JP2014098800A - 音声合成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音符の音高および持続時間を表す音符情報と音符に合わせて発音する歌詞の音韻を表す音韻情報とを受け取って歌唱音声をリアルタイム方式で合成する歌唱合成装置に、音符情報と音韻情報のうち先に入力された方の入力時点から、それら情報に基づいて合成した歌唱音声の出力を開始するまでの間、所定のダミー音を出力させる。
【選択図】図2
Description
(A:第1実施形態)
図1は、本発明の音声合成装置の一実施形態の歌唱合成装置1の構成例を示すブロック図である。この歌唱合成装置1は、複数種類の合成情報(本実施形態では、歌唱合成を行う際の必須の合成情報である音韻情報と韻律情報の2種類)を音符毎に逐次ユーザに入力させ、リアルタイム方式の歌唱合成を行う装置である。図1に示すように、歌唱合成装置1は、制御部110、操作部120、表示部130、音声出力部140、外部機器インタフェース(以下、「I/F」と略記)部150、記憶部160、および、これら構成要素間のデータ授受を仲介するバス170を含んでいる。
146を含んでいる。D/A変換器142は、制御部110から与えられるデジタル形式の音声データにD/A変換を施し、変換結果のアナログ音声信号を増幅器144に与える。増幅器144は、D/A変換器142から与えられる音声信号の信号レベル(すなわち、音量)をスピーカ駆動に適したレベルまで増幅してスピーカ146に与える。スピーカ146は、増幅器144から与えられる音声信号を音として出力する。
上記第1実施形態では、ノイズ音やブレス音、鼻音、または、継続可能な所定の音素を所定の音高で出力した音などユーザにより入力される音韻情報や音符情報とは無関係な音であって、継続可能な音をダミー音として用いる場合について説明した。これに対して、本実施形態では、最先の合成情報(すなわち、音韻情報と音符情報のうち先に入力された方)に応じたダミー音を出力する点が上記第1実施形態と異なる。本実施形態の歌唱合成装置のハードウェア構成は上記第1実施形態と同一であるため詳細な説明を省略し(第3および第4実施形態も同様)、以下では、音韻情報が先に入力された場合と音符情報が先に入力された場合に分けて本実施形態のダミー音出力処理を説明する。
この場合、制御部110は、音韻情報の示す先頭の音素が継続可能な音素であるかを判定し、その判定結果が“Yes”である場合には、当該先頭の音素を予め定められた所定の音高で出力し続ける音をダミー音として出力する。逆に、上記判定結果が“No”である場合には、制御部110は、前述した第1実施形態と同様に、ノイズ音やブレス音、鼻音、所定の継続可能な音素を所定の音高で出力し続ける音或いは所定の音高を有する周期音をダミー音として出力する。
この場合、制御部110は、音符情報の示す音高を有する周期音(または所定の継続可能な音素を当該音高で出力し続ける音)をダミー音として出力する。
上記第1および第2実施形態では、最先の合成情報の入力時点から合成歌唱音声の出力が開始されるまでの間、ダミー音を出力する場合について説明した。これに対して、本実施形態では、最先の合成情報の入力時点から合成歌唱音声の出力が開始されるまでの間に出力されるダミー音を順次切り替える点に特徴がある。具体的には、本実施形態の歌唱合成装置の制御部110は、図4(a)に示すように、音韻情報と音符情報のうち先に入力された方の入力時点からダミー音D1の出力を開始し、他方の入力を契機としてダミー音D1の出力を停止するとともにダミー音D1とは異なるダミー音D2の出力を開始し、合成歌唱音声の出力が開始されるまでダミー音D2の出力を継続するのである。
上記第1〜第3実施形態では、最先の合成情報(音符情報と音韻情報のうちの先に入力された方)の入力を契機としてダミー音出力処理を開始した。これに対して、本実施形態では、図5に示すように、最先の合成情報の入力時点を起算点として所定時間TMが経過した時点からダミー音の出力を開始する点が異なる。そして、本実施形態では、上記所定時間TMが経過するまでに音符情報と音韻情報のうちの他方が入力され、音韻情報の示す先頭の音素が継続可能な音素である場合には、それら音符情報と音韻情報の両者に応じた音(例えば、当該音素を音符情報の示す音高で出力し続ける音)をダミー音として出力し、その他の場合は先に入力された方の情報に応じた音或いはブレス音等をダミー音として出力する。このような態様によっても、合成歌唱音声に先行してダミー音が出力されるため、ユーザの違和感を軽減することができる。なお、入力操作から実際に合成歌唱音声の出力が開始されるまでの遅延をどの程度許容できるかについては個人差があるので、上記時間TMの長さについてはユーザの所望に応じて適宜調整できることが好ましい。
以上本発明の各実施形態について説明したが、これら実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)上記各実施形態では、歌唱合成に用いる複数種類の合成情報の具体例として、音韻情報と音符情報(韻律情報)を説明したが、音韻情報および音符情報(韻律情報)に加えてベロシティや音符制御情報をダミー音信号の出力制御に利用しても勿論良い。ベロシティとは音の強さを示す情報であり、MIDIにおいては、音高を示す音高情報とともに音符情報を形成する。このようなベロシティの利用方法としては、1つ前の音符についての音符情報に含まれていたベロシティに応じてダミー音の出始めの音量を制御する(ベロシティが大きいほど音量を大きくする)態様が考えられる。また、音符制御情報の一例としてはビブラートやコントロールデータとしてのアタックやリリースが挙げられる。ビブラートを示す音符制御情報が与えられた場合にはダミー音にビブラートを付与し、コントロールデータとしてのアタックの大きさに応じてダミー音の立ち上がりの音量を変化させるようにすれば良い。
Claims (5)
- 音声信号の合成に用いる複数種類の合成情報であって、合成対象の音声の音韻を示す音韻情報と当該音声における韻律変化を示す韻律情報とを含む複数種類の合成情報を入力するための入力手段と、
前記複数種類の合成情報のうちの最先のものが前記入力手段へ入力されてから少なくとも前記音韻情報と前記韻律情報が揃うまでの間に前記入力手段を介して入力された合成情報を用いて音声信号を合成して出力するとともに、当該最先の合成情報が入力されてから当該音声信号の出力が開始されるまでの間、ダミー音を表すダミー音信号を出力する音声合成手段と、
を有することを特徴とする音声合成装置。 - 前記音声合成手段は、前記入力手段へ入力された合成情報を用いて合成された音声信号の表す音声と前記ダミー音とが滑らかにつながるように、ダミー音信号を生成して、または当該音声信号とダミー音信号の両者の信号レベルを調整して、出力することを特徴とする請求項1に記載の音声合成装置。
- 前記音声合成手段は、ダミー音の音量が徐々に大きくなるように信号レベルを調整しつつダミー音信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の音声合成装置。
- 前記音声合成手段は、前記複数種類の合成情報のうち最先のものが入力されてから、前記入力手段へ入力された合成情報を用いて合成された音声信号の出力が開始されるまでの間、複数種のダミー音が順次出力されるようにダミー音信号を切り替えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の音声合成装置。
- 前記音声合成手段は、前記複数種類の合成情報のうちの最先のものが入力されてから所定の待ち時間が経過するまでに少なくとも前記音韻情報と前記韻律情報が揃わなかった場合には、前記ダミー音信号の出力を停止することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の音声合成装置。
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