JP2014122171A - アポトーシス抑制剤 - Google Patents

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Kumiko Ishige
久美子 石毛
Yoshihisa Ito
芳久 伊藤
Shinichi Miyairi
伸一 宮入
Hiroaki Saito
弘明 齋藤
Yasuhiro Kosuge
康弘 小菅
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Abstract

【課題】新たなアポトーシス抑制剤及び酸化ストレスに基づく疾患の治療薬の提供。
【解決手段】次の一般式(1)

(式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、R2はレチノイル基又は-(CO)m(CH2)n-Ar-R3を示し、ここでArは2価の炭素数6〜14の芳香族炭化水素基を示し、R3はAr上の置換基であって、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基及びフェニルアゾ基から選ばれる1〜3個の置換基を示し、mは0又は1の数を示し、nは0〜6の数を示し、mとnが同時に0になることはない。)
で表されるピペラジン化合物又はその塩を有効成分とするアポトーシス抑制剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、酸化ストレスによって誘発されるアポトーシスを抑制する医薬に関する。
活性酸素は、体内で脂質、蛋白質、糖、核酸等を酸化変性させ、細胞機能を障害することが知られている。体内で活性酸素が過剰に生成すると、体内の酸化ストレスが増加し、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、癌などの疾患が発症すると考えられている。また、脳組織における神経細胞死は、活性化ミクログリアから産生される過剰量のNOによっても生じると考えられている。
従って、体内の酸化ストレスに起因する体内の細胞死(アポトーシス)は、種々の疾患の発生、進展に深く関与しており、当該アポトーシスを抑制する成分が求められている。このような体内の活性酸素の過剰な生成を抑制する医薬としては、フリーラジカルを消去することによる脳保護剤であるエダラボンが開発され、エダラボンは抗脳浮腫作用、脳神経保護作用を有する脳保護剤として用いられている(非特許文献1)。
YAKUGAKU ZASSHI 124(3)99-111(2004)
しかしながら、エダラボンのアポトーシス抑制作用は十分なものではなく、より優れたアポトーシス抑制剤の開発が望まれている。
従って、本発明の課題は、新たなアポトーシス抑制剤及び酸化ストレスに基づく疾患の治療薬を提供することにある。
そこで、本発明者は、種々の化合物を合成し、酸化ストレス誘発性のアポトーシス抑制作用を検討してきたところ、下記一般式(1)で表されるピペラジン化合物がエダラボンよりも強力なアポトーシス抑制作用を有し、酸化ストレス誘発性アポトーシスが起因する疾患の予防及び治療薬として有用であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の[1]〜[11]を提供するものである。
[1]次の一般式(1)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、R2はレチノイル基又は-(CO)m(CH2)n-Ar-R3を示し、ここでArは2価の炭素数6〜14の芳香族炭化水素基を示し、R3はAr上の置換基であって、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基及びフェニルアゾ基から選ばれる1〜3個の置換基を示し、mは0又は1の数を示し、nは0〜6の数を示し、mとnが同時に0になることはない。)
で表されるピペラジン化合物又はその塩を有効成分とするアポトーシス抑制剤。
[2]R2が、-(CO)m(CH2)n-Ar-R3で示される基である[1]記載のアポトーシス抑制剤。
[3]Arがフェニレン基、ナフチレン基又はアントラセニレン基である[1]又は[2]記載のアポトーシス抑制剤。
[4]アポトーシスが、酸化ストレス誘発性アポトーシスである[1]〜[3]のいずれかに記載のアポトーシス抑制剤。
[5]次の一般式(1)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、R2はレチノイル基又は-(CO)m(CH2)n-Ar-R3を示し、ここでArは2価の炭素数6〜14の芳香族炭化水素基を示し、R3はAr上の置換基であって、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基及びフェニルアゾ基から選ばれる1〜3個の置換基を示し、mは0又は1の数を示し、nは0〜6の数を示し、mとnが同時に0になることはない。)
で表されるピペラジン化合物又はその塩を有効成分とする酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
[6]R2が、-(CO)m(CH2)n-Ar-R3で示される基である[5]記載の酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
[7]Arがフェニレン基、ナフチレン基又はアントラセニレン基である[5]又は[6]記載の酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
[8]酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患が、動脈硬化症、心筋梗塞、糖尿病、癌及び脳神経疾患から選ばれる疾患である[5]〜[7]のいずれかに記載の酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
[9]次の式(1a)〜(1d)で表される化合物又はその塩。
(式中、R1は前記と同じ)
[10]R1が水素原子又は炭素数1〜6のアルコキシ基である[9]記載の化合物又はその塩。
[11][9]又は[10]に記載の化合物又はその塩を含有する医薬。
一般式(1)で表される化合物又はその塩は、酸化ストレス誘発性アポトーシスを強く抑制することから、当該アポトーシスに起因する種々の疾患、例えば動脈硬化症、心筋梗塞、糖尿病、癌、脳神経疾患等の脳疾患の予防治療薬として有用である。
エダラボンの低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(1)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(2)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(3)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(4)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(5)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(6)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(7)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(8)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。 化合物(9)の低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量に及ぼす作用を示す。
本発明のアポトーシス抑制剤の有効成分は、一般式(1)で表されるピペラジン化合物又はその塩である。
一般式(1)中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す。ここで、炭素数1〜6のアルキル基としては、直鎖でも分岐鎖でもよく、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。このうち、炭素数1〜4のアルキル基がより好ましく、メチル基、エチル基がさらに好ましい。
炭素数1〜6のアルコキシ基としては、直鎖でも分岐鎖でもよく、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基等が挙げられる。このうち、炭素数1〜4のアルコキシ基がより好ましく、メトキシ基、エトキシ基がさらに好ましく、メトキシ基が特に好ましい。
1としては水素原子、炭素数1〜6のアルコキシ基がより好ましく、炭素数1〜6のアルコキシ基がさらに好ましく、メトキシ基が特に好ましい。また、R1の置換位置としては、ピペリジニル基の置換位置を1位としたとき、2位又は4位が好ましく、特に2位が好ましい。R1としては2−C1-6−アルコキシ基が好ましく、特に2−メトキシ基が好ましい。
2はレチノイル基又は-(CO)m(CH2)n-Ar-R3を示す。ここでArは2価の炭素数6〜14の芳香族炭化水素基を示す。R3はAr上の置換基であって、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基及びフェニルアゾ基から選ばれる1〜3個の置換基を示す。mは0又は1の数を示し、nは0〜6の数を示し、mとnが同時に0になることはない。
Arで示される2価の炭素数6〜14の芳香族炭化水素基としては、フェニレン基、インデニレン基、ナフチレン基、フェナントレニレン基、アントラセニレン基が挙げられ、フェニレン基、ナフチレン基、アントラセニレン基がより好ましい。
3で示される炭素数1〜6のアルキル基としては、直鎖でも分岐鎖でもよく、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。このうち、炭素数1〜4のアルキル基がより好ましく、メチル基、エチル基がさらに好ましい。
3で示される炭素数1〜6のアルコキシ基としては、直鎖でも分岐鎖でもよく、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基等が挙げられる。このうち、炭素数1〜4のアルコキシ基がより好ましく、メトキシ基、エトキシ基がさらに好ましく、メトキシ基が特に好ましい。
3で示される置換基としては水素原子、1〜3個の炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、フェニルアゾ基がより好ましく、水素原子、1〜3個のメトキシ基、フェニル基、フェニルアゾ基が特に好ましい。
mは0又は1の数を示し、nは0〜6の数であるが、mは0又は1が好ましく、nは0〜4がより好ましい。-(CO)m-(CH2)n-の例としては、-CH2-、-CH2CH2-、-(CH2)3-、-(CH2)4-、-CO-、-COCH2-、-COCH2CH2-が挙げられる。
一般式(1)においては、R1が水素原子又は炭素数1〜6のアルコキシ基であり;R2がレチノイル基又は-(CO)m(CH2)n-Ar-R3であって、Arがフェニレン基、ナフチレン基又はアントラセニレン基であり、R3が水素原子、1〜3個の炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基又はフェニルアゾ基であり、mが0又は1であって、nが0〜4であり、(mとnが同時に0になることはない)のが好ましい。
一般式(1)においては、R1が水素原子又は炭素数1〜6のアルコキシ基であり;R2が-(CO)m(CH2)n-Ar-R3であって、Arがフェニレン基、ナフチレン基又はアントラセニレン基であり、R3が水素原子、1〜3個の炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基又はフェニルアゾ基であり、-(CO)m-(CH2)n-が-CH2-、-CH2CH2-、-(CH2)3-、-(CH2)4-、-CO-、-COCH2-又は-COCH2CH2-であるのが好ましい。
一般式(1)で表される化合物又はその塩中、下記(1a)〜(1d)の化合物又はその塩は、新規化合物である。
(式中、R1は前記と同じ)
一般式(1)の化合物の塩としては、酸付加塩が挙げられ、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等の無機酸塩、酢酸塩等の有機酸塩が好ましい。
また、一般式(1)の化合物には、置換基の種類により光学異性体が存在することがあり、本発明にはそれらの光学活性体及び混合物のいずれも含まれる。
一般式(1)の化合物は、例えば次の反応式に示す方法により製造することができる。
(式中、Xはハロゲン原子を示し、R1、R3、Ar、m及びnは前記と同じ)
すなわち、式(2)のフェニルピペラジン類は式(3)のハロゲン化物を反応させることにより、式(1e)で表される化合物が得られる。
この(方法1)の反応は、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の極性溶媒中0〜80℃の温度で5分〜5時間、式(2)の化合物と式(3)の化合物を反応させることにより容易に行うことができる。
(式中、R1、R3、Ar、m及びnは前記と同じ)
すなわち、式(2)のフェニルピペラジン類と式(4)のカルボン酸を縮合剤の存在下に反応させることにより式(1e)で表される化合物が得られる。
この(方法2)の反応は、縮合剤の存在下、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルキル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の極性溶媒中0〜80℃の温度で5分〜5時間、式(2)の化合物と式(4)の化合物を反応させることにより行うことができる。縮合剤としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩等のカルボジイミドを用いるのが好ましい。
一般式(1)の化合物又はその塩は、後記実施例に示すように、酸化ストレス誘発性細胞死である低酸素−再酸素化誘発細胞死に対し強い抑制作用を示した。その作用は、脳保護剤として市販されているエダラボンよりも強力であった。
従って、一般式(1)の化合物又はその塩はアポトーシス抑制剤として有用であり、かつ、酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する種々の疾患、例えば、動脈硬化症、心筋梗塞、癌、アルツハイマー症、血液再灌流障害(脳梗塞再灌流障害等)、皮膚血管炎等の予防治療薬として有用である。
医薬品、医薬部外品として使用する場合、一般式(1)の化合物又はその塩は、任意の投与形態で投与することができる。投与形態としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、糖衣錠、丸剤、細粒剤、散剤、粉剤、徐放性製剤、懸濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、液剤及びエリキシル剤等の経口剤;静脈内注射用、筋肉内注射用、皮下注射用若しくは点滴注射用等の注射剤、塗布剤若しくは貼付剤等の外用剤、坐剤、輸液、経皮、経粘膜、経鼻、吸入及びポーラス等の非経口剤が挙げられる。
また、医薬品又は医薬部外品として使用する場合の製剤は、常法によって製造でき、一般式(1)の化合物又はその塩を単独で使用してもよく、薬学的に許容される担体と組み合わせて使用してもよい。当該薬学的に許容される担体としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料、希釈剤、殺菌剤、浸透圧調整剤、pH調整剤、乳化剤、防腐剤、安定化剤、吸収助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、増粘剤、光沢剤、活性増強剤、抗炎症剤、殺菌剤、等張化剤、無痛化剤、矯味剤、矯臭剤等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴールが挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベ−ト80が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコールが挙げられる。
流動性促進剤としては、例えば、軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウムが挙げられる。
希釈剤としては、例えば、注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、オリブ油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールが挙げられる。
また、剤形が経口剤の場合の製造法の好適な具体例としては、デンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩類等を用いて常法に従って製造する方法が挙げられる。剤形が注射剤の場合の製造法の好適な具体例としては、希釈剤を組み合わせて、殺菌剤、防腐剤、安定化剤を加え、バイアル等に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製する方法が挙げられる。
上記製剤中の一般式(1)の化合物又はその塩の含有量は、0.1〜100質量%とするのが好ましい。
また、経口剤として使用する場合、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、成人1人当たりの1日の投与量は、一般式(1)の化合物又はその塩として、例えば1〜500mgとすればよく、1日数回に分けての服用が適当である。
また、非経口剤として使用する場合、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、成人1人当たりの1日の投与量は、一般式(1)の化合物又はその塩として、例えば1〜100mgとすればよい。
次に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1
(E)−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル][4−(フェニルジアゼニル)フェニル]メタノン(化合物1)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(0.83g,4.3mmol)を脱水DMF(25mL)に溶解し、4−フェニルアゾベンゾイルクロリド(1.05g,4.3mmol)を加え、室温にて15分間撹拌した。反応液をジエチルエーテルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回分液し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層にn−ヘキサンを加え、一晩放置した。結晶を吸引ろ過により回収し、化合物1を得た(橙色針状晶0.80g,収率47%)。
mp 131-132℃(Et2O/n-hexane)
1H NMR δ 3.03 (2H, s), 3.17 (2H, s), 3.65 (2H, s), 3.88 (3H, s), 4.01 (2H, s), 6.90 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.93-6.95 (2H, m), 7.03-7.06 (1H, m), 7.50-7.56 (1H, m), 7.53 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.61 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.94 (2H, d, J = 6.8 Hz), 7.97 (2H, d, J = 8.3 Hz).
LRMS (EI) m/z 400 (M+).
HRMS (EI) calcd for C24H24N4O2 (M+) 400.1899, found 400.1896.
実施例2
4−(4−メトキシフェニル)−1−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル]ブタン−1−オン(化合物2)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(2.00g,10.4mmol)および4−(4−メトキシフェニル)酪酸(2.02g,10.4mmol)を脱水DMF(25mL)に溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(=WSC)(2.11g,11.0mmol)を加え、室温で15分間撹拌した。反応液をジエチルエーテルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回分液し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=20:1)にて精製し、化合物2を得た(淡褐色針状晶1.10g,収率29%)。
1H NMR δ 1.97 (2H, quint, J = 7.5 Hz), 2.36 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.64 (2H, t, J = 7.4 Hz), 3.01 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.57 (2H, t, J = 4.9 Hz), 3.79 (3H, s), 3.80 (2H, t, J = 4.6 Hz), 3.88 (3H, s), 6.83 (2H, d, J = 8.9 Hz), 6.88-6.91 (2H, m), 7.11 (2H, d, J = 8.6 Hz).
LRMS (EI) m/z 368 (M+).
HRMS (EI) calcd for C22H28N2O3 (M+) 368.2100, found 368.2101.
実施例3
(2E,4E,6E,8E)−1−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル]−3,7−ジメチル−9−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサン−1−エニル)ノナ−2,4,6,8−テトラエン−1−オン(化合物3)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(0.30g,1.66mmol)よびレチノイン酸(0.50g,1.66mmol)をCH2Cl2(25mL)に溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(=WSC)(0.36g,1.83mmol)を加え、室温で15分間撹拌した。反応液をジエチルエーテルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回分液し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1:1)にて精製し、化合物3を得た(黄色針状晶0.48g,収率61%)。
LRMS (EI) m/z 474 (M+)
HRMS (EI) calcd for C31H42N2O2 (M+) 474.3246, found 474.3248.
実施例4
2−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン(化合物4)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(1.92g,10.0mmol)および2,4−ジメトキシフェニル酢酸(1.96g,10.0mmol)をCH2Cl2(25mL)に溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(=WSC)(2.11g,11.0mmol)を加え、室温で15分間撹拌した。反応液をジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3:1)にて精製し、化合物4を得た(3.00g,収率81%)。
実施例5
2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−(4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン(化合物5)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(1.92g,10.0mmol)およびホモベラトル酸(1.96g,10.0mmol)をDMF(25mL)に溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(=WSC)(2.11g,11.0mmol)を加え、室温にて15分間撹拌した。反応液を酢酸エチルと水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=40:1)にて精製し、化合物5を得た(1.35g,収率36%)。
実施例6
1−(2−メトキシフェニル)−4−(4−フェニルブチル)ピペラジン(化合物6)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(1.00g,5.2mmol)を脱水DMF(25mL)に溶解し、4−フェニルブチルブロミド(2.22g,10.4mmol)を加え、室温で15分間撹拌した。反応液をジエチルエーテルと水で分液し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた油状物質をカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/メタノール=30:1)にて精製し、化合物6を得た(無色油状物質0.54g,収率32%)。
1H NMR δ 1.57 (2H, quint, J = 7.2 Hz), 1.66 (2H, quint, J = 7.2 Hz), 2.46 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.65 (6H, t, J = 7.7 Hz), 3.09 (4H, s), 3.86 (3H, s), 6.85 (1H, dd, J = 1.2, 8.0 Hz), 6.70-6.99 (2H, m), 6.86 (1H, dt, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.25-7.29 (2H, m).
LRMS (EI) m/z 324 (M+)
HRMS (EI) calcd for C21H28N2O (M+) 324.2202, found 324.2201.
実施例7
1−(2−メトキシフェニル)−4−(ナフタレン−1−イルメチル)ピペラジン(化合物7)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(1.00g,5.2mmol)を脱水DMF(25mL)に溶解し、2−(ブロモメチル)ナフタレン(2.30g,10.4mmol)を加え、室温にて15分間撹拌した。反応液をジエチルエーテルと水で分液し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた白色固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4:1)にて精製し、化合物7を得た(無色針状晶0.28g,収率16%)。
mp 144-145℃
1H NMR δ 2.71 (4H, s), 3.11 (4H, s), 3.75 (2H, s), 3.85 (3H, s), 6.85 (1H, dd, J = 2.0, 9.6 Hz), 6.89-6.95 (2H, m), 6.99 (1H, dt, J = 2.0, 7.8 Hz), 7.44-7.49 (2H, m), 7.54 (1H, dd, J = 1.1, 7.2 Hz), 7.81-7.83 (3H, m).
LRMS (EI) m/z 332 (M+).
HRMS (EI) calcd for C22H24N2O (M+) 332.1889, found 332.1888.
実施例8
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−4−(2−メトキシフェニル)ピベラジン(化合物8)
1−(2−メトキシフェニルピペラジン)とビフェニル−4−メチルクロリドとを用い、実施例1と同様にして化合物8を得た。
無色油状物質
収率 7%
1H NMR δ 2.70 (4H, s), 3.12 (4H, s), 3.64 (2H, s), 3.86 (3H, s), 6.86 (1H, dd, J = 1.5, 8.0 Hz), 6.90-6.96 (2H, m), 6.99 (1H, ddd, J = 2.0, 7.2, 8.9 Hz), 7.34 (1H, tt, J = 1.2, 7.5 Hz), 7.43 (4H, d, J = 8.0 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.60 (2H, dd, J = 1.2, 8.3 Hz).
LRMS (EI) m/z 358 (M+).
HRMS (EI) calcd for C24H26N2O (M+) 358.2045, found 358.2045.
実施例9
1−(アントラセン−9−イルメチル)−4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(化合物9)
1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(1.00g,5.2mmol)を脱水DMF(25mL)に溶解し、9−クロロメチルアントラセン(2.48g,10.4mmol)を加え、室温にて15分間撹拌した。反応液をクロロホルムと水で分液し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた黄色固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4:1)にて精製した。溶出物をクロロホルム/メタノールから再結晶し、化合物9を得た(淡黄色針状晶0.31g,収率16%)。
mp 164-165℃ (CHCl3/CH3OH)
1H NMR δ 2.83 (4H, t, J = 4.3 Hz), 3.02 (4H, s), 3.86 (3H, s), 4.52 (2H, s), 6.84 (1H, d, J = 7.7 Hz), 6.87-6.88 (2H, m), 6.95-6.98 (1H, m), 7.47 (2H, dt, J = 0.9, 6.7 Hz), 7.53 (2H, ddd, J = 1.5, 6.0, 7.8 Hz), 8.01 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.54 (2H, d, J = 9.2 Hz).
LRMS (EI) m/z 382 (M+).
HRMS (EI) calcd for C26H26N2O (M+) 382.2045, found 382.2045.
試験例1
(方法)
(1)細胞培養
HT22細胞は、10%FBSを含むDMEM中で、37oC、10%CO2インキュベータ内で培養した。
(2)低酸素−再酸素化負荷
低酸素負荷には、酸素吸収・炭酸ガス発生剤であるアネロパックケンキ for cellTMを用い、正常酸素状態に戻すことで再酸素化とした。
(3)Lactate dehydrogenase(LDH)アッセイ
LDHアッセイは、目的の処置をした細胞のmediumの上清を試料として、測定キット(LDH cytotoxic test)を用いて行った。
すなわち、96well assay plateで細胞を培養し、目的の処置後、mediumのみを50μL採取し、新たに準備したplateに移し、各wellに発色試薬を添加した。20分間インキュベートした後、反応停止液100μLを加え、マイクロプレートリーダーを用い、570nmで測定した。結果は、ポジティブコントロールの吸光度を100%として表した。ここで、LDHは、死細胞から逸脱してくる酵素でmedium中のLDH量の増加は、細胞死が起こっていることを示す。
(結果)
(1)低酸素−再酸素化誘発細胞死に及ぼす各化合物の影響を図1〜図10に示す。
24時間、低酸素(H24)後に24時間、再酸素化(R24)し、LDH遊離量を測定した。コントロールとして48(24+24)時間通常酸素状態下(N48)においた細胞を用いた。各化合物は、低再酸素処置直前(コントロールにはLDH測定の48時間前)に添加した。
低酸素−再酸素化(H24R24)後のLDH遊離量は、コントロール(N48)に比べ有意な上昇、すなわち、細胞死が認められる。低再酸素処置直前に本発明化合物を添加すると、濃度依存的にH24/R24のLDH遊離量を低下させ、1μM〜10μMの低下は有意なものであった。一方、エダラボンは30μMではじめて有意なLDH遊離量の低下を示した。なお、コントロール細胞のLDH遊離量は、各化合物により影響を受けなかった。また、24時間の低酸素負荷のみではLDHの増加は認められず、再酸素化に伴ってLDHが増加し、再酸素化24時間後(H24/R24)に有意な上昇となった。

Claims (11)

  1. 次の一般式(1)
    (式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、R2はレチノイル基又は-(CO)m(CH2)n-Ar-R3を示し、ここでArは2価の炭素数6〜14の芳香族炭化水素基を示し、R3はAr上の置換基であって、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基及びフェニルアゾ基から選ばれる1〜3個の置換基を示し、mは0又は1の数を示し、nは0〜6の数を示し、mとnが同時に0になることはない。)
    で表されるピペラジン化合物又はその塩を有効成分とするアポトーシス抑制剤。
  2. 2が、-(CO)m(CH2)n-Ar-R3で示される基である請求項1記載のアポトーシス抑制剤。
  3. Arがフェニレン基、ナフチレン基又はアントラセニレン基である請求項1又は2記載のアポトーシス抑制剤。
  4. アポトーシスが、酸化ストレス誘発性アポトーシスである請求項1〜3のいずれかに記載のアポトーシス抑制剤。
  5. 次の一般式(1)
    (式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、R2はレチノイル基又は-(CO)m(CH2)n-Ar-R3を示し、ここでArは2価の炭素数6〜14の芳香族炭化水素基を示し、R3はAr上の置換基であって、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基及びフェニルアゾ基から選ばれる1〜3個の置換基を示し、mは0又は1の数を示し、nは0〜6の数を示し、mとnが同時に0になることはない。)
    で表されるピペラジン化合物又はその塩を有効成分とする酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
  6. 2が、-(CO)m(CH2)n-Ar-R3で示される基である請求項5記載の酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
  7. Arがフェニレン基、ナフチレン基又はアントラセニレン基である請求項5又は6記載の酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
  8. 酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患が、動脈硬化症、心筋梗塞、糖尿病、癌及び脳神経疾患から選ばれる疾患である請求項5〜7のいずれかに記載の酸化ストレス誘発性アポトーシスに起因する疾患の予防治療薬。
  9. 次の式(1a)〜(1d)で表される化合物又はその塩。
    (式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す)
  10. 1が水素原子、炭素数1〜6のアルコキシ基である請求項9記載の化合物又はその塩。
  11. 請求項9又は10に記載の化合物又はその塩を含有する医薬。
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