JP2014119998A - 出力処理システム及び出力処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体装置では処理できないフォントを含む印刷データであるか否かを判定するためには、印刷データを全て解析する必要がある。そのため、外部装置に印刷データを転送して処理を代行する構成において、外部装置への不要な転送を避けるために、処理できないフォントの有無を判定する場合、本体装置の処理負荷が増大してしまう。一方、フォントの有無を判定せずに転送すると転送トラフィックが増大してしまう。
【解決手段】本体装置と、前記本体装置の代替装置として機能し、本体装置から転送された印刷データを解析してページ画像を生成する外部装置とから構成される画像出力システムにおいて、本体装置は、フォントを管理するリソース管理手段と、前記フォントのライセンスを管理するライセンス管理部と、フォントが本体装置に登録されておらず、かつライセンスが有効である場合、所定の判定基準に基づいて転送するか否かを判定するジョブ制御部を備える。
【選択図】図2
【解決手段】本体装置と、前記本体装置の代替装置として機能し、本体装置から転送された印刷データを解析してページ画像を生成する外部装置とから構成される画像出力システムにおいて、本体装置は、フォントを管理するリソース管理手段と、前記フォントのライセンスを管理するライセンス管理部と、フォントが本体装置に登録されておらず、かつライセンスが有効である場合、所定の判定基準に基づいて転送するか否かを判定するジョブ制御部を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えばホストコンピュータ等の外部装置から入力された印刷データに基づいて印刷媒体上にページ画像を形成し、出力する出力処理装置および出力処理システムに関する。特に、フォントデータなどの印刷処理に必要なリソースを用いて印刷データを処理する出力処理システム及び出力処理方法に関する。
ページ記述言語(以下、PDLと呼ぶ。)による印刷データを受信し印刷を行う画像出力装置においては、PDLにて文字の印字が指定された場合、前記画像出力装置に予め保持されたフォントデータを用いて対応する画像を生成する。
ここで、近年は、フォントデータに対して様々な書体のサポートや多言語対応の要望が高まっており、必要とされるフォントデータは益々増えている。特に、日本や中国、韓国等の漢字文化圏においては、文字集合(文字セット)として用意すべき文字数が多く、例えば、中国繁体字用の文字セット:Big5では、およそ1万3000種類もの文字コードを収録している。さらに、Unicode文字セットのようにCJK統合漢字や漢字文化圏以外の言語もサポートする場合は、さらに大量の文字コードを用意する必要がある。
このようなフォントデータの大容量化に伴って、印刷データで指定されたフォントを、画像出力装置、特に簡素な構成の画像出力装置では搭載していないこともあり得る。そこで印刷ジョブの処理に必要なフォントデータを保持していない画像出力装置は、通信ネットワークに接続された他の装置(以下、外部装置と呼ぶ)にフォントデータの送付要求を行う方法が提案されている(例えば特許文献1等参照)。
一方、画像形成装置(以下、本体装置と記す)に入力された印刷データを必要に応じて他の画像形成装置(以下、外部装置)へ転送して分散印刷を行う技術が提案されている。この技術では、外部装置が印刷データにて指示されたフォントデータを備えており、かつフォントデータの使用ライセンスが有効であれば、本体装置にフォントデータを保持していない場合でも意図した通りの出力を得ることができる。しかし、外部装置の方が必要なフォントデータを有していないこともあり得るため、外部装置で使用不可能なフォントが印刷データ中に指定されている場合は、当該フォントが指定されたページの印刷データを本体装置で処理する技術が提案されている(例えば特許文献2等参照)。
特許文献1に示した従来技術では、本体装置が保持していないフォントデータをネットワークに接続された外部装置から受信する構成としたため、たとえ印字文字数が僅かであってもフォントデータの送受信に伴う処理負荷が大きくなってしまう場合があった。特に漢字等の多バイトフォントデータは1書体当りのデータサイズが数MB〜数10MBにもなるため、利用の都度フォントデータをダウンロードする構成ではネットワークトラフィックの増大を招き、処理効率が悪いという課題があった。
また、特許文献1では、フォントデータの複製に伴ってフォントデータを保持する装置の台数がライセンス数を超える場合、外部装置のフォントデータを削除した上で当該フォントを本体装置に記憶する。このため、フォントデータの使用状況によっては待ち時間が増大するという課題もあった。
また、本体装置と外部装置とがLAN等で接続されている場合であればフォントデータのライセンス数の管理も可能だが、外部装置をインターネット上のクラウド環境等に配置し複数の装置の処理を代行するような構成では、管理が煩雑になるという課題もある。
また、特許文献2に示した従来技術では、外部装置および本体装置のいずれでも使用できないフォントが指定されている印刷データは本体装置で処理するため、指定されたフォントの利用はできず、所望の印刷結果を得たいという課題に対する解決にはなっていない。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、本体装置から外部装置への負荷分散を行う出力処理システムにおいて、本体装置及び外部装置で利用可能なリソースに応じた適切な負荷の振り分けを実現する出力処理システム及び出力処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を備える。すなわち、外部リソースを提供する外部装置に対して印刷データの処理を振り分けることが可能な出力処理システムであって、
設定された振り分けレベルを記憶する記憶手段と、
前記振り分けレベルごとに、当該振り分けレベルに対応した振り分け条件を印刷データが満たしているか否かを判定する判定手段と、
前記振り分け条件を満たしている印刷データを前記外部装置に転送し、前記外部装置により前記外部リソースを用いた処理を実行させる転送手段とを有することを特徴とする。
設定された振り分けレベルを記憶する記憶手段と、
前記振り分けレベルごとに、当該振り分けレベルに対応した振り分け条件を印刷データが満たしているか否かを判定する判定手段と、
前記振り分け条件を満たしている印刷データを前記外部装置に転送し、前記外部装置により前記外部リソースを用いた処理を実行させる転送手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、本体装置及び外部装置で利用可能なリソースに応じた適切な負荷の振り分けを実現することができる。
[実施形態1]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。 図1は、本実施形態における画像出力システムを構成する各装置の接続例を示す図であって、コンピュータ(PC)101、画像出力装置(本体装置)102、外部画像処理装置(外部装置)104が、ネットワーク105によって接続されている例を示している。図1において、本体装置102は操作部103を備えたデジタル複合機の例を示しており、PC101上で動作するアプリケーションソフトの指示に基づいて作成された印刷データを受信し、対応するページ画像を既知の電子写真技術によって紙に印刷する。なお本実施形態では、印刷データは、ヒューレット・パッカード社が開発したPCL(Printer Command Language)等のページ記述言語(PDL)によって記述されている。なお、操作部103は、メニュー項目の設定やリセット等の各種操作を行うための操作パネル、本体装置102の各種ステータスや構成情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)から構成されている。また画像出力システムは、文書等を画像化して出力するためのシステムであり、出力処理システムと呼ぶこともできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。 図1は、本実施形態における画像出力システムを構成する各装置の接続例を示す図であって、コンピュータ(PC)101、画像出力装置(本体装置)102、外部画像処理装置(外部装置)104が、ネットワーク105によって接続されている例を示している。図1において、本体装置102は操作部103を備えたデジタル複合機の例を示しており、PC101上で動作するアプリケーションソフトの指示に基づいて作成された印刷データを受信し、対応するページ画像を既知の電子写真技術によって紙に印刷する。なお本実施形態では、印刷データは、ヒューレット・パッカード社が開発したPCL(Printer Command Language)等のページ記述言語(PDL)によって記述されている。なお、操作部103は、メニュー項目の設定やリセット等の各種操作を行うための操作パネル、本体装置102の各種ステータスや構成情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)から構成されている。また画像出力システムは、文書等を画像化して出力するためのシステムであり、出力処理システムと呼ぶこともできる。
外部装置104は、本体装置102から転送された印刷データを受信して印刷処理の一部を代行するPDLアクセラレータであって、印刷データを解析して対応するページ画像を生成した後、当該ページ画像を圧縮画像データとして本体装置102へ返送する。外部装置104は、画像出力装置102から要求されたサービス(本例の場合には印刷処理の一部)を提供するサーバということもできる。
なお、本実施形態では、外部装置104は本体装置102と同じLANに接続されている構成としたが、別のネットワーク、例えばインターネット上に配置されている構成でも構わないし、複数の画像出力装置からの転送処理を受け付けるよう構成することもできる。また、簡単のため印刷データを生成するPC101は単独のコンピュータとして説明したが、データベースを備えたサーバ・クライアントシステムとして構成されていても構わない。
<画像出力装置102の主要構成>
図2は、本実施形態における画像出力装置102および外部装置104の主要構成部の一例、およびネットワーク105によって接続された形態を示す図である。
図2は、本実施形態における画像出力装置102および外部装置104の主要構成部の一例、およびネットワーク105によって接続された形態を示す図である。
また、図2のROM203内のブロックは、ROM203に格納された制御プログラムのモジュール構成を示す図であり、以下、図2を参照して画像処理装置102の主要構成について説明する。
コントローラ部201は画像出力装置102のコントローラ部を示しており、CPU202、RAM204、フラッシュROM203等を備え、ROM203内の制御プログラムがCPU202にロードされ実行されることで機能する制御部として構成されている。すなわち、CPU202が、フラッシュROM203内に格納した各制御部1001〜1006に相当する制御プログラムをロードし実行することによって、以下に説明するフローチャートの各機能すなわち各制御部1001〜1006が実現される。以下、各制御部1001〜1006の機能について説明する。
ジョブ制御部1001は、後述する所定の条件、あるいはPC101より入力されたジョブ形式の印刷データを解析した結果に基づいて、本体装置102にて処理可能な印刷データであるか否かを判定する。そして、その判定の結果、本体装置102にて処理できない印刷データであると判定された場合は、受信した印刷データを外部装置104にて処理するために、ネットワーク管理部208を制御して前記印刷データの送出処理を行う。ここで、ジョブ制御部1001は、前記印刷データを解析する際は、PDLデータ解析部1002を呼び出して解析処理を依頼する。
一方、ジョブ制御部1001が本体装置にて印刷データを処理可能であると判定した場合は、PDLデータ解析部1002を呼び出す。PDLデータ解析部1002は、PDLにて記述された印刷データを解析し、中間形式である描画オブジェクト(ディスプレイリスト)を生成する。そして、ページ画像生成部(レンダラ)1003は、1ページ分の描画オブジェクトを展開してビットマップ画像、すなわちページ画像を生成する。
ここで、PDLの解析からページ画像の生成までの一連の描画処理においては、印刷データ、描画オブジェクト、およびページ画像は、RAM204上に予め割り当てられた格納領域に一時的に格納される。外部より受信した印刷データは受信バッファ207に、描画オブジェクトはディスプレイメモリ205に、そしてページ画像は所定の圧縮処理を施された後にスプールメモリ206にそれぞれ格納される。また、RAM204には、前記制御プログラムをロードするプログラム領域の他、後述の処理を行うための各種データやステータスを保持・管理するためのワークメモリとしても機能する。
そして、エンジン制御部1006は、ページ画像を伸長してビデオ信号に変換し、所定のインターフェースによってプリンタエンジン212へ出力すると共に、プリンタエンジン212に対して紙搬送等の制御に関する指示を行う。プリンタエンジン212は、エンジン制御部1006の指示に従って、既知の電子写真プロセスによってビデオ信号を反映した潜像を生成し、トナーを記憶媒体である紙面上に定着させることで印刷を行う。
続いてリソース管理部1004は、描画オブジェクトを生成する際に参照される、フォントデータ等のPDLリソースを本体装置201に登録あるいは削除する制御を行うと共に、PDLリソースの搭載状況の管理を行う。なお、本実施形態においては、ハードディスク(HDD)等の不揮発性記憶装置を外部記憶装置I/O210に接続できる構成とし、リソース管理部1004は、HDDが装着されている場合に限りHDDにPDLリソースを登録する。また、PDLデータ解析部1002は、印刷データを解析しフォントを指定する描画命令を含んでいると判定すると、リソース管理部1004に対して指定されたフォントの搭載状況を問い合わせ、指定されたフォントが使用可能であるか否かを判定する。
ライセンス管理部1005は、有償のPDLリソースなどのオプション機能(有償オプション機能と呼ぶ)に関する使用許諾の管理、および有償オプション機能の有効性の判定を行う。ここで、ライセンス管理部1005は、操作部I/F209に接続された操作部103より入力されたライセンスキーが有効であるか否かを既知の暗号化技術等を用いて判定するものとする。リソース管理部1004が印刷データに含まれるフォントの使用可否を判定する際、有償フォントについては、本体装置に前記フォントが登録されている場合であっても、ライセンス管理部1005にてライセンス無効と判定された場合は使用不可と判定される。
なお、ROM203内に格納される制御部としては、不図示のUI制御部に加え、メモリ管理やタスク制御を行うオペレーティングシステム(OS)等も含まれている。
なお、本実施形態に適用するプリンタエンジン212としては、電子写真技術による複合機の他、インクジェットプリンタ等の各種印刷方式を適用可能であり、さらにSFP等の単一機能を備えた機器構成にも適用可能である。
なお、本実施形態に適用するプリンタエンジン212としては、電子写真技術による複合機の他、インクジェットプリンタ等の各種印刷方式を適用可能であり、さらにSFP等の単一機能を備えた機器構成にも適用可能である。
<外部装置104の主要構成>
続いて、外部装置104のコントローラ部213の構成について以下に説明する。図2のROM215内のブロックは、ROM215に格納された制御プログラムのモジュール構成を示す図であり、画像形成装置と同様に、CPUによりこれらのプログラムモジュールを実行することで、機能ブロック1007〜1010が実現される。 本実施形態では、外部装置104は本体装置102のPDL解析処理を代替してページ画像を生成するPDLアクセラレータであるため、本体装置102と同等のページ画像を出力として得るため本体装置102と同様の構成の制御部を備える。すなわち、PDLデータ解析部1008、ページ画像生成部1009、ディスプレイメモリ217、スプールメモリ218、受信バッファ219、ネットワーク管理部222、CPU214、外部記憶装置I/O220は、それぞれ本体装置102の構成と同様である。
続いて、外部装置104のコントローラ部213の構成について以下に説明する。図2のROM215内のブロックは、ROM215に格納された制御プログラムのモジュール構成を示す図であり、画像形成装置と同様に、CPUによりこれらのプログラムモジュールを実行することで、機能ブロック1007〜1010が実現される。 本実施形態では、外部装置104は本体装置102のPDL解析処理を代替してページ画像を生成するPDLアクセラレータであるため、本体装置102と同等のページ画像を出力として得るため本体装置102と同様の構成の制御部を備える。すなわち、PDLデータ解析部1008、ページ画像生成部1009、ディスプレイメモリ217、スプールメモリ218、受信バッファ219、ネットワーク管理部222、CPU214、外部記憶装置I/O220は、それぞれ本体装置102の構成と同様である。
一方、本体装置102と異なる構成としては、HDD221を最初から備えており、PDL解析処理に必要な外部リソース、例えばフォントデータ(PDLリソース)を予め保持している点と、エンジン制御部1006、プリンタエンジン212を持たない点が挙げられる。従って、リソース管理部1010では、常にPDLリソースが存在すると判定される。
また、本実施形態の構成では、PDLリソースのライセンス管理は本体装置102側にて行うため、外部装置104にはライセンス管理部を備えていない。
さらに、PDLリソースの有無による差異を除き、外部装置104にて生成されるページ画像は本体装置102で生成される結果と同一であることが望ましいため、例えばカラーマッチング方法等の印刷環境情報は両装置間で同一にする必要がある。そのため、本実施形態においては、本体装置102のジョブ制御部1001が外部装置104に対して印刷データを転送する際、操作部103にて設定された印刷メニュー値を印刷環境情報として、転送する印刷データに付加する。そして、外部装置104のPDLデータ解析部1008は、前記印刷データに付加された印刷環境情報を参照して印刷データの解析処理を行えば良いため、外部装置104は操作部も備えていない。
最後に、ジョブ制御部1007は、本体装置102とは異なり、印刷データの転送要否の判定を行うことなく受信制御を行う。さらに、PDL解析の結果生成されスプールメモリ218に格納された圧縮済みページ画像の出力制御も行い、ネットワーク管理部222を経由して本体装置102に対して前記ページ画像を出力する。
<有償PDLリソースのライセンスキーの有効性の判定手順>
続いて、本実施形態におけるライセンス管理部1005において、有償PDLリソースを有効化するために操作部103から入力されたライセンスキーの有効性を判定する手順について、フォントデータを例として図3のフローチャートを用いて以下に説明する。なお、以下のフローチャートに示す処理手順は、前述した図2の各制御部のプログラムがCPU202にロードされ、実行されることによって実行される。また、下記の処理手順が未実行の場合、ライセンス情報は無効化された状態で初期設定されているものとする。また、有効化処理の対象となるリソースを対象リソースあるいは対象PDLリソースと呼ぶ。
続いて、本実施形態におけるライセンス管理部1005において、有償PDLリソースを有効化するために操作部103から入力されたライセンスキーの有効性を判定する手順について、フォントデータを例として図3のフローチャートを用いて以下に説明する。なお、以下のフローチャートに示す処理手順は、前述した図2の各制御部のプログラムがCPU202にロードされ、実行されることによって実行される。また、下記の処理手順が未実行の場合、ライセンス情報は無効化された状態で初期設定されているものとする。また、有効化処理の対象となるリソースを対象リソースあるいは対象PDLリソースと呼ぶ。
まず、ライセンス管理部1005は、ユーザオペレーションによって入力されたライセンスキー(例えば数値や文字列などのコード)を操作部103から受け付け(S301)、所定の判定方法によって、入力されたライセンスキーが適切な値であるか否かを判定する(S302)。ライセンスキーが適切な値でない場合、ライセンス管理部1005は操作部103に備えられた操作パネル上にライセンスキーが正しくない旨のエラーメッセージを表示し(S308)、対象PDLリソースのライセンス情報を無効に設定する。ここで、PDLリソースのライセンス情報は、不図示のEEPROM等の不揮発性メモリ内に格納され、一度有効化された後は電源再投入後も有効化された状態(有効状態)が維持される。
一方、S302の判定において入力されたライセンスキーが適切な値であると判定された場合はS303に進み、ライセンス管理部1005はリソース管理部1004に対象PDLリソースであるフォントデータの登録情報を問い合わせる。リソース管理部1004は外部記憶装置I/F210にHDD(図2では未接続)が接続されており、かつHDDに問い合わされたフォントデータが格納されているか否かを調べ、フォントデータの格納状況をライセンス管理部1005へ通知する。
ライセンス管理部1005は、前記通知内容に応じてライセンスの有効化処理を切り替える。まず、受信した通知内容がフォントデータを格納していることを示している場合は、ライセンス管理部1005は、ライセンス情報を有効化し(S310)、処理を終える。有効化とは、たとえば当該リソースが有効であることを示すインジケータをセットするなどして実現できる。
一方、通知内容がフォントデータを格納していないことを示している場合は、ライセンス管理部1005は、S304以降のステップにおいて、外部装置104内にフォントデータが格納されているか否かによって、ライセンス情報を有効にして良いか否かを判定する。まず、外部装置104がネットワーク経由で接続されているかを確認し(S304)、接続されている場合は、外部装置104にフォントデータの格納状況を問い合わせる(S305)。そして、外部装置からの問い合わせ結果を元に、外部装置104にフォントデータが格納されているか否かを判定し(S306)、格納されている場合はライセンス情報を有効化して処理を終える(S307)。
なお、S304において外部装置104との接続が確認できなかった場合、あるいはS306において外部装置104にフォントデータが格納されていない場合は、異常系のエラー処理としてライセンス情報を無効化して処理を終える(S311)。
上記に示した処理手順によって、本体装置102にPDLリソースが格納されていなくとも、外部装置104内に対応するPDLリソースが格納されていることが確認できた場合は、本体装置102におけるライセンス情報を有効化する。
<初期化処理>
図4は、本体装置102の電源投入時の初期化処理において、ジョブ制御部1001が外部装置104に対して印刷データを転送可能な否かを決定する手順、並びにPDLデータ解析部1002が、有償で追加的に提供されるフォントデータを有効化する手順について示したフローチャートである。なおこのフォントデータを追加フォントや追加フォントデータ、あるいは外部フォントデータなどと呼び、また以下の説明では単に前記フォントデータとも呼ぶ。
図4は、本体装置102の電源投入時の初期化処理において、ジョブ制御部1001が外部装置104に対して印刷データを転送可能な否かを決定する手順、並びにPDLデータ解析部1002が、有償で追加的に提供されるフォントデータを有効化する手順について示したフローチャートである。なおこのフォントデータを追加フォントや追加フォントデータ、あるいは外部フォントデータなどと呼び、また以下の説明では単に前記フォントデータとも呼ぶ。
ここでPDLデータ解析部1002は、リソース管理部1004およびライセンス管理部1005に対してそれぞれ問い合わせを行って得られた判定結果に基づいて、フォントデータの有無並びにライセンス情報の状況を判定する。また、外部装置104に対して印刷データを転送可能な否かの情報は、RAM204上のワークメモリに領域を割り当てられたフラグuseACCflag(転送可能フラグと呼ぶ)として保持され、印刷データが入力された際にジョブ制御部1001によって参照される。ここで、前記フラグの値は、1がON(外部装置へ転送可能)を、0がOFF(転送不可)であることを示すものとする。なお、外部装置104に対して印刷データを転送するか否かを制御する処理を、以下では便宜上「印刷データの振り分け処理」とも表現する。
まずジョブ制御部1001は、最初にuseACCflagをOFFに初期化する(S401)。続いて、PDLデータ解析部1002は、ライセンス管理部1005に対して有償フォントデータのライセンス情報を問い合わせる(S402)。ライセンスが有効であればS403に、無効であればS407に分岐する。
ライセンス情報が無効である場合、リソース管理部1004は、前記フォントデータがHDD(図2では不図示)内に格納されているかを判定する(S407)。そして、フォントデータが存在する場合は、ライセンス情報を有効化できるので有効化を促す旨のメッセージを操作パネル103上に表示する(S408)。
一方フォントデータがHDD内に格納されていない場合、PDLデータ解析部1002は、フォントデータを選択できないよう、フォントテーブルに前記フォントデータの情報を登録せずにフォントテーブルの初期化を行う(S406)。フォントテーブルは、PDLデータ解析部1002が印刷データの指示に従って選択すべきフォントを検索するために参照するテーブルであって、フラッシュROM203またはHDD(図2では不図示)内の全フォントデータの情報がエントリとして登録される。なお、転送可能フラグuseACCflagはOFFのままであるため、印刷データ受信時は振り分け処理が行われない。
S411以降のステップは、振り分け処理を行う場合に必要な情報を初期化する処理であるが、ライセンス無効時は印刷データ処理時に参照しないため、説明は後述する。
一方、S402でライセンス情報が有効であると判定した場合、リソース管理部1004はS407と同様に前記フォントデータがHDD内に格納されているか否かを確認する(S403)。そして、前記フォントデータが格納されている場合、PDLデータ解析部1002は前記フォントデータも含む全てのフォントデータをフォントテーブルに登録することで、前記フォントを選択可能な状態で初期化を行う(S410)。なお、この場合もuseACCflagはOFFのままであるため、印刷データ受信時は振り分け処理が行われない。
一方、S403にて前記フォントデータを格納していないと判定された場合、ジョブ制御部1001は、外部装置104との接続状態を確認し(S404)、接続されていることが確認できた場合はuseACCflagをONに設定する(S405)。なお、本実施形態では、S404にて外部装置104との接続が確認できない場合、ジョブ制御部1001はS409にてエラーが発生している旨を示すメッセージを操作部103に表示する(S409)。この時、ライセンス情報が有効になるケースは、図3に示したように、本体装置102が前記フォントデータを保持しているか、または前記フォントデータを格納した外部装置104が接続されている場合である。従って、S404で外部装置104と接続できない場合を、本実施形態では例外処理として扱う。
続くS406では、本体装置102は前記フォントデータを保持していないため、外部装置104との接続可否に関わらず、ライセンス管理が必要な前記フォントを除いたフォントのみをフォントテーブルに登録する。
最後に、ジョブ制御部1001は、振り分け処理を行う際に参照する2つの情報(変数)を初期化する。まず、S411にてセットする"振り分けレベル"は、印刷ジョブの振り分け処理を行う際、ジョブ制御部1001が外部装置104へ印刷ジョブを転送するか否かを判定するための条件が予め複数のレベルとして設定されている変数である。本実施形態では、振り分けレベルは操作部103の印刷メニュー値として用意されており、ユーザが前記メニューを操作することで複数のレベルから1つを選択することができる。ジョブ制御部1001は、選択された印刷メニュー値の振り分けレベルを取得して、RAM204上のワーク領域に割り当てられた変数にセットしておく。なお、振り分けレベルの詳細については、図6、図7を用いて後述する。
そして、ジョブ制御部1001は、同じくRAM204上のワーク領域に割り当てられた変数"振り分け履歴フラグ"を0(false)に初期化して、起動時の処理化処理を終える。振り分け履歴フラグは、後述する振り分け処理において、PDLデータ解析部1002が入力された印刷データを全て解析した結果に基づいて、外部装置104へ印刷ジョブを転送した場合に1(true)にセットされる変数である。
ジョブ制御部1001は、上記に説明した手順によって設定された転送可能フラグ(useACCflag)、振り分けレベル、および振り分け履歴フラグを参照して、印刷ジョブの振り分け制御を行う。
<印刷データの構成例>
図5は、本実施形態における印刷データの構成例を示した図であって、図5(a)はジョブ制御言語およびPDLデータから構成される全体構成を示し、図5(b)は前記PDLデータ内の描画命令として、フォント選択に関連する描画命令の例を示した図である。
図5は、本実施形態における印刷データの構成例を示した図であって、図5(a)はジョブ制御言語およびPDLデータから構成される全体構成を示し、図5(b)は前記PDLデータ内の描画命令として、フォント選択に関連する描画命令の例を示した図である。
図5(a)において、ジョブ制御言語はジョブ制御ヘッダ部501とジョブ制御フッタ部503とから構成され、PDLデータ502を取り囲むように配置され、1つの印刷ジョブを構成している。
なお本実施形態では、ジョブ制御言語としてヒューレット・パッカード社が開発したPJL(Printer Job Language)を、PDLとしてPCL(Printer Command Language)の例を示したが、本発明はこれに限らない。また、ここではPJLによって1つの印刷ジョブを構成する例を示したが、PJLを含まずPDLデータのみで印刷データを構成しても構わない。
ここで、図5中の"{ec}"は、エスケープシーケンス(16進数で0x1B)を表しており、後続する所定の文字列との組み合わせによりPJLモードへの移行を指示している。具体的には、PDLデータ解析部1002は、印刷データ中に"{ec}%−12345X"を見つけると、処理中のPDLデータが存在する場合はPDL解析処理を終了し、PJLモードに移行する。
また、"@PJL"は後続の文字列との組み合わせによって、PDLを処理する際の環境変数の設定や、PDL種別の指定といった各種ジョブ制御のための指示を表しており、改行コード"{lf}"(16進数で0x0A)によって区切られる。例えば、図中の"@PJL JOB{lf}"はPJLジョブの開始を宣言しており、"@PJL ENTER LANGUAGE=PCL{lf}"は、PDL種別としてPCLを指定している。PDLデータ解析部1002は、PDL種別の指定を受けると、予め1つ以上備えられたPDL解析部(パーサ)の中からPCLが選択される。
最後に、ジョブ制御フッタ部に含まれる"@PJL EOJ{lf}"によって、PJLジョブの終了を宣言している。
PDLデータ502では、PCLコマンドによって用紙サイズ等のページ設定のほか、後述するフォント選択、文字として印字されるテキストコード、改ページ(フォームフィード命令)などが含まれている例を示している。図5(b)は、フォント選択の具体例を示した図であって、全てのPCLコマンド(描画命令)はエスケープシーケンスによって表現されている。例えば、"{ec}(18N"はシンボルセットとしてUnicodeを、"{ec}(s17006T"はタイプフェイスとして中国語・繁体字フォントを指定している。その他、図中では、ピッチ(固定ピッチ/プロポーショナルピッチ)、文字高さ、スタイル(正体/イタリック)や、ストロークウェイトの指定が成されており、これらの描画命令によってフォント種別が特定される。
PDLデータ解析部1002は、上述したフォント選択に関する描画命令を順次解析し、所定の優先順位に従ってフォント種別を確定するため、描画命令からどのフォントデータが指定されているかを判定するためには、全ての描画命令を解析しなければならない。
<振り分け制御手順>
以下、図6および図7のフローチャート並びに図8を用いて、図4のS411で取得した"振り分けレベル"に応じて、ジョブ制御部1001が受信した印刷データを外部装置104へ振り分けるか否かを決定する手順について説明する。
以下、図6および図7のフローチャート並びに図8を用いて、図4のS411で取得した"振り分けレベル"に応じて、ジョブ制御部1001が受信した印刷データを外部装置104へ振り分けるか否かを決定する手順について説明する。
図6(a)は、振り分けレベルが1または2に設定されている場合の決定手順を示しており、図6(b)は、図6(a)の手順にて振り分けレベルが1、2のいずれでもないと判定された後、振り分けレベルが3または4の場合に行われる決定手順を示している。
図6(a)において、まずジョブ制御部1001は、本体装置102を起動した際に設定したuseACCFlagがONであるか否かを調べる(S601)。ここで送信可能フラグuseACCFlagがOFFである場合(S601でNo)は、図4に示した通り、本体装置102が追加フォントデータを保持しているか、あるいはライセンスが無効であるか、あるいは外部装置と接続できないことを示しているため、印刷データを本体装置102にて処理すると判定して処理を終了する。
続いて、送信可能フラグuseACCFlagがONである場合(S601でYes)、ジョブ制御部1001は、振り分けレベルが1であるか否かを調べ(S602)、振り分けレベルが1であれば(S602でYes)処理をS607へ進め、外部装置104へ印刷データを転送する。すなわち、振り分けレベルが1であれば、送信可能フラグuseACCFlagがONであることのみを条件として印刷データを外部装置へと転送する。
一方、S602で振り分けレベルが1でなかった場合(S602でNo)、ジョブ制御部1001は、PDLデータ解析部1002を呼び出し、S603〜S605の各ステップにて印刷データのジョブ種別を調べる。なお以下の処理フローにおいて、ジョブ制御部1001は、PDLデータ解析部1002の印刷データの解析結果を受けて、処理フローを制御する。そして、振り分けレベルが2である場合(S606の判定がYesの場合)は、前記ジョブ種別が所定条件に合致しさえすれば、前記フォントデータを用いる印刷データか否かに関わらずに印刷データを転送する(S607)。
ここで、本実施形態における、所定条件に合致するジョブ種別は、ジョブ制御言語がPJL形式であるか、あるいはPDLの種別がPCLであるジョブとし、前記フォントデータを使用しないジョブ種別は本体装置102で処理するように振り分ける。すなわち、ジョブ制御部1001は、印刷データが図5に示したようなPJL形式のジョブ制御言語で構成されているか、あるいはPDL単独で記述された印刷データであるかを判定し(S603)、何れでもない場合は印刷データを本体装置102にて処理すると判定して(S603でNo)処理を終了する。このような例としては、MicroSoft Windows(登録商標)上で動作するプリンタドライバにて生成される印刷データが該当し、この場合は独自形式のジョブ制御言語によって記述され、印刷データ内で前記フォントデータを用いないことが予め判明している。
一方、印刷データがPJL形式のジョブ制御言語であるか、またはPDL単独で記述されている場合(S603でYes)、ジョブ制御部1001は、PDLデータ解析部1002に印刷データの先頭の所定サイズ、例えば512バイト分のデータを解析させる(S604)。そしてジョブ制御部1001は、印刷データがPJL形式を含む構成である場合、"@PJL ENTER LANGUAGE"によるPDL種別の指定がなされているかを調べ、PDL種別がPCLであるかを判定する。また、印刷データがPDLのみで構成されている場合は、ジョブ制御部1001は、前記所定サイズの印刷データ内に、PCLのシンタックスに合致しない描画コマンドが含まれているか否かを調べることで、PDL種別がPCLであるか否かを調べる(S605)。なお、前記のPDL種別の判定方法は、既知のPDL種別自動判別方法と同様で良いため、詳細な説明は省略する。PDL種別がPCLである場合(S605でYes)、ジョブ制御部1001は振り分けレベルが2であるかを判定する(S606)。一方、PDL種別がPCLでない場合(S605でNo)、ジョブ制御部1001は処理を図6(b)のS608へ進める。
そしてジョブ制御部1001は、振り分けレベルが2である場合(S606でYes)、処理対象の印刷データが特定のジョブ制御言語ではなく、かつPDL種別がPCLである印刷データであると判定し、印刷データを外部装置104へ転送する(S607)。
図6(b)では、まずジョブ制御部1001は、振り分けレベルが3であるか否かを調べる(S608)。振り分けレベルが3であれば(S608でYes)、ジョブ制御部1001は、S603の結果を元に、前記印刷データ内にリソース使用識別子を含んでいるか否かを調べる(S609)。ここで、リソース使用識別子は、前記フォントデータを使用する印刷データであるか否かを示す識別子であって、本実施形態では図8に示したようにジョブ制御言語のコメントとして記述されるものとする。具体的には、PJL内のジョブ制御ヘッダ部に、"@PJL COMMENT USE_EXT_FONT"と記述された文字列が存在する場合は、前記印刷データ内で前記フォントデータを用いる可能性があることを示している。リソース使用識別子は、PC101上で動作するプリンタドライバが印刷データを生成する際に付加するものとするが、必ずしも実際に前記フォントデータを用いる描画コマンドが含まれるとは限らない。そして、ジョブ制御部1001は、リソース使用識別子が含まれていると判定した場合(S609でYes)、S610にて前記印刷データを外部装置104へ転送する。すなわち振り分けレベルが3の場合、処理対象の印刷データが特定のジョブ制御言語ではなく、かつPDL種別がPCLである印刷データについては、リソース使用識別子が含まれていれば外部装置104へと転送する。
一方、リソース使用識別子が印刷データに含まれていない場合(S609でNo)、ジョブ制御部1001は、S611にて印刷データ先頭内に前記フォントデータを使用する描画コマンドが含まれているかを調べる。印刷データ先頭内に前記フォントデータを使用する描画コマンドが含まれている場合(S611でYes)、処理はS610に進む。なお、S604における印刷データ解析の際に、S611に相当するPDLコマンドの解析処理を合わせて行っておいても良い。
S608にて振り分けレベルが3でない場合(S608でNo)あるいは、S611にて前記フォントデータを用いる描画コマンドがジョブ先頭部に検出されなかった場合(S611でNo)、処理はS612に進み、ジョブ制御部1001は、振り分けレベルが4であるか否かを調べる。
ここで、振り分けレベルが4である場合(S612でYes)、S613にてジョブ制御部1001は、操作部103で提供する自然言語ユーザインターフェース(LUI)の表示言語を調べ、所定の言語に設定されているなら前記フォントデータを使用する可能性が高いと判定し(S613でYes)、印刷データを転送する。なお、本実施形態では、前記の所定言語は、中国簡体字(C)/韓国語(K)/台湾繁体字(T)/日本語(J)の何れかであるとする。またLUIのように高度なUIでなくとも、通常のテキストUIやグラフィクスUIにも本実施形態に係る発明を適用でき、その場合にはS613では、それらUIの表示のために使用されている言語の種類を識別する。このように、振り分けレベルが4の場合には、本体装置でユーザインタフェースのために用いられている言語が所定の言語である場合に、印刷データを外部装置に転送する。
以下、図6(b)に示したフローでも振り分け先が決定されず、振り分けレベルが5または6である場合の処理手順について、図7を用いて以下に説明する。
まず、ジョブ制御部1001は、振り分けレベルが5であるか否かを判定する(S701)。振り分けレベルが5と判定された場合(S701でYes)、ジョブ制御部1001は、本体装置102に電源が投入された後に、印刷データを解析して、以前に前記フォントデータが描画コマンドで指定されていることを一度でも検出しているか否かを判定する(S702)。
ジョブ制御部1001は、前記フォントデータが以前に描画コマンドで指定されていることを一度でも検出していると判定し(S702でYes)、印刷データを外部装置104へ転送する(S703)。ここでは、S702において振り分け履歴フラグがtrue(オン)にセットされていれば、以前に前記フォントデータを用いた描画コマンドを検出したことがあると判定する。この場合には印刷データを解析することなく、振り分け履歴フラグがオンであることのみをもって印刷データを転送する。振り分け履歴フラグがオフであれば、印刷データを実際にパースして、追加フォントデータを使用するコマンドの有無を判定する。なお、振り分け履歴フラグの制御については、S704以降のステップにて説明する。
S701において振り分けレベルが5でなかった場合(S701でNo)、またはS702にて振り分けフラグがfalse(オフ)であった場合(S702でNo)は、ジョブ制御部1001は、PDLデータ解析部1002に、PDLデータ全体をスプールして解析させる(S704)。そしてジョブ制御部1001は、前記フォントデータを用いた描画コマンドが含まれているか否かを判定する(S705)。ジョブ制御部1001は、印刷データに前記フォントデータを用いる描画コマンドが含まれると判定した場合(S705でYes)、振り分け履歴フラグをtrue(オン)にセットする。
なお、振り分け履歴フラグは、図4のフローチャートに示した電源投入時の起動処理にてfalseに初期化しておいても良いし、工場出荷時にfalseに初期化されたNVRAM内に保持する構成でも構わない。ただし、前者の場合は電源をOFFにする度に初期化されるが、後者の構成では一度trueにセットされた後は、電源OFF後も初期化されない点が異なる。
一方、印刷データ内に前記フォントデータを用いる描画コマンドが検出されなかった場合(S705でNo)、ジョブ制御部1001は、外部装置104へ印刷データを転送する必要がないため、印刷データの処理を本体装置102において処理するように決定する。
なお、上記の説明では、S704にて全てのPDLデータを解析する際のみ振り分け履歴フラグをセットする構成としたが、S611において検出した場合にも振り分け履歴フラグをtrueにセットするように制御しても構わない。
以上のように、振り分けレベルが5の場合、印刷データ中で使用される追加フォントデータがあるか、あるいは印刷データ中で追加フォントデータが利用された実績があれば、印刷データを外部装置104に転送する。また振り分けレベルが6の場合、印刷データ中で、実際に追加フォントデータが使用されていれば、印刷データを外部装置104に転送する。
上述の手順によって、振り分けレベルに応じた印刷データの転送条件は以下のようになる。なお、追加フォントデータのライセンスが有効であり、かつ、接続可能な外部装置が追加フォントデータを提供することを前提とする。
レベル1(第1のレベル):印刷データの種別には因らず、無条件で外部装置104へ転送する。
レベル2(第2のレベル):PDL種別がPCLであって、かつ所定のジョブ制御言語でない印刷データの場合、常に外部装置104へ転送する。
レベル3(第3のレベル):印刷データがレベル2の条件を満たし、かつ、印刷データ内にリソース使用識別子を含むか、または印刷データの先頭から所定範囲内の位置に該フォントデータを選択する描画命令を検知した場合、外部装置104へ転送する。リソース使用識別子は、前記フォントデータを使用する可能性があるシステムにおいて、PC101上で動作する印刷データ生成部がPJL形式にて印刷データに付加する。
レベル4(第4のレベル):印刷データがレベル2の条件を満たし、かつ、パネル操作部103の表示言語が所定言語である場合、外部装置104へ転送する。
レベル5(第5のレベル):印刷データがレベル2の条件を満たし、かつ、PDLデータで実際に前記フォントデータが指定されているか若しくは過去に指定されていた実績がある場合、外部装置104へ転送する。すなわち、印刷データ中でPDLリソースが少なくとも一度指定されていた実績がある場合、外部装置104へ転送する。
レベル6(第6のレベル):印刷データがレベル2の条件を満たし、かつ、印刷データ中で実際に前記フォントデータが実際に指定されている場合に限り、印刷データを外部装置104へ転送する。
以上のように、振り分けレベルはレベル1から6まで、印刷データの内容を調べる必要性の有無と、該必要性がある場合には、前記印刷データの内容の一部を調べる必要性と、前記印刷データの内容の全部を調べる必要性とに応じて決められている。
そして上述の説明のように、振り分けレベルが1〜4の何れかに設定されている場合、全ての印刷データをスプールしてPDLコマンドを解析することなく外部装置へ転送するか否かを決定するため、振り分け制御を高速に行うことができる。また振り分けレベルが5に設定されている場合も、最初の印刷ジョブを除けば、二つ目以降は解析されることなく外部装置に転送される。特に、印刷データにラスタイメージ等の描画コマンドを含んでいるか、ページ数が多くデータサイズが大きい場合は、前記印刷データのスプールと解析による処理負荷を大幅に削減することができる。
一方、振り分けレベルを選択可能なよう構成したことで、前記フォントデータを用いていない印刷データを不用意に転送してしまうことを抑制できるため、フォントデータのライセンスが有効である場合の振り分け制御を適切に行うことができる。
なお、本実施形態では、外部装置104はPDLデータを解析して対応するページ画像を生成した後、当該ページ画像を圧縮画像データとして本体装置102へ返送するPDLアクセラレータとして構成したが、紙等の記憶媒体に印刷して出力する構成しても構わない。
[実施形態2]
第1の実施形態においては、PDL種別がPCLである場合について発明を説明したが、本発明はこれに限らず、フォントリソースを参照して印刷処理を行う他のPDLであっても良い。例えばPDF(ISO 32000)にも適用が可能である。
第1の実施形態においては、PDL種別がPCLである場合について発明を説明したが、本発明はこれに限らず、フォントリソースを参照して印刷処理を行う他のPDLであっても良い。例えばPDF(ISO 32000)にも適用が可能である。
図9は、PDFデータの基本的なファイル構成の概要を示している。図9において、ヘッダ部901はPDF仕様のバージョン番号を規定する。ヘッダ部901は、PDFデータがバージョン1.4の仕様に準拠したシンタックスで記述されている例を示しいている。ジョブ制御部1001は、PDLデータ解析部1002を呼び出して印刷データのジョブ種別を調べる際、前記ヘッダ部が"%PDF−1.*"("*"は任意)と記載されていることを認識した時点で、前記印刷データはPDFであると識別する。なお、上記の手順は、図6のS604およびS605に相当する。
ボディ部902は、印刷データに格納された文書を構成する複数の各種オブジェクトが含まれる。PDLデータ解析部1002は、ボディ部904内に含まれるフォントオブジェクト(フォント辞書)を調べ、追加フォントデータを使用するか否かを調べる。
本実施形態のPDLデータ解析部1002は、ボディ部904の文字列オブジェクト902が参照するフォント辞書903を調べ、"FontFile2"エントリを含まないフォントデスクリプタ辞書を検出した場合は、追加フォントデータが必要であると判定する。一方、"FontFile2"エントリを含む場合は、フォントデータの実体(904)がPDFファイルに埋め込まれていると判定し、後続のフォント辞書を順次調べる。なお、上記の手順は、図7のS704およびS705に相当する。
最後にフッタ部905は、PDFデータ内におけるオブジェクトの位置関係を含む相互参照表、および相互参照表の位置やカタログ等の特殊なオブジェクトの位置を示すトレーラを含むフッタ部である。
以下、第2の実施形態におけるジョブ制御部1001が、"振り分けレベル"に応じて受信した印刷データを外部装置104へ振り分けるか否かを決定する手順のうち、実施形態1との差分点についてのみ説明する。
まず、印刷データがPDFである場合はジョブ制御言語を含まないため、本実施形態では、図6のS603では常にYesと判定される。続いて、S604、S605については、図9の901に示したヘッダ部の記述内容を調べ、前記印刷データがPDFであるか否かを判定する。続いて、PDFにはジョブ制御言語を含まないためリソース使用識別子による判定は行わず、従ってS609では常にNoと判定される。最後に、追加フォントデータを含むか否かの確認手順は、前述したS704・S705に相当する、フォント辞書903の記述内容を調べる手順にて判定する。
上記に示したように、本発明はフォントデータを用いて描画処理を行う複数の異なった種類の印刷データに適用することができる。
なお上記実施形態で説明した振り分けレベルの少なくとも一部を実装するシステムであっても、本発明が解決する課題を少なくとも部分的には解決することができる。
<実施形態による課題解決>
上述した実施形態1,2により、本体装置が自装置の処理能力に応じて、受信した印刷データを外部装置へ転送し印刷処理の少なくとも一部を依頼する構成において、印刷データの転送を行うか否かを決定するための判定基準に関する以下の課題が解決されている。
上述した実施形態1,2により、本体装置が自装置の処理能力に応じて、受信した印刷データを外部装置へ転送し印刷処理の少なくとも一部を依頼する構成において、印刷データの転送を行うか否かを決定するための判定基準に関する以下の課題が解決されている。
(1)まず、不必要な転送を極力避けようとした場合、印刷データ内に本体装置で処理できないフォントの指定を含んでいるか否かを確認するために、画像処理に先立って前記印刷データを全て解析する必要があった。そのため、本体装置の処理負荷が増えてしまうという問題があった。例えば、PCLのような一般的なPDLでは、印刷データ内の任意のページでフォントを選択するコマンドを発行することができるため、ジョブ単位での転送を行う構成においては、ジョブ終了を検知するまで印刷データを転送すべきか否かは確定できない。従って、本体装置にて1ジョブ分全ての印刷データを一時的にスプールしておく必要があるため、スプールメモリが増大してしまう。
(2)本体装置の処理負荷を増大させない目的で、印刷データ内のフォント指定を確認することなく外部装置へ転送しようとした場合は、本体装置でも期待通りの処理が可能な印刷データも外部装置へ転送してしまうことになる。そのため、ネットワーク上のデータトラフィックを不必要に増大させてしまう問題があった。特に、外部装置が印刷処理の一部を代行する構成、すなわち印刷データを解析して対応するページ画像を生成し、当該ページ画像を圧縮画像データとして本体装置へ返送するPDLアクセラレータとして構成した場合は、転送負荷の影響が大きくなる。更に、外部装置に処理負荷が集中することで、システム全体の処理速度が低下してしまうという問題もあった。
なお、本体装置のコントローラプログラム等をHDDではなくフラッシュROM203上に配置し、HDDをオプションとして追加できるよう構成することでも、本体装置の初期コストを低減させつつ課題を解決することが可能である。ただし、この場合は、製品出荷後に必要なフォントデータを本体装置のHDDにダウンロードしておく前準備が必要となるため、特に大量の画像出力装置を設置するような場合は、作業負荷が増大するという課題がある。
本実施形態では、上記課題を解決して以下の効果を達成できる。すなわち、フォントデータのライセンスは本体装置にて管理するため、1台の外部装置に複数の画像出力装置が接続する構成であっても、ライセンス管理が煩雑になることなく、リソースの不正使用を防止することができる。
また、本体装置にHDDを追加できる構成の場合であっても、リソースを本体装置に予めダウンロードしておく前準備が不要となる。
さらに、本実施形態に係る発明によれば、振り分けレベルが1〜5の何れかに設定されている場合、全ての印刷データをスプールしてPDLコマンドを解析することなく外部装置へ転送するか否かを決定するため、振り分け制御を高速に行うことができる。また、前記印刷データのスプールと解析による本体装置102の処理負荷を大幅に削減することができる。
また、振り分けレベルを選択可能なよう構成したことで、フォントデータを用いていない印刷データを不用意に転送してしまうことを抑制できるため、フォントデータのライセンスが有効である場合の振り分け制御を適切に行うことができる。さらに、ネットワークトラフィックの不用意な増大を抑えることができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (9)
- 外部リソースを提供する外部装置に対して印刷データの処理を振り分けることが可能な出力処理システムであって、
設定された振り分けレベルを記憶する記憶手段と、
前記振り分けレベルごとに、当該振り分けレベルに対応した振り分け条件を印刷データが満たしているか否かを判定する判定手段と、
前記振り分け条件を満たしている印刷データを前記外部装置に転送し、前記外部装置により前記外部リソースを用いた処理を実行させる転送手段と
を有することを特徴とする出力処理システム。 - 前記外部リソースは、該外部リソースの有効化のために入力されたライセンスキーが正しく、かつ前記外部リソースを持つ外部装置が接続可能である場合に有効化され、
前記判定手段は、前記外部リソースが有効化されている場合に前記振り分け条件の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の出力処理システム。 - 前記振り分けレベルは、前記印刷データの内容を調べる必要性の有無と、該必要性がある場合には、前記印刷データの内容の一部を調べる必要性と、前記印刷データの内容の全部を調べる必要性とに応じて決められることを特徴とする請求項1または2に記載の出力処理システム。
- 前記振り分けレベルには、
無条件であることを対応する振り分け条件とする第1のレベルと、
前記印刷データが、所定のページ記述言語で記述されており、かつ、所定のジョブ制御言語ではないことを対応する振り分け条件とする第2のレベルと、
前記印刷データが前記第2のレベルの振り分け条件を満たしており且つ前記印刷データが前記外部リソースを使用することを示す識別子を含むこと、または、前記印刷データが前記第2のレベルの振り分け条件を満たしており且つ前記印刷データの先頭から所定範囲内に前記外部リソースを用いる命令を含むことを、対応する振り分け条件とする第3のレベルと、
前記印刷データが前記第2のレベルの振り分け条件を満たし、かつ、前記出力処理システムのユーザインタフェースの表示言語が所定言語であることを対応する振り分け条件とする第4のレベルと、
前記印刷データが前記第2のレベルの振り分け条件を満たし、かつ、印刷データで前記外部リソースが少なくとも一度指定されていた実績があることを対応する振り分け条件とする第5のレベルと、
前記印刷データが前記第2のレベルの振り分け条件を満たし、かつ、前記印刷データ中でリソースが実際に指定されていることを対応する振り分け条件とする第6のレベルと
の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の出力処理システム。 - 前記外部リソースは、フォントデータであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の出力処理システム。
- 前記所定のページ記述言語には、フォントデータを指定しないページ記述言語を含まないことを特徴とする請求項5に記載の出力処理システム。
- 前記外部装置は、外部フォントを用いて、前記印刷データに対応したページ画像を生成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の出力処理システム。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の出力処理システムとしてコンピュータを動作させるためのプログラム。
- 外部リソースを提供する外部装置に対して印刷データの処理を振り分けることが可能な出力処理システムにより行われる出力処理方法であって、
設定された振り分けレベルを記憶手段に記憶する記憶工程と、
判定手段が、前記振り分けレベルごとに、当該振り分けレベルに対応した振り分け条件を印刷データが満たしているか否かを判定する判定工程と、
転送手段が、前記振り分け条件を満たしている印刷データを前記外部装置に転送し、前記外部装置により前記外部リソースを用いた処理を実行させる転送工程と
を有することを特徴とする出力処理方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020046737A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | コニカミノルタ株式会社 | 印刷システム、印刷方法及びプログラム |
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