JP2014095775A - 偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置 - Google Patents

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敏成 新井
Kazushige Hashimoto
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Abstract

【課題】偏光フィルムを液晶表示パネルに貼り合わせた位置を、その貼り合わせ後の貼り合わせ工程において、検査することにより、製造工程が終了する前に、偏光フィルムの貼り換えを行うことができる偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置を提供する。
【解決手段】偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置1は、偏光フィルム3を液晶表示パネル4に貼り合わせた後の貼り合わせ工程において、その貼り合わせ位置を検査することにより、3次元液晶表示装置の製造工程が終了する前に、偏光フィルム3の貼り換えを行うことができるため、3次元液晶表示装置の歩留りを向上させることができる。また、貼り合わせ位置に異常がある場合、偏光フィルム3の貼り換えを行うため、カラーフィルタ基板6に形成されるブラックマトリックス8の幅を太くして、貼り合わせ位置のずれを許容する必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明は、ライン状の偏光部が形成された偏光フィルムと液晶表示パネルとの貼り合わせ位置を検査する偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置に関する。
偏光メガネ方式の3次元液晶表示装置は、例えば、ライン状の偏光部が形成された偏光フィルムを、液晶表示パネル上に貼り付けることにより作製される。この液晶表示パネルにおいては、ガラス基板上に走査線及び信号線が設けられ、この走査線及び信号線が交差する部分にTFTが形成されたTFTアレイ基板と、ガラス基板上に、カラーフィルタとして、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)等のパターン及び遮光パターン(ブラックマトリックス)が形成されたカラーフィルタ基板との間に液晶材が封入されている。そして、この液晶材を囲うように、シール材が設けられており、このシール材により、TFTアレイ基板及びカラーフィルタ基板を貼り合わせると共に、液晶材がTFTアレイ基板とカラーフィルタ基板との間から漏れることを防ぐ。この貼り合わされたTFTアレイ基板及びカラーフィルタ基板の液晶材の反対側の面に、夫々偏光板が貼り付けられることにより、液晶表示パネルが構成される。そして、この液晶表示パネルの各画素は、走査線1ライン毎に左目用画素と右目用画素とが交互に配列されており、この左目用画素には左目用の画像を表示させ、また、右目用画素には右目用の画像を表示させる。
そして、図8に示すように、この液晶表示パネル上に貼り付けられる偏光フィルム3には、ライン状の偏光部が2個形成されており、夫々CW(Clock Wise)円偏光部3a及びCCW(Counter Clock Wise)円偏光部3bとなっている。このCW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bは、1ラインおきに交互に形成されており、例えば、CW円偏光部3aが、液晶表示パネルの左目用画素と重なり、またCCW円偏光部3bが、液晶表示パネルの右目用画素と重なるように、液晶表示パネルと偏光フィルム3とを貼り合わせる。これにより、3次元液晶表示装置2が構成される(図9(a))。そして、液晶表示パネルのカラーフィルタ基板上の偏光板を透過した直線偏光は、左目用画素においては、偏光フィルム3のCW円偏光部3aにより、CW円偏光となり、また、右目用画素においては、偏光フィルム3のCCW円偏光部3bにより、CCW円偏光となる。
この左目用画素を透過したCW円偏光及び右目用画素を透過したCCW円偏光を、偏光メガネを介して、観察者の目に入射させる。この偏光メガネは、図9(b)に示すように、左側がCW円偏光板21aと左側直線偏光板(図示せず)とからなっており、また、図9(c)に示すように、右側がCCW円偏光板21bと右側直線偏光板(図示せず)とからなっている。なお、左側直線偏光板及び右側直線偏光板は、同じ方向の偏光軸を有する。
左目用画素を透過したCW円偏光は、偏光メガネの左側においては、メガネに設けられたCW円偏光板21aにより、直線偏光となり、この直線偏光は、この直線偏光の偏光軸と同じ方向の偏光軸を有する左側直線偏光板を透過するため、観察者の左目は、左目用の画像を視認することができる。つまり、3次元液晶表示装置2を偏光メガネの左側を介して観察すると、左目用画素が明部2aとなる(図9(d))。しかし、偏光メガネの右側においては、左目用画素を透過したCW円偏光は、メガネに設けられたCCW円偏光板21bにより、直線偏光となるが、この直線偏光の偏光軸は、偏光メガネの左側のCW円偏光板21aにより変換された直線偏光の偏光軸と直交するため、左側直線偏光板と同じ方向の偏光軸を有する右側直線偏光板を透過することができず、従って、観察者の右目は、左目用の画像を認識することができない。つまり、3次元液晶表示装置2を偏光メガネの右側を介して観察すると、右目用画素が暗部2bとなる(図9(e))。
一方、右目用画素を透過したCCW円偏光は、偏光メガネの左側においては、メガネに設けられたCW円偏光板21aにより、直線偏光となるが、この直線偏光の偏光軸は、CW円偏光をCCW円偏光板21bにより変換した直線偏光の偏光軸と同じ方向であるため、この直線偏光は、左側直線偏光板を透過することができず、観察者の左目は、右目用の画像を認識することができない。つまり、3次元液晶表示装置2を偏光メガネの左側を介して観察すると、右目用画素が暗部2bとなる(図9(d))。これに対し、偏光メガネの右側においては、右目用画素を透過したCCW円偏光は、メガネに設けられたCCW円偏光板21bにより、直線偏光となり、この直線偏光の偏光軸は、CW円偏光をCW円偏光板21aにより変換した直線偏光の偏光軸と同じ方向であるため、この直線偏光は、右側直線偏光板を透過する。これにより、観察者の右目は、右目用の画像を認識することができる。つまり、3次元液晶表示装置2を偏光メガネの右側を介して観察すると、右目用画素が明部2aとなる(図9(e))。
このように、画素の走査線1ライン毎に左目用の画像及び右目用の画像を表示すると共に、偏光メガネの左側に設けられたCW円偏光板21a及び左側直線偏光板が、左目に入射させるべき光のみを通過させ、また、偏光メガネの右側に設けられたCCW円偏光板21b及び右側直線偏光板が、右目に入射させるべき光のみを通過させることにより、左目及び右目に入射した画像に視差を生じさせる。これにより、観察者は、立体的な画像を視認することができる。
しかし、この3次元液晶表示装置2において、適切に立体表示させるためには、図10(a)に示すように、液晶表示パネルの左目用画素又は右目用画素と、偏光フィルム3のCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bとが、精度よく重なっている必要がある。図10(b)に示すように、例えば、液晶表示パネルの左目用画素に、偏光フィルム3のCW円偏光部3aを重ねようとしても、その重ね精度が悪いことに起因して、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bが、走査線方向に垂直の方向にずれてしまうと、この偏光フィルム3のCW円偏光部3aの一部が、左目用画素に隣接した右目用画素に重なってしまい、本来、観察者の左目には認識されない右目用の画像の一部が、観察者の左目に認識されてしまう。従って、液晶表示パネルの左目用画素又は右目用画素と、偏光フィルム3のCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bとを精度よく重ねるため、偏光フィルム3と液晶表示パネルとを高精度に貼り合わせることが必要である。
特許文献1には、TFTアレイ基板及びカラーフィルタ基板上に直線偏光板を貼り付ける前に、この直線偏光板と、光を照射する光源との間に、欠陥がない偏光板を介在させ、この無欠陥偏光板を透過した直線偏光の進行方向に対し直交するように直線偏光板を配置し、この直線偏光板を、直線偏光の進行方向を軸として回転させることにより、直線偏光板における欠陥の有無を検査する方法が開示されている。この従来技術は、直線偏光板を回転させる際、その光軸と、無欠陥偏光板の光軸が同じ方向になったとき、最も明るくなり、その光軸と、無欠陥偏光板の光軸とが直交したとき、最も暗くなるため、直線偏光板の回転と共に明暗状態を繰り返すが、直線偏光板に欠陥部分があると、その欠陥部分は、正常部分のような明暗状態を繰り返すのではなく、黒色又は白色に浮かび上がるため、直線偏光板の欠陥を検出することができる。この従来技術は、直線偏光板を、TFTアレイ基板及びカラーフィルタ基板に貼り付ける前に、欠陥の有無を検査することにより、直線偏光板を貼り付けた後に欠陥が発見されたことに伴うリペア作業を減らそうとするものである。
また、特許文献2には、視野角を向上させる位相差フィルムと偏光板とからなる光学補償フィルムを、TFTアレイ基板及びカラーフィルタ基板上に貼り付けた液晶表示パネルの検査治具が開示されている。この検査治具には、光を屈折させる複数の溝が形成された3個のレンズシート部が設けられており、第1のレンズシート部と第3のレンズシート部とは、その溝の形成方向が直交し、また第2のレンズシート部の溝の形成方向は、第1及び第3のレンズシート部の溝の形成方向に対し45度傾斜している。この従来技術は、光学補償フィルムの貼り付け方向が誤っていた場合、液晶表示パネルの視野角特性が変わるため、この検査治具を、液晶表示パネル上に設置し、3個のレンズシート部を通して、液晶表示パネルを観察することにより、光学補償フィルムの貼り付け方向による視野角特性の変化が、レンズシート部を通した液晶表示パネルの明暗表示から確認され、これにより、光学補償フィルムの貼り付け方向の間違いを見分けようとするものである。
特開平9−229817号公報 特開2007−333956号公報
しかしながら、特許文献1は、直線偏光板の欠陥部を検査するものであり、また特許文献2は、光学補償フィルムの貼り付け方向の誤りを検査するものであるため、この特許文献1及び特許文献2のいずれも、ライン状の偏光部が形成された偏光フィルムと液晶表示パネルとの貼り合わせ位置を検査するものではない。また、従来、偏光フィルムと液晶表示パネルとを貼り合わせた後、その貼り合わせ位置を検査せずに、3次元液晶表示装置の製造工程を進めるため、偏光フィルムと液晶表示パネルとの貼り合わせ位置が不良の3次元液晶表示装置が、その後の製造工程に流出していた。
これに対し、カラーフィルタ基板に形成されるブラックマトリックスにおいて、走査線に平行に延びる部分の幅を太くすることにより、偏光フィルムと液晶表示パネルとの貼り合わせ位置とのずれを許容する方法も提案されている。この方法は、走査線に平行に延びるブラックマトリックスの部分の幅を太くすることにより、偏光フィルムと液晶表示パネルとの貼り合わせ位置がずれたことに起因して、偏光フィルムのCW円偏光部又はCCW円偏光部の位置がずれても、本来、CW円偏光部又はCCW円偏光部が重なる予定の左目用画素又は右目用画素に隣接した右目用画素又は左目用画素に、CW円偏光部又はCCW円偏光部の一部が重なることを防止して、観察者の左目又は右目に、右目用の画像又は左目用の画像が認識されないようにするものである。
しかし、この方法では、ブラックマトリックスの幅を太くしているため、液晶表示パネルのTFTアレイ基板側に設置されるバックライトからの光が遮断される量が多くなり、液晶表示パネルを透過した後の光量が少なくなるため、3次元液晶表示装置を視認する際、その画像が暗く見える。また、この画像が暗くなることを防止するためには、液晶表示パネルの画素数を減らし、ブラックマトリックスに覆われていない部分を増やして、液晶表示パネルを透過する光量を増加させる必要があるが、この場合、画素数が少なくなるため、高精細化することができず、3次元液晶表示装置の画質が粗くなってしまう。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、偏光フィルムを液晶表示パネルに貼り合わせた位置を、その貼り合わせた後の貼り合わせ工程において検査することにより、製造工程が終了する前に、偏光フィルムの貼り換えを行うことができると共に、ブラックマトリックスの幅を太くすることにより、偏光フィルムと液晶表示パネルとの貼り合わせ位置のずれを許容する必要がない偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置は、一方向にライン状をなすCW円偏光部及びCCW円偏光部が1ラインおきに交互に形成された偏光フィルムを、カラーフィルタ基板が形成された液晶表示パネルに貼り合わせたときの前記偏光フィルムの貼り合わせ位置を検査する装置において、前記CW円偏光部及びCCW円偏光部を透過したCW円偏光及びCCW円偏光を直線偏光に変換するCW又はCCW円偏光板と、この直線偏光を透過又は遮断する直線偏光板と、を有する円偏光フィルタと、前記円偏光フィルタを介在させて、前記偏光フィルムに焦点を合わせた状態で得られる偏光フィルム画像と、前記円偏光フィルタを介在させずに、前記液晶表示パネルのカラーフィルタ基板のパターン面に焦点を合わせた状態で得られるカラーフィルタ画像と、を前記液晶表示パネルとの相対的な位置を変えずに撮影するカメラと、前記偏光フィルム画像及び前記カラーフィルタ画像を演算処理して前記液晶表示パネルの特定位置と、前記偏光フィルムの特定位置とを検出する画像処理部と、を有し、前記2個の特定位置を基に、前記偏光フィルムと前記液晶表示パネルとの貼り合わせ位置が正常か否かを検査されることを特徴とする。
本発明においては、例えば、前記画像処理部は、前記偏光フィルム画像において、前記一方向にライン状をなすCW円偏光部又はCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置を検出し、且つ前記カラーフィルタ画像において、カラーフィルタ基板に設けられた格子状のブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分の幅及び幅方向の中心の位置を検出することにより、前記CW円偏光部又はCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置が、前記ブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分上にあるか否かを判断される。
本発明に係る他の偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置は、一方向にライン状をなすCW円偏光部及びCCW円偏光部が1ラインおきに交互に形成された偏光フィルムを、カラーフィルタ基板が形成された液晶表示パネルに貼り合わせたときの前記偏光フィルムの貼り合わせ位置を検査する装置において、前記CW円偏光部及びCCW円偏光部を透過したCW円偏光及びCCW円偏光を直線偏光に変換するCW円偏光板と、この直線偏光を透過又は遮断する第1の直線偏光板と、を有するCW円偏光フィルタと、前記CW円偏光部及びCCW円偏光部を透過したCW円偏光及びCCW円偏光を直線偏光に変換するCCW円偏光板と、この直線偏光を透過又は遮断する第2の直線偏光板と、を有するCCW円偏光フィルタと、前記CW円偏光フィルタを介在させて、前記偏光フィルムに焦点を合わせた状態で得られる第1の偏光フィルム画像と、前記CCW円偏光フィルタを介在させて、前記偏光フィルムに焦点を合わせた状態で得られる第2の偏光フィルム画像と、前記CW円偏光フィルタ及び前記CCW円偏光フィルタを介在させずに、前記液晶表示パネルのカラーフィルタ基板のパターン面に焦点を合わせた状態で得られるカラーフィルタ画像と、を前記液晶表示パネルとの相対的な位置を変えずに撮影するカメラと、前記第1の偏光フィルム画像、前記第2の偏光フィルム画像及び前記カラーフィルタ画像を演算処理して前記液晶表示パネルの特定位置と、前記偏光フィルムの特定位置とを検出する画像処理部と、を有し、前記2個の特定位置を基に、前記偏光フィルムと前記液晶表示パネルとの貼り合わせ位置が正常か否かを検査されることを特徴とする。
本発明においては、例えば、前記画像処理部は、前記第1の偏光フィルム画像及び前記第2の偏光フィルム画像において、前記一方向にライン状をなすCW円偏光部及びCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置を検出し、且つ前記カラーフィルタ画像において、カラーフィルタ基板に設けられた格子状のブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分の幅及び幅方向の中心の位置を検出することにより、前記CW円偏光部及びCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置が、前記ブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分上にあるか否かを判断される。
本発明に係る偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置は、偏光フィルムを液晶表示パネルに貼り合わせた後の貼り合わせ工程において、その貼り合わせ位置を検査することができ、3次元液晶表示装置の製造工程が終了する前に、偏光フィルムの貼り換えを行うことができるため、3次元液晶表示装置の歩留りを向上させることができる。また、貼り合わせ位置に異常がある場合、偏光フィルムの貼り換えを行うため、カラーフィルタ基板に形成されるブラックマトリックスの幅を太くして、貼り合わせ位置のずれを許容する必要がないので、3次元液晶表示装置の明るさ低下を防止することができる。
(a)は、本発明の第1実施形態に係る偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置を示す図、(b)は、液晶表示パネルの上面図、(c)は、偏光フィルムの上面図である。 (a)は、カメラと液晶表示パネルとの間に、CW円偏光板と直線偏光板とを介在させていることを示す図、(b)は、カメラと液晶表示パネルとの間に、何も介在させていないことを示す図である。 (a)は、偏光フィルム画像を示す図、(b)は、この偏光フィルム画像を画像処理していることを示す図、(c)は、カラーフィルタ画像を示す図、(d)は、このカラーフィルタ画像を画像処理していることを示す図である。 (a)は、液晶表示パネル及び偏光フィルムにおいて、カメラ及び低倍カメラを用いて撮影する位置を示す図、(b)は、低倍カメラによる撮影画像図、(c)は、偏光フィルム画像を示す図、(d)は、カラーフィルタ画像を示す図である。 カメラ及び低倍カメラがx軸方向及びy軸方向に移動することを示す図である。 (a)は、偏光フィルム画像において、測定枠を、CW円偏光部の幅方向の両縁部に合わせて、その縁部の位置を測定していることを示す図、(b)は、カラーフィルタ画像において、測定枠を、RGBパターンの走査線方向の両縁部に合わせて、そのy軸方向の縁部の位置を測定していることを示す図、(c)は、カラーフィルタ画像において、測定枠を、RGBパターンの走査線方向の1ライン分の縁部及びこれに隣接するRGBパターンの走査線方向の1ライン分の縁部に合わせて、その縁部間のライン状ブラックマトリックスの中心位置を測定していることを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置を示す図である。 CW円偏光部及びCCW円偏光部が形成された偏光フィルムの上面図である。 (a)は、偏光フィルムを貼り合わせた液晶表示パネルの上面図、(b)は、偏光メガネの左側に設けられたCW円偏光板を示す図、(c)は、偏光メガネの右側に設けられたCCW円偏光板を示す図、(d)は、偏光メガネの左側を介して視認した3次元液晶表示装置の上面図、(e)は、偏光メガネの右側を介して視認した3次元液晶表示装置の上面図である。 (a)は、偏光フィルムと液晶表示パネルとの貼り合わせ位置が正常であることを示す上面図、(b)は、この貼り合わせ位置がy軸方向にずれたことを示す上面図である。
以下、本発明の第1の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置を示す図、(b)は、液晶表示パネルの上面図、(c)は、偏光フィルムの上面図である。また、図2(a)は、カメラと液晶表示パネルとの間に、CW円偏光板と直線偏光板とを介在させていることを示す図、(b)は、カメラと液晶表示パネルとの間に、何も介在させていないことを示す図、図3(a)は、偏光フィルム画像を示す図、(b)は、この偏光フィルム画像を画像処理していることを示す図、(c)は、カラーフィルタ画像を示す図、(d)は、このカラーフィルタ画像を画像処理していることを示す図である。そして、図4(a)は、液晶表示パネル及び偏光フィルムにおいて、カメラ及び低倍カメラを用いて撮影する位置を示す図、(b)は、低倍カメラによる撮影画像図、(c)は、偏光フィルム画像を示す図、(d)は、カラーフィルタ画像を示す図、図5は、カメラ及び低倍カメラがx軸方向及びy軸方向に移動することを示す図である。
図1(a)に示すように、液晶表示パネル4においては、TFTアレイ基板19とカラーフィルタ基板6との間に液晶材10が封入され、これらのTFTアレイ基板19及びカラーフィルタ基板6における液晶材10の反対側の面に、夫々TFT側偏光板20及びCF(カラーフィルタ)側偏光板5が貼り付けられている。このカラーフィルタ基板6のガラス基板6aのTFTアレイ基板19側の面には、例えば、RGBパターン7が形成されており、このRGBパターン7が形成されていない部分には、ブラックマトリックス8(遮光部)が形成されており、このRGBパターン7及びブラックマトリックス8によりカラーフィルタ6bが構成されている。この液晶表示パネル4の各画素は、図1(b)に示すように、走査線1ライン毎に左目用画素4aと右目用画素4bとが交互に配列されており、走査線1ライン毎に左目用の画像及び右目用の画像を表示するようになっている。
また、CF側偏光板5におけるカラーフィルタ基板6の反対側の面には、走査線1ライン毎に光の偏光方向を変える偏光フィルム3が貼り付けられている。この偏光フィルム3には、図1(c)に示すように、一方向にライン状をなす2個の偏光部が形成されており、夫々CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bとなっている。このCW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bは、1ラインおきに交互に形成されており、CW円偏光部3aが、液晶表示パネル4の左目用画素4aと重なり、またCCW円偏光部3bが、液晶表示パネル4の右目用画素4bと重なるように、液晶表示パネル4と偏光フィルム3とを貼り合わせる。即ち、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bの長手方向が、液晶表示パネル4の走査線に平行になるように重ねられている。これにより、CF側偏光板5を透過した直線偏光は、左目用画素4aにおいては、偏光フィルム3のCW円偏光部3aにより、CW円偏光となり、また、右目用画素4bにおいては、偏光フィルム3のCCW円偏光部3bにより、CCW円偏光となる。なお、本実施形態では、この偏光フィルム3上は、防眩のために、AG(アンチグレア)処理が施されてAG膜9が形成されているが、偏光フィルム3は、このような表面処理がされていなくてもよい。
左目用画素4aを透過したCW円偏光及び右目用画素4bを透過したCCW円偏光は、偏光メガネを介して、観察者の目に入射される。この偏光メガネは、左目側がCW円偏光板と左側直線偏光板とからなっており、また、右目側がCCW円偏光板と右側直線偏光板とからなっている。なお、左側直線偏光板及び右側直線偏光板は、同じ方向の偏光軸を有する。
そして、左目用画素4aを透過したCW円偏光は、偏光メガネの左目側においては、CW円偏光板により、直線偏光となり、この直線偏光は、この直線偏光の偏光軸と同じ方向の偏光軸を有する左側直線偏光板を透過するため、観察者の左目には、左目用画素4aを透過した光が入射する。しかし、左目用画素4aを透過したCW円偏光は、偏光メガネの右目側においては、CCW円偏光板により、直線偏光となるが、この直線偏光の偏光軸は、CW円偏光板により変換された直線偏光の偏光軸と直交するため、この直線偏光は、左側直線偏光板と同じ偏光軸を有する右側直線偏光板により遮断される。従って、観察者の右目には、左目用画素4aを透過した光は入射しない。
また、右目用画素4bを透過したCCW円偏光は、偏光メガネの右目側においては、CCW円偏光板により、直線偏光となり、この直線偏光は、この直線偏光の偏光軸と同じ方向の偏光軸を有する右側直線偏光板を透過するため、観察者の右目には、右目用画素4bを透過した光が入射する。しかし、右目用画素4bを透過したCCW円偏光は、偏光メガネの左目側においては、CW円偏光板により、直線偏光となるが、この直線偏光の偏光軸は、CCW円偏光板により変換された直線偏光の偏光軸と直交するため、この直線偏光は、右側直線偏光板と同じ偏光軸を有する左側直線偏光板を透過できない。このため、観察者の左目には、右目用画素4bを透過した光は入射しない。
このように、左目用画素4aを透過した左目用の画像は、偏光フィルム3のCW円偏光部3aによりCW円偏光となり、このCW円偏光は、偏光メガネの左目側に設けられたCW円偏光板及び左側直線偏光板を透過するため、偏光メガネを装着した観察者の左目は、左目用の画像を認識することができる。また、右目用画素4bを透過した右目用の画像は、偏光フィルム3のCCW円偏光部3bによりCCW円偏光となり、このCCW円偏光は、偏光メガネの右目側に設けられたCCW円偏光板及び右側直線偏光板を透過するため、観察者の右目は、右目用の画像を認識することができる。なお、本実施形態では、偏光メガネの左目側は、CW円偏光板及び左側直線偏光板から構成され、右目側は、CCW円偏光板及び右側直線偏光板から構成されるものであり、且つ左側直線偏光板及び右側直線偏光板は、同じ方向の偏光軸を有するものとしたが、本発明はこの構成に限らない。例えば、偏光メガネの左目側は、CW円偏光板及び左側直線偏光板から構成され、右目側は、CW円偏光板及び右側直線偏光板から構成されるものであり、且つ左側直線偏光板の偏光軸と右目側直線偏光板の偏光軸とが直交するようにしてもよい。更に、偏光メガネの左目側は、CCW円偏光板及び左側直線偏光板から構成され、右目側は、CCW円偏光板及び右側直線偏光板から構成されるものであり、且つ左側直線偏光板の偏光軸と右目側直線偏光板の偏光軸とが直交するようにしてもよい。
以上のように、画素の走査線1ライン毎に左目用の画像及び右目用の画像を表示させると共に、偏光メガネの左目側に設けられたCW円偏光板及び左側直線偏光板が、左目に入射させるべき光のみを通過させ、また、偏光メガネの右目側に設けられたCCW円偏光板及び右側直線偏光板が、右目に入射させるべき光のみを通過させることにより、左目及び右目に入射した画像に視差を生じさせる。これにより、立体表示が可能になる。
次に、本実施形態の偏光フィルムの貼り合わせ位置の検査装置について説明する。液晶表示パネル4における偏光フィルム3が貼り付けられた側の上方には、図1(a)に示すように、液晶表示パネル4及び偏光フィルム3を撮影するカメラ11が設置されている。このカメラ11は、落射顕微鏡12に取り付けられており、この落射顕微鏡12は、円筒状の鏡筒13を有し、この鏡筒13の側部には、照明を取り込むための円筒状の光導入部14が設けられている。そして、この光導入部14から入射した光が、カメラ11下方の液晶表示パネル4に当たるように、鏡筒13内に組み込まれるハーフミラー等の光学系が設計され、また、この光学系により、液晶表示パネル4に入射した光が、液晶表示パネル4で反射し、この反射した光が、鏡筒13内に入り、この鏡筒13内の上方まで届くようになっている。そして、カメラ11に設けられたCCDにより、この反射光を結像して、液晶表示パネル4及び偏光フィルム3を撮影する。なお、本実施形態では、検査装置として、落射照明を用いているが、光源からの光の反射光をカメラで撮影できるものであれば、検査装置として使用できる。この場合も、光源から出射され、液晶表示パネル又は偏光フィルムに入射した光が、液晶表示パネル又は偏光フィルムで反射し、この反射光が、カメラに入射する。そして、カメラに設けられたCCDにより、この反射光を結像して、液晶表示パネル又は偏光フィルムを撮影する。
このカメラ11を用いて、偏光フィルム3に焦点を合わせた状態で得られる偏光フィルム画像15と、カラーフィルタ基板6のRGBパターン7及びブラックマトリックス8が形成された面(パターン面)に焦点を合わせた状態で得られるカラーフィルタ画像16とを撮影する。この2個の画像のうち、偏光フィルム画像15は、図2(a)に示すように、カメラ11と液晶表示パネル4との間に、CW円偏光板21aと直線偏光板22とを重ねた円偏光フィルタを介在させた状態で、落射顕微鏡12の観察位置を上下移動させ、偏光フィルム3に焦点を合わせて撮影することにより得られる(図3(a))。この円偏光フィルタは、CW円偏光板21aを有するものであるため、CW円偏光フィルタ23aと呼称する。また、CW円偏光板21aは、CW円偏光及びCCW円偏光を、直線偏光に変換するものであり、直線偏光板22は、この直線偏光を透過又は遮断するものである。この偏光フィルム画像15は、カメラ11と液晶表示パネル4との間に、CW円偏光板21aと直線偏光板22とを介在させた状態で撮影したものであるため、左目用画素4a及び偏光フィルム3のCW円偏光部3aを透過したCW円偏光は、このCW円偏光板21aにより、直線偏光となり、この直線偏光は、この直線偏光を透過するように光学軸が調整された直線偏光板22を透過して、カメラ11に到達する。一方、右目用画素4b及び偏光フィルム3のCCW円偏光部3bを透過したCCW円偏光は、CW円偏光板21aにより、直線偏光となるが、この直線偏光の偏光軸は、CW円偏光板21aにより変換された直線偏光の偏光軸と直交するため、直線偏光板22を透過することができず、カメラ11に到達しない。これにより、カメラ11の撮影画像においては、偏光フィルム3におけるCW円偏光部3aが明部2aとなり、CCW円偏光部3bが暗部2bとなるため、この明部2a及び暗部2bの明暗差により、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部及び幅等を観察することができる。
そして、この偏光フィルム画像15を撮影した後、図2(b)に示すように、カメラ11と液晶表示パネル4との間に介在させたCW円偏光フィルタ23aを取り外し、落射顕微鏡12の観察位置を下方に移動させ、カラーフィルタ基板6のパターン面に焦点を合わせた状態で、カメラ11を用いて、カラーフィルタ画像16を撮影する(図3(c))。このカラーフィルタ画像16及び偏光フィルム画像15を撮影する際、カメラ11側からみた場合におけるカメラ11(落射顕微鏡12)と液晶表示パネル4との相対的な位置を変えずに撮影する。これにより、カラーフィルタ画像16及び偏光フィルム画像15の座標が等しくなるため、その比較を行うことができる。なお、本実施形態では、偏光フィルム画像15を撮影する際、CW円偏光板21aと直線偏光板22とを介在させたが、CCW円偏光板21bと直線偏光板22とを介在させてもよい。また、本実施形態では、偏光フィルム画像15を撮影した後に、カラーフィルタ画像16を撮影したが、これに限らず、先ずカラーフィルタ画像16を撮影し、その後、偏光フィルム画像15を撮影してもよい。この場合、カラーフィルタ基板6のパターン面よりも偏光フィルム3の方が、カメラ11からの距離が短いため、カラーフィルタ基板6のパターン面に焦点を合わせてカラーフィルタ画像16を撮影した後、落射顕微鏡12の観察位置を、上方に移動させる。また、介在させるCW円偏光板21a又はCCW円偏光板21bと直線偏光板22として、3次元液晶表示装置を立体的に視認するために使用する偏光メガネの左側又は右側を使用してもよい。
この落射顕微鏡12は、例えばコンピュータに接続されており、このコンピュータに設けられた画像処理部が、カメラ11が撮影した偏光フィルム画像15及びカラーフィルタ画像16を演算処理する。このカメラ11、CW円偏光フィルタ23a及び演算処理部により、本実施形態の偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置1が構成される。この画像処理部は、例えば、図3(b)に示すように、偏光フィルム画像15において、偏光フィルム3に形成されたCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aを検出する。この位置として、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bが延びる方向(走査線方向)をx軸、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bの幅方向(信号線方向)をy軸とすると、y軸における座標を検出する。そして、画像処理部は、図3(d)に示すように、カラーフィルタ画像16において、カラーフィルタ基板6に設けられた格子状のブラックマトリックス8におけるx軸に平行に延びる部分であるライン状ブラックマトリックス8aの幅16a及び幅方向の中心の位置16bを検出する。つまり、ライン状ブラックマトリックス8aのy軸方向の長さと、その中心のy軸における座標を検出する。そして、この画像処理部により検出されたCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8a上にあるか否かを判断される。このCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8a上にあれば、本来、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bが重なる予定の左目用画素4a又は右目用画素4bに隣接した右目用画素4b又は左目用画素4aに、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの一部が重なっていないので、偏光フィルム3の貼り合わせ位置が正常であることが認識される。一方、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8a上にない場合、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの一部が、本来重なる予定の左目用画素4a又は右目用画素4bに隣接した右目用画素4b又は左目用画素4aに重なっているので、偏光フィルム3の貼り合わせ位置が異常であると認識される。
なお、本実施形態では、偏光フィルム画像15においては、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aを検出したが、そのほかに、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅15b、その幅方向の中心位置15c及びy軸方向のピッチ15dを検出してもよい。また、本実施形態では、カラーフィルタ画像16においては、ライン状ブラックマトリックス8aの幅16a及び幅方向の中心位置16bを検出したが、そのほかに、ライン状ブラックマトリックス8aのy軸方向のピッチ16cを検出してもよく、また、RGBパターン7の走査線方向1ライン分のy軸方向の長さ16d、このy軸方向の長さの中心の位置16e及びy軸方向のピッチ16fを検出してもよい。これらの算出結果から、偏光フィルム3の貼り合わせ位置を検査することにより、更に、正確に貼り合わせ位置を検査することができる。例えば、RGBパターン7の走査線方向1ライン分は、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの1ライン分の範囲内にある必要があるため、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の中心位置と、RGBパターン7の走査線方向1ライン分のy軸方向の長さの中心位置とのずれを算出する。このずれ分が、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅から、RGBパターン7の走査線方向1ライン分のy軸方向の長さを減算して2で除算した値を超えた場合、本来、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bが重なる予定の左目用画素4a又は右目用画素4bに隣接した右目用画素4b又は左目用画素4aに、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの一部が重なっているので、偏光フィルム3の貼り合わせ位置が異常であることが認識される。
次に、カメラ撮影位置について説明する。図4(a)に示すように、カラーフィルタ基板6に形成されたブラックマトリックス8の外枠よりも小さい矩形状のCF側偏光板5がカラーフィルタ基板6上に貼り付けられた液晶表示パネル4の上面に、偏光フィルム3が貼り付けられている。この偏光フィルム3は、CF側偏光板5の外枠よりも小さいものであり、また、この偏光フィルム3のうち、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bの幅方向の両縁部は、ダミーライン3cとなっている。また、偏光フィルム3において、ダミーライン3c以外の部分3dは、カラーフィルタ基板6のRGBパターン7が形成された領域と重なる部分である。なお、このダミーライン3cにおいては、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bが、ダミーライン以外の部分3dにおけるCW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bよりも、広い幅で形成されている。そして、この液晶表示パネル4の上方には、2個のカメラが設置されている。この2個のカメラのうち、1個は、フィルム等の位置を検査するために、低倍率に設定された低倍カメラである。この低倍カメラは、CF側偏光板5の4隅のうち、CF側偏光板5の対角線上に位置する2点17a,17bを、低倍カメラと液晶表示パネル4との間に円偏光フィルタを介在させて観察するものであり、図4(b)に示すように、そのカメラ視野には、液晶表示パネル4のうち、ブラックマトリックス8及びCF側偏光板5が入っており、また、偏光フィルム3の一部が入っている。この低倍カメラは、偏光フィルム3の外側端部の位置と、偏光フィルム3のうち、ダミーライン3cとダミーライン以外の部分3dとの境界の位置を観察することにより、ダミーライン3cの幅3eを測定し、この位置と幅から、偏光フィルム3と液晶表示パネル4とのおおまかな位置関係等を把握する。なお、位置の測定に必要な座標は、例えば、カラーフィルタ基板6の4隅のうち、1個の位置を原点とする。
また、もう一方のカメラ11は、偏光フィルム3と液晶表示パネル4との貼り合わせ位置を観察するために、高倍率に設定されたカメラ11である。このカメラ11の倍率は、例えば、5倍であり、これにより、液晶表示パネル4の画素を観察し、図4(c),(d)に示すように、偏光フィルム画像15及びカラーフィルタ画像16を撮影することができる。液晶表示パネル4の走査線に平行の方向をx軸、液晶表示パネル4の信号線に平行の方向をy軸とすると、このカメラ11は、偏光フィルム3のy軸方向における中心線の両端部及び中央部の3点11a,11b,11cと、偏光フィルム3の4隅のうち、低倍カメラで観察した2個の位置に隣接する2点11d,11eとを観察するものであり、合わせて5点の観察を行う。そして、この5点において、偏光フィルム画像15においては、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅15b等を測定し、また、カラーフィルタ画像16においては、RGBパターン7の走査線方向1ライン分のy軸方向の長さ16d等を測定することにより、偏光フィルム3と液晶表示パネル4との貼り合わせ位置を検査する。このように、本実施形態では、液晶表示パネル4及び偏光フィルム3上の5点を検査することにより、偏光フィルム3と液晶表示パネル4との貼り合わせ位置の検査精度を高めることができる。なお、本実施形態では、液晶表示パネル4及び偏光フィルム3上の5点(11a,11b,11c,11d,11e)を検査しているが、検査位置は、x軸に平行の方向に3点としてもよい。偏光フィルム3と液晶表示パネル4との貼り合わせ位置が液晶表示パネル4及び偏光フィルム3上の1点を軸として傾いている場合、その軸の部分のみを検査すると、貼り合わせ位置が正常であると認識されてしまうが、x軸に平行の方向に3点の測定を行うことにより、その軸の部分以外の部分では、貼り合わせ位置が正常でないことを認識することができるため、貼り合わせ位置検査の誤検知を防止することができる。
なお、図5に示すように、このカメラ11及び低倍カメラは、移動範囲18a,18b,18cにおいて、x軸方向及びy軸方向に移動することができる。これにより、液晶表示パネル4のサイズが変わって、カメラ11及び低倍カメラにおける測定位置が変わっても、このカメラ11及び低倍カメラのx軸方向の位置及びy軸方向の位置を調整することにより、このカメラ11及び低倍カメラの位置を、サイズが異なる液晶表示パネル4の測定位置に合わせることができる。このように、搬入された液晶表示パネル4と偏光フィルム3との貼り合わせ位置を貼り合わせ位置検査装置1により検査した後、次の製造工程を行うために搬出される。
次に、本実施形態に係る偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置1の動作について説明する。図3(a)は、偏光フィルム画像を示す図、(b)は、この偏光フィルム画像を画像処理していることを示す図、(c)は、カラーフィルタ画像を示す図、(d)は、このカラーフィルタ画像を画像処理していることを示す図、図6(a)は、偏光フィルム画像において、測定枠を、CW円偏光部の幅方向の両縁部に合わせて、その縁部の位置を測定していることを示す図、(b)は、カラーフィルタ画像において、測定枠を、RGBパターンの走査線方向の両縁部に合わせて、そのy軸方向の縁部の位置を測定していることを示す図、(c)は、カラーフィルタ画像において、測定枠を、RGBパターンの走査線方向の1ライン分の縁部及びこれに隣接するRGBパターンの走査線方向の1ライン分の縁部に合わせて、その縁部間のライン状ブラックマトリックスの中心位置を測定していることを示す図である。図6(a)に示すように、カメラ11によって撮影された偏光フィルム画像15において、寸法等を測定したい位置に、測定枠31aを合わせる。例えば、偏光フィルム3に形成されたCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aを検出する場合、測定枠31aを、この縁部の位置15aに合わせる。この測定枠31a内の輝度を、例えば、所定の閾値を超える部分と、閾値以下の部分とに分けて2値化処理し、その輝度差により、縁部を検出する。なお、2値化処理に限らず、CW円偏光部3aとCCW円偏光部3bとの輝度差が求まれば、これらの縁部の検出は可能である。この測定枠31aは、複数表示させることもできるため、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bのように、長手方向に延びる2個の縁部があっても、測定枠31aを2個使って、この2個の測定枠31a,31bを、2個の縁部の位置15aに合わせることができる。前述の如く、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bが延びる方向をx軸、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bの幅方向をy軸とすると、図3(b)に示すように、このCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aとして、y軸の座標を検出する。
次に、図6(b)に示すように、カラーフィルタ画像16において、測定枠31aを、寸法等を測定したい位置に合わせる。例えば、RGBパターン7の走査線方向1ライン分のy軸方向の両端部の位置を測定するため、RGBパターン7の走査線方向の両縁部を夫々測定枠31a,31bで囲う。これにより、RGBパターン7のy軸方向の両端部16gの位置を、同時に測定することができる。また、図6(c)に示すように、測定枠31a,31bを、RGBパターン7の走査線方向1ライン分の縁部及びこれに隣接するRGBパターン7の走査線方向1ライン分の縁部に合わせることにより、この2個の縁部のy軸の座標を検出する。これにより、図3(d)に示すように、この2個の縁部間のライン状ブラックマトリックス8aの幅16a及び幅方向の中心の位置16dを検出する。このライン状ブラックマトリックス8aの幅方向の中心位置のy座標は、この2個の縁部のy座標の平均をとることにより、求められる。
そして、偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置1の演算処理部により検出されたCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aのy座標が、このライン状ブラックマトリックス8aの幅方向の中心位置のy座標と一致するか否かを判断される。互いのy座標が一致する場合、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aは、ライン状ブラックマトリックス8a上にあるため、本来、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bが重なる予定の左目用画素4a又は右目用画素4bに隣接した右目用画素4b又は左目用画素4aに、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの一部が重なっていないので、偏光フィルム3の貼り合わせ位置が正常であることが認識される。しかし、互いのy座標が異なる場合、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8a上にあるか否かを判断するため、その相互のy座標の差の絶対値を求める。y座標の差の絶対値を求める理由は、偏光フィルム3と液晶表示パネル4との貼り合わせ位置のy軸方向のずれとして、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aのy座標が、ライン状ブラックマトリックス8aの幅方向の中心位置のy座標よりも大きい場合と小さい場合とがあるからである。そして、このy座標の差が、ライン状ブラックマトリックス8aの幅を2で除算した値よりも大きい場合、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8aの幅方向の端部を超えているため、このCW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aは、ライン状ブラックマトリックス8a上にない。従って、CW円偏光部3a又はCCW円偏光部3bの一部が、本来重なる予定の左目用画素4a又は右目用画素4bに隣接した右目用画素4b又は左目用画素4aに重なっているので、偏光フィルム3の貼り合わせ位置が異常であると認識される。
このように、偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置1により、偏光フィルム3の貼り合わせ位置が正常であることが認識された場合、次の製造工程を行うために搬出される。一方、偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置1により、偏光フィルム3の貼り合わせ位置が異常であることが認識された場合、液晶表示パネル4から偏光フィルム3を剥がし、別の偏光フィルム3を液晶表示パネル4に貼り付ける。そして、この別の偏光フィルム3が貼り付けられた液晶表示パネル4の偏光フィルム3の貼り合わせ位置を、再度、貼り合わせ位置検査装置1により検査する。このように、偏光フィルム3を液晶表示パネル4に貼り合わせた後の貼り合わせ工程において、その貼り合わせ位置を検査して、貼り合わせ位置に異常があることが認識された場合、偏光フィルム3の貼り換えを行うため、貼り合わせ異常がある液晶表示パネル4が、その後の製造工程に流出することがなく、従って、3次元液晶表示装置の歩留りを向上させることができる。また、この貼り合わせ位置に異常がある場合、偏光フィルム3の貼り換えを行うため、貼り合わせ位置のずれを許容するために、カラーフィルタ基板6に形成されるブラックマトリックス8の幅を太くする必要がないので、3次元液晶表示装置の画像が暗くなることがない。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置を示す図である。図7に示すように、偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置1aは、第1実施形態と同様のカメラ11を用いて、偏光フィルム3に焦点を合わせた状態で得られる偏光フィルム画像15を2個撮影し、また、カラーフィルタ基板6のパターン面に焦点を合わせた状態で得られるカラーフィルタ画像16を撮影する。この2個の偏光フィルム画像15のうち、第1の偏光フィルム画像は、カメラ11と液晶表示パネル4との間に、CW円偏光板21aと直線偏光板22aとを重ねたCW円偏光フィルタ23aを介在させた状態で、落射顕微鏡12の観察位置を上下移動させ、偏光フィルム3に焦点を合わせて撮影することにより、得られる。また、第2の偏光フィルム画像は、この第1の偏光フィルム画像を撮影した後、CW円偏光フィルタ23aを取り外し、落射顕微鏡12の観察位置を上下移動させず、そのままの状態で、カメラ11と液晶表示パネル4との間に、CCW円偏光板21bと直線偏光板22bとを重ねたCCW円偏光フィルタ23bを介在させて撮影することにより、得られる。この2個の偏光フィルム画像15を撮影した後、CCW円偏光フィルタ23bを取り外し、カラーフィルタ基板6のパターン面に焦点を合わせた状態で、カラーフィルタ画像16を撮影する。このように、本実施形態では、第1の偏光フィルム画像、第2の偏光フィルム画像及びカラーフィルタ画像16という3個の画像を撮影する。なお、本実施形態では、第1の偏光フィルム画像を撮影した後、第2の偏光フィルム画像を撮影し、その後、更にカラーフィルタ画像16を撮影しているが、この撮影順番を変更してもよい。但し、第1の偏光フィルム画像及び第2の偏光フィルム画像は、焦点を同じくして撮影する必要があるため、第1の偏光フィルム画像の撮影と第2の偏光フィルム画像の撮影との間に、カラーフィルタ画像16の撮影を挟まないことが好ましい。
そして、本実施形態の画像処理部は、この第1の偏光フィルム画像、第2の偏光フィルム画像及びカラーフィルタ画像16を演算処理する。この画像処理部は、例えば、第1の偏光フィルム画像において、偏光フィルム3のCW円偏光部3aの幅方向の縁部の位置15a等を測定し、また、第2の偏光フィルム画像において、偏光フィルム3のCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15a等を測定する。そして、画像処理部は、カラーフィルタ画像16において、ブラックマトリックス8における走査線方向に延びる部分であるライン状ブラックマトリックス8aの幅及び幅方向の中心の位置等を測定する。この測定結果から、CW円偏光部3aの幅方向の縁部の位置15a及びCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8a上にあるか否かを判断する。このCW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8a上にあれば、偏光フィルム3の貼り合わせが正常であると認識され、また、CW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aが、ライン状ブラックマトリックス8a上にない場合、偏光フィルム3の貼り合わせが異常であると認識される。なお、本実施形態では、カメラ11が3個の画像を撮影し、また、画像処理部が、この3個の画像を演算処理することにより、貼り合わせ位置検査装置1aが、偏光フィルム3と液晶表示パネル4との貼り合わせ位置を検査するものであるが、これ以外の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態では、第1の偏光フィルム画像からCW円偏光部3aの幅方向の縁部の位置15aを測定し、また、第2の偏光フィルム画像からCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aを測定し、この測定されたCW円偏光部3a及びCCW円偏光部3bの幅方向の縁部の位置15aの夫々について、ライン状ブラックマトリックス8a上にあるか否かを判断するため、1個の偏光フィルム画像15とカラーフィルタ画像16とを比較する第1実施形態よりも、検査精度を高めることができる。
1,1a:偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置、2:3次元液晶表示装置、2a:明部、2b:暗部、3:偏光フィルム、3a:CW円偏光部、3b:CCW円偏光部、3c:ダミーライン、3d:ダミーライン以外の部分(カラーフィルタ基板のRGBパターン領域と重なる部分)、3e:ダミーラインの幅、4:液晶表示パネル、4a:左目用画素、4b:右目用画素、5:CF側偏光板、6:カラーフィルタ基板、6a:ガラス基板、6b:カラーフィルタ、7:RGBパターン、8:ブラックマトリックス、8a:ライン状ブラックマトリックス、9:AG処理、10:液晶材、11:カメラ、11a,11b,11c,11d,11e:カメラの測定位置、12:落射顕微鏡、13:鏡筒、14:光導入部、15:偏光フィルム画像、15a:CW円偏光部又はCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置、15b:CW円偏光部又はCCW円偏光部の幅、15c:CW円偏光部又はCCW円偏光部の幅方向の中心の位置、15d:CW円偏光部又はCCW円偏光部のピッチ、16:カラーフィルタ画像、16a:ライン状ブラックマトリックスの幅、16b:ライン状ブラックマトリックスの幅方向の中心の位置、16c:ライン状ブラックマトリックスのピッチ、16d:RGBパターンの走査線方向1ライン分のy軸方向の長さ、16e:RGBパターンの走査線方向1ライン分のy軸方向の長さの中心の位置、16f:RGBパターンの走査線方向1ライン分のy軸方向のピッチ、16g:RGBパターンの走査線方向1ライン分のy軸方向の端部、17a,17b:低倍カメラの測定位置、18a,18b,18c:カメラ及び低倍カメラの移動範囲、19:TFTアレイ基板、20:TFT側偏光板、21a:CW円偏光板、21b:CCW円偏光板、22,22a,22b:直線偏光板、23a:CW円偏光フィルタ、23b:CCW円偏光フィルタ、31a,31b:測定枠

Claims (4)

  1. 一方向にライン状をなすCW円偏光部及びCCW円偏光部が1ラインおきに交互に形成された偏光フィルムを、カラーフィルタ基板が形成された液晶表示パネルに貼り合わせたときの前記偏光フィルムの貼り合わせ位置を検査する装置において、
    前記CW円偏光部及びCCW円偏光部を透過したCW円偏光及びCCW円偏光を直線偏光に変換するCW又はCCW円偏光板と、この直線偏光を透過又は遮断する直線偏光板と、を有する円偏光フィルタと、
    前記円偏光フィルタを介在させて、前記偏光フィルムに焦点を合わせた状態で得られる偏光フィルム画像と、前記円偏光フィルタを介在させずに、前記液晶表示パネルのカラーフィルタ基板のパターン面に焦点を合わせた状態で得られるカラーフィルタ画像と、を前記液晶表示パネルとの相対的な位置を変えずに撮影するカメラと、
    前記偏光フィルム画像及び前記カラーフィルタ画像を演算処理して前記液晶表示パネルの特定位置と、前記偏光フィルムの特定位置とを検出する画像処理部と、
    を有し、
    前記2個の特定位置を基に、前記偏光フィルムと前記液晶表示パネルとの貼り合わせ位置が正常か否かを検査されることを特徴とする偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置。
  2. 前記画像処理部は、前記偏光フィルム画像において、前記一方向にライン状をなすCW円偏光部又はCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置を検出し、且つ前記カラーフィルタ画像において、カラーフィルタ基板に設けられた格子状のブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分の幅及び幅方向の中心の位置を検出することにより、前記CW円偏光部又はCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置が、前記ブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分上にあるか否かを判断されることを特徴とする請求項1に記載の偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置。
  3. 一方向にライン状をなすCW円偏光部及びCCW円偏光部が1ラインおきに交互に形成された偏光フィルムを、カラーフィルタ基板が形成された液晶表示パネルに貼り合わせたときの前記偏光フィルムの貼り合わせ位置を検査する装置において、
    前記CW円偏光部及びCCW円偏光部を透過したCW円偏光及びCCW円偏光を直線偏光に変換するCW円偏光板と、この直線偏光を透過又は遮断する第1の直線偏光板と、を有するCW円偏光フィルタと、
    前記CW円偏光部及びCCW円偏光部を透過したCW円偏光及びCCW円偏光を直線偏光に変換するCCW円偏光板と、この直線偏光を透過又は遮断する第2の直線偏光板と、を有するCCW円偏光フィルタと、
    前記CW円偏光フィルタを介在させて、前記偏光フィルムに焦点を合わせた状態で得られる第1の偏光フィルム画像と、前記CCW円偏光フィルタを介在させて、前記偏光フィルムに焦点を合わせた状態で得られる第2の偏光フィルム画像と、前記CW円偏光フィルタ及び前記CCW円偏光フィルタを介在させずに、前記液晶表示パネルのカラーフィルタ基板のパターン面に焦点を合わせた状態で得られるカラーフィルタ画像と、を前記液晶表示パネルとの相対的な位置を変えずに撮影するカメラと、
    前記第1の偏光フィルム画像、前記第2の偏光フィルム画像及び前記カラーフィルタ画像を演算処理して前記液晶表示パネルの特定位置と、前記偏光フィルムの特定位置とを検出する画像処理部と、
    を有し、
    前記2個の特定位置を基に、前記偏光フィルムと前記液晶表示パネルとの貼り合わせ位置が正常か否かを検査されることを特徴とする偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置。
  4. 前記画像処理部は、前記第1の偏光フィルム画像及び前記第2の偏光フィルム画像において、前記一方向にライン状をなすCW円偏光部及びCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置を検出し、且つ前記カラーフィルタ画像において、カラーフィルタ基板に設けられた格子状のブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分の幅及び幅方向の中心の位置を検出することにより、前記CW円偏光部及びCCW円偏光部の幅方向の縁部の位置が、前記ブラックマトリックスにおける前記一方向に延びる部分上にあるか否かを判断されることを特徴とする請求項3に記載の偏光フィルムの貼り合わせ位置検査装置。
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