JP2014128188A - 電動リニアアクチュエーターおよびこの電動リニアアクチュエーターを有する出力軸振動型電動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力軸を適切に保持することが可能な電動リニアアクチュエーター、およびこの電動リニアアクチュエーターを有する出力軸振動型電動装置を提供する。
【解決手段】電動リニアアクチュエーター40は、固定ブロック50、出力可動ブロック60、対偶可動ブロック70、突出側連結部品80、引込側連結部品90、ブロック結合部品100、出力用機能部品200、および対偶用機能部品300を有する。出力用機能部品200は、出力部品本体部210、出力軸用結合部220、および出力部品補強部230を有し、出力部品本体部210と出力軸用結合部220とが互いに結合された構造を有する。出力部品本体部210は、出力可動ブロック60と結合されている。出力軸用結合部220は、出力軸20と結合されている。出力部品補強部230は、出力部品本体部210および出力軸用結合部220を補強する構造を有する。
【選択図】図3
【解決手段】電動リニアアクチュエーター40は、固定ブロック50、出力可動ブロック60、対偶可動ブロック70、突出側連結部品80、引込側連結部品90、ブロック結合部品100、出力用機能部品200、および対偶用機能部品300を有する。出力用機能部品200は、出力部品本体部210、出力軸用結合部220、および出力部品補強部230を有し、出力部品本体部210と出力軸用結合部220とが互いに結合された構造を有する。出力部品本体部210は、出力可動ブロック60と結合されている。出力軸用結合部220は、出力軸20と結合されている。出力部品補強部230は、出力部品本体部210および出力軸用結合部220を補強する構造を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、電動リニアアクチュエーター、およびこの電動リニアアクチュエーターを有する出力軸振動型電動装置に関する。
従来の電動リニアアクチュエーターは、駆動方式の側面から、一例として3種類に分類することができる。以下の説明において、3種類の従来の電動リニアアクチュエーターは、それぞれ第1従来アクチュエーター910、第2従来アクチュエーター920、および第3従来アクチュエーター930として示される。
図22は、第1従来アクチュエーター910の一例を示す。第1従来アクチュエーター910は、ケース911、固定子912、可動子916、および可動子用ばね917を有する。
ケース911は、電動装置の出力軸918、固定子912、可動子916、および可動子用ばね917を収容する。固定子912は、ケース911に固定される。固定子912は、コイル913、2個の永久磁石914、および4個のヨーク915を有する。コイル913、各永久磁石914、および各ヨーク915は、それぞれ円環形状を有する。可動子916は、出力軸918に固定される。可動子用ばね917は、ケース911と可動子916との間に配置される。可動子用ばね917は、出力軸918の軸方向に作用する力を可動子916に付与する。
第1従来アクチュエーター910は、コイル913に供給する電流の方向を切り替えることにより、可動子916および出力軸918を往復運動させる。しかし、第1従来アクチュエーター910は、可動子916の慣性力に起因して好ましくない振動を発生する。なお、特許文献1は、第1従来アクチュエーター910の一例を開示している。
第2従来アクチュエーター920は、可動子916の好ましくない振動を低減する技術を含む。図23は、第2従来アクチュエーター920の一例を示す。第2従来アクチュエーター920は、おもり921、中間ばね922、おもり用ばね923を有する点において第1従来アクチュエーター910と相違し、その他の点において第1従来アクチュエーター910と実質的に同じ構成を有する。
おもり921は、出力軸918の一部の周囲に配置される。おもり921は、軸方向において出力軸918に対して移動する。中間ばね922は、可動子916とおもり921との間に配置される。中間ばね922は、出力軸918の軸方向に作用する力を可動子916およびおもり921に付与する。おもり用ばね923は、ケース911とおもり921との間に配置される。おもり用ばね923は、出力軸918の軸方向に作用する力をおもり921に付与する。
第2従来アクチュエーター920は、第2次の振動モードにおける固有振動数付近の周波数の電流をコイル913に供給する。第2従来アクチュエーター920は、この電流をコイル913に供給することにより、可動子916およびおもり921を互いに反対の位相により往復運動させる。このため、可動子916の好ましくない振動が低減される。しかし、第2従来アクチュエーター920は、おもり921が存在していることに起因して、第1従来アクチュエーター910と比較して体格が大きくなる。なお、特許文献2は、第2従来アクチュエーター920の一例を開示している。
第3従来アクチュエーター930は、小型化および高効率化を可能にする技術を含む。図24は、第3従来アクチュエーター930の一例を示す。第3従来アクチュエーター930は、電磁コアブロック931、2個の磁性ブロック934、ブロック結合部品937、第1連結部品938、および第2連結部品939を有する。
電磁コアブロック931は、ブロック結合部品937に取り付けられる。電磁コアブロック931は、コア932およびコイル933を有する。各磁性ブロック934は、ブロック結合部品937に取り付けられる。各磁性ブロック934は、往復運動の方向に対して並列的に配置される。図24は、2個の磁性ブロック934のうちの一方の磁性ブロック934を示している。他方の磁性ブロック934(図示略)は、図面に垂直な方向において、一方の磁性ブロック934の奥行側に存在する。各磁性ブロック934は、永久磁石935およびバックヨーク936を有する。永久磁石935は、隙間を介して電磁コアブロック931と対向する。
第1連結部品938は、磁性ブロック934の往復運動の方向において各磁性ブロック934の一方の端部側に配置される。第1連結部品938は、一方の磁性ブロック934と他方の磁性ブロック934とを互いに連結する。第2連結部品939は、磁性ブロック934の往復運動の方向において各磁性ブロック934の他方の端部側に配置される。第2連結部品939は、一方の磁性ブロック934と他方の磁性ブロック934とを互いに連結する。
第3従来アクチュエーター930は、コイル933に電流を供給することにより、各磁性ブロック934を互いに反対の位相により往復運動させる。このため、磁性ブロック934の好ましくない振動が低減される。第3従来アクチュエーター930は、各磁性ブロック934を並列的に配置している。このため、第2従来アクチュエーター920と比較して、往復運動の方向の寸法を小さくすることが可能になる。なお、特許文献3は、第3従来アクチュエーター930の一例を開示している。
電動リニアアクチュエーターは、出力軸振動型電動装置に用いることができる。出力軸振動型電動装置は、出力軸を電動リニアアクチュエーターにより往復運動させる。特許文献1および2は、出力軸振動型電動装置の一例としての電動歯ブラシを開示している。
本願発明者は、第3従来アクチュエーター930に類似する構造を有する電動リニアアクチュエーターを出力軸振動型電動装置に用いることを検討した。図25は、この出力軸振動型装置の一例としての電動口腔衛生装置940を示す。
電動口腔衛生装置940は、駆動源としての電動リニアアクチュエーター941、出力軸943、装置機能部品944、および本体ケース945を有する。本体ケース945は、電動リニアアクチュエーター941を収容する。電動リニアアクチュエーター941は、出力用機能部品942を有する点において第3従来アクチュエーター930と相違し、その他の点において第3従来アクチュエーター930と実質的に同じ構成を有する。
出力用機能部品942は、ブロック結合部品937を介して一方の磁性ブロック934に取り付けられる。出力用機能部品942は、出力軸943を取り付けるための部品として形成される。出力軸943は、出力用機能部品942に取り付けられる。装置機能部品944は、出力軸943に取り付けられる。
第1連結部品938は、各磁性ブロック934に対して往復運動の方向の突出側に配置される。第1連結部品938は、一方の磁性ブロック934と他方の磁性ブロック934とを互いに連結する。第2連結部品939は、各磁性ブロック934に対して往復運動の方向の引込側に配置される。第2連結部品939は、一方の磁性ブロック934と他方の磁性ブロック934とを互いに連結する。
本願発明者は、電動口腔衛生装置940が次の課題を含むことを見出した。
出力軸943は、電動口腔衛生装置940の使用等にともない負荷を受ける。そして、出力軸943が受ける負荷が大きい場合には、出力用機能部品942が破損するおそれがある。出力用機能部品942が破損した場合、出力軸943が適切に保持されなくなる。このため、電動口腔衛生装置940は、好ましい動作を維持することが難しくなる。なお、ここでは、出力軸振動型電動装置として電動口腔衛生装置を想定し、その電動リニアアクチュエーターの課題について言及したが、同様の課題は、電動口腔衛生装置以外の出力軸振動型電動装置の電動リニアアクチュエーターにも存在する。
出力軸943は、電動口腔衛生装置940の使用等にともない負荷を受ける。そして、出力軸943が受ける負荷が大きい場合には、出力用機能部品942が破損するおそれがある。出力用機能部品942が破損した場合、出力軸943が適切に保持されなくなる。このため、電動口腔衛生装置940は、好ましい動作を維持することが難しくなる。なお、ここでは、出力軸振動型電動装置として電動口腔衛生装置を想定し、その電動リニアアクチュエーターの課題について言及したが、同様の課題は、電動口腔衛生装置以外の出力軸振動型電動装置の電動リニアアクチュエーターにも存在する。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、出力軸を適切に保持することが可能な電動リニアアクチュエーター、およびこの電動リニアアクチュエーターを有する出力軸振動型電動装置を提供することを目的とする。
(1)本手段の一形態は、「出力軸振動型電動装置の出力軸を駆動する電動リニアアクチュエーターであって、前記電動リニアアクチュエーターは、固定ブロック、出力可動ブロック、対偶可動ブロック、ブロック結合部品、および出力用機能部品を有し、往復運動を出力し、前記往復運動の方向を可動方向と規定し、前記可動方向に対して前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックを並列的に配置し、前記ブロック結合部品は、前記固定ブロック、前記出力可動ブロック、および前記対偶可動ブロックと結合され、前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックは、前記固定ブロックとの間において作用する電磁気力により前記可動方向に往復運動し、互いに反対の位相により前記可動方向に往復運動し、前記出力用機能部品は、出力部品本体部、出力軸用結合部、および出力部品補強部を有し、前記出力部品本体部と前記出力軸用結合部とが互いに結合された構造を有し、前記出力部品本体部は、前記出力可動ブロックと結合され、前記出力軸用結合部は、前記出力軸との結合が可能な構造を有し、前記出力部品補強部は、前記出力部品本体部および前記出力軸用結合部の少なくとも一方を補強する構造を有する電動リニアアクチュエーター」を含む。
(2)本手段の一形態は、「出力軸振動型電動装置の出力軸を駆動する電動リニアアクチュエーターであって、前記電動リニアアクチュエーターは、出力可動ブロック、対偶可動ブロック、ブロック結合部品、および出力用機能部品を有し、往復運動を出力し、前記往復運動の方向を可動方向と規定し、前記可動方向に対して前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックを並列的に配置し、前記ブロック結合部品は、前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックと結合され、前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックは、前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックの間において作用する電磁気力により前記可動方向に往復運動し、互いに反対の位相により前記可動方向に往復運動し、前記出力用機能部品は、出力部品本体部、出力軸用結合部、および出力部品補強部を有し、前記出力部品本体部と前記出力軸用結合部および前記出力部品補強部とが互いに結合された構造を有し、前記出力部品本体部は、前記出力可動ブロックと結合され、前記出力軸用結合部は、前記出力軸との結合が可能な構造を有し、前記出力部品補強部は、前記出力部品本体部および前記出力軸用結合部の少なくとも一方を補強する構造を有する電動リニアアクチュエーター」を含む。
(3)上記手段の一形態は、「前記出力用機能部品は、前記出力部品補強部としての出力側補強部を有し、前記出力側補強部は、前記出力可動ブロックと隣り合う電動リニアアクチュエーター」を含む。
(4)上記手段の一形態は、「前記出力用機能部品は、前記出力部品補強部としての前記出力側補強部に加え、前記出力部品補強部としての対偶側補強部を有し、前記対偶側補強部は、前記対偶可動ブロックと隣り合う電動リニアアクチュエーター」を含む。
(5)上記手段の一形態は、「前記出力軸振動型電動装置は、本体ケースを有し、前記本体ケースは、前記電動リニアアクチュエーターを収容し、前記出力用機能部品は、内部構造保護部を有し、前記内部構造保護部は、前記出力軸に作用する力を受ける構造を有する電動リニアアクチュエーター」を含む。
(6)上記手段の一形態は、「前記出力用機能部品は、前記内部構造保護部としての押込移動規制部を有し、前記押込移動規制部は、前記本体ケースに接触することにより、前記出力軸を前記ブロック結合部品に押し付ける方向の荷重を受ける電動リニアアクチュエーター」を含む。
(7)上記手段の一形態は、「前記出力用機能部品は、前記内部構造保護部としての引抜移動規制部を有し、前記引抜移動規制部は、前記本体ケースに接触することにより、前記出力軸を前記ブロック結合部から引き抜く方向の荷重を受ける電動リニアアクチュエーター」を含む。
(8)上記手段の一形態は、「前記出力用機能部品は、前記内部構造保護部としての回転規制部を有し、前記回転規制部は、前記本体ケースに接触することにより、前記出力軸の回転力を受ける電動リニアアクチュエーター」を含む。
(9)上記手段の一形態は、「前記出力可動ブロックは、前記固定ブロックとの間に隙間を形成し、前記出力部品補強部は、前記隙間を前記電動リニアアクチュエーターの外部に露出させる構造を有する電動リニアアクチュエーター」を含む。
(10)本手段の一形態は、「出力軸振動型電動装置であって、前記出力軸振動型電動装置は、前記電動リニアアクチュエーターおよび出力軸を有し、前記出力軸は、前記出力用機能部品と結合されている出力軸振動型電動装置」を含む。
(11)上記手段の一形態は、「前記出力軸振動型電動装置は、電動口腔衛生装置の形態を有する出力軸振動型電動装置」を含む。
本電動リニアアクチュエーターおよび本出力軸振動型電動装置は、出力軸を適切に保持することができる。
(第1実施形態)
出力軸振動型電動装置10の構成について説明する。
出力軸振動型電動装置10に関する説明は、主として図1および図16を参照する。出力軸振動型電動装置10は、一例として、電動口腔衛生装置としての電動歯ブラシの形態を有する。出力軸振動型電動装置10は、複数の構成部品を有する。出力軸振動型電動装置10の複数の構成部品は、電動装置本体11、装置機能部品12、回路基板13、制御部14、電池15、弾性部品16(図16参照)、締結部品17(図16参照)、および電動リニアアクチュエーター40を含む。出力軸振動型電動装置10は、電動装置本体11および装置機能部品12を互いに結合および分離することが可能な構造を有する。出力軸振動型電動装置10は、電動リニアアクチュエーター40により装置機能部品12を往復運動させる。
出力軸振動型電動装置10の構成について説明する。
出力軸振動型電動装置10に関する説明は、主として図1および図16を参照する。出力軸振動型電動装置10は、一例として、電動口腔衛生装置としての電動歯ブラシの形態を有する。出力軸振動型電動装置10は、複数の構成部品を有する。出力軸振動型電動装置10の複数の構成部品は、電動装置本体11、装置機能部品12、回路基板13、制御部14、電池15、弾性部品16(図16参照)、締結部品17(図16参照)、および電動リニアアクチュエーター40を含む。出力軸振動型電動装置10は、電動装置本体11および装置機能部品12を互いに結合および分離することが可能な構造を有する。出力軸振動型電動装置10は、電動リニアアクチュエーター40により装置機能部品12を往復運動させる。
電動装置本体11は、縦長形状を有する。電動装置本体11は、出力軸20および本体ケース30有する。電動装置本体11は、電動リニアアクチュエーター40により出力軸20を往復運動させる。
本体ケース30は、樹脂材料により形成されている。本体ケース30は、縦長形状を有する。本体ケース30は、ケース周壁部31およびケース内部空間38(図16参照)を有する。本体ケース30は、ケース周壁部31の内部にケース内部空間38を形成している。本体ケース30は、ケース内部空間38に回路基板13、制御部14、電池15、および電動リニアアクチュエーター40を収容している。本体ケース30は、電池15として1次電池または2次電池を収容している。本体ケース30は、電池15の取り付けおよび取り外しが可能な構造を有する。
装置機能部品12は、歯ブラシ型アタッチメントの形態を有する。装置機能部品12は、縦長形状を有する。装置機能部品12は、出力軸20との結合および分離が可能な構造を有する。装置機能部品12は、出力軸20の往復運動に応じて電動装置本体11に対して往復運動する。装置機能部品12は、出力軸振動型電動装置10における電動歯ブラシとしての形態を規定している。
電動リニアアクチュエーター40の構成について説明する。
電動リニアアクチュエーター40に関する説明は、主として図2を参照する。電動リニアアクチュエーター40の各構成部品は、可動方向DX、高さ方向DY、幅方向DZ、および平面方向を規定する。可動方向DXは、電動リニアアクチュエーター40が出力する運動の双方向を示す。高さ方向DYは、電動リニアアクチュエーター40の正面視(図5)において、可動方向DXに直交する双方向を示す。幅方向DZは、可動方向DXおよび高さ方向DYに直交する双方向を示す。平面方向は、可動方向DXに直交する全部の方向を示す。平面方向は、高さ方向DYおよび幅方向DZを含む。
電動リニアアクチュエーター40に関する説明は、主として図2を参照する。電動リニアアクチュエーター40の各構成部品は、可動方向DX、高さ方向DY、幅方向DZ、および平面方向を規定する。可動方向DXは、電動リニアアクチュエーター40が出力する運動の双方向を示す。高さ方向DYは、電動リニアアクチュエーター40の正面視(図5)において、可動方向DXに直交する双方向を示す。幅方向DZは、可動方向DXおよび高さ方向DYに直交する双方向を示す。平面方向は、可動方向DXに直交する全部の方向を示す。平面方向は、高さ方向DYおよび幅方向DZを含む。
可動方向DXの一方は、突出方向DXLを示す。可動方向DXの他方は、引込方向DXRを示す。突出方向DXLは、電動リニアアクチュエーター40の正面視において出力軸20が電動リニアアクチュエーター40から押し出される方向を示す。引込方向DXRは、電動リニアアクチュエーター40の正面視において出力軸20が電動リニアアクチュエーター40に引き込まれる方向を示す。
高さ方向DYの一方は、頂面方向DYTを示す。高さ方向DYの他方は、底面方向DYBを示す。頂面方向DYTは、電動リニアアクチュエーター40の正面視において底部側から頂部側に向かう方向を示す。底面方向DYBは、電動リニアアクチュエーター40の正面視において頂部側から底部側に向かう方向を示す。
幅方向DZの一方は、正面方向DZFを示す。幅方向DZの他方は、背面方向DZRを示す。正面方向DZFは、電動リニアアクチュエーター40の側面視において背面側から正面側に向かう方向を示す。背面方向DZRは、電動リニアアクチュエーター40の側面視において正面側から背面側に向かう方向を示す。
電動リニアアクチュエーター40は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。電動リニアアクチュエーター40は、幅方向DZにおいて短手部分を有する。電動リニアアクチュエーター40は、複数の構成部品を有する。電動リニアアクチュエーター40の複数の構成部品は、固定ブロック50、出力可動ブロック60、対偶可動ブロック70、突出側連結部品80、引込側連結部品90を含む。電動リニアアクチュエーター40の複数の構成部品は、ブロック結合部品100、出力用機能部品200、対偶用機能部品300、付加調整部品400、複数の締結部品41、および複数の締結部品42をさらに含む。電動リニアアクチュエーター40は、出力用機能部品200において出力軸20と結合される。電動リニアアクチュエーター40は、固定ブロック50と出力可動ブロック60との間において作用する電磁気力により、可動方向DXにおいて出力可動ブロック60を往復運動させる。電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60の往復運動により可動方向DXの往復運動を出力する。電動リニアアクチュエーター40は、可動方向DXの往復運動を出力することにより、出力軸20を可動方向DXにおいて往復運動させる。
電動リニアアクチュエーター40の各構成部品の関係について説明する。
各構成部品の関係に関する説明は、主として図3を参照する。電動リニアアクチュエーター40は、一体化された関係を有する複数の機能結合部を有する。機能結合部における一体化の関係は、部品同士の結合により形成される。個々の機能結合部は、機能結合部を単位として他の機能結合部と相対的に運動することが可能な構造を有する。機能結合部の一体化は、それぞれの機能結合部に含まれる複数の構成部品において、各構成部品が相対的に運動することを許容する。固定ブロック50、出力可動ブロック60、対偶可動ブロック70、突出側連結部品80、および引込側連結部品90は、それぞれ機能結合部を形成している。
各構成部品の関係に関する説明は、主として図3を参照する。電動リニアアクチュエーター40は、一体化された関係を有する複数の機能結合部を有する。機能結合部における一体化の関係は、部品同士の結合により形成される。個々の機能結合部は、機能結合部を単位として他の機能結合部と相対的に運動することが可能な構造を有する。機能結合部の一体化は、それぞれの機能結合部に含まれる複数の構成部品において、各構成部品が相対的に運動することを許容する。固定ブロック50、出力可動ブロック60、対偶可動ブロック70、突出側連結部品80、および引込側連結部品90は、それぞれ機能結合部を形成している。
電動リニアアクチュエーター40は、可動方向DXに対して出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70を並列的に配置している。出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70は、幅方向DZにおいて隙間を有する。固定ブロック50および出力可動ブロック60は、リニアモーターを形成している。固定ブロック50および対偶可動ブロック70は、リニアモーターを形成している。出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70は、互いに反対の位相により可動方向DXにおいて往復運動する。
ブロック結合部品100は、固定ブロック50、出力可動ブロック60、対偶可動ブロック70、突出側連結部品80、引込側連結部品90、出力用機能部品200、および対偶用機能部品300と結合している。ブロック結合部品100は、固定ブロック50に対する出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70の並進を許容する。
出力軸20は、金属材料により形成されている。出力軸20は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100に対して突出方向DXL側に配置されている。出力軸20は、出力用機能部品200と結合されている。出力軸20の中心線は、可動方向DXに平行している。出力軸20は、軸基礎部21、軸先端部22、および嵌合溝23を有する。出力軸20は、軸基礎部21において出力用機能部品200と結合されている。出力軸20は、軸先端部22において装置機能部品12と結合されている。出力軸20は、電動リニアアクチュエーター40の出力により装置機能部品12を往復運動させる。
固定ブロック50の構成について説明する。
固定ブロック50に関する説明は、主として図3および図5〜図7を参照する。固定ブロック50は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100の中間部分に配置されている。固定ブロック50は、高さ方向DYにおいて、出力可動用結合部120および対偶可動用結合部130の底面方向DYB側の箇所に配置されている。固定ブロック50は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
固定ブロック50に関する説明は、主として図3および図5〜図7を参照する。固定ブロック50は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100の中間部分に配置されている。固定ブロック50は、高さ方向DYにおいて、出力可動用結合部120および対偶可動用結合部130の底面方向DYB側の箇所に配置されている。固定ブロック50は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
固定ブロック50は、ブロック形状を有する。固定ブロック50は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。固定ブロック50は、幅方向DZにおいて短手部分を有する。固定ブロック50は、複数の構成部品を有する。固定ブロック50の複数の構成部品は、コア51、コイル52、絶縁部品53、および支持部品54を含む。固定ブロック50は、複数の構成部品が互いに結合された構造を有する。固定ブロック50の複数の構成部品は、一体化された関係を有することにより、1つの機能結合部を形成している。固定ブロック50は、複数の締結部品42によりブロック結合部品100の固定用結合部110と結合されている。固定ブロック50および固定用結合部110は、一体化された関係を有する。
コア51は、磁性材料により形成されている。コア51は、スリットが形成されたブロック形状を有する。コア51は、支持部品54の頂面上に配置されている。コア51は、支持部品54と結合されている。コア51は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70を共振駆動させることに適した最大磁束密度を有する。
コイル52は、導電性材料により形成されている。コイル52は、コア51に巻き付けられている。コイル52は、リード線(図示略)により回路基板13(図1参照)と電気的に接続されている。コイル52は、回路基板13から電流の供給を受ける。コイル52は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70を往復運動させることに適した巻き数を有する。
絶縁部品53は、非導電性材料により形成されている。絶縁部品53は、コア51のティースを被覆する形状を有する。絶縁部品53は、コア51のティースと結合されている。絶縁部品53は、コア51とコイル52との間に配置されている。絶縁部品53は、コイル52をコア51と絶縁している。
支持部品54は、樹脂材料により形成されている。支持部品54は、平板形状に類似する形状を有する。支持部品54は、固定ブロック50のうちの底面方向DYB側の箇所に配置されている。支持部品54は、複数の締結部品42により固定用結合部110と結合されている。
出力可動ブロック60の構成について説明する。
出力可動ブロック60に関する説明は、主として図3および図5〜図7を参照する。出力可動ブロック60は、可動方向DXにおいて、突出側支持部140と引込側支持部150との間に配置されている。出力可動ブロック60は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110と出力可動用結合部120との間に配置されている。出力可動ブロック60は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも正面方向DZF側の箇所に配置されている。
出力可動ブロック60に関する説明は、主として図3および図5〜図7を参照する。出力可動ブロック60は、可動方向DXにおいて、突出側支持部140と引込側支持部150との間に配置されている。出力可動ブロック60は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110と出力可動用結合部120との間に配置されている。出力可動ブロック60は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも正面方向DZF側の箇所に配置されている。
出力可動ブロック60は、長方形状を有する。出力可動ブロック60は、複数の構成部品を有する。出力可動ブロック60の複数の構成部品は、出力用永久磁石61および出力用バックヨーク62を含む。出力可動ブロック60は、複数の構成部品が互いに結合された構造を有する。出力可動ブロック60の複数の構成部品は、一体化された関係を有する。出力可動ブロック60は、複数の締結部品41によりブロック結合部品100の出力可動用結合部120と結合されている。出力可動ブロック60および出力可動用結合部120は、一体化された関係を有する。
出力用永久磁石61は、平板形状を有する。出力用永久磁石61は、接着剤により出力用バックヨーク62と結合されている。出力用永久磁石61は、高さ方向DYにおいて、固定ブロック50と対向している(図5参照)。出力用永久磁石61は、固定ブロック50との間に隙間としての出力側ギャップ63を形成している。出力用永久磁石61は、固定ブロック50が形成する磁界の影響を受けて、可動方向DXにおいて固定ブロック50に対して移動する。出力用永久磁石61は、対偶可動ブロック70と反対の位相により可動方向DXに移動する構造を有する。
出力用バックヨーク62は、磁性材料により形成されている。出力用バックヨーク62は、平板形状を有する。出力用バックヨーク62は、複数の締結部品41によりブロック結合部品100の出力可動用結合部120と結合されている。出力用バックヨーク62は、出力用永久磁石61の吸着力または吸引力を増大させる。
対偶可動ブロック70の構成について説明する。
対偶可動ブロック70に関する説明は、主として図3および図5〜図7を参照する。対偶可動ブロック70は、可動方向DXにおいて、突出側支持部140と引込側支持部150との間に配置されている。対偶可動ブロック70は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110と対偶可動用結合部130との間に配置されている。対偶可動ブロック70は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも背面方向DZR側の箇所に配置されている。
対偶可動ブロック70に関する説明は、主として図3および図5〜図7を参照する。対偶可動ブロック70は、可動方向DXにおいて、突出側支持部140と引込側支持部150との間に配置されている。対偶可動ブロック70は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110と対偶可動用結合部130との間に配置されている。対偶可動ブロック70は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも背面方向DZR側の箇所に配置されている。
対偶可動ブロック70は、長方形状を有する。対偶可動ブロック70は、複数の構成部品を有する。対偶可動ブロック70の複数の構成部品は、対偶用永久磁石71および対偶用バックヨーク72を含む。対偶可動ブロック70は、複数の構成部品が互いに結合された構造を有する。対偶可動ブロック70の複数の構成部品は、一体化された関係を有する。対偶可動ブロック70は、複数の締結部品41によりブロック結合部品100の対偶可動用結合部130と結合されている。対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130は、一体化された関係を有する。
対偶用永久磁石71は、平板形状を有する。対偶用永久磁石71は、接着剤により対偶用バックヨーク72と結合されている。対偶用永久磁石71は、高さ方向DYにおいて、固定ブロック50と対向している(図6参照)。対偶用永久磁石71は、固定ブロック50との間に隙間としての対偶側ギャップ73を形成している。対偶用永久磁石71は、固定ブロック50が形成する磁界の影響を受けて、可動方向DXにおいて固定ブロック50に対して移動する。対偶用永久磁石71は、出力可動ブロック60と反対の位相により可動方向DXに移動する構造を有する。
対偶用バックヨーク72は、磁性材料により形成されている。対偶用バックヨーク72は、平板形状を有する。対偶用バックヨーク72は、複数の締結部品41によりブロック結合部品100の対偶可動用結合部130と結合されている。対偶用バックヨーク72は、対偶用永久磁石71の吸着力または吸引力を増大させる。
突出側連結部品80の構成について説明する。
突出側連結部品80に関する説明は、主として図10〜図12を参照する。突出側連結部品80は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100よりも突出方向DXL側の箇所に配置されている。突出側連結部品80は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所から底面方向DYB側の箇所にわたり配置されている。突出側連結部品80は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
突出側連結部品80に関する説明は、主として図10〜図12を参照する。突出側連結部品80は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100よりも突出方向DXL側の箇所に配置されている。突出側連結部品80は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所から底面方向DYB側の箇所にわたり配置されている。突出側連結部品80は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
突出側連結部品80は、樹脂材料により形成されている。突出側連結部品80は、円環形状に類似する形状を有する。突出側連結部品80は、円環形状に類似する形状の一例として、完全な円環の一部が切り欠かれた形状に類似する形状を有する。突出側連結部品80は、突出方向DXL側の側面視において幅方向DZの中心線に対して非対称の形状を有する。突出側連結部品80は、連結部品出力側端部81、連結部品対偶側端部82、連結部品内空間83、および連結部品離間部84を有する。突出側連結部品80は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70を共振駆動させることが可能な構造を有する。
連結部品出力側端部81は、ブロック結合部品100の出力可動用結合部120と結合されている。連結部品対偶側端部82は、ブロック結合部品100の対偶可動用結合部130と結合されている。連結部品内空間83は、突出側連結部品80の内周側に形成されている。連結部品離間部84は、連結部品出力側端部81と連結部品対偶側端部82との間に形成されている。
引込側連結部品90の構成について説明する。
引込側連結部品90に関する説明は、主として図10、図11、および図13を参照する。引込側連結部品90は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100よりも引込方向DXR側の箇所に配置されている。引込側連結部品90は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所から底面方向DYB側の箇所にわたり配置されている。引込側連結部品90は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
引込側連結部品90に関する説明は、主として図10、図11、および図13を参照する。引込側連結部品90は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100よりも引込方向DXR側の箇所に配置されている。引込側連結部品90は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所から底面方向DYB側の箇所にわたり配置されている。引込側連結部品90は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
引込側連結部品90は、樹脂材料により形成されている。引込側連結部品90は、円環形状に類似する形状を有する。引込側連結部品90は、円環形状に類似する形状の一例として、完全な円環の一部が切り欠かれた形状に類似する形状を有する。引込側連結部品90は、突出方向DXL側の側面視において幅方向DZの中心線に対して対称の形状を有する。引込側連結部品90は、連結部品出力側端部91、連結部品対偶側端部92、連結部品内空間93、および連結部品離間部94を有する。引込側連結部品90は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70を共振駆動させることが可能な構造を有する。
連結部品出力側端部91は、ブロック結合部品100の出力可動用結合部120と結合されている。連結部品対偶側端部92は、ブロック結合部品100の対偶可動用結合部130と結合されている。連結部品内空間93は、引込側連結部品90の内周側に形成されている。連結部品離間部94は、連結部品出力側端部91と連結部品対偶側端部92との間に形成されている。
各連結部品80,90は、以下の設計思想に基づく構造を有する。
突出側連結部品80は、可動方向DXにおいて出力用機能部品200と隣り合う。このため、突出側連結部品80は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70が往復運動するとき、出力用機能部品200と接触するおそれを有する。このため、突出側連結部品80は、連結部接触抑制構造を有する。突出側連結部品80は、連結部接触抑制構造を有することにより、出力用機能部品200と接触しにくい。
突出側連結部品80は、可動方向DXにおいて出力用機能部品200と隣り合う。このため、突出側連結部品80は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70が往復運動するとき、出力用機能部品200と接触するおそれを有する。このため、突出側連結部品80は、連結部接触抑制構造を有する。突出側連結部品80は、連結部接触抑制構造を有することにより、出力用機能部品200と接触しにくい。
連結部接触抑制構造は、一例として、適正厚さ範囲に含まれる突出側連結部品80の厚さを有する。突出側連結部品80の適正厚さ範囲は、一例として、引込側連結部品90の厚さよりも薄い厚さを有する。突出側連結部品80の厚さは、可動方向DXにおける突出側連結部品80の突出方向DXL側の面と引込側の面との距離により規定することができる。引込側連結部品90の厚さは、可動方向DXにおける引込側連結部品90の突出方向DXL側の面と引込側の面との距離により規定することができる。
突出側連結部品80は、引込側連結部品90よりも厚さが薄いことにより、引込側連結部品90と同じ厚さ、または引込側連結部品90よりも厚い厚さを有すると仮定した場合と比較して、出力用機能部品200との隙間を確保する余地が大きくなる。このため、適正厚さ範囲に含まれる突出側連結部品80の厚さは、連結部接触抑制構造を形成することに寄与している。
突出側連結部品80の厚さは、突出側連結部品80のばね定数に影響を及ぼす。突出側連結部品80のばね定数は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70の共振駆動に影響を及ぼす。このため、突出側連結部品80の厚さを適正厚さ範囲に含めることが、突出側連結部品80の好ましいばね定数を設定することに優先される場合、共振駆動の好ましい形態が得られないおそれが生じる。連結部接触抑制構造の好ましい形態は、突出側連結部品80の厚さをより薄くすることにより得られる。このため、連結部接触抑制構造の効果を高める設計は、突出側連結部品80のばね定数をより小さくする。
一方、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70の共振駆動は、突出側連結部品80のばね定数および引込側連結部品90のばね定数の影響を受ける。このため、突出側連結部品80の厚さと適正厚さ範囲との関係が優先して設計される場合、引込側連結部品90の厚さを調整することにより、共振駆動の好ましい形態を得ることができる。
突出側連結部品80および引込側連結部品90は、上記の設計思想を反映した厚さを有する。突出側連結部品80の厚さは、連結部接触抑制構造の好ましい形態を形成することに寄与している。引込側連結部品90の厚さは、突出側連結部品80の厚さよりも厚い。引込側連結部品90の厚さは、突出側連結部品80の厚さが薄いことによる突出側連結部品80のばね定数の低下を補償している。引込側連結部品90は、共振駆動の好ましい形態を形成するばね定数を有する。引込側連結部品90の厚さは、このばね定数を確保することに寄与している。突出側連結部品80のばね定数および引込側連結部品90のばね定数は、共振駆動の好ましい形態を形成している。
このように、突出側連結部品80および引込側連結部品90は、互いに異なる形状を有することにより、連結部接触抑制構造の好ましい形態、および共振駆動の好ましい形態を形成している。
ブロック結合部品100の構成について説明する。
ブロック結合部品100に関する説明は、主として図10および図11を参照する。ブロック結合部品100は、樹脂材料により形成されている。ブロック結合部品100は、複数の部品構成部分が同一の樹脂材料により一体的に形成された構造を有する。ブロック結合部品100の複数の部品構成部分は、2つの固定用結合部110、出力可動用結合部120、対偶可動用結合部130、2つの突出側支持部140、および2つの引込側支持部150を含む。ブロック結合部品100の複数の部品構成部分は、2つの出力側樹脂入口部121、出力側樹脂流路部122、出力突出側連結部123、および出力引込側連結部124をさらに含む。ブロック結合部品100の複数の部品構成部分は、2つの対偶側樹脂入口部131、対偶側樹脂流路部132、対偶突出側連結部133、対偶引込側連結部134をさらに含む。
ブロック結合部品100に関する説明は、主として図10および図11を参照する。ブロック結合部品100は、樹脂材料により形成されている。ブロック結合部品100は、複数の部品構成部分が同一の樹脂材料により一体的に形成された構造を有する。ブロック結合部品100の複数の部品構成部分は、2つの固定用結合部110、出力可動用結合部120、対偶可動用結合部130、2つの突出側支持部140、および2つの引込側支持部150を含む。ブロック結合部品100の複数の部品構成部分は、2つの出力側樹脂入口部121、出力側樹脂流路部122、出力突出側連結部123、および出力引込側連結部124をさらに含む。ブロック結合部品100の複数の部品構成部分は、2つの対偶側樹脂入口部131、対偶側樹脂流路部132、対偶突出側連結部133、対偶引込側連結部134をさらに含む。
ブロック結合部品100は、複数の機能部分を有する。個々の機能部分は、機能部分を単位として他の機能部分と相対的に運動することが可能な構造を有する。固定用結合部110、出力可動用結合部120、および対偶可動用結合部130は、それぞれ機能部分を形成している。
突出方向DXL側の固定用結合部110は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100の可動方向DXの中心線よりも突出方向DXL側の箇所に配置されている。引込方向DXR側の固定用結合部110は、可動方向DXにおいて、ブロック結合部品100の可動方向DXの中心線よりも引込方向DXR側の箇所に配置されている。各固定用結合部110は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の底面方向DYB側の箇所に配置されている。各固定用結合部110は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
各固定用結合部110は、ブロック形状を有する。突出方向DXL側の固定用結合部110および引込方向DXR側の固定用結合部110は、可動方向DXにおいて互いに対向している。突出方向DXL側の固定用結合部110は、突出側支持部140と連続している。引込方向DXR側の固定用結合部110は、引込側支持部150と連続している。各固定用結合部110は、固定ブロック50を挟み込む構造を有する。各固定用結合部110は、結合部支持面111を有する。結合部支持面111は、平面形状を有する。
出力可動用結合部120は、可動方向DXにおいて、突出側連結部品80と引込側連結部品90との間に配置されている。出力可動用結合部120は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所に配置されている。出力可動用結合部120は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも正面方向DZF側の箇所に配置されている。
出力可動用結合部120は、2つの出力側樹脂入口部121、出力側樹脂流路部122、出力突出側連結部123、および出力引込側連結部124と一体的に形成されている。出力可動用結合部120、2つの出力側樹脂入口部121、出力側樹脂流路部122、出力突出側連結部123、および出力引込側連結部124は、1つの機能部分を形成している。
出力側樹脂入口部121は、長方形状を有する。出力側樹脂入口部121は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。出力側樹脂入口部121は、出力側樹脂流路部122上に形成されている。突出方向DXL側の出力側樹脂入口部121および引込方向DXR側の出力側樹脂入口部121は、可動方向DXにおいて間隔を空けて形成されている。
出力側樹脂流路部122は、出力側樹脂入口部121よりも長い長方形状を有する。出力側樹脂流路部122は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。出力側樹脂流路部122は、出力可動用結合部120上に形成されている。出力側樹脂流路部122は、出力可動用結合部120の突出方向DXL側の端部から引込方向DXR側の端部までにわたり形成されている。
出力突出側連結部123は、平板形状に類似する形状を有する。出力突出側連結部123は、幅方向DZにおいて長手部分を有する。出力突出側連結部123は、出力側樹脂流路部122の突出方向DXL側の端部と連続している。出力突出側連結部123は、出力側樹脂流路部122と突出側支持部140および突出側連結部品80とを互いに連結している。出力突出側連結部123は、頂部において平面形状を有する。出力突出側連結部123の平面形状は、ブロック結合部品100の成形時において、出力側樹脂流路部122から突出側支持部140および突出側連結部品80への樹脂材料の滑らかな流れを形成することに貢献する。
出力引込側連結部124は、平板形状に類似する形状を有する。出力引込側連結部124は、幅方向DZにおいて長手部分を有する。出力引込側連結部124は、出力側樹脂流路部122の引込方向DXR側の端部と連続している。出力引込側連結部124は、出力側樹脂流路部122と引込側支持部150および引込側連結部品90とを互いに連結している。出力引込側連結部124は、頂部において平面形状を有する。出力引込側連結部124の平面形状は、ブロック結合部品100の成形時において、出力側樹脂流路部122から引込側支持部150および引込側連結部品90への樹脂材料の滑らかな流れを形成することに貢献する。
対偶可動用結合部130は、可動方向DXにおいて、突出側連結部品80と引込側連結部品90との間に配置されている。対偶可動用結合部130は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所に配置されている。対偶可動用結合部130は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも背面方向DZR側の箇所に配置されている。
対偶可動用結合部130は、2つの対偶側樹脂入口部131、対偶側樹脂流路部132、対偶突出側連結部133、および対偶引込側連結部134と一体的に形成されている。対偶可動用結合部130、2つの対偶側樹脂入口部131、対偶側樹脂流路部132、対偶突出側連結部133、および対偶引込側連結部134は、1つの機能部分を形成している。
対偶側樹脂入口部131は、長方形状を有する。対偶側樹脂入口部131は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。対偶側樹脂入口部131は、対偶側樹脂流路部132上に形成されている。突出方向DXL側の対偶側樹脂入口部131および引込方向DXR側の対偶側樹脂入口部131は、可動方向DXにおいて間隔を空けて形成されている。
対偶側樹脂流路部132は、対偶側樹脂入口部131よりも長い長方形状を有する。対偶側樹脂流路部132は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。対偶側樹脂流路部132は、対偶可動用結合部130上に形成されている。対偶側樹脂流路部132は、対偶可動用結合部130の突出方向DXL側の端部から引込方向DXR側の端部までにわたり形成されている。
対偶突出側連結部133は、平板形状に類似する形状を有する。対偶突出側連結部133は、幅方向DZにおいて長手部分を有する。対偶突出側連結部133は、対偶側樹脂流路部132の突出方向DXL側の端部と連続している。対偶突出側連結部133は、対偶側樹脂流路部132と突出側支持部140および突出側連結部品80とを互いに連結している。対偶突出側連結部133は、頂部において平面形状を有する。対偶突出側連結部133の平面形状は、ブロック結合部品100の成形時において、対偶側樹脂流路部132から突出側支持部140および突出側連結部品80への樹脂材料の滑らかな流れを形成することに貢献する。
対偶引込側連結部134は、平板形状に類似する形状を有する。対偶引込側連結部134は、幅方向DZにおいて長手部分を有する。対偶引込側連結部134は、対偶側樹脂流路部132の引込方向DXR側の端部と連続している。対偶突出側連結部133は、対偶側樹脂流路部132と引込側支持部150および引込側連結部品90とを互いに連結している。対偶引込側連結部134は、頂部において平面形状を有する。対偶引込側連結部134の平面形状は、ブロック結合部品100の成形時において、対偶側樹脂流路部132から引込側支持部150および引込側連結部品90への樹脂材料の滑らかな流れを形成することに貢献する。
突出側支持部140の構成について説明する。
突出側支持部140に関する説明は、主として図3、図7、図11、および図12を参照する。突出側支持部140は、可動方向DXにおいて、突出方向DXL側の固定用結合部110と突出側連結部品80との間に配置されている。突出側支持部140は、突出側変形部141および突出側連結部142を有する。
突出側支持部140に関する説明は、主として図3、図7、図11、および図12を参照する。突出側支持部140は、可動方向DXにおいて、突出方向DXL側の固定用結合部110と突出側連結部品80との間に配置されている。突出側支持部140は、突出側変形部141および突出側連結部142を有する。
正面方向DZF側の突出側支持部140は、高さ方向DYにおいて、出力突出側連結部123の底面方向DYB側の箇所に配置されている。正面方向DZF側の突出側支持部140は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも正面方向DZF側の箇所に配置されている。
背面方向DZR側の突出側支持部140は、高さ方向DYにおいて、対偶突出側連結部133の底面方向DYB側の箇所に配置されている。背面方向DZR側の突出側支持部140は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも背面方向DZR側の箇所に配置されている。
突出側変形部141は、薄板形状を有する。突出側変形部141は、高さ方向DYにおいて長手部分を有する。突出側変形部141は、幅方向DZにおいて短手部分を有する。突出側変形部141は、長手方向の変形量が可動方向DXの変形量よりも小さい構造を有する。突出側変形部141は、互いに独立して可動方向DXに変形する。
正面方向DZF側の突出側変形部141は、出力突出側連結部123と結合されている。正面方向DZF側の突出側変形部141は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110に対する出力可動用結合部120の突出方向DXL側の部分の位置を規定している。正面方向DZF側の突出側変形部141は、可動方向DXにおける固定ブロック50に対する出力可動ブロック60の並進を許容する。
背面方向DZR側の突出側変形部141は、対偶突出側連結部133と結合されている。背面方向DZR側の突出側変形部141は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110に対する対偶可動用結合部130の突出方向DXL側の部分の位置を規定している。背面方向DZR側の突出側変形部141は、可動方向DXにおける固定ブロック50に対する対偶可動ブロック70の並進を許容する。
突出側連結部142は、長方形状を有する。正面方向DZF側の突出側連結部142は、突出方向DXL側の固定用結合部110と正面方向DZF側の突出側変形部141とを互いに連結している。背面方向DZR側の突出側連結部142は、突出方向DXL側の固定用結合部110と背面方向DZR側の突出側変形部141とを互いに連結している。
引込側支持部150の構成について説明する。
引込側支持部150に関する説明は、主として図3、図7、図10、および図13を参照する。引込側支持部150は、可動方向DXにおいて、引込方向DXR側の固定用結合部110と引込側連結部品90との間に配置されている。引込側支持部150は、引込側変形部151および引込側連結部152を有する。
引込側支持部150に関する説明は、主として図3、図7、図10、および図13を参照する。引込側支持部150は、可動方向DXにおいて、引込方向DXR側の固定用結合部110と引込側連結部品90との間に配置されている。引込側支持部150は、引込側変形部151および引込側連結部152を有する。
正面方向DZF側の引込側支持部150は、高さ方向DYにおいて、出力引込側連結部124の底面方向DYB側の箇所に配置されている。正面方向DZF側の引込側支持部150は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも正面方向DZF側の箇所に配置されている。
背面方向DZR側の引込側支持部150は、高さ方向DYにおいて、対偶引込側連結部134の底面方向DYB側の箇所に配置されている。背面方向DZR側の引込側支持部150は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の幅方向DZの中心線よりも背面方向DZR側の箇所に配置されている。
引込側変形部151は、薄板形状を有する。引込側変形部151は、高さ方向DYにおいて長手部分を有する。引込側変形部151は、幅方向DZにおいて短手部分を有する。引込側変形部151は、長手方向の変形量が可動方向DXの変形量よりも小さい構造を有する。引込側変形部151は、互いに独立して可動方向DXに変形する。
正面方向DZF側の引込側変形部151は、出力引込側連結部124と結合されている。正面方向DZF側の引込側変形部151は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110に対する出力可動用結合部120の引込方向DXR側の部分の位置を規定している。正面方向DZF側の引込側変形部151は、可動方向DXにおける固定ブロック50に対する出力可動ブロック60の並進を許容する。
背面方向DZR側の引込側変形部151は、対偶引込側連結部134と結合されている。背面方向DZR側の引込側変形部151は、高さ方向DYにおいて、固定用結合部110に対する対偶可動用結合部130の引込方向DXR側の部分の位置を規定している。背面方向DZR側の引込側変形部151は、可動方向DXにおける固定ブロック50に対する対偶可動ブロック70の並進を許容する。
引込側連結部152は、長方形状を有する。正面方向DZF側の引込側連結部152は、引込方向DXR側の固定用結合部110と正面方向DZF側の引込側変形部151とを互いに連結している。背面方向DZR側の引込側連結部152は、引込方向DXR側の固定用結合部110と背面方向DZR側の引込側変形部151とを互いに連結している。
突出側支持部140および引込側支持部150は、以下の機能を有する。
正面方向DZF側の突出側支持部140、および正面方向DZF側の引込側支持部150は、固定ブロック50に対する出力可動ブロック60の高さ方向DYの位置を規定している。正面方向DZF側の突出側支持部140および引込側支持部150は、出力可動ブロック60の高さ方向DYの位置を規定することにより、出力側ギャップ63を形成している。
正面方向DZF側の突出側支持部140、および正面方向DZF側の引込側支持部150は、固定ブロック50に対する出力可動ブロック60の高さ方向DYの位置を規定している。正面方向DZF側の突出側支持部140および引込側支持部150は、出力可動ブロック60の高さ方向DYの位置を規定することにより、出力側ギャップ63を形成している。
背面方向DZR側の突出側支持部140、および背面方向DZR側の引込側支持部150は、固定ブロック50に対する対偶可動ブロック70の高さ方向DYの位置を規定している。背面方向DZR側の突出側支持部140および引込側支持部150は、対偶可動ブロック70の高さ方向DYの位置を規定することにより、対偶側ギャップ73を形成している。
正面方向DZF側の突出側変形部141および正面方向DZF側の引込側変形部151は、固定ブロック50に対する出力可動ブロック60の運動方向を可動方向DXに規制している。このため、出力可動ブロック60は、固定ブロック50との間に作用する電磁気力により可動方向DXに並進する。
背面方向DZR側の突出側変形部141および背面方向DZR側の引込側変形部151は、固定ブロック50に対する対偶可動ブロック70の運動方向を可動方向DXに規制している。このため、対偶可動ブロック70は、固定ブロック50との間に作用する電磁気力により可動方向DXに並進する。
出力用機能部品200の構成について説明する。
出力用機能部品200に関する説明は、主として図3〜図5および図8を参照する。出力用機能部品200は、可動方向DXにおいて、対偶用機能部品300よりも突出方向DXL側の箇所に配置されている。出力用機能部品200は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100よりも頂面方向DYT側の箇所に配置されている。出力用機能部品200は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
出力用機能部品200に関する説明は、主として図3〜図5および図8を参照する。出力用機能部品200は、可動方向DXにおいて、対偶用機能部品300よりも突出方向DXL側の箇所に配置されている。出力用機能部品200は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100よりも頂面方向DYT側の箇所に配置されている。出力用機能部品200は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
出力用機能部品200は、樹脂材料により形成されている。出力用機能部品200は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。出力用機能部品200は、幅方向DZにおいて短手部分を有する。出力用機能部品200は、複数の締結部品41により出力可動用結合部120と結合されている。出力用機能部品200および出力可動用結合部120は、一体化された関係を有する。出力用機能部品200は、複数の部品構成部分が同一の樹脂材料により一体的に形成された構造を有する。出力用機能部品200の複数の部品構成部分は、出力部品本体部210、出力軸用結合部220、出力部品補強部230、内部構造保護部240、負荷受部250、および部品受部260を含む。
出力部品本体部210は、平板形状を有する。出力部品本体部210は、出力可動用結合部120および対偶可動用結合部130の頂面上に配置されている。出力部品本体部210は、複数の締結部品41により出力可動用結合部120と結合されている。出力部品本体部210は、出力用機能部品200の基礎部分を形成している。
出力軸用結合部220は、可動方向DXにおいて、突出側連結部品80よりも突出方向DXL側の箇所に配置されている。出力軸用結合部220は、出力部品本体部210および出力部品補強部230と連続している。出力軸用結合部220は、結合部基礎部221、結合部基礎面222、結合部周壁部223、および結合部内空間224を有する。
結合部基礎部221は、平板形状を有する。結合部基礎部221は、出力部品本体部210の突出方向DXL側の端部、および出力部品補強部230の突出方向DXL側の端部と連続している。結合部基礎部221は、突出側連結部品80との間に隙間を形成している。結合部基礎部221は、可動方向DXにおいて、連結部品内空間83を介して突出側支持部140と対向している。
結合部基礎面222は、平面形状を有する。結合部基礎面222は、結合部基礎部221のうちの突出方向DXL側の部分に形成されている。結合部基礎面222は、平面方向に平行している。
結合部周壁部223は、柱形状を有する。結合部周壁部223は、結合部基礎部221と連続している。結合部周壁部223は、結合部基礎面222から突出方向DXLに向けて突出している。結合部周壁部223は、結合部内空間224を形成している。結合部周壁部223は、結合部内空間224において軸基礎部21を収容している。結合部周壁部223は、軸基礎部21と結合している。結合部周壁部223は、軸基礎部21の外周を取り囲む構造を有する。
出力部品補強部230は、出力部品本体部210と連続している。出力部品補強部230は、出力側補強部231および対偶側補強部232を有する。出力部品補強部230は、出力部品本体部210を補強する構造、出力軸用結合部220を補強する構造、および出力部品本体部210と出力軸用結合部220との接続部分を補強する構造を有する。出力部品補強部230は、ギャップ確認構造および補強部接触抑制構造を有する。
出力側補強部231は、可動方向DXにおいて、出力部品本体部210の引込方向DXR側の端部から突出方向DXL側の端部にわたり配置されている。出力側補強部231は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100よりも正面方向DZF側の箇所に配置されている。出力側補強部231は、出力部品本体部210の正面方向DZF側の部分と連続している。
対偶側補強部232は、可動方向DXにおいて、出力部品本体部210の突出方向DXL側の箇所に配置されている。対偶側補強部232は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の背面方向DZR側の箇所に配置されている。対偶側補強部232は、出力部品本体部210の背面方向DZR側の部分と連続している。
ギャップ確認構造について説明する。
ギャップ確認構造に関する説明は、主として図5および図6を参照する。ギャップ確認構造は、出力側ギャップ確認構造および対偶側ギャップ確認構造を有する。電動リニアアクチュエーター40は、出力側ギャップ確認構造が存在していないと仮定した場合、製造過程において、出力用機能部品200がブロック結合部品100と結合された後に出力側ギャップ63の大きさおよび形状を確認することが難しくなる。電動リニアアクチュエーター40は、対偶側ギャップ確認構造が存在していないと仮定した場合、製造過程において、対偶用機能部品300がブロック結合部品100と結合された後に対偶側ギャップ73の大きさおよび形状を確認することが難しくなる。
ギャップ確認構造に関する説明は、主として図5および図6を参照する。ギャップ確認構造は、出力側ギャップ確認構造および対偶側ギャップ確認構造を有する。電動リニアアクチュエーター40は、出力側ギャップ確認構造が存在していないと仮定した場合、製造過程において、出力用機能部品200がブロック結合部品100と結合された後に出力側ギャップ63の大きさおよび形状を確認することが難しくなる。電動リニアアクチュエーター40は、対偶側ギャップ確認構造が存在していないと仮定した場合、製造過程において、対偶用機能部品300がブロック結合部品100と結合された後に対偶側ギャップ73の大きさおよび形状を確認することが難しくなる。
出力側ギャップ確認構造は、電動リニアアクチュエーター40の正面視において、出力側ギャップ63を電動リニアアクチュエーター40の外部に露出させる構造を有する。出力側ギャップ確認構造は、一例として、出力可動ブロック60と隣り合う出力側補強部231の縁を、出力側ギャップ63よりも頂面方向DYT側の箇所に形成する構造を有する。このため、出力側ギャップ確認構造は、出力用機能部品200がブロック結合部品100と結合された後における出力側ギャップ63の確認に関する作業性を向上させる。
対偶側ギャップ確認構造は、電動リニアアクチュエーター40の背面視において、対偶側ギャップ73を電動リニアアクチュエーター40の外部に露出させる構造を有する。対偶側ギャップ確認構造は、一例として、対偶可動ブロック70と隣り合う箇所に対偶側補強部232を配置しない構造を有する。このため、対偶側ギャップ確認構造は、対偶用機能部品300がブロック結合部品100と結合された後における対偶側ギャップ73の確認に関する作業性を向上させる。
補強部接触抑制構造について説明する。
補強部接触抑制構造に関する説明は、主として図4〜図6を参照する。電動リニアアクチュエーター40は、補強部接触抑制構造が存在していないと仮定した場合、対偶側補強部232が対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130の少なくとも一方と接触するおそれを有する。その理由は、以下のとおり記述することができる。
補強部接触抑制構造に関する説明は、主として図4〜図6を参照する。電動リニアアクチュエーター40は、補強部接触抑制構造が存在していないと仮定した場合、対偶側補強部232が対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130の少なくとも一方と接触するおそれを有する。その理由は、以下のとおり記述することができる。
対偶側補強部232は、出力可動ブロック60および出力可動用結合部120と一体化された関係を有する。このため、対偶側補強部232は、出力可動ブロック60および出力可動用結合部120と同じ位相により運動する。一方、対偶側補強部232は、対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130と反対の位相により運動する。このため、対偶側補強部232は、可動方向DXに運動するとき、対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130の少なくとも一方と接触するおそれを有する。
補強部接触抑制構造は、対偶側補強部232と対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130との接触を抑制する構造を有する。補強部接触抑制構造は、一例として、適正長さ範囲に含まれる対偶側補強部232の長さを有する。対偶側補強部232の長さは、一例として、可動方向DXにおける対偶側補強部232の突出方向DXL側の端部から対偶側補強部232の引込方向DXR側の端部までの距離により規定することができる。
補強部接触抑制構造は、適正長さ範囲に含まれる長さの一例として、出力側補強部231の長さよりも短い対偶側補強部232の長さを有する。補強部接触抑制構造は、この長さの一例として、結合部基礎部221から対偶可動ブロック70よりも突出方向DXL側の箇所までの長さを有する。補強部接触抑制構造は、この長さの一例として、結合部基礎部221から突出側連結部品80と隣り合う箇所までの長さを有する。
補強部接触抑制構造は、次の効果を奏する。対偶側補強部232は、適正長さ範囲に含まれる長さを有するため、対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130との間に空間(以下、「接触抑制空間」)を形成する。対偶側補強部232は、出力側補強部231の長さよりも短い対偶側補強部232の長さを有するため、より大きな接触抑制空間を形成する。対偶側補強部232は、結合部基礎部221から対偶可動ブロック70よりも突出方向DXL側の箇所までの長さを有するため、より大きな接触抑制空間を形成する。対偶側補強部232は、結合部基礎部221から突出側連結部品80と隣り合う箇所までの長さを有するため、より大きな接触抑制空間を形成する。このため、対偶側補強部232は、可動方向DXに往復運動するとき、対偶可動ブロック70および対偶可動用結合部130と接触しにくい。
内部構造保護部240の構成について説明する。
内部構造保護部240に関する説明は、主として図17〜図19を参照する。内部構造保護部240は、出力軸20に作用する力に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することを抑制する構造を有する。内部構造保護部240は、出力軸20に作用する力を、本体ケース30の本体側保護部32と協働して受けることにより、内部構造の損傷を抑制する。電動リニアアクチュエーター40の内部構造は、ブロック結合部品100、ブロック結合部品100と一体的に形成された部品、およびブロック結合部品100の内部においてブロック結合部品100に結合された部品を含む。
内部構造保護部240に関する説明は、主として図17〜図19を参照する。内部構造保護部240は、出力軸20に作用する力に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することを抑制する構造を有する。内部構造保護部240は、出力軸20に作用する力を、本体ケース30の本体側保護部32と協働して受けることにより、内部構造の損傷を抑制する。電動リニアアクチュエーター40の内部構造は、ブロック結合部品100、ブロック結合部品100と一体的に形成された部品、およびブロック結合部品100の内部においてブロック結合部品100に結合された部品を含む。
内部構造保護部240は、一例として、出力用機能部品200と一体化された構造を有する。内部構造保護部240は、押込移動規制部241、引抜移動規制部242、第1回転規制部243、および第2回転規制部244を有する。
本体側保護部32は、本体ケース30の一部を形成している。本体側保護部32は、ケース周壁部31と同一の材料により一体的に形成されている。本体側保護部32は、本体側押込規制部33、本体側引抜規制部34、および本体側回転規制部35を有する。本体側回転規制部35は、本体側第1規制部35Aおよび本体側第2規制部35B(図18参照)を有する。
押込移動規制部241は、一例として、図17に示される構造を有する。押込移動規制部241は、出力側補強部231の底面方向DYB側の端部と連続している。押込移動規制部241は、出力側補強部231と結合されている。押込移動規制部241は、可動方向DXにおいて、本体側押込規制部33よりも突出方向DXL側の箇所に配置されている。押込移動規制部241は、可動方向DXにおいて、本体側押込規制部33と対向している。押込移動規制部241は、本体側押込規制部33との間に隙間を形成している。
押込移動規制部241は、出力軸20を引込方向DXR側に移動させる荷重が出力軸20に作用したとき、本体側押込規制部33と接触することにより、出力軸20に作用する荷重を受ける。このため、出力軸20に作用する引込方向DXRの荷重に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。押込移動規制部241および本体側押込規制部33の間の隙間は、引込方向DXRの荷重に起因して内部構造の損傷が生じる前に押込移動規制部241および本体側押込規制部33が互いに接触する範囲内の大きさを有する。
引抜移動規制部242は、一例として、図17に示される構造を有する。引抜移動規制部242は、出力側補強部231の底面方向DYB側の端部と連続している。引抜移動規制部242は、出力側補強部231と結合されている。引抜移動規制部242は、可動方向DXにおいて、本体側引抜規制部34よりも引込方向DXR側の箇所に配置されている。引抜移動規制部242は、可動方向DXにおいて、引抜移動規制部242と対向している。引抜移動規制部242は、本体側引抜規制部34との間に隙間を形成している。
引抜移動規制部242は、出力軸20を突出方向DXL側に移動させる荷重が出力軸20に作用したとき、本体側引抜規制部34と接触することにより、出力軸20に作用する荷重を受ける。このため、出力軸20に作用する突出方向DXLの荷重に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。引抜移動規制部242および本体側引抜規制部34の間の隙間は、突出方向DXLの荷重に起因して内部構造の損傷が生じる前に引抜移動規制部242および本体側引抜規制部34が互いに接触する範囲内の大きさを有する。
第1回転規制部243は、一例として、図18に示される構造を有する。第1回転規制部243は、部品受部260の外周部分に形成されている。第1回転規制部243は、平面形状の外面を有する。第1回転規制部243は、平面方向において、本体側第1規制部35Aと対向している。第1回転規制部243は、本体側第1規制部35Aとの間に隙間を形成している。
第1回転規制部243は、出力軸20を中心線まわりにおいて回転させる力が出力軸20に作用したとき、本体側第1規制部35Aと接触することにより、出力軸20に作用する回転力を受ける。このため、出力軸20に作用する回転力に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aの間の隙間は、出力軸20の回転力に起因して内部構造の損傷が生じる前に第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aが互いに接触する範囲内の大きさを有する。
第2回転規制部244は、一例として、図18に示される構造を有する。第2回転規制部244は、結合部周壁部223の外周部分に形成されている。第2回転規制部244は、平面形状の外面を有する。第2回転規制部244は、平面方向において、本体側第2規制部35Bと対向している。第2回転規制部244は、本体側第2規制部35Bとの間に隙間を形成している。
第2回転規制部244は、出力軸20を中心線まわりにおいて回転させる力が出力軸20に作用したとき、本体側第2規制部35Bと接触することにより、出力軸20に作用する回転力を受ける。このため、出力軸20に作用する回転力に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。第2回転規制部244および本体側第2規制部35Bの間の隙間は、出力軸20の回転力に起因して内部構造の損傷が生じる前に第2回転規制部244および本体側第2規制部35Bが互いに接触する範囲内の大きさを有する。第2回転規制部244および本体側第2規制部35Bの間の隙間は、一例として、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aの間の隙間と対応する大きさを有する。対応する関係を有する各隙間は、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aが互いに接触するまでの回転量と、第2回転規制部244および本体側第2規制部35Bが互いに接触するまでの回転量とを実質的に等しくする。
引抜移動規制部242は、出力軸20の回転力を受ける回転規制部としての機能も有する。引抜移動規制部242は、一例として、図19に示される構造を有する。引抜移動規制部242は、平面形状の外面を有する。引抜移動規制部242は、平面方向において、本体側回転規制部35と対向している。引抜移動規制部242は、本体側回転規制部35との間に隙間を形成している。
引抜移動規制部242は、出力軸20を中心線まわりにおいて回転させる力が出力軸20に作用したとき、本体側回転規制部35と接触することにより、出力軸20に作用する回転力を受ける。このため、出力軸20に作用する回転力に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。引抜移動規制部242および本体側回転規制部35の間の隙間は、出力軸20の回転力に起因して内部構造の損傷が生じる前に引抜移動規制部242および本体側回転規制部35が互いに接触する範囲内の大きさを有する。引抜移動規制部242および本体側回転規制部35の間の隙間は、一例として、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aの間の隙間と対応する大きさを有する。対応する関係を有する各隙間は、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aが互いに接触するまでの回転量と、引抜移動規制部242および本体側回転規制部35が互いに接触するまでの回転量とを実質的に等しくする。
負荷受部250の構成について説明する。
負荷受部250に関する説明は、主として図4〜図6および図16を参照する。負荷受部250は、円環形状を有する。負荷受部250の外周面は、球面に類似する湾曲面を有する。球面に類似する湾曲面は、球体の最大径部分を含む帯状部分の1周が形成する外周面に類似している。負荷受部250は、結合部周壁部223と結合されている。負荷受部250は、結合部周壁部223の外周上に形成されている。負荷受部250は、結合部周壁部223から平面方向に突出している。負荷受部250は、出力軸20に作用する荷重を受ける構造を有する。負荷受部250は、出力軸20を本体ケース30の中心線に対して傾ける荷重が作用したとき、本体ケース30のケース負荷受部37と接触することによりこの荷重を受ける。負荷受部250は、球面に類似する湾曲面を有するため、ケース負荷受部37に不均一な面圧分布を形成しにくい。
負荷受部250に関する説明は、主として図4〜図6および図16を参照する。負荷受部250は、円環形状を有する。負荷受部250の外周面は、球面に類似する湾曲面を有する。球面に類似する湾曲面は、球体の最大径部分を含む帯状部分の1周が形成する外周面に類似している。負荷受部250は、結合部周壁部223と結合されている。負荷受部250は、結合部周壁部223の外周上に形成されている。負荷受部250は、結合部周壁部223から平面方向に突出している。負荷受部250は、出力軸20に作用する荷重を受ける構造を有する。負荷受部250は、出力軸20を本体ケース30の中心線に対して傾ける荷重が作用したとき、本体ケース30のケース負荷受部37と接触することによりこの荷重を受ける。負荷受部250は、球面に類似する湾曲面を有するため、ケース負荷受部37に不均一な面圧分布を形成しにくい。
部品受部260の構成について説明する。
部品受部260に関する説明は、主として図4〜図6および図16を参照する。部品受部260は、円環形状に類似する形状を有する。部品受部260は、結合部周壁部223と結合されている。部品受部260は、結合部周壁部223の外周上に形成されている。部品受部260は、結合部周壁部223から平面方向に突出している。部品受部260は、負荷受部250よりも可動方向DXの突出方向DXL側の箇所に形成されている。部品受部260は、可動方向DXにおいて、電動リニアアクチュエーター40のうちの最も突出方向DXL側の箇所に形成されている。部品受部260は、部品受面261を有する。部品受部260は、部品受面261により電動装置本体11の弾性部品16を支持する構造を有する。
部品受部260に関する説明は、主として図4〜図6および図16を参照する。部品受部260は、円環形状に類似する形状を有する。部品受部260は、結合部周壁部223と結合されている。部品受部260は、結合部周壁部223の外周上に形成されている。部品受部260は、結合部周壁部223から平面方向に突出している。部品受部260は、負荷受部250よりも可動方向DXの突出方向DXL側の箇所に形成されている。部品受部260は、可動方向DXにおいて、電動リニアアクチュエーター40のうちの最も突出方向DXL側の箇所に形成されている。部品受部260は、部品受面261を有する。部品受部260は、部品受面261により電動装置本体11の弾性部品16を支持する構造を有する。
弾性部品16は、弾性材料により形成されている。弾性部品16は、円筒形状に類似する形状を有する。弾性部品16は、出力軸20の嵌合溝23に嵌め込まれている。弾性部品16は、本体ケース30の開口部分と出力軸20との間の部分をシールする構造を有する。
部品受面261は、平面形状を有する。部品受面261は、平面方向と平行している。部品受面261は、部品受部260における突出方向DXL側の部分の表面を形成している。部品受面261は、弾性部品16と接触している。部品受面261は、引込方向DXR側から弾性部品16を支持することにより、弾性部品16が出力軸20に対して引込方向DXR側に移動することを規制している。
部品受部260は、次の効果を奏する。部品受部260は、弾性部品16を支持している。このため、出力軸20に対する弾性部品16の位置が変化することに起因して、本体ケース30のシール性が低下することが抑制される。部品受部260は、弾性部品16を支持する比較例の構造と比較して、有利な効果を奏する。
比較例の構造は、止め輪により弾性部品16を支持する。比較例の構造は、止め輪が嵌合される止め輪嵌合溝を出力軸20に有する。止め輪嵌合溝は、嵌合溝23よりも引込方向DXR側に形成される。止め輪は、止め輪嵌合溝に嵌合される。止め輪は、弾性部品16を引込方向DXR側から支持する。比較例の構造は、止め輪および止め輪嵌合溝を必要とする。
部品受部260は、止め輪および止め輪嵌合溝を省略することを可能にする。出力軸振動型電動装置10は、部品受部260を有することにより、止め輪および止め輪嵌合溝を省略している。このため、出力軸20に対する加工の工数が削減される。また、止め輪を止め輪嵌合溝に勘合する工程が削減される。このため、部品受部260は、出力軸振動型電動装置10の製造効率の向上に貢献する。
対偶用機能部品300の構成について説明する。
対偶用機能部品300に関する説明は、主として図3、図4、図6、図7および図9を参照する。対偶用機能部品300は、可動方向DXにおいて、出力用機能部品200よりも引込方向DXR側の箇所に配置されている。対偶用機能部品300は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所に配置されている。対偶用機能部品300は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
対偶用機能部品300に関する説明は、主として図3、図4、図6、図7および図9を参照する。対偶用機能部品300は、可動方向DXにおいて、出力用機能部品200よりも引込方向DXR側の箇所に配置されている。対偶用機能部品300は、高さ方向DYにおいて、ブロック結合部品100の頂面方向DYT側の箇所に配置されている。対偶用機能部品300は、幅方向DZにおいて、ブロック結合部品100の正面方向DZF側の箇所から背面方向DZR側の箇所にわたり配置されている。
対偶用機能部品300は、金属材料により形成されている。対偶用機能部品300は、可動方向DXにおいて長手部分を有する。対偶用機能部品300は、幅方向DZにおいて短手部分を有する。対偶用機能部品300は、複数の締結部品41により対偶可動用結合部130と結合されている。対偶用機能部品300および対偶可動用結合部130は、一体化された関係を有する。対偶用機能部品300は、複数の部品構成部分が同一の金属材料により一体的に形成された構造を有する。対偶用機能部品300の複数の部品構成部分は、対偶部品本体部310および対偶部品調整部320を含む。対偶用機能部品300は、対偶部品本体部310および対偶部品調整部320に区分された構造を有する。対偶用機能部品300は、一例として、板材料の曲げ加工により形成される。対偶用機能部品300は、付加調整部品400と併せて振動低減構造を形成している。
対偶部品本体部310は、平板形状を有する。対偶部品本体部310は、出力可動用結合部120および対偶可動用結合部130の頂面上に配置されている。出力部品本体部210は、複数の締結部品41により対偶可動用結合部130と結合されている。対偶部品本体部310は、対偶用機能部品300の基礎部分を形成している。
対偶部品調整部320は、平板形状を有する。対偶部品調整部320は、可動方向DXにおいて、引込側連結部品90よりも引込方向DXR側の箇所に配置されている。対偶部品調整部320は、可動方向DXにおいて、隙間を介して引込側連結部品90と対向している。対偶部品調整部320は、付加調整部品400と結合している。対偶部品調整部320は、出力可動ブロック60を含む機能結合部の重量と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部の重量とのバランスを取るための構造を有する。
付加調整部品400の構成について説明する。
付加調整部品400に関する説明は、主として図3および図15を参照する。付加調整部品400は、金属材料により形成されている。付加調整部品400は、円柱形状を有する。付加調整部品400は、対偶用機能部品300とは個別に形成されている。付加調整部品400は、接着により対偶部品調整部320と結合されている。付加調整部品400は、可動方向DXにおいて、対偶部品調整部320に対して突出方向DXL側の箇所に配置されている。付加調整部品400の一部は、連結部品内空間93に配置されている。付加調整部品400は、出力可動ブロック60を含む機能結合部の重量と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部の重量とのバランスを取るための構造を有する。
付加調整部品400に関する説明は、主として図3および図15を参照する。付加調整部品400は、金属材料により形成されている。付加調整部品400は、円柱形状を有する。付加調整部品400は、対偶用機能部品300とは個別に形成されている。付加調整部品400は、接着により対偶部品調整部320と結合されている。付加調整部品400は、可動方向DXにおいて、対偶部品調整部320に対して突出方向DXL側の箇所に配置されている。付加調整部品400の一部は、連結部品内空間93に配置されている。付加調整部品400は、出力可動ブロック60を含む機能結合部の重量と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部の重量とのバランスを取るための構造を有する。
振動低減構造について説明する。
振動低減構造に関する説明は、主として図3〜図7を参照する。振動低減構造は、第1振動低減構造および第2振動低減構造を有する。電動リニアアクチュエーター40は、振動低減構造が存在していないと仮定した場合、好ましくない振動を発生するおそれを有する。その理由は、以下のとおり記述することができる。
振動低減構造に関する説明は、主として図3〜図7を参照する。振動低減構造は、第1振動低減構造および第2振動低減構造を有する。電動リニアアクチュエーター40は、振動低減構造が存在していないと仮定した場合、好ましくない振動を発生するおそれを有する。その理由は、以下のとおり記述することができる。
出力可動ブロック60は、出力用機能部品200と結合される。出力用機能部品200は、出力軸20と結合される。このため、出力可動ブロック60は、出力用機能部品200および出力軸20から荷重を受ける。出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70は、第1振動低減構造が存在していないと仮定した場合、荷重のバランスが取れない。電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70の荷重のバランスが取れてない場合、出力可動ブロック60の慣性力に起因して好ましくない振動を発生するおそれを有する。
第1振動低減構造は、出力可動ブロック60を含む機能結合部、および対偶可動ブロック70を含む機能結合部の荷重のバランスを取ることにより、電動リニアアクチュエーター40の好ましくない振動の発生を抑制する。第1振動低減構造は、一例として、対偶用機能部品300および付加調整部品400により形成される。
第1振動低減構造は、対偶用機能部品300を対偶可動ブロック70に結合することにより、出力可動ブロック60を含む機能結合部と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部との荷重のバランスを取る。第1振動低減構造は、出力可動ブロック60を含む機能結合部と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部との重量のバランスを取ることにより、各機能結合部の荷重のバランスを取る。第1振動低減構造は、主として対偶部品調整部320および付加調整部品400により、出力軸20との重量のバランスを取る。
出力可動ブロック60、出力可動用結合部120、出力用機能部品200、および出力軸20は、1つの機能結合部を形成している。対偶可動ブロック70、対偶可動用結合部130、対偶用機能部品300、および付加調整部品400は、1つの機能結合部を形成している。
出力可動ブロック60を含む機能結合部、および対偶可動ブロック70を含む機能結合部は、第1振動低減構造の存在により、それぞれの機能結合部に作用する荷重のバランスが取れている。このため、電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70が往復運動するとき、好ましくない振動を発生しにくい。
電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60の往復運動によりモーメント(以下、「出力側モーメント」)を発生し得る構造を有する。出力側モーメントは、好ましくない振動の大きさに影響を及ぼす。電動リニアアクチュエーター40は、対偶可動ブロック70の往復運動によりモーメント(以下、「対偶側モーメント」)を発生し得る構造を有する。対偶側モーメントは、好ましくない振動の大きさに影響を及ぼす。このため、電動リニアアクチュエーター40は、第2振動低減構造が存在していないと仮定した場合、出力側モーメントおよび対偶側モーメントに起因して好ましくない振動を発生するおそれを有する。
第2振動低減構造は、出力可動ブロック60を含む機能結合部の重心と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部の重心との距離を近づけることにより、各モーメントに起因する好ましくない振動の発生を低減する。第2振動低減構造は、対偶部品調整部320の重量および付加調整部品400の重量を合わせた重量を、対偶部品本体部310の重量よりも大きくすることにより、上記距離の関係を形成している。このため、出力側モーメントおよび対偶側モーメントが相殺し合う度合が大きくなる。このため、電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70が往復運動するとき、好ましくない振動を発生しにくい。
上記各機能結合部の重心は、一例として以下の関係を有する。
電動リニアアクチュエーター40は、出力軸用結合部220の軸方向の中心線を結合部中心線と規定し、正面視において結合部中心線により区分される領域を第1中心区分領域および第2中心区分領域と規定する。第1中心区分領域は、高さ方向DYにおいて、結合部中心線よりも頂面方向DYT側の領域を示す。第2中心区分領域は、高さ方向DYにおいて、結合部中心線よりも底面方向DYB側の領域を示す。
電動リニアアクチュエーター40は、出力軸用結合部220の軸方向の中心線を結合部中心線と規定し、正面視において結合部中心線により区分される領域を第1中心区分領域および第2中心区分領域と規定する。第1中心区分領域は、高さ方向DYにおいて、結合部中心線よりも頂面方向DYT側の領域を示す。第2中心区分領域は、高さ方向DYにおいて、結合部中心線よりも底面方向DYB側の領域を示す。
出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70は、第1中心区分領域に配置されている。出力可動ブロック60を含む機能結合部は、第1中心区分領域に重心を有する。対偶可動ブロック70を含む機能結合部は、第1中心区分領域に重心を有する。各機能結合部は、それぞれ第1中心区分領域に重心を有することにより、互いの重心が接近した関係を形成している。
電動リニアアクチュエーター40の固定構造について説明する。
固定構造に関する説明は、主として図16を参照する。本体ケース30は、複数のケース側結合部36および複数の締結部品17を有する。ケース側結合部36は、平面形状の外面を有する。ケース側結合部36の外面は、固定用結合部110の結合部支持面111(図4参照)と平行する形状を有する。ケース側結合部36の外面は、結合部支持面111と面接触している。
固定構造に関する説明は、主として図16を参照する。本体ケース30は、複数のケース側結合部36および複数の締結部品17を有する。ケース側結合部36は、平面形状の外面を有する。ケース側結合部36の外面は、固定用結合部110の結合部支持面111(図4参照)と平行する形状を有する。ケース側結合部36の外面は、結合部支持面111と面接触している。
突出方向DXL側の固定用結合部110は、締結部品17により一方のケース側結合部36と結合されている。引込方向DXR側の固定用結合部110は、締結部品17により他方のケース側結合部36と結合されている。固定用結合部110およびケース側結合部36は、一体化された関係を有する。固定用結合部110および固定ブロック50は、一体化された関係を有する。このため、固定ブロック50、固定用結合部110、およびケース側結合部36は、一体化された関係を有する。
固定用結合部110およびケース側結合部36の関係は、出力軸20に荷重が作用したとき、電動リニアアクチュエーター40が本体ケース30から離れることを規制する。出力軸20は、一例として、平面方向の成分を含む荷重を受ける。出力軸20が受けた荷重は、電動リニアアクチュエーター40の構成部品に伝達される。電動リニアアクチュエーター40の構成部品が受けた荷重は、電動リニアアクチュエーター40を本体ケース30の中心線に対して傾ける方向に作用する。固定用結合部110およびケース側結合部36の結合関係は、電動リニアアクチュエーター40の構成部品に作用する荷重を受ける。このため、電動リニアアクチュエーター40が本体ケース30に対して傾くことが抑制される。このように、固定用結合部110およびケース側結合部36の結合関係は、出力軸20に作用する荷重に対する電動リニアアクチュエーター40の剛性を高めることに貢献する。
電動リニアアクチュエーター40の動作について説明する。
動作に関する説明は、主として図1〜図3を参照する。固定ブロック50は、制御部14からコイル52に電流が供給されることにより磁界を形成する。出力可動ブロック60は、固定ブロック50との間において作用する電磁気力により可動方向DXに往復運動する。対偶可動ブロック70は、固定ブロック50との間において作用する電磁気力により可動方向DXに往復運動する。出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70は、互いに反対の位相により往復運動する。出力用機能部品200は、出力可動ブロック60と一体的に往復運動する。出力軸20は、出力用機能部品200と一体的に往復運動する。このように、電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60の往復運動を出力することにより、出力軸20を往復運動させる。
動作に関する説明は、主として図1〜図3を参照する。固定ブロック50は、制御部14からコイル52に電流が供給されることにより磁界を形成する。出力可動ブロック60は、固定ブロック50との間において作用する電磁気力により可動方向DXに往復運動する。対偶可動ブロック70は、固定ブロック50との間において作用する電磁気力により可動方向DXに往復運動する。出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70は、互いに反対の位相により往復運動する。出力用機能部品200は、出力可動ブロック60と一体的に往復運動する。出力軸20は、出力用機能部品200と一体的に往復運動する。このように、電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60の往復運動を出力することにより、出力軸20を往復運動させる。
電動リニアアクチュエーター40は、以下の効果を奏する。
(1)電動リニアアクチュエーター40は、突出側連結部品80および引込側連結部品90を有する。突出側連結部品80および引込側連結部品90は、互いに異なる形状を有する。この構成によれば、各連結部品80,90の構造に関する自由度が高められる。このため、共振駆動の好ましい形態を形成すること、および各連結部品80,90の構造に起因する電動リニアアクチュエーター40の大型化を抑制することが両立される。
(1)電動リニアアクチュエーター40は、突出側連結部品80および引込側連結部品90を有する。突出側連結部品80および引込側連結部品90は、互いに異なる形状を有する。この構成によれば、各連結部品80,90の構造に関する自由度が高められる。このため、共振駆動の好ましい形態を形成すること、および各連結部品80,90の構造に起因する電動リニアアクチュエーター40の大型化を抑制することが両立される。
(2)突出側連結部品80は、引込側連結部品90よりも薄い。この構成によれば、突出側連結部品80が出力用機能部品200と接触しにくい。このため、突出側連結部品80が損傷しにくい。
(3)突出側連結部品80は、電動リニアアクチュエーター40の突出方向DXL側の側面視において、幅方向DZの中心線に対して非対称の形状を有する。この構成によれば、突出側連結部品80の構造に関する自由度が高められる。このため、突出側連結部品80の好ましい強度を確保すること、および突出側連結部品80の構造に起因する電動リニアアクチュエーター40の大型化を抑制することが両立される。
(4)電動リニアアクチュエーター40は、対偶用機能部品300を有する。この構成によれば、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70の荷重のバランスが取れる。このため、電動リニアアクチュエーター40の好ましくない振動の発生が抑制される。
(5)電動リニアアクチュエーター40は、ブロック結合部品100を有する。ブロック結合部品100は、複数の構成部分が樹脂材料により一体的に形成された構造を有する。突出側連結部品80および引込側連結部品90は、樹脂材料によりブロック結合部品100と一体的に形成されている。この構成によれば、ブロック結合部品100、突出側連結部品80、および引込側連結部品90の生産性が向上する。
(6)ブロック結合部品100は、結合部支持面111を有する。結合部支持面111は、本体ケース30のケース側結合部36と結合される。結合部支持面111は、ケース側結合部36と協働して出力軸20の荷重を受ける。この構成によれば、外部から出力軸20に作用する荷重が結合部支持面111およびケース側結合部36により受けられる。このため、出力軸20に作用する荷重に起因して、本体ケース30の中心線に対して電動リニアアクチュエーター40が傾くことが抑制される。
(7)出力用機能部品200は、出力軸用結合部220を有する。この構成によれば、出力軸20が出力軸用結合部220により結合される。このため、出力軸20が適切に保持される。
(8)出力軸用結合部220は、結合部周壁部223を有する。結合部周壁部223は、出力軸20の外周部分を支持する構造を有する。この構成によれば、出力軸20を保持する部分の面積が大きくなる。このため、出力軸20が適切に保持される旨の効果がより高められる。
(9)結合部周壁部223は、結合部基礎面222から突出方向DXL側に向けて突出している。この構成によれば、可動方向DXにおける結合部周壁部223の長さに関する調整の幅が大きくなる。このため、出力軸20を適切に保持する効果をより高めることが可能になる。
(10)出力用機能部品200は、負荷受部250を有する。この構成によれば、外部から出力軸20に作用する荷重が負荷受部250およびケース負荷受部37により受けられる。このため、出力軸20に作用する荷重に起因して、本体ケース30の中心線に対して電動リニアアクチュエーター40が傾くことが抑制される。
(11)負荷受部250は、球面に類似する湾曲面を有する。この構成によれば、負荷受部250がケース負荷受部37に不均一な面圧の分布を形成しにくい。このため、出力軸20に作用する荷重が負荷受部250により安定して受けられる。
(12)出力用機能部品200は、部品受部260を有する。この構成によれば、電動装置本体11の弾性部品16が出力軸20に対して移動することが規制される。このため、弾性部品16によるシール性の低下が抑制される。
(13)出力用機能部品200は、出力部品補強部230を有する。出力部品補強部230は、出力部品本体部210および出力軸用結合部220を補強する構造を有する。この構成によれば、出力軸20に作用する荷重に起因して、出力用機能部品200が損傷することが抑制される。
(14)出力用機能部品200は、出力部品補強部230としての出力側補強部231を有する。出力側補強部231は、出力可動ブロック60と隣り合う。出力側補強部231は、出力可動ブロック60と一体的に運動する。このため、出力側補強部231は、出力可動ブロック60と接触するおそれが小さい。このため、出力側補強部231の体格を大きくすることができる。このため、出力側補強部231は、出力用機能部品200の強度を高めることに貢献する。
(15)出力用機能部品200は、出力部品補強部230としての対偶側補強部232を有する。対偶側補強部232は、対偶可動ブロック70と隣り合う。この構成によれば、出力用機能部品200の強度が高められる。
(16)出力用機能部品200は、内部構造保護部240としての押込移動規制部241を有する。押込移動規制部241は、本体ケース30の本体側押込規制部33に接触することにより、出力軸20をブロック結合部品100に押し付ける方向の荷重を受ける。この構成によれば、出力軸20に作用する上記荷重に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。
(17)出力用機能部品200は、内部構造保護部240としての引抜移動規制部242を有する。引抜移動規制部242は、本体ケース30の本体側引抜規制部34に接触することにより、出力軸20をブロック結合部品100から引き抜く方向の荷重を受ける。この構成によれば、出力軸20に作用する上記荷重に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。
(18)出力用機能部品200は、内部構造保護部240としての第1回転規制部243を有する。第1回転規制部243は、本体ケース30の本体側第1規制部35Aに接触することにより、出力軸20に作用する回転力を受ける。この構成によれば、出力軸20に作用する上記回転力に起因して、電動リニアアクチュエーター40の内部構造が損傷することが抑制される。
(19)対偶用機能部品300は、対偶部品本体部310および対偶部品調整部320を有する。対偶用機能部品300は、対偶部品本体部310および対偶部品調整部320が同一の材料により一体的に形成された構造を有する。この構成によれば、対偶部品本体部310および対偶部品調整部320が個別に形成されると仮定した構成と比較して、製造時の工数が削減される。
(20)電動リニアアクチュエーター40は、付加調整部品400を有する。付加調整部品400は、対偶部品調整部320に結合されている。この構成によれば、対偶可動ブロック70の重心の位置を付加調整部品400の重量の変更により調整することができる。このため、重心位置を調整することに関する自由度が高められる。
(21)付加調整部品400は、可動方向DXにおいて、対偶部品調整部320に対して対偶可動ブロック70側の箇所に配置されている。この構成によれば、付加調整部品400が対偶部品調整部320よりも引込方向DXR側の箇所に配置されると仮定した構成と比較して、電動リニアアクチュエーター40の長手方向の体格が小さくなる。
(22)付加調整部品400の重量は、対偶部品本体部310の重量よりも大きい。この構成によれば、出力可動ブロック60を含む機能結合部の重心と、対偶可動ブロック70を含む機能結合の重心との距離が近づけられる。このため、電動リニアアクチュエーター40の好ましくない振動の発生が抑制される。
(第2実施形態)
第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、次の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と相違し、その他の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と同じ構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図14に示される構成を有する。一方、第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図20に示される構成を有する。なお、第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40の説明は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と共通する構成に同一の符号を付し、共通する構成の説明の一部または全部を省略する。
第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、次の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と相違し、その他の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と同じ構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図14に示される構成を有する。一方、第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図20に示される構成を有する。なお、第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40の説明は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と共通する構成に同一の符号を付し、共通する構成の説明の一部または全部を省略する。
第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40に関する説明は、主として図20を参照する。この電動リニアアクチュエーター40の出力軸用結合部220は、結合部延長部225を有する。
結合部延長部225は、柱形状を有する。結合部延長部225は、結合部基礎部221と連続している。結合部延長部225は、結合部基礎部221の結合部基礎面222とは反対側の面から引込方向DXRに向けて突出している。結合部延長部225は、結合部内空間224の一部を形成している。結合部内空間224は、結合部周壁部223、結合部基礎部221、および結合部延長部225にわたり形成されている。
結合部周壁部223、結合部基礎部221、および結合部延長部225は、結合部内空間224において軸基礎部21を収容している。結合部周壁部223、結合部基礎部221、および結合部延長部225は、軸基礎部21と結合している。結合部周壁部223、結合部基礎部221、および結合部延長部225は、軸基礎部21の外周を取り囲む構造を有する。
第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40が奏する(1)〜(22)の効果と同様の効果を奏する。また、第2実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、以下の効果を奏する。
(23)出力用機能部品200は、結合部延長部225を有する。この構成によれば、出力軸用結合部220において出力軸20を保持する部分の面積がより大きくなる。このため、出力軸20が適切に保持される旨の効果がより高められる。
(第3実施形態)
第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、次の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と相違し、その他の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と同じ構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図15に示される構成を有する。第1実施形態の振動低減構造は、対偶部品調整部320および付加調整部品400を有する。一方、第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図21に示される構成を有する。第3実施形態の振動低減構造は、付加調整部品400を省略し、第1変形調整部330を有する。なお、第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40の説明は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と共通する構成に同一の符号を付し、共通する構成の説明の一部または全部を省略する。
第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、次の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と相違し、その他の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と同じ構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図15に示される構成を有する。第1実施形態の振動低減構造は、対偶部品調整部320および付加調整部品400を有する。一方、第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図21に示される構成を有する。第3実施形態の振動低減構造は、付加調整部品400を省略し、第1変形調整部330を有する。なお、第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40の説明は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と共通する構成に同一の符号を付し、共通する構成の説明の一部または全部を省略する。
第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40に関する説明は、主として図21を参照する。この電動リニアアクチュエーター40は、第1実施形態の付加調整部品400を省略している。対偶用機能部品300は、対偶部品調整部320に代えて、第1変形調整部330を有する。第1変形調整部330は、第1実施形態の対偶部品調整部320の厚さよりも厚い厚さを有する。第1変形調整部330は、対偶部品本体部310よりも大きい重量を有する。第1変形調整部330は、第1実施形態の対偶部品調整部320の重量よりも大きい重量を有する。第1変形調整部330は、第1実施形態の対偶部品調整部320の重量、および第1実施形態の付加調整部品400の重量を併せた重量と同じ重量を有する。
第3実施形態の対偶用機能部品300は、第1実施形態の第1振動低減構造および第2振動低減構造と同様の第1振動低減構造および第2振動低減構造を形成している。このことは、付加調整部品400が第1振動低減構造および第2振動低減構造を形成することに関して、必須の事項ではないことを示している。第1振動低減構造は、出力可動ブロック60を含む機能結合部の重量と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部の重量とのバランスを取る種々の構造により形成することができる。第2振動低減構造は、出力可動ブロック60を含む機能結合部の重心と、対偶可動ブロック70を含む機能結合部の重心との距離を近づける種々の構造により形成することができる。
第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40が奏する(1)〜(22)の効果と同様の効果を奏する。また、第3実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、以下の効果を奏する。
(24)電動リニアアクチュエーター40は、第1実施形態の付加調整部品400を省略している。この構成によれば、製造時の工数が削減される。このため、振動低減構造を形成すること、および製造効率を高めることが両立される。
(第4実施形態)
第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、次の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と相違し、その他の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と同じ構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図15に示される構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、第1振動低減構造および第2振動低減構造を有する。一方、第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図21に示される構成を有する。第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、第1振動低減構造および第3振動低減構造を有する。なお、第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40の説明は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と共通する構成に同一の符号を付し、共通する構成の説明の一部または全部を省略する。
第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、次の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と相違し、その他の点において第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と同じ構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図15に示される構成を有する。第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、第1振動低減構造および第2振動低減構造を有する。一方、第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、図21に示される構成を有する。第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、第1振動低減構造および第3振動低減構造を有する。なお、第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40の説明は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40と共通する構成に同一の符号を付し、共通する構成の説明の一部または全部を省略する。
第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40に関する説明は、主として図21を参照する。この電動リニアアクチュエーター40は、第1実施形態の付加調整部品400を省略している。対偶用機能部品300は、対偶部品調整部320に代えて、第2変形調整部340を有する。
第2変形調整部340は、第3振動低減構造を形成している。第2変形調整部340の構造は、第1実施形態の対偶部品調整部320において、付加調整部品400が結合される空間が埋められた構造に相当する。第2変形調整部340は、対偶部品調整部320と同じ厚さを有する。第2変形調整部340は、対偶部品本体部310よりも小さい重量を有する。
第3振動低減構造は、対偶可動ブロック70を含む機能結合部の重心である対偶重心と、対偶モーメントの中心点との距離を近づけることにより、対偶側モーメントに起因する好ましくない振動の発生を低減する。対偶モーメントの中心点は、対偶引込側連結部134が配置される範囲内に含まれる。第3振動低減構造は、対偶部品本体部310の重量を第2変形調整部340の重量よりも大きくすることにより、上記距離の関係を形成している。このため、対偶側モーメントが小さくなる。このため、電動リニアアクチュエーター40は、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70が往復運動するとき、好ましくない振動を発生しにくい。
対偶重心および対偶モーメントの中心点は、一例として以下の関係を有する。
対偶可動ブロック70は、第1中心区分領域に配置されている。対偶可動ブロック70を含む機能結合部は、第1中心区分領域に対偶重心を有する。対偶可動ブロック70を含む機能結合部は、第1中心区分領域に対偶重心を有することにより、対偶重心と対偶モーメントの中心点との距離を近づけている。
対偶可動ブロック70は、第1中心区分領域に配置されている。対偶可動ブロック70を含む機能結合部は、第1中心区分領域に対偶重心を有する。対偶可動ブロック70を含む機能結合部は、第1中心区分領域に対偶重心を有することにより、対偶重心と対偶モーメントの中心点との距離を近づけている。
第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、第1実施形態の電動リニアアクチュエーター40が奏する(1)〜(21)の効果と同様の効果を奏する。また、第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、以下の効果を奏する。
(25)対偶用機能部品300は、第2変形調整部340を有する。第2変形調整部340は、第3振動低減構造を形成する。このため、電動リニアアクチュエーター40の往復運動時における対偶モーメントが小さくなる。
(その他の実施形態)
本出力軸振動型電動装置は、第1実施形態〜第4実施形態とは異なるその他の実施形態を含む。その他の実施形態は、一例として、以下に示される第1実施形態〜第X実施形態の変形例としての形態を有する。なお、以下の各変形例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
本出力軸振動型電動装置は、第1実施形態〜第4実施形態とは異なるその他の実施形態を含む。その他の実施形態は、一例として、以下に示される第1実施形態〜第X実施形態の変形例としての形態を有する。なお、以下の各変形例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
・第1実施形態〜第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、突出側連結部品80の厚さおよび引込側連結部品90の厚さを調整することにより、共振駆動の好ましい形態を形成している。ただし、共振駆動の好ましい形態を形成するための構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の電動リニアアクチュエーターは、一例として、連結部品出力側端部81および連結部品対偶側端部82の経路長さと、連結部品出力側端部91および連結部品対偶側端部92の経路長さとを調整する。この変形例の突出側連結部品および引込側連結部品は、互いに異なる経路長さを有することにより、共振駆動の好ましい形態を形成する。すなわち、突出側連結部品および引込側連結部品は、互いに異なる形状を有することにより、共振駆動の好ましい形態を形成する。
・第1実施形態〜第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、突出側連結部品80を有する。ただし、電動リニアアクチュエーター40の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の電動リニアアクチュエーター40は、一例として、突出側連結部品80に代えて変形突出側連結部品を有する。変形突出側連結部品は、突出側連結部品80の機能に準じた機能を有し、突出側連結部品80と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、引込側連結部品90を有する。ただし、電動リニアアクチュエーター40の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の電動リニアアクチュエーター40は、一例として、引込側連結部品90に代えて変形引込側連結部品を有する。変形引込側連結部品は、引込側連結部品90の機能に準じた機能を有し、引込側連結部品90と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の突出側連結部品80は、同一の樹脂材料によりブロック結合部品100と一体的に形成されている。ただし、突出側連結部品80の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の突出側連結部品80は、一例として、ブロック結合部品100と個別に形成された後、ブロック結合部品100と結合される。この変形例の突出側連結部品80は、ブロック結合部品100と同一の材料または異なる材料により形成される。
・第1実施形態〜第4実施形態の引込側連結部品90は、同一の樹脂材料によりブロック結合部品100と一体的に形成されている。ただし、引込側連結部品90の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の引込側連結部品90は、一例として、ブロック結合部品100と個別に形成された後、ブロック結合部品100と結合される。この変形例の引込側連結部品90は、ブロック結合部品100と同一または異なる樹脂材料により形成される。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、固定用結合部110を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、一例として、固定用結合部110に代えて変形固定用結合部を有する。変形固定用結合部は、固定用結合部110の機能に準じた機能を有し、固定用結合部110と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、出力可動用結合部120を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、一例として、出力可動用結合部120に代えて変形出力可動用結合部を有する。変形出力可動用結合部は、出力可動用結合部120の機能に準じた機能を有し、出力可動用結合部120と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、対偶可動用結合部130を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、一例として、対偶可動用結合部130に代えて変形対偶可動用結合部を有する。変形対偶可動用結合部は、対偶可動用結合部130の機能に準じた機能を有し、対偶可動用結合部130と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、突出側支持部140を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、一例として、突出側支持部140に代えて変形突出側支持部を有する。変形突出側支持部は、突出側支持部140の機能に準じた機能を有し、突出側支持部140と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、引込側支持部150を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、一例として、引込側支持部150に代えて変形引込側支持部を有する。変形引込側支持部は、引込側支持部150の機能に準じた機能を有し、引込側支持部150と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、2つの出力側樹脂入口部121を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、2つの出力側樹脂入口部121の少なくとも一方を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、出力側樹脂入口部121に代えて変形出力側樹脂入口部を有する。変形出力側樹脂入口部は、出力側樹脂入口部121の機能に準じた機能を有し、出力側樹脂入口部121と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、出力側樹脂流路部122を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、出力側樹脂流路部122を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、出力側樹脂流路部122に代えて変形出力側樹脂流路部を有する。変形出力側樹脂流路部は、出力側樹脂流路部122の機能に準じた機能を有し、出力側樹脂流路部122と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、出力突出側連結部123を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、出力突出側連結部123を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、出力突出側連結部123に代えて変形出力突出側連結部を有する。変形出力突出側連結部は、出力突出側連結部123の機能に準じた機能を有し、出力突出側連結部123と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、出力引込側連結部124を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、出力引込側連結部124を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、出力引込側連結部124に代えて変形出力引込側連結部を有する。変形出力引込側連結部は、出力引込側連結部124の機能に準じた機能を有し、出力引込側連結部124と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、2つの対偶側樹脂入口部131を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、2つの対偶側樹脂入口部131の少なくとも一方を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、対偶側樹脂入口部131に代えて変形対偶側樹脂入口部を有する。変形対偶側樹脂入口部は、対偶側樹脂入口部131の機能に準じた機能を有し、対偶側樹脂入口部131と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、対偶側樹脂流路部132を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、対偶側樹脂流路部132を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、対偶側樹脂流路部132に代えて変形対偶側樹脂流路部を有する。変形対偶側樹脂流路部は、対偶側樹脂流路部132の機能に準じた機能を有し、対偶側樹脂流路部132と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、対偶突出側連結部133を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、対偶突出側連結部133を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、対偶突出側連結部133に代えて変形対偶突出側連結部を有する。変形対偶突出側連結部は、対偶突出側連結部133の機能に準じた機能を有し、対偶突出側連結部133と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態のブロック結合部品100は、対偶引込側連結部134を有する。ただし、ブロック結合部品100の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例のブロック結合部品100は、対偶引込側連結部134を省略している。また、別の変形例のブロック結合部品100は、一例として、対偶引込側連結部134に代えて変形対偶引込側連結部を有する。変形対偶引込側連結部は、対偶引込側連結部134の機能に準じた機能を有し、対偶引込側連結部134と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、樹脂材料により形成されている。ただし、出力用機能部品200の材料は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、一例として、金属材料により形成される。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、出力可動用結合部120を介して出力可動ブロック60と結合されている。ただし、出力用機能部品200の結合形態は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、一例として、出力可動ブロック60に直接的に結合される。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、出力部品本体部210を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、一例として、出力部品本体部210に代えて変形出力部品本体部を有する。変形出力部品本体部は、出力部品本体部210の機能に準じた機能を有し、出力部品本体部210と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、出力軸用結合部220を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、一例として、出力軸用結合部220に代えて変形出力軸用結合部を有する。変形出力軸用結合部は、出力軸用結合部220の機能に準じた機能を有し、出力軸用結合部220と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、出力部品補強部230として出力側補強部231を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、出力側補強部231を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、出力側補強部231に代えて変形出力側補強部を有する。変形出力側補強部は、出力側補強部231の機能に準じた機能を有し、出力側補強部231と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、出力部品補強部230として対偶側補強部232を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、対偶側補強部232を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、対偶側補強部232に代えて変形対偶側補強部を有する。変形対偶側補強部は、対偶側補強部232の機能に準じた機能を有し、対偶側補強部232と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、内部構造保護部240として押込移動規制部241を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、押込移動規制部241を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、押込移動規制部241に代えて変形押込移動規制部を有する。変形押込移動規制部は、押込移動規制部241の機能に準じた機能を有し、押込移動規制部241と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、内部構造保護部240として引抜移動規制部242を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、引抜移動規制部242を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、引抜移動規制部242に代えて変形引抜移動規制部を有する。変形引抜移動規制部は、引抜移動規制部242の機能に準じた機能を有し、引抜移動規制部242と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、内部構造保護部240として第1回転規制部243を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、第1回転規制部243を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、第1回転規制部243に代えて変形第1回転規制部を有する。変形第1回転規制部は、第1回転規制部243の機能に準じた機能を有し、第1回転規制部243と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、内部構造保護部240として第2回転規制部244を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、第2回転規制部244を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、第2回転規制部244に代えて変形第2回転規制部を有する。変形第2回転規制部は、第2回転規制部244の機能に準じた機能を有し、第2回転規制部244と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、負荷受部250を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、負荷受部250を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、負荷受部250に代えて変形負荷受部を有する。変形負荷受部は、負荷受部250の機能に準じた機能を有し、負荷受部250と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力用機能部品200は、部品受部260を有する。ただし、出力用機能部品200の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力用機能部品200は、部品受部260を省略している。また、別の変形例の出力用機能部品200は、一例として、部品受部260に代えて変形部品受部を有する。変形部品受部は、部品受部260の機能に準じた機能を有し、部品受部260と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の押込移動規制部241は、本体側押込規制部33との間に隙間を形成している。ただし、押込移動規制部241の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の押込移動規制部241は、本体側押込規制部33との間に隙間を形成しない。
・第1実施形態〜第4実施形態の引抜移動規制部242は、本体側引抜規制部34との間に隙間を形成している。ただし、引抜移動規制部242の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の引抜移動規制部242は、本体側引抜規制部34との間に隙間を形成しない。
・第1実施形態〜第4実施形態の引抜移動規制部242は、本体側回転規制部35との間に隙間を形成している。ただし、引抜移動規制部242の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の引抜移動規制部242は、本体側回転規制部35との間に隙間を形成しない。
・第1実施形態〜第4実施形態の第1回転規制部243は、本体側第1規制部35Aとの間に隙間を形成している。ただし、第1回転規制部243の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の第1回転規制部243は、本体側第1規制部35Aとの間に隙間を形成しない。
・第1実施形態〜第4実施形態の第2回転規制部244は、本体側第2規制部35Bとの間に隙間を形成している。ただし、第2回転規制部244の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の第2回転規制部244は、本体側第2規制部35Bとの間に隙間を形成しない。
・第1実施形態〜第4実施形態の引抜移動規制部242および本体側回転規制部35の間の隙間は、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aの間の隙間と対応する大きさを有する。ただし、各規制部242,35が形成する隙間の大きさは、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の各規制部242,35が形成する隙間は、各規制部243,35Aの隙間と対応しない大きさを有する。非対応の関係を有する各隙間は、引抜移動規制部242および本体側回転規制部35が互いに接触するまでの回転量を、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aが互いに接触するまでの回転量よりも大きくする、または小さくする。
・第1実施形態〜第4実施形態の第2回転規制部244および本体側第2規制部35Bの間の隙間は、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aの間の隙間と対応する大きさを有する。ただし、各規制部244,35Bが形成する隙間の大きさは、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の各規制部244,35Bが形成する隙間は、各規制部243,35Aの隙間と対応しない大きさを有する。非対応の関係を有する各隙間は、第2回転規制部244および本体側第2規制部35Bが互いに接触するまでの回転量を、第1回転規制部243および本体側第1規制部35Aが互いに接触するまでの回転量よりも大きくする、または小さくする。
・第1実施形態〜第4実施形態の対偶用機能部品300は、金属材料により形成されている。ただし、対偶用機能部品300の材料は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の対偶用機能部品300は、一例として、樹脂材料により形成される。
・第1実施形態〜第4実施形態の対偶用機能部品300は、対偶可動用結合部130を介して対偶可動ブロック70と結合されている。ただし、対偶用機能部品300の結合形態は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の対偶用機能部品300は、一例として、対偶可動ブロック70に直接的に結合される。
・第1実施形態〜第4実施形態の対偶用機能部品300は、対偶部品本体部310を有する。ただし、対偶用機能部品300の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の対偶用機能部品300は、一例として、対偶部品本体部310に代えて変形対偶部品本体部を有する。変形対偶部品本体部は、対偶部品本体部310の機能に準じた機能を有し、対偶部品本体部310と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の対偶用機能部品300は、対偶部品調整部320を有する。ただし、対偶用機能部品300の構造は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の対偶用機能部品300は、対偶部品調整部320を省略している。また、別の変形例の対偶用機能部品300は、一例として、対偶部品調整部320に代えて変形対偶部品調整部を有する。変形対偶部品調整部は、対偶部品調整部320の機能に準じた機能を有し、対偶部品調整部320と異なる構造を有する。
・第1実施形態〜第3実施形態の付加調整部品400は、金属材料により形成されている。ただし、付加調整部品400の材料は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の付加調整部品400は、一例として、樹脂材料により形成される。
・第1実施形態〜第3実施形態の付加調整部品400は、接着により対偶部品調整部320と結合されている。ただし、付加調整部品400の結合方法は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の付加調整部品400は、一例として、圧入または締結部品により対偶部品調整部320と結合される。
・第1実施形態〜第3実施形態の付加調整部品400は、可動方向DXにおいて、対偶部品調整部320に対して突出方向DXL側の箇所に配置されている。ただし、付加調整部品400の配置形態は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の付加調整部品400は、一例として、対偶部品調整部320に対して引込方向DXR側の箇所、または、対偶部品調整部320に対して突出方向DXL側および引込方向DXR側の両方の箇所に配置される。
・第1実施形態〜第4実施形態の電動リニアアクチュエーター40は、固定ブロック50のコイル52に電流を供給することにより、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70を往復運動させる。ただし、出力可動ブロック60および対偶可動ブロック70を往復運動させるための構成は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の電動リニアアクチュエーターは、一例として、以下の(a)〜(c)のいずれかの形態を有する。
(a)第1変形リニアアクチュエーターは、固定ブロック50、出力可動ブロック60、および対偶可動ブロック70に代えて、第1変形固定ブロック、第1変形出力可動ブロック、および第1変形対偶ブロックを有する。
第1変形固定ブロックは、永久磁石およびバックヨークを有する。第1変形固定ブロックは、本体ケース30に固定される点において出力可動ブロック60または対偶可動ブロック70と相違し、その他の点において出力可動ブロック60または対偶可動ブロック70に類似する構造を有する。
第1変形出力可動ブロックは、コイルおよびコアを有する。第1変形出力可動ブロックは、本体ケース30に対して可動方向DXに往復運動する点において固定ブロック50と相違し、その他の点において固定ブロック50に類似する構成を有する。
第1変形対偶可動ブロックは、コイルおよびコアを有する。第1変形対偶可動ブロックは、本体ケース30に対して可動方向DXに往復運動する点において固定ブロック50と相違し、その他の点において固定ブロック50に類似する構成を有する。
第1変形リニアアクチュエーターは、往復運動を出力するとき、第1変形出力可動ブロックおよび第1変形対偶可動ブロックに電流を供給する。各可動ブロックは、第1変形固定ブロックとの間において作用する電磁気力により、第1変形固定ブロックに対して可動方向DXに往復運動する。第1変形出力可動ブロックおよび第1変形対偶可動ブロックは、互いに反対の位相により可動方向DXに往復運動する。
(b)第2変形リニアアクチュエーターは、出力可動ブロック60に代えて、第2変形出力可動ブロックを有する。第2変形リニアアクチュエーターは、固定ブロック50を省略している。
第2変形出力可動ブロックは、コイルおよびコアを有する。第2変形出力可動ブロックは、本体ケース30に対して可動方向DXに往復運動する点において固定ブロック50と相違し、その他の点において固定ブロック50に類似する構成を有する。
第2変形リニアアクチュエーターは、往復運動を出力するとき、第2変形出力可動ブロックに電流を供給する。第2変形出力可動ブロックおよび対偶可動ブロック70は、各可動ブロックの間において作用する電磁気力により、可動方向DXに往復運動する。第2変形出力可動ブロックおよび対偶可動ブロック70は、互いに反対の位相により可動方向DXに往復運動する。
(c)第3変形リニアアクチュエーターは、対偶可動ブロック70に代えて、第3変形対偶可動ブロックを有する。第3変形リニアアクチュエーターは、固定ブロック50を省略している。
第3変形対偶可動ブロックは、コイルおよびコアを有する。第3変形対偶可動ブロックは、本体ケース30に対して可動方向DXに往復運動する点において固定ブロック50と相違し、その他の点において固定ブロック50に類似する構成を有する。
第3変形リニアアクチュエーターは、往復運動を出力するとき、第3変形対偶可動ブロックに電流を供給する。出力可動ブロック60および第3変形対偶可動ブロックは、各可動ブロックの間において作用する電磁気力により、可動方向DXに往復運動する。出力可動ブロック60および第3変形対偶可動ブロックは、互いに反対の位相により可動方向DXに往復運動する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力軸振動型電動装置10は、単一の部品としての弾性部品16を有する。ただし、弾性部品16の構成は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の弾性部品は、少なくとも2つの部品により形成される。変形例の弾性部品は、一例として、第1弾性部品および第2弾性部品を有する。第1弾性部品は、弾性部品16における内側円筒部分の下方部分と実質的に同じ構造を有する。第2弾性部品は、弾性部品16における内側円筒部分の下方部分以外の残りの部分と実質的に同じ構造を有する。なお、弾性部品16の内側円筒部分は、出力軸20と接触する円筒部分を示す。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力軸振動型電動装置10は、電動口腔衛生装置としての電動歯ブラシの形態を有する。ただし、出力軸振動型電動装置10における電動口腔衛生装置としての形態は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力軸振動型電動装置は、一例として、電動歯間ブラシ、電動ステイン除去装置、または電動舌ブラシの形態を有する。
・第1実施形態〜第4実施形態の出力軸振動型電動装置10は、電動口腔衛生装置の形態を有する。ただし、出力軸振動型電動装置10の形態は、各実施形態に例示された内容に限られない。変形例の出力軸振動型電動装置は、一例として、電気かみそりまたは電動マッサージ装置の形態を有する。
10…出力軸振動型電動装置、11…電動装置本体、12…装置機能部品、13…回路基板、14…制御部、15…電池、16…弾性部品、17…締結部品
20…出力軸、21…軸基礎部、22…軸先端部、23…嵌合溝
30…本体ケース、31…ケース周壁部、32…本体側保護部、33…本体側押込規制部、34…本体側引抜規制部、35…本体側回転規制部、35A…本体側第1規制部、35B…本体側第2規制部、36…ケース側結合部、37…ケース負荷受部、38…ケース内部空間
40…電動リニアアクチュエーター、41…締結部品、42…締結部品
50…固定ブロック、51…コア、52…コイル、53…絶縁部品、54…支持部品
60…出力可動ブロック、61…出力用永久磁石、62…出力用バックヨーク、63…出力側ギャップ
70…対偶可動ブロック、71…対偶用永久磁石、72…対偶用バックヨーク、73…対偶側ギャップ
80…突出側連結部品、81…連結部品出力側端部、82…連結部品対偶側端部、83…連結部品内空間、84…連結部品離間部
90…引込側連結部品、91…連結部品出力側端部、92…連結部品対偶側端部、93…連結部品内空間、94…連結部品離間部
100…ブロック結合部品
110…固定用結合部、111…結合部支持面
120…出力可動用結合部、121…出力側樹脂入口部、122…出力側樹脂流路部、123…出力突出側連結部、124…出力引込側連結部
130…対偶可動用結合部、131…対偶側樹脂入口部、132…対偶側樹脂流路部、133…対偶突出側連結部、134…対偶引込側連結部
140…突出側支持部、141…突出側変形部、142…突出側連結部
150…引込側支持部、151…引込側変形部、152…引込側連結部
200…出力用機能部品
210…出力部品本体部
220…出力軸用結合部、221…結合部基礎部、222…結合部基礎面、223…結合部周壁部、224…結合部内空間、225…結合部延長部
230…出力部品補強部、231…出力側補強部、232…対偶側補強部
240…内部構造保護部、241…押込移動規制部、242…引抜移動規制部、243…第1回転規制部、244…第2回転規制部
250…負荷受部
260…部品受部、261…部品受面
300…対偶用機能部品
310…対偶部品本体部
320…対偶部品調整部、330…第1変形調整部、340…第2変形調整部
400…付加調整部品
DX…可動方向、DXL…突出方向、DXR…引込方向、DY…高さ方向、DYT…頂面方向、DYB…底面方向、DZ…幅方向、DZF…正面方向、DZR…背面方向
20…出力軸、21…軸基礎部、22…軸先端部、23…嵌合溝
30…本体ケース、31…ケース周壁部、32…本体側保護部、33…本体側押込規制部、34…本体側引抜規制部、35…本体側回転規制部、35A…本体側第1規制部、35B…本体側第2規制部、36…ケース側結合部、37…ケース負荷受部、38…ケース内部空間
40…電動リニアアクチュエーター、41…締結部品、42…締結部品
50…固定ブロック、51…コア、52…コイル、53…絶縁部品、54…支持部品
60…出力可動ブロック、61…出力用永久磁石、62…出力用バックヨーク、63…出力側ギャップ
70…対偶可動ブロック、71…対偶用永久磁石、72…対偶用バックヨーク、73…対偶側ギャップ
80…突出側連結部品、81…連結部品出力側端部、82…連結部品対偶側端部、83…連結部品内空間、84…連結部品離間部
90…引込側連結部品、91…連結部品出力側端部、92…連結部品対偶側端部、93…連結部品内空間、94…連結部品離間部
100…ブロック結合部品
110…固定用結合部、111…結合部支持面
120…出力可動用結合部、121…出力側樹脂入口部、122…出力側樹脂流路部、123…出力突出側連結部、124…出力引込側連結部
130…対偶可動用結合部、131…対偶側樹脂入口部、132…対偶側樹脂流路部、133…対偶突出側連結部、134…対偶引込側連結部
140…突出側支持部、141…突出側変形部、142…突出側連結部
150…引込側支持部、151…引込側変形部、152…引込側連結部
200…出力用機能部品
210…出力部品本体部
220…出力軸用結合部、221…結合部基礎部、222…結合部基礎面、223…結合部周壁部、224…結合部内空間、225…結合部延長部
230…出力部品補強部、231…出力側補強部、232…対偶側補強部
240…内部構造保護部、241…押込移動規制部、242…引抜移動規制部、243…第1回転規制部、244…第2回転規制部
250…負荷受部
260…部品受部、261…部品受面
300…対偶用機能部品
310…対偶部品本体部
320…対偶部品調整部、330…第1変形調整部、340…第2変形調整部
400…付加調整部品
DX…可動方向、DXL…突出方向、DXR…引込方向、DY…高さ方向、DYT…頂面方向、DYB…底面方向、DZ…幅方向、DZF…正面方向、DZR…背面方向
Claims (11)
- 出力軸振動型電動装置の出力軸を駆動する電動リニアアクチュエーターであって、
前記電動リニアアクチュエーターは、固定ブロック、出力可動ブロック、対偶可動ブロック、ブロック結合部品、および出力用機能部品を有し、往復運動を出力し、前記往復運動の方向を可動方向と規定し、前記可動方向に対して前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックを並列的に配置し、
前記ブロック結合部品は、前記固定ブロック、前記出力可動ブロック、および前記対偶可動ブロックと結合され、
前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックは、前記固定ブロックとの間において作用する電磁気力により前記可動方向に往復運動し、互いに反対の位相により前記可動方向に往復運動し、
前記出力用機能部品は、出力部品本体部、出力軸用結合部、および出力部品補強部を有し、前記出力部品本体部と前記出力軸用結合部とが互いに結合された構造を有し、
前記出力部品本体部は、前記出力可動ブロックと結合され、
前記出力軸用結合部は、前記出力軸との結合が可能な構造を有し、
前記出力部品補強部は、前記出力部品本体部および前記出力軸用結合部の少なくとも一方を補強する構造を有する
電動リニアアクチュエーター。 - 出力軸振動型電動装置の出力軸を駆動する電動リニアアクチュエーターであって、
前記電動リニアアクチュエーターは、出力可動ブロック、対偶可動ブロック、ブロック結合部品、および出力用機能部品を有し、往復運動を出力し、前記往復運動の方向を可動方向と規定し、前記可動方向に対して前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックを並列的に配置し、
前記ブロック結合部品は、前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックと結合され、
前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックは、前記出力可動ブロックおよび前記対偶可動ブロックの間において作用する電磁気力により前記可動方向に往復運動し、互いに反対の位相により前記可動方向に往復運動し、
前記出力用機能部品は、出力部品本体部、出力軸用結合部、および出力部品補強部を有し、前記出力部品本体部と前記出力軸用結合部および前記出力部品補強部とが互いに結合された構造を有し、
前記出力部品本体部は、前記出力可動ブロックと結合され、
前記出力軸用結合部は、前記出力軸との結合が可能な構造を有し、
前記出力部品補強部は、前記出力部品本体部および前記出力軸用結合部の少なくとも一方を補強する構造を有する
電動リニアアクチュエーター。 - 前記出力用機能部品は、前記出力部品補強部としての出力側補強部を有し、
前記出力側補強部は、前記出力可動ブロックと隣り合う
請求項1または2に記載の電動リニアアクチュエーター。 - 前記出力用機能部品は、前記出力部品補強部としての前記出力側補強部に加え、前記出力部品補強部としての対偶側補強部を有し、
前記対偶側補強部は、前記対偶可動ブロックと隣り合う
請求項3に記載の電動リニアアクチュエーター。 - 前記出力軸振動型電動装置は、本体ケースを有し、
前記本体ケースは、前記電動リニアアクチュエーターを収容し、
前記出力用機能部品は、内部構造保護部を有し、
前記内部構造保護部は、前記出力軸に作用する力を受ける構造を有する
請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動リニアアクチュエーター。 - 前記出力用機能部品は、前記内部構造保護部としての押込移動規制部を有し、
前記押込移動規制部は、前記本体ケースに接触することにより、前記出力軸を前記ブロック結合部品に押し付ける方向の荷重を受ける
請求項5に記載の電動リニアアクチュエーター。 - 前記出力用機能部品は、前記内部構造保護部としての引抜移動規制部を有し、
前記引抜移動規制部は、前記本体ケースに接触することにより、前記出力軸を前記ブロック結合部から引き抜く方向の荷重を受ける
請求項5または6に記載の電動リニアアクチュエーター。 - 前記出力用機能部品は、前記内部構造保護部としての回転規制部を有し、
前記回転規制部は、前記本体ケースに接触することにより、前記出力軸の回転力を受ける
請求項5〜7のいずれか一項に記載の電動リニアアクチュエーター。 - 前記出力可動ブロックは、前記固定ブロックとの間に隙間を形成し、
前記出力部品補強部は、前記隙間を前記電動リニアアクチュエーターの外部に露出させる構造を有する
請求項1に記載の電動リニアアクチュエーター、または請求項1を引用する請求項3〜8のいずれか一項に記載の電動リニアアクチュエーター。 - 出力軸振動型電動装置であって、
前記出力軸振動型電動装置は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電動リニアアクチュエーターおよび出力軸を有し、
前記出力軸は、前記出力用機能部品と結合されている
出力軸振動型電動装置。 - 前記出力軸振動型電動装置は、電動口腔衛生装置の形態を有する
請求項10に記載の出力軸振動型電動装置。
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JP2012286271A JP2014128188A (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 電動リニアアクチュエーターおよびこの電動リニアアクチュエーターを有する出力軸振動型電動装置 |
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JP2009240044A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電磁アクチュエータ及び電気式かみそり |
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-
2012
- 2012-12-27 JP JP2012286271A patent/JP2014128188A/ja active Pending
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2013
- 2013-12-12 WO PCT/JP2013/007327 patent/WO2014103227A1/ja active Application Filing
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