JP2014142808A - アドレス解決システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、通信ネットワークに接続されているobjectが、複数の属性に対する値を有し、IPアドレスと共にobject管理サーバのデータベースに登録しておき、これら複数の属性の値の組み合わせにより条件指定を行うことでobjectを検索し、該objectのアドレスを特定する。
【選択図】 図5
Description
object、object管理サーバ、リゾルバと、を有し、
前記objectは、
objectを検索するための複数の属性に対する値の組合せをIPアドレスと共に登録要求として前記リゾルバを介して送信するobject登録要求手段と、
各属性に関する条件を指定して検索要求として前記リゾルバを介して送信する検索要求手段と、
検索されたobjectのIPアドレスを特定するIPアドレス特定手段と、
を有し、
前記リゾルバは、
前記objectからの前記登録要求を取得すると、該登録要求の前記属性に基づいて、前記objectの属性ベクトルを生成し、前記object管理サーバに送信するベクトル生成手段と、
前記objectからの前記検索要求を取得すると、該検索要求の前記属性に対して、該属性の範囲を付与したクエリベクトルを生成し、前記object管理サーバに送信するクエリベクトル生成手段と、
を有し、
前記object管理サーバは、
前記リゾルバから前記objectの属性ベクトルを取得して、K次元ベクトルデータベースに登録する登録手段と、
前記リゾルバから前記クエリベクトルを取得すると、該クエリベクトルと前記属性の範囲に基づいて前記K次元ベクトルデータベースを検索し、該当するobjectを該リゾルバに送信する検索手段と、を有する。
属性の1〜dまでの並び替えのパタンをS個準備し、属性ベクトルv(j)を該並び替えのパタンに基づいて並び替え、先頭のK個の要素をK次元ベクトル(perms K(v(j)))として抽出する処理を、各objectに対して実施し、K次元ベクトルデータベースに格納するK次元ベクトル作成手段を含み、
前記object管理サーバの前記検索手段において、
前記リゾルバから前記クエリベクトルqと前記属性の範囲を取得したら、該クエリベクトルqの該属性の範囲毎に属性の範囲1〜d次元の並び替えのパタンに基づいて、K(1〜k)個の要素(perms K(q))を前記K次元ベクトルデータベースから検索し、該要素がk番目の要素で指定された範囲内にある要素数|perms K(v(j))∧perms K(q)|=Kとなったobjectを候補として抽出するパタン生成手段を含む。
s=1〜S個のツリー型のデータ構造(以下、「trees」と記す)を用意しておき、各object毎に前記K次元ベクトルを前記K次元ベクトルデータベースのs番目に登録する手段を含み、
前記object管理サーバの前記検索手段において、
前記K次元ベクトルデータベースに対して、前記(perms K(q))を用いて前記範囲内にある要素数|perms K(v(j))∧perms K(q)|の検索を行い、得られたobjectの集合の積集合に属するobjectを抽出する手段を含む。
前記objectが属性iに対する値を持たない場合は、属性値をxi=0とし、
前記クエリqが属性iについて範囲指定を行わない場合は、全区間とする。
前記objectが属性iに対する値を持たない場合は、該属性iを除外して前記クエリベクトルを生成する手段を含み、
前記object管理サーバの前記検索手段において、
前記クエリベクトルの前記属性の範囲毎に属性の範囲1〜d次元の並び替えのパタンに基づいて、K(1〜k)個の要素(perms K(q))を前記K次元ベクトルデータベースから検索し、該要素がk番目の要素で指定された範囲内にある要素数|perms K(v(j))∧perms K(q)|≧K'(K'は所定の値であり、K'≦K)となったobjectを候補として抽出する手段を含む。
各perms (s=1〜S)において抽出されたobject集合をAsとし、I[v(j)∈A1]+I[v(j)∈A 2]+…+I[v(j)∈As])≧Sth(但し、I[]は[]内の条件を満たすとき1、満たさないとき0を返す関数、Sthは所定の閾値で1≦Sth≦S)を満たす属性ベクトルv(j)を特定したいobject候補として抽出する手段を含む。
全object集合に対する属性iに対する累積分布関数Fi (x)=P[objectの属性iのxi≦x]を作成しておき、クエリqにおいて該属性iについての範囲指定がxlowiからxhighiの場合、fi (q)=Fi (xhighi)-Fi (xlow-i)を計算する手段と、
前記並び替えのパタンpermsをs=1からS'(S'>S)個用意しておき、perms K(q)により前記K次ベクトルデータベースより抽出されたK個の属性i1,i 2,…,iKに対して、f{i1}(q), f{i 2}(q), …, f{iK}(q)を計算し、その積P(s,q)= f{i1} (q)×f{i 2} (q)×…× f{iK} (q)を計算し、それを各s=1〜S'に対して実施し、得られたP(s,q)の値が小さいものからS個のpermsを選択する手段を含む。
図1は、本発明が適用されるIPネットワークの基本構成例を示す。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるobject登録時の処理のフローチャートである。
v(j)=[x(j)1, m1+x(j)2, …, m(i-1)+x(j)i, …, m(d-1)+x(j)d]
として生成する。
perm1=[3,4,2,1,5],
perm2=[2,5,1,3,4],
perm3=[5,4,2,1,3]
を生成する。perms (s=1からS)を用いて、objectの属性ベクトルv(j)を並び替えた後、先頭のK個の要素を抽出する(Kは予め定める値で、K<dとする)。この操作により得られるK次元ベクトルをperms K(v(j))と表すこととする。例えば、d=5, K=2とすると、
v(j)=[x(j)1, m1+x(j)2, …, m (i-1)+x(j)i, …, m4+x(j)5]
に対して、
perm{s=1} K(v(j))=[m2+x(j)3, m3+x(j)4]
となる。
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるobject検索時の処理のフローチャートである。
q=[xlow1〜xhigh1, m 1+xlow2〜m 1+xhigh2,
..., m(i-1)+xlowi〜m(i-1)+xhighi, …, m(d-1)+xlowd〜m(d-1)+xhighd]
として生成する。生成したベクトルqを、object管理サーバ300へ通知する。
perm{s=1} K(q)=[m2+xlow3〜m2+xhigh3, m3+xlow4〜m3+xhigh4]
となる。
q=[xlow1〜xhigh1, m1+xlow2〜m1+xhigh2,
..., m(i-1)+xlowi〜m(i-1)+xhighi, …, m(d-1)+xlowd〜m(d-1)+xhighd]
として生成する。このクエリベクトルqを用いて、qの範囲に存在するobjectを検索し、該当するobjectのアドレスを特定可能とする。
perm1=[3,4,2,1,5],
perm2=[2,5,1,3,4],
perm3=[5,4,2,1,3]
を生成する。perms (s=1からS)を用いて、属性ベクトルv(j)を並び替えた後、先頭のK個の要素を抽出する。(Kは予め定める値で、K<dとする。)この操作により得られるK次元ベクトルをperms K(v(j))と表すこととする。例えばd=5、 K=2とすると、
v(j)=[x(j)1,m1+x(j)2,…,m(i-1)+x(j)i,…,m4+x(j)5]
に対して、perm{s=1} K(v(j))=[m 2+x(j)3, m3+x(j)4]となる。以上を各objectに対して実施しておく。
q=[xlow1〜xhigh1,m1+xlow2〜m1+xhigh2,…,
m(i-1)+xlowi〜m(i-1)+xhighi, …, m4+xlow5〜m4+xhigh5]
に対して、
perm{s=1} K(q)=[m2+xlow3〜m2+xhigh3, m3+xlow4〜m3+xhigh4]
となる。perms K(q)とperms K(v(j))を比較し、ベクトルperms K(v(j))=[pv1,pv2,…,pvK]のk番目(k=1からK)の要素pvkが、perms K(q)=[pq1,pq2,…,pqK]のk番目の要素pqkで指定されたレンジ内にあるかチェックし、レンジ内にある要素数を
|perms K(v(j))∧perms K(q)|
と表記する。前述の例だと、
pv1= m2+x(j)3, pv2=m3+x(j)4,pq1=m2+xlow3〜m2+xhigh3,
pq2=m3+xlow4〜m3+xhigh4
となる。全てのs (s=1からS)に対して|perms K(v(j))∧perms K(q)|=Kとなったobject v(j)を、検索条件を満たすobjectの候補として抽出する。
本実施の形態では、R-treeやkd-treeと呼ばれる多次元データに対するツリー型のデータ構造を利用する例について説明する。
本実施の形態は、objectがある属性iに対する値を持たない場合、xi=0とする(0は、値を持たないことを意味するというルールにする)。かつ、クエリqが属性iについてレンジ指定を行わない場合は、指定範囲を0≦xi≦mi(すなわち全区間)とする。
本実施の形態は、objectがある属性iに対する値を持たない場合、リゾルバ200において、その属性iを除外して、ベクトルv(j)を構成するものである。すなわち、
v(j)=[x(j)1, m1+x(j)2, …, m (i-2)+x(j)(i-1), mi+x(j)(i+1), …, m(d-1)+x(j)d]
とする。
q=[xlow1〜xhigh1, m1+xlow2〜m1+xhigh2,
..., m(i-2)+xlow(i-1)〜m(i-2)+xhigh(i-1), mi+xlow(i+1)〜mi+xhigh(i+1),
…, m(d-1)+xlowd〜m(d-1)+xhighd]
とする。
|perms K(v(j))∧perms K(q)|=K
としていた代わりに、以下のように変更する。すなわち、ベクトルperms K(v(j))=[pv1,pv2,…,pvK]のk番目の要素pvkが、perms K(q)=[pq1,pq2,…,pqK]のk'=1からK番目のいずれかの要素pqk'で指定されたレンジ内にあるかチェックし、それを各k(k=1からK)に対して実施し、その結果レンジ内にあった要素数を
|perms K(v(j))∧perms K(q)|
と表記し、|perms K(v(j))∧perms K(q)|≧K' (K'は予め定める値であり、K'≦K)であれば特定したいobjectの候補として抽出する。
(1-1) v(j)が除外属性iをもち、qの該属性iは全区間指定の場合:
○誤検出のケース
・第4の実施の形態の方法:i=3番目の属性を持たないベクトルv(j)=[1,12,32,45]と、同じくi'=3番目の属性を全区間指定するクエリq=[1〜3, 11〜15, 20〜30, 32〜35, 41〜44]を例に考える。perms=[1,2,3,4,5]とすると、
perms K(v(j))=[1,12,32],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 20〜30]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、正しく対象外と判定できる。
・第4の実施の形態の方法:v(j)が属性iの値を持たず、クエリqがi=i'番目の属性を全区間指定する場合、見逃しが発生するケースがある。例として、v(j)=[1,12,32,45]、q=[1〜3,11〜15,20〜30,32〜35,40〜48]を考える。このクエリqは、3番目の属性に対してはレンジ指定区間=全区間(=20〜30)となっているため、これは3番目の属性に対してレンジ指定を行わない(=条件指定なし)場合を意味している。したがって、ベクトルv(j)はクエリqに含まれる、という判定が正解となる。perms=[1,2,3,4,5], K=3とすると、
perms K(v(j))=[1,12,32],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 20〜30]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、誤って対象外と判定する、つまり見逃すことになる。
○誤検出のケース:
i=3番目の属性に対する値を持たないobjectとして、v(j)=[1,12,32,45]を考える。一方、i'=5番目の属性を全区間指定するクエリとして、
q=[1〜3, 11〜15, 22〜24, 32〜35, 40〜50]
とする。この例では、ベクトルv(j)はクエリqに含まれない、という判定が正解となる(22〜24という条件指定を満たさないため)。
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 22〜24]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、正しく対象外と判定できる。つまり、第3の実施の形態の方法のようにi=3番目の属性に対する値をxi=0としてv(j)をv(j)=[1,12,20,32,45]と構成しても、第4の実施の形態の方法のようにその属性を除外してv(j)=[1,12,32,45]としても、permsの最初のK個の中にi=3が含まれれば、正しく対象外と判定できる。つまり、第3の実施の形態の手順から第4の実施の形態の手順に変更することによって誤検出率が増加することはないと考えられる。一方、先頭のK個に属性iが含まれないpermsに対しては、第3と第4の実施の形態の方法は同じ動作となるため、誤検出率は変化しない。
ベクトルv(j)の属性iが除外であっても、クエリqの該属性iは全区間指定でない(つまりレンジ指定)場合には、v(j)がqに含まれることはない。なぜなら、v(j)がqに含まれるためには、『qでレンジ指定されている各属性iに対して、v(j)が該属性iの値を持つ』という必要条件があるからである。したがって、(1-1)以外のケースでv(j)がqに含まれる可能性がある場合は、v(j)が全属性に対して値を持つ場合のみである。その場合、qがレンジ指定のない属性を全区間指定するという条件の下では、どのようなpermsに対しても、perms K()で選択されるv(j)の属性の組は、perms K()で選択されるqの属性の組に必ず一致する。従って、見逃しが発生することはない。
(2-1) ベクトルv(j)が属性iをxi=0とし、クエリqの該属性iは除外:
○誤検出のケース
・第4の実施の形態の方法:i=3番目の属性を持たないv(j)=[1,12,20,32,45]と、同じくi'=3番目の属性を除外するクエリq=[1〜3, 11〜15, 32〜35, 41〜44]を例に考える。perms=[1,2,3,4,5]とすると、
perms K(v(j))=[1,12,20],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 32〜35]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、誤検出されない。
・第4の実施の形態の方法:例として、v(j)=[1,12,20,32,45],q=[1〜3,11〜15,32〜35,40〜48]を例に考える。この場合、ベクトルv(j)はクエリqに含まれる、という判定が正解となる。perms=[1,2,3,4,5], K=3とすると、
perms K(v(j))=[1,12,20],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 32〜35]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、誤って対象外と判定する、つまり見逃すことになる。
○誤検出のケース:
i=3番目の属性に対する値をxi=0とするobjectとして、v(j)=[1,12,20,32,45]の例を考える。一方、i'=5番目の属性を指定しないクエリとして、q=[1〜3, 11〜15, 22〜24, 32〜35]とする。この例では、ベクトルv(j)はクエリqに含まれない、という判定が正解となる(22〜24という条件指定を満たさないため)。
perms K(v(j))=[1,12,45],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 22〜24]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、誤検出されない。
・第4の実施の形態の方法:ベクトルv(j)の属性iがxi=0であり、クエリqの該属性iはレンジ指定される場合には、v(j)がqに含まれることはない。なぜなら、v(j)がqに含まれるためには、qでレンジ指定されている各属性iに対して、v(j)が該属性iの値を持つ、という必要条件があるからである。したがって、(2-1)以外のケースでv(j)がqに含まれる可能性がある場合は、v(j)が全属性に対して値を持つ場合のみである。その場合、qにて除外されている属性i'がpermsの先頭K個に含まれる場合、ベクトルv(j)のn番目の要素の属性とqのそれの対応関係がずれるため、見逃しが発生する。
perms K(v(j))=[1,12,45],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 22〜24]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって見逃しが生じる。
(3-1) v(j)が除外属性iをもち、qの該属性iを除外の場合:
○誤検出のケース:
クエリqの除外属性がiのみであれば、ベクトルv(j)のn番目の要素の属性とqのそれは同じ属性に対応するので、第3の実施の形態の方法と第4の実施の形態の方法は同じ結果になる。qの除外属性がi以外にも存在する場合には、第4の実施の形態の方法ではその対応関係がずれることで、検出条件にマッチする可能性が減り、誤検出率が減る場合がある。例として、i=3番目の属性を持たないv(j)=[1,12,32,45]と、i'=3,4番目の属性を除外するクエリq=[1〜3, 11〜15, 41〜44]を例に考える。perms=[1,2,3,4,5]とすると、
perms K(v(j))=[1,12,32],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 41〜45]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、誤検出しない。一方、第3の実施の形態の方法では、v(j)=[1,12,20,32,45],q=[1〜3, 11〜15, 20〜30, 30〜40, 41〜44]となり、
perms K(v(j))=[1,12,20],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 20〜30]
となるため、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=Kとなり誤検出される。
・第4の実施の形態の方法:クエリqが、ベクトルv(j)での除外属性i以外には除外属性i'を持たない場合(つまりv(j)とqの除外属性が1対1対応している場合)、いずれのpermsに対しても、perms(v(j))のn番目の要素の属性とperms(q)のそれは同じになるため、見逃しは生じない。一方、qが、v(j)での除外属性i以外に除外属性i'を持つ場合には見逃しが生じる場合がある。例として、v(j)=[1,12,32,45],q=[1〜3,11〜15,40〜48]を考える。この場合、v(j)はqに含まれる、という判定が正解となる。perms=[1,2,3,4,5], K=3とすると、
perms K(v(j))=[1,12,32],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 40〜48]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、誤って対象外と判定する。つまり見逃すことになる。
(3-2) (3-1)以外の場合:
○誤検出のケース:
第4の実施の形態の方法:i=3番目の属性が除外されたobjectとして、v(j)=[1,12,32,45]を考える。一方、i'=5番目の属性を指定しないクエリとして、q=[1〜3, 11〜15, 22〜24, 32〜35]とする。この例では、v(j)はqに含まれない、という判定が正解となる。先頭のK個にi'=5が含まれるpermsとして、perms=[1,2,5,3,4]を考える。このとき、
perms K(v(j))=[1,12,45],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 22〜24]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって、誤検出されない。
ベクトルv(j)の属性iが除外され、クエリqの該属性iはレンジ指定される場合には、v(j)がqに含まれることはない。なぜなら、v(j)がqに含まれるためには、qでレンジ指定されている各属性iに対して、v(j)が該属性iの値を持つ、という必要条件があるからである。したがって、(3-1)以外の場合でv(j)がqに含まれる可能性がある場合は、v(j)が全属性に対して値を持つ場合のみである。その場合、qにて除外されている属性i'がpermsの先頭K個に含まれる場合、ベクトルv(j)のn番目の要素の属性とqのそれの対応関係がずれるため、見逃しが発生する。例として、v(j)=[1,12,22,32,45], q=[1〜3, 11〜15, 22〜24, 32〜35], perms=[1,2,5,3,4]を考える。このとき、
perms K(v(j))=[1,12,45],
perms K(q)=[1〜3, 11〜15, 22〜24]
となり、|perms K(v(j))∧perms K(q)|=2<Kとなって見逃しが生じる。
本実施の形態では、object管理サーバ300において、第4の実施の形態の手順によって、各perms(s=1〜S)において抽出されたobjectの集合をAsとし、(I[v(j)∈A1]+ I[v(j)∈A 2]+…+ I[v(j)∈As])≧Sth(ただし、I[ ]は[ ]内の条件を満たすとき1、そうでない場合0を返す関数、Sthは予め定める閾値で、1≦Sth≦S)を満たすv(j)を特定したいobjectの候補として抽出する。
本実施の形態では、object管理サーバ300において、並び替えのパタンを選択する手順について説明する。
200 リゾルバ
210 登録・検索要求受付部
220 object・クエリベクトル生成部
300 object管理サーバ
310 object・クエリベクトル受付部
320 K次元ベクトル作成部
330 K次元ベクトルデータベース
400 IPネットワーク
Claims (8)
- 情報通信ネットワークにおいて、いくつかの条件によって該ネットワークに接続されているIPアドレスを有するobjectを特定し通信するためのアドレス解決システムであって、
object、object管理サーバ、リゾルバと、を有し、
前記objectは、
objectを検索するための複数の属性に対する値の組合せをIPアドレスと共に登録要求として前記リゾルバを介して送信するobject登録要求手段と、
各属性に関する条件を指定して検索要求として前記リゾルバを介して送信する検索要求手段と、
検索されたobjectのIPアドレスを特定するIPアドレス特定手段と、
を有し、
前記リゾルバは、
前記objectからの前記登録要求を取得すると、該登録要求の前記属性に基づいて、前記objectの属性ベクトルを生成し、前記object管理サーバに送信するベクトル生成手段と、
前記objectからの前記検索要求を取得すると、該検索要求の前記属性に対して、該属性の範囲を付与したクエリベクトルを生成し、前記object管理サーバに送信するクエリベクトル生成手段と、
を有し、
前記object管理サーバは、
前記リゾルバから前記objectの属性ベクトルを取得して、K次元ベクトルデータベースに登録する登録手段と、
前記リゾルバから前記クエリベクトルを取得すると、該クエリベクトルと前記属性の範囲に基づいて前記K次元ベクトルデータベースを検索し、該当するobjectを該リゾルバに送信する検索手段と、
を有することを特徴とするアドレス解決システム。 - 前記object管理サーバの前記登録手段は、
属性の1〜dまでの並び替えのパタンをS個準備し、属性ベクトルv(j)を該並び替えのパタンに基づいて並び替え、先頭のK個の要素をK次元ベクトル(perms K(v(j)))として抽出する処理を、各objectに対して実施し、K次元ベクトルデータベースに格納するK次元ベクトル作成手段を含み、
前記object管理サーバの前記検索手段は、
前記リゾルバから前記クエリベクトルqと前記属性の範囲を取得したら、該クエリベクトルqの該属性の範囲毎に属性の範囲1〜d次元の並び替えのパタンに基づいて、K(1〜k)個の要素(perms K(q))を前記K次元ベクトルデータベースから検索し、該要素がk番目の要素で指定された範囲内にある要素数|perms K(v(j))∧perms K(q)|=Kとなったobjectを候補として抽出するパタン生成手段を含む、
請求項1記載のアドレス解決システム。 - 前記object管理サーバの前記登録手段は、
s=1〜S個のツリー型のデータ構造(以下、「trees」と記す)を用意しておき、各object毎に前記K次元ベクトルを前記K次元ベクトルデータベースのs番目に登録する手段を含み、
前記object管理サーバの前記検索手段は、
前記K次元ベクトルデータベースに対して、前記(perms K(q))を用いて前記範囲内にある要素数|perms K(v(j))∧perms K(q)|の検索を行い、得られたobjectの集合の積集合に属するobjectを抽出する手段を含む
請求項2記載のアドレス解決システム。 - 前記リゾルバの前記クエリベクトル生成手段は、
前記objectが属性iに対する値を持たない場合は、属性値をxi=0とし、
前記クエリqが属性iについて範囲指定を行わない場合は、全区間とする
請求項1記載のアドレス解決システム。 - 前記リゾルバの前記クエリベクトル生成手段は、
前記objectが属性iに対する値を持たない場合は、該属性iを除外して前記クエリベクトルを生成する手段を含み、
前記object管理サーバの前記検索手段は、
前記クエリベクトルの前記属性の範囲毎に属性の範囲1〜d次元の並び替えのパタンに基づいて、K(1〜k)個の要素(perms K(q))を前記K次元ベクトルデータベースから検索し、該要素がk番目の要素で指定された範囲内にある要素数|perms K(v(j))∧perms K(q)|≧K'(K'は所定の値であり、K'≦K)となったobjectを候補として抽出する手段を含む
請求項1記載のアドレス解決システム。 - 前記object管理サーバの前記検索手段は、
各perms (s=1〜S)において抽出されたobject集合をAsとし、I[v(j)∈A1]+I[v(j)∈A 2]+…+I[v(j)∈As])≧Sth(但し、I[]は[]内の条件を満たすとき1、満たさないとき0を返す関数、Sthは所定の閾値で1≦Sth≦S)を満たす属性ベクトルv(j)を特定したいobject候補として抽出する手段を含む
請求項5記載のアドレス解決システム。 - 前記object管理サーバは、
全object集合に対する属性iに対する累積分布関数Fi (x)=P[objectの属性iのxi≦x]を作成しておき、クエリqにおいて該属性iについての範囲指定がxlowiからxhighiの場合、fi (q)=Fi (xhighi)-Fi (xlow-i)を計算する手段と、
前記並び替えのパタンpermsをs=1からS'(S'>S)個用意しておき、perms K(q)により前記K次ベクトルデータベースより抽出されたK個の属性i1,i 2,…,iKに対して、f{i1}(q), f{i 2}(q), …, f{iK}(q)を計算し、その積P(s,q)= f{i1} (q)×f{i 2} (q)×…× f{iK} (q)を計算し、それを各s=1〜S'に対して実施し、得られたP(s,q)の値が小さいものからS個のpermsを選択する手段を含む
請求項2,3,5のいずれか1項に記載のアドレス解決システム。 - 情報通信ネットワークにおいて、いくつかの条件によって該ネットワークに接続されているIPアドレスを有するobjectを特定し通信するためのアドレス解決方法であって、
object、object管理サーバ、リゾルバと、を有するシステムにおいて、
objectの登録時に、
前記objectにおいて、
objectを検索するための複数の属性に対する値の組合せをIPアドレスと共に登録要求として前記リゾルバを介して送信するobject登録要求ステップと、
前記リゾルバにおいて、
前記objectからの前記登録要求を取得すると、該登録要求の前記属性に基づいて、前記objectの属性ベクトルを生成し、前記object管理サーバに送信するベクトル生成ステップと、
前記object管理サーバにおいて、
前記リゾルバから前記objectの属性ベクトルを取得して、K次元ベクトルデータベースに登録するデータベース登録ステップと、
を行い、
検索時に、
前記objectにおいて、
各属性に関する条件を指定して検索要求として前記リゾルバを介して送信する検索要求ステップと、
前記リゾルバにおいて、
前記objectからの前記検索要求を取得すると、該検索要求の前記属性に対して、該属性の範囲を付与したクエリベクトルを生成し、前記object管理サーバに送信するクエリベクトル生成ステップと、
前記object管理サーバにおいて、
前記リゾルバから前記クエリベクトルを取得すると、該クエリベクトルと前記属性の範囲に基づいて前記K次元ベクトルデータベースを検索し、該当するobjectを該リゾルバに送信する検索ステップと、
前記リゾルバにおいて、
前記object管理サーバから取得した検索結果であるobjectを検索要求元のobjectに通知する通知ステップと、
前記objectにおいて、
前記リゾルバから取得した、検索されたobjectのIPアドレスを特定するIPアドレス特定ステップと、
を行うことを特徴とするアドレス解決方法。
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