JP2014131467A - 電動機に統合することができる母線、電気機械および母線を製造する方法 - Google Patents

電動機に統合することができる母線、電気機械および母線を製造する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電気機械により容易に統合され、かつ、製造がより容易な一片の母線を提供する。
【解決手段】母線1は、電気機械の固定子に属する巻線の電気接続手段14,24,34,18,28,38,44を含んだ少なくとも2つの導電要素10,16,20,26,30,36,40を備えている。すべての導電要素10,16,20,26,30,36,40は、それぞれ導電材料の板から切り取られ、電気絶縁の層で覆われ、互いに積み重ねられ、それらの厚さに対して垂直の方向に従って一体で曲げられ、かつ、これらの導電要素10,16,20,26,30,36,40に共通の共通中心軸Y−Yに対して半径方向に重畳している。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気機械に統合されることが意図された母線に関する。電気機械は、電動機または発電機、さらには電動機および発電機の両方として機能することができる電動機−発電機を意味している。
母線は、電気接続手段を備えた一組の導電要素である。パワーエレクトロニクスの分野では、母線は、ケーブルまたはプリント基板などの従来の電気接続手段がもはや適切ではない大電流値のためにしばしば使用されている。これは、ほとんどの場合、母線の導電要素が、管、棒または板などの特定の幾何構造を有しており、また、表皮効果を促進するために周波数によってはそれほど分厚くなく、したがって、エネルギーの可能散逸量が最少であることによるものである。本発明は、電気機械の固定子の巻線をまとめて接続することが望ましい場合に重要である。簡潔にするために、ここでは電気機械が電動機である事例を取り上げるが、本発明は、発電機または電動機−発電機に適用することも可能である。
電気機械の固定子は、電動機の相の数に応じて複数のグループの巻線すなわちコイルを受け取ることができることは知られている。電動機の場合、電気網への巻線の接続は端子板によって実施され、この端子板は、主母線への巻線の出力ケーブルの電気的連続性を提供することができるデバイスである。この端子板は電動機の中に含まれており、電動機の上に固定されたケーシングによって保護されている。個々の巻線は、より好ましくは銅製の1つまたは複数の平らなワイヤまたは巻線ワイヤを備えている。これらのワイヤはすべて同じように巻かれており、個々のワイヤは2つの端部を有し、ワイヤの両側のすべての端部は、巻線の2つの出力を構成している。そのために、知られている技法によれば、1つのグループの巻線の巻線が中間のケーブルによってまとめて接続され、これらの中間ケーブルの各々は、電動機の電力に応じて決定される断面を有している。この場合、巻線の出力は、端子板のタイプに応じて2倍、さらには3倍にされる。これは、空間、組立て時間および原材料費の問題をもたらし、また、ケーブル布線誤りの危険が高いため、信頼性の問題をもたらしている。
さらに、ケーブルを使用している電動機は、比較的重く、サイズが大きく、また、大きいインダクタンスを有している。実際、ケーブルの使用は、製造者に、端子板へのケーブルの端部のはんだ付けを余儀なくしている。はんだ付けは、電流を阻止する抵抗を構成し、したがって、はんだ付けに関連する電気エネルギーの損失を考慮するためには、より大きいインダクタンスを有する巻線を使用することが適切である。しかしながら、大きいインダクタンスを使用することは、高い周波数では、巻線は、電流の通過に対する強い抵抗に対抗することを意味している。したがって、電流に正比例する電動機トルクの場合と同様、巻線を通過する電流が小さくなる。
特許文献1および特許文献2で知られている母線は、固定子の巻線を互いに接続するための個々の複数の導電リングを備えている。これらのリングは環状サポートの中に収納されており、環状サポートの中には、リングを互いに分離するための溝または壁が配置されている。これによりリングを互いに電気的に隔離することができる。環状サポートを使用することによって半径方向の密集が加わり、また、母線のコンパクト性が損なわれ、したがって、電動機の固定子への統合をより困難にしている。
さらに、特許文献3には、真っ直ぐな条片から導電リングが整形される母線が開示されており、真っ直ぐな条片は、導電材料の板から切り取られ、導電材料の板の上には電気絶縁の層が接着され、それらが個々に曲げられてそれらを円の形にしている。この母線の組立ては、個々のリングの直径の調節が必要であるため、極めて困難である。さらに、この母線の場合、一片の母線を得ることはできず、母線内でリングがスライドすることになる。
欧州特許出願公開第1526628号明細書 米国特許出願公開第2009/015297号明細書 独国特許出願公開第10116831号明細書
本発明が克服を意図していること、より詳細には、電気機械により容易に統合され、かつ、製造がより容易な一片の母線を提案し、それによりこの機械の固定子の巻線をまとめて接続し、延いてはインダクタンスを小さくすることによって克服することを意図しているのは、これらの欠点である。
そのために、本発明は、電気機械の固定子に属する巻線の電気接続手段を備えた少なくとも2つの導電要素を備える母線であって、すべての導電要素が、それぞれ導電材料の板から切り取られ、電気絶縁の層で覆われ、互いに積み重ねられ、それらの厚さに対して垂直の方向に従って一体で曲げられ、かつ、これらの導電要素に共通の共通中心軸に対して半径方向に重畳している母線に関している。
本発明の結果、母線のコンパクト性を損なうことになる、導電要素間の電気絶縁のための環状サポートは不要である。さらに、条片を互いに積み重ねた後にそれらを一体で曲げることによって一片の母線が得られ、したがって、母線内の導電リングの滑りが制限される。最後に、リング毎の直径の計算が回避される。本発明の必須ではない有利な態様によれば、母線は、技術的に許容可能な任意の組合せで以下の特徴のうちの1つまたは複数を組み込むことができる。
− 母線のすべての導電要素は、共通中心軸に対して垂直な断面で円形輪郭を有する。
− 母線のすべての導電要素は、共通中心軸に対して垂直な断面で多角形輪郭を有する。
− 母線の導電要素のうちの少なくとも1つは、共通中心軸の周りに厳密に360°未満の角度にわたって延在する。
− 電気接続手段は、共通中心軸に沿って、導電要素に対してすべて同じ方向に向けられた出力ラグである。
− 母線は、母線の最も内側の導電要素の内側に半径方向に配置されるか、あるいは母線の最も外側の導電要素の周りに半径方向に配置される電気絶縁の1つの層を備える。
本発明は、さらに、電気機械であって、円筒状中空コアおよび電気機械の相にそれぞれが関連付けられた少なくとも1つの巻線の少なくとも2つのグループを備えた固定子と、固定子の内側で同軸で回転する回転子とを備えた電気機械に関している。この機械は、上で言及した母線をさらに備え、かつ、母線の共通中心軸と固定子の軸とが一致する。
したがって、電気機械を実質的に重くすることなく、さらには機械の寸法を実質的に大きくすることなく、容易に母線を電気機械に統合することができる。
本発明の必須ではない有利な態様によれば、このような電気機械は、技術的に許容可能な任意の組合せで以下の特徴のうちの1つまたは複数を組み込むことができる。
− 巻線の個々のグループは複数の巻線を備え、母線の複数の導電要素は、同じグループの巻線に接続される。
− 固定子の巻線のすべてのグループは、母線の中性導体に接続される。
− 導電要素の出力ラグは、母線が固定子の上に組み立てられた構成では、個々の出力ラグが巻線の少なくとも1つの出力とは軸方向に反対側に位置する方法で、固定子の軸の周りに角度を付けて配置される。
最後に、本発明は、上で説明した母線を製造する方法であって、
a)導電性の板から個々の導電要素のための材料の条片を切り取るステップと、
b)個々の条片に電気絶縁の層を付着させるステップと、
c)条片を互いに積み重ねるステップと、
d)条片をそれらの厚さに対して垂直の方向に従って共通軸の周りに一体で曲げるステップと、を含む方法に関している。
本発明の必須ではない有利な態様によれば、このような方法は、技術的に許容可能な任意の組合せで以下の特徴のうちの1つまたは複数を組み込むことができる。
− この方法は、ステップc)の後で、かつ、ステップd)の前に、電気絶縁層を備えた条片を一体に接着し、それらを積層する他のステップを含む。
− ステップb)およびc)は交互に実施され、すなわち、これらの条片が互いに積み重ねられ、2つの連続する条片の間に電気絶縁層を挿入する。
本発明は、一例として提供され、また、添付の図面を参照してなされる、本発明の原理による母線および電動機の2つの実施形態についての以下の説明を読むことによってより深く理解され、また、以下の説明を読むことにより、追って説明する他の利点がより明確になるであろう。
本発明による母線を組み込む、本発明による電動機の分解斜視ブロック図である。 図1の角度とは異なる角度から見た、図1の電動機の母線の拡大斜視図である。 図面を分かり易くするために電気絶縁の層が省略された、図1の母線のリングの分解斜視図である。 図2の矢印IVから見た上面図である。 図4の円で囲った部分Vの拡大図である。 本発明の第2の実施形態による母線の図3と同様の図である。
図1は、一方では固定子Sを備え、他方では回転子Rを備えた電動機Mを示したもので、固定子Sは、幾何学軸X−Xを中心とする円筒状中空コア3を含み、また、回転子Rは、固定子Sの内側に取り付けられ、それ自体が軸X−Xの周りに回転する。
固定子Sは巻線を備えている。より正確には、上記円筒状中空コア3は、コア3の軸X−Xの周りに分布している、つまりコア3の一部の上を延在している12個の巻線すなわちコイルを受け取る24個のノッチを備えている。通常、使用される巻線の数ならびにノッチの数は、電動機の電力によって決まる。巻線は、2つの上記ノッチによって画定される幾何構造の周りの、銅製であることがしばしばである1つまたは複数の巻線ワイヤのロールであることを想起されたい。この例では、巻線の1つのグループは、4つの巻線B,B,BおよびBを備えている。しかしながら、巻線の1つのグループに使用される巻線の数は、同じく電動機の電力によって決まる。
図1には、図面を分かり易くするために、巻線の1つのグループのみが示されており、また、巻線BないしBは、数本の巻線によって示されているが、実際にはそれらは多くの巻線を備えている。
巻線B,B,BおよびBは、それぞれ、それらを構成している1つまたは複数の巻線ワイヤの2つの端部によって画定される2つの出力を含み、それぞれE11とE12、E21とE22、E31とE32、およびE41とE42で示されている。さらに、三相である電動機Mは、それぞれ電動機の相に対応する3つのグループの巻線を備えている。巻線の1つのグループの巻線は、選択される電気線図に応じて直列または並列にまとめて接続され、交流電流が巻線を通って流れる。既に言及したように、巻線BないしBの接続および主母線への固定子Sの接続は、電動機Mに属する、図には示されていない端子板によって実施される。
三相電動機Mの場合、端子板は、それぞれ主母線の相に対応する3つの相端子、および通常は接地に接続される中性端子を備えている。したがって、固定子Sは、巻線BないしBによって形成されるグループと同様、2つのグループの巻線を担っているが、巻線のこれらの2つのグループは図には示されていない。
巻線の個々のグループは、対応する電気相、ならびに端子板の中性点に接続されることが意図された少なくとも1つの出力に接続されることが意図された出力を有している。
さらに、図1に示されているように、電動機Mは、固定子Sの巻線をまとめて電気接続し、かつ、端子板に電気接続する母線1を備えている。この母線1は、図2ないし図5に単独で示されており、以下、詳細に説明する。組み立てられた状態の電動機Mには、コア3の軸方向の端部、つまり図1で見ることができる端部の内側に母線1が挿入されている。
母線1は、互いに幾何学的および/または電気的に組み立てられた複数の導電要素を備えている。この事例では、導電要素は、すべて、共通中心軸Y−Yを中心とする、直径が異なるリング部分であり、共通中心軸Y−Yは、母線1が固定子Sの上に組み立てられた構成では、固定子Sの縦方向の軸X−Xと一致する。母線1のリングは、その数が7個であり、それぞれ軸Y−Yに対して垂直の円形輪郭の断面を有している。これらのリングは、共通中心軸Y−Yの周りに360°未満の角度にわたって延在し、材料費を低減している。
さらに、母線1の隣接する2つのリングの個々の対の間、および/または内部表面および/または外部表面には、あらゆる短絡または乏しい電流循環を防止するために、図5にのみ示されている電気絶縁の層101が配置されている。
図3の左側部分のリング10,20および30は、図には示されていない電動機Mの端子板に接続されることが意図されたリングである。したがって、これらのリング10,20および30の各々は、電動機の相に対応する、それぞれ12,22および32で示されている入力端子を備えている。したがって、このような母線1を使用することにより、使用されるケーブルが2分の1または3分の1に低減される利点が得られ、端子板への接続のために前もって提供することができることが理解されよう。
これらのリング10,20および30の各々は、それぞれ14,24および34で示されている、固定子の巻線に接続されることが意図された1つまたは複数の出力ラグをさらに含む。
したがって、この事例では、リング10,20および30の上に2つの出力ラグを有することは並列接続に対応し、逆に、単一の出力ラグの存在は直列接続を意味することになることを理解されたい。
引き続く3つのリング、つまり左から順に16,26および36のリングは、電動機Mの電気線図に従って直列に置くか、あるいは並列に置くためのリングである。電気線図のタイプに特化されるこれらのリングは、相互接続リングと呼ばれる。これらの相互接続リング16,26および36の各々は、それぞれ18,28および38で示されている、固定子Sの巻線の端部の電気接続点として使用される入力/出力ラグをさらに含む。この例では、これらの入力/出力ラグは、個々の相互接続リング16,26および36の上の4つの数の入力/出力ラグであるが、この数は、巻線の1つのグループ内の巻線の数によって決まり、延いては電動機の電力によって決まる。したがって、相互接続リング16,26および36は、端子板に接続することができる入力端子を備えておらず、母線1が固定子Sの上に組み立てられた構成では、これらの相互接続リング16,26および36が巻線を介してそれぞれリング10,20および30に電気接続される方法で設計されている。実際、出力ラグ14,24および34は、それぞれ、巻線を介して独立して、かつ、個々に、対応する相互接続リング16,26および36に属する出力ラグ18,28および38に接続される。
図3の右側から始まる第1のリングは、端子板の中性点に接続されることが意図されたリング40である。実際、個々の相の電気回路を閉じるためには、巻線の個々のグループが端子板の中性点に接続されることが必要である。三相電動機の場合、端子板の中性点への巻線の個々のグループの接続を提供するリング40を母線1が備えているのはそのためである。そのために、リング40は、端子板の中性点へのリング40の接続を可能にする入力端子42を備えている。
並列接続の場合、2つの巻線は、個々の分岐を並列に中性端子に接続することが必要である。したがって、三相の場合、6つの巻線が中性端子に接続される。電源の中性端子に接続されるリング40が、44で示されている6つの出力ラグを備えているのはそのためである。
出力ラグ14,24,34,44,18,28および38は、同じく電気接触を提供するためにワニスを融解させることができるクランプによって固定子Sの巻線の巻線ワイヤの周りにクリンプされる。代替として、電気接触を提供するために、巻線ワイヤの端部を出力ラグ14,24,34,18,28,38および44にはんだ付けし、あるいは巻線ワイヤをリング端子の中に固定し、次に、適切なねじ山を個々に備えた出力ラグ14,24,34,18,28,38および44にねじ止めすることも可能である。
リング10,20,30,16,26,36および40は、すべて、導電材料の板を使用して得られる。第1のステップで、導電材料の板、例えばシートメタルの板が、入力端子12,22,32および42、ならびに出力ラグ14,24,34および44を維持することによって条片の形に切り取られる。次に、このようにして得られたこれらの条片が互いに積み重ねられ、2つの連続する条片の間には、電気絶縁の層101を挿入する。次に、導電条片および電気絶縁の層101が、任意の適切な技法、詳細にはローリングを使用して結合される。ここでは、ローリングは、条片および絶縁の層を一体に接着するステップ、および条片の厚さに対して垂直の方向に圧力を加えるステップからなるワームプロセスを意味している。これは、ホットメルト接着プロセスである。条片がホットメルト接着プロセスを使用して結合されるため、導電要素間の距離が短くなり、延いては母線のインダクタンスが小さくなる。条片と絶縁の層との組合せにより、真っ直ぐな一片の部品が形成される。この一片の部品は、後で条片の厚さに対して垂直の方向F2に従って曲げられ、それにより共通中心軸Y−Yを中心とする形状が得られる。条片を一体で曲げることにより、リングの個々の対の間に一定の絶縁空間が得られ、また、母線の組立てのための個々のリングの直径の計算が回避される。最後に、本発明による母線は一片母線であり、したがって、母線内のリングの滑りが制限されるか、あるいは全く存在しない。
固定子Sの巻線の接続に関して、より正確な詳細を提供するために、ここでは、簡潔にするために巻線B,B,BおよびBのグループの電気接続に的を絞り、また、ここでは、リング10および16は、このグループに関連付けられていると見なす。さらに、説明を分かり易くするために、14aおよび14bは、リング10の2つの出力ラグ14であり、また、18a,18b,18cおよび18dは、リング16の4つの出力ラグ18であることに留意されたい。また、44aおよび44bは、出力ラグ44のうちの2つの出力ラグであることに留意されたい。
したがって、巻線Bの端部E11は、リング10の出力ラグ14aの中にクリンプされ、また、端部E12は、出力ラグ18aの中にクリンプされることを理解されたい。並列の場合、巻線Bの端部E21は、リング10の出力ラグ14bの中にクリンプされ、また、端部E22は、出力ラグ18bの中にクリンプされる。回路を完成するために、残りの2つの巻線BおよびBは、それらの端部E31およびE32、ならびにE41およびE42を有しており、それぞれ出力ラグ18cおよび44a、ならびに18dおよび44bの中にクリンプされる。さらに、巻線のこのグループの接続は、あらゆる組合せが可能であるため、上で言及した例に限定されない。
したがって、出力ラグ14aまたは14bは、出力ラグ18a,18bまたは18dのうちの1つに極めて良好に接続することができ、また、同様に出力ラグ18a,18b,18cおよび18dのうちの2つは、出力ラグ44aおよび44bの2つに普通に接続することができる。
一方、巻線の端部を軸方向に反対側の出力ラグに直接接続するための好ましい組合せが依然として存在している。この組合せによれば、巻線と出力ラグとの間の接続によって使用される空間を制限することができる。そのために、母線1は、図2に示されているように母線1が組み立てられた構成では、それぞれリング10,20,30,16,26,36および40の個々の出力ラグ14,24,34,18,28,38および44が、軸X−Xの周りに角度を付けて配置される方法で設計されており、したがって、巻線の端部の反対側に軸方向に位置している。
組み立てられた構成では、リング10,20,30,16,26,36および40は、それぞれ軸Y10,Y20,Y30,Y16,Y26,Y36およびY40を中心としており、これらの軸はすべて軸Y−Yと一致している。リング10は、軸Y10の周りに約180°の角度で延在しており、一方、リング20,30,16,26および36は、それぞれ軸Y20,Y30,Y16,Y26およびY36の周りに約270°の角度にわたって延在しており、また、リング40は、軸Y40の周りに約350°の角度にわたって延在している。しかしながら、図示されていない代替に関しては、母線1の1つまたは複数のリングを閉じることができ、したがって、360°にわたって延在させることも可能である。ここでは、リング40は、約350°にわたって延在している代わりに、閉じていると見なすことも可能である。さらに、図示されていない代替に関しては、母線1の最も内側のリング20の内部表面に電気絶縁の層を追加し、また、母線1の最も外側のリング30の外部表面に電気絶縁の層を追加することも可能である。また、これらの層は、曲げる前に、それぞれ下方の条片の下および上方の条片の上に接着される。
さらに、この例では、出力ラグ14,24,34,18,28,38および44は、すべて、左側から右側へ、図3の軸Y−Yに沿って配向された縦方向である同じ方向F1に配向されており、したがって、組立て誤りが防止される。別法としては、出力ラグ14,24,34,18,28,38および44は、互いに別様に、かつ、独立して配向することも可能である。
さらに、端子板に接続されることが意図された個々の出力12,22,32および42は、隣り合わせに配置することが適切である。そうすることにより、母線1を容易に端子板に接続することができる。
本発明に関する他の実施形態を考慮することができる。一例として、相互接続リング16,26,36を使用することなく、相毎にたった1つのリング10,20,30を使用することができる。
他の実施形態では、円形ではなく、図6に分解図で示されているように多角形の形状の母線1’を使用しており、母線1’のリングは、連続した多角形の形に一体で折り曲げられている。したがって、導電要素は、慎重に電気接続手段を維持することにより、それぞれ導電材料の板から切り取られ、次に電気絶縁の層と共に巻かれ、最後に複数回の折曲げ操作によって中心軸の周りに一体で曲げられる。
したがって、積み重ねられた導電要素を曲げることは、母線を円形すなわち丸い形にするための変形を目的とした巻き付け、または母線を多角形の形にすることを目的とした複数回の折曲げ操作のいずれかとして解釈することができることを理解されたい。
図6の場合、導電要素の厚さに対して垂直に、4つの異なる方向F,F,FおよびFに従って4回の折曲げ操作が実施される。本発明は、折曲げの数および折曲げゾーンがすべての導電要素10,20,30,16,26,36および40で同じである限り、折曲げの数に無関係に実施することができる。
さらに、この実施形態では、出力ラグ14,24,34,18,28,38および44の接続は、一例として図6のリング30の上にのみ示されているねじ付き孔5によって示されているように、ナットおよびボルトによって実施されるが、これらのねじ付き孔5は、リング10,20,30,40,16,26および36の各々の上に配置されている。これらのねじ付き孔5は、出力ラグ14,24,34,18,28,38および44を貫通しており、また、締付けねじを受け取ることが意図されている。
以上の説明では、電動機Mは三相電動機であるが、それは、この実施形態が母線1の使用に極めて適していることによるものである。しかしながら、それは、本発明がこの実施形態に限定されることを意味しているわけではない。本発明は、単相タイプの電動機、さらには三相より断然多くの相からなる電動機での用途を同じく有している。

Claims (13)

  1. 電気機械(M)の固定子に属する巻線の電気接続手段(14,24,34,18,28,38,44)を備えた少なくとも2つの導電要素(10,16,20,26,30,36,40)を備える母線(1;1’)であって、
    すべての前記導電要素(10,16,20,26,30,36,40)が、それぞれ導電材料の板から切り取られ、電気絶縁の層(101)で覆われ、互いに積み重ねられ、それらの厚さに対して垂直の方向に従って一体で曲げられ、かつ、前記導電要素に共通の共通中心軸(Y−Y)に対して半径方向に重畳される母線(1;1’)。
  2. すべての前記導電要素(10,16,20,26,30,36,40)が、前記共通中心軸に対して垂直な断面で円形輪郭を有する、請求項1に記載の母線(1;1’)。
  3. すべての前記導電要素(10,16,20,26,30,36,40)が、前記共通中心軸に対して垂直な断面で多角形輪郭を有する、請求項1に記載の母線(1;1’)。
  4. 前記導電要素(10,16,20,26,30,36,40)のうちの少なくとも1つが、前記共通中心軸(Y−Y)の周りに厳密に360°未満の角度で延在する、請求項1に記載の母線(1;1’)。
  5. 前記電気接続手段(14,24,34,18,28,38,44)が、前記共通中心軸(Y−Y)に沿って、前記導電要素(10,16,20,26,30,36,40)に対してすべて同じ方向(F1)に配向された出力ラグである、請求項1に記載の母線(1;1’)。
  6. 前記母線の最も内側の前記導電要素(20)の内側に半径方向に配置されるか、あるいは前記母線の最も外側の前記導電要素(30)の周りに半径方向に配置される電気絶縁の1つの層を備える、請求項1に記載の母線(1;1’)。
  7. 電気機械(M)であって、
    円筒状中空コア(3)および前記電気機械の相にそれぞれが関連付けられた少なくとも1つの巻線(B,B,B,B)の少なくとも2つのグループを備えた固定子(S)と、
    前記固定子の内側で同軸で回転する回転子(R)と、を備え、
    請求項1に記載の母線(1;1’)をさらに備え、前記母線(1;1’)の前記共通中心軸(Y−Y)と前記固定子の軸(X−X)とが一致する電気機械(M)。
  8. 巻線の個々のグループが複数の巻線(B,B,B,B)を備え、前記母線(1;1’)の複数の導電要素(10,16,40)が同じグループの前記巻線に接続される、請求項7に記載の電気機械。
  9. 前記固定子(S)の巻線のすべての前記グループが、前記母線(1;1’)の中性導体(40)に接続される、請求項7に記載の電気機械。
  10. 前記導電要素(10,16,20,26,30,36,40)の出力ラグ(14,24,34,18,28,38,44)は、前記母線(1;1’)が前記固定子の上に組み立てられた構成では、個々の出力ラグが巻線の少なくとも1つの出力とは軸方向に反対側に位置する方法で、前記固定子(S)の前記軸の周りに角度を付けて配置される、請求項7に記載の電気機械。
  11. 請求項1から6のいずれかに記載の母線(1;1’)を製造する方法であって、
    a)導電性の板から個々の導電要素(10,16,20,26,30,36,40)のための材料の条片を切り取るステップと、
    b)個々の条片に電気絶縁の層(101)を付着させるステップと、
    c)前記条片を互いに積み重ねるステップと、
    d)前記条片をそれらの厚さに対して垂直の方向に従って共通軸の周りに一体で曲げるステップと、を含む方法。
  12. ステップc)の後で、かつ、ステップd)の前に、電気絶縁層(101)を備えた前記条片(10,16,20,26,30,36,40)を一体に接着し、それらを積層する他のステップを含む、請求項11に記載の方法。
  13. ステップb)およびc)が交互に実施される、すなわち、前記条片(10,16,20,26,30,36,40)が互いに積み重ねられ、2つの連続する条片の間に電気絶縁層(101)を挿入する請求項11に記載の方法。

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