JP2014107693A - 無線端末、通信制御方法および通信システム - Google Patents

無線端末、通信制御方法および通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】電気通信網と無線通信を行う無線端末の省電力技術に関し、基地局又はアクセスポイントを検出する可能性が低い探索に要する電力使用を避け、電気通信網と無線通信を行う無線端末の電力消費を抑制する。
【解決手段】マルチモード無線端末101は、第1の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアの外側にあるか否かを判定する判定部1803と、無線端末が通信エリアの外側にある場合には、第1の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する探索部1805とを含む。
【選択図】図18

Description

本技術は、電気通信網と無線通信を行う無線端末の省電力技術に関する。
電気通信網を介して音声通信又はデータ通信を行おうとする無線端末は、電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントに無線により接続する。
無線端末は通信の開始に備えて、接続していない状態であっても、接続可能な基地局又はアクセスポイントを探索する動作を繰り返している。基地局又はアクセスポイントを探索する動作は、定常的に無線端末の電池の電力を消耗させている。
音声通信又はデータ通信を行う無線端末の利便性を高めるためには、電池からの電力が可能な限り長く供給されることが望ましい。しかし、上述のように無線端末が基地局又はアクセスポイントを探索する動作は、無線端末の電池による電力の供給期間を短くする一因となっている。
特表2001−517908号公報
従って、本技術の目的は、一側面では、電気通信網と無線通信を行う無線端末の電力消費を抑制することである。
第1の実施の形態に係る無線端末は、無線端末が、第1の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアの外側にあるか否かを判定する判定部と、無線端末が通信エリアの外側にある場合には、第1の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する探索部とを含む。
第2の実施の形態に係る通信制御方法は、無線端末と、無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムとによる通信制御方法であって、無線端末によって、通信システムへ、無線端末の位置を示す第1の情報を送信する処理と、通信システムによって、第1の情報を受信する処理と、通信システムによって、受信された第1の情報に示される無線端末の位置に基づいて、無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する処理と、通信システムによって、第2の情報を無線端末へ返信する処理と、無線端末によって、第2の情報を受信する処理と、無線端末によって、受信された第2の情報に基づいて、無線端末が通信エリアの外側にあるか否かを判定する処理とを含み、無線端末が通信エリアの外側にある場合には、無線端末による、第2の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する。
第3の実施の形態に係る通信システムは、無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムであって、無線端末の位置を示し、且つ無線端末から送られる第1の情報を受信する受信部と、受信された第1の情報に示される無線端末の位置に基づいて、無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する特定部と、特定された第2の情報を無線端末へ返信する返信部とを含む。
電気通信網と無線通信を行う無線端末の電力消費を抑制することができる。
図1は、マルチモード無線端末の通信環境の例を示す図である。 図2は、マルチモード無線端末のハードウエア構成の例を示す図である。 図3は、送信モデム群の構成例を示す図である。 図4は、受信モデム群の構成例を示す図である。 図5は、通信エリアの模式図である。 図6は、第1音声通信システムの構成例を示す図である。 図7は、メッセージフローの例を示す図である。 図8は、位置メッセージ送信に係るマルチモード無線端末の機能モジュールの構成例を示す図である。 図9は、マルチモード無線端末の処理フローの例を示す図である。 図10は、位置メッセージの例を示す図である。 図11は、第1音声通信システムの機能モジュールの構成例を示す図である。 図12は、メッセージセンターにおける位置メッセージ受信関連の処理フローの例を示す図である。 図13は、無線情報センターにおけるエリアメッセージ送信関連の処理フローの例を示す図である。 図14は、データベースの例を示す図である。 図15は、エリアパラメータの例を示す図である。 図16は、エリアメッセージの例を示す図である。 図17は、メッセージセンターにおけるエリアメッセージ送信関連の処理フローの例を示す図である。 図18は、基地局又はアクセスポイントの探索に係るマルチモード無線端末の機能モジュールの構成例を示す図である。 図19は、マルチモード無線端末における基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。 図20は、通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。 図21は、第2の実施の形態に係るデータベースの例を示す図である。 図22は、第2の実施の形態に係るエリアパラメータの例を示す図である。 図23は、通信エリアの例を示す図である。 図24は、第2の実施の形態に係るエリアメッセージの例を示す図である。 図25は、第2の実施の形態に係る通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。 図26は、第2の実施の形態に係る通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。 図27は、第2の実施の形態に係る通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。 図28は、第2の実施の形態に係る通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。 図29は、第2の実施の形態に係る通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。 図30は、第3の実施の形態に係るメッセージフローの例を示す図である。 図31は、第3の実施の形態に係るマルチモード無線端末の機能モジュールの構成例を示す図である。 図32は、第3の実施の形態に係るマルチモード無線端末の処理フローの例を示す図である。 図33は、第3の実施の形態に係るエリアメッセージの例を示す図である。 図34は、第3の実施の形態に係るエリアメッセージの例を示す図である。 図35は、閾値パラメータの例を示す図である。 図36は、結果メッセージの例を示す図である。 図37は、第3の実施の形態に係る第1音声通信システムの構成例を示す図である。 図38は、メッセージセンターにおける結果メッセージ受信関連の処理フローの例を示す図である。 図39は、無線情報センターにおけるデータベース更新関連の処理フローの例を示す図である。 図40は、コンピュータの構成の例を示す図である。
[実施の形態1]
図1は、マルチモード無線端末の通信環境の例を示す図である。マルチモード無線端末101は、通信方式の異なる複数の電気通信網に接続可能な無線端末である。また、マルチモード無線端末101は、例えばユーザにより携帯され、移動することがある。
マルチモード無線端末101は、第1通信方式の無線通信により第1基地局103に接続し、第1音声通信システム105を介して音声通信を行うことができる。図1では第1基地局103を1つ示したが、実際には複数の第1基地局103が、第1音声通信システム105に接続されている。第1音声通信システム105は、加入電話回線ネットワーク(PSTN:Public Switched Telephone Networks)あるいはサービス総合ディジタル網(ISDN:Integrated Services Digital Network)107に接続している。第1基地局103と第1音声通信システム105は、第1通信方式の音声通信を行う電気通信網の構成の一部である。
また、マルチモード無線端末101は、同様に第1通信方式の無線通信により第1基地局103に接続し、第1データ通信システム109を介してデータ通信を行うこともできる。データ通信では、例えばパケットの転送を行う。図1では第1基地局103を1つ示したが、実際には複数の第1基地局103が第1データ通信システム109に接続されている。第1データ通信システム109は、インターネット111に接続している。マルチモード無線端末101は、データ通信を利用することによって、インターネットメールを送信しあるいは受信し、更にWEB(World Wide Web)サイトにアクセスすることができる。第1基地局103と第1データ通信システム109は、第1通信方式のデータ通信を行う電気通信網の構成の一部である。
また、マルチモード無線端末101は、第2通信方式の無線通信により第2基地局113に接続し、第2データ通信システム115を介してデータ通信を行うこともできる。図1では第2基地局113を1つ示したが、実際には複数の第2基地局113が第2データ通信システム115に接続されている。第2データ通信システム115は、インターネット111に接続している。マルチモード無線端末101は、前述と同様にデータ通信を利用することによって、インターネットメールを送信しあるいは受信し、更にWEB(World Wide Web)サイトにアクセスすることができる。第2基地局113と第2データ通信システム115は、第2通信方式のデータ通信を行う電気通信網の構成の一部である。
また、マルチモード無線端末101は、第3通信方式の無線通信により第3基地局117に接続し、第3データ通信システム119を介してデータ通信を行うこともできる。図1では第3基地局117を1つ示したが、実際には複数の第3基地局117が第3データ通信システム119に接続されている。第3データ通信システム119は、インターネット111に接続している。マルチモード無線端末101は、前述と同様にデータ通信を利用することによって、インターネットメールを送信しあるいは受信し、更にWEB(World Wide Web)サイトにアクセスすることができる。第3基地局117と第3データ通信システム119は、第3通信方式のデータ通信を行う電気通信網の構成の一部である。
また、マルチモード無線端末101は、無線LAN(WLAN:Wireless LAN)方式の無線通信によりアクセスポイント121に接続し、インターネットプロバイダーシステム123を介してデータ通信を行うこともできる。図1ではアクセスポイント121を1つ示したが、実際には複数のアクセスポイント121がインターネットプロバイダーシステム123に接続されている。インターネットプロバイダーシステム123は、インターネット111に接続している。マルチモード無線端末101は、前述と同様にデータ通信を利用することによって、インターネットメールを送信しあるいは受信し、更にWEB(World Wide Web)サイトにアクセスすることができる。アクセスポイント121とインターネットプロバイダーシステム123は、無線LAN方式のデータ通信を行う電気通信網の構成の一部である。
マルチモード無線端末101がインターネット111に接続するには、第1通信方式のデータ通信を行う電気通信網、第2通信方式のデータ通信を行う電気通信網、第3通信方式のデータ通信を行う電気通信網、あるいは無線LAN方式のデータ通信を行う電気通信網のいずれに接続してもよい。
また、マルチモード無線端末101は、インターネット111を介してデータ通信を行っている間に、接続する電気通信網を切り替えることができるように構成されている。
図2は、マルチモード無線端末101のハードウエア構成の例を示す図である。マルチモード無線端末101は、制御部201、記憶部203、送信モデム群205、RF(Radio Frequency )送信部207、音声通信/データ通信用アンテナ209、RF受信部211、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System)用アンテナ213、及び受信モデム群215を有している。
制御部201は、送信モデム群205と受信モデム群215の制御などを行う。制御部201は、記憶部203と接続しており、例えば制御に用いる情報を記憶部203から読み取り、制御により得た情報を記憶部203に格納することもできる。送信モデム群205は、前述の各通信方式に従った送信モデムを含んでいる。
図3に、送信モデム群205の構成例を示す。送信モデム群205は、第1通信方式による音声通信の送信モデム、第1通信方式によるデータ通信の送信モデム、第2通信方式によるデータ通信の送信モデム、第3通信方式によるデータ通信の送信モデム、WLAN(第1周波数帯域)によるデータ通信の送信モデム、及びWLAN(第2周波数帯域)によるデータ通信の送信モデムを有している。この例のマルチモード無線端末101は、第1周波数帯域と第2周波数帯域のいずれの無線LANでも、データを送信できる。
図2に戻って、RF送信部207は、無線通信の電波を送出するように動作する。音声通信/データ通信用アンテナ209は、音声通信及びデータ通信の電波用のアンテナである。RF受信部211は、無線通信の電波を受けるように動作する。GPS用アンテナ213は、GPS用の電波を受信するアンテナである。受信モデム群215は、前述の各通信方式に従った受信モデム等を含んでいる。
図4は、受信モデム群の構成例を示す図である。受信モデム群215は、GPS受信部、第1通信方式による音声通信の受信モデムと探索部、第1通信方式によるデータ通信の受信モデムと探索部、第2通信方式によるデータ通信の受信モデムと探索部、第3通信方式によるデータ通信の受信モデムと探索部、WLAN(第1周波数帯域)によるデータ通信の受信モデムと探索部、及びWLAN(第2周波数帯域)によるデータ通信の受信モデムと探索部を有している。GPS受信部は、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)用の電波を位置情報に変換する。各探索部は、各通信方式の基地局あるいはアクセスポイントを探索する動作を行う。この例のマルチモード無線端末101は、第1周波数帯域と第2周波数帯域のいずれの無線LANでも、アクセスポイントを探索でき、更にデータを受信できる。
次に、各通信方式の通信エリアの関係について説明する。図5は、通信エリアの模式図である。第1方式通信エリアは、複数の第1基地局103が通信をカバーしている範囲である。詳しくは、第1方式通信エリアは、マルチモード無線端末101が前述の第1通信方式の音声通信を行う電気通信網及び第1通信方式のデータ通信を行う電気通信網に無線により接続可能な範囲を示している。EV−DO(Evolution Data Only)など既存の通信方式であれば、一般に通信エリアによるカバー率は高い。
第2方式通信エリアは、マルチモード無線端末101が前述の第2通信方式のデータ通信を行う電気通信網に無線により接続可能な範囲を示している。第3方式通信エリアは、マルチモード無線端末101が前述の第3通信方式のデータ通信を行う電気通信網に無線により接続可能な範囲を示している。LTE(Long Term Evolution)など新規の通信方式であれば、運用開始当初の通信エリアによるカバー率は低い。その他の通信方式として、中長距離エリアをカバーするWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などもある。
WLAN通信エリアは、マルチモード無線端末101が無線LANによるデータ通信を行う電気通信網に無線により接続可能な範囲を示している。無線LANのアクセスポイントによるカバー範囲は、一般的に狭い。但し、複数のアクセスポイントを設置することにより、WLAN通信エリアを広くすることも考えられる。
図5は、既存の第1方式通信エリアの一部に、第2方式通信エリア、第3方式通信エリア、及びWLAN通信エリアが重なっている状態を例示している。
このように、第1方式通信エリア内には、他の通信方式の通信エリアにも含まれて、他の通信方式によるデータ通信が可能なところと、他の通信方式の通信エリアには含まれずに、他の通信方式によるデータ通信が不可能なところとが混在する。
マルチモード無線端末101は第1通信方式によりデータ通信を行っている場合でも、他の通信方式によるデータ通信の方が通信条件や経済的条件の面で有利であれば、他の通信方式によるデータ通信に切り替えた方が良い場合もある。尚、本実施の形態では、第1通信方式によりデータ通信を行っているマルチモード無線端末101の例を示す。
また、マルチモード無線端末101は、他の通信方式の電気通信網に接続できるか否かを知るために、常時基地局あるはアクセスポイントを探索する動作を行っている。そのために、マルチモード無線端末101の電池の消耗が激しいという問題がある。
この問題を解消するために、本実施の形態のマルチモード無線端末101は、第1音声通信システム105から他の通信方式の通信エリアに関する情報を取得する。
続いて、第1音声通信システム105について説明する。図6に、第1音声通信システムの構成例を示す。第1音声通信システム105は、モバイルスイッチングセンター601、ホームロケーションレジスター603、ゲートウェイ605、メッセージセンター607、及び無線情報センター609を有している。モバイルスイッチングセンター601は、基地局を管理し、無線信号の切り替えを行う。ホームロケーションレジスター603は、加入者データの管理を行う。ゲートウェイ605は、プロトコルの変換を行う。メッセージセンター607は、メッセージの管理を行う。無線情報センター609は、他の通信方式による通信エリアの情報を管理する。
本実施の形態では、無線情報センター609が、メッセージセンター607を介してマルチモード無線端末101に、他の通信方式による通信エリアの情報を含むメッセージを提供する。
以下、本実施の形態の概要について説明する。まず、メッセージフローについて説明する。図7は、メッセージフローの例を示す図である。通信エリアに関する情報を得ようとするマルチモード無線端末101は、無線情報センター609宛に位置メッセージを送信する。位置メッセージには、マルチモード無線端末101の位置を示す情報が含まれている。位置メッセージは、一旦メッセージセンター607に蓄積される。その後、メッセージセンター607は、位置メッセージを無線情報センター609に転送する。
無線情報センター609は、位置メッセージを受け取ると、位置メッセージに含まれるマルチモード無線端末101の位置の情報に基づいて、他の通信方式による通信エリアに関する情報を含むエリアメッセージを生成する。
エリアメッセージはマルチモード無線端末101宛に発せられ、メッセージセンター607を介してマルチモード無線端末101に返信される。尚、マルチモード無線端末101は、エリアメッセージに含まれる他の通信方式による通信エリアに関する情報に基づいて、基地局又はアクセスポイントの探索の要否を判定する。
この例では、ショートメッセージサービス(SMS)を用いるが、インターネットメールやその他の形式の通信であってもかまわない。
まず、マルチモード無線端末101の位置メッセージの送信に関する動作について説明する。図8は、位置メッセージ送信に係るマルチモード無線端末の機能モジュールの構成例を示す図である。マルチモード無線端末101は、決定部801、取得部803、及び送信部805を有している。決定部801は、位置メッセージを送信する時機を決定するように動作する。取得部803は、GPS受信部よりマルチモード無線端末101の位置情報を取得するように動作する。送信部805は、位置メッセージを無線情報センター609宛に送信するように動作する。
図9に、マルチモード無線端末の処理フローの例を示す。まず、決定部801は、位置メッセージを送信する時機を決定する決定処理(S901)を行う。位置メッセージを送信する時機を決定するためには、例えば、以下の方法が考えられる。
(1)タイマにより、所定間隔で時機を特定する。
(2)いずれかの電気通信網のデータ通信を行っている場合に、そのデータ通信における受信のスループットが所定の閾値に達しなくなったときを時機とする。
(3)ブラウザが起動されたときを時機とする。
(4)いずれかの電気通信網のデータ通信を開始したときを時機とする。
続いて、取得部803は、GPS受信部よりマルチモード無線端末101の位置を示す情報を取得する取得処理(S903)を行う。尚、無線LANを利用した測位など他の方法によりマルチモード無線端末101の位置を特定できる場合には、他の方法によってマルチモード無線端末101の位置を示す情報を取得するようにしてもよい。
送信部805は、マルチモード無線端末101の位置を示す情報を含む位置メッセージを無線情報センター609宛に送信する送信処理(S905)を行う。図10に、位置メッセージの例を示す。位置は、例えば緯度と経度によって特定される。尚、S907以降の処理については、後述する。
次に、第1音声通信システム105側の動作について説明する。 図11に、第1音声通信システム105の機能モジュールの構成例を示す。第1音声通信システム105に含まれるメッセージセンター607は、受信部1101、蓄積部1103、転送部1105、及び返信部1113を有している。更に、第1音声通信システム105に含まれる無線情報センター609は、特定部1107、データベース1109、及び生成部1111を有している。
受信部1101は、位置メッセージを受信するように動作する。蓄積部1103は、位置メッセージを一時的に格納できるように構成されている。転送部1105は、位置メッセージを無線情報センター609に転送するように動作する。
特定部1107は、位置メッセージを受け、位置メッセージに含まれるマルチモード無線端末101の位置を示す情報に基づいて、他の通信方式による通信エリアに関する情報を特定するように動作する。データベース1109は、他の通信方式による通信エリアに関する情報を格納している。生成部1111は、他の通信方式による通信エリアに関する情報を含む、マルチモード無線端末101宛のエリアメッセージを生成し、メッセージセンター607に出すように動作する。 返信部1113は、エリアメッセージをマルチモード無線端末101に返信するように動作する。
図12は、メッセージセンターにおける位置メッセージ受信関連の処理フローの例を示す図である。受信部1101は、位置メッセージを受信する位置メッセージ受信処理(S1201)を行う。そして、受信部1101は、受信した位置メッセージを、一旦蓄積部1103に格納する。転送部1105は、蓄積部1103に格納した位置メッセージを読み出して、無線情報センター609に転送する位置メッセージ転送処理(S1203)を行う。
図13は、無線情報センターにおけるエリアメッセージ送信関連の処理フローの例を示す図である。特定部1107は、メッセージセンター607から位置メッセージを受けて(S1301)、マルチモード無線端末101の位置に応じて、他の通信方式による通信エリアに関する情報を特定する特定処理(S1303)を行う。この処理で、特定部1107は、データベース1109から他の通信方式による通信エリアに関する情報を取得する。
上述のデータベース1109について説明する。図14は、データベース1109の例を示す図である。データベース1109は、緯度と経度により特定される地理的範囲に対応して、他の通信方式のエリアパラメータを記憶している。具体的には、第2通信方式のエリアパラメータと、第3通信方式のエリアパラメータと、WLAN(第1周波数帯域)のエリアパラメータと、WLAN(第2周波数帯域)のエリアパラメータを記憶している。
上述のエリアパラメータについて説明する。図15に、エリアパラメータの例を示す。この例で、エリアパラメータは1ビットで表される。エリアパラメータ「0」は、上述の地理的範囲が当該通信方式による通信エリア外であること、つまり通信エリアの外側にあることを意味する。一方、エリアパラメータ「1」は、上述の地理的範囲が当該通信方式による通信エリア内であること、つまり通信エリアの内側にあることを意味する。
図13の特定処理(S1303)で、特定部1107は、位置メッセージからマルチモード無線端末101の位置を特定し、マルチモード無線端末101の位置を含む地理的範囲を特定する。特定した地理的範囲に対応する他の通信方式のエリアパラメータを読み取る。具体的には、第2通信方式のエリアパラメータと、第3通信方式のエリアパラメータと、WLAN(第1周波数帯域)のエリアパラメータと、WLAN(第2周波数帯域)のエリアパラメータを読み取る。
生成部1111は、読み取った他の通信方式のエリアパラメータを含むエリアメッセージを生成するエリアメッセージ生成処理(S1305)を行う。図16に、エリアメッセージの例を示す。エリアメッセージは、第2通信方式のエリアパラメータと、第3通信方式のエリアパラメータと、WLAN(第1周波数帯域)のエリアパラメータと、WLAN(第2周波数帯域)のエリアパラメータを含んでいる。
図13に戻って、生成部1111は、マルチモード無線端末101宛のエリアメッセージをメッセージセンター607に出す(S1307)。
メッセージセンター607による動作の続きについて説明する。図17は、メッセージセンター607におけるエリアメッセージ送信関連の処理フローの例を示す図である。メッセージセンター607の返信部1113は、無線情報センター609の生成部1111からエリアメッセージを受けると(S1701)、エリアメッセージをマルチモード無線端末101に返信するエリアメッセージ返信処理(S1703)を行う。
続いて、マルチモード無線端末101による基地局又はアクセスポイントの探索の動作について説明する。図18は、基地局又はアクセスポイントの探索に係るマルチモード無線端末の機能モジュールの構成例を示す図である。マルチモード無線端末101は、受信部1801、判定部1803、探索部1805、及び切り替え部1807を有している。
受信部1801は、エリアメッセージを受信するように動作する。判定部1803は、エリアメッセージに基づいて、基地局又はアクセスポイントの探索の要否を判定するように動作する。探索部1805は、探索要否の判定結果に従って、各通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索するように動作する。切り替え部1807は、探索した結果、基地局又はアクセスポイントを検出した場合に、基地局又はアクセスポイントと接続し、現在無線により接続している電気通信網との通信を新たに接続した電気通信網との通信に切り替えるように動作する。
図9に示すように、受信部1801は、エリアメッセージを受信するエリアメッセージ受信処理(S907)を行う。更に、判定部1803は、探索要否の判定結果に従って、各通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索する探索処理(S909)を行う。
以下、上記探索処理(S909)について詳述する。図19に、マルチモード無線端末における基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す。判定部1803は、順に第2通信方式処理(S1901)、第3通信方式処理(S1903)、WLAN(第1周波数帯域)処理(S1905)、WLAN(第2周波数帯域)処理(S1907)を行う。S1901〜S1907では、通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索要否の判定と、基地局又はアクセスポイントの探索を行う。
図20は、通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理フローの例を示す図である。この処理は、S1901〜S1907のいずれにおいても同様である。判定部1803は、ます、エリアメッセージに含まれる当該通信方式のエリアパラメータを特定する(S2001)。判定部1803は、エリアパラメータが通信エリア外であるか、あるいが通信エリア内であるかの判定を行う(S2003)。エリアパラメータが通信エリア外であると判定した場合には、探索は不要である。従って、処理を終了して、図19のフローに復帰する。
一方、エリアパラメータが通信エリア内であると判定した場合には、探索を行う。従って、判定部1803は、当該通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索し(S2005)、図19のフローに復帰する。
図19の処理でS1907まで処理を終えると、図9の処理に戻って、切り替え部1807は、基地局又はアクセスポイントがあったか否かを判定する(S911)。基地局又はアクセスポイントがあったと判定した場合には、切り替え部1807は、データ通信の方式を切り替える(S913)。具体的には、切り替え部1807は、その基地局又はアクセスポイントに接続し、現在無線により接続している電気通信網との通信を、新たに接続した電気通信網との通信に切り替える。そして、処理を終了する。
複数の基地局又はアクセスポイントが検出された場合には、予め設定されている優先順位に従って、接続する基地局又はアクセスポイントを選択するようにしてもよい。あるいは、基地局又はアクセスポイントを検出した時点で、基地局又はアクセスポイントに接続し、データ通信を切り替えるようにしてもよい。
本実施の形態によれば、無線端末が通信エリアの外側にある場合には、電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略するので、基地局又はアクセスポイントを検出する可能性が低い探索に要する電力使用を抑制し、電池の駆動時間を延長することができる。特に、基地局又はアクセスポイントが存在しない場所で探索を繰り返すことを避けることができる。
また、本実施の形態によれば、無線端末が通信エリアの内側にある場合には、基地局又はアクセスポイントを探索するので、基地局又はアクセスポイントを検出する可能性が高い探索を行い、効率的に電力を使用できるようになる。
[実施の形態2]
前述の実施の形態では、通信エリアの内側か外側かにより探索の要否を判定する例を示したが、本実施の形態では、更に通信エリアの内側を詳細に特定する例について説明する。具体的には、通信エリアの内側のうち外側との境界付近であるか否かを特定する。
図21に、第2の実施の形態に係るデータベースの例を示す。緯度と経度による地理的範囲に、各通信方式のエリアパラメータが対応付けられている点は、前述の実施の形態と同様である。但し、各エリアパラメータは2ビットであり、4通りの値をとり得る。
図22に、第2の実施の形態に係るエリアパラメータの例を示す。「00」は、通信エリア外、つまり通信エリアの外側であることを意味する。「01」は、通信エリアの内側のうち、特に外側との境界のセル(境界セル)内であることを意味する。「10」は、通信エリアの内側のうち、特に境界セルの次に境界に近いセル(準境界セル)内であることを意味する。例えば、境界セルに接し、且つ境界セルではないセルを準境界セルと定義することもできる。「11」は、通信エリアの内側のうち、境界から遠いセル(非境界セル)であることを示している。この例では、通信エリアの内側であり、且つ境界セルと準境界セルのいずれでもないセル内であることを意味している。
図23に、通信エリアの例を示す。通信エリアはセル1〜37により構成されていると仮定すると、外周に相当するセル20〜セル37は、境界セルである。境界セルの内側のセル8〜セル19は、準境界セルに相当する。一方、境界セルでも準境界セルでもないセル1〜セル7は、非境界セルに相当する。
次に、本実施の形態におけるエリアメッセージについて説明する。図24に、第2の実施の形態に係るエリアメッセージの例を示す。エリアメッセージ中のエリアパラメータは、上述の例に従っている。図中、第2通信方式のエリアパラメータは「11」であり、通信エリア内(非境界セル)であることを意味している。第3通信方式のエリアパラメータは「00」であり、通信エリア外であることを意味している。WLAN(第1周波数帯域)のエリアパラメータとWLAN(第2周波数帯域)のエリアパラメータは「01」であり、ともに通信エリア内(境界セル)であることを意味している。
エリアメッセージを生成するために、図13のS1303で特定部1107は、データベース1109から2ビットのエリアパラメータを得る。
次に、無線情報センター609の処理のうち、通信方式別の基地局又はアクセスポイントの探索関連の処理について説明する。図25〜図29の5つの例を示す。図25では、基地局又はアクセスポイントの探索を省略する例を示す。図26では、境界セルと準境界セルで基地局又はアクセスポイントの探索を省略する例を示す。いずれも、境界付近の場合には探索を省略する例である。
図25の処理フローで、判定部1803は、当該通信方式のエリアパラメータを特定し(S2501)、エリアパラメータが、通信エリア外であるか否かを判定する(S2503)。エリアパラメータが通信エリア外であると判定した場合には、探索を省略して処理を終える。一方、エリアパラメータが通信エリア外ではないと判定した場合には、判定部1803は、更に境界セルであるか否かを判定する(S2505)。境界セルであると判定した場合には、探索を省略して処理を終える。境界セルでないと判定した場合には、探索部1805は、当該通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索する(S2507)。
続いて、図26の例について説明する。判定部1803が、当該通信方式のエリアパラメータを特定し(S2501)、エリアパラメータが通信エリア外であるかあるいは通信エリア内であるかを判定し(S2503)、境界セルであるか否かを判定する処理(S2505)までは、図25と同様である。
この例では、境界セルでないと判定した場合に、更に準境界セルであるかあるいは非境界セルであるかを判定する(S2601)。そして、準境界セルであると判定した場合には、探索を省略して処理を終える。非境界セルであると判定した場合には、探索部1805は、当該通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索する(S2507)。この例では、準境界セルも境界付近として扱っている。
このように、無線端末が境界付近にある場合には、基地局又はアクセスポイントの探索を省略するので、仮に中継局又はアクセスポイントと接続したとしても、無線端末の移動によって通信が中断される恐れがある状況において、基地局又はアクセスポイントの探索に費やされる電力を節減することができる。
境界付近は、境界を含む範囲である。但し、どの程度まで幅を持たせるかは、任意に設定することができる。この図25では、セル1つ分の幅であり、図26の例ではセル2つ分の幅であったが、より大きな幅となることも考えられる。また、セルの単位ではなく長さで定義するようにしてもよい。
続いて、図27では、境界付近にあり、且つ電界強度が閾値を越えている場合に探索を省略する例について説明する。図28では、境界付近にあり、且つスループットが閾値を越えている場合に探索を省略する例について説明する。図29では、境界付近にあり、且つ当該通信方式が優先するように設定されている場合に省略する例について説明する。図27〜図29の例はいずれも、境界付近にある場合には、マルチモード無線端末101に設定されている条件に基づいて、探索を省略するか否かを判定するように動作する。
図27の処理フローの例について説明する。S2501〜S2601の処理は、図26の処理と同様である。但し、S2601で準境界セルであると判定した場合には、現在接続している通信状態を判定する。具体的には、受信している電波の強度、つまり電界強度が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する(S2701)。閾値は、例えば、−90dBである。電界強度が所定の閾値よりも大きいと判定した場合には、現状の通信状態が良好であるので、探索を省略してそのまま終了する。一方、電界強度が所定の閾値よりも大きくないと判定した場合には、探索部1805は、当該通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索する(S2507)。境界セルに対して、電界強度の判定を行うようにしてもよい。
続いて、図28の処理フローの例について説明する。S2501〜S2601の処理は、図26の処理と同様である。但し、S2601で準境界セルであると判定した場合には、現在接続している通信状態を判定する。具体的には、受信のスループットが所定の閾値よりも大きいか否かを判定する(S2801)。閾値は、例えば、1Mbpsである。スループットが所定の閾値よりも大きいと判定した場合には、現状の通信状態が良好であるので、探索を省略してそのまま終了する。一方、スループットが所定の閾値よりも大きくないと判定した場合には、探索部1805は、当該通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索する(S2507)。境界セルに対して、受信のスループットの判定を行うようにしてもよい。
第2の電気通信網との無線通信の状態が良好な場合には、基地局又はアクセスポイントの探索を省略すことにより、電力消費を抑制できる。
続いて、図29の処理フローの例について説明する。S2501〜S2505の処理は、図25の処理と同様である。但し、S2505で境界セルであると判定した場合には、判定部1803は、当該通信方式の電気通信網を優先して選択するように設定されているか否かを判定する(S2901)。設定されていないと判定した場合には、探索を省略してそのまま終了する。一方、設定されていると判定した場合には、探索部1805は、当該通信方式の基地局又はアクセスポイントを探索する(S2507)。準境界セルに対して、優先設定の判定を行うようにしてもよい。
このようにすれば、優先順位が低い電気通信網の基地局又はアクセスポイントの探索を省略し、電力消費を抑制することができる。
上述の電界強度、スループット、又は電気通信網の選択についての優先の条件は、2つ以上組み合わせて判断してもよい。組み合わせは、AND条件でも、OR条件でもよい。 図27〜図29では、無線端末が境界付近にあり、且つ無線端末に設定されている条件を満たす場合に、基地局又はアクセスポイントの探索を省略するので、仮に中継局又はアクセスポイントと接続したとしても、無線端末の移動によって通信が中断される恐れがある状況において、無線端末に設定されている条件に応じて、基地局又はアクセスポイントの探索に費やされる電力を適宜節減することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、マルチモード無線端末101における探索の結果を第1音声通信システム105に送り、データベース1109を更新する例について説明する。
図30に、第3の実施の形態に係るメッセージフローの例を示す。位置メッセージとエリアメッセージのフローは、図7に示した上述の実施の形態におけるメッセージフローと同様である。
本実施の形態では、マルチモード無線端末101は、探索の結果を含む結果メッセージを無線情報センター609宛に送信する。結果メッセージは、位置メッセージの場合と同様に一旦メッセージセンター607に蓄えられ、その後無線情報センター609に転送される。
図31は、第3の実施の形態に係るマルチモード無線端末の機能モジュールの構成例を示す図である。マルチモード無線端末101は、受信部1801、判定部1803、探索部1805、切り替え部1807の他に、生成部3101と送信部3103を有している。生成部3101は、結果メッセージを生成するように動作する。送信部3103は、結果メッセージを無線情報センター609宛に送信するように動作する。
図32は、第3の実施の形態に係るマルチモード無線端末の処理フローの例を示す図である。決定部801による決定処理(S901)、取得部803による取得処理(S903)、送信部805による位置メッセージ送信処理(S905)、受信部1801によるエリアメッセージ受信処理(S907)、及び判定部1803による探索処理(S909)については、図9に示した上述の実施の形態の場合の処理フローと同様である。
本実施の形態では、探索処理(S909)に続いて、生成部3101は、結果メッセージ生成処理(S3201)を行う。生成部3101は、結果メッセージ生成処理(S3201)では、受信状態のパラメータを閾値と比較することにより探索結果を求め、探索結果を含む結果メッセージを生成する。このとき用いる閾値は、第1音声通信システム105より指定される。具体的には、エリアメッセージに閾値パラメータが含められている。
本実施の形態に係るエリアメッセージについて説明する。図33に、1ビットの場合のエリアメッセージの例を示す。第2通信方式のエリアパラメータ、第3通信方式のエリアパラメータ、WLAN(第1周波数帯域)のエリアパラメータ、及びWLAN(第2周波数帯域)のエリアパラメータは、図16に示した上述の実施の形態の場合のエリアメッセージと同様である。本実施の形態では、更に閾値パラメータが加えられている。
図34に、2ビットの場合のエリアメッセージの例を示す。第2通信方式のエリアパラメータ、第3通信方式のエリアパラメータ、WLAN(第1周波数帯域)のエリアパラメータ、及びWLAN(第2周波数帯域)のエリアパラメータは、図24に示した上述の実施の形態の場合のエリアメッセージと同様である。本実施の形態では、閾値パラメータが加えられている。
図35に、閾値パラメータの例を示す。RSSI(Received Signal Strength Indication)は、受信信号強度である。図中、「000」は、RSSIの−100dBmを閾値としている。「001」は、RSSIの−90dBmを閾値としている。「010」は、RSSIの−80dBmを閾値としている。「011」は、RSSIの−70dBmを閾値としている。CINR(Carrier to Interference and Noise Ratio))は、電波のクリアさを示す。図中、「100」は、CINRの−5dBを閾値としている。「101」は、CINRの0dBを閾値としている。「110」は、CINRの5dBを閾値としている。「111」は、CINRの10dBを閾値としている。
生成部3101は、探索における受信信号の測定値(この例では、RSSI又はCINR)が閾値パラメータにより特定される閾値を越えている場合に、探索により基地局又はアクセスポイントを検出したと判定して、検出を示す「1」を結果メッセージに設定する。生成部3101は、探索における受信信号の測定値(この例では、RSSI又はCINR)が閾値パラメータにより特定される閾値を越えていない場合には、探索により基地局又はアクセスポイントを検出しなかったと判定して、非検出を示す「0」を結果メッセージに設定する。その際、当該通信方式に係るマスクビットを、有効を示す「1」に設定する。これにより、当該通信方式の探索結果は有効であることが示される。尚、探索を行っていない通信方式については、その通信方式に係るマスクビットを、無効を示す「0」に設定する。
図36は、結果メッセージの例を示す図である。緯度経度は、マルチモード無線端末101の位置を示している。マスクは、各通信方式について探索結果が有効であるかあるいは無効であるかをビットで示している。つまり、マスクビットが「1」の場合は、その通信方式に係る探索結果は有効であり、「0」の場合、その通信方式に係る探索結果は無効である。図36の例では、マスクが「1110」であるので、第2通信方式と第3通信方式とWLAN(第1周波数帯域)の探索結果が有効であり、それぞれ探索結果が検出「1」、非検出「0」、検出「1」である。WLAN(第2周波数帯域)の探索結果は、無効である。閾値パラメータは、判定に用いた閾値パラメータであり、前述のエリアメッセージに含まれていた閾値パラメータと同じである。
結果メッセージを生成すると、図32の処理の説明に戻って、送信部3103は、結果メッセージを無線情報センター609宛に送信する結果メッセージ送信処理(S3203)を行う。その後のS911とS913は、図9に示した上述の実施の形態の処理フローと同様である。
尚、生成部3101による結果メッセージ生成処理(S3201)と送信部3103による結果メッセージ送信処理(S3203)は、切り替え部1807によるS913の処理の後でもよい。
続いて、結果メッセージを受けてデータベース1109を更新する第1音声通信システム105側の動作について説明する。図37は、第3の実施の形態に係る第1音声通信システムの構成例を示す図である。第1音声通信システム105の無線情報センター609は、更に更新部3701を有している。更新部3701は、結果メッセージに基づいてデータベース1109を更新するように動作する。
まず、メッセージセンター607の動作について説明する。図38は、メッセージセンターにおける結果メッセージ受信関連の処理フローの例を示す図である。受信部1101は、結果メッセージを受信する結果メッセージ受信処理(S3801)を行う。受信部1101は、受信した結果メッセージを蓄積部1103に一旦格納する。転送部1105は、蓄積部1103に格納されている結果メッセージを更新部3701に転送する結果メッセージ転送処理(S3803)を行う。
続いて、無線情報センター609の動作について説明する。図39は、無線情報センターにおけるデータベース更新関連の処理フローの例を示す図である。更新部3701は、結果メッセージを受ける(S3901)。そして、更新部3701は、結果メッセージに基づいてデータベース1109を更新する更新処理(S3903)を行う。
更新処理(S3903)では、更新部3701は、結果メッセージに含まれるマルチモード無線端末101の位置を特定し、マルチモード無線端末101の位置に対応するレコードを特定し、通信方式毎にエリアパラメータを更新する。その際、マスクビットが有効「1」である場合のみ、更新の対象とし、マスクビットが無効「0」である場合は、更新の対象としない。
まず、エリアパラメータが1ビットである場合について説明する。探索結果が検出「1」である場合には、エリアパラメータを通信エリア内「1」に設定し、探索結果が非検出「0」である場合には、エリアパラメータを通信エリア外「0」に設定する。また、探索結果を所定数収集し、探索結果が一致する割合が所定割合(例えば、70%)以上の場合に限って、エリアパラメータを更新するようにしてもよい。
エリアパラメータが2ビットである場合は、例えば、エリアパラメータが通信エリア外「00」であり、且つ探索結果が検出「1」の場合に、エリアパラメータが通信エリア内(境界セル)「01」に改め、エリアパラメータが通信エリア内(境界セル)「01」であり、且つ探索結果が非検出「0」の場合に、エリアパラメータが通信エリア外「00」に改めるようにし、それ以外の場合は更新しないようにする。エリアパラメータが通信エリア内(準境界セル)「10」と通信エリア内(非境界セル)「11」の場合は、状況が変化する可能性が低いからである。
また、エリアパラメータが通信エリア外「00」である位置では探索が行われなれず、情報を収集できないので、調査する目的がある場合には、意図的にエリアパラメータを通信エリア内(境界セル)「01」に書き換えることも有効である。
また、探索結果として、マルチモード無線端末101で測定した測定値(例えばRSSI、CINRなど)をそのまま結果メッセージに含めるようにしてもよい。その場合に、更新部3701は、収集した測定値を統計的に処理して、データベース1109を更新するようにしてもよい。
このようにすれば、電気通信網の通信システムが、他の電気通信網の通信エリアに関する情報を収集できるようになる。
更に、このようにすれば、現在の電気通信網と無線により接続している無線端末へ、他の電気通信網への無線による接続が可能であるか否かの判断に役立つ情報を渡すことができ、通信中に電気通信網を切り替えようとする無線端末における電力の消費を抑えさせることができる。
上述の例では、第1音声通信システム105がマルチモード無線端末101へ通信エリアの情報を提供する例を示したが、第1音声通信システム105に代えて、第1データ通信システム109、第2データ通信システム115、第3データ通信システム119、あるいはインターネットプロバイダーシステム123がマルチモード無線端末101へ通信エリアの情報を提供するようにしてもよい。つまり、第1データ通信システム109、第2データ通信システム115、第3データ通信システム119、あるいはインターネットプロバイダーシステム123が、第1音声通信システム105の構成を備え、マルチモード無線端末101は、第1データ通信システム109、第2データ通信システム115、第3データ通信システム119、あるいはインターネットプロバイダーシステム123に、位置メッセージを送り、第1データ通信システム109、第2データ通信システム115、第3データ通信システム119、あるいはインターネットプロバイダーシステム123が、エリアメッセージをマルチモード無線端末101に返信し、マルチモード無線端末101は、第1データ通信システム109、第2データ通信システム115、第3データ通信システム119、あるいはインターネットプロバイダーシステム123に、結果メッセージを送るようにしてもよい。この場合は、上述の実施の形態と同様に、ショートメッセージを用いてもよい。あるいは、インターネットメールを用いて位置メッセージ、エリアメッセージ、及び結果メッセージを転送するようにしてもよい。あるいは、他のデータ転送手段を用いてもよい。また、ショートメッセージ、インターネットメール、又は他のデータ転送手段のうちの2つ以上の手段を組み合わせてもよい。
また、第1音声通信システム105等の通信システム側で、マルチモード無線端末101の位置を特定できる場合には、マルチモード無線端末101からの位置メッセージの送信は省略するようにしてもよい。
また、マルチモード無線端末101側で、マルチモード無線端末101が通信エリアとの位置関係を特定できる場合には、第1音声通信システム105等の通信システムにおけるエリアメールの送信は省略してもよい。
以上本技術の一実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、上述の機能ブロック構成は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。
また、上で説明した各記憶領域の構成は一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、上で述べたメッセージセンター607と無線情報センター609は、コンピュータ装置であって、図40に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた実施の形態をまとめると、以下のようになる。
第1の実施の形態に係る無線端末は、無線端末が、第1の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアの外側にあるか否かを判定する判定部と、無線端末が通信エリアの外側にある場合には、第1の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する探索部とを含む。
このようにすれば、基地局又はアクセスポイントを検出する可能性が低い探索に要する電力使用を抑制し、電池の駆動時間を延長することができる。特に、基地局又はアクセスポイントが存在しない場所で探索を繰り返すことを避けることができる。
また、上記判定部は、更に、無線端末が通信エリアの内側にあることを特定し、探索部は、更に、無線端末が通信エリアの内側にある場合には、基地局又はアクセスポイントを探索するようにしてもよい。
このようにすれば、基地局又はアクセスポイントを検出する可能性が高い探索を行い、効率的に電力を使用できるようになる。
また、無線端末は、更に、基地局又はアクセスポイントを検出した場合に、基地局又はアクセスポイントと接続し、無線により接続している第2の電気通信網との通信を第1の電気通信網との通信に切り替える切り替え部を含むようにしてもよい。
このようにすれば、第2の電気通信網と通信中に第1の電気通信網との通信に切り替えようとする場合に、第1の電気通信網の基地局又はアクセスポイントの探索を効率的に行い、電力の消費を抑えることができる。
また、上記判定部は、更に、無線端末が通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、探索部は、更に、無線端末が境界付近にある場合には、基地局又はアクセスポイントの探索を省略するようにしてもよい。
このようにすれば、仮に中継局又はアクセスポイントと接続したとしても、無線端末の移動によって通信が中断される恐れがある状況において、基地局又はアクセスポイントの探索に費やされる電力を節減することができる。
また、上記判定部は、更に、無線端末が通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、探索部は、更に、無線端末が境界付近にあり、且つ無線端末に設定されている条件を満たす場合に、基地局又はアクセスポイントの探索を省略するようにしてもよい。
このようにすれば、仮に中継局又はアクセスポイントと接続したとしても、無線端末の移動によって通信が中断される恐れがある状況において、無線端末に設定されている条件に応じて、基地局又はアクセスポイントの探索に費やされる電力を適宜節減することができる。
また、上記判定部は、更に、無線端末が前記通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、上記探索部は、更に、無線端末が境界付近にあり、且つ第2の電気通信網との無線通信の状態についての条件を満たす場合に、基地局又はアクセスポイントの探索を省略するようにしてもよい。
このようにすれば、仮に中継局又はアクセスポイントと接続したとしても、無線端末の移動によって通信が中断される恐れがある状況において、第2の電気通信網との無線通信の状態に応じて、基地局又はアクセスポイントの探索に費やされる電力を適宜節減することができる。例えば、第2の電気通信網との無線通信の状態が良好な場合には、基地局又はアクセスポイントの探索を省略すことにより、電力消費を抑制できる。
また、上で述べた条件は、接続する電気通信網の選択についての条件であってもよい。
このようにすれば、仮に中継局又はアクセスポイントと接続したとしても、無線端末の移動によって通信が中断される恐れがある状況において、例えば優先順位が低い電気通信網の基地局又はアクセスポイントの探索を省略し、電力消費を抑制することができる。
また、無線端末は、更に、無線端末と通信エリアとの関係を示す第1の情報を受信する受信部を有し、判定部は、第1の情報に基づいて、無線端末が通信エリアの外側にあるか否かを判定するようにしてもよい。
このようにすれば、無線端末がエリア外にあるか否かを判定するための無線端末の処理負担を軽減することができる。
第2の電気通信網における通信を制御する通信システムへ、無線端末の位置を示す第2の情報を送信する送信部と、通信システムから、無線端末と通信エリアとの関係を示す第1の情報を受信する受信部とを有し、判定部は、第1の情報に基づいて、無線端末が通信エリアの外側にあるか否かを判定するようにしてもよい。
このようにすれば、通信を切り替えられようとしている第2の電気通信網の通信システムから、第1の電気通信網への無線による接続が可能であるか否かを示す情報を取得できるようになる。
また、無線端末は、更に、無線により接続している第3の電気通信網における通信を制御する通信システムへ、無線端末の位置を示す第2の情報を送信する送信部を有し、受信部は、通信システムから第1の情報を受信するようにしてもよい。
このようにすれば、通信の切り替えに関わらずに接続している第3の電気通信網の通信システムから、第1の電気通信網への無線による接続が可能であるか否かを示す情報を取得できるようになる。例えば、第2の電気通信網から第1の電気通信網にデータ通信を切り替えようとする場合に、音声通信を行う第3の電気通信網の通信システムから、第1の電気通信網へ接続が可能であるかの情報を得ることが考えられる。
また、上記送信部は、ショートメッセージ又はインターネットメールにより第2の情報を送信するようにしてもよい。更に、受信部は、ショートメッセージ又はインターネットメールにより第1の情報を受信するようにしてもよい。
このようにすれば、一般的な伝送手段によって、確実に第2の情報を送信し、更に確実に第1の情報を受信することができるようになる。
また、無線端末は、更に、時間経過に従って、送信時機の決定を繰り返す決定部を含み、送信部は、送信時機に通信システムへ第2の情報を送信するようにしてもよい。
無線端末の位置を示す第2の情報を繰り返し送信するようにすれば、通信エリアの外側にあるか否かを示す第1の情報を繰り返し受信し、基地局又はアクセスポイントの探索を省略する機会が増えるようになる。
また、無線端末は、更に、第2の電気通信網との無線通信の状態に応じて、送信時機を決定する決定部を含み、送信部は、送信時機に通信システムへ第2の情報を送信するようにしてもよい。
このようにすれば、第2の電気通信網との通信状態に応じて、適時基地局又はアクセスポイントの探索を省略することができるようになる。第2の電気通信網との通信状況に応じて第1の電気通信網との通信への切り替えを試行する場合に、有効性の低い探索を省略することに役立つ。
第2の実施の形態に係る通信制御方法は、無線端末と、無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムとによる通信制御方法であって、無線端末によって、通信システムへ、無線端末の位置を示す第1の情報を送信する処理と、通信システムによって、第1の情報を受信する処理と、通信システムによって、受信された第1の情報に示される無線端末の位置に基づいて、無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する処理と、通信システムによって、第2の情報を無線端末へ返信する処理と、無線端末によって、第2の情報を受信する処理と、無線端末によって、受信された第2の情報に基づいて、無線端末が通信エリアの外側にあるか否かを判定する処理とを含み、無線端末が通信エリアの外側にある場合には、無線端末による、第2の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する。
このようにすれば、通信中に電気通信網を切り替えようとする場合に、現在無線により接続している第1の電気通信網の通信システムから、第2の電気通信網への無線による接続が可能であるか否かを示す情報を取得できるようになり、第2の電気通信網の基地局又はアクセスポイントを探索することに要する電力の消費を抑えることができる。
また、通信システムは、所定の位置と通信エリアとの関係を格納するデータベースを有し、通信制御方法は、更に、無線端末によって、受信された第2の情報に基づいて、無線端末が通信エリアの内側にあることを特定する処理と、無線端末が通信エリアの内側にある場合には、無線端末によって、基地局又はアクセスポイントの探索を行う処理と、無線端末によって、基地局又はアクセスポイントの探索の結果を示す第3の情報を、通信システムへ送信する処理と、通信システムによって、第3の情報を受信する処理と、通信システムによって、受信された第3の情報に基づいて、データベースを更新する処理とを含むようにしてもよい。
このようにすれば、第1の電気通信網の通信システムが、第2の電気通信網の通信エリアに関する情報を収集できるようになる。
第3の実施の形態に係る通信システムは、無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムであって、無線端末の位置を示し、且つ無線端末から送られる第1の情報を受信する受信部と、受信された第1の情報に示される無線端末の位置に基づいて、無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する特定部と、特定された第2の情報を無線端末へ返信する返信部とを含む。
このようにすれば、現在第1の電気通信網と無線により接続している無線端末へ、第2の電気通信網への無線による接続が可能であるか否かの判断に役立つ情報を渡すことができ、通信中に電気通信網を切り替えようとする無線端末における電力の消費を抑えさせることができる。
また、受信部は、更に、第2の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索の結果を示し、且つ無線端末から送られる第3の情報を受信し、通信システムは、更に、受信された第3の情報に基づいて、所定の位置と通信エリアとの関係を格納するデータベースを更新する更新部を含むようにしてもよい。
このようにすれば、第1の電気通信網の通信システムが、第2の電気通信網の通信エリアに関する情報を収集できるようになる。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
無線端末が、第1の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアの外側にあるか否かを判定する判定部と、
前記無線端末が前記通信エリアの外側にある場合には、前記第1の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する探索部と、
を含む、前記無線端末。
(付記2)
前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの内側にあることを特定し、
前記探索部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの内側にある場合には、前記基地局又は前記アクセスポイントを探索する
付記1記載の無線端末。
(付記3)
更に、
前記基地局又は前記アクセスポイントを検出した場合に、前記基地局又は前記アクセスポイントと接続し、無線により接続している第2の電気通信網との通信を前記第1の電気通信網との通信に切り替える切り替え部を
含む、付記2記載の無線端末。
(付記4)
前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、
前記探索部は、更に、前記無線端末が前記境界付近にある場合には、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を省略する
付記1乃至3のいずれか1つ記載の無線端末。
(付記5)
前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、
前記探索部は、更に、前記無線端末が前記境界付近にあり、且つ前記無線端末に設定されている条件を満たす場合に、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を省略する
付記1乃至3のいずれか1つ記載の無線端末。
(付記6)
前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、
前記探索部は、更に、前記無線端末が前記境界付近にあり、且つ前記第2の電気通信網との無線通信の状態についての条件を満たす場合に、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を省略する
付記3記載の無線端末。
(付記7)
前記条件は、接続する電気通信網の選択についての条件である
付記5記載の無線端末。
(付記8)
前記無線端末と前記通信エリアとの関係を示す第1の情報を受信する受信部を有し、
前記判定部は、前記第1の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの外側にあるか否かを判定する
付記1乃至7いずれか1つ記載の無線端末。
(付記9)
前記第2の電気通信網における通信を制御する通信システムへ、前記無線端末の位置を示す第2の情報を送信する送信部と、
前記通信システムから、前記無線端末と前記通信エリアとの関係を示す第1の情報を受信する受信部とを有し、
前記判定部は、前記第1の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの外側にあるか否かを判定する
付記3記載の無線端末。
(付記10)
無線により接続している第3の電気通信網における通信を制御する通信システムへ、前記無線端末の位置を示す第2の情報を送信する送信部を有し、
前記受信部は、前記通信システムから前記第1の情報を受信する
付記8記載の無線端末。
(付記11)
前記送信部は、ショートメッセージ又はインターネットメールにより前記第2の情報を送信し、
前記受信部は、ショートメッセージ又はインターネットメールにより前記第1の情報を受信する
付記9又は10記載の無線端末。
(付記12)
前記無線端末は、更に、
時間経過に従って、送信時機の決定を繰り返す決定部
を含み、
前記送信部は、前記送信時機に前記通信システムへ前記第2の情報を送信する
付記9乃至11記載の無線端末。
(付記13)
前記無線端末は、更に、
前記第2の電気通信網との無線通信の状態に応じて、送信時機を決定する決定部
を含み、
前記送信部は、前記送信時機に前記通信システムへ前記第2の情報を送信する
付記9乃至11記載の無線端末。
(付記14)
無線端末と、前記無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムとによる通信制御方法であって、
前記無線端末によって、前記通信システムへ、前記無線端末の位置を示す第1の情報を送信する処理と、
前記通信システムによって、前記第1の情報を受信する処理と、
前記通信システムによって、受信された前記第1の情報に示される前記無線端末の位置に基づいて、前記無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する処理と、
前記通信システムによって、前記第2の情報を前記無線端末へ返信する処理と、
前記無線端末によって、前記第2の情報を受信する処理と、
前記無線端末によって、受信された前記第2の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの外側にあるか否かを判定する処理と、
を含み、
前記無線端末が前記通信エリアの外側にある場合には、前記無線端末による、前記第2の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する
通信制御方法。
(付記15)
前記通信システムは、所定の位置と前記通信エリアとの関係を格納するデータベースを有し、
前記通信制御方法は、更に、
前記無線端末によって、受信された前記第2の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの内側にあることを特定する処理と、
前記無線端末が前記通信エリアの内側にある場合には、前記無線端末によって、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を行う処理と、
前記無線端末によって、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索の結果を示す第3の情報を、前記通信システムへ送信する処理と、
前記通信システムによって、前記第3の情報を受信する処理と、
前記通信システムによって、受信された前記第3の情報に基づいて、前記データベースを更新する処理と、
を含む、付記14記載の通信制御方法。
(付記16)
無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムであって、
前記無線端末の位置を示し、且つ前記無線端末から送られる第1の情報を受信する受信部と、
受信された前記第1の情報に示される前記無線端末の位置に基づいて、前記無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する特定部と、
特定された前記第2の情報を前記無線端末へ返信する返信部と、
を含む、通信システム。
(付記17)
前記受信部は、更に、前記第2の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索の結果を示し、且つ前記無線端末から送られる第3の情報を受信し、
前記通信システムは、更に、
受信された前記第3の情報に基づいて、所定の位置と前記通信エリアとの関係を格納するデータベースを更新する更新部
を含む、付記16記載の通信システム。
101 マルチモード無線端末 103 第1基地局
105 第1音声通信システム 107 PSTN/ISDN
109 第1データ通信システム 111 インターネット
113 第2基地局 115 第2データ通信システム
117 第3基地局 119 第3データ通信システム
121 アクセスポイント 123 インターネットプロバイダーシステム
201 制御部 203 記憶部
205 送信モデム群 207 RF送信部
209 音声通信/データ通信用アンテナ 211 RF受信部
213 GPS用アンテナ 215 受信モデム群
601 モバイルスイッチングセンター 603 ホームロケーションレジスター 605 ゲートウェイ 607 メッセージセンター
609 無線情報センター 801 決定部
803 取得部 805 送信部
1101 受信部 1103 蓄積部
1105 転送部 1107 特定部
1109 データベース 1111 生成部
1113 返信部 1801 受信部
1803 判定部 1805 探索部
1807 切り替え部 3101 生成部
3103 送信部 3701 更新部

Claims (17)

  1. 無線端末が、第1の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアの外側にあるか否かを判定する判定部と、
    前記無線端末が前記通信エリアの外側にある場合には、前記第1の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する探索部と、
    を含む、前記無線端末。
  2. 前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの内側にあることを特定し、
    前記探索部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの内側にある場合には、前記基地局又は前記アクセスポイントを探索する
    請求項1記載の無線端末。
  3. 更に、
    前記基地局又は前記アクセスポイントを検出した場合に、前記基地局又は前記アクセスポイントと接続し、無線により接続している第2の電気通信網との通信を前記第1の電気通信網との通信に切り替える切り替え部を
    含む、請求項2記載の無線端末。
  4. 前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、
    前記探索部は、更に、前記無線端末が前記境界付近にある場合には、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を省略する
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載の無線端末。
  5. 前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、
    前記探索部は、更に、前記無線端末が前記境界付近にあり、且つ前記無線端末に設定されている条件を満たす場合に、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を省略する
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載の無線端末。
  6. 前記判定部は、更に、前記無線端末が前記通信エリアの外側との境界付近にあることを特定し、
    前記探索部は、更に、前記無線端末が前記境界付近にあり、且つ前記第2の電気通信網との無線通信の状態についての条件を満たす場合に、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を省略する
    請求項3記載の無線端末。
  7. 前記条件は、接続する電気通信網の選択についての条件である
    請求項5記載の無線端末。
  8. 前記無線端末と前記通信エリアとの関係を示す第1の情報を受信する受信部を有し、
    前記判定部は、前記第1の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの外側にあるか否かを判定する
    請求項1乃至7いずれか1つ記載の無線端末。
  9. 前記第2の電気通信網における通信を制御する通信システムへ、前記無線端末の位置を示す第2の情報を送信する送信部と、
    前記通信システムから、前記無線端末と前記通信エリアとの関係を示す第1の情報を受信する受信部とを有し、
    前記判定部は、前記第1の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの外側にあるか否かを判定する
    請求項3記載の無線端末。
  10. 無線により接続している第3の電気通信網における通信を制御する通信システムへ、前記無線端末の位置を示す第2の情報を送信する送信部を有し、
    前記受信部は、前記通信システムから前記第1の情報を受信する
    請求項8記載の無線端末。
  11. 前記送信部は、ショートメッセージ又はインターネットメールにより前記第2の情報を送信し、
    前記受信部は、ショートメッセージ又はインターネットメールにより前記第1の情報を受信する
    請求項9又は10記載の無線端末。
  12. 前記無線端末は、更に、
    時間経過に従って、送信時機の決定を繰り返す決定部
    を含み、
    前記送信部は、前記送信時機に前記通信システムへ前記第2の情報を送信する
    請求項9乃至11記載の無線端末。
  13. 前記無線端末は、更に、
    前記第2の電気通信網との無線通信の状態に応じて、送信時機を決定する決定部
    を含み、
    前記送信部は、前記送信時機に前記通信システムへ前記第2の情報を送信する
    請求項9乃至11記載の無線端末。
  14. 無線端末と、前記無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムとによる通信制御方法であって、
    前記無線端末によって、前記通信システムへ、前記無線端末の位置を示す第1の情報を送信する処理と、
    前記通信システムによって、前記第1の情報を受信する処理と、
    前記通信システムによって、受信された前記第1の情報に示される前記無線端末の位置に基づいて、前記無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する処理と、
    前記通信システムによって、前記第2の情報を前記無線端末へ返信する処理と、
    前記無線端末によって、前記第2の情報を受信する処理と、
    前記無線端末によって、受信された前記第2の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの外側にあるか否かを判定する処理と、
    を含み、
    前記無線端末が前記通信エリアの外側にある場合には、前記無線端末による、前記第2の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索を省略する
    通信制御方法。
  15. 前記通信システムは、所定の位置と前記通信エリアとの関係を格納するデータベースを有し、
    前記通信制御方法は、更に、
    前記無線端末によって、受信された前記第2の情報に基づいて、前記無線端末が前記通信エリアの内側にあることを特定する処理と、
    前記無線端末が前記通信エリアの内側にある場合には、前記無線端末によって、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索を行う処理と、
    前記無線端末によって、前記基地局又は前記アクセスポイントの探索の結果を示す第3の情報を、前記通信システムへ送信する処理と、
    前記通信システムによって、前記第3の情報を受信する処理と、
    前記通信システムによって、受信された前記第3の情報に基づいて、前記データベースを更新する処理と、
    を含む、請求項14記載の通信制御方法。
  16. 無線端末が無線により接続可能な第1の電気通信網の通信を制御する通信システムであって、
    前記無線端末の位置を示し、且つ前記無線端末から送られる第1の情報を受信する受信部と、
    受信された前記第1の情報に示される前記無線端末の位置に基づいて、前記無線端末と、第2の電気通信網に対する無線による接続が可能である通信エリアとの関係を示す第2の情報を特定する特定部と、
    特定された前記第2の情報を前記無線端末へ返信する返信部と、
    を含む、通信システム。
  17. 前記受信部は、更に、前記第2の電気通信網との中継を行う基地局又はアクセスポイントの探索の結果を示し、且つ前記無線端末から送られる第3の情報を受信し、
    前記通信システムは、更に、
    受信された前記第3の情報に基づいて、所定の位置と前記通信エリアとの関係を格納するデータベースを更新する更新部
    を含む、請求項16記載の通信システム。
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