JP2014148505A - 相変化インクのための非晶質材料としてのリンゴ酸誘導体 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオ再生可能な供給源から誘導される室温にて固体であり、溶融インクが基材に適用される高温においては溶融状態である相変化インク組成物(又は固体インク)のための非晶質材料の提供。
【解決手段】DL−リンゴ酸、D−リンゴ酸、L−リンゴ酸、およびこれらの混合物からなる群から選択されるリンゴ酸と下記に示した1つ以上のアルコール、およびこれらの混合物から選択されるアルコールとを溶媒中で反応させて得られるリンゴ酸エステルなどを含有する反応混合物。
Figure 2014148505

【選択図】なし

Description

本実施形態は、室温にて固体であり、溶融インクが基材に適用される高温においては溶融状態であることを特徴とする相変化インク組成物(または固体インク)のための非晶質材料としてのリンゴ酸誘導体に関する。これらの相変化インク組成物は、インクジェット印刷のために使用できる。本実施形態は、リンゴ酸エステルを含む非晶質化合物およびそれを製造する方法を対象とする。
インクジェット印刷プロセスは、室温で固体であり、高温で液体であるインクを利用できる。こうしたインクは、固体インク、ホットメルトインク、相変化インクなどと称され得る。一般に、相変化インク(「ホットメルトインク」と称される場合もある)は、周囲温度において固相状態であるが、インクジェット印刷デバイスの高い操作温度では液相状態で存在する。噴出温度において、液体インクの液滴は、印刷デバイスから放出され、インク液滴が記録媒体表面と接触したときに、直接または中間加熱転写ベルトもしくはドラムを介して、液滴は素早く固化し、固化したインク液滴の所定のパターンを形成する。
カラー印刷のための相変化インクは、通常、相変化インク相溶性の着色剤と組み合わせた相変化インクキャリア組成物を含む。特定実施形態において、一連の着色された相変化インクは、インクキャリア組成物を相溶性の減法混色の原色と組み合わせることによって形成できる。減法混色の原色の着色相変化インクは、4つの構成成分染料または顔料、すなわちシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックを含み得るが、インクはこれらの4つの色に限定されない。これらの減法混色の原色着色インクは、単一染料または顔料、または染料もしくは顔料の混合物を用いることによって形成できる。
相変化インクは、輸送、長期間貯蔵などの間、室温にて固相状態を保つので、インクジェット印刷機に望ましい。加えて、液体インクジェットインクのインク蒸発の結果としてノズル目詰まりに関連する問題が大きく除外され、それによってインクジェット印刷の忠実度を改善する。さらに、インク液滴が最終記録媒体(例えば、紙、透明材料など)に直接適用される相変化インクジェット印刷機において、液滴は、記録媒体と接触直後に固化し、印刷媒体に沿ったインクの移動が防止され、ドット品質が改善される。
上述の従来の相変化インク技術は、一般に鮮明な画像を製造し、ジェット使用の経済性および多孔質紙にて基材自由度を与えるのに成功している一方で、こうした技術はコーティングされた基材については満足するものではない。故に、既知の組成物およびプロセスはそれらの意図する目的に好適であるが、コーティングされた紙基材上に画像または印刷を形成するための追加手段を必要とする。そういうものとして、すべての基材に対して優れた画像品質を顧客に提供するための相変化インク組成物の代替組成物、特にバイオ再生可能な供給源から誘導されるものおよび将来的には印刷技術を見出すことが必要とされている。さらに、プロダクション印刷のような迅速な印刷環境に好適なこうした相変化インク組成物を提供することが必要とされている。
本開示は、新規な非晶質構成成分および関連する相変化インク組成物に関する。相変化インク組成物は、非晶質および可能性として結晶性構成成分を含んでいてもよく、コーティングされたまたはコーティングされていない基材にインクジェット印刷されてもよい。
本明細書に例示される実施形態によれば、リンゴ酸から合成され得る非晶質構成成分が提供される。
特に、本実施形態は、実質的に非晶質の構成成分を提供し、この構成成分は、少なくとも1つの非エステル材料および以下の式を有するリンゴ酸の少なくとも1つのエステルを含む
Figure 2014148505

(式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立にアルキル基(さらにこのアルキル部分は、1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)、置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物である)。
他の実施形態において、構成成分を形成する方法が提供され、この方法は:少なくとも1つのアルコールを選択する工程;少なくとも1つのアルコールとリンゴ酸とを反応させる工程、および1つ以上の反応条件を制御して、実質的に非晶質の構成成分を形成する工程を含み、この構成成分が、少なくとも1つの非エステル材料および以下の式を有するリンゴ酸の少なくとも1つのエステルを含む
Figure 2014148505

(式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立にアルキル基(さらにこのアルキル部分は、1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)、置換または非置換芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物である)。
図1は、加熱および冷却時の例示的な非晶質構成成分の示差走査熱量測定(DSC)データである。 図2は、本開示の実施形態に従う例示的な非晶質構成成分のレオロジーデータを例示するグラフである。 図3は、本開示の実施形態に従う例示的なインク組成物のレオロジーデータを例示するグラフである。
本実施形態は、非晶質構成成分、および/または関連する相変化インク組成物、例えばインクジェット印刷に関する組成物を提供し、これは少なくとも1つの非エステル材料および以下の式の少なくとも1つのリンゴ酸のエステルを含む非晶質構成成分を含む
Figure 2014148505

(式中、RおよびRはそれぞれ互いに独立に、アルキル基(さらにこのアルキル部分は、1〜約40個の炭素原子、または1〜20個の炭素原子、または1〜15個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)、置換または非置換のアリールまたはヘテロアリール基、およびこれらの混合物である)。
置換されたアルキル、アリール、ヘテロアリール基の置換基は、(これらに限定されないが)アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、フェニルオキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、ピリジン基、ピリジニウム基、シアノ基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、カルボン酸基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、スルフェート基、スルホネート基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフェート基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アゾ基、アジド基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、およびこれらの混合物であることができる。置換されたアルキル、アリール、ヘテロアリール基上の置換基は、本明細書で定義されたようにさらに置換されてもよい。
本明細書で使用される場合「アルキル」という用語は、単独または組み合わせて、1〜40個、1〜20個、および/または1〜15個の炭素原子を含有する、直鎖アルキルラジカル、分岐鎖アルキルラジカル、または環状アルキルラジカルを指す。環状アルキルラジカルは、縮合環状アルキルラジカルを含む。アルキルラジカルの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、iso−アミル、ヘキシル、オクチル、ノニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。環状アルキルラジカルの例としては、C3−8シクロアルキル(例えば、シクロヘキシルまたはシクロペンチル)が挙げられるが、これらに限定されない。アルキル基は、本明細書に定義される通り、場合により置換されてもよい。
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、単独または組み合わせて、1つ、2つまたは3つの環を含有する炭素環式芳香族システムを指し、ここでこうした環は、ペンダント様式で一緒に結合されてもよく、または縮合されてもよい。「アリール」という用語は、ベンジル、フェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントリル、インダニル、インデニル、アンヌレニル、アズレニル、テトラヒドロナフチルおよびビフェニルのような芳香族ラジカルを包含する。
本明細書で使用される場合「ヘテロアリール」という用語は、単独または組み合わせて、環または環システムにおいて1つ以上のヘテロ原子を有する「アリール」を指す。「ヘテロアリール」という用語は、ピリジニル、フリル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、インドリル、キノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、およびベンゾイミダゾリルのような芳香族ラジカルを包含する。
一部の実施形態において、非晶質構成成分は種々の化合物の組み合わせであってもよい。例えば、非晶質構成成分は、式(I)の構造を有するリンゴ酸誘導体の少なくとも1つのエステルおよび/または1つ以上の非エステル誘導体を含んでいてもよい。こうした非晶質構成成分は、一部の実施形態において、リンゴ酸およびアルコールの反応から得られてもよい。以下の反応スキームが、リンゴ酸誘導体の調製方法を例示する:
Figure 2014148505

(式中、各Rは、独立にアルキル基(さらにここでアルキル部分は、1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)、置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物である)。リンゴ酸の非晶質構成成分は、リンゴ酸の約1当量モルを、約1〜約5当量モルのアルコールと反応させることによって達成できる。特定実施形態において、約1当量モルのアルコールを反応に使用してもよい。特定実施形態において、約2当量モルのアルコールを反応に使用してもよい。特定実施形態において、約3当量モルのアルコールを反応に使用してもよい。
リンゴ酸としては、例えばDL−リンゴ酸、D−リンゴ酸、L−リンゴ酸、リンゴ酸の他の立体異性体および/またはこれらの混合物を挙げることができる。
本開示に使用するのに好適なアルコールは、リンゴ酸と反応でき、非結晶性の非晶質材料を形成できるものが挙げられる。アルコールの非限定例としては:
Figure 2014148505

およびこれらの混合物を挙げることができる。特定の実施形態において、非晶質構成成分としては、ベンズヒドロールを含むアルコールから調製されたリンゴ酸誘導体が挙げられる。
特定実施形態において、少なくとも1つの非エステル材料およびリンゴ酸の少なくとも1つのエステルは、リンゴ酸および1つ以上のアルコールからの反応生成物であってもよい。
特定実施形態において、DL−リンゴ酸は、例えばスキーム1に示されるように、リンゴ酸誘導体の1つ以上のエステルおよびリンゴ酸誘導体の1つ以上の非エステルを含む生成物を得るためにベンズヒドロールと反応してもよい。反応生成物およびそれらの比は、反応条件、例えばアルコールと酸との比、酸性条件、反応温度、溶媒などを制御することによって決定されてもよい。1つの実施形態において、反応溶媒は、キシレン(bp=約140℃)であってもよく、反応温度は少なくとも約60℃であってもよい。
Figure 2014148505
スキーム1に示される特定の実施形態において、反応は、酸性条件下で行われることができ、ここでベンズヒドロールが安定なカルボカチオンを形成し、これがアルコールおよび芳香族溶媒(例えばキシレン)と反応してジベンズヒドリルエーテルおよび置換されたトリアリールメタンを形成する。TetrahedronLett.,39,2037−2038(1998);およびJ.Am.Chem.Soc.,71,2846−2849(1949)を参照のこと。インク配合物中の非晶質構成成分は、例えば反応からの副生成物を含む複数の化合物を含んでいてもよい。材料(例えば反応生成物の混合物)の特性が適切である限り、このような材料は、インク配合物中の非晶質構成成分と考えられ得る。
一般に、示差走査熱量測定(DSC)データは、材料が非晶質状態であるかどうかを決定するために使用されてもよい。例えば、図1は、スキーム1に示される例のDSC結果を示し、ここで材料は、結晶化ピークを示さず、ガラス転移ピークを示すので、非晶質状態であることを示している。加えて、レオロジー曲線は、非晶質構成成分の粘度を決定するために使用されてもよい。
非晶質材料は、結晶化を示さず、高温(例えば約100℃〜約140℃の噴出範囲)にて相対的に低い粘度(<10cps、または約1〜約100cps、または約5〜約95cps)を有するが、室温にて非常に高い粘度(>10cps、または約10cps〜約1010cps)を有する。これらの非晶質材料の特徴は本実施形態の相変化インクの調製に有益であることであるが、これは上記構成成分の約140℃での低粘度が、広い配合自由度を与え、室温での高粘度が堅牢性を付与するからである。
特定実施形態において、相変化インク組成物は、インクジェット相変化インクに好適な結晶性材料を含む。種々の結晶性構成成分は、非晶質構成成分と混合されて、相変化インク配合物を形成できる。結晶性構成成分は、例えばエステル、アミド、ウレタン、芳香族エーテルおよびスルホンを挙げることができる。
特定実施形態において、結晶性構成成分は、一般式:
Figure 2014148505

を有するジウレタンであってもよく、式中、Qは、アルカンジイルであり;RおよびRのそれぞれは、独立に、1つ以上のアルキルで場合により置換されたフェニルまたはシクロヘキシルであり;iは0または1であり;jは0または1であり;pは1〜4であり;およびqは1〜4である。こうした特定実施形態において、RおよびRのそれぞれは、独立に、1つ以上のメチルまたはエチルで場合により置換されたフェニルまたはシクロヘキシルである。こうした特定実施形態において、RおよびRはフェニルである。特定実施形態において、Qは、−(CH−であり、nは4〜8である。こうした特定の実施形態において、その全体が参考として本明細書に組み込まれる米国特許出願番号13/456,619に示されるように、nが6である。
特定実施形態において、結晶性構成成分は以下の構造を有する脂肪族線状二酸のエステルであってもよい:
Figure 2014148505

式中、Rは、置換または非置換アルキル鎖であり、−(CH−から−(CH12−からなる群から選択され、式中、RおよびRは、それぞれ互いに独立に、またはそれらが同じまたは異なることができることを意味して、アルキル基(ここでアルキル部分は、約1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)、あるいは置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物からなる群から選択され、その全体が参考として本明細書に組み込まれる米国特許出願公開番号US20120272862に記載される通りである。
特定実施形態において、結晶性構成成分は、式
Figure 2014148505

を有する酒石酸のエステルであってもよく、式中、RおよびRのそれぞれは、互いに独立に、またはそれらは同一または異なることができることを意味して、アルキル基(ここでこのアルキル部分は、約1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)あるいは置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物からなる群から選択される。酒石酸骨格はL−(+)−酒石酸、D−(−)−酒石酸、DL−酒石酸、またはメソ酒石酸、およびこれらの混合物から選択される。
特定実施形態において、結晶性構成成分は、以下の構造を有するアミドであってもよい
Figure 2014148505

(式中、R10およびR11のそれぞれは、互いに独立に、またはそれらは同一または異なることができることを意味して、アルキル基(ここでこのアルキル部分は、約1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)あるいは置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物からなる群から選択される)。
本実施形態の非晶質構成成分を組み込んで得られたインクは、コーティングされていないおよびコーティングされた基材上での優れた堅牢性を例示する。得られたインク組成物はまた、良好なレオロジープロファイルを示し、インクの性能を改善する。K−プルーフによってコーティングされた紙に相変化インク組成物によって創製された画像サンプルは、顕著な堅牢性を示す。さらに、本実施形態の非晶質構成成分は、潜在的な生物誘導(「グリーン」)供給源から得られるという追加の利点を有する。
K−印刷プルーファーは、印刷所での共通の試験装置である。この場合、K−印刷プルーファーは、印刷プレートを加熱して相変化インクを溶融するために変更されている。使用されるK−印刷プルーファーは、それぞれ約9.4×4.7cmの3つの長方形グラビアパターンを有する。第1の長方形のセル密度は、公称100%であり、第2は80%、第3は60%である。実際、このK−印刷プルーフプレートは、厚さ約5ミクロン(または高さ)のフィルム(またはピクセル)をもたらす。試験インクは、加熱されたグラビアプレートにわたって展延され、試験プリントは、プレート表面にわたってワイピングブレードを通過させ、その直後に試験紙が固定されているゴムロールを通過させることによって製造される。紙ロールが通過するときに、インクはグラビアセルから紙に転写される。
インク組成物は、特定実施形態において、インク組成物に存在する顔料または染料であってもよい着色剤を、インク組成物の総重量の約0.1重量%〜約50重量%、または少なくとも約0.2重量%〜約20重量%の量でさらに含む。
非晶質構成成分は、インク組成物の総重量の約5重量%〜約40重量%、または約5重量%〜約35重量%の量で存在する。結晶性構成成分は、インク組成物の総重量の約60重量%〜約95重量%、または約65重量%〜約95重量%の量で存在してもよい。
実施形態において、得られた相変化インクは、噴出温度で約1〜約22cps、または約4〜約15cps、または約6〜約12cpsの粘度を有する。噴出温度は、通常、約100℃〜約140℃の範囲に含まれる。実施形態において、相変化インクは、室温にて少なくとも約10cpsの粘度を有する。
本実施形態の相変化インク(または固体インク)は、従来の添加剤をさらに含み、こうした従来の添加剤と関連した既知の機能を活用してもよい。こうした添加剤としては、例えば少なくとも1つの酸化防止剤、消泡剤、スリップおよび平滑剤、浄化剤、粘度調整剤、接着剤、可塑剤などを挙げることができる。
相変化インクは、場合により、酸化から画像を保護するための酸化防止剤を含有してもよく、インク貯蔵器にて加熱された溶融物として存在しつつ酸化からインク構成成分を保護してもよい。好適な酸化防止剤の例としては、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミド)(IRGANOX1098、BASFから入手可能);2,2−ビス(4−(2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ))エトキシフェニル)プロパン(TOPANOL−205、Vertullusから入手可能);トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート(Aldrich);2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)フルオロホスホナイト(ETHANOX−398、Albermarle Corporationから入手可能);テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニルジホスホナイト(Aldrich);ペンタエリスリトールテトラステアレート(TCI America);トリブチルアンモニウム次亜リン酸塩(Aldrich);2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノール(Aldrich);2,4−ジ−tert−ブチル−6−(4−メトキシベンジル)フェノール(Aldrich);4−ブロモ−2,6−ジメチルフェノール(Aldrich);4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノ−ル(Aldrich);4−ブロモ−2−ニトロフェノール(Aldrich);4−(ジエチルアミノメチル)−2,5−ジメチルフェノール(Aldrich);3−ジメチルアミノフェノール(Aldrich);2−アミノ−4−tert−アミルフェノール(Aldrich);2,6−ビス(ヒドロキシメチル)−p−クレゾール(Aldrich);2,2’−メチレンジフェノール(Aldrich);5−(ジエチルアミノ)−2−ニトロソフェノール(Aldrich);2,6−ジクロロ−4−フルオロフェノール(Aldrich);2,6−ジブロモフルオロフェノール(Aldrich);α−トリフルオロ−o−クレゾール(Aldrich);2−ブロモ−4−フルオロフェノール(Aldrich);4−フルオロフェノール(Aldrich);4−クロロフェニル−2−クロロ−1,1,2−トリ−フルオロエチルスルホン(Aldrich);3,4−ジフルオロフェニル酢酸(Aldrich);3−フルオロフェニル酢酸(Aldrich);3,5−ジフルオロフェニル酢酸(Aldrich);2−フルオロフェニル酢酸(Aldrich);2,5−ビス(トリフルオロメチル)安息香酸(Aldrich);エチル−2−(4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェノキシ)プロピオネート(Aldrich);テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニルジホスホナイト(Aldrich);4−tert−アミルフェノール(Aldrich);3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェネチルアルコール(Aldrich);NAUGARD76、NAUGARD445、NAUGARD512、およびNAUGARD524(Chemtura Corporationによって製造)など、ならびにこれらの混合物が挙げられる。存在する場合、酸化防止剤は、いずれかの所望のまたは有効な量、例えばインクの約0.25重量%〜約10重量%またはインクの約1重量%〜約5重量%でインク中に存在してもよい。
実施形態において、本明細書で記載される相変化インク組成物はまた、着色剤を含む。故に本実施形態のインクは、着色剤を有するまたは有していないインクであることができる。いずれかの所望のまたは有効な着色剤は、着色剤がインクキャリア中に溶解または分散できる限り、相変化インク組成物に利用されることができ、それらとしては染料、顔料、これらの混合物などが挙げられる。インクキャリア中に分散または溶解でき、他のインク構成成分と相溶性である限り、いかなる染料または顔料が選択されてもよい。相変化キャリア組成物は、従来の相変化インク着色剤材料、例えばカラーインデックス(C.I.)溶媒染料、分散染料、改質酸および直接染料、塩基性染料、硫黄染料、バット染料などと組み合わせて使用できる。好適な染料の例としては、Neozapon Red492(BASF);Orasol Red G(Pylam Products);Direct Brilliant PinkB(Oriental Giant Dyes);Direct Red3BL(Classic Dyestuffs);Supranol Brilliant Red3BW(Bayer AG);Lemon Yellow6G(United Chemie);Light Fast Yellow3G(Shaanxi);Aizen Spilon Yellow C−GNH(Hodogaya Chemical);Bemachrome Yellow GD Sub(Classic Dyestuffs);Cartasol Brilliant Yellow4GF(Clariant);Cibanone Yellow2G(Classic Dyestuffs);Orasol Black RLI(BASF);Orasol Black CN(Pylam Products);Savinyl Black RLSN(Clariant);Pyrazol Black BG(Clariant);Morfast Black101(Rohm&Haas);Diaazol Black RN(ICI);Thermoplast Blue 670(BASF);Orasol BlueGN(Pylam Products);Savinyl Blue GLS(Clariant);Luxol Fast Blue MBSN(Pylam Products);Sevron Blue5GMF(Classic Dyestuffs);Basacid Blue750(BASF);Keyplast Blue(Keystone Aniline Corporation);Neozapon Black X51(BASF);Classic Solvent Black7(Classic Dyestuffs);Sudan Blue670(C.I.61554)(BASF);Sudan Yellow146(C.I.12700)(BASF);Sudan Red462(C.I.26050)(BASF);C.I.Disperse Yellow238;Neptune Red Base NB543(BASF、C.I.Solvent Red49);Neopen Blue FF−4012(BASF);Fatsol Black BR(C.I.Solvent Black35)(Chemische Fabriek Triade BV);Morton Morplas Magenta36(C.I.Solvent Red172);金属フタロシアニン着色剤が挙げられる。ポリマー染料はまた、例えば米国特許第5,621,022号明細書および米国特許第5,231,135号明細書(これらそれぞれの開示は、参考として本明細書に完全に組み込まれる)に開示されるものが使用でき、例えばMilliken&CompanyからMilliken Ink Yellow869、Milliken Ink Blue92、Milliken Ink Red357、Milliken Ink Yellow1800、Milliken Ink Black8915−67、uncut Reactint Orange X−38、uncut Reactint Blue X−17、Solvent Yellow 162、Acid Red52、Solvent Blue44、およびuncut Reactint Violet X−80として市販される。
顔料はまた、相変化インクのための好適な着色剤である。好適な顔料の例としては、PALIOGEN Violet5100(BASF);PALIOGEN Violet5890(BASF);HELIOGEN Green L8730(BASF);LITHOL Scarlet D3700(BASF);SUNFAST Blue15:4(Sun Chemical);Hostaperm Blue B2G−D(Clariant);Hostaperm Blue B4G(Clariant);Permanent Red P−F7RK;Hostaperm Violet BL(Clariant);LITHOL Scarlet4440(BASF);Bon Red C(Dominion Color Company);ORACET Pink RF(BASF);PALIOGEN Red3871K(BASF);SUNFAST Blue15:3(Sun Chemical);PALIOGEN Red3340(BASF);SUNFAST Carbazole Violet23(Sun Chemical);LITHOL Fast Scarlet L4300(BASF);SUNBRITE Yellow17(Sun Chemical);HELIOGEN Blue L6900、L7020(BASF);SUNBRITE Yellow74(Sun Chemical);SPECTRA PAC C Orange16(Sun Chemical);HELIOGEN Blue K6902、K6910(BASF);SUNFAST Magenta122(Sun Chemical);HELIOGEN Blue D6840、D7080(BASF);Sudan Blue OS(BASF);NEOPEN Blue FF4012(BASF);PV Fast Blue B2GO1(Clariant);IRGALITE Blue GLO(BASF);PALIOGEN Blue6470(BASF);Sudan Orange G(Aldrich)、Sudan Orange220(BASF);PALIOGEN Orange3040(BASF);PALIOGEN Yellow152、1560(BASF);LITHOL Fast Yellow0991K(BASF);PALIOTOL Yellow1840(BASF);NOVOPERM Yellow FGL(Clariant);Ink Jet Yellow4G VP2532(Clariant);Toner Yellow HG(Clariant);Lumogen Yellow D0790(BASF);Suco−YellowL1250(BASF);Suco−Yellow D1355(BASF);Suco Fast Yellow D1355、D1351(BASF);HOSTAPERM Pink E02(Clariant);Hansa Brilliant Yellow5GX03(Clariant);Permanent Yellow GRL02(Clariant);Permanent RubineL6B05(Clariant);FANAL Pink D4830(BASF);CINQUASIA Magenta(DU PONT);PALIOGEN Black L0084(BASF);Pigment Black K801(BASF);およびカーボンブラック、例えばREGAL 330(登録商標)(Cabot)、Nipex150(Evonik)Carbon Black5250およびCarbon Black5750(Columbia Chemical)など、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
インクベース中の顔料分散液は、共力剤および分散剤によって安定化されてもよい。一般に、好適な顔料は、有機材料または無機材料であってもよい。磁気材料系顔料はまた、例えば堅牢性磁気インク文字認識(MICR)インクの製造に好適である。磁気顔料としては、磁気ナノ粒子、例えば強磁性ナノ粒子が挙げられる。
実施形態において、溶媒染料が利用される。本明細書に使用するのに好適な溶媒染料の例としては、本明細書に開示されるインクキャリアとの相溶性のためにスピリットソルブル染料を挙げることができる。好適なスピリット溶媒染料の例としては、Neozapon Red492(BASF);Orasol Red G(Pylam Products);Direct Brilliant Pink B(Global Colors);Aizen Spilon Red C−BH(Hodogaya Chemical);Kayanol Red3BL(Nippon Kayaku);Spirit Fast Yellow3G;Aizen Spilon Yellow C−GNH(Hodogaya Chemical);Cartasol Brilliant Yellow4GF(Clariant);Pergasol Yellow5RA EX(Classic Dyestuffs);Orasol Black RLI(BASF);Orasol BlueGN(Pylam Products);Savinyl Black RLS(Clariant);Morfast Black101(Rohm and Haas);Thermoplast Blue670(BASF);Savinyl BlueGLS(Sandoz);Luxol Fast Blue MBSN(Pylam);Sevron Blue5GMF(Classic Dyestuffs);Basacid Blue750(BASF);Keyplast Blue(Keystone Aniline Corporation);Neozapon Black X51(C.I.Solvent Black、C.I.12195)(BASF);Sudan Blue670(C.I.61554)(BASF);Sudan Yellow146(C.I.12700)(BASF);Sudan Red462(C.I.260501)(BASF)、これらの混合物などが挙げられる。着色剤は、所望の色または色相を得るためにいずれかの所望のまたは有効量、例えば少なくともインクの約0.1重量%〜約50重量%、少なくともインクの約0.2重量%〜約20重量%、および少なくともインクの約0.5重量%〜約10重量%で相変化インク中に存在してもよい。
実施形態において、相変化インクのためのインクキャリアは、噴出温度で約1〜約22cps、または約4〜約15cps、または約6〜約12cpsの粘度を有してもよい。噴出温度は、通常、約100℃〜約140℃の範囲に含まれる。実施形態において、固体インクは、室温にて約>10cpsの粘度を有する。実施形態において、固体インクは、10℃/分の速度にてDSCによって測定される場合に、約65〜約150℃、または約70〜約140℃、約80〜約135℃の溶融温度(T溶融)、および約40〜約140℃、または約45〜約130℃、約50〜約120℃の結晶化温度(T結晶化)を有する。
インク組成物は、いずれかの所望のまたは好適な方法によって調製できる。例えば、インクキャリアの各構成成分は、共に混合されることができ、その後この混合物を少なくともその融点、例えば約60℃〜約150℃、80℃〜約145℃および85℃〜約140℃に加熱する。着色剤は、インク成分を加熱する前またはインク成分を加熱した後に添加されてもよい。顔料が選択された着色剤である場合、溶融混合物は、磨砕機または媒体ミル装置または他の高エネルギー混合装置での粉砕に供されることができ、インクキャリア中の顔料の分散に影響を与える。次いで加熱された混合物は、約5秒〜約30分以上撹拌され、実質的に均質で、均一な溶融物が得られ、続いてインクを周囲温度(通常約20℃〜約25℃)まで冷却する。インクは周囲温度にて固体である。インクは、直接印刷インクジェットプロセスのための装置および間接(オフセット)印刷インクジェット用途に利用できる。本明細書に開示される別の実施形態は、本明細書に開示されるインクをインクジェット印刷装置に組み込む工程、インクを溶融する工程、および溶融したインクの液滴を記録基材上の画像様パターンに放出させる工程を含むプロセスを対象とする。本明細書に開示されるさらに別の実施形態は、本明細書に開示されるインクをインクジェット印刷装置に組み込む工程、インクを溶融させる工程、溶融したインクの液滴を中間転写部材上に画像様パターンに放出させる工程および中間転写部材から画像様パターンのインクを最終記録基材に転写する工程を含むプロセスを対象とする。特定実施形態において、中間転写部材を最終記録シートを超える温度で、印刷装置の溶融したインクの温度未満の温度に加熱する。別の特定実施形態において、中間転写部材および最終記録シート両方を加熱し;この実施形態において、中間転写部材および最終記録シートの両方を印刷装置の溶融インクの温度未満の温度に加熱し;この実施形態において、中間転写部材および最終記録シートの相対温度は、(1)中間転写部材を、最終記録基材を超える温度で、印刷装置の溶融したインクの温度未満の温度に加熱する;(2)最終記録基材を、中間転写部材の温度を超える温度で、印刷装置の溶融したインクの温度未満の温度に加熱する;または(3)中間転写部材および最終記録シートをほぼ同じ温度に加熱することであることができる。1つの特定実施形態において、印刷装置は、圧電印刷プロセスを利用するが、ここでインクの液滴は、圧電振動素子の振幅によって画像様パターンに放出される。本明細書に開示されたインクはまた、他のホットメルト印刷プロセス、例えばホットメルト音響インクジェット印刷、ホットメルト熱インクジェット印刷、ホットメルト連続ストリームまたは偏向インクジェット印刷などに利用されることができる。本明細書に開示される相変化インクはまた、ホットメルトインクジェット印刷プロセス以外の印刷プロセスに使用できる。
いずれかの好適な基材または記録シートが利用でき、これらとしては、普通紙、例えばXEROX4200紙、XEROX Image Series紙、Courtland4024DP紙、罫線入りノート紙、ボンド紙、シリカコーティングされた紙、例えばSharp Companyシリカコーティングされた紙、JuJo紙、HAMMERMILL LASERPRINT紙など、光沢コーティングされた紙、例えばXEROX Digital Color Elite Gloss、Sappi Warren PapersLUSTROGLOSS、特にXerox DURAPAPERなどのような紙、透明材料、布地、繊維製品、プラスチック、ポリマーフィルム、無機記録媒体、例えば金属および木材など、透明材料、布地、繊維製品、プラスチック、ポリマーフィルム、無機基材、例えば金属および木材などが挙げられる。
実施例1
材料のスクリーニングおよび合成
DL−リンゴ酸は、骨格材料として選択された。エステル化は、単純な1工程反応によって行われた。種々のアルコールを、DL−リンゴ酸と反応させて、対応するジエステルを形成した。
Figure 2014148505

以下のアルコールを、上記で示す反応スキームに従って合成に使用した:
Figure 2014148505

およびこれらの混合物。
DL−リンゴ酸およびベンズヒドロールからの非晶質構成成分(非晶質A)の合成手順:
ディーンスタークトラップを備えた500mLのフラスコに、DL−リンゴ酸(15.0g,112mmol)、ベンズヒドロール(41.2g,224mmol)、およびキシレン(150ml)を添加して、懸濁液を得た。p−トルエンスルホン酸一水和物(0.43g、2.2mmol)を添加し、混合物を水を共沸除去しながら2時間還流した。反応混合物を室温まで冷却し、NaHCO水溶液(1×)およびブライン(1×)で洗浄し、次いでMgSOで乾燥させた。ろ過および溶媒の除去後、残渣を100℃で撹拌しながら減圧下で乾燥し、44.0gの非晶質固体を得た。サンプルをH NMR、および酸価分析(4.9mgKOH/g)によって特徴付けた。
非晶質AのH NMRにより、4つの主要生成物が明らかになった(本明細書に開示されるスキーム1を参照のこと)。3当量のベンズヒドロールをDL−リンゴ酸と反応させた場合、反応生成物、非晶質Bも非晶質であり、H NMRにより、混合物中においてより高い含有量のジベンズヒドリルエーテルが示された。
材料特性
非晶質Aの示差走査熱量測定(DSC)データは、ガラス転移を示したが、結晶化ピークは示さなかった(図1)ので、この材料が非晶質固体であることを示す。ガラス転移温度(Tg)は14℃であった。DSCデータは、Q1000示差走査熱量計(TA Instruments)にて、10℃/分の速度にて−50から、200を経て−50℃までで得られた。
図2に示されるように、非晶質Aのレオロジー曲線は、DMT(ジ−DL−メンチルL−タートレート)の場合と非常に類似する。非晶質Aは、高温(>100℃)にて相対的に低い粘度(<10cps)を有するが、室温にて非常に高い粘度(>10cps)を有する。非晶質Bも、Tg=10℃、140℃での粘度=17cps、室温での粘度>10cpsを示した。
相変化インクの調製
インクサンプルは、非晶質A、結晶性ジウレタン構成成分(例えばジベンジルヘキサン−1,6−ジイルジカルバメート、本明細書ではDHDC)および染料から配合された。配合を表1に示し、インクサンプルをインクAと標識した。
Figure 2014148505
DHDCの合成−磁性撹拌器を備えた16ozのジャーに120gのベンジルアルコール(MW=108,1.11mmol)および10滴のFascat4202触媒を充填した。ジャーを約130℃の油浴に置いた。次いで93.3gの1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(MW=168,0.56mmol)を添加した。発熱が観察された。IRは、1時間の反応時間後、イソシアネートピークを示さなかった。反応内容物をスズ製パンに注ぎ、冷却し、固化した。
図3は、インクAのレオロジーデータを示す。インクは、約110℃にて>10cpsへの急激な相転移を示したが、相転移温度は、所望の温度範囲(60℃<T<140℃)内に結晶性/非晶質比を変更することによって調節可能である。140℃での粘度は、約9cpsであったが、ジェットのために十分低かった。130〜135℃での粘度は、約10〜11cpsであったが、これは噴出温度の正確な予測因子であった。
すべてのレオロジー測定は、RFS3レオメータ(TA instruments)にて、25mm平行プレートを用いて1Hzの周波数で行った;使用された方法は、5℃の温度ステップにて、各温度の間は120秒の浸漬(平衡)時間で、1Hzの一定周波数にて高温から低温に温度を一掃させた。
プリント性能
インクAを、低圧に設定された圧力ロールを装備したK−プルーファーグラビア印刷プレートを用いて、Xerox(登録商標)Digital Color Elite Gloss120gsm(DCEG)コーティング紙上に印刷した。グラビアプレート温度を142℃に設定したが、実際のプレート温度は約134℃である。K−プルーファー装置(RK Print Coat Instrument Ltd.,Litlington,Royston,Heris,SG80OZ,U.K.によって製造)は、小規模で種々のインクをスクリーニングするため、および種々の基材上の画像品質を評価するために有用な印刷ツールである。インクは、基材から容易に除去できない堅牢性の画像を与えた。垂直から約15°の角度にて湾曲した先端を有する金属先端を、528gの重りを適用し、約13mm/sの速度で画像を横切って引き寄せた場合に、インクは画像から明確には取り除かれなかった。先端は、約12mmの曲率半径を有する旋盤円形ノーズ切削ビットに類似する。
補正されてもよい出願時に示された特許請求の範囲は、本明細書に開示される実施形態および教示の変形、代替、改質、改善、等価および実質的に等価なものを包含し、現在予測できないまたは評価されていないもの、例えば出願人/特許権者などから生じ得るものを含む。特許請求の範囲に具体的に記載されない限り、特許請求の範囲の工程または構成成分は、いずれか特定の順序、数、位置、サイズ、形状、角度、色または材料について、明細書またはいずれか他の請求項から暗示されるべきでもなく、意味されるべきでもない。
本明細書において言及されるすべての特許および出願は、それら全体を具体的に本明細書に参考として完全に組み込む。

Claims (10)

  1. 実質的に非晶質の構成成分であって、この構成成分は、少なくとも1つの非エステル材料および以下の式を有するリンゴ酸の少なくとも1つのエステルを含む構成成分
    Figure 2014148505
    (式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立にアルキル基(さらにこのアルキル部分は、1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)、置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物である)。
  2. 前記リンゴ酸骨格が、DL−リンゴ酸、D−リンゴ酸、L−リンゴ酸、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の構成成分。
  3. 前記少なくとも1つの非エステル材料およびリンゴ酸の少なくとも1つのエステルが、前記リンゴ酸および1つ以上のアルコールからの反応生成物である、請求項1に記載の構成成分。
  4. 前記1つ以上のアルコールがベンズヒドロールを含む、請求項3に記載の構成成分。
  5. 前記1つ以上のアルコールがさらに、
    Figure 2014148505
    およびこれらの混合物から選択されるアルコールを含む、請求項3に記載の構成成分。
  6. 前記構成成分が、
    Figure 2014148505
    からなる群から選択される構造を含む、請求項1に記載の構成成分。
  7. 前記構成成分が、約100℃〜140℃の温度で約1〜約100cpsの粘度を有する、請求項1に記載の構成成分。
  8. 前記構成成分が、室温で約10cpsを超える粘度を有する、請求項1に記載の相変化インク構成成分。
  9. 構成成分を形成する方法であって、この方法が、
    少なくとも1つのアルコールを選択する工程;
    少なくとも1つのアルコールとリンゴ酸とを反応させる工程;および
    1つ以上の反応条件を制御して、実質的に非晶質の構成成分を形成する工程を含み、この構成成分が、少なくとも1つの非エステル材料および以下の式を有するリンゴ酸の少なくとも1つのエステルを含む、方法
    Figure 2014148505
    (式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立にアルキル基(さらにこのアルキル部分は、1〜約40個の炭素原子を有する直鎖、分岐または環状、飽和または不飽和、置換または非置換であることができる)、置換または非置換の芳香族またはヘテロ芳香族基、およびこれらの混合物である)。
  10. 前記少なくとも1つのアルコールをリンゴ酸と反応させる工程が以下の反応を含む、請求項9に記載の方法:
    Figure 2014148505


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