JP2014091083A - 携帯型報知装置 - Google Patents

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JP2014091083A JP2012243085A JP2012243085A JP2014091083A JP 2014091083 A JP2014091083 A JP 2014091083A JP 2012243085 A JP2012243085 A JP 2012243085A JP 2012243085 A JP2012243085 A JP 2012243085A JP 2014091083 A JP2014091083 A JP 2014091083A
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Abstract

【課題】 装置が大型化するのを抑制しつつ、ユーザ報知を効果的に行うことができる携帯型報知装置を提供する。特に、マナーモード時であっても、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる携帯型報知装置を提供する。
【解決手段】 電気モータ21の回転軸22に偏心重り23を取り付けた振動発生手段と、速度制御信号VCに基づいて、電気モータ21の回転速度ωを制御するモータ制御部30と、電気モータ21の低速回転時には偏心重り23が衝突せず、高速回転時には偏心重り23が衝突する位置に設けられた衝撃発生部材24とを備え、速度制御信号VCに応じて異なる振動を生成するように構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯型報知装置に係り、さらに詳しくは、モータの回転軸に偏心重りを取り付け、モータを回転させることによって振動を発生させる携帯型報知装置の改良に関する。
携帯電話機やゲーム機には、振動によってユーザ報知を行うためのバイブレータが設けられている。通常、バイブレータは、回転軸を有するモータと、回転軸に取り付けられ、回転中心とは異なる位置に重心を有する偏心重りにより構成される(例えば、特許文献1)。モータを回転させれば、偏心重りが回転軸を中心として回転する。その際、偏心重りの重心には、回転中心からの距離や回転速度に対応する遠心力が作用する。このため、バイブレータには、回転速度に応じて振幅や振動数の異なる振動が発生する。
この様な従来の携帯型報知装置では、バイブレータの振動が弱く、着信通知などに気づきにくい場合があるという問題があった。バイブレータの振動を強くすれば、ユーザ報知に気づき易くすることができるが、振動を強くするには、より重い偏心重りを用いるとともに、強力なモータを使用する必要があり、装置が大型化してしまうという問題があった。
なお、特許文献2には、バイブレータ用モータの回転軸に打撃機構を取り付け、モータの回転に伴って打撃機構が金属板を打撃することにより、打撃音を発生させる技術が開示されている。しかし、金属板が打撃機構の打撃を受けて打撃音を発生させる上記構成では、単一の鳴動しか得られないことから、マナーモード時におけるユーザ報知には使用しづらいといった問題があった。
特開2000−42251号公報 特開2001−212510号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装置が大型化するのを抑制しつつ、ユーザ報知を効果的に行うことができる携帯型報知装置を提供することを目的とする。特に、マナーモード時であっても、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる携帯型報知装置を提供することを目的とする。また、マナーモード時におけるユーザ報知と、より強い振動を利用したユーザ報知とを使い分けることができる携帯型報知装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、モータの低速回転時と高速回転時とで種類の異なる振動を発生させることができる携帯型報知装置を提供することを目的とする。さらに、振動によるユーザ報知では気づきにくい環境下であっても、高速回転時の衝突音によってユーザ報知を効果的に行うことができる携帯型報知装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による携帯型報知装置は、モータの回転軸に偏心重りを取り付けた振動発生手段と、速度制御信号に基づいて、上記モータの回転速度を制御するモータ制御手段と、上記モータの低速回転時には上記偏心重りが衝突せず、高速回転時には上記偏心重りが衝突する位置に設けられた衝撃発生部材とを備え、上記速度制御信号に応じて異なる振動を生成するように構成される。
モータを回転させれば、偏心重りによる偏心振動が回転速度に応じて発生する。上記携帯型報知装置では、モータの低速回転時であれば、偏心重りが衝撃発生部材に衝突することなく回転し、回転速度に対応する偏心振動が発生する。この偏心振動を利用してユーザ報知を行うことにより、マナーモード時であっても使用することができる。
一方、モータの高速回転時には、偏心重りが衝撃発生部材に対する衝突を繰り返しながら回転することから、偏心振動に加えて、衝突による衝撃振動が発生する。このため、偏心振動の振幅や振動数が増大するだけでなく、偏心振動に衝撃振動が付加され、低速回転時とは種類の異なる振動が生じるので、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる。
特に、偏心重りが衝撃発生部材に衝突した際の衝突音が大きくなければ、マナーモード時であっても、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる。また、衝突音が大きければ、ユーザ報知を効果的に行うことができるとともに、モータの回転速度の切り替えにより、低速回転時の振動を利用することにより、マナーモード時のユーザ報知にも使用することができる。さらに、衝撃振動を発生させることによって振動を強くするので、偏心重りを重くしたり、強力なモータを使用する必要がなく、装置が大型化するのを抑制することができる。
第2の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、上記偏心重りが、上記衝撃発生部材に打ち付ける打ち付け部材と、上記打ち付け部材を上記回転軸に連結する弾性変形部材とを備え、上記弾性変形部材が、回転時の遠心力により弾性変形可能であるように構成される。
この様な構成によれば、モータの高速回転時に、弾性変形部材が弾性変形することによって打ち付け部材が衝撃発生部材に打ち付けられ、これにより、衝撃振動を発生させることができる。
第3の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、上記衝撃発生部材が、金属板からなり、上記打ち付け部材が、金属塊からなるように構成される。この様な構成によれば、打ち付け部材が衝撃発生部材に衝突した際に、高い音域からなる金属音が衝突音として発生する。このため、モータの高速回転時には、偏心振動及び衝撃振動と共に金属音が生じることから、雑音が多く、振動によるユーザ報知では気づきにくい環境下であっても、ユーザ報知を効果的に行うことができる。
第4の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、2枚の上記金属板が、上記打ち付け部材を挟んで対向配置されているように構成される。この様な構成によれば、一方の金属板に衝突して跳ね返った打ち付け部材は、対向する他方の金属板に衝突して跳ね返される。このため、偏心重りは、衝撃発生部材に対し、安定的に衝突を繰り返すことができ、さらに強い振動を発生させることができる。
第5の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、上記弾性変形部材が、上記回転軸と同軸に配置されたコイルばねからなるように構成される。この様な構成によれば、コイルばねの打ち付け部材側の端部が、回転軸側の端部に対し、回転軸と交差する方向に弾性変形することにより、打ち付け部材を衝撃発生部材に打ち付け、また、打ち付けた後に元の位置に復帰させることができる。
本発明による報知装置では、装置が大型化するのを抑制しつつ、ユーザ報知を効果的に行うことができる。特に、偏心振動の振幅や振動数が増大するだけでなく、偏心振動に衝撃振動が付加され、低速回転時とは種類の異なる振動が生じるので、マナーモード時であっても、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる。また、マナーモード時におけるユーザ報知と、より強い振動を利用したユーザ報知とを使い分けることができる。
また、本発明による報知装置によれば、モータの低速回転時と高速回転時とで種類の異なる振動を発生させることができる。さらに、打ち付け部材が衝撃発生部材に衝突した際に、比較的に高い音域からなる金属音が衝突音として発生するので、振動によるユーザ報知では気づきにくい環境下であっても、高速回転時の衝突音によってユーザ報知を効果的に行うことができる。
本発明の実施の形態による携帯型報知装置の一構成例を示した斜視図であり、携帯型報知装置の一例として携帯電話機1が示されている。 図1の携帯電話機1に設けられたバイブレータ部20の構成例を示した図である。 図2のバイブレータ部20の動作の一例を模式的に示した説明図であり、低速回転時及び高速回転時の偏心重り23の様子が示されている。 図1の携帯電話機1におけるモータ制御部30の構成例を示した図である。 図1の携帯電話機1におけるバイブレータ部20の振動制御時の動作の一例を示したフローチャートである。
<携帯電話機1>
図1は、本発明の実施の形態による携帯型報知装置の一構成例を示した斜視図であり、携帯型報知装置の一例として、バイブレータ部20を内蔵する携帯電話機1が示されている。この携帯電話機1は、片方の手で保持することができる程度のサイズからなる端末装置であり、薄型筐体10、タッチパネル11、受話用のスピーカ12、送話用のマイクロホン13、操作キー14a〜14c及びバイブレータ部20により構成される。
薄型筐体10は、薄型で縦長の直方体形状からなる端末筐体である。タッチパネル11、スピーカ12、マイクロホン13及び操作キー14a〜14cは、薄型筐体10の同一主面上に配置されている。スピーカ12は、受話音を出力するための音声出力装置である。マイクロホン13は、送話音を入力するための音声入力装置である。
操作キー14a〜14cは、各種機能が予め割り当てられ、ユーザの押下操作により、割り当てられている機能を実行するための物理キーである。例えば、操作キー14aは、前の画面に戻るためのリターンキーである。また、操作キー14bは、ホーム画面を表示するためのホームキーである。また、操作キー14cは、メニュー画面を表示するためのメニューキーである。
タッチパネル11は、矩形形状の表示画面を有するタッチパネルディスプレイと、表示画面に対するタッチ操作を検出するタッチパネルセンサにより構成される。例えば、タッチパネルディスプレイには、LCD(液晶ディスプレイ)が用いられ、タッチパネルセンサには、静電容量方式の検出素子が用いられる。スピーカ12は、タッチパネル11と薄型筐体10の上端との間に配置され、マイクロホン13及び操作キー14a〜14cは、タッチパネル11と薄型筐体10の下端との間に配置されている。
バイブレータ部20は、振動を利用して各種のユーザ報知を行う報知装置であり、モータの回転軸に偏心重りを取り付けた振動発生ユニットからなる。このバイブレータ部20は、電話又は電子メールの着信報知、キー操作時の操作確認報知などに用いられる。この携帯電話機1では、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くするとともに、マナーモード時であっても使用可能とするために、バイブレータ部20内のモータの低速回転時と高速回転時とで種類の異なる振動を発生させる。
<バイブレータ部20>
図2は、図1の携帯電話機1に設けられたバイブレータ部20の構成例を示した図である。図中の(a)には、電気モータ21の回転軸22を含む平面によりバイブレータ部20を切断した場合の切断面が示され、(b)には、回転軸22の軸方向からバイブレータ部20を見た様子が示されている。
このバイブレータ部20は、回転軸22を有する電気モータ21と、回転軸22に取り付けられた偏心重り23と、衝撃発生部材24により構成される。電気モータ21は、内蔵電池から電源供給を受けて回転軸22を回転駆動する電動機である。
偏心重り23は、回転中心とは異なる位置に重心を有する形状からなり、衝撃発生部材24に打ち付ける打ち付け部材23bと、打ち付け部材23bを回転軸22に連結する弾性変形部材23aにより構成される。この打ち付け部材23bは、金属塊からなる分銅体であり、回転軸22に垂直な平面による切断面は、半月形状からなる。
弾性変形部材23aは、回転時の遠心力により弾性変形可能であり、回転軸22と同軸に配置されたコイルばねからなる。このコイルばねは、その一端が打ち付け部材23bに固定され、他端が回転軸22に固定されている。従って、弾性変形部材23aは、電気モータ21の回転時に打ち付け部材23bの重心に作用する遠心力により、コイルばねの打ち付け部材23b側の端部が、回転軸22側の端部に対し、回転軸22と交差する方向、すなわち、遠心力の方向に弾性変形する。このため、打ち付け部材23bは、遠心力の方向に移動し、回転速度によっては衝撃発生部材24に衝突することになる。
この様に構成することにより、電気モータ21の高速回転時に、弾性変形部材23aが弾性変形することによって打ち付け部材23bが衝撃発生部材24に打ち付けられ、これにより、衝撃振動を発生させることができる。
衝撃発生部材24は、電気モータ21の低速回転時には偏心重り23が衝突せず、高速回転時には偏心重り23が衝突する位置に設けられ、打ち付け部材23bが打ち付けられた際に衝撃を発生する。この衝撃発生部材24は、打ち付け部材23bが打ち付けられた際に甲高い金属音を発生させるために、1又は2以上の金属板により構成される。
この例では、衝撃発生部材24が4枚の金属板からなり、これらの金属板が打ち付け部材23bの周囲を取り囲んで配置されている。また、衝撃発生部材24は、回転軸22に垂直な平面による切断面が矩形の環状形状からなる。つまり、2枚の金属板24は、打ち付け部材23bを挟んで対向配置され、その様な金属板の組合せが2組形成されている。
この様に構成することにより、打ち付け部材23bは、一方の金属板に衝突した際に当該金属板から受ける抗力の影響により、対向する他方の金属板にも衝突することになる。偏心重り23は、電気モータ21の高速回転時に、衝撃発生部材24に対し、その様な衝突を繰り返しながら回転するので、さらに強い振動を発生させることができる。
図3は、図2のバイブレータ部20の動作の一例を模式的に示した説明図であり、図中の(a)には、電気モータ21の低速回転時における偏心重り23の様子が示され、(b)には、高速回転時の偏心重り23の様子が示されている。
電気モータ21を回転させれば、偏心重り23が回転軸22を中心として回転する。その際、偏心重り23の重心には、回転中心からの距離r及び回転軸22の回転速度ωに応じた遠心力fが作用する。遠心力fは、偏心重り23の質量をmとして、f=m×r×ωにより表される。この遠心力fにより、弾性変形部材23aは弾性変形し、打ち付け部材23b側の端部が、回転軸22側の端部に対し、遠心力の方向に移動する。この移動量は、回転速度ωが大きいほど増大し、偏心重り23による偏心振動が回転軸22の回転速度ωに応じて発生することになる。
電気モータ21の低速回転時であれば、偏心重り23が衝撃発生部材24に衝突することなく回転し、この回転運動2により、回転速度ωに対応する偏心振動が発生する。この偏心振動を利用してユーザ報知を行うことにより、マナーモード時であってもバイブレータ部20を使用することができる。
一方、電気モータ21の高速回転時には、偏心重り23の弾性変形部材23aがさらに弾性変形し、打ち付け部材23bが衝撃発生部材24に対する衝突を繰り返しながら回転することから、偏心振動に加えて、衝突による衝撃振動3が発生する。このため、偏心振動の振幅や振動数が増大するだけでなく、偏心振動に衝撃振動3が付加され、低速回転時とは種類の異なる振動が生じるので、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる。偏心振動は連続的な振動であるのに対し、衝撃振動3は不連続な断続的な振動である。
また、衝撃振動3を発生させることによって振動を強くするので、偏心重り23を重くしたり、強力な電気モータ21を使用する必要がなく、装置が大型化するのを抑制することができる。
<モータ制御部30>
図4は、図1の携帯電話機1におけるモータ制御部30の構成例を示した図である。モータ制御部30は、内蔵電池15から供給される直流電源を利用して電気モータ21を駆動し、速度制御信号VCに基づいて、電気モータ21の回転速度ωを制御する。
このモータ制御部30は、ダイオード31、トランジスタ32及び電流制御回路33により構成され、電気モータ21を流れる電流Iの大きさを調整することにより、回転速度ωを制御する。モータ制御部30による電気モータ21の駆動制御により、速度制御信号VCに応じて異なる振動が生成される。
ダイオード31は、電気モータ21に生じる逆起電力からトランジスタ32を保護するための保護回路であり、還流ダイオード(フライホイールダイオード)と呼ばれることもある。ダイオード31のカソード端子は、電気モータ21の正極端子に接続され、アノード端子は、電気モータ21の負極端子に接続されている。
トランジスタ32は、電気モータ21を流れる電流Iを導通又は遮断するスイッチング素子であり、コレクタ端子は、電気モータ21の負極端子に接続され、エミッタ端子は、抵抗素子を介して接地されている。このトランジスタ32は、npn型のバイポーラトランジスタである。
電流制御回路33は、速度制御信号VCに基づいて、PWM(パルス幅変調)信号を生成し、PWM信号のパルス幅又はデューティ比を変化させることによって、電流Iの大きさを調整する。PWM信号は、抵抗素子を介して、電流制御回路33からトランジスタ32のベース端子に入力される。
速度制御信号VCは、携帯電話機1におけるCPU(図示せず)が、ユーザ操作や着信制御に基づいて生成される。例えば、速度制御信号VCは、高速回転モード、低速回転モード又は停止状態のいずれか一つを指定する振動要求として生成される。低速回転モードでは、電流制御回路33に対し、打ち付け部材23bが衝撃発生部材24に衝突しない程度の回転速度ω1が指示される。
一方、高速回転モードでは、低速回転モード時よりも高く、打ち付け部材23bが衝撃発生部材24に対し衝突を繰り返しながら、偏心重り23が回転する程度の回転速度ω2(ω2>ω1)が指示される。停止状態では、回転停止、すなわち、回転速度ω=0が指示される。
図5のステップS101〜S106は、図1の携帯電話機1におけるバイブレータ部20の振動制御時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、電流制御回路33は、CPUから振動要求が入力されれば、要求内容を確認し(ステップS101)、低速回転モードが指示されていれば、電気モータ21を低速駆動するためのPWM信号を生成し、トランジスタ32へ出力する(ステップS102,S103)。
一方、電流制御回路33は、高速回転モードが指示されていれば、電気モータ21を高速駆動するためのPWM信号を生成し、トランジスタ32へ出力する(ステップS102,S104,S105)。また、電流制御回路33は、停止状態が指示されていれば、電気モータ21の回転を停止させるための停止信号を生成し、トランジスタ32へ出力する(ステップS102,S104,S106)。
本実施の形態によれば、電気モータ21の低速回転時には、偏心重り23が衝撃発生部材24に衝突することなく回転し、回転速度ωに対応する偏心振動が発生する。この偏心振動を利用してユーザ報知を行うことにより、マナーモード時であってもバイブレータ部20を使用することができる。
一方、電気モータ21の高速回転時には、偏心重り23が衝撃発生部材24に対する衝突を繰り返しながら回転することから、偏心振動に加えて、衝突による衝撃振動3が発生する。このため、偏心振動の振幅や振動数が増大するだけでなく、偏心振動に衝撃振動3が付加され、低速回転時とは種類の異なる振動が生じるので、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる。
特に、ユーザ報知を効果的に行うことができるとともに、電気モータ21の回転速度ωの切り替えにより、低速回転時の偏心振動を利用することにより、マナーモード時のユーザ報知にも使用することができる。さらに、衝撃振動3を発生させることによって振動を強くするので、偏心重り23を重くしたり、強力な電気モータ21を使用する必要がなく、装置が大型化するのを抑制することができる。
また、打ち付け部材23bが衝撃発生部材24に衝突した際に、高い音域からなる金属音が衝突音として発生する。このため、電気モータ21の高速回転時には、偏心振動及び衝撃振動3と共に金属音が生じることから、雑音が多く、振動によるユーザ報知では気づきにくい環境下であっても、ユーザ報知を効果的に行うことができる。
なお、本実施の形態では、弾性変形部材23aがコイルばねからなる場合の例について説明したが、本発明は弾性変形部材23aをこれに限定するものではない。すなわち、弾性変形部材23aは、電気モータ21の回転時に打ち付け部材23bの重心に作用する遠心力によって弾性変形可能な部材であれば良い。例えば、回転軸22の先端部の径を細くすることにより、当該先端部を弾性変形部材23aとして弾性変形させるような構成であっても良い。或いは、先端部を根元部よりも剛性又はヤング率の小さい金属を用いて回転軸22を形成することにより、当該先端部を弾性変形部材23aとして弾性変形させても良い。また、ゴムなどの樹脂部材によって弾性変形部材23aを形成しても良い。
また、本実施の形態では、衝撃発生部材24が金属板からなる場合の例について説明したが、本発明は衝撃発生部材24をこれに限定するものではない。金属以外の部材、例えば、樹脂部材を衝撃発生部材24として用い、打ち付け部材23bが衝突した際の衝突音が小さいか、或いは、衝突音が発生しないような構成であっても良い。また、バイブレータ部20を収容するハウジングなどの構造物に打ち付け部材23bを衝突させるような構成であっても良い。
本発明の実施の形態による携帯型報知装置の構成と対応する作用効果とを以下に整理してまとめる。
第1の本発明による携帯型報知装置は、電気モータ21の回転軸22に偏心重り23を取り付けた振動発生手段と、速度制御信号VCに基づいて、電気モータ21の回転速度ωを制御するモータ制御部30と、電気モータ21の低速回転時には偏心重り23が衝突せず、高速回転時には偏心重り23が衝突する位置に設けられた衝撃発生部材24とを備え、速度制御信号VCに応じて異なる振動を生成するように構成される。
電気モータ21を回転させれば、偏心重り23による偏心振動が回転速度ωに応じて発生する。上記携帯型報知装置では、電気モータ21の低速回転時であれば、偏心重り23が衝撃発生部材24に衝突することなく回転し、回転速度ωに対応する偏心振動が発生する。この偏心振動を利用してユーザ報知を行うことにより、マナーモード時であっても使用することができる。
一方、電気モータ21の高速回転時には、偏心重り23が衝撃発生部材24に対する衝突を繰り返しながら回転することから、偏心振動に加えて、衝突による衝撃振動3が発生する。このため、偏心振動の振幅や振動数が増大するだけでなく、偏心振動に衝撃振動3が付加され、低速回転時とは種類の異なる振動が生じるので、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる。
特に、偏心重り23が衝撃発生部材24に衝突した際の衝突音が大きくなければ、マナーモード時であっても、より強い振動によってユーザ報知に気づき易くすることができる。また、衝突音が大きければ、ユーザ報知を効果的に行うことができるとともに、電気モータ21の回転速度ωの切り替えにより、低速回転時の偏心振動を利用することにより、マナーモード時のユーザ報知にも使用することができる。さらに、衝撃振動3を発生させることによって振動を強くするので、偏心重り23を重くしたり、強力な電気モータ21を使用する必要がなく、装置が大型化するのを抑制することができる。
第2の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、偏心重り23が、衝撃発生部材24に打ち付ける打ち付け部材23bと、打ち付け部材23bを回転軸22に連結する弾性変形部材23aとを備え、弾性変形部材23aが、回転時の遠心力により弾性変形可能であるように構成される。
この様な構成によれば、電気モータ21の高速回転時に、弾性変形部材23aが弾性変形することによって打ち付け部材23bが衝撃発生部材24に打ち付けられ、これにより、衝撃振動3を発生させることができる。
第3の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、衝撃発生部材24が、金属板からなり、打ち付け部材23bが、金属塊からなるように構成される。この様な構成によれば、打ち付け部材23bが衝撃発生部材24に衝突した際に、高い音域からなる金属音が衝突音として発生する。このため、電気モータ21の高速回転時には、偏心振動及び衝撃振動3と共に金属音が生じることから、雑音が多く、振動によるユーザ報知では気づきにくい環境下であっても、ユーザ報知を効果的に行うことができる。
第4の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、2枚の上記金属板が、打ち付け部材23bを挟んで対向配置されているように構成される。この様な構成によれば、一方の金属板に衝突して跳ね返った打ち付け部材23bは、対向する他方の金属板に衝突して跳ね返される。このため、偏心重り23は、衝撃発生部材24に対し、安定的に衝突を繰り返すことができ、さらに強い衝撃振動3を発生させることができる。
第5の本発明による携帯型報知装置は、上記構成に加え、弾性変形部材24が、回転軸22と同軸に配置されたコイルばねからなるように構成される。この様な構成によれば、コイルばねの打ち付け部材23b側の端部が、回転軸22側の端部に対し、回転軸22と交差する方向に弾性変形することにより、打ち付け部材23bを衝撃発生部材24に打ち付け、また、打ち付けた後に元の位置に復帰させることができる。
1 携帯電話機
10 薄型筐体
11 タッチパネル
12 受話用のスピーカ
13 送話用のマイクロホン
14a〜14c 操作キー
15 内蔵電池
20 バイブレータ部
21 電気モータ
22 回転軸
23 偏心重り
23a 弾性変形部材
23b 打ち付け部材
24 衝撃発生部材
30 モータ制御部
31 ダイオード
32 トランジスタ
33 電流制御回路
2 回転運動
3 衝撃振動

Claims (5)

  1. モータの回転軸に偏心重りを取り付けた振動発生手段と、
    速度制御信号に基づいて、上記モータの回転速度を制御するモータ制御手段と、
    上記モータの低速回転時には上記偏心重りが衝突せず、高速回転時には上記偏心重りが衝突する位置に設けられた衝撃発生部材とを備え、
    上記速度制御信号に応じて異なる振動を生成することを特徴とする携帯型報知装置。
  2. 上記偏心重りは、上記衝撃発生部材に打ち付ける打ち付け部材と、
    上記打ち付け部材を上記回転軸に連結する弾性変形部材とを備え、
    上記弾性変形部材は、回転時の遠心力により弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型報知装置。
  3. 上記衝撃発生部材は、金属板からなり、
    上記打ち付け部材は、金属塊からなることを特徴とする請求項2に記載の携帯型報知装置。
  4. 2枚の上記金属板が、上記打ち付け部材を挟んで対向配置されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯型報知装置。
  5. 上記弾性変形部材は、上記回転軸と同軸に配置されたコイルばねからなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の携帯型報知装置。
JP2012243085A 2012-11-02 2012-11-02 携帯型報知装置 Pending JP2014091083A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019516194A (ja) * 2016-05-06 2019-06-13 マルクアルト ゲーエムベーハーMarquardt Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung 操作装置、特にタッチパッド方式の操作装置

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