JP2014164680A - 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の資源の有効活用に効果的な機能モジュールのダウンロードに係る機能を提供することを目的とする。
【解決手段】ワークフローを構成する複数の工程における第1の工程に係る機能モジュールをダウンロードするダウンロード手段と、ダウンロード手段により第1の工程に係る機能モジュールがダウンロードされた場合、機能モジュールを用いた第1の工程の実行を開始させる開始手段と、を有し、ダウンロード手段は、第1の工程に係る機能モジュールを用いた第1の工程の処理が実行されている際に、複数の工程のうち、第1の工程の次の第2の工程に係る機能モジュールをダウンロードすることによって課題を解決する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
複合機やファクシミリ、プリンタやスキャナ、その他通信制御機器等、通常のコンピュータと違い、メモリやディスク等の、装置に搭載された資源が限られた装置では、これらの資源を有効に利用したいという要求がある。従来のプログラム管理方法には、ユーザーがクライアント装置にログインしたとき、或いは装置からログアウトしたときに、各アプリケーションの使用頻度に基づいて、アプリケーションをサーバー装置からダウンロードする。又は、クライアント装置から削除したりすることで、資源を有効に利用しようとするものがある(特許文献1参照)。
特開2006−202028号公報
しかしながら、上記の従来技術では、アプリケーションのダウンロードの基準が、アプリケーションの使用頻度である。そのため、これから利用したいアプリケーションであっても、これまでの使用実績が少ないものはダウンロードされず、不要な使用実績の多いものがダウンロードされる可能性がある。更に、アプリケーションの消去の基準も使用頻度である。そのため、次回ログイン時にも利用予定のアプリケーションであっても、これまでの使用実績が少ないものはログアウト時に消去されてしまい、不要な使用実績の多いものが装置内に残ったままとなる可能性がある。
つまり、本当に必要なアプリケーション、不要なアプリケーションを正確に判断する事ができないため、必ずしも資源の有効活用に対し効果的とは言えない問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、装置の資源の有効活用に効果的な機能モジュールのダウンロードに係る機能を提供することを目的とする。
そこで、本発明の画像処理装置は、ワークフローを構成する複数の工程における第1の工程に係る機能モジュールをダウンロードするダウンロード手段と、前記ダウンロード手段により前記第1の工程に係る機能モジュールがダウンロードされた場合、前記機能モジュールを用いた前記第1の工程の実行を開始させる開始手段と、を有し、前記ダウンロード手段は、前記第1の工程に係る機能モジュールを用いた前記第1の工程の処理が実行されている際に、前記複数の工程のうち、前記第1の工程の次の第2の工程に係る機能モジュールをダウンロードする。
本発明によれば、装置の資源の有効活用に効果的な機能モジュールのダウンロードに係る機能を提供することができる。
画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 複合機のハードウェア構成の一例を示す図である。 ソフトウェア構成の一例を示す図である。 ジョブチケットの構成の一例を示す図である。 複合機に管理サーバーから機能モジュールをダウンロードする情報処理の流れを説明したフローチャート(その1)である。 ジョブチケット一覧を生成する情報処理の一例を示すフローチャートである。 複合機に管理サーバーから機能モジュールをダウンロードする情報処理の流れを説明したフローチャート(その2)である。 複合機に管理サーバーから機能モジュールをダウンロードする情報処理の流れを説明したフローチャート(その3)である。 処理工程単位ごとにダウンロードする処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態における画像処理装置の一例としての複合機101は、管理サーバー102とLAN107で接続されており、互いに通信可能な状態となっている。管理サーバー102の内部には、大容量のストレージを保持しており、その中に様々な機能を実現するためのプログラム(以降、機能モジュールと呼ぶ)や、様々な業務フローを定義したジョブチケットや、ユーザー毎の実行権限の情報が記憶されている。実行権限の情報は、複合機101の各機能に対してそれぞれ設定可能である。例えば、管理サーバー102の管理者等は、原稿読込やボックスへの文書保管、印刷や送信等に対して実行権限の情報を設定できる。図1において、複合機は複合機101の1台しか図示していないが、勿論他の複合機が複数台接続されていてもよい。管理サーバー102のストレージには、これら複数の複合機の管理情報(複合機の機種名、シリアル番号、装着されているオプションアクセサリや能力等)も記憶されている。これら管理情報は、複合機101から要求されたタイミングで、必要な情報だけ取り出されて返信される。
図2は、複合機101のハードウェア構成の一例を示す図である。
リーダー装置201は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー装置201は、原稿を読取るための機能を持つスキャナユニット202と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット203とで構成される。機器構成によっては、原稿給紙ユニット203を持たないもの(この場合は所謂圧板と呼ばれるプラテンガラスに原稿を置きセンサにより読み取る)もあり得る。
プリンタ装置220は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ装置220は、複数種の記録紙カセットを持つ給紙ユニット223と、画像データを記録紙に転写、定着させるマーキングユニット221と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する排紙ユニット222と、で構成される。
制御装置210は、複合機101全体の制御を司るもので、CPU、ROM、RAMを含む。制御装置210は、リーダー装置201、プリンタ装置220と電気的に接続され、更にLAN107に接続されている。制御装置210は、リーダー装置201を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ装置220を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、制御装置210は、リーダー装置201から読取った画像データをコードデータに変換し、LAN107を介してホストコンピュータへ送信するネットワークスキャナ機能を提供する。また、リーダー装置201から読取った画像データをHDD240に備えるボックスというストレージサービスに登録するボックススキャン機能を提供する。また、制御装置210は、ボックスに登録されている画像データをプリンタ装置220に出力するボックスプリント機能を提供する。更には、制御装置210は、ホストコンピュータからLAN107を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ装置220に出力するプリンタ機能を提供する。
操作部230は、液晶表示部と、液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーと、を有し、ユーザーが様々な操作を行うためのユーザーI/Fを提供する。タッチパネル又はハードキーにより入力された信号は制御装置210に伝えられ、液晶表示部は制御装置210から送られてきた表示データを表示するものである。
制御装置210のCPUが、制御装置210のROMやHDD240等に記憶されているプログラムを制御装置210のRAM等に読み出して、処理を実行することによって、ソフトウェアの構成及び後述するフローチャートの処理が実現される。また、後述する機能モジュールは、例えば、HDD240等の記憶領域にダウンロードされ、記憶される。
図3は、ソフトウェア構成の一例を示す図である。
ソフトウェアは、ユーザーインターフェース部300、ジョブチケット制御部310、ロジック部320、デバイス制御部360から構成される。
ユーザーインターフェース部300は、ジョブチケットを編集するための画面を、後述するロジック部320の各モジュールから受け取り、操作部230の液晶パネルに表示したり、ジョブチケットの選択や、実行開始要求を受け付けたりする。
ジョブチケット制御部310は、ジョブチケットを実行するにあたって様々な制御を行う部分であり、ジョブチケット解析部311、容量チェック部312、機能モジュールチェック部313、通信部314から構成される。
ジョブチケット解析部311は、管理サーバー102から受け取ったジョブチケットの内容を解析し、ジョブチケットの内容に応じて、ロジック部320の各工程に対して実行の指示を出す。
機能モジュールチェック部313は、管理サーバー102から受け取った機能モジュール一覧から、HDD240に既にインストール済かどうか存在チェックを行ったり、不要な機能モジュールをHDD240から削除したりする。
容量チェック部312は、管理サーバー102から機能モジュールをダウンロードしてくる際に、十分な空き容量があるかどうかのチェックを行う。
通信部314は、複合機101と、管理サーバー102との間でジョブチケットに関わるデータをやり取りするために、デバイス制御部360を介してネットワーク通信を行う。
ロジック部320は、複合機101において提供される各機能を実現するための部品が実装されている部分である。ロジック部320は、入力工程330、編集工程340、出力工程350、の3つの工程に分かれており、各工程の中には、1つのまとまった単位のサービスを提供するための処理工程が、複数含まれている。
例えば、入力工程には、送信画質スキャン処理工程332や文書選択処理工程335が含まれる。また、出力工程350には、送信処理工程352や印刷処理工程355等が含まれる。更に、各処理工程には、サービスを実現するための複数の機能モジュールが含まれており、この機能モジュールが本実施形態におけるダウンロードの最小単位となる。例えば、送信画質スキャン処理工程332には、スキャン時のカラーモードを指定するためのカラー指定モジュール333や読取解像度を指定するための解像度指定モジュール334等が含まれる。また、プレビュー処理工程342には、入力工程で生成された画像データからサムネイル画像を生成し、操作部230に表示するような、サムネイル画像参照モジュール343等、各処理工程は少なくとも1つ以上の機能モジュールから構成されている。
なお、入力工程、編集工程、出力工程は、ワークフローを構成する工程の一例であって、本実施形態に係る処理はこれらの工程に限定されるものではない。例えば、入力工程は、第1の工程の一例である。編集工程は、第2の工程の一例である。また、例えば、第1の工程以降の工程とは、第1の工程が、入力工程の場合、入力工程、編集工程、出力工程である。
図4は、ジョブチケットの構成の一例を示す図である。
ジョブチケットは、サービス提供元や、サービス利用側の管理者等が、テキストエディタや専用のジョブチケット作成ツール等を用いて予め作成し、図1の管理サーバー102に登録されているものである。
ジョブチケット400の入力工程を指示する入力工程領域410には、少なくとも1つ以上の入力工程411、412、413が記録されており、それぞれの入力工程には、それらを実行するために必要な少なくとも1つ以上の機能414、415が記録されている。更に、それぞれの機能には、それらの振る舞いを決定するための設定値416、417、418、419が少なくとも1つ以上記録されている。
出力工程を指示する出力工程領域430は入力工程領域410と同様、少なくとも1つ以上の出力工程431、432、433が記録されており、それぞれの出力工程にはそれらを実行するために必要な少なくとも1つ以上の機能434、435が記録されている。更に、それぞれの機能には、それらの振る舞いを決定するための設定値436、437、438、439が少なくとも1つ以上記録されている。
編集工程を指示する領域420には、必ず情報が記録されている必要はない。入力工程を実行して生成された画像及びデータを加工・編集することなく、そのまま出力工程で用いる場合、編集工程は必ずしも必要ではない。但し、編集工程を記録する場合は、入力工程領域410や出力工程領域430と同様の構成で記録される。
ジョブチケット400に記録されている入力工程、編集工程、出力工程は、図3の各工程330、340、350と対応している。実行すべき具体的な機能(414、415、424、425、434、435)は図3の各機能モジュール(333、334、336、343、353、354)と対応している。但し、これらは必ずしも1対1である必要はない。例えば、送信画質スキャン処理工程332内に、スキャン時のカラーモードを指定するためのカラー指定モジュール333がある。プリント画質スキャンを実行する際にも、送信画質スキャンと同様カラーモードの指定が必要である。このとき、プリント画質スキャン処理工程331内で、カラー指定モジュールを呼び出す必要があるが、このカラー指定モジュールは、送信画質スキャン処理工程で利用されるそれとソフトウェア的に同一のモジュールでもよい。
図5、図7、図8は、本実施形態における複合機101に管理サーバー102から機能モジュールをダウンロードするための情報処理の流れを説明したフローチャートである。
まず、ユーザーが複合機101の操作部230に表示される認証画面や、複合機101に接続されるカードリーダー等を利用して複合機101へログインする。
本実施形態におけるジョブチケット実行アプリケーションの初期画面を開く入力を受付けた、図3のユーザーインターフェース部300は、通信部314にその旨を通知する。
S5000において、通信部314は、現在ログインしているユーザーの識別子や、複合機101を特定可能なデバイス識別子と共に、ジョブチケットの一覧を管理サーバー102へリクエストする。
S5001において、管理サーバー102は、ジョブチケット一覧を生成する。
ジョブチケット一覧を生成する手順は図6を用いて、説明する。
S8000において、管理サーバー102は、複合機101から送られてきたデバイス識別子を基に、自身が所有するデーターベースで管理している複合機101の能力(ソフトウェア的なオプションの有無や、ハード的なアクセサリ類の有無)を確認する。
そして、管理サーバー102は、その能力の範囲でデバイス識別子で識別される複合機101が実行可能なジョブチケットを絞り込む(S8001)。
次にS8002において、管理サーバー102は、複合機101から送られてきたユーザー識別子を基に、自身が管理するユーザー情報からユーザーの権限をチェックする。
そして、管理サーバー102は、その権限の範囲内で実行可能なジョブチケットを更に絞り込む(S8003)。
最後にS8004において、管理サーバー102は、絞り込まれたジョブチケットを基に、ジョブチケットの一覧を生成する。ジョブチケットの一覧とは、ジョブチケットの名称や、コメント、作成日時等、一覧を表示するためのデータであって、ジョブチケットそのものではない。
S5002において、管理サーバー102からジョブチケット一覧を受け取った複合機101の通信部314は、操作部230へジョブチケット一覧の表示を指示する。操作部230にジョブチケット一覧が表示されると、ユーザーはジョブチケット一覧の中から所望のジョブチケットを選択する。
S5003において、ユーザーインターフェース部300を介してジョブチケットを特定した通信部314は、そのジョブチケットを特定可能なジョブチケットIDを管理サーバー102へ送信する。
管理サーバー102は、複合機101から指定されたジョブチケットIDで特定したジョブチケットの内容を解析し、実行に必要な機能モジュールの一覧を生成する(S5004)。機能モジュールは、ジョブチケット内の定義値と対応する形で管理サーバー102によって管理されている。機能モジュールの一覧には、機能モジュール名や、各機能モジュールを特定可能なIDや、サイズ情報、更には、その機能モジュールがどの工程(入力又は編集又は出力)に所属するものなのか含まれている。管理サーバー102は、この機能モジュール一覧を複合機101へ送信する際、前記ジョブチケットIDで特定したジョブチケットも一緒に送信する。
機能モジュール一覧とジョブチケットとを通信部314が受け取ると、S5005において、機能モジュールチェック部313は、一覧に含まれる機能モジュールが複合機101のHDD240に既にインストールされているかどうかをチェックする。一覧に含まれる全ての機能モジュールが既に存在する場合は、追加のダウンロードが不要であり、新たにダウンロード用の領域を確保する必要もないため、管理サーバー102とのやり取りはここで終了となる。1つでも存在しない機能モジュールがある場合、S5006において、機能モジュールチェック部313は、不足している機能モジュールの一覧を生成する。
次にS5007において、容量チェック部312は、S5006で生成した不足モジュールを全てダウンロード可能な空き領域がHDD240にあるかどうかをチェックする。容量チェック部312は、S5006で生成した不足モジュールを全てダウンロード可能な十分な空き容量がある場合はA、全てダウンロードする空き領域がない場合はBへ処理を遷移させる。それぞれの詳細な処理の流れは、図7、図8で説明する。
複合機101の通信部314は、A、Bのそれぞれの処理の中で、管理サーバー102に対し、機能モジュールのダウンロード要求を行う。管理サーバー102は、それぞれの要求に応じて、少なくとも1つ以上の機能モジュールを少なくとも一回以上のやり取りで複合機101へ送信する(S5008)。
図7は、図5の容量チェック(S5007)において、十分な空き領域が存在して、Aに遷移した場合の情報処理の流れを説明したフローチャートである。
空き容量が十分にある場合、通信部314は、機能モジュールチェック部313が生成した不足モジュール一覧と共に、一括ダウンロード要求を管理サーバー102へ送信する(S6000)。
管理サーバー102は、リクエストされた不足モジュールを、入力工程で使用するモジュールから順に複合機101へ送信する。
ジョブチケット解析部311は、入力工程に必要な機能モジュールの全てがダウンロードされたかどうか、定期的に通信部314へ問い合わせる。そして、ジョブチケット解析部311は、問い合わせの結果に基づいて、入力工程に必要な機能モジュールの全てがダウンロードされたかどうかを判定する(S6001)。全てがダウンロードされると(S6001においてYes)、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットの入力工程の処理を開始する(S6002)。例えば、ジョブチケットに送信画質スキャン処理工程332と文書選択処理工程335とが記録されており、図3の解像度指定モジュール334と文書参照モジュール336とが不足していた場合を例に説明を行う。この場合、ジョブチケット解析部311は、解像度指定モジュール334と文書参照モジュール336との2つの機能モジュールがダウンロードされるのを待ってから、ジョブチケットの実行を開始する。ジョブチケット解析部311は、入力工程の処理を開始すると、ジョブチケットの記録内容にしたがって各機能モジュールを呼び出す。
入力工程の実行中に、並行して次工程に必要な機能モジュールのダウンロードも継続される。
ジョブチケット解析部311は、入力工程の処理が終了すると、次工程に必要な機能モジュールの全てが揃っているかどうかチェックする(S6003)。揃っていなければ(S6003においてNo)、ジョブチケット解析部311は、定期的に通信部314へ問い合わせる。そして、ジョブチケット解析部311は、次工程に必要な機能モジュールの全てがダウンロードされると(S6003においてYes)、前工程の処理(今の例では、入力工程の処理)が終了しているかどうかをチェックする(S6004)。前工程の処理が終了すると(S6004においてYes)、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットに記録されている全ての工程の処理が実施されたかどうかをチェックする(S6005)。まだ実行すべき工程が残っている場合(S6005においてNo)、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットが異常終了したのかどうかを確認する(S6008)。ここで言う異常終了とは、ユーザーによるジョブチケットの処理中止や何らかのエラーによる強制終了を指す。異常終了でないと判断すると(S6008においてNo)、S6010において、ジョブチケット解析部311は、次工程の処理を開始する。
ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットの実行に必要な機能モジュールのダウンロードと並行して次工程で必要な機能モジュールのダウンロードが完了しているか(S6003)、前工程の処理が終了しているか(S6004)、のチェックを繰り返す。このようにして、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットの全工程の処理を進めていく。
S6008において異常終了であると判断した場合であってもジョブチケット解析部311はジョブチケットの実行に必要な機能モジュールのダウンロードを継続し、全ての機能モジュールのダウンロードが完了した場合(S6009)、図7に示す処理を終了する。
ここで、ジョブチケットが異常終了したにも関わらず、ダウンロード済の機能モジュールも、ジョブチケットも削除しないまま、機能モジュールのダウンロードを継続するのは、以下の理由による。即ち、ユーザーが異常終了に係る問題を解決してから直ぐに処理をリトライする可能性が高く、HDD240の空き容量も十分にあると判断されているためである。
ジョブチケットの全工程の処理が正常終了した場合(S6005においてYes)、S6006において、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットを削除する。そして、S6007において、機能モジュールチェック部313は、図5のS5006で生成した不足モジュール一覧に列挙されている機能モジュールを削除する。ここで、不足モジュールとして列挙されていた機能モジュールのみを削除するのは、以下の理由からである。つまり、既にダウンロード済であった機能モジュールについては、他のユーザーや他のジョブチケットで必要な機能モジュールであり、何らかの理由により複合機101のHDD240に保存されたままとなっているため、不用意に消去しない方がよいからである。ジョブチケット及び機能モジュールの削除を以って、ジョブチケットの実行が完了する。
図8は、図5の容量チェック(S5007)において、十分な空き領域がなく、全ての不足モジュールを一括でダウンロードできない場合の、Bの情報処理の流れを説明したフローチャートである。
十分な空き容量がない場合、容量チェック部312は、図5のS5006で検出した不足モジュールのうち、各工程で使用する機能モジュールの合計サイズを算出し、各工程のサイズを比較し、一番大きいサイズ(最大サイズ)を導き出す(S7000)。そして、容量チェック部312は、最大サイズ以上の空き容量があるかどうかをチェックする(S7001)。最大サイズ以上の空き容量がない場合(S7001において無)、機能モジュールチェック部313は、現状、HDD240に保存されている機能モジュールを削除する(S7002)。ここで機能モジュールチェック部313が削除すべき機能モジュールは、現在実行しようとしているジョブチケットで利用しない機能モジュールである。更に、機能モジュールチェック部313は、出力工程用の機能モジュールから優先的に削除していく。機能モジュールチェック部313は、最大サイズ以上の容量が空くまで、削除を繰り返す。
最大サイズを有する一工程分の空き容量が確保できたら、S7003において、通信部314は、管理サーバー102に対して、入力工程用機能モジュールのダウンロード要求を出す。
ジョブチケット解析部311は、入力工程に必要な機能モジュールの全てがダウンロードされたかどうか、定期的に通信部314へ問い合わせ、問い合わせの結果に基づき、全てがダウンロードされたかどうか判定する(S7004)。全てがダウンロードされると(S7004においてYes)、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットの入力工程の処理を開始する(S7005)。
ジョブチケット解析部311が、入力工程の処理終了を検知したか否か判定する(S7006)。入力工程の処理終了を検知すると(S7006においてYes)、S7007において、機能モジュールチェック部313は、先の工程でダウンロードした機能モジュールを全て削除する。S7006の判定の処理は、待機の処理の一例である。
前工程の処理が終了して、前工程の機能モジュールが削除されると、S7008において、通信部314は、次工程で使用する機能モジュールのダウンロードを管理サーバー102に対して要求する。ジョブチケット解析部311は、次工程に必要な機能モジュールの全てがダウンロード済かどうかチェックし、揃っていなければ定期的に通信部314へ問い合わせる。そして、ジョブチケット解析部311は、問い合わせの結果に基づき、次工程に必要な機能モジュールの全てがダウンロード済かどうか判定する(S7009)。全てがダウンロードされるのを待ってから(S7009においてYes)、ジョブチケット解析部311は、次工程の処理を開始する(S7010)。
ジョブチケット解析部311は、次工程の処理終了を検知したか否か判定する(S7011)。次工程の処理終了を検知すると(S7011においてYes)、S7012において、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットに記録されている全ての工程の処理が終了したかどうかチェックする。全工程が終了していない場合(S7012においてNo)、S7015において、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットが異常終了したのかどうかをチェックする。異常終了でなければ(S7015においてNo)、ジョブチケット解析部311は、まだジョブチケットの実行中であると判断し、S7007へ遷移する。異常終了していれば(S7015においてYes)、機能モジュールチェック部313は、現在ダウンロード済の機能モジュールを削除する(S7016)。
機能モジュールが削除されると、通信部314は、改めて入力工程に必要な機能モジュールのダウンロード要求を、管理サーバー102へ送信する(S7017)。
ジョブチケットが異常終了した場合、複合機101では、問題が解決されて直ぐにリトライされる可能性が高いため、スムーズにジョブを再開できるよう、入力工程の機能モジュールをダウンロードしておく。更に、複合機101は、ジョブチケットも削除しない。
ジョブチケット解析部311は、入力工程の機能モジュールがダウンロードされるのを待ってから(S7018)、ジョブチケットの実行を完了する。
全工程の処理が終了した場合(S7012においてYes)、S7013において、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットを削除する。そして、S7014において、機能モジュールチェック部313は、最終工程でダウンロードした機能モジュールを全て削除する。ジョブチケットの削除及び機能モジュールの削除を以って、ジョブチケットの実行が完了となる。
以上のように、複合機101の限られたHDD資源を有効活用しながら、複雑なジョブチケットを実行する事が可能である。
本実施形態において、複合機101と通信を行う管理サーバーは1台として説明したが、管理対象に応じて、複数のサーバーと通信を行う構成でもよい。例えば、ユーザーのアクセス権等を管理するためのユーザー情報管理サーバー、ジョブチケットの管理を行うためのジョブチケット管理サーバー等、管理サーバーを複数設置する構成でもよい。更に、複合機の能力や固体情報を管理するためのデバイス管理サーバー、機能モジュールの管理を行うためのプログラム管理サーバー等、複数設置する構成でもよい。
<実施形態2>
より速やかにジョブチケットの実行を開始する方法を、図9のフローチャートを用いて説明する。
実施形態1では、少なくとも入力工程で利用する機能モジュールが全てダウンロードされてから、ジョブチケットの実行を開始していたが、実施形態2では、処理工程単位とする。また、この方法は、実施形態1における一括ダウンロードタイプ(図7)と工程別ダウンロードタイプ(図8)との両方に適用可能である。
まず、入力工程の機能モジュールを管理サーバー102へ要求する前に、S9000において、容量チェック部312は、処理工程別のモジュールサイズを算出する。
S9001において、容量チェック部312は、S9000で算出した値を処理工程ごとに比較する。
通信部314は、その結果を受けて、最小サイズの処理工程から順にダウンロード要求を管理サーバー102へ送信する(S9002)。
例えば、図3の機能モジュール333、334、336のサイズがそれぞれ1Kbyte、2Kbyte、5Kbyteと仮定する。その場合、送信画質スキャン処理工程332として必要な容量は、3Kbyteであり、文書選択処理工程335として必要な容量は5Kbayteである。つまり、送信画質スキャン処理工程332の方が、文書選択処理工程335よりもサイズが小さいため、通信部314は、送信画質スキャン処理工程で使用する機能モジュール333、334から先にダウンロード要求を出す。そして、それらのダウンロードが終了した時点で、ジョブチケット解析部311は、ジョブチケットの実行を開始する。
この手法は、入力工程に限らず、編集工程、出力工程の機能モジュールをダウンロードする前に実施する事で、各工程の開始を早める事が可能である。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した実施形態によれば、ユーザーが選択したジョブチケットの記録内容に応じて、確実に使用する機能モジュールのみをダウンロードするため、複合機の限られたHDD資源を無駄なく利用できる。
また、各工程の実行が終了する度に、その工程で利用した機能モジュールを削除してから、次工程で使用する機能モジュールをダウンロードするため、HDDの容量が少なくても、ジョブチケットの実行が可能となる。
更に、ジョブチケットの各工程の実行開始タイミングを、一処理工程分のダウンロード完了時とする事で、より早くジョブチケットの実行を開始する事が可能である。
よって、装置の資源の有効活用に効果的な機能モジュールのダウンロードに係る機能を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (9)

  1. ワークフローを構成する複数の工程における第1の工程に係る機能モジュールをダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロード手段により前記第1の工程に係る機能モジュールがダウンロードされた場合、前記機能モジュールを用いた前記第1の工程の実行を開始させる開始手段と、
    を有し、
    前記ダウンロード手段は、前記第1の工程に係る機能モジュールを用いた前記第1の工程の処理が実行されている際に、前記複数の工程のうち、前記第1の工程の次の第2の工程に係る機能モジュールをダウンロードする画像処理装置。
  2. 前記ダウンロード手段は、記憶領域の空き領域に応じて、前記第1の工程に係る機能モジュールを用いた前記第1の工程の処理が実行されている際に、前記複数の工程のうち、前記第1の工程の次の第2の工程に係る機能モジュールをダウンロードするか、前記第1の工程に係る機能モジュールを用いた前記第1の工程の処理の実行が完了し、前記第1の工程に係る機能モジュールを前記記憶領域から消去した後で、前記第2の工程に係る機能モジュールをダウンロードするか、を切り替える請求項1記載の画像処理装置。
  3. ワークフローを構成する複数の工程の処理が全て終了した場合、前記ダウンロード手段によりダウンロードされた前記ワークフローを構成する複数の工程の処理に係る機能モジュールを削除する削除手段を更に有する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記ダウンロード手段は、ワークフローを構成する複数の工程における第1の工程に係る機能モジュールをダウンロードする際に、記憶領域の空き領域が不足しており、かつ、前記記憶領域に複数の機能モジュールがダウンロードされている場合、他のワークフローを構成する複数の工程のうち後工程で用いられる機能モジュールから優先的に前記記憶領域から消去し、前記第1の工程に係る機能モジュールをダウンロードする請求項1記載の画像処理装置。
  5. ワークフローを構成する複数の工程の処理のうち第1の工程が異常終了した場合、前記第1の工程に係る機能モジュールを削除せずに記憶領域に保存しておく保存手段を更に有する請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記ダウンロード手段は、前記異常終了した第1の工程以降の工程の機能モジュールをダウンロードするのに必要な空き領域が記憶領域に存在する場合は、前記異常終了した第1の工程以降の工程の機能モジュールをダウンロードし、
    前記保存手段は、前記ダウンロード手段によりダウンロードされた機能モジュールを前記記憶領域に保存しておく請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の工程は複数の処理工程から構成され、
    前記ダウンロード手段は、前記第1の工程に係る機能モジュールとして前記複数の処理工程の各工程に係る機能モジュールを複数、ダウンロードする際に、容量のサイズに応じて、順に機能モジュールをダウンロードし、
    前記開始手段は、前記ダウンロード手段によりダウンロードされた機能モジュールを用いた処理工程から順に実行を開始させる請求項1乃至6何れか1項記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ワークフローを構成する複数の工程における第1の工程に係る機能モジュールをダウンロードするダウンロードステップと、
    前記ダウンロードステップにより前記第1の工程に係る機能モジュールがダウンロードされた場合、前記機能モジュールを用いた前記第1の工程の実行を開始させる開始ステップと、
    を含み、
    前記ダウンロードステップでは、前記開始ステップにより前記第1の工程の実行が開始された場合に、前記複数の工程のうち、前記第1の工程の次の第2の工程に係る機能モジュールをダウンロードする情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    ワークフローを構成する複数の工程における第1の工程に係る機能モジュールをダウンロードするダウンロードステップと、
    前記ダウンロードステップにより前記第1の工程に係る機能モジュールがダウンロードされた場合、前記機能モジュールを用いた前記第1の工程の実行を開始させる開始ステップと、
    を実行させ、
    前記ダウンロードステップでは、前記開始ステップにより前記第1の工程の実行が開始された場合に、前記複数の工程のうち、前記第1の工程の次の第2の工程に係る機能モジュールをダウンロードするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017001368A (ja) * 2015-06-16 2017-01-05 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム

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