JP2014109089A - 吸引式便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
吸引式便器10は、便器本体12の底部12bには、排水口32から水平方向に広がった便受部41と、便受部41の周縁部から立ち上がった段差部42と、段差部42の上縁から連続し、便受部41よりも急な傾斜を有する傾斜面部43とが設けられている。排水管路13は、少なくとも段差部42の上縁よりも上まで排水が溜まるように、便器本体12に溜まる排水の高さを規定する排水面規定部70を有している。
【選択図】図1
Description
外枠11は、土台21と、便座22と、背もたれ23と、肘掛24、25とを備えている。土台21は、全体として凡そ矩形の箱状のフレームで構成されており、便器本体12を収容しうる空間を有している。土台21には4つの脚部26〜29が設けられている。当該脚部26〜29によって、土台21の底部に所要のスペースが形成されている。
次に、便器本体12の構造を説明する。
この実施形態では、図3に示すように、便器本体12の上部12aは、便座に腰掛けた使用者から見た方向において前側が広くなっている。便器本体12の上部開口31は外側に折り返っている。便器本体12は、当該上部開口31および便器内が土台21の上部から見えるように、上記外枠11の土台21の開口に隙間なく納められている。また、便器本体12は、便座に腰掛けた使用者の臀部が納まる位置に合わせて、便器本体12のやや後方に底部12bが設けられている。
便器本体12の底部12bには、図4に示すように、排水口32が設けられている。かかる排水口32の周囲には、便受部41と、段差部42と、傾斜面部43とが設けられている。この実施形態では、図1および図3に示すように、便器本体12の底部12bは、凡そ逆円錐状に形成されている。かかる逆円錐状の底部12bの深部には、インナースリーブ30が装着される有底の凹部12cが形成されている。かかる凹部12cは、円筒部51と、段差52と、窪み53とを備えている。
図5は、インナースリーブ30の側面図である。インナースリーブ30は、図5に示すように、便器本体12の底部12bに装着される筒状の部材である。この実施形態では、インナースリーブ30は塩化ビニル製である。インナースリーブ30は、上側軸部36と、下側軸部37を備えている。上側軸部36は、便器本体12の底部12bに装着される部位である。
この実施形態では、図4に示すように、便器本体12の底部12bにインナースリーブ30が取り付けられている。当該インナースリーブ30を便器本体12に取り付けることによって便受部41および排水口32が便器本体12の底部12bに設けられている。以下、便器本体12の底部12bの構造およびインナースリーブ30の取り付け構造をさらに説明する。
排水口32は、便器本体12に溜まった排水を排出する開口である。この実施形態では、排水口32は、インナースリーブ30に形成されている。排水口32は、インナースリーブ30に形成される管路33に連通している。管路33は、便器本体12の外部に延び出たインナースリーブ30の下側軸部37に沿って排水口32から凡そ垂直な軸Lに沿って真っ直ぐに形成されている。この実施形態では、インナースリーブ30に形成された排水口32および管路33の内径(直径)は、凡そ20mmである。
便器本体12の底部12bに形成された便受部41は、排水口32から水平方向に広がっている。ここで、便受部41について、「水平方向に広がっている」とは、便受部41が排水口32から水平方向に広がった形態のみならず、水平方向に広がるにつれて上方に傾斜して広がっているような形態が含まれている。
段差部42は、便受部41の周縁部から立ち上がっている。この実施形態では、便器本体12の底部12bの内周面は、便器本体12の底部12bに装着されたインナースリーブ30の上部外周縁から上方に延びている。段差部42は、インナースリーブ30の上部外周縁から上方に延びた、便器本体12の底部12bの内周面によって構築されている。段差部42の高さ(便受部41と傾斜面部43との間の距離)は、凡そ10mm〜30mm程度にするとよく、好ましくは、15mm〜25mm程度にするとよい。この実施形態では、段差部42の高さを凡そ10mmとした。
傾斜面部43は、段差部42の上縁から連続し、便受部41よりも急な傾斜を有している。この実施形態では、傾斜面部43は、便器本体12の底部12bの内周面によって構築されている。傾斜面部43は、段差部42の上縁から水平方向に広がるにつれて上方に傾斜して広がっている。より具体的には、傾斜面部43は、排水口32の中心を通る鉛直軸L1を円錐軸とし、頂点を下方に向けた逆円錐の側面に沿った傾斜面で構成されている。傾斜面部43は、便受部41よりも急な傾斜を有しているとよい。排水口32の中心を通る鉛直軸L1に対する便受部41の傾斜角度θ2(図8参照)は、便受部41よりも急な傾斜とした上で、20度以上45度以下にするとよい。この実施形態では、排水口32の中心を通る鉛直軸L1に対する便受部41の傾斜角度θ1(図8参照)が60度であるのに対して、傾斜面部43の傾斜角度θ2(図8参照)は凡そ30度である。
この実施形態では、図1、図2および図4に示すように、かかる便器本体12の下部は、カバー60によって覆われている。カバー60は、土台21に取り付けられている。また、カバー60には、図4に示すように、便器本体12の底部12bから下方に延びたインナースリーブ30の下側軸部37が挿通するように、対応する位置に貫通孔62が形成されている。当該貫通孔62には、インナースリーブ30の下側軸部37および下側軸部37に取り付けられる排水管路13が挿通されている。
また、この実施形態では、図1および図2に示すように、土台21の下部には、カバー60の下、および、カバー60の後ろ側(背もたれ23が設けられた部位の下側)に配管スペース65が設けられている。排水管路13は、かかる配管スペース65に配されている。
排水管路13は、図1に示すように、便器本体12の排水口32と負圧タンク14の吸引口93とを接続する管路である。この実施形態では、排水管路13は、便器本体12の底部12bから延びたインナースリーブ30の下側軸部37に接続されており、インナースリーブ30の管路33を通じて排水口32に接続されている。これにより、便器本体12の排水口32、インナースリーブ30の下側軸部37の管路33および排水管路13が連通されている。
導入管71は、図4に示すように、インナースリーブ30の下側軸部37に接続される管である。導入管71は、インナースリーブ30の下側軸部37が差し込まれる受口71aを有している。この実施形態では、導入管71とインナースリーブ30は同じ塩化ビニル製であるので、導入管71の受口71aと、インナースリーブ30の下側軸部37とは接着剤によって強固に接着することができる。
横引き管72は、カバー60の下の空間に配されている。横引き管72は、導入管71の下端から、カバー60の後ろに設けられた、吸引式便器10のカバー60の後ろ側の配管スペース65(図1参照)の左寄りの位置まで、左斜め後方向に延びている。横引き管72は、屈曲した継手81によって、立ち上がり管73に接続されている。
立ち上がり管73は、吸引式便器10の配管スペース65の左寄りの位置で凡そ垂直に配されている。立ち上がり管73は、配管スペース65の上部の左寄りの位置において、横管74に接続されている。立ち上がり管73と横管74は、屈曲した継手82によって接続されている。
横管74は、吸引式便器10の配管スペース65の上部において凡そ左右に水平に配されている。横管74は、配管スペース65の上部の右よりの位置において、降下管75に接続されている。横管74と降下管75は、屈曲した継手83によって接続されている。
降下管75は、図2に示すように、吸引式便器10のカバー60の後ろ側の配管スペース65の中央の位置で凡そ垂直に配されている。降下管75は、配管スペース65の下部の中央の位置において、末管76に接続されている。降下管75と末管76は、屈曲した継手84によって接続されている。
末管76は、吸引式便器10の後側の脚部28、29の間を抜けて、吸引式便器10の後方に端部76aを向けて配設されている。排水管路13は、導入管71から末管76まで、適当な位置でブラケットが取り付けられており、吸引式便器10の下部に固定されている。
末管76の端部76aには、図1に示すように、負圧タンク14に接続される接続管77が接続されている。接続管77は、吸引式便器10の下部の配管スペース65に構築された排水管路13と負圧タンク14とを接続する配管である。
吸引式便器10と負圧タンク14とを接続する排水管路13は、排水面規定部70を備えている。排水面規定部70は、少なくとも段差部42の上縁よりも上まで排水が溜まるように、便器本体12に溜まる排水の高さを規定する部位である。この実施形態では、便器本体12に溜まる水の高さは、立ち上がり管73に接続された横管74の底部の高さによって予め定められた高さに規定される。
次に、負圧タンク14を説明する。負圧タンク14は、図1に示すように、タンク本体91と、真空ポンプ92と、吸引口93と、排出口94と、排出弁95と、大気開放弁96、気圧計97を備えている。
タンク本体91は、所要の真空圧に耐えうる耐圧容器である。吸引式便器10では、タンク本体91を減圧し、大気開放する際の吸引力によって、便器本体12から便を含む排水を吸引する。このためにタンク本体91は、十分な容量(例えば、凡そ7L〜15L)を有しているとよい。
真空ポンプ92は、タンク本体91内の空気を吸引し、タンク本体91を減圧する装置である。この実施形態では、真空ポンプ92は、所要の能力を備えており、例えば、真空度0.8Mpa(残留気体の圧力)程度までタンク本体91を減圧することができる。また、タンク本体91と真空ポンプ92を繋ぐ配管92aには、エアフィルタ92bと、減圧弁92cとを備えている。エアフィルタ92bは、タンク本体91から真空ポンプ92に引き込まれる空気中の異物を取り除くフィルタである。また、減圧弁92cは、真空ポンプ92による真空引きのタイミングを制御する弁である。
吸引口93は、タンク本体91に設けられた開口であり、タンク本体91を排水管路13に接続される。排出口94は、タンク本体91の底部に設けられた開口であり、汚水ます200に接続されている。排出弁95は、当該排出口94に設けられている。大気開放弁96は、タンク本体91に設けられており、タンク本体91を大気開放する弁である。また、タンク本体91にはタンク本体91の内圧を測定する気圧計97が設けられている。
開閉弁15は、負圧タンク14の吸引口93に設けられている。この実施形態では、開閉弁15が、負圧タンク14の吸引口93に設けられているので、排水管路13に要求される耐圧性能を緩和できる。これにより、排水管路13により汎用性のある配管を用いることができ、負圧吸引式トイレ10のコストを安価に抑えることができる。なお、図示は省略するが、開閉弁15は、排水管路13に設けられていてもよい。開閉弁15を排水管路13に設ける場合には、排水管路13は、少なくとも真空引きされる部分において所要の耐圧性を有する配管を用いるとよい。なお、開閉弁15を、排水管路13の便器本体12に近い側に設けることにより、排水管路13内まで真空引きできる。このため、負圧吸引式トイレ10において排水管路13が長くても必要な吸引力を得ることができる。
制御装置100は、減圧弁92cと排出弁95と大気開放弁96と開閉弁15とを制御する。図7は、制御装置100の制御フローを示すフローチャートである。
タンク本体91の減圧工程は、開閉弁15と排出弁95と大気開放弁96が閉じられた状態で、減圧弁92cを開き、真空ポンプ92を作動(ON)させる(S1)。これによって負圧タンク14のタンク本体91が真空引きされる。減圧工程S1は、予め定められた時間KT1経過後に停止される。減圧工程S1は、予め定められた時間KT1経過後、減圧弁92cを閉じ、真空ポンプ92を停止(OFF)する(S2)。これによって、タンク本体91は、予め定められた真空度よりも低い真空度に減圧される。
便器本体12からタンク本体91に排水を吸引する吸引工程(S3)は、S1およびS2によって、所要の真空度にタンク本体91が減圧された状態で行われる。ここでは、開閉弁15を開け、便器本体12に溜まった排水をタンク本体91に吸引する。これによって、タンク本体91が排水管路13を通じて便器本体12に通じる。便器本体12は大気に開放されているので、減圧された状態から大気圧に戻ろうとするタンク本体91によって吸引力が生じる。かかる吸引力によって、便器本体12に溜まった排水は、排水管路13を通じてタンク本体91に引き込まれる。ここでは、開閉弁15が開かれてから予め定められた時間KT2が経過した後、開閉弁15は閉じられる(S4)。
次に、タンク本体91に排水が引き込まれた状態で、大気開放弁96が開かれ、タンク本体91が大気開放される(S5)。そして、かかる大気開放にタイミングを遅らせて、排出弁95を開ける(S6)。これにより、タンク本体91に溜まった排水を汚水ます200へ自然流下させることができる。ここでは、大気開放弁96が開かれてから予め定められた時間KT3が経過した後、大気開放弁96が閉じられる(S7)。また、排出弁95が開かれてから予め定められた時間KT3が経過した後、排出弁95が閉じられる(S8)。これにより、便器本体12およびタンク本体91は、操作スイッチ110が操作される前の状態に戻る。
上述したように、この吸引式便器10の便器本体12は、図1、図3および図4に示すように、便器本体12と、負圧タンク14と、排水管路13と、開閉弁15とを備えている。ここで、便器本体12は、底部12bに排水口32が設けられた有底の容器である。負圧タンク14は、吸引口93を備えている。排水管路13は、便器本体12の排水口32と負圧タンク14の吸引口93とを接続する管路である。開閉弁15は、排水管路13または吸引口93に設けられている。便器本体12の底部12bには、排水口32から水平方向に広がった便受部41と、便受部41の周縁部から立ち上がった段差部42と、段差部42の上縁から連続し、便受部41よりも急な傾斜を有する傾斜面部43とが設けられている。排水管路13は、段差部42の上縁よりも上まで排水が溜まるように、便器本体12に溜まる排水の高さを規定する排水面規定部70を有している。
ここでは、図1に示す吸引式便器10について排水試験を行った。サンプル1では、図8に示すように、便器本体12は、排水口32の内径D1を20mm、便受部41の外径D2を65mm、排水口32から便受部41と段差部42とを合わせた合計高さH2を35mm、傾斜面部43の傾斜角度θ2を30度とした。また、便受部41のテーパ高さH3を10mmとした。つまり、かかるサンプル1では、段差部42の高さH1が25mmであった。ここでは、段差部42の高さH2は25mmであり、便受部41の傾斜は比較的緩やかに設定されている。なお、ここで、図8は、便器本体12の排水口32の周囲を模式的に示すものであり、各サンプルを具体的に示すものではない。
便受部41のテーパ高さH3を15mmとし、段差部42の高さH1を20mmとしたこと以外はサンプル1と同様の排水試験を行った。つまり、サンプル2では、サンプル1に比べて、段差部42の高さH1が低くなり、便受部41の傾斜はきつくなる。
便受部41のテーパ高さH3を20mmとし、段差部42の高さH1を15mmとしたこと以外はサンプル1と同様の排水試験を行った。つまり、サンプル3では、サンプル2に比べて、段差部42の高さH1がさらに低くなり、便受部41の傾斜はさらにきつくなる。
図9は、サンプル4における便器本体12の底部12bの構造を示している。サンプル4は、図9に示すように、便受部41のテーパ高さH3を35mmとし、段差部42や便受部41(図8参照)に相当する部位がなく、逆円錐状の傾斜面部43の底に排水口32が形成された便器本体12を使用した。この点を除き、サンプル1と同様の排水試験を行なった。
11 外枠
12 便器本体
12a 便器本体12の上部
12b 便器本体12の底部
12c 便器本体12の凹部
13 排水管路
14 負圧タンク
15 開閉弁
21 土台
22 便座
23 背もたれ
24、25 肘掛
26〜29 脚部
30 インナースリーブ
31 上部開口
32 排水口
33 管路
36 上側軸部
36a 円筒部
36b 段差
36c 円筒部
37 下側軸部
37a 軸
41 便受部
42 段差部
43 傾斜面部
51 円筒部
52 窪み
52 段差
53 窪み
54 底
55 挿通孔
56 ビス孔
57 シール材
58 Oリング
59 ビス
60 カバー
61 上側軸部
62 貫通孔
65 配管スペース
70 排水面規定部
71 導入管
71a 受口
71b 受口
71c 屈曲部分
72 横引き管
73 立ち上がり管
74 横管
75 降下管
76 末管
76a 末管76の端部
77 接続管
81〜84 継手
91 タンク本体
92 真空ポンプ
92a 配管
92b エアフィルタ
92c 減圧弁
93 吸引口
94 排出口
95 排出弁
96 大気開放弁
97 気圧計
100 制御装置
110 操作スイッチ
200 汚水ます
300 便
L1 排水口32の鉛直軸(中心軸)
S1 隙間
θ1 便受部41の傾斜角度
θ2 傾斜面部43の傾斜角度
Claims (15)
- 底部に排水口が設けられた有底の容器である便器本体と、
吸引口を備えた負圧タンクと、
前記便器本体の前記排水口と前記負圧タンクの前記吸引口とを接続する排水管路と、
前記排水管路または前記吸引口に設けられた開閉弁と
を備え、
前記便器本体の底部には、
前記排水口から水平方向に広がった便受部と、
前記便受部の周縁部から立ち上がった段差部と、
前記段差部の上縁から連続し、前記便受部よりも急な傾斜を有する傾斜面部と
が設けられており、
前記排水管路は、
少なくとも前記段差部の上縁よりも上まで排水が溜まるように、前記便器本体に溜まる排水の高さを規定する排水面規定部を有する、吸引式便器。 - 前記便受部は、前記排水口から水平方向に広がるにつれて上方に向かうように傾斜している、請求項1に記載された吸引式便器。
- 前記排水口の中心を通る鉛直軸に対する前記便受部の傾斜角度が、40度以上である、請求項2に記載された吸引式便器。
- 前記排水口の中心を通る鉛直軸に対する前記便受部の傾斜角度が、80度以下である、請求項2または3に記載された吸引式便器。
- 前記排水口の中心を通る鉛直軸に対する前記傾斜面部の傾斜角度が、20度以上である、請求項1から4までの何れか一項に記載された吸引式便器。
- 前記排水口の中心を通る鉛直軸に対する前記傾斜面部の傾斜角度が、45度以下である、請求項1から5までの何れか一項に記載された吸引式便器。
- 前記便受部の周縁部を基準としたときの前記段差部の高さが、5mm以上30mm以下である、請求項1から6までの何れか一項に記載された吸引式便器。
- 前記傾斜面部の下縁で囲まれる周縁の最も広い間隔が75mm以下である、請求項1から7までの何れか一項に記載された吸引式便器。
- 前記排水口の内径D1が15mm以上25mm以下である、請求項1から8までの何れか一項に記載された吸引式便器。
- 前記便受部は、平面視において円形に形成されている、請求項1から9までの何れか一項に記載された吸引式便器。
- 前記排水口の内径をD1とし、前記便受部の周縁部の内径をD2としたときに、1.5≦(D2/D1)≦4.0の関係が成立する、請求項10に記載された吸引式便器。
- 前記排水管路は、前記排水口から下方に延びた導入管を有する、請求項1から11までの何れか一項に記載された吸引式便器。
- 前記排水管路は、前記導入管の下端から水平方向に延びた横引き管を有する、請求項12に記載された吸引式便器。
- 前記導入管の管軸と、前記横引き管の管軸との交差角度が略90度である、請求項13に記載された吸引式便器。
- 底部に排水口が設けられた有底の容器を有し、
前記底部に、
前記排水口から水平方向に広がった便受部と、
前記便受部の周縁部から立ち上がった段差部と、
前記段差部の上縁から連続し、前記便受部よりも急な傾斜を有する傾斜面部と
を有する、便器。
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