JP2014095320A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014095320A
JP2014095320A JP2012246326A JP2012246326A JP2014095320A JP 2014095320 A JP2014095320 A JP 2014095320A JP 2012246326 A JP2012246326 A JP 2012246326A JP 2012246326 A JP2012246326 A JP 2012246326A JP 2014095320 A JP2014095320 A JP 2014095320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
chamber
passage
hole
suction chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012246326A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Taguchi
幸彦 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP2012246326A priority Critical patent/JP2014095320A/ja
Priority to PCT/JP2013/080330 priority patent/WO2014073668A1/ja
Priority to DE112013005333.0T priority patent/DE112013005333B4/de
Publication of JP2014095320A publication Critical patent/JP2014095320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • F04B2027/1809Controlled pressure
    • F04B2027/1813Crankcase pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • F04B2027/1822Valve-controlled fluid connection
    • F04B2027/1827Valve-controlled fluid connection between crankcase and discharge chamber
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • F04B2027/1822Valve-controlled fluid connection
    • F04B2027/1831Valve-controlled fluid connection between crankcase and suction chamber

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】接続ポートの配置及び向きに関係なく、吸入通路出口を吸入室中央に配置でき、確実に吸入圧力脈動を低減できる圧縮機を提供する。
【解決手段】吸入室141を、吸入通路104aが接続する第1空間部141aと、吸入孔103aが接続する第2空間部141bと、に区画する区画部材150を設け、この区画部材150の吸入室中央部に相当する部位に、第1空間部141aと第2空間部141bとを連通する連通孔150aを形成する。これにより、第2空間部141bが吸入室となり、第1空間部141aが吸入通路104aの一部と見なせ、連通孔150aが実質的な吸入通路出口となり、吸入通路出口を吸入室中央に配置できるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用エアコンシステム等に使用される往復動式の圧縮機に関し、特に、吸入冷媒の圧力脈動を抑制する技術に関する。
特許文献1には、シリンダヘッド中央部に吸入室を形成し、この吸入室の外周囲に吐出室を形成し、駆動軸の周囲に環状に配列された複数のシリンダボアに挿入されたピストンの往復動により、吸入室に流入する冷媒をシリンダボア内に吸入して吐出室に吐出する圧縮機において、吐出室の外方から吐出室を横断して吸入室に至る直線状の吸入通路を設け、この吸入通路の出口を、環状に配列された複数の吸入孔の環状配列形の中心部、つまり吸入室の中央部に設けることが開示されている。この特許文献1の圧縮機によれば、複数の吸入孔と吸入通路の出口との間の各吸入孔毎の距離が平均化し、吸入室における圧力変動が極小となるため、外部冷媒回路へ伝播する吸入圧力脈動による騒音が低減できる。
特開平11−280646号公報
ところで、吸入通路は、圧縮機ハウジングの外側で外部冷媒回路と接続ポートによって接続されるが、この接続ポートの配置及び向きは、車両用エアコンシステム等においてはエンジン側の圧縮機搭載スペースの関係からエンジン毎に制約がある。このため、特許文献1に開示された、接続ポートから吸入室中央に向けて吸入通路を延設する構成では、エンジン側の圧縮機搭載スペースの制約によって、接続ポートから延設する吸入通路の出口を吸入室中央に配置できず、吸入圧力脈動を低減できない場合がある。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、接続ポートの配置及び向きとは関係なく、吸入通路の出口を吸入室中央に配置でき、確実に吸入圧力脈動を低減できる圧縮機を提供することを目的とする。
このため、本発明の圧縮機は、駆動軸の周囲に環状に配列された複数のシリンダボアに往復動自在に挿入されたピストンと、吸入通路が接続し前記シリンダボアと吸入孔を介して連通する吸入室と、前記吸入室の外側周囲に形成され前記シリンダボアと吐出孔を介して連通する吐出室と、を備え、吸入通路から前記吸入室に流入する冷媒を、前記ピストンの往復動により吸入室から吸入孔を介してシリンダボア内に吸入して吐出孔を介して吐出室に吐出する圧縮機において、前記吸入室を、前記吸入通路が接続する第1空間部と、前記吸入孔が接続する第2空間部と、に区画する区画部材を設け、該区画部材の吸入室中央部に相当する部位に、前記第1空間部と前記第2空間部とを連通する連通路を形成したことを特徴とする。
本発明の圧縮機によれば、第2空間部が実質的な吸入室となり、第1空間部は吸入通路の一部と見なせ、連通路は実質的に吸入通路の出口と見なせるので、接続ポートの配置及び向きとは関係なく吸入通路の出口を吸入室中央に配置できる。これにより、第2空間部(吸入室)における吸入圧力脈動を確実に低減でき、吸入通路を経由して外部の冷媒回路に伝搬する吸入圧力脈動に起因する騒音を低減できる。
本発明の圧縮機の一実施形態を示す断面図である。 同上実施形態のバルブプレートのシリンダブロック側から見た状態図である。 同上実施形態の吐出弁形成体のシリンダブロック側から見た状態図である。 同上実施形態のシリンダヘッドのシリンダブロック側から見た状態図である。 同上実施形態のヘッドガスケットのシリンダブロック側から見た状態図である。 図4のA−A矢視断面図である。 図5のB−B矢視断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の圧縮機の一実施形態である可変容量圧縮機の概略構成を示し、車両用エアコンシステムに使用されるクラッチレス可変容量圧縮機の例である。
図1において、この可変容量圧縮機100は、複数のシリンダボア101aが形成されたシリンダブロック101と、シリンダブロック101の一端に設けられたフロントハウジング102と、シリンダブロック101の他端にバルブプレート103等を介して設けられたシリンダヘッド104と、を備えている。
シリンダブロック101とフロントハウジング102とによって形成されるクランク室140内を横断するように駆動軸110が設けられている。駆動軸110の軸方向の中間部周囲には、斜板111が配置されている。斜板111は、駆動軸110に固定されたロータ112とリンク機構120を介して連結し、駆動軸110によって傾角が変化可能に支持されている。
リンク機構120は、ロータ112から突設された第1アーム112aと、斜板111から突設された第2アーム111aと、一端が第1連結ピン122を介して第1アーム112aに対して回動可能に連結され、他端が第2連結ピン123を介して第2アーム111aに対して回動可能に連結されたリンクアーム121と、を備える。
斜板111の貫通孔111bは、斜板111が最大傾角(θmax)と最小傾角(θmin)の範囲で傾動可能な形状に形成され、貫通孔111bには駆動軸110と当接する最小傾角規制部が形成されている。斜板111が駆動軸110に対して直交するときの斜板111の傾角を0°とした場合、貫通孔111bの最小傾角規制部は、斜板111を略0°まで傾角変位が可能に形成されている。尚、斜板111の最大傾角は、斜板111がロータ112に当接することにより規制される。
ロータ112と斜板111の間には、斜板111を最小傾角に向けて付勢する傾角減少バネ114が駆動軸110周囲に装着されている。また、斜板111と駆動軸110に設けたバネ支持部材116との間には、斜板111の傾角を増大する方向に付勢する傾角増大バネ115が駆動軸110周囲に装着されている。ここで、最小傾角における傾角増大バネ115の付勢力は、傾角減少バネ114の付勢力より大きく設定されており、駆動軸110が回転していないときは、斜板111は、傾角減少バネ114の付勢力と傾角増大バネ115の付勢力とがバランスする傾角に位置する。
駆動軸110の一端は、フロントハウジング102のボス部102a内を貫通してフロントハウジング102の外側まで延在し、図示しない動力伝達装置に連結される。駆動軸110とボス部102aとの間には、軸封装置130が挿入され、クランク室140の内部と外部空間とを遮断している。
駆動軸110とロータ112の連結体は、ラジアル方向に軸受131、132で支持され、スラスト方向に軸受133、スラストプレート134で支持されている。駆動軸110のスラストプレート134が当接する部分とスラストプレート134との隙間は、調整ネジ135によって所定の隙間に調整される。そして、外部駆動源(車両のエンジン)からの動力が動力伝達装置に伝達され、駆動軸110は動力伝達装置と同期して回転する。
シリンダブロック101には、駆動軸110の周囲に環状に複数のシリンダボア101aが配列されており、このシリンダボア101aには、ピストン136が往復動自在に挿入されている。ピストン136のクランク室140側に突出している端部の内側空間には、斜板111の外周部が収容され、斜板111は、一対のシュー137を介して、ピストン136と連動する。従って、斜板111の回転によりピストン136がシリンダボア101a内を往復動する。
シリンダヘッド104には、中央部に駆動軸110の軸線Oを中心として図4に示すように略円環状に形成される隔壁104bで画成された吸入室141と、隔壁104bと外周壁とで画成され吸入室141を環状に取り囲む吐出室142とが形成される。吸入室141は、バルブプレート103に設けられた吸入孔103a及び吸入弁形成体に形成された吸入弁(図示せず)を介してシリンダボア101aと連通し、吐出室142は、バルブプレート103に設けられた吐出孔103b及び図3に示す吐出弁形成体138に形成された吐出弁138aを介してシリンダボア101aと連通する。尚、バルブプレート103のシリンダブロック101側から見た状態を図2に示す。
フロントハウジング102、センターガスケット(図示せず)、シリンダブロック101、シリンダガスケット(図示せず)、吸入弁形成体(図示せず)、バルブプレート103、吐出弁形成体138、ヘッドガスケット139(図5に図示)、シリンダヘッド104が複数の通しボルト105によって締結され、圧縮機ハウジングが形成される。
シリンダヘッド104には、車両用エアコンシステム(冷媒装置)の吸入側冷媒回路(低圧側冷媒回路)を接続する接続ポート104eを備えた吸入通路104aが形成され、これによって、吸入室141は、吸入通路104aを介して車両用エアコンシステムの吸入側冷媒回路と接続される。吸入通路104aは、シリンダヘッド104の外側の接続ポート104eから吸入室141に向かって吐出室142の一部を横切るように直線状に延設される。
吸入室141は、ヘッドガスケット139と一体に形成された区画部材150によって、吸入通路104aが接続する第1空間部141aと、吸入孔103aが接続する第2空間部141bとに区画され、第1空間部141aと第2空間部141bは、区画部材150に設けた連通路としての連通孔150a(図6に示す)によって連通している。この連通路150aは、区画部材150の吸入室中央部に相当する部位、つまり駆動軸110の軸線Oの延長領域に、図5に示すように軸線Oを中心として円形状に形成されている。尚、区画部材150の詳細については後述する。
シリンダブロック101の上部には、冷媒の脈動による騒音・振動を低減するマフラ160が設けられている。マフラ160は、シリンダブロック101の上部に区画形成された形成壁101bに図示しないシール部材を介して蓋部材106をボルト(図示せず)により締結して形成される。マフラ160内のマフラ空間143には、吐出側冷媒回路から吐出室142への冷媒ガスの逆流を抑制する逆止弁200が配置されている。
逆止弁200は、シリンダヘッド104、バルブプレート103、シリンダブロック101に跨って形成され吐出室142に連通する連通路144とマフラ空間143との接続部に配置されている。逆止弁200は、連通路144(上流側)とマフラ空間143(下流側)との圧力差に応答して動作し、圧力差が所定値より小さい場合には連通路144を遮断し、圧力差が所定値より大きい場合には連通路144を開放する。従って、吐出室142は、連通路144、逆止弁200、マフラ空間143及び吐出ポート106aで構成される吐出通路を介して、車両エアコンシステムの吐出側冷媒回路に接続される。
シリンダヘッド104には、制御弁300が設けられている。
制御弁300は、外部信号に基づいてソレノイドへの通電量を調整し、圧力導入通路147を介して導入される吸入室141(本実施形態では第1空間部141a)の圧力が所定値になるように、吐出室142とクランク室140とを連通する圧力供給通路145に介装されて圧力供給通路145の開度を調整してクランク室140への吐出冷媒ガス導入量を制御する。
また、クランク室140内の冷媒は、連通路101c、空間101d、バルブプレート103に形成されたオリフィス103c等で構成される放圧通路146を経由して吸入室141の第2空間部141bへ流れる。
従って、制御弁300によってクランク室140の圧力を変化させ、斜板111の傾角、つまりピストン136のストロークを変化させることにより、可変容量圧縮機100の吐出容量を可変制御することができる。尚、前記オリフィス103cは、本実施形態では固定オリフィスとしたが、可変オリフィスとしてもよい。
エアコンの作動時、即ち、可変容量圧縮機100の作動状態では、外部信号に基づいて制御弁300のソレノイドの通電量が調整され、吸入室141の圧力が所定値になるように吐出容量が可変制御され、外部環境に応じて吸入室141の圧力を最適制御する。尚、本実施形態では、制御弁300を外部信号により動作する制御弁としたが、吸入室の圧力を感知して動作する機械式の制御弁としてもよい。
また、エアコン非作動時、即ち、可変容量圧縮機100の非作動状態では、ソレノイドへの通電をOFFすることにより、圧力導入路145を強制開放し、可変容量圧縮機100の吐出容量を最小に制御する。
次に、区画部材150による吸入室141の区画構造について詳述する。
区画部材150は、図5に示すヘッドガスケット139の中央部、即ち、シリンダヘッド104中央部の吸入室141に面した部分を、プレス加工により吸入室141側に突出して一体に形成されている。これにより、略円形状に形成された吸入室141は、吸入通路104aが接続する第1空間部141aと、吸入孔103aが接続する第2空間部141bとに区画される。また、区画部材150には、前述したように、その吸入室中央部に相当する部位、つまり駆動軸110の軸線Oの延長領域に円形状に形成された連通孔150aが形成されており、この連通孔150aにより第1空間部141aと第2空間部141bが連通している。従って、第2空間部141bが実質的な吸入室となり、第1空間部141aは吸入通路の一部と見なせ、連通孔150aが実質的な吸入通路の出口となる。尚、連通孔150aの通路断面積(開口径)は、吸入通路104aの最小通路断面積より小さく設定されており、連通孔150aの通路断面積によって第2空間部141bへの冷媒流入量の最大値が制限されるようになっている。また、連通孔150aの通路断面積は、吸入圧力脈動の低減効果と圧力損失を踏まえて最適な値に設定される。
区画部材150によって区画形成される第2空間部141bは、図6示すように第1空間部141aから連通孔150aを通って冷媒が流入する中央空間部141b1と、中央空間部141b1から各吸入孔103aに向けて放射状に延設された案内通路部141b2と、から構成される。案内通路部141b2は、図7に示すように底壁150bと側壁150cとから構成され、底壁150bは、駆動軸110の軸線Oから略等しい距離で駆動軸110の軸線Oを中心として略等間隔に環状に形成された各吸入孔103aに向かうに従い通路断面積が小さくなるように図6に示すように傾斜している。
また、図5に示すように、連通孔150aより重力方向下側(図5の下側が重力方向下側とする)に配置されている案内通路部141b2の底壁150bには、第1空間部141aと案内通路部141b2とを連通する小孔150dが形成されており、小孔150dは、第1空間部141aにオイルが貯留されないような通路断面積に設定されている。
バルブプレート103に面したシリンダヘッド104の吸入室形成壁面、即ち、吸入室141の底壁104cには、図4に示すようにバルブプレート103側に向けて突出させて複数の押さえ突起104dが略環状に配列されて形成されている。この押さえ突起104dは、区画部材150の周縁部で案内通路部141b2に挟まれたヘッドガスケット139の平坦部139b(図7に示す)をバルブプレート103側に押圧し、ヘッドガスケット139及び吐出弁形成体138を介してバルブプレート103を押圧している。これにより、区画部材150をバルブプレート103側に確実に保持することができる。ここで、押さえ突起104dは本発明の突起部に相当する。
区画部材150を一体形成したヘッドガスケット139には、図5に示すように、吐出室142に対応した領域に各吐出弁138aの開度を規制する複数のリテーナが139a形成されている。また、ヘッドガスケット139は、金属の薄板をラバーコーティングしたものであり、従って、ヘッドガスケット139に一体形成される区画部材150もラバーコーティングが施されている。
この圧縮機100では、吸入通路104aから第1空間部141aに流入した吸入冷媒は、連通孔150aを介して中央空間部141bに流入し、案内通路部141b2に沿って各吸入孔103aに向かい、シリンダボア104aに吸入される。そして、ピストン136が吸入工程にあるときに、第2空間部141bで発生する吸入圧力脈動は、連通孔150aから各吸入孔103aへの距離が等しいので、連通孔150aでそのレベルが最小になる。
かかる構成の圧縮機100によれば、区画部材150で区画された第1空間部141aを吸入通路の一部と見なせ、実質的な吸入通路の出口が連通孔150aとなるので、シリンダヘッド104に形成された吸入通路104aの配置や向きによらず、吸入通路の実質的な出口(連通孔150a)を吸入室141の略中央部に配置できるようになる。従って、吸入通路104aを経由してエアコンシステム側に伝播する吸入圧力脈動を低減でき、この吸入圧力脈動に起因する車室内の騒音を低減できる。
また、各吸入孔103aに向けて放射状に案内通路部141b2を形成し、案内通路部141b2により吸入孔103aを仕切るようにしたので、各吸入孔103aに向けて吸入された冷媒がスムースに流れ、また、各吸入孔103aに向けた吸入冷媒相互の干渉を防止できる。このため、吸入圧力脈動レベルをより一層低減できる。
更に、第1空間部141aが拡張空間となりマフラとして機能するので、第1空間部141aのマフラ効果により、連通孔150aで最小化された吸入圧力脈動レベルを更に低減できる。
また、案内通路141b2で挟まれた平坦部139bを押さえ突起104dにより押圧して、ヘッドガスケット139をバルブプレート103側に押圧しているので、吸入圧力脈動による区画部材150の振動を抑制できる。更に加えて、ラバーコーティングの制振効果によっても吸入圧力脈動による区画部材150の振動が抑制できる。
また、ヘッドガスケット139をプレス加工することによってヘッドガスケット139に一体に区画部材150を形成したので、区画部材として新たに部品を追加する必要がなく、区画部材150を吸入室141内に固定する構造も必要が無いので、区画部材150を設けることによるコストアップを抑制できる。
尚、本実施形態では、連通孔150aを駆動軸110の軸線Oの延長領域に配置したが、連通孔150aは第2空間部141bの吸入圧力脈動レベルが最小化される吸入室141の径方向中央に配置すればよく、必ずしも駆動軸110の軸線Oの延長領域である必要ない。また、本実施形態では連通孔150aを1つとしたが、吸入室141の径方向中央に複数形成してもよい。更に、本実施形態では、第1空間部と第2空間部とを連通する連通路として連通孔150aを設ける構成としたが、連通路として第1空間部又は第2空間部に突出する筒状の連通路としてもよい。
また、本実施形態では、第1空間部141aにマフラ効果を持たせるため、区画部材150に第1空間部141aにオイルが貯留されないような通路断面積に設定して小孔150dを設けたが、第1空間部141aにマフラ効果を持たせないのであれば、第1空間部141aにオイルが貯留されてもよく、この場合、小孔150dの通路断面積を小さく設定してもよい。尚、小孔150dは、複数形成してもよい。
また、本実施形態では、区画部材150をヘッドガスケット139に一体形成する例を示したが、ヘッドガスケット139と別部材で形成してもよい。例えば、本実施形態のような形状の区画部材をヘッドガスケットと別に設け、シリンダヘッドの底壁に一端を支持したバネの他端で区画部材の中央部分を押圧して支持するようにしてもよい。
また、本実施形態では、可変容量圧縮機の例を示したが、固定容量圧縮機を含む往復動型圧縮機全般に適用可能である。
100…可変容量圧縮機
101a…シリンダボア
103…バルブプレート
103a…吸入孔
103b…吐出孔
104a…吸入通路
104d…押さえ突起
136…ピストン
141…吸入室
141a…第1空間部
141b…第2空間部
141b2…案内通路部
142…吐出室
150…区画部材
150a…連通孔
139…ヘッドガスケット

Claims (4)

  1. 駆動軸の周囲に環状に配列された複数のシリンダボアに往復動自在に挿入されたピストンと、
    吸入通路が接続し前記シリンダボアと吸入孔を介して連通する吸入室と、
    前記吸入室の外側周囲に形成され前記シリンダボアと吐出孔を介して連通する吐出室と、
    を備え、
    吸入通路から前記吸入室に流入する冷媒を、前記ピストンの往復動により吸入室から吸入孔を介してシリンダボア内に吸入して吐出孔を介して吐出室に吐出する圧縮機において、
    前記吸入室を、前記吸入通路が接続する第1空間部と、前記吸入孔が接続する第2空間部と、に区画する区画部材を設け、該区画部材の吸入室中央部に相当する部位に、前記第1空間部と前記第2空間部とを連通する連通路を形成したことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記連通路を介して前記第1空間部から前記第2空間部に流入した冷媒を前記吸入孔に向けて案内する案内通路を形成した請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記区画部材は、前記吸入孔及び前記吐出孔が形成されたバルブプレートと前記吸入室及び吐出室が形成されたシリンダヘッドとの間に介在させたヘッドガスケットの吸入室に面した部分を、吸入室内に突出させて形成し、前記案内通路を一体形成した請求項1又は2に記載の圧縮機。
  4. 前記バルブプレートに面した前記シリンダヘッドの吸入室形成壁面に、前記ヘッドガスケットを介して前記バルブプレートを押圧する突起部を突設し、前記案内通路を、隣合う突起部間に形成した請求項3に記載の圧縮機。
JP2012246326A 2012-11-08 2012-11-08 圧縮機 Pending JP2014095320A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012246326A JP2014095320A (ja) 2012-11-08 2012-11-08 圧縮機
PCT/JP2013/080330 WO2014073668A1 (ja) 2012-11-08 2013-11-08 圧縮機
DE112013005333.0T DE112013005333B4 (de) 2012-11-08 2013-11-08 Kompressor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012246326A JP2014095320A (ja) 2012-11-08 2012-11-08 圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014095320A true JP2014095320A (ja) 2014-05-22

Family

ID=50684759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012246326A Pending JP2014095320A (ja) 2012-11-08 2012-11-08 圧縮機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2014095320A (ja)
DE (1) DE112013005333B4 (ja)
WO (1) WO2014073668A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738677A (en) * 1980-08-15 1982-03-03 Diesel Kiki Co Ltd Compressor with swash plate
JPH0596473U (ja) * 1992-06-01 1993-12-27 株式会社豊田自動織機製作所 ピストン型圧縮機
JP2012127233A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Sanden Corp 可変容量圧縮機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4392788A (en) * 1980-08-15 1983-07-12 Diesel Kiki Co., Ltd. Swash-plate type compressor having oil separating function
JPH04276192A (ja) * 1991-03-05 1992-10-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンプレッサ
JP3932659B2 (ja) * 1998-03-30 2007-06-20 株式会社豊田自動織機 圧縮機における冷媒吸入構造
JP4399994B2 (ja) * 2000-11-17 2010-01-20 株式会社豊田自動織機 容量可変型圧縮機
JP2006077737A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Valeo Thermal Systems Japan Corp 圧縮機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738677A (en) * 1980-08-15 1982-03-03 Diesel Kiki Co Ltd Compressor with swash plate
JPH0596473U (ja) * 1992-06-01 1993-12-27 株式会社豊田自動織機製作所 ピストン型圧縮機
JP2012127233A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Sanden Corp 可変容量圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014073668A1 (ja) 2014-05-15
DE112013005333T5 (de) 2015-07-16
DE112013005333B4 (de) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070140870A1 (en) Refrigerant compressor having an oil separator
US9309875B2 (en) Swash plate type variable displacement compressor
US8439652B2 (en) Suction throttle valve for variable displacement type compressor
KR100428822B1 (ko) 가변용량 압축기
US20130094941A1 (en) Variable-capacity compressor
US6045342A (en) Refrigerant compressor
JP6005483B2 (ja) 可変容量圧縮機
US20190032648A1 (en) Variable displacement swash plate type compressor
WO2014073668A1 (ja) 圧縮機
JP6192369B2 (ja) 往復動式圧縮機
US20090238698A1 (en) Reciprocal Compressor
US10072648B2 (en) Variable displacement type swash plate compressor
US9810209B2 (en) Compressor
JP5592840B2 (ja) 圧縮機
JP6469994B2 (ja) 圧縮機
WO2013065632A1 (ja) 圧縮機
US20160252084A1 (en) Variable displacement swash plate type compressor
WO2014112580A1 (ja) 可変容量圧縮機
JP4148857B2 (ja) ピストン式圧縮機
US20140241925A1 (en) Swash plate compressor
JP6871810B2 (ja) 可変容量圧縮機の制御弁
US20150023812A1 (en) Variable displacement compressor with single-head pistons
KR20060096379A (ko) 용량 가변형 사판식 압축기
KR20160064005A (ko) 가변 용량형 사판식 압축기
JP2017106332A (ja) 圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170214