JP2014125326A - 合流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な装置構成で、複数の搬送経路で搬送される搬送物をスムーズに合流させる。
【解決手段】本発明の合流装置は、併走する2つの搬送経路のそれぞれに対して設けられ、前記2つの搬送経路のそれぞれを搬送される搬送物による押圧を受けて、対応する搬送経路の幅方向を回動軸として個別に回動する第1及び第2のゲートと、第1のゲートの回動軸に固定されて回転する平板カムである第1のカム部材と、第2のゲートの回動軸に固定されて回転する平板カムである第2のカム部材と、第1のカム部材の回転時に押圧され第1のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する第1の被押圧部と、第2のカム部材の回転時に押圧され第2のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する第2の被押圧部とを両端に少なくとも固定して備え、第1のカム部材又は第2のカム部材のいずれか一方のカム部材が回転したときに他方のカム部材を回転不能に保持するカウンタシャフトと、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数列で搬送される搬送物を一列に合流して搬送させる合流装置に関する。
例えば、複数の搬送経路のそれぞれで搬送される搬送物を1つの搬送経路に合流させて搬送させるためのセンサ及びその信号に基づいた制御装置を有する合流装置が一般に知られている。この合流装置は、複数の搬送経路を経路毎及び又はそれぞれの長さ方向を分割した連成コンベヤ毎に搬送物の搬送速度を変更して、合流する部分(以下、合流部)に向けて搬送される搬送物の搬送タイミングを調整するもの(例えば、特許文献1参照)や、複数の搬送経路のそれぞれにゲートを設け、各ゲートの上流に設けた流入と滞留を検知するセンサによる検知信号に応じて各搬送経路に設けたゲートを開放又は閉鎖する制御を行うことにより、合流部に向けて搬送される搬送物の搬送タイミングを調整するものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、2つの搬送経路を鋭角に合流するよう配置し、それぞれの搬送経路に搬送される搬送物を1つの搬送経路に合流させて搬送させるにあたり、合流前の2つの搬送経路間の鋭角の隙間に、それぞれの搬送経路の搬送面上に突きだして搬送面に平行に回動動作するゲートの回転軸(垂直方向に延びる)を2つ、平行に且つ隣り合わせに配置し、各ゲート回転軸と同軸に平板カムを固定し、ゲートが回動すると各平板カムの回転軸から遠い側へ押し出す輪郭部と回動しない場合ローラフォロアを受け入れる窪み部とを有するカム輪郭を向かい合わせ、その間に揺動ローラフォロアを配置する、機械的なゲート開放閉鎖機構を持つ合流装置も存在する。
この合流装置は、各搬送経路に設けられたゲートを機械的に制御できる構造を有している。例えば2つの搬送経路のうち、一方の搬送経路を搬送される搬送物が、搬送力を与えるベルトやローラの駆動力により搬送経路上に張り出すゲートを押し退けると、そのゲート回転軸と同軸の平板カムが回転し、回転軸から遠い側へ押し出す輪郭部により揺動ローラフォロアを押し退けて、他方の搬送経路に対して設けられたゲートの窪み部へ揺動ローラフォロアを嵌め込ませるよう動作する。この動作により、他方の搬送系路上に張り出すゲートをその時間だけ回動不能にし、その搬送経路上を搬送される搬送物を搬送物の下面の摩擦による搬送力に抗って滑らせ、一時的にアキュムレーションする。その後、一方の搬送経路を搬送される搬送物が通過するとゲートを押し退けなくなり、ゲートがばねなどの戻り機構により待機位置に戻る。この際に、揺動ローラフォロアの回動部の戻り機構によって、揺動ローラフォロアが他方の搬送経路に設けられたゲートの平カム窪み部から退避し、再び他方の搬送経路に設けられたゲートが回動自在になる。
特開平09−315559号公報 特開2009−227443号公報
ところが、搬送物の合流は多岐にわたり、複数の搬送経路として2列の別体のコンベヤを並列させて搬送する場合だけではなく、比較的軽量で小さな搬送物である製品を生産する生産工程によると、1本のベルトコンベヤ又はローラコンベヤの搬送面に、搬送物を多列に整列して搬送する場合もあり、後工程の都合で多列を一列にする、同一搬送面での合流もある。そして、搬送物である製品を搬送する工程を、その生産量や生産変更などにより、搬送経路の組み替えも頻繁に行われる。
例えば特許文献1に記載の合流装置は、センサにより搬送物の搬送状態を検出し、合流部で搬送物が重ならないように、各搬送経路を構成する切出しコンベヤ部やその上流の複数コンベヤ部各々の搬送速度を可変制御している。したがって、各搬送経路を分断して多数のベルトコンベヤに分割連成する必要があり装置が複雑高価になり、各搬送経路の各パートの搬送速度の制御が複雑になり、また、搬送速度を可変できるサーボモータなどの多数の駆動部を設ける必要があることから、合流装置のコストが非常に高くなる。また、同一搬送面を多列に搬送される搬送物を合流させることはできない。そして、特許文献1の大掛かりな合流装置では、搬送経路の組み替えに柔軟に対応ができない。
また、特許文献2に記載の合流装置は、搬送経路における搬送物の搬送状態や、遮断される搬送経路に滞留される搬送物の滞留状態を検知するセンサを搬送経路毎に設け、これらセンサからの検出状態信号に応じて、各搬送経路上の搬送物を合流部に向けて搬送している。したがって、各搬送経路に設けられたゲートを開放又は閉鎖する制御が、特許文献1に記載の合流装置と同様に、複雑になるという問題がある。これも、同一搬送面を多列に搬送される搬送物を合流させることはできない。そして、特許文献2の大掛かりな合流装置では、搬送経路の組み替えに柔軟に対応ができない。
また、上記機械的なゲート開放閉鎖機構を持つ合流装置については、自動制御が無いので簡単な構成となってはいるが、合流前の2つの搬送経路間の鋭角の隙間にこの装置の重要部分を配置しなければならず、同一搬送面を多列に搬送される搬送物を合流させることはできない。そして、この配置問題により、搬送経路の組み替えに柔軟に対応ができない。また、上記機械的なゲート開放閉鎖機構を持つ合流装置については、一方の搬送経路を搬送される搬送物が通過しきって対応するゲートを押し退けなくなった場合ゲートを待機位置に戻すためにばねなどの戻り機構が無ければ他方のゲートの解除が不能である。したがって、ばねなどの戻り機構のため重量のある搬送物の押し退ける力が必要で、且つ戻りに時間が掛かることから、例えば比較的軽量で小さい搬送物を高速で搬送する搬送経路での合流装置には向かないものである。さらに、揺動ローラフォロアが戻る際に、2つのゲートが回動し掛かると両方のゲートの平板カムの窪み部に入り込んでしまい、両方のゲートを回動不能にロックする事故が、搬送速度を速くすると多発するようになるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、複数の搬送経路で搬送される搬送物を、搬送能力を増大させるために搬送速度を上昇させて搬送させた場合でもスムーズに合流できるようにした合流装置を提供することを目的とする。また、簡単な構成で同一搬送面を多列に搬送される搬送物を合流できるようにした合流装置を提供することも目的とする。さらには、搬送経路の組み替えに柔軟に対応ができるよう、搬送経路をなすコンベヤのフレームに後付ができる簡単な構成の合流装置を提供することも目的とする。さらには、搬送物の搬送力に基づく機械的カムリンクで発生しがちな同着ロック現象を回避することができる機械的なゲート開放閉鎖機構を持つ合流装置を提供することも目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の合流装置は、併走する2つの搬送経路のそれぞれに対して設けられ、前記2つの搬送経路のそれぞれを搬送される搬送物による押圧を受けて、対応する搬送経路の幅方向を回動軸として個別に回動する第1及び第2のゲートと、前記第1のゲートの回動軸に固定されて回転する平板カムである第1のカム部材と、前記第2のゲートの回動軸に固定されて回転する平板カムである第2のカム部材と、前記第1のカム部材の回転時に押圧され前記第1のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する第1の被押圧部と、前記第2のカム部材の回転時に押圧され前記第2のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する第2の被押圧部とを両端に少なくとも固定して備え、前記第1のカム部材又は前記第2のカム部材のいずれか一方のカム部材が回転したときに他方のカム部材を回転不能に保持するカウンタシャフトと、を備えたことを特徴とする。
この発明の構成によれば、逆の動作をさせるという意味のカウンタシャフトは例えば揺動自在に中央を軸支されていても、回転自在に両端を軸支されていても良く、簡単な構造により、2つの搬送経路から流れてくる搬送物を、搬送方向に前後が重なることなく交通整理しながら合流させることができる。
また、前記第1のゲート又は前記第2のゲートの少なくともいずれか一方に前記搬送経路の幅方向に突出する弾性変形可能な舌片を設けるとともに、前記搬送物を搬送する際の搬送面の搬送力の一部を利用して前記搬送経路の幅方向を回転軸として回転して、前記舌片を前記搬送物の搬送方向とは逆方向に押圧する押圧部材が設けられたコンダクタを備えることを特徴とする。
この発明の構成によれば、搬送物の搬送力に基づく機械的カムリンクで発生しがちな同着ロック現象を、搬送速度に応じてロック解除動作の頻度を変更して、確実に解消させることができる。また、ロック解消機構の駆動に対して、他からの動力などは必要としない。
また、前記カウンタシャフトは、前記第1のカム部材の回転時に押圧され前記第1のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する前記第1の被押圧部を一端に備え前記第1の被押圧部が押圧された際に所定方向に回動する前記第1のアーム部材を前記第1の被押圧部がない他端にて保持するとともに、前記第2のカム部材の回転時に押圧され前記第2のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する前記第2の被押圧部を一端に備え前記第2の被押圧部が押圧された際に前記所定方向とは逆方向に回動する前記第2のアーム部材を前記第2の被押圧部がない他端にて保持し、前記カウンタシャフトは、前記第1のアーム部材及び前記第2のアーム部材のいずれか一方のアーム部材が回動したときに、他方のアーム部材を同一方向に回動させることを特徴とする。
また、前記第1及び第2のゲートは、前記搬送物により押圧される面を有し、前記第1及び第2のゲートの下端部は、前記搬送経路の搬送面に対して一定の距離を空けてそれぞれ配置されることを特徴とする。
また、前記第1及び第2のゲートは、前記搬送物の搬送が行われていない初期状態において、前記搬送物により押圧される面が前記搬送物の搬送方向に直交した状態でそれぞれ保持されることを特徴とする。
また、前記第1及び第2のカム部材は、端縁部の一部が切り欠かれることで形成された凹部を有する円盤形状からなり、前記第1及び第2のカム部材は、前記凹部を形成する側面と外周面との間に、それぞれのカム部材に対応するアーム部材の被押圧部と当接する当接面が設けられることを特徴とする。
また、前記第1のアーム部材及び第2のアーム部材に設けられた前記被押圧部は円柱形状からなり、前記第1のカム部材及び第2のカム部材の当接面は、円弧状の面からなることを特徴とする。
また、前記第1のカム部材は、前記第1のゲートが初期状態となるときに、前記凹部が前記搬送物の搬送方向の下流側に、且つ、前記凹部が前記第1の被押圧部における移動軌跡上に位置するように設けられることを特徴とする。
また、前記第1のカム部材の前記当接面は、前記搬送物の押圧を受けて前記第1のゲートが回動したときに、前記第1の被押圧部の移動軌跡上に移動して、前記第1の被押圧部に当接されることを特徴とする。
また、前記第2のカム部材は、前記第2のゲートが初期状態となるときに、前記凹部が前記搬送物の搬送方向の上流側に、且つ、前記凹部が前記第2の被押圧部における移動軌跡上に位置するように設けられることを特徴とする。
また、前記第2のカム部材の前記当接面は、前記搬送物の押圧を受けて前記第2のゲートが回動したときに、前記第2の被押圧部に当接されることを特徴とする。
また、入口側の前記2つの搬送経路、及び出口側の中央に寄せられる1つの搬送経路は、コンベヤ装置の搬送面と、該搬送面の上方に設けられたガイドによって形成されることを特徴とする。
この場合、前記コンベヤ装置は、無端ベルトを用いたベルトコンベヤ装置からなることが好ましい。この場合、前記2つの搬送経路、及び出口側の中央に寄せられる1つの搬送経路を形成するベルトコンベヤ装置は、別体のベルトコンベヤ装置、又は3つの搬送経路を一つの無端ベルトとした一体のベルトコンベヤ装置からなることが好ましい。なお、1つの無端ベルトで構成する場合、2つの搬送経路の間のガイドは削除しても良い。
また、前記コンベヤ装置は、複数の搬送ローラを搬送方向に沿って配置したローラコンベヤ装置からなることが好ましい。この場合、前記2つの搬送経路、及び出口側の中央に寄せられる1つの搬送経路を形成するローラコンベヤ装置は、別体のローラコンベヤ装置、又は3つの搬送経路を一連の同じく同系統とした搬送ローラからなる一体のローラコンベヤ装置からなることが好ましい。なお、搬送経路を一連の同じく同系統である搬送ローラからなる一体のローラコンベヤ装置で構成する場合、2つの搬送経路の間のガイドは削除しても良い。
本発明によれば、簡単な構成で、複数の搬送経路で搬送される搬送物を搬送能力を増大させるために搬送速度を上昇させてもスムーズに合流させることができる。さらに、簡単な構成で同一搬送面を多列に搬送される搬送物を合流させることができる。さらには、搬送経路の組み替えに柔軟に対応ができるよう、搬送経路をなすコンベヤのフレームに後付ができる簡単な構成とできる。さらには、搬送物の搬送力に基づく機械的カムリンクで発生しがちな同着ロック現象を回避することができる機械的なゲート開放閉鎖機構を持つことができる。
本発明の合流装置の斜視図である。 合流装置の要部を分解して示す斜視図である。 (a)はカム41Aの形状を示す正面図、(b)はカム41Bの形状を示す正面図である。 (a)はゲート40Aが初期位置にある状態を示す図、(b)はゲート40Bが初期位置にある状態を示す図である。 (a)はゲート40Aが搬送物に押圧されて回動される状態を示す図、(b)はゲート40Bが初期位置にある状態を示す図である。 (a)はゲート40Aが搬送物の上面に乗り上げた状態を示す図、(b)はゲート40Bが搬送物に押圧されたゲート40Bがロックされた状態を示す図である。 (a)は搬送物がゲート40Aを通過した状態を示す図、(b)はゲート40Bが搬送物に押圧されて回動される状態を示す図である。 (a)はゲート40Aが初期位置にある状態を示す図、(b)はゲート40Bが搬送物の上面に乗り上げた状態を示す図である。 (a)は搬送物に押圧されたゲート40Aがロックされた状態を示す図、(b)はゲート40Bが搬送物の上面に乗り上げた状態を示す図である。 (a)はゲート40Aが搬送物に押圧されて回動される状態を示す図、(b)は搬送物がゲート40Bを通過した状態を示す図である。 (a)はゲート40Aが初期位置にある状態を示す図、(b)はゲート40Bが初期位置にある状態を示す図である。 (a)はゲート40Aがロックされた状態を示す図、(b)ゲート40Bがロックされた状態を示す図である。 (a)はコンダクタに設けられた突片がフラップ50を押圧することで、ゲート40Aが初期位置まで回動した状態を示す図、(b)はゲート40Bが搬送物に押圧されて回動される状態を示す図である。 (a)は搬送物に押圧されたゲート40Aがロックされた状態を示す図、(b)はゲート40Bが搬送物の上面に乗り上げた状態を示す図である。 複数の搬送ローラを有するローラコンベヤ装置に合流装置を配置した場合の斜視図である。
以下、本発明の合流装置について説明する。本発明の合流装置10は、コンベヤ装置20の機側フレーム部から支持を取って立設配置される。図1に示すように、コンベヤ装置20としては、無端ベルト21を用いて搬送物15を一定方向に搬送するベルトコンベヤ装置を例として示す。この例としては、小物搬送として、形態保持できるある程度の硬さを有する小型軽量の搬送物であり、後述する搬送経路25A,25Bも下流側の搬送経路25Cも共通する無端ベルト21となっていて当然同一速度で搬送されるが、この例とは異なる、搬送経路25A,25B,25Cの搬送面を形成する無端ベルトが別体で有っても当然良い。合流装置部分の搬送面でしっかり搬送力を掛けることができ、後述するゲートを、搬送面の摩擦力により搬送物を介して押圧回動できるようにしてあればよい。
コンベヤ装置20は、搬送物15の搬送方向(図1中X方向)の上流側において、搬送方向Xに沿って延びるガイド22,23,24により、併走する2列の搬送経路が形成される。ここで、ガイド22及びガイド23により形成される搬送経路を搬送経路25Aとし、ガイド23及びガイド24により形成される搬送経路を搬送経路25Bと称する。このように搬送経路25Aと25Bとを判りやすく表現するためガイド23を示したが、搬送面上中央には実際にはガイド23はなくても良く、要するに無端ベルト21に2列の整列を上流でされた搬送物の列(これが搬送経路を便宜上形成すると考えても良い)ができればよい。
また、コンベヤ装置20には、搬送物15の搬送方向Xにおける下流側において、搬送経路25Cが形成される。この搬送経路25Cは、少なくとも合流装置10の下流側にガイド26とガイド27を有して形成される。ガイド26とガイド27との間隔は、合流装置10近傍側の端部がガイド22及びガイド24との間隔に近い距離となる。そして、これらガイド26,27の間隔は、合流装置10から離れるに従って狭くなり、合流装置10から最も離れた位置では、搬送物15が搬送面の搬送力によって運ばれながら1列にて進むよう側方から規制され、且つつかえて詰まらない間隔となっている。このガイド26とガイド27との合流装置10から離れるに従って狭くなる間隔部分に、搬送方向Xに前後が重ならないように1個1個の搬送物15が送り出されると、搬送物15は狭くなる側面に沿って搬送面を滑りながら、前記合流装置10から最も離れた位置へ搬送方向Xに対し斜めに搬送され、前記1列に側方から規制されて再び搬送方向Xにほぼ中心軸を平行にして搬送される。
上述したように、合流装置10は、2列の搬送経路25A,25Bのそれぞれを搬送される搬送物15を、その下流側にて1列に合流させる装置である。図1及び図2に示すように、合流装置10は、ゲートユニット31A,31B、アームユニット32、コンダクタユニット33及びフレーム34から構成される。ここで、ゲートユニット31Aの構成と、ゲートユニット31Bの構成との違いは、フラップ50が設けられているか否かの違いである。よって、ゲートユニット31A及びゲートユニット31Bのそれぞれで共通する部材の符号を「〜A」又は「〜B」と称して説明する。
ゲートユニット31Aは、ゲート40A、カム41A、ダンパーシャフト42Aを備えている。このゲートユニット31Aは、搬送方向にゲートユニット31Bと揃えて設置させるため、ダンパーシャフト42Aの両端部が、コンベヤの機側フレームに固定されているフレーム34aに片端部を、前記フレーム34aからコンベヤ搬送面遙か上方に水平にフレーム34cに架け渡した横梁から支持されて搬送面上に浮かんで設置されるフレーム34bにもう片端部を、軸受け45,46を介して軸支される。ダンパーシャフト42Aの軸方向が、無端ベルト21の幅方向(y方向)となるように保持される。このダンパーシャフト42Aには、その長手方向の中央部分にゲート40Aが固定用金具47A,48Aを介して固定される。よって、ゲート40Aがダンパーシャフト42Aを軸として図2中θ1方向、又は後述のように搬送物で押圧されて一旦θ1側に振れた後、θ2方向に回動する。θ2方向への回動は、後述するコンダクタが触れない場合、ゲートユニット31Aの質量によって生じる重力によって引き起こされる。
また、このダンパーシャフト42Aには、側板34a側の端部に、側面にカムプロファイルが施された平板カムであるカム41Aが固定用金具(図示省略)を介して固定される。これにより、ゲート40Aが回動すると、カム41Aも、ダンパーシャフト42Aを軸として回転する。なお、カム41Aの回転方向は、ゲート40Aの回動方向と同一方向となる。
ゲート40Aは、略矩形状の薄板から形成される。ゲート40Aは、コンベヤ装置20により搬送物15を搬送していないときには、搬送物15により押圧される面が搬送方向Xと直交する状態で保持される。以下、このときのゲート40Aの位置を初期位置と称する。ゲート40Aの長手方向における長さは、コンベヤ装置20を搬送される搬送物15がゲート40Aを押圧でき、且つゲート40Aが初期位置にあるときに、コンベヤ装置20の無端ベルト21に接触しない長さに設定される。よって、ゲート40Aは、搬送される搬送物15により押圧されてθ1方向に回動する。そして、搬送物15の上面の移動軌跡とゲート40Aの自由端側の先端部分の移動軌跡が交差する位置までゲート40Aが回動すると、ゲート40Aの自由端側の先端部分が搬送物15の上面に乗り上げる。そして、搬送された搬送物15の上面がゲート40Aの自由端側の先端部分の移動軌跡から外れると、ゲート40Aはθ2方向に回動する。なお、符号49Aは、ゲート40Aのθ2方向の回動を規制するストッパである。
なお、ゲート40Aを略矩形状の薄板から構成しているが、これに限定される必要はなく、棒状のアームからなるゲートなど、搬送物に押圧される面を備えたゲートであればよい。
このゲート40Aは、その短手方向の一端部に、弾性体又は合成樹脂からなる薄板形状のフラップ50を備えている。このフラップ50は、後述するコンダクタ65の側面65aに設けられた突片66が衝突する。この衝突により、搬送する搬送物15の押圧を受けて回動しているゲート40Aをゲート40Aの回動方向(θ1方向)とは逆方向(θ2方向)に回動させる。
なお、ゲート40Aが初期位置にある場合や、ゲート40Aが突片66に押圧されて初期位置まで回動した場合、ゲート40Aは、ストッパ49Aによりθ2方向への回動が規制される。よって、ゲート40Aが初期位置にあるときに突片66がフラップ50を押圧すると、突片66の押圧力によりフラップ50が弾性変形する。このフラップ50の弾性変形に合わせて、突片66は弾性変形するフラップ50に摺接しながら、フラップ50の位置を通過する。突片66が通過した後、フラップ50は、その復帰力により元の状態に戻る。
図3(a)に示すように、カム41Aは平板カムでその板の側面にカムプロファイルである輪郭を形成しており、凹部51Aを備えた形状からなる。このカム41Aの回転軸方向から見た側において、凹部51A近傍の周面は、複数の円弧を直線で繋いだ形状からなる。この凹部51Aを構成する円弧のうち、円弧P1に当たる部分が、後述するセンシングアーム56Aのローラ61Aに当接される面となる。なお、円弧P1の半径R1は、ローラ61Aの半径と略同一の半径に設定される。
このカム41Aは、ゲート40Aが初期位置にある場合に、カム回転軸も担うダンパーシャフト42Aの中心から搬送方向X下流側に凹部51Aを位置させ、円弧P1に当たる部分は、搬送方向X下流側に突出するように位置させ、且つセンシングアーム56Aのローラ61Aの移動軌跡上に凹部51Aが位置するようにダンパーシャフト42Aに固定される。よって、センシングアーム56Aがθ4方向に回動したときには、センシングアーム56Aのローラ61Aが、ゲート40Aが初期位置に有ればカム41Aの凹部51Aに入り込む。
そして、ゲート40Aが搬送物15に押圧されθ1方向に回動されると、カム41Aも回転する。この回転により、カム41Aの周面のうち円弧P1に該当する周面(以下、当接面P1)が、センシングアーム56Aのローラ61Aの移動軌跡上に入り込む。よって、センシングアーム56Aがθ4方向に回動すると、センシングアーム56Aのローラ61Aが、カム41Aの当接面P1に当接される。同様にして、当接面P1の移動軌跡上にセンシングアーム56Aのローラ61Aが位置しているときに、カム41Aがθ1方向に回転すると、センシングアーム56Aのローラ61Aがカム41Aの当接面P1に当接される。
図2に戻って、ゲートユニット31Bは、ゲートユニット31Aと同様にして、ゲート40B、カム41B、ダンパーシャフト42Bなどを備えている。このゲートユニット31Bは、ダンパーシャフト42Bの両端部がフレーム34の側板34b,34cに設けられた軸受け52,53に軸支される。ダンパーシャフト42Bが軸受け52,53に軸支されることで、ダンパーシャフト42Bの軸方向が、無端ベルト21の幅方向(y方向)となるように保持される。また、ダンパーシャフト42Bは、ダンパーシャフト42Aと同軸となるように、フレーム34に取り付けられる。
ダンパーシャフト42Bには、その長手方向の中央部分にゲート40Bが固定される。よって、ゲート40Bは、ダンパーシャフト42Bを軸として回動する。また、このダンパーシャフト42Bには、長手方向の両端部のうち、フレーム34の側板34c側の端部にカム41Bが固定される。よって、ゲート40Bの回動に合わせて、カム41Bが回転する。なお、また、図2に示す符号49Bは、ゲート40Bを初期位置に保持するためのストッパである。
図3(b)に示すように、ゲートユニット31Bに設けられるカム41Bは、ゲートユニット31Aに設けられるカム41Aと同一形状からなる。このカム41Bに形成される凹部51Bに連なる円弧P4に当たる周面が、後述するセンシングアーム56Bのローラ61Bに当接される面となる。なお、円弧P4の半径R4は、ローラ61Bの半径と略同一の半径に設定される。
ここで、カム41Bは、ゲート40Bが初期位置にある場合に、カム回転軸も担うダンパーシャフト42Bの中心から搬送方向X上流側に凹部51Bを位置させ、円弧P4に当たる部分は、上方側に突出するように位置させ、且つセンシングアーム56Bのローラ61Bの移動軌跡上に凹部51Bが位置するようにダンパーシャフト42Bに固定される。よって、センシングアーム56Bがθ3方向に回動したときには、センシングアーム56Bのローラ61Bが、ゲート40Bが初期位置に有ればカム41Bの凹部51Bに入り込む。
そして、ゲート40Bが搬送物15に押圧されてθ1方向に回動されると、カム41Bも回転する。この回転により、カム41Bの当接面P4が、センシングアーム56Bのローラ61Bに当接される。また、当接面P4の移動軌跡上にセンシングアーム56Bのローラ61Bが位置しているときに、カム41Bがθ1方向に回転すると、センシングアーム56Bのローラ61Bがカム41Bの当接面P4に当接される。
図2に戻って、アームユニット32は、ゲートユニット31A、31Bの上方に配置される。このアームユニット32は、カウンタシャフト55、センシングアーム56A、56Bを備えている。このカウンタシャフト55は、フレーム34の側板34a及び側板34cに設けられた軸受け58,59に軸支される。つまり、フレーム34cからコンベヤ搬送面遙か上方に水平にフレーム34aに架け渡した横梁から支持されて搬送面上に浮かんで設置されるフレーム34bに対しては、支持されず摺接しない貫通孔を介して貫通している。よって、カウンタシャフト55の軸方向は、無端ベルト21の幅方向(y方向)となる。カウンタシャフト55は、その両端部に、センシングアーム56A、56Bの一端縁部がそれぞれ固定される。ここで、センシングアーム56A及びセンシングアーム56Bは、アーム長手方向の中心軸同士が平行ではなく、中心軸同士がなす角度が、ゲート40A,40Bがそれぞれ初期位置にある場合にカム41Aとカム41Bの凹部51Aと円弧P4、凹部51Bと円弧P1の位置関係により決まってくる所定の角度となるようにカウンタシャフト55にそれぞれ固定される。なお、これらアームがなす角度は、アームの長さ、カムの径、ゲートの下端が搬送物上下方向に掛かる距離などとの関係に合わせても設定される。
例えば寸法比の一例として、ゲートの下端が搬送物上下方向に掛かる距離=10、ゲート長さ=90、カムの径=40、センシングアーム長さ=69、円弧P1=7,円弧P4=7,センシングアーム先ローラ径=14、の比である場合、センシングアーム長手方向の中心軸同士がなす角度は30度であれば最適である。
センシングアーム56Aは、カウンタシャフト55に固定される一端部とは反対側の端部にローラ61Aを備えている。ローラ61Aは、アームユニット32をフレーム34に取り付けたときに、コンベヤ装置20の無端ベルト21の幅方向(y方向)において、上述したカム41Aと同一位置に配置される。よって、ローラ61Aは、センシングアーム56Aのθ4方向への回動時に、カム41Aの凹部51Aに入り込む、又は当接面P1に当接する。同様にして、センシングアーム56Bは、カウンタシャフト55に固定される一端部とは反対側の端部にローラ61Bを備えている。ローラ61Bは、アームユニット32をフレーム34に取り付けたときに、コンベヤ装置20の無端ベルト21の幅方向(y方向)において、カム41Bと同一位置に配置される。よって、ローラ61Bは、センシングアーム56Bのθ3方向の回動時に、カム41Bの凹部51Bに入り込む、又は当接面P4に当接する。
コンダクタユニット33は、フレーム34の側板34aに軸着されるコンダクタ65と、コンダクタ65の側面65aに設けられる突片66を備えている。コンダクタ65がフレーム34の側板34aに軸着されることで、コンダクタ65の軸方向がy方向となる。このコンダクタ65は無端ベルト21と接触しており、無端ベルト21が走行したときに、無端ベルト21との接触力によりθ5方向に回転する。
突片66は、コンダクタ65の回転に合わせてθ5方向に回動する。この回動時に、ゲート40Aに設けられたフラップ50に当接され、フラップ50を押圧する。ゲート40Aが回動している過程で突片66がフラップ50に当接されると、突片66はフラップ50を押圧するので、ゲート40Aが搬送物15における押圧力に抗ってθ2方向に回動し、初期位置まで回動する。ゲート40Aが初期位置まで回動すると、ゲート40Aはストッパ49Aに当接され、θ2方向の回動が規制される。よって、突片66は、フラップ50を弾性変形させる。そして、弾性変形したフラップ50に摺接しながらフラップ50の位置を通過する。なお、ゲート40Aが初期位置にある場合には、ゲート40Aをθ2方向に回動させることはなく、突片66は、フラップ50を弾性変形させた後、弾性変形したフラップ50に摺接しながらフラップ50の位置を通過する。
なお、図に示しているコンダクタ65は車輪状の本体に側部に突片を設けたものであるが、これに限定されず、例えばゲート40A,40Bが略矩形状の薄板ではなく、棒状のアームからなるゲートの場合、搬送物に押圧される面よりも上方のアーム状ゲートにフラップ50を固定し、搬送面で回転する車輪状の回転部の軸部に歯付きプーリを同軸固定し、上方にタイミングベルトで回転を伝動して、フレーム34aの上方に軸支される回転機構を有し、そこに突片を備えるようにしても良い。これにより、長い棒状のアーム形状のゲートでも、コンダクタ65としての働きを実現できる。
次に、コンベヤ装置20により搬送物15が搬送される場合の合流装置10の動作について図4〜図10を用いて説明する。まず、コンベヤ装置20によって搬送される多数の搬送物15が、搬送経路25A、搬送経路25B、搬送経路25Aの順で、交互に合流装置10に到達する場合について説明する。以下、搬送経路25Aを搬送される搬送物15に対して符号15A、搬送経路25Bを搬送される搬送物15に対して符号15Bを付して説明する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、コンベヤ装置20において搬送物15の搬送が開始された直後においては、搬送経路25A及び搬送経路25Bを搬送される搬送物15がないことから、ゲート40A及びゲート40Bは、それぞれ初期位置に位置する。コンベヤ装置20において搬送物15の搬送が開始されると、無端ベルト21がX方向に走行する。これを受けて、無端ベルト21に接触するコンダクタ65がθ5方向に回転する。
コンダクタ65が回転すると、コンダクタ65の側面65aに設けられた突片66が回動する。この回動により、突片66はゲート40Aのフラップ50に衝突する。ゲート40Aが初期位置にあるときには、ストッパ49Aによりゲート40Aのθ2方向の回動が規制される。よって、θ5方向に回動する突片66は、フラップ50に衝突した後、フラップ50を弾性変形させる。そして、突片66は、弾性変形したフラップ50に摺接しながら回動する。そして、突片66とフラップ50との摺接が解除されると、フラップ50は、初期の状態に復帰する。なお、無端ベルト21が走行する速度は一定となるので、コンダクタ65の回転速度も一定である。よって、初期位置にゲート40Aが保持されるときには、突片66は一定周期でフラップ50に衝突する。一方、図4(b)に示すように、ゲート40Bにおいては、搬送物15Bが到達するまで、初期位置に保持される。
ここで、ゲート40Aが初期位置に保持されているので、カム41Aの凹部51Aは、センシングアーム56Aのローラ61Aの移動軌跡上に位置する。同様にして、ゲート40Bが初期位置に保持されているので、カム41Bの凹部51Bも、センシングアーム56Bのローラ61Bの移動軌跡上に位置する。
図5(a)に示すように、搬送される搬送物15Aがゲート40Aに到達すると、搬送物15Aがゲート40Aに当接する。搬送物15AはX方向に搬送されているので、ゲート40Aは、搬送される搬送物15Aにより押圧される。その結果、ゲート40Aはθ1方向に回動する。ゲート40Aの回動に合わせて、カム41Aがθ1方向に回転する。この際に、カム41Aの当接面P1がセンシングアーム56Aのローラ61Aに当接され、センシングアーム56Aをθ3方向に回動させる。
一方、図5(b)に示すように、搬送経路25Bにおいては搬送物15Bがゲート40Bまで到達していない。つまり、ゲート40Bは初期位置に保持される。したがって、センシングアーム56Aがθ3方向に回動すると、センシングアーム56Bもθ3方向に回動する。そして、センシングアーム56Bのローラ61Bが、カム41Bの凹部51Bに入り込む。
図6(a)に示すように、ゲート40Aが、その先端部の移動軌跡と搬送物15Aの上面の移動軌跡とが交差する位置までθ1方向に回動すると、ゲート40Aの先端部が搬送物15Aの上面に乗り上げる。これにより、ゲート40Aのθ1方向への回動が停止される。これに合わせて、カム41Aのθ1方向への回転も停止する。
図6(b)に示すように、ゲート40Aの先端部が搬送物15Aの上面に乗り上げた状態のときに、搬送物15Bがゲート40Bまで到達すると、搬送物15Bがゲート40Bを押圧する。よって、ゲート40Bがθ1方向に回動する。ゲート40Bのθ1方向への回動に合わせて、カム41Bがθ1方向に回転する。カム41Bのθ1方向への回転時に、カム41Bの当接面P4がセンシングアーム56Bのローラ61Bに当接し、ローラ61Bを押圧する。したがって、センシングアーム56Bは、θ4方向へ回動しようとする。同時に、センシングアーム56Aも、θ4方向へ回動しようとする。これを受けて、ローラ61Aがカム41Aを押圧する。
上述したように、ゲート40Aは、搬送物の上面に乗り上げた状態で保持されている。この状態では、センシングアーム56Aのローラ61Aの押圧を受けたゲート40Aがθ2方向に回転しようとしても、ゲート40Aにおけるθ2方向への回動は、搬送物15Aにより規制される。よって、カム41Aは回転できない。その結果、センシングアーム56Bは回動せず、その状態が保持される。同様にしてセンシングアーム56Bも回動しない。よって、ゲート40Bは、搬送物15Bに押圧されているが、θ1方向への回動が規制された状態(ロックされた状態)となる。
この状態においても、無端ベルト21はX方向に走行しているので、搬送物15Aは搬送方向X方向に沿って搬送される。そして、搬送物15Aの上面がゲート40Aの先端部の移動軌跡から外れた位置まで搬送物15Aが搬送されると、ゲート40Aの先端部における搬送物15Aの上面への乗り上げが解除される(図7(a)参照)。つまり、ゲート40Aがθ2方向に回動することが可能となり、自重落下にてゲート40Aは初期位置に戻る。
ゲート40Bは、搬送される搬送物15Bにより押圧されている。ゲート40Aがθ2方向へ回動することが可能となると、ゲート40Bは搬送物15Bにより押圧されて、θ1方向に回動する(図7(b)参照)。そして、ゲート40Bの先端部の移動軌跡と、搬送物15Bの上面の移動軌跡とが交差する位置までゲート40Bが回動すると、ゲート40Bの先端部が搬送物15Bの上面に乗り上げる(図8(b)参照)。ゲート40Bの先端部が搬送物15Bの上面に乗り上げることで、ゲート40Bの回動が停止される。
ここで、ゲート40Bの回動に合わせて、カム41Bは回転する。カム41Bの回転時には、カム41Bの当接面P4がローラ61Bを押圧する。よって、センシングアーム56Bがθ4方向に回動する。同時に、センシングアーム56Aもθ4方向に回動する。その際に、センシングアーム56Aのローラ61Aは、自重落下にて初期位置に回動したゲート40Aに合わせて回転したカム41Aの凹部51Aに入り込む(図8(a)参照)。
上述したように、ゲート41Bの先端部が搬送物15Bの上面に乗り上げると、ゲート40Bの回動が停止される。よって、カム41Bの回転も停止される。したがって、カム41Bによるローラ61Bへの押圧が解除されるので、センシングアーム56Bの回動が停止される。したがって、センシングアーム56B及びセンシングアーム56Aの回動も停止される。
ゲート40Bの先端部が搬送物15Bの上面に乗り上げた状態のときに、搬送経路25Aを介して搬送された搬送物15Aがゲート40Aに到達すると、到達した搬送物15Aによりゲート40Aが押圧される(図9(a)参照)。この場合も、ゲート40Aがθ1方向に回動する。このゲート40Aのθ1方向への回動に合わせて、カム41Aもθ1方向に回転する。この回転の際に、カム41Aの当接面P1がローラ61Aに当接する。よって、センシングアーム56Aをθ3方向に回動しようとする。したがって、センシングアーム56Bもθ3方向に回動しようとする。よって、カム41Bがθ2方向に回動しようとする。
しかしながら、ゲート40Bは、その先端部が搬送物15Bの上面に乗り上げた状態となるので、ゲート40Bは、θ2方向への回動が規制される。よって、カム40Bの回転やセンシングアーム56Bの回動も規制される。したがって、センシングアーム56Aは、その回動が禁止される。その結果、ゲート40Aは、その回動が規制された状態(ロックされた状態)となる。
この状態においても、無端ベルト21はX方向に走行しているので、搬送物15Bは搬送方向Xに沿って搬送される(図9(b)参照)。そして、搬送物15Bの搬送により、ゲート40Bの先端部の移動軌跡上から搬送物15Bの上面が外れると、ゲート40Bが搬送物15Bの上面に乗り上げた状態が解除される。その結果、ゲート40Bがθ2方向に回動することが可能となり、自重落下にてゲート40Bは初期位置に戻る。
この状態であっても、搬送物15Aにおけるゲート40Aの押圧は行われている。よって、ゲート40Aは、搬送物15Aにより押圧されて、θ1方向に回動する。そして、ゲート40Aの先端部の移動軌跡と、搬送物15Aの上面の移動軌跡とが交差する位置まで回動すると、ゲート40Aの先端部が搬送物15Aの上面に乗り上げる(図6(a)参照)。ゲート40Aの先端部が搬送物15Aの上面に乗り上げると、ゲート40Aの回動が停止される。
ここで、ゲート40Aの回動により、カム41Aも回転している。このカム41Aの回転時には、カム41Aの当接面P1がローラ61Aを押圧する。よって、センシングアーム56Aがθ3方向に回動する。同時に、センシングアーム56Bもθ3方向に回動する。
一方、ゲート40Bは自重落下でθ2方向に回動し、初期位置に戻る。このゲート40Bの回動時にカム41Bもθ2方向に回転する。このカム41Bの回転時に、カム41Bの凹部51Bが、センシングアーム56Bのローラ61Bの移動軌跡上に移動する。その結果、センシングアーム56Bのローラ61Bが、凹部51Bに入り込む(図9(b)、図10(b)参照)。
このような動作が繰り返し実行されることで、搬送経路25A及び搬送経路25Bをそれぞれ搬送される搬送物15A、15Bがそれぞれ、合流装置10を介して、交互に通過していく。この通過時に、搬送物15A,15Bの搬送タイミングが自動的に計られ、合流装置10を通過する。なお、合流装置10を通過した搬送物15は、はガイド26又はガイド27により搬送方向Xに沿った1列に配列された状態で下流側に搬送されていく。
ここで、無端ベルト21の走行速度(言い換えれば搬送物15の搬送速度)によっては、ゲート40A又はゲート40Bのいずれかにおいて搬送が遮られると、ゲートにて搬送が規制された搬送物15の背後に新たな搬送物が搬送され、これら搬送物が連なる場合がある。この場合には、対象となるゲートが開放されたときに、搬送物が連なるようにしてゲートを通過する。この場合、他方のゲートにおいて、搬送物の搬送が規制されているので、搬送物が詰まることはない。よって、搬送物15の搬送方向Xにおける長さを規定する必要はない。
このように、2つの搬送経路において搬送される搬送物が交互に合流装置に到達する場合、一方のゲートが搬送物の上面に乗り上げている場合にはそのゲートの回動が停止される。この状態で他のゲートを搬送物が押圧した場合には、他のゲートがロックされた状態となるので、下流側に向けて搬送物を搬送することがなくなる。また、一方のゲートを搬送物が通過することで、他のゲートがロックされた状態が解除され、その回動が許容される。よって、合流装置の下流側において、各ゲートを通過した搬送物がぶつかることなく、合流させることができる。また、各ゲートユニットに設けられたカムと、それぞれのカムが回転したときに相反する方向に回動する2つのセンシングアームとの構成だけで、一方のゲートをロックする状態を作り出すことができる。したがって、ゲートを回動させるためのモータや、モータを駆動制御する制御部の構成を用いなくとも、容易な機械構成だけでの合流装置を提供することができる。
ここで、コンベヤ装置20における搬送物15の搬送は、搬送経路25Aを搬送される搬送物15Aと、搬送経路25Bを搬送される搬送物15Bとが交互に各ゲートに到達するとは限らない。以下では、搬送経路25Aを搬送される搬送物15Aがゲート40Aに到達するタイミングと、搬送経路25Bを搬送される搬送物15Bがゲート40Bに到達するタイミングとが同一となる場合について説明する。
図11(a)及び図11(b)に示すように、コンベヤ装置20においては、搬送経路25Aにより搬送される搬送物15Aがゲート40Aに当接されるタイミングで、搬送経路25Bにより搬送される搬送物15Bがゲート40Bに当接される。よって、搬送物15Aによるゲート40Aの押圧と、搬送物15Bによるゲート40Bの押圧とが同時に行われる。
上述したように、搬送物15Aが搬送されることで、搬送物15Aはゲート40Aを押圧するので、ゲート40Aがθ1方向に回動する。これを受けて、カム41Aがθ1方向に回転する。このカム41Aの回転により、カム41Aの当接面P1がセンシングアーム56Aのローラ61Aに当接される(図12(a)参照)。よって、センシングアーム56Aには、θ3方向への応力が加わる。
また、搬送物15Bはゲート40Bを押圧するので、ゲート40Bもθ1方向に回動する。このカム41Bの回転によりカム41Bの当接面P4がセンシングアーム56Bのローラ61Bに当接される(図12(b)参照)。よって、センシングアーム56Bには、θ4方向への応力が加わる。なお、センシングアーム56Aとセンシングアーム56Bは、それぞれカウンタシャフト55に固定されているので、これらセンシングアームに加わる応力が相殺される。したがって、ゲート40A及びゲート40Bは、それぞれロックされた状態となる。この状態では、それぞれのゲートを押圧する搬送物15A、15Bは、その搬送が規制される。
ここで、無端ベルト21は搬送方向Xに走行している。つまり、走行する無端ベルト21に接触しているコンダクタ65はθ5方向に回転している。よって、コンダクタ65の側面65aに設けられた突片66も回動している。図13(a)に示すように、コンダクタ55の回転により、突片66が、ロックされているゲート40Aのフラップ50に衝突する。
図13(a)に示すように、突片66がフラップ50に衝突した後、突片66は、フラップ50を押圧し、ゲート40Aをθ2方向に回動させる。ゲート40Aが初期位置まで回動すると、ゲート40Aはストッパ49Aに当接されるので、ゲート40Aのθ2方向の回動が規制される。この状態であっても、突片66は、フラップ50を押圧している。よって、フラップ50は、突片66による押圧力を受けて弾性変形する。このフラップ50の弾性変形を受けて、突片66は、弾性変形したフラップ50に摺接されながら回動する。そして、突片66とフラップ50との摺接が解除されると、フラップ50は、初期の状態に復帰する。突片66によるフラップ50の押圧により、ゲート40Aが初期位置まで回動することで、ゲート40Aがロックされた状態が解除される。
一方、ゲート40Aが初期位置まで回動することにより、カム41Aもθ2方向に回転するので、カム41Aの周面P1とセンシングアーム56Aのローラ61Aとが当接した状態が解除される。これを受けて、カム41Aの回転によって、センシングアーム56Aに加わる応力がなくなる。よって、センシングアーム56Aは、センシングアーム56Bに加わる応力により、θ4方向に回動する。
一方、ゲート40Bにおいては、搬送物15Bによる押圧が引き続き行われている。したがって、センシングアーム56Bがθ4方向へ回動すると、搬送物15Bにより押圧されるゲート40Bがθ1方向に回動することが可能となる。よって、ゲート40Bがロックされた状態が解除される。これにより、搬送される搬送物15Bの押圧を受けて、ゲート40Bがθ1方向に回動する(図13(b)参照)。また、カム41Bもθ1方向に回動する。
図14(b)に示すように、搬送物15Bがゲート40Bを押圧すると、ゲート40Bのθ1方向に回動する角度が大きくなる。そして、ゲート40Bが、その先端部の移動軌跡が搬送物15Bの上面の移動軌跡が交差する位置に到達すると、ゲート40Bの先端部が搬送物15Bの上面に乗り上げる。これにより、ゲート40Bの回動が停止され、ゲート40Bが所定の角度回動した状態で保持される。
この状態では、カム41Bの周面のうち円弧P4に該当する部分がセンシングアーム56Bのローラ61Bに当接されている。
一方、初期位置まで回動したゲート40Aは、搬送される搬送物15Aによって再度押圧される。よって、ゲート40Aがθ1方向に回動する。同時に、カム41Aも回転する。図14(a)に示すように、カム41Aのθ1方向への回転により、カム41Aの周面P1がセンシングアーム56Aのローラ61Aに衝突する。
このカム41Aのθ1方向への回転により、センシングアーム56Aに対してはθ3方向に回動するための応力が働く。しかしながら、ゲート40Bは、その先端部が搬送物15Bの上面に乗り上げた、言い換えれば、所定の角度回動した状態で保持されている。これにより、センシングアーム56Aの回動が停止されるので、カム41Aのθ1方向への回転も停止される。その結果、ゲート40Aの回動が停止される。つまり、ゲート40Aがロックされた状態となる。
この状態においても、無端ベルト21はX方向に走行されている。よって、搬送物15Bは、X方向に搬送される。そして、搬送物15Bの上面が、ゲート40Bの先端部の移動軌跡から外れる位置まで、搬送物15Bが搬送されると、ゲート40Bの先端部における搬送物15Bの上面の乗り上げが解除される。したがって、ゲート40Bが、その自重によりθ2方向に回動する。そして、θ2方向に回動するゲート40Bはストッパ49Bに衝突した後、初期位置に保持される。このゲート40Bの回動に合わせて、カム41Bもθ2方向に回転する。よって、カム41Bの周面P4とセンシングアーム56Bのローラ61Bとの当接が解除され、カム41Bの凹部51Bが移動軌跡上に位置する(図10(b)参照)。
ゲート40Bの搬送物15Bの上面への乗り上げが解除されると、センシングアーム56Bに対する応力がなくなる。よって、カム41Aの周面P1に押圧されるセンシングアーム56Aがθ3方向に回動することが可能となる。よって、搬送物15Aにより押圧されるゲート40Aの回動が再開される。このようにして、搬送経路25Aを搬送される搬送物15A、搬送経路25Bを搬送される搬送物15Bが交互に搬送される。
このように、搬送経路25Aを搬送される搬送物15Aがゲート40Aを押圧するタイミングと、搬送経路25Bを搬送される搬送物15Bがゲート40Bを押圧するタイミングとが同一の場合であっても、コンダクタ65の周面65aに設けられた突片66がゲートの40Aのフラップに衝突することで、ゲート40Aがロックした状態を強制的に解除する。ゲート40Aがロックした状態が解除されることで、他方のゲート40Bがロックした状態も解除される。よって、搬送経路25Bを搬送された搬送物15B、搬送経路25Aを搬送された搬送物15Aの順で合流装置を通過し、下流側で1列に配列された状態で搬送することができる。
なお、このコンダクタ65は、コンダクタ65の周面をコンベヤ装置20の無端ベルト21に接触させ、無端ベルト21の走行に合わせて回転させることで、コンダクタ65を回転させるための駆動機構や、コンダクタの回転速度を無端ベルト21の走行速度に合わせて調整する制御装置の構成を必要としない。よって、簡単な構成で、ロック状態のゲートを容易に解除することができる。
本実施形態では、ゲートユニット31Aのカム41Aをフレーム34の側板34aの近傍で、且つ、搬送物15Aが搬送される搬送経路25a側に、ゲートユニット31Bのカム41Bをフレーム34の側板34c近傍で、且つ搬送物15Bが搬送される搬送経路25b側にそれぞれ配置した構成としているが、これに限定される必要はなく、ゲートユニット31Aのカム41A及びゲートユニット31Bのカム41Bをフレーム34の側板34b近傍で、それぞれの搬送経路に対して配置することも可能である。この場合、アームユニット32のセンシングアーム56A,56Bは、無端ベルト21の幅方向において、それぞれのカムが配置される位置に合わせて配置すればよい。
本実施形態では、ゲートユニット31A及びゲートユニット31Bの上方に、アームユニット32を配置した合流装置について説明しているが、これに限定される必要はなく、アームユニットを、無端ベルト21の下方に配置することも可能である。
本実施形態では、ゲートユニット31Aを構成するダンパーシャフト42Aをフレーム34の側板34a,34bにそれぞれ設けられた軸受け45,46によって軸支しているが、これに限定される必要はなく、ゲートユニット31Aを、フレーム34の側板34aに設けられる軸受けによって軸支する形態であってもよい。なお、ゲートユニット31Bについても同様である。
本実施形態では、ゲート40Aにフラップ50を設けるとともに、フレーム34の側板34aに軸着されるコンダクタユニット33に突片66を設けた場合について説明しているが、ゲート40A又はゲート40Bの少なくともいずれか一方にフラップを設け、該フラップを押圧するための突片を備えたコンダクタユニットを配置した形態であればよい。したがって、ゲート40Bのみにフラップを設けることも可能である。この場合には、フレーム34の側板34cに、突片を備えたコンダクタユニットを軸着させればよい。また、この他に、ゲート40A及びゲート40Bの両方にフラップを設け、フレーム34の側板34a及び側板34cのそれぞれに、突片を備えたコンダクタユニットを軸着させることも可能である。
本実施形態では、コンダクタユニット33を、フラップ50を備えたゲート40Aに対応する側に設けている。この場合、コンダクタ65と無端ベルト21との接触状態によっては、無端ベルト21が蛇行する恐れがある。よって、コンダクタユニット33をフレーム34の側板34aだけでなく、フレームの側板34cに設けてもよい。この場合、フラップを備えていないゲートに対応するコンダクタユニットにおいては、必ずしも突片を設ける必要はない。このように、コンダクタユニットを、フレーム34の側板34a又は側板34cの一方ではなく、フレーム34の側板34a及び側板34cの両方に設けることで、無端ベルト21の蛇行を防止することができる。
本実施形態では、コンダクタ65の側面65aに1つの突片66を設けた場合について説明しているが、これに限定される必要はなく、コンダクタ65の側面65aに、一定ピッチ角度で複数の突片を配置することも可能である。
本実施形態では、コンダクタ65を無端ベルト21に当接させることで、走行する無端ベルトとコンダクタとの摩擦力を利用して、コンダクタを回転させるようにしているが、これに限定される必要はなく、例えば無端ベルトを走行させる主動ローラの回転に、コンダクタの回転を伝達する機構を設け、該機構を介して、コンダクタを回転させることも可能である。
本実施形態では、本発明の合流装置を、無端ベルト21を用いたコンベヤ装置20に設ける場合について説明しているが、これに限定される必要はなく、図15に示すように、複数の搬送ローラ81を配置したコンベヤ装置80に設けることも可能である。この場合、図示を省略した駆動モータや、駆動モータによって回転する主動ローラのいずれかと、合流装置10のコンダクタとを同期させる機構を設ける必要がある。このようなローラコンベヤ装置80の場合には、上述した駆動モータや主動ローラの近傍に合流装置10を配置すればよい。
10…合流装置、15…搬送物、20,80…コンベヤ装置、21…無端ベルト、31A,31B…ゲートユニット、32…アームユニット、33…コンダクタユニット、34…フレーム、40A,40B…ゲート、41A,41B…カム、42A,42B…ダンパーシャフト、50…フラップ、56A,56B…センシングアーム、61A,61B…ローラ、65…コンダクタ、66…突片

Claims (16)

  1. 併走する2つの搬送経路のそれぞれに対して設けられ、前記2つの搬送経路のそれぞれを搬送される搬送物による押圧を受けて、対応する搬送経路の幅方向を回動軸として個別に回動する第1及び第2のゲートと、
    前記第1のゲートの回動軸に固定されて回転する平板カムである第1のカム部材と、
    前記第2のゲートの回動軸に固定されて回転する平板カムである第2のカム部材と、
    前記第1のカム部材の回転時に押圧され前記第1のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する第1の被押圧部と、前記第2のカム部材の回転時に押圧され前記第2のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する第2の被押圧部とを両端に少なくとも固定して備え、前記第1のカム部材又は前記第2のカム部材のいずれか一方のカム部材が回転したときに他方のカム部材を回転不能に保持するカウンタシャフトと、
    を備えたことを特徴とする合流装置。
  2. 請求項1に記載の合流装置において、
    前記第1のゲート又は前記第2のゲートの少なくともいずれか一方に前記搬送経路の幅方向に突出する弾性変形可能な舌片を設けるとともに、前記搬送物を搬送する際の搬送面の搬送力の一部を利用して前記搬送経路の幅方向を回転軸として回転して、前記舌片を前記搬送物の搬送方向とは逆方向に押圧する押圧部材が設けられたコンダクタを備えることを特徴とする合流装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の合流装置において、
    前記カウンタシャフトは、前記第1のカム部材の回転時に押圧され前記第1のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する前記第1の被押圧部を一端に備え前記第1の被押圧部が押圧された際に所定方向に回動する前記第1のアーム部材を前記第1の被押圧部がない他端にて保持するとともに、前記第2のカム部材の回転時に押圧され前記第2のカム部材のカムプロファイルに応じて移動する前記第2の被押圧部を一端に備え前記第2の被押圧部が押圧された際に前記所定方向とは逆方向に回動する前記第2のアーム部材を前記第2の被押圧部がない他端にて保持し、
    前記カウンタシャフトは、前記第1のアーム部材及び前記第2のアーム部材のいずれか一方のアーム部材が回動したときに、他方のアーム部材を同一方向に回動させる
    ことを特徴とする合流装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の合流装置において、
    前記第1及び第2のゲートは、前記搬送物により押圧される面を有し、
    前記第1及び第2のゲートの下端部は、前記搬送経路の搬送面に対して一定の距離を空けてそれぞれ配置されることを特徴とする合流装置。
  5. 請求項4に記載の合流装置において、
    前記第1及び第2のゲートは、前記搬送物の搬送が行われていない初期状態において、前記搬送物により押圧される面が前記搬送物の搬送方向に直交した状態でそれぞれ保持されることを特徴とする合流装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の合流装置において、
    前記第1及び第2のカム部材は、端縁部の一部が切り欠かれることで形成された凹部を有する円盤形状からなり、
    前記第1及び第2のカム部材は、前記凹部を形成する側面と外周面との間に、それぞれのカム部材に対応するアーム部材の被押圧部と当接する当接面が設けられることを特徴とする合流装置。
  7. 請求項6に記載の合流装置において、
    前記第1のアーム部材及び第2のアーム部材に設けられた被押圧部は円柱形状からなり、
    前記第1のカム部材及び第2のカム部材の当接面は、円弧状の面からなることを特徴とする合流装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の合流装置において、
    前記第1のカム部材は、前記第1のゲートが初期状態となるときに、前記凹部が前記搬送物の搬送方向の下流側に、且つ、前記凹部が前記第1の被押圧部における移動軌跡上に位置するように設けられることを特徴とする合流装置。
  9. 請求項8に記載の合流装置において、
    前記第1のカム部材の前記当接面は、前記搬送物の押圧を受けて前記第1のゲートが回動したときに、前記第1の被押圧部の移動軌跡上に移動して、前記第1の被押圧部に当接されることを特徴とする合流装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の合流装置において、
    前記第2のカム部材は、前記第2のゲートが初期状態となるときに、前記凹部が前記搬送物の搬送方向の上流側に、且つ、前記凹部が前記第2の被押圧部における移動軌跡上に位置するように設けられることを特徴とする合流装置。
  11. 請求項10に記載の合流装置において、
    前記第2のカム部材の前記当接面は、前記搬送物の押圧を受けて前記第2のゲートが回動したときに、前記第2の被押圧部に当接されることを特徴とする合流装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の合流装置において、
    入口側の前記2つの搬送経路、及び出口側の中央に寄せられる1つの搬送経路は、コンベヤ装置の搬送面と、該搬送面の上方に設けられたガイドによって形成されることを特徴とする合流装置。
  13. 請求項12に記載の合流装置において、
    前記コンベヤ装置は、無端ベルトを用いたベルトコンベヤ装置からなることを特徴とする合流装置。
  14. 請求項13に記載の合流装置において、
    前記2つの搬送経路、及び出口側の中央に寄せられる1つの搬送経路を形成するベルトコンベヤ装置は、別体のベルトコンベヤ装置、又は3つの搬送経路を一つの無端ベルトとした一体のベルトコンベヤ装置からなることを特徴とする合流装置。
  15. 請求項12に記載の合流装置において、
    前記コンベヤ装置は、複数の搬送ローラを搬送方向に沿って配置したローラコンベヤ装置からなることを特徴とする合流装置。
  16. 請求項15に記載の合流装置において、
    前記2つの搬送経路、及び出口側の中央に寄せられる1つの搬送経路を形成するローラコンベヤ装置は、別体のローラコンベヤ装置、又は3つの搬送経路を一連の同じく同系統とした搬送ローラからなる一体のローラコンベヤ装置からなることを特徴とする合流装置。
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