JP2014134841A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々なレベルのセキュリティ機能を解除するための操作を簡素化した電子機器を提供する。
【解決手段】操作入力部は利用者の操作入力を受け付け、パターン記憶部はそれぞれ異なる操作入力のパターンを示す複数のパターン情報のそれぞれと利用可能な情報資源の範囲を示す動作モード情報とを対応付けて記憶し、動作制御部は前記操作入力部が受け付けた操作入力が示すパターン情報と一致するパターン情報に対応する動作モード情報が示す範囲の情報資源を利用できるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
携帯電話機(例えば、スマートフォン)やパーソナルコンピュータ(例えば、タブレット端末装置)等の電子機器では、他人に参照されないように秘密にすべき情報を取り扱うことがある。そのような情報には、例えば、氏名、住所、電話番号等の個人情報や、電子メール等の私信、行動予定表(スケジュール)等がある。かかる情報を保護する観点から、通常はこれらの保護を要する情報を非表示にしておき、参照する場合にのみ暗証番号を入力して、非表示の解除(「セキュリティ解除」、「ロック解除」ともいう)を行い、これらの情報を参照できるようにするセキュリティ機能が採用されていることがある。
特許文献1に記載の携帯電話装置では、予め利用者以外の第三者に見られたくない受信メール又は送信メールをシークレットメールとして設定しておく。保存しているメールがシークレットメールかどうか逐次判定し、シークレットメールであればそのメールの一覧表示はせず、シークレットメールでなければ一覧表示する。シークレットメールを一覧表示するように全メールを一覧表示する場合は、暗証番号を入力して、予め登録されている暗証番号と一致する場合に行う。
また、特許文献2に記載の携帯端末は、予め記憶された所定の表示対象情報(送受信メール履歴、発着信履歴)に対する表示要求をユーザから受け取り、そして表示要求が受け取られたときの状況に関する状況情報を取得する。状況情報は、少なくとも自端末の位置情報または時刻情報のいずれか一方を含み、取得された位置情報または時刻情報が表示要求に対応する地域又は時間帯に該当するか否かを判定し、判定結果に基づいて、表示対象情報から表示要求に対応する表示対象情報を抽出して一覧画面の表示対象として表示するか、又は非表示にするかを決定する。
特開2002−373140号公報 特開2006−24136号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、セキュリティ解除(ロック解除)を行う際、単に暗証番号の入力を要求するに過ぎない。特許文献2に記載のものは、セキュリティ解除について言及するところがない。また、セキュリティ機能には、様々なレベルのものがあるが、特許文献1又は2に記載のものは、この様々なレベルのセキュリティ機能の解除に対応するものではない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、様々なレベルのセキュリティ機能を解除するための操作を簡素化した電子機器を提供する。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、利用者の操作入力を受け付ける操作入力部と、それぞれ異なる操作入力のパターンを示す複数のパターン情報のそれぞれと利用可能な情報資源の範囲を示す動作モード情報とを対応付けて記憶するパターン記憶部と、前記操作入力部が受け付けた操作入力が示すパターン情報と一致するパターン情報に対応する動作モード情報が示す範囲の情報資源を利用できるように制御する動作制御部と、を備える電子機器である。
本発明によれば、様々なセキュリティ機能を解除するための操作を簡素化することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器の構成を示す概略図である。 認証パターン情報と動作モード情報との対応関係の一例を示す概念図である。 本実施形態に係る情報処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るパターン入力画像の例を示す図である。 認証パターン情報が検索された後に表示される画像の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る起動画像の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る起動画像の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る起動画像の例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る電子機器1の構成を示す概略ブロック図である。
電子機器1は、表示部101、操作入力部102、パターン記憶部103、動作制御部104、データ記憶部105、プログラム実行部106、プログラム記憶部107及び通信部108を含んで構成され、これらの構成部がバス109に接続される。電子機器1は、例えば、多機能携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末装置、等である。
表示部101は、プログラム実行部106から入力された画像信号に基づく画像を表示する。表示部101は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid CrystalDisplay)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、等である。
操作入力部102は、利用者による操作入力を受け付け、受け付けた操作入力が示す操作情報をプログラム実行部106に出力する。操作入力部102は、例えば、タッチセンサである。タッチセンサは、操作物(例えば、ユーザの指、タッチペン)が接触した位置を検出し、検出した位置を示す操作情報を生成する。操作入力部102は、表示部101とは一体のタッチパネルであってもよいし、表示部101とは別体であってもよい。
なお、操作入力部102は、文字・数字を入力するキーボードであってもよい。
パターン記憶部103には、認証パターン情報と動作モード情報とが記憶されているが、この両者が対応付けて記憶されている。認証パターン情報は、例えば、文字・数字列で構成される暗証番号、グラフ又はその組み合わせである。グラフとは、複数の図形(例えば、頂点、ノードともいう)のうち2つの図形からなる対のそれぞれについて、その2つの図形を接続するか否かを示す情報のセットである。認証パターン情報の例については後述する。
動作モード情報は、動作モード、つまり、利用可能な情報資源の範囲を示す情報である。利用可能な情報資源の範囲は、要求されるセキュリティレベルによって異なる。動作モード情報には、例えば、実行可能なアプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」という)のグループを示すアプリケーショングループ情報を含んでいてもよい。また、動作モード情報は、所定のソフトウェアを実行して参照可能なデータのグループを示すデータグループ情報を含んでいてもよい。所定のソフトウェアとは、アプリケーショングループ情報が示すアプリケーションのいずれかでもよいし、その他の所定のアプリケーションやオペレーティングシステム(OS:Operating System)であってもよい。
動作制御部104は、パターン記憶部103を参照して、操作入力部102から入力された操作情報が示す認証パターン情報と一致する認証パターン情報を検索する。動作制御部104は、入力された操作情報が示す認証パターン情報と一致する認証パターン情報に対応した動作モード情報をパターン記憶部103から読み出す。動作制御部104は、読み出した動作モード情報に基づいてプログラム実行部106がプログラムを実行することの可否やデータの参照の可否を制御する。その動作例については、後述する。
利用者に対して認証パターン情報の入力を促すため、動作制御部104は表示部101にパターン入力画像を表示させることができる。ここで、動作制御部104には、パターン入力画像を示すパターン入力画像信号を予め記憶しておき、記憶しておいたパターン入力画像信号を表示部101に出力する。動作制御部104がパターン入力画像信号を出力する契機は、例えば、電子機器1への電源投入直後、又は電子機器1においてスリープ状態が解除された直後である。その他、動作制御部104は、表示部101に表示された所定の画像(例えば、アイコン)が操作物により押下されたと判定したときに、パターン入力画像信号を表示部101に出力してもよい。
操作入力部102は、パターン入力画像が表示されている段階では、認証パターン情報の入力、パターン入力画像の表示の停止、又は、電子機器1への電源の供給の停止を目的とする操作入力以外の操作入力の受け付けを停止する。この状態は、利用者が所望の機能を実現するアプリケーションを起動させることができない「ロック状態」である。このパターン入力画像を、「ロック画像」又は「ロック画面」と呼ぶことがある。動作制御部104は、入力された操作情報が示すパターン情報と一致するパターン情報が存在するとき、ロック状態を解除する。ここで、動作制御部104は、表示部101にロック画像(認証不可画像(後述))が表示されている場合には、その表示を停止させる。動作制御部104は、そのパターン情報に対応する動作モード情報が示す情報資源を利用可能にするように、プログラム実行部106の動作を制御する。
動作制御部104は、操作入力部102から入力された操作情報が示すパターン情報と一致するパターン情報がないと判定した場合には、表示部101に認証不可画像(認証エラー画像)をパターン入力画像に重畳して表示させる。動作制御部104には、認証不可画像を示す認証不可画像信号を動作制御部104に予め記憶しておき、表示部101に出力する。つまり、表示部101は認証不可画像を表示し続け、ロック状態が継続する。
データ記憶部105は、プログラムが動作するときに参照されるデータや生成されるデータをファイル単位で記憶する。データ記憶部105は、例えば、ファイル毎にファイルの名称(ファイル名)、そのデータを参照するアプリケーションの名称(アプリケーション名)及びそのアプリケーションからの参照の可否を示す参照可否情報と対応付けて記憶するファイルシステムである。
プログラム実行部106は、例えば、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)やカウンタを含んで構成される。プログラム実行部106は、プログラム記憶部107等の記憶媒体に格納されたコンピュータ・プログラムを実行することで、種々の機能を実現する。例えば、プログラム実行部106には、操作入力部102から操作情報が入力され、プログラム実行部106は、データ記憶部105からデータを参照し、通信部108から受信信号が入力されることがある。プログラム実行部106は、表示部101に画像信号を出力し、データ記憶部105にデータを記憶し、通信部108に送信信号を出力することがある。
プログラム記憶部107には、予めアプリケーションとそのアプリケーションを示す標識画像(例えば、アイコン)に係る標識画像信号を予め記憶しておく。プログラム実行部106は、動作制御部104が読み出した動作モード情報が示す実行可能なアプリケーションに係る標識画像信号をプログラム記憶部107から読み出す。プログラム実行部106は、読み出した標識画像信号を表示部101に出力し、表示部101に実行可能なアプリケーションのそれぞれの標識画像を表示させる。
プログラム実行部106は、表示部101に表示された標識画像のいずれかが、例えば操作物で押下されたと判定したときに、押下されたと判定された標識画像に係るアプリケーションを実行する。これにより、利用者は、操作入力に基づいて指示された標識画像に係るアプリケーションを実行させることができる。
プログラム実行部106は、データ記憶部105に記憶されているファイルのそれぞれについて、そのファイル名を示す文字を含む標識画像信号を生成し、生成した標識画像信号に基づく標識画像を、表示部101に表示させてもよい。その標識画像には、そのファイルに格納されたデータを参照可能なアプリケーションを示す文字や記号が含まれてもよい。プログラム実行部106は、その標識画像が押下されたと判定したとき、そのファイルに係るデータを参照可能なアプリケーションを実行し、そのデータを参照させてもよい。
なお、プログラム実行部106は、アプリケーション又はファイルを示す標識画像を表示させる代わりに、そのアプリケーション名やファイル名を示す文字列(リスト)を表示部101に表示させてもよい。
以下の説明では、パターン入力画像の表示が停止された直後に、アプリケーションもしくはファイルを示す標識画像又はアプリケーション名もしくはファイル名を示す文字を含んで表示された画像を、起動画像又は起動画面と呼ぶことがある。起動画像が表示されることで、利用者は電子機器1のロック状態が解除されたことを認識することができる。また、起動画像に含まれる標識画像や文字列によって、利用可能な情報資源が認識される。
通信部108は、プログラム実行部106から入力された送信信号を、ネットワークを介して他の機器に送信し、他の機器からネットワークを介して受信した受信信号をCPU105に出力する。また、通信部108は、送信信号や受信信号を無線で行う無線通信インタフェースであってもよいし、有線で行う有線通信インタフェースであってもよい。
次に認証パターン情報と動作モード情報との対応関係の一例について説明する。
図2は、認証パターン情報と動作モード情報との対応関係の一例を示す概念図である。
図2に示す例では、動作モード情報は実行可能なアプリケーションの範囲を示すアプリケーショングループ情報と、参照可能なデータの範囲を示すデータグループ情報を含む。
図2の最左列は、認証パターン情報を示し、図2の左から第2列及び第3列は、それぞれアプリケーショングループ情報とデータグループ情報を示す。例えば、図2の上から第2行目は、パターン1を示す認証パターン情報にアプリケーショングループ1を示すアプリケーショングループ情報とデータグループ1を示すデータグループ情報が対応付けられていることを示す。
なお、動作モード情報には、アプリケーショングループ情報とデータグループ情報のいずれか一方のみを含んでいてもよい。例えば、パターン2にアプリケーション情報が対応付けられ、データグループ情報が対応付けられていなくてもよい。
また、一つの認証パターン情報に対応する動作モード情報が示す情報資源、つまり実行可能なアプリケーションや参照可能なデータは、他の認証パターン情報に対応する情報資源の一部であってもよい。例えば、パターン4に対応するアプリケーショングループ4は、パターン3に対応するアプリケーショングループ3を一部として含んでいてもよい。
次に、本実施形態に係る情報処理について説明する。
図3は、本実施形態に係る情報処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)動作制御部104は、予め記憶しておいたパターン入力画像信号を表示部101に出力する。表示部101は、パターン入力画像(ロック画像)を表示する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)操作入力部102には、利用者が操作した位置の軌跡を示す操作情報が入力され、動作制御部104には、その操作情報を認証パターン情報として入力される。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)パターン照合ループとして、ステップS104の処理を繰り返す。
(ステップS104)動作制御部104は、操作入力部102から入力された認証パターン情報と、パターン記憶部103に記憶(登録)された認証パターン情報のいずれかを比較して両者が一致するか否かを判定する。
(ステップS105)パターン記憶部103に記憶(登録)された認証パターン情報の全てについて、ステップS104の処理を繰り返す。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)入力された操作情報が示す認証パターン情報と一致する認証パターン情報がパターン記憶部103にある場合には(ステップS106 YES)、ステップS107に進む。入力された操作情報が示す認証パターン情報と一致する認証パターン情報がない場合には(ステップS106 NO)、動作制御部104は、予め記憶させておいた認証不可画像信号を表示部101に出力する。表示部101は、認証不可画像を表示する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS107)入力された操作情報が示す認証パターン情報と一致すると判定された認証パターン情報に対応した動作モード情報をパターン記憶部103から読み出す。動作制御部104は、読み出した動作モード情報が示す動作モードで自機(電子機器1)の動作を準備する。ここで、プログラム実行部106は、読み出した動作モード情報が示す実行可能なアプリケーションに係る標識画像信号をプログラム記憶部107から読み出す。また、プログラム実行部106は、読み出した動作モード情報が示す参照可能なデータを格納するファイルに係る標識画像信号を生成する。その後、ステップS108に進む。
(ステップS108)動作制御部104は、表示部101が表示しているパターン入力画像(ロック画像)を消去し、操作入力部102が受け付けた操作入力に基づいて所望のアプリケーションを実行可能にする。ここで、動作制御部104は、生成した標識画像信号を表示部101に出力し、表示部101は、実行可能なアプリケーション又は参照可能なデータを示す標識画像(アイコン)を表示する。これにより、ロック状態を解除する。その後、処理を終了する。
次に、パターン入力画像と認証パターン情報の例について説明する。
図4は、本実施形態に係るパターン入力画像の例を示す図である。
図4(a)は、パターン入力画像の一例(I01)を示す。パターン入力画像I01の中央部には、縦方向に3行、横方向に3列、計9個の図形n1−1〜n3−3が、格子状に配列されている。図形n1−1を起点として、図形n2−1、n3−1及びn3−2を通過し、n3−3を終点とする矢印p01は、認証パターン情報を示す。矢印p01は、4本の辺からなる有向グラフである。
この認証パターン情報は、図形n1−1から、図形n2−1、n3−1及びn3−2を通過し、図形n3−3までの軌跡を示す操作情報として操作入力部102から入力されたものである。この軌跡は、操作入力部102の入力面に操作物との接触を開始してから終了するまでの接触された位置の変動を示す。
表示部101は、パターン入力画像I01に、操作情報として入力された矢印p01を重畳して表示してもよいし、表示しなくてもよい。矢印p01が表示された場合、利用者は入力した認証パターン情報を確認できる。他方、矢印p01が表示されない場合、他人に認証パターン情報が盗み見されるおそれが低減する。
パターン入力画像I01の下部には、キャンセルボタンb01が示されている。キャンセルボタンb01が押下されると、動作制御部104は、パターン入力画像を消去し、その後、スリープ状態に遷移させる。
図4(b)は、パターン入力画像の他の例(I02)を示す。矢印p02が示す認証パターン情報は、図形n1−1から、図形n1−2、n1−3及びn2−3を通過し、図形n3−3までの、4本の辺からなる有向グラフである。
図4(c)は、パターン入力画像のさらに他の例(I03)を示す。矢印p03が示す認証パターン情報は、図形n1−3から、図形n2−3、n3−3及びn3−2を通過し、図形n3−1までの、4本の辺からなる有向グラフである。
図4(d)は、パターン入力画像のさらに他の例(I04)を示す。矢印p04が示す認証パターン情報は、図形n1−1から、図形n1−2、n1−3、n2−3、n3−3、及びn3−2を通過し、図形n3−1までの、6本の辺からなる有向グラフである。
図4(e)は、パターン入力画像のさらに他の例(I05)を示す。矢印p05が示す認証パターン情報は、図形n1−1から、図形n1−2、n1−3、n2−2、n3−1、及びn3−2を通過し、図形n3−3までの、6本の辺からなる有向グラフである。
次に、認証パターン情報が入力され、パターン記憶部103に記憶された認証パターン情報が検索された後に表示される画像の例について説明する。次に説明する例では、矢印p01、p02(図4)で示される認証パターン情報のそれぞれは、シークレット解除モード、通常モードを示す動作モード情報と対応付けてパターン記憶部103に記憶されている。シークレット解除モードは、秘密データ(シークレットデータ)と通常データを参照可能なデータとして含むデータグループ1を示す動作モードである。通常モードは、通常データを参照可能データとして含むデータグループ2を示す動作モードである。
図5は、認証パターン情報が検索された後に表示される画像の例を示す図である。
図5(a)は、起動画像の一例(I11)を示す。起動画像I11は、シークレット解除モードで起動したときに表示される画像である。起動画像I11の上端には、現時刻を表す時刻表示t01が示されている。時刻表示t01の下方には、縦方向に3行、横方向に4列、計12個の標識画像f1−1〜f3−4が配列されている。標識画像f1−1〜f3−4のそれぞれは、参照可能なデータのファイルを示す。最下行の右端から隣り合う3個の標識画像f3−2〜f3−4には、それぞれの右上に鍵を図案化したロック表示k3−2〜k3−4が付加されている。ロック表示k3−2〜k3−4は、標識画像f3−2〜f3−4に係るファイルのデータが、通常モードでは参照できない秘密データであることを示す。
起動画像I11の下端には、左から順にアプリケーションを示す標識画像b11〜b14が示されている。標識画像b11〜b14に係るアプリケーションは、標識画像f1−1等に係るアプリケーションよりも頻繁に用いられるアプリケーションである。例えば、標識画像b13は、アドレス帳アプリケーションを示す。アドレス帳アプリケーションは、電話帳アプリケーションとも呼ばれ、個人の氏名もしくは法人の名称(以下、氏名等と呼ぶ)、電話番号もしくはアドレス(以下、アドレス等)を対応付けて記憶、更新、消去等するアプリケーションである。
図5(b)は、起動画像の他の例(I12)を示す。起動画像I12は、通常モードで起動したときに表示される画像である。時刻表示t01の下方には、計9個の標識画像f1−1〜f3−1が配列されている。標識画像f1−1〜f3−1が示すファイルのデータは、通常データである。一点破線で示されている3個の四角形f3−2〜f3−4は、起動画像I11で表示されていた標識画像f3−2〜f3−4が起動画像I12には表示されず、起動画像I12からは参照できない。
図5(c)は、アプリケーションを実行したときに表示される実行画像の一例(I21)を示す。実行画像I21は、起動画像I11において標識画像b13が押下された後に、表示される画像である。標識画像には、時刻表示t01の下部に、インデックスc01〜c05が示される。インデックスc01〜c05のそれぞれには、平仮名の「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」の文字が示され、押下されるとその行の平仮名表記を頭文字とする氏名が表示される。「あ」の文字が示されているインデックスc01が、他のインデックスと異なる階調で示されているのは、インデックスc01が選択されていることを示す。
インデックスc01〜c05の下部には、頭文字に「あ」行の平仮名表記を有する氏名表示a01〜a04が示されている。そのうち、氏名表示a03が他の氏名表示と異なる階調で示されているのは、氏名表示a03が示す氏名等及び氏名表示a03に対応するアドレス等が秘密データであることを示す。この例では、氏名表示a01〜a04及びこれに対応するデータがデータグループ1に含まれることを示す。なお、図形b21〜b24は、それぞれの機能を示す標識画像である。例えば、図形b21は、直前の操作を行う前の状態に戻すことを示す画像である。
図5(d)は、実行画像の他の例(I22)を示す。実行画像I22は、起動画像I12において標識画像b13が押下された後に表示される画像である。インデックスc01〜c05の下部には、氏名表示a01、a02、a04、a05が示され、秘密データに係る氏名表示a03が示されていない。この例では、氏名表示a01、a02、a04、a05及びこれに対応するデータがデータグループ2に含まれることを示す。従って、氏名表示a03に係る氏名等やこれに対応するデータは、実行画像I22から参照されない。
なお、本実施形態では、秘密データの代わりに、又は秘密データとともに秘密にされるアプリケーション(秘密アプリケーション)に適用してもよい。
図5(e)は、認証エラー画像の一例(I35)を示す。認証エラー画像I35は、パターン記憶部103に矢印p05(図4(e))が示す入力パターン情報と一致する認証パターン情報が記憶されていないために、認証に失敗することで表示される画像である。
このように、本実施形態では、異なる操作入力のパターンを示すパターン情報毎に、異なる情報資源の範囲を示す動作モード情報を対応付けて記憶させておく。受け付けた操作入力が示すパターン情報と一致するパターン情報に対応する範囲の情報資源が利用可能になるように動作を制御する。これにより、多様なセキュリティレベルを示す動作モード情報のそれぞれがパターン情報に対応付けられるため、セキュリティ機能を解除するための操作が簡素化される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について前述と同一の部分に同一の符号を付して説明する。本実施形態に係る電子機器2の構成は、電子機器1(図1)と同様である。次に説明する例では、矢印p01〜p04(図4)で示される認証パターン情報に、それぞれシークレット全解除モード、シークレット解除モードA、シークレット解除モードB、通常モードが対応付けられている。シークレット全解除モードは、全ての秘密データと通常データを参照可能なデータとして含むデータグループ1を示す動作モードである。シークレット解除モードAは、一部の秘密データ(データグループA)と通常データを参照可能なデータとして含むデータグループ2を示す動作モードである。シークレット解除モードBは、他の一部の秘密データ(データグループB)と通常データを参照可能なデータとして含むデータグループ3を示す動作モードである。通常動作モードは、通常データを参照可能なデータとして含むデータグループ4を示す動作モードである。
図6は、本実施形態に係る起動画像の例を示す図である。
図6(a)は、起動画像の一例(I41)を示す。起動画像I41は、シークレット全解除モードで起動したときに表示される画像である。起動画像I41において、標識画像f3−2〜f3−4に係るファイルのデータが秘密データである。標識画像f3−2に示されたAの文字は、データグループAに属する秘密データであることを示す。標識画像f3−3、f3−4にそれぞれ示されたBの文字は、データグループBに属する秘密データであることを示す。
図6(b)は、起動画像のその他の例(I42)を示す。起動画像I42は、シークレット解除モードAで起動したときに表示される画像である。起動画像I42において、Aの文字が付された標識画像f3−2は、データグループAに属するデータを示す。また、一点破線で示された2個の四角形f3−3、f3−4は、標識画像f3−3、f3−4に係るデータを参照できないことを示す。
図6(c)は、起動画像のその他の例(I43)を示す。起動画像I43は、シークレット解除モードBで起動したときに表示される画像である。起動画像I43において、Bの文字が付された標識画像f3−3、f3−4は、データグループBに属する秘密データを示す。また、一点破線で示された1個の四角形f3−2は、標識画像f3−2に係るデータを参照できないことを示す。
図6(d)は、起動画像のその他の例(I44)を示す。起動画像I44は、通常モードで起動したときに表示される画像である。起動画像I44において、標識画像f1−1〜f3−1が、それぞれ通常データであって、すべての秘密データ、つまり標識画像f3−2〜f3−4に係るデータを参照できない。
なお、本実施形態では、秘密データの代わりに、又は秘密データとともに秘密にされるアプリケーション(秘密アプリケーション)が適用されていてもよい。
このように、本実施形態では、複数の認証パターン情報はそれぞれ異なる秘密の情報資源に対応付けられ、ある認証パターンデータに対応する秘密の情報資源のグループが、互いに異なる秘密の情報資源のグループの組み合わせであってもよい。これにより、秘密の情報資源の範囲が段階的に設定されていても、利用者が特定の段階に対応した認証パターンを入力して、直ちにその段階に係る範囲の秘密の情報資源を利用することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について前述と同一の部分に同一の符号を付して説明する。本実施形態に係る電子機器3の構成は、電子機器1(図1)と同様である。次に説明する例では、矢印p01、p02で示される認証パターン情報にビジネスモード、プライベートモードをそれぞれ示す動作モード情報が対応付けられている。ビジネスモードは、業務で利用するアプリケーションを実行可能なアプリケーションとして含むアプリケーショングループと業務で利用するデータ(例えば、社員や取引先の連絡先)データを参照可能なデータとして含むデータグループを示す動作モードである。プライベートモードは、私用で利用するアプリケーションを実行可能なアプリケーションとして含むアプリケーショングループや私用で利用するデータ(例えば、家族や友人の連絡先)を参照可能なデータとして含むデータグループを示す動作モードである。
図7は、本実施形態に係る起動画像の例を示す図である。
図7(a)は、起動画像の一例(I51)を示す。起動画像I51は、ビジネスモードで起動したときに表示される画像である。起動画像I51において、6個の標識画像f1−1〜f2−2のそれぞれに係る利用可能なアプリケーション又はデータを示す。
図7(b)は、起動画像の一例(I52)を示す。起動画像I52は、プライベートモードで起動したときに表示される画像である。起動画像I52において、9個の標識画像g1−1〜g3−1のそれぞれに係る利用可能なアプリケーション又はデータを示す。
このように、本実施形態では、複数の認証パターン情報はそれぞれ異なる場面で用いられる情報資源に対応付けられている。これにより、利用者が場面に応じた認証パターンを入力することにより、直ちにその場面に応じた情報資源を利用することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について前述と同一の部分に同一の符号を付して説明する。本実施形態に係る電子機器4の構成は、電子機器1(図1)と同様である。次に説明する例では、矢印p01、p02で示される認証パターン情報には、それぞれ通常モード、制限モードが対応付けられている。制限モードは、通常モードで利用できる情報資源の一部の利用が制限されている動作モードである。つまり、制限モードは、通常モードで実行可能なアプリケーションの一部のみが含まれるアプリケーショングループと、通常モードで参照可能なデータの一部のみが含まれるデータグループとを示す動作モードである。
図8は、本実施形態に係る起動画像の例を示す図である。
図8(a)は、起動画像の一例(I61)を示す。起動画像I61は、通常モードで起動したときに表示される画像である。起動画像I61において、6個の標識画像f1−1〜f2−2のそれぞれに係る利用可能なアプリケーション又はデータを示す。
図8(b)は、起動画像の一例(I62)を示す。起動画像I62は、制限モードで起動したときに表示される画像である。起動画像I62において、4個の標識画像f1−1〜f1−4のそれぞれに係る利用可能なアプリケーション又はデータを示す。起動画像I61に表示されていた標識画像f2−1、f2−2が表示されていないことは、標識画像f2−1、f2−2のそれぞれに係るアプリケーション又はデータの利用が制限されていることを示す。また、起動画像I62の下端に示されている標識画像b11、b12、b14にそれぞれ付されている図形(×印)d61、d62、d64は、標識画像b11、b12、b14のそれぞれに係るアプリケーションを利用できないことを示す。これにより、利用が制限されている情報資源の存在を利用者に示すことができる。例えば、特定の利用者、小児に通話制限やネットワークへのアクセス制限を施すことや、通話のシミュレーションを実行するアプリケーション(おもちゃ通話アプリ)等、一部の機能を省略したアプリケーションの実行を促すことができる
本実施形態では、複数の認証パターン情報は、それぞれ異なる利用者の属性と対応付けられ、それぞれの利用者の属性は、それぞれ異なる範囲の情報資源に対応付けられていてもよい。これにより、1回の認証パターンの入力操作により、ロックの解除と利用者に応じた異なる範囲の情報資源へのアクセス(ユーザ切替)を実現することができる。
なお、上述した実施形態では、動作モード情報は、この動作モード情報が示す利用可能な情報資源の範囲が広いほど複雑な認証パターンを示す認証パターン情報と対応付けられていてもよい。複数の図形のうちそれぞれ2個の図形の組の間を接続するグラフが認証パターンとして用いられている場合には、頂点となる図形の数や頂点間を接続する辺の数が多いほど、複雑な認証パターンを示す。そこで、パターン記憶部103には、実行可能なアプリケーション又は参照可能なデータの数が多くなるほど、入力可能なパターンの数が多くなるように図形や辺の閾値を設定しておく。パターン記憶部103は、それぞれの閾値よりも図形や辺の数が多いグラフを示す認証パターン情報であるとき、そのアプリケーションや参照可能なデータに係る動作モード情報と対応付けて記憶してもよい。
上述した実施形態において、プログラム実行部106が、ある1つの動作モード情報が示す実行可能なプログラム(アプリケーション、OSでもよい)を実行して新たにデータが生成されることがある。生成されたデータを参照可能なデータに含むように、動作制御部104は、その1つの動作モード情報を更新してもよい。これにより、その1つの動作モード情報に対応する認証パターンで認証された場合、その生成したデータが参照可能になり、他の認証パターンで認証された場合、その生成したデータへの参照が禁じられる。
この場合において、他の動作モード情報が示す実行可能なプログラムが、その1つの動作モード情報が示す実行可能なプログラムを含むとき、生成されたデータを参照可能なデータに含むように、動作制御部104は、他の動作モード情報を更新してもよい。これにより、当該他の動作モード情報に対応する認証パターンで認証された場合、そのデータは参照可能になる。
なお、上述した秘密データは、予め定めた暗号化関数で暗号化してデータ記憶部105に記憶されていてもよい。プログラム実行部106は、暗号化された秘密データが参照された場合には、プログラム実行部106は、その秘密データを復号したデータを参照する。
なお、上述した実施形態では、パターン記憶部103は、一方向関数でハッシュ化した認証パターンを示すパターン情報を記憶しておいてもよい。その場合、動作制御部104は、操作入力部102から入力された操作情報が示す認証パターンを、その一方向関数でハッシュ化し、データ記憶部105を参照して、そのハッシュ化した認証パターンと一致する認証パターンを示す認証パターン情報を検索してもよい。
なお、上述した実施形態における電子機器1の一部、例えば、動作制御部104及びプログラム実行部106をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、電子機器1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における電子機器1の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。電子機器1の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
なお、本発明は、以下の態様でも実施することができる。
(1)利用者の操作入力を受け付ける操作入力部と、それぞれ異なる操作入力のパターンを示す複数のパターン情報のそれぞれと利用可能な情報資源の範囲を示す動作モード情報とを対応付けて記憶するパターン記憶部と、前記操作入力部が受け付けた操作入力が示すパターン情報と一致するパターン情報に対応する動作モード情報が示す範囲の情報資源を利用できるように自機の動作を制御する動作制御部と、を備える電子機器。
(2)プログラムを実行してデータを参照するプログラム実行部を備え、前記動作モード情報は、前記プログラム実行部が参照可能なデータのグループを示すデータグループ情報を含み、前記動作制御部は、前記データグループ情報に基づいて前記プログラム実行部にデータを参照させるか否かを制御することを特徴とする(1)の電子機器。
(3)プログラムを実行してデータを参照するプログラム実行部を備え、前記動作モード情報は、実行可能なプログラムのグループを示すプログラムグループ情報を含み、前記動作制御部は、前記プログラムグループ情報に基づいて前記プログラム実行部にプログラムを実行させるか否かを制御することを特徴とする(2)の電子機器。
(4)前記プログラム実行部がプログラムを実行して生成したデータを、参照可能なデータに含むように前記動作モード情報を更新することを特徴とする(2)又は(3)の電子機器。
(5)前記パターン情報は、複数の図形の相互間を接続するか否かを示す情報であることを特徴とする(1)から(4)のいずれかの電子機器。
(6)電子機器における情報処理方法であって、利用者の操作入力を受け付ける操作入力過程と、それぞれ異なる操作入力のパターンを示す複数のパターン情報のそれぞれと、利用可能な情報資源の範囲を示す動作モード情報を対応付けて記憶するパターン記憶部に、前記操作入力過程で受け付けた操作入力が示すパターン情報と一致するパターン情報に対応する動作モード情報が示す範囲の情報資源を利用できるように前記電子機器の動作を制御する動作制御過程と、を有する情報処理方法。
(7)電子機器のコンピュータに、利用者の操作入力を受け付ける操作入力手順、それぞれ異なる操作入力のパターンを示す複数のパターン情報のそれぞれと、利用可能な情報資源の範囲を示す動作モード情報を対応付けて記憶するパターン記憶部に、前記操作入力手順で受け付けた操作入力が示すパターン情報と一致するパターン情報に対応する動作モード情報が示す範囲の情報資源を利用できるように前記電子機器の動作を制御する動作制御手順、を実行させる情報処理プログラム。
上述した(1)、(6)及び(7)によれば、利用者は、入力したパターン情報に応じて異なる範囲の情報資源を利用できるため、様々なレベルのセキュリティ機能を解除するための操作が簡素化される。
上述した(2)によれば、利用者は、入力したパターン情報に応じて異なる範囲のデータを参照することができる。
上述した(3)によれば、利用者は、入力したパターン情報に応じて異なる範囲のアプリケーションによる機能を利用することができる。
上述した(4)によれば、前回利用したときと同じ認証パターンで認証された場合、前回生成されたデータは参照可能になり、他の認証パターンで認証された場合、そのデータへの参照が禁じられるため、セキュリティの確保とデータの再利用を両立できる。
上述した(5)によれば、利用者は、パターン情報を直感的に記憶し、入力できるため、セキュリティの確保と情報資源の可用性を両立できる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1、2、3、4…電子機器、101…表示部、102…操作入力部、
103…パターン記憶部、104…動作制御部、105…データ記憶部、
106…プログラム実行部、107…プログラム記憶部、108…通信部、
109…バス

Claims (5)

  1. 利用者の操作入力を受け付ける操作入力部と、
    それぞれ異なる操作入力のパターンを示す複数のパターン情報のそれぞれと利用可能な情報資源の範囲を示す動作モード情報とを対応付けて記憶するパターン記憶部と、
    前記操作入力部が受け付けた操作入力が示すパターン情報と一致するパターン情報に対応する動作モード情報が示す範囲の情報資源を利用できるように制御する動作制御部と、
    を備える電子機器。
  2. プログラムを実行してデータを参照するプログラム実行部を備え、
    前記動作モード情報は、前記プログラム実行部が参照可能なデータのグループを示すデータグループ情報を含み、
    前記動作制御部は、前記データグループ情報に基づいて前記プログラム実行部にデータを参照させるか否かを制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. プログラムを実行してデータを参照するプログラム実行部を備え、
    前記動作モード情報は、実行可能なプログラムのグループを示すプログラムグループ情報を含み、
    前記動作制御部は、前記プログラムグループ情報に基づいて前記プログラム実行部にプログラムを実行させるか否かを制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記プログラム実行部がプログラムを実行して生成したデータを、参照可能なデータに含むように前記動作モード情報を更新することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 前記パターン情報は、複数の図形の相互間を接続するか否かを示す情報であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電子機器。
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