JP2014158150A - 同期シリアルインタフェース回路 - Google Patents

同期シリアルインタフェース回路 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない数の通信モジュールにより、1チャネルあたりのデータ更新間隔を増大させることなく複数チャネルのSSI通信を実現できる同期シリアルインタフェース回路を提供する。
【解決手段】SSI(同期シリアルインタフェース)入力ユニット4Cは、複数のチャネル(1CH,2CH)を備える。各チャネルは、同期クロック(CLK1,CLK2)を出力して、当該出力された同期クロックに同期して各チャネルに送られたデータ(D1,D2)を受信する。データの受信開始時に、複数のチャネルは、同期クロックCLK1,CLK2を同時に立下げる。
【選択図】図2

Description

本発明は同期シリアルインタフェース回路に関し、特に、複数のチャネルを有する同期シリアルインタフェース回路に関する。
同期シリアル通信は、クロックに同期してデータの送信または受信を行なうシリアル通信である。同期シリアルインタフェース(Synchronized Serial Interface:以下、「SSI」と略記する)は、工業用途として使用されるマスタとスレーブとの間の標準的なインタフェースとして広く使用されている。
たとえば特開平5−63754号公報(特許文献1)は、送信回路からのNRZ(Non Return to Zero)信号列をクロック信号列に同期させて受信回路にシリアルに伝送する信号伝送装置を開示する。この信号伝送装置は、水平および垂直パリティチェックを実行する。当該信号伝送装置は、さらに、ヘッダーの検知を示す信号と、受信エラー信号または受信終了信号とを発生させる。
特開平5−63754号公報
SSIでは、上位装置とのインタフェースとなるSSIインタフェース回路(マスター)がSSI対応機器(スレーブ)にクロックを出力する。SSI対応機器は、たとえばアブソリュートエンコーダあるいは測距センサである。スレーブは、そのクロックに同期して、データをマスタに送信する。したがって、SSIを利用したデータの取得の場合、1回のデータ取得に要する時間は、クロックの周期および、そのデータのサイズ(ビット数)により決定される。このため、データの更新も、そのデータ取得に要する時間以上の間隔で繰り返される。
SSIの実装では、通信制御のための機能モジュール(たとえばシリアル通信モジュールなど)を使うことが考えられる。また、SSIはシンプルなデータ交換手段である。したがって、機器のコストを下げるために、汎用的な入出力ポートを用いてSSIを実現することも考えられる。
しかしながら汎用的な複数の入出力ポートの各々をSSIのチャネルとして用いる場合、チャネルごとに同期クロックの送出およびデータの取得を実行する必要がある。データの取得をシリーズに実行する(すなわち各チャネルの更新を順番に実行する)場合には、あるチャネルを更新するためには、(1チャネル分の更新間隔)×(チャネル数)で定まる時間間隔が必要となる。したがってチャネル数が多くなるほど、1チャネルの更新の間隔が長くなる。さらに、全てのチャネルを更新するために要する時間も長くなる。
一方、時間を短縮するためにチャネルごとにシリアル通信モジュールを準備した場合には、チャネルの数と同数の通信モジュールが必要である。したがって、通信モジュールの数が増大するという課題がある。
本発明は、少ない数の通信モジュールにより、1チャネルあたりのデータ更新間隔を増大させることなく複数チャネルのSSI通信を実現できる同期シリアルインタフェース回路を提供することを目的とする。
ある局面において、この発明は、同期シリアルインタフェース回路であって、複数のチャネルを備える。各チャネルは、同期クロックを出力して、当該出力された同期クロックに同期して各チャネルに送られたデータを受信する。データの受信開始時に、複数のチャネルは、同期クロックを同時に立下げる。
好ましくは、複数のチャネルの各々は、データの受信開始時において、同期クロックを立下げてから同期クロックを立上げるまでの期間に、同期クロックの周波数を設定する。
好ましくは、複数のチャネルは、同期クロックの周波数を互いに独立に設定可能である。
好ましくは、同期シリアルインタフェース回路は、受信したデータを記憶する記憶部をさらに備える。各チャネルは、同期クロックを発生させる同期クロック発生部と、当該チャネルが受信すべきデータの長さに応じた期間、同期クロック発生部を動作させるクロック制御部と、データを受信して記憶部に受信したデータを転送するDMA制御部とを含む。
本発明によれば、少ない数の通信機能モジュールにより、1チャネルあたりのデータ更新間隔を増大させることなく複数チャネルのSSI通信を実現できる。
本発明の実施の形態に係るインタフェース回路を備えたモーション制御システムの概略的な構成を示したブロック図である。 2つのチャネルを有するSSI入力ユニットと、SSIエンコーダとの接続の例を示した図である。 本発明の実施の形態に係るデータ伝送を模式的に説明した図である。 複数のチャネルでデータを受信する形態の一例を示したタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係るSSI入力ユニットの機能を概略的に示したブロック図である。 本発明の実施の形態に係るSSI入力ユニットの動作の一例を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態に係るSSI入力ユニットの動作の他の例を示すタイミング図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付して、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係るインタフェース回路を備えたモーション制御システムの概略的な構成を示したブロック図である。図1を参照して、モーション制御システム1は、制御ユニット2と、通信ユニット3と、位置インタフェースユニット4と、モータドライバ5と、モータ6と、エンコーダ7Aと、SSIエンコーダ7Bとを含む。
通信ユニット3は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して制御ユニット2に接続される。一例として、通信ユニット3は、EtherCAT(登録商標)などを利用して制御ユニット2と通信するように構成される。
制御ユニット2は、位置インタフェースユニット4と協調して、モータドライバ5の位置決め制御あるいはモーション制御を実行する。制御ユニット2は、たとえばPLC(Programmable Logic Controller)により構成される。
位置インタフェースユニット4は、位置決め制御あるいはモーション制御を行なうための位置データの入出力処理機能を持つユニットである。位置インタフェースユニット4は、通信ユニット3に接続されて、通信ユニット3およびネットワークを介して制御ユニット2と周期的に通信する。位置インタフェースユニット4から制御ユニット2へは、エンコーダ7A,7Bのカウント値が送られる。逆に制御ユニット2から位置インタフェースユニット4には、位置指令あるいは速度指令が送られる。
位置インタフェースユニット4は、パルス出力ユニット4Aと、パルス入力ユニット4Bと、SSI入力ユニット4Cとを含む。制御ユニット2は、一定周期ごとにモーション演算を実行して、パルス出力ユニット4Aへの指令値を生成する。その指令値は、所定の通信周期ごとに、パルス出力ユニット4Aに送られる。パルス出力ユニット4Aは、この指令値に応じたパルス数および周波数を持つパルスを生成して、そのパルスをモータドライバ5に出力する。モータドライバ5は、パルス出力ユニット4Aからのパルスに応じてモータ6を駆動する。
エンコーダ7AおよびSSIエンコーダ7Bはモータ6の回転を検出する。パルス入力ユニット4Bは、エンコーダ7Aの出力するパルスを受けて、そのパルスを計数する。SSIエンコーダ7Bは、SSIインタフェースに対応したアブソリュートエンコーダである。SSI入力ユニット4Cは、本発明に係る「同期シリアルインタフェース回路」を実現する。具体的には、SSI入力ユニット4Cは、SSIエンコーダ7Bに同期クロックを出力する。SSIエンコーダ7Bは、そのクロックに同期して、パルスを出力する。SSI入力ユニット4Cは、SSIエンコーダ7Bからのデータを受信する。パルス入力ユニット4Bの計数値およびSSI入力ユニット4Cが受信したデータは、所定の通信周期で制御ユニット2へと送信される。
なお、図1に示された構成では、SSI入力ユニット4CにSSIエンコーダ7B(アブソリュートエンコーダ)が接続される。しかしながら、アブソリュートエンコーダ以外にも、SSIインタフェースに対応したセンサをSSI入力ユニット4Cに接続することができる。このようなセンサの一例として、たとえばSSIインタフェースに対応した測距センサを挙げることができる。
本実施の形態において、SSI入力ユニット4Cはマスタユニットとしての機能を有し、SSIエンコーダ7Bはスレーブユニットとしての機能を有する。本発明の実施の形態に係るSSI入力ユニット4Cは、複数(たとえば2つ)のチャネルを有する。以下では、説明を簡単にするために、SSI入力ユニット4Cのチャネルの数を2とする。
図2は、2つのチャネルを有するSSI入力ユニット4Cと、SSIエンコーダとの接続の例を示した図である。図2を参照して、SSI入力ユニット4Cは、2つのチャネル(図2では、「1CH」および「2CH」と示す)を有する。一方のチャネル(1CH)からSSIエンコーダ7B1に同期クロックCLK1が送信される。SSIエンコーダ7B1は、同期クロックCLK1に同期して、SSI入力ユニット4CにデータD1を送信する。
同様に、他方のチャネル(2CH)からSSIエンコーダ7B2に同期クロックCLK2が送信される。SSIエンコーダ7B2は、同期クロックCLK2に同期して、SSI入力ユニット4CにデータD2を送信する。なお、多くの場合、クロックの伝送およびデータの伝送の各々には、ツイストペア線が使用される。
図2に示された構成では、SSI入力ユニット4Cが有する2つのチャネルの全てが使用される。ただしこのように制限されるものではない。1つのチャネルのみが使用されてもよい。
図3は、本発明の実施の形態に係るデータ伝送を模式的に説明した図である。図3を参照して、時刻t1以前では、同期クロックおよびデータがともにH(論理ハイ)レベルである。
時刻t1においてSSI入力ユニット4Cは、同期クロックをHレベルからL(論理ロー)レベルへと立下がる。これによりSSIエンコーダ7B(図1を参照)からのデータ転送が開始される。その後、同期クロックの立上がりまたは立下り(いずれであってもよい)に同期して、SSIエンコーダ7Bから1ビットずつデータが出力される。SSI入力ユニット4Cは、1ビットずつデータを受信する。すなわちSSI入力ユニット4CとSSIエンコーダ7Bとの間でシリアル通信が行なわれる。時刻t2においてデータの転送が終了すると、同期クロックおよびデータがともにH(論理ハイ)レベルとなる。
ここで、図2に示されるように、SSI入力ユニット4Cは、2つのSSIエンコーダ7B1,7B2からデータを受ける。たとえば図4に示されるように、SSI入力ユニット4Cが、1番目のチャネル(1CH)でSSIエンコーダ7B1からのデータD1を取得し、次に、2番目のチャネル(2CH)でSSIエンコーダ7B2からのデータD2を取得する方法が考えられる。しかしながら、データの取得がシリーズに実行されるため、各チャネルの更新間隔が増大する。
さらに、SSIエンコーダ7B1においてデータが生成される時刻と、SSIエンコーダ7B2においてデータが生成される時刻とが異なる。言い換えると、SSIエンコーダ7B1からのデータとSSIエンコーダ7B2のデータとの間では、検出時刻が異なっている。システムによっては、複数のSSIエンコーダでの検出時刻を同じにすることが求められることも考えられる。
これらの課題を解決するための1つの案として、複数のチャネルがそれぞれ複数のデータをパラレルに受信することが考えられる。パラレルのデータ受信を実現するために、複数のSSI入力ユニットを設けることが考えられる。しかしながら、チャネルの数と同数のSSI入力ユニットが必要となるので、SSI入力ユニットの数が増大する。
SSI入力ユニットの数を減らすために、1つのSSI入力ユニットに複数のチャネルを備えることが考えられる。この場合、たとえば、そのSSI入力ユニットの内部でクロックを複数のチャネルに分配することが考えられる。しかしながらデータの伝送速度は、クロック周波数により決定される。このため、データ伝送速度をチャネルごとに異ならせることが困難である。
この実施の形態によれば、SSI入力ユニット4Cは、チャネルごとに異なるデータ転送速度を達成することができる。さらに、SSI入力ユニット4Cは、2つのチャネルの間でデータ転送の開始を同期させることができる。すなわち、同じ時刻における検出結果をSSIエンコーダ7B1とSSIエンコーダ7B2とから受けることができる。このような処理について以下に説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係るSSI入力ユニット4Cの機能を概略的に示したブロック図である。図5を参照して、SSI入力ユニット4Cは、トリガ発生部11と、データ受信部12,13と、記憶部14と、I/O部15とを含む。
トリガ発生部11は、たとえば所定の周期でトリガ信号Strを発生させる。この周期は、たとえば制御ユニット2(図1を参照)と位置インタフェースユニット4(図1を参照)との間の通信周期に従って決定される。トリガ信号Strは、データ受信部12,13に送られる。
データ受信部12は、同期クロックCLK1を出力して、SSIエンコーダ7B1(図2参照)からデータD1を受ける。データ受信部12は、同期クロック発生部21Aと、クロック制御部22Aと、DMA(Dynamic Access Memory)制御部(DMAC)24Aとを含む。
同期クロック発生部21Aは、パルス列を発生させる。このパルス列が、同期クロックCLK1として同期クロック発生部21Aから出力される。たとえば同期クロック発生部21Aは、タイマあるいはカウンタにより実現可能である。
クロック制御部22Aは、トリガ信号Strに応答して、同期クロック発生部21Aを制御して、同期クロックCLK1の発生および停止を制御する。なお、クロック制御部22Aは、記憶部14に記憶された同期クロックCLK1の周期の設定値を読出して、その設定値を同期クロック発生部21Aにロードしてもよい。
DMAC23Aは、同期クロック発生部21Aが発生させたクロックに同期してデータD1を1ビットずつ取得して、そのビットを記憶部14へと送信する。DMACを用いることにより、高速(たとえばMHzオーダー)のデータ伝送にも対応することができる。
データ受信部13は、同期クロックCLK1に代えて同期クロックCLK2を送信する点、およびデータD1に代えてデータD2を受ける点においてデータ受信部12と異なる。データ受信部13は、同期クロック発生部21Bと、クロック制御部22Bと、DMAC24Bとを含む。データ受信部13の各部分の機能は、データ受信部12の対応する部分の機能と同じであるので以後の詳細な説明は繰り返さない。
記憶部14は、同期クロックCLK1,CLK2の周波数に関する設定値、同期クロックのパルスの数に関する設定値を記憶する。記憶部14は、揮発性メモリおよび不揮発性メモリのいずれでもよい。たとえば記憶部14が揮発性メモリであれば、SSI入力ユニット4Cの起動時に、制御ユニット2から、ネットワークおよび通信ユニット3(いずれも図1を参照)を介してSSI入力ユニット4Cの記憶部14に上記の設定値が入力される。
I/O部15は、たとえば図1に示す制御ユニット2からの命令を受けるとともに、取得したデータD1,D2を、制御ユニット2へと送信する。なお、SSI入力ユニット4Cは、データD1,D2に適切な処理を施して、その処理後のデータを制御ユニット2へと送信してもよい。
なお、図5は、1つの実施の形態に係る構成を示すものであり、SSI入力インタフェースの構成を限定するものではない。たとえば複数の機能ブロックを1つに統合してもよい。逆に1つの機能ブロックを複数の機能ブロックに分割することも可能である。
図6は、本発明の実施の形態に係るSSI入力ユニット4Cの動作の一例を示すタイミング図である。図5および図6を参照して、まず、時刻t10においてトリガ発生部11がトリガ信号Strを発生させる。同期クロック発生部21A,21B,クロック制御部22A,22Bはトリガ信号Strに応じてスタートされ、同期クロックCLK1,CLK2をそれぞれHレベルからLレベルへと変化させる。これにより、時刻t11において、同期クロックCLK1,CLK2が同時に立下がる。
時刻t11から時刻t12までの間の期間に同期クロックCLK1,CLK2の周波数が設定される。この例では、同期クロックCLK1,CLK2の周波数は同じである。したがって時刻t12以後、同期クロックCLK1,CLK2は同じ周期で変化する。
同期クロックの1周期ごとに1ビットのデータが取得される。図6に示されるように、この例ではデータD1,D2の長さが異なる。すなわち、データD1のビット数は5であり、データD2のビット数は8である。時刻t13において、データD1の転送(SSI入力ユニット4CによるデータD1の取得)が終了する。クロック制御部22Aは、同期クロック発生部21Aをオフにする。したがって、時刻t12以後、同期クロックCLK1はHレベルとなる。その後、時刻t14において、データD2の転送が終了する。クロック制御部22Bは、同期クロック発生部21Bをオフにする。時刻t14以後、同期クロックCLK2はHレベルとなる。
その後、時刻t15においてトリガ発生部11がトリガ信号Strを再び発生させる。同期クロック発生部21A,21B,クロック制御部22A,22Bは、トリガ信号Strに応じてスタートされ、同期クロックCLK1,CLK2をそれぞれHレベルからLレベルへと変化させる。したがって時刻t16において、同期クロックCLK1,CLK2が同時に立下がる。時刻t21以後のデータD1,D2の転送に関しては、上記の処理と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
図7は、本発明の実施の形態に係るSSI入力ユニットの動作の他の例を示すタイミング図である。図6と図7とを参照して、時刻t20〜t24の各々におけるSSI入力ユニット4Cの動作は、それぞれ、時刻t10〜時刻t14の各々におけるSSI入力ユニット4Cの動作に対応する。つまり、時刻t20において、トリガ発生部11は、トリガ信号Strを発生させる。応じて時刻t21において、同期クロックCLK1,CLK2が同時に立下がる。たとえば、信号Strに応じて、同期クロック発生部21A,21Bは起動され、ある一定の時間を計測する。その時間計測が終了した時刻が時刻t21である。そして、時刻t21から時刻t22までの間に同期クロックCLK1,CLK2の周波数が設定される。図7に示された例では、同期クロックCLK1,CLK2の周波数が異なる。具体的には、同期クロックCLK2の周波数が同期クロックCLK1の周波数よりも低い。
SSIエンコーダ7Bでは、データの確定にある程度の時間が必要である。したがって、図7に示されるように、同期クロックCLK1,CLK2が時刻t21において一旦立下げられる。そして、その後に同期クロックCLK1,CLK2の周波数が設定される。同期クロック発生部21A,21Bは、その設定された周波数のクロックを出力する。上記のように、クロックを発生させる手段は特に限定されず、たとえばタイマによってクロックを発生させてもよい。
なお、図7では、図示の便宜のため、データD2を4ビットのデータとして表現している。しかしデータD2のビット数はこのように限定されるものではない。
このように本発明の実施の形態によれば、複数のチャネルでのデータ受信時において、同期クロックを同時に立下げる。これにより、2つのチャネルの間でデータ転送の開始を同期させることができる。すなわち、同じ時刻における検出結果をSSIエンコーダ7B1とSSIエンコーダ7B2とから受けることができる。
さらに本発明の実施の形態によれば、同期クロックを生成する機能ブロックが互いに独立している。これにより複数のチャネルでのデータ受信をパラレルに実行することができる。したがって、各チャネルにおいてデータ更新間隔を短縮することができる。
さらに、本発明の実施の形態によれば、複数のチャネルの間で同期クロックの周波数を異ならせることができる。これにより、チャネル間でデータ伝送速度が異なる場合にも、1つのユニットでデータを受信することができる。したがって、高機能(したがって高価な)マイクロコンピュータを使用したり、複数の入力ユニットを設けたりするといった方法を採用することに起因するコストアップを抑えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 モーション制御システム、2 制御ユニット、3 通信ユニット、4 位置インタフェースユニット、4A パルス出力ユニット、4B パルス入力ユニット、4C SSI入力ユニット、5 モータドライバ、6 モータ、7A エンコーダ、7B,7B1,7B2 SSIエンコーダ、11 トリガ発生部、12,13 データ受信部、14 記憶部、15 I/O部、21A,21B 同期クロック発生部、22A,22B クロック制御部。

Claims (4)

  1. 同期シリアルインタフェース回路であって、
    複数のチャネルを備え、
    各前記チャネルは、同期クロックを出力して、当該出力された同期クロックに同期して各前記チャネルに送られたデータを受信し、
    データの受信開始時に、前記複数のチャネルは、前記同期クロックを同時に立下げる、同期シリアルインタフェース回路。
  2. 前記複数のチャネルの各々は、前記データの受信開始時において、前記同期クロックを立下げてから前記同期クロックを立上げるまでの期間に、前記同期クロックの周波数を設定する、請求項1に記載の同期シリアルインタフェース回路。
  3. 前記複数のチャネルは、前記同期クロックの周波数を互いに独立に設定可能である、請求項1または2に記載の同期シリアルインタフェース回路。
  4. 前記同期シリアルインタフェース回路は、
    前記受信したデータを記憶する記憶部をさらに備え、
    各前記チャネルは、
    前記同期クロックを発生させる同期クロック発生部と、
    当該チャネルが受信すべきデータの長さに応じた期間、前記同期クロック発生部を動作させるクロック制御部と、
    前記データを受信して前記記憶部に前記受信したデータを転送するDMA制御部とを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の同期シリアルインタフェース回路。
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