JP2014091479A - Vehicle height adjustment device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車高調整装置に関する。 The present invention relates to a vehicle height adjusting device.
近年、自動二輪車の走行中は車高を高くし、停車中は乗り降りを楽にするために車高を低くする装置が提案されている。
そして、例えば、特許文献1に記載の車高調整装置は、自動二輪車の車速に応答して自動的に車高を変え、車速が設定速度になったら自動的に車高を高くし、車速が設定速度以下になると自動的に車高を低くする。
In recent years, a device has been proposed that raises the vehicle height during traveling of a motorcycle and lowers the vehicle height to facilitate getting on and off when the vehicle is stopped.
For example, the vehicle height adjusting device described in
自動二輪車の車速に応じて車高を変える構成である場合、自動二輪車の停車時には車高を下げるため、自動二輪車を駐車する際には車高が低い状態となる。車高が低い状態でサイドスタンドを用いて自動二輪車を駐車すると、自動二輪車の重心が低いために、車両がより直立に近い状態となる。そのため、自動二輪車の駐車時の姿勢の安定性が低下するおそれがある。
本発明は、停車時には走行時よりも車高を低くする構成でも、駐車時の姿勢を安定させることができる車高調整装置を提供することを目的とする。
When the vehicle height is changed according to the vehicle speed of the motorcycle, the vehicle height is lowered when the motorcycle is stopped, so that the vehicle height is low when the motorcycle is parked. When a motorcycle is parked using a side stand in a state where the vehicle height is low, the center of gravity of the motorcycle is low, so that the vehicle is more upright. For this reason, there is a risk that the stability of the posture of the motorcycle when it is parked is lowered.
An object of the present invention is to provide a vehicle height adjusting device that can stabilize the posture at the time of parking even in a configuration in which the vehicle height is lower than when traveling when the vehicle is stopped.
かかる目的のもと、本発明は、車両の車両本体と車輪との相対位置を変更可能な変更手段と、前記変更手段を制御して前記車両本体と前記車輪との相対的な位置を変更することで当該車両本体の高さである車高を調整する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記車両が停止している場合には当該車両が走行している場合と比べて前記車高が低くなるようにし、当該車両が駐車される場合には停車している場合と比べて当該車高を高くすることを特徴とする車高調整装置である。 For this purpose, the present invention changes the relative position between the vehicle main body and the wheel by changing the relative position between the vehicle main body and the wheel of the vehicle and controlling the changing means. Control means for adjusting the vehicle height, which is the height of the vehicle body, so that the control means is more effective when the vehicle is stopped than when the vehicle is running. The vehicle height adjusting device is characterized in that the height is lowered and the vehicle height is increased when the vehicle is parked compared to when the vehicle is parked.
ここで、前記車両に設けられ、当該車両の駐車時に前記車両本体を支える車両本体支持部材の移動を検知する検知手段を備え、前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて前記車両が駐車されるか否かを判断するとよい。
また、前記制御手段は、前記車両のイグニッションスイッチがOFFにされ、かつ当該車両の移動速度である車速が予め定められた駐車車速よりも小さく、かつ前記検知手段が前記車両本体支持部材が前記車両本体から突出した開状態であることを検知した場合に、当該車両が駐車されると判断するとよい。
Here, the vehicle is provided with a detection unit that is provided in the vehicle and detects movement of a vehicle main body support member that supports the vehicle main body when the vehicle is parked. The control unit is configured to detect the vehicle based on a detection result of the detection unit. It is good to judge whether you are parked.
Further, the control means is configured such that the ignition switch of the vehicle is turned off, and the vehicle speed, which is the moving speed of the vehicle, is smaller than a predetermined parking vehicle speed, and the detection means is configured such that the vehicle body support member is the vehicle If it is detected that the vehicle is in the open state protruding from the main body, it may be determined that the vehicle is parked.
また、前記制御手段は、前記車両の移動速度である車速が小さい場合には当該車速が大きい場合と比べて前記車高が低くなるようにし、当該車両が駐車される場合には当該車高を当該車速が小さい場合と比べて高くするとよい。 Further, the control means makes the vehicle height lower when the vehicle speed, which is the moving speed of the vehicle, is lower than when the vehicle speed is high, and sets the vehicle height when the vehicle is parked. It is better to make it higher than when the vehicle speed is low.
本発明によれば、停車時には走行時よりも車高を低くする構成でも、駐車時の姿勢を安定させることができる。 According to the present invention, the posture at the time of parking can be stabilized even with a configuration in which the vehicle height is lower than when traveling when the vehicle is stopped.
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る自動二輪車1の概略構成を示す図である。
自動二輪車1は、図1に示すように、車体フレーム11と、この車体フレーム11の前端部に取り付けられているヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12に設けられたフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下端に取り付けられた前輪14と、を有している。
また、自動二輪車1は、フロントフォーク13の上部に取り付けられたハンドル15と、車体フレーム11の前上部に取り付けられた燃料タンク16と、この燃料タンク16の下方に配置されたエンジン17および変速機18と、を有している。
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a
As shown in FIG. 1, the
The
また、自動二輪車1は、車体フレーム11の後上部に取り付けられたシート19と、車体フレーム11の下部にスイング自在に取り付けられたスイングアーム20と、このスイングアーム20の後端に取り付けられた後輪21と、車体フレーム11(シート19)と後輪21との相対的な位置を変更可能な変更手段の一例としての相対位置変更装置100と、を備えている。相対位置変更装置100については後で詳述する。
また、自動二輪車1は、ヘッドパイプ12の前方に配置されたヘッドランプ23と、前輪14の上部を覆うようにフロントフォーク13に取り付けられたフロントフェンダ24と、シート19の後方に配置されたテールランプ25と、このテールランプ25の下方に後輪21の上部を覆うように取り付けられたリヤフェンダ26と、を有している。
The
In addition, the
また、自動二輪車1は、自動二輪車1を駐車する際に車体フレーム11などを支える車両本体支持部材の一例としてのサイドスタンド28を有している。サイドスタンド28は、棒状の部材であり、一方の端部に設けられた支点を回転軸として回転することにより開閉可能であり、開状態では車体フレーム11から外側に突出した状態となり、閉状態では車体フレーム11内に収まるように構成されている。通常、自動二輪車1を駐車する際には、運転者は、サイドスタンド28を開状態とし、このサイドスタンド28にて車体フレーム11などを支えることで自動二輪車1が転倒し難くなるようにする。他方、自動二輪車1を走行させる場合には、サイドスタンド28を閉状態とする。
The
また、自動二輪車1は、前輪14の回転角度を検出する前輪回転検出センサ31と、後輪21の回転角度を検出する後輪回転検出センサ32と、を有している。また、自動二輪車1は、サイドスタンド28の開閉を検知する検知手段の一例としての開閉検知センサ33(図4参照)を有している。開閉検知センサ33としては、発光素子と受光素子とを有する赤外線反射型の反射型センサや透過型センサ、サイドスタンド28が閉状態の場合に圧力を受け、開状態の場合に圧力を受けなくなることを利用したセンサであることを例示することができる。
また、自動二輪車1は、相対位置変更装置100の後述する駆動モータ160を制御することで自動二輪車1の車高を制御する制御手段の一例としての制御装置50を備えている。制御装置50には、上述した前輪回転検出センサ31、後輪回転検出センサ32、開閉検知センサ33などからの出力信号が入力される。
The
The
次に、相対位置変更装置100について詳述する。
図2は、相対位置変更装置100の概略図である。
相対位置変更装置100は、自動二輪車1の車重を支えて衝撃を吸収する懸架スプリング110と、懸架スプリング110の振動を減衰するダンパ120とを有するクッションユニット105を備えている。クッションユニット105は、自動二輪車1の車両本体の一例としての車体フレーム11と後輪21との間に取り付かれている。ダンパ120は、作動油が封入されたダンパ本体121と、ダンパ本体121に対して進退する作動ロッド122とを有している。懸架スプリング110は、ダンパ本体121と作動ロッド122との間に取り付けられている。クッションユニット105は、車体フレーム11における左右方向中央部に一つだけ設けられており、地面に対して傾斜する姿勢で略上下方向に取り付けられている。
Next, the relative
FIG. 2 is a schematic diagram of the relative
The relative
また、相対位置変更装置100は、ダンパ120のダンパ本体121における車体フレーム11側の端部である本体側端部121aと車体フレーム11とを連結する車体側連結部材130と、ダンパ120の作動ロッド122における後輪21側の端部である後輪側端部122aとスイングアーム20とを連結するリンク機構140とを備えている。つまり、相対位置変更装置100は、車体側連結部材130を介して車体フレーム11に取り付けられ、リンク機構140を介してスイングアーム20に取り付けられている。
Further, the relative
車体側連結部材130は、図2に示すように略V字状の部材であり、V字を形成する一方の辺である第1アーム131と他方の辺である第2アーム132とを有し、第1アーム131の先端がダンパ120の本体側端部121aに取り付けられ、第2アーム132の先端が後述する油圧ジャッキ150の作動ロッド152に取り付けられている。第1アーム131および第2アーム132のそれぞれの基端部が結合する結合部133は、車体フレーム11の上部に回転可能に支持されている。
リンク機構140は、一端がクッションユニット105の後輪側端部122aに互いに回転可能に連結され、他端が車体フレーム11の下部に互いに回転可能に連結された第1部材141と、一端が第1部材141に互いに回転可能に連結され、他端がスイングアーム20に取り付けられた一対の第2部材142とを有している。
The vehicle body
The
また、相対位置変更装置100は、車体フレーム11に対して車体側連結部材130を回転させる油圧ジャッキ150と、油圧ジャッキ150を駆動させる駆動モータ160とを有している。油圧ジャッキ150は、オイルが封入されたジャッキ本体151と、ジャッキ本体151に対して進退する作動ロッド152とを有しており、ジャッキ本体151が車体フレーム11に取り付けられ、作動ロッド152の先端が車体側連結部材130の第2アーム132の先端に取り付けられている。
The relative
以上のように構成された相対位置変更装置100においては、駆動モータ160の駆動によって油圧ジャッキ150を作動させると、その作動ロッド152のジャッキ本体151に対する進退移動によって車体側連結部材130が回転する。これにより、クッションユニット105の本体側端部121aが車体フレーム11に対して移動し、クッションユニット105が車体フレーム11に対して移動する。そして、クッションユニット105が車体フレーム11に対して移動すると、リンク機構140を介してスイングアーム20が揺動することにより、クッションユニット105が伸縮していない平衡状態にあるときのスイングアーム20の車体フレーム11に対する位置が変わる。その結果、車体フレーム11の路面に対する位置である車高が変わることとなる。
In the relative
図3は、車高が最も高いときの相対位置変更装置100の状態を示す図である。なお、図2は、車高が最も低いときの相対位置変更装置100の状態を示す図でもある。
図3に示すように、駆動モータ160が作動することにより油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して最も伸びると、クッションユニット105が車体フレーム11に対して最も下方に位置し、平衡状態にあるスイングアーム20が車体フレーム11に対して最も下方に揺動した状態に保持される。その結果、後輪21に対する車体フレーム11の位置が高くなり、自動二輪車1の車高が高くなる。
FIG. 3 is a diagram illustrating a state of the relative
As shown in FIG. 3, when the
他方、図2に示すように、駆動モータ160が作動することにより油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して最も縮むと、クッションユニット105が車体フレーム11に対して最も上方に位置し、平衡状態にあるスイングアーム20が車体フレーム11に対して最も上方に揺動した状態に保持される。その結果、後輪21に対する車体フレーム11の位置が低くなり、自動二輪車1の車高が低くなる。
On the other hand, as shown in FIG. 2, when the
次に、制御装置50について説明する。
図4は、制御装置50のブロック図である。
制御装置50は、CPUと、CPUにて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROMと、CPUの作業用メモリ等として用いられるRAMと、EEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory)と、を備えている。制御装置50には、上述した前輪回転検出センサ31、後輪回転検出センサ32および開閉検知センサ33などからの出力信号が入力される。
Next, the
FIG. 4 is a block diagram of the
The
制御装置50は、前輪回転検出センサ31からの出力信号を基に前輪14の回転速度を演算する前輪回転速度演算部51と、後輪回転検出センサ32からの出力信号を基に後輪21の回転速度を演算する後輪回転速度演算部52と、自動二輪車1に設けられたイグニッションスイッチ34のイグニッションスイッチ電圧を検出するイグニッション電圧検出部53と、を備えている。前輪回転速度演算部51、後輪回転速度演算部52は、それぞれ、センサからの出力信号であるパルス信号を基に回転角度を把握し、それを経過時間で微分することで回転速度を演算する。
The
また、制御装置50は、前輪回転速度演算部51が演算した前輪14の回転速度および/または後輪回転速度演算部52が演算した後輪21の回転速度を基に自動二輪車1の移動速度である車速Vcを把握する車速把握部56を備えている。車速把握部56は、前輪回転速度Rfまたは後輪回転速度Rrを用いて前輪14または後輪21の移動速度を演算することにより車速Vcを把握する。前輪14の移動速度は、前輪回転速度Rfと前輪14のタイヤの外径とを用いて演算することができ、後輪21の移動速度は、後輪回転速度Rrと後輪21のタイヤの外径とを用いて演算することができる。そして、自動二輪車1が通常の状態で走行している場合には、車速Vcは、前輪14の移動速度および/または後輪21の移動速度と等しいと解することができる。また、車速把握部56は、前輪回転速度Rfと後輪回転速度Rrとの平均値を用いて前輪14と後輪21の平均の移動速度を演算することにより車速Vcを把握してもよい。
Further, the
また、制御装置50は、車速把握部56が把握した車速Vc、イグニッション電圧検出部53が検出したイグニッションスイッチ電圧などに基づいて、相対位置変更装置100の駆動モータ160の駆動を制御する駆動制御部58を有している。駆動制御部58は、通常、自動二輪車1が本格的に(基準車速Vt以上の速さで(基準車速Vtは自動二輪車1の仕様に依る。例えば、7km/h。))走行している間は車高を高くして操舵性を向上させ、乗員が乗り降りすると考えられるときには乗り降りを楽にするために車高を低くするように駆動モータ160の駆動を制御する。
Further, the
また、駆動制御部58は、自動二輪車1が駐車される場合には車高を高くするように駆動モータ160の駆動を制御する。これは、駐車時の自動二輪車1の重心を高くすることにより駐車時の自動二輪車1の姿勢を安定させるためである。駆動制御部58は、自動二輪車1のイグニッションスイッチがOFFの状態であり、かつ車速Vcが予め定められた駐車判定車速Vp(駐車判定車速Vpは基準車速Vtよりも小さいことを例示することができる。例えば、1km/h。)よりも小さく、かつサイドスタンド28が開状態である場合に、自動二輪車1が駐車されている、あるいはこれから駐車されると判断し、車高を高くするように駆動モータ160の駆動を制御する。そして、駆動制御部58は、自動二輪車1の車高が予め定められた上限高さまで上昇したら駆動モータ160の駆動を停止するとともに制御装置50自体への電力供給を停止する。以下では、自動二輪車1が駐車されている、あるいはこれから駐車されると判断するための条件である、イグニッションスイッチがOFFであり、かつ車速Vcが駐車判定車速Vpよりも小さく、かつサイドスタンド28が開状態であることを駐車条件と称す。駆動制御部58は、この駐車条件が満たされたときに車高を高くするように駆動モータ160の駆動を制御する。
Moreover, the
他方、駆動制御部58は、イグニッションスイッチがONにされて制御装置50が起動し、各部の起動時の初期診断の結果、異常なしであった場合には、始動時の処理として、車速Vcが駐車判定車速Vpよりも小さく、かつサイドスタンド28が閉状態になったら、これから走行するために乗車するものと判断し、車高を低くするように駆動モータ160の駆動を制御する。以下では、これから走行するために乗車すると判断するための条件である、イグニッションスイッチがONであり、かつ車速Vcが駐車判定車速Vpよりも小さく、かつサイドスタンド28が閉状態であることを駐車解除条件と称す。駆動制御部58は、この駐車解除条件が満たされたときに車高を低くするように駆動モータ160の駆動を制御する。
On the other hand, when the ignition switch is turned on and the
次に、フローチャートを用いて、駆動制御部58が行う駆動モータ160の基本駆動制御処理の手順について説明する。
図5は、駆動制御部58が行う駆動モータ160の基本駆動制御処理の手順を示すフローチャートである。駆動制御部58は、この基本駆動制御処理を予め定めた期間毎に繰り返し実行する。
先ず、駆動制御部58は、自動二輪車1のイグニッションスイッチがONであるか否かを判別する(S501)。これは、イグニッションスイッチがONであるか否かは、イグニッション電圧検出部53が検出したイグニッションスイッチ電圧が予め定められた基準電圧よりも小さいか否かを判別することにより判別する処理であり、イグニッションスイッチ電圧が基準電圧以上の場合にはイグニッションスイッチはONであると判断し、イグニッション電圧が基準電圧よりも小さい場合にはイグニッションスイッチはOFFであると判断する。
Next, a procedure of basic drive control processing of the
FIG. 5 is a flowchart showing a procedure of basic drive control processing of the
First, the
そして、イグニッションスイッチがONである場合(S501でYES)、駆動制御部58は、RAMに記憶された、自動二輪車1の車速Vcを読み込むことにより取得する(S502)。その後、S502にて取得した車速Vcが基準車速Vt以上であるか否かを判別する(S503)。そして、車速Vcが基準車速Vt以上である場合(S503でYES)、車高を上昇させるように駆動モータ160を駆動する(S504)。つまり、駆動制御部58は、油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して伸びるように駆動モータ160を作動させる。
If the ignition switch is ON (YES in S501), the
その後、車高が予め設定された上限高さに達したか否かを判別する(S505)。車高が上限高さに達したか否かは以下のように判別することを例示することができる。すなわち、油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して最も伸びた状態となるまで車高を上昇させると設定されている場合には、作動ロッド152が最も伸びた場合に車高が上限高さに達したと判断する。あるいは、車体フレーム11に対するクッションユニット105の下限高さを、例えば光学的あるいは機械的に検知する下限検知センサ(不図示)を備え、下限検知センサが検知した場合に車高が上限高さに達したと判断してもよい。
Thereafter, it is determined whether or not the vehicle height has reached a preset upper limit height (S505). An example of determining whether the vehicle height has reached the upper limit height is as follows. In other words, when it is set that the vehicle height is raised until the operating
なお、油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して最も伸びた状態であるか否かは、車体フレーム11に対して作動ロッド152が最大位置まで伸びたことを、例えば光学的あるいは機械的に検知する最大限界位置センサ(不図示)を備え、最大限界位置センサが検知した場合に作動ロッド152が最も伸びた状態であると判断することを例示することができる。あるいは、車体フレーム11に対して車体側連結部材130が図2で見た場合の時計回転方向の限界位置まで回転したことを、例えば光学的あるいは機械的に検知する時計回転方向限界位置センサ(不図示)を備え、時計回転方向限界位置センサが検知した場合に作動ロッド152が最も伸びた状態であると判断することを例示することができる。
そして、車高が上限高さに達した場合(S505でYES)、車高を高くするべく駆動モータ160の駆動を制御していたのを停止する(S506)。他方、車高が上限高さに達していない場合(S505でNO)、S501以降の処理を実行する。
Whether or not the operating
If the vehicle height has reached the upper limit height (YES in S505), the control of the drive of the
一方、車速Vcが基準車速Vt以上ではない場合(S503でNO)、車高を下降させるように駆動モータ160を駆動する(S507)。つまり、駆動制御部58は、油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して縮むように駆動モータ160を作動させる。その後、車高が予め設定された下限高さに達したか否かを判別する(S508)。車高が下限高さに達したか否かは以下のように判別することを例示することができる。すなわち、油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して最も縮んだ状態となるまで車高を下降させると設定されている場合には、作動ロッド152が最も縮んだ場合に車高が下限高さに達したと判断する。あるいは、車体フレーム11に対するクッションユニット105の上限位置を、例えば光学的あるいは機械的に検知する上限検知センサ(不図示)を備え、上限検知センサが検知した場合に車高が下限高さに達したと判断してもよい。
On the other hand, when the vehicle speed Vc is not equal to or higher than the reference vehicle speed Vt (NO in S503), the
なお、油圧ジャッキ150の作動ロッド152がジャッキ本体151に対して最も縮んだ状態であるか否かは、車体フレーム11に対して作動ロッド152が最小位置まで縮んだことを、例えば光学的あるいは機械的に検知する最小限界位置センサ(不図示)を備え、最小限界位置センサが検知した場合に作動ロッド152が最も縮んだ状態であると判断することを例示することができる。あるいは、車体フレーム11に対して車体側連結部材130が図2で見た場合の反時計回転方向の限界位置まで回転したことを、例えば光学的あるいは機械的に検知する反時計回転方向限界位置センサ(不図示)を備え、反時計回転方向限界位置センサが検知した場合に作動ロッド152が最も縮んだ状態であると判断することを例示することができる。
そして、車高が下限高さに達した場合(S508でYES)、車高を低くするべく駆動モータ160の駆動を制御していたのを停止する(S509)。他方、車高が下限高さに達していない場合(S508でNO)、S501以降の処理を実行する。
Whether or not the operating
If the vehicle height reaches the lower limit height (YES in S508), the control of the
一方、イグニッションスイッチがONではない場合(S501でNO)、駆動制御部58は、RAMに記憶された車速Vcを読み込むことにより取得する(S510)。そして、車速Vcが予め定められた上述した駐車判定車速Vpよりも小さいか否かを判別する(S511)。そして、車速Vcが駐車判定車速Vpよりも小さい場合(S511でYES)、サイドスタンド28が開状態であるか否かを判別する(S512)。これは開閉検知センサ33からの出力信号に基づいて判別する処理である。そして、サイドスタンド28が開状態である場合(S512でYES)、上述した駐車条件が満たされたので、車高を高くするように駆動モータ160の駆動を制御する(S513)。その後、車高が上述した上限高さに達したか否かを判別する(S514)。車高が上限高さに達したか否かを判断する手法は、上述したとおりである。
On the other hand, when the ignition switch is not ON (NO in S501), the
そして、車高が上限高さに達した場合(S514でYES)、車高を高くするべく駆動モータ160の駆動を制御していたのを停止し(S515)、制御装置50自体への電力供給を停止するべく制御装置50のメインスイッチをOFFにする(S516)。他方、車高が上限高さに達していない場合(S514でNO)、S501以降の処理を実行する。
他方、車速Vcが駐車判定車速Vpよりも小さくない場合(S511でNO)、およびサイドスタンド28が開状態ではない場合(S512でNO)、S503以降の処理を実行する。
Then, when the vehicle height reaches the upper limit height (YES in S514), the drive of the
On the other hand, when the vehicle speed Vc is not smaller than the parking determination vehicle speed Vp (NO in S511), and when the side stand 28 is not in an open state (NO in S512), the processes after S503 are executed.
このように、制御装置50の駆動制御部58がこの基本駆動制御処理を行うことで、制御装置50は、自動二輪車1が本格的に走行している間は車高を高くして操舵性を向上させ、乗員が乗り降りすると考えられるときには車高を低くして乗り降りを楽にすることができる。また、自動二輪車1が駐車される場合には車高を高くするので、駐車時の自動二輪車1の姿勢を安定させることができる。すなわち、本実施の形態に係る制御装置50によれば、自動二輪車1の停車時には走行時よりも車高を低くする構成でも、駐車時の姿勢を安定させることができる。
As described above, the
なお、前輪回転速度演算部51、後輪回転速度演算部52、および車速把握部56は、それぞれ駆動制御部58がこの基本駆動制御処理を実行する周期以下の周期で前輪回転速度Rf、後輪回転速度Rrおよび車速Vcを演算し、RAMに記憶する。また、上記基準車速Vt、駐車判定車速VpなどはROMに予め記憶されている。
The front wheel rotation
次に、フローチャートを用いて、駆動制御部58が行う始動時処理の手順について説明する。
図6は、駆動制御部58が行う始動時処理の手順を示すフローチャートである。駆動制御部58は、この処理を、イグニッションスイッチがONにされて制御装置50が起動し、各部の起動時の初期診断の結果、異常なしであった場合に実行する。
Next, the procedure of the startup process performed by the
FIG. 6 is a flowchart showing a procedure of start-up processing performed by the
駆動制御部58は、先ず、RAMに記憶された車速Vcを読み込むことにより取得し(S601)、車速Vcが上述した駐車判定車速Vpよりも小さいか否かを判別する(S602)。そして、車速Vcが駐車判定車速Vpよりも小さい場合(S602でYES)、サイドスタンド28が閉状態であるか否かを判別する(S603)。これは開閉検知センサ33からの出力信号に基づいて判別する処理である。そして、サイドスタンド28が閉状態である場合(S603でYES)、上述した駐車解除条件が満たされたので、車高を低くするように駆動モータ160の駆動を制御する(S604)。
First, the
その後、車高が予め設定された下限高さに達したか否かを判別する(S605)。車高が下限高さに達したか否かは上述した手法を用いて判別する。そして、車高が下限高さに達した場合(S605でYES)、車高を低くするべく駆動モータ160の駆動を制御していたのを停止する(S606)。そして、その後、図5を用いて説明した基本駆動制御処理へ移行する(S607)。他方、車高が下限高さに達していない場合(S605でNO)、S601以降の処理を実行する。また、サイドスタンド28が閉状態ではない場合(S603でNO)も、S601以降の処理を実行する。
一方、車速Vcが駐車判定車速Vpよりも小さくない場合(S602でNO)、つまり車速Vcが駐車判定車速Vp以上である場合には、図5を用いて説明した基本駆動制御処理へ移行する(S607)。
Thereafter, it is determined whether or not the vehicle height has reached a preset lower limit height (S605). Whether the vehicle height has reached the lower limit height is determined using the above-described method. If the vehicle height has reached the lower limit height (YES in S605), the control of the drive of the
On the other hand, when the vehicle speed Vc is not smaller than the parking determination vehicle speed Vp (NO in S602), that is, when the vehicle speed Vc is equal to or higher than the parking determination vehicle speed Vp, the process proceeds to the basic drive control process described with reference to FIG. S607).
このように、制御装置50の駆動制御部58がこの始動時処理を行うことで、制御装置50が、自動二輪車1がイグニッションスイッチをOFFにされて駐車される場合に車高が高くなるように制御したとしても、再度イグニッションスイッチがONにされて乗員が乗り降りすると考えられるときには車高を低くする。これにより、乗員の乗り降りを楽にすることができる。
As described above, the
なお、前輪回転速度演算部51、後輪回転速度演算部52、および車速把握部56は、イグニッションスイッチがONにされて制御装置50が起動し、各部の起動時の初期診断の結果、異常なしであった場合には、それぞれ前輪回転速度Rf、後輪回転速度Rrおよび車速Vcを演算開始し、RAMに記憶する。
The front wheel rotation
なお、上述した駐車条件の中に、相対位置変更装置100のクッションユニット105の圧力、例えばダンパ120内の圧力が予め定められた駐車圧力よりも低いことを含ませてもよい。あるいは、上述した駐車条件の中の、サイドスタンド28が開状態であることという条件の代わりにクッションユニット105の圧力が予め定められた駐車圧力よりも低いことという条件を用いてもよい。クッションユニット105の圧力が予め定められた駐車圧力よりも低いということは、自動二輪車1に誰も乗車しておらず、駐車中であると考えられるからである。
The parking condition described above may include that the pressure of the
1…自動二輪車、11…車体フレーム、21…後輪、28…サイドスタンド、33…開閉検知センサ、50…制御装置、56…車速把握部、58…駆動制御部、100…相対位置変更装置、105…クッションユニット、110…懸架スプリング、120…ダンパ、130…車体側連結部材、140…リンク機構、150…油圧ジャッキ、160…駆動モータ
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記変更手段を制御して前記車両本体と前記車輪との相対的な位置を変更することで当該車両本体の高さである車高を調整する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記車両が停止している場合には当該車両が走行している場合と比べて前記車高が低くなるようにし、当該車両が駐車される場合には停車している場合と比べて当該車高を高くすることを特徴とする車高調整装置。 A change means capable of changing a relative position between the vehicle body and the wheel of the vehicle;
Control means for adjusting the vehicle height, which is the height of the vehicle main body, by changing the relative position between the vehicle main body and the wheels by controlling the changing means;
With
The control means makes the vehicle height lower when the vehicle is stopped than when the vehicle is traveling, and stops when the vehicle is parked. A vehicle height adjusting device characterized in that the vehicle height is increased as compared with the vehicle height.
前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて前記車両が駐車されるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の車高調整装置。 Provided with a detecting means for detecting movement of a vehicle main body supporting member provided in the vehicle and supporting the vehicle main body when the vehicle is parked;
The vehicle height adjusting device according to claim 1, wherein the control unit determines whether or not the vehicle is parked based on a detection result of the detection unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012244474A JP2014091479A (en) | 2012-11-06 | 2012-11-06 | Vehicle height adjustment device |
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ID=50935863
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JP (1) | JP2014091479A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019156329A (en) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 株式会社デンソーテン | Vehicle control device and vehicle control method |
-
2012
- 2012-11-06 JP JP2012244474A patent/JP2014091479A/en active Pending
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