JP2014155206A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】偏光フィルタを経た光学像に対応する電子画像を撮像装置から取得する、電子カメラを提供する。
【解決手段】イメージャ16は、撮像面で捉えられたシーンを表す生画像データを出力する。撮像面は、偏光フィルタユニットが鏡筒に装着されたときに偏光フィルタによって覆われる。CPU26は、イメージャ16の出力に基づいて人物の顔画像を探索する処理をシャッタボタン28shが半押しされる毎に実行し、顔画像が探知されたときに光軸周り方向における顔画像の傾斜角を検出する。検出された傾斜角は、顔画像の探索結果が“非探知”から“探知”に更新されたときに基準傾斜角として設定される。顔画像の探索結果について“探知”が連続すると、CPU26は、今回検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように、光軸周り方向における偏光フィルタの回転角度を調整する。
【効果】電子カメラの操作性が向上する。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子カメラに関し、特に、偏光フィルタを経た光学像に対応する電子画像を撮像装置から取得する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、撮影画像内の反射物への撮影者の写り込みが検出された場合に、本撮影時に偏光フィルタが回動される。これによって、本撮影画像に撮影者が写り込む事態が回避される。
特開2012−119912号公報
しかし、背景技術では、共通の物体を連続的に撮影することを想定しておらず、操作性に限界がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、操作性を高めることができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段(16)、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(50)を支持する支持手段(BRL)、撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角を第1ユーザ操作に応答して検出する検出手段(S55)、および検出手段によって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように光軸周り方向における偏光フィルタの回転角度を調整する第1調整手段(S75~S77)を備える。
好ましくは、第1ユーザ操作が行われる毎に撮像手段の出力から特定物体像を探索する探索手段(S31~S39)、探索手段の探索結果が非探知から探知に更新されたとき検出手段によって検出された傾斜角を基準傾斜角として設定する設定手段(S73)、および設定手段の処理に関連して第1調整手段を停止する停止手段(S71)がさらに備えられる。
さらに好ましくは、検出手段は探索手段の探索結果を参照して傾斜角を検出する。
好ましくは、調整手段の処理が完了した後の撮像手段の出力に基づいて露光量およびフォーカスの少なくとも一方を調整する第2調整手段(S19~S21)がさらに備えられる。
好ましくは、第1ユーザ操作の後の第2ユーザ操作に応答して撮像手段から電子画像を取得する取得手段(S27)がさらに備えられる。
好ましくは、特定物体像は人物または動物の顔画像に相当する。
この発明に従う撮像制御プログラムは、撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段(16)、および撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(50)を支持する支持手段(BRL)を備える電子カメラ(10)のプロセッサ(26)に、撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ(S55)、および検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように光軸周り方向における偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップ(S75~S77)を実行させるための、撮像制御プログラムである。
この発明に従う撮像制御方法は、撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段(16)、および撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(50)を支持する支持手段(BRL)を備える電子カメラ(10)によって実行される撮像制御方法であって、撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ(S55)、および検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように光軸周り方向における偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップ(S75~S77)を備える。
この発明に従う外部制御プログラムは、撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段(16)、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(50)を支持する支持手段(BRL)、およびメモリ(48)に保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサ(26)を備える電子カメラ(10)に供給される外部制御プログラムであって、撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ(S55)、および検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように光軸周り方向における偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップ(S75~S77)を内部制御プログラムと協働してプロセッサに実行させるための、外部制御プログラムである。
この発明に従う電子カメラ(10)は、撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段(16)、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(50)を支持する支持手段(BRL)、外部制御プログラムを取り込む取り込み手段(58)、および取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリ(48)に保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサ(26)を備える電子カメラであって、外部制御プログラムは、撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ(S55)、および検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように光軸周り方向における偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップ(S75~S77)を内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する。
特定物体像の光軸周り方向における傾斜角は第1ユーザ操作に応答して検出されるところ、撮像面の前方に配置される偏光フィルタの光軸周り方向における回転角度は、検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように調整される。これによって、偏光フィルタを通して特定物体像を連続的に撮影する場合に、偏光フィルタの回転角度を微調整する手間が軽減される。こうして、操作性が向上する。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例の基本的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図2実施例に適用されるSDRAMのマッピング状態の一例を示す図解図である。 撮像面における評価エリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。 図2実施例によって参照される探索辞書の構成の一例を示す図解図である。 カメラ筐体の前面の一例を示す図解図である。 外付けの偏光フィルタユニットの外観の一例を示す斜視図である。 (A)は偏光フィルタユニットを装着する前のカメラ筐体の側面の一例を示す図解図であり、(B)は偏光フィルタユニットを装着した後のカメラ筐体の側面の一例を示す図解図である。 偏光フィルタユニットの構成および撮像光学系の構成の一例を示すブロック図である。 撮像シーンの一例を示す図解図である。 偏光フィルタモードの下で撮像された画像の一例を示す図解図である。 偏光フィルタモードの下で撮像された画像の他の一例を示す図解図である。 偏光フィルタモードの下で撮像された画像のその他の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 この発明のその他の実施例の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
図1を参照して、この実施例の電子カメラは、基本的に次のように構成される。撮像手段1は、撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する。支持手段2は、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ5を支持する。検出手段3は、撮像手段1の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角を第1ユーザ操作に応答して検出する。第1調整手段4は、検出手段3によって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように光軸周り方向における偏光フィルタ5の回転角度を調整する。
特定物体像の光軸周り方向における傾斜角は第1ユーザ操作に応答して検出されるところ、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ5の光軸周り方向における回転角度は、検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように調整される。これによって、偏光フィルタ5を通して特定物体像を連続的に撮影する場合に、偏光フィルタ5の回転角度を微調整する手間が軽減される。こうして、操作性が向上する。
[実施例]
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18aおよび18bによってそれぞれ駆動されるフォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。これらの部材を経た光学像は、イメージャ16の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、光学像に対応する電荷が生成される。
キー入力装置28に設けられたモードスイッチ28mdによって通常モードが選択されると、CPU26は、動画取り込み処理を実行するべく、露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しをドライバ18cに命令する。ドライバ18cは、図示しないSG(Signal Generator)から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージャ16からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
前処理回路20は、イメージャ16から出力された生画像データにディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御などの処理を施す。これらの処理を施された生画像データは、メモリ制御回路30を通してSDRAM32の生画像エリア32a(図3参照)に書き込まれる。
後処理回路34は、生画像エリア32aに格納された生画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された生画像データに色分離処理,白バランス調整処理およびYUV変換処理を施す。これによって生成されたYUV形式の画像データは、メモリ制御回路30によってSDRAM32のYUV画像エリア32b(図3参照)に書き込まれる。
LCDドライバ36は、YUV画像エリア32bに格納された画像データをメモリ制御回路30を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ40を駆動する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
図4を参照して、撮像面の中央には評価エリアEVAが割り当てられる。評価エリアEVAは水平方向および垂直方向の各々において16分割され、256個の分割エリアが評価エリアEVAを形成する。また、図2に示す前処理回路20は、上述した処理に加えて、生画像データを簡易的にRGBデータに変換する簡易RGB変換処理を実行する。
AE評価回路22は、前処理回路20によって生成されたRGBデータのうち評価エリアEVAに属するRGBデータを、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAE評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAE評価回路22から出力される。AF評価回路24は、前処理回路20によって生成されたRGBデータのうち評価エリアEVAに属するRGBデータの高周波成分を、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAF評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAF評価回路24から出力される。
キー入力装置28に設けられたシャッタボタン28shが非操作状態にあるとき、CPU26は、AE評価回路22から出力された256個のAE評価値に基づいて簡易AE処理を実行し、適正EV値を算出する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間はドライバ18bおよび18cに設定され、これによってスルー画像の明るさが大まかに調整される。
フラッシュメモリ48には、図5に示す探索辞書DICが収められる。図5によれば、人物の左目を表す器官画像が識別番号“1”に割り当てられ、人物の右目を表す器官画像が識別番号“2”に割り当てられ、人物の鼻を表す器官画像が識別番号“3”に割り当てられ、人物の口を表す器官画像が識別番号“4”に割り当てられる。
ユーザによってシャッタボタン28shが半押しされると、探索辞書DICを用いた顔器官検出処理が以下の要領で実行される。CPU26はまず、参照すべき器官画像の識別番号を示す変数Kを“1”〜“4”の各々に設定し、変数Kが記述された探索命令を顔器官検出回路40に向けて発行する。
顔器官検出回路40は、後処理画像エリア32bに格納された最新1フレームの画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、探索辞書DICに収められたK番目の器官画像に符合する部分画像を読み出された画像データから探索する。探索処理が完了すると、所望の部分画像の探知/非探知を示す識別情報が記述された探索結果が作成される。また、識別情報が“探知”であれば、探知された部分画像のサイズおよび位置が探索結果に追記される。
CPU26は、こうして作成された探索結果を顔器官検出回路40から取得し、探索処理の対象とされた画像データに顔画像が存在するか否かを取得した探索結果に基づいて判別し、判別結果に応じて異なる要領でAE/AFエリアのサイズおよび位置を調整する。対象画像データから顔画像が探知されれば、AE/AFエリアのサイズおよび位置は探知された顔画像のサイズおよび位置に合わせられる。一方、対象画像データから顔画像が探知されなければ、AE/AFエリアのサイズおよび位置は評価エリアEVAのサイズおよび位置に合わせられる。
CPU26は続いて、AE評価回路22から出力された256個のAE評価値のうちAE/AFエリアに属する一部のAE評価値に基づいて厳格AE処理を実行する。これによって最適EV値が算出され、算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間もまたドライバ18bおよび18cに設定される。この結果、AE/AFエリアに属する画像の明るさが最適値を示すように、露光量が調整される。
CPU26はまた、AF評価回路24から出力された256個のAF評価値のうちAE/AFエリアに属する一部のAF評価値に基づいて、AF処理を実行する。フォーカスレンズ12は合焦点の探索のためにドライバ18aによって光軸方向に移動し、これによって発見された合焦点に配置される。この結果、AE/AFエリアに属する画像の鮮鋭度が最適値を示すようにフォーカスが調整される。
シャッタボタン28shが全押しされると、CPU26は、静止画取り込み処理を実行する。この結果、シャッタボタン28shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データがYUV画像エリア32bから静止画像エリア32c(図3参照)に退避される。CPU26は続いて、記録処理の実行をメモリI/F40に命令する。メモリI/F40は、静止画像エリア32cに格納された1フレームの画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体42に記録する。
図6を参照して、カメラ筐体CHSの前面には、フォーカスレンズ12を有してカメラ筐体CHSの前方に突出する鏡筒BRLが設けられる。また、図7を参照して、偏光フィルタユニット50は、円盤状の偏光フィルタ52とリング状の外枠54とによって形成される。偏光フィルタ52は、外枠54の内径よりも大きくかつ外枠54の外径よりも小さい外径を有し、偏光フィルタ52の外周縁が外枠54の内周縁に嵌合される。嵌合された偏光フィルタ52は、外枠54の内周縁に沿って摺動可能とされる。
また、外枠54の内径は鏡筒BRLの外径よりも僅かに小さく、偏光フィルタユニット50は図8(A)〜図8(B)に示す要領で鏡筒BRLに着脱自在に装着される。装着時、偏光フィルタ52の一方主面はカメラ筐体CHSの前方を向き、偏光フィルタ52の他方主面はフォーカスレンズ12を向く。電場および磁場が特定方向にのみ振動する一部の光は、こうして装着された偏光フィルタユニット50によって減衰される。
図9を参照して、偏光フィルタユニット50は、制御端子T1に接続されたドライバ56をさらに有する。CPU26から発行された命令が制御端子T1を介して与えられると、ドライバ56は、偏光フィルタ52を外枠54の内周縁に沿って摺動させる。偏光フィルタユニット50が鏡筒BRLに装着されたとき、偏光フィルタ52は光軸回り方向に回転し、フォーカスレンズ12への光の入射態様は偏光フィルタ52の回転に伴って変化する。
偏光フィルタユニット50が鏡筒BRLに装着され、かつモードスイッチ28mdによって偏光フィルタモードが選択されると、偏光フィルタ52の回転角度を調整する処理が以下の要領で追加的に実行される。
偏光フィルタ52の回転角度は、キー入力装置28に設けられたフィルタ回転ボタン28ftが操作されたときに、ドライバ56によって既定量ずつ回転される。つまり、撮像面への光の入射態様は、ユーザによるフィルタ回転操作に従って変動する。
シャッタボタン28shがユーザによって半押しされると、上述した顔検出処理が実行される。偏光フィルタモードでは、顔検出処理によって顔画像が探知されたとき、光軸周り方向における顔画像の傾斜角が追加的に検出される。今回のシャッタボタン28shの半押しが電源投入後の1回目の半押しである場合、或いは前回のシャッタボタン28shの半押し時に顔画像が探知されなかった場合、検出された傾斜角は基準傾斜角として設定される。
一方、今回のシャッタボタン28shの半押しが電源投入後の2回目以降の半押しで、かつ前回のシャッタボタン28shの半押し時に顔画像が探知された場合は、探知された顔画像の傾斜角の基準傾斜角に対する変動量が検出され、検出された変動量が抑制されるように偏光フィルタ52の回転角度が調整される。
したがって、電源投入後の1回目のシャッタボタン28shの半押しが図10に示すフレームF1に対して実行された場合、図11に示す点線の角度が顔画像の傾斜角として検出され、かつこの傾斜角が基準傾斜角として設定される。
また、電源投入後の2回目のシャッタボタン28shの半押しが図10に示すフレームF2に対して実行されると、図12に示す点線の角度が顔画像の傾斜角として検出され、この傾斜角度と基準傾斜角とのずれが抑制されるように偏光フィルタ52が時計回り方向に回転される。
さらに、電源投入後の3回目のシャッタボタン28shの半押しが図10に示すフレームF3に対して実行されると、図13に示す点線の角度が顔画像の傾斜角として検出され、この傾斜角度と基準傾斜角とのずれが抑制されるように偏光フィルタ52が反時計回り方向に回転される。
偏光フィルタモードの下で人物の顔を連続的に撮影する場合、偏光フィルタ52の回転角度はこうして微調整される。これによって、カメラ筐体CHSの姿勢が光軸周り方向において変動することに起因する画質の低下を抑えることができ、さらにはこのような画質の低下を抑えるべく偏光フィルタ52の回転角度を微調整する手間を省くことができる。
CPU26は、図14〜図17に示す撮像タスクおよび図18に示すフィルタ制御タスクを含む複数のタスクをマルチタスクOSの制御の下で並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ48に記憶される。
図14を参照して、ステップS1では現時点の撮像モードが通常モードおよび偏光フィルタモードのいずれであるかを判別する。現時点の撮像モードが通常モードであれば、そのままステップS7に進む。これに対して、現時点の撮像モードが偏光フィルタモードであれば、ステップS3でフラグFLGfaceおよびP_FLGを“0”に設定し、ステップS5でフィルタ制御タスクを起動し、その後にステップS7に進む。
なお、フラグFLGfaceは今回の顔検出処理の結果を識別するためのフラグであり、フラグP_FLGfは前回の顔検出処理の結果を識別するためのフラグである。
ステップS7では、動画取込み処理を実行する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すスルー画像がLCDモニタ38に表示される。ステップS9ではシャッタボタン28shが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOである限り、ステップS11で簡易AE処理を繰り返し実行する。この結果、スルー画像の明るさが大まかに調整される。
ステップS9の判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS11で顔検出処理を実行する。これによって、AE/AFエリアの配置が調整される。また、現時点の撮像モードが偏光フィルタモードでかつ顔画像が探知されたときは、光軸周り方向における顔画像の傾斜角が追加的に検出される。
顔検出処理が完了すると、現時点の撮像モードをステップS15で再度判別する。現時点の撮像モードが通常モードであれば、そのままステップS19に進む。これに対して、現時点の撮像モードが偏光フィルタモードであれば、フィルタ制御タスクからの起動命令の発行をステップS17で待ち、その後にステップS19に進む。
ステップS19では厳格AE処理を実行し、ステップS21ではAF処理を実行する。厳格AE処理はAE/AFエリアに属する一部のAE評価値を参照して実行され、AF処理もまたAE/AFエリアに属する一部のAF評価値を参照して実行される。この結果、AE/AFエリアに属する画像の明るさおよび鮮鋭度が最適値を示すように、露光量およびフォーカスが調整される。
ステップS23ではシャッタボタン28shが全押しされたか否かを判別し、ステップS25ではシャッタボタン28shの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS25の判別結果がYESであればそのままステップS9に戻り、ステップS23の判別結果がYESであればステップS27〜S29の処理を経てステップS9に戻る。
ステップS27では静止画取り込み処理を実行し、ステップS29では記録処理の実行をメモリI/F42に命令する。静止画取り込み処理の結果、シャッタボタン28shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データがYUV画像エリア32bから静止画像エリア32cに退避される。記録処理の実行を命令されたメモリI/F42は、静止画像エリア32cに格納された1フレームの画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体44に記録する。
図14に示すステップS13の顔検出処理は、図16〜図17に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS31では参照すべき器官画像の識別番号を示す変数Kを“1”に設定し、ステップS33では変数Kが記述された探索命令を顔器官検出回路40に向けて発行する。
顔器官検出回路40は、後処理画像エリア32bに格納された最新1フレームの画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、探索辞書DICに収められたK番目の器官画像に符合する部分画像を読み出された画像データから探索する。探索処理が完了すると、所望の部分画像の探知/非探知を示す識別情報が記述された探索結果が作成される。また、識別情報が“探知”であれば、探知された部分画像のサイズおよび位置が探索結果に追記される。
ステップS35ではこうして作成された探索結果を顔器官検出回路40から取得し、ステップS37では変数Kが“4”に達したか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS39で変数KをインクリメントしてからステップS33に戻り、判別結果がYESであればステップS41に進む。
ステップS41では、探索処理の対象とされた画像データに顔画像が存在するか否かをステップS35で取得した探索結果に基づいて判別する。判別結果がYESであればステップS43に進み、AE/AFエリアのサイズおよび位置を探知された顔画像のサイズおよび位置に合わせる。一方、判別結果がNOであればステップ45に進み、AE/AFエリアのサイズおよび位置を評価エリアEVAのサイズおよび位置に合わせる。
ステップS43またはS45の処理が完了すると、現時点の撮像モードが通常モードおよび偏光フィルタモードのいずれであるかをステップS47で判別する。現時点の撮像モードが通常モードであれば上階層のルーチンに復帰し、現時点の撮像モードが偏光フィルタモードであればステップS49に進む。
ステップS49ではフラグFLGfaceの値をフラグP_FLGに設定し、ステップS51では上述のステップS41と同様の処理を実行する。つまり、探索処理の対象とされた画像データに顔画像が存在するか否かを、ステップS35で取得した探索結果に基づいて判別する。
判別結果がYESであれば、ステップS53でフラグFLGfaceを“1”に設定する。ステップS55では、探知された顔画像の光軸周り方向における傾斜角をステップS35で取得した探索結果に基づいて検出する。これに対して、ステップS51の判別結果がNOであれば、ステップS57でフラグFLGfaceを“0”に設定する。ステップS55またはS57の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
図18を参照して、ステップS61ではシャッタボタン28shが半押しされたか否かを判別し、ステップS63ではフィルタ回転ボタン28ftが操作されたか否かを判別する。ステップS63の判別結果がYESであればステップS65に進み、ドライバ56を制御して偏光フィルタ52を光軸周り方向に既定角度だけ回転させる。ステップS65の処理が完了すると、ステップS61に戻る。
ステップS61の判別結果がYESであれば、上述した顔検出処理の完了をステップS67で待ち、フラグFLGfaceが“1”を示すか否かをステップS69で判別する。判別結果がNOであれば、顔画像は探知されなかったとみなし、ステップS79で撮像タスクに向けて起動命令を発行してからステップS61に戻る。
ステップS69の判別結果がYESであれば、顔画像が探知されたとみなし、フラグP_FLGが“1”を示すか否かをステップS71で判別する。判別結果がNOであれば、今回のシャッタボタン28shの半押しは電源投入後の1回目の半押しであるか、或いは前回のシャッタボタン28shの半押し時に顔画像が探知されなかったとみなし、ステップS73に進む。ステップS73では、ステップS55で検出された傾斜角を基準傾斜角に設定する。
一方、ステップS71の判別結果がYESであれば、今回のシャッタボタン28shの半押しは電源投入後の2回目以降の半押しで、かつ前回のシャッタボタン28shの半押し時に顔画像が探知されたとみなし、ステップS75に進む。ステップS75では、ステップS55で検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動量を検出する。ステップS75ではまた、検出された変動量の大きさに応じて異なる報知を出力する。ステップS77では、検出された変動量が抑制されるように偏光フィルタ52の回転角度を調整する。偏光フィルタ52は、変動量が抑制される方向にドライバ56によって回転される。
ステップS73またはS77の処理が完了すると、ステップS79で撮像タスクに向けて起動命令を発行し、その後にステップS61に戻る。
以上の説明から分かるように、イメージャ16は、撮像面で捉えられたシーンを表す生画像データを出力する。撮像面は、偏光フィルタユニット50が鏡筒BRLに装着されたときに偏光フィルタ52によって覆われる。CPU26は、イメージャ16の出力に基づいて人物の顔画像を探索する処理をシャッタボタン28shが半押しされる毎に実行し(S31~S39)、顔画像が探知されたときに光軸周り方向における顔画像の傾斜角を検出する(S55)。検出された傾斜角は、顔画像の探索結果が“非探知”から“探知”に更新されたときに基準傾斜角として設定される(S73)。顔画像の探索結果について“探知”が連続すると、CPU26は、今回検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように、光軸周り方向における偏光フィルタ52の回転角度を調整する(S75~S77)。
顔画像の光軸周り方向における傾斜角はシャッタボタン28shの半押しに応答して検出されるところ、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ52の光軸周り方向における回転角度は、検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように調整される。これによって、偏光フィルタ52を通して顔画像を連続的に撮影する場合に、偏光フィルタ52の回転角度を微調整する手間が軽減される。こうして、操作性が向上する。
なお、この実施例では、外付けの偏光フィルタユニットを想定しているが、偏光フィルタはカメラに内蔵させるようにしてもよい。また、この実施例では、人物の顔画像を検出することを想定しているが、動物の顔画像を検出するようにしてもよい。
さらに、この実施例では、マルチタスクOSおよびこれによって実行される複数のタスクに相当する制御プログラムは、フラッシュメモリ48に予め記憶される。しかし、図17に示すように通信I/F58をディジタルカメラ10に設け、一部の制御プログラムを内部制御プログラムとしてフラッシュメモリ48に当初から準備する一方、他の一部の制御プログラムを外部制御プログラムとして外部サーバから取得するようにしてもよい。この場合、上述の動作は、内部制御プログラムおよび外部制御プログラムの協働によって実現される。
また、この実施例では、CPU26によって実行される処理を上述の要領で複数のタスクに区分するようにしている。しかし、各々のタスクをさらに複数の小タスクに区分してもよく、さらには区分された複数の小タスクの一部を他のタスクに統合するようにしてもよい。また、各々のタスクを複数の小タスクに区分する場合、その全部または一部を外部サーバから取得するようにしてもよい。
10 …ディジタルカメラ
16 …イメージャ
22 …AE評価回路
24 …AF評価回路
26 …CPU
32 …SDRAM
38 …LCDモニタ
40 …顔検出回路
50 …偏光フィルタユニット

Claims (10)

  1. 撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段、
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタを支持する支持手段、
    前記撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角を第1ユーザ操作に応答して検出する検出手段、および
    前記検出手段によって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように前記光軸周り方向における前記偏光フィルタの回転角度を調整する第1調整手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記第1ユーザ操作が行われる毎に前記撮像手段の出力から前記特定物体像を探索する探索手段、
    前記探索手段の探索結果が非探知から探知に更新されたとき前記検出手段によって検出された傾斜角を前記基準傾斜角として設定する設定手段、および
    前記設定手段の処理に関連して前記第1調整手段を停止する停止手段をさらに備える、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記検出手段は前記探索手段の探索結果を参照して前記傾斜角を検出する、請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記調整手段の処理が完了した後の前記撮像手段の出力に基づいて露光量およびフォーカスの少なくとも一方を調整する第2調整手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 前記第1ユーザ操作の後の第2ユーザ操作に応答して前記撮像手段から電子画像を取得する取得手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. 前記特定物体像は人物または動物の顔画像に相当する、請求項1ないし5のいずれかに記載の電子カメラ。
  7. 撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段、および
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタを支持する支持手段を備える電子カメラのプロセッサに、
    前記撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ、および
    前記検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように前記光軸周り方向における前記偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップを実行させるための、撮像制御プログラム。
  8. 撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段、および
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタを支持する支持手段を備える電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、
    前記撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ、および
    前記検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように前記光軸周り方向における前記偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップを備える、撮像制御方法。
  9. 撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段、
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタを支持する支持手段、および
    メモリに保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラに供給される外部制御プログラムであって、
    前記撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ、および
    前記検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように前記光軸周り方向における前記偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップを前記内部制御プログラムと協働して前記プロセッサに実行させるための、外部制御プログラム。
  10. 撮像面で捉えられたシーンを表す電子画像を出力する撮像手段、
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタを支持する支持手段、
    外部制御プログラムを取り込む取り込み手段、および
    前記取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリに保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラであって、
    前記外部制御プログラムは、
    前記撮像手段の出力に現れた特定物体像の光軸周り方向における傾斜角をユーザ操作に応答して検出する検出ステップ、および
    前記検出ステップによって検出された傾斜角の基準傾斜角からの変動が抑制されるように前記光軸周り方向における前記偏光フィルタの回転角度を調整する調整ステップを前記内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する、電子カメラ。
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