JP2014098295A - 逆流防止機能付き防臭排水器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の防臭排水器具はハウジング内に排水枯渇した場合には防臭機能を果たさず、排水管の大量の排水により排水圧力が増大した場合に排水が逆流するという問題があった。これは、ハウジング内が貫通しているためである。
【解決手段】ハウジング内に逆流防止型のヒンジによる遮断弁を設けて、ハウジング内に貫通を阻止する機能を構成した。
【選択図】図1
【解決手段】ハウジング内に逆流防止型のヒンジによる遮断弁を設けて、ハウジング内に貫通を阻止する機能を構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は洗面シンク等の排水を下水管に流すための装置であって、下水管から異臭を防止する排水器具に関する。
従来の排水防臭器具は排水トラップ式により排水を一定量留めて下水管と排水管の一次側とを遮断し、下水管に発生する異臭や小さな虫などの侵入を防止するものがある。
そして、排水トラップ機能を有しない排水管においては既存の排水管に装着することにより排水トラップ効果を生じさせる後付け型のユニットとして、排水管端装着具が開発され、さらに一定量貯蔵された排水が蒸発した場合に排水トラップ効果の喪失を緩和すべく、一定の排水管を密閉し得る機能を備えた排水管端装着具も開発されている。
かかる従来技術は、比重が排水よりも小さなフロートを逆流防止弁の弁体とし、逆流防止弁の上流側ハウジングに排水が充満している場合には弁体であるフロートがその浮力により逆流防止弁のシート面から離れることになり、通水が可能となるが、止水時にはフロートが自重により逆流防止弁のシート面に密着して排水トラップ効果を生じるものである。
この作用により、排水トラップに貯蔵された排水が蒸発等により喪失しても、排水器具の一次側と下水管とを遮断し防臭および防虫機能を継続して機能させる構造となるものである。
しかし、以上に述べた従来技術では、排水が蒸発した状態での防臭および防虫機能は奏しても二次側の排水管に多大な圧力が生じた場合、すなわち、集合住宅での階上の排水量が多大になった場合にその階下での排水管には多大な圧力が発生し、排水管から排水が逆流するという事態が生じることになる。
これは排水よりも小さな比重のフロートを逆止弁の弁体とするため、排水が排水トラップのハウジング部に充満している場合にはその浮力により逆流防止弁のシート面に密着しないことによるものである。
本発明はこのような従来の防臭排水器具での排水の正の圧力による排水の逆流という問題を解決しようとするものであり、排水トラップに排水が貯蔵されていなくても、下水管からの異臭や虫の通過を阻止する機能を実現することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために、逆流防止機能としてシートにフロートを採用するものではなく、その代替技術として開閉可能なヒンジを採用して、防臭排水器具に逆流防止機能を付加したものである。
上述したように本発明の逆流防止機能付き防臭排水器具は排水管内から防臭排水器具の一次側への正の圧力を遮断することができ、これにより排水管からの排水の逆流を防止し、当該器具の排水トラップ部の排水が枯渇した場合においても排水管からの防臭および防虫機能を担保するという効果を発揮する。
そして、集合住宅などの場合において、階上の排水量が増大した場合、階下の排水管の防臭排水器具の二次側に排水圧力が増大し、住宅内のシンク等の排水設備から排水があふれ出すことになるが、本案発明の逆流防止機能によって、かかる事態を回避することが可能となる。
他方において、防臭排水器具の二次側に圧力が増大する例として、昨今のゲリラ豪雨などにより排水の圧力が多大となり、集合住宅の是非を問わず下水管の排水圧力が増大し、住宅内のシンク等の排水設備から排水があふれ出すという事例についても、逆流防止機能によりこの被害を回避することができる。
また、本発明の逆流防止機能付き防臭排水器具はシンク等の排水管に装着することにとどまらず、エアーコンディショナーの排水管にも当然に採用され得るものであり、エアーコンディショナーにおいては排水管の吐出口が屋外である場合などは風圧によりエアーコンディショナーの排水の逆流はもとより、空気の逆流によっても、エアーコンディショナーに損害を与えることも否定できないところであるが、本発明の逆流防止機能付き防臭器具による逆流防止を可能とし、かかる不具合を回避することができるのである。
その他、流水について、貫通する配管においては、常に異臭や流水の逆流の蓋然性を有するものであり、通水管であってこれらの逆流が存在する場合であって、逆流による悪影響を生じる場合には、いずれの事態についても採用し得るものである。
さらに、本発明の逆流防止機能付き防臭排水器具はユニットとして想定したものである。すなわち、防臭機能の排水管の内径にユニットとして挿入して、配管がなされた現場に対応することを想定しているが、これは、逆流防止機能のヒンジが経年で劣化した場合にその取り換えを容易かつ簡便に作業することができるものである。
他方、配管自体に本発明の機能を施すことも可能であり、かかる機能を有する配管を中間ユニオンとして、装着することで経年の劣化による取り換え等の施策は容易に行えるものといえるであろう。
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
図1においては、31は逆流防止弁のシート面であり、32は逆流防止弁の閉止であるヒンジであり、排水の止水時は自重により互いに密着し排水トラップに排水が貯蔵されているか否かを問わず防虫および防臭機能が担保されている。
排水の通水時には、ヒンジ32が排水の通水圧力により上方に押されることになり排水が行われる。
自重によりヒンジ32がシート面31に密着しており、防臭排水器具の二次側に圧力がかかった場合においてはそれが閉止となって通水できずに、逆流防止の機能が可能となる。
31 シート面
32 ヒンジ
32 ヒンジ
Claims (1)
- ワントラップ式の排水器具であってハウジング内を遮断する弁体にヒンジを有し、ハウジング内に排水が枯渇した場合であっても弁体のヒンジが自重でハウジング内を遮断し、防虫および防臭を実現する、また大量の排水が排水器具に充満した場合に排水圧力は損失することなく、下水管内に圧力が生じた場合には、適正に逆流防止機能を果たすことを特徴とする、防虫および防臭排水器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012263551A JP2014098295A (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | 逆流防止機能付き防臭排水器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012263551A JP2014098295A (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | 逆流防止機能付き防臭排水器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014098295A true JP2014098295A (ja) | 2014-05-29 |
Family
ID=50940508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012263551A Pending JP2014098295A (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | 逆流防止機能付き防臭排水器具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2014098295A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104763042A (zh) * | 2015-04-03 | 2015-07-08 | 梁诺 | 一种偏心式地漏 |
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2012
- 2012-11-13 JP JP2012263551A patent/JP2014098295A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104763042A (zh) * | 2015-04-03 | 2015-07-08 | 梁诺 | 一种偏心式地漏 |
CN104763042B (zh) * | 2015-04-03 | 2017-07-18 | 梁诺 | 一种自清洁防堵地漏 |
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