JP2014152905A - アンカーボルト - Google Patents
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Abstract
【課題】
壁面に設けた孔から抜け難いアンカーボルトを提供する。
【解決手段】
本発明のアンカーボルト1は、ボルト本体5と、ボルト本体5の雄ねじ4に螺合する雌ねじ6を備えたテーパー部材7と、テーパー部材7に外嵌する四個の当接部8を有する。テーパー部材7はボルト本体5の先端側に配置する。各当接部8は、先端部12をボルト本体5の中心軸側に折り曲げており、また同一形状になっている。各当接部8の外周面17は壁面2の孔3の内周面18に面接触する。テーパー部材7の周側面9に、各当接部8の平面形状の当接面15が当接する平面形状の傾斜面14を形成する。各当接部8の当接面15とテーパー部材7の各傾斜面14は、ボルト本体5の基端側に向かうに従ってボルト本体5の中心軸に近づくように傾斜する。各当接部8の当接面15とテーパー部材7の各傾斜面14の当接状態を維持する線状体22を有する。
【選択図】 図1
壁面に設けた孔から抜け難いアンカーボルトを提供する。
【解決手段】
本発明のアンカーボルト1は、ボルト本体5と、ボルト本体5の雄ねじ4に螺合する雌ねじ6を備えたテーパー部材7と、テーパー部材7に外嵌する四個の当接部8を有する。テーパー部材7はボルト本体5の先端側に配置する。各当接部8は、先端部12をボルト本体5の中心軸側に折り曲げており、また同一形状になっている。各当接部8の外周面17は壁面2の孔3の内周面18に面接触する。テーパー部材7の周側面9に、各当接部8の平面形状の当接面15が当接する平面形状の傾斜面14を形成する。各当接部8の当接面15とテーパー部材7の各傾斜面14は、ボルト本体5の基端側に向かうに従ってボルト本体5の中心軸に近づくように傾斜する。各当接部8の当接面15とテーパー部材7の各傾斜面14の当接状態を維持する線状体22を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンクリート製の天井や側壁などの壁面に設けた孔に固定するアンカーボルトに関するものである。
例えば、特許文献1で示すように、既設のコンクリート製の天井や側壁などの壁面にドリルなどで孔を空け、その孔にアンカーボルトを差し込んで固定し、そのアンカーボルトに設備機器や配管などを取り付けるものが知られている。
詳しくは、特許文献1のアンカーボルトは、底面(特許文献1の第1図では下側)に近づくに従って径が大きくなる円錐面形状のテーパー部片の周面に、内面を円錐面形状に勾配させた四個の滑動片をそれぞれ当接させた状態で、それらの滑動片を線状体によってテーパー部片の周面に保持しているとともに、前記テーパー部片の中心軸に沿って設けた雌ねじに鉄筋の雄ねじを螺合させている。
そして、コンクリートの壁面に空けた孔へ前記アンカーボルトを差し込んだのちに、前記雄ねじを回転させて、テーパー部片に対して前記孔から引き抜く方向の引っ張り力を加える。それによってテーパー部片が孔の開口側へ動いて、そのテーパー部片の周面が滑動片を前記孔の内周面側に押し、滑動片の外周面が前記孔の内周面に押し付けられて、前記アンカーボルトがコンクリートの壁面に保持(固定)される。
特許文献1のアンカーボルトでは、テーパー部片の周面および滑動片の内面が円錐面形状であるために、振動などによってテーパー部片が周方向にずれ動いて前記雄ねじが緩む虞がある。その結果、アンカーボルトが前記孔から抜ける可能性がある。
また、特許文献1のアンカーボルトでは、テーパー部片の周面および滑動片の内面の径が孔の開口側(特許文献1の第1図では上側)ほど小さくなるために、滑動片が孔の開口側に動き易い。そのため、アンカーボルトを孔へ差し込む際に滑動片を支えないと、滑動片がテーパー部片から外れて前記孔から抜けるなどの虞がある。
本発明は、かかる不都合を解決することを目的として提供されたものであり、土木構造物の壁面などに設けた孔から抜け難いアンカーボルトを提供することにある。
本発明は、かかる不都合を解決するために、壁面2に設けた孔3に固定するアンカーボルト1であって、円柱面状の外周面に雄ねじ4を形成しているボルト本体5と、そのボルト本体5の雄ねじ4に螺合する雌ねじ6を形成しているテーパー部材7と、そのテーパー部材7に外嵌する複数個の当接部8とを有しており、テーパー部材7は、ボルト本体5の先端側に配置しており、各当接部8は、その先端部12をボルト本体5の中心軸側に折り曲げているとともに、同一形状になっており、各当接部8の外周面17は、円柱面状になっていて孔3の内周面18に面接触可能になっており、テーパー部材7の周側面9には、各当接部8の内側に形成している平面形状の当接面15がそれぞれ当接する平面形状の傾斜面14を形成しており、各当接部8の当接面15と、テーパー部材7の各傾斜面14とは、それぞれボルト本体5の先端側から基端側に向かうに従ってボルト本体5の中心軸に近づくように傾斜しており、各当接部8の当接面15と、テーパー部材7の各傾斜面14との当接状態を維持するための維持手段を有していることを特徴とする。
ここでの壁面2には、トンネルなどの土木構造物や建築物の天井や側壁などの壁面が含まれる。当接部8の個数が多いほど、当接部8の外周面17と前記孔3の内周面18との接触面積を大きくできるが、アンカーボルト1の構造が複雑になるので、当接部8の個数は、前記接触面積とアンカーボルト1の構造などを考慮して設定されることになる。ここでの維持手段には、各当接部8の外周面17に外嵌する環状の板材や、環状のばねや、ワイヤーなどが該当する。
具体的には、維持手段は、全ての当接部8の外周面17に外嵌するとともに、各当接部8がボルト本体5の外方へ移動することを許容する線条体22である。ここでの線条体22としては、伸縮可能な環状の合成ゴムや、鋼線(ばね鋼)をC字状に曲げ加工したリングばねや、全ての当接部8の外周面17に巻き付けられるコイルばねなどが該当する。
また、各当接部8の外周面17には、その周方向に延びる溝20を設けているものとすることができる。ここでの溝20には、当接部8の外周面17の周方向に斜めに延びる場合や、当接部8の外周面17の一部に設けている場合などが含まれる。
また、当接部8の外周面17に、当該当接部8の外方へ突出する突起21を設けているものとすることができる。
本発明のアンカーボルト1は、各当接部8が壁面2の孔3内に入り込むように孔3内に差し込んで、例えば、ボルト本体5に装着(螺合)したナット25を回して、当該ナット25を孔3の開口の縁周辺に押し付け、さらにナット25を回すと、テーパー部材7が孔3の開口側へ移動して、そのテーパー部材7の傾斜面14によって各当接部8の当接面15が孔3の内周面18側へ押される。それにより、各当接部8の外周面17が孔3の内周面18にそれぞれ面圧接し(すなわち面接触した状態で押し付けられる。)、各当接部8の外周面17と孔3の内周面18との面摩擦によってアンカーボルト1が孔3に固定される。その結果、アンカーボルト1が前記孔3から抜け出ることを確実に防止することができる。
しかも、外力によってボルト本体5が孔3の外側へ引っ張られると、それに伴ってテーパー部材7の傾斜面14が各当接部8の当接面15をそれぞれより強く押すので、各当接部8の外周面17が孔3の内周面18により強く面圧接される。それによって、アンカーボルト1が孔3から抜け出ることをより確実に防止することができる。
かかる本発明のアンカーボルト1は、孔3へ固定した状態では周方向へ動き難い。そのアンカーボルト1の当接部8の平面形状の当接面15に、テーパー部材7の平面形状の傾斜面14が当接しているので、その当接部8の当接面15によってテーパー部材7が周方向へずれ動くことが抑制される。それにより、テーパー部材7のずれ動きによってボルト本体5が緩むことが抑えられ、ボルト本体5の緩みによってアンカーボルト1が孔3から抜けることを確実に防止することができる。
各当接部8の先端部12がボルト本体5の中心軸側に折り曲げられているので、ボルト本体5の先端が各当接部8の先端部12に当接することができ、例えば、当接部8を上にした状態でボルト本体5を手で持ったときには、各当接部8はボルト本体5の先端によって支持される。その結果、作業者は、アンカーボルト1を孔3内に差し込む際に各当接部8を支えなくても済み、アンカーボルト1の設置の際の作業性が向上する。また、各当接部8の先端部12を折り曲げたことで、各当接部8の先端側の強度が向上する。
各当接部8が同一形状になっているので、その分だけアンカーボルト1の構成部品の種類を少なくすることができ、部品管理の手間などを軽減することができる。また、各当接部8がそれぞれ独立しているので、例えばボルト本体5の径が異なる種類のアンカーボルト1であっても、本発明の当接部8を装着することができ、それによっても部品管理の手間などを軽減することができる。
各当接部8の当接面15と、テーパー部材7の各傾斜面14との当接状態を維持する維持手段が、各当接部8がボルト本体5の外方へ移動することを許容する線条体22であると、維持手段が各当接部8の孔3の内周面18側への移動の抵抗になることが抑えられる。それにより、各当接部8の外周面17を孔3の内周面18へ確りと面圧接させることができる。
各当接部8の外周面17に溝20を設けていると、各当接部8の外周面17が孔3の内周面18に面圧接したときには、溝20の縁が前記孔3の内周面18に食い込み、それによってアンカーボルト1が孔3から抜けることをより確実に防止することができる。
各当接部8の外周面17に突起21を設けていると、アンカーボルト1を孔3へ差し込んだ際に前記突起21が孔3の内周面18に引っ掛かって、当接部8が孔3から抜け落ちることを防止することができる。
本発明に係るアンカーボルトの一実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。本発明のアンカーボルト1は、図5に示すように、例えばコンクリート製の天井の壁面2に空けた(設けた)孔3へ差し込んで固定するようになっている。
そのアンカーボルト1は、図1および図2に示すように、円柱面状の外周面に雄ねじ4を形成しているボルト本体5と、そのボルト本体5の雄ねじ4に螺合する雌ねじ6を中心軸に沿って貫通状に形成しているテーパー部材7と、そのテーパー部材7に外嵌する四個の当接部8とを有している。テーパー部材7は、ボルト本体5の上端側(先端側:図1では左側)に配置している。
ボルト本体5の雄ねじ4は、少なくともテーパー部材7の雌ねじ6との螺合範囲であるボルト本体5の上部に形成している。ボルト本体5には、不図示の設備機器や配管などが取り付けられる。各当接部8は同一形状になっており、各当接部8の上端部(先端部)12をボルト本体5の中心軸側に折り曲げている。各当接部8の上端部12は、ボルト本体5の中心軸側が先細りの形状になっている。
当接部8の上端部12を折り曲げるとともに先細りの形状にしたことで、当接部8の上端部12がボルト本体5の中心軸側に延び、それによってボルト本体5の上端が当接部8の上端部12に当接可能になる。その結果、ボルト本体5の上端で各当接部8を支持することができるようになる。また、当接部8の上端部12を折り曲げたことで、当該当接部8の上端側の強度が向上する。
前記テーパー部材7の周側面9は、円柱面形状になっており、そのテーパー部材7の周側面9の四方には、平面形状の傾斜面14をそれぞれ形成している。すなわち、各傾斜面14は、テーパー部材7の周側面9の周方向に等間隔で形成している。各当接部8は、その内側に形成している平面形状の当接面15が前記テーパー部材7の各傾斜面14にそれぞれ当接(面接触)するようになっている。各当接部8は、二個一対で対向状に臨むことになる。
テーパー部材7の各傾斜面14と各当接部8の当接面15とは、それぞれボルト本体5の上端側(先端側)から下端側(基端側)に向かうに従ってボルト本体5(テーパー部材7)の中心軸に近づくように傾斜している(図3参照)。各当接部8の外周面17は、円柱面形状に形成してあり、図5に示すように、孔3の円柱面状の内周面18に面圧接(面接触)可能になっている。アンカーボルト1のボルト本体5、テーパー部材7および各当接部8は、それぞれステンレススチールで形成してある。
各当接部8の外周面17の下部には、図1に示すように、複数本の溝20を上下方向に等間隔で並べて形成しており、その溝20は、各当接部8の外周面17の周方向へ延びている。なお、前記溝20は、当接部8の外周面17に対して上下方向に斜めに傾斜していてもよく、当接部8の外周面17の周方向の一部に形成してもよい。また溝20に代えて、または溝20と共に、当接部8の外周面17に凸状部(不図示)を設けてもよい。
各当接部8の外周面17の下端には、図1および図3に示すように、当該当接部8の外方へ突出する突起21をそれぞれ設けている。その突起21は、上面側が上側から下側へ向かうに従って当接部8の外方に位置する下り傾斜状になっているとともに下面が水平面状になっており、アンカーボルト1を孔3へ差し込んだ際には、当接部8の突起21が孔3の内周面18に引っ掛かって、当該当接部8が孔3から抜け落ちることを防いでいる。前記突起21は、その上面側が下り傾斜状になっていることで、アンカーボルト1の当接部8を孔3へ差し込む際に突起21が抵抗になることを抑えている。
アンカーボルト1には、テーパー部材7の各傾斜面14と各当接部8の当接面15との当接状態を維持するための線条体(維持手段)22を有している。その線条体22は、伸縮可能な環状の合成ゴムや、鋼線(ばね鋼)をC字状に曲げ加工したリングばねなどからなっていて、テーパー部材7の各傾斜面14に各当接部8の当接面15をそれぞれ当接させた状態で、テーパー部材7の周側面9および全ての当接部8の外周面17に亘って外嵌している。具体的には、線条体22は、例えば各当接部8の溝20内に嵌め込まれている。その線条体22は、ボルト本体5の外方への各当接部8の移動を許容するようになっている。
各当接部8におけるボルト本体5の軸方向(上下方向)の長さ寸法L1は、図2に示すように、テーパー部材7におけるボルト本体5の軸方向の長さ寸法L2よりも大きくしていて、それによって前記当接部8の外周面17と前記コンクリートの壁面2の孔3の内周面18との接触面積が大きくなっている。
また、各当接部8は、その当接面15の上端から下端までのボルト本体5の軸方向の長さ寸法L3がテーパー部材7の傾斜面14のボルト本体5の軸方向の長さ寸法L2よりも大きくしている。なお、当接部8の当接面15の上下長さ寸法L3は、前記当接部8のボルト本体5の軸方向の長さ寸法L1よりも小さくしており、当接面15の下端から当接部8の下端まではテーパー部材7の軸に平行な垂直面になっている。
次に、前記アンカーボルト1の施工手順について説明する。まず、テーパー部材7の各傾斜面14に各当接部8の当接面15をそれぞれ当接させた状態で、そのテーパー部材7および各当接部8に亘って線条体22を外嵌して、ボルト本体5および各当接部8を図1の状態に組み立てる(一体化させる)。なお、その組み立ての完了後に、ボルト本体5の上端を各当接部8の上端部12に当接させる(図3の状態)。
その組み立て状態のアンカーボルト1を、例えば、作業者が当接部8の上端部12を上にした状態でボルト本体5を手で持って、当接部8の上端が孔3の上面27に当接するまで当該アンカーボルト1を孔3内に差し込む(図4参照)。その際、ボルト本体5の上端で各当接部8が支持されているので、作業者は前記孔3内に差し込む際に各当接部8を支えなくても済む。なお、各当接部8は、線条体22によってテーパー部材7との外嵌状態が維持されている。
また、各当接部8の突起21が孔3の内周面18に引っ掛かり、それによって各当接部8の下方への移動が規制される。そのアンカーボルト1のボルト本体5に、不図示の設備機器や配管などを固定するためのブラケット24を装着し、そのブラケット24の下側にナット25を螺合(装着)する(図4の状態)。
そして、スパナ(レンチ)などの工具でナット25を回して、当該ナット25を、ブラケット24を介して孔3の下縁周辺に押し付ける。さらにナット25を回すことで、そのナット25によってボルト本体5が下方へ引っ張られ、ボルト本体5およびテーパー部材7が孔3の開口側へ下降する。
そのテーパー部材7の各傾斜面14によって各当接部8の当接面15が孔3の内周面18側へ押され、各当接部8の外周面17が孔3の内周面18に強く面圧接し、各当接部8の外周面17と孔3の内周面18との面どうしの摩擦(面摩擦)によってアンカーボルト1が孔3に確りと固定される(図5の状態)。それにより、アンカーボルト1が孔3から抜け出ることを確実に防止することができる。前述のように各当接部8の突起21が孔3の内周面18に引っ掛かっているので、各当接部8がアンカーボルト1の周方向へ回ることが抑えられる。
なお、ブラケット24に代えて座金(不図示)をナット25の上側に装着してもよい。その場合、例えばボルト本体5の下端(基端:図1では右側)側に、設備機器や配管などが固定される。
その孔3に固定されたアンカーボルト1のボルト本体5が、前記設備機器などの重量(外力)によって下方に引っ張られても、それに伴ってテーパー部材7が各当接部8の当接面15をより強く押すので、各当接部8の外周面17が孔3の内周面18により強く面圧接される。それによって、アンカーボルト1が孔3から抜け出ることをより確実に防止することができる。
当接部8が孔3の内周面18に面圧接したときには、各当接部8の前記溝20の上下の縁が孔3の内周面18に食い込み、それによってアンカーボルト1が孔3から抜け落ちることがより一層防がれる。
前記実施例では、当接部8を四個配置したが、アンカーボルト1は、二個の当接部8のみを対面状に配置したものであってもよい。この場合、テーパー部材7には、例えば傾斜面14を二面だけ対向位置に形成するだけでよいことになる。また、当接部8をテーパー部材7の周方向へ等間隔に三個だけ配置するものであってもよい。この場合、テーパー部材7には、周方向へ等間隔に三面の傾斜面14を形成することになる。
図6および図7に示すように、各当接部8の上端部12どうしを連結部材31で連結してもよい。具体的には、連結部材31は、円板状に形成しており、その下面に下向きの連結ピン32を四箇所に設けており、各連結ピン32が各当接部8の上端部12にそれぞれ設けている取付孔33に嵌合している。四箇所の連結ピン32は、連結部材31の周方向に等間隔で設けている。
このように、連結部材31によって各当接部8の上端部12どうしが連結されることで各当接部8の上端部12の強度が増す。それにより、アンカーボルト1を孔3内に差し込む際に、当接部8の上端部12がボルト本体5の上端で上方へ押されても、それに伴って当接部8の下端側がボルト本体5の中心軸側へ寄ることがなく、その当接部8の下端側の寄る動作によって当接部8が孔3から外れることが確実に抑えられる。
1 アンカーボルト
2 壁面
3 孔
4 雄ねじ
5 ボルト本体
6 雌ねじ
7 テーパー部材
8 当接部
9 テーパー部材の周側面
12 当接部の上端部
14 テーパー部材の傾斜面
15 当接部の当接面
17 当接部の外周面
18 孔の内周面
20 溝
21 突起
22 線状体
2 壁面
3 孔
4 雄ねじ
5 ボルト本体
6 雌ねじ
7 テーパー部材
8 当接部
9 テーパー部材の周側面
12 当接部の上端部
14 テーパー部材の傾斜面
15 当接部の当接面
17 当接部の外周面
18 孔の内周面
20 溝
21 突起
22 線状体
Claims (4)
- 壁面(2)に設けた孔(3)に固定するアンカーボルト(1)であって、
円柱面状の外周面に雄ねじ(4)を形成しているボルト本体(5)と、そのボルト本体(5)の雄ねじ(4)に螺合する雌ねじ(6)を形成しているテーパー部材(7)と、そのテーパー部材(7)に外嵌する複数個の当接部(8)とを有しており、
前記テーパー部材(7)は、前記ボルト本体(5)の先端側に配置しており、
前記各当接部(8)は、その先端部(12)を前記ボルト本体(5)の中心軸側に折り曲げているとともに、同一形状になっており、
前記各当接部(8)の外周面(17)は、円柱面状になっていて前記孔(3)の内周面(18)に面接触可能になっており、
前記テーパー部材(7)の周側面(9)には、前記各当接部(8)の内側に形成している平面形状の当接面(15)がそれぞれ当接する平面形状の傾斜面(14)を形成しており、
前記各当接部(8)の当接面(15)と、前記テーパー部材(7)の各傾斜面(14)とは、それぞれ前記ボルト本体(5)の前記先端側からの基端側に向かうに従って前記ボルト本体(5)の中心軸に近づくように傾斜しており、
前記各当接部(8)の当接面(15)と、前記テーパー部材(7)の各傾斜面(14)との当接状態を維持するための維持手段を有していることを特徴とするアンカーボルト。 - 前記維持手段が、全ての前記当接部(8)の外周面(17)に外嵌するとともに、前記各当接部(8)が前記ボルト本体(5)の外方へ移動することを許容する線条体(22)であることを特徴とする請求項1記載のアンカーボルト。
- 前記各当接部(8)の外周面(17)に、その周方向に延びる溝(20)を設けていることを特徴とする請求項1または2記載のアンカーボルト。
- 前記当接部(8)の外周面(17)に、当該当接部(8)の外方へ突出する突起(21)を設けていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンカーボルト。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-02-13 JP JP2013025330A patent/JP2014152905A/ja active Pending
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