JP2014122041A - Foamed resin container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、発泡樹脂製容器に関する。 The present invention relates to a foamed resin container.
従来、青果物(アスパラガス等)等の被収容物を収容し、冷蔵庫などで冷却し、被収容物の温度を下げて保存するための容器として、発泡樹脂製容器が用いられている。
この容器としては、例えば、上端部に開口部を有する容器本体と、通気口部を有し、前記容器本体の開口部を閉じる蓋本体と、前記通気口部を開閉できるようにスライド可能に形成された小蓋とを備える発泡樹脂製容器が知られている(例えば、特許文献1)。
2. Description of the Related Art Conventionally, foamed resin containers are used as containers for storing objects such as fruits and vegetables (asparagus, etc.), cooling them with a refrigerator, etc., and lowering the temperature of the objects to be stored.
As this container, for example, a container main body having an opening at the upper end, a lid main body that closes the opening of the container main body, and a slidable so as to be able to open and close the vent opening. A foamed resin container having a small lid is known (for example, Patent Document 1).
斯かる発泡樹脂製容器は通気口部を有しているので、該発泡樹脂製容器に被収容物(アスパラガス等)を収容し、小蓋をスライドさせて通気口部を開状態にして該発泡樹脂製容器を冷蔵庫に入れることにより、発泡樹脂製容器内に冷気を取り込んで被収容物を冷却させることができる。
そして、この冷却後に、被収容物を発泡樹脂製容器ごと搬送する際には、小蓋をスライドさせて通気口部を閉状態にすることにより、発泡樹脂製容器内に外気が入り込み難くなり、高い保冷性を維持することができる。
Since such a foamed resin container has a vent portion, an object (asparagus etc.) is accommodated in the foamed resin container, and a small lid is slid to open the vent portion. By placing the foamed resin container in the refrigerator, cold air can be taken into the foamed resin container to cool the object.
And after this cooling, when transporting the object to be stored together with the foam resin container, by sliding the small lid and closing the vent part, it becomes difficult for outside air to enter the foam resin container, High cold insulation can be maintained.
しかしながら、斯かる発泡樹脂製容器は、搬送時などに不用意に小蓋がスライドし、発泡樹脂製容器内に外気が入り込む等の問題がある。 However, such a foamed resin container has such a problem that the small lid slides carelessly during transportation and the outside air enters the foamed resin container.
本発明は、上記問題点に鑑み、不用意に小蓋がスライドすることが抑制された発泡樹脂製容器を提供することを課題とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a foamed resin container in which a small lid is prevented from sliding carelessly.
即ち、本発明は、上端部に開口部を有する容器本体と、通気口部を有し、前記容器本体の開口部を閉じる蓋本体と、前記通気口部を開閉できるようにスライド可能に形成された小蓋とを備えており、前記蓋本体には、前記開口部を閉じるように容器本体に取り付けられた際に前記開口部の上側に位置される天壁が備えられ、該天壁を上下に貫通させて形成された前記通気口部が備えられており、前記小蓋は、下面側を前記天壁の上面側に摺接させて前記スライド可能に形成され、該小蓋の前記下面側には、下方に向けて突出する下向突起が備えられ、且つ、前記天壁には、前記上面側に上方に向けて突出する上向突起が備えられており、前記下向突起は、前記通気口部を開閉させるべく前記小蓋をスライドさせた際に該スライド途中において前記天壁の上向突起と当接する位置に備えられ、且つ、前記スライドを継続させるべく当接された前記上向突起を乗り越え可能な高さに形成されていることを特徴とする発泡樹脂製容器にある。 That is, the present invention is formed so as to be slidable so that the container main body having an opening at the upper end, a vent opening, a lid main body that closes the opening of the container main body, and the vent opening can be opened and closed. A small lid, and the lid body is provided with a top wall positioned above the opening when the lid body is attached to the container body so as to close the opening. The small lid is formed so as to be slidable with its lower surface side slidably contacting the upper surface side of the top wall, and the lower surface side of the small lid. Is provided with a downward projection that protrudes downward, and the top wall is provided with an upward projection that protrudes upward on the upper surface side. When the small lid is slid to open and close the vent, It is provided at a position where it comes into contact with the upward projection of the ceiling wall, and is formed at a height capable of getting over the upward projection abutted to continue the slide. In the container.
本発明によれば、前記小蓋がスライドする際に摺接される当該小蓋の下面側と前記天壁の上面側とにそれぞれ突起が形成されているので当該突起の先端部を相手材に引っ掛けて係止させることができ、不用意な小蓋のスライドを抑制させ得る。また、本発明によれば、前記小蓋のスライドに際して、一旦スライド途中で前記突起どうしが当接された後にこの突起を乗り越えてスライドが継続されるように構成されているので、この突起どうしの当接時においては前記小蓋の下面と前記天壁の上面との間の摩擦力が特に高くなり、不用意に小蓋がスライドすることがより確実に抑制される。 According to the present invention, since the protrusions are formed on the lower surface side of the small lid and the upper surface side of the top wall, which are slidably contacted when the small lid slides, the tip of the protrusion is used as a counterpart material. It can be hooked and locked, and inadvertent sliding of the small lid can be suppressed. Further, according to the present invention, when the small lid is slid, the projections are temporarily brought into contact with each other in the middle of the slide, and then the slide is continued over the projections. At the time of contact, the frictional force between the lower surface of the small lid and the upper surface of the top wall becomes particularly high, and the small lid is more reliably prevented from sliding carelessly.
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1に示すように、本実施形態に係る発泡樹脂製容器1は、青果物(例えば、アスパラガス等)等の被収容物を収容することができる箱型状に形成されている。
より具体的には、本実施形態に係る発泡樹脂製容器1は、全体形状が略直方体形状となっており、その高さ方向の寸法が横幅方向や奥行き方向の寸法よりも大きな竪型直方体形状を有している。
また、本実施形態に係る発泡樹脂製容器1は、平面視における形状が長方形となるように形成されている。
なお、以下の説明は、容器1の平面視における長辺方向を左右方向(図1では、左方向をLで、右方向をRで、それぞれ示している)とも称し、容器1の短辺方向を前後方向(図1では、前方向をFで、後方向をBで、それぞれ示している。)とも称する。
As shown in FIG. 1, the
More specifically, the
Moreover, the
In the following description, the long side direction in plan view of the
図1に示すように、前記発泡樹脂製容器1は、上端部に開口部21を有する容器本体2と、前記容器本体2の開口部21を閉じる蓋本体3とを備えている。該蓋本体3は通気口部33を有し、本実施形態の発泡樹脂製容器1には前記通気口部33を開閉できるようにスライド可能に形成された小蓋4がさらに備えられている。
As shown in FIG. 1, the
前記容器本体2、前記蓋本体3、及び、前記小蓋4は、発泡樹脂ビーズどうしが熱融着されて形成されている。
前記容器本体2、前記蓋本体3、及び、前記小蓋4のそれぞれの形成に用いられる発泡樹脂ビーズは、その材質や粒径を共通させても良く異ならせていてもよい。
The
The foamed resin beads used for forming the
前記発泡樹脂ビーズの材質としては、例えば、ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。前記ビーズの材質としては、より成形加工性に優れるという点で、スチレン系樹脂が好ましい。 Examples of the material of the foamed resin beads include polystyrene resins such as polystyrene, and polyolefin resins such as polyethylene and polypropylene. As the material of the beads, a styrene resin is preferable in that it is more excellent in moldability.
前記ポリスチレン系樹脂は、スチレン系モノマーが重合してなるものである。該ポリスチレン系樹脂としては、汎用のポリスチレン系樹脂が挙げられ、例えばスチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレン、パラメチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン等のスチレン系モノマー1種の単独重合体、又はこれらスチレン系モノマー複数種の共重合体が挙げられる。また、スチレン−ブタジエン共重合体等が例示される。 The polystyrene resin is obtained by polymerizing a styrene monomer. Examples of the polystyrene resin include general-purpose polystyrene resins such as styrene, methylstyrene, ethylstyrene, isopropylstyrene, dimethylstyrene, paramethylstyrene, chlorostyrene, bromostyrene, vinyltoluene, and vinylxylene. One type of monomer homopolymer or a copolymer of a plurality of these styrenic monomers can be mentioned. Moreover, a styrene-butadiene copolymer etc. are illustrated.
図1〜3に示すように、前記容器本体2は、筐体状に形成され、平面視において長方形状である。また、前記容器本体2は、内部に被収容物を収容できるように内部に十分な収容空間が形成されている。さらに、前記容器本体2は、開口部21を通じて被収容物を出し入れできるように形成されている。
As shown in FIGS. 1-3, the said container
また、前記容器本体2は、平面視において長方形状の底壁22と、該底壁22の外周に沿って立設された角筒状の本体側壁23とを備えている。
The
前記底壁22は、上面及び下面を備えている。前記底壁22の上面は、容器本体2の底面に相当し、被収容物(アスパラガス等)を支持する面である。底壁22の上面は、平坦面である。図2に示すように、底壁22は、裏面中央部に下方に突出した凸部22aを有している。該凸部22aは下面を有し、該下面は平坦な面に形成されている。
The
該凸部22aは、後述するように、他の発泡樹脂製容器1の蓋本体3に嵌合するように形成された嵌合用凸部22aである。
As will be described later, the convex portion 22a is a fitting convex portion 22a formed so as to be fitted to the
前記底壁22の中央部の厚みは、特に限定されるものではないが、通常、5mm〜50mm、好ましくは8mm〜30mmである。
Although the thickness of the center part of the said
前記本体側壁23は、図2、3に示すように、底壁22の上面の外周縁部から上方に立ち上げられていることで、長方形枠状に形成されている。また、本体側壁23は、平面視における外側輪郭線の形状が、前記底壁22と略同じ長方形となるように形成されている。
また、該本体側壁23は、図3に示すように、右側壁23a、左側壁23b、前側壁23c、及び、後側壁23dから構成されている。右側壁23a、及び、左側壁23bは、平面視長方形の底壁22の短辺側にあたる左右の縁部から上方に立ち上げられ、左右方向で互いに対向している。前側壁23c、及び、後側壁23dは、底壁22の長辺側にあたる前後の縁部から上方に立ち上げられ、前後方向で互いに対向している。
さらに、前記本体側壁23は、前側壁23cを後側壁23dよりも底壁22からの高さが低くなるように形成されている。
そして、右側壁23a、及び、左側壁23bは、前側壁23cから後側壁23dに向けた一定区間(以下「前側部分」ともいう)が前側壁23cと略同じ高さとなり、後側壁23dから前側壁23cに向けた一定区間(以下「後側部分」ともいう)が後側壁23dと略同じ高さとなるように形成されており、且つ、この後側部分と前側部分との間の区間(以下「中間部分」ともいう)が直線的に高さを変化させる区間となるように形成されている。
即ち、前記本体側壁23は、前側を底壁22に向けて凹入させたような全体形状を有している。
As shown in FIGS. 2 and 3, the main
Further, as shown in FIG. 3, the main
Further, the main
In the right side wall 23a and the
That is, the main
左右側壁23a、23bと前後側壁23c、23dとの境界部分は、丸みを有している。即ち、本体側壁23の平面視における形状は、厳密には四隅に丸みをもたせた長方形状となっている。
Boundaries between the left and
図1、2に示すように、左右側壁23a、23bの下端部で前後方向中心部には、指を掛けて容器1を保持するための指掛用凹部23eが形成されている。指掛用凹部23eは、左右側壁23a、23bをその厚み方向外面(以下単に、外面と称する)の側から内側に凹入させて形成されており、その下端側が、底壁22の下面である裏面にまで延長されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
前記本体側壁23の中央部の厚みは、特に限定されるものではないが、通常、5mm〜50mm、好ましくは8mm〜30mmである。
Although the thickness of the center part of the said main
前記本体側壁23は、図1〜3に示すように、外周側と内周側とで高さを異ならせてその上端部において段差が形成されており、前記容器本体2の内側が容器本体2の外側よりも一段高く形成されている。
したがって、この外周側の低い部分を基準として見た場合に、前記本体側壁23には、図2、3に示すように、上端内周に沿って周回する凸条23f(以下「第1凸条23f」ともいう)が形成された状態となっている。
なお、本体側壁23の中央部の厚みをT0 、前記第1凸条23fの厚みをT1 とした際に、この第1凸条23fは、通常、(T0/3)≦T1≦(2T0/3)の関係を満たす厚みとなるように形成される。
また、第1凸条23fの高さ(H0)は、通常、10mm以下とされる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the main
Accordingly, when the lower portion on the outer peripheral side is viewed as a reference, the main
Incidentally, T 0 the thickness of the central portion of the
Moreover, the height (H 0 ) of the
前記容器本体2は、底壁22の上面と本体側壁23の内面との境界を直角とせず、断面において円弧を描くように形成されていることが好ましい。
即ち、前記本体側壁23は、底壁22近くにおいて、該底壁22の上面に接近するに従ってその厚みを増大させており、且つ厚みを増大する割合についても底壁22の上面に接近するに従って大きくなるように形成されている。
斯かる構成により、底壁22と本体側壁23との境界部分における強度がより優れたものとなることから、容器本体2を持ち上げるときなどに生じる力により底壁22と本体側壁23との境界部分において破壊が生じることをより抑制できる。
The
That is, the thickness of the main
With such a configuration, since the strength at the boundary portion between the
前記蓋本体3は、該開口部21を閉じて容器本体2内をほぼ密閉状態にするための蓋本体である。
The
前記蓋本体3は、図1、4に示すように、前記開口部21を閉じるように容器本体2に取り付けられた際に前記開口部21の上側に位置され、発泡樹脂製容器1の天井部分を構成する天壁31を有している。該天壁31は、平面視において前記本体側壁23の外側輪郭形状と略同じ長方形状に形成されている。また、該天壁31は、上面と下面とを有し、該上面から前記下面にかけて貫通する貫通孔が形成されている。該天壁31を上下に貫通する前記貫通孔は、蓋本体3の前記通気口部33として機能させるべく天壁31に形成されている。さらに、該天壁31は、前記上面側に下方に向けて凹入する凹入部32を有し、前記通気口部33として利用される前記貫通孔は該凹入部32において形成されている。
また、前記蓋本体3は、前記天壁31の下面外周縁部から下方に延びる角筒状の蓋体側壁34を備えている。
As shown in FIGS. 1 and 4, the
The
図1に示すように、前記蓋体側壁34は、天壁31の外周縁部から下方に延びて天壁31の下面に一体的に形成されている。
また、該蓋体側壁34は、後ろ側に比べて前側が下方に向けて長く延びており、本体側壁23の凹入形状に対応する突出形状を備えている。
従って、前記発泡樹脂製容器1は、前記蓋本体3で容器本体2を閉塞させた場合には、全体形状が直方体となるように形成されている。また、前記発泡樹脂製容器1は、この直方体の側面部において前記蓋本体3と前記容器本体2とが略面一となるように形成されている。
As shown in FIG. 1, the
Further, the
Accordingly, the foamed
前記蓋体側壁34は、容器本体2の本体側壁23に対応する段差を有し、外側に比べて内側をより長く下方に向けて突出している。
このことによって、図5に示すように、前記蓋体側壁34には、前記第1凸条23fに外側から係合可能な第2凸条34aが備えられている。
即ち、前記発泡樹脂製容器1は、第1凸条23fと第2凸条34aとを係合させることにより、前記容器本体2と前記蓋本体3とが嵌合するように形成されている。
The lid
As a result, as shown in FIG. 5, the
That is, the
前記天壁31は、図4に示すように、容器本体2の嵌合用凸部22aに嵌合するように形成された嵌合用凹部31aを表面側に備えている。該嵌合用凹部31aは、天壁31の表面の四隅に凸部31bが形成されることで形成されている。
なお、該凸部31bは、天壁表面の外周縁の各角部に沿ってL字状に屈曲した形で形成されている。
そして、本実施形態における容器本体2の前記嵌合用凸部22aは、このL字状に形成された4つの凸部31bの内側に僅かなクリアランスを設けて嵌入可能な外縁形状を有している。
即ち、前記発泡樹脂製容器1は、容器本体2の開口部が蓋本体3で閉塞された状態のものどうしが上下に積み重ねられて積層体が形成された際に、一の発泡樹脂製容器1の容器本体2の嵌合用凸部22aが他の一の発泡樹脂製容器1の蓋本体3の嵌合用凹部31aに嵌合することにより、前記積層体の積み重ね状態を安定的に維持することができる。
As shown in FIG. 4, the
In addition, this
And the said convex part 22a for fitting of the container
In other words, the foamed
また、前記天壁31は、前記嵌合用凹部31aの中心部に、前記凹入部32を備えており、該凹入部32は、平面視における形状が左右方向に長く延びる長方形となっている。
前記天壁31の前記凹入部32には、発泡樹脂製容器1の内外を連通させる前記通気口部33となる前記貫通孔が前側に備えられている。即ち、前記天壁31は、前記凹入部32の前側に貫通孔を有する一方で後側においてはその上面によって当該凹入部32の底面を形成している。
The
The recessed
図6に示すように、該底面とともに凹入部32を画定している側壁面は、前側と後側とを略平坦面としている一方で左右においては当該凹入部32の深さ方向中間部分を円弧状に凹入させた形状となっている。
より具体的には、前記天壁31は、凹入部32の左右の側壁部分に前後方向に延びる溝状の凹部32bを有している。
本実施形態における前記凹部32bは、断面半円状に形成されており、後述する小蓋4との係合に利用されるものである。
なお、以下においては当該凹部32bを係合用凹部32bともいう。
As shown in FIG. 6, the side wall surface that defines the recessed
More specifically, the
The
Hereinafter, the
図4に示すように、前記天壁31の上面は、前記凹入部32の底面を形成している箇所に平面視円形となる凸部32aを複数有している。該円形の凸部32aは、上向きに突出した上向突起32a1により形成されており、具体的には左右の方向に沿って延在する複数本の線状突起によって形成されている。該凸部32a(上向突起32a1)の高さは、好ましくは0.01〜1.5mm、より好ましくは0.01〜1.0mmである。
また、凸部32aの大きさは、好ましくは、直径5mm〜15mmであり、一つの凸部32aには前記線状突起を5本以上20本以下、好ましく8本以上15本以下の線状突起を備えさせることが好ましい。
As shown in FIG. 4, the top surface of the
The size of the
前記小蓋4は、前記天壁31の前記凹入部32の通気口部33を閉じて容器本体2内をほぼ密閉状態にするためのものである。
The
図1、7に示すように、前記小蓋4は、左右における寸法が前記凹入部32に略等しく、且つ、前後における寸法が前記凹入部32よりも小さい平面視長方形状に形成され、前記凹入部32の凹入深さに略等しい厚みを有する板状体で上下面、前後面、及び、右左面を有している。
また、前記小蓋4は、通気口部33を開閉できるように前記天壁31の前記凹入部32に嵌め込むことができ、且つ、凹入部32内を前後方向にスライド可能に形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 7, the
The
図6に示すように、前記小蓋4の右面、及び、左面は、それぞれ凸部41を有している。該凸部41は、前記天壁31の前記凹入部32の係合用凹部32bの断面形状と略同じ断面形状となって突出しており小蓋4を凹入部32に嵌め込んだ際に前記係合用凹部32bと係合可能なものとなっている。
なお、小蓋4は、蓋本体3の凹入部32に嵌め込まれるのに際して前記凸部41(以下「係合用凸部41」ともいう)をその突出高さ分だけ弾性変形をさせうるように形成されており、該凹入部32に嵌め込まれた後は、前記係合用凹部32bと前記係合用凸部41とを係合させて蓋本体3から脱落しないように形成されている。
そして、この係合用凹部32b及び係合用凸部41が前後方向に延在されていることから小蓋4は蓋本体3からの脱落が防止されつつも凹入部32内において前後にスライド可能となっている。
前記発泡樹脂製容器1は、小蓋4を前方にスライドさせることにより、図8に示すように、小蓋4で前記天壁31の前記凹入部32の通気口部33を閉じることが可能に構成されている。また、前記発泡樹脂製容器1は、小蓋4を後方にスライドさせることにより、図9に示すように、小蓋4で前記天壁31の前記凹入部32の通気口部33を開くことが可能に構成されている。
As shown in FIG. 6, the right and left surfaces of the
The
Since the engaging
By sliding the
図7示すように、小蓋4の下面は、前記天壁31の凹入部32に形成された前記凸部32aと対向するように下向に突出する下向突起42aにより形成され、且つ前記天壁31の凸部32aと同様に複数の下向突起42aによって形成された平面視円形の凸部42を有している。該凸部42も前記天壁31の凸部32aと同様に下向突起42aたる線状突起を左右方向に延在させて形成されており、前記小蓋4のスライド方向に対して交差する方向に延在された線状突起によって形成されている。該凸部42(下向突起42a)の高さは、好ましくは0.01〜1.5mm、より好ましくは0.01〜1.0mmである。
As shown in FIG. 7, the lower surface of the
前記小蓋4の中央部の厚みは、特に限定されるものではないが、通常3mm〜40mm、好ましくは5mm〜20mmである。
Although the thickness of the center part of the said
前記発泡樹脂製容器1は、前記小蓋4がスライドする際に、前記天壁31の凹入部32の底面と前記小蓋4の下面とが摺接し、且つ、前記小蓋4の下面の前記凸部42が前記天壁31の凹入部32の上面の前記凸部32aに係合し前記天壁31の凹入部32の上面の前記凸部32aを乗り越えるように構成されている。
即ち、小蓋4に設けられた下向突起42aたる前記線状突起は、前記通気口部33を開閉させるべく前記小蓋4をスライドさせた際に該スライド途中において前記天壁31の上向突起32a1たる線状突起と当接する位置に備えられ、且つ、前記スライドを継続させるべく当接された前記上向突起32a1を乗り越え可能な高さに形成されている。
本実施形態における前記小蓋4は、当該小蓋4を凹入部32内の最も後側に位置させた状態から最も前側に到達するまで前方に向けてスライドさせた際に、その下面側に設けられた複数の凸部42の中のいずれかを天壁31の上面側に設けられた複数の凸部32aの内のいずれかと当接させた後に、同じ凸部42か別の凸部42を天壁31の凸部32aに当接させうるように形成されている。
即ち、本実施形態における前記蓋本体3と前記小蓋4とは、前記スライドにおいて凸部どうしの当接が複数回生じうるように形成されている。
なお、本実施形態においては、小蓋4の不用意な開閉をより確実に抑制するために凸部を複数の線状突起によって形成させているが、上向突起32a1や下向突起42aは、線状突起とする必要はなく、微小な円錐状や多角錐状などとしてもよい。
When the
That is, the linear protrusions, which are the downward protrusions 42a provided on the
The
In other words, the
In the present embodiment, the convex portion is formed by a plurality of linear protrusions in order to more surely prevent the
前記発泡樹脂製容器1は、一般的な方法により製造することができる。
具体的には、前記容器本体2、前記蓋本体3、及び、前記小蓋4は、例えば、金型を用いた型内発泡成形法を採用することにより製造することができる。
The foamed
Specifically, the container
金型を用いた型内発泡成形法においては、原料ビーズ(予備発泡ビーズ)を成形用型内に充填し、蒸気により原料ビーズを加熱し、原料ビーズを膨張させることができる。空間容積が所定量に限定されている成形用型内において原料ビーズを膨張させることにより、発泡したビーズ間の空隙を埋め、ビーズ同士を融着させて一体化させることができる。そして、冷却後に型を取り外し、最終的に所定形状の容器本体を製造することができる。
なお、原料ビーズとしては、市販されているものを用いることができる。また、原料ビーズの材質としては、発泡ビーズの材質として上述したものなどが挙げられる。
In the in-mold foam molding method using a mold, raw material beads (preliminary foam beads) are filled in a molding die, and the raw material beads can be heated by steam to expand the raw material beads. By expanding the raw material beads in a molding die whose space volume is limited to a predetermined amount, the gaps between the foamed beads can be filled and the beads can be fused and integrated. Then, after cooling, the mold can be removed and finally a container body of a predetermined shape can be manufactured.
In addition, as a raw material bead, what is marketed can be used. Examples of the material of the raw material beads include those described above as the material of the foam beads.
本実施形態の発泡樹脂製容器1は、上記のように構成されているので、以下の利点を有するものである。
Since the foamed
即ち、本実施形態の発泡樹脂製容器1は、上端部に開口部21を有する容器本体2と、通気口部33を有し、前記容器本体2の開口部21を閉じる蓋本体3と、前記通気口部33を開閉できるようにスライド可能に形成された小蓋4とを備えている。前記蓋本体3には、前記開口部21を閉じるように容器本体2に取り付けられた際に前記開口部21の上側に位置される天壁31が備えられ、該天壁31を上下に貫通させて形成された前記通気口部33が備えられている。前記小蓋4は、下面側を前記天壁32の上面側に摺接させて前記スライド可能に形成されている。該小蓋4の前記下面側には下方に向けて突出する下向突起42aが備えられ、且つ、前記天壁31には前記上面側に上方に向けて突出する上向突起32a1が備えられている。前記下向突起42aは、前記通気口部33を開閉させるべく前記小蓋4をスライドさせた際に該スライド途中において前記天壁31の上向突起32a1と当接する位置に備えられ、且つ、前記スライドを継続させるべく当接された前記上向突起32a1を乗り越え可能な高さに形成されている。
斯かる発泡樹脂製容器1によれば、前記小蓋4がスライドする際に摺接される当該小蓋4の下面側と前記天壁31の上面側とにそれぞれ突起が形成されているので当該突起の先端部を相手材に引っ掛けて係止させることができ、不用意な小蓋4のスライドを抑制させ得る。また、斯かる発泡樹脂製容器1は、前記小蓋4のスライドに際して、一旦スライド途中で前記突起どうしが当接された後にこの突起を乗り越えてスライドが継続されるように構成されているので、この突起どうしの当接時においては前記小蓋4の下面と前記天壁31の上面との間の摩擦力が特に高くなり、不用意に小蓋4がスライドすることがより確実に抑制される。
That is, the foamed
According to the foamed
また、本実施形態の発泡樹脂製容器1においては、前記下向突起42a、及び、前記上向突起32a1が、前記小蓋4のスライド方向に対して交差する方向に沿って延在する線状突起である。
斯かる発泡樹脂製容器1によれば、線状突起により、この突起どうしの当接時においては前記小蓋4の下面と前記天壁31の上面との間の摩擦力がより一層高くなり、不用意に小蓋4がスライドすることがより一層確実に抑制される。
Further, in the foamed
According to such a foamed
なお、本実施形態の発泡樹脂製容器1は、上記例示の通りであるが、本発明は、上記例示の発泡樹脂製容器に限定されるものではない。
また、一般に発泡樹脂製容器において用いられる種々の態様を、本発明の効果を損ねない範囲において、採用することができる。
In addition, although the foamed
Moreover, the various aspects generally used in a foamed resin container can be employed as long as the effects of the present invention are not impaired.
1:発泡樹脂製容器、2:容器本体、3:蓋本体、4:小蓋、
21:開口部、22:底壁、22a:凸部(嵌合用凸部)、
23:本体側壁、23a:右側壁、23b:左側壁、23c:前側壁、23d:後側壁、23e:指掛用凹部、23f:第1凸条、
31:天壁、31a:嵌合用凹部、31b:凸部、32:凹入部、32a:凸部、32a1:上向突起、32b:凹部(係合用凹部)、33:通気口部、34:蓋体側壁、34a:第2凸条、
41:凸部(係合用凸部)、42:凸部、42a:下向突起
1: foamed resin container, 2: container body, 3: lid body, 4: small lid,
21: Opening part, 22: Bottom wall, 22a: Convex part (convex part for fitting),
23: Body side wall, 23a: Right side wall, 23b: Left side wall, 23c: Front side wall, 23d: Rear side wall, 23e: Recess for finger hooking, 23f: First protrusion
31: Ceiling wall, 31a: concave portion for fitting, 31b: convex portion, 32: concave portion, 32a: convex portion, 32a1: upward projection, 32b: concave portion (concave concave portion), 33: vent portion, 34: lid Body side wall, 34a: second ridge,
41: convex part (engaging convex part), 42: convex part, 42a: downward projection
Claims (2)
通気口部を有し、前記容器本体の開口部を閉じる蓋本体と、
前記通気口部を開閉できるようにスライド可能に形成された小蓋とを備えており、
前記蓋本体には、前記開口部を閉じるように容器本体に取り付けられた際に前記開口部の上側に位置される天壁が備えられ、該天壁を上下に貫通させて形成された前記通気口部が備えられており、
前記小蓋は、下面側を前記天壁の上面側に摺接させて前記スライド可能に形成され、
該小蓋の前記下面側には、下方に向けて突出する下向突起が備えられ、且つ、前記天壁には、前記上面側に上方に向けて突出する上向突起が備えられており、
前記下向突起は、前記通気口部を開閉させるべく前記小蓋をスライドさせた際に該スライド途中において前記天壁の上向突起と当接する位置に備えられ、且つ、前記スライドを継続させるべく当接された前記上向突起を乗り越え可能な高さに形成されていることを特徴とする発泡樹脂製容器。 A container body having an opening at the upper end;
A lid body having a vent and closing the opening of the container body;
A small lid formed to be slidable so as to open and close the vent part,
The lid body is provided with a ceiling wall that is positioned above the opening when attached to the container body so as to close the opening, and the ventilation formed by vertically penetrating the ceiling wall It has a mouth,
The small lid is formed to be slidable by sliding the lower surface side to the upper surface side of the top wall,
The lower surface side of the small lid is provided with a downward projection that protrudes downward, and the top wall is provided with an upward projection that protrudes upward on the upper surface side,
The downward projection is provided at a position where it comes into contact with the upward projection of the top wall in the middle of the sliding when the small lid is slid to open and close the vent portion, and to continue the sliding A foamed resin container characterized in that it is formed at a height that allows it to climb over the contacted upward projection.
Priority Applications (1)
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ID=51402906
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2012
- 2012-12-20 JP JP2012277675A patent/JP2014122041A/en active Pending
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