JP2014138296A - 表示処理装置及び表示処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの手元にある操作端末で操作用画面を確認することが可能で、ユーザにとっての操作性の向上を図ることができる表示処理装置及び表示処理システムを提供する。
【解決手段】ユーザ操作がなされた操作端末から受信した制御信号を制御信号解析部104が解析し、判定部108によって操作端末が映像表示機能を有すると判定された場合に、表示制御部109はその操作端末に操作用画面の映像データを送信して操作用画面を表示させる。
【選択図】図3
【解決手段】ユーザ操作がなされた操作端末から受信した制御信号を制御信号解析部104が解析し、判定部108によって操作端末が映像表示機能を有すると判定された場合に、表示制御部109はその操作端末に操作用画面の映像データを送信して操作用画面を表示させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、ユーザ操作を受け付ける操作端末からの指示に基づき映像を表示させる表示処理装置及び表示処理システムに関するものである。
IP(Internet Protocol)ネットワークを用いて、TV(Tele−Vision)放送などの視聴用の映像コンテンツ(番組)を配信するサービスとして、IPTVサービスが知られている。IPTVサービスにおいては、コンテンツ配信サービスを行うサービス事業者がサービス事業者と契約したユーザに貸与又は販売したIP−STB(Set Top Box)等の表示処理装置を介してユーザに番組を提供する。
表示処理装置は、ユーザがリモコン等の操作端末を用いて選択したチャンネルに対応した映像データをIPネットワーク経由でIPTV配信サーバから受信及びデコードし、TV等の表示装置に視聴用映像として出力する。
しかしながら、例えば番組録画予約のためのブラウザ起動等のユーザ操作が操作端末を介してなされた場合、ユーザ操作用画面であるブラウザ画面がTVに表示され、既にTVに表示されている視聴用映像が阻害されてしまうという問題があった。
このような問題に対し、視聴用等の映像コンテンツを別の表示装置に送信することで視聴が阻害されることを防止する表示処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の表示処理システムでは、ユーザは手元にある操作端末で操作用画面を確認できず、ユーザにとっての操作性の向上を図ることができないという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ユーザにとっての操作性の向上を図ることができる表示処理装置及び表示処理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る表示処理装置は、視聴用である第1の映像データを表示装置に送信して前記第1の映像を表示させる映像データ送信部と、ユーザによる操作を受け付ける操作端末から送信された、ユーザ操作用画面についての第2の映像を表示させるための制御信号を受信する制御信号受信部と、前記制御信号受信部が前記制御信号を受信した場合に、前記操作端末が映像表示機能を有するか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記映像表示機能を有すると判定された前記操作端末に前記第2の映像を表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る表示処理装置は、視聴用である第1の映像データを表示装置に送信して前記第1の映像を表示させる映像データ送信部と、ユーザによる操作を受け付ける操作端末から送信された、ユーザ操作用画面についての第2の映像を表示させるための制御信号を受信する制御信号受信部と、前記制御信号受信部が前記制御信号を受信した場合に、前記操作端末がユーザ操作に基づく処理を実行できるか否かを判定する処理判定部と、前記処理判定部により前記処理を実行できると判定された前記操作端末に前記第2の映像を表示するよう指示するための指示信号を送信して前記第2の映像を表示させる処理制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示処理システムは、映像を表示する表示装置と、前記表示装置に視聴用である第1の映像データを送信して前記第1の映像を表示させる表示処理装置と、ユーザ操作を受け付けユーザ操作用画面についての第2の映像を表示させるための制御信号を前記表示処理装置に送信する操作端末とを備える表示処理システムであって、前記表示処理装置は、前記操作端末から送信された前記制御信号を受信した場合に、前記操作端末が映像表示機能を有するか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記映像表示機能を有すると判定された場合に、前記操作端末に前記第2の映像を表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の表示処理装置及び表示処理システムによれば、ユーザが操作した操作端末に操作用画面を表示するので、ユーザは容易に操作用画面を確認でき、ユーザにとっての操作性の向上を図ることができる。
実施の形態1.
以下図面を用いて本発明の実施の形態1を説明する。
以下図面を用いて本発明の実施の形態1を説明する。
図1は実施の形態1に係る表示処理システムの構成例を示す図である。表示処理システムは、表示処理装置100と、表示装置200と、操作端末300と、配信サーバ400とから構成され、表示処理装置100と操作端末300と配信サーバ400とはIPネットワーク500を介して接続される。
表示処理装置100は、例えばIP−STB、ナビゲーション装置等により実現され、配信サーバ400からの放送を受信し、ユーザに選択されたチャンネルに関する映像データを取得して表示装置200に送信する。表示装置200はTV等により実現され、表示処理装置100から送信された映像データ(映像信号)を受信し、受信した映像データに基づく映像を画面に表示する。
なお、表示処理装置100と表示装置200とは必ずしも別々の装置でなくてもよく、表示処理装置100に表示装置200が内蔵されていてもよい。また、ここで言う映像データは映像のみに関するデータを表すわけではなく、例えば音声データが含まれたデータも含まれるものとする。以降の説明についても同様である。また、表示処理装置100から表示装置200へ送信する映像データの形式は、コンポジットビデオ信号であっても、RGB信号であっても、HDMI信号であってもよい。また、表示処理装置100と操作端末300と配信サーバ400とは必ずしもIPネットワーク500を介して接続されなくてもよく、例えば有線接続であってもよい。
操作端末300は、例えば赤外線によるリモートコントローラー、スマートフォン、タブレット等により実現され、映像を表示する機能を有する。また、操作端末300は、ユーザ操作に基づく処理を指示するための制御信号を表示処理装置100に送信する。ユーザ操作に基づく処理とは、例えば、ユーザが電源ONのボタンを押した場合における表示処理装置100の起動処理が該当する。また、ユーザが番組予約ボタンを押した場合における表示処理装置100のブラウザ起動処理も該当する。詳細は後述するが、このような制御信号を受信した表示処理装置100は、例えばブラウザ起動処理のようにユーザ操作用画面(ブラウザ画面)の表示が必要な場合は、操作端末300が映像表示機能を有するか否かを判断し、映像表示機能を有する場合は操作端末300に操作用画面についての映像データを送信する。このような場合、制御信号は、ユーザ操作用画面の映像を表示させるための信号であるとも言える。
図2は実施の形態1に係る表示処理システムの他の構成例を示す図である。図2に示すように、表示処理装置100に複数の操作端末がIPネットワーク500を介して接続されていてもよい。また、複数の操作端末300a〜dのうち、一部が映像表示機能を有し、一部が映像表示機能を有さない構成であってもよい。
配信サーバ400は、放送等の番組コンテンツを表示処理装置100に送信する。しかしながら、必ずしも配信サーバ400を設けなくてもよく、表示処理装置100の内部メモリ等に番組の映像データ、メタデータ等を記憶するようにしてもよい。
次に、表示処理装置100の詳細な構成について説明する。図3は実施の形態1に係る表示処理装置100の構成例を示す図である。表示処理装置100は、通信部101と、接続状態監視部102と、制御信号受信部103と、制御信号解析部104と、操作用映像データ記憶部105と、映像データ送信部106と、映像出力情報記憶部107と、判定部(表示先決定部)108と、表示制御部109とを備える。
通信部101は、映像データ(信号)、制御信号の送受信のやりとりを行う。
接続状態監視部102は、表示処理装置100と操作端末300との接続を検出・確立し、接続した操作端末300を識別するための端末IDを取得する。接続検出の方法については、例えばDLNAガイドラインにおける装置の発見方法を用いればよい。なお、接続検出のタイミングについては、例えば設定初期時に実施してもよいし、定期的に実施するようにしてもよい。
制御信号受信部103は、操作端末300から送信された制御信号を、通信部を介して受信する。
制御信号解析部104は、制御信号受信部103で受信された制御信号を解析して制御信号に含まれる指示内容を把握し、ユーザ操作に基づく処理を実行する。制御信号解析部104は、例えばブラウザ起動処理等のように操作用映像を表示する必要がある場合、操作用映像データ記憶部105からブラウザの映像データを取得し、表示制御部109に出力する。
操作用映像データ記憶部105には、操作用画面の映像データが記憶される。操作用画面は、例えば番組録画等に用いられるブラウザ画面、VOD(Video On Demand)の再生コンテンツ一覧画面等が該当する。
映像データ送信部106は、配信サーバ400から通信部101を介して受信した放送に含まれる映像データを、通信部101を介して表示装置200に送信する。映像データ送信部106は、映像データを送信すると、現在の映像データ送信先についての情報を映像出力情報記憶部107に記憶する。
判定部108は、映像表示機能を有するか否かについての問い合わせメッセージである表示可否確認を操作端末300に送信し、操作端末300からの表示可否確認応答に基づき、当該操作端末300が表示機能を有するか否かを判定する。判定108は、表示機能を有すると判定した操作端末300の端末ID等の識別情報を表示制御部109に通知する。このように、判定部108は、操作用画面の映像データを送信して操作用画面を表示する対象を決定する表示先決定部としての機能を有するとも言える。
表示制御部109は、制御信号解析部104から受け取った操作用画面の映像データを、判定部108により決定された送信先の操作端末300に送信する。また、表示制御部109は、操作用画面の映像データを送信すると、現在の操作用画面の映像データ送信先についての情報を映像出力情報記憶部107に記憶する。
次に、操作端末300の詳細な構成について説明する。図4は実施の形態1に係る操作端末300の構成例を示す図である。操作端末300は、通信部301と、制御部302と、表示部303とを備える。
通信部301は、操作画面の映像に関する映像データ、制御信号の送受信のやりとりを行う。
制御部302は、接続状態監視部102との接続検出が行われると、端末IDを接続状態監視部102に送信する。また、制御部302は、ユーザ操作を検知すると、当該ユーザ操作に基づく処理を指示するための制御信号を生成し、通信部301を介して制御信号解析部104に送信する。また、制御部302は、映像データ送信部106から操作用画面の映像データが送信されると、当該操作用画面の映像データを表示部303に転送し、表示部303にて操作用画面が表示されるよう制御する。
表示部303は、操作用画面等の映像が表示され、例えばスマートフォンの液晶ディスプレイが該当する。
次に、実施の形態1の動作について説明する。まずは、表示処理装置100が放送を受信して表示装置200に視聴用画面が表示されるまでの処理について説明する。図5は実施の形態1に係る視聴用画面の表示処理についての動作例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では図2に示したように、表示処理装置100には複数の操作端末300a〜dが接続されるものとして説明を行う。
まず、表示処理装置100と操作端末300との接続処理がなされていない場合、接続状態監視部102は、それぞれの操作端末300a〜dと接続検出、確立の処理を実施する(ステップS1)。なお、事前に接続処理がなされている場合はステップS1を省略できる。
ユーザが操作端末300aに設けられた電源オンのボタンを操作すると、制御部302は、ユーザによる操作を検知し、電源オンを指示するための制御信号を生成して表示処理装置100に送信する(ステップS2)。
図6は実施の形態1に係る制御信号に含まれるパラメータの例を示す図である。図6に示すように、制御信号には、端末を識別するための情報である端末ID「001」と、ユーザによる操作を表す制御コード「1」の情報が含まれる。
制御信号解析部104は、制御信号受信部103により制御信号が受信されると、制御信号を解析し、制御信号に含まれる指示内容(ユーザによる操作命令)を把握する(ステップS3)。
図7は実施の形態1に係る制御コード表の例を示す図である。図7に示すように、制御コード表は、制御コードと操作内容(操作命令)とが対応付けて記憶された表である。表示処理装置100と操作端末300a〜dは、同一の制御コード表を保有している。したがって、制御信号解析部104は、制御信号に含まれる制御コード「1」を読み取り、電源オンの処理を実行、すなわち、表示処理装置100を起動する(ステップS4)。
表示処理装置100が起動すると、通信部101は、配信サーバ400から放送を受信し、選択されたチャンネルに関する視聴用の映像データを取得し、映像データ送信部106に出力する。
映像データ送信部106は、取得した視聴用の映像データを、通信部101を介して表示装置200に送信する(ステップS5)。ここでの送信先としての表示装置200は、デフォルトの送信先としてあらかじめ設定されているものとする。また、映像データ送信部106は、現在における映像データの送信先の情報を表した映像出力情報を生成し、映像出力情報記憶部107に記憶する。
図8は実施の形態1に係る映像出力情報の例を示す図である。図8に示すように、映像出力情報には、現在の表示先「表示装置200」、映像信号の形式「HDMI」、及び映像データ番号「1」の情報が記入される。なお、映像信号の形式について、HDMI端子が複数ある場合には、HDMI端子の区別がつくようにHDMI1、HDMI2、・・のようにしてもよい。
表示装置200は視聴用の映像データを受信すると、視聴用映像を画面に表示するので、ユーザは番組を視聴することができる(ステップS6)。
次に、ユーザが操作端末を操作してから操作端末に操作用画面が表示されるまでの処理について説明する。図9は実施の形態1に係る操作用画面の表示処理についての動作例を示すフローチャートである。
まず、ユーザが操作端末300aを操作して番組予約のためのブラウザ起動を指示すると、制御部302は、ユーザによる操作を検知し、ブラウザ起動を指示するための制御信号を生成して表示処理装置100に送信する(ステップS01)。制御信号には、端末ID「001」と、制御コード「9」の情報が含まれている。
制御信号解析部104は、制御信号受信部103により制御信号が受信されると、制御コード表を用いて制御信号を解析し、制御信号に含まれる指示内容「ブラウザ起動」を把握する(ステップS02)。
制御信号解析部104は、操作用映像データ記憶部105から操作用画面の映像データを取得して、表示制御部109に送信する(ステップS03)。ここでは、制御信号解析部104は、操作用映像データ記憶部105に記憶される、操作用画面(ブラウザ画面)の映像データを取得し、表示制御部109に出力する。
次に、判定部108は、制御信号に含まれる端末ID「001」の情報に基づき、操作端末300aに対して映像表示機能を有するか否かの確認(表示可否確認)を行う(ステップS04)。
判定部108からの表示可否確認を受け取った操作端末300aの制御部302は、通信部301を介して、表示可否確認に対する応答(表示可否確認応答)を表示処理装置100に送信する。
図10は実施の形態1に係る表示可否確認応答の例を示す図である。図10に示すように、表示可否確認応答には、端末ID「001」、表示可否「可」、画面解像度「1280×800」、アスペクト比「8:5」、画素数「1024000」の情報が含まれるが、これに限定されるものではなく、例えば、端末IDと表示可否のみの情報であってもよい。また、制御部302は、表示否の場合は、表示可否確認応答を送信しないようにしてもよい。その場合、判定部108は、表示可否確認の送信後一定時間、表示可否確認応答が返ってこなければ、表示否と判断できる。
表示制御部109は、判定部108から操作端末300aは表示可能であったことを通知されると(ステップS05−Yes)、操作用画面の映像データを、通信部101を介して、操作端末300aの制御部302に送信する。言い換えると、表示制御部109は、判定部108により映像表示機能を有すると判定された操作端末300aに操作用画面の映像を表示させる。また、表示制御部109は、操作用画面の映像データを送信すると、映像出力情報を生成し、映像出力情報記憶部107に記憶する(更新する)。
図11は実施の形態1に係る映像出力情報の他の例を示す図である。図11に示す映像出力情報は、図8に示す映像出力情報からさらに、現在の操作用画面の映像についての表示先「端末ID001」、映像信号の形式「HDMI」、及び映像データ番号「2」の情報が追記されている。
操作用画面の映像データを、通信部301を介して受信した制御部302は、操作用画面の映像データを表示部303に出力し、表示部303には操作用画面が表示される(ステップS06)。こうすることにより、ユーザが操作(ブラウザ起動指示)を行った操作端末300aに操作用画面(ブラウザ画面)が表示されるので、ユーザはブラウザ起動処理から、表示されたブラウザ画面の確認まで、手元にある同じ操作端末300aで一貫して操作でき、ユーザにとっての操作性を向上させることが可能となる。また、スマートフォン等の操作端末300aに操作用画面を表示させるので、操作用画面を表示させるための別途の表示装置が不要となるので、コストを削減でき、かつ、設置スペースを削減することができる。
一方、操作端末300aが表示可能でなかった場合(ステップS05−No)、判定部108は、操作端末300aに対して実施した表示可否確認を、他の操作端末300b〜dに対しても実施する(ステップS07)。判定部108は、操作端末300b〜dからの表示可否確認応答に基づいて、映像表示機能を有する操作端末300を決定する。
操作端末300b〜dのいずれかが操作用画面を表示可能な場合(ステップS08−Yes)、表示制御部109は、判定部108の決定に基づき、操作用画面を表示可能ないずれかの操作端末300の制御部302に対して、操作用画面の映像データを送信する。操作用画面の映像データを受信した操作端末300の制御部302は、表示部303に操作用画面を表示する(ステップS09)。なお、複数の操作端末300が操作用画面を表示可能な場合は、表示制御部109は、当該複数の操作端末300に対して操作用画面の映像データを送信してもよい。
こうすることにより、ユーザが操作した操作端末300aにはブラウザ画面が表示されないが、他の操作端末300b〜dに表示させることができるので、ユーザにとっての操作性を向上させることが可能となり、また、別途の表示装置が不要となるので、コストを削減でき、かつ、設置スペースを削減することができる。
なお、判定部108により複数の操作端末300が映像表示機能を有すると判定された場合において、表示制御部109は、表示可能な全ての操作端末300に対して操作用画面の映像データを送信せず、いずれか1台の操作端末300のみに送信するようにしてもよい。この1台の操作端末300の決定方法については、任意に決定してもよいし、表示可否確認応答に含まれる画面解像度、アスペクト比、画素数等の映像表示品質に基づいて決定してもよい。例えば、複数の操作端末300b〜dのうち、最も画面解像度が大きい操作端末300を表示先として決定することにより、ユーザは高画質の操作用画面を見ることができる。
操作端末300b〜dのいずれも操作用画面を表示可能でない場合(ステップS08−No)、表示制御部109は、操作用画面の映像データを、いずれの操作端末300にも送信せず、表示装置200に送信する(ステップS010)。この場合、表示装置200には既に視聴用画面が表示されているので、操作用画面の映像をさらに表示すると、視聴用画面が覆われて、視聴が阻害されてしまう。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、ユーザ操作がなされた操作端末300から受信した制御信号を制御信号解析部104が解析し、判定部108によって操作端末300が映像表示機能を有すると判定された場合に、表示制御部109はその操作端末300に操作用画面の映像データを送信して操作用画面を表示させるので、視聴用映像を表示している表示装置200に操作用画面を表示させて視聴が阻害されるのを防止することができるとともに、ユーザは手元にある操作端末300を用いて操作用画面を確認することができる。そのため、ユーザの操作性の向上を図ることができるとともに、別途の表示装置を必要としないので、コストを削減し、かつ、設置スペースを削減することができる。
また、操作端末300が複数存在する場合において、判定部108は、ユーザに操作され制御信号を送信した操作端末300について映像表示機能を有するか否かを判定し、映像表示機能を有する場合に、表示制御部109は、その操作端末に対して操作用画面の映像データを送信して操作用画面映像を表示させるので、ユーザが操作した操作端末に対し優先して操作用画面を表示させることが可能となり、ユーザの操作性の向上を図ることができる。
また、操作端末300が複数存在する場合において、制御信号を送信した操作端末300が映像表示機能を有さないと判定されると、その他の操作端末300が有する映像表示品質に基づいて操作用画面の映像を表示させる操作端末300を決定するので、ユーザはより映像品質の良い操作端末300を用いて操作用画面を確認することが可能となる。
実施の形態2.
以下図面を用いて本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、表示制御部109が、映像表示機能を有すると判定された操作端末300に対して操作用画面の映像データを送信したが、実施の形態2では、処理制御部112が操作端末300に対し、ユーザ操作に基づく処理を実行するように指示するための指示信号を送信する。
以下図面を用いて本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、表示制御部109が、映像表示機能を有すると判定された操作端末300に対して操作用画面の映像データを送信したが、実施の形態2では、処理制御部112が操作端末300に対し、ユーザ操作に基づく処理を実行するように指示するための指示信号を送信する。
図12は実施の形態2に係る表示処理装置100Aの構成例を示す図である。実施の形態2の表示処理装置100Aは、実施の形態1の表示処理装置100の構成に加えて、新たに処理状態監視部110を備え、判定部108の代わりに処理判定部111を、表示制御部109の代わりに処理制御部112を備える。その他の構成については実施の形態1と同じであるので、図3と同一符号を付してその説明を省略する。
処理状態監視部110は、表示処理装置100Aが実行している処理を監視する。また、表示処理装置100Aで消費しているリソース量を監視するようにしてもよい。
処理判定部111は、ユーザ操作に基づく処理を実行可能か否かについて問い合わせるためのメッセージであるユーザ操作処理可否確認を、操作端末300Aに送信し、操作端末300Aからのユーザ操作処理可否確認応答に基づき、当該操作端末300Aがユーザ操作に基づく処理が実行可能か否かを判定しその結果を処理制御部112に通知する。また、処理判定部111は、操作端末300Aの端末ID等の識別情報を処理制御部112に通知する。なお、操作端末300Aの詳細な構成については後述する。
処理制御部112は、処理判定部111によりユーザ操作に基づく処理が実行可能と判定された操作端末300Aに対し、ユーザ操作に基づく処理を実行するよう指示するための指示信号を送信する。この指示信号は、例えば制御信号受信部103で受信された制御信号が該当し、その場合、処理制御部112は、制御信号受信部103で受信された制御信号をそのまま操作端末300Aに転送することになる。
図13は実施の形態2に係る操作端末300Aの構成例を示す図である。実施の形態2の操作端末300Aは、実施の形態1の操作端末300の構成に加えて、新たに指示信号解析部304、操作用映像データ記憶部305を備える。その他の構成については実施の形態1と同じであるので、図4と同一符号を付してその説明を省略する。
指示信号解析部304は、処理制御部112から送信された指示信号を解析し、その指示内容を把握する。指示信号解析部304は、把握した指示内容を制御部302に通知する。
操作用映像データ記憶部305は、操作用画面の映像データが記憶される。操作用画面は、例えば番組録画の際に用いられるブラウザ画面、VODの再生コンテンツ一覧画面等が該当する。
次に、実施の形態2の動作について説明する。図14は実施の形態2に係るユーザ操作に基づく処理を実行するまでの動作例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、ユーザ操作に基づく処理として、ブラウザ起動についての処理がなされたものとして説明を行う。また、表示処理装置100には操作端末300A及びその他複数の操作端末300B〜Dが接続されているものとする。また、操作端末300B〜Dの構成は、図13で示した操作端末300Aと同一であるものとする。
まず、ユーザが操作端末300Aを操作してブラウザ起動を指示すると、制御部302は、ユーザによる操作を検知し、ブラウザ起動を指示するための制御信号を生成して表示処理装置100Aに送信する(ステップS001)。制御信号には、端末ID「001」と、制御コード「9」の情報が含まれている。
制御信号解析部104は、制御信号受信部103により制御信号が受信されると、制御コード表を用いて制御信号を解析し、制御信号に含まれる指示内容「ブラウザ起動」を把握する(ステップS002)。制御信号解析部104は、処理状態監視部110に指示内容を通知する。
処理状態監視部110は、現在表示処理装置100Aが実行している処理状態を確認し(ステップS003)、その処理状況に応じて「ブラウザ起動」の処理を表示処理装置100A内で実行するか否かを決定する。
処理状態監視部110によりブラウザ起動の処理を表示処理装置100A内で実行するように決定された場合(ステップS004−Yes)、表示処理装置100Aにおいてブラウザ起動処理を行う(ステップS005)。具体的には、制御信号解析部104が操作用映像データ記憶部105からブラウザ画面の映像データを取得し、映像データ送信部106が当該操作用映像データを表示装置200に送信し、ブラウザ画面を表示装置200に表示させる。
処理状態監視部110により、ブラウザ起動の処理を表示処理装置100A内で実行しないと決定された場合(ステップS004−No)、処理判定部111が、操作端末300Aにおいてユーザ操作に基づく処理が実行できるか否か、つまり操作端末300Aがブラウザ起動に該当するユーザ操作処理機能を有するか否かを判定する(ステップS006)。
処理判定部111は、ユーザ操作処理機能を有するか否かを確認するための処理可否確認を操作端末300Aに送信し、処理判定部111からの処理可否確認を受け取った操作端末300Aの制御部302は、通信部301を介して、処理可否確認に対する応答(処理可否確認応答)を表示処理装置100Aに送信する。
図15は実施の形態2に係る処理可否確認応答の例を示す図である。図15に示すように、処理可否確認応答には、端末ID「001」、処理可能操作として「VOD再生」、「ブラウザ起動」、「地上デジタル放送視聴」の情報が含まれる。ただし、必ずしもこの形式に限定されなくてもよい。
制御部302からの処理可否確認応答を受け取った処理判定部111は、処理可否確認応答を解析することにより、操作端末300Aにおいてユーザ操作に基づく処理が可能か否かを判定する。図15の例では、処理可否確認応答には処理可能操作として「ブラウザ起動」が含まれているため、処理判定部111は、操作端末300Aはユーザ操作処理機能を有すると判定する。この場合(ステップS007−Yes)、表示処理装置100Aではなく、操作端末300A内において、ブラウザ起動処理が実行される(ステップS008)。
操作端末300A内においてブラウザ起動処理が実行されるまでの処理の流れを説明する。まず、処理制御部112が、処理判定部111から操作端末300Aがユーザ操作処理機能を有することを通知されると、当該ユーザ操作に基づく処理であるブラウザ起動を指示するための指示信号を、通信部101を介して操作端末300Aに送信する。ここでの指示信号は、処理制御部112によって新たに生成されたものであってもよいし、制御信号受信部103で受信した制御信号であって、そのまま操作端末300Aに転送されるものであってもよい。
つづいて、操作端末300Aの指示信号解析部304は、処理制御部112から送信された指示信号を解析し、指示内容を把握する。ここではブラウザ起動を指示されているので、指示信号解析部304は、ブラウザ起動を指示されている旨を制御部302に通知する。制御部302は、操作用映像データ記憶部305からユーザ操作用画面(ブラウザ画面)の映像データを取得し、表示部303に出力することにより、操作端末300Aの画面にブラウザ画面が表示される。このように、操作端末300A内においてブラウザ起動処理が実行される。
一方、ステップS007において、操作端末300Aにてユーザ操作に基づく処理が可能でない場合(ステップS007−No)、つまり処理可否確認応答に処理可能操作として「ブラウザ起動」が含まれていなかった場合、処理判定部111は、操作端末300Aはユーザ操作処理機能を有さないと判定し、その結果を処理制御部112に通知する。
その場合、処理制御部112は、指示信号を操作端末300Aに送信せず、処理判定部111が、操作端末300Aとは異なる他の操作端末300B〜Dにおいてユーザ操作処理機能を有するか否かを判定する(ステップS009)。
他の操作端末300B〜Dのいずれかがユーザ操作処理機能を有する場合(ステップS0010−Yes)、処理制御部112はユーザ操作処理機能を有する操作端末300に指示信号を送信し、指示信号を受信した操作端末300がユーザ操作処理を実行、すなわち、ブラウザを起動しブラウザ画面を操作端末300上に表示する(ステップS0011)。
他の操作端末300B〜Dのいずれもユーザ操作処理機能を有さない場合(ステップS0010−No)、操作端末300B〜Dのいずれにおいてもブラウザ起動が実行できないので、ユーザがブラウザ起動を指示した操作端末300Aに対して、処理制御部112がエラー信号を送信し、操作端末300Aにおいてエラー表示がなされる。このエラー表示は、操作端末300Aに限らず、他の操作端末300のいずれかに表示させるようにしてもよい。なお、操作端末B〜Dがユーザ操作処理機能を有さない一方で、表示装置200がユーザ操作処理機能を有する場合は、処理制御部112は、表示装置200に指示信号を送信してユーザ操作に基づく処理を実行させるようにしてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、処理判定部111によって操作端末300Aがユーザ操作処理機能を有すると判定された場合に、処理制御部112はユーザ操作に基づく処理を実行するよう指示するための指示信号を操作端末300Aに送信してユーザ操作に基づく処理を実行させるので、視聴用映像を表示している表示装置200に操作用画面を表示させて視聴が阻害されるのを防止することができるとともに、ユーザは手元にある操作端末300Aを用いて操作用画面を確認することができる。そのため、ユーザの操作性を向上できるとともに、別途の表示装置を必要としないので、コストを削減し、かつ、設置スペースを削減することができる。
なお、これまでユーザ操作に基づく処理として、ブラウザ起動を例にとって説明してきたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、番組情報を表示するための処理であってもよく、その場合、番組情報が表示された画面が操作用画面となる。
100 表示処理装置、101 通信部、102 接続状態監視部、103 制御信号受信部、104 制御信号解析部、105 操作用映像データ記憶部、106 映像データ送信部、107 映像出力情報記憶部、108 判定部、109 表示制御部、110 処理状態監視部、111 処理判定部、200 表示装置、300a〜d、300A〜D 操作端末、301 通信部、302 制御部、303 表示部、304 指示信号解析部、305 操作用映像データ記憶部、400 配信サーバ、500 IPネットワーク
Claims (8)
- 視聴用である第1の映像データを表示装置に送信して前記第1の映像を表示させる映像データ送信部と、
ユーザによる操作を受け付ける操作端末から送信された、ユーザ操作用画面についての第2の映像を表示させるための制御信号を受信する制御信号受信部と、
前記制御信号受信部が前記制御信号を受信した場合に、前記操作端末が映像表示機能を有するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記映像表示機能を有すると判定された前記操作端末に前記第2の映像を表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする表示処理装置。 - 前記判定部は、前記操作端末に前記映像表示機能を有するか否かの問い合わせを行い、前記問い合わせに対する前記操作端末からの応答に基づいて前記映像表示機能を有するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の表示処理装置。
- 前記判定部は、前記操作端末が複数存在する場合に、前記複数の操作端末のうち前記制御信号を送信した前記操作端末について前記映像表示機能を有するか否かを判定し、前記映像表示機能を有しないと判定すると他の前記操作端末について前記映像表示機能を有するか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
- 前記応答には前記操作端末の映像表示品質の情報が含まれ、
前記判定部は、前記操作端末が複数存在する場合に、前記複数の操作端末について前記映像表示機能を有するか否かを判定し、
前記表示制御部は、前記映像表示品質の情報に基づき、前記判定部により前記映像表示機能を有すると判定された前記操作端末のうちいずれかの前記操作端末に前記第2の映像を表示させることを特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。 - 前記表示制御部は、前記第2の映像データを前記操作端末に送信することにより前記操作端末に前記第2の映像を表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の表示処理装置。
- 視聴用である第1の映像データを表示装置に送信して前記第1の映像を表示させる映像データ送信部と、
ユーザによる操作を受け付ける操作端末から送信された、ユーザ操作用画面についての第2の映像を表示させるための制御信号を受信する制御信号受信部と、
前記制御信号受信部が前記制御信号を受信した場合に、前記操作端末がユーザ操作に基づく処理を実行できるか否かを判定する処理判定部と、
前記処理判定部により前記処理を実行できると判定された前記操作端末に前記第2の映像を表示するよう指示するための指示信号を送信して前記第2の映像を表示させる処理制御部と、を備えることを特徴とする表示処理装置。 - 前記処理制御部は、前記第2の映像を表示するよう指示するための信号として、前記制御信号受信部で受信された前記制御信号を用いることを特徴とする請求項6に記載の表示処理装置。
- 映像を表示する表示装置と、前記表示装置に視聴用である第1の映像データを送信して前記第1の映像を表示させる表示処理装置と、ユーザ操作を受け付けユーザ操作用画面についての第2の映像を表示させるための制御信号を前記表示処理装置に送信する操作端末とを備える表示処理システムであって、
前記表示処理装置は、
前記操作端末から送信された前記制御信号を受信した場合に、前記操作端末が映像表示機能を有するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記映像表示機能を有すると判定された場合に、前記操作端末に前記第2の映像を表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする表示処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013006232A JP2014138296A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 表示処理装置及び表示処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013006232A JP2014138296A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 表示処理装置及び表示処理システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014138296A true JP2014138296A (ja) | 2014-07-28 |
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ID=51415587
Family Applications (1)
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JP2013006232A Pending JP2014138296A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 表示処理装置及び表示処理システム |
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JP (1) | JP2014138296A (ja) |
-
2013
- 2013-01-17 JP JP2013006232A patent/JP2014138296A/ja active Pending
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