JP2014107737A - 通信システム、通信装置、相手通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム、通信装置、相手通信装置及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数利用効率を向上させることができる通信システム、通信装置、相手通信装置及び通信制御方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る通信システム100は、複数の通信装置101a及び101bと、複数の通信装置101a及び101bと接続可能な相手通信装置103とを含む通信システム100において、複数の通信装置の少なくとも1つである通信装置101aは、相手通信装置103の通信機能に関する情報を取得し、複数の通信装置101a及び101bは、同一の無線リソースを使用する場合、取得した情報に基づき、送信すべき信号を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、通信装置、相手通信装置及び通信制御方法に関するものである。
通信性能の向上を実現する通信方式として、LTE(Long Term Evolution)システム、XGP(eXtended Global Platform)システム、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)(登録商標)システム等が知られている。このようなシステムでは、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)が採用されている。
OFDMAでは、使用可能な全周波数帯を通信装置である基地局全てで使用する周波数割当制御(Reuse1)を使用することにより、データ通信の高速化及び周波数利用効率の向上が図られている。しかし、隣接する基地局同士が同一の周波数帯を使用すると、これらの基地局のセル同士が重なるセルエッジの近傍では、双方の基地局からの信号が干渉することになる。そのため、セルエッジの近傍では、干渉による圏外問題が発生する。この問題は、通信容量の向上を図るために小さなセルの基地局を採用するマイクロセル方式において、より顕著となる。マイクロセル方式では、出力の弱い基地局を高い位置に設置し難いためセルの形が円状にならず、電波が混在し易くなるためである。
そこで、近年、このような圏外問題に対応するために、CoMP(Coordinated Multi-Point transmission/reception:セル間協調送受信)技術が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。CoMPでは、複数の基地局を管理する管理装置(例えば、高度化XGP(AXGP)システムではクラウド基地局)が設けられ、この管理装置による制御により、隣接する基地局の一方が、送信電力を抑えたり、送信自体を停止したりする。これにより、セルエッジ近傍での干渉が低減される。
しかし、従来のCoMP技術では、干渉の低減のために、干渉源となる基地局の使用が抑えられてしまうことになる。つまり、干渉源となる基地局では、干渉を引き起こす周波数帯の使用が制限される。そのため、干渉低減のために、周波数の利用効率が犠牲になっている。
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、周波数利用効率を向上させることができる通信システム、通信装置、相手通信装置及び通信制御方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点に係る通信システムの発明は、
複数の通信装置と、当該複数の通信装置と接続可能な相手通信装置とを含む通信システムにおいて、
前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記相手通信装置の通信機能に関する情報を取得し、
前記複数の通信装置は、同一の無線リソースを使用する場合、前記情報に基づき、送信すべき信号を制御する
通信システムである。
また、第2の観点に係る発明は、第1の観点に係る通信システムにおいて、
前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記取得した情報に基づき、前記相手通信装置の干渉低減機能の有無を判断し、
前記複数の通信装置は、前記相手通信装置が干渉低減機能を有する場合、送信すべき前記信号を前記複数の通信装置間で異ならせる
ことを特徴とするものである。
また、第3の観点に係る発明は、第2の観点に係る通信システムにおいて、
前記相手通信装置は、前記複数の通信装置から前記同一の無線リソースで送信された前記信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離する
ことを特徴とするものである。
また、第4の観点に係る発明は、第1の観点に係る通信システムにおいて、
前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記取得した情報に基づき、前記相手通信装置の干渉低減機能の有無を判断し、
前記複数の通信装置は、前記相手通信装置が干渉低減機能を有さない場合、送信すべき前記信号を前記複数の通信装置間で同一にする
ことを特徴とするものである。
また、第5の観点に係る発明は、第1乃至第4のいずれか1つの観点に係る通信システムにおいて、
当該通信システムは、前記複数の通信装置に接続され、当該複数の通信装置を管理する管理装置を更に含み、
前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記相手通信装置によって受信された前記複数の通信装置からの電波それぞれの受信品質値を取得し、当該受信品質値及び前記情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記受信した受信品質値及び情報に基づき、前記複数の通信装置に、前記同一の無線リソースで送信すべき前記信号を指示する
ことを特徴とするものである。
また、第6の観点に係る発明は、第1乃至第4のいずれか1つの観点に係る通信システムにおいて、
前記複数の通信装置は、通信ネットワークを介して互いに接続され、
前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記相手通信装置によって受信された前記複数の通信装置からの電波それぞれの受信品質値を取得し、
前記複数の通信装置は、前記受信品質値及び前記情報に基づき、前記同一の無線リソースで送信すべき前記信号を、前記通信ネットワークを介して決定する
ことを特徴とするものである。
また、第7の観点に係る発明は、第1乃至第6のいずれか1つの観点に係る通信システムにおいて用いられる通信装置であって、
前記相手通信装置の通信機能に関する情報を取得し、
前記複数の通信装置が同一の無線リソースを使用する場合、前記情報に基づき、送信すべき信号を制御する
制御部を備える通信装置である。
また、第8の観点に係る通信システムの発明は、
複数の通信装置と、干渉低減機能を有する相手通信装置とを含む通信システムにおいて、
前記相手通信装置は、
前記複数の通信装置と無線通信を開始するための複数の識別番号を有し、
前記複数の識別番号をそれぞれ用いて、前記複数の通信装置それぞれと接続し、
前記複数の通信装置から同一の無線リソースで送信された信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離する
通信システムである。
また、第9の観点に係る発明は、第8の観点に係る通信システムにおいて、前記相手通信装置は、
前記複数の通信装置との接続前に、前記複数の通信装置からの電波それぞれの受信品質値を算出し、
当該受信品質値に基づいて、前記複数の通信装置は接続可能であると判断する
ことを特徴とするものである。
また、第10の観点に係る発明は、第8又は第9の観点に係る通信システムにおいて用いられる相手通信装置であって、
前記複数の通信装置と無線通信を開始するための複数の識別番号を記憶する記憶部と、
前記複数の識別番号をそれぞれ用いて、前記複数の通信装置それぞれと接続し、前記複数の通信装置から同一の無線リソースで送信された信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離する制御部と
を備える相手通信装置である。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、第1の観点に係る通信システムを方法として実現させた第11の観点に係る通信制御方法は、
複数の通信装置と、当該複数の通信装置と接続可能な相手通信装置とを含む通信システムにおける通信制御方法であって、
前記複数の通信装置の少なくとも1つが、前記相手通信装置の通信機能に関する情報を取得するステップと、
前記複数の通信装置が、同一の無線リソースを使用する場合、前記情報に基づき、送信すべき信号を制御するステップと
を含む通信制御方法である。
また、第8の観点に係る通信システムを方法として実現させた第12の観点に係る通信制御方法は、
複数の通信装置と、干渉低減機能を有し、前記複数の通信装置と無線通信を開始するための複数の識別番号を有する相手通信装置とを含む通信システムにおける通信制御方法であって、前記相手通信装置が、
前記複数の識別番号をそれぞれ用いて、前記複数の通信装置それぞれと接続するステップと、
前記複数の通信装置から同一の無線リソースで送信された信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離するステップと
を含む通信制御方法である。
上記のように構成された本発明に係る通信システム、通信装置、相手通信装置及び通信制御方法によれば、周波数利用効率を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの概略的な構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る基地局の概略構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る基地局の処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2実施形態に係る通信システムの概略的な構成図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る通信端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る通信端末の処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の通信装置及び相手通信装置を基地局及び通信端末にそれぞれ適用した場合の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明の通信装置を、基地局以外には、例えば中継装置(レピータ)に適用することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの概略的な構成図である。通信システム100は、複数の基地局101(101a及び101b)と、通信端末103と、管理装置105とを含んでいる。以下、基地局101a及び101b全てにおいて共通する事項の説明においては、基地局101a及び101bを区別せず、基地局101と表現する。
通信システム100は、例えばLTEシステム、AXGPシステム、WiMAXシステムである。管理装置105は、複数の基地局101に通信回線を介して接続され、基地局101の動作を管理する。管理装置105は、例えば、AXGPシステムにおけるクラウド基地局、基地局101が光張出基地局における遠隔基地局である場合の集中基地局、EMS(Element Management System:エレメント管理システム)、NMS(Network Management System:ネットワーク管理システム)である。図1において、領域107a及び107bは、基地局101a及び101bのセル(通信可能エリア)をそれぞれ示している。通信端末103は、セル107a及び107bが重なっている領域に位置する場合、複数の基地局101a及び101bと接続することが可能である。なお、セル同士の重なりは、2つの基地局101に因るものに限定されるものはなく、3つ以上のセルが重なってもよい。この場合、通信端末103は、3つ以上の基地局と接続可能になる。
通信端末103(通信端末103が複数存在する場合は一部の端末)は、複数のアンテナを用いた干渉低減機能を有する。干渉低減機能は、通信端末自体の受信制御により、空間多重された信号を分離し、通信端末103にとって所望の基地局101からの信号(希望波)を抽出できる技術である。干渉低減機能は、例えば、IRC(Interference Reduction Control)、MLD(Maximum-Likelihood Detection)、LMS(Least Mean Square)、RLS(Recursive Least Squares)、AAS(Adaptive Antenna System)等の従来公知のアルゴリズムの利用により実現される。なお、通信端末が干渉低減機能用のアルゴリズムを有するものの、所定レベルの干渉低減が実現できない場合は、この通信端末は、干渉低減機能を有さないとみなすことができる。所定レベルは、任意に設定される事項である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る基地局の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の基地局101は、通信部111と、ベースバンド部113と、記憶部115と、制御部117とを備えている。通信部111と、ベースバンド部113と、記憶部115とは、制御部117に接続されている。
通信部111は、アンテナを介して通信端末103と、無線通信により、データ(信号)を送受信するものである。通信部111は、受信した信号(受信信号)に対して低雑音での増幅及びダウンコンバート等を行い、当該信号をベースバンド部113に送る。また、通信部111は、ベースバンド部113からの信号に対してアップコンバート及び増幅等を行い、送信信号を生成する。そして、通信部111は、アンテナを介して当該送信信号を通信端末103に送信する。なお、通信部111のアンテナは、1本であることに限定されるものではなく、複数存在することもできる。通信部111のアンテナが、複数のアンテナにより構成されている場合、ビーム制御(ビームフォーミング)やヌル制御(ヌルステアリング)といった送信指向性制御の実現が可能になる。ビーム制御は、基地局101の電波を所望の通信端末に集中させる、つまりビームを向ける機能である。また、ヌル制御は、所望の通信端末と同一の無線リソース(同一キャリア且つ同一タイムスロットの無線リソースであり、以下同一無線リソースと称す)を使用する通信端末が存在する方向に、所望の通信端末に向けた電波が飛ばないように当該方向に指向性の谷間(ヌル)を向ける機能である。
また、通信部111は、管理装置105と信号を送受信することもできる。図2においては、通信部111を一つの機能ブロックとして表現しているが、本発明は、通信部111を通信端末103との通信及び管理装置105との通信の双方の機能を有する1つのハードウェアによって実現することに限定されるものではない。例えば、通信部111を用途(通信端末103との通信機能及び管理装置105との通信機能)に応じた別個のハードウェアにより実現することもできる。
更に、通信部111は、基地局間の通信ネットワークを介して、他の基地局101と通信接続し、信号を送受信することもできる。この場合、通信部111は、例えば、X2インタフェースにより実現される。X2インタフェースは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規定された基地局間インタフェースである。上述の管理装置105との通信機能と同様、他の基地局101との通信機能用の通信部111を、他の通信機能とは別個のハードウェアにより実現できる。通信部111が、他の基地局101と通信できる場合、基地局間の信号送受信により、基地局101の動作を互いに管理できるため、管理装置105を設ける必要はなくなることに留意されたい。
ベースバンド部113は、通信部111からの受信信号に対してAD変換や高速フーリエ変換などを行うことにより、受信信号を復調し、ベースバンド信号を取り出す。そして、ベースバンド部113は、ベースバンド信号を制御部117に送る。また、ベースバンド部113は、制御部117からのベースバンド信号に対して逆高速フーリエ変換やDA変換などを行うことにより、ベースバンド信号を変調する。そして、ベースバンド部113は、変調されたベースバンド信号を通信部111に送る。
記憶部115は、各種情報を記憶するものであり、ワークメモリ等としても機能する。
制御部117は、基地局101の各機能ブロックをはじめとして基地局101の全体を制御及び管理している。制御部117は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることもできる。制御部117は、複数の基地局間で同一の無線リソースを使用する場合、通信先の通信端末103が有する通信機能に関する情報を取得し、当該情報に基づき、送信すべき信号を制御する(決定する)。具体的な送信制御方法については、以下の図3の説明にて詳述する。
続いて、図3を用いて、基地局101の処理について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る基地局の処理を示すフローチャートである。なお、図2に示された基地局101に関する機能ブロックは、基地局101a及び101bにおいて共通であり、基地局101a及び101bに関する機能ブロックの参照符号には、それぞれa及びbを付して説明する。
以下、基地局101a及び101bと通信端末103との位置関係は、図1のようであるとする。そして、通信端末103は、図1のように、基地局101aのみの電波が届く位置から、基地局101a及び101bの電波が届く領域に移動するとする。
まず、基地局101aのみの電波が届く領域に位置する通信端末103が、基地局101aに通信開始のために接続要求(信号)を送信するとする。そして、通信端末103は、自端末が有する通信機能に関する情報を基地局101aに送信する。通信機能に関する情報とは、干渉低減機能の有無を特定できる情報であり、例えば、通信端末の識別番号(ID)や下り通信性能情報等である。なお、下り通信とは、基地局101から通信端末103への通信を意味する。また、通信端末103は、通信機能に関する情報を接続要求に含めることができる。
識別番号とは、通信端末を一意に特定できる情報であり、例えば、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)である。干渉低減機能の有無の情報が、端末の識別番号に反映されている場合、基地局101は、通信端末103から識別番号を受信(取得)することにより、干渉低減機能の有無を判断できる。また、管理装置105も、基地局101を介して識別番号を受信することにより、干渉低減機能の有無を判断できる。
下り通信性能情報とは、例えば、基地局101aと通信端末103との間で使用されている変調クラス(変調方式と符号化率との組合せ)、通信端末103の受信に関するCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio:搬送波対干渉雑音比)やSINR(Signal to Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)、エラー率(ビット誤り率)、通信端末103の受信で使用可能なアンテナの本数等である。
通信端末103の変調クラスが所定クラスより下位(つまり、1シンボルで送信できるビット数が少ないクラスであるため、干渉の影響受け難い)であり、CINRが所定値以上(つまり、通信環境が良い)にも拘わらず、エラー率が所定値以上(つまり、エラーが多い)の場合、基地局101a又は管理装置105は、通信端末103の受信機能の性能は良くない、つまり通信端末103には干渉低減機能は無いと判断できる。また、通信端末103の変調クラスが所定クラスより上位(干渉の影響を受け易い)であり、CINRが所定値未満(通信環境が悪い)であるにも拘わらず、ビット誤り率が所定値未満である場合、基地局101a又は管理装置105は、通信端末103には干渉低減機能が有ると判断できる。更に、下り通信性能情報として、通信端末103による復調前のCINRと復調後のCINRの情報が含まれている場合、復調後のCINRが復調前のCINRよりも高いほど、通信端末103の干渉低減機能の能力は高いと判断できる。
また、通信端末103の受信で使用可能なアンテナの本数が多いほど、空間多重された信号を精度良く分離できるため、通信端末103のアンテナの本数が所定値以上である場合、基地局101a又は管理装置105は、通信端末103には干渉低減機能が有ると判断できる。
下り通信性能情報に関する上述の所定の値(クラス)は、適宜設定される事項であり、記憶部115a又は管理装置105によって予め記憶され得る。また、下り通信性能情報は、既知のプロトコルや専用のプロトコルにより、通信端末103から基地局101a又は管理装置105に送信され得るものである。
通信端末103が基地局101aに通信機能に関する情報を送信すると、基地局101aの通信部111aは、当該情報を受信し、ベースバンド部113aを介して制御部117aに送る(ステップS101)。そして、制御部117aは、通信機能に関する情報を管理装置105に送信するよう通信部111aを制御する。また、制御部117aは、取得した情報を記憶部115aに記憶させることもできる。
その後、通信端末103は、基地局101aとの接続中、通信端末103が受信できる基地局101からの電波の受信品質値を定期的又は不定期的に算出する。受信品質値とは、CINR、SINR、CNR(Carrier to Noise Ratio:搬送波対雑音比)、SNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信電界強度)等である。以下、受信品質値は、CINR等のように、値が大きいほど品質の良さを表すものであるとする。
そして、通信端末103は、この受信品質値を、どの基地局101からの電波の値であるかが特定できるように、関連する基地局101の識別番号と対応付けて基地局101aに定期的又は不定期的に送信する。通信端末103は、基地局101aのみの電波が届く領域に位置する場合、基地局101aに関する受信品質値のみを基地局101aに送信する。
通信端末103による受信品質値の送信により、基地局101aの通信部111aは、受信品質値を受信し、ベースバンド部113aを介して制御部117aに送る(ステップS102)。すると、制御部117aは、受信品質値を管理装置105に送信するよう通信部111aを制御する。また、制御部117aは、取得した受信品質値を記憶部115aに記憶させることもできる。
そして、管理装置105は、受信品質値に基づいて、通信端末103がどの基地局101と接続可能であるかを判断する(ステップS103)。例えば、通信端末103が安定した通信を行うために必要な受信品質値が品質閾値として管理装置105に予め記憶されている場合、管理装置105は、通信端末103から受信した受信品質値と品質閾値とを比較する。ある基地局101に関する受信品質値が品質閾値以上であると、管理装置105は、この基地局101を接続可能な基地局であると判断できる。また、基地局101aは、受信品質値を管理装置105に送信せずに、管理装置105と同様の処理により、通信端末103が複数の基地局101と接続可能であるかを判断することもできる(ステップS103)。この場合、記憶部115aは、品質閾値を記憶していることになる。
通信端末103が基地局101aのみから電波を受けている場合は、管理装置105又は制御部117aは、通信端末103が複数の基地局と接続可能ではないと判断し(ステップS103のNo)、通信端末103と基地局101aとの通信が維持される。
続いて、通信端末103が、基地局101a及び101bの電波が届く領域に移動すると、通信部111aは、基地局101a及び101bに関する受信品質値それぞれを受信することになる。基地局101a及び101bに関する受信品質値が品質閾値以上である場合、管理装置105又は制御部117aは、通信端末103が複数の基地局と接続可能であると判断し(ステップS103のYes)、ステップS104の処理に移る。
管理装置105は、基地局101aから取得した通信機能に関する情報に基づき、通信端末103が干渉低減機能を有するかを判断する(ステップS104)。また、基地局101aの制御部117aが、記憶部115aに記憶されている通信機能に関する情報に基づき、通信端末103が干渉低減機能を有するかを判断することもできる(ステップS104)。
通信端末103が干渉低減機能を有する場合(ステップS104のYes)、基地局101aと基地局101bとが同一無線リソースで信号を送信しても、通信端末103は、基地局101aからの信号と基地局101bからの信号とを干渉低減機能により分離できる。そのため、基地局101bは、干渉低減のために送信電力を抑えたりする必要がない。よって、基地局101bは、干渉低減を考慮せずに、基地局101aの送信信号と異なる信号を送信できる。
そこで、管理装置105は、基地局101a及び101bに、同一無線リソースで送信すべき信号を基地局間で異ならせるように指示する信号(指示信号)を送信する。また、基地局同士が接続されている場合は、基地局101aの制御部117aは、通信部111aを制御して、基地局101aとは異なる信号を送信するように指示する信号を、基地局101bの通信部111bに送信することもできる。これらの処理により、基地局101a及び101bは、基地局間でそれぞれ異なる信号を同一無線リソースで送信する(ステップS105)。
通信端末103が、複数の基地局101a及び101bと同時に接続する場合、基地局101a及び101bは、互いに異なる信号を通信端末103に送信することができる。通信端末103が基地局101aのみと通信する場合に比べ、通信端末103が受信できる情報量は増えることになる。よって、伝送量の拡大が図れる。
基地局101bは、通信端末103以外の端末と同一無線リソースで通信することもできる。干渉低減のために、基地局101a又は101bの一方の送信電力を抑える必要がないため、基地局101は、無線リソースの使用を制限されることがなくなる。
ステップS104において、通信端末103が干渉低減機能を有さない場合(ステップS104のNo)、基地局側で干渉低減の処理を施す必要がある。そこで、管理装置105は、基地局101a及び101bに、協調制御を実行するように指示する信号を送信する。また、基地局同士が接続されている場合は、基地局101aの制御部117aは、通信部111aを制御して、協調制御を実行するように指示する信号を基地局101bの通信部111bに送信することもできる。これらの処理により、制御部117a及び117bは、協調制御を実行する(ステップS106)。
通信端末103が、複数の基地局101a及び101bと同時に接続する場合、制御部117a及び117bは、協調制御として、通信端末103に送信すべき信号を基地局間で同一にすることができる。複数の基地局101a及び101bから送信される信号が同一である場合、これらの信号は干渉せずに、強め合うことになる。よって、通信端末103は、基地局101aのみと通信する場合に比べ、より強い電力の信号を受信できるため、受信信号を正しく復調し易くなる。
また、基地局101bが、通信端末103以外の端末と同一無線リソースで通信する場合、制御部117a及び117bは、協調制御として、一方の基地局の送信電力を抑えることができる。また、制御部117a及び117bが、複数のアンテナを有する場合は、協調制御として、ビーム制御やヌル制御といった送信指向性制御を行うこともできる。
更に、基地局101bが、通信端末103以外の端末と通信する場合、制御部117a及び117bは、協調制御として、キャリア又はタイムスロットを互いに異ならせて同一無線リソースで信号を送信しないようにスケジューリング制御することもできる。
このように本実施形態では、基地局101aの制御部117aは、通信端末103の通信機能に関する情報に基づき、通信端末103の干渉低減機能の有無を判断し、通信端末103が干渉低減機能を有する場合、制御部117a及び117bは、送信すべき信号を複数の基地局間で異ならせる。同一無線リソースでの基地局101a及び101bからの信号がそれぞれ異なり、互いに干渉しても、通信端末103は、干渉低減機能により、これらの信号を分離して、所望の信号を抽出できる。よって、基地局101a又は101bの一方が、干渉低減のために、キャリアやタイムスロットを変更したり、送信電力を抑えたりする必要はない。よって、基地局101a及び101bによる無線リソースの使用が制限されないため、周波数利用効率は向上する。
また、本実施形態では、制御部117aは、通信端末103の通信機能に関する情報に基づき、通信端末103の干渉低減機能の有無を判断し、通信端末103が干渉低減機能を有さない場合、制御部117a及び117bは、送信すべき信号を複数の基地局間で同一にすることができる。同一無線リソースでの基地局101a及び101bからの信号を同一することにより、これらの信号は干渉せずに、強め合うことになる。そのため、通信端末103は、基地局101a及び101bからの信号を受信し易くなり、復調の精度を上げることができる。また、基地局101a又は101bの一方が、干渉低減のために、キャリアやタイムスロットを変更したり、送信電力を抑えたりする必要もない。よって、基地局101a及び101bによる無線リソースの使用が制限されないため、周波数利用効率は向上する。
また、本実施形態では、管理装置105は、基地局101aから受信した通信端末103の受信品質値及び通信機能に関する情報に基づき、基地局101a及び101bに、同一無線リソースで送信すべき信号を指示することができる。この態様により、複数の基地局101の動作を管理装置105で一元管理でき、基地局101の機能を送受信機能に限定することができるため、基地局101の処理負荷を低減することが可能になる。
また、本実施形態では、基地局101a及び101bは、通信端末103の受信品質値及び通信機能に基づき、同一無線リソースで送信すべき信号を、通信ネットワークを介して決定することができる。複数の基地局同士が、通信ネットワークで接続されている場合、基地局間の直接の信号送受信により、基地局101の動作を互いに管理できる。これにより、管理装置105を設けることなく、基地局101a及び101bは、同一無線リソースでの信号を、互いに同一にしたり、異ならせたりできる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、複数の基地局101が同一無線リソースで通信端末103と通信することを基地局側(基地局101又は管理装置105)が決定する場合について説明した。第2実施形態では、通信端末が決定する場合について説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る通信システムの概略的な構成図である。通信システム200は、複数の基地局(通信装置)201(201a及び201b)と、通信端末(相手通信装置)203とを含んでいる。基地局201a及び201bの通信可能エリアは、第1実施形態と同様、セル207a及び207bとして示されている。なお、通信システム200は、通信システム100とは異なり、管理装置を含まない。
通信端末203は、通信端末103と同様、複数のアンテナを用いた干渉低減機能を有する。また、通信端末203は、複数の基地局201それぞれと同時に接続して、無線通信を開始できるように、それぞれ異なる複数の識別番号を有している。
図5は、本発明の第2実施形態に係る通信端末の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の通信端末203は、アレイアンテナANTを有する通信部(端末通信部)221と、ベースバンド部(端末ベースバンド部)223と、記憶部(端末記憶部)225と、制御部(端末制御部)227とを備えている。端末通信部221と、端末ベースバンド部223と、端末記憶部225とは、端末制御部227に接続されている。
アレイアンテナANTは、複数のアンテナにより構成され、干渉低減機能の実現が可能なものである。アレイアンテナANTは、例えばアダプティブアレイアンテナである。干渉低減機能の詳細については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
端末通信部221は、アレイアンテナANTを介して基地局201と、無線通信により、データ(信号)を送受信するものである。端末通信部221は、受信した信号(受信信号)に対して低雑音での増幅及びダウンコンバート等を行い、当該信号を端末ベースバンド部223に送る。また、端末通信部221は、端末ベースバンド部223からの信号に対してアップコンバート及び増幅等を行い、送信信号を生成する。そして、端末通信部221は、アレイアンテナANTを介して当該送信信号を基地局201に送信する。
端末ベースバンド部223は、端末通信部221からの受信信号に対してAD変換や高速フーリエ変換などを行うことにより、受信信号を復調し、ベースバンド信号を取り出す。そして、端末ベースバンド部223は、ベースバンド信号を端末制御部227に送る。また、端末ベースバンド部223は、端末制御部227からのベースバンド信号に対して逆高速フーリエ変換やDA変換などを行うことにより、ベースバンド信号を変調する。そして、端末ベースバンド部223は、変調されたベースバンド信号を端末通信部221に送る。
端末記憶部225は、通信端末203の識別番号等の各種情報を記憶するものであり、ワークメモリ等としても機能する。
端末制御部227は、通信端末203の各機能ブロックをはじめとして通信端末203の全体を制御及び管理している。端末制御部227は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることもできる。端末制御部227が行う処理については、以下の図6の説明にて詳述する。
続いて、図6を用いて、通信端末203の処理について説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る通信端末の処理を示すフローチャートである。以下、基地局201a及び201bと通信端末203との位置関係は、図4のようであるとする。そして、通信端末203は、図4のように、基地局201aのみの電波が届く位置から、基地局201a及び201bの電波が届く領域に移動するとする。
まず、通信端末203が、基地局201と接続を確立するために、端末通信部221は、基地局201からの受信可能な電波を受信する。そして、端末制御部227は、受信された電波の受信品質値を算出する(ステップS201)。通信端末203が、基地局201aのみの電波が届く領域に位置している場合、端末通信部221が受信可能な電波とは、基地局201aの電波である。受信品質値は、第1実施形態の受信品質値と同様である。
端末制御部227は、受信品質値に基づいて、通信端末203がどの基地局201と接続可能であるか判断する(ステップS202)。第1実施形態と同様、例えば、通信端末203が安定した通信を行うために必要な受信品質値が品質閾値として端末記憶部225に予め記憶されている場合、端末制御部227は、算出した受信品質値と品質閾値とを比較する。ある基地局201に関する受信品質値が品質閾値以上であると、端末制御部227は、この基地局201を接続可能な基地局であると判断できる。
通信端末203が基地局201aのみから電波を受けている場合は、端末制御部227は、通信端末203が複数の基地局と接続可能ではないと判断する(ステップS202のNo)。そして、端末制御部227は、ある識別番号(以下、第1識別番号と称す)を含む接続要求を基地局201aに送信するように、端末通信部221を制御する。これにより、通信端末203は、接続可能な1つの基地局201aと通信接続を確立する(ステップS203)。
続いて、通信端末203が、基地局201a及び201bの電波が届く領域に移動すると、端末制御部227は、基地局201a及び201bからの電波それぞれの受信品質値を算出する。そして、こられの受信品質値が品質閾値以上であると、端末制御部227は、通信端末203が複数の基地局201a及び201bと接続可能であると判断する(ステップS202のYes)。
通信端末203は、第1識別番号を用いて、基地局201aと接続を確立しているので、端末制御部227は、第1識別番号とは異なる識別番号(以下、第2識別番号と称す)を含む接続要求を基地局201bに送信するように、端末通信部221を制御する。これにより、通信端末203は、基地局201aとの接続を維持しつつ、基地局201bとも接続を確立することになる。よって、通信端末203は、複数の基地局201a及び201bと通信接続を確立する(ステップS204)。通信端末203は、基地局201a及び201b以外の基地局からの電波も受信できる場合は、第1及び第2識別番号以外の識別番号を用いて、基地局201a及び201b以外の基地局とも接続することができる。
複数の基地局201a及び201bがそれぞれ同一無線リソースで信号を通信端末203に送信すると、これらの信号は干渉することになる。この場合、通信端末203は、干渉低減機能により、基地局201aからの信号と基地局201bからの信号とを分離する。
このように本実施形態では、干渉低減機能を有する通信端末203の端末制御部227は、複数の識別番号をそれぞれ用いて、複数の基地局201a及び201bそれぞれと接続し、複数の基地局201a及び201bから同一無線リソースで送信された信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を干渉低減機能により分離する。通信端末203は、同一無線リソースで送信された信号を受信した場合にも、干渉低減機能により、複数の信号を分離して、それぞれ正しく復調できる。これにより、通信端末203と基地局201a及び201bとの通信が、干渉により中断されることはない。そのため、基地局201a及び201bが、干渉低減のために、キャリアやタイムスロットを変更したり、送信電力を抑えたりする必要はない。よって、基地局201a及び201bによる無線リソースの使用が制限されないため、周波数利用効率が向上される。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
上述の本発明の実施形態では、相手通信装置は通信端末であるとしたが、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、通信装置が基地局である場合、相手通信装置を、干渉低減機能を有する中継装置や無線ルータとすることができる。
また、上述の本発明の実施形態の説明において、閾値(所定値)「以上」または「未満」のような表現の技術的思想が意味する内容は必ずしも厳密な意味ではなく、基地局の仕様に応じて、基準となる値を含む場合又は含まない場合の意味を包含するものとする。例えば、閾値(所定値)「以上」とは、比較対象が閾値(所定値)に達した場合のみならず、閾値(所定値)を超えた場合も含意し得るものとする。また、例えば閾値(所定値)「未満」とは、比較対象が閾値(所定値)を下回った場合のみならず、閾値(所定値)に達した場合、つまり閾値(所定値)以下になった場合も含意し得るものとする。
100、200 通信システム
101a、101b、201a、201b 基地局(通信装置)
103、203 通信端末(相手通信装置)
105 管理装置
107a、107b、207a、207b セル
111 通信部
113 ベースバンド部
115 記憶部
117 制御部
221 端末通信部
223 端末ベースバンド部
225 端末記憶部
227 端末制御部
ANT アレイアンテナ

Claims (12)

  1. 複数の通信装置と、当該複数の通信装置と接続可能な相手通信装置とを含む通信システムにおいて、
    前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記相手通信装置の通信機能に関する情報を取得し、
    前記複数の通信装置は、同一の無線リソースを使用する場合、前記情報に基づき、送信すべき信号を制御する
    通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記取得した情報に基づき、前記相手通信装置の干渉低減機能の有無を判断し、
    前記複数の通信装置は、前記相手通信装置が干渉低減機能を有する場合、送信すべき前記信号を前記複数の通信装置間で異ならせる
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記相手通信装置は、前記複数の通信装置から前記同一の無線リソースで送信された前記信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記取得した情報に基づき、前記相手通信装置の干渉低減機能の有無を判断し、
    前記複数の通信装置は、前記相手通信装置が干渉低減機能を有さない場合、送信すべき前記信号を前記複数の通信装置間で同一にする
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信システムにおいて、
    当該通信システムは、前記複数の通信装置に接続され、当該複数の通信装置を管理する管理装置を更に含み、
    前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記相手通信装置によって受信された前記複数の通信装置からの電波それぞれの受信品質値を取得し、当該受信品質値及び前記情報を前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記受信した受信品質値及び情報に基づき、前記複数の通信装置に、前記同一の無線リソースで送信すべき前記信号を指示する
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信システムにおいて、
    前記複数の通信装置は、通信ネットワークを介して互いに接続され、
    前記複数の通信装置の少なくとも1つは、前記相手通信装置によって受信された前記複数の通信装置からの電波それぞれの受信品質値を取得し、
    前記複数の通信装置は、前記受信品質値及び前記情報に基づき、前記同一の無線リソースで送信すべき前記信号を、前記通信ネットワークを介して決定する
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信システムにおいて用いられる通信装置であって、
    前記相手通信装置の通信機能に関する情報を取得し、
    前記複数の通信装置が同一の無線リソースを使用する場合、前記情報に基づき、送信すべき信号を制御する
    制御部を備える通信装置。
  8. 複数の通信装置と、当該複数の通信装置と接続可能な相手通信装置とを含む通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記複数の通信装置の少なくとも1つが、前記相手通信装置の通信機能に関する情報を取得するステップと、
    前記複数の通信装置が、同一の無線リソースを使用する場合、前記情報に基づき、送信すべき信号を制御するステップと
    を含む通信制御方法。
  9. 複数の通信装置と、干渉低減機能を有する相手通信装置とを含む通信システムにおいて、
    前記相手通信装置は、
    前記複数の通信装置と無線通信を開始するための複数の識別番号を有し、
    前記複数の識別番号をそれぞれ用いて、前記複数の通信装置それぞれと接続し、
    前記複数の通信装置から同一の無線リソースで送信された信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離する
    通信システム。
  10. 請求項9に記載の通信システムにおいて、前記相手通信装置は、
    前記複数の通信装置との接続前に、前記複数の通信装置からの電波それぞれの受信品質値を算出し、
    当該受信品質値に基づいて、前記複数の通信装置は接続可能であると判断する
    ことを特徴とする通信システム。
  11. 請求項9又は10に記載の通信システムにおいて用いられる相手通信装置であって、
    前記複数の通信装置と無線通信を開始するための複数の識別番号を記憶する記憶部と、
    前記複数の識別番号をそれぞれ用いて、前記複数の通信装置それぞれと接続し、前記複数の通信装置から同一の無線リソースで送信された信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離する制御部と
    を備える相手通信装置。
  12. 複数の通信装置と、干渉低減機能を有し、前記複数の通信装置と無線通信を開始するための複数の識別番号を有する相手通信装置とを含む通信システムにおける通信制御方法であって、前記相手通信装置が、
    前記複数の識別番号をそれぞれ用いて、前記複数の通信装置それぞれと接続するステップと、
    前記複数の通信装置から同一の無線リソースで送信された信号をそれぞれ受信すると、当該複数の信号を前記干渉低減機能により分離するステップと
    を含む通信制御方法。
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