JP2014089779A - 2次元符号復号装置およびそのプログラム、ならびに、ホログラム記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホログラム記録再生装置1は、2次元符号復号手段10によって、仮想変調素子の仮想変調表示領域の各ピクセルと、仮想受光素子の仮想再生表示領域の各ピクセルとを同じ大きさの微小領域で仮想的に分割して微小領域ごとにそれぞれ2次元座標を割り当てる。また、変調素子と受光素子との位置ずれ量を反映した変換式により、仮想変調表示領域の各ピクセルの2次元座標系を仮想再生表示領域の各ピクセルの2次元座標系に変換し、仮想変調データに対応する仮想再生データを生成する。そして、受光素子の再生領域で再生した再生データに最も近い仮想再生データに対応する2次元符号を、変調素子と受光素子とのピクセルサイズが同一で、かつ、位置ずれがない場合に当該受光素子の再生領域で再生すべき2次元符号と推定して復号する。
【選択図】図5
Description
ホログラム記録再生方式に用いられる2次元符号は、1次元の元のデータを2次元の平面上で表現したものであり、例えば、2/4符号などが一般的に用いられている。この2/4符号は、2ビットの元のデータを4ビットで表現するものである。
また、一般的なホログラム記録再生方式では、例えば、2次元ページデータの四隅にマーカを表示し、この四隅のマーカを基準に変調素子と受光素子とを対向させて位置決めしている。
また、ホログラム記録再生装置は、2次元符号復号装置の変換式生成手段によって、変調素子に対する受光素子の位置ずれ量に基づいて、仮想変調素子の各ピクセルの2次元座標系を仮想受光素子の各ピクセルの2次元座標系に変換する変換式を生成する。
請求項1,5に記載の発明によれば、2次元符号復号装置(2次元符号復号プログラム)は、変調素子と受光素子とにピクセルサイズの不一致、または、位置ずれがある場合であっても、受光素子で再生すべき2次元符号を正確に推定して復号することが可能となる。つまり、変調素子のピクセルと受光素子のピクセルとを等価的に1対1で対向させてデータの授受を行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、2次元符号復号装置は、仮想変調素子のピクセルと仮想受光素子のピクセルを分割する微小領域を仮想変調素子のピクセルと仮想受光素子のピクセルを対向させて、一定の位置ずれ量の場合とずれのない場合との出力振幅比が所定の値以内になるように仮想受光素子における仮想再生表示領域の各ピクセルについて予め求めた仮想分割数に応じて設定することで、変調素子のピクセルと受光素子のピクセルとをほぼ正確に対向させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、2次元符号復号装置は、2次元符号の推定精度をより向上することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ホログラム記録再生装置は、変調素子と受光素子とにピクセルサイズの不一致、または、位置ずれがある場合であっても、変調素子のピクセルと受光素子のピクセルとを等価的に1対1で対向させてデータの授受を行うことが可能となる。
以下、本発明のホログラム記録再生装置の構成について、図1を参照して説明する。なお、以下では、ホログラム記録再生装置に入力される記録データが“00”の場合について説明する。
図1に示すように、ホログラム記録再生装置1は、予めレーザ装置(図示せず)からの出射ビームをビームスプリッタ(図示せず)等で二分割したビーム1とビーム2を入力としており、空間光変調器2と、レンズ3と、レンズ4と、光検出器5と、計算機6とを備えている。また、ホログラム記録再生装置1は、空間光変調器2に表示された2次元ページデータを変調データとして記録する記録媒体Kを備えている。さらに、ホログラム記録再生装置1は、計算機6が、2次元符号復号手段10を備えている。
また、光検出器5は、再生光の例えば4隅に表示されたマーカ(図示せず)により、変調素子20(図3(a)参照)と受光素子30(図3(b)参照)との位置ずれ量を計算により求める。空間光変調器2で得られた変調データの再生光を、光検出器5が受光素子30の再生領域33(図4参照)によって受光することで、変調データに対し、変調素子20と受光素子30の位置ずれ量の分だけ位置がずれた再生データが得られる。この再生データと位置ずれ量は、計算機6の2次元符号復号手段10に出力される。
前記した空間光変調器2と、レンズ3と、レンズ4と、光検出器5とは、一般的なホログラム記録再生装置と同様のものを適宜用いることができる。
計算機6は、再生データからデータ領域を切り出して信号処理するために、空間光変調器2の変調素子20の表示領域23に表示する記録データの外部若しくは内部にマーカと呼ばれる位置検出用画像群を予め表示しておき、これによって切り出すデータ領域を特定することとしている。このマーカは、前記したように、光検出器5によって、変調素子20(図3(a)参照)と受光素子30(図2、図3(b)参照)とを対向させた時に生じるこれらの位置ずれ量を計算するためにも用いられる。
まず、図2を特に参照して受光素子30の構造について説明する。図2では、受光素子30のピクセル30aを拡大して図示している。
ピクセル30aは、図2に示すように、受光面31と受光面31の外側に沿って表示される配線部32とを備えている。ピクセル30a全体に対する受光面31の広さの割合を示す開口率は、x方向開口率aとy方向開口率bとによって表現される。x方向開口率aは、x方向における、ピクセル30a全体の1辺の長さx1に対する受光面31の1辺の長さax1の割合であり、y方向開口率bは、y方向における、ピクセル30a全体の1辺の長さy1に対する受光面31の1辺の長さby1の割合である。x方向開口率aとy方向開口率bとは、ともに通常0.8〜0.9程度であるが、ここでは、説明を簡単化するために、x方向開口率aとy方向開口率bとを、ともに1とする。
次に、図3(a)を参照して変調素子20の構造について説明する。図3(a)では、変調素子20のピクセル20aを拡大して図示している。
変調素子20は、図3(a)に示すように、ピクセル20aをx方向およびy方向に2次元状に複数表示して構成されている。ピクセル20aは、ここでは図示しないが、受光素子30のピクセル30aと同様に受光面と配線部とを備えている。以下では、ピクセル20aというときは、受光面のみを指すこととする。
次に、変調素子20と受光素子30とのサイズの関係について図3(a),(b)を特に参照して説明する。
ホログラム記録再生装置1は、変調素子20と受光素子30とを対向させて変調データの授受、すなわちデータ伝送を行っている。データ伝送の手法としては、標本化定理を満たす方法とサンプル値伝送方式の2通りの方法がある。
まず、標本化定理を満たす方法であるが、ホログラム記録再生装置1におけるデータ伝送は、変調素子20で表される2次元符号を受光素子30においてサンプリングしていることと等価であるから、図3(a)に示す変調素子20のピクセル20aと、図3(b)に示す受光素子30のピクセル30aとの位置関係は、縦方向、横方向ともに、標本化定理を満たしている必要がある。すなわち、受光素子30のピクセルサイズを変調素子20のピクセルサイズの縦方向と横方向共に1/2以下にする必要があるので、受光素子30のピクセル数は変調素子20のピクセル数の少なくとも4倍以上必要となる。これは、直接的な記録密度の減少になる。
本説明では、受光素子30のピクセルを正方形として、変調素子20のピクセルは受光素子30のピクセルの縦横共に1.1倍と設定した。
次に、光検出器5による変調素子20と受光素子30との位置合わせ、および、位置ずれ量の計算について、図4を特に参照して説明する。なお、以下では、変調素子20(仮想変調素子120)の座標系を(x,y)と表記し、受光素子30(仮想受光素子130)の座標系を(x´,y´)と表記して区別する。
光検出器5は、ここでは、変調素子20と受光素子30との相対的な位置関係を、空間光変調器2で生成された変調データの4隅に書き込まれたマーカ(図示せず)を用いて調整する。なお、このマーカ(図示せず)は、前記したように計算機6によって、空間光変調器2の変調素子20に表示する2次元ページデータの4隅に予め書き込まれている。
以下、2次元符号復号手段10の構成について、図1〜4に加え、図5を参照して説明する。
図5に示すように、2次元符号復号手段10は、2次元座標割り当て手段11と、変換式生成手段12と、仮想再生データ生成手段13と、復号データ推定手段14とを備えている。
また、仮想受光素子130とは、仮想変調素子120の仮想変調表示領域123により仮想的に変調された仮想変調データを仮想再生表示領域133によって再生するものであり、ここでは、4種類の仮想変調素子120に対応して、4つの仮想受光素子130を想定する。仮想再生表示領域133とは、仮想変調データを仮想的に再生する領域であり、ここでは、受光素子30の再生領域33(図4参照)に対応して、3×3ピクセルの領域を指す。
また、2次元座標割り当て手段11は、前記したように、仮想変調表示領域123の各ピクセル120aを、仮想再生表示領域133の各ピクセル130aを仮想的に細分化した微小領域と同じ大きさの微小領域で仮想的に細分化する。ここで、仮想変調表示領域123の各ピクセル120aは、仮想再生表示領域133の各ピクセル130aよりもサイズが1.1倍大きいと設定している。
そのため、仮想再生表示領域133の各ピクセル130aを仮想的に細分化した微小領域と同じ大きさの微小領域で仮想変調表示領域123の各ピクセル120aを仮想的に細分化すると、図6(a)に示すように、11×11の微小領域に仮想的に細分化されることになる。
なお、1ピクセルを分割した微小領域の出力は“0”か“1”とし、1ピクセルの出力は、仮想微小領域の出力の合計を仮想分割数で割ったものとする。また、ノイズの影響は無視できるものとする。
一般的に有意差が出るのは、振幅比が−3dBを上回るときであるといわれている。そのため、図7(b)に示したグラフから、振幅比が−3dBとなる仮想分割数n2のnの数を求めると約6.29となる。仮想分割数n2は整数であるので、前記した結果から、nが7以上であれば、振幅比を−3dB以内に抑えることができるといえる。
変換式生成手段12は、光検出器5によって計算により求められた変調素子20に対する受光素子30の位置ずれ量(ここでは、水平移動量xa、垂直移動量yaおよび回転角度θ:図4参照)を入力し、この位置ずれ量に合わせて、2次元座標割り当て手段11で割り当てられた、図6(a)に示す仮想変調素子120の仮想変調表示領域123の各ピクセル120aの2次元座標系を、図6(b)に示す対応する仮想受光素子130の仮想再生表示領域133の各ピクセル130aの2次元座標系に変換する変換式を生成するものである。
以下、2次元符号復号手段10の仮想再生データ生成手段13,復号データ推定手段14で行われる処理の概要について、図8を適宜参照して説明する。
仮想再生データ生成手段13は、このようにして、後記する復号データ推定手段14において、受光素子30の再生領域33の出力である再生データと対比可能な4種類の仮想再生データを生成する。例えば、1つの仮想再生データは行列表示を行うと[0.5 0.7 0.1;0.6 0.5 0.1;0.1 0.2 0.1]などの数値データとなる。1.2等の数値データとなる。ここで生成された4種類の仮想再生データは、復号データ推定手段14に出力される。
最尤復号は、符号を推定して復号する際に、尤度関数を最大にすることにより、最も確からしい符号を推定する復号方法である。
最尤復号と復号データの符号誤り率との関係は、次のように表すことができる。
ベイズの定理により、符号の事後確率と尤度関数との間には、「事後確率∝尤度関数×事前確率」の関係が成立する。
ホログラム記録再生装置1は、以上のように構成される。
次に、図9、および、適宜図1〜図8を参照して、本発明の実施形態に係るホログラム記録再生装置1の動作について説明する。なお、ここでは、ホログラム記録再生装置1は、光検出器5によって、変調素子20に対する受光素子30の位置ずれ量を予め計算により求め、2次元符号復号手段10に通知しているものとする。
さらに、ホログラム記録再生装置1は、記録媒体Kによって、変調データを記録する(ステップS103)。
続いて、ホログラム記録再生装置1は、レンズ4によって、再生光を光検出器5に出射する(ステップS104)。
続いて、ホログラム記録再生装置1は、2次元符号復号手段10の仮想再生データ生成手段13によって、仮想変調表示領域123に2/4符号の4つのパターンをそれぞれ配置した4種類の仮想変調素子120を想定し、この仮想変調素子120ごとに、仮想変調表示領域123の各ピクセル120aの微小領域上の“0”または“1”の仮想変調データを、仮想受光素子130の対応するピクセル130aの微小領域に割り当てる(ステップS108)。つまり、4種類の仮想変調素子120でそれぞれ仮想的に表示された仮想変調データを、対応する4つの仮想受光素子130でそれぞれ仮想的に受光する。
ホログラム記録再生装置1は、以上のように動作する。
以上説明した本実施形態に係るホログラム記録再生装置1では、図4に示すように、空間光変調器2の変調素子20に対して光検出器5の受光素子30は、回転角度θ分だけ傾いている。このような位置ずれを吸収するため、変調素子20の2×2ピクセルの表示領域23に表示した2/4符号を、受光素子30の3×3ピクセルの再生領域33で受光して再生している。このように受光素子30の再生領域33は、変調素子20の表示領域23より大きいため、変調素子20の表示領域23に表示された2/4符号だけでなく、その周辺データも受光することになる。
具体的には、変調素子20の表示領域23を、2/4符号に対応するデータ(2×2のデータ)の表示領域だけでなく周辺データも含めた4×4ピクセルとし、この表示領域23のデータを受光素子の3×3の再生領域33に写像して、受光素子30の再生領域33のデータから2/4符号を推定するシミュレーションを行った。
2/4符号は、前記したように、隣り合う2×2ピクセルにおいて、1個のピクセルをON“1”、残りの3個のピクセルをOFF“0”にして、2ビットのデータを4ピクセルで表現する符号である。そのため、連続領域24内では、このような2/4符号の性質上、“1”が4つ続くことはない。つまり、図10(a)に示すように、連続領域24内に2/4符号を2つ含む場合、4ピクセル中に“1”は、0〜2個のいずれかになる。また、図11(a)に示すように、連続領域24内に2/4符号を1つ含みその前後を他の2/4符号で囲まれている場合、4ピクセル中に“1”は0〜3個のいずれかになる。そこで、図10(a),11(a)にそれぞれ示したような場合における“1”の発生確率を計算により求め、その結果を、図10(b)の表1、図11(b)の表2にそれぞれ示した。
まず、変調素子20上において、2/4符号の表示領域23の周辺データが全て“0”である場合については、図12に示すデータを用いた。図12において、仮想変調素子120上の4×4ピクセルのデータは、[0000;0100;0000;0000]であるものとした。このデータにおいて、2項目の「0100」中の2,3番目の数字「10」と3項目の「0000」中の2,3番目の数字「00」が2/4符号を表すものとする。
すなわち、図13において、変調素子20上の4×4ピクセルのデータは、[0010;1101;0000;1000]であるものとした。このデータにおいて、2項目の「1101」中の2,3番目の数字「10」と3項目の「0000」中の2,3番目の数字「00」が2/4符号を表すものとする。
2 空間光変調器
3 レンズ
4 レンズ
5 光検出器
10 2次元符号復号手段
11 2次元座標割り当て手段
12 変換式生成手段
13 仮想再生データ生成手段
14 復号データ推定手段
20 変調素子
23 表示領域
30 受光素子
33 再生領域
120 仮想変調素子
123 仮想変調表示領域
130 仮想受光素子
133 仮想再生表示領域
Claims (5)
- 入力された記録データを、2次元符号に符号化し変調素子上に配置して、前記変調素子に対向する受光素子の再生領域で前記記録データの変調データを受光して再生するホログラム記録再生装置において再生された、前記変調データの再生データから、前記変調素子と前記受光素子とのピクセルサイズが同一で、かつ、位置ずれがない場合に前記受光素子の再生領域で再生すべき前記2次元符号を推定して復号する2次元符号復号装置であって、
前記2次元符号の全てのパターンを仮想変調表示領域にそれぞれ仮想的に配置するときの仮想変調素子の各ピクセルと、前記仮想変調素子の前記仮想変調表示領域で仮想的に変調された仮想変調データを仮想再生表示領域でそれぞれ仮想的に受光して再生するときの仮想受光素子の前記仮想再生表示領域の各ピクセルとを、同じ大きさの微小領域で仮想的に分割して微小領域ごとにそれぞれ2次元座標を割り当てる2次元座標割り当て手段と、
前記変調素子に対する前記受光素子の位置ずれ量に基づいて、前記2次元座標割り当て手段で割り当てられた前記各仮想変調表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系を、それぞれ対応する前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系に変換する変換式を生成する変換式生成手段と、
前記変換式生成手段で生成された前記変換式により、前記仮想変調素子の前記仮想変調表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系を、それぞれ対応する前記仮想受光素子の前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系にそれぞれ変換し、さらに、前記仮想変調表示領域の各ピクセルの前記微小領域上の前記仮想変調データを、それぞれ対応する前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記微小領域にそれぞれ割り当て、前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記微小領域に割り当てられた前記仮想変調データに基づいて仮想再生データを生成する仮想再生データ生成手段と、
前記仮想再生データ生成手段で前記2次元符号のパターンの数だけ生成された前記仮想再生データと、前記再生データとをそれぞれ対比し、前記再生データに最も近い前記仮想再生データを、前記変調素子と前記受光素子とのピクセルサイズが同一で、かつ、位置ずれがない場合に、前記仮想再生データに対応する前記受光素子の前記再生領域で再生すべき前記2次元符号であると推定し、推定した前記2次元符号を復号する復号データ推定手段と、を備えることを特徴とする2次元符号復号装置。 - 前記2次元座標割り当て手段は、前記微小領域の大きさを、前記仮想受光素子を微小領域で分割し、一定の位置ずれ量の場合とずれのない場合との出力振幅比が所定の値以内になるように前記仮想受光素子における前記仮想再生表示領域の各ピクセルについて予め求めた仮想分割数に応じて設定することを特徴とする請求項1に記載の2次元符号復号装置。
- 前記復号データ推定手段は、
複数の前記仮想再生データと、前記再生データとの間で最尤復号を行い、符号誤り率が最も小さい前記仮想再生データに対応する前記2次元符号を復号することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の2次元符号復号装置。 - 入力された記録データを、2次元符号に符号化し変調素子上に配置して、前記変調素子に対向する受光素子の再生領域で前記記録データの変調データを受光して再生するホログラム記録再生装置であって、
前記2次元符号の全てのパターンを仮想変調表示領域にそれぞれ仮想的に配置するときの仮想変調素子の各ピクセルと、前記仮想変調素子の前記仮想変調表示領域で仮想的に変調された仮想変調データを仮想再生表示領域でそれぞれ仮想的に受光して再生するときの仮想受光素子の前記仮想再生表示領域の各ピクセルとを、同じ大きさの微小領域で仮想的に分割して微小領域ごとにそれぞれ2次元座標を割り当てる2次元座標割り当て手段と、
前記変調素子に対する前記受光素子の位置ずれ量に基づいて、前記2次元座標割り当て手段で割り当てられた前記各仮想変調表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系を、それぞれ対応する前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系に変換する変換式を生成する変換式生成手段と、
前記変換式生成手段で生成された前記変換式により、前記仮想変調素子の前記仮想変調表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系を、それぞれ対応する前記仮想受光素子の前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系にそれぞれ変換し、さらに、前記仮想変調表示領域の各ピクセルの前記微小領域上の前記仮想変調データを、それぞれ対応する前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記微小領域にそれぞれ割り当て、前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記微小領域に割り当てられた前記仮想変調データに基づいて仮想再生データを生成する仮想再生データ生成手段と、
前記仮想再生データ生成手段で前記2次元符号のパターンの数だけ生成された前記仮想再生データと、前記再生データとをそれぞれ対比し、前記再生データに最も近い前記仮想再生データを、前記変調素子と前記受光素子とのピクセルサイズが同一で、かつ、位置ずれがない場合に、前記仮想再生データに対応する前記受光素子の前記再生領域で再生すべき前記2次元符号であると推定し、推定した前記2次元符号を復号する復号データ推定手段と、を備えることを特徴とするホログラム記録再生装置。 - 入力された記録データを、2次元符号に符号化し変調素子上に配置して、前記変調素子に対向する受光素子の再生領域で前記記録データの変調データを受光して再生するホログラム記録再生装置において再生された、前記変調データの再生データから、前記変調素子と前記受光素子とのピクセルサイズが同一で、かつ、位置ずれがない場合に前記受光素子の再生領域で再生すべき前記2次元符号を推定して復号するために、コンピュータを、
前記2次元符号の全てのパターンを仮想変調表示領域にそれぞれ仮想的に配置するときの仮想変調素子の各ピクセルと、前記仮想変調素子の前記仮想変調表示領域で仮想的に変調された仮想変調データを仮想再生表示領域でそれぞれ仮想的に受光して再生するときの仮想受光素子の前記仮想再生表示領域の各ピクセルとを、同じ大きさの微小領域で仮想的に分割して微小領域ごとにそれぞれ2次元座標を割り当てる2次元座標割り当て手段、
前記変調素子に対する前記受光素子の位置ずれ量に基づいて、前記2次元座標割り当て手段で割り当てられた前記各仮想変調表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系を、それぞれ対応する前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系に変換する変換式を生成する変換式生成手段、
前記変換式生成手段で生成された前記変換式により、前記仮想変調素子の前記仮想変調表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系を、それぞれ対応する前記仮想受光素子の前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記2次元座標系にそれぞれ変換し、さらに、前記仮想変調表示領域の各ピクセルの前記微小領域上の前記仮想変調データを、それぞれ対応する前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記微小領域にそれぞれ割り当て、前記仮想再生表示領域の各ピクセルの前記微小領域に割り当てられた前記仮想変調データに基づいて仮想再生データを生成する仮想再生データ生成手段、
前記仮想再生データ生成手段で前記2次元符号のパターンの数だけ生成された前記仮想再生データと、前記再生データとをそれぞれ対比し、前記再生データに最も近い前記仮想再生データを、前記変調素子と前記受光素子とのピクセルサイズが同一で、かつ、位置ずれがない場合に、前記仮想再生データに対応する前記受光素子の前記再生領域で再生すべき前記2次元符号であると推定し、推定した前記2次元符号を復号する復号データ推定手段、として機能させるための2次元符号復号プログラム。
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