JP2014126976A - 安全計装システムおよびpst起動方法 - Google Patents

安全計装システムおよびpst起動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のPSTの同時実行によるプラントへの想定外に大きな外乱を抑える。
【解決手段】安全計装システムは、プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナ2と、緊急遮断弁のPSTを管理する上位システム3とを備える。各ポジショナ2は、上位システム3からの起動指令またはポジショナが設置された現場の操作パネルからの起動指令に応じて緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行部22と、他のポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集部20と、上位システム3または操作パネルからPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナ2のPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断部21とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プラントの安全を守る安全計装システムおよびPST起動方法に関するものである。
プラントの安全を守る安全計装システム(Safety Instrument System、以下SIS)への要求が高まっている。SISは、緊急遮断弁を設け、プラントに異常が生じたときに緊急遮断弁を遮断して安全を確保するようになっている。通常時、緊急遮断弁は全開状態で保持されており、仮に緊急遮断弁が固着して、緊急時に動作しない状態にあったとしても、緊急遮断弁の固着を検知することは難しい。
このような故障を検知するために、オフラインでの緊急遮断弁の全閉テストが定期的に実施される。全閉テストは、プラントを停止した定期点検時に実施しなければならず、高コストである。パーシャルストロークテスト(Partial Stroke Test、以下PST)は、緊急遮断弁を全閉する代わりに、プラントの稼働中に少しだけ作動させ、その初動動作を確認するテストである。PSTにより全閉テストの間隔を伸ばし、保守メンテナンス費用の削減が可能となる(非特許文献1参照)。
安全計装は、PFD(Probability of Failure on Demand;故障率)によって管理される。PSTの効果は、緊急遮断弁の全閉テスト間のPFD平均値を変えずに、全閉テストの間隔を伸ばすことができることである。PFDの平均値を計画値に抑えるためには、PSTを事前にスケジュールされた計画にしたがって実施することが必要となる。その一方で、現場で緊急遮断弁の動作を目視確認しながらPSTを起動したいという要求もある。特許文献1に開示された技術では、スイッチなどにより現場からPSTを起動する方法が提案されている。
特許第4121378号公報
西田純,"安全計装システムの最新動向〜PSTソリューションと統合ソリューション",計装2006,vol.49,No.11,工業技術社,2006年
PSTを実行すると、微少ではあるが緊急遮断弁を流れる流体の流量が影響を受ける。このため、特許文献1に開示された従来技術では、多数の緊急遮断弁が同時にPSTを実行する場合、プラントが生産する製品の生産状態への悪影響(外乱)が想定外に大きくなることが起こり得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数のPSTの同時実行によるプラントへの想定外に大きな外乱を抑えることができる安全計装システムおよびPST起動方法を提供することを目的とする。
本発明の安全計装システムは、プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、各ポジショナは、前記上位システムからの起動指令または前記ポジショナが設置された現場の入力装置からの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行手段と、他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、前記上位システムまたは前記入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の安全計装システムは、プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、各ポジショナは、このポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、PST起動の可否を前記上位システムへ問い合わせる照会手段と、前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行手段とを有し、前記上位システムは、予め定められたPSTのスケジュールを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されているスケジュールに従ってPSTの起動指令を前記ポジショナに送信するPST起動指令手段と、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記PST起動指令手段に対して前記ポジショナへのPST起動指令の送信を指示するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の安全計装システムは、プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器と、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、各ポジショナは、前記上位システムからの起動指令または前記ポジショナが設置された現場の入力装置からの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行手段と、他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、対応する流量計測器から流量計測値を取得する流量計測値取得手段と、前記上位システムまたは前記入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況と、対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の安全計装システムは、プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器と、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、各ポジショナは、このポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、PST起動の可否を前記上位システムへ問い合わせる照会手段と、前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行手段とを有し、前記上位システムは、予め定められたPSTのスケジュールを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されているスケジュールに従ってPSTの起動指令を前記ポジショナに送信するPST起動指令手段と、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、各流量計測器から流量計測値を取得する流量計測値取得手段と、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、問い合わせのあったポジショナに対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記PST起動指令手段に対して前記ポジショナへのPST起動指令の送信を指示するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の安全計装システムの1構成例において、前記PST起動禁止判断手段は、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナが問い合わせのあったポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナがPSTの起動タイミングになった緊急遮断弁に対応するポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記PST起動指令手段に対して前記ポジショナへのPST起動指令の送信を指示するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明のPST起動方法は、プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムまたは前記ポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集して、他のポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断ステップと、前記ポジショナが、前記PSTの起動が許可されたときに前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明のPST起動方法は、プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、このポジショナが設置された現場の入力装置から前記緊急遮断弁のPSTの起動指令を受けたときに、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムにPST起動の可否を問い合わせる照会ステップと、前記ポジショナが、前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行ステップと、前記上位システムが、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集して、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知する第1のPST起動禁止判断ステップと、前記上位システムが、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集して、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記ポジショナにPSTの起動指令を送信する第2のPST起動禁止判断ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明のPST起動方法は、プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムまたは前記ポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集すると共に、対応する緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する流量計測器から流量計測値を取得して、他のポジショナのPSTの実行状況と、対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断ステップと、前記ポジショナが、前記PSTの起動が許可されたときに前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明のPST起動方法は、プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、このポジショナが設置された現場の入力装置から前記緊急遮断弁のPSTの起動指令を受けたときに、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムにPST起動の可否を問い合わせる照会ステップと、前記ポジショナが、前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行ステップと、前記上位システムが、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集すると共に、各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器から流量計測値を取得して、各ポジショナのPSTの実行状況と、問い合わせのあったポジショナに対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知する第1のPST起動禁止判断ステップと、前記上位システムが、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集すると共に、各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器から流量計測値を取得して、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記ポジショナにPSTの起動指令を送信する第2のPST起動禁止判断ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明のPST起動方法の1構成例において、前記第1のPST起動禁止判断ステップは、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナが問い合わせのあったポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、前記第2のPST起動禁止判断ステップは、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナがPSTの起動タイミングになった緊急遮断弁に対応するポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記ポジショナにPSTの起動指令を送信することを特徴とするものである。
本発明によれば、ポジショナが、上位システムまたは入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断するようにしたので、複数のPSTの同時実行を回避することができ、複数のPSTの同時実行によるプラントへの想定外に大きな外乱を抑えることができる。
また、本発明では、上位システムが、ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったとき、またはスケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断するようにしたので、複数のPSTの同時実行を回避することができ、複数のPSTの同時実行によるプラントへの想定外に大きな外乱を抑えることができる。
また、本発明では、ポジショナが、上位システムまたは入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況と、対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断するようにしたので、PSTの起動の禁止条件を緩和することができ、PSTの過度な抑制を避けることができる。
また、本発明では、上位システムが、ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、問い合わせのあったポジショナに対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断し、またスケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断するようにしたので、PSTの起動の禁止条件を緩和することができ、PSTの過度な抑制を避けることができる。
また、本発明では、上位システムが、ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナが問い合わせのあったポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断し、またスケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナがPSTの起動タイミングになった緊急遮断弁に対応するポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断するようにしたので、PSTの起動の禁止条件を緩和することができ、PSTの過度な抑制を避けることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る安全計装システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る安全計装システムのポジショナと上位システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る安全計装システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る安全計装システムのポジショナと上位システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る安全計装システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る安全計装システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る安全計装システムのポジショナと上位システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る安全計装システムのポジショナと上位システムの構成を示すブロック図である。 プラントの配管の例を示す図である。
[発明の原理]
本発明では、ポジショナが備える通信機能を利用し、複数のポジショナでPSTの同時実行を禁止するように動作させる。これにより、現場事情でのPST起動の自由度を確保しつつ、現場での無制約なPST起動による不具合を低減することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る安全計装システムの構成を示すブロック図である。
プラントの事故を未然に防ぐために設置された緊急遮断弁1は、プラントの配管に設けられ、空気圧によって駆動されるようになっている。緊急遮断弁1の開度を制御するポジショナ2は、プラントの各フィールド機器のメンテナンスを管理する上位システム3からポジショナ制御信号を受信し、このポジショナ制御信号が示す開度指示値に応じて、空気供給配管4からの空気を使用して、必要な操作器空気圧を緊急遮断弁1に送るようにする。ポジショナ2からの操作器空気圧は、空気配管5を介して緊急遮断弁1に供給される。また、ポジショナ2は、開度フィードバック機構によって緊急遮断弁1の開度を計測することができる。
プラントに異常が生じた緊急遮断時には、ポジショナ2と緊急遮断弁1との間の空気配管5に設置された電磁弁6に上位システム3から緊急遮断信号が送られる。この緊急遮断信号に応じて電磁弁6は、空気配管5の経路を排気管7の方向へ開き、操作器空気圧を開放する。これにより、緊急遮断弁1が閉じる。
PSTの実行時には、ポジショナ2によって緊急遮断弁1の開度を例えば100%→90%→100%と変化させ、緊急遮断弁1の初動動作を確認することができる。PSTは、上位システム3からのポジショナ制御信号によって起動することができ、ポジショナ2に備えつけられた入力装置である操作パネルなどからも起動することができる。このような緊急遮断弁1はプラントに1台もしくは複数台設置される。
図2は本実施の形態におけるポジショナ2と上位システム3の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、ポジショナ2の内部にPSTの起動の可否を判断する機能を設けるものである。
ポジショナ2は、緊急遮断弁毎に設けられる。なお、本実施の形態は、複数の緊急遮断弁が同一系統の配管に設けられている場合を想定している。各ポジショナ2は、他のポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集部20と、他のポジショナ2のPSTの実行状況に基づき、対応する緊急遮断弁1のPSTの起動の可否を判断するPST起動禁止判断部21と、対応する緊急遮断弁1のPSTを実行し、PSTの完了判定、緊急遮断弁1の異常判定などを行うPST実行部22とを備えている。ポジショナ2は、図示しない入力装置である操作パネルから入力されるPST起動指令信号と上位システム3から送信されるPST起動指令信号の2つを受けることができる。
上位システム3は、予め定められたPSTのスケジュールを緊急遮断弁毎に記憶する記憶部30と、スケジュールに従ってPSTを起動させるPST起動指令部31とを備えている。
以下、図3を参照して本実施の形態の安全計装システムの動作を説明する。上位システム3のPST起動指令部31は、記憶部30に記憶されているスケジュールに従って定期的に各緊急遮断弁1のPST起動指令信号を対応するポジショナ2に送信する。
各ポジショナ2のPST起動禁止判断部21は、ポジショナ2の操作パネルまたは上位システム3からPST起動指令信号を受けたとき(図3ステップS100においてYES)、PST実行状況収集部20を通じて他のポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集し、対応する緊急遮断弁1のPSTの起動を禁止するか否かを判断する(図3ステップS101)。
PST起動禁止判断部21は、他のポジショナ2がPSTを実行中の場合、対応する緊急遮断弁1のPSTの起動を禁止する(図3ステップS102においてYES)。そして、PST起動禁止判断部21は、PSTの起動が禁止されている旨のメッセージをポジショナ2の操作パネルなどの出力装置に表示させる(図3ステップS103)。あるいは、PST起動禁止判断部21は、PSTの起動が禁止されている旨のメッセージを上位システム3に送るようにしてもよい。この場合、上位システム3の表示画面にメッセージが表示されることになる。
また、PST起動禁止判断部21は、PSTを実行中のポジショナ2が存在しない場合、対応する緊急遮断弁1のPSTの起動を許可し(図3ステップS102においてNO)、PST実行部22にPSTを実行させる(図3ステップS104)。上記のとおり、PST実行部22は、緊急遮断弁1の開度を例えば100%→90%→100%と変化させて、緊急遮断弁1の動作を確認する。これにより、このPSTを実行しているポジショナ2のPST実行状況は、“PST実行中”へと変わる。なお、図3では示していないが、PSTが終了した時点で、PST実行状況は、“PST待機中”に変わることは言うまでもない。
以上のように、本実施の形態では、同一系統の配管に属する他のポジショナ2がPSTを実行中の場合、PSTの起動を許可しないようにしたので、複数のPSTの同時実行によるプラントへの想定外に大きな外乱を抑えることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は本実施の形態におけるポジショナ2と上位システム3の構成を示すブロック図である。本実施の形態においても、安全計装システム全体の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。第1の実施の形態では、ポジショナ2が個別にPSTの起動の可否を判断するようにしていた。一方、本実施の形態は、上位システム3がポジショナ2のPST実行状況の情報を収集し、その情報に基づきPSTの起動の可否を判断するものである。第1の実施の形態と同様に、本実施の形態は、複数の緊急遮断弁が同一系統の配管に設けられている場合を想定している。
上位システム3は、記憶部30と、PST起動指令部31と、各ポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集部32と、各緊急遮断弁1のPSTの起動の可否を判断するPST起動禁止判断部33とを備えている。上位システム3から各ポジショナ2へは、PST起動指令信号に加え、PST起動の可否を通知する信号(PST起動許可/禁止メッセージ)が送信される。
各ポジショナ2は、上位システム3から送信されるPST起動許可/禁止メッセージに応じて、対応する緊急遮断弁1のPSTを実行するPST実行部22aと、操作パネルからPST起動指令信号を受けたときに、PST起動の可否を上位システム3へ問い合わせる照会部23とを備えている。第1の実施の形態と同様に、各ポジショナ2は、現場の入力装置である操作パネルから入力されるPST起動指令信号と上位システム3から送信されるPST起動指令信号の2つを受けることができる。
以下、図5を参照して本実施の形態の安全計装システムの動作を説明する。各ポジショナ2の照会部23は、ポジショナ2の操作パネルからPST起動指令信号を受けたとき(図5ステップS200においてYES)、PSTの起動の可否を上位システム3へ問い合わせる(図5ステップS201)。
上位システム3のPST起動禁止判断部33は、ポジショナ2から問い合わせを受けると、PST実行状況収集部32を通じて各ポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集し、問い合わせのあったポジショナ2のPSTの起動の可否を判断し、判断結果を問い合わせのあったポジショナ2へ送信する(図5ステップS202)。PST起動禁止判断部33は、PSTを実行中のポジショナ2が存在する場合、PST起動禁止メッセージを送信し、PSTを実行中のポジショナ2が存在しない場合、PST起動許可メッセージを送信する。
上位システム3に問い合わせを行ったポジショナ2のPST実行部22aは、上位システム3からPST起動禁止メッセージを受信した場合(図5ステップS203においてYES)、PSTの起動が禁止されている旨のメッセージをポジショナ2の操作パネルなどの出力装置に表示させる(図5ステップS204)。
また、PST実行部22aは、上位システム3からPST起動許可メッセージを受信した場合(図5ステップS203においてNO)、対応する緊急遮断弁1のPSTを実行する(図5ステップS205)。これにより、このPSTを実行しているポジショナ2のPST実行状況は、“PST実行中”へと変わる。なお、図5では示していないが、PSTが終了した時点で、PST実行状況は、“PST待機中”に変わることは言うまでもない。
一方、PST起動禁止判断部33は、記憶部30に記憶されているスケジュールを参照し、ある緊急遮断弁1についてPSTの起動タイミングになったと判断した場合(図5ステップS206においてYES)、PST実行状況収集部32を通じて各ポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集し、この緊急遮断弁1のPSTの起動の可否を判断する(図5ステップS207)。PST起動禁止判断部33は、PSTを実行中のポジショナ2が存在する場合、PSTの起動を禁止する。また、PST起動禁止判断部33は、PSTを実行中のポジショナ2が存在しない場合、PSTの起動を許可し、PST起動指令部31に対してPST起動指令信号の送信を指示する。この指示に応じて、PST起動指令部31は、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁1に対応するポジショナ2にPST起動指令信号を送信する。
ポジショナ2のPST実行部22aは、上位システム3からPST起動指令信号を受信した場合、対応する緊急遮断弁1のPSTを実行する。
以上のように、本実施の形態では、ポジショナ2が備える通信機能を利用し、複数のポジショナ2でPSTの同時実行を禁止するように動作させることにより、現場事情でのPST起動の自由度を確保しつつ、個々の現場での無制約なPST起動による不具合を低減することができる。第1の実施の形態はPSTの同時実行を避けたいポジショナ2が2〜3台と比較的少ない場合に適している。一方、本実施の形態はプラントの広い範囲で、多数のポジショナ2に対し、同時PST実行を禁止する組合せを設計する場合に適している。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1、第2の実施の形態では、単純にPSTの同時実行を禁止する形態であった。しかしながら、PSTの同時実行による悪影響が小さいものも禁止対象としており、現場判断を過度に抑制する可能性がある。PSTの動作は緊急遮断弁を流れる流体の流量を低下させる動作であるので、PST起動前の流体の流量に対してPSTの影響が問題にならない範囲をあらかじめ規定することが可能なケースが多い。したがって、PSTの起動を禁止しない規定範囲を流量に基づいて設定することで、PSTの過度な抑制を緩和することができる。
図6は本実施の形態に係る安全計装システムの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の安全計装システムは、図1に示した第1の実施の形態の構成に対して、プラントの配管8に設けられた緊急遮断弁1の近くで緊急遮断弁1を通るプロセス流体の流量を計測する流量計測器9を追加したものである。流量計測器9は、緊急遮断弁毎に設けられる。
ポジショナ2は、流量計測器9の計測結果をなんらかの手段でモニタリングすることができるものとする。具体的な手段としては、流量計測器9のアナログの計測信号を受信する手段やデジタルの計測データを受信する手段、あるいは計測データをDCS(Distributed Control System)を介して受信する手段などが考えられる。第1の実施の形態と同様に、本実施の形態は、複数の緊急遮断弁が同一系統の配管に設けられている場合を想定している。
図7は本実施の形態におけるポジショナ2と上位システム3の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。上位システム3は、記憶部30と、PST起動指令部31とを備えている。各ポジショナ2は、PST実行状況収集部20と、PST起動禁止判断部21aと、PST実行部22と、流量計測器9からプロセス流体の流量計測値を取得する流量計測値取得部24とを備えている。第1の実施の形態と同様に、各ポジショナ2は、現場の入力装置である操作パネルから入力されるPST起動指令信号と上位システム3から送信されるPST起動指令信号の2つを受けることができる。
本実施の形態の処理の流れは第1の実施の形態と同様であるので、図3を用いて本実施の形態の安全計装システムの動作を説明する。
各ポジショナ2のPST起動禁止判断部21aは、ポジショナ2の操作パネルまたは上位システム3からPST起動指令信号を受けたとき(図3ステップS100においてYES)、PST実行状況収集部20を通じて他のポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集すると共に、流量計測値取得部24を通じて対応する流量計測器9から流量計測値を取得し、対応する緊急遮断弁1のPSTの起動を禁止するか否かを判断する(図3ステップS101)。
PST起動禁止判断部21aは、他のポジショナ2がPSTを実行中の場合、流量計測器9から取得した流量計測値を確認し、対応する緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の現在の流量が規定範囲外の場合は、対応する緊急遮断弁1のPSTの起動を禁止する(図3ステップS102においてYES)。そして、PST起動禁止判断部21は、PSTの起動が禁止されている旨のメッセージをポジショナ2の出力装置に表示させるか、あるいはPSTの起動が禁止されている旨のメッセージを上位システム3に送る(図3ステップS103)。
また、PST起動禁止判断部21aは、PSTを実行中のポジショナ2が存在しない場合、あるいは他のポジショナ2がPSTを実行中で、且つ対応する緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の現在の流量が規定範囲内である場合は、対応する緊急遮断弁1のPSTの起動を許可し(図3ステップS102においてNO)、PST実行部22にPSTを実行させる(図3ステップS104)。
以上のように、本実施の形態では、緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の流量を判定基準に加えることにより、同一系統の配管に属する他のポジショナ2がPSTを実行中の場合でも、対応する緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の流量が規定範囲内である場合には、PSTの起動を許可するようにしたので、PSTの起動の禁止条件を緩和することができ、PSTの過度な抑制を避けることができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図8は本実施の形態におけるポジショナ2と上位システム3の構成を示すブロック図であり、図4と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態においても、安全計装システム全体の構成は第3の実施の形態と同様であるので、図6の符号を用いて説明する。第3の実施の形態では、ポジショナ2が個別にPSTの起動の可否を判断するようにしていた。一方、本実施の形態は、上位システム3がポジショナ2のPST実行状況の情報と流量計測器9の流量計測値とを収集し、これらの情報に基づきPSTの起動の可否を判断するものである。第1の実施の形態と同様に、本実施の形態は、複数の緊急遮断弁が同一系統の配管に設けられている場合を想定している。
上位システム3は、記憶部30と、PST起動指令部31と、PST実行状況収集部32と、PST起動禁止判断部33aと、各ポジショナ2を通じて各流量計測器9からプロセス流体の流量計測値を取得する流量計測値取得部34とを備えている。各ポジショナ2は、PST実行部22aと、照会部23と、流量計測値取得部24とを備えている。
本実施の形態の処理の流れは第2の実施の形態と同様であるので、図5を用いて本実施の形態の安全計装システムの動作を説明する。
図5のステップS200,S201の処理は第2の実施の形態で説明したとおりである。上位システム3のPST起動禁止判断部33aは、ポジショナ2から問い合わせを受けると、PST実行状況収集部32を通じて各ポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集すると共に、各ポジショナ2の流量計測値取得部24および上位システム3の流量計測値取得部34を通じて各流量計測器9から流量計測値を取得し、問い合わせのあったポジショナ2のPSTの起動の可否を判断し、判断結果を問い合わせのあったポジショナ2へ送信する(図5ステップS202)。
PST起動禁止判断部33aは、PSTを実行中のポジショナ2が存在する場合、各流量計測器9から取得した流量計測値を確認し、問い合わせのあったポジショナ2に対応する緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の現在の流量が規定範囲外の場合は、PST起動禁止メッセージを送信する。また、PST起動禁止判断部33aは、PSTを実行中のポジショナ2が存在しない場合、あるいはPSTを実行中のポジショナ2が存在し、且つ問い合わせのあったポジショナ2に対応する緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の現在の流量が規定範囲内である場合は、PST起動許可メッセージを送信する。図5のステップS203〜S205の処理は第2の実施の形態で説明したとおりである。
また、PST起動禁止判断部33aは、記憶部30に記憶されているスケジュールを参照し、ある緊急遮断弁1についてPSTの起動タイミングになったと判断した場合(図5ステップS206においてYES)、PST実行状況収集部32を通じて各ポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集すると共に、各ポジショナ2の流量計測値取得部24および上位システム3の流量計測値取得部34を通じて各流量計測器9から流量計測値を取得し、この緊急遮断弁1のPSTの起動の可否を判断する(図5ステップS207)。
PST起動禁止判断部33aは、PSTを実行中のポジショナ2が存在する場合、各流量計測器9から取得した流量計測値を確認し、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の現在の流量が規定範囲外の場合は、PSTの起動を禁止する。また、PST起動禁止判断部33aは、PSTを実行中のポジショナ2が存在しない場合、あるいはPSTを実行中のポジショナ2が存在し、且つPSTの起動タイミングになった緊急遮断弁1を流れるプロセス流体の現在の流量が規定範囲内である場合は、PSTの起動を許可し、PST起動指令部31に対してPST起動指令信号の送信を指示する。この指示に応じて、PST起動指令部31は、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁1に対応するポジショナ2にPST起動指令信号を送信する。
以上のように、本実施の形態では、第3の実施の形態と同様に、PSTの起動の禁止条件を緩和することができ、PSTの過度な抑制を避けることができる。
なお、本実施の形態では、各ポジショナ2を通じて各流量計測器9の流量計測値を取得するようになっているが、これに限るものではなく、DCS等の他のシステムを通じて各流量計測器9の流量計測値を取得するようにしてもよい。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。第1〜第4の実施の形態では、複数の緊急遮断弁が同一系統の配管に設けられている場合を想定していた。これに対して、本実施の形態は、複数の緊急遮断弁のうち少なくとも1つが異なる系統の配管に設けられている場合を想定している。本実施の形態においても、安全計装システム全体の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。また、ポジショナ2と上位システム3の構成は第2の実施の形態と同様であるので、図4の符号を用いて説明する。
本実施の形態の処理の流れは第2の実施の形態と同様であるので、図5を用いて本実施の形態の安全計装システムの動作を説明する。
図5のステップS200,S201の処理は第2の実施の形態で説明したとおりである。上位システム3のPST起動禁止判断部33は、ポジショナ2から問い合わせを受けると、PST実行状況収集部32を通じて各ポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集し、問い合わせのあったポジショナ2のPSTの起動の可否を判断し、判断結果を問い合わせのあったポジショナ2へ送信する(図5ステップS202)。
PST起動禁止判断部33は、問い合わせのあったポジショナ2と同一系統の配管に属する他のポジショナ2がPSTを実行中の場合、PST起動禁止メッセージを送信し、問い合わせのあったポジショナ2と同一系統の配管に属する他のポジショナ2がPSTを実行していない場合、PST起動許可メッセージを送信する。PST起動禁止判断部33は、緊急遮断弁1とポジショナ2と配管との対応関係を予め記憶しており、このような対応関係に基づいてPSTの起動の可否を判断することができる。
また、PST起動禁止判断部33は、記憶部30に記憶されているスケジュールを参照し、ある緊急遮断弁1についてPSTの起動タイミングになったと判断した場合(図5ステップS206においてYES)、PST実行状況収集部32を通じて各ポジショナ2のPSTの実行状況の情報を収集し、この緊急遮断弁1のPSTの起動の可否を判断する(図5ステップS207)。
PST起動禁止判断部33は、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁1に対応するポジショナ2と同一系統の配管に属する他のポジショナ2がPSTを実行中の場合、PSTの起動を禁止する。また、PST起動禁止判断部33は、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁1に対応するポジショナ2と同一系統の配管に属する他のポジショナ2がPSTを実行していない場合、PSTの起動を許可し、PST起動指令部31に対してPST起動指令信号の送信を指示する。この指示に応じて、PST起動指令部31は、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁1に対応するポジショナ2にPST起動指令信号を送信する。
以上のように、本実施の形態では、同一系統の配管に属する他のポジショナ2がPSTを実行中か否かを判定基準に加えることにより、他のポジショナ2がPSTを実行中の場合でも、このポジショナ2がPSTを起動しようとしているポジショナ2と異なる系統の配管に属している場合には、PSTの起動を許可するようにしたので、PSTの起動の禁止条件を緩和することができ、PSTの過度な抑制を避けることができる。
図9(A)、図9(B)はプラントの配管の例を示す図である。図9(A)の例は、流路を配管8−1から配管8−2または配管8−3を選択して切り替える場合を示している。この場合、配管8−1に設けられた緊急遮断弁1−1および緊急遮断弁1−1を制御するポジショナ2−1は、配管8−2に設けられた緊急遮断弁1−2および緊急遮断弁1−2を制御するポジショナ2−2と同一系統の配管に属し、また配管8−3に設けられた緊急遮断弁1−3および緊急遮断弁1−3を制御するポジショナ2−3とも同一系統の配管に属している。一方、緊急遮断弁1−2およびポジショナ2−2は、緊急遮断弁1−3およびポジショナ2−3と異なる系統の配管に属している。
図9(B)の例は、配管8−6への流路を配管8−4または配管8−5を選択して切り替える場合を示している。この場合、配管8−6に設けられた緊急遮断弁1−6および緊急遮断弁1−6を制御するポジショナ2−6は、配管8−4に設けられた緊急遮断弁1−4および緊急遮断弁1−4を制御するポジショナ2−4と同一系統の配管に属し、また配管8−5に設けられた緊急遮断弁1−5および緊急遮断弁1−5を制御するポジショナ2−5とも同一系統の配管に属している。一方、緊急遮断弁1−4およびポジショナ2−4は、緊急遮断弁1−5およびポジショナ2−5と異なる系統の配管に属している。
なお、第1〜第5の実施の形態で説明したポジショナ2と上位システム3の各々は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。各々の装置のCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第5の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、プラントの事故を未然に防ぐために設置された緊急遮断弁のパーシャルストロークテストに適用することができる。
1…緊急遮断弁、2…ポジショナ、3…上位システム、4…空気供給配管、5…空気配管、6…電磁弁、7…排気管、8…配管、9…流量計測器、20,32…PST実行状況収集部、21,21a,33,33a…PST起動禁止判断部、22,22a…PST実行部、23…照会部、24,34…流量計測値取得部、30…記憶部、31…PST起動指令部。

Claims (10)

  1. プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、
    前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、
    各ポジショナは、
    前記上位システムからの起動指令または前記ポジショナが設置された現場の入力装置からの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行手段と、
    他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、
    前記上位システムまたは前記入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とする安全計装システム。
  2. プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、
    前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、
    各ポジショナは、
    このポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、PST起動の可否を前記上位システムへ問い合わせる照会手段と、
    前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行手段とを有し、
    前記上位システムは、
    予め定められたPSTのスケジュールを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されているスケジュールに従ってPSTの起動指令を前記ポジショナに送信するPST起動指令手段と、
    各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、
    前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記PST起動指令手段に対して前記ポジショナへのPST起動指令の送信を指示するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とする安全計装システム。
  3. プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、
    各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器と、
    前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、
    各ポジショナは、
    前記上位システムからの起動指令または前記ポジショナが設置された現場の入力装置からの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行手段と、
    他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、
    対応する流量計測器から流量計測値を取得する流量計測値取得手段と、
    前記上位システムまたは前記入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況と、対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とする安全計装システム。
  4. プラントの配管に設けられた複数の緊急遮断弁の開度を制御する複数のポジショナと、
    各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器と、
    前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムとを備え、
    各ポジショナは、
    このポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、PST起動の可否を前記上位システムへ問い合わせる照会手段と、
    前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行手段とを有し、
    前記上位システムは、
    予め定められたPSTのスケジュールを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されているスケジュールに従ってPSTの起動指令を前記ポジショナに送信するPST起動指令手段と、
    各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集するPST実行状況収集手段と、
    各流量計測器から流量計測値を取得する流量計測値取得手段と、
    前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、問い合わせのあったポジショナに対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記PST起動指令手段に対して前記ポジショナへのPST起動指令の送信を指示するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とする安全計装システム。
  5. 請求項2記載の安全計装システムにおいて、
    前記PST起動禁止判断手段は、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナが問い合わせのあったポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナがPSTの起動タイミングになった緊急遮断弁に対応するポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記PST起動指令手段に対して前記ポジショナへのPST起動指令の送信を指示するPST起動禁止判断手段とを有することを特徴とする安全計装システム。
  6. プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムまたは前記ポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集して、他のポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断ステップと、
    前記ポジショナが、前記PSTの起動が許可されたときに前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行ステップとを含むことを特徴とするPST起動方法。
  7. プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、このポジショナが設置された現場の入力装置から前記緊急遮断弁のPSTの起動指令を受けたときに、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムにPST起動の可否を問い合わせる照会ステップと、
    前記ポジショナが、前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行ステップと、
    前記上位システムが、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集して、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知する第1のPST起動禁止判断ステップと、
    前記上位システムが、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集して、各ポジショナのPSTの実行状況に基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記ポジショナにPSTの起動指令を送信する第2のPST起動禁止判断ステップとを含むことを特徴とするPST起動方法。
  8. プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムまたは前記ポジショナが設置された現場の入力装置からPSTの起動指令を受けたときに、他のポジショナのPSTの実行状況の情報を収集すると共に、対応する緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する流量計測器から流量計測値を取得して、他のポジショナのPSTの実行状況と、対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断するPST起動禁止判断ステップと、
    前記ポジショナが、前記PSTの起動が許可されたときに前記緊急遮断弁のPSTを実行するPST実行ステップとを含むことを特徴とするPST起動方法。
  9. プラントの配管に設けられた緊急遮断弁の開度を制御するポジショナが、このポジショナが設置された現場の入力装置から前記緊急遮断弁のPSTの起動指令を受けたときに、前記緊急遮断弁のPSTを管理する上位システムにPST起動の可否を問い合わせる照会ステップと、
    前記ポジショナが、前記上位システムからの起動指令に応じて前記緊急遮断弁のPSTを実行すると共に、前記入力装置からの起動指令による前記緊急遮断弁のPSTを、前記上位システムからのPST起動可否通知に応じて実行するPST実行ステップと、
    前記上位システムが、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集すると共に、各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器から流量計測値を取得して、各ポジショナのPSTの実行状況と、問い合わせのあったポジショナに対応する緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知する第1のPST起動禁止判断ステップと、
    前記上位システムが、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況の情報を収集すると共に、各緊急遮断弁を通るプロセス流体の流量を計測する複数の流量計測器から流量計測値を取得して、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTの起動タイミングになった緊急遮断弁を流れるプロセス流体の流量とに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記ポジショナにPSTの起動指令を送信する第2のPST起動禁止判断ステップとを含むことを特徴とするPST起動方法。
  10. 請求項7記載のPST起動方法において、
    前記第1のPST起動禁止判断ステップは、前記ポジショナからPST起動の可否の問い合わせがあったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナが問い合わせのあったポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断して前記ポジショナに通知し、
    前記第2のPST起動禁止判断ステップは、前記スケジュールに基づくPSTの起動タイミングになったときに、各ポジショナのPSTの実行状況と、PSTを実行中のポジショナがPSTの起動タイミングになった緊急遮断弁に対応するポジショナと同一系統の配管に属するか否かに基づいてPST起動の可否を判断し、PSTの起動を許可する場合に前記ポジショナにPSTの起動指令を送信することを特徴とするPST起動方法。
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