JP2014099092A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作利便性の高い電子機器を提供すること。
【解決手段】時間変数を用いて所定の処理を実行する実行手段と、操作者の操作状況を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された操作者の操作状況に基づいて操作者の操作レベルを判定する判定手段と、前記判定手段で判定された操作者の操作レベルに基づいて前記時間変数を変更する変更手段と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】時間変数を用いて所定の処理を実行する実行手段と、操作者の操作状況を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された操作者の操作状況に基づいて操作者の操作レベルを判定する判定手段と、前記判定手段で判定された操作者の操作レベルに基づいて前記時間変数を変更する変更手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器に関する。
テレビ、BD/DVDプレーヤ、携帯電話等の携帯通信端末などの電子機器が普及している。一般的に電子機器はリモコンによって操作される。リモコンには押下ボタンが配されており、各押下ボタンを押下することで、各押下ボタンに割り当てられた機能を利用することができる。
電子機器にはユーザの好みに応じて変更可能な複数の設定項目がある。それらの設定は工場出荷時に予め定められているものの、ユーザは押下ボタンを操作することで電子機器の設定を任意の設定に変更することが可能である。
設定の変更は複雑なものになると何度も複数の押下ボタンを操作しなければならない場合があり、その場合にはスムーズに設定変更を行うことが困難である。一方で、設定画面は押下ボタンによる操作が行われなければ所定時間経過後に自動的に表示が終了されることがあり、設定変更が完了していない場合には再度設定画面を表示して設定変更しなければならなかった。
また、電子機器が音声を発する機器であるときは、音量ボタン(押下ボタンの一種)を操作して音量を大きくし、又は小さくすることが可能である。音量ボタンは長押しすることで音量が継続的に変化し、音量ボタンから指を離すことで音量の変化が止まる。音量ボタンを長押ししている際の音量の変化速度は速く、所望の音量を超えて大きくし、又は小さくしてしまうことがあった。この場合には再び音量ボタンを操作して音量を所望の音量にしなければならない。
特許文献1には操作者の文字列読解スピードに応じて文字列を表示する時間を定めることが記載されている。しかしながら操作者の操作レベルに応じて操作利便性の高い電子機器を提供することは開示されていない。
本発明は上述した問題点に鑑み、操作利便性の高い電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の電子機器は、時間変数を用いて所定の処理を実行する実行手段と、操作者の操作状況を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された操作者の操作状況に基づいて操作者の操作レベルを判定する判定手段と、前記判定手段で判定された操作者の操作レベルに基づいて前記時間変数を変更する変更手段と、を備えることを特徴としている。
また上記構成の電子機器において、前記操作状況の検出は押下ボタンの押下操作時間を検出するものであることが望ましい。
また上記構成の電子機器において、前記操作状況の検出は所定時間内での同一操作の繰り返し頻度を検出するものであることが望ましい。
また上記構成の電子機器において、前記操作状況の検出は操作者の操作間隔時間を検出するものであることが望ましい。
また上記構成の電子機器において、前記所定の処理は所定の設定画面を表示する処理であり、前記時間変数は前記所定の設定画面の表示時間であることが望ましい。
また上記構成の電子機器において、前記所定の処理は出力音量を増減する処理であり、前記時間変数は前記出力音量の増減の変化時間であることが望ましい。
また上記構成の電子機器において、前記所定の処理は表示映像を切り替える処理であり、前記時間変数は前記表示映像の切替時間であることが望ましい。
本発明によれば、実行手段は時間変数を用いて所定の処理を行う。時間変数は操作者の操作状況に基づいて判定される操作レベルに基づいて定められる。これにより時間変数は操作者の操作レベルに応じた適正値となる。上述したように実行手段は所定の処理を行う際に時間変数を用いるので、操作者の操作レベルに応じて所定の処理が行われる。従って操作者にとって本発明の電子機器は、自身の操作レベルに応じた処理を行うので操作利便性が高い。
以下に本発明の電子機器について図面を参照して説明する。図1は本発明の電子機器の構成を示すブロック図である。電子機器としては特に限られるものではなく、テレビ、BD/DVDプレーヤ、BD/DVDレコーダ、携帯電話・スマートフォン等の携帯通信端末など操作することでその機器の機能を発揮可能な電子機器であればよい。以下、本実施形態の電子機器を電子機器の一例であるBDレコーダとして説明する。
BDレコーダ1は記憶部2、操作部3、表示部4、スピーカ5、制御部6を備える。
記憶部2は放送局により放送される番組や、インターネット配信されるコンテンツ等を記憶する記憶媒体である。本実施形態では特に放送局により放送される番組を記憶する場合について説明する。記憶部2はBDレコーダ1に内蔵されていることとしてもよいし、外付けされている(外部記憶媒体)であることとしてもよい。
操作部3はBDレコーダ1の機能を利用したり、BDレコーダ1の設定を変更する際に操作される操作手段である。操作部3はBDレコーダ1本体に設けられる操作パネルであってもよいし、BDレコーダ1と赤外線通信可能なリモコンであってもよい。本実施形態では操作部3がリモコンである場合を例に説明する。以下、「操作部3」を「リモコン3」と称することもある。図2はリモコン3の一例を示す平面図である。
図2に示すようにリモコン3は複数の押下ボタン(以下、「押下ボタン」を「ボタン」を略称することもある。)31〜47を有する。以下夫々のボタンについて説明する。電源ボタン31はBDレコーダ1をON/OFFさせるためのボタンである。画面表示ボタン32は選択した番組のチャンネル(以下、「チャンネル」を「CH」とも称する。)番号の表示を行うボタンである。入力切換ボタン33は外部接続機器を含めた入力ソースを切り替えるボタンである。
CH選択ボタン34は所望のCH番号を選択する操作を行うためのボタンである。CH選択ボタン34は複数のボタンを備えて左上から右下に向かって順に数字(本実施形態では1〜12)が付され、各数字ボタンには夫々放送局が割り当てられる。操作者は例えば8が付されたCH選択ボタン34を押下することで当該ボタンに割り当てられた放送局を選局することができる。なお、CH選択ボタン34の各ボタンに対する放送局の割り当ては自動的に行われることとしてもよいし、操作者によって任意に割り当てられることとしてもよい。
番組表ボタン35は放送信号から抽出されたデータ信号に含まれているEPG情報に基づいてテレビ番組の番組表を後述する表示部4に表示させるためのボタンである。番組表には放送局毎に時系列順に番組名称及び番組の内容説明文が表示される。
メニューボタン36はBDレコーダ1の所定の設定画面を後述する表示部4に表示させるためのボタンである。メニューボタン36が押下されるとBDレコーダ1の設定画面がOSD表示され、各種設定を確認し、或いは変更することができる。
dボタン37はデータ放送を表示するボタンである。データ放送には、現在放送中の番組に関する情報等番組連動データ放送、ユーザが番組内で行われるクイズに参加したりテレビショッピング等に対する申し込みを行うことが可能な双方向通信、天気予報や商品広告などを表示する独立データ放送がある。
戻るボタン38は処理を一つ前の段階に戻す操作を行うボタンである。例えばdボタン37を押下した後に戻るボタン38を押下するとでボタン37が押下される前の状態、すなわちデータ放送の表示がなかった状態に戻る(データ放送の表示が消える)。
移動・決定ボタン39はメニューボタン36を押下した際に表示される設定画面やdボタン37を押下した際に表示されるデータ放送においてカーソルの位置を上下左右の方向へ移動させる移動ボタン391及びカーソルを移動して選択した項目を表示させることを決定する決定ボタン392を有する。移動ボタン391を押下して同一方向に連続してカーソルを移動させる際には、移動させたい回数移動ボタン391を押下することとしてもよいが、移動ボタン391の押下状態を持続する(移動ボタン391を長押しする)ことでカーソルを連続して移動させることができる。
音量ボタン40は後述するスピーカ5から出力される音量を増減させるためのボタンである。音量ボタン40の上端(△部401)が押下されると音量が1ずつ増加し、下端(▽部402)が押下されると音量が1ずつ減少する。音量ボタン40を押下して音量を連続して増加又は減少させたい場合には、所望の音量となるまで音量ボタン40の押下を繰り返すこととしてもよいが、音量ボタン40の押下状態を持続する(音量ボタン40を長押しする)ことで音量を連続して増加又は減少させることができる。
CH変更ボタン41は選局されているCHを変更するボタンである。CH変更ボタン41を押下すると現在選局されているCHを放送する放送局が割り当てられた一のCH選択ボタン34を起点として、CH選択ボタン34に付された番号順に選局が変更される。CH変更ボタン41の上端(△部411)が押下されると1大きな数字が付されたCH選択ボタン34に割り当てられた番組が選局され、下端(▽部412)が押下されると1小さな数字が付されたCH選択ボタン34に割り当てられた番組が選局される。
例えば現在、3が付されたCH選択ボタン34に割り当てられた放送局1の番組が選局されているとすると、△部411が押下されると4が付されたCH選択ボタン34に割り当てられた放送局2の番組が選局され、▽部412が押下されると2が付されたCH選択ボタン34に割り当てられた放送局3の番組が選局される。つまりCH選択ボタン34は所望の放送局の番組を直接選局することができるボタンであり、CH変更ボタン41は他局(他の放送局)でどのような番組が放送されているかを確認するために全CHをチェックする際など順次他局の番組を選局することができるボタンである。
CH変更ボタン41を押下してCHを連続して変更したい場合には、CH変更ボタン41の押下を繰り返すこととしてもよいが、CH変更ボタン41の押下状態を持続する(CH変更ボタン41を長押しする)ことでCHを連続して変更することができる。
録画番組操作ボタン42は録画を再生する際に所定の操作を行うためのボタン群である。録画番組操作ボタン42は録画番組の巻き戻しを行う巻き戻しボタン421、録画番組の再生を行う再生ボタン422、録画番組の早送りを行う早送りボタン423、前のチャプタまで映像を戻す逆戻しスキップボタン424、再生を停止する停止ボタン425、次のチャプタまで映像を進ませる先送りスキップボタン426、再生を一時停止する一時停止ボタン427を有する。
チャプタは一の映像において再生時の頭出しポイントとして複数の映像部分に区分けされたものである。チャプタの設定はユーザが行うこととしてもよいし、自動的に行われることとしてもよい。自動的にチャプタが設定される場合としては近年、番組内で本編とCMの間にチャプタを設定する機能を有する機器が提供されている。このような場合には、CMが始まった際に先送りスキップボタン426を押下することでCM部分が飛ばされて次のチャプタの開始部分まで進み、本編の視聴をスムーズに行うことができる。
巻き戻しボタン421、早送りボタン423は押下回数に応じて再生速度が変更される。例えば標準速度(1.0倍速)で再生されている場合に巻き戻しボタン421又は早送りボタン423が1回押下されると話速変換再生(1.2倍速)、2回押下されると2倍速再生、3回押下されると10倍速再生等押下回数が増えるたびに再生速度が速くなる。再生速度の上限及び下限は例えば60倍速等に定められている。そして例えば最高倍速で早送り再生している際に早送りボタン423が押下されると標準速度での再生に戻る。
色ボタン43は後述する表示部4に色により区別された項目や色による選択の表示がある場合に使用するボタンである。色ボタン43は青ボタン431、赤ボタン432、緑ボタン433、黄ボタン434を有する。例えばdボタン37が押下され、表示部4にデータ放送が表示された場合に、青ボタン431にはニュース情報が、赤ボタン432にはユーザの居住地区の天気情報が、緑ボタン433にはスポーツ情報が、黄ボタン434には為替情報が割り当てられ、ユーザは表示させたい情報に対応した色のボタンを押下することでその情報を表示部4に表示させることができる。
音声切替ボタン44は主音声の他、副音声、吹き替え、オーディオコメンタリー等複数の音声データを有する場合に、各音声データの切り替えを行うボタンである。字幕ボタン45は字幕の表示/非表示を切り替えるボタンである。画面モードボタン46は後述する表示部4に表示される総画素数の値を変更するボタンである。画面モードボタン46を押下することで例えばワイドモード、ノーマルモード、ズームモード等の中から所望の画面モードを選択することができる。
放送切替ボタン47は地上アナログ放送、地上デジタル放送、BS放送、CS放送を切り替えるボタンである。放送切替ボタン47は地上アナログボタン471、地上デジタルボタン472、BSボタン473、CSボタン474を有し、夫々を押下することで対応する放送波に切り替えることができる。
表示部4は操作部3が操作されることによって所定の画像・映像が表示される表示手段である。記憶部2に記憶されている録画番組、BDレコーダ1の設定を変更するための設定画面、データ放送等が表示される。なお、表示部4はBDレコーダ1本体に設けられていても(内蔵の表示部であっても)よいし、BDレコーダ1の外部端子を介して接続される外部表示モニタ(外部の表示部)であってもよい。また、内部の表示部及び外部の表示部の双方から構成されることとしてもよい。
スピーカ5は操作部3が操作されることによって所定の音声が発せられる音声発生手段である。スピーカ5はBDレコーダ1本体に設けられていてもよいし、BDレコーダ1の外部端子を介して接続される外部スピーカであってもよい。また、表示部4に設けられていることとしてもよい。
制御部6はBDレコーダ1全体を制御する制御手段である。制御部6は実行部61、検出部62、判定部63、変更部64を有する。なお、本実施形態ではBDレコーダ1が一の制御部6を備え、制御部6が実行部61、検出部62、判定部63、変更部64を有するものとして以下説明するが、これに限られるものではない。BDレコーダ1が複数の制御部を備える構成であってもよい。
実行部61は所定の処理を実行する実行手段である。実行部61は所定の処理として表示部4に所定の表示を行う。また、実行部61は表示部4に所定の表示を行う際に時間変数を用いる。ここで時間変数はBDレコーダ1を使用するユーザがリモコン3の操作に慣れているか否か、すなわち操作者(リモコン3を操作する操作者)の操作レベルに応じて定められるものである。以下、さらに詳説する。
検出部62は操作者によるリモコン3に対する操作状況を検出する検出手段である。検出部62によって検出される操作状況とは、操作者がリモコン3の操作に慣れてるか否か(操作者の操作レベル)を判定可能な情報である。具体的には長押し操作が不要なボタンの押下操作時間を示す情報、所定時間内における同一操作(同一ボタンの押下)の繰り返し頻度を示す情報、ボタンの操作間隔時間を示す情報である。なお、押下操作時間とは押下ボタンの押下状態を維持する操作の時間であり、いわゆる長押し時間のことである。
つまり検出部62は操作者の操作状況を検出するために操作者に対して特別な操作を要求するのではなく、操作者が自然な(通常通りの)リモコン操作によって操作者の操作状況を検出する。なお、操作者の操作状況の検出頻度はリモコン3が操作される度に行われるものであってもよいし、定期的或いは不定期的に行われるものであってもよい。
すなわち操作者は各押下ボタンに割り当てられた固有の機能を使用するために押下ボタンを押下するものであって、検出部62に操作者自身の操作状況を検出させるために押下ボタンを押下するものではない。しかし操作者の操作状況はそのような固有の機能を発揮させるための操作状況に基づいて行うことでより適切に操作状況を検出できる。そこで検出部62は押下ボタンが押下された際の出力信号に基づいて操作者の押下ボタンに対する操作の状況を検出する。
判定部63は検出部62によって検出された操作状況に基づいて操作者の操作レベルを判定する判定手段である。
操作者が長押し操作が不要なボタンを長押ししている場合はそのボタンを押下することで表示部4に表示された画面を確認している等、次に行う操作を検討していると考えられる。これに対してリモコン3の操作に慣れている者であれば次に行うべき操作を熟知しており、長押し操作が不要なボタンを長押しすることはない。従って押下操作時間が長い場合には操作者の操作レベルが低い(操作に不慣れである)と判定し、押下操作時間が短い場合には操作者の操作レベルが高い(操作に慣れている)と判定する。
操作者が所定時間内に同一操作を繰り返している場合(繰り返し頻度が高い場合)とは例えば設定画面等を表示部4に表示して内容を確認している間に設定画面の表示が終了し、再度設定画面を表示させようと同一のボタンを押下しているような状況である。設定画面は操作が行われていない時間(無操作時間)が所定時間を超えた場合に終了されることがあり、操作に不慣れな操作者は所定時間内に次の操作を行うことができず設定画面が消えてしまうことがある。
これに対してリモコン3の操作に慣れている者であれば次に行うべき操作を熟知しており、無操作時間が所定時間を超えることはない。従って所定時間内における同一操作の繰り返し頻度が高い場合には操作者の操作レベルが低い(操作に不慣れである)と判定し、所定時間内における同一操作の繰り返し頻度が低い場合には操作者の操作レベルが高い(操作に慣れている)と判定する。
操作者によるボタンの操作間隔時間が長い場合には上述したように次に行うべき操作を検討している場合に加えて、所望のボタンがリモコン3の何処に配されているかを探している場合が考えられる。これに対してリモコン3の操作に慣れている者は次に行うべき操作を熟知しており且つリモコン3のどの位置にどのボタンが配されているかを熟知しているのでボタンの操作間隔時間が短い。従ってボタンの操作間隔時間が長い場合には操作者の操作レベルが低い(操作に不慣れである)と判定し、ボタンの操作間隔時間が短い場合には操作者の操作レベルが高い(操作に慣れている)と判定する。
操作レベルとしては2以上の操作レベルに区分けされており、判定部63は操作者の操作状況に基づいて操作者がどの操作レベルに属するかを判定する。
変更部64は判定部63の判定結果、すなわち操作者の操作レベルに基づいて時間変数を変更する変更手段である。時間変数は上述したようにBDレコーダ1を使用するユーザがリモコン3の操作に慣れているか否か、すなわち操作者の操作レベルに応じて定められるものである。具体的に時間変数は、表示部4に表示される設定画面の表示時間、押下状態を持続することにより連続的に所定の設定が変化する押下ボタンの押下状態を持続した際の変化時間である。
押下状態を持続することにより連続的に所定の設定が変化する押下ボタンとは上述した移動ボタン391、音量ボタン40、CH変更ボタン41がこれに該当する。本実施形態では上記三つのボタンが該当するがこれに限られるものではなく、押下状態を維持することで連続的に設定が変化するボタンであればよい。移動ボタン391、音量ボタン40、CH変更ボタン41は上述したように夫々押下状態が維持されることでカーソル位置設定、音量設定、選局CH設定が連続的に変化する。
実行部61は所定の処理として、表示部4に設定画面を時間変数に対応する表示時間表示する。また、実行部61は所定の処理として、押下状態を持続することによる所定の設定の変化時間を時間変数に対応する時間にして表示部4に表示する。すなわち移動カーソル391の押下状態を維持した場合にはカーソルの変化時間(カーソルの移動速度)が時間変数に対応する時間(速度)になる。音量ボタン40の押下状態を維持した場合には音量の変化時間(音量の変化速度)が時間変数に対応する時間(速度)になる。CH変更ボタン41の押下状態を維持した場合にはCHの変化時間(CHの変化速度)が時間変数に対応する時間(速度)になる。
以下、本実施形態のBDレコーダ1の制御部6が実行する処理について図3を参照して説明する。以下の図3のフローチャートの説明において「制御部6の実行部61」、「制御部6の検出部62」、「制御部6の判定部63」、「制御部6の変更部64」は夫々「実行部61」、「検出部62」、「判定部63」、「変更部64」と略して記載する。
ステップS01において検出部62は操作者によるリモコン3に対する操作状況を検出する。ステップS02において判定部63は検出部62の検出結果、すなわち操作者の操作状況に基づいて操作者の操作レベルを判定する。操作者の操作レベルの判定方法は上述した通りである。
ステップS03において変更部64は判定部63の検出結果、すなわち操作者の操作レベルに基づいて時間変数を変更する。時間変数は判定部63の直近の判定結果のみに基づいて変更することとしてもよいし、判定部63の直近の判定結果を含む複数の判定結果に基づいて変更することとしてもよい。前者とすれば現在の操作者の操作レベルをその都度判定するので、例えばレコーダ1が複数人により使用される場合に個々人に対応した操作レベルを判定できる。後者とすれば直近の判定結果のみに基づいて判定されないので急激な操作レベルの変動を抑制することができる。以下、後者について図4〜図6を参照して説明を行う。
図4は判定部63による操作者の操作レベルの判定結果とその判定結果に基づいて変更部64が変更した時間変数の対応関係を示す第1の表である。図5は判定部63による操作者の操作レベルの判定結果とその判定結果に基づいて変更部64が変更した時間変数の対応関係を示す第2の表である。図6は操作レベルの平均値/適正値と時間変数との対応関係を示す表である。
本例において判定部63は操作者の操作レベルがレベル1〜5の内のいずれかに該当するかを判定することとする。操作レベルが小さいほど(レベル1に近づくほど)リモコン3の操作に不慣れであることを示し、操作レベルが大きいほど(レベルが5に近づくほど)リモコン3の操作に慣れていることを示すこととする。
変更部64は判定部63による直近5件の判定結果に基づいて時間変数を変更することとする。本例で時間変数は設定画面の表示時間であることとする。
変更部64による時間変数の第1の変更方法は図4に示すように判定部63の直近5件の判定結果の平均値に対応する時間変数に変更する方法である。但し、直近5件の判定結果が存しないときは存在する最大件数の平均値に対応する時間変数に変更する。すなわち、11時5分、11時12分、11時23分、11時34分は直近の判定結果が夫々1件、2件、3件、4件であり、これらの平均値を算出する。
11時5分での操作レベルの平均値は1(1/1)、11時12分での操作レベルの平均値は1(2/2)、11時23分での操作レベルの平均値は2(5/3=1.66・・・、小数点以下繰り上げで2)、11時34分での操作レベルの平均値は2(9/4=2.25、小数点以下繰り上げで3)、11時56分での操作レベルの平均値は3(13/5=2.6、小数点以下繰り上げで3)、12時15分での平均値は4(17/5=3.4、小数点以下繰り上げで4)であり、夫々の操作レベルの平均値に対応する時間変数(表示時間)に変更する。なお、本例では算出結果に対して小数点以下繰り上げを行うこととしたがこれに限られるものではなく、小数点以下四捨五入してもよいし、小数点以下切り捨てを行うこととしてもよい。
変更部64による時間変数の第2の変更方法は図5に示すように判定部63の前回の操作レベルの適正値と直近(最新)の判定結果に基づいて操作レベルの適正値を算出し、適正値に対応する時間変数に変更する方法である。本例において変更部64は前回の操作レベルの適正値を基準として、判定部63により判定された直近の操作レベルが前回の操作レベルの適正値よりも大きいときはその値に関わらず前回の操作レベルに1を加えた操作レベルを操作レベルの適正値とし、判定部63により判定された直近の操作レベルが前回の操作レベルの適正値よりも小さいときはその値に関わらず前回の操作レベルから1を減じた操作レベルを操作レベルの適正値とする。なお、前回の操作レベルの適正値と直近の操作レベルが同値である場合にはその値を適正値とする。
11時5分では前回の操作レベルの適正値が存在しないため直近の操作レベルである操作レベル1を適正値とする。11時12分では前回の操作レベルの適正値が1であり、直近の操作レベルが1である。すなわち前回の操作レベルの適正値=直近の操作レベルであるため、操作レベル1を適正値とする。
11時23分では前回の操作レベルの適正値が1であり直近の操作レベルが3である、すなわち前回の操作レベルの適正値<直近の操作レベルであるため、前回の操作レベルの適正値1に1を加えた操作レベル2を適正値とする。
11時34分では前回の操作レベルの適正値が2であり直近の操作レベルが4である。すなわち前回の操作レベルの適正値<直近の操作レベルであるため、前回の操作レベルの適正値2に1を加えた操作レベル3を適正値とする。
11時56分では前回の操作レベルの適正値が3であり直近の操作レベルが4である。すなわち前回の操作レベルの適正値<直近の操作レベルであるため、前回の操作レベルの適正値3に1を加えた操作レベル4を適正値とする。
12時15分では前回の操作レベルの適正値が4であり直近の操作レベルが5である。すなわち前回の操作レベルの適正値<直近の操作レベルであるため、前回の操作レベルの適正値4に1を加えた操作レベル5を適正値とする。そして夫々の操作レベルの適正値に対応する時間変数(表示時間)に変更する。
ステップS04において実行部61は変更部64によって変更された時間変数に基づいて所定の制御を行う。時間変数が表示部4に表示される設定画面の表示時間であるときは、設定画面の表示時間を当該表示時間に変更した上で設定画面を表示する。
時間変数が押下状態を持続することにより連続的に所定の設定が変化する押下ボタンの押下状態を持続した際の変化時間であるときは押下ボタンの押下状態を持続した際の変化時間を変更した上で、押下ボタンの押下状態が維持された場合に所定の設定を連続的に変化させる。具体的には移動ボタン391、音量ボタン40、CH変更ボタン41の押下状態が維持された場合に、次のカーソル位置に移動するまでの時間、次の音量に変更されるまでの時間、次のCHに変更されるまでの時間が時間変数に基づいて定められる。
本実施形態によれば、検出手段により操作者の操作状況が検出され、判定手段によって検出手段で検出された操作者の操作状況に基づいて操作者の操作レベルが判定され、変更手段によって判定手段で判定された操作者の操作レベルに基づいて時間変数が変更される。実行手段は時間変数を用いて所定の処理をする。つまり、操作者の操作レベルに応じた処理が行われるため操作者にとって操作利便性が高くなる。
また、検出部は操作状況として押下ボタンの押下操作時間を検出する。判定部は押下ボタンの押下操作時間に基づいて操作者の操作レベルを判定する。すなわち、押下ボタンの押下操作時間が長い操作者は次に行うべき操作が分からずに押下ボタンの押下操作を解除し忘れていると考えられる。これに対して次に行うべき操作を熟知している操作者は次々に押下ボタンを押下するため各押下ボタンに対する押下操作時間は短い。従って、押下操作時間が長い操作者ほど操作レベルが低く、押下操作時間が長い操作者ほど操作レベルが高いと判定する。これにより操作者の操作レベルを適切に判定することができる。
また、検出部は操作状況として所定時間内での同一操作の繰り返し頻度を検出する。判定部は所定時間内での同一操作の繰り返し頻度に基づいて操作者の操作レベルを判定する。すなわち、所定時間内で同一操作を高頻度で繰り返す操作者は一度の操作で所望の機能を発揮させることができなかったと考えられる。これに対して所望の機能の発揮のさせ方を熟知している操作者はより少ない回数の(低頻度の繰り返し)操作で所望の機能を発揮させることができる。従って所定時間内での同一操作の繰り返し頻度が高い操作者ほど操作レベルが低く、所定時間内での同一操作の繰り返し頻度が高い操作者ほど操作レベルが高いと判定する。これにより操作者の操作レベルを適切に判定することができる。
また、検出部は操作状況として操作者の操作間隔時間を検出する。判定部は操作者の操作間隔時間に基づいて操作者の操作レベルを判定する。すなわち、操作間隔時間が長い操作者は次に行うべき操作が分からずに次の操作を行うことができず操作間隔が長くなったと考えられる。これに対して次に行うべき操作を熟知している操作者は次々に操作を行うため操作間隔時間が短い。従って、押下間隔時間が長い操作者ほど操作レベルが低く、押下間隔時間が長い操作者ほど操作レベルが高いと判定する。これにより操作者の操作レベルを適切に判定することができる。
また、実行部は所定の設定画面を時間変数(設定画面の表示時間)用いて表示する。時間変数は操作者の操作レベルに基づいて変更部によって変更される。従って所定の設定画面の表示時間を操作者の操作レベルに応じて変更することができるので操作利便性が高い。
すなわち通常、BDレコーダ等の設定を変更するための設定画面は無操作時間が所定時間を超えた場合に自動的に終了する。しかしながら操作に不慣れな操作者は設定画面を見ながらどの項目をどのように変更するかを考えるため、その考慮時間(無操作時間)が所定時間を超えると、設定画面が終了されてしまう。その場合には改めて設定画面を表示する必要があるが、設定画面は複数層に亘ることも多く、設定画面が自動的に終了される前の階層まで到達すること自体が困難である。そこで実行部は操作レベルが低い操作者に対する設定画面の表示時間を操作レベルが高い操作者に対する設定画面の表示時間よりも長時間とする。
また、実行部は所定の設定の変化を時間変数(所定の設定の変化時間)用いて行う。時間変数は操作者の操作レベルに基づいて変更部によって変更される。従って所定の設定の変化時間を操作者の操作レベルに応じて変更することができるので操作利便性が高い。
すなわち、音量の変更、選択される放送局の変更などBDレコーダの設定のうちいくつか設定は所定の押下ボタンの押下状態を維持することで変更可能である。それら押下ボタンを長押しした際の設定の変化時間は一定の時間である場合、長押し時間が長くなる毎に変化時間が速くなる場合等様々でがあるが、いずれであっても操作に不慣れな操作者にとっては変化時間が短く、所望の音量や所望の放送局が選択された際にタイミングよく押下ボタンから指を離すことができず行き過ぎて(変更しすぎて)しまうことがあった。その場合には改めて押下ボタンを操作して所望の位置に変更する必要がある。そこで実行部は操作レベルが低い操作者に対する設定の変化時間を操作レベルが高い操作者に対する設定の変化時間よりも長時間とする。
1 BDレコーダ(電子機器)
2 記憶部
3 操作部
4 表示部
5 スピーカ
6 制御部
40 音量ボタン
41 CH変更ボタン
61 実行部
62 検出部
63 判定部
64 変更部
2 記憶部
3 操作部
4 表示部
5 スピーカ
6 制御部
40 音量ボタン
41 CH変更ボタン
61 実行部
62 検出部
63 判定部
64 変更部
Claims (7)
- 時間変数を用いて所定の処理を実行する実行手段と、
操作者の操作状況を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された操作者の操作状況に基づいて操作者の操作レベルを判定する判定手段と、
前記判定手段で判定された操作者の操作レベルに基づいて前記時間変数を変更する変更手段と、
を備える電子機器。 - 前記操作状況の検出は押下ボタンの押下操作時間を検出するものである請求項1に記載の電子機器。
- 前記操作状況の検出は所定時間内での同一操作の繰り返し頻度を検出するものである請求項1に記載の電子機器。
- 前記操作状況の検出は操作者の操作間隔時間を検出するものである請求項1に記載の電子機器。
- 前記所定の処理は所定の設定画面を表示する処理であり、前記時間変数は前記所定の設定画面の表示時間である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記所定の処理は出力音量を増減する処理であり、前記時間変数は前記出力音量の増減の変化時間である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記所定の処理は表示映像を切り替える処理であり、前記時間変数は前記表示映像の切替時間である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012251176A JP2014099092A (ja) | 2012-11-15 | 2012-11-15 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012251176A JP2014099092A (ja) | 2012-11-15 | 2012-11-15 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014099092A true JP2014099092A (ja) | 2014-05-29 |
Family
ID=50941042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012251176A Pending JP2014099092A (ja) | 2012-11-15 | 2012-11-15 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014099092A (ja) |
-
2012
- 2012-11-15 JP JP2012251176A patent/JP2014099092A/ja active Pending
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