JP2014104330A - 美顔用マウスピース - Google Patents
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Abstract
【課題】口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節を可能とし、特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる美顔用マウスピースを提供する。
【解決手段】上顎または下顎の歯列に沿って装着するための装着部材1と、上記装着部材1の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材2と、上記装着部材1と上記押し上げ部材2の間において、上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構3とを備えた。上記調節機構3によって上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことにより、口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節が可能となる。特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる。そして、製品寸法が顔に合わないときや皺伸ばしのレベルを変えたいときは調節機構3で調節すればよい。
【選択図】図1
【解決手段】上顎または下顎の歯列に沿って装着するための装着部材1と、上記装着部材1の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材2と、上記装着部材1と上記押し上げ部材2の間において、上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構3とを備えた。上記調節機構3によって上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことにより、口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節が可能となる。特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる。そして、製品寸法が顔に合わないときや皺伸ばしのレベルを変えたいときは調節機構3で調節すればよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、口元にできた皺をのばしたり口角を上げて笑顔をつくりやすくしたりするための美顔用マウスピースに関するものである。
男女を問わず中年といわれる年齢に差し掛かってくると、口元に皺ができ始める。そこまで歳がいかなくても、笑皺のように、先天的あるいは後天的な理由によって皺ができることもある。口元に皺があると、どうしても老けて見られてしまう。人によっては必要以上に気にするものである。一般に、いつまでも若く美しくみられたいという思いの強い女性にその傾向が強い。
このような口元の皺をマウスピースで伸ばそうとする技術が検討されている。例えば、下記の特許文献1〜3に示すようなものが開示されている。なお、各文献の説明において括弧内の符号は公報に記載のものである。
特許文献1には、右側頬肉と右側歯列の間に装着される部材(4)、顎肉と前歯列の間に装着される部材(5)、及び左側頬肉と左側歯列の間に装着される部材(6)を有した皺伸ばし用マウスピースが開示されている(図1〜図4)。この皺伸ばし用マウスピースは、上記部材(4)(5)および(6)が連結部材(2)で一体に連結されている。また、部材(4)および部材(6)に各部材を口腔内に固定するための固定部材(1)および(3)が設けられている。また、連結部材(2)の中央部分は部材(5)を貫通し、一方の端が部材(4)に挿入され、他方の端が部材(6)に挿入されている。
特許文献1には、さらに、EVA樹脂で形成された豊頬ピース(1)が開示されている(図5〜図12)。この豊頬ピース(1)は、左右に膨大部(2)を形成し、さらに前方(唇側)に張出して張出し部(5)を形成している。それらを連結する帯状部(4)には小張出し部(6)が形成されている。この豊頬ピース1は、湾曲させ、頬粘膜と歯肉の間及び口唇粘膜と歯肉との間にある口腔前庭に嵌めこんで使用する。そして、張出し部(5)が頬肉を外側へ押出して垂れた頬肉や顎肉を吊り上げ、また、鼻唇溝や口角溝を緩和する。さらに、小張出し部(6)が下唇を外側へ押出してしゃくれた顎を引戻す。
特許文献2に開示された皺伸ばし用マウスピースは、可撓性に優れたシリコンゴムから形成された、歯茎に装着する薄板状のマウスピース(10、11)である。このマウスピースは、側端部に歯茎の奥部に形成する少し広めの空間に嵌め込むための肉厚部(12)が設けられ、歯茎との当接面(14)に、凹部(16)によって構成する吸盤状の吸着手段(Q)が形成されたものである。
特許文献3に開示された健康用マウスピースは、口腔内に配置された時に上顎部と下顎部に位置する部分が各馬蹄形状に変型する健康用マウスピースである。
しかしながら、上記従来のマウスピースには、つぎのような問題があった。
特許文献1の図1〜図4に開示された皺伸ばし用マウスピースは、右側頬肉と右側歯列の間に装着される部材(4)、顎肉と前歯列の間に装着される部材(5)、左側頬肉と左側歯列の間に装着される部材(6)によって口元に生じた皺を伸ばすものである。ところが、これらの部材(4)(5)(6)の高さ等の寸法が一定していてその調節ができない。したがって、製品寸法が顔に合わないときは、作り変えるしか方法がなかった。また、使用するうちに皺伸ばしのレベルを変えたいと思っても、部材(4)(5)(6)の寸法が違うものを作り直さなければならなかった。
特許文献1の図5〜図12に開示された豊頬ピース(1)は、製品寸法が顔に合わないときに、豊頬ピース1を70〜90℃の湯にいれて、その湾曲の程度と外縁の大きさに適合するように豊頬ピース1を手ひねりで成形しなければならない(段落0038)。文献には、いかにも簡単に寸法調節できるように書かれているが、実際やろうとすると極めて困難かつ危険である。すなわち、70〜90℃の湯にいれるとピース自体は柔らかくなるが、このような高温に熱せられたピースは熱すぎて口腔内に挿入できない。無理に挿入して形を合わせようとすると、火傷を負ってしまうのである。しかも、寸法調節を塑性変形にたよっているため、変形しすぎたものをもとに戻すような調節が極めて困難である。
特許文献2に開示された皺伸ばし用マウスピースは、吸着手段(Q)によって装着中におけるズレを防止しようとするものである(段落0013)。しかしながら、肉厚部(12)等の高さなどの寸法が一定していてその調節ができない。したがって、製品寸法が顔に合わないときは、作り変えるしか方法がなく、使用するうちに皺伸ばしのレベルを変えたいと思っても作り直さなければならない。
特許文献3に開示された健康用マウスピースにおいても、上顎部と下顎部に位置する部分の高さなどの寸法が一定していてその調節ができない。したがって、製品寸法が顔に合わないときは、作り変えるしか方法がなく、使用するうちに皺伸ばしのレベルを変えたいと思っても作り直さなければならない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節を可能とし、特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる美顔用マウスピースを提供することをその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の美顔用マウスピースは、上顎または下顎の歯列に沿って装着するための装着部材と、
上記装着部材の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材と、
上記装着部材と上記押し上げ部材の間において、上記押し上げ部材による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構とを備えたことを要旨とする。
上記装着部材の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材と、
上記装着部材と上記押し上げ部材の間において、上記押し上げ部材による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構とを備えたことを要旨とする。
本発明は、上顎または下顎の歯列に沿って装着するための装着部材と、上記装着部材の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材とを備えている。そして、上記装着部材と上記押し上げ部材の間において、上記押し上げ部材による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構を備えている。
このため、上記調節機構によって上記押し上げ部材による押し上げ位置の調節を行うことにより、口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節が可能となる。特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる。そして、製品寸法が顔に合わないときや皺伸ばしのレベルを変えたいときは調節機構で調節すればよいので、従来のようにいちいち作り直す必要がなくなる。また、従来品で問題であった高温で火傷を負う危険も皆無となる。
このため、上記調節機構によって上記押し上げ部材による押し上げ位置の調節を行うことにより、口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節が可能となる。特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる。そして、製品寸法が顔に合わないときや皺伸ばしのレベルを変えたいときは調節機構で調節すればよいので、従来のようにいちいち作り直す必要がなくなる。また、従来品で問題であった高温で火傷を負う危険も皆無となる。
本発明において、上記調節機構は、
上記装着部材に埋設される第1の埋設部材と、
上記押し上げ部材に埋設される第2の埋設部材と、
一端側が上記第1の埋設部材に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材と上記押し上げ部材との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部を有する連結部材とを備えている場合には、
軸回転操作部への軸回転操作とういう極めて簡単な操作で押し上げ部材による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
上記装着部材に埋設される第1の埋設部材と、
上記押し上げ部材に埋設される第2の埋設部材と、
一端側が上記第1の埋設部材に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材と上記押し上げ部材との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部を有する連結部材とを備えている場合には、
軸回転操作部への軸回転操作とういう極めて簡単な操作で押し上げ部材による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
本発明において、上記調節機構は、
上記押し上げ部材に埋設される第1の埋設部材と、
上記装着部材に埋設される第2の埋設部材と、
一端側が上記第1の埋設部材に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材と上記押し上げ部材との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部を有する連結部材とを備えている場合には、
軸回転操作部への軸回転操作という極めて簡単な操作で押し上げ部材による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
上記押し上げ部材に埋設される第1の埋設部材と、
上記装着部材に埋設される第2の埋設部材と、
一端側が上記第1の埋設部材に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材と上記押し上げ部材との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部を有する連結部材とを備えている場合には、
軸回転操作部への軸回転操作という極めて簡単な操作で押し上げ部材による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
本発明において、上記押し上げ部材は、上記調節機構の連結部材が軸回転するのに伴い、内外方向に進退する場合には、
押し上げ部材を内外方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
押し上げ部材を内外方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
本発明において、上記押し上げ部材は、上記調節機構の連結部材が軸回転するのに伴い、上下方向に進退する場合には、
押し上げ部材を上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
押し上げ部材を上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
本発明において、上記押し上げ部材は、上記調節機構の連結部材が軸回転するのに伴い、斜め上下方向に進退する場合には、
押し上げ部材を斜め上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
押し上げ部材を斜め上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
以下、本発明の美顔用マウスピースの実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の美顔用マウスピースの全体構造を示す図である。(A)は断面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
この美顔用マウスピースは、上顎または下顎の歯列に沿って装着するための装着部材1と、上記装着部材1の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材2とを備えている。
上記装着部材1および押し上げ部材2は、ある程度可撓性を有する材料から構成するのが好ましい。例えば、EVA樹脂、エラストマー、その他の樹脂材料、シリコーンゴム、合成ゴム、天然ゴム、その他のゴム材料等を好ましい材料として挙げることができ、医療用の認可を受けているものが好ましい。
上記装着部材1は、平面視で全体として歯列に沿った馬蹄形を呈している。そして、歯列を覆うように歯列に対して装着するために、歯列に沿った溝部7を有している。図示した例は上顎に装着するものである。
この例では、上記装着部材1には、歯列の外側に対応する左右に、それぞれ上向きに延びる翼状片8が一体に形成されている。両方の翼状片8の外側面には、それぞれ押し上げ部材2を取り付けるためのベース部5が突出するように形成されている。
上記押し上げ部材2は、ベース部5の平坦な頂面5Aと対面する平坦面2Aを有している。上記平坦面2Aの反対側は外側に突出する凸面2Bに形成されている。この凸面2Bが頬肉を内側から押し上げるように働く。
そして、上記装着部材1と上記押し上げ部材2の間において、上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構3を備えている。
図2は、上記調節機構3の第1例の詳細を示す図である。
上記調節機構3は、上記装着部材1に埋設される第1の埋設部材11と、上記押し上げ部材2に埋設される第2の埋設部材12と、上記第1の埋設部材11と上記第2の埋設部材12を連結する連結部材10とを備えている。
上記連結部材10は、第1の埋設部材11と上記第2の埋設部材12にそれぞれ取り付けられて、第1の埋設部材11と上記第2の埋設部材12の隙間6を調節する働きをする。第1の埋設部材11と上記第2の埋設部材12の隙間6を調節することにより、装着部材1におけるベース部5の頂面5Aと、押し上げ部材2の平坦面2Aとの隙間6を調節するようになっている。
上記連結部材10は、一端側が上記第1の埋設部材11に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材12に対して軸回転可能に取り付けられる。また、上記連結部材10は、上記装着部材1と上記押し上げ部材2との隙間6において軸回転操作を可能とする軸回転操作部13を有している。
上記第1の埋設部材11、第2の埋設部材12および連結部材10は、耐食性および耐久性に優れた金属材料から構成される。好ましい材料としては、ステンレス鋼、チタン合金、金、プラチナ等を挙げることができ、医療用の認可を受けているものが好ましい。
上記第1の埋設部材11は、装着部材1に埋設された状態でベース部5の平坦な頂面5Aと略面一になる基盤部20を備えている。上記基盤部20の中央に、連結部材10のねじ部41とねじ結合する袋ねじ部22が形成されている。また、上記基盤部20の袋ねじ部22の両側には、装着部材1のベース部5への埋設による固定を確実にするための埋設ピン21が形成されている。
上記第2の埋設部材12は、押し上げ部材2に埋設された状態で平坦面2Aと略面一になる基盤部30を備えている。上記基盤部30の中央に、連結部材10の軸止め部42を軸回転可能に取り付ける軸受け部32が形成されている。軸止め部42と軸受け部32は、連結部材10を軸回転可能に取り付けるよう連結されるとともに、抜け止め構造が形成されている。抜け止め構造は、例えば、軸止め部42の先端にフランジを形成し、軸受け部32の開口縁にかしめ変形等による出っ張りを形成することにより行うことができる。また、上記基盤部30の軸受け部32の両側には、押し上げ部材2への埋設による固定を確実にするための埋設ピン31が形成されている。
上記連結部材10は、全体として棒状を呈している。一端側には、第1の埋設部材11の袋ねじ部22にねじ結合するねじ部41が形成されている。一端側には、第2の埋設部材12の軸受け部32に軸回転可能に取り付けられる軸止め部42が形成されている。そして、ねじ部41と軸止め部42の間には、連結部材10の軸回転操作を可能とする軸回転操作部13が形成されている。軸回転操作部13は、装着部材1におけるベース部5の頂面5Aと、押し上げ部材2の平坦面2Aとの隙間6に配置されている。上記軸回転操作部13は、この例では円柱状で、軸回転させるための工具であるピン(図示していない)を差し込むための複数の工具穴43がその円周面に形成されている。
このような構造により、上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節は、つぎのようにして行うことができる。
連結部材10の軸回転操作部13に形成された工具穴43に工具であるピンを差し込む。その状態で、ピンを回動させて連結部材10を軸回転させる。この軸回転により、袋ねじ部22にねじ結合されたねじ部41が軸方向に進退する。そして、連結部材10が第1の埋設部材11に対して進退し、第2の埋設部材12が第1の埋設部材11に対して進退して移動する。これにより、装着部材1のベース部5に対して押し上げ部2が進退することとなり、装着部材1におけるベース部5の平坦な頂面5Aと押し上げ部2の平坦面2Aの隙間6が広がったり狭くなったりする。
このような操作ならびに動作によって、上記押し上げ部材2は、上記調節機構3の連結部材10が軸回転するのに伴い、内外方向に進退するのである。これにより、上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節が行われる。
以上のように、本実施形態の美顔用マウスピースは、上顎または下顎の歯列に沿って装着するための装着部材1と、上記装着部材1の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材2とを備えている。そして、上記装着部材1と上記押し上げ部材2の間において、上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構3を備えている。
このため、上記調節機構3によって上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことにより、口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節が可能となる。特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる。そして、製品寸法が顔に合わないときや皺伸ばしのレベルを変えたいときは調節機構3で調節すればよいので、従来のようにいちいち作り直す必要がなくなる。また、従来品で問題であった高温で火傷を負う危険も皆無となる。
このため、上記調節機構3によって上記押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことにより、口腔内で頬肉を押し上げる寸法の調節が可能となる。特に、皺伸ばしや口角を上げる効果を調節することができる。そして、製品寸法が顔に合わないときや皺伸ばしのレベルを変えたいときは調節機構3で調節すればよいので、従来のようにいちいち作り直す必要がなくなる。また、従来品で問題であった高温で火傷を負う危険も皆無となる。
また、上記調節機構3は、
上記装着部材1に埋設される第1の埋設部材11と、
上記押し上げ部材2に埋設される第2の埋設部材12と、
一端側が上記第1の埋設部材11に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材12に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材1と上記押し上げ部材2との隙間6において軸回転操作を可能とする軸回転操作部13を有する連結部材10とを備えている。
このため、軸回転操作部13への軸回転操作とういう極めて簡単な操作で押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
上記装着部材1に埋設される第1の埋設部材11と、
上記押し上げ部材2に埋設される第2の埋設部材12と、
一端側が上記第1の埋設部材11に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材12に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材1と上記押し上げ部材2との隙間6において軸回転操作を可能とする軸回転操作部13を有する連結部材10とを備えている。
このため、軸回転操作部13への軸回転操作とういう極めて簡単な操作で押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
また、上記押し上げ部材2は、上記調節機構3の連結部材10が軸回転するのに伴い、内外方向に進退する。
このため、押し上げ部材2を内外方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
このため、押し上げ部材2を内外方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
図3は、上記調節機構3の第2例を示す図である。
上記調節機構3は、
上記押し上げ部材2に埋設される第1の埋設部材11と、
上記装着部材1に埋設される第2の埋設部材12と、
一端側が上記第1の埋設部材11に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材12に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材1と上記押し上げ部材2との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部13を有する連結部材10とを備えている。
上記押し上げ部材2に埋設される第1の埋設部材11と、
上記装着部材1に埋設される第2の埋設部材12と、
一端側が上記第1の埋設部材11に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材12に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材1と上記押し上げ部材2との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部13を有する連結部材10とを備えている。
言い換えると、第1の埋設部材11と第2の埋設部材12が埋設される相手が、図2とは逆になったものである。それ以外は図2に示すものと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
本実施形態では、上記調節機構3は、
上記押し上げ部材2に埋設される第1の埋設部材11と、
上記装着部材1に埋設される第2の埋設部材12と、
一端側が上記第1の埋設部材11に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材12に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材1と上記押し上げ部材2との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部13を有する連結部材13とを備えている。
このため、軸回転操作部13への軸回転操作という極めて簡単な操作で押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
上記押し上げ部材2に埋設される第1の埋設部材11と、
上記装着部材1に埋設される第2の埋設部材12と、
一端側が上記第1の埋設部材11に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材12に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材1と上記押し上げ部材2との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部13を有する連結部材13とを備えている。
このため、軸回転操作部13への軸回転操作という極めて簡単な操作で押し上げ部材2による押し上げ位置の調節を行うことができる。また、調節しすぎたものを戻す調節も容易である。調節位置は何度でも繰り返し調節しなおすことができる。
図4(A)は第2実施形態を示す断面図である。
この例は、上記押し上げ部材2は、上記調節機構3の連結部材10が軸回転するのに伴い、上下方向に進退する。
この例では、ベース部5の頂面5Aが上向きに形成されている。その頂面5Aに平坦面2Aが対面するように押し上げ部材2ならびに調節機構3が配置されている。
本実施形態では、上記押し上げ部材2は、上記調節機構3の連結部材10が軸回転するのに伴い、上下方向に進退する。
このため、押し上げ部材2を上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
このため、押し上げ部材2を上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
それ以外は、図1〜3に示した実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。図1〜3に示した実施形態と同様の部分には同じ符号を付している。
図4(B)は第3実施形態を示す断面図である。
この例は、上記押し上げ部材2は、上記調節機構3の連結部材10が軸回転するのに伴い、斜め上下方向に進退する。
この例では、ベース部5の頂面5Aが斜め上向きに形成されている。その頂面5Aに平坦面2Aが対面するように押し上げ部材2ならびに調節機構3が配置されている。
本実施形態では、上記押し上げ部材2は、上記調節機構3の連結部材10が軸回転するのに伴い、斜め上下方向に進退する。
このため、押し上げ部材2を斜め上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
このため、押し上げ部材2を斜め上下方向に進退させて皺伸ばしや口角を上げる効果を得ることができる。
それ以外は、図1〜3に示した実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。図1〜3に示した実施形態と同様の部分には同じ符号を付している。
上述した各実施形態では、装着部材1は、歯列に合った溝部7を形成するようにしたが、これに限定するものではない。装着部材1は、歯列の外側に沿う馬蹄形の部材に、その部材を歯列に固定するためのワイヤー部材を取り付けたものでもよい。すなわち、装着部材1は、歯列に沿って着脱可能に取り付けられる形態のものであれば各種の構造・態様のものを含む趣旨である。
上述した各実施形態では、上顎に装着するものとした例を示したが、下顎に装着するものとすることもできる。
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示の実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
1:装着部材
2:押し上げ部材
2A:平坦面
2B:凸面
3:調節機構
5:ベース部
5A:頂面
6:隙間
7:溝部
8:翼状片
10:連結部材
11:第1の埋設部材
12:第2の埋設部材
13:軸回転操作部
20:基盤部
21:埋設ピン
22:袋ねじ部
30:基盤部
31:埋設ピン
32:軸受け部
41:ねじ部
42:軸止め部
43:工具穴
2:押し上げ部材
2A:平坦面
2B:凸面
3:調節機構
5:ベース部
5A:頂面
6:隙間
7:溝部
8:翼状片
10:連結部材
11:第1の埋設部材
12:第2の埋設部材
13:軸回転操作部
20:基盤部
21:埋設ピン
22:袋ねじ部
30:基盤部
31:埋設ピン
32:軸受け部
41:ねじ部
42:軸止め部
43:工具穴
Claims (6)
- 上顎または下顎の歯列に沿って装着するための装着部材と、
上記装着部材の外側に配置されて内側から頬肉を押し上げる押し上げ部材と、
上記装着部材と上記押し上げ部材の間において、上記押し上げ部材による押し上げ位置の調節を可能とした調節機構とを備えたことを特徴とする美顔用マウスピース。 - 上記調節機構は、
上記装着部材に埋設される第1の埋設部材と、
上記押し上げ部材に埋設される第2の埋設部材と、
一端側が上記第1の埋設部材に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材と上記押し上げ部材との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部を有する連結部材とを備えている請求項1記載の美顔用マウスピース。 - 上記調節機構は、
上記押し上げ部材に埋設される第1の埋設部材と、
上記装着部材に埋設される第2の埋設部材と、
一端側が上記第1の埋設部材に対してねじ結合するとともに、他端側が上記第2の埋設部材に対して軸回転可能に取り付けられ、上記装着部材と上記押し上げ部材との隙間において軸回転操作を可能とする軸回転操作部を有する連結部材とを備えている請求項1記載の美顔用マウスピース。 - 上記押し上げ部材は、上記調節機構の連結部材が軸回転するのに伴い、内外方向に進退する請求項1〜3のいずれか一項に記載の美顔用マウスピース。
- 上記押し上げ部材は、上記調節機構の連結部材が軸回転するのに伴い、上下方向に進退する請求項1〜3のいずれか一項に記載の美顔用マウスピース。
- 上記押し上げ部材は、上記調節機構の連結部材が軸回転するのに伴い、斜め上下方向に進退する請求項1〜3のいずれか一項に記載の美顔用マウスピース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012262146A JP2014104330A (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 美顔用マウスピース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012262146A JP2014104330A (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 美顔用マウスピース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014104330A true JP2014104330A (ja) | 2014-06-09 |
Family
ID=51026298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012262146A Pending JP2014104330A (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 美顔用マウスピース |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014104330A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101731892B1 (ko) | 2016-05-18 | 2017-05-08 | 김석길 | 안면 보조기구 |
KR102087087B1 (ko) * | 2019-10-25 | 2020-03-10 | 손진희 | 안면주름 교정기구 |
KR102202227B1 (ko) * | 2020-03-04 | 2021-01-13 | 손진희 | 안면주름 교정기구 |
-
2012
- 2012-11-30 JP JP2012262146A patent/JP2014104330A/ja active Pending
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KR102087087B1 (ko) * | 2019-10-25 | 2020-03-10 | 손진희 | 안면주름 교정기구 |
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