JP2014108852A - シート収納装置及びそれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 引き込み部材が給紙カセットに係合可能な位置から移動してしまった場合に、給紙カセットを装着できない。
【解決手段】 シートを収納し、装置本体に対し着脱可能な収納部材と、装置本体に装着される収納部材に係合可能な係合部材と、係合部材を付勢する付勢手段と、を有し、係合部材は、装置本体に装着される収納部材と係合可能な第1位置と、係合した収納部材を第1位置よりも装置本体内へ引き込んだ第2位置との間を移動可能で、収納部材と係合した係合部材を付勢手段の付勢力によって第2位置へ移動させることで収納部材を装置本体内へ引き込むシート収納装置において、
収納部材は係合部材を移動させる移動部を備え、移動部は、収納部材を装置本体に装着する際、付勢手段の付勢力に抗して係合部材を第2位置から第1位置に向かって移動させることが可能であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートを収納し、装置本体に対して着脱可能な収納部材を有するシート収納装置、及び、それを備える複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
シート収納装置や画像形成装置には、シートを収納する収納部材としての給紙カセットを装置本体に着脱可能にし、装置本体から取り外した給紙カセットにシートを充填して装置本体へ装着することによりシートを補給可能としたものがある。
このような構成では、シートを充填した後の給紙カセットは充填されたシートの重量によって重くなるので、給紙カセットを装置本体へ装着する際にユーザへ負担がかかってしまう。そこで、特許文献1には、給紙カセットの装着時に給紙カセットを装置本体内へ引き込む機構を設け、ユーザへかかる負荷を減らした構成が開示されている。
この特許文献1の構成について図を用いて説明する。図12(a)は特許文献1に記載される従来の引込み装置103の斜視図である。引込み装置103は、給紙カセット172に設けられたピン171が係合する受け部122が形成されたトグルアーム(引き込み部材)121と、トグルアーム121を付勢するトグルバネ125と、を有するトグル機構103Cを有している。トグルアーム121はトグル軸124を回動中心として回動可能であり、トグルバネ125は引込み装置本体103Aの軸126及びトグルアーム121に設けられた連結軸123の間に掛けられており、その付勢力によりトグルアーム121を回転させる。このトグルバネ125の付勢力がトグルアーム121に作用する方向は、連結軸123がトグルアーム121の回動に伴ってトグル軸124、軸126及び連結軸123が直線上に並ぶ中立点を通過すると、反転するようになっている。
給紙カセット172を装置本体に挿入していくと、トグルアーム121は給紙カセット172のピン171に係合可能な位置にあり、受け部122にピン171が係合する。更に給紙カセット172を装置本体に挿入していくとし、トグルアーム121が中立点に向かって回動する。連結軸123がトグルバネ125の中立点の位置を超えると、トグルアーム121が係合するピン171を介して給紙カセット172を引き込むようにトグルバネ125の付勢方向が変わる。このトグルバネ125の付勢力によりトグルアーム121が回転して給紙カセット172は装置本体内の所定の位置まで引き込むことで、給紙カセット172の装置本体への装着が完了する。
特開2006−151687号
ところで、給紙カセットが装置本体から引き出され、給紙カセットとトグルアーム(引き込み部材)が係合していない状態で装置本体に振動や衝撃が加わる場合がある。このような振動や衝撃によって、給紙カセットと係合していないにもかかわらず、トグルアームがトグルバネの中立点を超えて給紙カセットを装置本体内に引き込む方向に移動し、トグルアームが給紙カセットと係合可能な位置から移動してしまう可能性があった。この場合に、給紙カセットを装置本体に挿入すると、給紙カセットを引き込む力が働かないばかりか、係止ピンにトグルアームが干渉して、給紙カセットを挿入することを阻害し、装置本体への給紙カセットの装着を完了させられなくなったりする虞がある。
これに対し、特許文献1では、図12(b)に示すように、ユーザやサービスマンが、工具(ドライバ)Dでトグルアーム121を押圧することで、トグルアーム121をピン171に係合可能な位置に戻すことが可能な構成としている。しかし、このような構成では、給紙カセットを装置本体へ装着する前に、トグルアーム121をピン171に係合可能な位置に戻す作業を別途行う必要があるので、その分の手間がかかってしまい、ユーザビリティには改善の余地がある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて、引き込み部材が給紙カセットに係合可能な位置から移動してしまった場合に、給紙カセットを装置本体へ装着する前に引き込み部材を給紙カセットに係合可能な位置に戻す作業を別途行わなくても、給紙カセットを装置本体へ装着可能にすることを目的とする。
そこで本発明は、シートを収納し、装置本体に対し着脱可能な収納部材と、装置本体に装着される前記収納部材に係合可能な係合部材と、前記係合部材を付勢する付勢手段と、を有し、前記係合部材は、装置本体に装着される前記収納部材と係合可能な第1位置と、係合した前記収納部材を前記第1位置よりも装置本体内へ引き込んだ第2位置との間を移動可能で、前記収納部材と係合した前記係合部材を前記付勢手段の付勢力によって前記第2位置へ移動させることで前記収納部材を装置本体内へ引き込むシート収納装置において、
前記収納部材は前記係合部材を移動させる移動部を備え、前記移動部は、前記収納部材を装置本体に装着する際、前記付勢手段の付勢力に抗して前記係合部材を前記第2位置から前記第1位置に向かって移動させることが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、引き込み部材が給紙カセットと係合可能な位置から移動してしまった時に、給紙カセットを装置本体へ装着する前に引き込み部材を給紙カセットに係合可能な位置に戻す作業を別途行わなくても、給紙カセットを装置本体に装着することができる。
(a)引き込みユニットの上視図。(b)引き込みユニットの上視図。 (a)引き込みユニットの上視図。(b)引き込みユニットの上視図。 (a)引き込みユニットの斜視図。(b)引き込みユニットの分解斜視図。(c)引き込みユニットの上視図。 (a)引き込みユニットの上視図。(b)引き込みユニットの上視図。(c)引き込みユニットの上視図。 画像形成装置の概略断面図。 画像形成装置と給紙カセットの斜視図。 給紙カセットの斜視図。 シート収納部及び給紙カセットの上視図。 (a)シート収納部及び給紙カセットの一部の上視図、(b)シート収納部及び給紙カセットの一部の上視図、(c)シート収納部及び給紙カセットの一部の上視図。 シート収納部及び給紙カセットの上視図。 シート収納部の上視図。 (a)従来の引き込みユニットの斜視図、(b)従来の引き込みユニットの斜視図。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、その相対配置などは特に特定的な記載の無い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[画像形成装置の全体構成]
シート収納部を有するカラーレーザープリンタである画像形成装置の全体構成について概説する。図5は画像形成装置100の概略断面図である。図5に示す画像形成装置100は、4個の感光ドラム700、定着部711、二次転写部710を備えている。
感光ドラム700と、帯電手段、現像手段、クリーナ手段は、一体的にカートリッジ化され、プロセスカートリッジ702としてカラーレーザープリンタ100に着脱可能となっている。
これら4個のプロセスカートリッジ700は、同一構造であるが、異なる色、すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナーによる画像を形成する点で相違している。帯電手段は、ローラ状に形成された導電性ローラで、このローラを感光ドラム700表面に当接させるとともに、不図示の電源によって帯電バイアス電圧を印加することにより、感光ドラム700表面を一様に帯電させる。
4個の露光手段703は、プロセスカートリッジ702の鉛直方向下方に配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム700に対して行い、感光ドラム700上の静電潜像を形成する。
上述の構成により、感光ドラム700は、帯電ローラによって所定の負極性の電位に帯電された後、露光手段703によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段によって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれY、M、C、Bkのトナー像が形成される。
中間転写ベルトユニット704は、感光ドラム700に対向して、中間転写ベルトの内側に4個の一次転写ローラ705が配設されており、不図示のバイアス印加手段により転写バイアスを印加する構成となっている。
これにより、感光ドラム700上のトナー像から順次、中間転写ベルト上に一次転写され、4色のトナー像が重なった状態で二次転写部710まで搬送される。
画像形成装置100の下方には、画像形成装置内へ供給されるシートSを収納する為のシート収納装置として機能するシート収納部10が設けられている。シート収納部10には、シートSを収納する収納部材としての給送カセット300が着脱自在に装着されている。また、シート収納部10は給紙カセット300に収納されたシートSを給送(搬送)する給送ローラ708を有する。
給送カセット300に収納されたシートSは、給送ローラ708に圧接され、一枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)搬送される。搬送されたシートSは搬送ローラ対としてのレジストレーションローラ対709によって二次転写部710に搬送される。
二次転写部710において、搬送されたシートSに、4色のトナー像を二次転写する。
定着手段である定着部711は、転写材上に形成した画像に熱及び圧力を加えて定着させる。定着されたシートSは排紙トレイ720に排出される。
[給紙カセットの引き込み機構]
次に、給紙カセット300の装置本体内への引き込み機構について説明する。 図6は、給紙カセット300を着脱している状態の画像形成装置の斜視図であり、図7は給紙カセット300の斜視図である。給紙カセット300は装置本体100に対してA方向(装着方向)に移動して装着される。給紙カセット300の背面側(A方向下流側)には、図7に示すように、先端にピン301が設けられたアーム302が設けられている。
また、アーム302はアーム回動軸303を介して装着方向及び水平方向と直交する方向に回動可能に支持されている。ピン301は引き込みユニット200の引き込み部材と係合可能である。また、給紙カセット300には、後に詳述する押圧部304が設けられている。
次に、引き込み機構のシート収納部10側(装置本体側)の構成について説明する。引き込みユニット200は、図6に示すようなシート収納部10内へ給紙カセット300が装着される際にピン171と対向する位置に設けられている。
図3(a)は、引き込みユニット200の斜視図である。図3(b)は引き込みユニット200の分解斜視図である。図3(c)は、引き込みユニット200の上視図である(簡単のため内部を透かして記載)。
引き込みユニット200には、ピン301と係合して給紙カセット300を引き込むための係合溝(係合部)203を備える係合部材としての引き込み部材201が回転軸207を中心として移動可能(回動可能)に設けられている。引き込み部材201には給紙カセット300を挿入した際、給紙カセット300の押圧部304に押圧される被押圧部204が設けられている。また、引き込みユニット200には、給紙カセット300が装着される際に、係合溝203に係合したピン301の移動を規制してガイドするガイド溝202が設けられ、ガイド溝202には後述する迂回路形状部209を設けている。
引き込み部材201の連結軸208と引き込みユニット200の連結軸206との間には、引き込み部材201を引っ張るように付勢するバネ205が設けられている。このバネ205によって引き込み部材201が回転軸207回りの移動に関して付勢される方向が引き込み部材201の位置によって変わる、所謂トグル機構と呼ばれる構成となっている。
[給紙カセットの引き込み動作]
次に引き込みユニット200による給紙カセット300の引き込み動作について説明する。図4(a)、(b)、(c)は引き込みユニット200の上視図である(簡単のため内部を透かして記載)。
給紙カセット300が装置本体100から取り外された状態では、引き込み部材201は図4(a)に示すように、バネ205の付勢力によりB方向に向かって回動するよう付勢され、不図示のストッパに突き当たって停止している。つまり、引き込み部材201は、バネ205の付勢力により待機位置(ホームポジション)で保持されている。この待機位置とは、装置本体100に挿入される給紙カセット300のピン301が引き込み係合溝203内に進入(係合)及び係合溝203内から離脱(係合解除)が可能な位置である。このため、給紙カセット300を装置本体100に挿入していくと、係合溝203内にピン301が進入し係合溝203にピン301が係合する。
さらに給紙カセット300を装置本体100内に挿入していくと、ピン301がガイド溝202によって進行方向を規制されながら移動して係合溝203を押圧する。そして、ピン30が係合溝203を押圧する押圧力によって、引き込み部材201が、バネ205の付勢力に抗して、回転軸207を中心としてC方向に回動する。
やがて図4(b)に示すように、引き込み部材201は、回転軸207、連結軸208、連結軸206が一直線上に並ぶ位置、つまり、トグル機構の中立点の位置に到達する。この状態では、引き込み部材201にバネ205の弾性力による回転軸207回りの回転モーメントが発生しない。
さらに給紙カセット300が挿入されると、バネ205の弾性力により、引き込み方向(C方向)に回転するよう引き込み部材201に回転モーメントが発生する。これにより、係合溝203がピン301を押圧し、給紙カセット300を挿入方向(A方向)へ引き込む。
引き込み部材201によって引き込まれることで、給紙カセット300は最終的にシート収納部10内に設けられた不図示の突当部に挿入方向(A方向)で突き当たって装着完了位置で停止し、装置本体100への装着が完了する。図4(c)はこの状態を示しており、この状態で、給紙カセット300は、装置本体100に対して位置決めされている。また、引き込み部材201の回動も停止する。この状態で引き込み部材201は給紙カセット300の引き込みが完了した引き込み完了位置(第2位置)にある。
一方で、給紙カセット300を装置本体100から引き出して取り外す際は、 装置本体100に装着された給紙カセット300を引き出すことにより、ピン301が係合溝203をB方向(図4(a)参照)に押圧する。これにより、引き込み部材201がバネ205の付勢力に抗してB方向に回転する。引き込み部材201がB方向に回転していく中で、上述した中立点の位置を通過すると、バネ205の弾性力が引き込み部材201をB方向に付勢するようになり、ピン301の移動と相まって、引き込み部材201は待機位置へ復帰する。
[引き込み部材201が待機位置に無い場合]
次に、引き込み部材201が待機位置に無い場合について説明する。ここで、給紙カセット300が装置本体100に未装着の時に、装置本体100に大きな振動や衝撃が加わると、引き込み部材201が待機位置から給紙カセット300を引き込む方向(C方向)に回動してしまう場合がある。この時、引き込み部材201が図4(b)で説明した中立点の位置まで到達しない場合、バネ205の付勢力により、引き込み部材201は逆方向(B方向)に回転し、待機位置に戻る。
しかし、引き込み部材201が中立点の位置を超えると、バネ205の付勢方向が変わるため、バネ205の付勢力によりさらにC方向に回転させられ、引き込み完了位置側で保持された状態になってしまう。この場合、引き込み部材201が待機位置に無いために、給紙カセット300の挿入時にピン301と引き込み部材201とが係合できず、給紙カセット300の引き込みが機能しない。そればかりか、引き込み部材201がガイド溝202を案内されるピン301と干渉して給紙カセット300を装置本体100に装着する事ができなくなってしまう。
そこで、装置本体100を工具(ドライバ)で操作することにより、引き込み部材201を待機位置に戻せるように構成することが考えられる。しかし、給紙カセット300を装置本体100へ装着する前に、引き込み部材201を待機位置に戻す為の復帰作業を別途行う必要があり手間がかかる。このため、このような復帰作業をしなくとも給紙カセット300を装置本体100へ装着可能とすることが望まれる。
[引き込み部材201が待機位置に無い状態での給紙カセット300の装着]
そこで、本実施形態では、引き込み部材201が待機位置に無い場合でも、装置本体100に給紙カセット300を装着可能な構成としている。
次にこの構成について説明する。図1(a)、(b)、図2(a)、(b)は引き込みユニット200の上視図である(簡単のため内部を透かして記載)。
図1(a)は引き込み部材201が待機位置に無い状態、つまり、引き込み完了位置側にある状態を示している。この状態で、引き込み部材201はピン301と係合していないので、図4(c)に示すようなピン301と係合した状態で引き込みが完了した引き込み完了位置(第2位置)よりも、更に装置本体奥側(A方向下流側)に位置している。なお、引き込み部材201がピン301と係合していない場合の方が、係合している場合よりも装置本体奥側にあるのは、給紙カセット300を確実にシート収納部10内に設けられた不図示の突当部にA方向で突き当てて装置本体100に対し位置決めする為である。即ち、給紙カセット300が不図示の突当部に挿入方向(A方向)で突き当たった状態でもバネ205の付勢力がピン301に作用するようにしているからである。
図1(a)に示す状態で給紙カセット300を挿入すると、まず、ピン301がガイド溝202内に進入し、進行方向を規制されながら移動する。更に給紙カセット300が挿入されると、給紙カセット300の押圧部304と引き込み部材201の被押圧部204が当接する。更に給紙カセット300が挿入されると、図1(b)に示すように、押圧部304が被押圧部204を押圧し、バネ205の付勢力に抗して引き込み部材201をB方向に回動させ、中立点の位置まで移動させる。図1(b)は引き込み部材201が中立点に位置した状態を示している。押圧部304が被押圧部204を押圧するのと同時に、ピン301は引き込み部材201の外面(係合溝203でない部分)に当接し、アーム302がアーム回動軸303まわりに揺動する。これにより、ピン301は、引き込み部材201の外面と迂回路形成部209との間を移動して、係合溝203の入り口(係合溝203内に進入可能な位置)に到達する。
ここから更に給紙カセット300が挿入していくと、図2(a)に示すように、押圧部304が被押圧部204を更に押圧することにより、引き込み部材201は中立点の位置を超える。すると、引き込み部材201は付勢方向が変わったバネ205の付勢力により待機位置に向かって(B方向)移動する。この時、ピン301が係合溝203内へ進入し、係合溝203と係合する。
ここから更に給紙カセット300を挿入すると、図2(b)に示すように、ピン301に押圧された引き込み部材201が中立点の位置を越え、引き込み完了位置側に移動する。すると、バネ205の弾性力によって引き込み部材201が引き込み方向(c方向)に回動し、給紙カセット300を引き込み、図4(c)に示した引き込み完了位置へ到達する。
ここで、本実施形態では、引き込み部材201が図4(a)に示した待機位置に戻る前に、ピン301が係合溝203内へ進入し、ピン301と引き込み部材201とが係合する。即ち、引き込み部材201は図1(b)に示す中立点の位置でピン301が係合溝203内へ進入可能(係合及び係合解除可能)な進入位置(第1位置)にあると言える。
しかしながら、引き込み部材201の進入位置(第1位置)は中立点の位置(第3位置)に限定されない。即ち、進入位置(第1位置)が少なくとも引き込み完了位置(第2位置)よりも待機位置側であればよい。このように進入位置を設定することで、ピン301と引き込み部材201が進入位置で係合した後、バネ201の弾性力による引き込み力をピン301に対して作用させることができる。
このように、給紙カセット300の押圧部304が、引き込み部材201を移動させる移動部として機能し、引き込み部材201をバネ205の付勢力に抗して引き込み完了位置(第2位置)から、引き込み部材201と給紙カセット300とが係合可能な進入位置(第1位置)に向かって移動させることができる。これにより、引き込み部材201が待機位置に無くても、給紙カセット300をシート収納部10に装着することができる。
また更に、本実施形態のように、進入位置(第1位置)を中立点の位置(第3位置)から待機位置までの範囲(中立点の位置、及び、待機位置を含む)に設定する。つまり、押圧部304の押圧により、引き込み部材201を中立点の位置を超えて待機位置側まで移動するように設定してもよい。この場合、バネ205の付勢力によって引き込み部材201が進入位置側(第1位置側)に移動させられ、ピン301に向かって移動させられることになるので、引き込み部材201とピン301とを確実に係合させることができる。また、中立点の位置から待機位置までの範囲で引き込み部材201とピン301とが係合するので、中立点の位置を超えた位置から引き込み完了位置までの間で、給紙カセット300にバネ205の付勢力による引き込み力を作用させることができる。
また、本実施形態では、ガイド溝202に迂回路形成部209を形成し、ピン301が引き込み部材201の外面と迂回路形成部209との間を移動させる構成とした。しかし、迂回路形成部209を形成することなく、ピン301と引き込み部材201とを係合させる構成としてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、給紙カセット300の押圧部304が、引き込み部材201の被押圧部204を押圧することで、引き込み部材201をバネ205の付勢力に抗して引き込み完了位置(第2位置)から、引き込み部材201と給紙カセット300とが係合可能な進入位置(第1位置)に向かって移動させることができる。このため、引き込み部材201が給紙カセット300と係合可能な待機位置から移動してしまった時でも、給紙カセット300を装置本体へ装着する前に引き込み部材201を待機位置に戻す作業を別途行うことなく、給紙カセットを装置本体100に装着することができる。従って、ユーザビリティを良好にすることができる。またその際、給紙カセット300に引き込み力を作用させることができるので更に、ユーザビリティを良好にすることができる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の画像形成装置は、引き込み部材が待機位置に無い状態で給紙カセット300を装着する際に引き込み部材を押圧する構成のみが異なり、その他の構成については第1実施形態の画像形成装置と同様である。このため、本実施形態では第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、その他の共通部分については同様の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、給紙カセット300に設けられた押圧部304が引き込み部材201の被押圧部204を直接押圧する構成であるのに対し、本実施形態では、押圧部304が別部材を介して間接的に引き込み部材201を押圧する構成である。
図8はシート収納部10及び給紙カセット300の上視図である(簡単のため内部を透かして記載)。 図9(a)、(b)、(c)はシート収納部10及び給紙カセット300の一部の上視図である(簡単のため内部を透かして記載)。回動軸11aを中心に回動可能なリンク部材11がシート収納部10に設けられている。リンク部材11には、給紙カセット300の押圧部304に押圧される被押圧部11bと、引き込み部材201を押圧する押圧部11cを備える。給紙カセット300には給紙カセット300の幅方向(図8におけるA方向に直交する方向)の端部に押圧部304が設けられている。
次に図9(a)に示すように、引き込み部材201が待機位置に無い場合に給紙カセット300を装置本体100に装着する場合について説明する。図9(b)に示すように、給紙カセット300をシート収納部10内にA方向に挿入していくと、給紙カセット300の押圧部304がリンク部材11の被押圧部11bを押圧していく。するとリンク部材11が回動軸11a回りに回動し、押圧部11bで引き込み部材201を押圧する。引き込み部材201は、押圧部304に押圧されたリンク部材11によって、中立点の位置を越えた待機位置側まで移動させられる。この時、給紙カセット300のピン301は、迂回路形成部209に沿って移動して係止溝203に進入し、引き込み部材201と係合する。なお、迂回路形成部209を形成することなく、ピン301と引き込み部材201とを係合させる構成としてもよい。
この状態から更に給紙カセット300をA方向に挿入すると、ピン301に押圧される引き込み部材201が中立点の位置を越え引き込み完了位置側に移動し、バネ205の付勢力の作用によってピン301を介して給紙カセット300を引き込む。これにより、給紙カセット300は不図示の突当部に挿入方向(A方向)で突き当たり、装着完了位置に位置決めされる。引き込み部材201は引き込み完了位置に到達する。
なお、リンク部材を用いた構成はこの構成に限定されない。図10はシート収納部10及び給紙カセット300の上視図である(簡単のため内部を透かして記載)。図10に示すように、押圧部304を給紙カセット300の下面側で給紙カセット300の幅方向で中央付近に設け、リンク部材12の回動軸12aを幅方向の中央付近に配設した構成であってもよい。このような構成であっても上述の構成と同様の作用を得ることができる。それに加え、この構成では、リンク部材12の被押圧部12bと押圧部12cとの距離が近くなるので、リンク部材12の小型化が可能である。
また、図11に示すように、リンク部材12における、回動軸12aから被押圧部12bまでの距離をRb、回動軸12aから押圧部12cまでの距離をRcとすると、Rb>Rcとするとよい。このようにすることで、リンク部材11を介して引き込み部材201をバネ205の付勢力に抗して押圧する際の押圧力を小さくすることができ、給紙カセット300を装着する際の負荷を低減することができ、ユーザビリティをより良くすることができる。
このように、給紙カセット304の押圧部304がリンク部材11を介して引き込み部材201を押圧することで、第1実施形態と同様に引き込み部材201をバネ205の付勢力に抗して引き込み完了位置(第2位置)から、引き込み部材201と給紙カセット300とが係合可能な進入位置(第1位置)に向かって移動させることができる。このため、引き込み部材201が給紙カセット300と係合可能な待機位置から移動してしまった時でも、給紙カセット300を装置本体へ装着する前に引き込み部材201を待機位置に戻す作業を別途行うことなく、給紙カセットを装置本体100に装着することができる。従って、ユーザビリティを良好にすることができる。またその際、給紙カセット300に引き込み力を作用させることができので、更にユーザビリティを良好にすることができる。
また、本実施形態のようにリンク部材を介す構成であれば、第1実施形態と比べ、押圧部304と引き込み部材201との位置関係を自由に決めることができるので、給紙カセット300や引き込み部材201の形状の設計の自由度が上がる。また、図11に示したように、リンク部材の形状を工夫すれば、給紙カセット300を装着する際の負荷を低減することができ、ユーザビリティをより良くすることができる。
なお、本発明によれば、引き込み部材201が待機位置に無くても給紙カセット300をシート収納部10に装着可能となるが、二重の対策として、従来のようにドライバ等の工具を用いて引き込み部材201を待機位置に戻せる構成をシート収納部10に付加することは阻害されない。
また、第1及び第2実施形態では、シート収納部(シート収納装置)10を画像形成装置100に一体的に設けられたものとして説明したが、本発明は、画像形成装置100に対して着脱可能に構成されたシート収納部にも適用可能である。
また、第1及び第2実施形態では、給紙カセット300の引き込み部材によって引き込むシート収納部10について説明したが、本発明はこれに限定されない。即ち、画像形成装置100に装着される画像形成の為の着脱部材を、装置本体100に装着する際に引き込む構成にも本発明を適用可能である。画像形成の為の着脱部材は以下のようなものがある。例えば、感光ドラム700を備えるカートリッジや、感光ドラム700とそれに作用するプロセス手段(帯電手段、現像手段、クリーナ手段等)とを一体的に備えるプロセスカートリッジ700や、現像剤(トナーやインク)を収容する現像剤収容部材。また、画像形成の為の着脱部材は装置本体100から完全に取り外せるものでなくてもよい。例えば、上述したカートリッジ等の画像形成の為の部材を支持し、装置本体100から引き出すことにより、その画像形成の為の部材を着脱可能にするカートリッジトレイ等も画像形成の為の着脱部材として見ることができる。
また、第1及び第2実施形態をカラーレーザープリンタ100としての画像形成装置について説明したが、本発明はインクジェットプリンタ等のシートSに画像形成を行う画像形成装置であれば適用可能である。
10 シート収納部
11、12 リンク部材
11a、12a 回動軸
11b、12b 被押圧部
11c、12c 押圧部
100 画像形成装置
200 引き込みユニット
201 引き込み部材
204 被押圧部
205 バネ
207 回転軸
300 給紙カセット
304 押圧部

Claims (17)

  1. シートを収納し、装置本体に対し着脱可能な収納部材と、装置本体に装着される前記収納部材に係合可能な係合部材と、前記係合部材を付勢する付勢手段と、を有し、
    前記係合部材は、装置本体に装着される前記収納部材と係合可能な第1位置と、係合した前記収納部材を前記第1位置よりも装置本体内へ引き込んだ第2位置との間を移動可能で、前記収納部材と係合した前記係合部材を前記付勢手段の付勢力によって前記第2位置へ移動させることで前記収納部材を装置本体内へ引き込むシート収納装置において、
    前記収納部材は前記係合部材を移動させる移動部を備え、前記移動部は、前記収納部材を装置本体に装着する際、前記付勢手段の付勢力に抗して前記係合部材を前記第2位置から前記第1位置に向かって移動させることが可能であることを特徴とするシート収納装置。
  2. 前記移動部によって前記係合部材を移動させることにより、前記係合部材が前記第1位置へ到達し、前記係合部材が前記第1位置で装置本体に装着される前記収納部材に係合することを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
  3. 前記係合部材は、前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置へ移動可能であり、前記付勢手段の付勢力は、前記第3位置よりも前記第2位置側では前記係合部材を前記第2位置に向かって移動するよう付勢し、前記第3位置よりも前記第1位置側では前記係合部材を前記第1位置に向かって移動するよう付勢することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート収納装置。
  4. 前記係合部材は前記移動部によって前記第3位置よりも前記第1位置側まで移動させられることを特徴とする請求項3に記載のシート収納装置。
  5. 前記移動部は前記係合部材を押圧することで前記係合部材を前記第2位置から前記第1位置に向かって移動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシート収納装置。
  6. 前記移動部によって押圧されるリンク部材を有し、前記移動部によって押圧された前記リンク部材が前記係合部材を押圧することで前記係合部材を前記第2位置から前記第1位置に向かって移動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシート収納装置。
  7. 前記リンク部材は、前記移動部によって押圧される被押圧部と、前記係合部材を押圧する押圧部と、を備え、軸を中心に回動することにより前記係合部材を押圧し、
    前記軸から前記被押圧部までの距離の方が、前記軸から前記押圧部までの距離よりも長いことを特徴とする請求項6に記載のシート収納装置。
  8. 前記係合部材は軸を中心に回動することで前記第1位置から前記第2位置まで移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシート収納装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシート収納装置を有し、前記シート収納装置から供給されるシートに画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  10. 装置本体に対し着脱可能な画像形成の為の着脱部材と、装置本体に装着される前記着脱部材に係合可能な係合部材と、前記係合部材を付勢する付勢手段と、を有し、
    前記係合部材は、装置本体に装着される前記着脱部材と係合可能な第1位置と、係合した前記着脱部材を前記第1位置よりも装置本体内へ引き込んだ第2位置との間を移動可能で、前記着脱部材と係合した前記係合部材を前記付勢手段の付勢力によって前記第2位置へ移動させることで前記着脱部材を装置本体内へ引き込む画像形成装置において、
    前記着脱部材は前記係合部材を移動させる移動部を備え、前記移動部は、前記着脱部材を装置本体に装着する際、前記付勢手段の付勢力に抗して前記係合部材を前記第2位置から前記第1位置に向かって移動させることが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記移動部によって前記係合部材を移動させることにより、前記係合部材が前記第1位置へ到達し、前記係合部材が前記第1位置で装置本体に装着される前記着脱部材に係合することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記係合部材は、前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置へ移動可能であり、前記付勢手段の付勢力は、前記第3位置よりも前記第2位置側では前記係合部材を前記第2位置に向かって移動するよう付勢し、前記第3位置よりも前記第1位置側では前記係合部材を前記第1位置に向かって移動するよう付勢することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記係合部材は前記移動部によって前記第3位置よりも前記第1位置側まで移動させられることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記移動部は前記係合部材を押圧することで前記係合部材を前記第2位置から前記第1位置に向かって移動させることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記移動部によって押圧されるリンク部材を有し、前記移動部によって押圧された前記リンク部材が前記係合部材を押圧することで前記係合部材を前記第2位置から前記第1位置に向かって移動させることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記リンク部材は、前記移動部によって押圧される被押圧部と、前記係合部材を押圧する押圧部と、を備え、軸を中心に回動することにより前記係合部材を押圧し、
    前記軸から前記被押圧部までの距離の方が、前記軸から前記押圧部までの距離よりも長いことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記係合部材は軸を中心に回動することで前記第1位置から前記第2位置まで移動することを特徴とする請求項10乃至16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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