JP2014106898A - 仮想デスクトップシステム及び仮想デスクトップのハングアップ回避方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】仮想デスクトップのハングアップ回避技術の提供。
【解決手段】管理サーバ100のクライアント監視機能110が、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害確認機能120により接続障害有無を判定し、接続障害でないと判定したとき、仮想デスクトップ障害対応機能130が、通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索し、検索した障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動する仮想デスクトップシステム。
【選択図】図1
【解決手段】管理サーバ100のクライアント監視機能110が、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害確認機能120により接続障害有無を判定し、接続障害でないと判定したとき、仮想デスクトップ障害対応機能130が、通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索し、検索した障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動する仮想デスクトップシステム。
【選択図】図1
Description
本発明は、仮想デスクトップのハングアップを回避するコードができる仮想デスクトップシステム及び仮想デスクトップのハングアップ回避方法に関する。
近年の企業等においては、デスクトップ環境を仮想化してサーバ上に集約した仮想デスクトップシステムが採用されており、この仮想デスクトップ環境においては、利用者がクライアントコンピュータからネットワークを通じてサーバ上の仮想マシンに接続し、デスクトップ画面を呼び出して操作するものであって、サーバコンピュータ上に社員数などに見合った多数の仮想マシンを用意し、それぞれにデスクトップOS及び個々に必要なアプリケーションソフトをインストールしておき、利用者がクライアントコンピュータを用いてネットワークを通じてサーバに接続し、自分のデスクトップ画面を呼び出して利用するように構成され、個々のコンピュータ自体にOSやソフトが入っている方式に比べて、サーバで集中管理するコードによりソフトウェアの追加や更新・修正などのメンテナンスが容易になると共に、物理的なコンピュータの実体とデスクトップ環境が切り離され、どのクライアントコンピュータからでも個々用の画面・環境を呼び出して使えるため、異動や出張・在宅勤務・フリーアドレス制などに柔軟に対応でき、手元のコンピュータにデータやプログラムなどを保管しないため、USBストレージなどを通じたウイルス感染や情報漏えいを防ぎやすいという特徴がある。
尚、従来技術による仮想デスクトップに関する技術が記載された文献としては、下記の特許文献1が挙げられ、この特許文献1には、移動元端末が仮想デスクトップサーバに接続するとき、音声・ビデオの入力機能を仮想デスクトップの仮想入力ドライバ機能に登録し、仮想デスクトップ上で通信アプリケーションを起動して通信先端末に接続し、移動元端末と仮想デスクトップサーバの通信が切断された後、他移動先端末から仮想デスクトップサーバと再接続する場合、音声・ビデオの入力機能を仮想デスクトップの仮想入力ドライバ機能に再登録し、通信先端末間の通信を継続したまま、ユーザが端末を移動しても、ビデオ電話などのマルチメディアセッションの通信中に通信を継続する技術が記載されている。
前述の特許文献1記載技術は、仮想デスクトップ環境の移動端末を移動しても通信を継続するコードができるものの、仮想デスクトップ環境を数百台単位で運用するコンピュータシステムにおいてはクライアントの使用環境も多種多様であり、ハングアップが生じた際の原因究明が煩雑となり、迅速且つ有効な対策を講じるコードが困難であり、リブートするなどの緊急対策が多々発生する可能性が大きいという課題があった。特に、リブートした際には、原因追及が不十分な状態で復旧させるために再度のハングアップが生じる可能性が大きく、ユーザに対して仮想デスクトップ環境を安定的に供給するコードが困難であるという課題があった。
本発明の目的は、前述の従来技術による課題を解決しようとするものであり、ハングアップ等の障害発生時において有効な障害対策を講ずることができると共に障害発生を未然に防止するコードができる仮想デスクトップシステム及び仮想デスクトップのハングアップ回避方法を提供することである。
前記目的を達成するため本発明は、複数のクライアント毎に仮想デスクトップを提供する仮想デスクトップサーバと、複数の仮想デスクトップ毎のクライアントの障害発生及び復旧を管理する管理サーバと、該管理サーバと接続されシステム全体の動作を監視する監視サーバとを備える仮想デスクトップシステムであって、
前記管理サーバが、複数のクライアントと仮想デスクトップサーバ間の接続状態を監視するクライアント監視機能と、該クライアント監視機能の指示により接続状態の異常が検出されたときに監視サーバにネットワーク障害の有無を確認するネットワーク障害確認機能と、前記クライアント監視機能の指示により仮想デスクトップサーバに対する障害対応の指示を行う仮想デスクトップ障害対応機能と、該仮想デスクトップ障害対応機能と接続され、障害コードに対応した障害対策情報を格納した障害履歴データベースに障害履歴情報の登録及び検索を行う障害履歴検索及び登録機能と、前記クライアント監視機能の指示により監視サーバに対して障害発生のアラームを発すアラーム通報機能とをソフトウェアによって構築したことを第1の特徴とする。
前記管理サーバが、複数のクライアントと仮想デスクトップサーバ間の接続状態を監視するクライアント監視機能と、該クライアント監視機能の指示により接続状態の異常が検出されたときに監視サーバにネットワーク障害の有無を確認するネットワーク障害確認機能と、前記クライアント監視機能の指示により仮想デスクトップサーバに対する障害対応の指示を行う仮想デスクトップ障害対応機能と、該仮想デスクトップ障害対応機能と接続され、障害コードに対応した障害対策情報を格納した障害履歴データベースに障害履歴情報の登録及び検索を行う障害履歴検索及び登録機能と、前記クライアント監視機能の指示により監視サーバに対して障害発生のアラームを発すアラーム通報機能とをソフトウェアによって構築したことを第1の特徴とする。
また、本発明は、第1の特徴の仮想デスクトップシステムにおいて、前記仮想デスクトップサーバが複数のプロトコルをメモリ上で実行する仮想デスクトップを構築し、前記クライアント監視機能が、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害確認機能を用いて監視サーバにネットワーク障害有無の問い合わせを行う第1機能を実行し、該第1機能によりネットワーク障害が無いことを通知されたとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能が、通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索する第2機能と、該第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動する第3機能とを実行することを第2の特徴とする。
また、本発明は、前記何れかの特徴の仮想デスクトップシステムにおいて、前記第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていると判定したとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能が、格納されている障害コードに対応する障害対策情報を用いて障害対策を実行することを第3の特徴とする。
更に、本発明は、複数のクライアント毎に仮想デスクトップを提供する仮想デスクトップサーバと、複数の仮想デスクトップ毎のクライアントの障害発生及び復旧を管理する管理サーバと、該管理サーバと接続されシステム全体の動作を監視する監視サーバとを備える仮想デスクトップシステムの仮想デスクトップのハングアップ回避方法であって、
前記管理サーバに、複数のクライアントと仮想デスクトップサーバ間の接続状態を監視するクライアント監視機能と、該クライアント監視機能の指示により接続状態の異常が検出されたときに監視サーバにネットワーク障害の有無を確認するネットワーク障害確認機能と、前記クライアント監視機能の指示により仮想デスクトップサーバに対する障害対応の指示を行う仮想デスクトップ障害対応機能と、該仮想デスクトップ障害対応機能と接続され、障害コードに対応した障害対策情報を格納した障害履歴データベースに障害履歴情報の登録及び検索を行う障害履歴検索及び登録機能と、前記クライアント監視機能の指示により監視サーバに対して障害発生のアラームを発すアラーム通報機能とをソフトウェアによって実行させることを第4の特徴とする。
前記管理サーバに、複数のクライアントと仮想デスクトップサーバ間の接続状態を監視するクライアント監視機能と、該クライアント監視機能の指示により接続状態の異常が検出されたときに監視サーバにネットワーク障害の有無を確認するネットワーク障害確認機能と、前記クライアント監視機能の指示により仮想デスクトップサーバに対する障害対応の指示を行う仮想デスクトップ障害対応機能と、該仮想デスクトップ障害対応機能と接続され、障害コードに対応した障害対策情報を格納した障害履歴データベースに障害履歴情報の登録及び検索を行う障害履歴検索及び登録機能と、前記クライアント監視機能の指示により監視サーバに対して障害発生のアラームを発すアラーム通報機能とをソフトウェアによって実行させることを第4の特徴とする。
また、本発明は、第4の特徴の仮想デスクトップのハングアップ回避方法において、前記仮想デスクトップサーバが複数のプロトコルをメモリ上で実行する仮想デスクトップを構築し、
前記クライアント監視機能に、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害確認機能を用いて監視サーバにネットワーク障害有無の問い合わせを行う第1機能を実行させ、該第1機能によりネットワーク障害が無いことを通知されたとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能に、通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索する第2機能と、該第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動する第3機能とを実行させることを第5の特徴とする。
前記クライアント監視機能に、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害確認機能を用いて監視サーバにネットワーク障害有無の問い合わせを行う第1機能を実行させ、該第1機能によりネットワーク障害が無いことを通知されたとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能に、通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索する第2機能と、該第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動する第3機能とを実行させることを第5の特徴とする。
また、前記何れかの特徴の仮想デスクトップのハングアップ回避方法において、前記第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていると判定したとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能に、格納されている障害コードに対応する障害対策情報を用いて障害対策を実行することを第6の特徴とする。
本発明による仮想デスクトップシステム及び仮想デスクトップのハングアップ回避方法は、クライアント監視機能が、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害有無を判定し、ネットワーク障害でないときに通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索し、検索した障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動することによって、仮想デスクトップのハングアップ等の障害発生時において有効な障害対策を講ずることができる。
以下、本発明による仮想デスクトップのハングアップ回避方法を実現する仮想デスクトップシステムの一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
本実施形態による仮想デスクトップシステムは、図1に示す如く、複数のクライアント10毎の仮想デスクトップを提供するコンピュータである仮想デスクトップサーバ400と、複数の仮想デスクトップ毎のクライアント10のコネクションを監視して障害発生及び復旧を管理する管理サーバ100と、該管理サーバ100と接続され、コンピュータシステム全体の動作を監視するための監視サーバ300と、クライアント10と仮想デスクトップサーバ400との間と該仮想デスクトップサーバ400と管理サーバ100との間を接続する複数のネットワーク200とから構成される。
[構成]
本実施形態による仮想デスクトップシステムは、図1に示す如く、複数のクライアント10毎の仮想デスクトップを提供するコンピュータである仮想デスクトップサーバ400と、複数の仮想デスクトップ毎のクライアント10のコネクションを監視して障害発生及び復旧を管理する管理サーバ100と、該管理サーバ100と接続され、コンピュータシステム全体の動作を監視するための監視サーバ300と、クライアント10と仮想デスクトップサーバ400との間と該仮想デスクトップサーバ400と管理サーバ100との間を接続する複数のネットワーク200とから構成される。
前記管理サーバ100は、複数のクライアント10と仮想デスクトップサーバ400間のコネクションを監視するクライアント監視機能110と、該クライアント監視機能110の指示によりコネクションの異常が検知された場合に監視サーバ300にネットワーク障害の有無を確認するネットワーク障害確認機能120と、前記クライアント監視機能110の指示により仮想デスクトップサーバ400に対する障害対応の指示等を行う仮想デスクトップ障害対応機能130と、該仮想デスクトップ障害対応機能130と接続され、障害履歴の登録及び検索を行う障害履歴検索及び登録機能140と、前記クライアント監視機能110の指示により監視サーバ300に対して障害発生のアラームを発すアラーム通報機能150とを、ソフトウェアによって構築したコンピュータである。
前記管理サーバ100のクライアント監視機能110は、図2(a)に示す如く、クライアント10のTCPコネクション状況を監視するステップS111と、クライアント10の第1(#1)仮想デスクトップのとのコネクションに障害が発生していたとき、該第1のクライアント10へのコネクションエラーを検知するステップS112と、ネットワーク障害確認機能120を用いて監視サーバ300に対してネットワーク障害が発生しているか問い合わせて確認するステップS121と、該ステップS121により監視サーバ300からネットワーク障害が発生していないコードを確認したとき、該当の仮想デスクトップが異常と判定するステップS131と、仮想デスクトップ障害対応機能130に対して障害対応を指示するステップS132とを実行するコードによって、ネットワーク障害でない仮想デスクトップの障害(異常)を検知するように動作する。
前記管理サーバ100の仮想デスクトップ障害対応機能130は、図2(b)に示す如く、クライアント監視機能110から障害対応の指示を受け付けるステップS133と、この障害対応の指示に基づいて障害履歴検索及び登録機能140を用いて障害履歴データベース(DB)から過去の障害履歴情報を検索させ、ヒットした障害履歴情報に基づいて仮想デスクトップサーバ400の該当の仮想デスクトップに障害対応を指示させるステップS410と、この障害対応が終了した後に、クライアント監視機能110に接続確認の問い合わせを指示するステップS135とを実行するコードによって、過去履歴に基づいた障害を自動的に回復するように動作する。
前記異常検知の内容は、図8に示す如く、プロトコル(Proto)毎のローカルアドレス(Local Address)と外部アドレスとコネクション状態を表すステート(State)の各項目情報とから構成され、図示の例では、プロトコルが「TCP」のローカルアドレスが「10.1.1.4:9080」のコネクションの接続状態が「確立」であり、プロトコルが「TCP」のローカルアドレスが「10.1.1.3:9200」のコネクションの接続状態が「確立」であり、プロトコルが「TCP」のローカルアドレスが「10.1.1.2:9100」のコネクションの接続状態が「確立」でないコードを表している。なお、本実施形態においては接続状態が確立しているか否かによって仮想デスクトップの異常(障害)を検知する例を説明したが本発明はこれに限られることなく、他の仮想デスクトップの状態を監視して異常(障害)を検知するように構成しても良い。
前記障害対応データベースのデータ構成は、図9に示す如く、複数の仮想デスクトップ毎に一意に付与された識別子である仮想デスクトップIDと、該仮想デスクトップIDに対応した仮想デスクトップに発生した障害の発生時刻と、該障害の内容に対して付与された障害コードと、該障害コードに対応した復旧のための障害対策毎に付与された対応コードと、該障害対策を実施した結果である成功・失敗区分と、該成功・失敗区分による次回に障害が発生した場合の対策を指定するための次回対応コードの各項目情報とから構成され、この具体的なデータ例は、図10に示す如く、仮想デスクトップIDが「Xxxxxx001」の仮想デスクトップに発生した障害の発生時刻が「20120919102915」、障害コードが「S01」、対応コードが「T01、成功・失敗区分が「○」(成功)、次回対応コードが「T01」であるコードが格納されている。尚、前記次回対応コードは、直近の対応コードを設定している。
[動作]
次に前述のように構成された仮想デスクトップシステムの動作を説明する。まず、本実施形態による仮想デスクトップシステムは、管理サーバ100が、クライアント監視機能110を用いてコネクションを監視するステップS301と、該ステップS301による監視結果が異常検知か否かを判定し、異常検知でないと判定したときにステップS301に戻るステップS302と、該ステップS302による判定結果が異常と判定したとき、ネットワーク障害確認機能120を用いてネットワーク障害か否かを監視サーバ300に確認するステップS303と、該ステップS303による確認結果が異常か否かを判定し、異常と確認されたときに管理者に連絡するステップS312を実行するステップS304と、該ステップS304においてネットワーク障害以外の異常と判定されたときに仮想デスクトップ障害の対応を行うステップS305と、該ステップS305による障害対応が終了した後に前記ステップS302において異常と判定した仮想デスクトップに対する接続確認を行うステップS306と、該ステップS306により再度の異常検知か否かを判定するステップS307と、該ステップS307において再度の異常検知がないと判定したときに障害履歴を障害履歴データベースに登録して処理を終了するステップS308と、前記ステップS307において再度の異常検知があると判定したときに管理者に対してアラームを通知するステップS309と、続いて手動による障害対応を行うステップS310と、該ステップS310によって対応した障害履歴情報を障害履歴データベースに登録して処理を終了するステップS311とを実行するように動作するコードによって、障害を検知した仮想デスクトップの障害がネットワーク異常によるものか否かを判定し、ネットワーク異常でないと判定したときに、過去の障害履歴及び対策履歴を格納した障害履歴データベースを参照して対策を実行し、当該対策後に再度の障害検知の有無を確認して障害履歴データベースに登録するコードができる。
次に前述のように構成された仮想デスクトップシステムの動作を説明する。まず、本実施形態による仮想デスクトップシステムは、管理サーバ100が、クライアント監視機能110を用いてコネクションを監視するステップS301と、該ステップS301による監視結果が異常検知か否かを判定し、異常検知でないと判定したときにステップS301に戻るステップS302と、該ステップS302による判定結果が異常と判定したとき、ネットワーク障害確認機能120を用いてネットワーク障害か否かを監視サーバ300に確認するステップS303と、該ステップS303による確認結果が異常か否かを判定し、異常と確認されたときに管理者に連絡するステップS312を実行するステップS304と、該ステップS304においてネットワーク障害以外の異常と判定されたときに仮想デスクトップ障害の対応を行うステップS305と、該ステップS305による障害対応が終了した後に前記ステップS302において異常と判定した仮想デスクトップに対する接続確認を行うステップS306と、該ステップS306により再度の異常検知か否かを判定するステップS307と、該ステップS307において再度の異常検知がないと判定したときに障害履歴を障害履歴データベースに登録して処理を終了するステップS308と、前記ステップS307において再度の異常検知があると判定したときに管理者に対してアラームを通知するステップS309と、続いて手動による障害対応を行うステップS310と、該ステップS310によって対応した障害履歴情報を障害履歴データベースに登録して処理を終了するステップS311とを実行するように動作するコードによって、障害を検知した仮想デスクトップの障害がネットワーク異常によるものか否かを判定し、ネットワーク異常でないと判定したときに、過去の障害履歴及び対策履歴を格納した障害履歴データベースを参照して対策を実行し、当該対策後に再度の障害検知の有無を確認して障害履歴データベースに登録するコードができる。
前記ステップS305におけるデスクトップ障害対応の詳細は、図4に示す如く、
障害履歴データベースに障害履歴情報が登録されているか否かを確認するステップS401と、該ステップS401による確認結果を参照して障害履歴の有無を判定し、障害履歴が無いと判定したとき、第2の仮想デスクトップ障害対応に移行するステップS403と、前記ステップS403において障害履歴が有ると判定したとき、障害履歴データベースの障害毎のエラーコード毎の対応の実行を開始するステップS404と、該ステップS404において障害コードがPCoIP(PC over IP)プロセスの障害コードのとき、PCoIPプロセスの再起動を行うステップS405と、該ステップS404において障害コードがRDP(Remote Desktop Protocol)プロセスの障害コードのとき、RDPプロセスの再起動を行うステップS406と、該ステップS404において障害コードがアプリケーション1の障害コードのとき、アプリケーション1の再起動を行うステップS407と、該ステップS404において障害コードがアプリケーションNの障害コードのとき、アプリケーション2N再起動を行うステップS408と、該ステップS404において障害コードがメモリ不足等の障害コードのとき、メモリをリブートするステップS411を実行するステップS409と、該ステップS404において障害コードがシステムのリブートを必要とする障害コードのとき、リブートを行うステップS410と、前記ステップS405〜410に続いて接続確認を行うステップS412とを実行することによって、障害コードに応じた障害対策を自動機に実行するように動作する。
障害履歴データベースに障害履歴情報が登録されているか否かを確認するステップS401と、該ステップS401による確認結果を参照して障害履歴の有無を判定し、障害履歴が無いと判定したとき、第2の仮想デスクトップ障害対応に移行するステップS403と、前記ステップS403において障害履歴が有ると判定したとき、障害履歴データベースの障害毎のエラーコード毎の対応の実行を開始するステップS404と、該ステップS404において障害コードがPCoIP(PC over IP)プロセスの障害コードのとき、PCoIPプロセスの再起動を行うステップS405と、該ステップS404において障害コードがRDP(Remote Desktop Protocol)プロセスの障害コードのとき、RDPプロセスの再起動を行うステップS406と、該ステップS404において障害コードがアプリケーション1の障害コードのとき、アプリケーション1の再起動を行うステップS407と、該ステップS404において障害コードがアプリケーションNの障害コードのとき、アプリケーション2N再起動を行うステップS408と、該ステップS404において障害コードがメモリ不足等の障害コードのとき、メモリをリブートするステップS411を実行するステップS409と、該ステップS404において障害コードがシステムのリブートを必要とする障害コードのとき、リブートを行うステップS410と、前記ステップS405〜410に続いて接続確認を行うステップS412とを実行することによって、障害コードに応じた障害対策を自動機に実行するように動作する。
前記ステップS403による第2の障害対応は、図5に示す如く、PCoIPプロセスが実行中か否かを確認するステップS501と、該ステップS501により確認したPCoIPプロセス実行状況を判定するステップS502と、該ステップS502においてPCoIPプロセスが実行中でないと判定したとき、PCoIPプロセスを再起動して接続確認のステップS508に移行するステップS503と、前記ステップS502において、PCoIPプロセス実行中と判定したとき、RDPプロセスが実行中か否かを確認するステップS504と、該ステップS504により確認したRDPプロセス実行状況の判定を行い、実行中でないと判定したときにRDPプロセスを再起動するステップS507を実行してステップS508に移行するステップS505と、該ステップS505においてRDPプロセスが実行中であると判定したときにシステムのリブートを行うステップS506とを実行することによって、PCoIPプロセス又はRDPプロセスが停止した障害を検知した障害対策を行うことができる。
前記ステップS405によるRDPプロセス再起動機能は、図6に示す如く、管理サーバ100の仮想デスクトップ障害対応機能130が、クライアント監視機能110からクライアントの異常検知の通知を受けるステップS122と、仮想デスクトップサーバ400の第1(#1)仮想デスクトップへRDP再起動を指令するステップS135と、この指令を受けた仮想デスクトップサーバ400が第1(#1)仮想デスクトップのRDP再起動を行うステップS420と、前記ステップS135から所定時間(再起動に要する時間)経過後にクライアント監視機能110に接続結果確信の指示を行うステップS136とを実行することによって実行することができる。
前記ステップS406によるPCoIPプロセス再起動機能は、図7に示す如く、管理サーバ100の仮想デスクトップ障害対応機能130が、クライアント監視機能110からクライアントの異常検知の通知を受けるステップS122と、仮想デスクトップサーバ400の第1(#1)仮想デスクトップへPCoIP再起動を指令するステップS138と、この指令を受けた仮想デスクトップサーバ400が第1(#1)仮想デスクトップのPCoIP再起動を行うステップS430と、前記ステップS138から所定時間(再起動に要する時間)経過後にクライアント監視機能110に接続結果確信の指示を行うステップS138とを実行することによって実行することができる。
このように本実施形態による仮想デスクトップシステムは、障害履歴データベースに過去の障害履歴がないときに、RDPプロトコル及びPCoIPの実行状況を判定し、実行中でないプロトコルの再起動を指示することによって、システムの無駄なリブートを行わずに障害を復旧することができる。
10 クライアント、100 管理サーバ、110 クライアント監視機能、
120 ネットワーク障害確認機能、130 仮想デスクトップ障害対応機能、
140 障害履歴及び登録機能、150 アラーム通報機能、
200 ネットワーク、300 監視サーバ、400 仮想デスクトップサーバ
120 ネットワーク障害確認機能、130 仮想デスクトップ障害対応機能、
140 障害履歴及び登録機能、150 アラーム通報機能、
200 ネットワーク、300 監視サーバ、400 仮想デスクトップサーバ
Claims (6)
- 複数のクライアント毎に仮想デスクトップを提供する仮想デスクトップサーバと、複数の仮想デスクトップ毎のクライアントの障害発生及び復旧を管理する管理サーバと、該管理サーバと接続されシステム全体の動作を監視する監視サーバとを備える仮想デスクトップシステムであって、
前記管理サーバが、複数のクライアントと仮想デスクトップサーバ間の接続状態を監視するクライアント監視機能と、該クライアント監視機能の指示により接続状態の異常が検出されたときに監視サーバにネットワーク障害の有無を確認するネットワーク障害確認機能と、前記クライアント監視機能の指示により仮想デスクトップサーバに対する障害対応の指示を行う仮想デスクトップ障害対応機能と、該仮想デスクトップ障害対応機能と接続され、障害コードに対応した障害対策情報を格納した障害履歴データベースに障害履歴情報の登録及び検索を行う障害履歴検索及び登録機能と、前記クライアント監視機能の指示により監視サーバに対して障害発生のアラームを発すアラーム通報機能とをソフトウェアによって構築したことを特徴とする仮想デスクトップシステム。 - 前記仮想デスクトップサーバが複数のプロトコルをメモリ上で実行する仮想デスクトップを構築し、
前記クライアント監視機能が、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害確認機能を用いて監視サーバにネットワーク障害有無の問い合わせを行う第1機能を実行し、
該第1機能によりネットワーク障害が無いことを通知されたとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能が、通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索する第2機能と、該第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動する第3機能とを実行することを特徴とする請求項1記載の仮想デスクトップシステム。 - 前記第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていると判定したとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能が、格納されている障害コードに対応する障害対策情報を用いて障害対策を実行することを特徴とする請求項2記載の仮想デスクトップシステム。
- 複数のクライアント毎に仮想デスクトップを提供する仮想デスクトップサーバと、複数の仮想デスクトップ毎のクライアントの障害発生及び復旧を管理する管理サーバと、該管理サーバと接続されシステム全体の動作を監視する監視サーバとを備える仮想デスクトップシステムの仮想デスクトップのハングアップ回避方法であって、
前記管理サーバに、複数のクライアントと仮想デスクトップサーバ間の接続状態を監視するクライアント監視機能と、該クライアント監視機能の指示により接続状態の異常が検出されたときに監視サーバにネットワーク障害の有無を確認するネットワーク障害確認機能と、前記クライアント監視機能の指示により仮想デスクトップサーバに対する障害対応の指示を行う仮想デスクトップ障害対応機能と、該仮想デスクトップ障害対応機能と接続され、障害コードに対応した障害対策情報を格納した障害履歴データベースに障害履歴情報の登録及び検索を行う障害履歴検索及び登録機能と、前記クライアント監視機能の指示により監視サーバに対して障害発生のアラームを発すアラーム通報機能とをソフトウェアによって実行させることを特徴とする仮想デスクトップのハングアップ回避方法。 - 前記仮想デスクトップサーバが複数のプロトコルをメモリ上で実行する仮想デスクトップを構築し、
前記クライアント監視機能に、接続状態の異常を通知されたとき、ネットワーク障害確認機能を用いて監視サーバにネットワーク障害有無の問い合わせを行う第1機能を実行させ、
該第1機能によりネットワーク障害が無いことを通知されたとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能に、通知された障害コードに対応した障害情報を障害履歴データベースから検索する第2機能と、該第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていないと判定したとき、複数のプロトコルが実行中か否かを判定し、実行中でないプロトコルを再起動する第3機能とを実行させることを特徴とする請求項4記載の仮想デスクトップのハングアップ回避方法。 - 前記第2機能により障害コードに対応する障害履歴情報が格納されていると判定したとき、前記仮想デスクトップ障害対応機能に、格納されている障害コードに対応する障害対策情報を用いて障害対策を実行することを特徴とする請求項5記載の仮想デスクトップのハングアップ回避方法。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012261503A Pending JP2014106898A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 仮想デスクトップシステム及び仮想デスクトップのハングアップ回避方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014106898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170000568A (ko) * | 2015-06-24 | 2017-01-03 | 한국전자통신연구원 | 인메모리 기반 가상 데스크탑 서비스를 위한 장치 및 방법 |
-
2012
- 2012-11-29 JP JP2012261503A patent/JP2014106898A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170000568A (ko) * | 2015-06-24 | 2017-01-03 | 한국전자통신연구원 | 인메모리 기반 가상 데스크탑 서비스를 위한 장치 및 방법 |
KR101929048B1 (ko) | 2015-06-24 | 2018-12-13 | 한국전자통신연구원 | 인메모리 기반 가상 데스크탑 서비스를 위한 장치 및 방법 |
US10379891B2 (en) | 2015-06-24 | 2019-08-13 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Apparatus and method for in-memory-based virtual desktop service |
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