JP2014130118A - 通信装置、切替プログラムおよび切替方法 - Google Patents

通信装置、切替プログラムおよび切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】位置の測位性能の低下を抑制できる通信装置、切替プログラムおよび切替方法を提供する。
【解決手段】アンテナ20は、GPS衛星から送信される電波を受信する。無線処理部21は、アンテナ20により受信された電波の信号から測位用の情報を抽出する。測位部22は、無線処理部21により抽出された測位用の情報に基づき、位置を測位する。変圧回路24は、スイッチング素子を内蔵し、供給される電力を所定の電圧に変圧する。切替部40は、無線処理部21により測位用の情報を抽出する抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、切替プログラムおよび切替方法に関する。
通信装置には、Global Positioning System(GPS)受信機が搭載され、位置の測位が可能なものがある。このような通信装置としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、Personal Digital Assistants(PDA)が挙げられる。また、通信装置には、バッテリを内蔵しているものがある。このような通信装置では、外部からケーブルを介して供給される電力を変圧回路により内部で使用する所定の電圧に変圧してバッテリに充電する。このような変圧回路としては、例えば、DC/DCコンバータが挙げられる。
ところで、通信装置は、ケーブルを介して供給される電力を変圧回路により所定の電圧に変圧する際、変圧回路に内蔵されたスイッチング素子のオン、オフにより、電磁波ノイズが放射される。また、通信装置では、電力が供給されるケーブルから電磁波ノイズが放射される場合もある。この電磁波ノイズは、Electro-Magnetic Interference(EMI)とも言う。
そして、通信装置は、放射された電磁波ノイズがGPS衛星からの電波に重畳されて検出され、位置の測位性能が低下する場合がある。そこで、比較的ノイズに弱い初回測位の成功を優先させるために、GPS以外の機能でEMIノイズを発生する機能を数分間停止させる従来技術がある。
特開2011−220945号公報
しかしながら、従来技術は、初回測位以降、充電と測位を並行して行った場合、電磁波ノイズの影響により、位置の測位性能が低下する、という問題点があった。
一側面では、位置の測位性能の低下を抑制できる通信装置、切替プログラムおよび切替方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、通信装置は、アンテナと、測位部と、変圧回路と、切替部とを有する。アンテナは、GPS衛星から送信される電波を受信する。抽出部は、前記アンテナにより受信された前記電波の信号から測位用の情報を抽出する。測位部は、前記抽出部により抽出された測位用の情報に基づき、位置を測位する。変圧回路は、スイッチング素子を内蔵し、供給される電力を所定の電圧に変圧する。切替部は、前記抽出部により測位用の情報を抽出する抽出期間の間、前記変圧回路を停止状態に切替える。
本発明の一様態によれば、位置の測位性能の低下を抑制できる。
図1は、実施例1に係る通信装置の全体構成を示す図である。 図2は、位置を測位する際の制御の流れを説明する図である。 図3は、変圧回路の状態の変化を示した図である。 図4は、実施例1に係る切替処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、実施例2に係る通信装置の全体構成を示す図である。 図6は、アンテナから入力する電波の信号の信号レベルと測位用の情報の抽出期間との関係を概略的に示したグラフである。 図7は、実施例2に係る切替処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、切替の判定を説明するための図である。 図9は、実施例3に係る切替処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、切替プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本発明にかかる通信装置、切替プログラムおよび切替方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1について説明する。図1は、実施例1に係る通信装置の全体構成を示す図である。通信装置10は、無線通信により、図示しないネットワークを介して他の機器と通信可能とされている。このような通信装置10としては、例えば、スマートフォン、携帯電話機、PDAなどが挙げられる。また、ネットワークとしては、Wireless Local Area Network(無線LAN)、移動体通信網などの任意の通信網が挙げられる。また、通信装置10は、GPS衛星からの電波を受信して位置の測位が可能とされている。図1に示すように、通信装置10は、アンテナ20と、無線処理部21と、測位部22と、制御部23と、変圧回路24と、充電池25と、電源回路26とを有する。
アンテナ20は、GPS衛星から送信される電波を受信するデバイスである。GPSでは、地球の複数の軌道上に複数のGPS衛星が周回している。例えば、6つの周回軌道に、各4機ずつGPS衛星が周回している。各GPS衛星は、高精度に一致させた時刻を保持する。そして、各GPS衛星は、周期的に測位用の情報を電波により送信する。例えば、各GPS衛星は、保持する時刻情報や、自身の位置を示すエフェメリスデータ、他のGPS衛星の軌道を示すアルマナックデータなどを含んだ航法メッセージを各GPS衛星の固有のコードで位相変調したデータを所定の周波数帯域の電波により送信する。アンテナ20は、各GPS衛星から送信される電波を受信し、受信した電波を信号に変換する。
無線処理部21は、アンテナ20により受信された電波の信号から測位用の情報を抽出するデバイスである。無線処理部21は、電源回路26から電力が供給される。また、無線処理部21は、電源回路26から電力の供給をオン、オフすることにより状態を切替えることが可能とされている。無線処理部21は、電力が供給された場合、アンテナ20から入力する電波の信号から測位用の情報を抽出する。例えば、無線処理部21は、アンテナ20により変換された信号を増幅してデジタルデータに変換する。そして、無線処理部21は、各GPS衛星の固有のコードを用いてデジタルデータから測位用の情報を抽出する。例えば、無線処理部21は、デジタルデータに対して位相を変えつつ固有のコードを比較して、デジタルデータと固有のコードとが類似する位相制御量を特定する。例えば、無線処理部21は、デジタルデータと固有のコードとの相関が最も高くなる位相制御量を特定する。そして、無線処理部21は、デジタルデータを位相制御量の位相の位置で固有のコードを用いて復調して航法メッセージを求める。また、無線処理部21は、例えば、Real Time Clock(RTC)などの時計を内蔵しており、データの受信時刻と航法メッセージ内の時刻情報から各GPS衛星からの電波の伝搬時間を求める。そして、無線処理部21は、航法メッセージおよびGPS衛星からの電波の伝搬時間を測位用の情報として測位部22へ出力する。
測位部22は、測位用の情報に基づき、位置を測位するデバイスである。測位部22は、電源回路26から電力が供給されている。また、測位部22は、電源回路26から電力の供給をオン、オフすることにより状態を切替えることが可能とされている。測位部22は、電力が供給され、無線処理部21から位置の測位が可能な数の測位用の情報が入力された場合、測位用の情報を受信したことを制御部23へ通知する。また、測位部22は、入力した測位用の情報に基づき、位置を測位する。例えば、測位部22は、各GPS衛星からの電波の伝搬時間にそれぞれ光速を乗算して各GPS衛星との距離を求める。そして、測位部22は、航法メッセージに含まれるGPS衛星の位置およびGPS衛星との距離から位置を測位する。ここで、無線処理部21に内蔵された時計に時刻の誤差が含まれるものとして位置の測位を行う場合、測位部22は、4以上のGPS衛星の航法メッセージおよびGPS衛星との距離を用いて、時刻の誤差および位置を算出する。そして、測位部22は、算出した位置の情報を制御部23へ出力する。
なお、時刻の誤差が一度求められている場合、測位部22は、先に求めた時刻の誤差と3つのGPS衛星の航法メッセージおよびGPS衛星との距離を用いて位置を算出してもよい。さらに、測位部22は、測位した位置を、緯度、経度、高さの測地系に変換しており、高さが変わらないものとして測位する場合、測位部22は、2つのGPS衛星の航法メッセージおよびGPS衛星との距離を用いて測地系での位置を算出してもよい。すなわち、測位部22は、位置の測位に、必ずしも4つのGPS衛星の航法メッセージおよびGPS衛星との距離を要するものではない。また、無線処理部21が、伝搬時間に光速を乗算することにより、GPS衛星との距離を求め、GPS衛星との距離を測位用の情報として測位部22へ出力してもよい。
さらに、GPS衛星の位置の情報は、GPS衛星以外から得てもよい。GPS衛星は、例えば、50bpsとデータの伝送レートが遅く、エフェメリスデータの取得に、例えば、30秒と時間がかかる。そこで、通信装置10がAssisted GPS(A−GPS)機能に対応している場合、通信装置10は、アルマナックデータ、エフェメリスデータを移動体通信網を介してデータ通信により取得してもよい。このようにアルマナックデータ、エフェメリスデータを移動体通信網を介して取得する場合、無線処理部21は、測位用の情報として、電波の伝搬時間またはGPS衛星との距離を測位部22へ出力すればよい。
制御部23は、通信装置10を制御するデバイスである。制御部23としては、Central Processing Unit(CPU)、Micro Processing Unit(MPU)等の電子回路や、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Field Programmable Gate Array(FPGA)等の集積回路を採用できる。制御部23は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部23は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、制御部23は、切替部40を有する。また、制御部23では、各種のアプリケーションプログラムが動作する。このアプリケーションプログラムには、位置情報を要求するものがある。例えば、ナビゲーションプログラムは、地図上に現在の位置を示すため、周期的に位置情報を要求する。
切替部40は、各種の切替えを行う。例えば、切替部40は、アプリケーションプログラムから位置情報の要求を受け付ける。切替部40は、位置情報の要求を受け付けた場合、電源回路26に対して無線処理部21および測位部22への電力供給を指示して、無線処理部21および測位部22を動作状態に切替える。また、切替部40は、測位部22から測位用の情報を受信した通知を受けた場合、電源回路26に対して無線処理部21への電力供給の停止を指示して、無線処理部21を停止状態に切替える。また、切替部40は、測位部22から位置情報を受信した場合、電源回路26に対して測位部22への電力供給の停止を指示して、測位部22を停止状態に切替える。すなわち、切替部40は、位置を測位するときに無線処理部21および測位部22を動作状態に切替え、無線処理部21および測位部22をそれぞれ処理の完了後に停止状態に切替える。
また、切替部40は、無線処理部21により測位用の情報を抽出する抽出期間の間、後述する変圧回路24を停止状態に切替える。例えば、切替部40は、位置情報が要求を受け付けた場合、変圧回路24に対して停止を指示して、変圧回路24を停止状態に切替える。また、切替部40は、測位部22から測位用の情報を受信した通知を受けた場合、変圧回路24に対して動作を指示して、変圧回路24を動作状態に切替える。
変圧回路24は、供給される電力を所定の電圧に変圧するデバイスである。変圧回路24は、スイッチング素子を内蔵し、スイッチング素子がオン、オフすることにより供給される電力を所定の電圧に変圧する。このような変圧回路24としては、例えば、DC/DCコンバータなど様々回路が挙げられる。また、変圧回路24は、制御部23からの指示により、スイッチング素子をオン、オフさせて供給される電力を所定の電圧に変圧する動作状態と、スイッチング素子をオフ状態として変圧を行わない停止状態とに状態を切替えることが可能とされている。変圧回路24は、電源ライン27により充電池25および電源回路26に接続されている。また、変圧回路24は、充電池25への充電を行う場合、外部装置に接続され、電力が供給される。例えば、充電池25への充電を行う場合、例えば、Universal Serial Bus(USB)ケーブルなどのケーブル31により、例えば、パーソナル・コンピュータ(PC)などの外部装置30に接続される。外部装置30は、ケーブル31を介して、例えば、5Vの電力を供給する。変圧回路24は、ケーブル31を介して供給される電力を、例えば、4.2Vに降圧して電源ライン27に供給する。なお、外部装置30は、電力を供給できれば何れの装置であってもよい。例えば、外部装置30を車両などの電源回路とし、ケーブル31によりシガーソケットから電力を供給するものとしてもよい。
充電池25は、充電を行うことにより電気を蓄積することが可能なデバイスである。充電池25は、通信装置10のフレームにフレームグランドされている。充電池25は、電源ライン27を介して変圧回路24から電力が供給される場合、供給される電力を蓄積する。また、充電池25は、変圧回路24から電力が供給されなくなると、蓄積した電気を放出する。充電池25としては、リチウム・イオン蓄電池や、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池等を採用できる。
電源回路26は、通信装置10内の電気デバイスに対して電力を供給するデバイスである。電源回路26は、電源ライン27に供給される電力を上述の無線処理部21、測位部22、制御部23へ供給する。また、電源回路26は、例えば、無線処理部21、測位部22に電力を供給する配線にスイッチが設けられ、当該スイッチをオン、オフすることにより、無線処理部21、測位部22への電力を供給状態または供給停止状態に切替え可能とされている。電源回路26は、制御部23からの指示に応じてスイッチをオン、オフすることにより、無線処理部21、測位部22への電力の供給の切替えを行う。
図2は、位置を測位する際の制御の流れを説明する図である。通信装置10は、充電池25への充電を行う場合、ケーブル31により外部装置30と変圧回路24が接続される。これにより、変圧回路24には、ケーブル31を介して外部装置30から、例えば、5Vの電力が供給される。変圧回路24は、ケーブル31を介して供給される、例えば、5Vの電力を、例えば、4.2Vに降圧する。変圧回路24では、供給される電力を降圧する際、内蔵されたスイッチ素子がオン、オフすることにより電磁波ノイズが放射される。また、ケーブル31は、変圧回路24に内蔵されたスイッチ素子がオン、オフすることにより、断続的に電流が流れるため、電磁波ノイズが放射される。
一方、通信装置10では、各種のアプリケーションプログラムが動作し、アプリケーションプログラムで位置情報を使用する場合、位置情報を要求する。例えば、ナビゲーションプログラム41は、地図上に現在の位置を示すため、周期的に位置情報を要求する。
切替部40は、位置情報が要求されると、電源回路26に対して無線処理部21および測位部22への電力供給を指示する。また、切替部40は、位置情報が要求を受け付けた場合、変圧回路24に対して停止を指示する。
電源回路26は、制御部23から無線処理部21および測位部22への電力供給が指示されると、無線処理部21、測位部22へ電力を供給する。変圧回路24は、制御部23から停止が指示されると、スイッチング素子をオフ状態として変圧を停止する。これにより、変圧回路24から電磁波ノイズが放射されなくなる。また、ケーブル31は、変圧回路24が停止すると電流が流れなくなる。このため、ケーブル31からも電磁波ノイズが放射されなくなる。
無線処理部21は、電力が供給されると、アンテナ20から入力する電波の信号から測位用の情報を抽出し、抽出した測位用の情報を測位部22へ出力する。
測位部22は、電力が供給されると動作状態となり、無線処理部21から位置の測位が可能な数の測位用の情報が入力されると、測位用の情報を受信したことを制御部23へ通知する。例えば、測位部22は、無線処理部21から4つのGPS衛星の測位用の情報が入力されると、測位用の情報を受信したことを制御部23へ通知する。
切替部40は、測位部22から測位用の情報を受信した通知を受けると、電源回路26に対して無線処理部21への電力供給の停止を指示する。また、切替部40は、測位部22から測位用の情報を受信した通知を受けると、変圧回路24に対して動作を指示する。
電源回路26は、制御部23から無線処理部21への電力供給の停止が指示されると、無線処理部21への電力の供給を停止する。変圧回路24は、制御部23から動作が指示されると、動作を再開し、ケーブル31を介して供給される、例えば、5Vの電力を、例えば、4.2Vに降圧する。
測位部22は、入力した測位用の情報に基づき、位置を測位し、測位した位置を示す位置情報を制御部23へ出力する。
切替部40は、測位部22から位置情報を受信すると、電源回路26に対して測位部22への電力供給の停止を指示する。
電源回路26は、制御部23から測位部22への電力供給の停止が指示されると、測位部22への電力の供給を停止する。
制御部23において動作するアプリケーションプログラムでは、入力した位置情報に基づいて表示を行う。例えば、ナビゲーションプログラム41は、地図上の位置情報により示される位置を現在の位置として表示する。
図3は、変圧回路の状態の変化を示した図である。図3に示すように、変圧回路24は、無線処理部21により測位用の情報を抽出する抽出期間の間、停止状態となる。通信装置10では、測位用の情報を抽出する抽出期間の間、変圧回路24を停止させることにより、放射ノイズが発生しなくなるため、位置の測位性能の低下を抑制できる。
一方、変圧回路24は、測位用の情報から位置を測位している測位期間およびアプリケーションプログラムにより位置情報に基づいて位置の表示を行う表示期間の間、動作状態となる。通信装置10では、測位期間や表示期間の間、変圧回路24を動作させることにより、充電池25への充電を行うことができる。
ここで、GPSにより位置の測位が可能な通信装置10は、カーナビゲーションのような使用用途があり、充電中もナビゲーションプログラムを動作させて位置を測位する場合がある。通信装置10は、充電中も位置を測位する場合、変圧回路24や、ケーブル31などの充電用のケーブルから電磁波ノイズが発生し、発生した電磁波ノイズがGPS衛星からの電波に重畳されてアンテナ20で検出され、測位性能が低下する場合がある。設計者は、電磁波ノイズの影響が少なくするため、通信装置10に搭載する全ての無線システムのアンテナを変圧回路24やUSBのコネクタから離すような設計を進める。一方、通信装置10は、小型化が求められる場合がある。スマートフォン、携帯電話機、PDAなどの通信装置10は、小型化が求められている。通信装置10を小型化する場合、設計者は、通信装置10に搭載する全ての無線システムのアンテナを変圧回路24やUSBのコネクタから十分に離して配置することは難しい。このため、何かの通信システムは変圧回路24やUSBのコネクタに近接させて配置される。例えば、スマートフォン、携帯電話機などの場合、主要な機能である通話やデータ通信に用いるアンテナは、変圧回路24やUSBのコネクタから離して配置される。一方、GPS用のアンテナ20は、変圧回路24やUSBのコネクタに近接して配置される。このように変圧回路24やUSBのコネクタに近接してGPS用のアンテナ20を配置した場合でも、通信装置10は、測位用の情報を抽出する抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替えることにより、位置の測位性能の低下を抑制できる。また、通信装置10では、測位で消費される電力が通話やデータ通信などの他通信システムに比べ少ない。このため、通信装置10は、充電中に一時的に充電を停止しても、充電池25から電力を供給できる。
次に、本実施例に係る通信装置10が変圧回路24の状態を切替える切替処理の流れを説明する。図4は、実施例1に係る切替処理の手順を示すフローチャートである。この切替処理は、例えば、アプリケーションプログラムから位置情報が要求されたタイミングで実行される。
図4に示すように、切替部40は、変圧回路24に対して停止を指示して、変圧回路24を停止状態に切替える(S10)。また、切替部40は、電源回路26に対して無線処理部21および測位部22への電力供給を指示して、無線処理部21および測位部22を動作状態に切替える(S11)。そして、切替部40は、測位部22から測位用の情報の受信が通知されたか否かを判定する(S12)。測位用の情報の受信が通知されていない場合(S12否定)、再度S12へ移行して、測位用の情報の受信の通知待ちを行う。
一方、測位用の情報の受信が通知された場合(S12肯定)、切替部40は、電源回路26に対して無線処理部21への電力供給の停止を指示して、無線処理部21を停止状態に切替える(S13)。また、切替部40は、変圧回路24に対して動作を指示して、変圧回路24を動作状態に切替える(S14)。そして、切替部40は、測位部22から位置情報を受信したか否かを判定する(S15)。位置情報を受信していない場合(S15否定)、再度S10へ移行して、処理を継続する。
一方、位置情報を受信した場合(S15肯定)、切替部40は、電源回路26に対して測位部22への電力供給の停止を指示して、測位部22を停止状態に切替え(S16)、処理を終了する。
このように、通信装置10は、GPS衛星から送信される電波の信号から無線処理部21が測位用の情報を抽出する抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。これにより、通信装置10は、抽出期間の間、変圧回路24から放射ノイズが発生しなくなるため、位置の測位性能の低下を抑制できる。
また、通信装置10は、位置を測位するときのみ無線処理部21および測位部22に電力を供給して動作状態とすることにより、位置を測位しない期間、無線処理部21および測位部22に電力が供給されないため、消費電力を抑えることができる。
次に、実施例2について説明する。図5は、実施例2に係る通信装置の全体構成を示す図である。実施例2に係る通信装置10の構成は、図1に示した実施例1に係る通信装置10と略同一であるため、同一の部分については同一の符号を付し、主に異なる部分について説明する。
図5に示すように、通信装置10の制御部23は、検出部28をさらに有する。
検出部28は、各種の検出を行う。例えば、検出部28は、電波の受信感度を検出する。ここで、電波の受信感度は、単純にアンテナ20から入力する電波の信号の信号レベルから判定できない。例えば、電磁波ノイズなど大きなノイズが発生した場合、アンテナ20から入力する電波の信号は、ノイズの影響により信号レベルが大きくなる。無線処理部21は、アンテナ20から入力する電波の信号のデジタルデータと、GPS衛星の固有のコードが類似する位置の位相制御量を特定するが、デジタルデータに含まれるノイズが多い場合、位相制御量の特定に時間がかかる場合がある。例えば、無線処理部21は、デジタルデータに大きなノイズが含まれる場合、類似する位置の特定に時間がかかったり、あるいは、類似する位置を特定できない場合がある。無線処理部21は、類似する位置を特定できない場合、アンテナ20で新たに受信された電波の信号のデジタルデータから再度類似する位置の特定を行う。このため、無線処理部21では、デジタルデータに大きなノイズが含まれる場合や、デジタルデータに多くのノイズが含まれる場合、位相制御量の特定に時間がかかる。無線処理部21は、位相制御量の特定に時間がかかる場合、測位用の情報を抽出にも時間がかかる。
図6は、アンテナから入力する電波の信号の信号レベルと測位用の情報の抽出期間との関係を概略的に示したグラフである。図6に示すように、無線処理部21による測位用の情報の抽出期間は、無線処理部21に入力する電波の信号の信号レベルに依存し、信号レベルと抽出期間には、例えば、反比例の関係がある。そこで、検出部28は、無線処理部21により測位用の情報の抽出にかかる抽出期間を計測する。例えば、検出部28は、デジタルデータに対する固有のコードの比較を開始した時点から位置の測位が可能な数の測位用の情報が抽出される時点までの期間を抽出期間として計測する。そして、検出部28は、抽出期間が長いほど受信感度が低いものとして、抽出期間から受信感度を検出する。なお、受信感度は、例えば、高、中、低など、抽出期間が長いほど受信感度が低いものとして、段階的なものとしてもよい。また、受信感度は、抽出期間に応じて連続的な値としてもよい。制御部23は、検出部28により検出した受信感度を内部メモリなど図示しない記憶部に記憶する。
実施例2に係る切替部40は、検出部28により検出された受信感度が所定の許容レベルよりも低い場合、無線処理部21による測位用の情報の抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。一方、切替部40は、検出部28により検出された受信感度が許容レベル以上の場合、ノイズの影響が小さいため、無線処理部21による測位用の情報の抽出期間の間も変圧回路24を駆動させて充電を行う。この許容レベルは、位置の測位性能に低下を許容する度合い応じて定める。なお、許容レベルは、固定値としてもよく、外部から調整可能としてもよい。
次に、本実施例に係る通信装置10が変圧回路24の状態を切替える切替処理の流れを説明する。図7は、実施例2に係る切替処理の手順を示すフローチャートである。この切替処理は、例えば、位置情報を要求するアプリケーションプログラムが起動されたタイミングで実行される。なお、図4に示した実施例1に係る切替処理と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
図7に示すように、切替部40は、初回の測位であるかを記憶するフラグF1の値をゼロに初期化する(S50)。切替部40は、処理を終了するか否かを判定する(S51)。本実施例では、位置情報を要求したアプリケーションプログラムから処理終了が指示された場合、または、位置情報を要求したアプリケーションプログラムの処理が終了した場合、処理終了と判定する。処理終了である場合(S51肯定)、処理を終了する。
一方、処理終了ではない場合(S51否定)、切替部40は、アプリケーションプログラムから位置情報が要求されたか否かを判定する(S52)。位置情報が要求されていない場合(S52否定)、処理を上述のS51へ移行する。
一方、位置情報が要求された場合(S52肯定)、切替部40は、フラグF1の値がゼロであるか否かにより、初回の測位であるか否かを判定する(S53)。フラグF1の値がゼロであり、初回の測位である場合(S53肯定)、切替部40は、フラグF1に1を格納する(S54)。そして、切替部40は、上述のS10〜S16の処理を行い、その後、上述のS51へ移行する。すなわち、切替部40は、位置を測位するときに無線処理部21および測位部22を動作状態に切替え、無線処理部21および測位部22をそれぞれ処理の完了後に停止状態に切替える。また、切替部40は、測位用の情報を抽出する抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。このS10〜S16の処理の際、検出部28は、無線処理部21により測位用の情報の抽出にかかる抽出期間を計測し、抽出期間が長いほど受信感度が低いものとして、抽出期間から受信感度を検出する。そして、検出部28は、検出した受信感度を制御部23へ出力する。制御部23は、受信した受信感度を記憶する。
一方、フラグF1の値がゼロ以外であり、初回の測位ではない場合(S53否定)、切替部40は、前回の測位用の情報を抽出する際の受信感度を読み出す(S55)。そして、切替部40は、前回の受信感度が許容レベルよりも低いか否かを判定する(S56)。受信感度が許容レベルよりも低い場合(S56肯定)、切替部40は、上述のS10〜S16の処理を行い、その後、上述のS51へ移行する。すなわち、切替部40は、位置を測位するときに無線処理部21および測位部22を動作状態に切替え、無線処理部21および測位部22をそれぞれ処理の完了後に停止状態に切替える。また、切替部40は、測位用の情報を抽出する抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。
一方、受信感度が許容レベルよりも低くない場合(S56否定)、切替部40は、電源回路26に対して無線処理部21および測位部22への電力供給を指示して、無線処理部21および測位部22を動作状態に切替える(S57)。そして、切替部40は、測位部22から測位用の情報の受信が通知されたか否かを判定する(S58)。測位用の情報の受信が通知されていない場合(S58否定)、再度S58へ移行して、測位用の情報の受信の通知待ちを行う。一方、測位用の情報の受信が通知された場合(S58肯定)、切替部40は、電源回路26に対して無線処理部21への電力供給の停止を指示して、無線処理部21を停止状態に切替える(S59)。そして、切替部40は、測位部22から位置情報を受信したか否かを判定する(S60)。位置情報を受信していない場合(S60否定)、上述のS57へ移行する。一方、位置情報を受信した場合(S60肯定)、切替部40は、電源回路26に対して測位部22への電力供給の停止を指示して、測位部22を停止状態に切替え(S61)、その後、上述のS51へ移行する。すなわち、切替部40は、変圧回路24を動作状態としたまま、位置を測位するときに無線処理部21および測位部22を動作状態に切替え、無線処理部21および測位部22をそれぞれ処理の完了後に停止状態に切替える。このS57〜S61の処理の際にも、検出部28は、無線処理部21により測位用の情報の抽出にかかる抽出期間を計測し、抽出期間から受信感度を検出する。そして、検出部28は、検出した受信感度を制御部23へ出力する。制御部23は、受信した受信感度を記憶する。この記憶された受信感度は、次回のS56の判定に用いられる。
このように、通信装置10は、電波の受信感度を検出する。そして、通信装置10は、受信感度が許容レベルよりも低い場合、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。これにより、通信装置10は、受信感度が許容レベルよりも低い場合、抽出期間の間、変圧回路24から放射ノイズが発生しなくなるため、位置の測位性能の低下を抑制できる。また、通信装置10は、受信感度が許容レベルよりも低くない場合、変圧回路24を停止状態としないため、充電池25に早く充電を行うことができる。
また、通信装置10は、抽出期間が長いほど受信感度が低いと検出する。これにより、通信装置10は、電波の信号に、信号レベルの大きいノイズが含まれる場合でも受信感度を精度よく検出できる。
次に、実施例3について説明する。実施例3に係る通信装置10の構成は、図5に示した実施例2に係る通信装置10と略同一であるため、主に異なる部分について説明する。
実施例3に係る検出部28は、無線処理部21により測位用の情報の抽出にかかる抽出期間を計測し、計測した抽出期間を制御部23へ出力する。制御部23は、内部メモリなど図示しない記憶部に抽出期間を記憶する。
実施例3に係る切替部40は、検出部28により計測された抽出期間を用いて、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替えるか判定する。また、切替部40は、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替えるか判定する閾値として、第1期間T1と第1期間T1よりも短い第2期間T2が定められている。切替部40は、検出部28により計測された抽出期間が第1期間T1よりも長い場合、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える設定とし、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。また、切替部40は、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える設定とされた後に抽出期間が第2期間T2よりも短くなった場合、変圧回路24を動作状態に切替える設定とし、抽出期間の間、変圧回路24を動作状態のまま維持する。
図8は、切替の判定を説明するための図である。図8の横軸は、抽出期間を示す。切替部40は、抽出期間が一旦第1期間T1よりも長くなった場合、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える設定とし、以降の抽出期間が第2期間T2と第1期間T1の間となった場合でも、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。一方、切替部40は、抽出期間が一旦、第2期間T2よりも短くなると場合、抽出期間の間、変圧回路24を動作状態とする設定とし、以降の抽出期間が第2期間T2と第1期間T1の間となった場合でも、抽出期間の間、変圧回路24を動作状態とする。このように、実施例3に係る切替部40では、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える閾値と、抽出期間の間、変圧回路24を動作状態に切替える閾値を分けている。これにより、抽出期間が第1期間T1前後または第2期間T2前後で変化する場合でも、抽出期間を停止状態とするか、動作状態とするかの設定が頻繁に切り替わることを抑えることができる。
図9は、実施例3に係る切替処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7に示した実施例2に係る切替処理と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
図9に示すように、切替部40は、切替の設定状態を記憶するフラグF2をゼロに初期化する(S70)。このフラグF2には、抽出期間の間も変圧回路24を動作状態とする場合、1が格納される。図9に示す切替処理では、初回の測位の場合、フラグF2にゼロが格納されているため、上述のS51〜S54、S10〜S16の処理を行い、その後、上述のS51へ移行する。すなわち、切替部40は、位置を測位するときに無線処理部21および測位部22を動作状態に切替え、無線処理部21および測位部22をそれぞれ処理の完了後に停止状態に切替える。また、切替部40は、測位用の情報を抽出する抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える。このS10〜S16の処理の際、検出部28は、無線処理部21により測位用の情報の抽出にかかる抽出期間を計測する。そして、検出部28は、計測した抽出期間を制御部23へ出力する。制御部23は、受信した抽出期間を記憶する。
図9に示す切替処理では、フラグF1の値がゼロ以外であり、初回の測位ではない場合(S53否定)、切替部40は、前回の測位用の情報を抽出する際の抽出期間を読み出す(S71)。そして、切替部40は、フラグF2の値が1であるか否かを判定する(S72)。フラグF2の値が1以外の場合(S72否定)、切替部40は、前回の抽出期間が第1期間T1よりも長いか否かを判定する(S73)。前回の抽出期間が第1期間T1よりも長い場合(S73肯定)、切替部40は、フラグF2に1を格納し(S74)、S10〜S16の処理を行い、その後、上述のS51へ移行する。一方、前回の抽出期間が第1期間T1よりも長くない場合(S73否定)、上述のS57〜S61の処理を行い、その後、上述のS51へ移行する。
一方、フラグF2の値が1の場合(S72肯定)、切替部40は、前回の抽出期間が第2期間T2よりも短いか否かを判定する(S75)。前回の抽出期間が第2期間T2よりも短い場合(S75肯定)、切替部40は、フラグF2にゼロを格納し(S76)、上述のS57〜S61の処理を行い、その後、上述のS51へ移行する。一方、前回の抽出期間が第2期間T2よりも短くない場合(S75否定)、上述のS10〜S16の処理を行い、その後、上述のS51へ移行する。
すなわち、切替部40は、抽出期間が第1期間T1よりも長い場合、フラグF2に1を格納し、抽出期間が第2期間T2よりも短い場合、フラグF2にゼロを格納する。切替部40は、フラグF2の値が1となると、抽出期間が第2期間T2よりも短くなるまで、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態とする。また、切替部40は、フラグF2の値がゼロとなると、抽出期間が第1期間T1よりも長くなるまで、抽出期間の間、変圧回路24を動作状態とする。
このように、通信装置10は、抽出期間が第1期間T1よりも長い場合、抽出期間の間、変圧回路24を停止状態に切替える設定とする。また、通信装置10は、変圧回路24を停止状態に切替える設定とされた後に抽出期間が第1期間T1よりも短い第2期間T2よりも短くなった場合、変圧回路24を動作状態に切替える設定とする。これにより、通信装置10は、抽出期間が第1期間T1前後または第2期間T2前後で変化する場合でも、抽出期間を停止状態とするか、動作状態とするかの設定が頻繁に切り替わることを抑えることができる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記の各実施例では、無線処理部21と測位部22を別に設けた場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、無線処理部21と測位部22を1つのデバイスとしてもよい。また、測位部22は、制御部23上で動作するソフトウェアとして実現してもよい。
また、上記の実施例2、3では、前回の受信感度、前回の抽出期間を用いて今回の抽出期間の間、無線処理部21を停止させるか判定する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、直前の複数回分の受信感度、抽出期間を用いて今回の抽出期間の間、無線処理部21を停止させるか判定してもよい。例えば、直前の複数回分の受信感度、抽出期間を平均し、平均値を用いて判定を行ってもよい。
また、上記の各実施例2、3では、前回の受信感度、前回の抽出期間を用いて今回の抽出期間の間、無線処理部21を停止させるか判定する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、一旦、抽出期間の間、無線処理部21を停止させると判定された場合は、以降、所定回分の抽出期間の間、無線処理部21を停止させてもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図1および図3に示す無線処理部21、測位部22、検出部28、切替部40の各処理部が適宜統合されてもよい。また、各処理部にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[切替プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図10は、切替プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図10に示すように、コンピュータ300は、CPU310、Read Only Memory(ROM)320、Hard Disk Drive(HDD)330、Random Access Memory(RAM)340を有する。これら310〜340の各部は、バス400を介して接続される。
ROM320には上記実施例の各処理部と同様の機能を発揮する切替プログラム320aが予め記憶される。例えば、上記実施例の切替部40と同様の機能を発揮する切替プログラム320aを記憶させる。なお、切替プログラム320aについては、適宜分離しても良い。
HDD330には、各種データを記憶する。例えば、HDD330は、OSや解析データなど各種データを記憶する。
そして、CPU310が、切替プログラム320aをROM320から読み出して実行することで、実施例の各処理部と同様の動作を実行する。すなわち、切替プログラム320aは、実施例の切替部40と同様の動作を実行する。
なお、上記した切替プログラム320aについては、必ずしも最初からROM320に記憶させることを要しない。切替プログラム320aはHDD330に記憶させてもよい。
例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
10 通信装置
20 アンテナ
21 無線処理部
22 測位部
23 制御部
24 変圧回路
25 充電池
26 電源回路
28 検出部
31 ケーブル
40 切替部

Claims (6)

  1. GPS衛星から送信される電波を受信するアンテナと、
    前記アンテナにより受信された前記電波の信号から測位用の情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された測位用の情報に基づき、位置を測位する測位部と、
    スイッチング素子を内蔵し、供給される電力を所定の電圧に変圧する変圧回路と、
    前記抽出部により測位用の情報を抽出する抽出期間の間、前記変圧回路を停止状態に切替える切替部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記電波の受信感度を検出する検出部をさらに有し、
    前記切替部は、前記検出部により検出された受信感度が所定の許容レベルよりも低い場合、前記抽出期間の間、前記変圧回路を停止状態に切替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記検出部は、前記抽出期間が長いほど受信感度が低いと検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記切替部は、前記抽出期間が所定の第1期間よりも長い場合、前記抽出期間の間、前記変圧回路を停止状態に切替える設定とし、前記変圧回路を停止状態に切替える設定とされた後に前記抽出期間が前記第1期間よりも短い所定の第2期間よりも短くなった場合、前記変圧回路を動作状態に切替える設定とする
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。
  5. コンピュータに、
    GPS衛星から送信される電波の信号から測位用の情報を抽出する抽出部により測位用の情報を抽出する抽出期間の間、スイッチング素子を内蔵し、供給される電力を所定の電圧に変圧する変圧回路を停止状態に切替える
    処理を実行させることを特徴とする切替プログラム。
  6. コンピュータが、
    GPS衛星から送信される電波の信号から測位用の情報を抽出する抽出部により測位用の情報を抽出する抽出期間の間、スイッチング素子を内蔵し、供給される電力を所定の電圧に変圧する変圧回路を停止状態に切替える
    処理を実行することを特徴とする切替方法。
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