JP2014092079A - 発電ユニット停止時の冷却水供給系統 - Google Patents
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Abstract
【課題】発電ユニット停止時に、冷却される冷却対象機器は、第1の冷却対象機器と、第2の冷却対象機器である。これらの機器を冷却するにあたり、2台の冷却水ポンプを運転することには無駄があり、適量の冷却水を供給できるようにした発電ユニット停止時の冷却水供給系統を提供する。
【解決手段】発電ユニット停止時に、ボイラおよび発電機に関係する第1冷却水供給系統1における、第1の冷却対象機器を、タービンに関係する第2の冷却対象機器に冷却水を供給する第2冷却水供給系統2に含むように構成する。また、第2冷却水供給系統2に対する冷却水の供給を、1台の軸受冷却ポンプ56で行うように構成する。また、第1冷却水供給系統1と第2冷却水供給系統2とに対する冷却水の供給配分を、仕切り弁31の開度によって調整するように構成する。
【選択図】図2
【解決手段】発電ユニット停止時に、ボイラおよび発電機に関係する第1冷却水供給系統1における、第1の冷却対象機器を、タービンに関係する第2の冷却対象機器に冷却水を供給する第2冷却水供給系統2に含むように構成する。また、第2冷却水供給系統2に対する冷却水の供給を、1台の軸受冷却ポンプ56で行うように構成する。また、第1冷却水供給系統1と第2冷却水供給系統2とに対する冷却水の供給配分を、仕切り弁31の開度によって調整するように構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、冷却水を冷却対象機器に供給して循環させ、冷却対象機器を冷却し続ける発電ユニット停止時の冷却水供給系統に関する。
一般に、火力発電設備は、ボイラ、蒸気タービン、復水器、発電機等を備えた発電ユニットを複数組み合わせて構成されている。各発電ユニット50は、図3に示すように、復水器51及び軸受冷却水冷却器52に第1冷却水(例えば、海水)を供給する循環ポンプ53と、循環ポンプ53により軸受冷却水冷却器52に供給する第1冷却水を昇圧させる海水昇圧ポンプ54と、循環ポンプ53の停止時に軸受冷却水冷却器52に第1冷却水を供給する海水ポンプ55と、軸受冷却水冷却器52と後述する第1および第2の冷却対象機器(主油タンク、制御コンプレッサ、所内コンプレッサ等)との間で冷却水を循環させる軸受冷却水ポンプ56とを備えている。
上記のような構成の火力発電設備において、メンテナンス等のために何れかの発電ユニット50を停止させる場合、タービン軸に曲がり等が発生するのを防止するため、タービン軸を低速で回転させ続けるターニング装置が必要になる。
このため、発電ユニット50の停止時に、循環ポンプ53から海水ポンプ55に切り換えて、海水ポンプ55により軸受冷却水冷却器52に冷却水を供給し、軸受冷却水ポンプ56により、軸受冷却水冷却器52と、後述する第1および第2の冷却対象機器との間で冷却水を循環させている。そして、発電ユニット50の海水ポンプ55を次回の発電ユニット50の起動時まで運転し続けて、前記第1および第2の冷却対象機器を冷却し続けている(特許文献1参照)。
また、火力発電設備においては、ボイラで蒸気を作り、これを蒸気タービンに送り、蒸気タービンを駆動することで、蒸気タービンに連結された発電機を駆動し、発電を行っている。蒸気タービンで仕事を行い、温度、圧力を低下させた蒸気は、復水器で冷却凝縮され復水となる。この復水は、復水ポンプを通じて復水脱塩装置に送られここで浄化された後、給水加熱器、脱気器、ボイラ給水ポンプ等を介してボイラに給水として返送される。なお、復水脱塩装置は、復水中のイオン成分(通常時のNH3、鉄、銅、シリカなど、危急時のイオン成分、特に海水リークによるNacl分など)を除去し、給水中の水質を規定値内に保つ機能を有している。
復水、給水設備には、上記以外にも種々のシステムが採用されており、復水器の出口に復水を加熱するための復水熱交換器を設けたシステムも開発されている。このシステムは、復水器の出口部に設けられた復水ポンプを介して復水を復水熱交換器に送り、この復水熱交換器で、軸冷水系統の戻りと熱交換させて温度上昇を行い、熱効率の向上を図っているシステムである。復水を加熱する熱源には、後述するボイラおよび発電機に関係する第1の冷却対象機器と、タービンに関係する第2の冷却対象機器とに供給され、冷却媒体を冷却し温度が高くなった後の所内冷却水(戻り所内冷却水)が利用される。
ここで、ボイラおよび発電機に関係する第1の冷却対象機器と、タービンに関係する第2の冷却対象機器とについて図4および図5を参照して説明する。まず、発電機に関係する第1の冷却対象機器は、温度の上昇した水素ガスを冷却するタービン発電機用水素冷却器10と、交流励磁機を冷却する励磁機冷却器11と、発電機の固定子を冷却し、温度の上昇した冷却水を冷却する固定子冷却水装置12と、発電機から変圧器の間の導線を冷却する空気を冷却する離相母線冷却器13とである。
つぎに、ボイラに関係する第1の冷却対象機器は、脱硝通風機(DNF)14と、押込通風機(FDF)15と、ユングストローム式エアヒータ(熱交換器)16と、ガス混合ファン(GMF)17と、ガス再循環ファン(GRF)18と、所内コンプレッサ19とである。なお、脱硝通風機(DNF)14は、図示しない脱硝反応器設置による風煙通の圧力バランスをとるために設けられた、煙道ガスを煙突に送り込むファンである。
つにぎ、タービンに関係する第2の冷却対象機器は、オイルクーラとしての主油タンク20と、制御コンプレッサ(APC CMP)21と、給水ポンプ(BFP BP)22と、電動給水ポンプ(M−BFP)23と、脱気器循環ポンプ(DCP)24と、復水昇圧ポンプ(CBP)25と、タービンポンプ(A−BFP)26と、タービンポンプ(B−BFP)27とである。
そして、上述した戻り所内冷却水は、第1の冷却対象機器10〜19、および、第2の冷却対象機器20〜27に供給される。すなわち、発電ユニット運転中は、図4に示すように、2台の軸受冷却ポンプ56,56が駆動して、戻り所内冷却水が、上述したボイラおよび発電機に関係する第1の冷却対象機器10〜19と、タービンに関係する第2の冷却対象機器20〜27とに供給される。
一方、発電ユニット停止時は、図5に示すように、2台の軸受冷却ポンプ56,56が継続して駆動し、前記と同様に、戻り所内冷却水が、第1の冷却対象機器10〜19、および、第2の冷却対象機器20〜27に供給される。そして、第1の冷却対象機器10〜19、および、第2の冷却対象機器20〜27を冷却し、温度が高くなった後の所内冷却水は、図3に示す2台の軸受冷却水ポンプ56,56に戻される。そして、2台の軸受冷却水ポンプ56,56を介して軸受冷却水冷却器52,52に送られ、ここで温度を低下させた後、再び第1の冷却対象機器10〜19、および、第2の冷却対象機器20〜27へ送られる(特許文献2参照)。
しかしながら、発電ユニット停止時に、主として冷却される冷却対象機器は、ボイラの補機である所内コンプレッサ(第1の冷却対象機器)19と、主油タンク(第2の冷却対象機器)20と、タービンの補機である制御コンプレッサ(第2の冷却対象機器)21とである。したがって、発電ユニット停止時の冷却対象機器は、2つの系統に存在しつつもその数は少なく、冷却水の使用量も少ない。よって、これらの機器を冷却するにあたり、2台の軸受冷却水ポンプ56,56を運転することには無駄がある。
そこで、本発明は、発電ユニット停止時に、第1冷却水供給系統におけるタービンに関係する第1の冷却対象機器を、ボイラおよび発電機に関係する第2の冷却対象機器に冷却水を供給する第2冷却水供給系統に含めるようにして、該第2冷却水供給系統に適量の冷却水を供給できるようにした発電ユニット停止時の冷却水供給系統を提供することを課題とする。
本発明に係る発電ユニット停止時の冷却水供給系統は、ボイラおよび発電機に関係する第1の冷却対象機器に冷却水を供給する第1冷却水供給系統と、タービンに関係する第2の冷却対象機器に冷却水を供給する第2冷却水供給系統と、第1冷却水供給系統および第2冷却水供給系統に供給される冷却水を冷却する軸受冷却水冷却器と、発電ユニット起動時に軸受冷却水冷却器に冷却水供給を行う一方、発電ユニット停止時に軸受冷却水冷却器への冷却水供給を停止する循環ポンプと、発電ユニット停止時に、循環ポンプに切り替わって軸受冷却水冷却器に冷却水供給を行う海水ポンプと、発電ユニット停止時に、第1冷却水供給系統および第2冷却水供給系統を通って軸受冷却水冷却器に戻される戻り所内冷却水を供給する軸受冷却水ポンプとを備えた発電ユニット停止時の冷却水供給系統において、発電ユニット停止時に、第1冷却水供給系統において冷却対象となる機器が、前記第2冷却水供給系統に含まれるように構成されることを特徴とする。
かかる構成によれば、発電ユニット停止時において、第1冷却水供給系統の冷却対象機器が、第2冷却水供給系統に含められることで、冷却対象機器が1つの冷却水供給系統にまとめられることで、効率よく冷却水を供給することができる。
また、本発明によれば、冷却対象となる機器が含められた前記第2冷却水供給系統に対する冷却水の供給が、1台の軸受冷却ポンプで行えるように構成されることが好ましい。
かかる構成によれば、1台の軸受冷却ポンプで冷却水を供給できるので、ポンプの使用台数を低減できて、省エネ効果がある。
また、本発明によれば、前記第1冷却水供給系統と、前記第2冷却水供給系統とに対する冷却水の供給配分が、仕切り弁の開度によって調整されるように構成されることが好ましい。
かかる構成によれば、仕切り弁の開度が調整されることで、冷却対象となる機器がまとめられた第2冷却水供給系統に、十分な量の冷却水が供給配分される。
また、本発明によれば、前記仕切り弁は、循環ポンプによる冷却水供給停止完了後に閉動作するように構成される一方、循環ポンプによる冷却水供給開始前に開動作するように構成されることが好ましい。
かかる構成によれば、発電ユニット起動時および発電ユニット停止時のタイミングに応じて、仕切り弁を開閉することで、第1冷却水供給系統と第2冷却水冷却水供給系統とに、発電ユニット起動時および発電ユニット停止時に応じた適量の冷却水を供給することができる。
本発明によれば、発電ユニット停止時に、第1冷却水供給系統におけるタービンに関係する第1の冷却対象機器を、ボイラおよび発電機に関係する第2の冷却対象機器に冷却水を供給する第2冷却水供給系統に含めるようにして、該第2冷却水供給系統に適量の冷却水を供給することができる。
本発明に係る発電ユニット停止時の冷却水供給系統の一実施形態について説明するが、運転中の発電ユニットの冷却水供給系統について図1を参照して、停止時の発電ユニットの冷却水供給系統について図2を参照して順次説明する。なお、これらの図において、図4および図5と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。また、本実施形態においては、火力発電設備の発電ユニットを例にとって説明する。この発電ユニットの全体の概略構成は、図3と同一であるため、詳細な説明は省略する。また、図3に示す軸受冷却水冷却器、循環ポンプ、海水ポンプ、および軸受冷却水ポンプについては、図1および図2にも含まれるものとする。また、冷却水としては、海水を使用する。
本実施形態に係る運転中の発電ユニットの冷却水供給系統Aは、図1に示すように、第1冷却水供給系統1と、第2冷却水供給系統2と、軸受冷却水冷却器52と、循環ポンプ53と、海水ポン55プと、軸受冷却水ポンプ56とを備えている。
第1冷却水供給系統1は、発電機に関係する第1の冷却対象機器である、タービン発電機用水素冷却器10、励磁機冷却器11、固定子冷却水装置12、離相母線冷却器13を冷却する。また、ボイラに関係する第1の冷却対象機器である、脱硝通風機(DNF)14、押込通風機(FDF)15、ユングストローム式エアヒータ(熱交換器)16、ガス混合ファン(GMF)17、ガス再循環ファン(GRF)18、所内コンプレッサ19を冷却する。
第2冷却水供給系統2は、タービンに関係する第2の冷却対象機器である、オイルクーラとしての主油タンク20、制御コンプレッサ(APC CMP)21、給水ポンプ(BFP BP)22、電動給水ポンプ(M−BFP)23、脱気器循環ポンプ(DCP)24、復水昇圧ポンプ(CBP)25、タービンポンプ(A−BFP)26、タービンポンプ(B−BFP)27を冷却する。そして、主油タンク20は、補助用、非常用、ターニング用の3つのポンプ20a〜20cが設けられている。さらに、主油タンク20の出口が復水熱交換器30の入口に接続される一方、発電機に関係する第1の冷却対象機器の出口が1つにまとめられて、復水熱交換器30の入口に接続されている。また、復水熱交換器30の出口は、軸受冷却ポンプ56,56の入口に接続される。
そして、第1冷却水供給系統1と第2冷却水供給系統2との分岐点Xには、仕切り弁31が設けられている。該仕切り弁31は、第1冷却水供給系統1と第2冷却水供給系統2とに対する冷却水の供給配分が、仕切り弁31の開度によって調整されるように構成されている。また、仕切り弁31は、循環ポンプ53による冷却水供給停止完了後に閉動作するように構成される一方、循環ポンプ53による冷却水供給開始前に開動作するように構成されている。発電ユニット運転中においては、仕切り弁31は、開状態になっている。
軸受冷却水冷却器52は、図1〜図3に図示されている機器であり、軸受冷却水ポンプ56を介して第1冷却水供給系統1および第2冷却水供給系統2に供給される冷却水を冷却する。
循環ポンプ53は、図3に図示されている機器であり、発電ユニット起動時に軸受冷却水冷却器52に冷却水供給を行う一方、発電ユニット停止時に軸受冷却水冷却器52への冷却水供給を停止する。
海水ポンプ55は、図1〜図3に図示されている機器であり、発電ユニット停止時に、循環ポンプ53から切り替わって軸受冷却水冷却器52に冷却水供給を行う。
軸受冷却水ポンプ56は、図1〜図3に図示されている機器であり、発電ユニット停止時に、第1冷却水供給系統1および第2冷却水供給系統2を通って軸受冷却水冷却器52に戻される戻り所内冷却水を供給する。
そして、軸受冷却水冷却器52で温度を低下させた戻り所内冷却水は、第1の冷却対象機器10〜19、および、第2の冷却対象機器20〜27に送られる。ここで熱交換し温度の高くなった戻り所内冷却水は、最終的に軸受冷却水ポンプ56に返送される。
つぎに、発電ユニット停止時の冷却水供給系統Bにつき、図2を参照して説明する。図2において、図1と同じ符号の箇所については説明を省略する。異なる点は、ボイラの所内コンプレッサ19が、第1冷却水供給系統1から外されて、タービンに関係する第2の冷却対象機器20〜27の制御コンプレッサ(第2冷却水供給系統2)21に接続される点と、主油タンク20のターニング用ポンプ20cが運転される点と、循環ポンプ53の運転が完全停止された時点で、仕切り弁31の開度が最小になるように、仕切り弁31の開度が調整される点である。
つぎに動作について図1〜図3を参照して説明する。まず、発電ユニット運転中の動作について説明する。発電ユニット運転中の動作は、図1に示すように、ボイラに関係する第1の冷却対象機器の所内コンプレッサ19が、第1の冷却水供給系統1に接続されている。
そして、図3に示す発電ユニット50の循環ポンプ53が起動して、冷却水が軸受冷却ポンプ56,56に供給される。発電ユニット運転中は、図1に示すように、軸受冷却ポンプ56,56が2台で運転される一方、仕切り弁31が循環ポンプ53による冷却水供給開始前に開かれている。このため、冷却水が、軸受冷却水冷却器52、仕切り弁31を通って、第1の冷却対象機器10〜19、および、第2の冷却対象機器20〜27にそれぞれ供給されて循環され、これらの冷却対象機器10〜19、20〜27が冷却し続けられる。
つぎに発電ユニット停止時は、図示しない制御装置によって、図2に示すように、ボイラの所内コンプレッサ19が、第1冷却水供給系統1から外されて、タービンに関係する第2の冷却対象機器20〜27の制御コンプレッサ(第2冷却水供給系統2)21に接続されるように制御される。すなわち、第1の冷却対象機器10〜19の一部が第2冷却水供給系統2に含められるように制御される一方、主油タンク20のターニング用ポンプ20cが運転されて、タービン軸が冷却される。
また、前記制御装置によって、循環ポンプ53の運転が完全停止された時点で、仕切り弁31の開度が最小になるように、仕切り弁31の開度が調整される。すなわち、ボイラおよび発電機に関係する第1の冷却対象機器10〜19に対する冷却水の供給を少なくし、タービンに関係する第2の冷却対象機器20〜27に対する冷却水の供給を多くなるように、冷却水を好適に供給配分する。つまり、ボイラの補機である所内コンプレッサ19が含まれる第2冷却水供給系統2に、十分な冷却水を供給することができる。
そして、従来、2台の軸受冷却ポンプ56,56を運転して、冷却水を供給していたが、冷却水が十分に必要とされる第1冷却水供給系統1の冷却対象機器10〜19が、冷却水が十分に必要とされる冷却対象機器が多い第2冷却水供給系統2にまとめられることから、1台の運転で、所要の冷却水の供給を賄うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る発電ユニット停止時の冷却水供給系統Aは、発電ユニット停止時に、第1冷却水供給系統1におけるタービンに関係する第1の冷却対象機器を、ボイラおよび発電機に関係する第2の冷却対象機器に冷却水を供給する第2冷却水供給系統に含めるように構成するとともに、仕切り弁31の開度が最小になるように調整したので、第2冷却水供給系統に適量の冷却水を供給することができる。
例えば、標準的な週末停止の場合、24時間程度のユニット停止時間がある場合の軸冷ポンプ動力を削減することができる。軸冷ポンプの1時間当たりの動力をPとした場合、
P=1.73×440V×142A×0.85×10-3≒919KWHとなる。
1KWHあたり10円とすると、省エネ金額は、91.9KWH×10円/KWH=919円
そして、24時間停止したとすると、
1回当たり…919円×24H≒22,000円となる。
そして、週末停止が一ヶ月に4回あるとすると、
22,000円×4回×12か月≒106万円となる。
すなわち、週末停止が毎週あったとすると、年間約106万円の省エネとなる。
また、1回/年の重負荷期前点検でユニットが7日停止すると、1回当たり…154,000円の省エネとなる。
ボイラ側の作業およびタービン側の作業によるユニット停止時も、軸冷系統は運転中のため、同様に省エネ効果がある。
P=1.73×440V×142A×0.85×10-3≒919KWHとなる。
1KWHあたり10円とすると、省エネ金額は、91.9KWH×10円/KWH=919円
そして、24時間停止したとすると、
1回当たり…919円×24H≒22,000円となる。
そして、週末停止が一ヶ月に4回あるとすると、
22,000円×4回×12か月≒106万円となる。
すなわち、週末停止が毎週あったとすると、年間約106万円の省エネとなる。
また、1回/年の重負荷期前点検でユニットが7日停止すると、1回当たり…154,000円の省エネとなる。
ボイラ側の作業およびタービン側の作業によるユニット停止時も、軸冷系統は運転中のため、同様に省エネ効果がある。
なお、本発明に係る発電ユニットは、前記実施の形態に限定することなく種々変更することができる。
例えば、前記実施形態の場合、火力発電設備を例にとって説明したが、例えば、汽力発電設備にも適用するようにしてもよい。この場合、火力発電設備と汽力発電設備とで、冷却対象機器が異なったとしても、適用できると考えられる。すなわち、発電ユニット停止時に、冷却水が十分に必要とされる冷却対象機器と、少量の冷却水で足りる冷却対象機器とに分離し、さらに、これら冷却対象機器に応じて、仕切り弁の開度を調整して、冷却水の供給配分を調整すれば、冷却水供給ポンプの駆動台数を減らすことができて、前記と同様の作用効果が得られる。
1…第1冷却水供給系統、2…第2冷却水供給系統、10…タービン発電機用水素冷却器、11…励磁機冷却器、12…固定子冷却水装置、13…離相母線冷却器、14…脱硝通風機(DNF)、15…押込通風機(FDF)、16…ユングストローム式エアヒータ(熱交換器)、17…ガス混合ファン(GMF)、18…ガス再循環ファン(GRF)、19…所内コンプレッサ、20…主油タンク、21…制御コンプレッサ(APC CMP)、22…給水ポンプ(BFP BP)、23…電動給水ポンプ(M−BFP)、24…脱気器循環ポンプ(DCP)、25…復水昇圧ポンプ(CBP)、26…タービンポンプ(A−BFP)、27…タービンポンプ(B−BFP)、30…復水器熱交換器、31…仕切り弁、50…発電ユニット、51…復水器、52…軸受冷却水冷却器、53…循環ポンプ、54…海水昇圧ポンプ、55…海水ポンプ、56…軸受冷却水ポンプ
Claims (4)
- ボイラおよび発電機に関係する第1の冷却対象機器に冷却水を供給する第1冷却水供給系統と、タービンに関係する第2の冷却対象機器に冷却水を供給する第2冷却水供給系統と、第1冷却水供給系統および第2冷却水供給系統に供給される冷却水を冷却する軸受冷却水冷却器と、発電ユニット起動時に軸受冷却水冷却器に冷却水供給を行う一方、発電ユニット停止時に軸受冷却水冷却器への冷却水供給を停止する循環ポンプと、発電ユニット停止時に、循環ポンプから切り替わって軸受冷却水冷却器に冷却水供給を行う海水ポンプと、発電ユニット停止時に、第1冷却水供給系統および第2冷却水供給系統を通って軸受冷却水冷却器に戻される戻り所内冷却水を供給する軸受冷却水ポンプとを備えた発電ユニット停止時の冷却水供給系統において、
発電ユニット停止時に、前記第1冷却水供給系統において冷却対象となる機器が、前記第2冷却水供給系統に含まれるように構成されることを特徴とする発電ユニット停止時の冷却水供給系統。 - 冷却対象となる機器が含められた前記第2冷却水供給系統に対する冷却水の供給が、1台の軸受冷却ポンプで行えるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の発電ユニット停止時の冷却水供給系統。
- 前記第1冷却水供給系統と、前記第2冷却水供給系統とに対する冷却水の供給配分が、仕切り弁の開度によって調整されるように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の発電ユニット停止時の冷却水供給系統。
- 前記仕切り弁は、循環ポンプによる冷却水供給停止完了後に閉動作するように構成される一方、循環ポンプによる冷却水供給開始前に開動作するように構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発電ユニット停止時の冷却水供給系統。
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JP2016201926A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 株式会社東芝 | 冷却水供給システム |
CN106247739A (zh) * | 2016-09-28 | 2016-12-21 | 华北电力科学研究院有限责任公司 | 一种火电厂工业冷却水系统及其启停控制方法 |
CN112943456A (zh) * | 2021-03-12 | 2021-06-11 | 华能江阴燃机热电有限责任公司 | 一种燃气-蒸汽联合循环机组辅机冷却水系统 |
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