JP2014143478A - カメラ装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各波長の反射光を集光する毎にモニタにおける被写体の画面表示を書き換えることにより、モニタ画面のちらつきを防ぐこと。
【解決手段】カメラ装置100は、複数の異なる波長を有する非可視光を被写体10に照射するとともに、照射された被写体10を撮像する。照射部150は、被写体10に対して、非可視光の全波長を一通り出射する基準周期よりも短い切換周期で波長毎に非可視光を順次照射する。撮像部160は、照射部150により照射された被写体10を切換周期毎に順次撮像するとともに、撮像した被写体10の画像データの画像を切換周期で切り換えて表示させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の異なる波長を有する非可視光を被写体に照射するとともに、非可視光を照射された被写体を撮像するカメラ装置及び撮像方法に関する。
従来、非可視光の一種である赤外光を照射した被写体を撮像してカラー表示する暗視カメラが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の暗視カメラは、複数の異なる波長の赤外光を時間をずらして被写体に照射し、照射された被写体からの各波長の反射光を順次集光する。そして、特許文献1の暗視カメラは、集光した反射光における赤外スペクトルの放射強度または赤外スペクトルの反射率の値から色推定を行って被写体を表示させる。
図1は、特許文献1の暗視カメラにおける各波長の撮像タイミングと輝度推定、色推定及び表示切替のタイミングとを示す図である。
特許文献1の暗視カメラは、図1に示すように、波長λ1〜波長λ3の全ての波長の反射光S1〜S3を集光した後、反射光S1〜S3を用いて輝度推定及び色推定を行ってモニタ画面の画像を書き換える。従って、特許文献1の暗視カメラは、波長λ1〜波長λ3の全ての波長の反射光S1〜S3を集光する期間T0毎にモニタ画面の画像を書き換える。
特開2002−171519号公報
しかしながら、特許文献1の暗視カメラにおいては、波長λ1〜波長λ3の全ての波長の反射光S1〜S3を集光するまでモニタにおける被写体の画面表示を書き換えないので、モニタ画面にちらつき(フリッカー)が発生するという課題がある。
本発明の目的は、各波長の反射光を集光する毎にモニタにおける被写体の画面表示を書き換えることにより、モニタ画面のちらつきを防ぐことができるカメラ装置及び撮像方法を提供することである。
本発明に係るカメラ装置は、複数の異なる波長を有する非可視光を被写体に照射するとともに、前記照射された前記被写体を撮像するカメラ装置であって、前記被写体に対して、前記非可視光の全波長を一通り出射する基準周期よりも短い切換周期で波長毎に前記非可視光を順次照射する照射部と、前記照射部により照射された前記被写体を前記切換周期毎に順次撮像するとともに、撮像した前記被写体の画像データの画像を前記切換周期で切り換えて表示させる撮像部と、を有する。
本発明に係る撮像方法は、複数の異なる波長を有する非可視光を被写体に照射するとともに、前記照射された前記被写体を撮像するカメラ装置における撮像方法において、前記被写体に対して、前記非可視光の全波長を一通り出射する基準周期よりも短い切換周期で波長毎に前記非可視光を順次照射するステップと、照射された前記被写体を前記切換周期毎に順次撮像するとともに、撮像した前記被写体の画像データの画像を前記切換周期で切り換えて表示させるステップと、を有する。
本発明によれば、各波長の反射光を集光する毎にモニタにおける被写体の画面表示を書き換えることにより、モニタ画面のちらつきを防ぐことができる。
特許文献1の暗視カメラが照射する赤外光の照射のタイミングを示す図 本発明の実施の形態1に係るカメラ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るカメラ装置の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1における表示画像の輝度及び色の更新のタイミングを示す図 本発明の実施の形態1における反射光における被写体の反射特性を示す図 本発明の実施の形態2に係るカメラ装置の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2における表示画像の輝度及び色の更新のタイミングを示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面において、同一の符号は、同一の構成要素または同様の作用、動作をなすものを表す。
(実施の形態1)
<カメラ装置の構成>
本発明の実施の形態1に係るカメラ装置100の構成について、図2を用いて説明する。なお、図2では、カメラ装置100に加えて被写体10及びモニタ200も記載する。
カメラ装置100は、制御部101と、照射部150と、撮像部160とから主に構成されている。
制御部101は、第1の出射部102、第2の出射部103、及び第3の出射部104からの非可視光の出射を制御する。制御部101における第1の出射部102〜第3の出射部104の各々の制御を照射制御と言う。また、その時に制御部101から第1の出射部102〜第3の出射部104の各々に出力される、照射制御情報を含む信号を照射制御信号という。カメラ装置100は、照射制御信号に従って、第1の出射部102、第2の出射部103及び第3の出射部104から非可視光を出射する。ここで、非可視光とは赤外光もしくは紫外光である。なお、第1の出射部102〜第3の出射部104は被写体10を照射する際の光源であるので、以下において第1の出射部102〜第3の出射部104を「光源」と表記する場合もある。
照射部150は、被写体10に対して、非可視光の全波長λ11〜λ13を一通り出射する基準周期よりも短い切換周期で波長毎に非可視光を順次照射する。なお、照射部150の構成の詳細と、基準周期及び切換周期とについては、後述する。
撮像部160は、照射部150により照射された被写体10を切換周期毎に順次撮像するとともに、撮像した被写体10の画像データの画像を切換周期で切り換えてモニタ200に表示させる。なお、撮像部160の構成の詳細については、後述する。
<照射部の構成>
本発明の実施の形態1における照射部150の構成について、図2を用いて説明する。照射部150は、第1の出射部102と、第2の出射部103と、第3の出射部104と、照明光学部105とから主に構成されている。
第1の出射部102、第2の出射部103及び第3の出射部104は、制御部101の照射制御信号に従って、各々互いに異なる波長λ11、λ12、λ13の非可視光を出射する。非可視光は、波長毎に時間をずらして間欠的に出射される。第1の出射部102、第2の出射部103及び第3の出射部104は、例えば発光ダイオード(LED)である。ここでは、光源としてLEDを用いているが、光源はLEDに限定されるものではなく、レーザ、レーザ若しくはLED等で励起された蛍光体からの発光、高圧水銀ランプ、等、所望の波長の光を発する光源であれば、全て適用可能である。
照明光学部105は、第1の出射部102から出射された非可視光、第2の出射部103から出射された非可視光、または第3の出射部104から出射された非可視光を被写体10に向けて照射する。照明光学部105は、被写体10に非可視光を照射するためのレンズを有している。照明光学部105から出射される非可視光は、レンズを用いることにより、効率良く被写体10の方向に導かれる。なお、本発明のカメラ装置100は、レンズが無くても照明光学部105から出射される非可視光を被写体10に照射できるので、照明光学部105のレンズを省略しても構わない。
また、本実施の形態では、第1の出射部102〜第3の出射部104からの非可視光を拡散させる拡散素子を、第1の出射部102〜第3の出射部104と被写体10との間の光路に設けることで、被写体10を照射する非可視光の光強度を広い範囲で均一にしてもよい。拡散素子は、回折型や屈折型等、一般的な構成のものを、何ら制約無く用いることができる。
また、照明光学部105は、第1の出射部102〜第3の出射部104に対して共通でなくてもよく、第1の出射部102〜第3の出射部104に対して個別に設けてもよい。その場合、カメラ装置は、第1の出射部102〜第3の出射部104の波長に対して各照明光学部を最適な設計にすることができ、より広い範囲で均一な光強度を有する非可視光を照射することが出来る。
<撮像部の構成>
本発明の実施の形態1における撮像部160の構成について、図2を用いて説明する。撮像部160は、撮像光学部111と、センサー部112と、データ処理部113と、色推定部114と、記憶部115とから主に構成されている。
撮像光学部111は、非可視光を照射された被写体10で反射された反射光を、波長毎に時間をずらして集光してセンサー部112に出力する。撮像光学部111は、集光レンズを有している。集光レンズは、被写体10からの反射光をセンサー部112に集光することで被写体10の像をセンサー部112に結像する。集光レンズは、図示していないが、カメラ装置において一般的に用いられる撮像レンズである。
センサー部112は、撮像光学部111で集光された被写体10からの反射光を受けて、被写体10を撮像し、受けた光を電気信号に変換する。なお、各波長の反射光の撮像のタイミングは後述する。センサー部112で変換された電気信号は、撮像データとしてセンサー部112からデータ処理部113に出力される。
なお、センサー部112は、制御部101からセンサー制御を受ける。その時に制御部101からセンサー部112に入力する、センサー制御情報を含む信号をセンサー制御信号という。例えば、センサー制御信号には、第1の出射部102〜第3の出射部104により被写体10が照射されたタイミングの情報が含まれている。従って、センサー部112は、被写体10で反射された反射光が、どの波長に対する反射光であるかを確実に知ることができるため、第1の出射部102〜第3の出射部104の各々の波長の電気信号に確実に分離することが出来る。
データ処理部113は、センサー部112から出力される撮像データを受ける。データ処理部113は、センサー部112から出力された撮像データに対して、ゲイン調整及び露光調整等の所定の画像処理を施すことにより、第1の出射部102から出射された非可視、第2の出射部103から出射された非可視光、または第3の出射部104から出射された非可視光で撮像された画像データをそれぞれ生成する。データ処理部113は、生成した画像データを色推定部114に出力するとともに記憶部115に記憶させる。
なお、データ処理部113は、制御部101からデータ処理制御を受ける。その時に制御部101からデータ処理部113に入力する、データ処理制御情報を含む信号をデータ処理制御信号という。データ処理制御信号は、センサー部112から出力された撮像データが、第1の出射部102〜第3の出射部104の何れから照射された波長の非可視光に対応する撮像データであるかを確認し、適切な処理をするため等に利用される。
また、データ処理部113は、センサー部112から出力される撮像データから、データ処理制御信号の情報も同時に受けることも出来ることは言うまでもない。
色推定部114は、データ処理部113により出力された単一の波長の画像データに基づいて、被写体10の輝度を推定する。色推定部114は、データ処理部113により出力された画像データのスペクトル、及び記憶部115に記憶されている画像データのスペクトルに基づいて、被写体10の色を推定する。色推定部114は、被写体10の輝度及び色の推定結果に基づいて被写体10の画像データを生成し、生成した画像データをモニタ200に出力する。これにより、モニタ200には、単一の波長の反射光を撮像する毎に、被写体10の画像が切り換え表示される。なお、被写体10の輝度の推定方法及びモニタ200における被写体10の画面表示の切り換えのタイミングは後述する。
なお、データ処理部113で行われる処理の一部もしくは全てを色推定部114で行っても構わない。データ処理部113で行われる処理の全てを色推定部114で行う場合には、データ処理部113を便宜的に無くしても構わないのは言うまでもない。
また、色推定部114は、制御部101から色推定制御を受ける。その時に制御部101から色推定部114に入力する、色推定処理制御情報を含む信号を色推定制御信号という。色推定制御信号は、データ処理部113から出力された画像データが、第1の出射部102〜第3の出射部104の何れから照射された波長の非可視光に対応する画像データであるかを確認し、適切な処理をするため等に利用される。
また、色推定部114は、データ処理部113から出力される画像データから、色推定処理制御信号の情報も同時に受けることも出来ることは言うまでもない。
<カメラ装置の動作>
本発明の実施の形態1に係るカメラ装置100の動作について、図3を用いて説明する。
カメラ装置100において、被写体10の輝度は単一の波長(λ11、λ12またはλ13)を用いて推定することが可能であり、被写体10の色は全ての波長(λ11〜λ13)を用いて推定する必要がある。従って、カメラ装置100は、各波長の反射光を撮像する毎に被写体10の輝度を推定することができ、全ての波長(λ11、λ12、λ13)の反射光を撮像し終えた後は、被写体10の色を推定することができる。
まず、照射部150は、第1の出射部102から出射された波長λ11の非可視光を被写体10に照射する(ステップST301)。
次に、撮像部160は、波長λ11の反射光を撮像して撮像処理を行う(ステップST302)。具体的には、撮像光学部111は、被写体10からの波長λ11の反射光を集光する。また、センサー部112は、被写体10を撮像し、受けた光を電気信号に変換して撮像データを取得する。そして、データ処理部113は、撮像データに対して画像処理を施して画像データを取得する。
センサー部112は、取得した波長λ11の画像データを記憶部115に記憶させる。
色推定部114は、波長λ11の画像データに基づいて、被写体10の輝度を推定する(ステップST303)。
次に、色推定部114は、推定した輝度を示す輝度情報を更新し(ステップST304)、更新した輝度情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。
次に、照射部150は、第2の出射部103から出射された波長λ12の非可視光を被写体10に照射する(ステップST305)。
次に、撮像部160は、波長λ12の反射光を撮像して撮像処理を行う(ステップST306)。
センサー部112は、取得した波長λ12の画像データを記憶部115に記憶させる。
色推定部114は、波長λ12の画像データに基づいて、被写体10の輝度を推定する(ステップST307)。
次に、色推定部114は、推定した輝度を示す輝度情報を更新し(ステップST308)、更新した輝度情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。
次に、照射部150は、第3の出射部104から出射された波長λ13の非可視光を被写体10に照射する(ステップST309)。
次に、撮像部160は、波長λ13の反射光を撮像して撮像処理を行う(ステップST310)。
センサー部112は、取得した波長λ13の画像データを記憶部115に記憶させる。
色推定部114は、波長λ13の画像データに基づいて、被写体10の輝度を推定する(ステップST311)。また、推定部114は、ステップST302において取得して記憶部115に記憶させた波長λ11の画像データのスペクトル、ステップST306において取得して記憶部115に記憶させた波長λ12の画像データのスペクトル、及びステップST310において取得した波長λ13の画像データのスペクトルに基づいて、被写体10の色を推定する(ステップST311)。
次に、色推定部114は、推定した輝度を示す輝度情報及び推定した色を示す色情報を更新し(ステップST312)、更新した輝度情報及び色情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。
<表示画像の輝度及び色の更新のタイミング>
本発明の実施の形態1における表示画像の輝度及び色の更新のタイミングについて、図4を用いて説明する。
図4の第1フレームF1(切換周期)は、図3のステップST301〜ステップST304で処理される波長λ11の反射光を撮像する区間である。図4の第2フレームF2(切換周期)は、図3のステップST305〜ステップST308で処理される波長λ12の反射光を撮像する区間である。図4の第3フレームF3(切換周期)は、図3のステップST309〜ステップST312で処理される波長λ13の反射光を撮像する区間である。本実施の形態では、第1フレームF1〜第3フレームF3までを第1周期T1(基準周期)とする。また、図4の第2周期T2(基準周期)、第3周期T3(基準周期)、第4周期T4(基準周期)は、第1周期T1と同様に、図3のステップST301〜ステップST312で処理される波長λ11〜波長λ13の反射光を撮像する区間である。
まず、カメラ装置100は、第1フレームF1の時刻t0〜t1において、波長λ11の反射光S11を撮像する。
カメラ装置100は、色推定部114において反射光S11の画像データに基づいて被写体10の輝度を推定し、推定した輝度を示す輝度情報のみを更新した画像をモニタ200に表示させる。これにより、モニタ200における被写体10の画面表示は、時刻t1において切り換えられる。
次に、カメラ装置100は、第2フレームF2の時刻t1〜t2において、波長λ12の反射光S12を撮像する。
カメラ装置100は、色推定部114において反射光S12の画像データに基づいて被写体10の輝度を推定し、推定した輝度を示す輝度情報のみを更新した画像をモニタ200に表示させる。これにより、モニタ200における被写体10の画面表示は、時刻t2において切り換えられる。
次に、カメラ装置100は、第3フレームF3の時刻t2〜t3において、波長λ13の反射光S13を撮像する。
カメラ装置100は、色推定部114において反射光S13の画像データに基づいて被写体10の輝度を推定する。また、カメラ装置100は、時刻t0〜t1において撮像することにより取得した反射光S11、時刻t1〜t2において撮像することにより取得した反射光S12、及び時刻t2〜t3において撮像することにより取得した反射光S13の画像データのスペクトルに基づいて、被写体10の色を推定する。そして、カメラ装置100は、推定した輝度を示す輝度情報を更新するとともに推定した色を示す色情報を更新した画像をモニタ200に表示させる。これにより、モニタ200における被写体10の画面表示は、時刻t3において切り換えられる。
カメラ装置100は、上記の処理を第2周期T2、第3周期T3、第4周期T4毎に繰り返し行う。
カメラ装置100は、上記の処理により、モニタ200における被写体10の画面表示の輝度を第1フレーム毎に切り換えることが出来る。この際、被写体10の輝度を1フレーム毎に更新して被写体10の画像をモニタ200に表示させる。また、カメラ装置100は、被写体10の色を1周期毎に更新して被写体10の画像をモニタ200に表示させる。
上記より、例えば、1秒間に60フレームで撮像するセンサー部112を使用した場合、従来では、1秒間に20フレームしか画像を更新することが出来なかったが、本実施の形態では、1秒間に60フレームで画像を更新することができる。これにより、本実施の形態では、画面がちらつくといったフリッカー現象を低減させることが出来る。
<被写体の輝度の推定方法1>
本発明の実施の形態1における被写体10の輝度の推定方法1について、図5を用いて説明する。図5は、一例として被写体が青色の色紙である場合の各波長に対する反射率を示している。
図5において、実線で示す輝度線P1は、青色の輝度が100%の場合を示している。破線で示す輝度線P2は、輝度線P1に対して輝度60%の場合を示している。一点鎖線で示す輝度線P3は、輝度線P1に対して輝度30%の場合を示している。
本実施の形態では、図5に示す各波長に対する反射光から求めた反射率で、被写体10の輝度を推定する。
具体的には、色推定部114は、図5の反射特性を記憶したテーブルを予め保持しておく。そして、色推定部114は、上記テーブルを参照して、撮像した各波長の反射光から、被写体10の輝度を推定する。
<被写体の輝度の推定方法2>
本発明の実施の形態1における被写体10の輝度の推定方法2について、図4と、図5を用いて説明する。
色推定部114は、波長λ11(図4の第1フレームF1)の反射光から反射率を求める。色推定部114は、波長λ12(図4の第2フレームF2)の反射光から反射率を求める。そして、色推定部114は、第1フレームF1で求めた反射率から計算される輝度と、第2フレームF2で求めた反射率から計算される輝度とを平均して最終的な被写体10の輝度を推定する。そして、色推定部114は、モニタ200における被写体10の画面表示を、時刻t2において切り換える。即ち、色推定部114は、波長λ11及び波長λ12において複数回数推定した輝度の平均値より最終的な被写体10の輝度を推定する。
また、色推定部114は、波長λ12(図4の第2フレームF2)の反射光から反射率を求める。色推定部114は、波長λ13(図4の第3フレームF3)の反射光から反射率を求める。色推定部114は、第2フレームF2で求めた反射率から計算される輝度と、第3フレームF3で求めた反射率から計算される輝度とを平均して最終的な被写体10の輝度を推定する。そして、色推定部114は、モニタ200における被写体10の画面表示を、時刻t3において切り換える。即ち、色推定部114は、波長λ12及び波長λ13において複数回数推定した輝度の平均値より最終的な被写体10の輝度を推定する。これにより、被写体10の輝度を、より正確に推定することができる。
本実施の形態によれば、単一の波長の反射光を撮像する毎にモニタにおける被写体の画面表示を切り換えることにより、モニタ画面のちらつきを防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、単一の波長の反射光を撮像する毎に、輝度情報を更新した画像をモニタに表示することにより、被写体からの単一の波長の反射光を撮像する毎に画像を切り換える場合であっても、実際の被写体の画像により近い画像をモニタに表示させることができる。
また、本実施の形態によれば、上記被写体の輝度の推定方法1により被写体の輝度を推定する場合には、被写体の輝度を精度よく推定することができる。
また、本実施の形態によれば、上記被写体の輝度の推定方法2により被写体の輝度を推定する場合には、上記被写体の輝度の推定方法1に比べて、被写体の輝度をさらに精度よく推定することができる。
なお、本実施の形態において、色推定部114が保持するテーブルは、図5に示す青以外の赤または緑等の各波長における反射率であってもよい。また、色推定部114が保持するテーブルは、被写体10の色や輝度を推定することが出来れば、各色に対する各波長における反射率でなくてもよい。例えば、画像認識技術を応用し、被写体10を車と認識した場合には、その車のボディから反射される値から反射率を計算し、色や輝度を推定することも出来る。
(実施の形態2)
本実施の形態に係るカメラ装置は、例えば、実施の形態1に示すカメラ装置100と同一構成にすることができる。なお、本実施の形態では、図2に示すカメラ装置100の符号を用いて説明する。
<カメラ装置の動作>
本発明の実施の形態2に係るカメラ装置100の動作について、図6を用いて説明する。
まず、照射部150は、第1の出射部102から出射された波長λ11の非可視光を被写体10に照射する(ステップST501)。
次に、撮像部160は、波長λ11の反射光を撮像して撮像処理を行う(ステップST502)。
センサー部112は、取得した波長λ11の画像データを記憶部115に記憶させる。
色推定部114は、波長λ11〜λ13の画像データに基づいて、被写体10の色と輝度とを推定する。具体的には、色推定部114は、ステップST502において撮像した波長λ11の画像データ、及びステップST501より以前に撮像して記憶部115に記憶させた波長λ12、λ13の画像データに基づいて、被写体10の色と輝度とを推定する(ステップST503)。
次に、色推定部114は、推定した輝度を示す輝度情報及び推定した色を示す色情報を更新し(ステップST504)、更新した輝度情報及び色情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。
データ処理部113は、ステップST502において撮像したλ11の反射光の画像データを記憶部115に記憶させる(ステップST504)。
次に、照射部150は、第2の出射部103から出射された波長λ12の非可視光を被写体10に照射する(ステップST505)。
次に、撮像部160は、波長λ12の反射光を撮像して撮像処理を行う(ステップST506)。
次に、色推定部114は、波長λ11〜λ13の画像データに基づいて、被写体10の色と輝度とを推定する。具体的には、色推定部114は、ステップST504において記憶部115に記憶させた波長λ11の画像データ、及びステップST506において撮像した波長λ12の画像データ、及びステップST501より以前に撮像して記憶部115に記憶させた波長λ13の画像データに基づいて、被写体10の色と輝度を推定する(ステップST507)。
次に、色推定部114は、推定した輝度を示す輝度情報及び推定した色を示す色情報を更新し(ステップST508)、更新した輝度情報及び色情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。
データ処理部113は、ステップST506において撮像したλ12の反射光の画像データを記憶部115に記憶させる(ステップST508)。
次に、照射部150は、第3の出射部104から出射された波長λ13の非可視光を被写体10に照射する(ステップST509)。
次に、撮像部160は、波長λ13の反射光を撮像して撮像処理を行う(ステップST510)。
次に、色推定部114は、波長λ11〜λ13の画像データに基づいて、被写体10の色と輝度とを推定する。具体的には、色推定部114は、ステップST504において記憶部115に記憶させた波長λ11の画像データ、及びステップST508において記憶部115に記憶させたλ12の画像データ、及びステップST510において撮像した波長λ13の画像データに基づいて、被写体10の色と輝度を推定する(ステップST511)。
色推定部114は、推定した輝度を示す輝度情報及び推定した色を示す色情報を更新し(ステップST512)、更新した輝度情報及び色情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。
データ処理部113は、ステップST510において撮像したλ13の反射光の画像データを記憶部115に記憶させる(ステップST512)。
<表示画像の輝度及び色の更新のタイミング>
本発明の実施の形態2における表示画像の輝度及び色の更新のタイミングについて、図7を用いて説明する。
図7の第1フレームF1(切換周期)は、図6のステップST501〜ステップST504で処理する波長λ11の反射光を撮像する区間である。図7の第2フレームF2(切換周期)は、図6のステップST505〜ステップST508で処理する波長λ12の反射光を撮像する区間である。図7の第3フレームF3(切換周期)は、図6のステップST509〜ステップST512で処理する波長λ13の反射光を撮像する区間である。本実施の形態では、第1フレームF1〜第3フレームF3を第1周期T1(基準周期)とする。また、図7の第2周期T2(基準周期)は、第1周期T1と同様に、図3のステップST301〜ステップST312で処理される波長λ11〜波長λ13の反射光を撮像する区間である。
まず、カメラ装置100は、時刻t0〜t1において、波長λ11の反射光S21を撮像する。次に、カメラ装置100は、時刻t1〜t2において、波長λ12の反射光S22を撮像する。また、カメラ装置100は、時刻t2〜t3において、波長λ13の反射光S23を撮像する。さらに、カメラ装置100は、時刻t3〜t4において、波長λ11の反射光S24を撮像する。
カメラ装置100は、時刻t2〜t3において波長λ13の反射光S23を撮像した際に、色推定部114において反射光S21〜S23の画像データに基づいて被写体10の色と輝度とを推定する。
次に、カメラ装置100は、色推定部114において反射光S21〜S23の画像データより推定した被写体10の輝度を示す輝度情報及び被写体10の色を示す色情報を更新し、更新した輝度情報及び色情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。これにより、モニタ200における被写体10の画面表示は、時刻t3において切り換えられる。
次に、カメラ装置100は、時刻t3〜t4において、波長λ11の反射光S24を撮像する。
次に、カメラ装置100は、時刻t3〜t4において波長λ11の反射光S24を撮像した際に、色推定部114において反射光S22〜S24の画像データに基づいて被写体10の色と輝度とを推定する。
次に、カメラ装置100は、色推定部114において反射光S22〜S24の画像データより推定した被写体10の輝度を示す輝度情報及び被写体10の色を示す色情報を更新し、更新した輝度情報及び色情報に基づいて被写体10の画像をモニタ200に表示させる。これにより、モニタ200における被写体10の画面表示は、時刻t4において切り換えられる。
カメラ装置100は、時刻t4以降において、上記と同様の方法により被写体10の色と輝度とを推定して被写体10の画像を順次モニタ200に表示させる。
なお、本実施の形態において、第1フレームF1〜第3フレームF3に基づいて、被写体10の色と輝度とを推定しているが、第1フレームF1〜第4フレームF4など、フレーム数を増やして、色と輝度とを推定することもできる。これにより、より精度の高い色と輝度とを推定することが出来る。
<被写体の輝度の推定方法>
本発明の実施の形態2における被写体10の輝度の推定方法について説明する。
色推定部114は、色と補正係数とを対応付けた補正テーブルを予め記憶している。色推定部114は、実施の形態1における被写体10の輝度の推定方法1または推定方法2により被写体10の輝度を推定する。さらに、色推定部114は、上記の補正テーブルを参照して、推定した被写体10の色に対応付けられている補正係数を選択する。そして、色推定部114は、推定した輝度に対して選択した補正係数を乗算または加算することにより、推定した被写体10の輝度を補正する。
因みに、図5に示す反射特性は、色彩に応じて異なるため、色彩毎の反射特性を予め記憶しておくことにより、精度よく輝度を推定することができる。
本実施の形態によれば、単一の波長の反射光を撮像する毎にモニタにおける被写体の画面表示を切り換えることにより、モニタ画面のちらつきを防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、単一の波長の反射光を撮像する毎に、波長λ11〜λ13の反射光より被写体の輝度及び色を推定して表示画像を切り換えることにより、実施の形態1に比べて、実際の被写体の画像に近い画像をモニタに表示することができる。
また、本実施の形態によれば、上記被写体の輝度の推定方法1により被写体の輝度を推定する場合には、被写体の輝度を精度よく推定することができる。
また、本実施の形態によれば、上記被写体の輝度の推定方法2により被写体の輝度を推定する場合には、上記被写体の輝度の推定方法1に比べて、被写体の輝度をさらに精度よく推定することができる。
また、本実施の形態によれば、推定した被写体の色を用いて推定した被写体の輝度を補正するので、被写体の輝度の推定精度をさらに向上させることができる。
なお、上記実施の形態2において、1フレーム毎に推定する被写体10の色の推定結果を用いて、推定した輝度を補正したが、実施の形態1において1周期毎に推定する被写体10の色の推定結果を用いて、推定した輝度を補正してもよい。
上記実施の形態1及び実施の形態2において、切換周期を1フレームにしたが、切換周期を1フレーム以外の任意の期間にすることができる。
本発明に係るカメラ装置及び撮像方法は、複数の異なる波長を有する非可視光を被写体に照射するとともに、非可視光を照射された被写体を撮像するのに好適である。
10 被写体
100 カメラ装置
101 制御部
102 第1の出射部
103 第2の出射部
104 第3の出射部
105 照明光学部
111 撮像光学部
112 センサー部
113 データ処理部
114 色推定部
115 記憶部
150 照射部
160 撮像部
200 モニタ

Claims (6)

  1. 複数の異なる波長を有する非可視光を被写体に照射するとともに、前記照射された前記被写体を撮像するカメラ装置であって、
    前記被写体に対して、前記非可視光の全波長を一通り出射する基準周期よりも短い切換周期で波長毎に前記非可視光を順次照射する照射部と、
    前記照射部により照射された前記被写体を前記切換周期毎に順次撮像するとともに、撮像した前記被写体の画像データの画像を前記切換周期で切り換えて表示させる撮像部と、
    を有するカメラ装置。
  2. 前記撮像部は、
    前記被写体の画像を切り換えて表示させる際に、前記照射部により照射された前記被写体からの反射光に基づいて前記切換周期毎に推定した前記被写体の輝度を、前記切換周期毎に更新するとともに、前記反射光に基づいて前記基準周期毎に推定した前記被写体の色を前記基準周期毎に更新する、
    請求項1記載のカメラ装置。
  3. 前記撮像部は、
    前記被写体の画像を切り換えて表示させる際に、前記照射部により照射された前記被写体からの反射光に基づいて前記切換周期毎に推定した前記被写体の輝度及び色を、前記切換周期毎に更新する、
    請求項1記載のカメラ装置。
  4. 前記撮像部は、
    推定した前記被写体の色に応じて、推定した前記被写体の輝度を補正し、前記補正した前記被写体の輝度を前記切換周期毎に更新する、
    請求項2または請求項3記載のカメラ装置。
  5. 前記切換周期は、
    1フレームである、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のカメラ装置。
  6. 複数の異なる波長を有する非可視光を被写体に照射するとともに、前記照射された前記被写体を撮像するカメラ装置における撮像方法において、
    前記被写体に対して、前記非可視光の全波長を一通り出射する基準周期よりも短い切換周期で波長毎に前記非可視光を順次照射するステップと、
    照射された前記被写体を前記切換周期毎に順次撮像するとともに、撮像した前記被写体の画像データの画像を前記切換周期で切り換えて表示させるステップと、
    を有する撮像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066991A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社Jvcケンウッド 撮像装置、撮像装置の制御方法及び制御プログラム

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