JP2014146890A - 撮像システム及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで良好な顔画像を撮像すること。
【解決手段】天井にカメラ10を設置するとともに、改札機30の上面に鏡21を設置する。カメラ10は、改札機30を通過する人物と、鏡21とを撮像範囲に含む。このため、改札機30を通過する人物を直接撮像した直射画像と、改札機30を通過する人物が鏡21に映った反射画像とを同時に取得し、画像認識に利用することができる。直射画像を利用する範囲A0と、鏡21に映った反射画像を利用する範囲A1とが異なることにより、改札機30を通過する人物の身長差が大きい場合であっても、顔画像を取得可能である。また、改札機30を通過する人物が通過操作等のために下を向いた状態であれば、鏡21に映った反射画像は、画像認識に適した良好な画像となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ゲート装置を通過する人物を撮像する撮像システム及び撮像方法に関する。
従来、改札機などのゲート装置を通過する人物を撮像する撮像システムが利用されている。このような撮像システムは、犯罪者の追跡や、商店等のマーケティングに用いられる。例えば、犯罪者の追跡を行なう場合には、ゲート装置を通過する人物の顔画像と追跡対象の人物の顔画像を比較し、一致するか否かを判別することとなる。また、商店等のマーケティングに用いる場合には、撮像した人物の性別や年齢を推定し、マーケティング用のデータとして蓄積することとなる。
人物の撮像は、天井などに設置したカメラを用いることが一般的であるが、切符の挿入やカードをかざすなど、ゲート装置を通過するための操作を行なう人物を撮像すると、下を向いた画像となることが多く、画像認識の精度が低下する。
そこで、ゲート装置を通過する人物の好適な顔画像を確実に撮像する技術が知られている。例えば、特許文献1は、改札機の中にカメラを設置して、定期券不正利用者の照合を行う技術を開示している。また、特許文献2は、通路両側の改札機の上部に設置した各1台のカメラを利用して撮像を行なう技術を開示している。
特許第3389029号 特開2002−279455号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、改札機内にカメラを設けるため、既存の改札機を交換、或いは改造しなければならない。また、機内のカメラが1台では、低身長者から高身長者までの顔を撮影するのが困難な場合があり、これに対応するためにカメラを複数台内蔵するとなればコスト増大が問題となる。
また、上記特許文献2の技術では、通路両側から顔を撮像するため、天井からの撮像よりは好適な画像を得ることが期待されるが、俯いて通過する人物に対してはやはり好適な画像が期待できない。また、カメラが1通路2台になることによるコスト増大が問題となる。
このように、従来の技術では、コストを抑制しつつ良好な画像を取得することが困難であった。このため、低コストで良好な顔画像を撮像することのできる撮像システムをいかにして実現するかが重要な課題となっていた。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、低コストで良好な顔画像を撮像することのできる撮像システム及び撮像方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、ゲート装置を通過する人物を撮像する撮像システムであって、前記ゲート装置に設けられた鏡面と、前記人物が前記ゲート装置を通過する際に、前記鏡面に映る人物像を撮像する前記鏡面より前方に配置された撮像手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記ゲート装置は、通過時に所定の操作を受け付ける改札機であり、前記鏡面は前記ゲート装置の上面に設けられ、前記撮像手段は、前記ゲート装置が前記所定の操作を受け付けたときに、前記鏡面に前記人物像が映る位置に設置されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記撮像手段は、前記鏡面に映る人物像に加え、前記ゲート装置を通過する人物を直接撮像する位置に設置されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記鏡面を複数備え、前記撮像手段は、複数の鏡面を撮像範囲に含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記人物に対して報知する内容を表示する表示手段をさらに備え、前記表示手段は、前記人物が前記ゲート装置を通過する際に、前記鏡面上に表示の内容が映る位置に設定されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記撮像手段により撮像された人物に対して識別処理を行う識別処理手段と、前記識別処理手段による識別結果に応じて前記表示手段が表示する内容を制御する表示制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記人物による前記ゲート装置の通過を検知する検知手段をさらに備え、前記検知手段による検知結果に応じて前記表示手段が表示する内容を制御する表示制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、ゲート装置を通過する人物を撮像する撮像方法であって、前記ゲート装置に設けられた鏡面と、前記ゲート装置を通過する人物とを撮像範囲に含んで撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップにより撮像された人物及び鏡面上の人物像に対し、顔画像の検知を行う顔画像検知ステップと、前記顔画像検知ステップにより検知された顔画像に対して画像認識を行う画像認識ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、ゲート装置に鏡面を設け、人物がゲート装置を通過する際に、鏡面に映る人物像を撮像するよう構成したので、低コストで良好な顔画像を撮像することができる。
図1は、実施例1に係る撮像システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、図1に示した改札機の外観構成を示す外観構成図である。 図3は、実施例1に係る撮像システムのシステム構成を説明するための説明図である。 図4は、鏡を用いた報知について説明するための説明図である。 図5は、改札機に複数の鏡を設置する構成について説明するための説明図である。 図6は、複数の鏡による広告表示について説明するための説明図である。 図7は、実施例2に係る撮像システムの概念を説明するための説明図である。 図8は、実施例2に係る撮像システムのシステム構成を説明するための説明図である。 図9は、表示装置に対する表示制御について説明するための説明図である。 図10は、図8に示した画像処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る撮像システム及び撮像方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例1に係る撮像システムの概念について説明する。図1は、実施例1に係る撮像システムの概念を説明するための説明図である。図1に示すように、実施例1に係る撮像システムでは、天井にカメラ10を設置するとともに、改札機30の上面に鏡21を設置している。
カメラ10は、鏡21の前方に設けられる。即ち、改札機30を通過する人物を基準とすると、該人物の進行方向の手前側に鏡21が設けられ、奥側にカメラ10が設置される。そして、カメラ10は、改札機30を通過する人物と、鏡21とを撮像範囲に含む。このため、改札機30を通過する人物を直接撮像した直射画像と、改札機30を通過する人物が鏡21に映った反射画像とを同時に取得し、画像認識に利用することができる。
図1では、直射画像を利用する範囲A0と、鏡21に映った反射画像を利用する範囲A1とを示している。改札機30を通過する人物の身長が高く、範囲A0に顔部分が含まれなかったとしても、範囲A1に該人物の顔画像が含まれる。このように、改札機30を通過する人物の身長差が大きい場合であっても、顔画像を取得可能である。
また、改札機30を通過する人物が下を向いた状態であれば、鏡21に映った反射画像は、画像認識に適した良好な画像、即ち正面顔に近い画像となる。改札機30を通過する人物は、改札機30への切符挿入やカードかざし等の通過操作を行うのであるが、このときに操作位置を視認するために下を向くことが多い。このため、改札機30を通過する人物が下を向かって通過操作を行う位置で、該人物の正面顔に近い顔が映るように鏡21及びカメラ10を配置することが好適である。
図2は、図1に示した改札機30の外観構成を示す外観構成図である。図2に示すように、改札機30は、扉部材33と、切符投入口32と、カードリーダ31とを有する。また、改札機30の上面には、鏡21が設けられている。
改札機30を通過する人物が、適切な切符を挿入するか、適切なカードをカードリーダ31にかざす等、適切な通過操作を行ったならば、扉部材33の開状態が維持され、改札機30を通過可能となる。一方、適切な通過操作を行なわないまま改札機30を通過しようとすると、扉部材33が閉状態となり、改札機30の通過を阻止することができる。
なお、図2では、改札機30を単独で図示したが、改札機30は複数が並列に設置され、隣接する改札機30の扉部材33と連動して通過可否を制御することが一般的である。また、図2では図示を省略したが、カードリーダ31及び切符投入口32を反対側にも設け、どちらからの通過についてもその可否を制御するように構成してもよい。
次に、実施例1に係る撮像システムのシステム構成について説明する。図3は、実施例1に係る撮像システムのシステム構成を説明するための説明図である。図3に示すように、画像システムは、鏡21を上面に設けた改札機30と、カメラ10と、画像処理装置40と、ネットワーク50と、センタ60とを有する。
カメラ10は、既に説明したように、改札機30を通過する人物の直射画像と、鏡21に映る反射画像とを撮像する。カメラ10は、撮像した画像を画像処理装置40に出力する。
画像処理装置40は、カメラ10が撮像した画像を処理する装置であり、顔検知部41、識別処理部42及び通信部43を有する。顔検知部41は、カメラ10が撮像した直射画像及び反射画像から顔画像を検知する処理部である。顔画像の検知は、パターンマッチング等、任意の手法を用いることができる。
識別処理部42は、顔検知部41が検知した顔画像に対して画像処理を行なって、人物の識別を行なう処理部である。識別処理部42による識別は、予め指定された顔画像との一致度を求める処理であってもよいし、性別や年齢などを推定する処理であってもよい。
例えば、本撮像システムを用いて、犯罪者の追跡を行なう場合には、識別処理部42は、改札機30を通過する人物の顔画像と追跡対象の人物の顔画像を比較し、一致するか否かを判別する。また、本画像システムをマーケティングに用いる場合には、識別処理部42は、撮像した人物の性別や年齢を推定する処理を行なう。
通信部43は、識別処理部42による識別結果をネットワーク50経由でセンタ60に送信する処理部である。ネットワーク50は、既存の通信網を用いた任意のネットワークであり、センタ60は、複数の駅にそれぞれ設けた画像処理装置40から識別結果を受信することができる。
これまでの説明では、改札機30に設けた鏡21をカメラ10による人物の撮像に用いる場合について説明したが、この鏡21は、改札機30を通過する人物への報知にも用いることができる。図4は、鏡21を用いた報知について説明するための説明図である。
図4に示すように、天井のカメラ10近傍に広告70を設置すれば、改札機30を通過する人物は、鏡21に映る広告70を視認することができる。なお、鏡21を介して視認されることが前提となるため、天井に貼る広告70は、左右を逆転した鏡像としておく。
次に、改札機30に複数の鏡を設置する場合について説明する。図5は、改札機30に複数の鏡を設置する構成について説明するための説明図である。図5は、改札機30の上面に鏡21に加えて鏡22を設置した構成を示している。
この構成では、カメラ10は、改札機30を通過する人物と、鏡21と、鏡22とを撮像範囲に含む。また、鏡22には、鏡21とは異なる角度を持たせている。鏡22の角度は、改札機30を通過する人物が通過操作を行う位置で該人物の顔が映るように設定する。かかる構成により、改札機30を通過する人物を直接撮像した直射画像と、改札機30を通過する人物が鏡21に映った反射画像と、改札機30を通過する人物が鏡22に映った反射画像とを同時に取得し、画像認識に利用することができる。
図5では、直射画像を利用する範囲A0と、鏡21に映った反射画像を利用する範囲A1と、鏡22に映った反射画像を利用する範囲A2とを示している。鏡21と鏡22とは、設置位置及び角度が異なるため、範囲A1と範囲A2とは一部重複するものの、異なる範囲をとる。従って、範囲A0〜2についてそれぞれ得られた異なる画像のうち、最も良好な画像を選択して画像処理に用いることができる。即ち、身長が低い場合は直射画像を、身長が高い場合は鏡21に映った反射画像を、平均的な身長である場合は鏡22に映った反射画像を用いるとよい。
また、複数の鏡を設けた構成では、天井に広告を設置した場合に、広告を複数回視認させることが可能となる。図6は、複数の鏡による広告表示について説明するための説明図である。
図6(a)は、改札機30に対して通過操作を行ったときの状態を示している。この状態では、改札機30を通過する人物は、鏡21に映った広告70を視認することとなる。その後、図6(b)に示すように、改札機30を通過する途中において、鏡22に映った広告70を視認することができる。
上述してきたように、本実施例1では、改札機30の上面に鏡21を設置し、天井に設置したカメラ10により鏡21に映った人物の像を撮像するよう構成したので、低コストで良好な顔画像を撮像することができる。
具体的には、改札機に対して行なう必要のある改造が少ないこと、カメラの設置位置が天井であることが、本発明の実施に要するコストを抑制している。また、既に天井にカメラが設置されているならば、既存のカメラの移設や画角調整により、目的の顔画像を取得できるので、さらなるコスト低減を実現できる。
また、改札機30を通過する人物を直接撮像して直射画像を得ることもできるため、直射画像と鏡21による反射画像とのうち、いずれかで良好な画像が取得できれば良い。このため、改札機30を通過する人物の身長差が大きい場合であっても、良好な画像が取得できる。加えて、鏡22を追加して設置するなど、鏡の数を増やすことによって、より良好な画像を取得し、さらなる身長差に対応することができる。
さらに、天井に広告を設置することで、改札機30を通過する人物が、鏡を通して見ることができる視界を広告等の報知用スペースとして有効利用することができる。また、改札機30に複数の鏡を設置すれば、複数回広告等を視認させることができる。
上述した実施例1では、表示内容が固定の広告を天井に設置する場合について説明を行なったが、表示内容を変更可能な表示装置を設けることとしてもよい。本実施例2では、天井に設置した表示装置を利用する場合について説明を行なう。
図7は、実施例2に係る撮像システムの概念を説明するための説明図である。図7に示すように、実施例2に係る撮像システムでは、天井にカメラ10を設置するとともに、改札機130の上面に鏡21及び鏡22を設置している。加えて、天井のカメラ10近傍に表示装置80を設置している。
カメラ10は、実施例1と同様に、改札機130を通過する人物と、鏡21及び22とを撮像範囲に含む。このため、改札機130を通過する人物を直接撮像した直射画像と、改札機130を通過する人物が鏡21及び22に映った反射画像とを同時に取得し、画像認識に利用することができる。
本実施例2では、カメラ10により取得した画像から、改札機130を通過する人物の性別及び年齢等の個人属性を推定し、推定した個人属性により表示装置80の表示内容を制御する。このため、改札機130を通過する人物は、鏡21及び22を介し、自身の個人属性に応じた情報の提供を受けることができる。
さらに、改札機130は、人物の通過を検知するセンサ34を有している。このセンサ34による検知結果を用いることにより、表示装置80の表示内容を人物の通過状態に応じて制御することができる。
次に、実施例2に係る撮像システムのシステム構成について説明する。図8は、実施例2に係る撮像システムのシステム構成を説明するための説明図である。図8に示すように、画像システムは、鏡21及び22を上面に設けた改札機130と、カメラ10と、画像処理装置140と、ネットワーク50と、センタ60とを有する。
改札機130は、センサ34を有する。センサ34は、フォトダイオード等であり、受光量の変化によって人物の通過を検知する。この検知結果は、画像処理装置140に出力される。
画像処理装置140は、顔検知部41、識別処理部42、通信部43及び表示制御部44を有する。顔検知部41は、実施例1と同様に、カメラ10が撮像した直射画像及び反射画像から顔画像を検知する処理部である。
識別処理部42は、本実施例2では、顔検知部41が検知した顔画像に対して画像処理を行なって、人物の性別及び年齢などの個人属性を推定する。識別処理部42は、識別結果、すなわち推定した個人属性を表示制御部44及び通信部43に出力する。
通信部43は、実施例1と同様に、識別処理部42による識別結果をネットワーク50経由でセンタ60に送信する。ネットワーク50及びセンタ60についても実施例1と同様である。
表示制御部44は、表示装置80の表示内容を制御する処理部である。表示制御部44は、識別処理部42により出力された個人属性と、センサ34の出力結果に応じて表示装置80の表示内容を決定する。
表示装置80は、液晶ディスプレイ等であり、表示制御部44からの制御を受けることにより、改札機30を通過する人物の個人属性や通過状態に合わせた表示内容を表示することができる。
次に、表示装置80に対する表示制御について説明する。図9は、表示装置80に対する表示制御について説明するための説明図である。図9(a)は、改札機130に対して通過操作を行ったときの状態を示している。この状態では、表示装置80は、カメラ10が撮像した人物の像から推定された個人属性に適合した内容を表示する。表示した内容は、鏡21を介して人物により視認される。
図9(a)では、新発売のお茶の広告を表示した状態を示しているが、例えば、個人属性が「30代男性」である場合には、栄養ドリンクの広告を表示し、個人属性が「20代女性」に対しては、新商品のデザートの広告を表示することができる。
その後、図9(b)に示すように、改札機130を通過する途中において、センサ34が人物の通過を検知したならば、表示装置80は、通過状態に合わせて表示内容を切替える。切替え後の表示内容は、鏡22を介して人物により視認される。
切替え後の表示内容は、切替え前の表示内容と無関係であっても良いし、切替え前の表示内容に関連した内容であってもよい。図9(b)では、切替え前の広告が視認されたことを想定し、広告に表示した商品の販売場所を案内するものとなっている。
次に、図8に示した画像処理装置140の処理手順について説明する。図10は、図8に示した画像処理装置140の処理手順を示すフローチャートである。画像処理装置140の顔検知部41は、カメラ10が撮像した画像を取得し(ステップS101)、取得した画像に含まれる直射画像及び反射画像から顔画像を検知する(ステップS102)。
顔検知部41は、直射画像又は反射画像から顔画像を検知しなければ(ステップS103;No)、ステップS101に移行し、画像の取得を行なう。そして、直射画像又は反射画像から顔画像を検知したならば(ステップS103;Yes)、検知した顔画像を識別処理部42に出力する。
識別処理部42は、顔検知部41が検知した顔画像に対して、識別処理を行なう(ステップS104)。この識別処理では、顔画像の特徴量を算出し、該特徴量から人物の性別及び年齢などの個人属性を推定し、推定した個人属性を識別結果として通信部43及び表示制御部44に出力する。
通信部43は、識別処理部42が出力した識別結果をネットワーク50経由でセンタ60に送信する(ステップS105)。表示制御部44は、識別結果として出力された個人属性に基づいて、該個人属性に合った表示内容を決定し、表示装置80の表示制御を行なう(ステップS106)。
ステップS106の表示制御の後、表示制御部44はセンサ34の出力を用い、人物の通過が検知されたかを判定する(ステップS107)。人物の通過が検知されていなければ(ステップS107;No)、表示制御部44は、ステップS107の通過検知の判定を再度実行する。
人物の通過が検知されたならば(ステップS107;Yes)、表示制御部44は、表示装置80に表示する内容を切替えて表示制御を行ない(ステップS108)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例2では、カメラ10の近傍に表示装置80を設置し、改札機130を通過する人物を撮像してその個人属性を推定し、個人属性に合わせて表示装置80の表示内容を制御する。このため、改札機130を通過する人物は、改札機130の上面に設けた鏡21及び鏡22により、自身の個人属性にあった情報を視認することができる。改札機130は、1人ずつ順に通過するものであるので、個人属性に適合する情報提供を個別に提供することに好適である。
また、改札機130のセンサ34を用いることにより、表示装置80による表示内容を通過状態に合わせて切替えることができる。改札機130のセンサ34を用いることができない場合には、改札機130を通過する人物の標準的な歩行速度に合わせて表示を切替えるように構成してもよい。
なお、上記実施例1及び2では、鏡21を水平に設置し、鏡22を角度を持って設置する場合について説明を行なったが、改札機30又は130を通過する人物の顔を捉えやすいように傾けたり、曲面にしたりしてもよい。また、鏡の数は1又は2に限定されるものではなく、任意の数を設置することが可能である。
また、上記実施例1及び2では、カメラ10が随時撮像を行ない、その撮像結果から顔を検知する構成について説明を行なったが、通過操作の受け付けやセンサ等による接近検知をトリガーとして撮像を行なってよい。
また、上記実施例1及び2では、鉄道の駅に設けた改札機30及び130を例に説明を行なったが、セキュリティー用ゲートやテーマパーク等の入退管理ゲート等、任意のゲート装置に本発明を適用可能である。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る撮像システム及び撮像方法は、ゲート装置を通過する人物に対し、低コストで良好な顔画像の撮像を行なうことに適している。
10 カメラ
21、22 鏡
30、130 改札機
31 カードリーダ
32 切符投入口
33 扉部材
34 センサ
40、140 画像処理装置
41 顔検知部
42 識別処理部
43 通信部
44 表示制御部
50 ネットワーク
60 センタ
70 広告
80 表示装置

Claims (8)

  1. ゲート装置を通過する人物を撮像する撮像システムであって、
    前記ゲート装置に設けられた鏡面と、
    前記人物が前記ゲート装置を通過する際に、前記鏡面に映る人物像を撮像する前記鏡面よりも前方に配置された撮像手段と
    を備えたことを特徴とする撮像システム。
  2. 前記ゲート装置は、通過時に所定の操作を受け付ける改札機であり、
    前記鏡面は前記ゲート装置の上面に設けられ、
    前記撮像手段は、前記ゲート装置が前記所定の操作を受け付けたときに、前記鏡面に前記人物像が映る位置に設置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記撮像手段は、前記鏡面に映る人物像に加え、前記ゲート装置を通過する人物を直接撮像する位置に設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像システム。
  4. 前記鏡面を複数備え、前記撮像手段は、複数の鏡面を撮像範囲に含むことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の撮像システム。
  5. 前記人物に対して報知する内容を表示する表示手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記人物が前記ゲート装置を通過する際に、前記鏡面上に表示の内容が映る位置に設定される
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の撮像システム。
  6. 前記撮像手段により撮像された人物に対して識別処理を行う識別処理手段と、
    前記識別処理手段による識別結果に応じて前記表示手段が表示する内容を制御する表示制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の撮像システム。
  7. 前記人物による前記ゲート装置の通過を検知する検知手段をさらに備え、
    前記検知手段による検知結果に応じて前記表示手段が表示する内容を制御する表示制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の撮像システム。
  8. ゲート装置を通過する人物を撮像する撮像方法であって、
    前記ゲート装置に設けられた鏡面と、前記ゲート装置を通過する人物とを撮像範囲に含んで撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにより撮像された人物及び鏡面上の人物像に対し、顔画像の検知を行う顔画像検知ステップと、
    前記顔画像検知ステップにより検知された顔画像に対して画像認識を行う画像認識ステップと
    を含んだことを特徴とする撮像方法。
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