電力制御機能部6は、所定のタイミングになると、図3に示されるように、Profileと現在の受信電波強度を要求する信号を、WLAN制御機能部4に出力する(S5)。
上述の所定のタイミングは、S3やS4で用いた所定のタイミングより後のタイミングが本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、省電力制御機能部6に設定される。また、Profileは、上述の[構成の説明]に説明した通り、受信電波強度と、その受信電波強度であったときにWLAN方式の無線通信網と通信するとWLAN通信機能部2が消費すると推定される電力量とが対応づけられたテーブルである。Profileは、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、WLAN制御機能部4に設定されている。
次に、WLAN制御機能部4は、Profileと現在の受信電波強度を要求する信号が入力されると、記憶する現在の受信電波強度、Profile、及び自身に対応する識別子を電気信号として、省電力制御機能部6に出力する(S6)。ここで出力される電気信号は、以下、「情報通知信号」という。
次に、省電力制御機能部6は、図示していないが、情報通知信号が入力されると、その信号から現在の受信電波強度、Profile、及び識別子を認識し、識別子から、現在の受信電波強度、ProfileがWLAN制御機能部4から通知されたものと判別する。さらに、省電力制御機能部6は、現在の受信電波強度、ProfileがWLAN制御機能部4から通知されたものと判別すると、その受信電波強度とProfileを、WLAN通信機能部2の現在の受信電波強度とProfileとして記憶する。
一方、省電力制御機能部6は、図3に示されるように、LTE/3G制御機能部5にもProfileと現在の受信電波強度を要求する信号を出力する(S7)。
次に、LTE/3G制御機能部5は、Profileと現在の受信電波強度を要求する信号が入力されると、記憶する現在の受信電波強度、Profile、及び自身に対応する識別子を電気信号、すなわち情報通知信号として省電力制御機能部6に出力する(S8)。
次に省電力制御機能部6は、図示していないが、情報通知信号が入力されると、その信号から現在の受信電波強度、Profile、及び識別子を認識し、識別子から現在の受信電波強度、ProfileがLTE/3G制御機能部5から通知されたものと判別する。
さらに、省電力制御機能部6は、現在の受信電波強度、ProfileがLTE/3G制御機能部5から通知されたものと判別すると、その受信電波強度とProfileを、LTE/3G通信機能部3の現在の受信電波強度とProfileとして記憶する。
さらに、省電力制御機能部6は、現在の受信電波強度、ProfileがLTE/3G制御機能部5から通知されたものと判別すると、その受信電波強度とProfileを、LTE/3G通信機能部3の現在の受信電波強度とProfileとして記憶する。
次に、省電力制御機能部6は、図示していないが、無線通信手段毎に、現在の受信電波強度で通信網と通信を行ったとしたら、どの程度、電力量を消費するのかを推定する。
具体的には、省電力制御機能部6は、記憶しているWLAN制御機能部4の現在の受信電波強度とProfileを読み出し、読み出した現在の受信電波強度に対応する電力量をProfileから求める。ここで求めた電力量は、以下「WLAN通信機能部2の推定消費電力量」という。さらに、省電力制御機能部6は、記憶しているLTE/3G制御機能部5の現在の受信電波強度とProfileを読み出し、読み出した現在の受信電波強度に対応する電力量をProfileから求める。ここで求めた電力量は、以下「LTE/3G通信機能部3の推定消費電力量」という。なお、現在の受信電波強度がProfileにない場合には、省電力制御機能部6は、現在の受信電波強度に最も近い受信電波強度に対応する電力量をProfileから求める。
次に、省電力制御機能部6は、WLAN通信機能部2の現在の受信電波強度と推定消費電力量、さらにLTE/3G通信機能部3の現在の受信電波強度と推定消費電力量を記憶する(S9)。ここで記憶した情報は、以下「最適化情報」という。図3では、本動作を、最適化情報生成と記載している。
一方、回線選択制御機能部7は、図3に示されるように、ユーザー設定情報が入力された後、所定のタイミングになると、最適化情報を要求する信号を省電力制御機能部6に出力する(S10)。なお、ここでの所定のタイミングは、回線選択制御機能部7が最適化情報を取得できるように、上述のS5で用いられる所定のタイミングから十分時間が経過したタイミングとする。
次に、省電力制御機能部6は、最適化情報を要求する信号が入力されると、図3に示されるように、記憶する最適化情報を読み出し、最適化情報を示す信号を回線選択制御機能部7に出力する(S11)。
(4)無線通信手段の選択
次に、回線選択制御機能部7は、最適化情報を示す信号が入力されると、その信号から最適化情報を認識し、最適化情報と、上述のS1〜S2で取得したユーザー設定情報を基に、通信を行う無線通信手段を選択する(S12)。
次に、回線選択制御機能部7は、最適化情報を示す信号が入力されると、その信号から最適化情報を認識し、最適化情報と、上述のS1〜S2で取得したユーザー設定情報を基に、通信を行う無線通信手段を選択する(S12)。
具体的には、回線選択制御機能部7は、まず、ユーザー設定情報からどのような無線通信手段を優先的に選択するかを認識する。ここで、ユーザー設定情報は、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択するものである。よって、回線選択制御機能部7は、まず、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択すると認識する。この場合、回線選択制御機能部7は、最適化情報から推定消費電力のより小さな無線通信手段を求める。最適化情報には、各無線通信手段の推定消費電力が含まれているので、回線選択制御機能部7は、推定消費電力のより小さな無線通信手段を求めることができる。
ここで、回線選択制御機能部7は、推定消費電力のより小さな無線通信手段としてWLAN通信機能部2が求められたとすると、WLAN通信機能部2を、通信を行う無線通信手段として選択する。一方、回線選択制御機能部7は、推定消費電力のより小さな無線通信手段としてLTE/3G通信機能部3が求められたとすると、LTE/3G通信機能部3を、通信を行う無線通信手段として選択する。
(5)無線通信手段の接続
次に、回線選択制御機能部7は、上述のS12において、通信を行う無線通信手段として、WLAN通信機能部2を選択した場合には、WLAN通信機能部2を用いて、WLAN方式の通信網に接続する。
次に、回線選択制御機能部7は、上述のS12において、通信を行う無線通信手段として、WLAN通信機能部2を選択した場合には、WLAN通信機能部2を用いて、WLAN方式の通信網に接続する。
具体的には、回線選択制御機能部7は、図3に示されるように、WLAN通信機能部2に接続されているWLAN制御機能部4に対し、回線接続を指示する信号を出力する(S13)。
次に、WLAN制御機能部4は、回線接続を指示する信号が入力されると、その信号をWLAN通信機能部2に出力する(S14)。
次に、WLAN通信機能部2は、図示していないが、回線接続を指示する信号が入力されると、WLAN方式で無線通信を行う機能を起動して、WLAN方式の無線通信網に接続し、WLAN方式の無線通信網と無線通信を行う。
また、回線選択制御機能部7は、上述のS12において選択しなかったLTE/3G通信機能部3の機能を以下の通りに停止する。
まず、回線選択制御機能部7は、図3に示されるように、LTE/3G制御機能部5に対し、機能OFFを指示する信号を出力する(S15)。
次に、LTE/3G制御機能部5は、機能OFFを指示する信号が入力されると、その信号をLTE/3G通信機能部3に出力する(S16)。
次に、LTE/3G通信機能部3は、図示していないが、機能OFFを指示する信号が入力されると、受信電波強度を測定して出力する機能以外、自身の機能を停止する。
一方、回線選択制御機能部7は、上述のS12において、通信を行う無線通信手段として、LTE/3G通信機能部3を選択した場合には、LTE/3G通信機能部3を用いて、LTE方式の無線通信網に接続する。
具体的には、回線選択制御機能部7は、図4に示されるように、LTE/3G通信機能部3に接続されているLTE/3G制御機能部5に対し、回線接続を指示する信号を出力する(S23)。
次に、LTE/3G制御機能部5は、回線接続を指示する信号が入力されると、その信号をLTE/3G通信機能部3に出力する(S24)。
次に、LTE/3G通信機能部3は、図示していないが、回線接続を指示する信号が入力されると、LTE方式で無線通信を行う機能を起動して、LTE方式の無線通信網に接続し、LTE方式の無線通信網と無線通信を行う。
また、回線選択制御機能部7は、上述のS12において選択しなかったWLAN通信機能部2の機能を以下の通りに停止する。
まず、回線選択制御機能部7は、図4に示されるように、WLAN制御機能部4に対し、機能OFFを指示する信号を出力する(S25)。
次に、WLAN制御機能部4は、機能OFFを指示する信号が入力されると、その信号をWLAN通信機能部2に出力する(S26)。
次に、WLAN通信機能部2は、図示していないが、機能OFFを指示する信号が入力されると、受信電波強度を測定して出力する機能以外、自身の機能を停止する。
(6)Profileの更新処理
続いて、本実施形態の無線通信機器は、図示していないが、Profileを更新する。この動作により、本実施形態の無線通信機器は、Profileに含まれる各無線通信部の推定消費電力量と受信電波強度を、より精度の高い値にすることができる。その結果、本実施形態の無線通信機器は、次に無線通信手段の選択を行う際に、より精度よく消費電力量の少ない無線通信手段を選択することができるようになる。その動作を以下に説明する。
続いて、本実施形態の無線通信機器は、図示していないが、Profileを更新する。この動作により、本実施形態の無線通信機器は、Profileに含まれる各無線通信部の推定消費電力量と受信電波強度を、より精度の高い値にすることができる。その結果、本実施形態の無線通信機器は、次に無線通信手段の選択を行う際に、より精度よく消費電力量の少ない無線通信手段を選択することができるようになる。その動作を以下に説明する。
まず、無線通信を行う機能を起動している無線通信手段、例えばWLAN通信機能部2は、所定のタイミングになると、受信電波強度に加えて、自身の消費電力量も測定し、測定した受信電波強度と消費電力量を示す信号をWLAN制御機能部4に出力する。無線通信を行う機能を起動しているのがLTE/3G通信機能部3であれば、LTE/3G通信機能部3は、所定のタイミングに、受信電波強度に加えて、自身の消費電力量も測定し、測定した受信電波強度と消費電力量を示す信号をLTE/3G制御機能部5に出力する。
次に、受信電波強度と消費電力量を示す信号が入力されたWLAN制御機能部4とLTE/3G制御機能部5は、入力された信号から受信電波強度と消費電力量とを認識し、認識した受信電波強度と消費電力量とを関連づけてProfileに追加し、記憶する。
なお、受信電波強度と消費電力量をProfileに追加する際に、同じ受信電波強度がProfileに存在するときは、WLAN制御機能部4とLTE/3G制御機能部5は、Profileにおいて、当該受信電波強度に関連づけられている電力量を求める。さらに、電力量を求めたWLAN制御機能部4とLTE/3G制御機能部5は、求めた電力量と、Profileに今回、追加しようとする消費電力量との平均値を求める。次に、WLAN制御機能部4とLTE/3G制御機能部5は、Profileにおいて当該受信電波強度に関連づけられている電力量を、求めた平均値に書き換え、Profileを更新し、記憶する。
なお、WLAN制御機能部4とLTE/3G制御機能部5は、受信電波強度と電力量を示す信号が入力された際、その信号から認識した受信電波強度を、現在の受信電波強度として記憶する。
上述の動作の結果、Profileには、WLAN制御機能部4とLTE/3G制御機能部5が通信を行う際に実際に消費した電力量と受信電波強度が対応づけて反映される。その為、本実施形態の無線通信機器は、ユーザーがProfileに適当な任意の受信電波強度と電力量を設定していたとしても、Profileに含まれる各無線通信部の推定消費電力量と受信電波強度を、より精度の高い値にすることができる。その結果、本実施形態の無線通信機器は、次に無線通信手段の選択を行うときには、より精度よく、消費電力量の少ない無線通信手段を選択することができるようになる。
[効果の説明]
本実施形態によれば、無線通信機器は、消費電力量の少ない無線通信手段、すなわち通信回線を、より正確に選択することができる。
本実施形態によれば、無線通信機器は、消費電力量の少ない無線通信手段、すなわち通信回線を、より正確に選択することができる。
その理由としては、本実施形態の無線通信機器は、受信電波の強度によって無線通信手段の消費電力量が変動することに対応し、受信電波の強度に応じて各無線通信手段の消費電力量を求め、消費電力量のより少ない無線通信手段を選択するからである。
その結果、本実施形態の無線通信機器は、受信電波の強度の変動によって消費電力量が増減することを考慮せずに無線通信手段を選択する特許文献1よりも、正確に消費電力量の少ない無線通信手段を選択することができる。
さらに、本実施形態の無線通信機器は、Profileに含まれる各無線通信部の推定消費電力量と受信電波強度を、より精度の高い値にすることができる。
その理由としては、本実施形態の無線通信機器は、通信網と通信を行う無線通信手段について、実際に消費電力量と受信電波強度とを測定し、測定した結果をProfileに更新していくからである。
その結果、本実施形態の無線通信機器は、次に無線通信手段の選択を行うときには、より精度よく消費電力量の少ない通信機能部を選択することができるようになる。
(7)無線通信手段の他の選択方法
上述では、ユーザー設定情報が、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択することが示された情報である場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明した。以下では、本実施形態の無線通信機器のユーザーが、別のユーザー設定情報を設定したときの本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。
上述では、ユーザー設定情報が、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択することが示された情報である場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明した。以下では、本実施形態の無線通信機器のユーザーが、別のユーザー設定情報を設定したときの本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。
(7−1)ユーザー設定情報が、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合
始めに、ユーザー設定情報が、受信した電波の強度が最も高く、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。この場合、本実施形態の無線通信機器は、以下のように動作する。
始めに、ユーザー設定情報が、受信した電波の強度が最も高く、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。この場合、本実施形態の無線通信機器は、以下のように動作する。
まず、回線選択制御機能部7は、受信する電波の強度が最も高い無線通信手段を優先的に選択すると認識する。次に、回線選択制御機能部7は、最適化情報から受信する電波の強度、すなわち受信電波強度が最も高い無線通信手段を求める。最適化情報は、各無線通信手段の受信電波強度を含んでいるので、回線選択制御機能部7は、受信電波強度が最も高い無線通信手段を求めることができる。
次に、回線選択制御機能部7は、LTE/3G通信機能部3の受信電波強度よりもWLAN通信機能部2の受信電波強度の方が強いと判断した場合、WLAN通信機能部2を、通信を行う無線通信手段として選択する。
一方、回線選択制御機能部7は、WLAN通信機能部2の受信電波強度よりもLTE/3G通信機能部3の受信電波強度の方が強いと判断した場合、LTE/3G通信機能部3を、通信を行う無線通信手段として選択する。
一方、回線選択制御機能部7は、WLAN通信機能部2の受信電波強度よりもLTE/3G通信機能部3の受信電波強度の方が強いと判断した場合、LTE/3G通信機能部3を、通信を行う無線通信手段として選択する。
なお、上述のLTE/3G通信機能部3は、LTE方式ではなく、3G方式で無線通信を行う為の一般的な無線通信機能を有する機能部であってもよい。この場合、LTE/3G通信機能部3は、回線接続を指示する信号が入力されると、3G方式で無線通信を行う機能を起動し、3G方式の無線通信網と接続する。また、LTE/3G通信機能部3は、機能OFFを指示する信号が入力されると、3G方式で無線通信を行う機能を停止する。
本実施形態の無線通信機器は、受信電波強度が最も高い無線通信手段を優先的に選択するので、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することができる。
(7−2)ユーザー設定情報が、WLAN方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合
次に、ユーザー設定情報が、WLAN方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報の本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。この場合、本実施形態の無線通信機器は、以下のように動作する。
次に、ユーザー設定情報が、WLAN方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報の本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。この場合、本実施形態の無線通信機器は、以下のように動作する。
まず、回線選択制御機能部7は、WLAN方式に対応する無線通信手段に優先的に選択すると認識する。この場合、回線選択制御機能部7は、WLAN方式に対応する無線通信手段が通信網に接続可能かを確認する。具体的には、回線選択制御機能部7は、WLAN通信機能部2における受信電波強度を最適化情報から認識し、その強度が所定値以上であれば、WLAN通信機能部2が通信網に接続可能と判断する。そして、WLAN通信機能部2が通信網に接続可能と判断した回線選択制御機能部7は、WLAN通信機能部2を、通信を行う無線通信手段として選択する。すなわち、本実施形態の無線通信機器は、WLAN方式に対応する無線通信手段を優先的に選択する。なお、WLAN通信機能部2が通信網に接続可能でないと判断した場合には、回線選択制御機能部7は、別の無線通信手段、すなわちLTE/3G通信機能部3を、通信を行う無線通信手段として選択する。
(7−3)ユーザー設定情報が、LTE/3G方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合
次に、ユーザー設定情報が、LTE方式、若しくは3G方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。この場合、本実施形態の無線通信機器は、以下のように動作する。
次に、ユーザー設定情報が、LTE方式、若しくは3G方式に対応する無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。この場合、本実施形態の無線通信機器は、以下のように動作する。
まず、回線選択制御機能部7は、LTE方式、若しくは3G方式に対応する無線通信手段を優先的に選択すると認識する。この場合、回線選択制御機能部7は、LTE/3G通信機能部3が通信網に接続可能かを確認する。具体的には、回線選択制御機能部7は、LTE/3G通信機能部3の受信電波強度を最適化情報から認識し、その強度が所定値以上でれば、LTE/3G通信機能部3が通信網に接続可能と判断する。そして、LTE/3G通信機能部3が通信網に接続可能と判断した回線選択制御機能部7は、通信を行う無線通信手段として、LTE/3G通信機能部3を選択する。すなわち、本実施形態の無線通信機器は、LTE/3G方式に対応する無線通信手段を優先的に選択する。なお、LTE/3G通信機能部3が通信網に接続可能でないと判断した場合には、回線選択制御機能部7は、通信を行う無線通信手段として、WLAN通信機能部2を、通信を行う無線通信手段として選択する。
なお、上記では、本実施形態の無線通信機器は、無線通信手段を2つ備える場合を記載しているが、この限りではない。3つ以上備えていても良い。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の無線通信機器は、通信が不慮に切断されることの少ない無線通信手段であるかを確認した上で、無線通信手段の選択を行うものである。第2の実施の形態の無線通信機器の具体的な構成や動作について、以下に説明を行う。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の無線通信機器は、通信が不慮に切断されることの少ない無線通信手段であるかを確認した上で、無線通信手段の選択を行うものである。第2の実施の形態の無線通信機器の具体的な構成や動作について、以下に説明を行う。
[構成の説明]
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるにおける無線通信機器の構成例を示す図である。第2の実施の形態における無線通信機器は、図5に示されるように、WLAN通信機能部2と、LTE/3G通信機能部3の代わりに、WLAN通信機能部22と、LTE/3G通信機能部23を備える。また、第2の実施の形態における無線通信機器は、WLAN制御機能部4と、LTE/3G制御機能部5の代わりに、WLAN制御機能部24と、LTE/3G制御機能部25を備える。さらに、第2の実施の形態における無線通信機器は、図5に示されるように、省電力制御機能部6と、回線選択制御機能部7の代わりに、省電力制御機能部26と、回線選択制御機能部27を備える。
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるにおける無線通信機器の構成例を示す図である。第2の実施の形態における無線通信機器は、図5に示されるように、WLAN通信機能部2と、LTE/3G通信機能部3の代わりに、WLAN通信機能部22と、LTE/3G通信機能部23を備える。また、第2の実施の形態における無線通信機器は、WLAN制御機能部4と、LTE/3G制御機能部5の代わりに、WLAN制御機能部24と、LTE/3G制御機能部25を備える。さらに、第2の実施の形態における無線通信機器は、図5に示されるように、省電力制御機能部6と、回線選択制御機能部7の代わりに、省電力制御機能部26と、回線選択制御機能部27を備える。
WLAN通信機能部22は、機能ONを指示する信号が入力されると、WLAN方式で無線通信を行う機能を起動する。
LTE/3G通信機能部23は、機能ONを指示する信号が入力されると、LTE方式で無線通信を行う機能を起動する。
WLAN制御機能部24は、無線通信網と通信中、すなわちWLAN方式の無線通信網と接続しているときには、通信の切断の有無を監視し、通信の切断を検知すると、その理由を公知の技術で判別する。具体的には、WLAN制御機能部24は、無線通信網に出力し、無線通信網から応答が返される公知の所定信号について、所定の時間内に応答があるかを監視し、応答がないことをもって、通信の切断(以下、「通信断」という)を検知する。ここで、上述の通信断の理由とは、通信断がユーザーによる通信断、若しくは圏外となったことによる通信断、若しくは網からの強制切断による通信断のいずれかを指す。通信断の理由を判別するとは、通信断がユーザーによる通信断、若しくは圏外となったことによる通信断、若しくは網からの強制切断による通信断のいずれかなのかを判別することを指す。
WLAN制御機能部24は、以下のように通信断の理由を判別してもよい。本実施形態の無線通信機器は、通話ボタンが押下されたことを契機に通信を切断する通話終了機能部を備え、通信を終了したいユーザーによって通話ボタンが押下されると、通話終了機能部は、通信を切断する。次に、通話終了機能部は、通信を切断すると、ユーザーによって通信が終了されたことを示す信号をWLAN制御機能部24に通知する。次に、WLAN制御機能部24は、ユーザーによって通信が終了されたことを示す信号が入力されると、ユーザーによる通信断と判別する。また、WLAN制御機能部24は、無線通信手段を介し、通信網から網による通信断を示す公知の信号を通信網から受信すると、網による通信断と判別する。さらに、WLAN制御機能部24は、通信断を検知し、さらに受信電波強度が所定の間、所定値以下であるときに、圏外による通信断と判別する。所定の間と所定値は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、WLAN制御機能部24に設定される。
また、WLAN制御機能部24は、通信断の理由を判別すると、判別した通信断の理由に対応する信号を出力する。なお、この際、WLAN制御機能部24は、通信断の理由に対応する信号に、自身を示す識別子を付加して出力する。さらに、WLAN制御機能部24は、機能ONを指示する信号が入力されると、その信号を出力する。
LTE/3G制御機能部25も、WLAN制御機能部24と同じ機能を有する。すなわち、LTE/3G制御機能部25は、無線通信網と通信中、すなわちLTE方式の無線通信網と接続しているときには、通信断の有無を監視し、通信断を検知すると、その理由を公知の技術で判別する。具体的には、LTE/3G制御機能部25は、無線通信網に出力し、無線通信網から応答が返される公知の所定メッセージについて、所定の時間内に応答があるかを監視し、応答がないことをもって、通信断を検知する。
また、通信断の理由については、LTE/3G制御機能部25は、以下のように判別してもよい。LTE/3G制御機能部25は、網からの強制切断を示す公知の解放メッセージが通信網から通知されたら、網からの強制切断と判別してもよい。また、LTE/3G制御機能部25は、受信電波の強度が所定値よりも小さいことが所定時間続き、公知の解放メッセージが通信網から通知されたら、圏外となったことによる通信断と判別してもよい。公知の解放メッセージは、RRC Signaling Bearer Releaseであってもよい。LTE/3G制御機能部25は、受信電波の強度が所定値よりも小さいことが所定時間続いていないのに、公知の解放メッセージが通信網から通知されたら、通信断がユーザーによる通信断と判別してもよい。所定値や所定時間は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、LTE/3G制御機能部25に設定される。
LTE/3G制御機能部25は、通信断の理由を判別すると、判別した通信断の理由に対応する信号を出力する。なお、この際、LTE/3G制御機能部25は、通信断の理由に対応する信号に、自身を示す識別子を付加して出力する。さらに、LTE/3G制御機能部25は、機能ONを指示する信号が入力されると、その信号を出力する。
省電力制御機能部26は、通信断の理由に対応する信号(以下、「切断理由通知信号」という)が入力されると、その信号から通信断の理由を認識する。また、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号が、WLAN制御機能部24、LTE/3G制御機能部25のいずれから出力されたものかを、その信号に付与されている識別子より認識する。さらに、省電力制御機能部26は、無線通信手段毎にスコアを保持している。スコアとは、無線通信手段が無線通信網と通信を繰り返し行う中で、通信が本実施形態の無線通信機器のユーザーによって正常に終了される頻度を示す数値である。すなわち、スコアは、通信が不慮に切断されない頻度を示す数値である。各スコアの初期値は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、省電力制御機能部26に設定される。
省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がWLAN制御機能部24から出力されたものであり、通信断の理由が圏外となったことによる通信断である場合には、WLAN通信機能部22のスコアを、現在のスコアから所定数減算した値とする。また、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がWLAN制御機能部24から出力されたものであり、通信断の理由が網からの強制切断による通信断である場合には、WLAN通信機能部22のスコアを、現在のスコアから所定数減算した値とする。さらに、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がWLAN制御機能部24から出力されたものであり、通信断の理由がユーザーによる通信断である場合には、WLAN通信機能部22のスコアを、現在のスコアから所定数加算した値とする。同様に、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がLTE/3G制御機能部25から出力されたものであり、通信断の理由が圏外となったことによる通信断である場合には、LTE/3G通信機能部23のスコアを、現在のスコアから所定数減算した値とする。所定数は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、省電力制御機能部26に設定される。
省電力制御機能部26は、WLAN通信機能部22のスコアと、LTE/3G通信機能部23のスコアを加えた最適化情報を生成し、記憶する。すなわち、記憶された最適化情報は、WLAN通信機能部2における現在の受信電波強度、推定消費電力、及びそのスコア、さらにLTE/3G通信機能部3における現在の受信電波強度、推定消費電力、及びそのスコアを含むものとなる。省電力制御機能部26は、最適化情報を生成すると、機能ONを指示する信号を出力する。
回線選択制御機能部27は、切断理由通知信号が入力されると、その信号を出力する。また、回線選択制御機能部27は、通信を行う無線通信手段を選択する際、最適化情報に含まれるスコアを加味して選択する。具体的には、回線選択制御機能部27は、通信を行う無線通信手段を選択すると、その無線通信手段のスコアが所定値以上かを確認する。回線選択制御機能部27は、選択した無線通信手段のスコアが所定値以上でなければ、選択していた無線通信手段とは別の任意の無線通信手段を、通信を行う無線通信手段として新たに選択する。回線選択制御機能部27は、選択した無線通信手段のスコアが所定値以上であれば、通信を行う無線通信手段を変更しない。
なお、上述した以外の構成や機能は、第1の実施の形態のおける無線通信端末を適用した無線通信機器と同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
[動作の説明]
図6は、本発明の第2の実施の形態における無線通信機器の動作(WLAN方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作)を説明する為の図である。また、図7は、本発明の第2の実施の形態における無線通信機器の動作(LTE方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作)を説明する為の図である。図6、7を用いて、本実施形態の無線通信機器の無線通信手段を選択する動作を説明する。なお、説明は、WLAN方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合と、LTE方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作とに分けて説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態における無線通信機器の動作(WLAN方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作)を説明する為の図である。また、図7は、本発明の第2の実施の形態における無線通信機器の動作(LTE方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作)を説明する為の図である。図6、7を用いて、本実施形態の無線通信機器の無線通信手段を選択する動作を説明する。なお、説明は、WLAN方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合と、LTE方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作とに分けて説明する。
(1)WLAN方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作
まず、WLAN制御機能部24は、図示していないが、WLAN方式の無線通信網と通信中、すなわち無線通信網と接続しているときには、通信の切断(以下、「通信断」という)の有無を監視する。具体的には、WLAN制御機能部24は、無線通信網に出力し、無線通信網から応答が返される公知の所定信号について、所定の時間内に応答があるかを監視する。WLAN制御機能部24は、所定の時間内に応答がないことをもって、通信断を検知したとする。上述の無線通信網から応答が返される公知の所定信号は、L2リンクの信号であってもよい。所定信号や所定の時間は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって設定される。
まず、WLAN制御機能部24は、図示していないが、WLAN方式の無線通信網と通信中、すなわち無線通信網と接続しているときには、通信の切断(以下、「通信断」という)の有無を監視する。具体的には、WLAN制御機能部24は、無線通信網に出力し、無線通信網から応答が返される公知の所定信号について、所定の時間内に応答があるかを監視する。WLAN制御機能部24は、所定の時間内に応答がないことをもって、通信断を検知したとする。上述の無線通信網から応答が返される公知の所定信号は、L2リンクの信号であってもよい。所定信号や所定の時間は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって設定される。
次に、WLAN制御機能部24は、通信断を検知すると、通信断の理由、すなわちユーザーによる通信断か、圏外となったことによる通信断か、網からの強制切断による通信断なのかを公知の技術で判別する。
例えば、WLAN制御機能部24は、以下のように通信断の理由を判別してもよい。本実施形態の無線通信機器は、通信を切断する機能を備えたボタンを有し、通信を終了したいユーザーがボタンを押下すると、ボタンは、通信を切断した後、ユーザーによって通信が終了されたことを示す信号をWLAN制御機能部24に通知する。次に、WLAN制御機能部24は、ユーザーによって通信が終了されたことを示す信号が入力されると、ユーザーによる通信断と判別する。また、WLAN制御機能部24は、無線通信手段を介し、通信網から網による通信断を示す公知の信号を受信すると、網による通信断と判別する。さらに、WLAN制御機能部24は、通信断を検知し、さらに受信電波強度が所定の間、所定値以下であるときには、圏外による通信断と判別する。所定の間と所定値は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって、WLAN制御機能部24に設定される。
次に、WLAN制御機能部24は、通信断の理由を判別すると、図6に示されるように、通信断の理由に対応する信号(以下、「切断理由通知信号」という)を回線選択制御機能部27に出力する(S30)。なお、この際、WLAN制御機能部24は、切断理由通知信号に、自身を示す識別子を付加して出力する。
次に、回線選択制御機能部27は、切断理由通知信号が入力されると、その信号を省電力制御機能部26に出力する(S31)。
次に、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号が入力されると、無線通信手段毎にスコアを算出し、スコアを含む最適化情報を生成する(S32)。具体的には、省電力制御機能部26は、以下のように動作する。なお、スコアとは、上述の[構成の説明]でも述べたが、無線通信手段が無線通信網と通信を繰り返し行う中で、通信が本実施形態の無線通信機器のユーザーによって正常に終了される頻度を示す数値である。すなわち、スコアは、通信が不慮に切断されない頻度、つまり通信の安定性を示す数値である。省電力制御機能部26は、無線通信手段毎にスコアを保持する。
まず、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号が入力されると、その信号から通信断の理由を認識する。次に、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号が、WLAN制御機能部24、LTE/3G制御機能部25のいずれから出力されたものかを、その信号に付与されている識別子より認識する。次に、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がWLAN制御機能部24から出力されたものであり、通信断の理由が圏外となったことによる通信断である場合には、WLAN通信機能部22のスコアを、現在のスコアから所定数減算した値とする。WLAN通信機能部22は、初めて減算又は加算するときには、現在のスコアとして、所定の初期値を用いる。また、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がWLAN制御機能部24から出力されたものであり、通信断の理由が網からの強制切断による通信断である場合には、WLAN通信機能部22のスコアを、現在のスコアから所定数減算した値とする。さらに、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がWLAN制御機能部24から出力されたものであり、通信断の理由がユーザーによる通信断である場合には、WLAN通信機能部22のスコアを、現在のスコアから所定数加算した値とする。同様に、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がLTE/3G制御機能部25から出力されたものであり、通信断の理由が圏外となったことによる通信断である場合には、LTE/3G通信機能部23のスコアを、現在のスコアから所定数減算した値とする。また、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がLTE/3G制御機能部25から出力されたものであり、通信断の理由が網からの強制切断による通信断である場合には、LTE/3G通信機能部23のスコアを、現在のスコアから所定数減算した値とする。さらに、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号がLTE/3G制御機能部25から出力されたものであり、通信断の理由がユーザーによる通信断である場合には、LTE/3G通信機能部23のスコアを、現在のスコアから所定数加算した値とする。次に、省電力制御機能部26は、WLAN通信機能部22のスコアと、LTE/3G通信機能部23のスコアを加えた最適化情報を生成し、記憶する。記憶された最適化情報は、WLAN通信機能部2における現在の受信電波強度、推定消費電力、及びそのスコア、さらにLTE/3G通信機能部3における現在の受信電波強度、推定消費電力、及びそのスコアを含むものとなる。
次に、省電力制御機能部26は、各無線通信手段のスコアを含む最適化情報を生成すると、図6に示されるように、機能ONを指示する信号をLTE/3G制御機能部25に出力する(S33)。
LTE/3G制御機能部25は、機能ONを指示する信号が入力されると、その信号をLTE/3G通信機能部23に出力する(S34)。
LTE/3G通信機能部23は、機能ONを指示する信号が入力されると、LTE方式で無線通信を行う機能を起動する(S35)。なお、LTE/3G通信機能部23は、LTE方式の無線通信網と接続していない状態である。この状態を図6では、回線接続待ち状態と記している。なお、WLAN通信機能部24についても、回線接続を指示する信号が入力されておらず、WLAN方式の無線通信網と接続していない状態である。従って、図6では、WLAN通信機能部24が、回線接続待ち状態であると記載している。
次に、図示していないが、S11に上述した通り、省電力制御機能部26は、次の所定のタイミングで、回線選択制御機能部27から最適化情報を要求する信号が入力されると、記憶する最適化情報を読み出す。次に、省電力制御機能部26は、最適化情報を示す信号を回線選択制御機能部27に出力する。
次に、回線選択制御機能部27は、最適化情報を示す信号が省電力制御機能部26から入力されると、その信号から最適化情報を認識し、図6に示されるように、最適化情報とユーザー設定情報を基に、通信を行う無線通信手段を選択する(S36)。
具体的には、回線選択制御機能部27は、まず、上述のS12と同様に、最適化情報とユーザー設定情報を基に、通信を行う無線通信手段を選択する。次に、回線選択制御機能部27は、通信を行う無線通信手段を選択すると、その無線通信手段のスコアを最適化情報より求め、スコアが所定値以上かを確認する。次に、回線選択制御機能部27は、選択した無線通信手段のスコアが所定値以上でなければ、選択していた無線通信手段とは別の任意の無線通信手段を、通信を行う無線通信手段として新たに選択する。回線選択制御機能部27は、選択した無線通信手段のスコアが所定値以上であれば、通信を行う無線通信手段を変更しない。
次に、本実施形態の無線通信機器は、上述の「(5)無線通信手段の接続」に説明した動作を行い、選択した通信を行う無線通信手段で、無線通信網に接続する。例えば、本実施形態の無線通信機器は、選択した通信を行う無線通信手段がLTE/3G通信機能部23であれば、図6のように、上述のS23〜S26の動作を行い、LTE/3G通信機能部23で無線通信網に接続する。
(2)LTE方式の通信網と通信を行っている最中に通信が切断した場合の動作
まず、LTE/3G制御機能部25は、図示していないが、LTE方式の無線通信網と通信中、すなわち無線通信網と接続しているときには、通信断の有無を監視する。具体的には、LTE/3G制御機能部25は、無線通信網に出力し、無線通信網から応答が返される公知の所定メッセージについて、所定の時間内に応答があるかを監視する。LTE/3G制御機能部25は、所定の時間内に応答がないことをもって、通信断を検知したとする。所定信号や所定の時間は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって設定される。
まず、LTE/3G制御機能部25は、図示していないが、LTE方式の無線通信網と通信中、すなわち無線通信網と接続しているときには、通信断の有無を監視する。具体的には、LTE/3G制御機能部25は、無線通信網に出力し、無線通信網から応答が返される公知の所定メッセージについて、所定の時間内に応答があるかを監視する。LTE/3G制御機能部25は、所定の時間内に応答がないことをもって、通信断を検知したとする。所定信号や所定の時間は、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって設定される。
次に、LTE/3G制御機能部25は、通信断を検知すると、通信断の理由、すなわちユーザーによる通信断か、圏外となったことによる通信断か、網からの強制切断による通信断なのかを公知の技術で判別する。
例えば、LTE/3G制御機能部25は、網からの強制切断を示す公知の解放メッセージが通知されたら、網からの強制切断と判別してもよい。また、LTE/3G制御機能部25は、受信電波の強度が所定値よりも小さいことが所定時間続き、公知の解放メッセージが通信網から通知されたら、圏外となったことによる通信断と判断してもよい。公知の解放メッセージは、RRC Signaling Bearer Releaseであってもよい。LTE/3G制御機能部25は、受信電波の強度が所定値よりも小さいことが所定時間続いていないのに、公知の解放メッセージが通信網から通知されたら、通信断がユーザーによる通信断と判断してもよい。
次に、LTE/3G制御機能部25は、図7に示されるように、通信断の理由を判別すると、通信断の理由に対応する信号、すなわち切断理由通知信号を回線選択制御機能部27に出力する(S40)。なお、この際、LTE/3G制御機能部25は、切断理由通知信号に、自身を示す識別子を付加して出力する。
次に、回線選択制御機能部27は、切断理由通知信号が入力されると、その信号を省電力制御機能部26に出力する(S41)。
次に、省電力制御機能部26は、切断理由通知信号が入力されると、無線通信手段毎に、スコアを算出し、スコアを含む最適化情報を生成する(S42)。具体的には、省電力制御機能部26は、上述のS32の動作を実施する。
次に、省電力制御機能部26は、各無線通信手段のスコアを含む最適化情報を生成すると、図7に示されるように、機能ONを指示する信号をWLAN制御機能部24に出力する(S43)。
WLAN制御機能部24は、機能ONを指示する信号が入力されると、その信号をWLAN通信機能部22に出力する(S44)。
WLAN通信機能部22は、機能ONを指示する信号が入力されると、WLAN方式で無線通信を行う機能を起動する(S45)。なお、WLAN制御機能部24は、WLAN方式の無線通信網と接続していない状態なので、図7では、回線接続待ち状態と記している。また、LTE/3G通信機能部23についても、回線接続を指示する信号が入力されておらず、LTE方式の無線通信網と接続していない状態である。従って、図7では、LTE/3G通信機能部23が、回線接続待ち状態であることを記載している。
次に、図示していないが、S11に上述した通り、省電力制御機能部26は、次の所定のタイミングで、回線選択制御機能部27から最適化情報を要求する信号が入力されると、記憶する最適化情報を読み出す。次に、省電力制御機能部26は、最適化情報を示す信号を回線選択制御機能部27に出力する。
次に、回線選択制御機能部27は、最適化情報を示す信号が省電力制御機能部26から入力されると、その信号から最適化情報を認識し、図7に示されるように、最適化情報とユーザー設定情報を基に、通信を行う無線通信手段を選択する(S46)。具体的には、回線選択制御機能部27は、上述のS36と同じ動作を行う。
次に、本実施形態の無線通信機器は、上述の「(5)無線通信手段の接続」に説明した動作を行い、選択した無線通信手段で、無線通信網に接続する。例えば、本実施形態の無線通信機器は、選択した無線通信手段がWLAN通信機能部22であれば、図7のように、上述のS13〜S16の動作を行い、WLAN通信機能部22で無線通信網に接続する。
次に、本実施形態の無線通信機器は、上述の「(5)無線通信手段の接続」に説明した動作を行い、選択した無線通信手段で、無線通信網に接続する。例えば、本実施形態の無線通信機器は、選択した無線通信手段がWLAN通信機能部22であれば、図7のように、上述のS13〜S16の動作を行い、WLAN通信機能部22で無線通信網に接続する。
(3)無線通信手段の他の選択方法
上述では、ユーザー設定情報が、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明した。以下では、ユーザー設定情報が、受信した電波の強度が最も高く、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であったときの本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。具体的には、上述のS36の動作が以下の通りとなる。
上述では、ユーザー設定情報が、消費電力のより小さな無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合の本実施形態の無線通信機器の動作について説明した。以下では、ユーザー設定情報が、受信した電波の強度が最も高く、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であったときの本実施形態の無線通信機器の動作について説明する。具体的には、上述のS36の動作が以下の通りとなる。
・回線選択制御機能部27は、まず、上述の「(7−1)ユーザー設定情報が、切断されにくい無線通信手段を優先的に選択することが示された情報であった場合」に示した動作を行い、最適化情報とユーザー設定情報を基に、通信を行う無線通信手段を選択する。次に、回線選択制御機能部27は、通信を行う無線通信手段を選択すると、その無線通信手段のスコアを最適化情報より求め、スコアが所定値以上かを確認する。次に、回線選択制御機能部27は、選択した無線通信手段のスコアが所定値以上でなければ、選択していた無線通信手段とは別の任意の無線通信手段を、通信を行う無線通信手段として新たに選択する。回線選択制御機能部27は、選択した無線通信手段のスコアが所定値以上であれば、通信を行う無線通信手段を変更しない。
その他の動作については、第1の実施の形態の動作と同様である為、詳細の説明を省略する。
[効果の説明]
本実施形態によれば、無線通信機器は、通信が安定しない無線通信手段、すなわち、通信が不慮に切断されてしまうことの多い無線通信手段を選択しないようにすることができる。その理由は、本実施形態の無線通信機器が、無線通信手段毎に、その通信の安定性を評価し、選択した無線通信手段の評価が一定水準より低い場合には、評価が一定水準以上の別の無線通信手段を、通信を行う無線通信手段として選択するからである。
本実施形態によれば、無線通信機器は、通信が安定しない無線通信手段、すなわち、通信が不慮に切断されてしまうことの多い無線通信手段を選択しないようにすることができる。その理由は、本実施形態の無線通信機器が、無線通信手段毎に、その通信の安定性を評価し、選択した無線通信手段の評価が一定水準より低い場合には、評価が一定水準以上の別の無線通信手段を、通信を行う無線通信手段として選択するからである。
通信が安定しない無線通信手段を選択しない結果、本実施形態の無線通信機器は、無線通信網との間で頻繁な再送動作が実施されることがなくなり、消費電力の増加を防ぐ事ができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
[構成の説明]
図8は、本発明の第3の実施の形態における無線通信機器の構成例を示す図である。
図8は、本発明の第3の実施の形態における無線通信機器の構成例を示す図である。
第3の実施の形態における無線通信機器100は、図示していないが、無線通信方式が異なる複数の通信網のいずれかと無線通信を行うことが可能な無線通信手段を複数備えた無線通信機器である。また、第3の実施の形態における無線通信機器100は、図8に示されるように、記憶部101と、測定部102と、通信回線選択部103を備える。通信回線選択部103は、記憶部101と、測定部102に接続される。
記憶部101は、無線通信手段毎に、受信電波の強度と、その強度時に通信網と通信した場合に無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶する。
測定部102は、無線通信手段毎に、実際に受信した電波の強度を測定する。
通信回線選択部103は、無線通信手段毎に、測定部102が測定した強度に対応する電力量をテーブルから求める。また、通信回線選択部103は、求めた前記電力量がより少ない無線通信手段を、無線通信を行う為の無線通信手段として選択し、選択した無線通信手段に対応する信号を出力する。
[動作の説明]
まず、第3の実施の形態における無線通信機器100の記憶部101は、無線通信手段毎に、受信電波の強度と、その強度時に通信網と通信した場合に無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶している。所定のテーブルは、本実施形態の無線通信機器100のユーザーによって設定される。
まず、第3の実施の形態における無線通信機器100の記憶部101は、無線通信手段毎に、受信電波の強度と、その強度時に通信網と通信した場合に無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶している。所定のテーブルは、本実施形態の無線通信機器100のユーザーによって設定される。
次に、無線通信機器100の測定部102は、無線通信手段毎に、実際に受信した電波の強度を測定する。
次に、無線通信機器100の通信回線選択部103は、無線通信手段毎に、測定部102が測定した強度に対応する電力量をテーブルから求める。
次に、無線通信機器100の通信回線選択部103は、求めた前記電力量がより少ない無線通信手段を、無線通信を行う為の無線通信手段として選択し、選択した無線通信手段に対応する信号を出力する。本実施形態の無線通信機器100は、無線通信手段に対応する信号に示される無線通信手段にて、通信網と無線通信を行ってもよい。
また、無線通信機器100の測定部102や通信回線選択部103は、上述の動作を所定のタイミングになると実施してもよい。所定のタイミングは、一定間隔毎のタイミングであってもよく、本実施形態の無線通信機器のユーザーによって設定される。
[効果の説明]
本実施形態によれば、無線通信機器は、消費電力量の少ない無線通信手段、すなわち通信回線を、より正確に選択することができる。
本実施形態によれば、無線通信機器は、消費電力量の少ない無線通信手段、すなわち通信回線を、より正確に選択することができる。
その理由としては、本実施形態の無線通信機器は、受信電波の強度によって無線通信手段の消費電力量が変動することに対応し、受信電波の強度に応じて各無線通信手段の消費電力量を求め、消費電力量のより少ない無線通信手段を選択するからである。
その結果、本実施形態の無線通信機器は、受信電波の強度の変動によって消費電力量が増減することを考慮せずに無線通信手段を選択する特許文献1よりも、正確に消費電力量の少ない無線通信手段を選択することができる。
なお、上述した実施の形態は、その形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 設定情報管理機能部
2 WLAN通信機能部
3 LTE/3G通信機能部
4 WLAN制御機能部
5 LTE/3G制御機能部
6 省電力制御機能部
7 回線選択制御機能部
22 WLAN通信機能部
23 LTE/3G通信機能部
24 WLAN制御機能部
25 LTE/3G制御機能部
26 省電力制御機能部
27 回線選択制御機能部
100 無線通信機器
101 記憶部
102 測定部
103 通信回線選択部
2 WLAN通信機能部
3 LTE/3G通信機能部
4 WLAN制御機能部
5 LTE/3G制御機能部
6 省電力制御機能部
7 回線選択制御機能部
22 WLAN通信機能部
23 LTE/3G通信機能部
24 WLAN制御機能部
25 LTE/3G制御機能部
26 省電力制御機能部
27 回線選択制御機能部
100 無線通信機器
101 記憶部
102 測定部
103 通信回線選択部
Claims (10)
- 無線通信方式が異なる複数の通信網のいずれかと無線通信を行うことが可能な無線通信手段を複数備えた無線通信機器であって、
前記無線通信手段毎に、受信電波の強度と、前記強度時に前記通信網と通信した場合に前記無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶する記憶部と、
前記無線通信手段毎に、実際に受信した電波の前記強度を測定する測定部と、
前記無線通信手段毎に、前記測定部が測定した前記強度に対応する前記電力量を前記テーブルから求め、求めた前記電力量がより少ない前記無線通信手段を選択し、選択した前記無線通信手段に対応する信号を出力する通信回線選択部と、を備える、
ことを特徴とする無線通信機器。 - 前記測定部は、無線通信を行っている前記無線通信手段について、その消費電力量を測定し、測定した前記消費電力量と前記強度とを対応づけて、無線通信を行っている前記無線通信手段の前記テーブルに追加する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。 - 前記測定部は、測定した前記消費電力量と前記強度とを対応づけて前記テーブルに追加する際に、前記テーブルに同じ値の前記強度が存在するときには、前記テーブルにおいて前記強度に対応づけられている前記電力量を求め、求めた前記電力量と、前記消費電力量との平均値を求め、前記テーブルにおいて前記強度に対応づけられている前記電力量を前記平均値に書き換える、
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信機器。 - 前記無線通信手段毎に、その通信の安定性を評価する品質評価機能部を備え、
前記通信回線選択部は、選択した前記無線通信手段の前記評価が一定水準より低い場合には、前記評価が一定水準以上の別の前記無線通信手段を新たに選択する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信機器。 - 前記品質評価機能部は、前記無線通信手段毎に、通信中に通信断となったときには、通信断となった理由に基づいて、通信の安定性を示す評価値、すなわちスコアを所定数加算、若しくは減算したものとし、
前記通信回線選択部は、選択した前記無線通信手段の前記スコアが、所定値よりも低い場合に、前記スコアが所定値以上の別の前記無線通信手段を新たに選択する、
ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信機器。 - 前記品質評価機能部は、通信断となった理由が、ユーザーによるものであった場合には、前記スコアを所定数加算したものとし、圏外となったことによるもの、若しくは網からの強制切断によるものであった場合には、前記スコアを所定数減算したものとする、
ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信機器。 - 無線通信方式が異なる複数の通信網のいずれかと無線通信を行う無線通信手段を複数備えた無線通信機器において、消費電力量の少ない前記無線通信手段を選択する方法であって、
前記無線通信手段毎に、受信電波の強度と、前記強度時に前記通信網と通信した場合に前記無線通信手段が消費すると推定される電力量と、が対応づけられた所定のテーブルを記憶し、前記無線通信手段毎に、実際に受信した電波の前記強度を測定し、測定した前記強度に対応する前記電力量を前記テーブルから求め、求めた前記電力量がより少ない前記無線通信手段を選択する、
ことを特徴とする通信回線選択方法。 - 無線通信を行っている前記無線通信手段について、その消費電力量を測定し、測定した前記消費電力量と前記強度とを対応づけて、無線通信を行っている前記無線通信手段の前記テーブルに追加する、
ことを特徴とする請求項7に記載の通信回線選択方法。 - 前記消費電力量と前記強度とを対応づけて前記テーブルに追加する際に、前記テーブルに同じ値の前記強度が存在するときには、前記テーブルにおいて前記強度に対応づけられている前記電力量を求め、求めた前記電力量と、前記消費電力量との平均値を求め、前記テーブルにおいて前記強度に対応づけられている前記電力量を前記平均値に書き換える、
ことを特徴とする請求項8に記載の通信回線選択方法。 - 前記無線通信手段毎に、その通信の安定性を評価し、選択した前記無線通信手段の前記評価が一定水準より低い場合には、前記評価が一定水準以上の別の前記無線通信手段を新たに選択する、
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の通信回線選択方法。
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