JP2014091357A - Railway vehicle controlling device - Google Patents
Railway vehicle controlling device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014091357A JP2014091357A JP2012241356A JP2012241356A JP2014091357A JP 2014091357 A JP2014091357 A JP 2014091357A JP 2012241356 A JP2012241356 A JP 2012241356A JP 2012241356 A JP2012241356 A JP 2012241356A JP 2014091357 A JP2014091357 A JP 2014091357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acceleration sensors
- circuit
- acceleration sensor
- output
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
本発明は、例えば鉄道車両の振動等を低減するのに好適に用いられる鉄道車両用制御装置に関する。 The present invention relates to a railway vehicle control device that is suitably used to reduce vibrations of a railway vehicle, for example.
一般に、車体の全長寸法が長い鉄道車両では、車体の前,後方向と左,右方向に離間した4隅側の位置に、夫々の位置で車体のばね上加速度を検出する合計4個の加速度センサと、該各加速度センサで検出した検出信号に基づいて発生減衰力を可変に制御する減衰力可変ダンパとを設ける構成としている。この場合、合計4個の加速度センサは、鉄道車両の予め決められた位置に設置された制御回路からなる制御装置に対し別々のケーブルを介して接続され、前記制御装置は、各加速度センサからの検出信号をそれぞれ異なる信号として判別できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。 In general, in a railway vehicle with a long overall length of the vehicle body, a total of 4 accelerations that detect the sprung acceleration of the vehicle body at each of the four corner positions separated in the front, rear, left, and right directions of the vehicle body. A sensor and a damping force variable damper that variably controls the generated damping force based on detection signals detected by the respective acceleration sensors are provided. In this case, a total of four acceleration sensors are connected via a separate cable to a control device composed of a control circuit installed at a predetermined position of the railway vehicle. The detection signals can be distinguished as different signals (see, for example, Patent Document 1).
例えば、4輪自動車等の車両では、ケーブルハーネスの組立工場にてケーブルの両端部に予め圧着端子やコネクタを取り付け,圧着端子やコネクタが取り付いた規定の長さのケーブルを車体組み立て工場に出荷する。しかし、鉄道車両は車体長が長いため、ケーブルの引き回しのわずかな狂いが、ケーブルの端部では数十センチの誤差になる。このような理由により、鉄道車両に加速度センサのケーブルを引き回す作業を行う場合は、車体に長めのケーブルを引き回して固定した後にケーブルを切断し、その場で(鉄道車両への艤装作業中に)ケーブルにコネクタのピン付け等の作業を行うことが頻繁に行われる。 For example, in a vehicle such as a four-wheeled vehicle, crimp terminals and connectors are attached to both ends of the cable in advance at a cable harness assembly factory, and a cable of a specified length with the crimp terminals and connectors attached is shipped to the vehicle body assembly factory. . However, since railcars have a long vehicle body length, a slight deviation in cable routing results in an error of several tens of centimeters at the end of the cable. For this reason, when performing the work of routing the cable of the acceleration sensor to the railway vehicle, the cable is cut after the long cable is routed and fixed to the vehicle body, and on the spot (during the installation work on the railway vehicle) Work such as pinning a connector on a cable is frequently performed.
ところで、加速度センサのケーブルをコネクタ等を介して制御装置に接続する作業を行う場合に、例えば4個の加速度センサが鉄道車両の前,後方向と左,右方向のいずれの位置に設置されているかを、制御装置の方で判別できるようにしておく必要がある。仮に各加速度センサのケーブルを入れ違えて制御装置に接続してしまうと、制御装置は前,後方向と左,右方向とで入れ違えて入力された加速度の検出信号に従って車体の制御を行ってしまい、例えば鉄道車両のロール方向の乗心地制御においては、車両のロールを助長する方向に制御する等の問題が生じる。 By the way, when the work of connecting the cable of the acceleration sensor to the control device via a connector or the like is performed, for example, four acceleration sensors are installed at any position in the front, rear direction, left and right direction of the railway vehicle. It is necessary for the control device to be able to determine whether or not. If the cables of each acceleration sensor are mistakenly connected to the control device, the control device controls the car body according to the acceleration detection signal that was entered incorrectly in the front, rear, left, and right directions. Thus, for example, in the riding comfort control in the roll direction of a railway vehicle, there arises a problem such as control in a direction that promotes the roll of the vehicle.
このため、従来技術では、鉄道車両の4隅側に夫々の加速度センサおよびケーブルを艤装した後に、例えば2人以上の作業員が手分けして確認作業を行うようにしている。即ち、1人の作業員が加速度センサに振動を与え、もう1人の作業員が制御装置側で加速度センサからの検出信号の反応を確認し、加速度センサの前,後方向と左,右方向との入れ違いの有無を確認していた。しかし、このような確認作業は、複数車両が連結された鉄道車両において車両毎に行う必要があるため、非効率であり、改善すべき課題であった。 For this reason, in the prior art, after equipping the respective acceleration sensors and cables on the four corners of the railway vehicle, for example, two or more workers are divided and checked. That is, one worker gives vibration to the acceleration sensor, and the other worker confirms the reaction of the detection signal from the acceleration sensor on the control device side, and the front, rear direction, left, right direction of the acceleration sensor. The presence or absence of a mistake was confirmed. However, since such a confirmation work needs to be performed for each vehicle in a railway vehicle in which a plurality of vehicles are connected, it is inefficient and is a problem to be improved.
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、検出手段の入れ違いをなくし、車両制御を安定して行うことができるようにした鉄道車両用制御装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to provide a railcar control apparatus that can stably perform vehicle control by eliminating the insertion of detection means. There is to do.
上述した課題を解決するため、本発明は、鉄道車両の異なる複数個所にそれぞれ搭載されて該鉄道車両の挙動を検出する複数の検出手段と、該各検出手段と配線により接続され、該各検出手段の検出結果に基づいて鉄道車両を制御する制御回路と、からなる鉄道車両用制御装置において、前記複数の検出手段の電源供給回路には、それぞれの検出手段毎に電源投入後の立上がり時間を異ならせる立上がり時間変更手段をそれぞれ設けることを特徴としている。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a plurality of detection means mounted on a plurality of different locations of a railway vehicle to detect the behavior of the railway vehicle, and connected to each of the detection means by wiring. And a control circuit for controlling the railway vehicle based on the detection result of the means, and the power supply circuit of the plurality of detection means has a rise time after power-on for each of the detection means. It is characterized in that rise time changing means for differentiating each is provided.
本発明によれば、検出手段毎に電源投入後の立上がり時間が異なるため、いずれの検出手段が鉄道車両のどの位置に搭載されているかを判別することができ、各検出手段の入れ違いをなくすことができると共に、車両の制御を安定して行うことができる。 According to the present invention, since the rising time after power-on is different for each detection means, it is possible to determine which detection means is mounted in which position of the railway vehicle, and eliminate the insertion of each detection means. The vehicle can be controlled stably.
以下、本発明の実施の形態による鉄道車両用制御装置を、鉄道車両に搭載した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。 Hereinafter, a case where a railway vehicle control device according to an embodiment of the present invention is mounted on a railway vehicle will be described as an example, and will be described in detail according to the accompanying drawings.
ここで、図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、鉄道車両1は、例えば乗客、乗員等が乗車する車体2と、該車体2の下側に設けられた前側,後側の台車3とを備えている。これらの台車3は、車体2の前部側と後部側とに離間して配置され、各台車3にはそれぞれ4個の車輪4が設けられている。鉄道車両1は、各車輪4が左,右のレール5(一方のみ図示)上を回転することによりレール5に沿って、例えば前進時に矢示A方向に走行駆動される。
1 to 4 show a first embodiment of the present invention. In FIG. 1, a
車体2と各台車3との間には、それぞれの台車3上で車体2を弾性的に支持する複数の懸架ばね6と、該各懸架ばね6と並列関係をなすように配置された複数の減衰力可変ダンパ7とが設けられている。これらの減衰力可変ダンパ7は、図2に示すように、車体2の前部側に位置する前側台車3の左,右両側(FL,FR側)にそれぞれ配置されると共に、後部側に位置する後側台車3の左,右両側(RL,RR側)にもそれぞれ配置されている。
Between the
各減衰力可変ダンパ7は、それぞれの減衰力を個別に調整可能なシリンダ装置(例えば、セミアクティブダンパと呼ばれる減衰力調整式の油圧緩衝器)を用いて構成されている。各減衰力可変ダンパ7は、例えば比例ソレノイド等からなる減衰力調整バルブ(図示せず)を備え、この減衰力調整バルブは、車体2の振動を低減するため減衰力特性をハードな特性とソフトな特性との間で任意な特性に調整する構成となっている。
Each damping
即ち、各減衰力可変ダンパ7は、前,後の台車3に対する車体2の振動を左,右方向でそれぞれ個別に緩衝して低減させるように、後述の制御装置12から個別に出力される制御信号に従って減衰力が可変に制御されるものである。この場合、減衰力可変ダンパ7は、ハードな特性とソフトな特性との間で減衰力特性を連続的に調整する構成でもよく、2段階または複数段階で調整可能な構成であってもよい。
That is, each damping
図2に示すように、車体2には、前,後方向と左,右方向に離間した4隅側の位置に、夫々の位置で車体2の上,下方向の加速度をばね上加速度として検出する合計4個の加速度センサ8,9,10,11が設けられている。これらの加速度センサ8〜11は、鉄道車両1の異なる複数個所にそれぞれ搭載されて該鉄道車両1の挙動を検出する複数の検出手段を構成している。加速度センサ8〜11としては、例えば圧電式、ピエゾ抵抗式等のアナログ式加速度センサが用いられ、特に、耐水性、耐熱性に優れた加速度センサを用いるのがよい。
As shown in FIG. 2, the
ここで、加速度センサ8は、車体2の前部左側でFLの減衰力可変ダンパ7に近い位置に配置され、加速度センサ9は、車体2の前部右側でFRの減衰力可変ダンパ7に近い位置に配置されている。加速度センサ10は、車体2の後部左側でRLの減衰力可変ダンパ7に近い位置に配置され、加速度センサ11は、車体2の後部右側でRRの減衰力可変ダンパ7に近い位置に配置されている。加速度センサ8〜11は、それぞれの位置で検出した加速度の検出信号を後述の制御装置12に互いに異なる検出信号として出力する。
Here, the
なお、加速度センサ8は、車体の前部左側、前部右側、後部左側、後部右側に限らず、例えば車体の前部中央、中央部左側、中央部右側、後部中央に配置する等、車体上のセンサ配置はいかなる形をとっても良い。また、加速度センサの個数も4個に限らず、測定・制御の目的に合わせて自由に選んでよい。但し、少なくとも2個配置することが望ましい。
The
図3に示すように、加速度センサ8は、センサケース8Aを有し、該センサケース8Aには、センサチップ(以下、ICチップ8Bという)とコネクタ8Cとが設けられている。そして、ICチップ8Bとコネクタ8Cとの間には、電源供給回路を構成する電源線8D、アース側のグランド線(以下、GND線8Eという)および出力線8Fが設けられている。
As shown in FIG. 3, the
また、加速度センサ8には、電源線8DとGND線8Eとの間に予め決められた静電容量C1のコンデンサ8Gが設けられている。このコンデンサ8Gは、後述の如くセンサ電源部13を投入(ON)したときに、加速度センサ8の立上がり時間を他の加速度センサ9〜11とは異ならせる立上がり時間変更手段を構成するものである。
The
他の加速度センサ9,10,11についても、加速度センサ8と同様に、センサケース9A,10A,11Aと、ICチップ9B,10B,11Bと、コネクタ9C,10C,11Cと、電源供給回路を構成する電源線9D,10D,11Dと、GND線9E,10E,11Eと、出力線9F,10F,11Fと、それぞれ異なる静電容量C2,C3,C4をもったコンデンサ9G,10G,11Gとが設けられている。そして、コンデンサ9G,10G,11Gは、立上がり時間変更手段を構成するものである。
Similarly to the
この場合、加速度センサ8〜11は、ICチップ8B〜11Bが共通の加速度センサ用チップを用いて構成されている。しかし、コンデンサ8G〜11Gは、それぞれ互いに異なる静電容量C1〜C4をもって形成され、容量の大小関係は、例えば静電容量C1が最小で、静電容量C4が最大となるように、C1<C2<C3<C4なる関係に設計されている。これにより、コンデンサ8G〜11Gは、加速度センサ8〜11の電源入力に異なる時定数(τ=R×C)を重畳させる立上がり時間変更手段を構成している。なお、後述の各抵抗器15により抵抗値Rは設定される。
In this case, the
また、センサケース8A,9A,10A,11Aには、加速度センサ8,9,10,11に対応して個別の識別番号(いずれも図示せず)が外側に目立つように記入されている。なお、加速度センサ8〜11を個別に識別するための手段としては、識別番号を表す数値等に限るものではなく、例えば互いに異なる色で識別マーク等を付す構成としてもよい。
In the
次に、各減衰力可変ダンパ7の発生減衰力を可変に制御する制御回路としての制御装置12について説明する。この制御装置12は、鉄道車両1の予め決められた位置(例えば、図2に示すように車体2のほぼ中央となる位置等)に設置されるものである。
Next, the
制御装置12は、例えばマイクロコンピュータ等により構成され、その入力側には加速度センサ8〜11が後述のケーブル16〜19を介して接続されている。制御装置12の出力側には、車体2の前部左側(FL)、前部右側(FR)、後部左側(RL)、後部右側(RR)の減衰力可変ダンパ7がそれぞれケーブル20を介して接続されている。
The
制御装置12は、車体2のローリング(横揺れ)、ピッチング(前,後方向の揺れ)等の振動を低減すべく、サンプリング時間毎に加速度センサ8〜11からの検出信号等を読込みつつ、例えばスカイフック理論(スカイフック制御則)に従って制御信号(制御指令の電流値)を演算により求めると共に、このときの制御信号を各減衰力可変ダンパ7に個別に出力し、減衰力可変ダンパ7毎の減衰力特性を可変に制御するものである。なお、減衰力可変ダンパ7の制御側としては、スカイフック制御則に限るものではなく、例えばLQG制御則またはH∞制御則等を用いる構成でもよい。
The
図3に示すように、制御装置12は、加速度センサ8〜11に供給する電源を生成するセンサ電源部13と、加速度センサ8〜11からの検出信号を読込む入出力制御部を構成するA/Dコンバータ14と、このA/Dコンバータ14で取得した加速度センサ8〜11の検出信号に基づいて振動制御の演算(例えば、目標減衰力の演算等)を行う中央演算部(図示せず)と、この中央演算部で演算した制御指令に基づいて各減衰力可変ダンパ7に電流(制御信号)を出力するドライバ部(図示せず)とを含んで構成されている。
As illustrated in FIG. 3, the
センサ電源部13に接続されたセンサ電源線13A-1,13A-2,13A-3,13A-4は、制御装置12内で4本の電源線に分岐されている。この場合、センサ電源線13A-1,13A-2,13A-3,13A-4には、それぞれ同じ抵抗値をもった抵抗器15が取付けられている。ここで、制御装置12は、その入力側が配線としての長尺なケーブル16〜19を介して加速度センサ8〜11に接続され、出力側が各ケーブル20(図1、図2参照)を介して減衰力可変ダンパ7等に接続されている。
The sensor
加速度センサ8と制御装置12との間を接続する長尺なケーブル16は、加速度センサ8のICチップ8Bにコネクタ8Cを介して接続される3本の導線部16A,16B,16Cを有している。ケーブル16の導線部16Aは、加速度センサ8の電源線8Dを制御装置12側のセンサ電源線13A-1に接続し、導線部16Bは、GND線8Eを制御装置12のGND側に接続する。ケーブル16の導線部16Cは、加速度センサ8の出力線8Fを制御装置12側でA/Dコンバータ14の第1端子CH1に接続するものである。
The
これと同様に、加速度センサ9と制御装置12との間を接続する長尺なケーブル17も、加速度センサ9のICチップ9Bにコネクタ9Cを介して接続される3本の導線部17A,17B,17Cを有している。さらに、加速度センサ10と制御装置12との間を接続する長尺なケーブル18も、加速度センサ10のICチップ10Bにコネクタ10Cを介して接続される3本の導線部18A,18B,18Cを有し、加速度センサ11と制御装置12との間を接続する長尺なケーブル19も、加速度センサ11のICチップ11Bにコネクタ11Cを介して接続される3本の導線部19A,19B,19Cを有している。
Similarly, the
これにより、加速度センサ9,10,11の出力線9F,10F,11Fは、ケーブル17,18,19の導線部17C,18C,19Cを介して制御装置12のA/Dコンバータ14の第2端子CH2 ,第3端子CH3 ,第4端子CH4 に接続される。このため、加速度センサ8からの検出信号は、A/Dコンバータ14の第1端子CH1に入力され、加速度センサ9からの検出信号は、A/Dコンバータ14の第2端子CH2に入力される。そして、加速度センサ10からの検出信号は、A/Dコンバータ14の第3端子CH3に入力され、加速度センサ11からの検出信号は、A/Dコンバータ14の第4端子CH4に入力されるものである。
Thereby, the
第1の実施の形態による鉄道車両用制御装置は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。 The railcar control device according to the first embodiment has the above-described configuration, and the operation thereof will be described next.
鉄道車両1がレール5に沿って図1、図2中の矢示A方向に走行しているときに、例えばローリング(横揺れ)またはピッチング(前,後方向の揺れ)等の振動が発生すると、このときの上,下方向の振動を加速度センサ8〜11により検出する。即ち、加速度センサ8は車体2の前部左側(FL)の振動を検出し、加速度センサ9は車体2の前部右側(FR)の振動を検出する。加速度センサ10は車体2の後部左側(RL)の振動を検出し、加速度センサ11は車体2の後部右側(RR)の振動を検出する。
When the
制御回路を構成する制御装置12は、加速度センサ8〜11で検出した信号をそれぞれ個別な加速度の検出信号として判別しつつ、鉄道車両1の振動を抑えるために、例えばFL,FR,RL,RR側の各減衰力可変ダンパ7で発生すべき目標減衰力を演算する。そして、各減衰力可変ダンパ7は、制御装置12から個別に出力される制御信号に従って、それぞれの発生減衰力が目標減衰力に沿った特性となるように可変に制御される。
The
ところで、鉄道車両1は車体長が長いため、加速度センサ8〜11と制御装置12との間を長尺なケーブル16〜19を引き回すようにして接続しなければならない。しかし、加速度センサ8〜11のコネクタ8C〜11Cに対しケーブル16〜19を介して制御装置12を接続する作業を行う場合に、4個の加速度センサ8〜11が制御装置12に対して正規に接続されているかを、制御装置12の方で判別できるようにするのは難しく、入れ違いによる誤接続が発生する原因となる。
By the way, since the
そこで、第1の実施の形態では、加速度センサ8〜11のセンサケース8A〜11Aには、それぞれ個別な識別番号または識別マーク(いずれも図示せず)等を外側に目立つように形成する構成としている。この上で、加速度センサ8〜11の電源線8D〜11DとGND線8E〜11Eとの間には、互いに異なる静電容量C1〜C4をもったコンデンサ8G〜11Gを接続して設ける構成としている。
Therefore, in the first embodiment, the
即ち、コンデンサ8G〜11Gのうちコンデンサ8Gの静電容量C1が最小で、コンデンサ11Gの静電容量C4が最大となるように、容量の大小関係は、例えばC1<C2<C3<C4なる関係に設計されている。また、電源投入時における制御装置12のA/Dコンバータ14および前記中央演算部等の動作開始時間は、加速度センサ8〜11の電源立上がり時間よりも十分に速くなるように構成されている。
That is, among the
このため、制御装置12のセンサ電源部13から加速度センサ8〜11に対して電源を投入したときには、最小な静電容量C1のコンデンサ8Gが付設された加速度センサ8の出力線8Fからは、図4中の特性線21のような立上がり特性をもった出力電圧Vが出力される。特性線21による出力電圧Vは、電源投入後に時間t1において予め設定した電圧閾値V1を越える特性を有しており、立上がり時間t1となっている。
For this reason, when power is supplied to the
また、静電容量C1よりも大きい静電容量C2のコンデンサ9Gが付設された加速度センサ9の出力線9Fからは、図4中の特性線22のように、電源投入後の立上がり時間t2で電圧閾値V1を越える立上がり特性をもった出力電圧Vが出力される。静電容量C2よりも大きい静電容量C3のコンデンサ10Gが付設された加速度センサ10の出力線10Fからは、図4中の特性線23のように、電源投入後の立上がり時間t3で電圧閾値V1を越える立上がり特性をもった出力電圧Vが出力される。
Further, from the output line 9F of the
さらに、静電容量C3よりも大きい静電容量C4(即ち、最大容量)のコンデンサ11Gが付設された加速度センサ11の出力線11Fからは、図4中の特性線24のように、電源投入後の立上がり時間t4において電圧閾値V1を越える立上がり特性をもった出力電圧Vが出力される。このとき、電源投入後の立上がり時間t1〜t4は、加速度センサ8の立上がり時間t1が最も早く、加速度センサ11の立上がり時間t4が最も遅くなるように、t1<t2<t3<t4なる関係に設定されている。
Further, from the
この結果、制御装置12は、加速度センサ8〜11に対するセンサ電源部13からの電源投入時にA/Dコンバータ14を起動することにより、第1端子CH1 における立上がり時間t1、第2端子CH2 での立上がり時間t2、第3端子CH3 での立上がり時間t3、第4端子CH4 での立上がり時間t4を監視するこができ、長尺な4本のケーブル16〜19が4個の加速度センサ8〜11に対して正しく接続されているか否か正確に判定することができる。
As a result, the
即ち、制御装置12は、電源投入直後に加速度センサ8〜11の誤接続を判別するための検出処理を開始し、加速度センサ8〜11の電庄が立上がる時間t1〜t4の順序が予め決められた規定の順序であるか否かを確認することができる。そして、加速度センサ8〜11の立上がり時間t1〜t4が規定の順序でない場合は、加速度センサ8〜11と制御装置12とのケーブル16〜19を介した接続に入れ違いが発生していると判断できるので、例えば減衰力可変ダンパ7への電力供給を遮断する等の異常処理を即座に行うことができる。
That is, the
これにより、制御装置12は、加速度センサ8〜11の識別子(識別番号または識別マーク)とA/Dコンバータ14の入力チャネル(例えば、第1〜第4端子CH1 〜CH4 )との接続対応の正誤を容易に判定できるため、車両艤装後の点検作業は、加速度センサ8〜11に記入された識別子が、鉄道車両1の予め決められた取付位置(前,後方向と左,右方向の4隅となる位置)と正しく対応していることを目視によって確認するだけでよくなり、点検作業の工数を大幅に削減することができる。
As a result, the
また、第1の実施の形態では、加速度センサ8〜11の出力信号には手を加えないため、加速度センサ8〜11の性能に影響を与えることなく、誤接続を判別するための異常検出機能を追加できる。しかも、現行の加速度センサ(各チャンネル共通仕様)の電源回路に互いに静電容量C1〜C4が異なるコンデンサ8G〜11Gを後付けするだけで実現できるため、大掛かりな設計変更を行うことなく、異常検出機能を追加することができる。
Further, in the first embodiment, since the output signals of the
従って、第1の実施の形態によれば、加速度センサ8〜11毎に電源投入後の立上がり時間t1〜t4を異ならせることにより、制御装置12と加速度センサ8〜11とが正規に接続されているかを迅速に判別することができ、各加速度センサ8〜11の入れ違いをなくすことができると共に、鉄道車両1の制御を安定して行うことができる。そして、加速度センサ8〜11とケーブル16〜19とを接続する上での入れ違いを、制御装置12により自動検出することが可能となる。
Therefore, according to the first embodiment, the
なお、前記第1の実施の形態では、加速度センサ8〜11毎に容量の異なるコンデンサ8G〜11Gを実装する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば全ての加速度センサに同一容量のコンデンサを複数個実装し、加速度センサ毎にコンデンサの合成容量を、ジャンパやDIPスイッチ等によって設定することで、加速度センサ毎の容量の差を生み出す構成としてもよい。
In the first embodiment, the case where the
次に、図5、図6は本発明の第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態の特徴は、例えばA/Dコンバータを用いることなく、立上がり時間の順序が規定の順序であるか否かを判定できる立上がり順序判定回路を設ける構成としたことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。 Next, FIG. 5 and FIG. 6 show a second embodiment of the present invention. The feature of the second embodiment resides in that a rising order determination circuit is provided that can determine whether the order of the rising times is a prescribed order without using an A / D converter, for example. In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
図5に示す如く、第2の実施の形態で採用した立上がり順序判定回路は、「HIGH」と「LOW」の2位置で信号を出力する4つのシュミットトリガアンプ31,32,33,34と、3つの着順判定回路35,36,37と、後述する3入力のAND回路42とを含んで構成されている。シュミットトリガアンプ31,32,33,34は、第1の実施の形態で述べた図3に示すA/Dコンバータ14に並列して取付けられる。このため、シュミットトリガアンプ31,32,33,34の入力端子(即ち、第1端子CH1 、第2端子CH2 、第3端子CH3 および第4端子CH4 )には、図3に示す加速度センサ8〜11の出力線8F〜11Fがケーブル16〜19の導線部16C〜19Cを介してそれぞれ接続される。このシュミットトリガアンプ31,32,33,34は、電源投入時に4個の加速度センサから出力された信号をデジタル信号に変換して後段に出力する。
As shown in FIG. 5, the rising order determination circuit employed in the second embodiment includes four
第1のシュミットトリガアンプ31は、加速度センサ8からの電源投入時の信号が第1端子CH1 に入力されることにより、例えば図6に示す特性線25と同様に時間t1で立上がる出力信号を出力する。第2のシュミットトリガアンプ32は、加速度センサ9からの電源投入時の信号が第2端子CH2 に入力されることにより、例えば図6に示す特性線26と同様に時間t2で立上がる出力信号を出力する。
The first
また、第3のシュミットトリガアンプ33は、加速度センサ10からの電源投入時の信号が第3端子CH3 に入力されることにより、例えば図6に示す特性線27と同様に時間t3で立上がる出力信号を出力する。第4のシュミットトリガアンプ34は、加速度センサ11からの電源投入時の信号が第4端子CH4 に入力されることにより、例えば図6に示す特性線28と同様に時間t4で立上がる出力信号を出力する。
Further, the third
着順判定回路35,36,37は、XOR回路38、RC回路39、AND回路40およびSRラッチ回路41をそれぞれ用いて構成されている。RC回路39は、チャタリングによる誤検出を防ぐため、XOR回路38の入力部38A側とAND回路40の他方の入力端子との間に接続して設けられている。RC回路39の時定数は、加速度センサ8〜11のうち入力される2つの加速度センサの立上がり時間の差(例えば、時間t1,t2の差、時間t2,t3の差または時間t3,t4の差)よりも十分に速く、かつXOR回路38の動作速度より遅いものを選定するのがよい。
The arrival
ここで、各XOR回路38は、入力部38Aに入力される信号と入力部38Bに入力される信号のどちらか片方が立っている場合に、「HIGH」となる信号、即ち「1」なる信号を出力し、逆に入力部38Aに入力される信号と入力部38Bに入力される信号の両方が立っている場合、または両方が立っていない場合に「LOW」となる信号、即ち「0」なる信号を出力する。
Here, each
AND回路40は、2つの入力信号が共に「1」の場合に限り、「1」なる信号を出力し、これ以外の場合は全て「0」なる信号を出力する。SRラッチ回路41は、AND回路40の出力側と後述する3入力のAND回路42との間に接続して設けられている。そして、SRラッチ回路41は、AND回路40の出力信号が「0」から「1」に切換わると、その出力を「1」に保持し続け、AND回路40の出力信号が「0」のままのときには、その出力を「0」に保持するものである。
The AND
ここで、着順判定回路35の動作について、入力部38Aの信号が立ち上がり、続いて入力部38Bの信号が立ち上がる場合と、入力部38Bの信号が立ち上がり、続いて入力部38Aの信号が立ち上がる場合とに分けて説明する。
Here, regarding the operation of the arrival
入力部38Aの信号が立ち上がり、続いて入力部38Bの信号が立ち上がる場合、入力部38Aの信号が立ち上がった直後は入力部38A側が「HIGH」、入力部38B側が「LOW」となるため、XOR回路38から「HIGH」が出力される。続いて、入力部38A側の立ち上がりから少し遅れてRC回路39の出力が「HIGH」になる。ここで、AND回路40の2つの入力信号は共に「1」となるため、AND回路40の出力は「1」となり、SRラッチ回路41も「1」を出力する。その後、入力部38B側が立ち上がると、入力部38A,38Bの両方が「HIGH」となるため、XOR回路38は「LOW」へと変化する。AND回路40の2つの入力信号は一方が「HIGH」、一方が「LOW」となるため、AND回路40の出力は「0」となる。しかし、SRラッチ回路41は既に「1」をラッチしているため、「1」を出力し続ける。かくして、入力部38Aの信号が立ち上がり、続いて入力部38Bの信号が立ち上がる場合、着順判定回路は「1」を出力する。
When the signal of the
一方、入力部38Bの信号が立ち上がり、続いて入力部38Aの信号が立ち上がる場合、入力部38Bの信号が立ち上がった直後は入力部38B側が「HIGH」、入力部38A側が「LOW」であるため、XOR回路38からは「HIGH」が出力される。RC回路39の出力は、入力部38A側が「LOW」のため「LOW」のままである。よって、AND回路40の2つの入力信号は一方が「HIGH」、一方が「LOW」となるため、AND回路40の出力は「0」を維持する。その後、入力部38Aが立ち上がった直後、入力部38A,38Bの両方が「HIGH」となるため、XOR回路38は「LOW」へと変化する。その後、遅れてRC回路39の出力が「HIGH」となるが、AND回路40の2つの入力信号の一方は「LOW」のため、AND回路40の出力は「0」を維持し続ける。かくして、入力部38Bの信号が立ち上がり、続いて入力部38Aの信号が立ち上がる場合、着順判定回路は「0」を出力する。
On the other hand, when the signal of the
AND回路42は、3つの入力端子42A,42B,42Cと出力端子42Dとを有している。AND回路42の入力端子42Aは、着順判定回路35の出力側に接続され、入力端子42Bは着順判定回路36の出力側に接続され、入力端子42Cは着順判定回路37の出力側に接続されている。そして、AND回路42の出力端子42Dは、例えば制御装置12の中央演算部に接続されている。
The AND
かくして、第2の実施の形態によれば、着順判定回路35,36,37のうち第1の着順判定回路35は、シュミットトリガアンプ31,32からXOR回路38の入力部38A,38Bに入力される信号の着順、即ち第1端子CH1 に入力される信号の立上がり時間(例えば、図6に示す特性線25の時間t1)が第2端子CH2 に入力される信号の立上がり時間(例えば、図6に示す特性線26の時間t2)よりも早いか否かを判定し、入力部38A(第1端子CH1 )の方が入力部38B(第2端子CH2 )よりも早い場合に「HIGH」、即ち「1」となって、AND回路42の入力端子42Aに「1」なる信号を出力する。即ち、第1の着順判定回路35は、加速度センサ8,9の立上がり時間t1,t2が規定の順序(t1<t2)の場合は、入力端子42Aに「1」なる信号を出力し、逆の順序の場合には「0」なる信号を出力する。
Thus, according to the second embodiment, of the arrival
また、第2の着順判定回路36は、シュミットトリガアンプ32,33からXOR回路38の入力部38A,38Bに入力される信号の着順、即ち第2端子CH2 に入力される信号の立上がり時間(例えば、図6に示す特性線26の時間t2)が第3端子CH3 に入力される信号の立上がり時間(例えば、図6に示す特性線27の時間t3)よりも早いか否かを判定し、入力部38A(第2端子CH2 )の方が入力部38B(第3端子CH3 )よりも早い場合に「HIGH」、即ち「1」となって、AND回路42の入力端子42Bに「1」なる信号を出力する。即ち、第2の着順判定回路36は、加速度センサ9,10の立上がり時間t2,t3が規定の順序(t2<t3)の場合は、入力端子42Bに「1」なる信号を出力し、逆の順序の場合には「0」なる信号を出力する。
The second arrival
さらに、第3の着順判定回路37は、シュミットトリガアンプ33,34からXOR回路38の入力部38A,38Bに入力される信号の着順、即ち第3端子CH3 に入力される信号の立上がり時間(例えば、図6に示す特性線27の時間t3)が第4端子CH4 に入力される信号の立上がり時間(例えば、図6に示す特性線28の時間t4)よりも早いか否かを判定し、入力部38A(第3端子CH3 )の方が入力部38B(第4端子CH4 )よりも早い場合に「HIGH」、即ち「1」となって、AND回路42の入力端子42Cに「1」なる信号を出力する。即ち、第3の着順判定回路37は、加速度センサ10,11の立上がり時間t3,t4が規定の順序(t3<t4)の場合は、入力端子42Cに「1」なる信号を出力し、逆の順序の場合には「0」なる信号を出力する。
Further, the third arrival
この結果、AND回路42は、着順判定回路35,36,37から入力端子42A,42B,42Cに全て「1」なる信号が入力されるときに、出力端子42Dから「HIGH」となる信号を前記中央演算部に出力する。即ち、AND回路42は、第1端子CH1 →第2端子CH2 →第3端子CH3 →第4端子CH4 の順番で信号が立上がったときに、電源投入時における加速度センサ8〜11の立上がり時間の順序が規定の順序であると判定することができる。
As a result, the AND
一方、電源投入時における加速度センサ8〜11の立上がり時間の順序が規定の順序でない場合には、着順判定回路35,36,37からAND回路42の入力端子42A,42B,42Cに入力される信号のいずれかが「1」ではなく、「0」となって、出力端子42Dから「LOW」となる信号が前記中央演算部に出力される。このため、制御装置12の中央演算部は、加速度センサ8〜11と制御装置12とのケーブル16〜19を介した接続に、入れ違いが発生していると判断できるので、例えば減衰力可変ダンパ7への電力供給を遮断する等の異常処理を即座に行うことができる。
On the other hand, if the order of the rise times of the
特に、第2の実施の形態によれば、図6に示す立上がり順序判定回路(即ち、シュミットトリガアンプ31〜34、着順判定回路35〜37およびAND回路42)の電源立上がりが加速度センサ8〜11の電源立上がりよりも早くなるように設計しておけばよく、例えば制御装置12の前記中央演算部等の動作開始が、加速度センサ8〜11の電源立上がりよりも遅くなった場合でも、加速度センサ8〜11とケーブル16〜19との接続が正しいか否かを判定することができる。
In particular, according to the second embodiment, the power supply rise of the rise order determination circuit (ie,
なお、本発明は、図5に示す立上がり順序判定回路に限るものではなく、これ以外の構成を採用してもよい。即ち、第1端子CH1 、第2端子CH2 、第3端子CH3 、第4端子CH4 の立上がり順序を判定し、加速度センサ8〜11とケーブル16〜19との接続が正しい場合、または間違いの場合に、「HIGH」または「LOW」を出力する回路であれば、図5に示す回路以外に、どのような回路を採用してもよい。
Note that the present invention is not limited to the rise order determination circuit shown in FIG. 5, and other configurations may be adopted. That is, the rising order of the first terminal CH1, the second terminal CH2, the third terminal CH3, and the fourth terminal CH4 is determined, and the connection between the
次に、図7は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、検出手段である加速度センサの電源供給回路にインダクタを設け、このインダクタによって立上がり時間変更手段を構成したことにある。なお、第3の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。 Next, FIG. 7 shows a third embodiment of the present invention. The feature of this embodiment is that an inductor is provided in a power supply circuit of an acceleration sensor as a detecting means, and the rise time changing means is constituted by this inductor. It is to have done. Note that in the third embodiment, the same components as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
図7に示すように、第3の実施の形態で採用した加速度センサ51は、第1の実施の形態で述べた加速度センサ8とほぼ同様に構成され、センサケース51A、ICチップ51B、コネクタ51C、電源供給回路を構成する電源線51D、GND線51E、出力線51Fを有している。しかし、この場合の加速度センサ51には、ICチップ51Bとコネクタ51Cとの間で電源線51Dにインダクタ51Gが直列に接続して設けられている。
As shown in FIG. 7, the
ここで、加速度センサ51に付設されたインダクタ51Gは、予め決められたインダクタンスLを有している。また、第1の実施の形態で述べた加速度センサ9〜11に対応して、加速度センサ51とは別に3個の加速度センサ(いずれも図示せず)が設けられ、これらの加速度センサには、互いにインダクタンスLが異なるインダクタ(図示せず)が加速度センサ51と同様に付設されている。これにより、インダクタ51Gと他の各インダクタとは、加速度センサ51等(他の加速度センサを含む)の電源入力に異なる時定数(τ=L/R)を重畳させる立上がり時間変更手段を構成している。
Here, the
かくして、このように構成される第3の実施の形態でも、加速度センサ51および他の加速度センサ毎に電源投入後の立上がり時間(例えば、図6に示す時間t1〜t4)を異ならせることができ、いずれの加速度センサが鉄道車両1のどの位置に搭載されているかを迅速に判別することができる。これにより、各加速度センサの入れ違いをなくすことができ、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
Thus, also in the third embodiment configured as described above, the rise time after power-on (for example, times t1 to t4 shown in FIG. 6) can be made different for each
次に、図8および図9は本発明の第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、検出手段である加速度センサの電源供給回路にトランジスタ等のスイッチング素子を設ける構成としたことにある。なお、第4の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。 Next, FIGS. 8 and 9 show a fourth embodiment of the present invention. The feature of this embodiment is that a switching element such as a transistor is provided in a power supply circuit of an acceleration sensor as a detecting means. There is. Note that in the fourth embodiment, the same components as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
図8に示すように、第4の実施の形態で採用した加速度センサ61は、第1の実施の形態で述べた加速度センサ8とほぼ同様に構成され、センサケース61A、ICチップ61B、コネクタ61C、電源供給回路を構成する電源線61D、GND線61E、出力線61Fを有している。しかし、この場合の加速度センサ61には、ICチップ61Bとコネクタ61Cとの間で電源線61Dにスイッチング素子としてのトランジスタ61Gが接続して設けられている。
As shown in FIG. 8, the
また、コネクタ61Cとトランジスタ61Gとの間に位置する電源線61Dの途中部位と、GND線61Eとの間にはRC回路61Hが設けられ、このRC回路61Hは、電源線61DとGND線61Eとの間に抵抗器61Iとコンデンサ61Jとを直列接続して構成されている。そして、RC回路61Hは、抵抗器61Iとコンデンサ61Jとの接続点がトランジスタ61GのベースBに接続されている。トランジスタ61Gは、ベースBにバイアス電圧が供給されるまではOFF状態を続け、ベースBにバイアス電圧が印加されるとON状態に切換わるスイッチング素子を構成するものである。
An
ここで、加速度センサ61に付設したRC回路61Hのコンデンサ61Jは、予め決められた静電容量Cを有している。そして、加速度センサ61は、電源投入時にトランジスタ61GがONするまでの時間がコンデンサ61Jの静電容量Cに従って可変に調整される。これにより、加速度センサ61の出力線61Fからは、例えば図9に示す特性線62のように、電源投入後の立上がり時間taで電圧閾値V1を越える立上がり特性をもった出力電圧Vが出力される。
Here, the capacitor 61J of the
また、第4の実施の形態では、第1の実施の形態で述べた加速度センサ9〜11に対応して、加速度センサ61とは別に3個の加速度センサ(いずれも図示せず)が設けられ、これらの加速度センサのRC回路にも、互いに静電容量Cが異なるコンデンサ(図示せず)が加速度センサ61と同様に付設されている。そして、加速度センサ61とは別の加速度センサは、電源投入後に互いに異なる時点でONとなり、これらの別の加速度センサからは、例えば図9に示す特性線63,64,65のように、電源投入後の立上がり時間tb,tc,td(td>tc>tb>ta)で電圧閾値V1を越える立上がり特性をもった出力電圧Vが出力される。
In the fourth embodiment, three acceleration sensors (all not shown) are provided in addition to the
これにより、RC回路61Hと他のRC回路とは、加速度センサ61等(他の加速度センサを含む)の電源入力に異なる時定数(τ=R×C)を重畳させる立上がり時間変更手段を、トランジスタ61G等(他のトランジスタを含む)と共に構成している。また、RC回路61Hを有する加速度センサ61は、立上がり時問taの差(即ち、他の立上がり時間tb,tc,tdとの差)を加速度センサ単体で実現することができるため、例えば第1の実施の形態で述べた制御装置12のように抵抗器15を設ける必要がなくなる。この点は、他の加速度センサについても同様である。
As a result, the
かくして、このように構成される第4の実施の形態でも、加速度センサ61および他の加速度センサ毎に電源投入後の出力電圧Vの立上がり時間ta〜tdを異ならせることができ、各加速度センサと制御装置12とが正規に接続されているか否かを迅速に判別することができる。これにより、各加速度センサの入れ違いをなくすことができ、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
Thus, also in the fourth embodiment configured as described above, the rising times ta to td of the output voltage V after power-on can be made different for each of the
ところで、第1の実施の形態では、図3に示すように、加速度センサ8〜11の電源線8D〜11Dと直列に制御装置12の各抵抗器15が接続されているため、抵抗値Rの大きさで時定数(τ=R×C)を変えることが難しい。即ち、抵抗値Rを大きくすると、抵抗値Rによる電圧降下が大きくなり、加速度センサ8〜11に供給される電源電圧が不足する可能性がある。
By the way, in the first embodiment, as shown in FIG. 3, each
これに対し、第4の実施の形態では、電源線61DとGND線61Eとの間にRC回路61Hを設けている。このため、抵抗器61Iの抵抗値が加速度センサ電源電圧の電圧降下に影響を与えることがない。これにより、抵抗器61Iの抵抗値を変えることでRC回路61Hの時定数を容易に変えることができ、コンデンサ61Jを小形化することができる。そして、小容量高寿命のコンデンサを採用できる等のメリットがある。
On the other hand, in the fourth embodiment, an
なお、前記第4の実施の形態では、電源線61DとGND線61Eとの間にRC回路61Hを設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図10に示す変形例のように、電源線61DとGND線61Eとの間に、例えばタイマによる遅延回路71を設け、該遅延回路71とトランジスタ61Gとにより立ち上がり時間変更手段を構成してもよい。そして、遅延回路71からトランジスタ61GのベースBにバイアス電圧を供給する時間を加速度センサ61および他の加速度センサ毎に変えることにより、各加速度センサにおける電源投入後の立上がり時間を、例えば図9中の時間ta〜tdの如く異ならせることができる。
In the fourth embodiment, the case where the
次に、図11は本発明の第5の実施の形態を示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、第5の本実施の形態の特徴は、加速度センサ8〜11と制御装置12とのケーブル16〜19を介した接続が、入れ違いのない正しい接続の場合に図11に示す特性線81に沿った出力電圧Vを出力できるように制御回路を構成したことにある。
Next, FIG. 11 shows a fifth embodiment of the present invention. In this embodiment, the same constituent elements as those of the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. And However, the feature of the fifth embodiment is that a
ここで、加速度センサ8〜11に付設のコンデンサ8G〜11Gは、前記第1の実施の形態でも述べたように、それぞれ異なる静電容量C1〜C4(C1<C2<C3<C4)を有している。このため、第1の実施の形態では、容量の異なるコンデンサ8G〜11Gを用いることにより、加速度センサ8〜11の電源入力に異なる時定数(τ=R×C)を重畳させる立上がり時間変更手段を構成することができる。
Here, the
これに対し、第5の実施の形態では、加速度センサ8〜11毎の時定数(τ=R×C)を同一の値に設定するため、各抵抗器15(図3参照)を互いに異なる抵抗値R1〜R4(R1>R2>R3>R4)に設定している。これにより、加速度センサ8の時定数(τ=R1×C1)、加速度センサ9の時定数(τ=R2×C2)、加速度センサ10の時定数(τ=R3×C3)、加速度センサ11の時定数(τ=R4×C4)は、同一の値に設定される。
On the other hand, in the fifth embodiment, since the time constants (τ = R × C) for each of the
この結果、加速度センサ8,9,10,11から図3に示すA/Dコンバータ14の第1端子CH1 ,第2端子CH2 ,第3端子CH3 ,第4端子CH4 に入力される出力電圧Vは、図11に示す特性線81のように、時間teで電圧閾値V1を越える特性となり、加速度センサ8〜11からは同一な特性の信号(出力電圧V)が出力される。
As a result, the output voltage V input from the
しかし、加速度センサ8〜11と制御装置12とのケーブル16〜19を介した接続に、入れ違いが発生している場合には、加速度センサ8〜11毎の時定数(τ=R×C)にバラツキが発生することになる。このため、加速度センサ8〜11からA/Dコンバータ14の第1〜第4端子CH1 〜CH4 に入力される出力電圧Vは、図11に示す特性線81とは異なる特性、具体的には立上がり時間にバラツキが出るので、これをA/Dコンバータ14や検出回路(図示せず)等の手段で判定することができる。
However, if a connection between the
かくして、このように構成される第5の実施の形態でも、加速度センサ8〜11と制御装置12とのケーブル16〜19を介した接続が、入れ違いのない正しい接続であるか否かを判別することができ、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
Thus, also in the fifth embodiment configured as described above, it is determined whether or not the connection between the
次に、前記各実施の形態に含まれる発明について記載する。本発明によれば、前記立上がり時間変更手段は、前記検出手段の電源入力に異なる時定数を重畳させる構成としている。 Next, the invention included in each of the embodiments will be described. According to the present invention, the rise time changing means is configured to superimpose different time constants on the power input of the detecting means.
1 鉄道車両
2 車体
3 台車
4 車輪
5 レール
6 懸架ばね
7 減衰力可変ダンパ
8,9,10,11,51,61 加速度センサ(検出手段)
8A,9A,10A,11A,51A,61A センサケース
8B,9B,10B,11B,51B,61B ICチップ
8C,9C,10C,11C,51C,61C コネクタ
8D,9D,10D,11D,51D,61D 電源線(電源供給回路)
8E,9E,10E,11E,51E,61E GND線
8F,9F,10F,11F,51F,61F 出力線
8G,9G,10G,11G コンデンサ(立上がり時間変更手段)
12 制御装置(制御回路)
13 センサ電源部
14 A/Dコンバータ
15 抵抗器
16,17,18,19 ケーブル(配線)
31,32,33,34 シュミットトリガアンプ
35,36,37 着順判定回路
42 AND回路
51G インダクタ(立上がり時間変更手段)
61G トランジスタ(スイッチング素子、立上がり時間変更手段)
61H RC回路(立上がり時間変更手段)
71 遅延回路(立上がり時間変更手段)
DESCRIPTION OF
8A, 9A, 10A, 11A, 51A,
8E, 9E, 10E, 11E, 51E,
12 Control device (control circuit)
13 Sensor power supply 14 A /
31, 32, 33, 34
61G transistor (switching element, rise time changing means)
61H RC circuit (rise time change means)
71 Delay circuit (rise time changing means)
Claims (2)
前記複数の検出手段の電源供給回路には、それぞれの検出手段毎に電源投入後の立上がり時間を異ならせる立上がり時間変更手段をそれぞれ設けることを特徴とする鉄道車両用制御装置。 A plurality of detection means mounted on a plurality of different locations of the railway vehicle for detecting the behavior of the railway vehicle, and connected to each detection means by wiring, and the railway vehicle is controlled based on the detection result of each detection means. In a railway vehicle control device comprising a control circuit,
The railcar control device according to claim 1, wherein the power supply circuit of the plurality of detecting means is provided with rising time changing means for making the rising time after power-on different for each detecting means.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012241356A JP2014091357A (en) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | Railway vehicle controlling device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012241356A JP2014091357A (en) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | Railway vehicle controlling device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014091357A true JP2014091357A (en) | 2014-05-19 |
Family
ID=50935773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012241356A Pending JP2014091357A (en) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | Railway vehicle controlling device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014091357A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018168074A1 (en) * | 2017-03-14 | 2018-09-20 | オムロン株式会社 | High-frequency oscillation measuring system |
JP2020157977A (en) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | Vibration control device for railway vehicle |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000065606A (en) * | 1998-08-21 | 2000-03-03 | Sekisui Chem Co Ltd | Method and apparatus for checking sensor |
JP2003252203A (en) * | 2001-12-28 | 2003-09-10 | Tokico Ltd | Car body oscillation restraint device |
JP2005030291A (en) * | 2003-07-11 | 2005-02-03 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | Vehicular control device |
JP2007085803A (en) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Calsonic Kansei Corp | Occupant detector for vehicle |
JP2012076637A (en) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | Sensor misinstallation decision system |
-
2012
- 2012-10-31 JP JP2012241356A patent/JP2014091357A/en active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000065606A (en) * | 1998-08-21 | 2000-03-03 | Sekisui Chem Co Ltd | Method and apparatus for checking sensor |
JP2003252203A (en) * | 2001-12-28 | 2003-09-10 | Tokico Ltd | Car body oscillation restraint device |
JP2005030291A (en) * | 2003-07-11 | 2005-02-03 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | Vehicular control device |
JP2007085803A (en) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Calsonic Kansei Corp | Occupant detector for vehicle |
JP2012076637A (en) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | Sensor misinstallation decision system |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018168074A1 (en) * | 2017-03-14 | 2018-09-20 | オムロン株式会社 | High-frequency oscillation measuring system |
JP2018151270A (en) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | オムロン株式会社 | High-frequency vibration measuring system |
JP2020157977A (en) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | Vibration control device for railway vehicle |
JP7117262B2 (en) | 2019-03-27 | 2022-08-12 | 日立Astemo株式会社 | Vibration control device for railway vehicles |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101678849B (en) | Device for error monitoring of chassis components of rail vehicles | |
CN111163989B (en) | Vibration control device for railway vehicle | |
CN105026788B (en) | Damper with integrated electronics | |
US9291666B2 (en) | Detecting device and current sensor | |
EP3159891A1 (en) | Noise and vibration sensing | |
KR20150123247A (en) | Autonomous control damper | |
CN101678850A (en) | Device and method for error monitoring for undercarriage components of rail vehicles | |
JP5704306B2 (en) | Railway vehicle vibration control system | |
US20160214455A1 (en) | Method for operating a motor vehicle, computer software product, chassis arrangement and motor vehicle | |
JP2014091357A (en) | Railway vehicle controlling device | |
JP2006321431A (en) | Yaw damper device for railway vehicle | |
EP3587167B1 (en) | Actuator apparatus | |
JP2009033793A (en) | Vibration controller for rolling stock | |
JP7117262B2 (en) | Vibration control device for railway vehicles | |
KR101626672B1 (en) | Determining a ride height of a motor vehicle | |
JP2009035068A (en) | Vibration control device for railway vehicle | |
US12077072B2 (en) | Semi-active seat suspension system | |
JP2018161920A (en) | Suspension system | |
JP5181326B2 (en) | Railway vehicle suspension system | |
JP3074381B2 (en) | Method and apparatus for preventing vehicle vibration | |
KR100592379B1 (en) | Solenoid Valve Control Device of Automobile Suspension | |
CN112996705B (en) | Vibration damping device for railway vehicle | |
JP5105118B2 (en) | Damping force adjustable hydraulic shock absorber | |
WO2019003893A1 (en) | Suspension control device | |
JP2010241201A (en) | Suspension system for vehicle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150727 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160426 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161025 |