JP2014130488A - Irシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ある企業がファイナンス情報サイトやファイナンス情報アプリケーションを介して自社IRを行おうとしても、投資家などからみるとこれらを利用した所定企業へのアクセスは負担が大きく、またIRしたい企業にとってみれば積極的に自社の情報にアクセスしてもらえるような仕掛けを作ることもできず、投資家などを呼び込むには限界がある。
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は、企業別に用意されたIRアプリケーションを用意し入手させることで投資家などのユーザに積極的に自社IR情報を提示できるようにするとともに、そのIRアプリケーション自体の入手に関して、当該企業のウエブページや年次報告書などの冊子などのIR情報表示体に、そのアプリケーションのダウンロード用のアクセス情報を表示するよう構成したIRシステムを提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、企業のIR情報を好適に提供するための技術に関する。
従来、企業は、例えば新技術や新商品に関するプレスリリース情報や決算報告情報などのIR(インベスター・リレーションズ)情報を、インターネット上のウエブページに掲載したり、年次報告書などの冊子にまとめて出版したりすることで、株主や投資家などに対する広報活動を行っている。
そして株主や投資家たちは、これらウエブページや冊子などを閲覧し、その公開されたIR情報を参照して、株の取引や投資判断などを行うことができる。
また、IR情報以外でウエブページや冊子などに掲載されるような情報、例えば株価などのファイナンス情報などに関して、同様の情報をアプリケーションを利用してユーザに提示する技術も提供されている。例えば非特許文献で示すウエブページではファイナンスに関する各種情報が掲載されているが、スマートフォンなどに組み込まれ、このウエブページと同様の情報を当該スマートフォン上で表示するためのアプリケーションも別途提供されている。
したがって、ユーザは例えばブラウザを起動してウエブページにアクセスし、ファイナンス情報を入手することもできるし、スマートフォンのアプリダウンロードサイトにアクセスし、そこからダウンロードしたファイナンス情報表示用のアプリケーションを利用してファイナンス情報を入手することもできる。
Yahoo!(登録商標)ファイナンス (http://finance.yahoo.co.jp/)
しかし上記ウエブページでIR情報を提供する場合、まず投資家などを自社のIR情報を掲載したページ(IRページ)に誘導する必要があるが、情報量が多くなっている近年の企業のウエブサイトではIRページへの誘導自体が困難である。また、たとえ誘導に成功したとしても、投資家などにそのIRページをブックマークさせることは困難であり、万が一ブックマークをしてもらえたとしてもリピートして自社のIRページを訪問してもらうのはさらに困難である。したがって、貴重な自社ウエブサイトやIRページ訪問のチャンスを最大限に活かす手法が求められるが、従来は、ブックマークをしてもらうようにサイトのレイアウトやリンクなどを工夫する程度しか解決方法がなかった。
また、自社のIR情報を掲載したページを訪問してもらう以上に、自社のIR冊子などを読んでもらうのは困難である。さらに、自社のIR冊子を定期的に繰返し投資家などに読んでもらうことはさらに困難である。
一方、上場企業の株価情報などをタイムリーに開示するファイナンス情報サイトやファイナンス情報アプリケーションなども企業のIR情報を発信する場として利用可能である。しかしこのようなサイトやアプリケーションは特定の企業のIRに特化するのでなく、一般には日本の全上場企業についての情報を開示している。そのため、投資家などは、特定の企業の情報を知りたいときには企業名称や企業コードを入力などして特定の企業の情報にアクセスする必要がある。しかし、企業名称を必ずしもすべての投資家がはっきりと認識しているわけでなく、ましてや企業コードを記憶している投資家などはすでにその企業を恒常的にウォッチングしている投資家であって、新規の投資家は企業コードなど知る由もない。
したがって、ある企業がファイナンス情報サイトやファイナンス情報アプリケーションを介して自社IRを行おうとしても、投資家などからみるとこれらを利用した所定企業へのアクセスは負担が大きく、またIRしたい企業にとってみれば積極的に自社の情報にアクセスしてもらえるような仕掛けを作ることもできず、投資家などを呼び込むには限界がある。
以上の課題を解決するために、本発明は、企業別に用意されたIRアプリケーションを用意し入手させることで投資家などのユーザに積極的に自社IR情報を提示できるようにするとともに、そのIRアプリケーション自体の入手に関して、当該企業のウエブページや年次報告書などの冊子などのIR情報表示体に、そのアプリケーションのダウンロード用のアクセス情報を表示するよう構成したIRシステムを提供する。
より具体的には、IR情報を表示するIR情報表示領域と、アプリケーションダウンロードサーバへのアクセス情報を表示するアクセス情報表示領域と、を有するIR情報表示体と、前記IR情報表示体に表示されているアクセス情報を読み取るアクセス情報読取部と、読み取ったアクセス情報を利用してアプリケーションダウンロードサーバにアクセスするダウンロードサーバアクセス部と、前記アクセスに応じてIRアプリケーションをダウンロードするダウンロード部と、前記IRアプリケーションを実行するIRアプリケーション実行部と、を有するモバイル端末装置と、前記IRアプリケーションを送信する送信部を有するアプリケーションダウンロードサーバと、IR情報を保持するIR情報保持部と、前記IRアプリケーションの実行に応じて要求されるIR情報保持部に保持されたIR情報をそのIRアプリケーションに対して送信するIR情報送信部と、を有するIR情報サーバと、からなるIRシステムを提供する。
また、上記構成を備え、さらに前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードされるIRアプリケーションが、IRアプリケーション実行部での実行に応じてモバイル端末装置に、スケジュールに従ってIR情報サーバに対してIR情報保持部に保持されているIR情報を要求し取得する取得手段と、取得したIR情報を表示する表示手段と、を実現するように構成されているIRシステムも提供する。
また、上記構成を備え、さらに前記IR情報表示体が、ウエブサーバ装置であるIRシステムや、前記IR情報表示体が、前記IRアプリケーションとは別の他IRアプリケーションであるIRシステムや、前記IR情報表示体が、紙媒体であるIRシステムなども提供する。
また、前記IR情報表示体をウエブサーバ装置として、当該ウエブサーバ装置により提供されるウエブページに掲載されるIR情報と、IRアプリケーションで入手可能なIR情報の管理を一のIR情報管理サーバで行う構成とし、例えば両者のIR情報を共通化するなどの機能を備えるIRシステムも提供する。
具体的には、上記構成に加えて、さらにIR情報一時保持部と、IR情報一時保持部に保持されたIR情報を用いて、前記ウエブサーバ装置にて表示されるIR情報を管理するウエブIR情報管理部と、IR情報一時保持部に保持されたIR情報を用いて、前記IR情報サーバのIR情報保持部に保持されたIR情報を管理するIR情報サーバIR情報管理部と、を有するIR情報管理サーバをさらに有するIRシステムや、そのIR情報一時保持部が、前記ウエブサーバ装置にて表示されるIR情報と、前記IR情報サーバのIR情報保持部に保持されたIR情報の共通のIR情報である共通IR情報保持手段を有するIRシステムを提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、企業のウエブページや冊子などの形態で提供されるIR情報表示体に、上記IRアプリケーションを入手するためのアクセス情報を表示することで、自然な流れで投資家などを自社専用IRアプリケーションに誘導することができる。
したがって、企業側としては、投資家などが自社IRページや冊子などを訪問した千載一遇のチャンスを最大限活かして、従来のウエブページを再訪する困難性、汎用のファイナンス情報サイトやファイナンス情報アプリケーションでの自社IRページまでのアクセスの煩雑性、さらには自社から投資家などに対する積極的アプローチの困難性の問題を同時に解決することが可能なIRアプリケーションをユーザにダウンロードさせることができる。
実施例1のIRシステムにおけるIR情報表示体の一例である紙媒体の年次報告書の一例を表す図 実施例1のIRシステムにおけるIRアプリケーションの実行によるIR情報の表示の一例を表す図 実施例1のIRシステムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例1のIR情報保持部で保持されているIR情報の一例を表す図 実施例1のIRシステムのモバイル端末装置におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1のIRシステムのサーバ装置(アプリケーションダウンロードサーバとIR情報サーバの組み合わせ)におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1のIRシステムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2のIRシステムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例2のIRシステムにおけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例2のIRシステムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例1のIRシステムのモバイル端末装置におけるブラウザとIRアプリケーションによるIR情報へのアクセス手順の一例を説明するための図
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1から5について説明する。また、実施例2は、主に請求項6,7について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例のIRシステムのIR情報表示体である紙媒体の年次報告書や、ウエブページ上での年次報告書の一例を表す図である。この図にあるように、例えば企業AのIR情報を知りたいと思い、このような年次報告書を入手したユーザは、図1に示すような年次報告書の目次などを参照して、この一年のA社における財務情報のあるページなどを確認し、企業Aの各種財務情報や技術情報などを知ることなどができる。
また、本実施例におけるこの年次報告書(IR情報表示体)には、モバイル端末装置にインストールされ、モバイル端末装置上で上記企業AのIR情報をユーザに提示する機能を備えたアプリケーションである「IRアプリケーション」を保持するダウンロードサーバのURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)を二次元コード化したもの(0101)が表示されている。
そこでユーザは、当該二次元コードをモバイル端末装置のカメラ機能で撮影し、その画像解析の結果得られたURLで識別されるダウンロードサーバ装置にアクセスする。そして、当該ダウンロードサーバ装置から企業A用のIRアプリケーションをダウンロードし、所定の処理手順を経てそれをモバイル端末装置にインストールする。
すると、図2に示すようにモバイル端末装置のホーム画面上に、ブラウザなどのアプリケーションと並んで、この企業A用のIRアプリケーションを起動するためのアイコン(0201)が表示される。そして、このアイコンを選択してIRアプリケーションを実行すると、図2(b)に示すような画面に遷移し、企業AのIR情報を入手するためのメニュー画面がモバイル端末装置上に表示される。
そしてユーザはそのメニュー画面内から知りたいIR情報の選択パネルにタッチするなどして選択するだけで、所望の企業Aに関するIR情報を簡単に入手することができる。
以上のように本実施例のIRシステムでは、企業のウエブページや冊子などの形態で提供されるIR情報表示体に、上記IRアプリケーションを入手するためのアクセス情報を表示することで、自然な流れで投資家などを自社専用IRアプリケーションに誘導することができる。
したがって、企業などとしては、投資家などが自社IRページや冊子などを訪問した千載一遇のチャンスを最大限活かしてIRアプリケーションをユーザのモバイル端末装置にダウンロードさせることができ、そのIRアプリケーションによって、自社IR情報を容易に、かつ積極的にユーザに提示することができる。
<機能的構成>
図3は、本実施例のIRシステムにおける機能ブロックの一例を表す図である。なお以下に記載する本システムや本システムを構成する各装置などの機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。
あるいは本システムの機能ブロックは専用ハードウェアによって実現されてもよい。また後述するように、本実施例のIR情報表示体については、上記のような装置として実現されても良いし、紙媒体などの装置以外のもので実現されても良い。
また、本明細書に記載の各実施例はシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような装置の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然に本明細書に記載の各実施例の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
そして、図3に示すように、本実施例のIRシステムは、「IR情報表示体」(0300)と、「モバイル端末装置」(0310)と、「アプリケーションダウンロードサーバ」(0320)と、「IR情報サーバ」(0330)と、からなる。
(IR情報表示体)
図3に示すように、「IR情報表示体」(0300)は、「IR情報表示領域」(0301)と、「アクセス情報表示領域」(0302)と、を有する。なお、「IR情報表示体」は、IR情報を表示するものであれば特に限定しないが、例えば、IR情報が掲載されるウエブページをユーザの端末装置上で表示するウエブサーバ装置や、後述するIRアプリケーションとは別のインターネットブラウザなどの他IRアプリケーション、電子ブック、メール、冊子やパンフレットなどの紙媒体などが挙げられる。
「IR情報表示領域」(0301)は、IR情報表示体にてIR情報を表示する領域をいい、その表示スペースの大きさや位置、表示態様などは特に限定しない。例えばIR情報表示体が紙媒体であれば、印刷という形で紙上の所定の領域に、IR情報がカラー/モノクロ、またテキストのみ/画像や図形、グラフなども含む形態で表示される。また、IR情報表示体がウエブサーバ装置であれば、当該ウエブサーバ装置へのアクセスでユーザ端末装置上に表示されるウエブページ上の所定の領域にIR情報がテキスト及び画像や図形、グラフなども含む形態で表示されたり、また外部のリンク先にある動画をウエブページ内で埋め込み表示したりする、という具合である。
また、ここで表示される「IR情報」についても特に限定せず、例えば新技術や新商品、また提携や買収などに関するプレスリリースや各種財務情報(売上高、営業利益、流動資産、固定資産、純資産、有利子負債、自己資本比率、設備投資費、減価償却費、1株当たりの配当額など)などの一般的な投資家や株主用の情報のほか、代表者の挨拶や企業理念の紹介、企業活動や社会奉仕活動の報告など各種さまざまな情報が挙げられる。
「アクセス情報表示領域」(0302)は、アプリケーションダウンロードサーバへのアクセス情報を表示する領域をいい、こちらもその表示スペースの大きさや位置、表示態様などは特に限定しない。例えば、表示領域の右下や左上などの所定位置に、アクセス情報である「URL」などを直接表示したり、ウエブページであればそのURLをハイパーリンクとして表示したり、図1に示すように当該URLを二次元コード(0101)化して表示したりする、という具合である。なお、「アクセス情報」とは、アプリケーションダウンロードサーバへアクセスし、後述するIRアプリケーションをダウンロードするために利用される識別情報をいい、例えばアプリケーションダウンロードサーバに割り当てられたURLやIPアドレスなどが挙げられる。
またアプリケーションダウンロードサーバに直接割り当てられたURLなど以外に、アクセス情報は、モバイル端末装置からのアクセスをアプリケーションダウンロードサーバへHTTPリダイレクト処理するリダイレクトサーバのURLやIPアドレスなどであっても良い。あるいは、アプリケーションダウンロードサーバに保持されているIRアプリケーションをダウンロードするためのウエブページを保持するウエブサーバのURLやIPアドレスなどであっても良い。
またアクセス情報は、IRアプリケーションそのもののファイル名や、ダウンロードの認証やウエブページへのログイン認証などに利用するパスワードなどがURLやIPアドレスの文字列に追加されたものであっても良い。
このように、企業のウエブページや冊子などの形態で提供されるIR情報表示体に、上記IRアプリケーションを入手するためのアクセス情報を表示することができる。
したがって、前述の通り入手の手間が煩雑となってしまうIRアプリケーションの入手を、これらのIR情報表示体に触れたユーザに促すことができ、ユーザが負担を感じるIRアプリケーション入手の負担を減らすことができる。
(モバイル端末装置)
図3に示すように、「モバイル端末装置」(0310)は、「アクセス情報読取部」(0311)と、「ダウンロードサーバアクセス部」(0312)と、「ダウンロード部」(0313)と、「IRアプリケーション実行部」(0314)と、を有する。
なお、「モバイル端末装置」は、ユーザが携行可能で、かつ通信機能を有する端末装置であれば特に限定せず、例えばノートPCやタブレットPC、携帯電話、スマートフォン、電子ブックリーダ、あるいは本サービス専用のモバイル端末装置などが挙げられる。
「アクセス情報読取部」(0311)は、前記IR情報表示体に表示されているアクセス情報を読み取る機能を有し、例えばCPUや主メモリ、またカメラやバーコードリーダなどの情報取得装置、あるいはキーボードなどの入力デバイス、そしてアクセス情報読取プログラムなどによって実現することができる。
このアクセス情報読取部でのアクセス情報の読み取りについては、例えばカメラなどの撮影装置にてIR情報表示体に表示されているアクセス情報(例えば二次元コードや文字列など)の画像データを取得し、それをアクセス情報の形態に応じた所定の解析プログラム(二次元コードであれば二次元コード解析プログラム、文字列であれば光学式文字解析プログラムなど)で解析することでアクセス情報を読み取る方法が挙げられる。
また、IR情報表示体に表示されているアクセス情報が人間にも理解可能な通常な文字、数字、記号列などであれば、キーボードやタッチパネルなどの文字入力手段を介して入力された当該アクセス情報を示す文字列の取得を、アクセス情報の読み取りとしても良い。
また、IR情報表示体が当該モバイル端末装置に組み込まれたインターネットブラウザなどの他IRアプリケーションであれば、インターネットブラウザなどにて表示されているデータの中から例えば所定のタグやユーザ操作などで指定される文字列や画像を特定し、画像であれば別途画像解析プログラムなどで解析することでアクセス情報を読み取る方法も挙げられる。
「ダウンロードサーバアクセス部」(0312)は、読み取ったアクセス情報を利用してアプリケーションダウンロードサーバにアクセスする機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、ダウンロードサーバアクセスプログラムなどによって実現することができる。
そして、このアプリケーションダウンロードサーバへのアクセスは、IRアプリケーションをダウンロードするためのアクセスであり、具体的には、例えば上記のようにして読み取ったアクセス情報で示されるURLなどを宛先としてHTTPリクエストを生成し、直接アプリケーションダウンロードサーバ装置へダウンロードリクエストを送信したり、前述のリダイレクトサーバや、アプリケーションダウンロード用のウエブページを介して間接的にアプリケーションダウンロードサーバ装置へダウンロードリクエストを送信したりする、という具合である。
「ダウンロード部」(0313)は、前記アクセスに応じてIRアプリケーションをダウンロードする機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、ダウンロードプログラムなどによって実現することができる。
具体的には、上記ダウンロードリクエストに応答する形でアプリケーションダウンロードサーバから返信されたIRアプリケーションデータを受信し、フラッシュメモリやHDDなどに記録、保持するという具合である。
また、ダウンロード部でのIRアプリケーションのダウンロードについては、アクセス情報にそのダウンロードに直接的に必要とされる識別情報(例えばファイル名など)以外の他の識別情報が含まれており、当該他の識別情報に応じてダウンロードされるIRアプリケーションが選択される構成としても良い。
例えば、一般に閲覧可能なWebページや誰でも参加できるIR説明会で公開、配布されるIR情報表示体のアクセス情報には、一般向けであることを示す識別情報が含まれており、そのアクセス情報に基づくダウンロードリクエストに対しては、例えば一般向けに標準的なIR情報を提供するIRアプリケーションが選択されダウンロードされる。一方、金融機関や証券会社の社員などのプロ向けに配布、公開されているIR情報表示体のアクセス情報には、当該プロ向けであることを示す識別情報が含まれており、それに対しては例えばプロ向けにより詳細なIR情報を提供するプロ向けIRアプリケーションがダウンロードされる、という具合である。
あるいは、IR説明会などで配布されるIR情報表示体のアクセス情報には、当該IR説明会で配布されたことを示す識別情報が含まれており、そのアクセス情報に基づくダウンロードリクエストに対しては、特典的に特別なIR情報が表示できるIRアプリケーションをダウンロード可能とすることで、IR説明会に実際に参加するインセンティブとしても良い。
また、アクセス情報に、当該アクセス情報が表示されている媒体であるウエブページや冊子、電子ブックなど識別情報が含まれており、それに応じてその識別情報を自身の操作履歴などと合わせて出力可能なIRアプリケーションがダウンロードされても良い。そしてその出力情報を解析することによって、例えばウエブページ経由でIRアプリケーションをダウンロードしたユーザは株式配当に興味があるユーザが多いので当該ウエブページでは株式配当情報を充実させたり、電子ブック経由でIRアプリケーションをダウンロードしたユーザは特許情報に興味があるユーザが多いので電子ブックでは特許情報を充実させたり、といった対応をとることも可能になる。
「IRアプリケーション実行部」(0314)は、前記IRアプリケーションを実行する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、IRアプリケーション実行プログラムなどによって実現することができる。
なお、「IRアプリケーション」とは、所定の企業や企業に類する団体ごとに用意され、当該企業などのIR情報を表示することを基本機能とするアプリケーションソフトウェアをいう。
したがって、このIRアプリケーションは、例えばインターネット上のHTML文書を解釈し表示することを基本機能とする中で、HTML文書にてIR情報が含まれる場合にそのIR情報を表示するようなインターネットブラウザや、汎用的にテキスト情報を表示することを基本機能とする中でテキストデータにIR情報が含まれる場合にそのIR情報を表示するようなテキスト作成、表示用アプリケーションなどは含まれないものとする。
また、IRアプリケーションはIR情報を表示することを基本機能とするため、IR情報の表示や表示に係る処理に特化して各種機能を実装することができる。特にウエブページベースの媒体では通信環境が整っていなければ実行することが困難な、オフラインで実行可能な機能を有していると良い。例えば、新技術/商品紹介や代表者挨拶などをインターネットなどによる配信では再生時に一時停止などの不具合が生じやすい高精細動画データとして再生し表示する機能が挙げられる。あるいは、新商品を三次元CAD(コンピュータ・エイディッド・デザイン、又はコンピュータ・アシスティッド・ドローイング)で作図された製図データとし、IRアプリケーション上でのユーザ操作に応じて分解、組み立てなどを可能に表示する機能も挙げられる。
また、このIRアプリケーションは取得したIR情報を利用して当該企業の業績変動予想シミュレーションや株価変動予想シミュレーションを実行する機能をさらに有し、その変動予想をアニメーション化したグラフや図表などで表示する機能を有していても良い。また、その場合、IRアプリケーションがインターネット接続環境下にある場合に、後述するIR情報サーバからIR情報を取得、蓄積する構成とし、オフライン状態でもこの業績や株価などの変動予想シミュレーションを実行できるように構成すると良い。
あるいは、このIRアプリケーションは外部の株式データベースから株価情報を取得し、その企業の株価の推移をアニメーション表示する機能も挙げられる。また、そのIRアプリケーションに関する企業の株の売買を実行する機能も挙げられる。この機能では、例えば売買金額指定などの売買予約情報の入力を受付け、インターネット接続環境になるとインターネット証券会社の株式売買用のサイトに自動でログインし、株式の売買を実行する、という具合である。またモバイル端末装置がインターネット接続可能な環境にある状態でユーザがIRアプリケーションを利用して上記インターネット証券会社のサイトにアクセスし、株式売買手続を行っても良い。
また、例えばIRアプリケーションは、自身が表示するIR情報に関する企業の識別情報をキーとして外部の特許情報データベースにアクセスし、その特許情報データベースから取得した当該企業の特許情報(公報テキストや経過情報など)を収集し表示する機能を備えていても良い。あるいは、特許情報に限らず、汎用の企業情報データベースにアクセスし、当該企業に関する企業情報を収集し表示する機能を備えていても良い。また当該企業のみならず、当該企業やその商品/サービスに関連する他の企業の識別情報を当該企業IDと関連付けたデータベースを別途参照することで、当該IRアプリケーションに関する企業IDから、の商品/サービスに関連する他の企業の識別情報を特定し、その他の企業の識別情報を利用して上記特許情報や企業情報を収集、表示しても良い。なお、これら特許情報や企業情報の外部データベースの参照に当たっては、インターネット接続環境下にて実行し、そこで得た情報をオフライン状態でも利用できるよう構成すると良い。
またIRアプリケーションは、その他にも、例えば上記のように取得した特許情報の公開日を参照して、IR情報として表示される売上推移や株価変動を示す図表中の当該公開日の時点に、注釈やその特許公報データへのリンクを貼り付けて当該図表を表示する機能を備えていても良い。このようにして、売上げや株価に影響を与えたと想定される特許技術などを推定することができる。
また、このIRアプリケーションは、自身に関連する企業の株主の認証コードを受付け、外部の認証サーバの認証処理によって当該株主を認証する機能を有していても良い。そしてそのようにしてユーザが株主として認証された場合に、株主用の機能を提供するよう構成しても良い。その株主用の機能としては、例えば、株主にのみ公開されるような株主限定IR情報を取得、表示する機能が挙げられる。また、株主総会の配信映像をリアルタイムに受信、表示する機能や、その配信映像を参照して議決権を行使するための情報入力送信用画面を表示し、入力された情報を株主総会サーバに送信する機能なども挙げられる。
あるいは同じ企業の株主同士をメンバーとするSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などに接続する機能や、各株主が自身の所有株式数の情報を入手したり、外部の企業データベースから各株主の所有株式数の情報を取得したりすることで、その株式数に応じて株主をSNS上でグループ分けして連絡を取り合える機能をさらに備えていても良い。
また、このIRアプリケーションは、自身に入力された操作履歴や、自身がダウンロードされたモバイル端末装置内にある他のIRアプリケーションの識別情報や、その他のIRアプリケーションへの操作履歴を収集し、ユーザの了承などを得た場合に、その収集情報を外部のサーバに送信する機能を有していても良い。
このようにして、例えば前述のように、さらにIR情報の入手媒体の識別情報も合わせて送信することで、ウエブページ経由でIRアプリケーションをダウンロードしたユーザは株式配当に興味があるユーザが多いなどの分析を行うことができる。あるいは、例えば化学分野の企業のIR情報に興味があるユーザは、食品関連の企業のIR情報にも興味があるなどのマーケティング分析を行うこともできる。
そして、IRアプリケーション実行部においてこのようなIRアプリケーションが実行されると、後述するIR情報サーバへのIR情報の取得リクエストが実行され、その結果取得されたIR情報がIRアプリケーションの表示処理によってモバイル端末装置上で表示される。それによってユーザは、IR情報表示体によるIR情報の取得に加えて、そのIR情報表示体に表示されているアクセス情報を利用してダウンロードしたIRアプリケーションによる上記のようなさまざまな形態でのIR情報の取得が可能となる。
より具体的に、このIRアプリケーションはモバイル端末装置上で実行されることで、モバイル端末装置に、図示しない「取得手段」と、「表示手段」と、を実現するように構成されていると良い。
「取得手段」は、スケジュールに従ってIR情報サーバに対してIR情報保持部に保持されているIR情報を要求し取得する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路や取得プログラムなどによって実現することができる。なお、ID情報の取得を要求するスケジュールについては特に限定しないが、例えば四半期単位でIR情報が公開されるのであれば、その公開日として設定されている日付などを当該要求を実行するスケジュールなどとすると良い。
また、「表示手段」は、取得したIR情報を表示する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ビデオメモリやディスプレイ装置、表示プログラムなどによって実現することができる。そして、この表示形態や表示に係るその他機能(例えばアプリの起動後のトップの項目選択画面やIR情報のグラフ化/図表化表示機能、IR情報の検索機能など)は、前述の通り各IR情報の関連性などを考慮してまとめられた選択項目としたり、各IR情報の内容に合わせてそのグラフ表示や図表表示、またアニメーション表示などが実行されたりという具合に、IR情報に好適に設計されたものであると良い。
また、このIRアプリケーションは、いわゆる常駐型のアプリケーションとしてモバイル端末装置の起動後に自動的にメモリ上などに読み出され実行され、取得手段などを実現するよう構成しても良い。そして、ユーザ操作に応じて表示手段を実現し、取得手段の自動実行により取得したIR情報を表示する態様であっても良い。また常駐型のアプリケーションの場合、取得手段にて新しいIR情報を取得した際には、所定の通知領域にその旨を表示する構成を備えていても良い。
このように、IRアプリケーションは企業ごとに用意され、その実行によってユーザはすぐに所望の企業のIR情報を知ることができる。
なお上記モバイル端末装置が、ホーム画面(起動後の初期画面。画面表示サイズに応じて非階層的な関係を有するページに渡って表示されるホーム画面でも良い)に各種機能を実行するためのアイコンやパネルなどの選択項目を階層的に同列に配置するモバイル端末装置(スマートフォンやタッチ操作機能に特化したOSを組み込んだタブレットPC/モバイルノートPCなど)であれば、前述のIR情報を掲載するウエブページにアクセスするためのブラウザと、後述するIRアプリケーションの実行アイコンなどが最上位階層のホーム画面上に配置されることになる。
したがってその場合には、図11に示すように、最上位階層のホーム画面からの起動であっても、ブラウザによるウエブページ(IR情報表示体)へのアクセスの場合は、所望の企業がブックマークされていればブックマーク表示と選択、新規企業であれば検索機能による検索及び検索結果からの選択などを経て、所望企業のIR情報が掲載されたウエブページ(IRページ)にアクセスする必要がある(また、新規検索結果からの選択の場合は、所望企業のトップページからIR情報が掲載されたページの探索も必要となる)のに対し、企業別のIRアプリケーションの場合は、起動後ほぼすぐにIR情報を入手できる、という具合に、当該IRアプリケーションを起動、実行するだけで所望の企業のIR情報を簡単に入手することができるようになる。
(アプリケーションダウンロードサーバ)
図3に示すように「アプリケーションダウンロードサーバ」(0320)は、「送信部」(0321)を有する。なお、アプリケーションダウンロードサーバは、複数のサーバ装置の協働によって実現されても良いし、1のサーバ装置として実現されるとともに、さらに後述するIR情報サーバなど他のサーバの機能を当該1のサーバ装置に含むものとして実現されても良い。
「送信部」(0321)は、前記IRアプリケーションを送信する機能を有し、CPUや主メモリ、通信回路、送信プログラムなどによって実現することができる。
具体的に、前述のモバイル端末装置からのダウンロードリクエストをインターネット回線などを介して通信回路にて受信すると、そのリクエストに応じてリクエスト元のモバイル端末装置のアドレスを宛先としてHDDなどの記憶装置に保持しているIRアプリケーションデータを送信する、という具合である。
なお、このアプリケーションダウンロードサーバからモバイル端末装置にダウンロードされるIRアプリケーションは、例えば機能追加やセキュリティ向上などに応じたアップデートによる更新を除き、基本的には更新等されず当初モバイル端末装置にダウンロードされたままとしても良い。
あるいはIRアプリケーションは、例えば四半期ごとや半期ごと、年次ごとという具合に新たなIR情報が提供されるような所定の周期で更新され、新しいIRアプリケーションがダウンロードされるよう構成しても良い。その場合には、前述のIR情報表示体に表示されるアクセス情報も、IRアプリケーションの更新に合わせて新たなものとなるように構成しても良い。また更新されたIRアプリケーションのダウンロードにおいてはアクセス情報を利用せず、IRアプリケーションに組み込まれたアップデート機能などを利用してIRアプリケーションが更新されたことを検知して、自動的に当該更新を行ったり、ユーザに対して更新IRアプリケーションのダウンロードアクセスを実行するように促す構成としても良い。
(IR情報サーバ)
図3に示すように、「IR情報サーバ」(0330)は、「IR情報保持部」(0331)と、「IR情報送信部」(0332)と、を有する。
「IR情報保持部」(0331)は、IR情報を保持する機能を有し、例えばHDDやフラッシュメモリ、その他記憶装置などで実現することができる。
図4は、このIR情報保持部で保持されているIR情報の一例を表す図である。この図にあるように、例えば企業ID及び該当期間などの情報と関連付けて、当該企業の該当期間における売上高や営業利益、流動資産、固定資産、有利子負債、1株当たりの配当額などの財務情報や、新技術に関する資料データや代表者挨拶の動画データのファイル名などがIR情報として保持されている、という具合である。
また、ここで保持されているIR情報については四半期など所定期間ごとに分けて集計されて別々に保持され、例えば半期報告書においては該当期間のIR情報(財務情報)を足し合わせるなどして生成されるよう構成しても良い。
「IR情報送信部」(0332)は、前記IRアプリケーションの実行に応じて要求されるIR情報保持部に保持されたIR情報をそのIRアプリケーションに対して送信する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、IR情報送信プログラムなどによって実現することができる。
具体的には、前述のIRアプリケーションの実行によってモバイル端末装置から送信されたIR情報の送信リクエストに返信する形で、図4に示すように保持されているIR情報をリクエスト元のモバイル端末装置を宛先として送信する。
なお、送信すべきIR情報は、例えばモバイル端末装置からの送信リクエストに含まれる企業別のIRアプリケーションの識別情報を参照し、そのIDで示される企業に関連付けられたIR情報の全て、あるいは所定の条件にしたがって選択された一部として返信する構成とすると良い。
以上のように本実施例のIRシステムでは、企業のウエブページや冊子などの形態で提供されるIR情報表示体に、上記IRアプリケーションを入手するためのアクセス情報を表示することで、自然な流れで投資家などを自社専用IRアプリケーションに誘導することができる。
したがって、企業などとしては、投資家などが自社IRページや冊子などを訪問した千載一遇のチャンスを最大限活かしてIRアプリケーションをユーザのモバイル端末装置にダウンロードさせることができ、そのIRアプリケーションによって、自社IR情報を容易に、かつ積極的にユーザに提示することができる。
また、そのチャンスを活かしてユーザのモバイル端末装置にIRアプリケーションを一度ダウンロードしてもらうことで、以降はユーザはそのIRアプリケーションによってIR情報を知ることができるようになる。したがってIR情報表示体が紙媒体の冊子などであるとして、今後その紙媒体によるIR情報の提供からデジタルデバイスに対する電子的なIR情報の提供へと移行した場合にも本IRシステムにて対応することができる。
<ハードウェア構成>
図5および図6は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の本実施例のIRシステムにおける構成の一例を表す概略図である。この図を利用してIRアプリケーションによるIR情報の取得処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。なお以下の説明例においては「IR情報表示体」を紙媒体とし、図5は「モバイル端末装置」のハードウェア構成の一例を示し、図6は「アプリケーションダウンロードサーバ」と「IR情報サーバ」の機能を統合したサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す。
(モバイル端末装置)
図5にあるように、モバイル端末装置は各種演算処理を実行するための「CPU」(0501)と、「主メモリ」(0502)と、を備えている。また各種情報やプログラムを保持する「フラッシュメモリ」(0503)や、ユーザへの情報表示を行う「VRAM」(0504)や「ディスプレイ」(0505)、ユーザからの操作入力などを受け付ける「入力デバイス」(0506)、サーバ装置などと通信するための「通信回路」(0507)、アクセス情報を読み取るための「カメラ装置」(0508)なども備えている。そして、それらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」にはアクセス情報読取プログラム、ダウンロードサーバアクセスプログラム、ダウンロードプログラム、IRアプリケーション実行プログラムなどが適宜読み出され、「CPU」は読み出された各プログラムを参照解釈し、プログラムで示される手順に従い各種演算処理を実行する。また、この「主メモリ」や「フラッシュメモリ」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」の演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。
ここでユーザは、例えば企業AのウエブサイトのIR情報が掲載されているウエブページ、またはそのページにあるデータをダウンロードし印刷して取得した紙媒体の年次報告書などのIR情報表示体内にある「IR情報表示領域」に表示されているIR情報を参照し、企業Aの財務情報や新技術情報などを入手する。
また、このウエブページや年次報告書などには、例えばトップページや目次ページの右下などにある「アクセス情報表示領域」に、企業Aに関するIRアプリケーションをダウンロードするためのアクセス情報を示す二次元コードが表示されている。そこでユーザはこの二次元コードを読み取るためモバイル端末装置を起動し、その「カメラ装置」がコード読み取りモードとなるよう「入力デバイス」から入力操作を行う。するとモバイル端末装置の「CPU」は、アクセス情報読取プログラムを解釈し、「カメラ装置」によって撮影され、図示しない「フレームメモリ」などに格納された二次元コードの画像データの解析処理を実行する。そして解析処理の結果として当該二次元コードで示されるURL(IRアプリケーションの保存場所ディレクトリ名やファイル名などを含む)を表すテキストコードなどをアクセス情報として取得し、「主メモリ」に格納する。
つづいて「CPU」はダウンロードサーバアクセスプログラムを解釈し、それにしたがって、「主メモリ」に格納されたURLを宛先として、当該URLに含まれるファイル名で識別されるIRアプリケーションのダウンロードリクエストを生成し、「通信回路」から出力する。そしてそのダウンロードリクエストへのレスポンスとして返信されてきたIRアプリケーションのデータを「通信回路」を介して受信し「フラッシュメモリ」に記録、保持する。
その後、「入力デバイス」を介してIRアプリケーションの実行命令の操作入力を受け付けると、「CPU」はIRアプリケーション実行プログラムを解釈し、それにしたがって「フラッシュメモリ」に保持されているIRアプリケーションを「主メモリ」に読み込む。そして、IRアプリケーションの解釈結果にしたがって、IR情報の送信リクエスト(IRアプリケーションIDで示される企業IDを含む)を「通信回路」を介してサーバ装置に出力する。
そして、そのリクエストに応じて返信されてきたIR情報を「通信回路」を介して取得し、そのIR情報を用いたIRアプリケーションの実行結果に応じて、例えばグラフ化や各種アニメーション演出なども付加した表示用情報を生成する。そして生成した表示用情報を「VRAM」に転送して「ディスプレイ」に表示し、当該IR情報をユーザに提示する、という具合である。
(サーバ装置)
図6にあるように、サーバ装置は各種演算処理を実行するための「CPU」(0601)と、「主メモリ」(0602)と、を備えている。また各種情報やプログラムを保持する「HDD」(0603)や、モバイル端末装置などと通信するための「通信回路」(0604)なども備えている。そして、それらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。なお、このサーバ装置は、前述の通り、本実施例のアプリケーションダウンロードサーバと、IR情報サーバの機能を統合したものである。
そして、このサーバ装置の「主メモリ」には送信プログラム、IR情報送信プログラムなどが適宜読み出され、「CPU」は読み出された各プログラムを参照解釈し、プログラムで示される手順に従い各種演算処理を実行する。
まず、このサーバ装置では、オペレータなどの登録処理に応じて、例えば企業別に作成されたIRアプリケーションが「HDD」に記録、保持される。また、企業別に管理されるIR情報も同様に企業IDと関連付けて「HDD」に記録、保持される。
その後、先に説明したようにモバイル端末装置から出力されたIRアプリケーションのダウンロードリクエストを「通信回路」にて受信すると、それに応じて「CPU」は送信プログラムを解釈し、ダウンロードリクエストに含まれるディレクトリ名やファイル名をキーとして、「HDD」に保持されているIRアプリケーションの中から、返信すべきIRアプリケーションを特定し「主メモリ」に格納する。
そしてリクエストで示されるリクエスト元IDなどを参照して、リクエスト元のモバイル端末装置に対して、特定したIRアプリケーションを「通信回路」から出力する。
また、その後のIRアプリケーションの実行に応じてモバイル端末装置から出力されたIR情報の送信リクエストを「通信回路」にて受信すると、「CPU」はIR情報送信プログラムを解釈し、例えばその送信リクエストに含まれるIRアプリケーションIDから企業Aに関するIRアプリケーションであることを判断し、「HDD」に保持されているIR情報の中から、企業Aを示す企業IDと関連付けられているIR情報を特定し「主メモリ」に格納する。
そしてリクエストで示されるリクエスト元IDなどを参照して、リクエスト元のモバイル端末装置に対して、特定したIR情報を「通信回路」から出力する、という具合である。
<処理の流れ>
図7は、本実施例のIRシステムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。また、以下の説明例ではIR情報表示体を紙媒体とし、紙面上にIR情報表示領域とアクセス情報表示領域を有するものとして処理の流れは省略する。
この図にあるように、まず、アプリケーションダウンロードサーバに、IRアプリケーションが記録、保持される(ステップS0711:IRアプリケーション保持ステップ)。またIR情報サーバのIR情報保持部に、例えば企業別などのIR情報が記録、保持される(ステップS0721:IR情報保持ステップ)。
その後、ユーザがIR情報表示体を入手し、そのIR情報表示領域に表示されているIR情報を参照するとともに、アクセス情報表示領域に表示されているアクセス情報を読み取るため、モバイル端末装置にてそのアクセス情報を例えばカメラ機能や二次元コード解析機能などを利用して読み取る(ステップS0701:アクセス情報読取ステップ)。すると、モバイル端末装置は、読み取ったアクセス情報を利用してアプリケーションダウンロードサーバにアクセスする(ステップS0702:ダウンロードサーバアクセスステップ)。
するとステップS0702のアクセスによりアプリケーションダウンロードサーバにてダウンロードリクエストを受け付けると、リクエストに応じてIRアプリケーションをモバイル端末装置に送信する(ステップS0712:送信ステップ)。
そして、モバイル端末装置では、ステップS0712でアプリケーションダウンロードサーバから送信されたIRアプリケーションをダウンロードする(ステップS0703:ダウンロードステップ)。そして、ユーザ操作入力などに応じて、ダウンロードしたIRアプリケーションを実行する(ステップS0704:IRアプリケーション実行ステップ)。
すると、そのステップS0704のIRアプリケーションの実行に応じた要求(リクエスト)をIR情報サーバにて受信し、それに応じてIR情報保持部に保持されたIR情報をそのIRアプリケーションに対して送信する(ステップS0722:IR情報送信ステップ)。
そして、そのステップS0722で送信されたIR情報をモバイル端末装置にて受信すると、ステップS0704で実行中のIRアプリケーションは受信したIR情報を利用して各種表示形態でIR情報を表示し、ユーザに提示する、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のIRシステムでは、企業のウエブページや冊子などの形態で提供されるIR情報表示体に、上記IRアプリケーションを入手するためのアクセス情報を表示することで、自然な流れで投資家などを自社専用IRアプリケーションに誘導することができる。
したがって、企業などとしては、投資家などが自社IRページや冊子などを訪問した千載一遇のチャンスを最大限活かしてIRアプリケーションをユーザのモバイル端末装置にダウンロードさせることができ、そのIRアプリケーションによって、自社IR情報を容易に、かつ積極的にユーザに提示することができる。
より具体的には、IRアプリケーションはモバイル端末装置にダウンロードされるので、当該モバイル端末装置の最初のホーム画面に配置されたアイコン選択などによって簡単に起動、実行することができる。したがって、当該IRアプリケーションの利用促進が期待できる。
さらに、モバイル端末装置上にはIR情報を掲載するウエブページにアクセスするためのブラウザを起動、実行するためのアイコンなども、IRアプリケーションと階層的に同列に配置される。そしてそのブラウザを利用してウエブページに掲載されたIR情報を入手するためには、前述の通り、そのホーム画面からのブラウザの起動から、企業名をキーワードとする検索などの手間を必要とする。その一方、企業別に用意されたIRアプリケーションであれば、同じホーム画面から当該IRアプリケーションを起動、実行するだけで所望の企業のIR情報を簡単に入手することができる。
またIRアプリケーションは、前述の通りIR情報を表示することを基本機能とするアプリケーションソフトウェアであるため、IR情報の表示に好適となるよう設計することができる。したがって、IR情報表示体では難しいIR情報の表示に関する処理、例えばIR情報である各財務情報の関連性などを考慮した当該財務情報の推移を分かりやすく表示するグラフ作成/グラフアニメーション表示機能や、IR情報の関連性などを考慮した情報探索に好適に設計された検索システムを利用したIR情報の表示などを行うことができる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例のIRシステムは、上記実施例のうち、特にIR情報表示体がウエブサーバ装置である実施例を基本として、さらにその当該ウエブサーバ装置によるウエブページ等に表示されるIR情報と、IRアプリケーションで表示されるIR情報とが、1のサーバ(IR情報管理サーバ)で管理されていることを特徴とする。
このように、両媒体(IR情報表示体とIRアプリケーション)に提供されるIR情報を1のサーバで管理することで、例えば一方のIR情報を他方のIR情報で補完したり、表示形態などは異なるものの両者のIR情報の種類や内容を統一させたりして、両媒体でIR情報の内容を連動させることができる。
<機能的構成>
図8は、本実施例のIRシステムにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例のIRシステムは、上記実施例を基本として「IR情報表示体(ウエブサーバ装置)」(0800)と、「モバイル端末装置」(0810)と、「アプリケーションダウンロードサーバ」(0820)と、「IR情報サーバ」(0830)と、からなる。なお、これら「IR情報表示体」、「モバイル端末装置」、「アプリケーションダウンロードサーバ」、「IR情報サーバ」における各機能的構成については、上記実施例1にて説明済みであるので、その図示および説明は省略する。
そして本実施例のIRシステムは、さらに「IR情報管理サーバ」(0840)を備えていることを特徴とする。
(IR情報管理サーバ)
図8に示すように、「IR情報管理サーバ」は、「IR情報一時保持部」(0841)と、「ウエブIR情報管理部」(0842)と、「IR情報サーバIR情報管理部」(0843)と、を有する。なお、このIR情報管理サーバは、単独のサーバ装置として実現されても良いし、あるいはアプリケーションダウンロードサーバやIR情報サーバに、上記IR情報管理サーバに係る機能的構成0841〜0843が組み込まれて実現されても良い。
「IR情報一時保持部」(0841)は、IR情報を一時保持する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、HDDなどの記憶装置やIR情報一時保持プログラムなどで実現することができる。そして、ここに一時的に保持されるIR情報がウエブサーバ装置とIR情報サーバの双方に提供されることで、IR情報表示体とIRアプリケーションとでIR情報が連動するように容易に管理することができる。
「ウエブIR情報管理部」(0842)は、IR情報一時保持部に保持されたIR情報を用いて、前記ウエブサーバ装置にて表示されるIR情報を管理する機能を有し、CPUや主メモリ、ウエブIR情報管理プログラムなどによって実現することができる。
「IR情報サーバIR情報管理部」(0843)は、IR情報一時保持部に保持されたIR情報を用いて、前記IR情報サーバのIR情報保持部に保持されたIR情報を管理する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、IR情報サーバIR情報管理プログラムなどによって実現することができる。
具体的に、このウエブIR情報管理部と、IR情報サーバIR情報管理部によるIR情報の管理は、IR情報一時保持部に保持されているIR情報を対象とした管理であること以外、その内容などについては特に限定しない。例えば、両管理部で管理するIR情報が共通となるようにしても良いし、まったく異なるようにしても良い。あるいは、一方の管理部で管理するIR情報が、他方の管理部で管理するIR情報を補完するような、例えば一方のIR情報で売上高を示し、他方のIR情報でその売上の要因となった新技術のプレスリリース情報を示すなどといった関係性となるよう管理しても良い。
このように、本実施例によってIR情報表示体とIRアプリケーションに提供されるIR情報を連動させることができる。
また、両管理部で管理するIR情報を共通とするために、「IR情報一時保持部」は、図示しない「共通保持手段」を有していても良い。この「共通保持手段」は、前記ウエブサーバ装置にて表示されるIR情報と、前記IR情報サーバのIR情報保持部に保持されたIR情報の共通のIR情報である共通IR情報を保持する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、HDDなどの記憶装置や共通保持プログラムなどで実現することができる。
なおIR情報の共通化とは、例えばデータ形式なども含めて全く同じデータとする方法のほか、例えばウエブサーバ装置用にHTML言語で記述されているデータを、IRアプリケーションで読み取れる形式に変換する方法なども挙げられる。またIRアプリケーションに、HTML言語で記述されたデータをタグを参照して読み取り、所定の表示用加工などを施して表示する機能を付加することで共通化されたIR情報を利用する構成としても良い。
そして、このように共通IR情報を利用することで、IR情報表示体(ウエブサーバ装置)にて表示されるIR情報と、IR情報サーバから取得されIRアプリケーションにて表示されるIR情報を別々に生成、管理する必要が無くなり、コストを削減することができる。
<ハードウェア構成>
図9は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の本実施例のIRシステムのIR情報管理サーバにおける構成の一例を表す概略図である。この図を利用してIR情報の管理処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
(IR情報管理サーバ)
図9にあるように、IR情報管理サーバは各種演算処理を実行するための「CPU」(0901)と、「主メモリ」(0902)と、を備えている。また各種情報やプログラムを保持する「HDD」(0903)や、モバイル端末装置や他のサーバなどと通信するための「通信回路」(0904)なども備えている。そして、それらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」にはIR情報一時保持プログラム、ウエブIR情報管理プログラム、IR情報サーバIR情報管理プログラムなどが適宜読み出され、「CPU」は読み出された各プログラムを参照解釈し、プログラムで示される手順に従い各種演算処理を実行する。
ここで、「CPU」は、IR情報一時保持プログラムを解釈し、それにしたがって所定のIR情報を「主メモリ」に格納する。つづいて、「CPU」は、ウエブIR情報管理プログラムとIR情報サーバIR情報管理プログラムを解釈し、「主メモリ」に格納されているIR情報が、例えば共通のIR情報としてウエブサーバ装置とIR情報サーバに提供されるよう管理する、という具合である。
<処理の流れ>
図10は、本実施例のIRシステムのIR情報管理サーバにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。また、IRシステムのモバイル端末装置やIR情報サーバの処理の流れについては実施例1で記載済みであるので、その説明は省略する。またウエブサーバ装置であるIR情報表示体についても、IR情報とアクセス情報を所定の表示領域に表示する処理のみであるので、特に詳細な説明は省略する。
この図10にあるように、IR情報管理サーバは、主メモリやHDDなどの記憶装置にIR情報を一時的に保持する(ステップS1001:IR情報一時保持ステップ)。そしてステップS1001で一時的に保持されたIR情報を用いて、前記ウエブサーバ装置にて表示されるIR情報を管理する(ステップS1002:ウエブIR情報管理ステップ)。またステップS1001で一時的に保持されたIR情報を用いて、前記IR情報サーバのIR情報保持部に保持されたIR情報を管理する(ステップS1003:IR情報サーバIR情報管理ステップ)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のIRシステムによって、IR情報表示体とIRアプリケーションに提供されるIR情報を1のサーバで管理することで、例えば一方のIR情報を他方のIR情報で補完したり、表示形態などは異なるものの両者のIR情報の種類や内容を統一させたりして、両媒体でIR情報の内容を連動させることができる。
また、そのIR情報を共通化することで、IR情報表示体(ウエブサーバ装置)にて表示されるIR情報と、IR情報サーバから取得されIRアプリケーションにて表示されるIR情報を別々に生成、管理する必要が無くなり、コストを削減することができる。
0300 IR情報表示体
0301 IR情報表示領域
0302 アクセス情報表示領域
0310 モバイル端末装置
0311 アクセス情報読取部
0312 ダウンロードサーバアクセス部
0313 ダウンロード部
0314 IRアプリケーション実行部
0320 アプリケーションダウンロードサーバ
0321 送信部
0330 IR情報サーバ
0331 IR情報保持部
0332 IR情報送信部

Claims (7)

  1. IR情報を表示するIR情報表示領域と、
    アプリケーションダウンロードサーバへのアクセス情報を表示するアクセス情報表示領域と、を有するIR情報表示体と、
    前記IR情報表示体に表示されているアクセス情報を読み取るアクセス情報読取部と、
    読み取ったアクセス情報を利用してアプリケーションダウンロードサーバにアクセスするダウンロードサーバアクセス部と、
    前記アクセスに応じてIRアプリケーションをダウンロードするダウンロード部と、
    前記IRアプリケーションを実行するIRアプリケーション実行部と、を有するモバイル端末装置と、
    前記IRアプリケーションを送信する送信部を有するアプリケーションダウンロードサーバと、
    IR情報を保持するIR情報保持部と、
    前記IRアプリケーションの実行に応じて要求されるIR情報保持部に保持されたIR情報をそのIRアプリケーションに対して送信するIR情報送信部と、を有するIR情報サーバと、
    からなるIRシステム。
  2. 前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードされるIRアプリケーションは、
    IRアプリケーション実行部での実行に応じてモバイル端末装置に、
    スケジュールに従ってIR情報サーバに対してIR情報保持部に保持されているIR情報を要求し取得する取得手段と、
    取得したIR情報を表示する表示手段と、
    を実現するように構成されている請求項1に記載のIRシステム。
  3. 前記IR情報表示体は、ウエブサーバ装置である請求項1又は2に記載のIRシステム。
  4. 前記IR情報表示体は、前記IRアプリケーションとは別の他IRアプリケーションである請求項1又は2に記載のIRシステム。
  5. 前記IR情報表示体は、紙媒体である請求項1又は2に記載のIRシステム。
  6. IR情報一時保持部と、
    IR情報一時保持部に保持されたIR情報を用いて、前記ウエブサーバ装置にて表示されるIR情報を管理するウエブIR情報管理部と、
    IR情報一時保持部に保持されたIR情報を用いて、前記IR情報サーバのIR情報保持部に保持されたIR情報を管理するIR情報サーバIR情報管理部と、を有するIR情報管理サーバ
    をさらに有する請求項3に記載のIRシステム。
  7. IR情報一時保持部は、前記ウエブサーバ装置にて表示されるIR情報と、前記IR情報サーバのIR情報保持部に保持されたIR情報の共通のIR情報である共通IR情報を保持する共通保持手段を有する請求項6に記載のIRシステム。
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