JP2014100399A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Takuya Ikeda
拓也 池田
Tatsuya Shiraishi
竜也 白石
Tsukasa Nishigata
司 西潟
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Abstract

【課題】特定の遊技状態となると普通電動役物が開放し易くなることで、始動口への入球が容易となるよう構成されたぱちんこ遊技機において、遊技の興趣性を向上させることが可能なぱちんこ遊技機を提供する。
【解決手段】当否判定の実行時において補助遊技低確率状態であった際に特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後における特定期間の補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段による制御を実行する一方、易入球遊技状態第二移行制御手段による制御を実行しないよう構成され得ると共に、当否判定の実行時において補助遊技高確率状態であった際に特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後において補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段による制御を実行しない一方、易入球遊技状態第二移行制御手段による制御を実行する。
【選択図】図11

Description

ぱちんこ遊技機に関する。
現在主流のぱちんこ遊技機は、始動口に入球したことを契機として取得された乱数を用いて抽選を実行した上で、識別情報を所定時間変動させた後に停止表示し、停止表示した識別情報が所定態様である場合には、通常時には閉状態である可変入賞口を開状態とする特別遊技が実行されるタイプである。ところで、近年、遊技性向上を更に追及すべく、従来の第一種、第二種、第三種等の枠に縛られない機種開発の必要性が認識されている。しかしながら、従来の遊技性から余りに逸脱してしまうと遊技性の複雑化を招き、遊技者から敬遠される原因ともなりかねない。遊技者にとって遊技性の理解を容易にするためには、従来の仕様の主要部分を踏襲して親しみやすさを維持することが必要であり、その上で斬新な遊技が実現されるような機種の開発が望まれている。
ここで、従来の「第一種の機能を複数有するぱちんこ遊技機」に着目した場合、この種の多くのパチンコ遊技機は、何れか一方の始動口には普通電動役物と称される役物が備え付けられており、特定の遊技状態となると前記普通電動役物が開放し易くなることで、始動口への入球が容易となるよう構成されている。そして、特定の遊技状態への移行条件として、まず、普通電動役物が備え付けられていない他方の始動口へ入球させ、当該他方の始動口への入球に基づく大当り後に移行させ得るよう構成することで、遊技の興趣性を向上させる手法が多く採用されている。
特開2002−315889号公報 特開2006−68248号公報 特開2007−125319号公報 特開2005−261575号公報 特開2005−319286号公報 特開2011−104342号公報
しかしながら、このような手法は従来から多く採用されているため、遊技性が単調となり遊技者に倦怠感を抱かれる恐れがあるという課題が存在する。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
主遊技を実行する主遊技部(例えば、主制御装置1000)と、
主遊技をサポートする補助遊技を実行する補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器D)と、
遊技球が入球可能な主遊技用始動口(例えば、第1主遊技始動口2210や第2主遊技始動口2110)と、
遊技球が入球可能な補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)と、
主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に取り付けられた、開放状態と閉鎖状態とに変位可能な部材であって、開放状態に変位した際には主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球可能又は閉鎖状態と比較して入球容易となると共に、閉鎖状態に変位した際には主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球不能又は開放状態と比較して入球困難となるよう構成されている可変部材(例えば、電動役物2112)と、
開状態と閉状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第1大入賞口2120や第2大入賞口2220)と、
主遊技用識別情報を表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131や第2主遊技図柄表示部2231)と、
補助遊技用識別情報を表示可能な補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)は、
主遊技用始動口(例えば、第1主遊技始動口2210や第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段(例えば、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121や第2主遊技乱数取得判定実行手段1122)と、
主遊技用当否判定条件を充足した場合、主遊技用乱数に基づき当否判定を実行する主遊技用当否判定手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
主遊技用当否判定手段(例えば、当否抽選手段1135)による当否判定結果に基づき主遊技用識別情報の停止識別情報を決定する手段であって、当該当否判定結果が当選である場合には停止識別情報として第一所定態様又は第二所定態様を決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、第1主遊技内容決定手段1141や第2主遊技内容決定手段1142)と、
主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、第1主遊技内容決定手段1141や第2主遊技内容決定手段1142)により決定された内容に従い、主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131や第2主遊技図柄表示部2231)で主遊技用識別情報を変動表示した後、主遊技用識別情報の停止識別情報を停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、第1主遊技図柄制御手段1151や第2主遊技図柄制御手段1152)と、
主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、第1主遊技図柄制御手段1151や第2主遊技図柄制御手段1152)により第一所定態様又は第二所定態様が停止表示された場合、閉状態である可変入賞口(例えば、第1大入賞口2120や第2大入賞口2220)を開状態とし得る特別遊技を実行する特別遊技制御手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と、
前記当否判定結果が所定確率で当選となる低確率当選状態と前記当否判定結果が当該所定確率よりも高確率で当選となる高確率当選状態とを有し、特別遊技の終了後には高確率当選状態へ移行させるよう制御する高確率当選状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と、
高確率当選状態である状況下、主遊技用当否判定条件を充足した場合には主遊技用乱数に基づき低確率当選状態への移行当否判定を実行する高確率当選状態転落判定手段(例えば、確率変動遊技状態終了制御手段1181や転落抽選用当否判定テーブル1181a)と、
前記移行当否判定結果が当選である場合には低確率当選状態へ移行させるよう制御する低確率当選状態移行制御手段(例えば、確率変動遊技状態終了制御手段1181)と
を備え、
補助遊技部(例えば、補助遊技周辺機器D)は、
補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)への遊技球の入球に基づき、補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)と、
補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)が取得した補助遊技用乱数に基づき、補助遊技用識別情報の停止識別情報を決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)と、
補助遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、補助遊技内容決定手段1143)による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示部2421)で補助遊技用識別情報を変動表示した後、補助遊技用識別情報の停止識別情報を停止表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段(例えば、補助遊技図柄制御手段1153)と、
補助遊技用識別情報の停止識別情報として特定態様が停止表示された場合、可変部材(例えば、電動役物2112)を閉鎖状態から開放状態に変位させ得る易入球遊技を実行する易入球遊技実行手段(例えば、電動役物開閉制御手段1160)と、
単位時間あたりにおける易入球遊技の期待平均実行時間に係る遊技状態として、補助遊技低確率状態と補助遊技低確率状態よりも期待平均実行時間が長い遊技状態であって少なくとも補助遊技用識別情報の停止識別情報が特定態様となり易い補助遊技高確率状態とを有し、特別遊技の終了後には補助遊技高確率状態へ移行させ得るよう制御する易入球遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と
を備え、
補助遊技高確率状態である状況下、主遊技用当否判定条件を充足した場合であって前記移行当否判定結果が当選である場合及び/又は前記当否判定結果が当選である場合には、主遊技用識別情報の変動表示開始時点又は主遊技用識別情報の変動表示開始から停止表示までの期間にて補助遊技高確率状態から補助遊技低確率状態へと移行させるよう制御可能な易入球遊技状態第一移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182)と、
補助遊技高確率状態である状況下、主遊技用識別情報の変動表示から停止表示までを一単位とし特別遊技の終了後から起算した当該一単位の累積回数が所定回数に到達した場合及び/又は第一所定態様又は第二所定態様が停止表示された場合には補助遊技高確率状態から補助遊技低確率状態へと移行させ得るよう制御可能な易入球遊技状態第二移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183)と
を備え、
前記当否判定の実行時において補助遊技低確率状態であった際に第一所定態様に係る特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後における特定期間の補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182)による制御を実行する一方、易入球遊技状態第二移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183)による制御を実行しないよう構成されており、前記当否判定の実行時において補助遊技高確率状態であった際に第一所定態様に係る特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後において補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182)による制御を実行しない一方、易入球遊技状態第二移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183)による制御を実行するよう構成されており、前記当否判定の実行時において補助遊技低確率状態であったか補助遊技高確率状態であったかを問わず第二所定態様に係る特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後に補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182)による制御を実行しない一方、易入球遊技状態第二移行制御手段(例えば、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183)による制御を実行するよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、特定の遊技状態となると普通電動役物が開放し易くなることで、始動口への入球が容易となるよう構成されたぱちんこ遊技機において、遊技の興趣性を向上させることが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的全体構成図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定処理のフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技内容決定処理のフローチャートである。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技関連表示制御処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での遊技状態報知制御処理のフローチャートである。 図23は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、作用図(状態遷移図)である。 図24は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図25は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での遊技状態報知制御処理のフローチャートである。
実施するための形態
はじめに、本明細書における各用語の意義について説明する。「開状態、開放状態」及び「閉状態、閉鎖状態」とは、例えば、一般的な大入賞口(いわゆる、アタッカー)の構成においては、開状態=入賞容易状態であり、閉状態=入賞非容易状態となる。また、例えば、遊技盤(遊技者側)から突き出した状態(以下、進出状態と呼ぶことがある)と遊技盤内(遊技者側と反対側)に引っ込んだ状態(以下、退避状態と呼ぶことがある)とを採り得る構成(いわゆる、ベロ型アタッカー)においては、進出状態=入賞容易状態であり、退避状態=入賞非容易状態となる。「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「乱数」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「遊技状態」とは、例えば、大入賞口が開放状態となり得る特別遊技状態、特別遊技状態への移行抽選確率が予め定められた値である非確率変動遊技状態よりも特別遊技状態への移行抽選確率が高い確率変動遊技状態、特別遊技への移行抽選契機となる始動口への入賞に対する補助が有る補助遊技状態(いわゆる、普通図柄時短状態、例えば、始動口に可変部材が取り付けられている場合では、可変部材の開放期間が長い、可変部材の開放当選確率が高い、可変部材の開放抽選の結果報知の時間が短い)、等の任意の一又は複数の組合せである。「単位時間あたりにおける易入球遊技の期待平均実行時間」とは、補助遊技図柄の図柄変動が絶え間なく行われる状況(例えば、補助遊技図柄に係る保留が常に存在している状況)を仮定した場合において、始動口に取り付けられた可変部材の単位時間(例えば、5分間)あたりにおける開放期間が占める割合を意味しているが、内部処理的には、前述した遊技状態に基づき換言すると、例えば、始動口に可変部材が取り付けられている場合では、可変部材の開放期間の長短(いわゆる開放延長機能作動状態・非作動状態)、可変部材の開放契機となる普通図柄(補助遊技図柄)の当選確率の高低(いわゆる普図高確率状態・低確率状態)、可変部材の開放契機となる普通図柄(補助遊技図柄)の変動時間の長短(いわゆる普図変動短縮機能非作動状態・作動状態)、等の任意の一又は複数の組合せによって実現されるものである。「当否判定結果が当選である場合と当否判定結果が当選でない場合とで同一又は近似した時間値」とは、例えば、当否抽選結果に拘わらず同一の変動態様(変動時間)を決定する、或いは、当否抽選結果に応じて類似する(例えば、当否抽選結果が当選の場合と非当選の場合とで共通となる変動時間+当否抽選結果が当選の場合と非当選の場合とで相違する変動時間のことであり、当該共通となる変動時間中においては当選か非当選かが判別困難となる一方、当該相違する変動時間中においては当選か非当選かが判別容易となる)変動態様(変動時間)を決定することを意味している(より詳細には、サブ側での演出表示を実行するに際しての当該実行時間値を確保するため、換言すれば、メイン側での当選か非当選かを煽る為の演出を行うためであり、具体的には、サブ側では略同一の煽り演出を当選・非当選問わず実行し、最終的な結果表示が当選・非当選で異なるようにするために、同一又は近似した時間値を選択するようにしている)。
以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)である。但し、これには何ら限定されず、他の遊技機(例えば、従来の第1種、第3種等のぱちんこ遊技機等)に応用された場合も範囲内である。尚、本実施形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい{例えば、本実施形態においては、後述するように、第1主遊技図柄の変動態様を決定する際に参照されるテーブルと第2主遊技図柄の変動態様を決定する際に参照されるテーブルとを夫々別の参照テーブル(変動パターンテーブル)として設けるよう構成されているが、これには限定されず、第1主遊技図柄の変動態様及び第2主遊技図柄の変動態様として選択され得るすべての変動態様を一の変動パターンテーブルとして設けるよう構成してもよく、また、第1主遊技図柄と第2主遊技図柄とで参照範囲が異なる際には夫々別の参照テーブルとして設けるよう構成してもよい}。
ここで、各構成要素について説明する前に、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110、補助遊技始動口2410、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230、演出表示装置2140、補助遊技図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置2211を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置2111と、第2主遊技始動口電動役物2112と、を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、第2主遊技始動口電動役物2112は、第2主遊技始動口2110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
ここで、本実施形態においては、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを重ねるように配置し、第1主遊技始動口2210の存在により、第2主遊技始動口2110の上部が塞がれているよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを離隔して設けておき、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、第1主遊技始動口2210に誘導され易い一方、第2主遊技始動口2110に誘導され難いよう構成すると共に、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、第1主遊技始動口2210に誘導され難い一方、第2主遊技始動口2110に誘導され易いよう構成してもよい。尚、「誘導され易い」及び「誘導され難い」は、例えば、遊技球を右側及び左側にそれぞれ10000球発射した際の、入球数の大小で決定するものとする。また、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置2411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、アウト口142の上方には、第1大入賞口2120と第2大入賞口2220とが設けられており、遊技領域120の右側又は左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、アウト口142に到達する前に、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220が配置されている領域を通過し易いよう構成されている。
次に、第1大入賞口2120は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための第1入賞検出装置2121と、第1電動役物2122(及び第1大入賞口ソレノイド2122a)と、を備える。ここで、第1入賞検出装置2121は、第1大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報を生成する。第1電動役物2122は、第1大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120を可変させる(第1大入賞口ソレノイド2122aを励磁して可変させる)。尚、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、第2大入賞口2220は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第2大入賞口2220は、遊技球の入球を検出するための第2入賞検出装置2221と、第2大入賞口電動役物2222(及び第2大入賞口ソレノイド2222a)と、を備える。ここで、第2入賞検出装置2221は、第2大入賞口2220への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2大入賞口入球情報を生成する。次に、第2電動役物2222は、第2大入賞口2220に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態第2大入賞口2220を可変させる(第2大入賞口ソレノイド2222aを励磁して可変させる)。尚、本実施形態では、第2大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、第2大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカー)としてもよく、第2大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたかのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2140のような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の表示等を実行する装置である。ここで、具体的構成としては、演出表示装置2140は、装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される装図表示部2311(装図表示領域2311)と、装図保留表示部2312(第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312b)とを備える。ここで、装図表示部2311は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、演出表示装置2140は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2312は、8個のランプ(本例では、第1保留表示部2312aにて第1主遊技側で4個、第2保留表示部2312bにて第2主遊技側で4個)から構成され、当該ランプは、主遊技図柄の保留ランプと連動している。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御基板1000と、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2140上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン制御部)2320と、主に演出表示を実行するサブサブ制御部2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。はじめに、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御する主制御基板1000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて遊技球の払出を制御する賞球払出制御基板3000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知等の実行を制御する副制御基板2000(本例では、サブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とが一つの基板上に配置されている)と、これらの制御基板を含む遊技機全体に電源を供給する電源供給ユニット290と、を主体として構成されている。ここで、副制御基板2000は、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知等を制御するサブメイン制御部2320と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等の表示処理を実行するサブサブ制御部2310の2つの制御部とを備えている。尚、主制御基板1000、賞球払出制御基板3000、サブメイン制御部2320及びサブサブ制御部2310には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。以下、各基板の概略構成及び各基板・装置間の電気的な接続態様について概説する。
まず、主制御基板1000は、入賞口センサS{前述した第1主遊技始動口入球検出装置2211、第2主遊技始動口入球検出装置2111、補助遊技始動口入球検出装置2411、第1大入賞口入賞検出装置2121、第2大入賞口入賞検出装置2221、一般入賞検出装置(不図示であるが、一般入球口とは、賞球はあるが図柄抽選を行わない入球口である)}、図示略する駆動ソレノイド(前述した、第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a、第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a等)、情報表示LED(不図示)等、遊技の進行に必須となる入出力装置と電気的に接続され、各入力装置からの入力信号に基づいて遊技の進行を制御している。更に、主制御基板1000は、賞球払出制御基板3000と、副制御基板2000(サブメイン制御部2320・サブサブ制御部2310)とも電気的に接続されており、遊技進行に基づいて、賞球払出等に関する情報(コマンド)を賞球払出制御基板3000に、演出・遊技の進行状態等に関する情報(コマンド)を副制御基板2000にそれぞれ送信可能に構成されている。尚、主制御基板1000は、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータH等と接続可能となっており、外部接続端子を介してホールコンピュータHと配線接続することで、主制御基板1000から外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。
また、本実施形態では、図3の矢印表記の通り、主制御基板1000と賞球払出制御基板3000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている一方、主制御基板1000とサブメイン制御部2320とは、主制御基板1000からサブメイン制御部2320への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)。尚、制御基板間(制御装置間)の通信については一方向通信でも双方向通信でもよい。
次に、賞球払出制御基板3000は、遊技球の払出を実行する賞球払出機構210と、遊技者によって操作可能な装置であって遊技球の貸出要求を受付け賞球払出制御基板3000に伝達する遊技球貸出装置100とに接続されている。また、図示略するが、本実施形態では、賞球払出制御基板内に、発射装置の制御回路部が併設されており、賞球払出制御基板と発射装置(発射ハンドル・発射モータ・球送り装置等)とも接続されている。尚、本実施形態では、遊技球貸出装置100を別体として遊技機に隣接する形態を採用しているが、遊技機と一体としてもよく、その場合には、賞球払出制御基板3000により貸出制御及び電子マネー等貸出用の記録媒体の管理制御等を統括して行ってもよい。
次に、副制御基板2000は、前述したように装飾図柄等を表示する演出表示装置2140と、スピーカ114と、遊技効果ランプ190、その他演出用の駆動装置(不図示)と接続されている。本実施形態では、前述の通り、副制御基板2000内にサブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを有しており、サブメイン制御部2320によりスピーカ114から出力させる音声の制御、遊技効果(電飾)ランプ190の点灯制御並びに、演出表示装置上で表示する表示内容の決定制御が行われ、サブサブ制御部2310により、演出表示装置上の表示制御(実体的な表示制御)が行われるように構成されている。尚、本実施形態では、サブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを、副制御基板2000にて一体化されるよう構成されているが、これに限定されるわけではない(別基板として構成してもよいが、一体化するよう構成することでスペースメリットや配線等にノイズが混入してしまう事態を低減できるといったメリットが生ずる)。また、両制御部での作業分担についても、例えばサブサブ制御部2310により音声制御を実行させる(VDPに音声制御回路が一体化されたものを採用する場合に好適)等、適宜変更できる。また、賞球として物理的な賞球を付与せずに電子的な価値を付与してもよい。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器D)、演出に係るサブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置3000と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)は、画像演出を実行するサブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御装置3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置と電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、賞球払出制御装置3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(第1主遊技、第2主遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、16R大当り、8R大当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信制御手段1300(及び未送信コマンドを蓄積するコマンド送信用バッファ1301)と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1主遊技側乱数・第2主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき特別遊技の当否及び第2主遊技始動口電動役物2112の開放可否を抽選する当否抽選手段1135と、各遊技状態に基づき、図柄変動開始条件を充足しているか否かを判定する図柄変動開始条件充足判定手段1138と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技入球口入球判定手段1113と、を有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、第1主遊技図柄保留手段1131、第2主遊技図柄保留手段1132及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当りフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bとを、有している。ここで、当否抽選用テーブル1135bは、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1と、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3と、を有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数(第1主遊技乱数)に基づき、第1主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した遊技内容決定乱数(第2主遊技乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143とを有している。
ここで、第1主遊技内容決定手段1141は、第1主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第1主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第1主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第1主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。また、第2主遊技内容決定手段1142は、第2主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第2主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第2主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第2主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aのいずれにも乱数が一時記憶されている場合には、いずれの乱数保留手段に一時記憶された乱数に基づく主遊技図柄の変動を優先するかを決定する主遊技図柄保留解除制御手段1154と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1153とを有している。
ここで、第1主遊技図柄制御手段1151は、前記第1主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2主遊技図柄制御手段1152は、前記第2主遊技内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1153aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための電動役物開閉条件判定手段1161と、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、大当りに当選している{特別遊技(大当り)実行許可フラグが発生している}か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り)を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。ここで、特別遊技時間管理手段1174は、ラウンド時間を管理する特別遊技用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、特定遊技制御手段1180は、確率変動遊技状態の終了条件を充足したか否かを判定すると共に当該充足したと判定した場合には確率変動遊技状態を終了させる確率変動遊技状態終了制御手段1181と、時間短縮遊技状態の第1の終了条件(後述するように、確率変動遊技状態の終了条件を充足した場合及び/又は主遊技図柄の当否抽選に当選した場合)を充足したか否かを判定すると共に当該充足したと判定した場合には時間短縮遊技状態を終了させる時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182と、時間短縮遊技状態の第2の終了条件(後述するように、所定回数分の主遊技図柄の図柄変動終了時及び/又は主遊技図柄が大当り図柄で停止表示された場合)を充足したか否かを判定すると共に当該充足したと判定した場合には時間短縮遊技状態を終了させる時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183と、を有している。ここで、確率変動遊技状態終了制御手段1181は、確率変動遊技状態の終了条件となる非確率変動遊技状態への移行当否判定(いわゆる転落抽選)を実行するために参照される転落抽選用当否判定テーブル1181aを更に有している。また、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、時間短縮遊技状態の継続残り回数をカウント可能な時短回数カウンタ1183aを更に有している。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1主遊技(第1主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第1主遊技状態一時記憶手段1191と、第2主遊技(第2主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第2主遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193と、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1194と、特定遊技における現在の遊技状態(例えば、時短の残り回数、特定遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特定遊技関連情報一時記憶手段1195と、を有している。
ここで、第1主遊技状態一時記憶手段1191は、第1主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の第1主遊技図柄(変動開始条件が成立した第1主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191bとを有している。
また、第2主遊技状態一時記憶手段1192は、第2主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、現在変動中の第2主遊技図柄(変動開始条件が成立した第2主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192bとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、補助遊技に関する情報(例えば、補助遊技図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1193aと、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、第1主遊技側の周辺機器である第1主遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2主遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2主遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器Dと、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示装置2310)等、を有している。ここで、サブメイン制御部2320により制御される演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口2210と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置2130と、を有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口2110と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置2230と、を有している。
次に、第1・第2主遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り)の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り)の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、を有している。
次に、補助遊技周辺機器Dは、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2420とを有している。
次に、演出表示制御手段(サブメイン制御部)2320は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2321と、装飾図柄の変動態様や停止図柄の決定処理及び表示制御処理を司る装飾図柄表示制御手段2322と、装飾図柄の保留個数管理や保留表示処理を司る装図保留情報表示制御手段2323と、演出制御全般に係る情報を一時記憶するための演出一般情報一時記憶手段2324と、非特別遊技状態時における遊技状態(主に、時間短縮遊技状態に係る遊技状態)に関する報知制御処理を司る遊技状態報知制御手段2325と、サブサブ制御部2310側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段2400と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの第1主遊技及び第2主遊技に関する図柄情報や表示指示情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。
次に、装飾図柄表示制御手段2322は、主制御装置1000側からの情報に基づいて、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する装図表示内容決定手段2322aと、装飾図柄の図柄変動に係る各種情報(変動態様情報、停止図柄情報、各種フラグ等)を一時記憶するための装図表示関連情報一時記憶手段2322cと、装飾図柄の変動時間を計時するための装図変動時間管理タイマ2322dと、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2322aは、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選(参照)テーブル2322a−1を有している(詳細なテーブル構成については不図示)。
次に、装図保留情報表示制御手段2323は、装飾図柄に係る保留に関する情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2323aを有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)2310は、演出表示装置2140上表示領域である装飾図柄表示領域2311、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312bへ画像を表示する画像表示制御手段2313と、サブメイン制御部2320側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段2450と、を有している。
尚、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示手段2310が、演出表示制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示手段2310は、演出表示制御手段2320により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信(一方向通信)により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図5は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。遊技機の電源投入後、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示)、ステップ3002で、主制御装置1000は、RAMクリアボタンの入力ポートを確認し、電源供給ユニット290のリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否か、即ち、遊技場の管理者等によって意図的にRAMの内容をクリアさせる操作が行われたか否かを判定する。ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、主制御装置1000は、主制御装置1000側のRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ3006で、情報送信制御手段1300は、主制御基板1000のRAMをクリアしたことを示すラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。他方、ステップ3002でNoの場合は、ステップ3008で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ3010で、主制御装置1000は、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否か(正確に電断時の情報がRAMにバックアップされていないか否か)を判定する。ステップ3010でYes、即ちRAMにバックアップされていたデータが異常な場合には、ステップ3004の処理(前述したRAMクリア処理)に移行する。他方、ステップ3010でNo、即ちRAMにバックアップされていたデータが正常な場合、ステップ3011で、主制御装置1000は、主遊技装置1000におけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得し、ステップ3012で、取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。次に、ステップ3014で、主制御装置1000は、同図のステップ1000によって示される主制御装置1000側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込みを契機とするが、本例では、当該割り込み周期をTとする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図のステップ1000が実行されることとなる)、ステップ3020の処理に移行する。尚、ステップ3020に移行後は、次の定時割り込みタイミングに到達するまで、主制御装置1000は、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を繰り返し実行することとなる。
次に、タイマ割り込み処理について説明する。主制御装置1000は、定時割り込みタイミングに到達した場合に発生する割り込み要求に基づいて、同図(b)の処理を実行する。即ち、定時割り込み周期Tの到達時(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理(賞球払出機構210の駆動制御等を賞球払出制御基板3000に実行させ、その結果を管理するための処理等)を実行する。次に、ステップ1800で、主制御装置1000は、外部信号の出力処理(外部端子板、ホールコンピュータH等への情報出力)を実行する。次に、ステップ1900で、主制御装置1000は、制御コマンド送信処理(前述の各処理でセットされたコマンドをサブメイン制御部側に送信する)を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、NMI割り込み処理について説明する。前述の通り、主制御装置1000は、リセットICからの電断信号がCPUのNMI端子に入力されるように構成されており、遊技機における電源断時において、同図(c)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ3604で、主制御装置1000は、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ3606で、主制御装置1000は、RAM領域への書き込みを禁止すると共に、タイマ割り込み処理を禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技入球口入球判定手段1113は、補助遊技入球口2410に遊技球が入球(流入、ゲートの場合は通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技内容決定乱数(例えば、補助遊技図柄当選乱数)を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにアクセスし、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、補助遊技内容決定手段1143は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)を取得すると共に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを参照し、当該取得した補助遊技側の遊技状態及び当該保留球に基づく補助遊技図柄乱数に基づき停止図柄を決定{例えば、補助遊技時短フラグがオンである場合には、オフである場合と比して高確率で当選図柄を選択(例えば、オフの場合には1/256で当り図柄を選択、オンの場合には255/256で当り図柄を選択)}して補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bに一時記憶する。次に、ステップ1218で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、特定遊技関連情報一時記憶手段1195を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1に補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を参照して、補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bを参照して補助遊技図柄の停止図柄を取得すると共に、当該取得した補助遊技図柄の停止図柄を補助遊技図柄表示部2421上で確定表示する。そして、ステップ1228で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、電動役物開閉条件判定手段1161は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、開放タイマ1162に電動役物の開放時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には6秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には0.5秒)をセットする。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電動役物開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、電動役物の開放時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
また、本フローチャートでは、便宜上、ステップ1226での停止図柄表示後、すぐに次のステップに移行しているが、これには限定されない。その場合には、500ms程度の停止表示固定時間を経てから次の処理に移行するよう構成してもよい(例えば、停止表示固定中フラグ及びタイマを利用して分岐処理を行うことによりこの処理を達成可能である)。
次に、図8は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、主遊技(特に第1主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第1主遊技内容決定乱数として、確率変動遊技状態から非確率変動遊技状態への移行可否を決定するための転落抽選乱数、当否を決定するための当否抽選乱数、当り時の図柄を決定するための図柄抽選乱数、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定するための変動態様抽選乱数等の乱数を取得している。ちなみに、これらの乱数は夫々更新周期・乱数範囲の異なる乱数生成手段から生成され、本タイミングで一連的に取得するようになっている。次に、ステップ1312で、第1主遊技図柄保留手段1131は、当該第1主遊技内容決定乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに記憶する。次に、ステップ1313で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1314で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、主遊技(特に第2主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1316でYesの場合、ステップ1318で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第2主遊技内容決定乱数として、第1主遊技内容決定手段と同様に、転落抽選乱数、当否抽選乱数、図柄抽選乱数、変動態様抽選乱数等の乱数を取得している。ちなみに、第1主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲と第2主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲(例えば第1主遊技用の当否抽選乱数と第2主遊技用の当否抽選乱数の取得範囲)を同じに設定している(但し、これに限定されるわけではない)。次に、ステップ1324で、第2主遊技図柄保留手段1132は、当該第2主遊技内容決定乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに記憶する。次に、ステップ1325で、情報送信制御手段1300は、第2主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にはステップ1314に移行し、ステップ1314及びステップ1316でNoの場合には次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。
尚、本実施形態では、ステップ1313、ステップ1325にてサブメイン制御部2320へ送信する情報として、乱数が取得された旨の情報を送信しているが、当該乱数値の情報や主遊技図柄の保留数を付帯して送信してもよく、これらの情報により乱数が取得された旨の情報として代用することも可能である。
次に、図9は、図5におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1402で、主遊技図柄保留解除制御手段1154は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第2主遊技図柄の保留が存在していないか否かを確認する。ステップ1402でYesの場合、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述の第1主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1402でNoの場合、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述の第2主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、本実施形態においては、第2主遊技図柄の保留を優先して消化するよう構成されているが、これには限定されない(入賞順序に基づく保留消化や、双方の主遊技図柄を同時並行的に抽選する並列抽選を実行するよう構成してもよい)。
次に、図10は、図9におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側と第2主遊技図柄とで略同一の処理となるため、第1主遊技図柄側について主に説明し、第2主遊技図柄側の処理については括弧書きとする。まず、ステップ1403で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、主遊技図柄の図柄変動開始条件(変動開始条件)を充足したか否かを判定する。ここで、変動開始条件としては、特別遊技の実行中でないこと、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄のいずれの図柄変動も実行されていないこと等を挙げることができる。ステップ1403でYesの場合、ステップ1405で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)を読み出す。次に、ステップ1406で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、当該読み出した主遊技側乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から削除すると共に、当該一時記憶されている残りの情報をシフトする(保留消化処理)。次に、ステップ1410で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、後述する主遊技内容決定処理を実行する。次に、ステップ1415で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶された主遊技図柄(ステップ1410での決定内容)に係るコマンド(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等であり、図柄変動表示開始指示コマンドとなる)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1416で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1417で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1418で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンにし、ステップ1420に移行する。他方、ステップ1403でNoの場合、ステップ1419で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1419でYesの場合、ステップ1420に移行する一方、ステップ1419でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、ステップ1420で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1420でYesの場合、ステップ1422で、情報送信制御手段1300は、図柄変動が終了する旨の情報(図柄確定表示指示コマンドとなる)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1423で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1424で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)内にある変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1430で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)を参照し、当該変動にて停止した図柄が大当り図柄であるか否かを判定する。ステップ1430でYesの場合、ステップ1432で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、遊技状態一時記憶手段1190のフラグエリア内にある条件装置作動フラグをオンにする。次に、ステップ1450で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、後述する特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1430でNoの場合には、ステップ1450に移行し、ステップ1420でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図11は、図10におけるステップ1410のサブルーチンに係る、主遊技内容決定処理のフローチャートである。はじめに、本例では主遊技内容決定処理として、(処理1)確率変動遊技状態から非確率変動遊技状態への移行可否判定(いわゆる転落抽選)を行い、当該非確率変動遊技状態への移行可否判定結果が当選である場合には非確率変動遊技状態へ移行させる処理を実行し、(処理2)当該非確率変動遊技状態への移行可否判定結果に基づき主遊技図柄の当否判定を実行した後、主遊技図柄における停止図柄の種類や主遊技図柄における図柄変動の変動態様を決定する処理を実行する。そして、(処理3)時間短縮遊技状態に係る第1の終了条件(非確率変動遊技状態への移行可否判定結果が当選である場合及び/又は主遊技図柄の当否判定結果が当選である場合)を充足したか否かを判定すると共に当該充足したと判定した場合には時間短縮遊技状態を終了させる処理を実行するよう構成されている。以下、夫々の処理について順に説明する。尚、以下の説明において、「時間短縮遊技状態種別」とは、「種別0」=非時間短縮遊技状態、「種別1」=回数制限無し時間短縮遊技状態、「種別2」=回数制限有り時間短縮遊技状態、と定義している。ここで、時間短縮遊技状態とは、本実施形態においては、主遊技時短フラグのフラグ状態(主遊技図柄の変動時間の長短に係る状態)及び補助遊技時短フラグのフラグ状態(第2主遊技始動口電動役物2112の開放容易性に係る状態)の双方を区別することなく定義しているが(双方のフラグ状態が連動するよう構成されているが)、一般的には、時間短縮遊技状態とは、いわゆる普通図柄時短状態である状況下であり、例えば、始動口(本例でいう第2主遊技始動口2110)に可変部材(本例でいう第2主遊技始動口電動役物2112)が取り付けられている場合では、可変部材の開放期間が長い{本例でいう補助遊技時短フラグがオンである場合に開放時間が長時間となる状態(或いは、開放時間が抽選によって決定される場合や開閉を複数繰り返す場合には開放時間の平均時間が長時間となる状態)であり、一例としてはステップ1232にて示される制御処理を参照}、可変部材の開放契機となる普通図柄(補助遊技図柄)の当選確率が高い(本例でいう補助遊技時短フラグがオンである場合に高確率で当選図柄が選択される状態であり、一例としてはステップ1216にて示される制御処理を参照)、可変部材の開放契機となる普通図柄(補助遊技図柄)の変動時間が短い{本例でいう補助遊技時短フラグがオンである場合に補助遊技図柄の変動時間が短時間となる状態(或いは、変動時間が抽選によって決定される場合には変動時間の平均時間が短時間となる状態)であり、一例としてはステップ1216にて示される制御処理を参照}、等の任意の一又は複数の組合せによって実現される状態を意味していることを補足しておく。
まず、ステップ1410−2で、確率変動遊技状態終了制御手段1181は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技確変フラグがオンであるか否か(確率変動遊技状態であるか否か)を判定する。ステップ1410−2でYesの場合、ステップ1410−4で、確率変動遊技状態終了制御手段1181は、ステップ1406で読み出した主遊技側乱数(特に、転落抽選乱数)に基づき、転落抽選用当否判定テーブル1181aを参照し、非確率変動遊技状態への移行可否判定(転落抽選)を実行する。
ここで、図12(主遊技テーブル0)は、転落抽選用当否判定テーブル1181aの一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態から非確率変動遊技状態への移行確率として、第1主遊技側と第2主遊技側とで同一の移行確率であって一の確率(本例では、約1/40)が予め定められている。尚、当該移行確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1410−6で、確率変動遊技状態終了制御手段1181は、非確率変動遊技状態への移行可否判定(転落抽選)結果が当選(転落)であるか否かを判定する。ステップ1410−6でYesの場合、ステップ1410−12で、確率変動遊技状態終了制御手段1181は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技確変フラグをオフにする。
次に、ステップ1410−14で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時間短縮遊技状態種別」を確認する。次に、ステップ1410−16で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、当該確認結果は「種別1」であるか否かを判定する。ステップ1410−16でYesの場合、ステップ1410−18で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1410−20で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の補助遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1410−22で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時間短縮遊技状態種別」に「種別0」をセットし、ステップ1410−32に移行する。尚、ステップ1410−2、ステップ1410−6又はステップ1410−16でNoの場合には、ステップ1410−32に移行する。
次に、ステップ1410−32で、当否抽選手段1135は、ステップ1406で読み出した主遊技側乱数(特に、当否抽選乱数)及び特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技確変フラグのフラグ状態に基づき、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、主遊技図柄の当否抽選を実行し、ステップ1410−34に移行する。
ここで、図12(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。また、本例では、主制御装置1000側の遊技状態を変化させ得ない当りである小当りが当選しないよう構成されているが、小当りに当選するよう構成してもよい(後述する特別遊技終了後における遊技状態の状態遷移において、特別遊技終了後にいずれの遊技状態に滞在しているかを不明確とし遊技の興趣性を高めることを趣旨とする)。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1410−34で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、ステップ1406で読み出した主遊技側乱数(特に、図柄抽選乱数)及び当否抽選結果に基づき、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄に関する停止図柄を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。
ここで、図12(主遊技テーブル2)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、停止図柄決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、当否抽選に当選(大当り)した場合、特別遊技時における最大実行ラウンド数の異なる複数の主遊技図柄候補(本例では、「1A・5A・7A」及び「1B・5B・7B」)の内から一の主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。ここで、大当り図柄「1A」は、特別遊技のラウンド数が2Rとなる態様であり、大当り図柄「5A、1B」は、特別遊技のラウンド数が4Rとなる態様であり、大当り図柄「7A・5B・7B」は、特別遊技のラウンド数が16Rとなる態様である。尚、図柄やラウンド数はあくまで一例であり、これには限定されない。また、第2主遊技側での大当りは、第1主遊技側での大当りよりも遊技者に付される利益率が相対的に高くなるよう構成されているが、これに限定されるわけではない{例えば、特定の図柄が停止表示された場合には当該特定の図柄が停止表示される前とは、主遊技図柄の変動態様の種類及び/又は選択率が異なる状態(限定頻度状態)へ移行するよう構成してもよい}。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1410−36で、特定遊技制御手段1180は、主遊技図柄の当否抽選結果が当選(大当り)であるか否かを判定する。ステップ1410−36でYesの場合、ステップ1410−40で、特定遊技制御手段1180は、現在の遊技状態に関する情報(特に、主遊技確変フラグ状態、「時短遊技状態種別」)を、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内に大当り時遊技状態情報として一時記憶する。次に、ステップ1410−42で、確率変動遊技状態終了制御手段1181は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技確変フラグをオフにする(但し、本処理を実行しないよう構成してもよい)。次に、ステップ1410−44で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時間短縮遊技状態種別」を確認する。次に、ステップ1410−46で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、当該確認結果は「種別1」であるか否かを判定する。ステップ1410−46でYesの場合、ステップ1410−48で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1410−50で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の補助遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1410−52で、時間短縮遊技状態第1終了制御手段1182は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時間短縮遊技状態種別」に「種別0」をセットし、ステップ1410−60に移行する。尚、ステップ1410−36又はステップ1410−46でNoの場合には、ステップ1410−60に移行する。尚、ステップ1410−42で、主遊技確変フラグをオフにする処理を実行するよう構成した場合には、結果的に、主遊技確変フラグがオフとなったことを契機として、主遊技時短フラグ及び補助遊技時短フラグがオフになり得るよう構成することが可能となる。即ち、主遊技確変フラグ、主遊技時短フラグ及び補助遊技時短フラグのすべてのフラグ状態が連動して変化し得るよう構成することが可能となることを補足しておく。
次に、ステップ1410−60で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、前回(前回図柄変動時)の「時間短縮遊技状態種別」及び今回(現在)の「時間短縮遊技状態種別」を確認する。次に、ステップ1410−62で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、当該確認結果に基づき「時間短縮遊技状態種別」が、「種別1」から「種別0」に変化したか否か、換言すれば、前回図柄変動時において回数制限無し時間短縮遊技状態であった状況から、今回のステップ1410に係る一連の処理によって非時間短縮遊技状態である状況に変化したか否かを判定する。ステップ1410−62でYesの場合、ステップ1410−64で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、今回の図柄変動時における主遊技図柄の変動態様(変動時間)として、所定の変動態様を決定し{例えば、当否抽選結果に拘わらず同一の変動態様として、変動態様「SP」、変動時間60秒を決定する、或いは、当否抽選結果に応じて類似する(例えば、当否抽選結果が当選の場合と非当選の場合とで共通となる変動時間+当否抽選結果が当選の場合と非当選の場合とで相違する変動時間のことであり、当該共通となる変動時間中においては当選か非当選かが判別困難となる一方、当該相違する変動時間中においては当選か非当選かが判別容易となる)変動態様を決定する}、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ1410−62でNoの場合、ステップ1410−66で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、ステップ1406で読み出した主遊技側乱数(特に、変動態様抽選乱数)、当否抽選結果及び特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技時短フラグのフラグ状態に基づき、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄に関する変動態様(変動時間)を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶して、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
ここで、図12(主遊技テーブル3)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、変動態様決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否抽選結果及び主遊技時短フラグ状態に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間)が決定され得るよう構成されている。即ち、主遊技図柄の当否抽選結果が当りの場合には相対的に変動時間が長時間となる変動態様が決定され易く、主遊技時短フラグがオフである場合(時短遊技状態)には相対的に変動時間が短時間となる変動態様が決定され易いよう構成されている。尚、本例はあくまでも一例であり、変動態様(変動時間)の種類や選択率等には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、保留球数に応じて異なるテーブルを有するよう構成しなかったが、保留球数に応じて異なるテーブルを有するように構成してもよいことはいうまでもない。更には、時間短縮遊技状態(主遊技時短フラグがオンの場合)における第1主遊技側の図柄変動時間が相対的に長時間となるよう構成してもよい{第2主遊技側での図柄変動が実行されることが遊技者にとって有利となるよう構成されていた際、第1主遊技側の図柄変動効率を低下させることで第2主遊技側の保留が生起し易い(遊技者にとって有利となる)状況を構築することを趣旨とするため、第1主遊技側の始動口と第2主遊技側の始動口とを打ち分けできない場合において特に効果を発揮する}。
尚、本実施形態においては、ステップ1410−64で、今回の図柄変動時における主遊技図柄の変動態様(変動時間)として、所定の変動態様(変動態様「SP」、変動時間60秒)が決定された場合には、後述するように、当該図柄変動後にて大当りが発生せず確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態が終了するか、或いは、大当りが発生するかのいずれかが予定されている旨を報知するよう構成されている。しかしながら、所定の変動態様に係る構成としては、このような構成のみには限定されず、その他にも、回数制限有り時間短縮遊技状態の継続回数が満了することとなる図柄変動時における主遊技図柄の変動態様(変動時間)として、当該所定の変動態様が決定されるよう構成しておき、当該図柄変動後にて時間短縮遊技状態が終了するか継続するかを報知するよう構成してもよい。また、回数制限有り時間短縮遊技状態である状況下において、所定条件を充足した場合(例えば、転落抽選に当選した場合や大当り期待度の高い変動態様が選択された場合)には、当該所定の変動態様が決定されるよう構成しておき、当該図柄変動時にて確率変動遊技状態が終了するか継続するかを報知するよう構成してもよい。
次に、図13は、図10におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。はじめに、本例では時間短縮遊技状態の第2の終了条件(所定回数分の主遊技図柄の図柄変動終了時及び/又は主遊技図柄が大当り図柄で停止表示された場合)を充足したか否かを判定すると共に当該充足したと判定した場合には時間短縮遊技状態を終了させるよう構成されている(前者の条件に係る処理が本処理であり、後者の条件に係る処理は後述する特別遊技作動条件判定処理にて実行される)。より具体的には、まず、ステップ1452で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時間短縮遊技状態種別」を確認する。次に、ステップ1454で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、当該確認結果が「種別2」であるか否か、換言すれば、現在の遊技状態が回数制限有り時間短縮遊技状態であるか否かを判定する。ステップ1454でYesの場合、ステップ1456で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、時短回数カウンタ1183aのカウンタ値から1減算(デクリメント)する。次に、ステップ1458で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、時短回数カウンタ1183aのカウンタ値がゼロとなったか否か、換言すれば、所定回数分の主遊技図柄の図柄変動が終了したか否かを判定する。ステップ1458でYesの場合、ステップ1460で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技確変フラグがオンであるか否か、換言すれば、所定回数分の主遊技図柄の図柄変動が終了した際に、確率変動遊技状態が継続しているか否か(本実施形態においては、前述した転落抽選に未だ当選していないか否か)を判定する。ステップ1460でYesの場合、ステップ1462で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時間短縮遊技状態種別」に「種別1」をセットし、ステップ1480に移行する。他方、ステップ1460でNoの場合、ステップ1470で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1472で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の補助遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1474で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時間短縮遊技状態種別」に「種別0」をセットし、ステップ1480に移行する。尚、ステップ1454又はステップ1458でNoの場合には、ステップ1480に移行する。そして、ステップ1480で、情報送信制御手段1300は、図柄変動終了時における遊技状態情報(特定遊技関連情報一時記憶手段1195内に一時記憶されている情報)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図14は、図5におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、遊技状態一時記憶手段1190内の条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1506で、特別遊技内容決定手段1172は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)を参照して、停止した大当り図柄に基づき、特別遊技の内容をセットする。次に、ステップ1510で、確率変動遊技状態終了制御手段1181及び時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある、特定遊技フラグ(主遊技確変フラグ及び主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)をオフにする。次に、ステップ1512で、時間短縮遊技状態第2終了制御手段1183は、時短回数カウンタ1183aの値をクリア(ゼロクリア)する。次に、ステップ1514で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグをオンにする。次に、ステップ1516で、条件判定手段1171は、遊技状態一時記憶手段1190のフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオフにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1502でNoの場合にも、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図15は、図5におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1622の処理を行うことなく、ステップ1624に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1194に記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222を駆動して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を開放し、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)に所定時間(例えば30秒)をセットし、ステップ1624に移行する。次に、ステップ1624で、情報送信制御手段1300は、現在の特別遊技中に係る遊技状態コマンド(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットして、ステップ1626に移行する。
次に、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して大入賞口開放に係る所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1628でYesの場合にも、ステップ1630に移行し、ステップ1628でNoの場合には、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222の駆動を停止して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して、当該ラウンドが最終ラウンドであるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を終了する旨の情報(特別遊技終了表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。そして、ステップ9000で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、図16は、図15におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技確変フラグをオンにする(即ち、本実施形態においては、特別遊技終了後には必ず確率変動遊技状態へ移行するよう構成されている)。次に、ステップ9004で、特定遊技制御手段1180は、ステップ1410−40にて特定遊技関連情報一時記憶手段1195内に一時記憶された大当り時遊技状態情報(特に、「時短遊技状態種別」)を確認する。次に、ステップ9010で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果が「種別0」であるか否か、換言すれば、ステップ1410−40の実行時において非時間短縮遊技状態であったか否かを判定する。ステップ9010でYesの場合、ステップ9012で、特定遊技制御手段1180は、大当り時に停止表示された大当り図柄を確認する。次に、ステップ9016で、特定遊技制御手段1180は、当該確認した大当り図柄が潜伏確変大当り図柄(本例では、「1A」図柄)であるか否かを判定する。ステップ9016でYesの場合、ステップ9018で、特定遊技制御手段1180は、ステップ1410−40にて特定遊技関連情報一時記憶手段1195内に一時記憶された大当り時遊技状態情報(特に、主遊技確変フラグ状態)を確認する。次に、ステップ9020で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき主遊技確変フラグがオフ状態であったか否か、換言すれば、ステップ1410−40の実行時において非確率変動遊技状態であったか否かを判定する。ステップ9020でYesの場合、ステップ9022で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時短遊技状態種別」に「種別0」をセットし、ステップ9050に移行する。
他方、ステップ9016でNoの場合、ステップ9024で、特定遊技制御手段1180は、大当り時に停止表示された大当り図柄が低利益大当り図柄(本例では、「5A、1B」図柄)であるか否かを判定する。ステップ9024でYesの場合、ステップ9026で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時短遊技状態種別」に「種別1」をセットする。次に、ステップ9040で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ9042で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の補助遊技時短フラグをオンにし、ステップ9050に移行する。
他方、ステップ9010でNoの場合、換言すれば、大当り時に停止表示された大当り図柄が高利益大当り図柄(本例では、「7A、5B、7B」図柄)である場合、ステップ9032で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195内の「時短遊技状態種別」に「種別2」をセットする。次に、ステップ9034で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1183aに所定値(例えば、100)をセットし、ステップ9040に移行する。
そして、ステップ9050で、情報送信制御手段1300は、特別遊技終了時における遊技状態情報(特定遊技関連情報一時記憶手段1195内に一時記憶されている情報)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ9020でNoの場合には、ステップ9026に移行し、ステップ9024でNoの場合には、ステップ9032に移行する。尚、以上のように構成した場合、主制御装置1000側の遊技状態に関する状態遷移について、従来のぱちんこ遊技機にはない状態遷移が可能となるが、この点については後述する。尚、本例では、主遊技図柄の当否抽選実行時において時間短縮遊技状態である状況下(本例では、「時短遊技状態種別」が「種別0」でない場合)にて当選した場合、当該当選に係る特別遊技の終了後には時間短縮遊技状態(本例では、「時短遊技状態種別」が「種別2」)へ移行するよう構成されているが、これには限定されない。例えば、主遊技図柄の当否抽選実行時において確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態(いわゆる潜伏確変状態)である状況下にて当選した場合において、当該当選に係る特別遊技の終了後には時間短縮遊技状態へ移行するよう構成してもよく、その場合には、<移行処理方式1>潜伏確変状態中に有利益大当り(本例でいう低利益大当り図柄又は高利益大当り図柄での大当り)にて当選した場合の当該当選に係る特別遊技の終了後には回数制限無し時間短縮遊技状態(本例では、「時短遊技状態種別」が「種別1」)へ移行する、<移行処理方式2>潜伏確変状態中に有利益大当り(本例でいう低利益大当り図柄又は高利益大当り図柄での大当り)にて当選した場合の当該当選に係る特別遊技の終了後には回数制限有り時間短縮遊技状態(本例では、「時短遊技状態種別」が「種別2」)へ移行する、<移行処理方式3>潜伏確変状態中に潜伏確変大当り(本例でいう潜伏確変大当り図柄での大当り)にて当選した場合の当該当選に係る特別遊技の終了後には回数制限無し時間短縮遊技状態(本例では、「時短遊技状態種別」が「種別1」)へ移行する、<移行処理方式4>潜伏確変状態中に潜伏確変大当り(本例でいう潜伏確変大当り図柄での大当り)にて当選した場合の当該当選に係る特別遊技の終了後には回数制限有り時間短縮遊技状態(本例では、「時短遊技状態種別」が「種別2」)へ移行する、といったいずれの移行処理方式を採用するよう構成してもよい。
次に、図17〜図22を参照して、サブメイン制御部2320側で実行される制御処理を説明する。まず、図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御基板2000側(特に、サブメイン制御部2320側)のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時等のリセット後に実行されるサブ基板側での処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、サブメイン制御部2320の繰り返し処理ルーチンであるステップ5000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ5000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ5600で、演出表示制御手段2320は、後述する保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ5700で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ5800で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6000で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技関連表示制御処理を実行する。次に、ステップ6200で、演出表示制御手段2320は、後述する遊技状態報知制御処理を実行する。次に、ステップ7000で、演出表示制御手段2320は、表示コマンド送信制御処理(前述した各処理でセットされたコマンドをサブサブ制御部側に送信する)を実行し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。
以上のように、サブメイン制御部は、リセット後、サブメイン側ルーチン(S5000〜S7000)をループ処理する形態を採用している。また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部2320の割り込み処理であり、前述した主制御基板1000のSTB信号線からの信号がサブメイン制御部2320のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に接続されていた場合における処理フロー(ステップ4700)である。即ち、サブメイン制御部2320のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ4800で、サブメイン制御部2320は、主制御装置1000側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ4900で、サブメイン制御部2320は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部2320側のRAM(本例では、メイン側情報一時記憶手段2321a)に、主制御装置1000側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。
次に、図18は、図17におけるステップ5600のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。まず、ステップ5602で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな保留発生コマンド(第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄に係る保留情報)を受信したか否かを判定する。ステップ5602でYesの場合、ステップ5604で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ(本例では、第1主遊技用が最大4個、第2主遊技用が最大4個)に「1」を加算する。次に、ステップ5606で、装図保留情報表示制御手段2323は、主制御装置1000側から送信された保留発生コマンドに基づき、保留情報(特に、主遊技図柄抽選に係る乱数値)を、装図保留情報一時記憶手段2323aに一時記憶し、ステップ5620に移行する。他方、ステップ5602でNoの場合、ステップ5610で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から図柄変動表示開始指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ5610でYesの場合、ステップ5612で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタから「1」を減算する。次に、ステップ5614で、装図保留情報表示制御手段2323は、当該図柄変動に係る保留情報を、装図保留情報一時記憶手段2323aから削除すると共に、残りの保留情報をシフトする。次に、ステップ5616で、演出表示制御手段2320は、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグ領域にアクセスし、図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ5620に移行する。次に、ステップ5620で、装図保留情報表示制御手段2323は、演出表示手段2310を駆使して演出表示装置2140上(特に、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312b)に、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示ランプを点灯表示し、次の処理(ステップ5700の装飾図柄表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ5610でNoの場合には、ステップ5620に移行する。
次に、図19は、図17におけるステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ5702で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5702でYesの場合、ステップ5704で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリア内の図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ5706で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る変動態様)を確認する。次に、ステップ5708で、装図表示内容決定手段2322aは、当該確認結果が変動態様「SP」でないか否かを判定する。ステップ5708でYesの場合、ステップ5710で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様)に基づき、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1を参照して、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定し装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶する。ここで、装飾図柄の停止図柄としては、大当り(本例では、1A・1B・5A・5B・7A・7B)の場合には3つの図柄が揃い、ハズレの場合には3つの図柄が揃わないことを例示することができる。また、装飾図柄の変動態様としては、非リーチ・ノーマルリーチ・スーパーリーチ等のリーチ種別を決定することを例示することができる。次に、ステップ5714で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。尚、ステップ5702でNoの場合にも、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。他方、ステップ5708でNoの場合、ステップ5712で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様)に基づき、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1を参照して、装飾図柄の停止図柄及び特殊変動態様(例えば、当該図柄変動後にて、大当りが発生せず確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態が終了するか、或いは、大当りが発生するか、のいずれかが予定されている旨を報知する態様)を決定し装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶して、ステップ5714に移行する。
次に、図20は、図17におけるステップ5800のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ5802で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5802でYesの場合、ステップ5804で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ5806で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ5809で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dをスタートし、ステップ5810に移行する。尚、ステップ5802でNoの場合にも、ステップ5810に移行する。
次に、ステップ5810で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5810でYesの場合、ステップ5812で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の変動開始タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5812でYesの場合、ステップ5814で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の変動表示コマンドをセットし、ステップ5830に移行する。他方、ステップ5812でNoの場合、ステップ5816で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の停止表示タイミング(仮停止表示タイミング又は確定表示タイミング)に到達したか否かを判定する。ステップ5816でYesの場合、ステップ5818で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の停止表示コマンド(仮停止表示コマンド又は確定表示コマンド)をセットし、ステップ5830に移行する。他方、ステップ5816でNoの場合、ステップ5820で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、予告画像やリーチ画像の表示タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5820でYesの場合、ステップ5822で、装飾図柄表示制御手段2322は、当該予告画像やリーチ画像に係る画像表示コマンドをセットし、ステップ5830に移行する。尚、ステップ5820でNoの場合には、ステップ5830に移行する。
次に、ステップ5830で、装飾図柄表示制御手段2322は、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する(例えば、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄が停止表示される旨の情報を受信したか否かを判定する)。ステップ5830でYesの場合、ステップ5838で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dを停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ5840で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6000の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ5810又はステップ5830でNoの場合にも、次の処理(ステップ6000の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図21は、図17におけるステップ6000のサブルーチンに係る、特別遊技関連表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6002で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6002でYesの場合、ステップ6004で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技開始表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6004でYesの場合、ステップ6006及びステップ6008で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置2140上で大当り開始表示を行い(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)、ステップ6012に移行する。尚、ステップ6002でNoの場合にも、ステップ6012に移行する。
次に、ステップ6012で、演出表示制御手段2320は、メイン側から逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置2140上にてラウンド数と入賞個数を逐次表示する(遊技性や大当りの種類等に基づき、必要に応じて適宜実行すればよい)。次に、ステップ6014で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技終了表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6014でYesの場合、ステップ6016で、演出表示制御手段2320は、演出表示装置2140上で、大当り終了表示を行う(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ6018で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6200の遊技状態報知制御処理)に移行する。尚、ステップ6004又はステップ6014でNoの場合にも、次の処理(ステップ6200の遊技状態報知制御処理)に移行する。
次に、図22は、図17におけるステップ6200のサブルーチンに係る、遊技状態報知制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6202で、遊技状態報知制御手段2325は、特別遊技が終了したか否かを判定する(例えば、演出一般情報一時記憶手段2324内の特別遊技中フラグがオンからオフに変化したか否かを判定する)。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、遊技状態報知制御手段2325は、主制御装置1000側(メイン側)から送信された特別遊技終了時における遊技状態情報(特に、「時短遊技状態種別」)を確認する。次に、ステップ6206で、遊技状態報知制御手段2325は、当該確認結果が「種別0」であるか否かを判定する。ステップ6206でYesの場合、ステップ6208で、遊技状態報知制御手段2325は、サブサブ制御部2310を駆使して、非時間短縮遊技状態へ移行した旨を報知し(以降図柄変動実行時にて、確率変動遊技状態に滞在している可能性を報知又は示唆するよう構成してもよい)、ステップ6220に移行する。他方、ステップ6206でNoの場合、ステップ6210で、遊技状態報知制御手段2325は、当該確認結果が「種別1」であるか否かを判定する。ステップ6210でYesの場合、ステップ6212で、遊技状態報知制御手段2325は、サブサブ制御部2310を駆使して、回数制限無し時間短縮遊技状態(且つ確率変動遊技状態)へ移行した旨を報知し、ステップ6220に移行する。他方、ステップ6210でNoの場合(当該確認結果が「種別2」である場合)、ステップ6214で、遊技状態報知制御手段2325は、サブサブ制御部2310を駆使して、回数制限有り時間短縮遊技状態(且つ確率変動遊技状態)へ移行した旨を報知し(以降図柄変動実行時にて、時間短縮遊技状態の継続残り回数を報知するよう構成してもよい)、ステップ6220に移行する。尚、ステップ6202でNoの場合には、ステップ6220に移行する。
次に、ステップ6220で、遊技状態報知制御手段2325は、新たな図柄変動が終了したか否かを判定する(例えば、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグがオンからオフに変化したか否かを判定する)。ステップ6220でYesの場合、ステップ6222で、遊技状態報知制御手段2325は、主制御装置1000側(メイン側)から送信された図柄変動終了時における遊技状態情報(特に、「時短遊技状態種別」)を確認する。次に、ステップ6224で、遊技状態報知制御手段2325は、当該確認結果に基づき、前回図柄変動終了時の「時短遊技状態種別」と今回図柄変動終了時の「時短遊技状態種別」とを比較し、「種別2」から「種別1」に変化したか否かを判定する。ステップ6224でYesの場合、ステップ6226で、遊技状態報知制御手段2325は、回数制限無し時間短縮遊技状態(且つ確率変動遊技状態)へ移行した旨を報知し、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。他方、ステップ6224でNoの場合、ステップ6228で、遊技状態報知制御手段2325は、前回図柄変動終了時の「時短遊技状態種別」と今回図柄変動終了時の「時短遊技状態種別」とを比較し、「種別1又は2」から「種別0」に変化したか否かを判定する。ステップ6228でYesの場合、ステップ6230で、遊技状態報知制御手段2325は、非時間短縮遊技状態(且つ非確率変動遊技状態)へ移行した旨を報知し(但し、大当り発生時には報知の必要性がないため非報知とする)、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。尚、ステップ6220でNoの場合には、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
<作用>
以上のように構成することで、本実施形態に係るぱちんこ遊技機においては、主制御装置1000側の遊技状態に関する状態遷移について、従来のぱちんこ遊技機にはない状態遷移が可能となる。この点について、図23の作用図(状態遷移図)を参照しながら順に説明することとするが、同図は、主制御装置1000側の遊技状態として、特に非特別遊技時における(特別遊技状態やエラー状態といった特殊な遊技状態を除く)遊技状態の状態遷移を図示したものである。また、同図(及び以下の説明)において、確率変動遊技状態とは、主遊技図柄の当選確率が非確率変動遊技状態よりも相対的に高確率となる遊技状態のことであり、時間短縮遊技状態とは、主遊技図柄の変動時間(平均時間)が非時間短縮遊技状態よりも短時間となる遊技状態、且つ、単位期間(例えば、5分間)あたりにおける第2主遊技始動口電動役物2112の開放期間が占める割合が非時間短縮遊技状態よりも増大する(開放延長となる)遊技状態のことである。尚、前述したように、時間短縮遊技状態として、主遊技時短フラグのフラグ状態(主遊技図柄の変動時間の長短に係る状態)及び補助遊技時短フラグのフラグ状態(第2主遊技始動口電動役物2112の開放容易性に係る状態)の双方を区別することなく定義しているが(双方のフラグ状態が連動するよう構成されているが)、一般的には、時間短縮遊技状態とは、いわゆる普通図柄時短状態である状況下であり、例えば、始動口(本例でいう第2主遊技始動口2110)に可変部材(本例でいう第2主遊技始動口電動役物2112)が取り付けられている場合では、可変部材の開放期間が長い{本例でいう補助遊技時短フラグがオンである場合に開放時間が長時間となる状態(或いは、開放時間が抽選によって決定される場合や開閉を複数繰り返す場合には開放時間の平均時間が長時間となる状態)であり、一例としてはステップ1232にて示される制御処理を参照}、可変部材の開放契機となる普通図柄(補助遊技図柄)の当選確率が高い(本例でいう補助遊技時短フラグがオンである場合に高確率で当選図柄が選択される状態であり、一例としてはステップ1216にて示される制御処理を参照)、可変部材の開放契機となる普通図柄(補助遊技図柄)の変動時間が短い{本例でいう補助遊技時短フラグがオンである場合に補助遊技図柄の変動時間が短時間となる状態(或いは、変動時間が抽選によって決定される場合には変動時間の平均時間が短時間となる状態)であり、一例としてはステップ1216にて示される制御処理を参照}、等の任意の一又は複数の組合せによって実現される状態であることを補足しておく。
まず、本実施形態のように構成した場合、非特別遊技時における遊技状態としては、5種類の異なる遊技状態(以下、「遊技状態0−1」、「遊技状態0−2」、「遊技状態1」、「遊技状態2−1」、「遊技状態2−2」とする)が構築されることとなる。より具体的には、「遊技状態0−1」とは「非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態」であり、「遊技状態0−2」とは「非時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態」であり、「遊技状態1」とは「回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態」であり、「遊技状態2−1」とは「回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態」であり、「遊技状態2−2」とは「回数制限有り時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態」である。そして、夫々の遊技状態滞在時において、夫々の遊技状態にて設定されている遊技状態の移行条件を充足した場合には、他の遊技状態へと移行することとなる。以下、各遊技状態滞在時における遊技状態の移行条件及び移行先について順に説明していくこととする。
(「遊技状態0−1」滞在時)
次に、「遊技状態0−1」滞在時においては、「特別遊技終了後」が遊技状態の移行条件となる。そして、特別遊技開始時における大当り図柄の種類が潜伏確変大当り図柄(本例では、「1A」図柄)である場合には「遊技状態0−2」が移行先となり、特別遊技開始時における大当り図柄の種類が低利益大当り図柄(本例では、「5A、1B」図柄)である場合には「遊技状態1」が移行先となり、特別遊技開始時における大当り図柄の種類が高利益大当り図柄(本例では、「7A、5B、7B」図柄)である場合には「遊技状態2−1」が移行先となる。尚、潜伏確変大当り図柄及び高利益大当り図柄を設けないよう構成してもよく、そのように構成した場合には、「遊技状態1」のみが移行先となる。
(「遊技状態0−2」滞在時)
次に、「遊技状態0−2」滞在時においては、「特別遊技終了後」又は「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」が遊技状態の移行条件となる。そして、「特別遊技終了後」を移行条件とする場合には、特別遊技開始時における大当り図柄の種類が潜伏確変大当り図柄(本例では、「1A」図柄)又は低利益大当り図柄(本例では、「5A、1B」図柄)である場合には「遊技状態1」が移行先となり、特別遊技開始時における大当り図柄の種類が高利益大当り図柄(本例では、「7A、5B、7B」図柄)である場合には「遊技状態2−1」が移行先となる。また、「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」を移行条件とする場合には、「遊技状態0−1」が移行先となるが、大当り抽選のみに当選した場合には、特別遊技終了後において「遊技状態0−1」ではなく「遊技状態0−2」から移行先が決定されることとなる。尚、高利益大当り図柄を設けないよう構成してもよく、そのように構成した場合には、「遊技状態1」のみが移行先となる。
(「遊技状態1」滞在時)
次に、「遊技状態1」滞在時においては、「特別遊技終了後」又は「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」が遊技状態の移行条件となる。そして、「特別遊技終了後」を移行条件とする場合には、特別遊技開始時における大当り図柄の種類に拘わらず、「遊技状態2−1」が移行先となる。また、「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」を移行条件とする場合には、「遊技状態0−1」が移行先となるが、大当り抽選のみに当選した場合には、特別遊技終了後において「遊技状態0−1」ではなく「遊技状態1」から移行先が決定されることとなる。
(「遊技状態2−1」滞在時)
次に、「遊技状態2−1」滞在時においては、「特別遊技終了後」、「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」又は「図柄変動終了時、回数制限(本例では、特別遊技終了後から起算した図柄変動回数が100回)に到達した場合」が遊技状態の移行条件となる。そして、「特別遊技終了後」を移行条件とする場合には、特別遊技開始時における大当り図柄の種類に拘わらず、「遊技状態2−1」が移行先となる。また、「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」を移行条件とする場合には、「遊技状態2−2」が移行先となる。また、「図柄変動終了時、回数制限(本例では、特別遊技終了後から起算した図柄変動回数が100回)に到達した場合」には、「遊技状態1」が移行先となる。尚、「遊技状態2−1」滞在時において大当り抽選に当選した場合には、他の移行条件の充足可否に拘わらず、「遊技状態2−1」が移行先となる(即ち、ループする)ことを補足しておく。
(「遊技状態2−2」滞在時)
次に、「遊技状態2−2」滞在時においては、「特別遊技終了後」又は「図柄変動終了時、回数制限(本例では、特別遊技終了後から起算した図柄変動回数が100回)に到達した場合」が遊技状態の移行条件となる。そして、「特別遊技終了後」を移行条件とする場合には、特別遊技開始時における大当り図柄の種類に拘わらず、「遊技状態2−1」が移行先となる。また、「図柄変動終了時、回数制限(本例では、特別遊技終了後から起算した図柄変動回数が100回)に到達した場合」には、「遊技状態0−1」が移行先となるが、当該条件充足時に特別遊技が発生した場合には、特別遊技終了後において「遊技状態0−1」ではなく「遊技状態2−2」から移行先が決定されることとなる。
<まとめ>
以上のような作用となる結果、本実施形態に係るぱちんこ遊技機によれば、遊技者にとって不利な遊技状態である「遊技状態0−1」(非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)滞在時において特別遊技を発生させることで、当該特別遊技終了後には遊技者にとって有利な遊技状態への移行準備状態である「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行し、「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)滞在時において転落抽選に当選するより前に特別遊技を発生させることで、当該特別遊技終了後には遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行する、との遊技フローが構築されることとなる。また、「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)滞在時において「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」には、図柄変動開始時において時間短縮遊技状態から非時間短縮遊技状態へ移行する、換言すれば、主遊技図柄の変動時間が長期間となり易く且つ第2主遊技始動口電動役物2112は開放延長とならない状況となる。よって、遊技者にとっては、遊技者にとって有利な遊技状態への移行準備状態である「遊技状態1」滞在時(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)において当該状況となった時点が勝負どころであり、外観上において以降の図柄変動結果のみによって、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)への移行可否が認識可能となるという、従来のぱちんこ遊技機では創出し得なかった遊技性を実現することができるのである。
また、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)滞在時において、当該回数制限に到達した場合には、遊技者にとって不利な遊技状態である「遊技状態0−1」(非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)ではなく、遊技者にとって有利な遊技状態への移行準備状態である「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行する、との遊技フローが構築されることとなる。よって、遊技者にとっては、当該回数制限に到達した場合であっても「遊技状態2−1」への移行機会が再度与えられ得るという、従来のぱちんこ遊技機では創出し得なかった遊技性を実現することができるのである。
また、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)滞在時において、図柄変動開始時であって転落抽選に当選した場合には、遊技者にとって不利な遊技状態である「遊技状態0−1」(非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)ではなく、一旦、遊技者にとって有利な遊技状態が維持される「遊技状態2−2」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)へ移行するため、転落抽選に当選してしまったことへの遊技者のインパクト(非確率変動遊技状態へ移行してしまったことへの不満足感や遊技続行の意思低下)を低減することができるのである。
また、遊技者にとって有利な遊技状態への移行準備状態である「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)滞在時において、「図柄変動開始時であって転落抽選及び/又は大当り抽選に当選した場合」には、図柄変動開始時において時間短縮遊技状態から非時間短縮遊技状態へ移行するよう制御するに際し、ステップ1410−42で、主遊技確変フラグをオフにする処理を実行するよう構成した場合には、結果的に、主遊技確変フラグがオフとなったことを契機として、主遊技時短フラグ及び補助遊技時短フラグがオフになり得るよう構成することが可能となる。即ち、主遊技確変フラグ、主遊技時短フラグ及び補助遊技時短フラグのすべてのフラグ状態が連動して変化し得るよう構成することが可能となるため、画一化された制御処理にて遊技フローを構築することができることとなる。
また、遊技者にとって不利な遊技状態である「遊技状態0−1」(非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)滞在時において特別遊技が発生した場合、当該特別遊技終了後には遊技者にとって有利な遊技状態への移行準備状態である「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ必ず移行するよう構成することが可能となるため、特別遊技終了後において時間短縮遊技状態が付与されないことに対する遊技者の不満を一掃することができることとなる。また、遊技者にとって不利な遊技状態である「遊技状態0−1」(非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)滞在時において特別遊技が発生した場合、当該特別遊技開始時において停止表示された大当り図柄の種類からは、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)への移行可否を推測不能であるため、遊技の興趣性を向上させることができるのである。また、遊技者にとって有利な遊技状態への移行準備状態である「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)滞在時であって、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行する、との遊技フローにおいて、主遊技図柄の変動時間が長期間となり易く且つ第2主遊技始動口電動役物2112は開放延長とならない状況下で実行される1回の図柄変動結果(演出結果)のみによって、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)への移行可否が認識可能となるので、遊技者にとっては、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行するまでの行程を遠く感じることが無く(且つ自力達成感が増大し)、ストレスを抱かれてしまうことが無いことに加え、シームレスな演出展開が可能になる(例えば、「遊技状態1」において、敵キャラクタとのバトル演出を実行するよう構成した場合、主遊技図柄の変動時間が長期間となり易く且つ第2主遊技始動口電動役物2112は開放延長とならない状況下で実行される図柄変動時の演出として、バトルに勝利するか否かを表現し、「遊技状態2−1」へ移行する場合にはバトルに勝利する一方「遊技状態0−1」へ移行する場合にはバトルに敗北する演出を実行する。そして、「遊技状態2−1」へ移行後は連荘モードである旨を報知する背景画像に切り替えることを例示することができ、このような演出の流れにおいて、従来の特別遊技中に実行されるバトル演出とは異なり出来レース感がなくなる)。また、これら遊技フローにおいて、遊技状態の移行先は、あくまでも内部処理によって決定されるため、従来のぱちんこ遊技機(特に、遊技球の動きによって遊技状態の移行先が決定される、いわゆる球確タイプの遊技機)と比較して、不正行為(ゴト行為)に対する配慮が不要となるといった効果をも奏する。尚、バトル演出としては他にも、「図柄変動時間が短いほど(ラウンド数が多い)大当りの可能性が高くなる」、或いは、「図柄変動時間が長いほど大当りの可能性が短くなる又は大当りが発生したとしてもラウンド数が少ない」といった演出態様を挙げることができる(例えば、1stバトル:敵キャラクタに勝利すれば16R大当り確定、引き分けは2ndバトルへ持ち越し、2ndバトル:敵キャラクタに勝利すれば16R又は4R大当り確定、引き分けは3rdバトルへ持ち越し、3rdバトル:敵キャラクタに勝利すれば4R大当り確定、引き分けは無く敵キャラクタに敗北すれば大当りせずに非確率変動遊技状態へ移行、といった演出態様を例示できる)。
また、遊技者にとって不利な遊技状態である「遊技状態0−1」(非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)滞在時において特別遊技が発生した場合、特別遊技開始時における大当り図柄の種類に応じて、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ直接的に移行させることができるため、いわゆる直撃ルートを設けることも可能となり、遊技の興趣性を更に高めることができるのである。また、同様に、遊技者にとって不利な遊技状態である「遊技状態0−1」(非時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)滞在時において特別遊技が発生した場合、特別遊技開始時における大当り図柄の種類に応じて、いわゆる潜伏確変状態となる「遊技状態0−2」(非時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行させることも可能となり、遊技の興趣性を更に高めることができるのである。
また、遊技者にとって有利な遊技状態への移行準備状態である「遊技状態1」(回数制限無し時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)滞在時であって、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行する、との遊技フローにおいて、主遊技図柄の変動時間が長期間となり易く且つ第2主遊技始動口電動役物2112は開放延長とならない状況下で実行される1回の図柄変動時においては、当該図柄変動時の当否抽選結果に拘わらず同一の変動態様(変動時間)、或いは、当否抽選結果に応じて類似する変動態様(変動時間)を決定可能に構成されているため、当該図柄変動結果(演出結果)を事前に推測することが困難となる結果、当該図柄変動(演出)の興趣性を更に高めることができるのである。また、前述したバトル演出を実装するに際しては、演出尺を調整するための余剰な制御処理や変動態様を設ける必要がなくなるため、当該実装が容易となるという効果をも奏する。
<変更例1>
尚、本実施形態においては、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行した場合、時間短縮遊技状態の継続回数として、一律の回数(本例では、特別遊技終了後からの図柄変動回数が100回)がセットされるよう構成されているが、これには限定されず、複数種類の継続回数候補の内から一の回数を選択してセットするよう構成してもよい。また、このように構成する場合には、複数種類の継続回数候補が存在する点を活用し、これまでのぱちんこ遊技機にはない演出方法が可能となる。そこで、このような構成の一例を、本実施形態からの変更例(変更例1)とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
次に、図24は、本実施形態からの変更例1における、図16のステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ9034(変1)についてであり、その目的は、特別遊技終了後において、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行した場合、時間短縮遊技状態の継続回数として、複数種類の継続回数候補の内から一の回数を選択してセットするよう構成することである。即ち、ステップ9034(変1)で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1183aに、複数種類の継続回数候補(例えば、20、30、40、50、60、70、80、90、100等)の内から選択された一の値をセットする。ここで、当該選択するための方法には特に限定されないが、例えば、特別遊技開始時に停止表示された大当り図柄の種類に基づき決定する(例えば、大当り図柄「5B−1、5B−2、5B−3、・・・、7B−1、7B−2、7B−3」を選択可能に設け、「5B−1=20(回)、5B−2=30(回)、5B−3=40(回)、・・・、7B−1=80(回)、7B−2=90(回)、7B−3=100(回)」といったように対応づける)、或いは、適当な始動口への入球に基づき取得された乱数値に応じて選択可能とする、等を挙げることができる。
次に、図25は、本実施形態からの変更例1における、図22のステップ6200のサブルーチンに係る、遊技状態報知制御処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ6240(変1)〜ステップ6262(変1)についてであり、その目的は、時間短縮遊技状態が継続し得る(又は継続することが確定的となる)回数(以下、継続保証回数と呼ぶことがある)について、保留の数、当該保留消化時に予定されている転落抽選の事前判定結果と当否抽選の事前判定結果等に基づき報知可能に構成することである。即ち、特別遊技終了後において、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行した場合の処理として、ステップ6240(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、主制御装置1000側(メイン側)から送信された時間短縮遊技状態の継続回数(例えば、時短回数カウンタ1183aのカウンタ値)を、演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値としてセットする。次に、ステップ6242(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値以下となる任意の値を決定(例えば、RC値以下であって時間短縮遊技状態の継続回数候補となるいずれかの値を選択)して、演出一般情報一時記憶手段2324内の表示時短回数カウンタFC値としてセットする。そして、ステップ6244(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、サブサブ制御部2310を駆使して、演出一般情報一時記憶手段2324内の表示時短回数カウンタFC値を、時間短縮遊技状態の継続残り回数として報知する(例えば、演出表示装置2140上にて表示する。但し、表示するよう構成するに際しては、FC値=0の場合には非表示としてもよい)。このように構成することで、特別遊技終了後において、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行した場合には、継続保証回数として実際の継続回数以下となる偽りの情報が(以下、フェイク回数と呼ぶことがある)遊技者に報知され得ることとなる。
次に、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行した後、新たな図柄変動が終了した場合の処理として、ステップ6246(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値及び演出一般情報一時記憶手段2324内の表示時短回数カウンタFC値を、夫々1減算(デクリメント)する。次に、ステップ6248(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、演出一般情報一時記憶手段2324内の表示時短回数カウンタFC値がゼロであるか否か、換言すれば、フェイク回数分だけ時間短縮遊技状態が継続したか否かを判定する。ステップ6248(変1)でYesの場合、ステップ6250(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ値を確認し、現時点での保留個数HC値を取得する。次に、ステップ6252(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値が保留個数HC値以上であるか否か、換言すれば、現時点での保留個数分の図柄変動が終了したとしても遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)又は遊技者にとって有利な遊技状態が維持される「遊技状態2−2」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ非確率変動遊技状態)に滞在していることが確定的であるか否かを判定する。ステップ6252(変1)でYesの場合、ステップ6254(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、保留個数HC値以下の値又は保留個数HC値超過且つ演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値以下となる任意の値を表示加算値として決定する。次に、ステップ6262(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、当該決定した表示加算値を、演出一般情報一時記憶手段2324内の表示時短回数カウンタFC値にセットし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ6252(変1)でNoの場合、ステップ6256(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、現時点での保留個数分の図柄変動が終了するまで、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)が継続しているか否かを確認する、より具体的には、当該保留個数分の保留情報に基づき、転落抽選及び/又は当否抽選(或いは、少なくとも転落抽選)の結果が当選となる保留が存在していないか否かを事前判定する。次に、ステップ6258(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、当該確認結果(事前判定結果)に基づき、現時点での保留個数分の図柄変動が終了するまで、「遊技状態2−1」が継続するか否かを判定する。ステップ6258(変1)でYesの場合、ステップ6260(変1)で、遊技状態報知制御手段2325は、保留個数HC値以下となる任意の値を表示加算値として決定し、ステップ6262(変1)に移行する。尚、ステップ6258(変1)でNoの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。また、本例では、ステップ6248(変1)でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰するよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、実時短回数カウンタRC値と表示時短回数カウンタFC値との差分となる回数分を表示加算値として決定するよう構成してもよい。
以上のように変更することで、本実施形態からの変更例1においては、特別遊技終了後において、遊技者にとって有利な遊技状態である「遊技状態2−1」(回数制限有り時間短縮遊技状態且つ確率変動遊技状態)へ移行した場合には、継続保証回数として実際の継続回数以下となる偽りの情報がフェイク回数として遊技者に報知可能となると共に、当該フェイク回数分だけ時間短縮遊技状態が継続した後は、(主に、実際の継続回数分だけ時間短縮遊技状態が継続した後においては)現在の保留個数以下となる値が継続保証回数として報知され得るのみならず、(実際の継続回数分だけ時間短縮遊技状態が継続する前においては)現在の保留個数超過となる値をも継続保証回数として報知され得ることとなる結果、遊技者にとっては、遊技者にとって有利な遊技状態が終了したか否かの境目が曖昧となり、時間短縮遊技状態が継続することへの期待感を抱き続けることができる点において、遊技(演出)の興趣性が高まることとなる。尚、このような効果を最大限に発揮させるためには、ステップ6254(変1)において、保留個数HC値以下の値又は保留個数HC値超過且つ演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値以下となる任意の値を表示加算値として決定するに際し、実際の継続回数の残り回数に基づいていずれの値を表示加算値とするかを決定するよう構成しておくことが好適となる。より具体的には、(具体例1)実際の継続回数の残り回数が多い場合には、保留個数HC値超過且つ演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値以下となる任意の値が選択され易く、実際の継続回数の残り回数が少ない場合には、保留個数HC値以下の値)が選択され易い、(具体例2)実際の継続回数の残り回数が時間短縮遊技状態の継続回数候補(例えば、10、20、・・・、100)のいずれかに近似するほど(例えば、双方の差分が1〜3)、保留個数HC値超過且つ演出一般情報一時記憶手段2324内の実時短回数カウンタRC値以下となる任意の値が選択され易く、そうでない場合には(例えば、双方の差分が4〜6)、保留個数HC値以下の値)が選択され易い、等を挙げることができる。
1000 主制御装置、1100 遊技制御手段
1110 入球判定手段、1111 第1主遊技始動口入球判定手段
1112 第2主遊技始動口入球判定手段、1113 補助遊技入球口入球判定手段
1120 乱数取得判定実行手段、1121 第1主遊技乱数取得判定実行手段
1122 第2主遊技乱数取得判定実行手段、1123 補助遊技乱数取得判定実行手段
1130 保留制御手段、1131 第1主遊技図柄保留手段
1131a 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1132 第2主遊技図柄保留手段
1132a 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1133 補助遊技図柄保留手段
1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段、1135 当否抽選手段
1135a 特別遊技移行決定手段、1135b 当否抽選用テーブル
1135b−1 第1主遊技用当否抽選テーブル、1135b−3 第2主遊技用当否抽選テーブル
1138 図柄変動開始条件充足判定手段、1140 図柄内容決定手段
1141 第1主遊技内容決定手段、1141a 第1主遊技内容決定用抽選テーブル
1142 第2主遊技内容決定手段、1142a 第2主遊技内容決定用抽選テーブル
1143 補助遊技内容決定手段、1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル
1150 表示制御手段、1151 第1主遊技図柄制御手段
1151a 第1主遊技図柄変動時間管理手段、1151a−1 第1主遊技図柄変動管理用タイマ
1152 第2主遊技図柄制御手段、1152a 第2主遊技図柄変動時間管理手段
1152a−1 第2主遊技図柄変動管理用タイマ、1154 主遊技図柄保留解除制御手段
1153 補助遊技図柄制御手段、1153a 補助遊技図柄変動時間管理手段
1153a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ、1160 電動役物開閉制御手段
1161 電動役物開閉条件判定手段、1162 開放タイマ
1170 特別遊技制御手段、1171 条件判定手段
1172 特別遊技内容決定手段、1172a 特別遊技内容参照テーブル
1173 特別遊技実行手段、1174 特別遊技時間管理手段
1174a 特別遊技用タイマ、1180 特定遊技制御手段
1181 確率変動遊技状態終了制御手段、1181a 転落抽選用当否判定テーブル
1182 時間短縮遊技状態第1終了制御手段、1183 時間短縮遊技状態第2終了制御手段
1183a 時短回数カウンタ
1190 遊技状態一時記憶手段、1191 第1主遊技状態一時記憶手段
1191a 第1フラグ一時記憶手段、1191b 第1主遊技図柄情報一時記憶手段
1192 第2主遊技状態一時記憶手段、1192a 第2フラグ一時記憶手段
1192b 第2主遊技図柄情報一時記憶手段、1193 補助遊技状態一時記憶手段
1193a 補助遊技関連情報一時記憶手段、1193b 補助遊技図柄情報一時記憶手段
1194 特別遊技関連情報一時記憶手段、1195 特定遊技関連情報一時記憶手段
1300 情報送信制御手段、1301 コマンド送信用バッファ
1400 賞球払出決定手段
2000 遊技周辺機器
2210 第1主遊技始動口、2211 第1入球検出装置
2130 第1主遊技図柄表示装置、2131 第1主遊技図柄表示部
2132 第1主遊技図柄保留表示部、2110 第2主遊技始動口
2111 第2入球検出装置、2112 電動役物
2230 第2主遊技図柄表示装置、2231 第2主遊技図柄表示部
2232 第2主遊技図柄保留表示部、2120 第1大入賞口
2121 第1入賞検出装置、2122 第1電動役物
2220 第2大入賞口、2221 第2入賞検出装置
2222 第2電動役物、2410 補助遊技入球口
2411 入球検出装置、2420 補助遊技図柄表示装置
2421 補助遊技図柄表示部、2422 補助遊技図柄保留表示部
2320 演出表示制御手段(サブメイン制御基板)、2321 表示情報受信手段
2321a メイン側情報一時記憶手段、2322 装飾図柄表示制御手段
2322a 装図表示内容決定手段、2322a−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322c 装図表示関連情報一時記憶手段、2322d 装図変動時間管理タイマ
2323 装図保留情報表示制御手段、2323a 装図保留情報一時記憶手段
2324 演出一般情報一時記憶手段、2400 情報送受信制御手段
2325 遊技状態報知制御手段
2310 演出表示手段(サブサブ制御基板)、2450 副情報送受信制御手段
2313 画像表示制御手段、2311 装飾図柄表示領域
2312a 第1保留表示部、2312b 第2保留表示部
3000 賞球払出制御装置

Claims (1)

  1. 主遊技を実行する主遊技部と、
    主遊技をサポートする補助遊技を実行する補助遊技部と、
    遊技球が入球可能な主遊技用始動口と、
    遊技球が入球可能な補助遊技用始動口と、
    主遊技用始動口に取り付けられた、開放状態と閉鎖状態とに変位可能な部材であって、開放状態に変位した際には主遊技用始動口に遊技球が入球可能又は閉鎖状態と比較して入球容易となると共に、閉鎖状態に変位した際には主遊技用始動口に遊技球が入球不能又は開放状態と比較して入球困難となるよう構成されている可変部材と、
    開状態と閉状態とを採り得る可変入賞口と、
    主遊技用識別情報を表示可能な主遊技用識別情報表示部と、
    補助遊技用識別情報を表示可能な補助遊技用識別情報表示部と
    を備え、
    主遊技部は、
    主遊技用始動口への遊技球の入球に基づき、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段と、
    主遊技用当否判定条件を充足した場合、主遊技用乱数に基づき当否判定を実行する主遊技用当否判定手段と、
    主遊技用当否判定手段による当否判定結果に基づき主遊技用識別情報の停止識別情報を決定する手段であって、当該当否判定結果が当選である場合には停止識別情報として第一所定態様又は第二所定態様を決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    主遊技用識別情報表示内容決定手段により決定された内容に従い、主遊技用識別情報表示部で主遊技用識別情報を変動表示した後、主遊技用識別情報の停止識別情報を停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段と、
    主遊技用識別情報表示制御手段により第一所定態様又は第二所定態様が停止表示された場合、閉状態である可変入賞口を開状態とし得る特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記当否判定結果が所定確率で当選となる低確率当選状態と前記当否判定結果が当該所定確率よりも高確率で当選となる高確率当選状態とを有し、特別遊技の終了後には高確率当選状態へ移行させるよう制御する高確率当選状態移行制御手段と、
    高確率当選状態である状況下、主遊技用当否判定条件を充足した場合には主遊技用乱数に基づき低確率当選状態への移行当否判定を実行する高確率当選状態転落判定手段と、
    前記移行当否判定結果が当選である場合には低確率当選状態へ移行させるよう制御する低確率当選状態移行制御手段と
    を備え、
    補助遊技部は、
    補助遊技用始動口への遊技球の入球に基づき、補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段と、
    補助遊技用乱数取得手段が取得した補助遊技用乱数に基づき、補助遊技用識別情報の停止識別情報を決定する補助遊技用識別情報表示内容決定手段と、
    補助遊技用識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、補助遊技用識別情報表示部で補助遊技用識別情報を変動表示した後、補助遊技用識別情報の停止識別情報を停止表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段と、
    補助遊技用識別情報の停止識別情報として特定態様が停止表示された場合、可変部材を閉鎖状態から開放状態に変位させ得る易入球遊技を実行する易入球遊技実行手段と、
    単位時間あたりにおける易入球遊技の期待平均実行時間に係る遊技状態として、補助遊技低確率状態と補助遊技低確率状態よりも期待平均実行時間が長い遊技状態であって少なくとも補助遊技用識別情報の停止識別情報が特定態様となり易い補助遊技高確率状態とを有し、特別遊技の終了後には補助遊技高確率状態へ移行させ得るよう制御する易入球遊技状態移行制御手段と
    を備え、
    補助遊技高確率状態である状況下、主遊技用当否判定条件を充足した場合であって前記移行当否判定結果が当選である場合及び/又は前記当否判定結果が当選である場合には、主遊技用識別情報の変動表示開始時点又は主遊技用識別情報の変動表示開始から停止表示までの期間にて補助遊技高確率状態から補助遊技低確率状態へと移行させるよう制御可能な易入球遊技状態第一移行制御手段と、
    補助遊技高確率状態である状況下、主遊技用識別情報の変動表示から停止表示までを一単位とし特別遊技の終了後から起算した当該一単位の累積回数が所定回数に到達した場合及び/又は第一所定態様又は第二所定態様が停止表示された場合には補助遊技高確率状態から補助遊技低確率状態へと移行させ得るよう制御可能な易入球遊技状態第二移行制御手段と
    を備え、
    前記当否判定の実行時において補助遊技低確率状態であった際に第一所定態様に係る特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後における特定期間の補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段による制御を実行する一方、易入球遊技状態第二移行制御手段による制御を実行しないよう構成されており、前記当否判定の実行時において補助遊技高確率状態であった際に第一所定態様に係る特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後において補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段による制御を実行しない一方、易入球遊技状態第二移行制御手段による制御を実行するよう構成されており、前記当否判定の実行時において補助遊技低確率状態であったか補助遊技高確率状態であったかを問わず第二所定態様に係る特別遊技が実行された場合であって当該特別遊技の終了後に補助遊技高確率状態である状況下では、易入球遊技状態第一移行制御手段による制御を実行しない一方、易入球遊技状態第二移行制御手段による制御を実行するよう構成されている
    ことを特徴とするぱちんこ遊技機。
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