JP2014147055A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】誘導雷等による機器破損の危険性を回避することができ、安価で安定した冗長化構成の系切替えが可能な無線通信システム及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】本発明の無線通信システムは、現用系無線装置10または予備系無線装置20のいずれか一方が、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した動画コンテンツ等の情報を対面装置50に対して無線送信し、対向装置50がスイッチングハブ90を介して上位機器へ当該情報を伝送するものである。また、無線装置に障害が発生した際に、対向装置50は、無線装置から送信された障害情報を基に、対向装置50からの無線通信による指示により、現用系無線装置10と予備系無線装置20とを切り替えて通信を行う冗長化構成となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の無線通信システムは、現用系無線装置10または予備系無線装置20のいずれか一方が、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した動画コンテンツ等の情報を対面装置50に対して無線送信し、対向装置50がスイッチングハブ90を介して上位機器へ当該情報を伝送するものである。また、無線装置に障害が発生した際に、対向装置50は、無線装置から送信された障害情報を基に、対向装置50からの無線通信による指示により、現用系無線装置10と予備系無線装置20とを切り替えて通信を行う冗長化構成となっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線通信システムの冗長化に関するものである。
近年の無線通信システムの発達により種々な形式の無線通信機器が実用化されており、その一形式として、無線通信を司る屋外機器(以下、ODU(Out-Door Unit)ともいう)とネットワーク通信を司る屋内機器(以下、IDU(In-Door Unit)ともいう)とを同軸ケーブルなどでケーブル接続して構成した無線通信機器が用いられている。
このような屋外機器と屋内機器をケーブル接続した形式の無線装置は、例えば、ハイビジョンやMPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)などの大容量動画コンテンツ伝送やIP(Internet Protocol)通信多重伝送といった、1対1のPoint−to−Pointで通信を行う拠点間IP通信システムの無線装置として用いることができる。そして、アンテナを有した屋外機器を鉄塔やビルの屋上などの高所に設置し、屋内機器を制御室などの屋内に設置することにより、アンテナを有した無線通信機能部を小型軽量化して高所への設置を容易にし、バックボーンネットワークなどのネットワークとの通信処理や制御機能を司る部分を風雨から保護した環境に設置することがきる。
ところで、このような拠点間IP通信システムでは、信頼性を確保するために、ODUとIDUとをケーブル接続して構成される無線装置に関して、現用系のODU及びIDUと予備系のODU及びIDUを設けて、障害の発生時に現用系のODU及びIDUと予備用系のODU及びIDUとを切り替える冗長化構成が検討されている。(特許文献1参照)
ここで、従来の拠点間IP通信システムについて、図面を参照して説明する。
図5は、従来の拠点間IP通信システムのデータ送信側の無線装置の構成の一例を示す図である。
図5に示すように、従来の拠点間IP通信システムは、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した、例えば、ハイビジョンやMPEG2などの大容量動画コンテンツを、現用系無線装置100または予備系無線装置200のいずれかが、図示しない対向装置に対して無線送信するよう構成されており、また、障害発生時に、現用系無線装置100と予備系無線装置200とを切り替えて送信を行う冗長化構成となっている。
また、現用系無線装置100は、IDU(1)110とODU(1)120とで構成され、予備系無線装置200は、IDU(2)210とODU(2)220とで構成されている。また、IDU(1)110とIDU(2)210は屋内に、ODU(1)120とODU(2)220は屋外に、それぞれ分離された形態となっている。
また、IDU(1)110とIDU(2)210とを専用の通信ケーブル/通信バス300で接続して、互いの障害情報等を共有することにより、IDU(1)110及びIDU(2)からの指示で、ODU(1)120とODU(2)220は電波の送信/停波を行うようにしている。
なお、屋外に設置されるODU(1)120とODU(2)220とを、仮に、一体型となるよう構成すれば、IDUと同様に、内部で接続して、互いの障害情報等を共有することも可能である。
このように、従来のデータ送信側の無線装置では、現用系/予備系の障害情報の共有は、それぞれを結ぶケーブルにより行うようになっていた。
図5は、従来の拠点間IP通信システムのデータ送信側の無線装置の構成の一例を示す図である。
図5に示すように、従来の拠点間IP通信システムは、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した、例えば、ハイビジョンやMPEG2などの大容量動画コンテンツを、現用系無線装置100または予備系無線装置200のいずれかが、図示しない対向装置に対して無線送信するよう構成されており、また、障害発生時に、現用系無線装置100と予備系無線装置200とを切り替えて送信を行う冗長化構成となっている。
また、現用系無線装置100は、IDU(1)110とODU(1)120とで構成され、予備系無線装置200は、IDU(2)210とODU(2)220とで構成されている。また、IDU(1)110とIDU(2)210は屋内に、ODU(1)120とODU(2)220は屋外に、それぞれ分離された形態となっている。
また、IDU(1)110とIDU(2)210とを専用の通信ケーブル/通信バス300で接続して、互いの障害情報等を共有することにより、IDU(1)110及びIDU(2)からの指示で、ODU(1)120とODU(2)220は電波の送信/停波を行うようにしている。
なお、屋外に設置されるODU(1)120とODU(2)220とを、仮に、一体型となるよう構成すれば、IDUと同様に、内部で接続して、互いの障害情報等を共有することも可能である。
このように、従来のデータ送信側の無線装置では、現用系/予備系の障害情報の共有は、それぞれを結ぶケーブルにより行うようになっていた。
一方、従来のデータ送信側の無線装置において、小型・軽量化・低廉化の要請からIDUとODUとを一体化し、IDUとODUの機能を合わせ持った一体型無線装置を採用する場合がある。
図6は、従来の拠点間IP通信システムのデータ送信側の無線装置の他の構成例を示す図である。
図6に示すように、現用系無線装置100’をIDU(1)110とODU(1)120の機能を一体化した一体型無線装置で構成し、また、予備系無線装置200’をIDU(2)210とODU(2)220の機能を一体化した一体型無線装置で構成する。
また、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した、例えば、ハイビジョンやMPEG2などの大容量動画コンテンツを、現用系無線装置100’または予備系無線装置200’のいずれかが、図示しない対向装置に対して無線送信するよう構成されており、また、障害発生時に、現用系無線装置100’と予備系無線装置200’とを切り替えて送信を行う冗長化構成となっている。
このような一体型無線装置の場合、現用系無線装置100’と予備系無線装置200’は、それぞれに、専用の通信ケーブル300’を繋ぐコネクタ(図示せず)を設け、当該ケーブル経由で互いの障害情報等を共有している。
図6は、従来の拠点間IP通信システムのデータ送信側の無線装置の他の構成例を示す図である。
図6に示すように、現用系無線装置100’をIDU(1)110とODU(1)120の機能を一体化した一体型無線装置で構成し、また、予備系無線装置200’をIDU(2)210とODU(2)220の機能を一体化した一体型無線装置で構成する。
また、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した、例えば、ハイビジョンやMPEG2などの大容量動画コンテンツを、現用系無線装置100’または予備系無線装置200’のいずれかが、図示しない対向装置に対して無線送信するよう構成されており、また、障害発生時に、現用系無線装置100’と予備系無線装置200’とを切り替えて送信を行う冗長化構成となっている。
このような一体型無線装置の場合、現用系無線装置100’と予備系無線装置200’は、それぞれに、専用の通信ケーブル300’を繋ぐコネクタ(図示せず)を設け、当該ケーブル経由で互いの障害情報等を共有している。
しかし、図6のように、通信ケーブル300’を使って現用系無線装置100’と予備系無線装置200’間を“屋外”にて接続した場合に、一方の機器に誘導雷等が回り込んだ時、或いは、通信ケーブル300’自体に誘導雷が乗ってきた時に、通信ケーブル300’に接続された機器、つまり、現用系無線装置100’と予備系無線装置200’が破損する危険性があるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、誘導雷等による機器破損の危険性を回避することができ、安価で安定した冗長化構成の系切替えが可能な無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る無線通信システムは、現用系の無線装置と、予備系の無線装置と、前記現用系の無線装置または予備系の無線装置との間で無線通信を行う対向装置とで構成される無線通信システムにおいて、前記無線装置は、各々、自装置の障害情報を収集する障害情報収集部と、予め登録しておいた自身の識別IDと前記障害情報収集部で収集した障害情報を第1の無線フレームに合成する第1の無線フレーム合成部と、前記第1の無線フレーム合成部で合成した前記第1の無線フレームを前記対向装置に送信する無線送信部と、を備え、前記対向装置は、前記無線装置から送信された前記第1の無線フレームを受信する無線受信部と、前記無線受信部で受信した前記第1の無線フレームを分離して前記無線装置の障害情報を取り出す障害情報分離部と、予め登録しておいた前記無線装置の識別IDと前記障害情報を基に系の切替え要否を判定する系切替判定部と、前記系切替判定部の判定結果に基づき、次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを第2の無線フレームに合成する第2の無線フレーム合成部と、前記第2の無線フレーム合成部で合成した前記第2の無線フレームを前記無線装置に送信する無線送信部と、を備え、前記無線装置は、各々、前記対向装置から送信された前記第2の無線フレームを受信する無線受信部と、前記無線受信部で受信した前記第2の無線フレームを分離して次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを取り出す系判定分離部と、前記系判定分離部で取り出した当該識別IDに基づき、前記第1の無線送信部に次回通信の可否を通知する送信可否判定部と、を更に備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る無線通信システムは、上記無線通信システムにおいて、前記対向装置が前記現用系の無線装置及び前記予備系の無線装置に対し送信要求を行うことにより無線通信が開始され、前記対向装置は、前記現用系の無線装置または前記予備系の無線装置から前記送信要求に対する応答が得られない場合には、前記第2の無線フレーム合成部に対して、系の切替えを指示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る無線通信システムの無線通信方法は、 現用系の無線装置と、予備系の無線装置と、前記現用系の無線装置または予備系の無線装置との間で無線通信を行う対向装置とで構成される無線通信システムの無線通信方法において、前記無線装置は、各々、自装置の障害情報を収集する障害情報収集ステップと、予め登録しておいた自身の識別IDと前記障害情報収集ステップで収集した障害情報とを第1の無線フレームに合成する第1の無線フレーム合成ステップと、前記第1の無線フレーム合成ステップで合成した前記第1の無線フレームを前記対向装置に送信する無線送信ステップと、を有し、前記対向装置は、前記無線装置から送信された前記第1の無線フレームを受信する無線受信ステップと、前記無線受信ステップで受信した前記第1の無線フレームを分離して前記無線装置の障害情報を取り出す障害情報分離ステップと、予め登録しておいた前記無線装置の識別IDと前記障害情報から系の切替え要否を判定する系切替判定ステップと、前記系切替判定ステップの判定結果に基づき、次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを第2の無線フレームに合成する第2の無線フレーム合成ステップと、前記第2の無線フレーム合成ステップで合成した前記第2の無線フレームを前記無線装置に送信する無線送信ステップと、を有し、前記無線装置は、各々、前記対向装置から送信された前記第2の無線フレームを受信する無線受信ステップと、前記無線受信ステップで受信した前記第2の無線フレームを分離して次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを取り出す系判定分離ステップと、前記系判定分離ステップで取り出した当該識別IDに基づき、次回送信の可否を決定する送信可否判定ステップと、を更に有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る無線通信システムの無線通信方法は、上記無線通信システムの無線通信方法において、前記対向装置が前記現用系の無線装置及び前記予備系の無線装置に対し送信要求を行うことにより無線通信が開始され、前記対向装置は、前記現用系の無線装置または前記予備系の無線装置から前記送信要求に対する応答が得られない場合には、前記第2の無線フレーム合成ステップで、系の切替えを行うことを特徴とする。
本発明によれば、誘導雷等による機器破損の危険性を回避することができ、安価で安定した冗長化構成の系切替えが可能な無線通信システム及び無線通信方法を提供することができる。
<実施形態1>
以下に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムについて、図1〜2を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの構成の一例を示す図であり、また、図2は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの各装置の具体的構成を示す図である。
以下に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムについて、図1〜2を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの構成の一例を示す図であり、また、図2は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの各装置の具体的構成を示す図である。
(無線通信システムの構成)
本発明の実施形態1に係る無線通信システムは、ハイビジョンやMPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)などの大容量動画コンテンツ伝送やIP(Internet Protocol)通信多重伝送といった、1対1のPoint−to−Pointで通信を行う拠点間IP通信システムに適用した場合を例にして示す。
本発明の無線通信システムは、図1に示すように、現用系無線装置10または予備系無線装置20のいずれか一方が、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した動画コンテンツ等の情報を対向装置50に対して無線送信し、対向装置50がスイッチングハブ90を介して上位機器へ当該情報を伝送するものである。また、本発明の無線通信システムは、無線装置に障害が発生した際に、対向装置50は、無線装置から送信された障害情報を基に、無線通信による無線装置への指示によって、現用系無線装置10と予備系無線装置20とを切り替えて通信を行う冗長化構成となっている。
本発明の実施形態1に係る無線通信システムは、ハイビジョンやMPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)などの大容量動画コンテンツ伝送やIP(Internet Protocol)通信多重伝送といった、1対1のPoint−to−Pointで通信を行う拠点間IP通信システムに適用した場合を例にして示す。
本発明の無線通信システムは、図1に示すように、現用系無線装置10または予備系無線装置20のいずれか一方が、スイッチングハブ80を介して上位機器から取得した動画コンテンツ等の情報を対向装置50に対して無線送信し、対向装置50がスイッチングハブ90を介して上位機器へ当該情報を伝送するものである。また、本発明の無線通信システムは、無線装置に障害が発生した際に、対向装置50は、無線装置から送信された障害情報を基に、無線通信による無線装置への指示によって、現用系無線装置10と予備系無線装置20とを切り替えて通信を行う冗長化構成となっている。
なお、本発明の無線通信システムでは、図1に示すように、現用系無線装置10をIDU(1)とODU(1)の機能を一体化した一体型無線装置で構成し、また、予備系無線装置20をIDU(2)とODU(2)の機能を一体化した一体型無線装置で構成しているが、IDUとODU分離の無線装置構成であっても良い。
また、現用系無線装置10と予備系無線装置20が繋がるスイッチングハブ80は、単にネットワーク的な繋がりを示すためにネットワーク機器を代表しているだけであって、必ずしも1台のスイッチングハブに現用系無線装置10と予備系無線装置20を繋ぐ必要はない。それぞれ複数のネットワーク機器を介しての接続であっても良い。
また、図1では、対向装置50が冗長化構成となっていないが、対向装置50側も同様に、現用系と予備系で冗長化することも可能である。
また、現用系無線装置10と予備系無線装置20が繋がるスイッチングハブ80は、単にネットワーク的な繋がりを示すためにネットワーク機器を代表しているだけであって、必ずしも1台のスイッチングハブに現用系無線装置10と予備系無線装置20を繋ぐ必要はない。それぞれ複数のネットワーク機器を介しての接続であっても良い。
また、図1では、対向装置50が冗長化構成となっていないが、対向装置50側も同様に、現用系と予備系で冗長化することも可能である。
(無線装置の構成)
次に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムを構成する各装置について、図2を参照して詳細に説明する。
現用系無線装置10は、図2に示すように、障害情報収集部11と、無線フレーム合成部12と、無線送信部13と、共用器14と、送受信アンテナ15と、無線受信部16と、系判定分離部17と、送信可否判定部18とを備えた構成となっている。
また、予備系無線装置20は、図2に示すように、障害情報収集部21と、無線フレーム合成部22と、無線送信部23と、共用器24と、送受信アンテナ25と、無線受信部26と、系判定分離部27と、送信可否判定部28とを備えた構成となっている。
なお、現用系無線装置10と予備系無線装置20の構成は、部番は異なるが、同様の構成である。
次に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムを構成する各装置について、図2を参照して詳細に説明する。
現用系無線装置10は、図2に示すように、障害情報収集部11と、無線フレーム合成部12と、無線送信部13と、共用器14と、送受信アンテナ15と、無線受信部16と、系判定分離部17と、送信可否判定部18とを備えた構成となっている。
また、予備系無線装置20は、図2に示すように、障害情報収集部21と、無線フレーム合成部22と、無線送信部23と、共用器24と、送受信アンテナ25と、無線受信部26と、系判定分離部27と、送信可否判定部28とを備えた構成となっている。
なお、現用系無線装置10と予備系無線装置20の構成は、部番は異なるが、同様の構成である。
障害情報収集部11,21は、現用系無線装置10または予備系無線装置20それぞれ自装置の障害情報を収集する。障害情報として収集する情報は、IDU及びODUの故障有無や電源異常、スイッチングハブ80とのリンク状態などがある。
無線フレーム合成部12,22は、対向装置50からの送信要求に応じて、スイッチングハブ80を介して取得した映像情報等の伝送データを含む無線フレームに、予め登録しておいた現用系無線装置10または予備系無線装置20の識別ID(例えば、現用系は「0」、予備系は「1」)情報と、障害情報収集部11,21から取得した障害情報とを合成した無線フレームを生成する。
無線送信部13,23は、送信可否判定部18,28からの送信指示に基づいて、無線フレーム合成部12,22で合成した無線フレームを共用器14,24及び送受信アンテナ15,25を介して対向装置50に送信する。なお、非通信中の無線装置の無線送信部は、合成した無線フレームを対向装置50に送信しない。
共用器14,24は、対向装置50との間で送受信アンテナ15,25を介して送受信する信号の送信/受信の切り替え制御を行う。
無線フレーム合成部12,22は、対向装置50からの送信要求に応じて、スイッチングハブ80を介して取得した映像情報等の伝送データを含む無線フレームに、予め登録しておいた現用系無線装置10または予備系無線装置20の識別ID(例えば、現用系は「0」、予備系は「1」)情報と、障害情報収集部11,21から取得した障害情報とを合成した無線フレームを生成する。
無線送信部13,23は、送信可否判定部18,28からの送信指示に基づいて、無線フレーム合成部12,22で合成した無線フレームを共用器14,24及び送受信アンテナ15,25を介して対向装置50に送信する。なお、非通信中の無線装置の無線送信部は、合成した無線フレームを対向装置50に送信しない。
共用器14,24は、対向装置50との間で送受信アンテナ15,25を介して送受信する信号の送信/受信の切り替え制御を行う。
無線受信部16,26は、対向装置50から送信された無線フレームを送受信アンテナ15,25及び共用器14,24を介して受信する。
系判定分離部17,27は、対向装置50から受信した無線フレームから次回通信する無線装置の識別ID情報を取り出す。
送信可否判定部18,28は、取り出した識別IDが自装置の識別IDの場合、無線送信部13,23に送信許可を伝える。また、送信可否判定部18,28は、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合、無線送信部13,23に送信停止を伝える、或いは、無線送信部13,23に送信停止を伝えなくとも、送信許可を伝えないことで送信しない状態を維持させるようにしても良い。
系判定分離部17,27は、対向装置50から受信した無線フレームから次回通信する無線装置の識別ID情報を取り出す。
送信可否判定部18,28は、取り出した識別IDが自装置の識別IDの場合、無線送信部13,23に送信許可を伝える。また、送信可否判定部18,28は、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合、無線送信部13,23に送信停止を伝える、或いは、無線送信部13,23に送信停止を伝えなくとも、送信許可を伝えないことで送信しない状態を維持させるようにしても良い。
(対向装置50の構成)
また、対向装置50は、図2に示すように、送受信アンテナ51と、共用器52と、無線受信部53と、障害情報分離部54と、系判定部55と、無線フレーム合成部56と、無線送信部57とを備えた構成となっている。
共用器52は、現用系無線装置10または予備系無線装置20との間で送受信アンテナ51を介して送受信する信号の送信/受信の切り替え制御を行う。
無線受信部53は、現用系無線装置10または予備系無線装置20から送信された無線フレームを送受信アンテナ51及び共用器52を介して受信する。
障害情報分離部54は、無線受信部53で受信した無線フレームから、映像情報と、送信元の無線装置の識別ID情報及び障害情報を取り出して、映像情報はスイッチングハブ90を介して上位機器に送信し、送信元の無線装置の識別ID情報及び障害情報は系判定部55に出力する。
系判定部55は、予め登録しておいた現用系無線装置10及び予備系無線装置20の識別ID(現用系「0」、予備系「1」)を参照し、送信元の無線装置の障害情報から系の切替え要否を判定する。
無線フレーム合成部56は、系判定部55の結果に基づき、次回通信する無線装置の識別ID情報を、送信要求情報を含む無線フレームに合成する。
無線送信部57は、無線フレーム合成部56で合成した無線フレームを共用器52及び送受信アンテナ51を介して現用系無線装置10及び予備系無線装置20に送信する。
また、対向装置50は、図2に示すように、送受信アンテナ51と、共用器52と、無線受信部53と、障害情報分離部54と、系判定部55と、無線フレーム合成部56と、無線送信部57とを備えた構成となっている。
共用器52は、現用系無線装置10または予備系無線装置20との間で送受信アンテナ51を介して送受信する信号の送信/受信の切り替え制御を行う。
無線受信部53は、現用系無線装置10または予備系無線装置20から送信された無線フレームを送受信アンテナ51及び共用器52を介して受信する。
障害情報分離部54は、無線受信部53で受信した無線フレームから、映像情報と、送信元の無線装置の識別ID情報及び障害情報を取り出して、映像情報はスイッチングハブ90を介して上位機器に送信し、送信元の無線装置の識別ID情報及び障害情報は系判定部55に出力する。
系判定部55は、予め登録しておいた現用系無線装置10及び予備系無線装置20の識別ID(現用系「0」、予備系「1」)を参照し、送信元の無線装置の障害情報から系の切替え要否を判定する。
無線フレーム合成部56は、系判定部55の結果に基づき、次回通信する無線装置の識別ID情報を、送信要求情報を含む無線フレームに合成する。
無線送信部57は、無線フレーム合成部56で合成した無線フレームを共用器52及び送受信アンテナ51を介して現用系無線装置10及び予備系無線装置20に送信する。
(無線装置の動作)
次に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの無線装置の動作について、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの無線装置の動作を示すシーケンス図である。
ステップS101において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、無線受信部16及び無線受信部26にて、対向装置50から最初の送信要求情報と通信対象の無線装置の識別ID情報とを含む無線フレームを受信する。
ステップS102において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、系判定分離部17及び系判定分離部27にて、受信した無線フレームから通信対象の無線装置の識別IDを取り出す。
ステップS103において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、送信可否判定部18及び送信可否判定部28にて、取り出した識別IDが自装置の識別IDの場合(YES)、無線送信部13または無線送信部23に送信許可を伝え(ステップS104)、ステップS106に進む。また、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合(NO)、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝え(ステップS105)、処理を終了する。なお、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合には、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝えなくとも、送信許可を伝えないことで送信しない状態を維持させるようにしても良い。
ステップS106において、現用系無線装置10または予備系無線装置20は、無線送信部13または無線送信部23からの指示により、無線フレーム合成部12または無線フレーム合成部22にて、対向装置50からの送信要求に基づき、スイッチングハブ80を介して取得した映像情報等の伝送データを含む無線フレームに、予め登録しておいた自装置の識別ID(例えば、現用系は「0」、予備系は「1」)情報と、障害情報収集部11または障害情報収集部21から取得した障害情報を合成した無線フレームを生成する。
ステップS107において、現用系無線装置10または予備系無線装置20は、無線送信部13または無線送信部23にて、無線フレーム合成部12または無線フレーム合成部22で合成した無線フレームを共用器14または共用器24、並びに送受信アンテナ15または送受信アンテナ25を介して対向装置50に送信する。
ステップS108において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、無線受信部16及び無線受信部26にて、対向装置50から次回の送信要求情報と通信対象の無線装置の識別ID情報とを含む無線フレームを受信したか否か判断し、「YES」の場合、ステップS109に進み、「NO」の場合、処理を終了する。
ステップS109において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、系判定分離部17及び系判定分離部27にて、受信した無線フレームから次回通信対象の無線装置の識別IDを取り出す。
ステップS110において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、送信可否判定部18及び送信可否判定部28にて、取り出した識別IDが自装置の識別IDの場合(YES)、無線送信部13または無線送信部23に送信許可を伝え(ステップS111)、ステップS106に戻る。また、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合(NO)、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝え(ステップS105)、処理を終了する。なお、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合には、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝えなくとも、送信許可を伝えないことで送信しない状態を維持させるようにしても良い。
次に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの無線装置の動作について、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの無線装置の動作を示すシーケンス図である。
ステップS101において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、無線受信部16及び無線受信部26にて、対向装置50から最初の送信要求情報と通信対象の無線装置の識別ID情報とを含む無線フレームを受信する。
ステップS102において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、系判定分離部17及び系判定分離部27にて、受信した無線フレームから通信対象の無線装置の識別IDを取り出す。
ステップS103において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、送信可否判定部18及び送信可否判定部28にて、取り出した識別IDが自装置の識別IDの場合(YES)、無線送信部13または無線送信部23に送信許可を伝え(ステップS104)、ステップS106に進む。また、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合(NO)、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝え(ステップS105)、処理を終了する。なお、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合には、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝えなくとも、送信許可を伝えないことで送信しない状態を維持させるようにしても良い。
ステップS106において、現用系無線装置10または予備系無線装置20は、無線送信部13または無線送信部23からの指示により、無線フレーム合成部12または無線フレーム合成部22にて、対向装置50からの送信要求に基づき、スイッチングハブ80を介して取得した映像情報等の伝送データを含む無線フレームに、予め登録しておいた自装置の識別ID(例えば、現用系は「0」、予備系は「1」)情報と、障害情報収集部11または障害情報収集部21から取得した障害情報を合成した無線フレームを生成する。
ステップS107において、現用系無線装置10または予備系無線装置20は、無線送信部13または無線送信部23にて、無線フレーム合成部12または無線フレーム合成部22で合成した無線フレームを共用器14または共用器24、並びに送受信アンテナ15または送受信アンテナ25を介して対向装置50に送信する。
ステップS108において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、無線受信部16及び無線受信部26にて、対向装置50から次回の送信要求情報と通信対象の無線装置の識別ID情報とを含む無線フレームを受信したか否か判断し、「YES」の場合、ステップS109に進み、「NO」の場合、処理を終了する。
ステップS109において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、系判定分離部17及び系判定分離部27にて、受信した無線フレームから次回通信対象の無線装置の識別IDを取り出す。
ステップS110において、現用系無線装置10及び予備系無線装置20は、送信可否判定部18及び送信可否判定部28にて、取り出した識別IDが自装置の識別IDの場合(YES)、無線送信部13または無線送信部23に送信許可を伝え(ステップS111)、ステップS106に戻る。また、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合(NO)、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝え(ステップS105)、処理を終了する。なお、取り出した識別IDが自装置の識別ID以外の場合には、無線送信部13または無線送信部23に送信停止を伝えなくとも、送信許可を伝えないことで送信しない状態を維持させるようにしても良い。
(対向装置50の動作)
次に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの対向装置50の動作について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの対向装置50の動作を示すシーケンス図である。
ステップS201において、対向装置50は、無線送信部57にて、現用系無線装置10及び予備系無線装置20に対し、最初の送信要求情報と、通信対象の無線装置の識別ID情報とを含む無線フレームを送信する。
例えば、送信要求情報を含む無線フレームに現時点での通信対象である現用系無線装置10の識別ID「0」を合成して送信する。
ステップS202において、対向装置50は、無線受信部53にて、通信対象とした無線装置から、識別ID情報と障害情報が付加された所望の映像情報等の伝送データを含む無線フレームを所定の時間内に受信したか否かを判断し、「YES」の場合、ステップS203に進み、「NO」の場合、ステップS205に進む。
例えば、現時点での通信対象である現用系無線装置10から所望の映像情報等の伝送データを含む無線フレームを受信したか否かを判断する。
ステップS203において、対向装置50は、障害情報分離部54にて、受信した無線フレームから通信対象とした無線装置の障害情報を取り出す。
例えば、受信した無線フレームから現時点での通信対象である現用系無線装置10の障害情報を取得する。
ステップS204において、対向装置50は、系判定部55にて、予め登録しておいた無線装置の識別ID(現用系「0」、予備系「1」)を参照し、通信対象の無線装置の障害情報を基に系の切替え要否を判定する。
例えば、送信元の識別IDが「0」:現用系で、送信元障害情報でスイッチングハブ80との間がリンクダウンとなっている場合、現用系無線装置10が稼動しているがスイッチグハブ80との間でデータ送受できない状況になっていることが分かる。このとき、現用系無線装置10では所望の映像情報等のデータ伝送ができないので、予備系無線装置20への切り替えが必要と判断する。
ステップS205において、対向装置50は、無線装置に対し、次回の送信要求を行うか否かを判断し、「YES」の場合、ステップS207に進み、「NO」の場合、処理を終了する。
ステップS206において、対向装置50は、無線フレーム合成部56にて、系判定部55での判定結果を基に、次回の送信要求情報を含む無線フレームに、次回通信対象とする無線装置の識別ID情報を合成した無線フレームを生成する。なお、ステップS202にて、対向装置50が無線装置から所定の時間内に無線フレームを受信しなかった場合には、他の無線装置の識別ID情報を、次回の送信要求情報を含む無線フレームに合成するようにする。
ステップS207において、対向装置50は、無線送信部57にて、現用系無線装置10及び予備系無線装置20に対し、ステップS205で生成した無線フレームを送信し、ステップS202に戻る。
次に、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの対向装置50の動作について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の実施形態1に係る無線通信システムの対向装置50の動作を示すシーケンス図である。
ステップS201において、対向装置50は、無線送信部57にて、現用系無線装置10及び予備系無線装置20に対し、最初の送信要求情報と、通信対象の無線装置の識別ID情報とを含む無線フレームを送信する。
例えば、送信要求情報を含む無線フレームに現時点での通信対象である現用系無線装置10の識別ID「0」を合成して送信する。
ステップS202において、対向装置50は、無線受信部53にて、通信対象とした無線装置から、識別ID情報と障害情報が付加された所望の映像情報等の伝送データを含む無線フレームを所定の時間内に受信したか否かを判断し、「YES」の場合、ステップS203に進み、「NO」の場合、ステップS205に進む。
例えば、現時点での通信対象である現用系無線装置10から所望の映像情報等の伝送データを含む無線フレームを受信したか否かを判断する。
ステップS203において、対向装置50は、障害情報分離部54にて、受信した無線フレームから通信対象とした無線装置の障害情報を取り出す。
例えば、受信した無線フレームから現時点での通信対象である現用系無線装置10の障害情報を取得する。
ステップS204において、対向装置50は、系判定部55にて、予め登録しておいた無線装置の識別ID(現用系「0」、予備系「1」)を参照し、通信対象の無線装置の障害情報を基に系の切替え要否を判定する。
例えば、送信元の識別IDが「0」:現用系で、送信元障害情報でスイッチングハブ80との間がリンクダウンとなっている場合、現用系無線装置10が稼動しているがスイッチグハブ80との間でデータ送受できない状況になっていることが分かる。このとき、現用系無線装置10では所望の映像情報等のデータ伝送ができないので、予備系無線装置20への切り替えが必要と判断する。
ステップS205において、対向装置50は、無線装置に対し、次回の送信要求を行うか否かを判断し、「YES」の場合、ステップS207に進み、「NO」の場合、処理を終了する。
ステップS206において、対向装置50は、無線フレーム合成部56にて、系判定部55での判定結果を基に、次回の送信要求情報を含む無線フレームに、次回通信対象とする無線装置の識別ID情報を合成した無線フレームを生成する。なお、ステップS202にて、対向装置50が無線装置から所定の時間内に無線フレームを受信しなかった場合には、他の無線装置の識別ID情報を、次回の送信要求情報を含む無線フレームに合成するようにする。
ステップS207において、対向装置50は、無線送信部57にて、現用系無線装置10及び予備系無線装置20に対し、ステップS205で生成した無線フレームを送信し、ステップS202に戻る。
以上説明したように、本発明の実施形態1に係る無線通信システムによれば、Point−to−Pointで無線通信を行う無線通信システムにおいて、対向装置から無線で通知して無線装置の冗長化構成の系切替えを行うので、冗長化有無による無線装置構成の相違が少なく共通化が可能である。そのため、冗長化構成可能な無線装置を安価にでき、また、共通化により無線装置の管理・運用・交換の手間が少なくなる。
また、現用系無線装置と予備系無線装置との間で屋外でのケーブル接続がないので、無線装置の誘導雷による同時破損の可能性が少なくなり、落雷等があっても、冗長化によりシステムの安定運用が期待できる。
また、無線が繋がれば設置場所を選ばないので、複数台を取付けるような太いマストが準備できない場所、複数台分の重さ/風荷重/強度に耐えられない構造物、無線通信のための見通し可能エリアが狭く点在する場所、などの環境においても、冗長化を行うことができる。
また、無線装置の識別IDを対向装置に登録/削除するだけで冗長化の構成を変更できるので、稼働中であっても冗長化構成の現用系、予備系の無線装置の追加/削除が容易にできる。最初は冗長化なしで設置して運用を開始してから後で予備系を追加することも容易にできる。
また、システム上、現用系と予備系が同時に送信することが許容できないようなシステムでは、必ず現用系もしくは予備系の一方のみが送信するように制御可能である。
また、現用系無線装置と予備系無線装置との間で屋外でのケーブル接続がないので、無線装置の誘導雷による同時破損の可能性が少なくなり、落雷等があっても、冗長化によりシステムの安定運用が期待できる。
また、無線が繋がれば設置場所を選ばないので、複数台を取付けるような太いマストが準備できない場所、複数台分の重さ/風荷重/強度に耐えられない構造物、無線通信のための見通し可能エリアが狭く点在する場所、などの環境においても、冗長化を行うことができる。
また、無線装置の識別IDを対向装置に登録/削除するだけで冗長化の構成を変更できるので、稼働中であっても冗長化構成の現用系、予備系の無線装置の追加/削除が容易にできる。最初は冗長化なしで設置して運用を開始してから後で予備系を追加することも容易にできる。
また、システム上、現用系と予備系が同時に送信することが許容できないようなシステムでは、必ず現用系もしくは予備系の一方のみが送信するように制御可能である。
<実施形態2>
以下に、本発明の実施形態2に係る無線通信システムについて詳細に説明する。
前述した本発明の実施形態1に係る無線通信システムでは、対向装置50が現用系無線装置10及び予備系無線装置20の障害情報確認、並びに系切替え指示を無線経由でのみ行うようにしているが、本発明の実施形態2に係る無線通信システムでは、他の方式と組み合わせて行うようにする。
例えば、図1に示すシステム構成例の場合、現用系無線装置10と予備系無線装置20はスイッチングハブ80に接続する構成になっているので、両方の無線装置に障害がない場合には、ネットワーク機器を介して無線装置間で直接通信することが可能である。
その場合には、現用系無線装置10と予備系無線装置20の直接通信による系切替えを主とし、本発明の実施形態1に係る無線通信システムを副とすることで、互いに適用できる障害を補完することができる。
例えば、スイッチングハブ間のリンクダウンやIDU部の故障等でネットワーク機器を介した通信ができない時は本発明を用いて対向装置経由で系切替えを行い、ODU部等の無線部の故障で無線通信ができない時は現用系無線装置10と予備系無線装置20の直接通信により系切替えを行うようにする。
以下に、本発明の実施形態2に係る無線通信システムについて詳細に説明する。
前述した本発明の実施形態1に係る無線通信システムでは、対向装置50が現用系無線装置10及び予備系無線装置20の障害情報確認、並びに系切替え指示を無線経由でのみ行うようにしているが、本発明の実施形態2に係る無線通信システムでは、他の方式と組み合わせて行うようにする。
例えば、図1に示すシステム構成例の場合、現用系無線装置10と予備系無線装置20はスイッチングハブ80に接続する構成になっているので、両方の無線装置に障害がない場合には、ネットワーク機器を介して無線装置間で直接通信することが可能である。
その場合には、現用系無線装置10と予備系無線装置20の直接通信による系切替えを主とし、本発明の実施形態1に係る無線通信システムを副とすることで、互いに適用できる障害を補完することができる。
例えば、スイッチングハブ間のリンクダウンやIDU部の故障等でネットワーク機器を介した通信ができない時は本発明を用いて対向装置経由で系切替えを行い、ODU部等の無線部の故障で無線通信ができない時は現用系無線装置10と予備系無線装置20の直接通信により系切替えを行うようにする。
以上説明したように、本発明の実施形態2に係る無線通信システムによれば、Point−to−Pointで無線通信を行う無線通信システムにおいて、対向装置から無線で通知して無線装置の冗長化構成の系切替えを行うので、冗長化有無による無線装置構成の相違が少なく共通化が可能である。そのため、冗長化構成可能な無線装置を安価にでき、また共通化により無線装置の管理・運用・交換の手間が少なくなる。
また、現用系無線装置と予備系無線装置との間で屋外でのケーブル接続がないので、無線装置の誘導雷による同時破損の可能性が少なくなり、落雷等があっても、冗長化によりシステムの安定運用が期待できる。
また、無線が繋がれば設置場所を選ばないので、複数台を取付けるような太いマストが準備できない場所、複数台分の重さ/風荷重/強度に耐えられない構造物、無線通信のための見通し可能エリアが狭く点在する場所、などの環境においても、冗長化を行うことができる。
また、無線装置の識別IDを対向装置に登録/削除するだけで冗長化の構成を変更できるので、稼働中であっても冗長化構成の現用系、予備系の無線装置の追加/削除が容易にできる。最初は冗長化なしで設置して運用を開始してから後で予備系を追加することも容易にできる。
また、システム上、現用系と予備系が同時に送信することが許容できないようなシステムでは、必ず現用系もしくは予備系の一方のみが送信するように制御可能である。
また、現用系無線装置と予備系無線装置との間で屋外でのケーブル接続がないので、無線装置の誘導雷による同時破損の可能性が少なくなり、落雷等があっても、冗長化によりシステムの安定運用が期待できる。
また、無線が繋がれば設置場所を選ばないので、複数台を取付けるような太いマストが準備できない場所、複数台分の重さ/風荷重/強度に耐えられない構造物、無線通信のための見通し可能エリアが狭く点在する場所、などの環境においても、冗長化を行うことができる。
また、無線装置の識別IDを対向装置に登録/削除するだけで冗長化の構成を変更できるので、稼働中であっても冗長化構成の現用系、予備系の無線装置の追加/削除が容易にできる。最初は冗長化なしで設置して運用を開始してから後で予備系を追加することも容易にできる。
また、システム上、現用系と予備系が同時に送信することが許容できないようなシステムでは、必ず現用系もしくは予備系の一方のみが送信するように制御可能である。
<実施形態3>
以下に、本発明の実施形態3に係る無線通信システムについて詳細に説明する。
本発明の実施形態3に係る無線通信システムは、無線装置の識別を識別IDで行うようにすることにより、系の構成変更が容易に行えるようにしたものである。
例えば、識別IDを「0」:現用系、「1」:予備系1、「2」:予備系2、のように予備系2の無線装置を追加したりして、冗長度を上げることが容易である。
また、現用系と予備系の無線装置間を接続する屋外ケーブルがないので、当該ケーブル長による物理的制約がなく、対向装置との無線通信が可能な場所であればどこに設置してもよい。例えば、無線伝播経路が異なる場所に設置にして、無線装置の障害のみならず、無線伝播路の障害に対しても冗長構成にすることができる。無線伝播路の障害については、障害情報収集で、受信レベル悪化、または無線品質悪化、あるいはその両方、を加えるだけで適用することが可能である。
以下に、本発明の実施形態3に係る無線通信システムについて詳細に説明する。
本発明の実施形態3に係る無線通信システムは、無線装置の識別を識別IDで行うようにすることにより、系の構成変更が容易に行えるようにしたものである。
例えば、識別IDを「0」:現用系、「1」:予備系1、「2」:予備系2、のように予備系2の無線装置を追加したりして、冗長度を上げることが容易である。
また、現用系と予備系の無線装置間を接続する屋外ケーブルがないので、当該ケーブル長による物理的制約がなく、対向装置との無線通信が可能な場所であればどこに設置してもよい。例えば、無線伝播経路が異なる場所に設置にして、無線装置の障害のみならず、無線伝播路の障害に対しても冗長構成にすることができる。無線伝播路の障害については、障害情報収集で、受信レベル悪化、または無線品質悪化、あるいはその両方、を加えるだけで適用することが可能である。
以上説明したように、本発明の実施形態3に係る無線通信システムによれば、Point−to−Pointで無線通信を行う無線システムにおいて、対向装置から無線で通知して無線装置の冗長化構成の系切替えを行うので、冗長化有無による無線装置構成の相違が少なく共通化が可能である。そのため、冗長化構成可能な無線装置を安価にでき、また共通化により無線装置の管理・運用・交換の手間が少なくなる。
また、現用系無線装置と予備系無線装置との間で屋外でのケーブル接続がないので、無線装置の誘導雷による同時破損の可能性が少なくなり、落雷等があっても、冗長化によりシステムの安定運用が期待できる。
また、無線が繋がれば設置場所を選ばないので、複数台を取付けるような太いマストが準備できない場所、複数台分の重さ/風荷重/強度に耐えられない構造物、無線通信のための見通し可能エリアが狭く点在する場所、などの環境においても、冗長化を行うことができる。
また、無線装置の識別IDを対向装置に登録/削除するだけで冗長化の構成を変更できるので、稼働中であっても冗長化構成の現用系、予備系の無線装置の追加/削除が容易にできる。最初は冗長化なしで設置して運用を開始してから後で予備系を追加することも容易にできる。
また、システム上、現用系と予備系が同時に送信することが許容できないようなシステムでは、必ず現用系もしくは予備系の一方のみが送信するように制御可能である。
また、現用系無線装置と予備系無線装置との間で屋外でのケーブル接続がないので、無線装置の誘導雷による同時破損の可能性が少なくなり、落雷等があっても、冗長化によりシステムの安定運用が期待できる。
また、無線が繋がれば設置場所を選ばないので、複数台を取付けるような太いマストが準備できない場所、複数台分の重さ/風荷重/強度に耐えられない構造物、無線通信のための見通し可能エリアが狭く点在する場所、などの環境においても、冗長化を行うことができる。
また、無線装置の識別IDを対向装置に登録/削除するだけで冗長化の構成を変更できるので、稼働中であっても冗長化構成の現用系、予備系の無線装置の追加/削除が容易にできる。最初は冗長化なしで設置して運用を開始してから後で予備系を追加することも容易にできる。
また、システム上、現用系と予備系が同時に送信することが許容できないようなシステムでは、必ず現用系もしくは予備系の一方のみが送信するように制御可能である。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも上記したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも上記したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等のハードウエア資源を備えたコンピュータが、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に永続的に格納されたプログラムを実行することにより、制御される構成が用いられてもよい。また、当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも上記したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等のハードウエア資源を備えたコンピュータが、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に永続的に格納されたプログラムを実行することにより、制御される構成が用いられてもよい。また、当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
10:現用系無線装置、11:障害情報収集部、12:無線フレーム合成部、13:無線送信部、14:共用器、15:送受信アンテナ、16:無線受信部、17:系判定分離部、18:送信可否判定部、20:予備系無線装置、21:障害情報収集部、22:無線フレーム収集部、23:無線送信部、24:共用器、25:送受信アンテナ、26:無線受信部、27:系判定分離部、28:送信可否判定部、50:対向装置、51:送受信アンテナ、52:共用器、53:無線受信部、54:障害情報分離部、55:系判定部、56:無線フレーム合成部、57:無線送信部、80:スイッチングハブ、90:スイッチングハブ、100,100’:現用系無線装置、110:IDU(1)、120:ODU(1)、200,200’:予備系無線装置、210:IDU(2)、220:ODU(2)300:通信ケーブル/通信バス、300’:通信ケーブル。
Claims (4)
- 現用系の無線装置と、予備系の無線装置と、前記現用系の無線装置または予備系の無線装置との間で無線通信を行う対向装置とで構成される無線通信システムにおいて、
前記無線装置は、各々、
自装置の障害情報を収集する障害情報収集部と、
予め登録しておいた自身の識別IDと前記障害情報収集部で収集した障害情報を第1の無線フレームに合成する第1の無線フレーム合成部と、
前記第1の無線フレーム合成部で合成した前記第1の無線フレームを前記対向装置に送信する無線送信部と、を備え、
前記対向装置は、
前記無線装置から送信された前記第1の無線フレームを受信する無線受信部と、
前記無線受信部で受信した前記第1の無線フレームを分離して前記無線装置の障害情報を取り出す障害情報分離部と、
予め登録しておいた前記無線装置の識別IDと前記障害情報を基に系の切替え要否を判定する系切替判定部と、
前記系切替判定部の判定結果に基づき、次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを第2の無線フレームに合成する第2の無線フレーム合成部と、
前記第2の無線フレーム合成部で合成した前記第2の無線フレームを前記無線装置に送信する無線送信部と、を備え、
前記無線装置は、各々、
前記対向装置から送信された前記第2の無線フレームを受信する無線受信部と、
前記無線受信部で受信した前記第2の無線フレームを分離して次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを取り出す系判定分離部と、
前記系判定分離部で取り出した当該識別IDに基づき、前記第1の無線送信部に次回通信の可否を通知する送信可否判定部と、
を更に備えることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記対向装置が前記現用系の無線装置及び前記予備系の無線装置に対し送信要求を行うことにより無線通信が開始され、前記対向装置は、前記現用系の無線装置または前記予備系の無線装置から前記送信要求に対する応答が得られない場合には、前記第2の無線フレーム合成部に対して、系の切替えを指示することを特徴とする無線通信システム。
- 現用系の無線装置と、予備系の無線装置と、前記現用系の無線装置または予備系の無線装置との間で無線通信を行う対向装置とで構成される無線通信システムの無線通信方法において、
前記無線装置は、各々、
自装置の障害情報を収集する障害情報収集ステップと、
予め登録しておいた自身の識別IDと前記障害情報収集ステップで収集した障害情報とを第1の無線フレームに合成する第1の無線フレーム合成ステップと、
前記第1の無線フレーム合成ステップで合成した前記第1の無線フレームを前記対向装置に送信する無線送信ステップと、を有し、
前記対向装置は、
前記無線装置から送信された前記第1の無線フレームを受信する無線受信ステップと、
前記無線受信ステップで受信した前記第1の無線フレームを分離して前記無線装置の障害情報を取り出す障害情報分離ステップと、
予め登録しておいた前記無線装置の識別IDと前記障害情報から系の切替え要否を判定する系切替判定ステップと、
前記系切替判定ステップの判定結果に基づき、次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを第2の無線フレームに合成する第2の無線フレーム合成ステップと、
前記第2の無線フレーム合成ステップで合成した前記第2の無線フレームを前記無線装置に送信する無線送信ステップと、を有し、
前記無線装置は、各々、
前記対向装置から送信された前記第2の無線フレームを受信する無線受信ステップと、
前記無線受信ステップで受信した前記第2の無線フレームを分離して次回通信時に通信対象とする無線装置の識別IDを取り出す系判定分離ステップと、
前記系判定分離ステップで取り出した当該識別IDに基づき、次回送信の可否を決定する送信可否判定ステップと、
を更に有することを特徴とする無線通信システムの無線通信方法。 - 請求項3に記載の無線通信システムの無線通信方法において、前記対向装置が前記現用系の無線装置及び前記予備系の無線装置に対し送信要求を行うことにより無線通信が開始され、前記対向装置は、前記現用系の無線装置または前記予備系の無線装置から前記送信要求に対する応答が得られない場合には、前記第2の無線フレーム合成ステップで、系の切替えを行うことを特徴とする無線通信システムの無線通信方法。
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- 2013-01-30 JP JP2013016180A patent/JP2014147055A/ja active Pending
Cited By (2)
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