JP2014132936A - Performance variable generator of pachinko game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パチンコ遊技機の演出可動役物の技術に関する。 The present invention relates to a technique of a production movable accessory for a pachinko gaming machine.
従来、回転する演出部材(回転演出部材)を備えたパチンコ遊技機の演出可動役物の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。 2. Description of the Related Art Conventionally, the technology of a stage movable accessory for a pachinko machine equipped with a rotating stage member (rotation stage member) has been publicly known. For example, as described in Patent Document 1.
特許文献1に記載の演出可動役物(演出可動役物900)は、図22(a)及び(b)に示すように、回転軸911を支軸として回転可能な回転演出部材910と、駆動モータからの駆動力を回転軸911に伝達して回転演出部材910を回転させる歯車群(駆動歯車921、伝達歯車922及び入力歯車923)と、を具備する。回転軸911は前後方向に向けて配置され、略板状の回転演出部材910が当該回転軸911と直交するように設けられている。
As shown in FIGS. 22 (a) and 22 (b), the effect movable accessory described in Patent Document 1 (the effect movable accessory 900) is driven and rotated with a
このように構成された演出可動役物900において、駆動モータの駆動力により駆動歯車921を回転させると、当該回転が伝達歯車922及び入力歯車923を介して回転演出部材910へと伝達され、当該回転演出部材910を回転させる演出を行うことができる。
In the effect
しかしながら、上記演出可動役物900は、回転演出部材910の重心Gが、回転軸911の軸線方向から見て当該回転演出部材910の回転中心(回転軸911の軸線)と異なる位置にあるため、以下で述べるような問題が生じる。
However, since the center of gravity G of the
なお、以下の説明においては、回転演出部材910は、背面視で反時計回り方向(図22(c)の左図及び図22(d)の左図の白抜き矢印参照)に回転駆動されるものとする。
また、回転軸911の軸線を含み、かつ鉛直(上下)方向に平行な仮想平面(背面視においては、直線)をCLとする。
In the following description, the
A virtual plane (a straight line in the rear view) including the axis of the
図22(c)に示すように、回転演出部材910の重心Gが仮想平面CLよりも左側の領域(領域TL)にある場合、当該回転演出部材910に対して重力により背面視で時計回り方向の力が作用する。この力は、回転軸911を介して入力歯車923に作用する。このため、入力歯車923と伝達歯車922との歯合状態は、図22(c)の右図のようになる。
As shown in FIG. 22C, when the center of gravity G of the
この場合、伝達歯車922が背面視で時計回り方向(図中の白抜き矢印の方向)に回転駆動されるのに対し、入力歯車923は重力によって背面視で時計回り方向(図中の黒塗り矢印の方向)に回転しようとする。従って、入力歯車923の歯の下面は伝達歯車922の歯の上面と当接し、当該入力歯車923の歯が伝達歯車922の歯によって下方から押し上げられるようにして当該入力歯車923が回転する。
In this case, the
また、図22(d)に示すように、回転演出部材910が回転し、その重心Gが仮想平面CLよりも右側の領域(領域TR)に入った場合、当該回転演出部材910に対して重力により背面視で反時計回り方向の力が作用する。この力は、回転軸911を介して入力歯車923に作用する。このため、入力歯車923と伝達歯車922との歯合状態は、図22(d)の右図のようになる。
Further, as shown in FIG. 22D, when the
この場合、伝達歯車922が背面視で時計回り方向(図中の白抜き矢印の方向)に回転駆動されるのに対し、入力歯車923は重力によって背面視で反時計回り方向(図中の黒塗り矢印の方向)に回転しようとする。従って、入力歯車923の歯の上面は伝達歯車922の歯の下面と当接し、入力歯車923が回転しようとするのを伝達歯車922によって規制されながら、当該伝達歯車922の回転に追従するように入力歯車923が回転する。
In this case, the
このように、重力の作用によって入力歯車923が回転しようとする方向と、伝達歯車922の回転方向との関係は、仮想平面CLを境界に反転する。このため、回転演出部材910の重心Gが仮想平面CL(より具体的には、仮想平面CLのうち回転軸911より上側の部分)を通過するように変位する際に、瞬間的に入力歯車923が伝達歯車922に対して遊び(バックラッシ)の分だけ動く(すべる)ようになる。
Thus, the relationship between the direction in which the
また、回転演出部材910の重心Gが仮想平面CLのうち回転軸911より下側の部分を通過する際には、入力歯車923と伝達歯車922との歯合状態が切り替わる間、回転演出部材910の回転が一時的に停止するようになる。
Further, when the center of gravity G of the
このように、演出可動役物900においては、回転演出部材910の重心Gが仮想平面CLを通過するタイミングで、当該回転演出部材910の回転速度が一時的に変化し、回転速度がばらついて見栄えが悪くなる、という問題が生じる。
As described above, in the effect
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、回転演出部材の回転速度の変化を防止し、又は当該変化を目立たなくすることが可能なパチンコ遊技機の演出可動役物を提供することである。 The present invention has been made in view of the situation as described above, and the problem to be solved is a pachinko gaming machine capable of preventing a change in the rotation speed of the rotation effect member or making the change inconspicuous. It is to provide a moving movable character.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
即ち、請求項1においては、鉛直方向と交差する方向に向けられた軸線を中心に回転可能であり、軸線方向から見て回転中心と異なる位置に重心を有する回転演出部材と、前記回転演出部材と一体的に回転可能な第一の歯車と、前記第一の歯車と歯合する第二の歯車と、前記第二の歯車を駆動し、前記第一の歯車を介して前記回転演出部材を回転させる駆動源と、を具備するパチンコ遊技機の演出可動役物であって、前記回転演出部材の回転時に前記回転演出部材の回転を妨げる抵抗力を発揮する抵抗手段を備え、前記抵抗手段により、前記回転演出部材の回転に伴う前記重心の変位に起因して生じる前記第二の歯車に対する前記第一の歯車のすべりを防止又は軽減するものである。 That is, in claim 1, a rotation effect member that is rotatable about an axis that is directed in a direction that intersects the vertical direction, and that has a center of gravity at a position different from the rotation center as viewed from the axis direction, and the rotation effect member A first gear that can rotate integrally with the first gear, a second gear that meshes with the first gear, the second gear, and the rotation effect member via the first gear. A pachinko gaming machine that includes a drive source that rotates, and includes a resistance means that exerts a resistance force that prevents the rotation effect member from rotating when the rotation effect member rotates. The sliding of the first gear with respect to the second gear caused by the displacement of the center of gravity accompanying the rotation of the rotation effect member is prevented or reduced.
請求項2においては、前記抵抗手段として、前記回転演出部材を押圧して他の部材に押し付けることにより、当該回転演出部材の動摩擦力を増加させて前記抵抗力を発揮する押圧手段を用いるものである。
In
請求項3においては、前記抵抗手段として、ロータリーダンパを用いるものである。 According to a third aspect of the present invention, a rotary damper is used as the resistance means.
請求項4においては、前記回転演出部材に取り付けられ、当該回転演出部材の重心を前記軸線に近づけるための重りをさらに具備するものである。 According to a fourth aspect of the present invention, there is further provided a weight attached to the rotation effect member and configured to bring the center of gravity of the rotation effect member closer to the axis.
本発明は、抵抗手段により回転演出部材の回転を妨げる抵抗力を発揮することで、回転演出部材の重心の変位に起因して生じる第二の歯車に対する第一の歯車のすべりを防止または軽減し、ひいては回転演出部材の回転速度の変化を防止し、又は当該変化を目立たなくすることができる。 The present invention prevents or reduces slippage of the first gear with respect to the second gear caused by displacement of the center of gravity of the rotation effect member by exerting a resistance force that prevents the rotation effect member from rotating by the resistance means. As a result, a change in the rotation speed of the rotation effect member can be prevented, or the change can be made inconspicuous.
まず、本発明に係るパチンコ遊技機の一実施形態に係る遊技機1の全体的な構成について、図面を用いて説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
First, an overall configuration of a gaming machine 1 according to an embodiment of a pachinko gaming machine according to the present invention will be described with reference to the drawings.
In the following description, when the gaming machine 1 is viewed from the player, the front side is defined as the front side of the gaming machine 1 and the back side is defined as the rear side of the gaming machine 1 to define the front-rear direction. Further, when the gaming machine 1 is viewed from the player, the left and right directions are defined with the left hand side as the left side of the gaming machine 1 and the right hand side as the right side of the gaming machine 1.
遊技機1は、図1から図3が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
As shown in FIGS. 1 to 3, the gaming machine 1 is mainly formed by attaching various gaming parts to a frame constituted by an
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
The
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、窓枠4と、下皿ユニット5と、遊技盤6と、が設けられる。
The middle frame 3 is a frame formed in a substantially rectangular tube shape with front and rear surfaces opened. The middle frame 3 is rotatably supported by a front opening of the
窓枠4は、中央が開口された略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の中央には、正面視で略円形状の窓枠開口部7が形成される。窓枠開口部7は、透明板19により被覆される。窓枠開口部7の下部には、発射前の遊技球が貯溜される上皿8が配設される。窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ9がそれぞれ配設される。
The window frame 4 is a frame formed in a substantially flat plate shape with an opening at the center. The window frame 4 is arranged over substantially the entire surface except for the lower part of the middle frame 3 in a front view. The window frame 4 is rotatably supported by a front opening of the middle frame 3 via a hinge member. A substantially circular
下皿ユニット5は、中枠3の下部であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット5の中央には、上皿8から溢れた遊技球が貯溜される下皿17が配設される。下皿ユニット5の右部であって下皿17の右方には、発射ハンドル18が配設される。発射ハンドル18は、上皿8に貯溜された遊技球を発射可能に構成される。
The
遊技盤6は、遊技球が転動する領域である遊技領域25が形成される部材である。遊技盤6は、窓枠4の後方であって、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。遊技盤6は、中枠3に着脱可能に取り付けられる。なお、遊技盤6の遊技領域25は、窓枠4の窓枠開口部7の後方に配置され、前方から透明板19を介して視認可能に構成される。
The game board 6 is a member in which a
次に、遊技盤6の構成について、図3を用いてさらに詳細に説明する。 Next, the configuration of the game board 6 will be described in more detail with reference to FIG.
遊技盤6は、図3に示すように、遊技板10と、ガイドレール11と、センター役物12と、図柄表示装置13と、可変入賞装置14と、大入賞装置15と、アウト口16と、演出可動役物100等により構成される。
As shown in FIG. 3, the game board 6 includes a
遊技板10は、四隅が適宜に切り欠けられた略平板状に形成される部材である。遊技板10には、遊技盤6を構成する各種の遊技部品が取り付けられる。遊技板10は、アクリル樹脂やポリカーボネート(PC)等の透過性を有する部材によって形成される。
The
ガイドレール11は、略円弧帯状に形成される部材である。ガイドレール11は、遊技板10に、前方へ向けて立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール11は、正面視で略円形状を形成するように配置される。なお、遊技板10においてガイドレール11によって略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域25として構成される。
The
センター役物12は、その外観により遊技板10を装飾する部材である。センター役物12は正面視で略環状であって、その中央にセンター開口部27が前後方向に貫通して形成される。センター役物12は、遊技板10を前後方向に貫通するように当該遊技板10の中央から上部に渡って形成される孔に前方から挿入され、ボルト等によって取り付けられる。
The
図柄表示装置13は、前方を臨むように配設された液晶画面26に図柄や数字等の変動(図柄遊技)を表示するように構成される装置である。図柄表示装置13は、遊技板10の後方に配置される。より詳細には、図柄表示装置13の液晶画面26が、遊技板10に取り付けられたセンター役物12のセンター開口部27の後方に配置される。これによって、前方からセンター開口部27を介して液晶画面26に表示される図柄遊技を視認することができる。
The
可変入賞装置14は、所定の作動条件に応じて左右一対の可動片28が開閉作動し、始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)可能な開放状態と入球(入賞)不能な閉塞状態とに切り替え可能に構成される装置である。可変入賞装置14は、遊技領域25の中央下部であって図柄表示装置13の下方に配置される。なお、可変入賞装置14は、前記開放状態において始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
The variable winning device 14 opens and closes a pair of left and right movable pieces 28 in accordance with a predetermined operating condition, and an open state in which a game ball can enter (win) and a block that cannot enter (win) a winning. It is a device that can be switched to a state. The variable winning device 14 is arranged at the lower center of the
大入賞装置15は、所定の大当たり抽選により大当たりが選択されると、大入賞口15aを開放して遊技球が入球(入賞)可能に構成される装置である。大入賞装置15は、遊技領域25の右部であって図柄表示装置13の右下方に配置される。なお、大入賞装置15は、開放した大入賞口15aに遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
The
アウト口16は、遊技領域25を転動する遊技球が、大入賞口15aや始動入賞口14a等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域25の最下部に配置される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
The out
演出可動役物100は、本発明に係る演出可動役物の一実施形態であり、所定の演出動作を行うことにより、遊技者に視覚的な印象(インパクト)を与え、その遊技者の興趣を高めるものである。演出可動役物100は、前後方向において、図柄表示装置13(液晶画面26)の前方かつセンター役物12の後方に配置され、液晶画面26の上方(センター開口部27の上部)に配置される。
The effect
次に、図3から図13までを用いて、第一実施形態に係る演出可動役物100の構成について詳細に説明する。
Next, the configuration of the effect
図3から図7までに示す演出可動役物100は、所定の装飾が回転する様子を遊技者に視認させることで、当該遊技者に視覚的な印象(インパクト)を与え、その遊技者の興趣を高めるものである。より詳細には、演出可動役物100は、所定のキャラクターが一方向に回転すると共に、その背景(街並み)が他の方向に回転することで、当該キャラクターがあたかも街並みの中を歩いているかのような印象を遊技者に与えるものである。演出可動役物100は、主としてベース部材110、第一可動演出部材120、環状部材130、第二可動演出部材140、入力歯車150、コイルばね160、回転駆動機構170及び揺動駆動機構180を具備する。
The effect
図4から図7までに示すベース部材110は、演出可動役物100の主たる構造体となるものである。ベース部材110は、後方が開放された略箱状に形成される。ベース部材110は、左右方向に延設された正面視で略矩形状の部分(アーム部)と、当該アーム部の右端に形成された正面視で略円形状の部分(本体部)と、を具備する。ベース部材110の前記本体部は、その円形の中央部が開口されている。ベース部材110は、前記アーム部の左端部において遊技盤6に支持される。ベース部材110には、裏蓋体111が取り付けられる。
The
図5、図6、図8及び図9に示す裏蓋体111は、ベース部材110の開放された後部を閉塞するものである。裏蓋体111は、背面視でベース部材110と略同一形状(一回り小さい形状)となるように形成される。裏蓋体111は、ベース部材110の開放された後部内に挿入された状態で当該ベース部材110に取り付けられ、当該ベース部材110の開放された後部を閉塞する。
The
図4、図5、図9及び図10に示す第一可動演出部材120は、所定の装飾が施されるものである。第一可動演出部材120は、略平板状に形成されると共に、正面視で略円環状となるように形成される。第一可動演出部材120の正面視における内径部には、街並み(種々の建築物)が想起されるような凹凸の装飾が形成される。
The first
図5、図7及び図9、並びに図11から図13までに示す環状部材130は、正面視で略円環状となるように形成される略平板状の部材である。環状部材130の外径は、第一可動演出部材120の外径と略同一(若干大きい程度)となるように形成される。環状部材130の外側面には、複数の歯によって外側歯車131が形成される。環状部材130の内側面には、複数の歯によって内側歯車132が形成される。環状部材130は、第一可動演出部材120と同一軸線上に配置された状態で、当該第一可動演出部材120の後側面に固定される。環状部材130は、裏蓋体111に設けられた3つの押さえ部材111a・111a・・・によって、当該裏蓋体111に回動可能かつ脱落しないように取り付けられる。
The
図4、図5及び図9に示す第二可動演出部材140は、本発明に係る回転演出部材の実施の一形態であり、所定の装飾が施されるものである。第二可動演出部材140は、主として背景部141、本体部142及び揺動部143を具備する。
The second
図4、図5及び図7、並びに図10から図13までに示す背景部141は、正面視で略円形状となるように形成される略平板状の部材である。背景部141の外径は、環状部材130の内径と略同一(若干小さい程度)となるように形成される。背景部141は、環状部材130の後方から当該環状部材130の内側に挿入され、第一可動演出部材120のすぐ後方に配置される。これによって、第一可動演出部材120の中央の開口部を介して背景部141の中央部が正面から視認可能となる。背景部141には、回転軸141a及び揺動軸141bが設けられる。
The
図5から図7まで、並びに図12及び図13に示す回転軸141aは、背景部141の後側面中央に固定され、後方に向けて延設される略円柱状の部材である。回転軸141aの後端は、ベース部材110の裏蓋体111を挿通して当該裏蓋体111の後方に突出するように設けられる。
The
図5及び図10に示す揺動軸141bは、背景部141の前側面中央(回転軸141aと同一軸線上)に形成され、前方に向けて延設される略円柱状の部分である。
The
図4、図5及び図9に示す本体部142は、所定のキャラクター(本実施形態においては、人物)の頭部、胴体部及び両腕を模した装飾が施された部材である。本体部142は、背景部141の前側面に固定される。
The
図4、図5、図9及び図10に示す揺動部143は、前記所定のキャラクター(人物)の両足を模した装飾が施された部材である。揺動部143は略平板状に形成される。揺動部143は背景部141の前方かつ本体部142の後方に配置される。揺動部143の上端部は、背景部141の揺動軸141bによって回動可能に支持される。揺動部143の下端部には、上記の両足を模した装飾が施される。揺動部143の上下中途部には、当該揺動部143を前後方向に貫通するようにして長孔143aが形成される。揺動部143の上端部から上下中途部に亘っては、前方から本体部142によって隠蔽された状態になり、正面からはその下端部(すなわち、両足を模した装飾の部分)のみが視認可能となる。
The swinging
図5から図7まで、並びに図11及び図13に示す入力歯車150は、本発明に係る第一の歯車の実施の一形態であり、その軸線を前後方向に向けた状態で配置される平歯車である。入力歯車150は、回転軸141aの後端に固定される。入力歯車150は裏蓋体111の後方に配置され、当該裏蓋体111の後方に突出した回転軸141aの後端部に固定される。
The
図5、図8、図12及び図13に示すコイルばね160は、本発明に係る抵抗手段及び押圧手段の実施の一形態であり、裏蓋体111と第二可動演出部材140の背景部141との間に配置される圧縮ばねである。コイルばね160は、回転軸141aに挿通された状態で、その一端(後端)を裏蓋体111に、その他端(前端)を背景部141に、それぞれ当接させて配置される。この際、コイルばね160は、自然長から圧縮された状態で当該裏蓋体111と背景部141との間に配置されており、当該コイルばね160の弾性力によって、背景部141が裏蓋体111に対して前方へと付勢(押圧)されることになる。
A
コイルばね160によって背景部141が前方へと付勢されると、当該背景部141の前側面の一部(具体的には、背景部141の外周端部近傍)が第一可動演出部材120の後側面の一部(具体的には、第一可動演出部材120の内周端部近傍)に押し付けられる。これによって、後述するように背景部141が回転する際には、当該押し付けられた部分において動摩擦力が発生(増加)し、当該背景部141が回転し難くなる。すなわちコイルばね160は、背景部141の回転を妨げる抵抗力を発揮することができる。
When the
図7及び図13に示す回転駆動機構170は、第一可動演出部材120及び第二可動演出部材140を回転駆動させるためのものである。回転駆動機構170は、主としてモータ171、第一歯車172、長歯車173及び第二歯車174を具備する。
The
図7に示すモータ171は、本発明に係る駆動源の一実施形態であり、駆動力を発生させるものである。モータ171は、ベース部材110のアーム部に固定される。
A
図7から図9まで、並びに図13に示す第一歯車172は、その軸線を前後方向に向けた状態で配置される平歯車である。第一歯車172は、モータ171の右方においてベース部材110の裏蓋体111に回動可能に支持される。第一歯車172はモータ171の出力軸と連結され、当該モータ171の駆動力によって回転駆動される。
The
図6から図9まで、並びに図13に示す長歯車173は、その軸線を前後方向に向けた状態で配置される平歯車である。長歯車173は、第一歯車172の右方においてベース部材110の裏蓋体111に回動可能に支持され、当該第一歯車172と歯合される。長歯車173は前後方向(軸線方向)にやや長く形成され、その前端部近傍で環状部材130の外側歯車131と歯合される。
The
図6、図7及び図13に示す第二歯車174は、その軸線を前後方向に向けた状態で配置される平歯車である。第二歯車174は、長歯車173の右方においてベース部材110の裏蓋体111に回動可能に支持され、当該長歯車173の後端部近傍と歯合される。また、第二歯車174は、入力歯車150と歯合される。
The
図5及び図7、並びに図11から図13までに示す揺動駆動機構180は、第二可動演出部材140の揺動部143を、本体部142に対して揺動させるためのものである。揺動駆動機構180は、主として歯車ケース181、第三歯車182及び第四歯車183を具備する。
The
歯車ケース181は、略箱状に形成される部材である。歯車ケース181は、第二可動演出部材140の背景部141の後側面に固定される。
The
第三歯車182は、その軸線を前後方向に向けた状態で配置される平歯車である。第三歯車182は、歯車ケース181の内部に配置され、当該歯車ケース181に回動可能に支持される。第三歯車182の一部は歯車ケース181よりも外側に(背面視で背景部141の外側に向かって)突出され、当該部分において環状部材130の内側歯車132と歯合される。
The
第四歯車183は、その軸線を前後方向に向けた状態で配置される平歯車である。第四歯車183は、歯車ケース181の内部(背面視で第三歯車182よりも内側)に配置され、当該歯車ケース181に回動可能に支持される。第四歯車183は、第三歯車182と歯合される。第四歯車183には、カム部183aが形成される。
The
図5及び図10に示すカム部183aは、正面視で略円形状となるように形成される部分である。カム部183aは、第四歯車183の軸線に対して偏心するように、当該第四歯車183の前方に当該第四歯車183と一体的に形成される。カム部183aは、第二可動演出部材140の背景部141を挿通するようにして、揺動部143の長孔143a内に配置される。
The
次に、図4、図7及び図10を用いて、上述の如く構成された演出可動役物100の動作の様子について説明する。
Next, with reference to FIG. 4, FIG. 7, and FIG. 10, the behavior of the effect
図7に示すように、モータ171の駆動力によって第一歯車172が背面視で時計回りに回転すると、当該第一歯車172と歯合された長歯車173が背面視で反時計回りに回転する。
As shown in FIG. 7, when the
長歯車173が背面視で反時計回りに回転すると、第二歯車174を介して入力歯車150が背面視で反時計回りに回転する。当該入力歯車150は第二可動演出部材140の回転軸141aに固定されているため、当該第二可動演出部材140全体が背面視で反時計回りに回転する。すなわち、図4に示すように、第二可動演出部材140の本体部142及び揺動部143(人物)が正面視で時計回りに回転する。
When the
またこの際、図7に示すように、第二可動演出部材140(具体的には、背景部141)に固定された歯車ケース181も当該背景部141と共に背面視で反時計回りに回転する。当該歯車ケース181に支持された第三歯車182は環状部材130の内側歯車132と歯合しているため、当該第三歯車182は背面視で時計回りに回転する。第三歯車182が時計回りに回転すると、当該第三歯車182と歯合された第四歯車183、及び当該第四歯車183に形成されたカム部183aは背面視で反時計回り(図10に示す正面視で時計回り)に回転する。
At this time, as shown in FIG. 7, the
カム部183aが正面視で時計回りに回転すると、当該カム部183aの回転中心(軸線)は偏心しているため、当該カム部183aによって揺動部143が左右に交互に押される。これによって、第二可動演出部材140全体が回転するのに伴って、揺動部143は本体部142に対して揺動することになる。このようにして、図4に示すように、本体部142及び揺動部143によって形作られた人物が、その両足(揺動部143)を振りながら歩いている様子を表現することができる。
When the
一方、図7に示すように、長歯車173が背面視で反時計回りに回転すると、当該長歯車173と歯合された環状部材130が背面視で時計回りに回転する。当該環状部材130が背面視で時計回りに回転すると、当該環状部材130に固定された第一可動演出部材120も背面視で時計回り(図4に示す正面視で反時計回り)に回転する。すなわち、当該第一可動演出部材120によって表現された街並みが正面視で反時計回りに回転する。
On the other hand, as shown in FIG. 7, when the
このように、第二可動演出部材140によって形作られた人物が正面視で時計回りに回転すると共に、その背景としての街並みが表現された第一可動演出部材120が正面視で反時計回りに回転することで、当該人物が街並みの中を歩いている様子を表現することができる。
As described above, the person formed by the second
次に、図11、図14から図16まで、並びに図22を用いて、第二可動演出部材140の回転速度の急な変化を回避するための機構について、詳細に説明する。
Next, a mechanism for avoiding a sudden change in the rotation speed of the second
なお、以下では説明を簡略化するため、図14から図16までに示すような模式図を用いて説明を行う。
また、第二可動演出部材140(回転軸141a)の軸線を含み、かつ鉛直(上下)方向に平行な仮想平面(背面視においては、直線)をCLとする。
In the following, in order to simplify the description, description will be made using schematic diagrams as shown in FIGS.
Further, a virtual plane (a straight line in the rear view) including the axis of the second movable effect member 140 (rotating
図14に示すように、第二可動演出部材140は、背景部141の前側面の一部に本体部142及び揺動部143が取り付けられた構成となっている。また、さらに言えば、当該背景部141の後側面には揺動駆動機構180も取り付けられている(図11等参照)。このように、種々の部材が重量のバランスを特に考慮することなく背景部141に取り付けられているため、第二可動演出部材140全体の重心Gは、図14に示すように回転軸141aの軸線方向(前後方向)から見て第二可動演出部材140の回転中心(回転軸141aの軸線)と異なる位置(第二可動演出部材140の軸線(回転軸141aの軸線)と交わることのない位置)にある。
As shown in FIG. 14, the second
このように、重心Gが前後方向から見て回転軸141aの軸線と異なる位置にある状態で、互いに歯合された歯車(入力歯車150及び第二歯車174)を介して第二可動演出部材140を単に回転させると、前述の従来の技術(図22参照)のような問題が生じるおそれがある。
As described above, the second
しかしながら、図15に示すように、本実施形態に係る演出可動役物100においては、コイルばね160によって背景部141が前方へと付勢(押圧)されている。このため、背景部141の前側面の一部(具体的には、背景部141の外周端部近傍(図15中のFで示した部分))が第一可動演出部材120の後側面の一部(具体的には、第一可動演出部材120の内周端部近傍(部分F))に押し付けられる。背景部141が回転する際には、上記の第一可動演出部材120に押し付けられた部分Fにおいて動摩擦力が発生し、当該背景部141が回転し難くなる。
However, as shown in FIG. 15, in the effect
このコイルばね160によって発生する動摩擦力は、具体的には、第二可動演出部材140が自らに作用する重力によって回転しない程度に大きい力である。また、当該動摩擦力は、モータ171によって第二可動演出部材140を無理なく(モータ171に過度の負荷がかかることなく)回転駆動させることが可能な程度に小さい力であるものが望ましい。当該動摩擦力は、コイルばね160を設計変更することや、背景部141と第一可動演出部材120とが当接する部分Fの面積や表面粗さを変更することによって、任意に設定することができる。
Specifically, the dynamic friction force generated by the
このように構成された演出可動役物100の第二可動演出部材140が、背面視で反時計回り(図16(a)の左図及び図16(b)の左図の白抜き矢印参照)に回転駆動される。
The second
図16(a)に示すように、第二可動演出部材140の重心Gが仮想平面CLよりも左側の領域(領域TL)にある場合、当該第二可動演出部材140に対して重力により背面視で時計回り方向の力が作用している。
As shown in FIG. 16 (a), when the center of gravity G of the second
またこの場合、第二歯車174は背面視で時計回りに回転駆動されている。従って、入力歯車150の歯の下面は第二歯車174の歯の上面と当接し、当該入力歯車150の歯が第二歯車174の歯によって下方から押し上げられるようにして当該入力歯車150が回転する。この状態においては、入力歯車150は、第二歯車174に追従して回転することになる。
In this case, the
なお、前記「追従」とは、第二歯車174の回転数(rpm)に対する入力歯車150の回転数(rpm)の比が一定のまま、当該入力歯車150が回転している状態をいう。
The “following” refers to a state in which the
また、図16(b)に示すように、第二可動演出部材140が回転し、その重心Gが仮想平面CLよりも右側の領域(領域TR)に入った(変位した)場合、当該第二可動演出部材140に対して重力により背面視で反時計回り方向の力が作用する。しかし、当該第二可動演出部材140にはコイルばね160によって自らに作用する重力によって回転しない程度の動摩擦力が発生している。従って、当該重力によって第二可動演出部材140に固定された入力歯車150が、背面視で反時計回り(図16(b)の右図の破線矢印参照)に回転することはない。
Further, as shown in FIG. 16B, when the second
一方、第二歯車174は背面視で時計回りに回転駆動されている。従って、入力歯車150の歯の下面は第二歯車174の歯の上面と当接し、当該入力歯車150の歯が第二歯車174の歯によって下方から押し上げられるようにして当該入力歯車150が回転する。この状態においても、入力歯車150は、第二歯車174に追従して回転することになる。
On the other hand, the
このように、仮想平面CLを境界に、重力によって第二可動演出部材140に作用する力の方向(回転方向)は反転するものの、コイルばね160による動摩擦力が発生しているため、第二可動演出部材140は自らに作用する重力によって回転することはない。従って、従来の技術(図22参照)のように、第二可動演出部材140の重心Gが仮想平面CL(より具体的には、仮想平面CLのうち回転軸141aより上側の部分)を通過する際に、一時的(瞬間的)に入力歯車150が遊び(バックラッシ)の分だけ動く(すべる)ことが無くなる。
Thus, although the direction (rotation direction) of the force acting on the second
また、第二可動演出部材140の重心Gが仮想平面CLのうち回転軸141aより下側の部分を通過する際にも、第二可動演出部材140の回転が一時的に停止するようなことが無くなる。
Further, when the center of gravity G of the second
このように、本実施形態に係る演出可動役物100においては、第二可動演出部材140の重心Gの位置にかかわらず、常に入力歯車150と第二歯車174とが一定の歯合状態(すなわち、入力歯車150の歯の下面が第二歯車174の歯の上面と当接する状態)であるため、重心Gが仮想平面CLを通過するタイミングにおいても第二歯車174の回転に追従して入力歯車150(第二可動演出部材140)が回転し、第二可動演出部材140の回転速度が一時的に変化することがない。
As described above, in the effect
以上の如く、本実施形態に係る遊技機1(パチンコ遊技機)の演出可動役物100は、前後方向に向けられた軸線を中心に回転可能であり、軸線方向から見て回転中心と異なる位置に重心Gを有する第二可動演出部材140(回転演出部材)と、第二可動演出部材140と一体的に回転可能な入力歯車150(第一の歯車)と、入力歯車150と歯合する第二歯車174(第二の歯車)と、第二歯車174を駆動し、入力歯車150を介して第二可動演出部材140を回転させるモータ171(駆動源)と、を具備する遊技機1の演出可動役物100であって、第二可動演出部材140の回転時に第二可動演出部材140の回転を妨げる抵抗力を発揮する抵抗手段を備え、前記抵抗手段により、第二可動演出部材140の回転に伴う重心Gの変位に起因して生じる第二歯車174に対する入力歯車150のすべりを防止するものである。
As described above, the effect
また、本実施形態に係る遊技機1の演出可動役物100は、前記抵抗手段として、第二可動演出部材140を押圧して第一可動演出部材120(他の部材)に押し付けることにより、当該第二可動演出部材140の動摩擦力を増加させて前記抵抗力を発揮するコイルばね160(押圧手段)を用いるものである。
In addition, the effect
このように構成することにより、コイルばね160により第二可動演出部材140を回転し難くすることで、第二可動演出部材140の重心Gが仮想平面CLを通過する際に入力歯車150が第二歯車174の駆動に追従するようにし、第二可動演出部材140を一定の回転速度で回転させることができる。すなわち、第二歯車174に対する入力歯車150のすべりを防止し、ひいては第二可動演出部材140の回転速度の変化を防止することができる。
By configuring in this way, it is difficult for the second
なお、上記実施形態においては、コイルばね160によって第二可動演出部材140(背景部141)に発生する動摩擦力は、第二可動演出部材140が自らに作用する重力によって回転しない程度に大きい力であるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。
In the above embodiment, the dynamic frictional force generated in the second movable effect member 140 (background portion 141) by the
例えば、当該動摩擦力は、第二可動演出部材140が自らに作用する重力によって回転はするものの、その回転速度がコイルばね160を設けない場合に比べて遅くなる程度の力であっても良い。すなわち、第二可動演出部材140を重力の作用によって回転し難くすることができる程度の動摩擦力であっても良い。
For example, the dynamic frictional force may be a force that causes the second
この場合、第二可動演出部材140の重心Gが仮想平面CLを通過する際に、入力歯車150が遊び(バックラッシ)の分だけ動く(すべる)ことになる。しかし、当該第二可動演出部材140には、領域TLから領域TRに亘って、重力の作用によって回転し難くなる程度の動摩擦力が発生しているため、当該動く速度(仮想平面CLを通過する際に遊びの分だけ動く速度)を遅くする(入力歯車150のすべりを軽減する)ことができる。これによって、第二可動演出部材140の回転速度の急な変化を回避することができ、当該回転速度の変化を目立たなくすることができる。
In this case, when the center of gravity G of the second
以下では、演出可動役物100の他の実施形態について説明する。
Hereinafter, another embodiment of the effect
まず、図4、図7及び図17を用いて、第二実施形態に係る演出可動役物200について説明する。
First, the effect
図17に示す第二実施形態に係る演出可動役物200が第一実施形態に係る演出可動役物100と異なる点は、第一可動演出部材120が回転しない点である。
The difference between the effect
この場合、環状部材130の外側歯車131を無くしたり、当該環状部材130自体を無くしたりして、図7等に示すような長歯車173と環状部材130との歯合を解く。また、第一可動演出部材120を図17に示すようにベース部材110に固定(又は一体的に形成)する。
In this case, the
このように、第一実施形態に係る演出可動役物100においては、第二可動演出部材140の背景部141が押し付けられる第一可動演出部材120は、当該第二可動演出部材140とは逆方向に回転するものとしたが(図4等参照)、本発明はこれに限るものではなく、背景部141が押し付けられる部材(第一可動演出部材120)は回転しない部材であっても良い。その他、第一可動演出部材120は、第二可動演出部材140と同じ方向に回転する構成とすることも可能である。
As described above, in the effect
次に、図15及び図18を用いて、第三実施形態に係る演出可動役物300について説明する。
Next, the effect
図18に示す第三実施形態に係る演出可動役物300が第一実施形態に係る演出可動役物100と異なる点は、コイルばね160が背景部141を後方へと付勢している点である。
The stage
この場合、コイルばね160を背景部141の前方(背景部141と第一可動演出部材120との間)に配置する。この際、当該コイルばね160を前方から受けるために、第一可動演出部材120にばね受け部120aを適宜形成する。
In this case, the
このように構成された演出可動役物300においては、背景部141はコイルばね160によって後方へと付勢され、裏蓋体111に押し付けられる。この押し付けられた部分F(本実施形態においては、背景部141と裏蓋体111のボス部とが当接した部分)において動摩擦力が発生し、当該背景部141が回転し難くなる。
In the effect
このように、第一実施形態に係る演出可動役物100においては、コイルばね160は背景部141を前方に付勢するものとしたが(図15等参照)、本発明はこれに限るものではなく、背景部141を後方に付勢するものであっても良い。すなわち、背景部141を他の部材に押し付けて回転し難くすることができれば、付勢する方向を限定するものではない。
As described above, in the effect
なお、上記各実施形態(第一実施形態から第三実施形態まで)においては、本発明に係る押圧手段(抵抗手段)の実施の一形態としてコイルばね160を用いるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第二可動演出部材140を付勢(押圧)して当該第二可動演出部材140の動摩擦力を増加させることができるものであれば、その他の部材(例えば、引っ張りコイルばね、皿ばね、板ばね等)を用いることも可能である。
In each of the above embodiments (from the first embodiment to the third embodiment), the
次に、図15及び図19を用いて、第四実施形態に係る演出可動役物400について説明する。
Next, the effect
図19に示す第四実施形態に係る演出可動役物400が第一実施形態に係る演出可動役物100と異なる点は、本発明に係る抵抗手段として、コイルばね160に代えてロータリーダンパ190を具備する点である。
The stage
ロータリーダンパ190は、その内部に充填されたオイルの粘性抵抗を利用して、回転運動する部材に制動力を作用させる(制動する)ものである。ロータリーダンパ190は、回転軸141aの後方に配置される。ロータリーダンパ190は、その回転軸を回転軸141aと連結される。ロータリーダンパ190は、図示しない取付部材を介してベース部材110に固定される。
The
このように構成された演出可動役物400においては、ロータリーダンパ190の粘性抵抗によって回転軸141aを制動し、ひいては背景部141(第二可動演出部材140)を回転し難くすることができる。
In the effect
このように、第一実施形態に係る演出可動役物100においては、コイルばね160によって第二可動演出部材140を回転し難くするものとしたが(図15等参照)、本発明はこれに限るものではなく、第四実施形態に係るロータリーダンパ190を用いるなど、第二可動演出部材140を回転し難くすることができる構成であれば良い。
As described above, in the effect
次に、図7及び図20を用いて、第五実施形態に係る演出可動役物500について説明する。
Next, the effect
図20に示す第五実施形態に係る演出可動役物500が第一実施形態に係る演出可動役物100と異なる点は、入力歯車150を設けていない点である。
また、第五実施形態に係る演出可動役物500においては、第二実施形態に係る演出可動役物200と同様に第一可動演出部材120を回転させない構成とし、かつ第四実施形態に係る演出可動役物400と同様にロータリーダンパ190を具備している。
The stage
Further, in the effect
この場合、背景部141の外側面に歯車141cを形成する。当該歯車141cを、回転駆動機構170と連動するように、例えば長歯車173(図7等参照)等と歯合させる。
In this case, the
このように、第一実施形態に係る演出可動役物100においては、入力歯車150を回転軸141aに固定し、当該入力歯車150を介して第二可動演出部材140が回転駆動されるものとしたが(図7等参照)、本発明はこれに限るものではなく、入力歯車150を用いることなく背景部141自身に歯車141cを形成し、当該歯車141cを介して第二可動演出部材140を回転駆動させる構成であっても良い。すなわち、歯車を介して駆動力が伝達され、第二可動演出部材140が回転駆動される構成であれば、その歯車の形態を限定するものではない。
As described above, in the effect
次に、図14、図19及び図21を用いて、第六実施形態に係る演出可動役物600について説明する。
Next, an effect
図21に示す第六実施形態に係る演出可動役物600が第一実施形態に係る演出可動役物100と異なる点は、第二可動演出部材140(背景部141)に重り141dが設けられる点である。
The stage
重り141dは、第二可動演出部材140の背景部141の前側面に固定される。重り141dは、正面視で回転軸141aを挟んで第二可動演出部材140の重心Gと略反対側に配置される。この際用いられる重り141dの重量は、第二可動演出部材140の重心Gが、重り141dが設けられていない場合に比べて回転軸141aの軸線に近づくように(図21(b)の矢印参照)選定される。
The
このように構成された演出可動役物600においては、第一実施形態に係る演出可動役物100に比べて第二可動演出部材140の重心Gが回転軸141aの軸線に近づくため、当該第二可動演出部材140の重量バランスが改善する。これによって、第一実施形態の場合に比べて弱い弾性力(付勢力)のコイルばね160を用いて、第二可動演出部材140を第一実施形態と同様に回転し難くすることができるようになる。
In the effect
このように、重り141dによって第二可動演出部材140の重量バランスを改善することによって、コイルばね160の弾性力を弱く設定することができ、ひいてはモータ171の負荷を低減したり、背景部141と第一可動演出部材120とが接する部分(図14中の部分F参照)の摩耗を抑制したりすることができる。
In this way, by improving the weight balance of the second
なお、重り141dの重量や取付位置を調整し、第二可動演出部材140の重心Gを回転軸141aの軸線上に移動させることで、コイルばね160を廃止することも理論上可能である。しかしこの場合、重り141dを用いた第二可動演出部材140の重量バランスの緻密な調整が必要になり、また製品ごとの個体差に応じて1つ1つ重量バランスの調整が必要であるため、製造が困難になる。また、当該演出可動役物を用いた遊技機1の稼働中に部品の劣化が生じて第二可動演出部材140の重量バランスが崩れた場合、対応できなくなる。よって、本実施形態の如く、重り141dとコイルばね160を組み合わせた構成とすることが望ましい。
It is theoretically possible to eliminate the
なお、本実施形態においては、重り141dとコイルばね160とを組み合わせる構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、コイルばね160に代えてロータリーダンパ190(図19等参照)を組み合わせるなど、第二可動演出部材140を回転し難くすることができるものを重り141dと組み合わせる構成であれば良い。
In the present embodiment, the
なお、上記各実施形態においては、第二可動演出部材140は、軸線を前後方向に向けた回転軸141aを中心に回転可能なものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第二可動演出部材140は、重力が作用することによっていずれかの方向に回転するものであれば良い。すなわち、回転軸141aの軸線が鉛直方向と交差する方向(鉛直方向を除くいずれかの方向)に向けられており、第二可動演出部材140の重心Gが当該回転軸141aの軸線方向から見て当該軸線(回転中心)と異なる位置にあれば良い。
In each of the above embodiments, the second
また、上記各実施形態における第二可動演出部材140を回転させるための駆動機構(回転駆動機構170)は例示であり、本発明はこれに限るものではない。すなわち、回転駆動機構170は、少なくとも歯車を介して第二可動演出部材140に駆動力を伝達する構成であれば良い。
In addition, the drive mechanism (rotation drive mechanism 170) for rotating the second
また、上記各実施形態において用いられる歯車は、全て平歯車であるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、各種の遊びが生じる歯車(例えば、はすば歯車、かさ歯車等)を用いることも可能である。 The gears used in the above embodiments are all spur gears, but the present invention is not limited to this. That is, it is also possible to use gears (for example, helical gears, bevel gears, etc.) that cause various kinds of play.
1:遊技機,100:演出可動役物,120:第一可動演出部材,130:環状部材,140:第二可動演出部材,150:入力歯車,160:コイルばね,170:回転駆動機構,174:第二歯車,180:揺動駆動機構,190:ロータリーダンパ 1: gaming machine, 100: production movable accessory, 120: first movable production member, 130: annular member, 140: second movable production member, 150: input gear, 160: coil spring, 170: rotation drive mechanism, 174 : Second gear, 180: swing drive mechanism, 190: rotary damper
Claims (4)
前記回転演出部材と一体的に回転可能な第一の歯車と、
前記第一の歯車と歯合する第二の歯車と、
前記第二の歯車を駆動し、前記第一の歯車を介して前記回転演出部材を回転させる駆動源と、
を具備するパチンコ遊技機の演出可動役物であって、
前記回転演出部材の回転時に前記回転演出部材の回転を妨げる抵抗力を発揮する抵抗手段を備え、
前記抵抗手段により、前記回転演出部材の回転に伴う前記重心の変位に起因して生じる前記第二の歯車に対する前記第一の歯車のすべりを防止又は軽減することを特徴とする、
パチンコ遊技機の演出可動役物。 A rotation effect member that is rotatable about an axis that is directed in a direction that intersects the vertical direction, and that has a center of gravity at a position different from the rotation center when viewed from the axial direction;
A first gear rotatable integrally with the rotation effect member;
A second gear meshing with the first gear;
A drive source for driving the second gear and rotating the rotation effect member via the first gear;
A directing movable accessory for a pachinko machine comprising
Comprising a resistance means that exerts a resistance force that prevents rotation of the rotation effect member during rotation of the rotation effect member;
The resistance means prevents or reduces slippage of the first gear relative to the second gear caused by displacement of the center of gravity accompanying rotation of the rotation effect member,
Production movable part of pachinko machine.
請求項1に記載のパチンコ遊技機の演出可動役物。 As the resistance means, a pressing means that exerts the resistance force by increasing the dynamic friction force of the rotation effect member by pressing the rotation effect member and pressing it against another member is used.
A directing movable accessory for a pachinko gaming machine according to claim 1.
請求項1に記載のパチンコ遊技機の演出可動役物。 As the resistance means, a rotary damper is used,
A directing movable accessory for a pachinko gaming machine according to claim 1.
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のパチンコ遊技機の演出可動役物。 It is attached to the rotation effect member, further comprising a weight for bringing the center of gravity of the rotation effect member close to the axis,
The production movable accessory of the pachinko gaming machine according to any one of claims 1 to 3.
Priority Applications (1)
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JP2013001374A JP2014132936A (en) | 2013-01-08 | 2013-01-08 | Performance variable generator of pachinko game machine |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013001374A Withdrawn JP2014132936A (en) | 2013-01-08 | 2013-01-08 | Performance variable generator of pachinko game machine |
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JP (1) | JP2014132936A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018191863A (en) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | Game machine |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004358216A (en) * | 2003-05-09 | 2004-12-24 | Aruze Corp | Motor stop control device and game machine |
JP2009213776A (en) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Fujishoji Co Ltd | Game machine |
JP2010220710A (en) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Kyoraku Sangyo Kk | Generator device of game machine |
JP2011041601A (en) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Heiwa Corp | Movable generator mechanism |
JP2011092607A (en) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Sanyo Product Co Ltd | Game machine |
-
2013
- 2013-01-08 JP JP2013001374A patent/JP2014132936A/en not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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