JP2014087243A - 蓄電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】走行用モータによって生成される回生電力を商用電力として外部機器に供給する場合でも、通電部品を適切に保護する。
【解決手段】蓄電システムは、蓄電装置10からの直流電力を交流電力に変換して走行用モータ23に出力するインバータ22と、インバータと蓄電装置との間に接続され、蓄電装置から供給される電力又は走行用モータによって生成される回生電力を変換して商用電力を出力する商用電力供給部と、蓄電装置の充放電を制御するコントローラ60と、を有する。コントローラは、商用電力を外部機器32に供給している状態又は外部機器への商用電力の出力要求がある状態で回生電力を充電する場合に、蓄電装置の充電電力の上限値を制限した充放電制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の搭載された蓄電装置を備えた蓄電システムに関する。
特許文献1は、車両の走行用モータに電力を供給する電池を、商用交流電源として利用し、車室内に設けられたACコンセントを介して接続される外部機器に交流電力を出力している。
特開2002−374604号公報 特開2012−096712号公報
ハイブリッド自動車や電気自動車などに搭載される電池は、リレーやヒューズ、ハーネス、電力変換装置などの通電部品を備えている。電池に電流が流れると、これら通電部品にジュール熱が発生する。通電部品の温度が上昇すると正常に機能しなくなるおそれがあるため、通電部品を適切に保護する観点から、電池の充放電を制御する必要がある。
しかしながら、走行用モータによって生成される回生電力(充電電力)を商用電力としてACコンセントから供給する場合、ACコンセントに接続されるDC/ACインバータに供給される電力(電流)を検出できないことがあり、通電部品を適切に保護できないおそれがある。
そこで、本発明の目的は、走行用モータによって生成される回生電力を商用電力として外部機器に供給する場合でも、通電部品を適切に保護できる蓄電システムを提供することにある。
本願第1の発明は、車両の走行用モータに電力を供給する蓄電装置を備えた蓄電システムであり、蓄電装置からの直流電力を交流電力に変換して走行用モータに出力するインバータと、インバータと蓄電装置との間に接続され、蓄電装置から供給される電力又は走行用モータによって生成される回生電力を変換して商用電力を出力する商用電力供給部と、蓄電装置の充放電を制御するコントローラと、を有する。コントローラは、商用電力が給電状態で回生電力を充電する場合に、蓄電装置の充電電力の上限値を制限した充放電制御を行う。
本願第1の発明によれば、走行用モータによって生成される回生電力が商用電力として出力される場合に、蓄電装置の充電電力の上限値を制限した充放電制御を行うので、商用電力供給部に出力される回生電力に対して、通電部品を適切に保護することができる。
実施例1の電池システムの構成を示す図である。 実施例1の電池システムの充放電制御における入出力制限の一例を示す図であり、評価関数F(N)と入出力制限値、通電部品の温度の関係を示す図である。 実施例1の組電池の充放電を制御する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
図1から図3を参照して実施例1の電池システムについて説明する。図1は、電池システムの構成を示す図である。
本実施例の電池システムは、車両走行用電力及び車両内に設けられたコンセントに接続される外部機器の商用交流電力を供給するものであり、車両に搭載される。車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車は、車両を走行させるための動力源として、後述する組電池に加えて、エンジン又は燃料電池を備えている。電気自動車は、車両の動力源として、組電池だけを備えている。
組電池10(蓄電装置に相当する)は、例えば、直列に接続された複数の単電池で構成することができる。単電池(蓄電素子)は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。組電池10を構成する単電池の数は、要求出力などに基づいて、適宜設定することができる。また、組電池10は、並列に接続された複数の単電池を含んでいてもよい。
組電池10は、昇圧コンバータ21を介してインバータ22に接続されている。組電池10の正極端子および昇圧コンバータ21は、正極ライン(ケーブル)PLを介して接続され、組電池10の負極端子および昇圧コンバータ21は、負極ライン(ケーブル)PLを介して接続されている。正極ラインPLには、システムメインリレーSMR−Bが設けられており、負極ラインNLには、システムメインリレーSMR−Gが設けられている。システムメインリレーSMR−B,SMR−Gは、コントローラ60からの制御信号を受けて、オン(接続状態)およびオフ(遮断状態)の間で切り替わる。
昇圧コンバータ21は、組電池10の出力電圧を昇圧して、昇圧後の電力をインバータ22に出力する。また、昇圧コンバータ21は、インバータ22の出力電圧を降圧して、降圧後の電力を組電池10に出力する。昇圧コンバータ21は、例えば、チョッパ回路で構成することができる。昇圧コンバータ21は、コントローラ60からの制御信号を受けて動作する。
インバータ22は、昇圧コンバータ21から出力された直流電力を交流電力に変換して、交流電力をモータ・ジェネレータ23に出力する。モータ・ジェネレータ23としては、例えば、三相交流モータを用いることができる。また、インバータ22は、モータ・ジェネレータ23から出力される交流電力を直流電力に変換して、直流電力を昇圧コンバータ21に出力する。
モータ・ジェネレータ23は、インバータ22からの交流電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。モータ・ジェネレータ23は、車輪と接続されており、モータ・ジェネレータ23によって生成された運動エネルギは、車輪に伝達される。なお、ハイブリッド自動車では、モータ・ジェネレータ23に接続される車輪が、エンジン等の内燃機関にも接続されている。
車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータ23は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換する。インバータ22は、モータ・ジェネレータ23が生成した交流電力を直流電力に変換して、組電池10に供給する。このとき、昇圧コンバータ21は、インバータ22の出力電圧を降圧し、降圧後の電力を組電池10に供給することができる。これにより、組電池10は、回生電力を蓄えることができる。なお、ハイブリッド自動車では、回生電力の加え、エンジン等の内燃機関によりモータ・ジェネレータ23を駆動させて電気エネルギを組電池10に蓄えることができる。
ここで、本実施例の電池システムでは、昇圧コンバータ21を用いているが、昇圧コンバータ21を省略することもできる。すなわち、組電池10を正極ラインPL,負極ラインNLを介してインバータ22に接続する構成とすることもできる。
DC/ACインバータ30(商用電力供給部に相当する)は、外部給電用インバータであり、コントローラ60によって制御される。本実施例のDC/ACインバータ30は、組電池10と昇圧コンバータ21との間、すなわち、組電池10とインバータ22との間に接続ラインPL1,接続ラインNL1を介して接続され、組電池10から出力される直流電力を、外部機器32に応じた商用交流電力(例えば、AC100V)に変換する電力変換器である。接続ラインPL1,接続ラインNL1は、組電池10と昇圧コンバータ21との間の正極ラインPL,負極ラインNLそれぞれに接続されている。DC/ACインバータ30は、車室内に設けられたアクセサリコンセント31と接続されており、アクセサリコンセント31に接続される外部機器32に、AC100V等の商用電力を出力する。
また、本実施例のDC/ACインバータ30は、組電池10から出力される直流電力に加えて、モータ・ジェネレータ23によって生成される回生電力(インバータ22で直流に変換された回生電力)を、外部機器32に商用交流電力に変換することができる。上述ように、DC/ACインバータ30は、組電池10と昇圧コンバータ21との間、昇圧コンバータ21とインバータ22との間、又は昇圧コンバータ21を備えていない場合の組電池10とインバータ22の間に接続され、モータ・ジェネレータ23によって生成される回生電力が組電池10を介さずに入力される。
アクセサリコンセント31は、外部機器32に商用電力を出力する出力手段であり、外部機器32の接続端子(プラグ)と接続される差し込み口である。アクセサリコンセント31は、乗員が乗降することができる乗車スペース及び荷物等を収納するラゲージスペース(luggage area)を含む車室内に1つ又は複数設けることができる。
外部機器32は、車両とは個別に設けられた機器であり、アクセサリコンセント31を介してDC/ACインバータ30から出力される商用交流電力を受けて動作する。外部機器32としては、例えば、家電製品などがある。
また、本実施例は、車内からユーザが操作可能な商用電力スイッチ70が設けられている。例えば、商用電力スイッチ70がユーザによってオン操作されることで、DC/ACインバータ30は、アクセサリコンセント31を介した外部機器32への商用電力供給を許容し、オフ操作されることで、アクセサリコンセント31を介した外部機器32への商用電力供給を停止(禁止)する。商用電力スイッチ70のオン/オフ操作の信号は、DC/ACインバータ30を介してコントローラ60に出力され、コントローラ60は、商用電力スイッチ70のオン/オフ状態に基づいて、DC/ACインバータ30を介した商用電力の供給制御を行う。
コントローラ60は、商用電力スイッチ70のオン/オフ状態に基づいて、外部機器32への商用電力の出力要求の有無を把握することができ、アクセサリコンセント31に接続されている外部機器32に商用電力を供給する。このとき、商用電力スイッチ70のオン状態において、コントローラ60は、実際に外部機器32に商用電力がされていない状態(供給可能状態)であっても、後述するように通電部品の保護の観点から、外部機器32への商用電力の出力要求がなされていることをもって、商用電力の供給状態と識別するように構成することができる。
充電器40は、外部電源からの電力を組電池10に供給する。これにより、組電池10を充電することができる。充電器40は、接続ラインPL2,NL2を介して組電池10に接続され、接続ラインPL2,NL2は、組電池10と昇圧コンバータ21との間の正極ラインPL,負極ラインNLそれぞれに接続されている。
接続ラインPL2,NL2には、充電リレー42,43がそれぞれ設けられ、充電リレー42,43がオンであるとき、外部電源からの電力を組電池10に供給することができる。充電リレー42,43のオンとオフとの間の切替制御は、コントローラ60によって行われる。なお、図1の例では、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gを介して充電器40が組電池10に接続されているので、外部充電は、システムメインリレーSMR−B,SMR−G及び充電リレー42,43を共にオン状態とすることで行うことができるが、例えば、組電池10の正極端子とシステムメインリレーSMR−Bとの間の正極ラインPL、組電池10の負極端子とシステムメインリレーSMR−Gとの間の負極ラインNLそれぞれに、接続ラインPL2,NL2が接続されるように構成し、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフ状態としたままで充電リレー42,43のみをオン状態にして外部充電を行うこともできる。
インレット41は、外部電源から延びる充電ケーブルと接続される接続部である。インレット41が充電器40に接続されると、充電器40は、インレット41に充電ケーブルが接続されたか否かを、例えば、物理的な接触状態を検出するセンサ等で検出することができる。
外部電源とは、車両の外部に設けられた電源であり、外部電源としては、例えば、商用電源がある。外部電源が交流電力を供給するとき、充電器40は、交流電力を直流電力に変換して、直流電力を組電池10に供給する。一方、外部電源が直流電力を供給するときには、外部電源からの直流電力を組電池10に供給するだけでよい。
電圧監視ユニット51は、組電池10の電圧を検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。本実施例では、組電池10の端子間電圧を検出しているが、これに限るものではない。例えば、組電池10を構成する複数の単電池それぞれの電圧を個別に検出することができる。また、組電池10を構成する複数の単電池を複数のブロックに分け、各ブロックの電圧を検出することができる。
組電池10の電流経路上には、電流センサ52が設けられている。電流センサ52は、組電池10に流れる充放電電流を検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。電流センサ52によって検出された電流値に関して、放電電流を正の値とし、充電電流を負の値とすることができる。また、電流センサ52は、充電器40を介して外部電源から供給される充電電流を検出することもできる。なお、充電器40を介した充電電流は、電流センサ52と個別に設けられる電流センサを用いて検出するようにしてもよい。
温度センサ53は、組電池10の温度を検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。温度センサ53の数は、適宜設定することができる。複数の温度センサ53を用いるときには、複数の温度センサ53によって検出された温度の平均値を組電池10の温度として用いたり、特定の温度センサ53によって検出された温度を組電池10の温度として用いたりすることができる。
コントローラ60は、システムメインリレーSMR−B,SMR−G、昇圧コンバータ21,インバータ22、及びモータ・ジェネレータ23、DC/ACインバータ30及び充電器40の動作を制御する制御装置である。コントローラ60は、各種の情報を記憶するメモリ63しており、メモリ63には、コントローラ60を動作させるためのプログラム等も記憶されている。メモリ63は、コントローラ60の外部に設けることもできる。
なお、コントローラ60は、昇圧コンバータ21、インバータ22及びモータ・ジェネレータ23毎に設けることも可能であり、また、DC/ACインバータ30及び充電器40毎に設けることも可能である。つまり、車両全体の制御を司る中央制御装置が、各部全体を制御したり、各部の制御毎の個別のコントローラを設けて中央制御装置が個別の各コントローラと接続される構成であってもよい。
コントローラ60には、車両のイグニッションスイッチのオン/オフ(IG−ON,IG−OFF)に関する情報が入力される。イグニッションスイッチのオン/オフに基づいて、コントローラ60は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gに制御信号を出力することにより、各システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオンおよびオフの間で切り替えられる。
コントローラ60は、車両のイグニッションスイッチがオフからオンに切り替わると、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからがオンに切り替え、組電池10と昇圧コンバータ21(インバータ22)とを接続する。これにより、図1に示す電池システムは、起動状態(Ready−On)となる。
一方、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わると、コントローラ60は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオンからオフに切り替え、組電池10と昇圧コンバータ21(インバータ22)との接続を遮断する。これにより、図1に示す電池システムは、停止状態(Ready−Off)となる。
コントローラ60は、車両要求出力に基づいてモータ・ジェネレータ23(昇圧コンバータ21を介してインバータ22)に組電池10の電力を出力する放電制御とともに、車両が減速したり、停止したりする際の車両制動時における回生電力を組電池10に充電する充電制御を行う。なお、ハイブリッド自動車の場合、コントローラ60は、車両全体で要求される車両要求出力を算出し、車両要求出力に基づいてエンジン及び/又は電池システムの出力制御を行う制御装置として構成される。
コントローラ60は、車両要求出力及び外部機器32への給電に対する電力供給制御を行うに当たり、組電池10の最大出力を算出し、算出された組電池10の最大出力の範囲内で、車両要求出力と外部機器32の消費電力それぞれに対する電力分配を行うことができる。
また、組電池10から外部機器32への電力供給制御中に、回生による充電制御を遂行する場合、コントローラ60は、組電池10から外部機器32への放電制御を、組電池10に回生電力を充電させる充電制御に切り替える(昇圧コンバータ21、インバータ22を放電モードから充電モードに切り替える)。動作中のDC/ACインバータ30には、組電池10から出力される電力と回生による充電電力とのいずれか一方が入力される。組電池10に充電される回生による充電電力は、組電池10に入力されるとともに、接続ラインPL1,NL1を介して動作中のDC/ACインバータ30に入力される。
放電制御及び充電制御の切り替えは、モータ・ジェネレータ23のトルクや回転方向を検出することで行うことができる。例えば、車輪に運動エネルギを伝達するモータトルクを正とし、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギに変換するモータトルクを負として、モータトルク<0である場合に充電制御に切り替え、また、モータトルク>0である場合に放電制御に切り替えることができる。また、モータトルク以外にも例えば、ブレーキトルク(制動力)が0より大きい場合に、充電制御に切り替えることができる。
また、本実施例のコントローラ60は、車両の走行速度を検出する車速センサ80と接続することができる。車速センサ80は、検出した車両の速度をコントローラ60に出力する。例えば、車速センサ80は、車輪の回転数等から車両速度を算出・検出することができる。したがって、コントローラ60は、車両速度が低下中(車両速度の変動<0)出る場合に、充電制御に切り替えることができる。
このように、コントローラ60は、モータトルクや車両速度から充電制御への切り換えを判断できることから、組電池10に対して回生による充電中(回生充電中)であるかを識別することができる。なお、コントローラ60は、回生充電中であるかを電流センサ52の電流値(<0)から識別することもできる。
したがって、1)モータトルク<0、2)車両速度の変動<0、3)電流値<0の3つの条件を全て満たす場合に、コントローラ60は、組電池10が回生充電中であると判定することができる。なお、いずれか1つ以上の条件を満たしている場合に組電池10が回生充電中であると判定することもできる。
なお、コントローラ60は、充電器40を介した外部電源の電力を組電池10に充電する外部充電制御を行うことができる。コントローラ60は、外部電源から延設された充電ケーブルがインレット41に接続されたことを検出すると、システムメインリレーSMR−B,SMR−G及び充電リレー42,43をオフからオンに切り替えて充電器40と組電池10とを接続し、充電器40を介した外部充電を行う。
ここで、組電池10の充放電制御について詳細に説明する。コントローラ60は、電圧監視ユニット51の組電池10の電圧検出値に基づいて、組電池10のSOCを算出し、算出されたSOCに基づいて組電池10の充放電制御を行うことができる。このとき、コントローラ60は、例えば、組電池10の劣化を抑制するためにSOCが予め規定された上限値および下限値を越えないように、モータ・ジェネレータ23への出力及びモータ・ジェネレータ23による回生電力の充放電制御を行うことができる。
組電池10のSOCは、組電池10の満充電容量に対して現在の充電容量の割合(充電状態)を示すものであり、満充電容量はSOCの上限値である。SOCは、組電池10のOCV(Open Circuit Voltage)から特定することができ、SOC及びOCVは対応関係にある。このため、予め求められたOCVとSOCとの対応関係をメモリ63にマップとして保持しておき、電圧監視ユニット51の電圧検出値に基づいてSOCを特定することができる。組電池10のOCVは、電圧監視ユニット51によって検出される組電池10の電圧(CCV:Closed Circuit Voltage)から算出することができる。
また、コントローラ60は、組電池10の温度やSOCなどに基づいて、充電電力制限値(組電池10に充電される電力の最大値)W_inおよび放電電力制限値(組電池10から放電される電力の最大値)W_outを算出する。コントローラ60は、充電電力制限値W_inおよび放電電力制限値W_outを越えないように、組電池10の充放電電力を制限する。これにより、組電池10の過放電や過充電が防止され、組電池10が保護される。
一方で、組電池10に電流が流れる際には、電池システムを構成する組電池10に電気的に接続される通電部品(例えば、サービスプラグ、組電池10の正負極の各電極端子、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gや、組電池10、システムメインリレーSMR−B,SMR−G、インバータ22をそれぞれ接続する接続ライン等のワイヤハーネス、ヒューズ、DC/ACインバータ30など)にも電流が流れ、これらの通電部品にジュール熱が発生する。そのため、通電部品の温度が上昇して許容温度を越えると、通電部品が正常に機能しなくなるおそれがある。
このため、電池システムの作動時間において検出される組電池10の電流値Iに基づいて、これらの通電部品の温度状態に関する評価値Fを算出し、算出された評価値Fに基づいて、充電電力制限値W_inおよび放電電力制限値W_outを変更し、通電部品の温度上昇に対して当該通電部品を保護する。
図1に示すように、コントローラ60は、評価値算出部61及びW_in/W_out変更部62を含んで構成されている。
評価値算出部61は、通電部品の温度状態(温度上昇)の評価に用いられる値である評価値Fを算出する。評価値算出部61は、組電池10の電流値Iおよびメモリ63に記憶された評価値(前回算出された評価値)に基づいて、評価値Fを算出する。
W_in/W_out変更部62は、評価値算出部61で算出された評価値Fに基づいて、充電電力制限値W_inおよび放電電力制限値W_outを変更し、変更されたW_inおよびW_outで組電池10の電力を制限するように、昇圧コンバータ21(インバータ22)を制御する。
なお、評価値算出部61及びW_in/W_out変更部62を有する本実施例のコントローラ60は、デジタル回路やアナログ回路を主体としたハードウェアで構成することができる。また、コントローラ60に含まれるCPUがメモリ63に記憶されている所定のプログラムを読み込んで実行するソフトウェアで構成することもできる。
本実施例の評価値Fの算出方法と、算出された評価値Fを用いた充電電力制限値W_inおよび放電電力制限値W_outの算出方法について詳細に説明する。図2は、評価関数F(N)と入出力制限値、通電部品の温度の関係を示す図である。
コントローラ60は、通電部品の温度に相関するように、通電部品の温度が高いほど評価値F(N)を大きく設定する。また、コントローラ60は、通電部品の温度に相関するように、検出された組電池10の電流値Iに基づいて、評価値F(N)を算出する。例えば、評価値F(N)は以下の式1で表される関数で算出することができる。
(式1)
式1において、Nは、評価値Fの算出回数を示す。前回算出された評価値F(N−1)が存在しない場合は、評価値Fの初期値を用いることができる。ここで、なまし係数Kは、1以上の定数であって、通電部品の温度の変化に応じて予め設定される値である。なお、評価値F(N)の算出方法はこれに限定されない。例えば、通電時間を考慮して、通電時間と電流値Iとに基づいて評価値Fを算出するようにしてもよい。
本実施例の評価値Fを算出するためのなまし係数Kの値は、固定された値を用いることができる。なまし係数Kの設定手法の一例について説明すると、上記式1において、I(N−1)は、評価値F(N−1)算出時の組電池10の電流値Iである。そして、上記式1に示す式を、電流値Iを一定値I_BOとして変形すると、下記の式2となる。
(式2)
評価値F(N)が制限値I_Bconstを超えないように制限するための係数Kは、電流値Iを一定値I_BOとしたとき、上記式2に示す式を変形して下記式3に示す式で算出される。なお、制限値I_Bconstは、通電部品の許容温度などに基づいて予め設定された値であり、I_Bconstは、通電部品の通電電流許容値である。
(式3)
次に、上述した評価値Fを用いた充電電力制限値W_inおよび放電電力制限値W_outの算出方法について説明する。
本実施例では、評価値Fが閾値Ftagを超えた時点でW_in/W_outの制限が開始され、充電電力制限値W_inおよび放電電力制限値W_outを、評価値Fをパラメータとしたフュードバック制御によって算出する。なお、本実施例では、W_inとW_outの各制限において異なる閾値Ftagで制御し、W_in制限開始用の閾値Ftag1とW_out制限開始用の閾値Ftag2とを用いている。閾値Ftagは、I_Bconst(通電電流許容値)に対応する閾値I_Bconstよりも小さい値である。
評価値Fが閾値Ftagを超えた場合のW_in/W_outの各値は、下記の式4−1、式4−2に示すように算出することができる。
(式4−1)
(式4−2)
式4−1において、SW_inは、上述した組電池10のSOCと電池温度に基づいて算出されるW_inであり、K_in×(F−Ftag1)は、評価値Fをパラメータとしたフュードバック制御による補正項である。上述したように充電電流は負の値で表されているので、充電電力も負の値で表すことができ、SW_inに対して正の値である補正項K_in×(F−Ftag1)が加算されるので、W_inは、SW_inよりも大きい値(絶対値としては小さい値)となる。
式4−2において、SW_outは、上述した組電池10のSOCと電池温度に基づいて算出されるW_outであり、K_out×(F−Ftag2)は、評価値Fをパラメータとしたフュードバック制御による補正項である。また、上述したように放電電流は正の値で表されているので、放電電力も正の値で表すことができ、SW_outに対して正の値である補正項K_out×(F−Ftag2)が減算されるので、W_outは、SW_outよりも小さい値となる。
K_in、K_outは係数であり、評価値Fをパラメータとしたフュードバック制御の補正項の比例制御値であり、W_in/W_outを算出するためのフィードバックゲインである。K_in、K_outは、固定値とすることができる。
このように、W_in/W_outの低下量を、評価値Fの値をパラメータとしてフュードバック制御(SW_in/SW_outに対し、評価値Fをパラメータとした補正項を適用した制御)をすることで、通電部品の温度が許容温度を超えることを抑制しつつ、充放電電力の制限量を最小限に抑えることができる。
例えば、図2の例において、時間taで評価値Fが閾値Ftag1を超え、式4−1に基づいて算出されるW_inを上限値として組電池10の充電電力が制限される。一方、時間tbで評価値Fが閾値Ftag2を超え、式4−2に基づいて算出されるW_outを上限値として組電池10の放電電力が制限される。
制限された充電電力又は放電電力により、図2に示すように制限開始後(評価値FがFtagを超えた際)から評価値Fの上昇、すなわち、通電部品の温度上昇が低く抑えられる。
しかしながら、DC/ACインバータ30が、組電池10から出力される直流電力のみならず、モータ・ジェネレータ23によって生成される回生電力を、商用交流電力として外部機器32に出力する場合、DC/ACインバータ30に入力される回生電力の電流値が検出できないため、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品の温度変化を評価値Fで把握することができない。
言い換えれば、DC/ACインバータ30は、組電池10と昇圧コンバータ21(インバータ22)との間に接続ラインPL1,NL1を介して接続されているので、図1において太字点線で示すように、昇圧コンバータ21から組電池10に出力される回生電流(充電電流)の一部は、接続ラインPL1,NL1に分岐して流れ、DC/ACインバータ30に入力される。このとき、電流センサ52では、DC/ACインバータ30に入力される回生電流が把握できない。このため、電流センサ52で検出される電流値Iを用いて算出される評価値Fでは、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品の温度上昇を正確に把握できないおそれがある。
一方で、接続ラインPL1,NL1上に電流センサを個別に設け、接続ラインPL1,NL1を流れてDC/ACインバータ30に入力される回生電流を把握することができるが、この場合、部品点数が増加し、電池システム全体の大型化を招くとともに、コストが高くなるので、別途電流センサ等の設けることは好ましくない。
そこで、本実施例では、車両走行中のDC/ACインバータ30から外部機器32への給電状態で回生による充電が行われる場合は、評価値Fの算出においてなまし係数Kを変更して、回生による充電が行われていない場合よりも評価値Fが大きくなるように算出し、早期にかつ大きくW_inを制限することで、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品を適切に保護できるようにする。
具体的には、上記式1において、なまし係数Kよりも小さいなまし係数Krに変更する。なまし係数Krを用いて評価値Fを算出することで、なまし係数Kを用いるよりも評価値Fが大きくなり、DC/ACインバータ30から外部機器32への給電状態で回生による充電が行われる場合のみ、充電電力の制限値を大きくし、かつ制限開始を早期に行う。なお、なまし係数Krは、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品の許容電流値等に基づいて、なまし係数Kよりも小さい値に適宜設定することができる。
コントローラ60は、外部機器32への給電状態である場合であって回生による充電が行われるか否かを判別し、評価値算出部61は、外部機器32への給電状態でも回生による充電が入力されない場合や外部機器32への給電状態でない場合は、なまし係数Kを用いて評価値Fを算出し、外部機器32への給電状態である場合であって回生による充電が行われている場合は、なまし係数Krを用いてより高い値となる評価値Fを算出する。
図2の例において、例えば、車両走行中にDC/ACインバータ30から外部機器32への給電状態で回生による充電制御が行われている場合、評価値Fは、なまし定数Krを用いて算出されるので、点線で示すように評価値Fの上昇度合いが高くなる。
このため、なまし係数Kを用いた評価値Fでは、時間taで制限が開始されるが、なまし係数Krを用いた評価値Fは、時間taよりも早いタイミング(時間tc)で制限が開始される。このとき、評価値Fが高く算出されることから、上記式4−1に示すようにW_inの低下量が大きくなり、なまし係数Kに応じたW_inよりも高い制限レートで制限されるRW_inに変更される。
このように本実施例では、車両走行中のDC/ACインバータ30から外部機器32への給電状態で回生による充電が行われる場合、DC/ACインバータ30に入力される回生による充電電力を考慮して、組電池10の充電電力を制限し、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品を適切に保護することができる。
特に、本実施例では、外部機器32への給電状態でも回生による充電が入力されない場合や外部機器32への給電状態でない場合は、通常のなまし係数Kを用いた評価値Fを算出するので、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品の温度が許容温度を超えることを抑制しつつ、充電電力の制限を最小限に抑えることができる。
なお、図2に示すように、上限値RW_inで制限が開始された後の時間tdにおいて、DC/ACインバータ30から外部機器32への給電状態が解除された場合、すなわち、外部機器32への商用電力の出力が停止等された場合には、組電池10の充電電力の上限値を、RW_inから通常のW_inに変更することで、充電電力の制限量を過度に抑制することを防止できる。このとき、RW_inから通常のW_inに変更する際、RW_inから急激にW_inに変更(制限量を急激に緩和)するのではなく、上限値RaW_inで示すように、所定の時間経過を伴ってRW_inからW_inで緩やかに変更することができる。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、組電池10の充放電を制御する処理について説明する。図3に示す処理は、予め設定された時間間隔(サイクルタイム)で繰り返して行われる。図3に示す処理は、コントローラ60に含まれるCPUが、メモリ63に記憶されたプログラムを実行することにより行われる。
ステップS101において、コントローラ60は、イグニッションスイッチがONされると、電池システムを起動し、組電池10の充放電制御を開始する。
ステップS102において、コントローラ60は、電流センサ52の出力信号に基づいて、放電電流又は充電電流の電流値Iを取得する。
ステップS103において、コントローラ60は、商用電力を使用しているか否かを判別する。コントローラ60は、例えば、商用電力スイッチ70がオン状態であれば、商用電力を使用していると判別することができる。
ステップS103で、商用電力を使用していると判別された場合、コントローラ60は、ステップS104において、回生充電中か否かを判別する。コントローラ60は、例えば、モータトルク<0、車両速度の変動<0、電流値<0の3つの条件を全て満たす場合に、組電池10が回生充電中であると判定することができる。
コントローラ60は、商用電力の使用中かつ回生充電中であると判別された場合、ステップS106に進み、メモリ63に記憶されているなまし係数Krを用いて評価値Fを算出する。
コントローラ60は、ステップS107において、ステップS106で算出された評価値Fが閾値Ftag1を超えているか否かを判別し、超えている場合は、ステップS108に進み、RW_inの制限を開始してRW_inをSW_inよりも低く変更する。超えていない場合は、ステップS108をスキップしてW_inの制限を開始しない。
一方、ステップS103において商用電力が使用されていないと判別された場合及びステップS105において商用電力の使用有無に関わらず、回生充電中でないと判別された場合、コントローラ60は、ステップS109に進む。
ステップS109において、コントローラ60は、メモリ63に記憶されているなまし係数Kを用いた評価値Fを算出する。コントローラ60は、ステップS110において、ステップS109で算出された評価値Fが閾値Ftag1を超えているか否かを判別し、超えている場合は、ステップS111に進み、W_inの制限を開始してW_inをSW_inよりも低く変更する。超えていない場合は、ステップS111をスキップしてW_inの制限を開始しない。
続いて、ステップS112において、ステップS109で算出された評価値Fが閾値Ftag1を超えていないと判別された場合やW_inの制限を開始した後、コントローラ60は、ステップS109で算出された評価値Fが閾値Ftag2を超えているか否かを判別し、超えている場合は、ステップS113に進み、W_outの制限を開始してW_outをSW_outよりも低く変更する。
なお、ステップS108,S111,S113において、コントローラ60は、評価値Fによる制限開始前の組電池10のSOCと電池温度に基づいて設定される入出力制限値SW_in/SW_outを取得し、式4−1、式4−2に基づいて、入出力制限値SW_in/SW_out、K_in又は/及びK_out、Ftag1又は/及びFtag2、評価値Fを用いて、制限後のW_in/W_outそれぞれを求めることができる。
コントローラ60は、算出されたW_in/W_outを組電池10の入出力制限値として設定し、評価値Fによる通電部品保護の観点から、保護温度を超えた異常検出温度とならないように温度上昇を抑制するために、W_in/W_outを変更する。
なお、本実施例の電池システムは、外部充電中に商用電力が使用される場合にも、図3の例のようにW_inを制限して、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品を適切に保護することができる。外部充電中も商用電力を使用することができ、このとき、外部充電電力も回生電力と同様に、DC/ACインバータ30に入力される。
そこで、例えば、図3のステップS114に示すように、コントローラ60は、商用電力の使用中であって車両が走行中でない場合は、外部充電中か否かを判別し、外部充電中に商用電力が使用されている場合は、車両走行中の回生充電中と同様に、組電池10の充電電力を早期にかつ大きく制限する。これによって、外部充電中の商用電力使用時でも、DC/ACインバータ30及び接続ラインPL1,NL1等の通電部品を適切に保護することができる。なお、外部充電中か否かは、電流センサ52の検出値がマイナス(<0)であれば、外部充電中と判別することができる。
10:組電池
21:昇圧コンバータ
22:インバータ
23:モータ・ジェネレータ
30:DC/ACインバータ
31:アクセサリコンセント
32:外部機器
40:充電器
41:インレット
42,43:充電リレー
51:電圧監視ユニット
52:電流センサ
53:温度センサ
60:コントローラ
61:評価値算出部
62:W_in/W_out変更部
63:メモリ
70:商用電力スイッチ
80:車速センサ
SMR−B,SMR−G:システムメインリレー

Claims (1)

  1. 車両の走行用モータに電力を供給する蓄電装置を備えた蓄電システムであって、
    前記蓄電装置からの直流電力を交流電力に変換して前記走行用モータに出力するインバータと、
    前記インバータと前記蓄電装置との間に接続され、前記蓄電装置から供給される電力又は前記走行用モータによって生成される回生電力を変換して商用電力を出力する商用電力供給部と、
    前記蓄電装置の充放電を制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、前記商用電力が給電状態で前記回生電力を充電する場合に、前記蓄電装置の充電電力の上限値を制限した充放電制御を行うことを特徴とする蓄電システム。
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