JP2014155143A - Head set - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マイクロホンとスピーカーとを備えたヘッドセットに関する。 The present invention relates to a headset including a microphone and a speaker.
従来から、マイクロホンとスピーカーとを備えたヘッドセットが知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, a headset including a microphone and a speaker is known (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1では、組をなす第1のマイクロホンと第2のマイクロホンを、近接音源により生成される球面音場に配置している。そのために、第1のマイクロホンを近接音源に接近する位置にセットし、第2のマイクロホンを、第1のマイクロホンと近接音源との間の距離に比して遠方にセットした構成に構築されている。
In
特許文献1では第1及び第2のマイクロホンの音孔の配置に関して音孔の距離についての記載しかない。しかしながら、差動マイクロホンを用いた場合、その感度は音孔と近接音源との角度に大きく依存する。したがって、その感度を良好に保つためには近接音源に対する音孔の角度に配慮する必要がある。
本発明は、差動マイクロホンを備えたヘッドセットにおいて、差動マイクロホンの感度を向上させることを目的とする。 An object of the present invention is to improve sensitivity of a differential microphone in a headset including the differential microphone.
上記目的を達成するために本発明は、筐体と、イヤホンスピーカーと、差動マイクロホンとを備えたヘッドセットにおいて、前記筐体は、前記イヤホンスピーカーを収容する本体部と、前記差動マイクロホンを収容するアームヘッドと、前記本体部と前記アームヘッドとを繋ぐブームアームとを含み、前記アームヘッドは、前記差動マイクロホンに通じる第1音孔と、前記差動マイクロホンに通じ、前記イヤホンスピーカーとの距離が前記第1音孔と前記イヤホンスピーカーとの距離より短い第2音孔とを有し、前記イヤホンスピーカーと前記第1音孔との距離をL(mm)、前記第1音孔から前記イヤホンスピーカーへ延びる直線と前記第1音孔から前記第2音孔へ延びる直線とのなす角をθ(°)、θの中央値をθ1(°)とすると、40≦L≦120、θ1=0.0035L2−0.1781L+15.239、θ1−20≦θ≦θ1+20を全て満たすものとする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a headset including a housing, an earphone speaker, and a differential microphone, wherein the housing includes a main body portion that houses the earphone speaker, and the differential microphone. An arm head to be accommodated, and a boom arm connecting the main body and the arm head, wherein the arm head communicates with the differential microphone, communicates with the differential microphone, and the earphone speaker. Has a second sound hole that is shorter than the distance between the first sound hole and the earphone speaker, and the distance between the earphone speaker and the first sound hole is L (mm), from the first sound hole. When an angle formed by a straight line extending to the earphone speaker and a straight line extending from the first sound hole to the second sound hole is θ (°) and the median value of θ is θ 1 (°), 40 ≦ L ≦ 120, θ 1 = 0.0035L 2 −0.1781L + 15.239, and θ 1 −20 ≦ θ ≦ θ 1 +20 are all satisfied.
この構成によれば、話者がヘッドセットを装着したときに、第1及び第2音孔がほぼ頬に沿って並ぶことになる。話者から発せられた音声は、頬に沿って拡散すると考えることができるので、頬に沿って第1及び第2音孔を配設することで、近接音源からの音波の到来方向に沿って第1及び第2音孔が並ぶことになる。その結果、差動マイクロホンの感度が向上する。 According to this configuration, when the speaker wears the headset, the first and second sound holes are arranged substantially along the cheek. Since the voice emitted from the speaker can be considered to diffuse along the cheek, by arranging the first and second sound holes along the cheek, along the arrival direction of the sound wave from the near sound source The first and second sound holes are arranged. As a result, the sensitivity of the differential microphone is improved.
上記のヘッドセットにおいて、第1及び第2音孔が、前記アームヘッドの同一面に形成されるようにしてもよいし、第1及び第2音孔が、前記アームヘッドの異なる面にそれぞれ形成されるようにしてもよい。例えば、第1及び第2音孔が、前記アームヘッドの対向面にそれぞれ形成されるようにしてもよい。このように、第1及び第2音孔をアームヘッドの異なる面にそれぞれ形成することとすれば、音孔を様々な位置に配置できるので、様々な形状のマイクロホンを用いることができる。 In the headset described above, the first and second sound holes may be formed on the same surface of the arm head, or the first and second sound holes may be formed on different surfaces of the arm head, respectively. You may be made to do. For example, the first and second sound holes may be formed on the opposing surfaces of the arm head, respectively. Thus, if the first and second sound holes are respectively formed on different surfaces of the arm head, the sound holes can be arranged at various positions, so that microphones having various shapes can be used.
また上記のヘッドセットにおいて、前記イヤホンスピーカーが前記本体部の一側面から突出しており、前記ブームアームの延出方向に対して前記アームヘッドの延出方向は、前記イヤホンスピーカーが突出する方向に曲がっている形態としてもよい。これにより、適切なθとなるように第1及び第2音孔を配置し易い。 In the headset, the earphone speaker protrudes from one side surface of the main body, and the extension direction of the arm head is bent in the direction in which the earphone speaker protrudes with respect to the extension direction of the boom arm. It is good also as a form. Thereby, it is easy to arrange the first and second sound holes so as to have an appropriate θ.
また上記のヘッドセットにおいて、美観向上の観点から、第1及び第2音孔が、前記アームヘッドの延出方向に沿って形成されるようにしてもよい。 In the above headset, the first and second sound holes may be formed along the extending direction of the arm head from the viewpoint of improving aesthetics.
また上記のヘッドセットにおいて、前記ブームアームが伸縮する形態としてもよい。これにより、話者からの音声を明瞭に収音できる位置に差動マイクロホンの位置を調整することができる。 In the headset, the boom arm may be extended and retracted. Thereby, the position of the differential microphone can be adjusted to a position where the voice from the speaker can be clearly picked up.
本発明によると、ヘッドセットにおいてθを適切な角度に設計することで、話者がヘッドセットを装着したときに、第1及び第2音孔がほぼ頬に沿って並ぶことになる。すなわち、近接音源からの音波の到来方向に沿って第1及び第2音孔が並ぶことになる。その結果、差動マイクロホンの感度が向上する。 According to the present invention, by designing θ at an appropriate angle in the headset, the first and second sound holes are arranged substantially along the cheek when the speaker wears the headset. That is, the first and second sound holes are arranged along the arrival direction of the sound wave from the close sound source. As a result, the sensitivity of the differential microphone is improved.
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。なお、各実施形態は可能な範囲で組み合わせて実施することもできる。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, each embodiment can also be implemented combining in the possible range.
図1〜3は本発明の一実施形態のヘッドセットの斜視図、図4は、そのヘッドセットの側面図である。図1〜3には矢印方向が正方向を示すXYZ軸を付加している。 1-3 is a perspective view of a headset according to an embodiment of the present invention, and FIG. 4 is a side view of the headset. 1-3, an XYZ axis in which the arrow direction indicates the positive direction is added.
図1〜3に示すように、ヘッドセット10は、筐体11と、イヤーパッド12と、マルチファンクションボタン13と、LED(Light Emitting Diode)ランプ14と、充電端子15と、音量ボタン16とを備えている。このヘッドセット10は話者の片耳に取り付けるタイプである。なお、耳からの落下防止のためにイヤーフックを設けてもよい。イヤーフックは、例えば、イヤーパッド12近辺に設けたゴム状のリングとすることができる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
イヤーパッド12は筐体11(後述するスピーカー収容部114)の−Z方向側の面から−Z方向と+X方向との間の方向に突出した部材であり、イヤホンスピーカーの出力面に対向して配設されている。イヤーパッド12はイヤホンスピーカーからの音を出力する孔121を有している。
The
マルチファンクションボタン13は筐体11(後述する制御部収容部114)の側面に形成された操作ボタンである。マルチファンクションボタン13はヘッドセット10の各種機能を選択し、実行させるためのボタンである。LEDランプ14はマルチファンクションボタン13の横に形成され、LEDの点灯、消灯、色などによって電源のオン/オフ及び充電中を示すものである。充電端子15はLEDランプ14の横に形成され、ヘッドセット10を充電するためのコードを接続する端子である。音量ボタン16は筐体11のマルチファンクションボタン13とは反対側の側面に形成された操作ボタンであり、イヤホンスピーカーから出力される音量を調整するためのボタンである。
The
筐体11は、本体部111と、本体部111の一端から+X方向に延出したブームアーム112と、ブームアーム112の先端(本体部111とは反対側の一端)に形成されたアームヘッド113とを備えている。筐体11は、例えば、複数の樹脂成形部材を組み合わせることで形成される。
The
本体部111は、各部を制御する制御部を収容する制御部収容部114と、イヤホンスピーカーを収容するスピーカー収容部115とを備えている。制御部収容部114は略直方体形状である。スピーカー収容部115は制御部収容部114の内側(話者側)から−Z方向へ突出した部材であり、耳へ挿入されるものである。イヤホンスピーカーが円盤状であり、スピーカー収容部115もその形状のイヤホンスピーカーを覆う円盤状とすることができる。なお、イヤホンスピーカー収容部115は制御部収容部114から突出していなくてもよい。この場合、イヤーパッド12を耳への装着を保持する形状にするとよい。
The
ブームアーム112は、本体部111とアームヘッド113とを繋ぎ、話者の顔の前面方向に延出し、差動マイクロホン(両指向性マイクロホン)と制御部とを繋ぐ配線を収容する部材である。ブームアーム112は、図1〜3では制御部収容部114の+X方向側の端部の中央から直線的に+X方向に延出している。なお、ブームアーム112は、話者の輪郭に沿った形状としてもよい。つまり、+X方向に延出するとともに−Z方向へ湾曲したような形状である。
The
アームヘッド113は、例えば略直方体の部材であり、ブームアーム112の延出方向(+X方向)に対してアームヘッド113の延出方向(長手方向)が−Z方向側(装着時の話者の頬側)に曲がっている。これはアームヘッド113を話者の頬に沿って配置するためである。なお、ブームアーム112が短い場合はアームヘッド113の延出方向がブームアーム112と同じ+X方向であっても話者の頬に沿わせることができる。
The
アームヘッド113には差動マイクロホンが収容される。そして、アームヘッド113には、差動マイクロホンに通じる貫通孔である第1及び第2音孔116、117が形成されている。後述する図5の差動マイクロホン20を用いる場合、第1音孔116が後述する第1のマイクロホン音孔27に、第2音孔117が後述する第2のマイクロホン音孔28に繋がる。
A differential microphone is accommodated in the
上記の差動マイクロホンとしては、SMD(Surface Mount Device)タイプで直方体形状のものを好適に用いることができる。例えば、図5に示すような差動マイクロホンを用いることができる。図5は差動マイクロホンの一例の断面図である。 As the differential microphone, a SMD (Surface Mount Device) type rectangular parallelepiped can be preferably used. For example, a differential microphone as shown in FIG. 5 can be used. FIG. 5 is a cross-sectional view of an example of a differential microphone.
差動マイクロホン20は、搭載部21と、搭載部21に被せられる蓋部22とによって形成される略直方体形状のマイクロホン筐体23を備える構成となっている。マイクロホン筐体23の内部には、第1のMEMS(Micro Electro Mechanical System)チップ24と、第1のASIC(Application Specific Integrated Circuit)と、第2のMEMSチップ25と、第2のASIC26と、が収容されている。マイクロホン筐体23には、第1及び第2のマイクロホン音孔27、28が形成されている。
The
第1及び第2のMEMSチップ24、25は、シリコンチップからなり、それぞれ第1及び第2の振動板241、251を備えている。第1の振動板241は第1のマイクロホン音孔27を通じて上から、第2の振動板251は第1及び第2のマイクロホン音孔27、28を通じて上下両方から音波が到達するようになっている。第1及び第2のMEMSチップ24、25においては、音波の到来により第1及び第2の振動板241、251が振動すると、不図示の固定電極との間の静電容量が変化する。この結果、第1及び第2のMEMSチップ24、25に入射した音波(音信号)を電気信号として取り出せる。すなわち、第1及び第2のMEMSチップ24、25は、音信号を電気信号に変換する機能を有する。
The first and second MEMS chips 24 and 25 are made of silicon chips and have first and
差動マイクロホン20の外部で音が生じると、第1のマイクロホン音孔27から入力された音波が第1の音道31によって第1の振動板241の上面に到達し、第1の振動板241が振動する。これにより、第1のMEMSチップ24において静電容量の変化が生じる。第1のMEMSチップ24の静電容量の変化に基づいて取り出された電気信号は、第1のASIC(図示されないが、第1のMEMSチップ24に対して紙面奥側に存在する)のアンプ回路によって増幅処理されて出力される。
When sound is generated outside the
また、差動マイクロホン20の外部で音が生じると、第1のマイクロホン音孔27から入力された音波が第1の音道31によって第2の振動板251の上面に到達すると共に、第2のマイクロホン音孔28から入力された音波が第2の音道32によって第2の振動板251の下面に到達する。このために、第2の振動板251は、その上面に加わる音圧と下面に加わる音圧との音圧差によって振動する。これにより、第2のMEMSチップ25において静電容量の変化が生じる。第2のMEMSチップ25の静電容量の変化に基づいて取り出された電気信号は、第2のASIC26のアンプ回路によって増幅処理されて出力される。
When sound is generated outside the
音源から第1の振動板241までの距離が一定であれば、音源がどの方向にあっても第1の振動板241に加わる音圧は一定となる。すなわち、第1のMEMSチップ24側を利用する場合、差動マイクロホン20は、あらゆる方向から入射される音波を均等に受ける全指向特性を示す。
If the distance from the sound source to the
一方、第2のMEMSチップ25側を利用する場合、差動マイクロホン20は、全指向性特性を示さず、両指向特性を示す。音源から第2の振動板251までの距離が一定であれば、音源が0°又は180°の方向(第1及び第2のマイクロホン音孔27、28を結ぶ方向)にあるときに第2の振動板251に加わる音圧が最大となる。これは、音波が第2の音孔28から第2の振動板251の下面に至る距離と、音波が第1の音孔27から第2の振動板251の上面へと至る距離との差が最も大きくなるからである。
On the other hand, when the
これに対し、音源が90°又は270°の方向にあるときに第2の振動板251に加わる音圧が最小(0)になる。これは、音波が第2の音孔28から第2の振動板251の下面に至る距離と、音波が第1の音孔27から第2の振動板251の上面へと至る距離との差がほぼ0となるからである。すなわち、第2のMEMSチップ25側を利用する場合、差動マイクロホン20は、0°及び180°の方向から入射される音波に対して感度が高く、90°及び270°の方向から入射される音波に対して感度が低い特性(両指向性)を示す。
On the other hand, when the sound source is in the direction of 90 ° or 270 °, the sound pressure applied to the
このように、差動マイクロホン20は遠方ノイズ抑圧性能に優れた両指向性マイクロホンとしての機能(第2のMEMSチップ25から取り出される信号を使用することにより得られる)と、遠距離音を収音可能な全指向性マイクロホンとしての機能(第1のMEMSチップ24から取り出される信号を使用することにより得られる)と、を兼ね備える構成となっている。
As described above, the
また、差動マイクロホンとしては上記の第1のMEMSチップ24及び第1のASICを省いたような構成であってもよい。このような構成として、例えば、振動板の振動に基づいて音信号を電気信号に変換する振動部と、外部に面する第1及び第2音孔と、第1音孔から入力される音波を先程の振動板の一方の面に伝達する第1音道と、第2音孔から入力される音波を先程の振動板の他方の面に伝達する第2音道と、を備える差動マイクロホンが挙げられる。
Further, the differential microphone may have a configuration in which the
次に、アームヘッド113に形成される第1及び第2音孔116、117の配置について詳しく説明する。まず、ブームアーム112の延出方向に対してアームヘッド113の延出方向(長手方向)がイヤホンスピーカーが突出する方向(装着時の話者の頬側)に曲がっている。そして、第1及び第2音孔116、117は略直方体のアームヘッド113の同一面(図1〜4では装着時の上側面)に、アームヘッド113の延出方向に沿って形成されている。第1及び第2音孔116、117をアームヘッド113の延出方向に沿って形成することで、第1及び第2音孔116、117がアームヘッド113に対して整然と配置されているイメージを与え、美観が向上する。
Next, the arrangement of the first and
第1音孔116はアームヘッド113の先端付近に配設され、一方、第2音孔117はアームヘッド113のブームアーム112側の端部付近に配設される。つまり、第2音孔117は、イヤホンスピーカーとの距離が第1音孔116とイヤホンスピーカーとの距離より短い。なお、第1及び第2音孔116、117の形状には特に限定はなく、図1、4に示した円形をはじめ、楕円形や多角形でもよい。
The
上述したように、第1及び第2音孔116、117と近接音源(話者が発する音声)との角度よって、差動マイクロホンの感度が大きく変化する。具体的には、上述したように近接音源からの音波の到来方向に沿って第1及び第2音孔116、117を並べることで、差動マイクロホンの感度が向上する。
As described above, the sensitivity of the differential microphone varies greatly depending on the angle between the first and
図6は、第1及び第2音孔116、117の最適な配置を説明する図である。人の頭部のモデルを用い、ヘッドセット10の装着時に頬(輪郭)に沿って第1及び第2音孔116、117が配置されている3つの状態を示している。この3つの状態はブームアーム112の長さが異なる仕様によるものである。
FIG. 6 is a diagram for explaining the optimal arrangement of the first and
話者から発せられた音声は、頬に沿って拡散すると考えることができるので、頬に沿って第1及び第2音孔116、117を配設することで、近接音源からの音波の到来方向に沿って第1及び第2音孔116、117が並ぶことになる。その結果、差動マイクロホンの感度が向上する。
Since it can be considered that the sound emitted from the speaker is diffused along the cheek, the first and
そこで、頬に沿って第1及び第2音孔116、117が並ぶように設計することを考える。まず、図4に示すように、イヤホンスピーカーの中心と第1音孔116の中心との距離をL(mm)、第1音孔116の中心からイヤホンスピーカーの中心へ延びる直線と第1音孔116の中心から第2音孔117の中心へ延びる直線とのなす角をθ(°)とする。
Therefore, it is considered to design the first and
そして、装着時に話者の頬に沿って第1及び第2音孔116、117が配置されるように、θを設計する。Lはイヤホンスピーカーや差動マイクロホンを収容する大きさを確保するため、少なくとも40mm以上であることが望ましく、装着時にアームヘッド113が口元を通り過ぎない程度の長さとするのに120mm以下であることが望ましい。よって、ここでは40≦L≦120とする。
Then, θ is designed so that the first and
また、差動マイクロホンの感度が向上する角度にはある程度の範囲があるので、第1及び第2音孔116、117は正確に話者の頬に沿っている必要はなく、したがって、θは一意に決める必要はなく、ある程度の幅をもたせることができる。また、人の輪郭も様々なモデルが考えられることを考慮してもθは一意に決める必要がない。
In addition, since there is a certain range in the angle at which the sensitivity of the differential microphone is improved, the first and
これらを考慮した結果、θは、図6のモデル頭部の頬に沿って第1及び第2音孔116、117を配置したときの実測値θ1(°)を中央値として±20°の範囲であれば、差動マイクロホンの感度が向上することがわかった。よって、ここではθ1−20≦θ≦θ1+20とする。
As a result of these considerations, θ is ± 20 ° with the measured value θ 1 (°) as the median when the first and
図7に、いくつかのLに対してそれぞれθの実測値θ1を求めた結果を示す。このうち、40≦L≦120の範囲内において近似式を算出した。図8にその近似式のグラフを、図9にグラフから読み取った値を示す。ここでは、第2音孔117が第1音孔116よりもイヤホンスピーカーの背面側(本体部111側)に配置される場合のθの値を+、第2音孔117が第1音孔116よりもイヤホンスピーカーの前面側に配置される場合のθの値を−とする。
FIG. 7 shows the results of obtaining the actual measured value θ 1 of θ for several Ls. Among these, the approximate expression was calculated within the range of 40 ≦ L ≦ 120. FIG. 8 shows a graph of the approximate expression, and FIG. 9 shows values read from the graph. Here, the value of θ when the
図8において、◆がθ1の近似式を示す曲線である。このときの近似式は以下のように算出された。
θ1=0.0035L2−0.1781L+15.239
In FIG. 8, ◆ is a curve showing an approximate expression of θ 1 . The approximate expression at this time was calculated as follows.
θ 1 = 0.0035L 2 −0.1781L + 15.239
図8において、▲の曲線はθ1+20の曲線であり、■の曲線はθ1−20の曲線である。よって、40≦L≦120において、θは▲の曲線と■の曲線との間の範囲がθ1−20≦θ≦θ1+20を満たす範囲である。 In FIG. 8, the curve ▲ is a curve of θ 1 +20, and the curve ■ is a curve of θ 1 −20. Therefore, in 40 ≦ L ≦ 120, θ is a range where the range between the curve of ▲ and the curve of ■ satisfies θ 1 −20 ≦ θ ≦ θ 1 +20.
まとめると、40≦L≦120、θ1=0.0035L2−0.1781L+15.239、θ1−20≦θ≦θ1+20の全て満たすようにヘッドセットを設計すれば、第1及び第2音孔116、117がほぼ頬に沿って並ぶことになる。すなわち、第1及び第2音孔116、117が近接音源からの音波の到来方向に沿って並ぶことになる。その結果、差動マイクロホンの感度が向上する。
In summary, if the headset is designed to satisfy all of 40 ≦ L ≦ 120, θ 1 = 0.0035L 2 −0.1781L + 15.239, and θ 1 −20 ≦ θ ≦ θ 1 +20, the first and second The sound holes 116 and 117 are arranged substantially along the cheek. That is, the first and
次に、他の実施形態について説明する。図10〜図15は他の形態のアームヘッドの拡大図である。図10では、第1及び第2音孔116、117はアームヘッド113の同一面(装着時の上側面)に形成され、第1及び第2音孔116、117が並ぶ方向はアームヘッド113の延出方向に交差している。このような形態によれば、ブームアーム112に対してアームヘッド113があまり曲がっていない仕様においても適切なθとなるように第1及び第2音孔116、117を配置することができる。
Next, another embodiment will be described. 10 to 15 are enlarged views of other types of arm heads. In FIG. 10, the first and
図11では、第1及び第2音孔116、117はアームヘッド113の異なる面(装着時の上側面と下側面である対向面)にそれぞれ形成されている。また、図12では、第1及び第2音孔116、117はアームヘッド113の異なる面(装着時の頬側面と外側面である対向面)にそれぞれ形成されている。このように、第1及び第2音孔116、117をアームヘッド113の異なる面に形成することができるので、様々な形状の差動マイクロホンを用いることができる。
In FIG. 11, the first and
図13では、ブームアーム112の延出方向とアームヘッド113の延出方向(長手方向)とが同一方向である。また、第1及び第2音孔116、117はアームヘッド113の同一面(装着時の上側面)に形成され、第1及び第2音孔116、117が並ぶ方向はアームヘッド113の延出方向に交差している。このような形態によれば、ブームアーム112に対してアームヘッド113が曲がっていない仕様においても適切なθとなるように第1及び第2音孔116、117を配置することができる。
In FIG. 13, the extending direction of the
図14、図15では、ブームアーム112の延出方向とアームヘッド113の延出方向(長手方向)とが同一方向である。図14では、第1及び第2音孔116、117はアームヘッド113の異なる面(装着時の上側面と下側面である対向面)にそれぞれ形成されている。また、図15では、第1及び第2音孔116、117はアームヘッド113の異なる面(装着時の頬側面と外側面である対向面)にそれぞれ形成されている。このように、第1及び第2音孔116、117をアームヘッド113の異なる面に形成することとすれば、様々な形状のマイクロホンを用いることができる。
14 and 15, the extending direction of the
図16及び図17は伸縮可能なブームアームを有するヘッドセット40の側面図である。図16はブームアーム41が延びた状態を、図17はブームアーム41が縮んだ状態を示している。ブームアーム41以外の構成は上述した構成と同様であるので説明を省略する。
16 and 17 are side views of a
ブームアーム41は頬側に湾曲しており、本体部42との付け根で本体部42に収容可能となっている。そして、ブームアーム41を本体部42に収容することで図17の状態となる。本体部42に設けられたブームアーム41の収容部も、ブームアーム41の湾曲にならって湾曲しており、収容部に対してブームアーム41を移動させるとき、アームヘッド113は話者の頭部輪郭に沿う曲線軌跡上を移動する。
The
よって、ブームアーム41を図16と図17の間のどのような状態にしても、湾曲しているブームアーム41により、上述したθの範囲を満たす。したがって、第1及び第2音孔116、117がほぼ頬に沿って並び、その結果、差動マイクロホンの感度が向上する。さらに、この構成により、話者からの音声を明瞭に収音できる位置に差動マイクロホンの位置を調整することができる。
Therefore, no matter what the state of the
なお、ブームアームが伸縮するための機構には特に限定はなく、ブームアームが一定の軌道で伸縮する形態であればよい。 The mechanism for extending and retracting the boom arm is not particularly limited as long as the boom arm extends and contracts along a fixed track.
10 ヘッドセット
11 筐体
20 差動マイクロホン
41、112 ブームアーム
111 本体部
113 アームヘッド
116 第1音孔
117 第2音孔
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記筐体は、前記イヤホンスピーカーを収容する本体部と、前記差動マイクロホンを収容するアームヘッドと、前記本体部と前記アームヘッドとを繋ぐブームアームとを含み、
前記アームヘッドは、前記差動マイクロホンに通じる第1音孔と、前記差動マイクロホンに通じ、前記イヤホンスピーカーとの距離が前記第1音孔と前記イヤホンスピーカーとの距離より短い第2音孔とを有し、
前記イヤホンスピーカーと前記第1音孔との距離をL(mm)、前記第1音孔から前記イヤホンスピーカーへ延びる直線と前記第1音孔から前記第2音孔へ延びる直線とのなす角をθ(°)、θの中央値をθ1(°)とすると、
40≦L≦120
θ1=0.0035L2−0.1781L+15.239
θ1−20≦θ≦θ1+20
を全て満たすことを特徴とするヘッドセット。 In a headset with a housing, earphone speakers, and a differential microphone,
The housing includes a main body that accommodates the earphone speaker, an arm head that accommodates the differential microphone, and a boom arm that connects the main body and the arm head,
The arm head includes a first sound hole that communicates with the differential microphone, a second sound hole that communicates with the differential microphone, and a distance from the earphone speaker is shorter than a distance between the first sound hole and the earphone speaker. Have
A distance between the earphone speaker and the first sound hole is L (mm), and an angle formed by a straight line extending from the first sound hole to the earphone speaker and a straight line extending from the first sound hole to the second sound hole. If the median of θ (°) and θ is θ 1 (°),
40 ≦ L ≦ 120
θ 1 = 0.0035L 2 −0.1781L + 15.239
θ 1 −20 ≦ θ ≦ θ 1 +20
A headset characterized by satisfying all of the above.
前記ブームアームの延出方向に対して前記アームヘッドの延出方向は、前記イヤホンスピーカーが突出する方向に曲がっていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のヘッドセット。 The earphone speaker protrudes from one side of the main body,
5. The headset according to claim 1, wherein an extension direction of the arm head is bent in a direction in which the earphone speaker protrudes with respect to an extension direction of the boom arm.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013025243A JP2014155143A (en) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | Head set |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013025243A JP2014155143A (en) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | Head set |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014155143A true JP2014155143A (en) | 2014-08-25 |
Family
ID=51576589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013025243A Pending JP2014155143A (en) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | Head set |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014155143A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109600692A (en) * | 2017-09-30 | 2019-04-09 | 山东共达电声股份有限公司 | A kind of noise-eliminating earphone |
-
2013
- 2013-02-13 JP JP2013025243A patent/JP2014155143A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109600692A (en) * | 2017-09-30 | 2019-04-09 | 山东共达电声股份有限公司 | A kind of noise-eliminating earphone |
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