JP2014110822A - 吻合器 - Google Patents

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Abstract

【課題】人工血管と分枝血管を含む天然血管との重ね合わせ部分を自動吻合することができる吻合器を提供する。
【解決手段】吻合器10は、複数の針24を収納する環状に構成されたカートリッジ25を有する第1アーム12と、第1アーム12に対向配置され先端に環状に構成されたヘッド部81を有する第2アーム14とを備える。第1アーム12と第2アーム14とは、互いに近接及び離間可能な状態で連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、外科手術において互いに分離した複数の要素を接合する吻合器に関する。
大動脈瘤の手術は瘤を切除し人工血管に置き換える人工血管置換術が一般的であるが、胸腹部大動脈瘤は、「こぶ」が広範囲にわたることが多く、大動脈から各臓器(腹部臓器、腎臓、脊髄など)への分枝再建も行われる。術中の脊髄や腹部臓器への血流供給不良が起こると下半身麻痺(対麻痺)や感覚障害、排尿障害、急性腎不全を合併することがあり、腹部大動脈からの分枝再建を迅速に再開させることが重要である。
大動脈再建では、脊髄虚血時間を短縮するため分節遮断法を用い、肋間動脈や腹部分枝は小口径の人工血管で個別に再建する「個別再建」か、島状に一括再建する「島状再建」かの2通りの手法が採られている。
個別再建は、吻合箇所が多い、分枝動脈を十分剥離しなければならない、細い分枝動脈を1本1本人工血管と吻合するため血管閉塞を起しやすいというデメリットがある。島状再建は、分枝動脈の剥離が不要で、血管閉塞の危険性も低く、吻合箇所が少ないので吻合部からの出血も少ないというメリットがあるが、一方で、分枝動脈の再建終了まで腹部臓器が虚血となるというリスクがある。
従来では、手縫いで分枝動脈再建がなされているため、手縫いの手技に慣れていない術者などにおいては吻合に時間がかかり、島状再建における分枝血管再建中の腹部臓器虚血リスクは高いと考えられる。
吻合器としては、端々吻合用と端側吻合用のものがある。島状吻合は端側吻合であるが、従来の端側吻合用の吻合器では、端側の血管(分枝血管)にステントのようなものを取り付ける必要があり、これでは吻合が平面状になる島状吻合には利用できない。また。その他の自動吻合器としては、肺切除用のエンドステイプラーや消化管用のリニアステイプラー、サーキュラーステイプラー(下記特許文献1参照)などがある。しかしながら、これらのステイプラーも、側面開口部に面状に組織を接合することができず、人工血管置換術の島状再建への適用は困難であり、吻合時間の大幅な短縮にはつながらないと考えられる。
特開2004−89442号公報
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、人工血管と分枝血管を含む天然血管との重ね合わせ部分を平面状に自動吻合することができる吻合器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る吻合器は、第1挟持面と、複数の針を収納するカートリッジと、前記第1挟持面を通してカートリッジから針を押し出す針移動機構とを有する第1アームと、前記第1アームに対向して配置され、前記針が押し出された際に前記針を折り曲げるステープル成形面を構成する第2挟持面を有する第2アームと、を備え、前記第1アームと前記第2アームとは、互いに近接及び離間可能な状態で連結され、前記カートリッジは、環状の少なくとも一部を構成するように湾曲又は屈曲して延在し、前記第2挟持面は、少なくとも前記カートリッジの延在形状に沿って延在することを特徴とする。
上記の本発明の構成によれば、人工血管と分枝血管を含む天然血管とを重ね合わせ、この重なり部分を第1挟持面と第2挟持面とで挟持固定し、この状態で第1挟持面を通して複数の針を押し出すことで、人工血管と天然血管との重なり部分を吻合できる。これにより、人工血管と天然血管とを接合することができる。したがって、従来技術(手縫い)と比べ、吻合時間が大幅に短縮されるとともに、分枝血管の剥離が少なくて済むため血管閉塞のリスク低減を図ることが可能である。
上記の吻合器において、前記第1アームは、前記第1挟持面に対して出没可能であり且つ前記カートリッジの内側で当該カートリッジの内周に沿って延在するカッタと、前記カッタを出没移動させるカッタ移動機構とを有するとよい。
上記の構成によれば、第1挟持面と第2挟持面とで人工血管と天然血管とを挟み込み、カッタを突出させることで、人工血管の側面に開口部を瞬時に形成することができる。そして、第1挟持面と第2挟持面とで人工血管と天然血管とを挟んだまま、カートリッジから複数の針を押し出すことで、人工血管に形成した開口部の周囲部分と天然血管との重なり部分を吻合することができる。このように、吻合器ひとつで、人工血管に対する開口部の形成と、針による接合とを実施することができ、吻合時間とともに人工血管接合部の形成時間をより一層大幅に短縮することができる。
上記の吻合器において、前記カートリッジは、環状に構成され、前記カッタは、筒型カッタであり、前記第2アームには、開閉可能に構成されたヘッド部が設けられ、前記ヘッド部は、閉じた状態で、前記カートリッジと同様の環状をなし、前記第2挟持面は、前記ヘッド部の、前記第1挟持面に対向する側に設けられるとよい。
上記の構成によれば、一回のカッタの出没動作と、一回の針の押出し動作だけで、人工血管と天然血管との重なり部分を、天然血管の分枝血管を囲むように吻合することができる。よって、吻合時間をより短縮することができる。
上記の吻合器において、前記第1アームにおいて前記第2アームに対向する側であって平面視でカッタの内側に、粘着面が設けられるとよい。
このように粘着面が設けられることで、カッタにより人工血管を切断した際、切断された人工血管の一部(切除片)が粘着面に付着する。このため、吻合器を人工血管から引き出す際に、切除片が一緒に回収されるため、吻合時間をより短縮することが可能である。
上記の吻合器において、前記第1アームと前記第2アームとの間に、前記カッタが第2アーム側に突出したときに前記カッタに当接する遮蔽板を備え、前記遮蔽板は、前記第1挟持面と前記第2挟持面との間の遮蔽位置と、当該位置から退避した退避位置とに変位可能であるとよい。
このような遮蔽板を設けることで、カッタにより人工血管を切断する際に、天然血管とカッタとの間に遮蔽板が存在するため、天然血管を損傷することを確実に防止できる。
上記の吻合器において、前記遮蔽板の前記第2アームに対向する側には、摩擦抵抗を低減する処理が施されているとよい。
このような処理を施した場合、カッタにより人工血管の一部を切除した後に、第1挟持面と第2挟持面とで人工血管と天然血管とを挟んだまま、遮蔽板を退避位置に向けて容易にスライドさせることができる。
上記の吻合器において、前記第1アームは、人手によって操作する操作部と、前記操作部に連動して移動可能な作動部材とを有し、前記作動部材が第1の位置にあるとき、前記針が前記カートリッジ内に保持されるとともに、前記カッタが第1アーム内に位置し、前記作動部材が第2の位置にあるとき、前記針が前記カートリッジ内に保持されるとともに、前記カッタ移動機構が前記作動部材によって押圧されることで、前記カッタが前記第1アームから突出し、前記作動部材が第3の位置にあるとき、前記針が前記カートリッジ内に保持されるとともに、前記カッタが前記第1アーム内に位置し、前記作動部材が第4の位置にあるとき、前記カッタが前記第1アーム内に位置するとともに、前記針移動機構が前記作動部材によって押圧されることで、前記針が前記カートリッジから押し出され、前記第1の位置、前記第2の位置、前記第3の位置、前記第4の位置は、第1アームの一側から他側に向かって、この順で位置設定されているとよい。
上記の構成によれば、操作部を操作して作動部材を第1の位置から第2の位置に移動させることで、カッタを突出させることができ、作動部材を第2の位置から第3の位置に移動させることで、カッタを第1アーム内に戻すことができ、さらに、作動部材を第3の位置から第4の位置に移動させることで、針を押し出すことができる。よって、1つの操作部を順に移動させていくだけで、人工血管の切断と針による接合の両方を行うことができる。
上記の吻合器において、前記第1アームには、前記カッタを前記第1アーム内に収納する方向に前記カッタ移動機構を付勢する付勢手段が設けられるとよい。
これにより、作動部材が第2の位置から第3の位置に移動した際に、付勢手段によってカッタ移動機構が元の位置に戻り、これによりカッタが第1アーム内に再収納される。よって、針を押し出す前の時点でカッタを第1アーム内に確実に収納しておくことができる。
上記の吻合器において、前記第2挟持面には、1つ又は複数の突起が設けられるとよい。
このような突起により、第1挟持面と第2挟持面との間で人工血管と天然血管とを挟持した際に、これらの血管の重ね合わせ部分がずれることを好適に防止することができる。
本発明の吻合器によれば、人工血管と分枝血管を含む天然血管との重ね合わせ部分を平面状に自動吻合することができる。
本発明の一実施形態に係る吻合器の斜視図である。 図1に示す吻合器の一部を構成する第1アームの内部構造を示す平面図である。 図2におけるIII−III線に沿った断面図である。 第1アームの内部構成の分解斜視図である。 第2アームを下側から見た一部省略裏面図である。 接合する前の人工血管と天然血管の斜視図である。 人工血管を第1アームと遮蔽板との間に挿入するとともに、天然血管を第2アームと遮蔽板との間に挿入した状態を示す図である。 人工血管と天然血管とを重ねて、吻合器の第1アームと第2アームとの間に挟んだ状態を示す図である。 第1アームからカッタを突出させて人工血管の一部を切断した状態を示す図である。 人工血管の一部を切断した後、第1アーム内に再びカッタを収納した状態を示す図である。 カッタを第1アーム内に収納した後、遮蔽板を後退させた状態を示す図である。 針を押し出して人工血管と天然血管とを針で結合した状態を示す図である。 第1アームと第2アームとを離間させて人工血管及び天然血管に対する固定を解除した状態を示す図である。 接合した後の人工血管と天然血管の斜視図である。
以下、本発明に係る吻合器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態に係る吻合器10の斜視図である。この吻合器10は、大動脈に置換する人工血管と、大動脈から分枝する複数の分枝血管(例えば、右腎動脈、上腸間膜動脈、腹腔動脈)を含む天然血管とを重ね合わせて、その重なり部分を吻合するための医療機器である。
図1に示すように、吻合器10は、互いに近接及び離間可能に対向配置された第1アーム12及び第2アーム14と、第1アーム12と第2アーム14との間に進退移動可能に配置された遮蔽板16と、第1アーム12と第2アーム14とを近接及び離間可能な状態で結合する連結部18とを備え、第1アーム12と第2アーム14との間に、人工血管と天然血管とを重ね合わせ状態で挟み込み、両者を吻合によって接合するように構成されている。
図2は、第1アーム12の平面図であり、図3は、図2にIII−III線に沿った断面図であり、図4は、第1アーム12の内部機構の分解斜視図である。ただし、図2では、第1アーム12の内部構造を把握できるように、第1アーム12の外郭を構成するハウジング20を仮想線で示している。
図2〜図4に示すように、第1アーム12は、第1挟持面22と、複数(多数)の針24を収納するカートリッジ25と、第1挟持面22を通してカートリッジ25から針24を押し出す針移動機構26と、第1挟持面22に対して出没可能であり且つカートリッジ25の内側で当該カートリッジ25の内周に沿って延在するカッタ28と、カッタ28を出没移動させるカッタ移動機構30と、これらを収容するハウジング20とを備える。
第1挟持面22は、人工血管と天然血管とを吻合する際に、人工血管の内周面に接触する面であり、図示した構成例では、カートリッジ25の上面によって第1挟持面22が構成されている。
カートリッジ25は、周方向に間隔をおいて配設された複数(多数)のステープル保持孔32を有している。ステープル保持孔32は、カートリッジ25の上面(表面)及び裏面(下面)を貫通しており、ステープル保持孔32の各々に針24が保持(収納)されている。本実施形態において、カートリッジ25は、楕円形又は長円形の環状に構成され、上下に貫通する開口部25a(図4参照)が設けられている。カートリッジ25は、楕円形又は長円形の環状に限らず、円環状や、四角環状、六角環状等の多角環状に構成されてもよい。
図示した構成例において、ステープル保持孔32には、相対的に内側の第1保持孔32aと、相対的に外側の第2保持孔32bとがあり、第1保持孔32aと第2保持孔32bとは、互いに周方向の位相がずれて配置されている。針24は、金属製であり、門型状に形成されている。
針移動機構26は、複数の針24を押し出すプッシャー34と、プッシャー34から基端方向に延出した第1レバー部36とを有する。プッシャー34は、カートリッジ25保持孔と同数の複数(多数)の板状のプッシャー片38と、これらのプッシャー片38を支持する支持部40とを有する。
プッシャー片38は、ステープル保持孔32に対応する位置において支持部40から垂直に突出している。プッシャー片38には、相対的に内側の第1プッシャー片38aと、相対的に外側の第2プッシャー片38bとがあり、第1プッシャー片38aと第2プッシャー片38bとは、第1保持孔32aと第2保持孔32bと同様に、互いに周方向の位相がずれて配置されている。
支持部40は、図示した構成例では、カートリッジ25と同様の環状に構成され、その中心部には、上下に貫通する開口部40a(図4参照)が形成されている。支持部40は、その基端側にて第1レバー部36に繋がっている。支持部40と第1レバー部36とは、一体に形成してもよく、別々の部品を接合して構成してものでもよい。
第1レバー部36は、ハウジング20内で上下方向に移動可能である。第1レバー部36の上下の移動に伴って、第1レバー部36の先端に設けられたプッシャー34も第1レバー部36と一体となって移動する。第1レバー部36は、第1アーム12の長手方向には移動しない。
第1レバー部36は、全体として第1アーム12の長手方向に延在しており、支持部40から基端方向に延出した第1平坦部42と、第1平坦部42の基端から上方に屈曲した第1傾斜部44とを有する。初期状態(使用前)において、第1平坦部42は、ハウジング20の底部に支持される。第1傾斜部44の下面には、基端方向に向かって上方に寄るように傾斜する第1テーパ部46が形成される。
カッタ28は、その上端に鋭利な刃先28aを有し、図示した構成例は、カートリッジ25の内周面に沿って延在している。すなわち、カッタ28は、断面形状が長円形状又は楕円形状の筒型である。このカッタ28を出没移動させるためのカッタ移動機構30は、カッタ28を支持するカッタ支持部48と、このカッタ支持部48から基端方向に延出した第2レバー部50とを有する。
第2レバー部50は、ハウジング20内で上下方向に移動可能である。第2レバー部50の上下の移動に伴って、第2レバー部50の先端に設けられたカッタ28も第2レバー部50と一体となって移動する。第2レバー部50は、第1アーム12の長手方向には移動しない。
カッタ支持部48には、上下に貫通する貫通孔48aが設けられている。第2レバー部50は、全体として第1アーム12の長手方向に延在しており、カッタ支持部48から基端方向に延出するとともにクランク状に屈曲した屈曲部52と、屈曲部52から基端方向に延出した第2平坦部54と、第2平坦部54の基端から上方に屈曲した第2傾斜部56とを有する。
初期状態において、第2平坦部54は、ハウジング20の底部に支持される。第2平坦部54は、先端側を構成する第1直線部58と、基端側を構成する第2直線部60と、第1直線部58と第2直線部60との間を構成し第1直線部58及び第2直線部60に対して水平方向に傾斜した中間部62とを有する。
第1直線部58と第2直線部60とは、左右方向の位置が完全に(重複することなく)ずれており、第2直線部60と第1レバー部36の第1直線部58とが同一直線上に配置されている。第1レバー部36の第1平坦部42と、第2レバー部50の第1直線部58とは、ハウジング20内で左右方向に並び、互いに平行に延在している。第2傾斜部56の下面には、基端方向に向かって上方に寄るように傾斜する第2テーパ部64が形成される。
第2レバー部50は、ハウジング20内に設けられた弾性部材(付勢手段)68により、下方向に弾性的に押圧(付勢)されている。図3に示す状態では、第2レバー部50は、ハウジング20の底部に押し付けられている。弾性部材68は、図示した構成例では、圧縮コイルバネであるが、板バネ等、他の形態の弾性部材であってもよい。
ハウジング20内において、第2傾斜部56よりも基端側には、第1アーム12(ハウジング20)の長手方向に沿って移動可能な作動部材70が配置されている。この作動部材70の先端面には、先端側に向かって下方に寄るように傾斜する第3テーパ部72が形成されている。
図1及び図2に示すように、第1アーム12の側部には、操作部(レバー部材)74が設けられている。この操作部74は、人手によって移動操作される部分であり、その表面には、滑り止め用の複数のリブ(突起)76が設けられている。操作部74は、ハウジング20の壁に貫通形成された図示しない開口部を通して、ハウジング20内で作動部材70に結合されている。このような操作部74を第1アーム12の長手方向に沿って移動操作することで、操作部74に結合された作動部材70も一体的に移動する。
なお、図示した構成例に係る操作部74は、作動部材70に一定的に固定され、操作部74と作動部材70とが同一方向に移動するが、このような構成に限らず、操作部74の移動方向と作動部材70の移動方向とが逆方向であってもよい。すなわち、例えば、操作部74を基端方向に移動させると、作動部材70が先端方向に移動するように、操作部74と作動部材70との間に、連動機構を設けてもよい。
図3及び図4に示すように、カッタ28の内側には、センター台座75が配置されており、このセンター台座75とカートリッジ25との間の隙間に、上述したカッタ28が出没可能に配置されている。センター台座75の上面には、粘着性の材料が塗布された粘着面78が設けられている。粘着面78の位置は、第1挟持面22(カートリッジ25の表面)と略面一に設定されている。
図1及び図5に示すように、第2アーム14は、第2挟持面80を有する開閉可能なヘッド部81と、ヘッド部81を支持するアーム本体83とを備え、第1アーム12に対向配置されている。ヘッド部81は、互いに反対方向に湾曲又は屈曲した第1湾曲部材85及び第2湾曲部材86を有し、第1湾曲部材85及び第2湾曲部材86は、アーム本体83の先端部に設けられた軸部87にて回転可能に軸支されている。第1湾曲部材85と第2湾曲部材86の先端同士が突き当たった状態(ヘッド部81が閉じた状態)で、ヘッド部81は、カートリッジ25と同様の長円形状又は楕円形状となる。
なお、ヘッド部81は、カートリッジ25と同種の環状に構成されるものであり、したがって、カートリッジ25が円環状の場合、閉じた状態のヘッド部81も円環状に構成され、カートリッジ25が多角形状の場合、閉じた状態のヘッド部81も同種の多角形状に構成される。
図5に示すように、ヘッド部81(第1湾曲部材85及び第2湾曲部材86)の下面には、第2挟持面80が設けられている。第2挟持面80は、人工血管と天然血管とを吻合する際に、天然血管に接触する面であるとともに、カートリッジ25から複数の針24が押し出された際に当該針24を折り曲げるステープル成形面を構成する面である。
このため、第2挟持面80には、ステープル保持孔32と同数の複数(多数)のステープル成形溝82が設けられている。ステープル成形溝82には、相対的に内側の第1成形溝82aと、相対的に外側の第2成形溝82bとがあり、第1成形溝82aと第2成形溝82bとは、カートリッジ25の第1保持孔32aと第2保持孔32bと同様に、互いに周方向の位相がずれて配置されている。
また、第1湾曲部材85及び第2湾曲部材86における第2挟持面80には、複数の突起88が設けられている。これらの突起88は、人工血管と天然血管とを吻合する際に、天然血管に接触して滑り止めの作用をなすものである。
図1に示すように、第1アーム12と第2アーム14とは、それらの基端側で連結部18によって、互いに近接及び離間可能に結合されている。連結部18は、複数の(図示例では、2つ)の連結シャフト90を有する。連結シャフト90は、第1アーム12及び第2アーム14の長手方向に互いに間隔をおいて平行に配置され、第1アーム12及び第2アーム14を貫通し、それらの両端部には抜け止め用の係止部材92が固定されている。これにより、第1アーム12及び第2アーム14は、連結シャフト90のガイド作用下に、互いに平行を保持した状態で近接及び離間可能となっている。
なお、図示例の連結部18に代えて、ヒンジ構造により構成された連結部を採用してもよい。この場合、第1アーム12及び第2アーム14は、それらの基端側で支持ピンにて回動可能に結合され、互いに相対的に傾動することで、近接及び離間する。
図1及び図3に示すように、第1アーム12と第2アーム14との間には、遮蔽板16が配置されている。この遮蔽板16の基端側には、遮蔽板16の長手方向に沿った長孔状のガイド孔94が形成されており、このガイド孔94に複数の連結シャフト90が挿通されている。これにより、遮蔽板16は、第1アーム12と第2アーム14との間で、第1アーム12及び第2アーム14の長手方向に沿って移動可能となっている。
遮蔽板16の先端部を構成する遮蔽部96は、平面視でカッタ28よりも大きく構成されている。遮蔽板16が第1アーム12及び第2アーム14の長手方向に沿って移動可能することで、遮蔽部96は、第1挟持面22と第2挟持面80との間の遮蔽位置(カッタ28に対向する位置)と、当該遮蔽位置から退避した退避位置とに変位可能である。遮蔽部96の第2アーム14に対向する側には、摩擦抵抗を低減する処理が施されているとよい。このような処理としては、例えば、親水性コートをコーティングすることや、潤滑性を有する合成樹脂(例えば、PTFE等)をコーティングすること等がある。
遮蔽板16の基端部には、ハンドル部98が設けられており、このハンドル部98を把持して移動操作することにより、遮蔽部96を進退移動することができる。なお、ハンドル部98が設けられる位置は、基端部に限らず、遮蔽板16の左右のいずれか一方側又は両側であってもよい。
本実施形態に係る吻合器10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
ここでは、図6に示す人工血管100と天然血管102とを重ね合わせて、その重ねた部分を吻合する手技について説明する。人工血管100は、中空円筒形であり、例えば、ポリエステル繊維やePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)等によって構成されたものである。天然血管102は、大動脈から分枝した複数の分枝血管102a〜102cを、当該分枝血管102a〜102cの根元部周辺の大動脈壁ごと大動脈から切り取った血管であり、分枝血管102a〜102cの根元部分には、大動脈から切り取られた島状部分103が残っている。
まず、準備として、大動脈を腹部臓器血管起始部より遠位側でクランプするとともに切断する。次に、大動脈の切断した部分と、人工血管100の一端部とを縫い付ける(遠位側吻合)。遠位側吻合が終わったら、遮断鉗子を胸部と腹部の境界付近の大動脈にかけ、腹部臓器血管起始部の大動脈を適当な大きさにくり抜く、又は、血管壁を切開することにより平面状に展開する。
以上の準備ができたら、吻合器10のヘッド部81を開き、その状態で、図7に示すように、遠位側を縫い付けられた人工血管100の中枢側から、吻合器10の第1アーム12を人工血管100に挿入する。このとき、第1アーム12と遮蔽板16との間に人工血管100を挿入し、第2アーム14と遮蔽板16との間に天然血管102(島状部分103)を挿入する。
人工血管100に対する人工血管100の位置を所定位置に合わせた状態で、複数の分枝血管102a〜102cがヘッド部81内にくる位置まで吻合器10を人工血管100内に挿入したら、ヘッド部81を閉じて、複数の分枝血管102a〜102cを囲う。次に、図8に示すように、第1アーム12と第2アーム14とを近接させて、第1アーム12と第2アーム14とにより人工血管100と天然血管102とを挟み込み、固定する。この状態で、針24は、カートリッジ25内に保持されており、また、カッタ28は、第1アーム12内に位置している。以下、このときの作動部材70の位置を「第1の位置」とよぶ。
本実施形態の場合、第2挟持面80に突起88が設けられているので、第1挟持面22と第2挟持面80との間で人工血管100と天然血管102とを挟持した際に、天然血管102がずれることを好適に防止することができる。
次に、操作部74(図1参照)を操作して、作動部材70を第1の位置から図9に示す「第2の位置」までさらに前進させる。このとき、第2レバー部50の後端に設けられた第2テーパ部64と、作動部材70の先端面に設けられた第3テーパ部72とによるテーパ作用下に、作動部材70は、第2レバー部50の第2直線部60の下に入り込みながら前進し、この結果、ハウジング20内で第2レバー部50が弾性部材68の弾発力に抗して持ち上げられる。
これにより、第2レバー部50の先端に設けられたカッタ28が押し上げられて、人工血管100の一部が切断される。このときの切断線は、カッタ28と同じ形状の環状である。本実施形態の場合、カッタ28により人工血管100を切断する際に、天然血管102とカッタ28との間に遮蔽板16が存在するため、天然血管102を損傷することを確実に防止できる。
次に、操作部74を操作して、作動部材70を第2の位置から図10に示す「第3の位置」までさらに前進させる。このとき、第2レバー部50が作動部材70上から外れるために、弾性部材68の弾発力によって下降する。これにより、第2レバー部50の先端に設けられたカッタ28が第1アーム12内に戻される。
次に、遮蔽板16の基端部に設けられたハンドル部98を把持して、遮蔽板16を図11に示す退避位置まで後退させる。この状態で、遮蔽部96は、カッタ28に対向する位置から外れるとともに、人工血管100からも外れた位置に退避している。本実施形態の場合、遮蔽部96の第2アーム14に対向する側(天然血管102に接触する面)には、摩擦抵抗を低減する処理が施されているので、第1挟持面22と第2挟持面80とで人工血管100と天然血管102とを挟んだまま、遮蔽板16を退避位置に向けて容易にスライドさせることができる。
次に、操作部74を操作して、作動部材70を第3の位置から図12に示す「第4の位置」までさらに前進させる。このとき、第1テーパ部46と第3テーパ部72の作用下に、作動部材70は、第1平坦部42の下に入り込みながら前進する。この結果、ハウジング20内で第1レバー部36が持ち上げられ、第1レバー部36の先端に設けられたプッシャー34によって、カートリッジ25内に保持された針24が押し上げられるとともに、第2挟持面80に設けられたステープル成形溝82(図5参照)によって針24が折り曲げられる。これにより、天然血管102と人工血管100とが針24によって結合される(ステープルされる)。
次に、図13参照に示すように、第1アーム12と第2アーム14とを離間さるとともに、第2アーム14のヘッド部81を開いたうえで、吻合器10を人工血管100から引き出す。このとき、人工血管100には、カッタ28の切断によって開口部100aが形成されている。また、センター台座75の上面に設けられた粘着面78には、カッタ28によって切断された人工血管100の一部(切除片106)がくっ付いているので、吻合器10を人工血管100から引き出す際に、切除片106が一緒に回収される。
以上の手技により、図14に示すように、人工血管100と天然血管102とを吻合によって接合することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る吻合器10によれば、人工血管100と天然血管102とを重ね合わせ、この重なり部分を第1挟持面22と第2挟持面80とで挟持固定し、この状態で第1挟持面22を通して複数の針24を押し出すことで、人工血管100と天然血管102との重なり部分を吻合できる。これにより、人工血管100と天然血管102とを接合することができる。したがって、従来技術(手縫い)と比べ、吻合時間が大幅に短縮されるとともに、分枝血管102a〜102cの個々の剥離が少なくて済むため血管閉塞のリスク低減を図ることが可能である。
本実施形態に係る吻合器10の場合、カッタ28と、このカッタ28を出没移動させるカッタ移動機構30とを備えているので、第1挟持面22と第2挟持面80とで人工血管100と天然血管102とを挟み込み、筒型のカッタ28を突出させることで、人工血管100の側面に開口部100aを短時間で形成することができる。そして、第1挟持面22と第2挟持面80とで人工血管100と天然血管102とを挟んだまま、カートリッジ25から複数の針24を押し出すことで、形成した開口部100aの周囲部分と天然血管102の島状部分103との重なり部分を吻合することができる。このように、吻合器10ひとつで、人工血管100に対する開口部100aの形成と、針24による接合とを実施することができ、吻合時間とともに人工血管100接合部の形成時間をより一層大幅に短縮することができる。
また、本実施形態に係る吻合器10の場合、第1アーム12と第2アーム14との間には遮蔽板16が設けられているので、カッタ28により人工血管100を切断する際に、天然血管102とカッタ28との間に遮蔽板16が存在するため、天然血管102を損傷することが確実に防止できる。しかもこの遮蔽板16は、カッタ28に対向する位置から退避可能であるため、カートリッジ25から針24を押し出す際に、邪魔にならず、人工血管100と天然血管102との吻合を確実に行うことが可能である。
本実施形態に係る吻合器10の場合、カートリッジ25は環状に構成され、カッタ28は筒型であり、第2アーム14には開閉可能に構成されたヘッド部81が設けられ、ヘッド部81は閉じた状態でカートリッジ25と同様の環状をなし、ヘッド部81の第1挟持面22に対向する側に第2挟持面80が設けられている。このように構成されているので、一回のカッタ28の出没動作と、一回の針24の押出し動作だけで、人工血管100と天然血管102との重なり部分を、天然血管102を囲むように吻合することができる。よって、吻合時間をより短縮することができる。
本実施形態に係る吻合器10の場合、第1アーム12に粘着面78が設けられているので、吻合器10を人工血管100から引き出す際に、切除片106が一緒に回収される。よって、吻合時間をより短縮することが可能である。
本実施形態に係る吻合器10の場合、操作部74を操作して作動部材70を第1の位置から第2の位置に移動させることで、カッタ28を突出させることができ、作動部材70を第2の位置から第3の位置に移動させることで、カッタ28を第1アーム12内に戻すことができ、さらに、作動部材70を第3の位置から第4の位置に移動させることで、針24を押し出すことができる。よって、1つの操作部74を順に移動させていくだけで、人工血管100の切断と針24による接合の両方を行うことができる。
なお、上述した本実施形態では、カートリッジ25及びヘッド部81が環状に構成され、一回の針24の押出操作で、人工血管100と天然血管102とを分枝血管102a〜102cを囲むように吻合するように構成されたが、本発明は当該構成に限らない。例えば、環状のカートリッジ25及びヘッド部81の一部を切り欠いてC字状又はU字状に構成してもよい。このように構成した吻合器を用いて人工血管100と天然血管102を接合する場合、異なる方向から複数回に分けて吻合を実施すればよい。
上記において、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…吻合器 12…第1アーム
14…第2アーム 16…遮蔽板
18…連結部 22…第1挟持面
24…針 25…カートリッジ
26…針移動機構 28…カッタ
30…カッタ移動機構 68…弾性部材(付勢手段)
70…作動部材 74…操作部
78…粘着面 80…第2挟持面
81…ヘッド部 88…突起

Claims (9)

  1. 第1挟持面と、複数の針を収納するカートリッジと、前記第1挟持面を通してカートリッジから針を押し出す針移動機構とを有する第1アームと、
    前記第1アームに対向して配置され、前記針が押し出された際に前記針を折り曲げるステープル成形面を構成する第2挟持面を有する第2アームと、を備え、
    前記第1アームと前記第2アームとは、互いに近接及び離間可能な状態で連結され、
    前記カートリッジは、環状の少なくとも一部を構成するように湾曲又は屈曲して延在し、
    前記第2挟持面は、少なくとも前記カートリッジの延在形状に沿って延在する、
    ことを特徴とする吻合器。
  2. 請求項1記載の吻合器において、
    前記第1アームは、前記第1挟持面に対して出没可能であり且つ前記カートリッジの内側で当該カートリッジの内周に沿って延在するカッタと、前記カッタを出没移動させるカッタ移動機構とを有する、
    ことを特徴とする吻合器。
  3. 請求項2記載の吻合器において、
    前記カートリッジは、環状に構成され、
    前記カッタは、筒型カッタであり、
    前記第2アームには、開閉可能に構成されたヘッド部が設けられ、
    前記ヘッド部は、閉じた状態で、前記カートリッジと同様の環状をなし、
    前記第2挟持面は、前記ヘッド部の、前記第1挟持面に対向する側に設けられる、
    ことを特徴とする吻合器。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の吻合器において、
    前記第1アームにおいて前記第2アームに対向する側であって平面視でカッタの内側に、粘着面が設けられる、
    ことを特徴とする吻合器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の吻合器において、
    前記第1アームと前記第2アームとの間に、前記カッタが第2アーム側に突出したときに前記カッタに当接する遮蔽板を備え、
    前記遮蔽板は、前記第1挟持面と前記第2挟持面との間の遮蔽位置と、当該位置から退避した退避位置とに変位可能である、
    ことを特徴とする吻合器。
  6. 請求項5記載の吻合器において、
    前記遮蔽板の前記第2アームに対向する側には、摩擦抵抗を低減する処理が施されている、
    ことを特徴とする吻合器。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の吻合器において、
    前記第1アームは、人手によって操作する操作部と、前記操作部に連動して移動可能な作動部材とを有し、
    前記作動部材が第1の位置にあるとき、前記針が前記カートリッジ内に保持されるとともに、前記カッタが第1アーム内に位置し、
    前記作動部材が第2の位置にあるとき、前記針が前記カートリッジ内に保持されるとともに、前記カッタ移動機構が前記作動部材によって押圧されることで、前記カッタが前記第1アームから突出し、
    前記作動部材が第3の位置にあるとき、前記針が前記カートリッジ内に保持されるとともに、前記カッタが前記第1アーム内に位置し、
    前記作動部材が第4の位置にあるとき、前記カッタが前記第1アーム内に位置するとともに、前記針移動機構が前記作動部材によって押圧されることで、前記針が前記カートリッジから押し出され、
    前記第1の位置、前記第2の位置、前記第3の位置、前記第4の位置は、第1アームの一側から他側に向かって、この順で位置設定されている、
    ことを特徴とする吻合器。
  8. 請求項7記載の吻合器において、
    前記第1アームには、前記カッタを前記第1アーム内に収納する方向に前記カッタ移動機構を付勢する付勢手段が設けられる、
    ことを特徴とする吻合器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の吻合器において、
    前記第2挟持面には、1つ又は複数の突起が設けられる、
    ことを特徴とする吻合器。
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