JP2014112157A - マイクロレンズアレイおよびこれを用いた照明制御装置 - Google Patents

マイクロレンズアレイおよびこれを用いた照明制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 液晶マイクロレンズアレイおよび照明制御装置において、多角形パターン(マイクロレンズ)から出射される光の方向等を制御する。
【解決手段】
マイクロレンズアレイ1で、2枚の基板(ガラス基板101,102)の間に液晶層11が形成され、一方の基板と液晶層との間にパターン電極アレイ層12が形成され、他方の基板と液晶層との間に透明なグランド電極層13が形成されている。
パターン電極アレイ層12は、多角形または円形の輪郭をなす複数のパターン電極の行列から構成される。各パターン電極(四角形パターン14)は、輪郭ラインが第1電極141と第2電極142とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する各パターン電極の第1電極および第2電極はそれぞれ連続接続される。各第1電極141および各第2電極142の少なくとも一方の電圧を調整することで光の方向等が制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶の屈折率の変化を利用したマイクロレンズアレイおよび照明制御装置に関する。具体的には、本発明は、多角形パターン電極や円形パターン電極の輪郭ラインを第1電極と第2電極の2つに分けて両電極に所定の電圧をそれぞれ与えることで、各パターン電極(各マイクロレンズ)から出射される光の方向を制御できる技術、あるいは各パターン電極から出射される光の方向や集光または散乱効果を可変調整できる技術に関する。
従来、屈折率が電圧により変化するという液晶の性質を利用した液晶マイクロレンズアレイが知られている(特許文献1および特許文献2参照)。
この種の液晶マイクロレンズアレイ8では、図17(A)に示すように、交流電源ACにより、液晶層80内に、位置に応じて電気力線が変化する交流電界が形成される。これにより、液晶マイクロレンズアレイ8は、ソリッドタイプのレンズと同様の特性を持つことができる。図17(A)では、電極81とグランド電極層82の間に形成される電気力線をDMで示してある。
また、屈折率が電圧により変化するという液晶の性質を利用した液晶レンチキュラーレンズが知られている(特許文献3参照)。この液晶レンチキュラーレンズ9では、図17(B)に示すように、交流電源AC1,AC2により液晶層90内に、位置に応じて電気力線が変化する交流電界が形成される。これにより、液晶レンチキュラーレンズ9は、ソリッドタイプのレンチキュラーレンズと同様の特性を持つことができる。図17(B)の液晶レンチキュラーレンズ9では、第1電極91および第2電極92とグランド93の間に形成される電気力線をDLで示してある。
特開平10−239676 特開2012−27411 特開2012−141552 特開2009−202752
ところで、スマートフォンやタブレット端末等の携帯機器は高機能化しており、近い将来、これらの機器に使用される表示装置には、3D表示機能(立体視機能)が標準搭載されることが予想される。
レンチキュラーレンズ(特許文献3参照)を利用した3D表示は、水平視差を利用している。水平視差を利用した3D表示では、表示に使用される画像データ量は少ないが、臨場感に欠けることがある。
従来から、スマートフォンやタブレット端末等に、水平視差および垂直視差を利用した3D表示機能を搭載するという要求がある。しかし、水平視差および垂直視差を同時に利用した実用的な表示技術は提案されていない。
本発明の目的は、液晶の屈折率の変化を利用したマイクロレンズアレイに関し、具体的には、多角形パターン電極や円形パターン電極から出射される光の方向を制御することである。
本発明の他の目的は、3D表示装置に使用できるマイクロレンズアレイを提供することである。
本発明技術は、上述したように、マイクロレンズアレイを用いた3D表示装置に応用できるほか、車両の前照灯照射方向を調整するための制御装置、照明の照射方向を調整するための制御装置、または広告表示・案内表示用の照明の表示を切り替えるための制御装置として使用することができる。
たとえば、多くの国では、車両には自動式の前照灯照射方向調節装置(前照灯照射方向を上下に切替える照明制御機構)の搭載が義務付けられている。たとえば、前照灯をサーボモータにより姿勢制御することで、前照灯照射方向を制御できる。しかし、従来の自動式の前照灯照射方向調節装置(照明制御機構)は、サーボモータの保守が煩わしくなり、また部品としてサーボモータを使用するために製造コストが高くなり、さらにサーボモータの占有空間が必要となるために装置が大型化する、という問題がある。
また、LED光源を用いた読書灯が車両のシートや航空機のシートに備えられている(特許文献4参照)。通常、この種の読書灯は、保守が煩わしく、コスト高となり、装置が大型化するといった理由から、照明制御機構は搭載されない。
本発明のさらに他の目的は、照明制御機構を備えた装置として使用できるマイクロレンズアレイを提供することである。
本発明のマイクロレンズアレイは(1)〜(6)を要旨とする。
(1)
2枚の基板間に液晶層が形成され、一方の基板と前記液晶層との間(通常、前記一方の基板の前記液晶層側の面)にパターン電極アレイ層が形成され、他方の基板と前記液晶層との間(通常、前記他方の基板の前記液晶層側の面)に透明なグランド電極層が形成されているマイクロレンズアレイにおいて、
前記パターン電極アレイ層は、多角形または円形の輪郭をなす複数のパターン電極の行列から構成され、
前記各パターン電極は、各輪郭ラインが第1電極と第2電極とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する前記各パターン電極の前記第1電極および前記第2電極はそれぞれ連続接続され、
前記各第1電極および前記各第2電極の少なくとも一方の電圧を調整することで動作することを特徴とするマイクロレンズアレイ。
本発明のマイクロレンズアレイ、または本発明の照明制御装置に使用されるマイクロレンズアレイ(「本発明にかかるマイクロレンズアレイ」と言う)では、グランド電極層は、液晶層の他方の面の全面にわたり形成することができる。また、グランド電極層は、パターン電極の形状に応じて、たとえば連続接続されたドット形状マトリクスとすることができる。
本発明にかかるマイクロレンズアレイでは、液晶層の厚さはたとえばパターン電極の大きさおよび形状に応じて適宜設定することができる。
なお、本発明では、平行な隣接する2本の電極ラインにより、2分割された後述する四角形や六角形の行列を作ることができる。通常、パターン電極が四角形や六角形の場合には、電圧分布が同じ(鏡面対称でもなく、回転対称でもない)パターン電極を繰り返して配置することによりパターン電極のアレイが構成される。
本発明では、隣接する2本の電極ラインの間、すなわち第1電極と第2電極との間のすきまを、たとえばブラックマトリクスで埋めると、不要な漏れ光などを遮蔽することができ、これにより、特性が向上する。
本請求項のマイクロレンズアレイでは、第1電極および第2電極の電圧は、適宜の値に設定される。これにより、多角形または円形の輪郭をなすパターン電極とグランド電極層との間の屈折率分布が変更される。これにより、パターン電極により構成されるレンズが一次元方向(たとえば、左右方向)に変位し、または当該レンズの光軸が一次元方向に傾斜する。
本請求項にかかるマイクロレンズアレイは、ディスプレイの左右方向への偏向を行う補助装置として使用することができる。
(2)
前記パターン電極が、三角形、四角形または六角形の輪郭をなすことを特徴とする(1)に記載のマイクロレンズアレイ。
本発明の照明制御装置では、パターン電極の輪郭が、三角形、四角形(ひし形、平行四辺形を含む)または六角形であるときは、多数のパターン電極は稠密に配置できる。また、パターン電極の輪郭(三角形、四角形または六角形)は、たとえば細長(または扁平)に形成することができる。
(3)
(1)または(2)に記載のマイクロレンズアレイにおいて、
前記パターン電極アレイ層と、前記一方の基板との間に、透明絶縁層および透明な制御電極が積層形成されていることを特徴とするマイクロレンズアレイ。
(4)
2枚の基板間に液晶層が形成され、一方の基板面と前記液晶層との間(通常、前記一方の基板の前記液晶層側の面)に、第1パターン電極アレイ層および第2パターン電極アレイ層が積層形成され、他方の基板と前記液晶層との間(通常、前記他方の基板の前記液晶層側の面)に透明なグランド電極層が形成されているマイクロレンズアレイにおいて、
前記第1パターン電極アレイ層は、多角形または円形の輪郭の一部をなす複数の第1パターン電極の行列から構成されるとともに、前記第2パターン電極アレイ層は、前記輪郭の他の一部をなす第2パターン電極の行列から構成され、
前記各第1パターン電極は各輪郭ラインが第1電極と第2電極とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する前記第1パターン電極の前記第1電極および前記第2電極はそれぞれ連続接続され、
前記各第2パターン電極は各輪郭ラインが第1電極と第2電極とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する前記第2パターン電極の前記第1電極および前記第2電極はそれぞれ連続接続され、
前記第1パターン電極の前記各第1電極および前記各第2電極の少なくとも一方の電圧、および
前記第2パターン電極の前記各第1電極および前記各第2電極の少なくとも一方の電圧を調整することで動作することを特徴とするマイクロレンズアレイ。
本発明のマイクロレンズアレイが、ディスプレイに応用される場合には、マイクロレンズアレイは、液晶または有機ELからなる画像形成装置と組み合わされる。パターン電極のサイズは、画像形成装置の1画素に対応することができる。これらの画像形成装置における画像表示部のグランド電極層はマイクロレンズアレイのグランド電極層と共用することができる。この場合には、グランド電極層は、通常、液晶層の他方の面の全面にわたり形成される。また、画像形成装置の画素制御用のマトリクスアレイは、グランド電極層の背面側に設けられる。
本請求項のマイクロレンズアレイでは、第1電極および第2電極の電圧は、適宜の値に設定される。すなわち、多角形または円形の輪郭をなすパターン電極とグランド電極層との間の屈折率分布が変更される。これにより、パターン電極により構成されるレンズが二次元方向(たとえば、左右上下方向)に変位し、またはレンズの光軸が二次元方向に傾斜する。
本請求項にかかるマイクロレンズアレイは、ディスプレイの左右方向への偏向を行う補助装置として使用することができる。この補助装置が備えられたディスプレイでは、補助装置が、斜めから見ても画像が見やすくなるように、マイクロレンズアレイの光軸の角度を調節することができる。
(5)
前記複数の第1パターン電極および前記複数の第2パターン電極が重ね合わされて生成されるパターン電極が、三角形、四角形または六角形の輪郭をなすことを特徴とする(4)に記載のマイクロレンズアレイ。
(6)
(4)または(5)に記載のマイクロレンズアレイにおいて、
前記第1パターン電極アレイ層および第2パターン電極アレイ層の積層体と、前記一方の基板との間に、透明絶縁層および透明な制御電極が積層形成されていることを特徴とするマイクロレンズアレイ。
本発明のマイクロレンズアレイを用いた照明制御装置は(7)および(8)を要旨とする。
(7)
(1)〜(3)の何れかに1項に記載のマイクロレンズアレイを備え、前記マイクロレンズアレイから出射される光の方向が可変調整され、または集光効果または散乱効果が可変調整されることを特徴とする照明制御装置。
(8)
(4)〜(6)の何れかに1項に記載のマイクロレンズアレイを備え、前記マイクロレンズアレイから出射される光の方向が可変調整され、または集光効果または散乱効果が可変調整されることを特徴とする照明制御装置。
本発明のマイクロレンズアレイを用いた照明制御装置は、たとえば、車両の自動式前照灯照射方向調節装置(上下方向、上下左右方向の適宜経の調節)として使用できる。また、航空機、車両のシートに付属する遠隔制御式の読書灯として使用することもできる。
本発明のマイクロレンズアレイによれば、たとえば、多角形や円形のパターンの輪郭ライン(パターン電極)が第1電極と第2電極の2つ分割される。これにより、液晶内部の電気力線が第1電極側または第2電極側に偏り、屈折率の分布も同様に偏る。すなわち、本発明のマイクロレンズアレイは、ソリッドタイプのマイクロレンズアレイと同様の機能を奏するとともに、第1電極および第2電極に与える電圧を調整することで、各レンズの光軸を同時に変位させたり傾斜させることができる。
また、本発明のマイクロレンズアレイによれば、多角形や円形のパターンの輪郭ライン(パターン電極)を、二層に分け各層でそれぞれ2つに分割することができる。そして、前記輪郭ラインを二層合計で4つに分割することができる。これにより、液晶内部の電気力線が横方向に偏るとともに縦方向にも偏り、屈折率の分布も同様に横方向および縦方向に偏る。
したがって、スマートフォンやタブレット端末等の携帯機器用の、水平視差式の3D表示装置または水平・垂直視差式の3D表示装置の提供が可能となる。
本発明の照明制御装置によれば、モータを使用しない、車両の自動式前照灯照射方向調節装置(上下左右方向への調節)や、読書灯などの照射方向制御装置を提供できる。
図1は本発明のマイクロレンズアレイの実施形態を示す説明図であり、図1(A)はマイクロレンズアレイの平面説明図、図1(B)はマイクロレンズアレイの側面説明図である。 図2は図1に示したマイクロレンズアレイの全体を示す平面説明図である。 図3は図1に示したマイクロレンズアレイにおいて、開口部の幅、液晶層の厚みおよび絶縁層の厚みが所定値であるときの第1電極の電圧と第2電極の電圧に応じて開口部における屈折率が変化する様子を干渉縞により示す図であり、図3(A)は第1電極の電圧と第2電極の電圧が4Vのときの干渉縞を示す図、図3(B)は第1電極の電圧と第2電極の電圧が6Vのときの干渉縞を示す図、図3(C)は第1電極の電圧と第2電極の電圧が8Vのときの干渉縞を示す図である(各実施形態において、印加電圧は周波数1kHzの正弦波であり、その値は実効値を示している)。 図4は図1に示したマイクロレンズアレイにおいて、開口部の幅、液晶層の厚みおよび絶縁層の厚みが所定値であるときの第1電極の電圧と第2電極の電圧に応じて開口部における屈折率が変化する様子を干渉縞により示す図であり、図4(A)は第1電極の電圧が3V、第2電極の電圧が8Vのときの干渉縞を示す図、図4(B)は第1電極の電圧が3V、第2電極の電圧が10Vのときの干渉縞により示す図、図4(C)は第1電極の電圧が3V、第2電極の電圧が12Vのときの干渉縞を示す図である。 図5は本発明のマイクロレンズアレイの他の実施形態を示す説明図であり、図5(A)はマイクロレンズアレイの平面説明図、図5(B)はマイクロレンズアレイの側面説明図である。 図6は図5に示したマイクロレンズアレイの全体を示す平面説明図である。 図7は図5に示したマイクロレンズアレイにおいて、開口部の幅、液晶層の厚みおよび絶縁層の厚みが所定値であるときの第1電極の電圧と第2電極の電圧に応じて開口部における屈折率が変化する様子を干渉縞により示す図であり、図7(A)は第1電極の電圧と第2電極の電圧が2Vのときの干渉縞を示す図、図7(B)は第1電極の電圧と第2電極の電圧が4Vのときの干渉縞を示す図、図7(C)は第1電極の電圧と第2電極の電圧が6Vのときの干渉縞により示す図である。 図8(A)は図5に示したマイクロレンズアレイにおいて、第1電極の電圧と第2電極の電圧の値を変化させたときの図7で示した干渉縞により求めた光学位相差を示す図、図8(B)は第1電極の電圧と第2電極の電圧の値を変化させたときの印加電圧と光学位相差から求めた焦点距離との関係を示す図である。 図9は図5に示したマイクロレンズアレイにおいて、開口部の幅、液晶層の厚みおよび絶縁層の厚みが所定値であるときの第1電極の電圧と第2電極の電圧に応じて開口部における屈折率が変化する様子を干渉縞により示す図であり、図9(A)は第1電極の電圧が6V、第2電極の電圧が4Vのときの干渉縞を示す図、図9(B)は第1電極の電圧が8V、第2電極の電圧が4Vのときの干渉縞を示す図、図9(C)は第1電極の電圧が11V、第2電極の電圧が4Vのときの干渉縞を示す図である。 図10(A)は図5に示したマイクロレンズアレイにおいて、第2電極の電圧を4V(一定)として第1電極の電圧の値を変化させたときの図9で示した干渉縞により求めた光学位相差を示す図、図10(B)は第2電極の電圧を4Vとして第1電極の電圧の値を変化させたときの電圧と光学位相差から求めた焦点距離との関係を示す図である。 図11は本発明のマイクロレンズアレイの他の実施形態を示す図であり、(A)は第1パターン電極アレイ層を示す平面説明図、(B)は第2パターン電極アレイ層を示す平面説明図、(C)はマイクロレンズアレイの側面説明図である。 図12は図11に示したマイクロレンズアレイを応用したディスプレイの構造説明図である。 図13は図1に示した本発明のマイクロレンズアレイの実施形態を示す説明図であり、(A)はマイクロレンズアレイの平面説明図、(B)は透明な制御電極および高抵抗層が積層形成されているマイクロレンズアレイの側面説明図である。 図14は図5に示した本発明のマイクロレンズアレイの実施形態を示す説明図であり、(A)はマイクロレンズアレイの平面説明図、(B)は透明な制御電極および高抵抗層が積層形成されているマイクロレンズアレイの側面説明図である。 図15は本発明の照明制御装置の一実施形態を示す説明図であり、(A)は照明制御装置の基本構成を示す図、(B)は(A)の照明制御装置の作用を説明する図である。 図16は、パターン電極が三角形の場合を示す図である。 図17(A)は液晶マイクロレンズアレイの従来技術の説明図、図17(B)は液晶レンチキュラーレンズの従来技術の説明図である。
図1(A),(B)および図2は本発明のマイクロレンズアレイの実施形態を示す説明図である。
図1(A)に示すように、マイクロレンズアレイ1のパターン電極アレイ層12は、複数の四角形パターン電極14の行列から構成されている。本実施形態において、行CLMと列ROWは約67°で交差している。四角形パターン電極14は、各輪郭ラインLが第1電極141と第2電極142とに分割されて構成されている。そして、図2にも示すように、同一行または同一列を構成する四角形パターン電極14の第1電極141および第2電極142はそれぞれ連続に接続されている。図2では第1電極141に電源AC1が接続され、第2電極142に電源AC2が接続されている。
図1(B)に示すように、マイクロレンズアレイ1は、ガラス基板101の液晶層11側の面にパターン電極アレイ層12(第1電極141と第2電極142とからなる四角形パターン電極14)が形成され他方のガラス基板102の液晶層11側の面にグランド電極層13が形成されている。
また、図1(B)では、液晶層11とパターン電極アレイ層12との間には、絶縁層15が形成されている。図示しないが、たとえば液晶層11と絶縁層15との間には(または絶縁層15に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を設けることができる。図1(B)では、電気力線をDで示してある。
本実施形態では液晶層11の厚さは60μm、開口幅は300μm、輪郭ラインLの幅は50μmである。また、絶縁層15の厚さは5μmである。
絶縁層15は、良好な特性を得るために使用されるもので、その厚さ等は、四角形パターン電極14の開口幅と液晶層11の厚さに関係する。絶縁層15は、。ただし、四角形パターン電極14の開口幅と液晶層11の厚さを調整することで、絶縁層15を省くことができる。
なお、絶縁層15の液晶層11に接する面およびグランド電極層13の液晶層11に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
液晶層11にしきい値以上の電界が加えられると、液晶分子は電界強度に対応して電界の方向に再配向する性質があり、液晶の弾性エネルギーと電界によるエネルギーが釣り合うような配向状態となる。四角形パターン電極14の輪郭から、開口部の中心方向に向かって電界強度が減少する場合には、液晶分子の長軸方向が円形パターン電極の縁付近において基板面に対して垂直方向に傾いているが、中心付近では傾きの角度が小さくなる。すなわち、ラビング方向に偏光した入射光に対して、実効的な屈折率は四角形パターン電極14の輪郭ライン付近(縁付近)に比べて四角形パターン電極14の中心付近で大きくなり、正のレンズ特性すなわち凸レンズ特性を示す。
図3(A)に、第1電極141の電圧V1と第2電極142の電圧V2が4Vのとき(V1=V2=4V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。ここで、隣り合う干渉縞の光学位相差は2πである。図3(B)に、同じく電圧V1と電圧V2が6Vのとき(V1=V2=6V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。図3(C)に、同じく電圧V1と電圧V2が8Vのとき(V1=V2=8V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。図3(A)〜図3(C)において、印加電圧は周波数1kHzの正弦波である。
図4(A)に第1電極141の電圧V1が3V、第2電極142の電圧V2が8Vのとき(V1=3V,V2=8V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。図3(B)に、同じく電圧V1が3V、電圧V2が10Vのとき(V1=3V,V2=10V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。図3(C)に、同じく電圧V1が3V、電圧V2が12Vのとき(V1=3V,V2=12V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。印加電圧の低い方へ円形状の干渉縞の分布が移動していため、印加電圧が高い電極側と比較して印加電圧が低い電極側の屈折率分布が緩やかになる。なお、図4(A)〜図4(C)において、印加電圧は周波数1kHzの正弦波である。
次に、他の実施の形態について説明する。図5(A)に示すように、マイクロレンズアレイ2のパターン電極アレイ層22は、複数の六角形パターン電極24の行列から構成されている。本実施形態において、行CLMと列ROWは67°で交差している。六角形パターン電極24は、各輪郭ラインLが第1電極241と第2電極242とに分割されて構成されている。そして、図6にも示すように、同一行または同一列を構成する六角形パターン電極24の第1電極241および第2電極242はそれぞれ連続に接続されている。図6では第1電極241に電源AC1が接続され、第2電極242に電源AC2が接続されている。
図5(B)に示すように、マイクロレンズアレイ2は、ガラス基板201の液晶層21側の面にパターン電極アレイ層22(第1電極241と第2電極242とからなる六角形パターン電極24)が形成され他方のガラス基板202の液晶層21側の面にグランド電極層23が形成されている。
図5(B)では、ガラス基板201の液晶層21側の面とパターン電極アレイ層22との間には、絶縁層25が形成されている。図示しないが、液晶層21と絶縁層25との間には(または絶縁層25に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を設けることができる。図5(B)では、電気力線をDで示してある。
なお、絶縁層25およびグランド電極層23の液晶層21に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
本実施形態では液晶層21の厚さは60μm、開口幅は300μm、輪郭ラインLの幅は50μmである。また、絶縁層25の厚さは5μmである。
絶縁層25は、良好な特性を得るために使用されるもので、その厚さ等は六角形パターン電極24の開口幅と液晶層21の厚さに関係する。ただし、六角形パターン電極24の開口幅と液晶層21の厚さを調整することで、絶縁層25を省くことができる。
図7(A)に、第1電極241の電圧V1と第2電極242の電圧V2が2Vのとき(V1=V2=2V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。図7(B)に、同じく第1電極241の電圧V1と第2電極242の電圧V2が4Vのとき(V1=V2=4V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。図7(C)に、同じく第1電極241の電圧V1と第2電極242の電圧V2が6Vのとき(V1=V2=6V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。
図8(A)に、電圧V1(=V2)の値を変化させたときの光学位相差を示す。隣り合う干渉縞の光学位相差が2πであるため、光学位相差分布を求めることができる。六角形パターン電極24の縁付近で電界が大きく、中央部で電界が最小になるため、放物線状の屈折率分布を得ることができる。また、図8(B)に、電圧V1(=V2)の値を変化させたときの電圧と焦点距離との関係を示す。印加電圧の増加と共に、焦点距離が一度減少した後増加する特性が得られており、六角形パターン電極24に印加する電圧を可変調整することにより、焦点距離を広範囲かつ連続的に増減することが可能である。
図9(A)に第1電極241の電圧V1が6V、第2電極242の電圧V2が4Vのとき(V1=6V,V2=4V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。印加電圧の低い方へ円形状の干渉縞の分布が移動していため、印加電圧が高い電極側と比較して印加電圧が低い電極側の屈折率分布が緩やかになる。
また、図9(B)に電圧V1が8V、電圧V2が4Vのとき(V1=8V,V2=4V)の屈折率の変化を、図9(C)に電圧V1が11V、電圧V2が4Vのとき(V1=11V,V2=4V)の屈折率の変化をそれぞれ干渉縞により示す。
図10(A)に、第2電極242の電圧V2が4V、第1電極241の電圧V1の値を変化させたときの光学位相差を示す。また、図10(B)に、第2電極242の電圧V2が4V、第1電極241の電圧V1の値を変化させたときの電圧と焦点距離との関係を示す。印加電圧の増加と共に、焦点距離が変化する特性が得られている。
なお、図1では電極パターンが四角形である場合について説明し、図5では電極パターンが六角形である場合について示したが、電極パターンの形状はこれらに限定されるものではなく、円形や他の多角形(たとえば、三角形)であっても、同様の効果を得ることができる。
図11(A),(B),(C)および図12(A),(B)は本発明のマイクロレンズアレイのさらに他の実施形態を示す図である。
図11(A)に示す第1パターン電極アレイ層32aと図11(B)に示す第2パターン電極アレイ層32bが直交する方向に配置されている。
図11(C)に示すように、マイクロレンズアレイ3は、ガラス基板301の液晶層31側の面に、第1パターン電極アレイ層32aと第2パターン電極アレイ層32bとが積層形成されている。他方のガラス基板302の液晶層31側の面にグランド電極層33が形成されている。また、図11(C)では、液晶層31と第1パターン電極アレイ層32aとの間には、絶縁層35aが形成され、第1パターン電極アレイ層32aと第2パターン電極アレイ層32bとの間には絶縁層35bが形成されている。図示しないが、液晶層31と絶縁層35aとの間には(または絶縁層35に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を設けることができる。図11(C)では、電気力線をDで示してある。
図11(A)に示す第1パターン電極アレイ層32aに形成された第1パターン電極341および図11(B)に示す第2パターン電極アレイ層32bに形成された第2パターン電極342により、四角形パターン電極34(四角形としては図示されていない)が構成される。
第1パターン電極341の第1電極3411および第2電極3412と、第2パターン電極342の第1電極3421および第2電極3422とが直交することにより、開口部における屈折率の変化を横方向および縦方向に調整することが可能である。
図11(A),(B),(C)では、第1パターン電極341および第2パターン電極342により、複数の四角形パターン電極34(四角形としては図示されていない)の行列が構成される場合について説明した。電極パターンの形状はこれらに限定されるものではなく、円形や他の多角形(たとえば、三角形や六角形)であっても、同様の効果を得ることができる。
なお、絶縁層35aの液晶層31に接する面およびグランド電極層33の液晶層31に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
本実施形態では、絶縁層35aおよび絶縁層35bの厚さはそれぞれ5μmであり、液晶層31は60μmである。
絶縁層35aは、良好な特性を得るために使用されるもので、その厚さ等は四角形パターン電極34の開口幅と液晶層41の厚さに関係する。ただし、四角形パターン電極34の開口幅と液晶層31の厚さを調整することで、絶縁層35aを省くことができる。
図12はマイクロレンズアレイ3を応用したディスプレイの構造説明図である。
図12において、マイクロレンズアレイ3は、液晶層31と第1パターン電極アレイ層32aと第2パターン電極アレイ層32bとグランド電極層33とからなる。液晶層31と第1パターン電極アレイ層32aとの間には、図示しない絶縁層(図11の絶縁層35a)および/または高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)が設けられる。たとえば、絶縁層は第1パターン電極アレイ層32a側、高抵抗層は液晶層31側に設けられる。
第1パターン電極アレイ層32aおよび第2パターン電極アレイ層32bは、絶縁層32bを挟んで積層されて形成されている。第1パターン電極アレイ層32aには、四角形の輪郭の一部(本実施形態では四角形の対向する2辺)をなす第1パターン電極341が形成され、第2パターン電極アレイ層32bには、四角形輪郭の他の一部(本実施形態では四角形の対向する他の2辺)をなす第1パターン電極342が形成される。
図11で説明したように、第1パターン電極341は輪郭ラインが第1電極3411と第2電極3412(本実施形態では四角形の対向する2辺)に分割されて構成され、同一行または同一列を構成する第1電極3411および第2電極3412はそれぞれ連続接続されている。
また、第2パターン電極342は輪郭ラインが第1電極3421と第2電極3422とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する第1電極3421および第2電極3422はそれぞれ連続接続されている。
第1パターン電極341の第1電極3411には交流電源A1が接続され、第1パターン電極341の第2電極3412には交流電源A2が接続される。また、第2パターン電極342の第1電極3421には交流電源A3が接続され、第2パターン電極342の第2電極3422には交流電源A4が接続される。
交流電源AC1,AC2,AC3およびAC4の出力電圧を変更することにより(たとえば、AC1およびAC3を固定しておきAC2およびAC4の出力電圧値を変更してもよい)、第1パターン電極341および第2パターン電極342により構成されるレンズが二次元方向(左右前後方向)に変位し、または当該レンズの光軸が二次元方向(左右前後方向)に傾斜する。
図12ではマイクロレンズアレイ3の背面には有機EL等からなる3D画像を出力する画像形成装置300が配置されており、マイクロレンズアレイ3は3Dディスプレイ用の3Dパネルとして使用することができる。
図13(A),(B)および図14(A),(B)により、凹レンズ特性の機能を付加したマイクロレンズアレイの実施形態を説明する。
図13(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ4の構成は、図1(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ1に、後述する透明制御電極層47および絶縁層45が付加されている他は、概ね図1(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ1の構成と同じである。
図13(A),(B)における構成部材等は、図1(A),(B)における構成部材等と次の関係にある。
すなわち、液晶層41は液晶層11に、パターン電極アレイ層42はパターン電極アレイ層12に、グランド電極層43はグランド電極層13に、四角形パターン電極44は四角形パターン電極14に、絶縁層45は絶縁層15に、ガラス基板401,402はガラス基板101,102に、第1電極441層は第1電極141層に、第2電極441層は第2電極142に対応する。
図13(A)では、四角形パターン電極44の行列を行CLMと列ROW(約67°)で示してあり、四角形パターン電極44の輪郭ラインを符号Lで示してある。また、図13(B)では、第1電極241の電圧をV1で示し、第2電極142の電圧をV2で示してあり、電気力線をDで示してある
図13(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ4では、ガラス基板401に透明制御電極層47が形成され絶縁層46を挟んでパターン電極アレイ層42が形成されている。本実施形態でも、図示はしないが、絶縁層46と電極層47との間に(または、絶縁層46に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を形成することができる。
絶縁層45の液晶層41に接する面およびグランド電極層43の液晶層41に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
図13(B)に示した電気力線Dからもわかるように、本実施形態では、マイクロレンズアレイ4は凹レンズ特性を奏することができる。すなわち、マイクロレンズアレイ4では、透明制御電極47に印加する電圧により開口部中央から液晶分子を再配向することができるため、レンズ特性として凹レンズ特性の機能が付加される。透明制御電極47とパターン電極アレイ層42との間に設けられる図示しない高抵抗層は、四角形パターン電極44により生じた電界を中継することで、電界分布を滑らかに調整する効果を有している。そのため、四角形パターン電極44の開口径と液晶層41の厚みに関する制限条件が解消され、性能の高いマイクロレンズが非常に容易にできる。なお、マイクロレンズアレイ4は、構造によっては、高抵抗層を省くことができる。なお、高抵抗層等の機能については周知である(特許文献3等を参照)。
図14(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ5の構成は、図5(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ2に、後述する透明制御電極層57および絶縁層56が付加されている他は、概ね図5(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ2の構成と同じである。
図14(A),(B)における構成部材等は、図5(A),(B)における構成部材等と次の関係にある。
すなわち、液晶層51は液晶層21に、パターン電極アレイ層52はパターン電極アレイ層22に、グランド電極層53はグランド電極層23に、六角形パターン電極54は六角形パターン電極24に、絶縁層55は絶縁層25に、ガラス基板501,502はガラス基板201,202に、第1電極541層は第1電極241層に、第2電極541層は第2電極242に対応する。
図14(A)では、六角形パターン電極54の行列を行CLMと列ROWで示してあり、六角形パターン電極54の輪郭ラインを符号Lで示してある。また、図14(B)では、第1電極541の電圧をV1で示し、第2電極542の電圧をV2で示してあり、電気力線をDで示してある
図14(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ5では、ガラス基板501に透明制御電極層57が形成され絶縁層56を挟んでパターン電極アレイ層52が形成されている。本実施形態でも、図示はしないが、絶縁層56と電極層57との間に(または、絶縁層56に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を形成することができる。
絶縁層55の液晶層51に接する面およびグランド電極層53の液晶層51に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
図14(B)に示した電気力線Dからもわかるように、本実施形態では、マイクロレンズアレイ5は凹レンズ特性を奏することができる。すなわち、マイクロレンズアレイ5では、透明制御電極57に印加する電圧により開口部中央から液晶分子を再配向することができるため、レンズ特性として凹レンズ特性の機能が付加される。透明制御電極57とパターン電極アレイ層52との間に設けられる図示しない高抵抗層は、六角形パターン電極54により生じた電界を中継することで、電界分布を滑らかに調整する効果を有している。そのため、六角形パターン電極54の開口径と液晶層51の厚みに関する制限条件が解消され、性能の高いマイクロレンズが容易に実現できる。
なお、マイクロレンズアレイ5は構造によっては、高抵抗層を省くことができる。なお、高抵抗層等の機能については周知である(特許文献3等を参照)。
なお、図13では電極パターンが四角形である場合について説明し、図14では電極パターンが六角形である場合について示したが、電極パターンの形状はこれらに限定されるものではなく、円形や他の多角形であっても、同様の効果を得ることができる。
上記の実施形態では、パターン電極アレイ層における各パターン電極の開口幅が一定である場合について説明した。しかし、全てのパターン電極が同一の寸法である必要はない。多角形パターン電極を構成する第1電極および第2電極を、同一行または同一列ごとに異なる寸法にする(たとえば、奇数行または偶数行(または奇数列または偶数列)で異なる形状のパターン電極とする)ことで、より多彩な特性や効果を発揮することが可能となる。
図15(A),(B)はマイクロレンズアレイを用いた照明制御装置の実施形態を示す説明図である。図15(A),(B)のマイクロレンズアレイは、車両の前照灯照射方向を調整するための制御装置、読書灯等の照射方向を調整するための制御装置として使用される。
図15(A)において、照明制御装置60は、マイクロレンズアレイ6と光源68と制御回路69からなる。本実施形態では、マイクロレンズアレイ6の構成は、図1から図4に示したマイクロレンズアレイ1と同じである。液晶層61の一方の面にパターン電極アレイ層62が形成され他方の面にグランド電極層63が形成されている。
パターン電極アレイ層62には四角形パターン電極64の行列が形成されている。四角形パターン電極64の輪郭ラインは、半分が第1電極641からなり残りの半部が第2電極642からなる。第1電極641および第2電極642によりレンズが構成される。
第1電極641には交流電源AC1が接続され、第2電極642にはAC2が接続されている。交流電源AC1およびAC2の出力電圧は制御回路69からの信号により制御される。
交流電源AC1およびAC2の出力電圧を変更することにより(たとえば、AC1を固定しておきAC2の出力電圧値を変更してもよい)、第1電極641,第2パターン電極642により構成されるレンズが一次元方向(たとえば、左右方向)に変位し、または当該レンズの光軸が一次元方向(左右、前後等)に傾斜する。これにより、図15(B)の矢印で示すように、照射される領域を変更することができる。
照明制御装置60では、図11(A),(B),(C)および図12(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイを使用することもできる。この場合には、第1パターン電極341,第2パターン電極342により構成されるマイクロレンズが二次元方向(左右、前後等)に変位し、または当該レンズの光軸が二次元方向(左右、前後等)に傾斜するように制御される。
図15の実施形態においては、絶縁層および高抵抗層について説明はしなかったが、マイクロレンズアレイ1〜5ついて説明したように、適宜の箇所に絶縁層を設けることができる。また、パターン電極64と液晶との間に高抵抗層を設けることで、液晶層61内の電界分布を滑らかに調整することができる。
なお、既に述べたが、パターン電極は、四角形,六角形でもよいし、図16に示すような三角形でもよい。図16において、三角形パターン電極74は、第1パターン電極741と第2パターン電極742により構成できる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、適宜の設計変更した態様は、本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のマイクロレンズアレイは、通常のソリッドタイプのレンズアレイとは異なる。多角形パターン電極や円形パターン電極の輪郭ラインを構成する第1電極とグランド電極層との電圧および第2電極とグランド電極層との間の電圧が可変調整され、液晶層内における実効的な屈折率分布が適宜変更される。これにより、マイクロレンズの焦点距離が変更され、マイクロレンの光軸が適宜方向に傾斜する。したがって、スマートフォンやタブレット端末等の携帯機器用の、水平視差を考慮した3D表示装置、水平視差および垂直視差を考慮した3D表示装置への応用が期待される。また、可動部を有しない照明制御装置等、多彩の用途への応用が可能である。
1,2,3,4,5,6,8 マイクロレンズアレイ
9 液晶レンチキュラーレンズ
11,21,31,41,51,80,61 液晶層
12,22,32,42,52,62 パターン電極アレイ層
13,23,33,43,53,82,63 グランド電極層
14,34,44 四角形パターン電極
15,25,35,45,46,55,56 絶縁層
24,54 六角形パターン電極
47,57 制御電極(透明電極)
60 照明制御装置
68 光源
69 制御回路
74 三角形パターン電極
81 電極
91,141,241,341,343,441,541,641,741 第1電極
92,142,242,342,344,442,542,642,742 第2電極
101,102,201,202,301,302,401,402,501,502 ガラス基板
300 画像形成装置
L 輪郭ライン
図1(B)に示すように、マイクロレンズアレイ1は、ガラス基板101の液晶層11側の面にパターン電極アレイ層12(第1電極141と第2電極142とからなる四角形パターン電極14)が形成され他方のガラス基板102の液晶層11側の面にグランド電極層13が形成されている。
また、図1(B)では、液晶層11とパターン電極アレイ層12との間には、絶縁層15が形成されている。図示しないが、たとえば液晶層11と絶縁層15との間には(または絶縁層15に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を設けることができる。図1(B)では、電気力線をDで示してある。
本実施形態では液晶層11の厚さは60μm、開口幅は300μm、輪郭ラインLの幅は50μmである。また、絶縁層15の厚さは5μmである。
絶縁層15は、良好な特性を得るために使用されるもので、その厚さ等は、四角形パターン電極14の開口幅と液晶層11の厚さに関係する。ただし、四角形パターン電極14の開口幅と液晶層11の厚さを調整することで、絶縁層15を省くことができる。
なお、絶縁層15の液晶層11に接する面およびグランド電極層13の液晶層11に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
液晶層11にしきい値以上の電界が加えられると、液晶分子は電界強度に対応して電界の方向に再配向する性質があり、液晶の弾性エネルギーと電界によるエネルギーが釣り合うような配向状態となる。四角形パターン電極14の輪郭から、開口部の中心方向に向かって電界強度が減少する場合には、液晶分子の長軸方向が円形パターン電極の縁付近において基板面に対して垂直方向に傾いているが、中心付近では傾きの角度が小さくなる。すなわち、ラビング方向に偏光した入射光に対して、実効的な屈折率は四角形パターン電極14の輪郭ライン付近(縁付近)に比べて四角形パターン電極14の中心付近で大きくなり、正のレンズ特性すなわち凸レンズ特性を示す。
図9(A)に第1電極241の電圧V1が6V、第2電極242の電圧V2が4Vのとき(V1=6V,V2=4V)の屈折率の変化を干渉縞により示す。印加電圧の低い方へ円形状の干渉縞の分布が移動していため、印加電圧が高い電極側と比較して印加電圧が低い電極側の屈折率分布が緩やかになる。
また、図9(B)に電圧V1が8V、電圧V2が4Vのとき(V1=8V,V2=4V)の屈折率の変化を、図9(C)に電圧V1が11V、電圧V2が4Vのとき(V1=11V,V2=4V)の屈折率の変化をそれぞれ干渉縞により示す。
図12はマイクロレンズアレイ3を応用したディスプレイの構造説明図である。
図12において、マイクロレンズアレイ3は、液晶層31と第1パターン電極アレイ層32aと第2パターン電極アレイ層32bとグランド電極層33とからなる。液晶層31と第1パターン電極アレイ層32aとの間には、図示しない絶縁層(図11の絶縁層35a)および/または高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)が設けられる。たとえば、絶縁層は第1パターン電極アレイ層32a側、高抵抗層は液晶層31側に設けられる。
第1パターン電極アレイ層32aおよび第2パターン電極アレイ層32bは、絶縁層32を挟んで積層されて形成されている。第1パターン電極アレイ層32aには、四角形の輪郭の一部(本実施形態では四角形の対向する2辺)をなす第1パターン電極341が形成され、第2パターン電極アレイ層32bには、四角形輪郭の他の一部(本実施形態では四角形の対向する他の2辺)をなす第1パターン電極342が形成される。
図11で説明したように、第1パターン電極341は輪郭ラインが第1電極3411と第2電極3412(本実施形態では四角形の対向する2辺)に分割されて構成され、同一行または同一列を構成する第1電極3411および第2電極3412はそれぞれ連続接続されている。
また、第2パターン電極342は輪郭ラインが第1電極3421と第2電極3422とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する第1電極3421および第2電極3422はそれぞれ連続接続されている。
第1パターン電極341の第1電極3411には交流電源A1が接続され、第1パターン電極341の第2電極3412には交流電源A2が接続される。また、第2パターン電極342の第1電極3421には交流電源A3が接続され、第2パターン電極342の第2電極3422には交流電源A4が接続される。
交流電源AC1,AC2,AC3およびAC4の出力電圧を変更することにより(たとえば、AC1およびAC3を固定しておきAC2およびAC4の出力電圧値を変更してもよい)、第1パターン電極341および第2パターン電極342により構成されるレンズが二次元方向(左右前後方向)に変位し、または当該レンズの光軸が二次元方向(左右前後方向)に傾斜する。
図12ではマイクロレンズアレイ3の背面には有機EL等からなる3D画像を出力する画像形成装置300が配置されており、マイクロレンズアレイ3は3Dディスプレイ用の3Dパネルとして使用することができる。
図13(A),(B)および図14(A),(B)により、凹レンズ特性の機能を付加したマイクロレンズアレイの実施形態を説明する。
図13(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ4の構成は、図1(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ1に、後述する透明制御電極層47および絶縁層45が付加されている他は、概ね図1(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ1の構成と同じである。
図13(A),(B)における構成部材等は、図1(A),(B)における構成部材等と次の関係にある。
すなわち、液晶層41は液晶層11に、パターン電極アレイ層42はパターン電極アレイ層12に、グランド電極層43はグランド電極層13に、四角形パターン電極44は四角形パターン電極14に、絶縁層45は絶縁層15に、ガラス基板401,402はガラス基板101,102に、第1電極441層は第1電極141層に、第2電極441層は第2電極142に対応する。
図13(A)では、四角形パターン電極44の行列を行CLMと列ROW(約67・)で示してあり、四角形パターン電極44の輪郭ラインを符号Lで示してある。また、図13(B)では、第1電極41の電圧をV1で示し、第2電極42の電圧をV2で示してあり、電気力線をDで示してある
図13(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ4では、ガラス基板401に透明制御電極層47が形成され絶縁層46を挟んでパターン電極アレイ層42が形成されている。本実施形態でも、図示はしないが、絶縁層46と電極層47との間に(または、絶縁層46に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を形成することができる。
絶縁層45の液晶層41に接する面およびグランド電極層43の液晶層41に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
図13(B)に示した電気力線Dからもわかるように、本実施形態では、マイクロレンズアレイ4は凹レンズ特性を奏することができる。すなわち、マイクロレンズアレイ4では、透明制御電極47に印加する電圧により開口部中央から液晶分子を再配向することができるため、レンズ特性として凹レンズ特性の機能が付加される。透明制御電極47とパターン電極アレイ層42との間に設けられる図示しない高抵抗層は、四角形パターン電極44により生じた電界を中継することで、電界分布を滑らかに調整する効果を有している。そのため、四角形パターン電極44の開口径と液晶層41の厚みに関する制限条件が解消され、性能の高いマイクロレンズが非常に容易にできる。なお、マイクロレンズアレイ4は、構造によっては、高抵抗層を省くことができる。なお、高抵抗層等の機能については周知である(特許文献3等を参照)。
図14(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ5の構成は、図5(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ2に、後述する透明制御電極層57および絶縁層56が付加されている他は、概ね図5(A),(B)で説明したマイクロレンズアレイ2の構成と同じである。
図14(A),(B)における構成部材等は、図5(A),(B)における構成部材等と次の関係にある。
すなわち、液晶層51は液晶層21に、パターン電極アレイ層52はパターン電極アレイ層22に、グランド電極層53はグランド電極層23に、六角形パターン電極54は六角形パターン電極24に、絶縁層55は絶縁層25に、ガラス基板501,502はガラス基板201,202に、第1電極541層は第1電極241層に、第2電極54層は第2電極242に対応する。
図14(A)では、六角形パターン電極54の行列を行CLMと列ROWで示してあり、六角形パターン電極54の輪郭ラインを符号Lで示してある。また、図14(B)では、第1電極541の電圧をV1で示し、第2電極542の電圧をV2で示してあり、電気力線をDで示してある
図14(A),(B)に示すマイクロレンズアレイ5では、ガラス基板501に透明制御電極層57が形成され絶縁層56を挟んでパターン電極アレイ層52が形成されている。本実施形態でも、図示はしないが、絶縁層56と電極層57との間に(または、絶縁層56に代えて)、高抵抗層(たとえば面抵抗が109〜1011Ωで、厚さが約50nmの酸化亜鉛膜:ZnO)を形成することができる。
絶縁層55の液晶層51に接する面およびグランド電極層53の液晶層51に接する面には、図示されていない配向膜が配置される。配向膜は、一方向にラビング処理を行った厚さが約50nmのポリイミド膜であり、液晶分子は基板面に平行にラビング方向に配向している。
図14(B)に示した電気力線Dからもわかるように、本実施形態では、マイクロレンズアレイ5は凹レンズ特性を奏することができる。すなわち、マイクロレンズアレイ5では、透明制御電極57に印加する電圧により開口部中央から液晶分子を再配向することができるため、レンズ特性として凹レンズ特性の機能が付加される。透明制御電極57とパターン電極アレイ層52との間に設けられる図示しない高抵抗層は、六角形パターン電極54により生じた電界を中継することで、電界分布を滑らかに調整する効果を有している。そのため、六角形パターン電極54の開口径と液晶層51の厚みに関する制限条件が解消され、性能の高いマイクロレンズが容易に実現できる。
なお、マイクロレンズアレイ5は構造によっては、高抵抗層を省くことができる。なお、高抵抗層等の機能については周知である(特許文献3等を参照)。
なお、図13では電極パターンが四角形である場合について説明し、図14では電極パターンが六角形である場合について示したが、電極パターンの形状はこれらに限定されるものではなく、円形や他の多角形であっても、同様の効果を得ることができる。

Claims (8)

  1. 2枚の基板間に液晶層が形成され、一方の基板と前記液晶層との間にパターン電極アレイ層が形成され、他方の基板と前記液晶層との間に透明なグランド電極層が形成されているマイクロレンズアレイにおいて、
    前記パターン電極アレイ層は、多角形または円形の輪郭をなす複数のパターン電極の行列から構成され、
    前記各パターン電極は、各輪郭ラインが第1電極と第2電極とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する前記各パターン電極の前記第1電極および前記第2電極はそれぞれ連続接続され、
    前記各第1電極および前記各第2電極の少なくとも一方の電圧を調整することで動作することを特徴とするマイクロレンズアレイ。
  2. 前記パターン電極が、三角形、四角形または六角形の輪郭をなすことを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズアレイ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のマイクロレンズアレイにおいて、
    前記パターン電極アレイ層と、前記一方の基板との間に、透明絶縁層および透明な制御電極が積層形成されていることを特徴とするマイクロレンズアレイ。
  4. 2枚の基板間に液晶層が形成され、一方の基板面と前記液晶層との間に、第1パターン電極アレイ層および第2パターン電極アレイ層が積層形成され、他方の基板と前記液晶層との間に透明なグランド電極層が形成されているマイクロレンズアレイにおいて、
    前記第1パターン電極アレイ層は、多角形または円形の輪郭の一部をなす複数の第1パターン電極の行列から構成されるとともに、前記第2パターン電極アレイ層は、前記輪郭の他の一部をなす第2パターン電極の行列から構成され、
    前記各第1パターン電極は各輪郭ラインが第1電極と第2電極とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する前記第1パターン電極の前記第1電極および前記第2電極はそれぞれ連続接続され、
    前記各第2パターン電極は各輪郭ラインが第1電極と第2電極とに分割されて構成され、同一行または同一列を構成する前記第2パターン電極の前記第1電極および前記第2電極はそれぞれ連続接続され、
    前記第1パターン電極の前記各第1電極および前記各第2電極の少なくとも一方の電圧、および
    前記第2パターン電極の前記各第1電極および前記各第2電極の少なくとも一方の電圧を調整することで動作することを特徴とするマイクロレンズアレイ。
  5. 前記複数の第1パターン電極および前記複数の第2パターン電極が重ね合わされて生成されるパターン電極が、三角形、四角形または六角形の輪郭をなすことを特徴とする請求項4に記載のマイクロレンズアレイ。
  6. 請求項4または請求項5に記載のマイクロレンズアレイにおいて、
    前記第1パターン電極アレイ層および第2パターン電極アレイ層の積層体と、前記一方の基板との間に、透明絶縁層および透明な制御電極が積層形成されていることを特徴とするマイクロレンズアレイ。
  7. 請求項1〜請求項3の何れかに1項に記載のマイクロレンズアレイを備え、前記マイクロレンズアレイから出射される光の方向が可変調整され、または集光効果または散乱効果が可変調整されることを特徴とする照明制御装置。
  8. 請求項4〜請求項6の何れかに1項に記載のマイクロレンズアレイを備え、前記マイクロレンズアレイから出射される光の方向が可変調整され、または集光効果または散乱効果が可変調整されることを特徴とする照明制御装置。
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