JP2014117882A - 押出成形方法、押出成形装置及び成形体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱可塑性樹脂の加熱による劣化を抑制し、樹脂成形品の製造効率を向上させ得る押出成形装置を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂Rをガス圧によって一方向に押圧するとともに、前記一方向の先端部において前記熱可塑性樹脂Rを加熱し、加熱された熱可塑性樹脂Mを金型内に供給して成形する熱可塑性樹脂の押出成形方法において、熱可塑性樹脂Rをガラス転移点近傍まで加熱し、ガラス転移点近傍に加熱された熱可塑性樹脂Mを前記金型に供給することを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】熱可塑性樹脂Rをガス圧によって一方向に押圧するとともに、前記一方向の先端部において前記熱可塑性樹脂Rを加熱し、加熱された熱可塑性樹脂Mを金型内に供給して成形する熱可塑性樹脂の押出成形方法において、熱可塑性樹脂Rをガラス転移点近傍まで加熱し、ガラス転移点近傍に加熱された熱可塑性樹脂Mを前記金型に供給することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、押出成形方法、押出成形装置及び成形体の製造方法に関する。
従来より、易熱分解性樹脂等を用いて例えば光ファイバー等を製造する技術としては、ガス圧を利用した押出方式が知られている。
ガス圧を利用した押出方式を用いた押出成形設備は、コアの樹脂原料及びクラッドの樹脂原料を押し出し、供給する原料供給機と、金型とを備えた押出成形装置とを備えている(例えば、下記特許文献1)。
この押出成形装置の原料供給機は、ロッド状の樹脂材料を収納する原料収納部と、その先端側に設けられてロッド状の樹脂材料の先端部分を加熱して溶融樹脂にする加熱部と、ガス圧を用いてゴム状の樹脂Mを加熱部の吐出口から押し出し、金型内に供給するガス加圧手段とを備えている。
ガス圧を利用した押出方式を用いた押出成形設備は、コアの樹脂原料及びクラッドの樹脂原料を押し出し、供給する原料供給機と、金型とを備えた押出成形装置とを備えている(例えば、下記特許文献1)。
この押出成形装置の原料供給機は、ロッド状の樹脂材料を収納する原料収納部と、その先端側に設けられてロッド状の樹脂材料の先端部分を加熱して溶融樹脂にする加熱部と、ガス圧を用いてゴム状の樹脂Mを加熱部の吐出口から押し出し、金型内に供給するガス加圧手段とを備えている。
そして、原料供給機を用いて例えば光ファイバー等の製造に使用されるような易熱分解性樹脂をガス押出成形方法により金型に供給する場合には、まず各種原料からなるロッド状の樹脂材料を原料収納部内にそれぞれ収納し、加熱部に送られる樹脂材料を加熱し、その先端部分から順に溶融樹脂にする。次いで、溶融樹脂をこれら原料供給機から押し出して金型に供給し、金型においてコア層の外周にクラッド層が積層された線状体を紡糸する。
ところで、上記押出成形装置を用いて線状体を防止する場合、原料供給機の加熱部において樹脂材料を溶融するため、熱によって熱可塑性樹脂を劣化させてしまうことがあるという問題点がった。
また、加熱部において溶融された樹脂が、ロッド状の樹脂材料が保持された原料収納部側に逆流してしまい、熱可塑性樹脂の劣化異物を発生させて光ファイバーの品質を低下させるという問題があった。
また、再び加熱部に押し出された際に熱可塑性樹脂を加熱してしまうため、不必要な加熱を行ってしまうとともに、加熱効率を下げ、ひいては樹脂成形品の製造効率を低下させてしまうという問題があった。
また、加熱部において溶融された樹脂が、ロッド状の樹脂材料が保持された原料収納部側に逆流してしまい、熱可塑性樹脂の劣化異物を発生させて光ファイバーの品質を低下させるという問題があった。
また、再び加熱部に押し出された際に熱可塑性樹脂を加熱してしまうため、不必要な加熱を行ってしまうとともに、加熱効率を下げ、ひいては樹脂成形品の製造効率を低下させてしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、熱可塑性樹脂の加熱による劣化を抑制し、樹脂成形品の製造効率を向上させ得る押出成形方法、押出成形装置及び成形体の製造方法を提供することを課題とする。
本発明は、熱可塑性樹脂をガス圧によって一方向に押圧するとともに、前記一方向の先端部において前記熱可塑性樹脂を加熱し、加熱された前記熱可塑性樹脂を金型内に供給して成形する熱可塑性樹脂の押出成形方法において、前記熱可塑性樹脂をガラス転移点近傍まで加熱し、ガラス転移点近傍に加熱された前記熱可塑性樹脂を前記金型に供給することを特徴とする。
この構成により、熱可塑性樹脂がガラス転移点近傍の温度に加熱されてゴム状態(以下単に「ゴム状態の熱可塑性樹脂」という)となり、金型に供給可能となるが、熱可塑性樹脂が加熱により劣化することが抑制される。また、熱可塑性樹脂が溶融しないため、前記一方向への押圧方向に対し逆流することが抑制される。
この構成により、熱可塑性樹脂がガラス転移点近傍の温度に加熱されてゴム状態(以下単に「ゴム状態の熱可塑性樹脂」という)となり、金型に供給可能となるが、熱可塑性樹脂が加熱により劣化することが抑制される。また、熱可塑性樹脂が溶融しないため、前記一方向への押圧方向に対し逆流することが抑制される。
本発明は、前記ガス圧による加圧手段に加え、機械的な押出手段により前記熱可塑性樹脂を押圧することが望ましい。
この構成により、ゴム状態の熱可塑性樹脂が確実に金型に向けて押し出される。
この構成により、ゴム状態の熱可塑性樹脂が確実に金型に向けて押し出される。
本発明は、前記熱可塑性樹脂が、塩素含有樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、又はスチレン系樹脂であることを特徴とする。
この構成により、上述した易熱分解性樹脂を用いたとしても、劣化を抑制し、樹脂成形品の製造効率を向上させることができる。
上記塩素含有樹脂としては、例えば、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化アクリル樹脂、アクリルグラフト塩化ビニル樹脂などが挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし二種類以上併用されてもよい。
上記熱可塑性ポリエステル樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし二種類以上併用されてもよい。
上記アクリル系樹脂としては、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル系モノマーの重合体などが挙げられる。
上記スチレン系樹脂としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン等のモノマーの重合体などが挙げられる。
この構成により、上述した易熱分解性樹脂を用いたとしても、劣化を抑制し、樹脂成形品の製造効率を向上させることができる。
上記塩素含有樹脂としては、例えば、塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化アクリル樹脂、アクリルグラフト塩化ビニル樹脂などが挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし二種類以上併用されてもよい。
上記熱可塑性ポリエステル樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし二種類以上併用されてもよい。
上記アクリル系樹脂としては、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル系モノマーの重合体などが挙げられる。
上記スチレン系樹脂としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン等のモノマーの重合体などが挙げられる。
本発明は、成形体の製造方法において、上記いずれか一項に記載の熱可塑性樹脂の押出成形方法を用いていることを特徴とする。
この方法によれば、熱による劣化が抑制された成形体が成形される。
この方法によれば、熱による劣化が抑制された成形体が成形される。
本発明は、一方向に延びる内部空間に樹脂材料を収納させる原料収納部と、この樹脂材料をガス圧により先端方向に向けて加圧する加圧手段と、前記樹脂材料の先端部を加熱する加熱部とを具備し前記加熱された樹脂材料を前記加熱部に形成された吐出口から押し出す原料供給機と、前記吐出口から押し出された前記樹脂を成形する金型とを備えた押出成形装置において、前記加熱部には、前記熱可塑性樹脂をガラス転移点近傍の温度にする制御部を備えていることを特徴とする。
この構成により、ゴム状態の熱可塑性樹脂となり、金型に供給可能となるが、熱可塑性樹脂が加熱により劣化することが抑制される。また、熱可塑性樹脂が溶融しないため、前記一方向への押圧方向に対し逆流することが抑制される。
この構成により、ゴム状態の熱可塑性樹脂となり、金型に供給可能となるが、熱可塑性樹脂が加熱により劣化することが抑制される。また、熱可塑性樹脂が溶融しないため、前記一方向への押圧方向に対し逆流することが抑制される。
本発明は、前記ガス圧による加圧手段に加え、機械的な押し出し手段を備えていることが望ましい。
この構成により、熱可塑性樹脂をガラス転移点近傍に加熱した場合であっても、熱可塑性樹脂が確実に金型に向けて押し出される。
この構成により、熱可塑性樹脂をガラス転移点近傍に加熱した場合であっても、熱可塑性樹脂が確実に金型に向けて押し出される。
本発明に係る押出成形方法及び押出成形装置によれば、耐熱性の低い熱可塑性樹脂を押出成形する場合であっても、加熱による劣化を抑制することができるという効果を奏する。
また、先端部において熱可塑性樹脂を加熱して押し出す場合であっても、この熱可塑性樹脂を溶融させない。したがって、原料供給機内で逆流することを防止することができ、逆流による熱可塑性樹脂の劣化異物が形成されることを防止することができる。
また、繰り返し加熱することによる熱可塑性樹脂の劣化及び加熱効率の低下ひいては樹脂成形品の製造効率の低下を防止することができるという効果を奏する。
また、先端部において熱可塑性樹脂を加熱して押し出す場合であっても、この熱可塑性樹脂を溶融させない。したがって、原料供給機内で逆流することを防止することができ、逆流による熱可塑性樹脂の劣化異物が形成されることを防止することができる。
また、繰り返し加熱することによる熱可塑性樹脂の劣化及び加熱効率の低下ひいては樹脂成形品の製造効率の低下を防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明の押出成形方法及び押出成形装置を、光ファイバーの製造に適用した場合を例として説明する。
図1は、本発明の適用対象となる押出成形装置1を備えた押出成形設備A示した図であり、図2は、押出成形装置1に備えられた原料供給機2X(2Y)を示した側断面図である。
押出成形装置1は、原料供給機2X,2Yと、これら原料供給機2X,2Yを設けた金型9とを備えている。
図1は、本発明の適用対象となる押出成形装置1を備えた押出成形設備A示した図であり、図2は、押出成形装置1に備えられた原料供給機2X(2Y)を示した側断面図である。
押出成形装置1は、原料供給機2X,2Yと、これら原料供給機2X,2Yを設けた金型9とを備えている。
図2に示すように、原料供給機2Xは、ロッド状の樹脂材料を収納する原料収納部3と、その先端側に設けられてロッド状の樹脂材料Rの先端部分を加熱する加熱部4と、ガス圧を用いて加熱された樹脂Mを加熱部4の吐出口4aから押し出し、図1に示す金型9内に供給するガス加圧手段5とを備えている。
原料供給機2Yは、原料供給機2Xと同一の構成で形成されている。
原料供給機2Yは、原料供給機2Xと同一の構成で形成されている。
図1に示す押出成形装置1に樹脂成形品の原料として供給される熱可塑性樹脂としては、例えば、透明性が高く光伝送に使用可能な、上述したアクリル系樹脂、スチレン系樹脂が用いられる。その他、共重合成分として、ビニルアセテート、ビニルベンゾエート、ビニルフェニルアセテート、ビニルクロロアセテート等のビニルエステル類;N―n−ブチルマレイミド、N―tert−ブチルマレイミド、N―イソプロピルマレイミド、N―シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド類等が例示される。その他、ポリカーボネート系プラスチック、シクロオレフィン系プラスチック、非晶フッ素系プラスチック等を用いることもできる。
原料収納部3は円筒状に形成されている。原料収納部3の内径は、ロッド状の樹脂材料Rの外径よりも僅かに大径に形成されている。
原料収納部3の上端には、その開口部3tに閉塞する蓋部材6が被冠されている。
ガス加圧手段5の加圧ガス導入管5aは、蓋部材6を貫通して、原料収納部3の上端部内にガスGを導入する。
原料収納部3の内周面には、テフロン(登録商標)加工による滑り加工が施されている。 また、原料収納部3の下端部外周面には、不図示の冷却手段が設けられている。
原料収納部3の上端には、その開口部3tに閉塞する蓋部材6が被冠されている。
ガス加圧手段5の加圧ガス導入管5aは、蓋部材6を貫通して、原料収納部3の上端部内にガスGを導入する。
原料収納部3の内周面には、テフロン(登録商標)加工による滑り加工が施されている。 また、原料収納部3の下端部外周面には、不図示の冷却手段が設けられている。
加熱部4は、不図示のボルトによって原料収納部3の下端部に連結され、内部空間Sを連通させている。加熱部4の外周部には、加熱手段7が設けられている。
加熱部4の外形は、円周面とされ、内部空間Sには、原料収納部3の下端内径と同径で原料収納部3の軸線方向に延在する円筒部S1と、円筒部S1の下端に連続して漸次縮径した逆円錐部S2とが形成されている。加熱部4の下端部には、加熱された樹脂材料Rの吐出口4aが形成されている。
加熱部4には更に、樹脂材料Rをガラス転移点近傍、具体的には、ガラス転移点よりも10度低い温度から融点未満の温度に制御する制御部8が備えられている。
加熱部4の外形は、円周面とされ、内部空間Sには、原料収納部3の下端内径と同径で原料収納部3の軸線方向に延在する円筒部S1と、円筒部S1の下端に連続して漸次縮径した逆円錐部S2とが形成されている。加熱部4の下端部には、加熱された樹脂材料Rの吐出口4aが形成されている。
加熱部4には更に、樹脂材料Rをガラス転移点近傍、具体的には、ガラス転移点よりも10度低い温度から融点未満の温度に制御する制御部8が備えられている。
加熱手段7としては、電気ヒーター等が用いられており、加熱部4の外周面を囲繞し、加熱部4の上端部を除く加熱部4全体を加熱できるようになされている。
原料収納部3の内周面とロッド状の樹脂材料Rの外周面との間の隙間寸法は、ロッド状の樹脂材料Rの移動の妨げにならない程度に小さくされており、具体的には、0.2mm〜2mmとされている。これにより、ロッド状の樹脂材料Rは、原料収納部3に摺動可能に収納されている。
ガス加圧手段5は、不図示のセンサ手段の出力値に応じて、ガス圧を変化させるものとされている。センサ手段は、原料収納部3に内蔵され、加熱された樹脂圧、ロッド状の樹脂材料R位置および加熱された樹脂吐出量のいずれかを検出するものとされている。
この押出成形装置1を用いて光ファイバーのコア層を押出成形する場合、図2に示すように、原料供給機2X,2Yの双方の原料収納部3,3内に、ロッド状の樹脂材料Rを充填する。
そして、原料供給機2X,2Yを駆動し、ロッド状の樹脂材料Rの先端部R1を加熱部4においてガラス転移点よりも10度低い温度から融点未満の範囲の温度に加熱してこの温度で保たれるように制御装置8により制御し、漸次ゴム状の熱可塑性樹脂Mを生成する。加熱部4においてゴム状態とされた熱可塑性樹脂Mは、ガス圧により吐出口4aに向けて押出され、次々に図1に示す金型9内に供給され、紡糸される。金型9において紡糸された線状体(不図示)は、その後、所工程を経て所定径に形成された図1に示す光ファイバーFとなり、巻回機12に巻回される。
そして、原料供給機2X,2Yを駆動し、ロッド状の樹脂材料Rの先端部R1を加熱部4においてガラス転移点よりも10度低い温度から融点未満の範囲の温度に加熱してこの温度で保たれるように制御装置8により制御し、漸次ゴム状の熱可塑性樹脂Mを生成する。加熱部4においてゴム状態とされた熱可塑性樹脂Mは、ガス圧により吐出口4aに向けて押出され、次々に図1に示す金型9内に供給され、紡糸される。金型9において紡糸された線状体(不図示)は、その後、所工程を経て所定径に形成された図1に示す光ファイバーFとなり、巻回機12に巻回される。
このようにして、一方の原料供給機2Xにおいてロッド状の樹脂材料Rをガラス転移点よりも10度低い温度から融点未満に加熱しゴム状態の熱可塑性樹脂Mにし、金型9に向かって供給するという押出成形方法及び上記押出成形装置1によれば、熱可塑性樹脂の加熱による劣化を抑制することができる。
また、本発明の押出成形方法及び上記押出成形装置1によれば、一方向に押圧しつつその先端において樹脂材料Rを加熱して押し出す場合であっても、この樹脂材料Rを溶融させないので、原料供給機2X内で逆流することを防止することができる。そして更に、逆流による熱可塑性樹脂の劣化異物が形成されることを防止することができる。また、繰り返し加熱することによる熱可塑性樹脂の劣化及び加熱効率の低下を防止することができるという効果が得られる。
また、本発明の押出成形方法及び上記押出成形装置1によれば、一方向に押圧しつつその先端において樹脂材料Rを加熱して押し出す場合であっても、この樹脂材料Rを溶融させないので、原料供給機2X内で逆流することを防止することができる。そして更に、逆流による熱可塑性樹脂の劣化異物が形成されることを防止することができる。また、繰り返し加熱することによる熱可塑性樹脂の劣化及び加熱効率の低下を防止することができるという効果が得られる。
なお、上記の実施形態においては、熱可塑性樹脂の材料として、ロッド状の樹脂材料を用いたが、ペレット状の樹脂材料等を用いた場合にも好適に適用することができる。
また、上記の実施形態においては、加圧手段をガス圧のみとしたが、ガス圧に加え、原料供給機2X,2Y内にプランジャ、また熱可塑性樹脂がペレット状等の場合スクリュー等の機械的な押出手段を設け、確実にゴム状態の熱可塑性樹脂を押し出すことができるようにすることが望ましい。
また、上述の実施態様は、本発明の押出成形方法及び押出成形装置を光ファイバーの製造に適用した例を示したものであるが、ガラス転移点近傍に加熱しゴム状態とした熱可塑性樹脂を押出成形方法で製造するものであれば、光ファイバー以外の成形体にも好適に適用することができる。
また、上記の実施形態においては、加圧手段をガス圧のみとしたが、ガス圧に加え、原料供給機2X,2Y内にプランジャ、また熱可塑性樹脂がペレット状等の場合スクリュー等の機械的な押出手段を設け、確実にゴム状態の熱可塑性樹脂を押し出すことができるようにすることが望ましい。
また、上述の実施態様は、本発明の押出成形方法及び押出成形装置を光ファイバーの製造に適用した例を示したものであるが、ガラス転移点近傍に加熱しゴム状態とした熱可塑性樹脂を押出成形方法で製造するものであれば、光ファイバー以外の成形体にも好適に適用することができる。
1 押出成形装置
2X,Y 原料供給機
3 原料収納部
4 加熱部
4a 吐出口
5 加圧手段
8 制御部
9 金型
R,M 熱可塑性樹脂
2X,Y 原料供給機
3 原料収納部
4 加熱部
4a 吐出口
5 加圧手段
8 制御部
9 金型
R,M 熱可塑性樹脂
Claims (6)
- 熱可塑性樹脂をガス圧によって一方向に押圧するとともに、前記一方向の先端部において前記熱可塑性樹脂を加熱し、加熱された前記熱可塑性樹脂を金型内に供給して成形する熱可塑性樹脂の押出成形方法において、
前記熱可塑性樹脂をガラス転移点近傍まで加熱し、ガラス転移点近傍に加熱された前記熱可塑性樹脂を前記金型に供給することを特徴とする熱可塑性樹脂の押出成形方法。 - 前記ガス圧による加圧手段に加え、機械的な押出手段により前記熱可塑性樹脂を押圧することを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂の押出成形方法。
- 前記熱可塑性樹脂が、塩素含有樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、又はスチレン系樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂の押出成形方法。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂の押出成形方法を用いることを特徴とする成形体の製造方法。
- 一方向に延びる内部空間に樹脂材料を収納させる原料収納部と、この樹脂材料をガス圧により先端方向に向けて加圧する加圧手段と、前記樹脂材料の先端部を加熱する加熱部とを具備し前記加熱された前記樹脂材料を前記加熱部に形成された吐出口から押し出す原料供給機と、前記吐出口から押し出された前記樹脂を成形する金型とを備えた押出成形装置において、
前記加熱部には、前記熱可塑性樹脂をガラス転移点近傍の温度にする制御部を備えていることを特徴とする押出成形装置。 - 前記ガス圧による加圧手段に加え、機械的な押し出し手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の押出成形装置。
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