JP2014129964A - 空調制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】対象空間の在室者の個体差を考慮して最適な空調を比較的簡易な構成により行うことができる空調制御システムを提案することである。
【解決手段】、室内の空気を調和する空調ユニットを制御する空調制御システムにおいて、空調制御システムは、ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、空調ユニットの運転条件を求める運転条件決定部を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調ユニットを制御する空調制御システムに関するものである。
従来より、室内の空気を調和する空気調和機が広く知られている。
この種の空気調和機を制御する空調制御システムとして、特許文献1には、室内の快適度(PMV:Predicted Mean Vote)を考慮したものが開示されている。この空調制御システムでは、空気温度以外の指標として、輻射温度、湿度、気流等に加え、且つ活動量、着衣量、平均皮膚温度等を用い、室内の快適度PMVが測定される。そして、空調制御システムは、このPMV値が最適な範囲となるように、空調ユニットの制御が行われる。
特開2011−190972号公報
ところで、空調の対象空間の在室者が高齢である場合のように、在室者の体温調節能力が著しく低いと、上記のPMV値を求めて空調制御を行ったとしても、在室者の健康を損ねてしまう虞がある。また、PMV値を求めて空調制御を行う場合、上記の如く、数多くの指標を用いる必要があるため、空調制御システムの複雑化、高コスト化を招くという問題も生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象空間の在室者の個体差を考慮して最適な空調を比較的簡易な構成により行うことができる空調制御システムを提案することである。
第1の発明は、室内の空気を調和する空調ユニット(10)を制御する空調制御システムを対象とし、ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、上記空調ユニット(10)の運転条件を求める運転条件決定部(32)を備えていることを特徴とする。
第1の発明では、運転条件決定部(32)が、ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、空調ユニット(10)の運転条件を求める。つまり、人体の体温調節能力は、人体の基礎代謝能力や、暑熱障害のなり易さと相関がある。このため、体温調節能力を示す指標を用いることで、人体の基礎代謝能力を考慮した運転や、暑熱障害を考慮した空調ユニット(10)の運転を行うことができる。
第2の発明は、上記運転条件決定部(32)で求めた運転条件を満たすように、上記空調ユニット(10)を制御する空調制御部(22)を備えている。
第2の発明では、空調制御部(22)が、運転条件決定部(32)で求めた運転条件を満たすように空調ユニット(10)の運転能力を制御する。これにより、空調ユニット(10)では、ユーザーの体温調節能力を考慮した運転が自動的に実行される。
第3の発明は、第2の発明において、上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、上記空調ユニット(10)の目標温度、目標湿度、及び目標吹出空気速度の少なくとも1つを求めるように構成されることを特徴とする。
第3の発明では、運転条件決定部(32)が、ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、空調ユニット(10)の目標温度、目標湿度、及び目標吹出空気速度の一つを求める。空調制御部(22)は、これらの目標温度、目標湿度、及び目標吹出空気速度の少なくとも1つを満たすように、空調ユニット(10)を制御する。これにより、空調ユニット(10)では、ユーザーの体温調節能力を考慮した運転が自動的に実行される。
第4の発明は、第3の発明において、上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの快適性を優先した快適冷房運転を行うように構成され、上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるにつれて、上記快適冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を小さくするように構成されることを特徴とする。
第4の発明では、空調制御部(22)によってユーザーの快適性を優先した快適冷房運転が実行される。ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きい場合、そのユーザーは基礎代謝が高く、暑がりであると判断できる。このため、本発明の運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きいほど、快適冷房運転の空調ユニット(10)の目標温度を小さくする。この結果、暑がりのユーザーの快適性を向上できる。また、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さい場合、そのユーザーは基礎代謝が低く、寒がりであると判断できる。このため、本発明の運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さいほど、快適冷房運転の空調ユニット(10)の目標温度を大きくする。この結果、寒がりのユーザーの快適性が損なわれてしまうことを防止できる。
第5の発明は、第3又は第4の発明において、上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの健康を優先した健康冷房運転を行うように構成され、上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、上記健康冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を小さくするように構成されることを特徴とする。
第5の発明では、空調制御部(22)によってユーザーの健康を優先した健康冷房運転が実行される。ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さい場合、ユーザーは、暑さにより暑熱障害になり易いと判断できる。このため、本発明の運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さいほど、健康冷房運転の空調ユニット(10)の目標温度を小さくする。この結果、室内の温度が高くなることに起因して、暑さに弱いユーザーの健康が損なわれてしまうことを防止できる。
第6の発明は、第3乃至第5のいずれか1つの発明において、上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの快適性を優先した快適暖房運転を行うように構成され、上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるにつれて、上記快適暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を小さくするように構成されることを特徴とする。
第6の発明では、空調制御部(22)によってユーザーの快適性を優先した快適暖房運転が実行される。ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きい場合、ユーザーは、基礎代謝が高く暑がりであると判断できる。このため、本発明の運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きいほど、快適暖房運転の空調ユニット(10)の目標温度を小さくする。この結果、暑がりのユーザーの快適性を向上できる。また、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さい場合、ユーザーは基礎代謝が低く寒がりであると判断できる。このため、本発明の運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さいほど、快適暖房運転の空調ユニット(10)の目標温度を大きくする。この結果、寒がりのユーザーの快適性を向上できる。
第7の発明は、第3乃至第6のいずれか1つの発明において、上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの健康を優先した健康暖房運転を行うように構成され、上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、上記快適暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を大きくするように構成されることを特徴とする。
第7の発明では、空調制御部(22)によってユーザーの健康を優先した健康暖房運転が実行される。ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さい場合、ユーザーは、寒さにより寒冷障害になり易いと判断できる。このため、本発明の運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さいほど、健康暖房運転の空調ユニット(10)の目標温度を大きくする。この結果、室内の温度が低くなりすぎることに起因して、寒さに弱いユーザーの健康が損なわれてしまうことを防止できる。
第8の発明は、第1乃至第7のいずれか1つの発明において、上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標として、該ユーザーの最大酸素摂取量を用いることを特徴とする。なお、ここでいう「最大酸素摂取量」は、直接的に計測された実測値であってもよいし、他の指標から間接的に求められた予測値であってもよい。
第8の発明の運転条件決定部(32)は、ユーザーの最大酸素摂取量に基づいて、空調ユニット(10)の運転条件を求める。つまり、人体の体温調節能力と人体の酸素摂取量との間には相関があるため、最大酸素摂取量を用いることで、人体の体温調節能力を推定できる。そこで、運転条件決定部(32)は、ユーザーの人体の体温調節能力を示す指標として、最大酸素摂取量を用いている。
第9の発明は、第1乃至第8のいずれか1つの発明において、上記運転条件決定部(32)で求めた運転条件をユーザーに表示する表示部(33)を備えていることを特徴とする。
第9の発明では、運転条件決定部(32)で求めた空調ユニット(10)の運転条件が、表示部(33)によってユーザーに表示される。これにより、ユーザーは、該ユーザーの体温調節能力を考慮した空調ユニット(10)の最適な運転条件を知ることができる。
本発明によれば、空調ユニット(10)において、ユーザーの体温調節能力を考慮した運転を行うことができる。これにより、比較的簡易な構成により、対象空間の在室者の個体差(個人の基礎代謝や、暑熱障害の成りやすさ等)を考慮した空調の制御を行うことができる。
特に、第4の発明の快適冷房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるほど、空調ユニット(10)の目標温度を小さくしている。これにより、基礎代謝が比較的高く、暑がりのユーザーに対しては室内を比較的低温に維持でき、且つ基礎代謝が比較的低く寒がりのユーザーに対しては、室内を比較的高温に維持できる。この結果、ユーザーの基礎代謝を考慮した快適な冷房運転を行うことができる。
また、第5の発明の健康冷房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、空調ユニット(10)の目標温度を小さくしている。これにより、基礎代謝が低く、熱中障害になりやすいユーザーに対しては室内を比較的低温に維持でき、ユーザーの健康が損なわれてしまうことを防止できる。また、基礎代謝が高く、熱中障害になりにくいユーザーに対しては、比較的高い目標温度で冷房運転が行われる。この結果、空調ユニット(10)の消費電力を低減でき、節電効果を向上できる。
また、第6の発明の快適暖房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるほど、空調ユニット(10)の目標温度を小さくしている。これにより、基礎代謝が比較的高く、暑がりのユーザーに対しては室内を比較的低温に維持でき、且つ基礎代謝が比較的低く寒がりのユーザーに炊いては、室内を比較的高温に維持できる。この結果、ユーザーの基礎代謝を考慮した快適な暖房運転を行うことができる。
また、第7の発明の健康暖房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、空調ユニット(10)の目標温度を大きくしている。これにより、基礎代謝が低く、寒冷障害になりやすいユーザーに対しては室内を比較的高温に維持でき、ユーザーの健康が損なわれてしまうことを防止できる。また、基礎代謝が低く、寒冷障害になりにくいユーザーに対しては、比較的低い目標温度で暖房運転が行われる。この結果、空調ユニット(10)の消費電力を低減でき、節電効果を向上できる。
第8の発明によれば、ユーザーの体温調節能力を簡易に計測でき、空調制御システムの簡素化、低コスト化を図ることができる。
第9の発明によれば、ユーザーが、自己の体温調節能力に応じた空調ユニット(10)の運転条件を把握できる。このため、既存の空調ユニットの運転条件の設定として、運転条件決定部(32)で求めた運転条件を利用できる。
図1は、実施形態に係る空調システムの全体構成を示す概略構成図である。 図2は、実施形態に係る空調制御システムのブロック図である。 図3は、空調データベースに記憶された、前腕皮膚血流量の最大値と体温調節能力との関係を含むデータテーブルの一例である。 図4は、実施形態に係る空調制御システムにおける、冷房運転での目標温度と体温調節能力との関係を表したグラフであり、実線は快適冷房運転での目標温度と体温調節能力との関係を、破線は健康冷房運転での目標温度と体温調節能力との関係をそれぞれ示している。 図5は、実施形態に係る空調制御システムにおける、暖房運転での目標温度と体温調節能力との関係を表したグラフであり、実線は快適暖房運転での目標温度と体温調節能力との関係を、破線は健康暖房運転での目標温度と体温調節能力との関係をそれぞれ示している。 図6は、その他の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す概略構成図である。 図7は、その他の実施形態に係る空調制御システムのブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、本実施形態に係る空調システム(S)は、空調ユニット(10)と、該空調ユニット(10)を制御する空調制御システム(20)とを有している。
空調ユニット(10)は、例えば壁掛け式の室内機(11)と、室外機(図示省略)とを有し、両者が冷媒回路を介して互いに接続される。空調ユニット(10)は、空調の対象となる室内空間(5)の空気を調和する。空調ユニット(10)は、夏期等に行われる冷房運転と、冬期等に行われる暖房運転とを切り換えて行う。
室内機(11)は、矩形箱状のケーシング(12)を備えている。ケーシング(12)の前側上部には、吸込口(13)が形成され、ケーシング(12)の前側下部には、吹出口(14)が形成される。ケーシング(12)の内部には、吸込口(13)から吹出口(14)に亘って空気通路(15)が形成される。空気通路(15)には、室内熱交換器(16)と、軸流式のファン(17)とが設置される。室内熱交換器(16)は、冷房時に蒸発器となり、暖房時に凝縮器となる。吸込口(13)には、室内空間(5)の空気の温度を検知する吸込温度検知部(18)を備える。
図1及び図2に示すように、本実施形態の空調制御システム(20)は、コントローラ(21)と、空調リモコン(30)と、ヘルスケアデータベース(40)と、空調データベース(50)とを備えている。コントローラ(21)には、空調ユニット(10)を制御するための空調制御部(22)が設けられる。本実施形態の空調制御部(22)は、室内熱交換器(16)の空調能力(冷房能力や暖房能力)を調節する。具体的に、空調制御部(22)は、室内空気の温度(例えば吸込温度検知手段(28)の検出温度)が所定の目標温度に近づくように、空調ユニット(10)を制御する。
空調リモコン(30)は、コントローラ(21)に所定の信号を出力するものである。本実施形態の空調リモコン(30)は、無線ルータ(25)を介してコントローラ(21)と接続される。つまり、空調リモコン(30)は、コントローラ(21)と無線により接続される。空調リモコン(30)は、運転操作部(31)と、運転条件判定部(32)と、アドバイス表示部(33)と、在室者ID入力部(34)とを有している。
運転操作部(31)は、空調ユニット(10)の運転モードを選択するものである。空調ユニット(10)の運転モードとしては、通常の冷房運転や暖房運転に加え、「快適冷房運転」、「健康冷房運転」、「快適暖房運転」、及び「健康暖房運転」がある(各運転モードの詳細は後述する)。
運転条件判定部(32)は、ヘルスケアデータベース(40)が記憶するユーザーの情報と、空調データベース(50)が記憶する各相関式とに基づいて、ユーザーの個体差(体温調節能力)を考慮した運転条件を求める。本実施形態の運転条件判定部(32)は、上述した「快適冷房運転」、「健康冷房運転」、「快適暖房運転」、及び「健康暖房運転」のそれぞれにおける、空調ユニット(10)の目標温度を算出する(詳細は後述する)。
アドバイス表示部(33)では、運転条件判定部(32)で求められた運転条件(ユーザーに適した目標温度等)が液晶表示によって表示される。これにより、ユーザーは、自己の体温調節能力を考慮した目標温度(即ち、エアコンの最適な設定温度)を知ることができる。
在室者ID入力部(34)には、空調の対象となる室内空間(5)の在室者の個人の情報(在室者の年齢、在室者の最大酸素摂取量VO2max等)が、ユーザーによって入力される。VO2maxは、例えば次のように3分間の歩行距離によって求めることができる。まず、ユーザーは、主観的に運動強度として「ややきつい」と感じる早さで約3分間歩き、この際の歩数を歩数計により測定する。そして、この歩数(3分間歩行距離)と、年齢に応じた最大酸素摂取量VO2maxの相関データを用いることで、ユーザーの最大酸素摂取量VO2maxを推定することができる。
また、VO2maxが高い人は、安静時において指先皮膚血流量が小さくなる。そこで、まず、ユーザーは、例えばレーザードップラー血流計により、安静時の指先皮膚血流量の最小値を計測する。そして、この油部先皮膚血流量の最小値と、最大酸素摂取量VO2maxの相関データを用いることで、ユーザーの最大酸素摂取量VO2maxを推定することができる。在室者ID入力部(34)に入力された情報は、ネットワーク(N)を介してヘルスケアデータベース(40)に受信・記憶される。
ヘルスケアデータベース(40)は、ネットワーク(N)に接続されたサーバ手段を構成している。上述したコントローラ(21)や空調リモコン(30)は、無線ルータ(25)、光回線終端装置(26)、及びネットワーク(N)を介して、ヘルスケアデータベース(40)と接続される。ヘルスケアデータベース(40)には、在室者ID入力部(34)から送信されたユーザーの年齢VO2maxが記憶される。
空調データベース(50)には、運転条件判定部(32)によって空調ユニット(10)の目標温度を求めるために必要な、各種の相関式が記憶される。具体的に空調データベース(50)には、体温調節能力、VO2max、及び年齢を関連づけたデータ(相関式及び相関のあるデーブルデータの一方又は両方)が記憶される。また、空調データベース(50)には、体温調節能力と、空調ユニット(10)の目標温度とを関連づけたデータ(相関式及び相関のあるテーブルデータの一方又は両方)が、上述した4つの運転毎に記憶される。
−運転動作−
次いで、実施形態に係る空調システム(S)の運転動作について説明する。まず、空調ユニット(10)の基本的な運転動作(冷房運転と暖房運転)について説明する。
〈冷房運転〉
冷房運転時の空調ユニット(10)では、室外機の圧縮機が運転され、室外熱交換器が凝縮器となり、室内熱交換器(16)が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。室内機(11)のファン(17)が運転されると、室内空間(5)の室内空気が吸込口(13)から空気通路(15)へ吸い込まれる。この空気は、蒸発器の状態の室内熱交換器(16)を通過し、冷却される。室内熱交換器(16)で冷却された空気は、吹出口(14)から室内空間(5)へ供給される。このようにして、室内空間(5)の空気の温度が低下し、吸込温度検出部(18)で検出された空気の温度が目標温度(設定温度)に達すると、室内熱交換器(16)がサーモオフ状態となる。
〈暖房運転〉
暖房運転時の空調ユニット(10)では、室外機の圧縮機が運転され、室内熱交換器(16)が凝縮器となり、室外熱交換器が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。室内機(11)のファン(17)が運転されると、室内空間(5)の室内空気が吸込口(13)から空気通路(15)へ吸い込まれる。この空気は、凝縮器の状態の室内熱交換器(16)を通過し、加熱される。室内熱交換器(16)で加熱された空気は、吹出口(14)から室内空間(5)へ供給される。このようにして、室内空間(5)の空気の温度が上昇し、吸込温度検出部(18)で検出された空気の温度が目標温度(設定温度)に達すると、室内熱交換器(16)がサーモオフ状態となる。
−他の運転動作−
上述したように、空調システム(S)の空調ユニット(10)では、快適冷房運転、健康冷房運転、快適暖房運転、及び健康暖房運転が行われる。
〈快適冷房運転〉
快適冷房運転は、ユーザーの快適性を優先した冷房運転であり、例えば夏期に行われる。ユーザーが、空調リモコン(30)の運転操作部(31)から「快適冷房運転」を選択すると、運転条件決定部(32)は、快適冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を算出する。
具体的に、まず、空調制御システム(20)では、ヘルスケアデータベース(40)から空調リモコン(30)へ、対象となるユーザーの個人情報(ユーザーの年齢及び最大酸素摂取量VO2max)が出力される。次いで、この情報を受信した空調リモコン(30)では、運転条件決定部(32)が、空調データベース(50)に記憶されたデータを用いて、ユーザーの体温調節能力を求める。
より詳細に、ユーザーの体温調節能力は、ユーザーの前腕皮膚血流量の最大値によって概ね評価することができる。ここで、前腕皮膚血流量の最大値は、例えば以下の(1)式によって求めることができる。
前腕皮膚血流量の最大値=8.4−0.17×年齢+0.35×最大酸素摂取量・・(1)
つまり、(1)式に基づき、ユーザーの年齢及びVO2maxから前腕皮膚血流量の最大値を求め、この値を例えば図3に示すデータテーブルに当てはめることで、ユーザーの体温調節能力を求めることができる。なお、図3に示すデータテーブルでは、年齢及びVO2maxから得た前腕皮膚血流量の最大値の大きさに応じて、ユーザーの体温調節能力を3段階に分けている。しかし、このようなユーザーの体温調節能力を2段階、あるいは4段階以上に分けてもよい。
次いで、運転条件決定部(32)は、空調データベース(50)に記憶されたデータを用いて、快適冷房運転の目標温度を求める。空調データベース(50)には、図4の実線で示すように、ユーザーの体温調節能力と、快適冷房運転の目標温度との関係が記憶されている。つまり、快適冷房運転での目標温度は、体温調節能力が「高い」場合に比較的小さくなり、体温調節能力が「低い」場合に比較的大きくなり、体温調節能力が「標準」である場合に両者の中間の温度となる。このように、運転条件決定部(32)、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるにつれて、快適冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を大きくする。なお、本実施形態では、3段階の体温調節能力に対応するように、3段階の目標温度が用いられる。
以上のようにして運転条件決定部(32)が目標温度を決定すると、この目標温度は空調制御部(22)へ送られる。そして、空調制御部(22)は、吸込温度検出部(18)で検出した室内空気の温度が、運転条件決定部(32)で求めた目標温度に近づくように、空調ユニット(10)の冷房能力を調節する。
ユーザーの体温調節能力が比較的高い場合には、このユーザーは、基礎代謝が高く暑がりであるとみなすことができる。このため、上述のように、快適冷房運転の目標温度を比較的小さくすることで、このユーザーが暑さを感じることを防止できる。逆に、ユーザーの体温調節能力が比較的低い場合には、このユーザーは、基礎代謝が低く寒がりであるとみなすことができる。このため、上述のように、快適冷房運転の目標温度を比較的大きくすることで、このユーザーが寒さを感じることを防止できる。
また、快適冷房運転での目標温度は、空調リモコン(30)のアドバイス表示部(33)よりユーザーが視認することができる。
〈健康冷房運転〉
健康冷房運転は、ユーザーの健康を優先した冷房運転であり、例えば夏期等において、ユーザーが熱中症等の暑熱障害となるのを防止するための運転である。ユーザーが、空調リモコン(30)の運転操作部(31)から「健康冷房運転」を選択すると、運転条件決定部(32)は、健康冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を算出する。なお、健康冷房運転において、ユーザーの体温調節能力を求めるまでの行程は、上述した快適冷房運転と同様である。
運転条件決定部(32)は、空調データベース(50)に記憶されたデータを用いて、健康冷房運転の目標温度を求める。空調データベース(50)には、図4の破線で示すように、ユーザーの体温調節能力と、健康冷房運転の目標温度との関係が記憶されている。つまり、健康冷房運転での目標温度は、体温調節能力が「高い」場合に比較的大きくなり、体温調節能力が「低い」場合に比較的小さくなり、体温調節能力が「標準」である場合に両者の中間の温度となる。このように、運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、健康冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を大きくする。また、健康冷房運転でのいずれの目標温度も、快適冷房運転でのいずれの目標温度よりも高い値となっている(図4を参照)。
ユーザーの体温調節能力が比較的低い場合、このユーザーは夏期において、熱中症等の暑熱障害になりやすいと判断できる。このため、ユーザーの体温調節能力が低くなるにつれて、目標温度を小さくすることで、ユーザーが暑熱障害となることを確実に回避できる。逆に、ユーザーの体温調節能力が高くなるにつれて、目標温度を大きくすると、空調ユニット(10)の消費電力を抑えることができる。このような運転を行ったとしても、ユーザーは体温調節能力が比較的高いため、このユーザーが暑熱障害となるリスクもほとんどない。
また、健康冷房運転での目標温度は、空調リモコン(30)のアドバイス表示部(33)よりユーザーが視認することができる。
〈快適暖房運転〉
快適暖房運転は、ユーザーの快適性を優先した暖房運転であり、例えば冬期に行われる。ユーザーが、空調リモコン(30)の運転操作部(31)から「快適暖房運転」を選択すると、運転条件決定部(32)は、快適暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を算出する。なお、快適暖房運転において、ユーザーの体温調節能力を求めるまでの行程は、上述した快適冷房運転と同様である。
運転条件決定部(32)は、空調データベース(50)に記憶されたデータを用いて、快適暖房運転の目標温度を求める。空調データベース(50)には、図5の実線で示すように、ユーザーの体温調節能力と、快適暖房運転の目標温度との関係が記憶されている。つまり、快適暖房運転での目標温度は、体温調節能力が「高い」場合に比較的小さくなり、体温調節能力が「低い」場合に比較的大きくなり、体温調節能力が「標準」である場合に両者の中間の温度となる。このように、運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるにつれて、快適暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を小さくする。
ユーザーの体温調節能力が比較的高い場合には、このユーザーは、基礎代謝が高く暑がりであるとみなすことができる。このため、上述のように、快適暖房運転の目標温度を比較的小さくすることで、このユーザーが暑さを感じることを防止できる。逆に、ユーザーの体温調節能力が比較的低い場合には、このユーザーは、基礎代謝が低く寒がりであるとみなすことができる。このため、上述のように、快適暖房運転の目標温度を比較的大きくすることで、このユーザーが寒さを感じることを防止できる。
また、快適暖房運転での目標温度は、空調リモコン(30)のアドバイス表示部(33)よりユーザーが視認することができる。
〈健康暖房運転〉
健康暖房運転は、ユーザーの健康を優先した暖房運転であり、例えば冬期等において、ユーザーが寒冷障害となるのを防止するための運転である。ユーザーが、空調リモコン(30)の運転操作部(31)から「健康暖房運転」を選択すると、運転条件決定部(32)は、健康暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を算出する。なお、健康暖房運転において、ユーザーの体温調節能力を求めるまでの行程は、上述した快適冷房運転と同様である。
運転条件決定部(32)は、空調データベース(50)に記憶されたデータを用いて、健康暖房運転の目標温度を求める。空調データベース(50)には、図5の破線で示すように、ユーザーの体温調節能力と、健康暖房運転の目標温度との関係が記憶されている。つまり、健康暖房運転での目標温度は、体温調節能力が「高い」場合に比較的小さくなり、体温調節能力が「低い」場合に比較的大きくなり、体温調節能力が「標準」である場合に両者の中間の温度となる。このように、運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、健康暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を大きくする。また、健康暖房運転でのいずれの目標温度も、快適暖房運転でのいずれの目標温度よりも高い値となっている(図5を参照)。
ユーザーの体温調節能力が比較的低い場合、このユーザーは冬期において、寒冷障害になりやすいと判断できる。このため、ユーザーの体温調節能力が低くなるにつれて、目標温度を大きくすることで、ユーザーが寒冷障害となることを確実に回避できる。逆に、ユーザーの体温調節能力が高くなるにつれて、目標温度を小さくすると、空調ユニット(10)の消費電力を抑えることができる。このような運転を行ったとしても、ユーザーは体温調節能力が比較的高いため、このユーザーが寒冷障害となるリスクもほとんどない。
また、健康暖房運転での目標温度は、空調リモコン(30)のアドバイス表示部(33)よりユーザーが視認することができる。
−実施形態の効果−
上記実施形態によれば、空調ユニット(10)において、ユーザーの体温調節能力を考慮した運転を行うことができる。これにより、比較的簡易な構成により、対象空間の在室者の個体差(個人の基礎代謝や、暑熱障害の成りやすさ等)を考慮した空調の制御を行うことができる。
具体的に、上述した快適冷房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるほど、空調ユニット(10)の目標温度を小さくしている。これにより、基礎代謝が比較的高く、暑がりのユーザーに対しては室内を比較的低温に維持でき、且つ基礎代謝が比較的低く寒がりのユーザーに対しては、室内を比較的高温に維持できる。この結果、ユーザーの基礎代謝を考慮した快適な冷房運転を行うことができる。
また、上述した健康冷房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、空調ユニット(10)の目標温度を小さくしている。これにより、基礎代謝が低く、熱中障害になりやすいユーザーに対しては室内を比較的低温に維持でき、ユーザーの健康が損なわれてしまうことを防止できる。また、基礎代謝が高く、熱中障害になりにくいユーザーに対しては、比較的高い目標温度で冷房運転が行われる。この結果、空調ユニット(10)の消費電力を低減でき、節電効果を向上できる。
また、上述した快適暖房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるほど、空調ユニット(10)の目標温度を小さくしている。これにより、基礎代謝が比較的高く、暑がりのユーザーに対しては室内を比較的低温に維持でき、且つ基礎代謝が比較的低く寒がりのユーザーに炊いては、室内を比較的高温に維持できる。この結果、ユーザーの基礎代謝を考慮した快適な暖房運転を行うことができる。
また、上述した健康暖房運転では、ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、空調ユニット(10)の目標温度を大きくしている。これにより、基礎代謝が低く、寒冷障害になりやすいユーザーに対しては室内を比較的高温に維持でき、ユーザーの健康が損なわれてしまうことを防止できる。また、基礎代謝が低く、寒冷障害になりにくいユーザーに対しては、比較的低い目標温度で暖房運転が行われる。この結果、空調ユニット(10)の消費電力を低減でき、節電効果を向上できる。
更に、上記実施形態では、各運転での目標温度を空調リモコン(30)のアドバイス表示部(33)から確認することができる。これにより、このような目標温度を他のエアコンの設定温度としても利用でき、他のエアコンにおいてもユーザーの個体差(体温調節能力)を考慮した運転を行うことができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態の空調制御システム(20)では、運転条件決定部(32)が空調リモコン(30)側に設けられ、空調データベース(50)がネットワーク(N)を介して空調リモコン(30)と繋がっている。しかし、例えば図6及び図7に示すように、運転条件決定部(32)や空調データベース(50)を空調ユニット(10)のコントローラ(21)に搭載するようにしてもよい。
この例では、ヘルスケアデータベース(40)に記憶されたユーザーの年齢及び最大酸素摂取量に基づき、コントローラ(21)の運転条件決定部(32)が、上記実施形態と同様にして、空調ユニット(10)の運転条件(目標温度)を求める。
また、上記実施形態の運転条件決定部(32)では、ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、空調ユニット(10)の目標温度を求めている。しかしながら、運転条件決定部(32)は、ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、室内の目標湿度や、吹出口(14)からの吹出空気の目標風速を求めるようにしてもよい。つまり、運転条件決定部(32)は、空調ユニット(10)の目標温度、目標湿度、及び目標吹出空気速度の少なくとも1つを求めるものであればよい。
運転条件決定部(32)が、空調ユニット(10)の目標湿度を求める場合、上述した快適冷房運転においては、ユーザーの体温調節能力が大きいほど、目標湿度を小さくする。また、健康快適運転においては、ユーザーの体温調節能力が小さいほど、目標湿度を小さくする。また、上述した快適暖房運転においては、ユーザーの体温調節能力が大きいほど、目標湿度を小さくする。また、健康暖房運転においては、ユーザーの体温調節能力が小さいほど、目標湿度を大きくする。
また、運転条件決定部(32)が、空調ユニット(10)の目標吹出空気速度を求める場合、上述した快適冷房運転においては、ユーザーの体温調節能力が大きいほど、目標吹出空気速度を大きくする。また、健康快適運転においては、ユーザーの体温調節能力が小さいほど、目標吹出空気速度を大きくする。また、上述した快適暖房運転においては、ユーザーの体温調節能力が大きいほど、目標吹出空気速度を大きくする。また、健康暖房運転においては、ユーザーの体温調節能力が小さいほど、目標吹出空気速度を小さくする。
また、上記実施形態では、空調リモコン(30)に運転条件決定部(32)やアドバイス表示部(33)を設けているが、空調リモコン(30)とは異なる他の無線端末に運転条件決定部(32)やアドバイス表示部(33)と設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザーの体温調節能力を示す指標として、ユーザーの最大酸素摂取量を用いているが、他の指標を用いるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、空調ユニットを制御する空調制御システムについて有用である。
10 空調ユニット
15 空調制御システム
21 空調制御部
32 運転条件決定部
33 アドバイス表示部(表示部)

Claims (9)

  1. 室内の空気を調和する空調ユニット(10)を制御する空調制御システムであって、
    ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、上記空調ユニット(10)の運転条件を求める運転条件決定部(32)を備えている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  2. 請求項1において、
    上記運転条件決定部(32)で求めた運転条件を満たすように、上記空調ユニット(10)を制御する空調制御部(22)を備えている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  3. 請求項2において、
    上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標に基づいて、上記空調ユニット(10)の目標温度、目標湿度、及び目標吹出空気速度の少なくとも1つを求めるように構成され、
    上記空調制御部(22)は、上記目標温度、目標湿度、及び目標吹出空気速度の少なくとも1つを満たすように、上記空調ユニット(10)を制御する
    ことを特徴とする空調制御システム。
  4. 請求項3において、
    上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの快適性を優先した快適冷房運転を行うように構成され、
    上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるにつれて、上記快適冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を小さくするように構成される
    ことを特徴とする空調制御システム。
  5. 請求項3又は4において、
    上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの健康を優先した健康冷房運転を行うように構成され、
    上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、上記健康冷房運転での空調ユニット(10)の目標温度を小さくするように構成される
    ことを特徴とする空調制御システム。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1つにおいて、
    上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの快適性を優先した快適暖房運転を行うように構成され、
    上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が大きくなるにつれて、上記快適暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を小さくするように構成される
    ことを特徴とする空調制御システム。
  7. 請求項3乃至6のいずれか1つにおいて、
    上記空調制御部(22)は、上記ユーザーの健康を優先した健康暖房運転を行うように構成され、
    上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標が小さくなるにつれて、上記快適暖房運転での空調ユニット(10)の目標温度を大きくするように構成される
    ことを特徴とする空調制御システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つにおいて、
    上記運転条件決定部(32)は、上記ユーザーの体温調節能力を示す指標として、該ユーザーの最大酸素摂取量を用いる
    ことを特徴とする空調制御システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つにおいて、
    上記運転条件決定部(32)で求めた上記空調ユニット(10)の運転条件をユーザーに表示する表示部(33)を備えている
    ことを特徴とする空調制御システム。
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