JP2014086902A - 子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当制御方法 - Google Patents

子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帯域割当のための問い合わせに要する時間を削減しつつ、高精度な帯域割当を実現することができる子局装置を得ること。
【解決手段】OLT1とPONシステムを構成するONU10−1であって、通信の開始および終了を検出するGW機能部16と、GW機能部16により通信の開始が検出された場合に、当該通信の通信種別を検出する通信種別判定部17と、判定された通信種別を格納した通信開始通知をOLT1へ送信し、GW機能部16が通信の終了を検出した場合に、帯域割当解除通知をOLT1へ送信する帯域要求部111と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当制御方法に関する。
PON(Passive Optical Network)では、ONU(Optical Network Unit)からOLT(Optical Line Terminal)への上り通信については、ONU(Optical Network Unit)において発生したトラヒック量に応じて、OLTが動的に帯域(正確には送信許可時間)を割り当てる機能(DBA:Dynamic Bandwidth Assignment)が定義されている。
この帯域を割り当てる機能としては、SR(Status Report)方式とNSR(Non Status Report)方式がある。SR方式では、OLTは、ONUにトラヒック発生量を問い合わせ、この問い合わせ結果により帯域を与える。NSR方式では、OLTが自律的にONUからのトラヒック負荷をモニタし、このモニタ結果により帯域を割り当てる。SR方式は、ONUに蓄積されているトラヒックについても認識できるため、NSR方式に比べ精度が高い帯域割当ができる。
特開2004−228907号公報
ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)、"Recommendation ITU−T G.984.3"、2008年3月
しかしながら、上記従来のSR方式の帯域割当によれば、OLTからの問い合わせのためのシーケンスが必要となる。例えば、ONUでは、送信バッファの蓄積量が一定量以上となった場合に、帯域の割当を要求し、OLTはこの要求に従ってONUへ帯域を割当てる。このため、送信バッファへの蓄積開始から帯域を実際に割り当てるまでのオーバヘッドが大きくなり、遅延が生じるという問題がある。今後、PONシステムにおいて伝送速度が高速化されると、SR方式においてOLTからONUに送信要求を問い合わせるシーケンスに要する時間がスループットを低下させる要因になる。
一方、NSR方式では、OLTからの問い合わせは不要であるが、ONUに発生しているトラヒックを直接認識することができないため、正確な帯域割当ができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、帯域割当のための問い合わせに要する時間を削減しつつ、高精度な帯域割当を実現することができる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる子局装置であって、前記光通信路を用いる通信の開始および終了を検出する通信検出部と、前記通信検出部により前記通信の開始が検出された場合に、当該通信の通信種別を判定する通信種別判定部と、前記通信種別判定部により検出された前記通信種別を格納した通信開始通知を前記親局装置へ送信し、前記通信検出部が前記通信の終了を検出した場合に、帯域割当解除通知を前記親局装置へ送信する帯域要求部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、帯域割当のための問い合わせに要する時間を削減しつつ、高精度な帯域割当を実現することができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかるPONシステムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1のONUにおける帯域割当制御に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。 図3は、帯域要求メッセージのフォーマット例を示す図である。 図4は、G.987 XG−PONのメッセージフォーマットの一例を示す図である。 図5は、実施の形態1のOLTにおける帯域割当制御に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態1の帯域割当制御の動作例を示すシーケンス図である。 図7は、実施の形態1のONUの別の構成例を示す図である。 図8は、実施の形態3の帯域割当制御方法の選択手順の一例を示すシーケンス図である。 図9は、実施の形態3のOLTにおける割当処理選択方法の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるPON(Passive Optical Network)システム(光通信システム)の実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のPONシステムは、親局装置として動作する局側光通信装置(“Optical Line Terminal”とも言い、以降「OLT」と称す)と、子局装置として動作する複数の利用者側光通信装置(“Optical Network Unit”とも言い、以降「ONU」と称す)とを備える。
OLT1とONU10−1〜10−3はスプリッタ40を介して光ファイバ(光通信路)30で接続されている。スプリッタ40は、OLT1に接続する幹線の光ファイバ30をONU10−1〜10−3の数に分岐する。また、ONU10−1は、端末20−1および端末20−2に接続されている。ここでは、端末20−1は電話機である例を説明する。なお、ここではONUを3台とした例を示しているが、ONUの台数はこれに限らず何台でもよい。また、ここでは、ONU10−1に接続する端末等の数を2台として例を示しているがONU10−1に接続する端末等の台数はこれに限らず何台でもよい。
OLT1は、PONプロトコルに基づいてOLT側の処理を実施するPON制御部2(OLT制御部)と、ONU10−1〜10−3から受信した上りデータを格納するためのバッファである受信バッファ3と、ネットワーク50から受信したONU10−1〜10−3へ送信する下りデータを格納するためのバッファである送信バッファ4と、光信号の送受信処理を行う光送受信器5と、上りデータと下りデータを波長多重するWDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ(WDM)6と、を備える。また、PON制御部2は、帯域要求受信部21と帯域割当部22を備える。なお、波長多重を行わない場合は、WDMカプラ6を備えなくてよい。
なお、上記のPONプロトコルとは、レイヤ2の副層であるMAC(Media Access Control)層等で用いられる制御用プロトコルであって、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)で規定されているMPCP(Multi-Point Control Protocol)やOAM(Operation Administration and Maintenance)等のことである。
ONU10−1は、PONプロトコルに基づいてONU側の処理を実施するPON制御部11(ONU制御部)と、OLT1への送信データ(上りデータ)を格納するためのバッファである送信バッファ(上りバッファ)12と、OLT1からの受信データ(下りデータ)を格納するためのバッファである受信バッファ(下りバッファ)13と、光送受信器14と、上りデータと下りデータの光信号を波長多重するWDMカプラ(WDM)15と、GW(Gateway)機能部16と、通信種別判定部17と、を備える。PON制御部11は、帯域要求部111を備える。なお、波長多重を行わない場合は、WDMカプラ15を備えなくてよい。
GW機能部16は、端末20−1,20−2との間の通信プロトコルとPONシステムのプロトコルとの変換を行う。GW機能部16では、L(レイヤ)1、L2、L3、L4の各層の情報を監視し、オフフック(発呼情報),オンフック(終話情報)等の各通信の開始、終了を示す情報を検出する。すなわち、GW機能部16は、通信の開始、終了を検出する通信検出部としての機能を有する。なお、L1の情報は例えば信号の有無であり、L2の情報は例えば端末のMACアドレスやフレームの優先度等であり、L3の情報は例えばIPアドレス等であり、L4の情報は例えばポート情報である。
以下では、IEEE802.3で定義されているEPON(Ethernet(登録商標) PON)を例に説明するが、ITU−T G.984.3 G−PON、IEEE 802.3av 10G−EPON、ITU−T G.987 XG−PON等にも、同様に本実施の形態の帯域割当制御を適用することができる。
次に、本実施の形態の帯域割当制御方法について説明する。図2は、本実施の形態のONU10−1における帯域割当制御に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。図2を用いて、まずONU10−1の動作について説明する。
ONU10−1のGW機能部16は、ONU10−1に接続される端末等の通信開始を示す信号を検出したか否かを判断する(ステップS1)。GW機能部16は、ONU10−1に接続される端末等の通信開始を示す信号を検出していない場合(ステップS1 No)、ステップS1へ戻る。本実施の形態では、通信開始を示す信号として、エンドユーザが電話機である端末20−1を用いた通話を開始する際のオフフックを検出する例について説明する。なお、ONU10−1に接続される端末等の通信が開始されると、ONU10−1とOLT1の間の通信も開始されることになるため、ステップS1では、ONU10−1はOLT1との間の通信開始を検出したか否かを判断していることに相当する。
GW機能部16は、ONU10−1に接続される端末等の通信開始を示す信号を検出した場合(ステップS1 Yes)、通信種別判定部17へ当該信号を通知し、通信種別判定部17は当該信号に基づいて開始された通信の通信種別(アプリケーション)を識別し、識別したアプリケーションを帯域要求部111へ通知する(ステップS2)。本実施の形態では、通信種別判定部17は、オフフックの検出により通信開始を検出しているので、アプリケーションが電話であると識別する。
帯域要求部111は、アプリケーションが電話であることを示すコードを帯域要求メッセージに格納してOLT1へ送信する(ステップS3)。具体的には、帯域要求部111が帯域要求メッセージを光送受信器14へ出力し、光送受信器14は、帯域要求メッセージを電気信号から光信号に変換して、光信号をWDM15および光ファイバ30経由でOLT1へ送信する。
なお、PONシステムでは、ONUから帯域要求メッセージを送信することができるように、OLTが各ONUに対して例えば定期的に帯域要求メッセージを送信するための帯域(送信許可時間帯)を割当ている。この帯域を用いて帯域要求メッセージを送信する。
帯域要求メッセージは、例えば、IEEE802.3のEPONのREPORTメッセージであり、従来の帯域割当て制御では、ONU10−1の送信バッファ12のバッファ蓄積量を通知する。本実施の形態においても、同様に、送信バッファ12のバッファ蓄積量を通知するが、本実施の形態では、通信種別(アプリケーション)を示すコードも通知する。
図3は、帯域要求メッセージのフォーマット例を示す図である。図3の例ではIEEE802.3のEPONのREPORTメッセージのリザーブ領域を使用して通信種別をONU10−1からOLT1へ通知する。例えば、通信種別が電話の場合には図3の通信種別のエリアにコード0x1が格納される。図3に示すように、一例として、通信種別として2オクテットを割当て、帯域割当解除を示すコードを0x0、電話を示すコードを0x1、インターネットを示すコードを0x2、映像配信を示すコードを0x3とする。図3では、さらに、トラヒックデスクリプタとして、帯域割当に対する要求を格納できるようにしている。トラヒックデスクリプタは、通信種別により帯域割当に対する要求が固定で定められている場合は設けなくてもよい。なお、通信種別の具体的な種別、各コードの値、通信種別の格納位置は、図3の例に限定されない。また、帯域要求メッセージとしてIEEE802.3のEPONのREPORTメッセージ以外(例えば、G.987 XG−PONのメッセージ等)を用いる場合、同様にリザーブ領域等に通信種別を格納すればよい。図4は、G.987 XG−PONのメッセージフォーマットの一例を示す図である。G.987 XG−PONでは、従来は図4のBufOcc(3byte)にはバッファ量が格納されるだけであるが、本発明を適用する場合には、BufOcc(3byte)にバッファ量に加え、通信種別も格納する。
ここでは、ONU10−1が、通信種別として、帯域割当解除以外を示すあらかじめ定められた値(電話を示すコードを0x1等)が格納された帯域要求メッセージを送信することにより、OLT1へ通信開始を通知することとする。以下、帯域要求メッセージのうち、帯域割当解除以外を示すあらかじめ定められた値が格納されたメッセージを帯域割当要求メッセージと略する場合もある。OLT1は、受信した帯域要求メッセージの通信種別として帯域割当解除以外を示すあらかじめ定められた値が格納されていた場合に、送信元のONU10−1から通信開始が通知されたと判断する。すなわち、帯域割当解除以外の通信種別が格納された帯域要求メッセージが通信開始通知となる。なお、通信開始通知であるか否かを明確化するために、帯域要求メッセージのリザーブ領域内に、帯域割当解除であるか通信開始(帯域割当要求メッセージ)であるかを識別する情報ビットと通信種別とを別を設けてもよい。
次に、ONU10−1のPON制御部11は、OLT1から送信許可メッセージ(送信許可通知;grant、GATEともいう)を受信すると、送信許可メッセージに格納された帯域割当結果(送信を許可された時間帯)に従って、端末20−1から受信した送信バッファ12に格納されているデータをOLT1へ送信する(ステップS4)。
通信種別判定部17は、通信終了を示す信号を検出したか否かを判断し(ステップS5)、通信終了を示す信号を検出していない場合(ステップS5 No)、ステップS5を繰り返す。ここでは、上記の通り、電話機である端末20−1の通話を例に説明しているため、GW機能部16が、電話機である端末20−1のオンフックを受信し通信種別判定部17へ通知し、通信種別判定部17は、通知された信号がオンフックであると判断することにより通信終了を検出する。
通信終了を検出した場合(ステップS5 Yes)、通信種別判定部17またはGW機能部16は通信終了を帯域要求部111へ通知し、帯域要求部111は帯域割当解除メッセージ(帯域割当解除通知)をOLT1へ送信し(ステップS6)、ステップS1へ戻る。具体的には、GW機能部16は、通信終了を示す信号を通信種別判定部17へ通知し、通信種別判定部17は帯域要求部111に対して端末20−1の通話終了を通知し、帯域要求部111は帯域割当解除メッセージをOLT1へ送信する。帯域割当解除メッセージはどのような形式で送信してもよいが、ここでは、図3に示したように、帯域要求メッセージに格納する通信種別として帯域割当解除を示すコードを設定して帯域割当解除メッセージとして送信することとする。
次に、OLT1の動作について説明する。図5は、本実施の形態のOLT1における帯域割当制御に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。
OLT1では、PON制御部2の帯域要求受信部21が、光ファイバ30、WDM6および光送受信器5経由で受信した上りデータから帯域要求メッセージを分離する(ステップS11)。帯域要求受信部21は、分離した帯域要求メッセージの通信種別に基づいて当該メッセージが帯域割当解除であるか否かを判断する(ステップS12)。
帯域割当解除でない場合(ステップS12 No)、帯域割当部22は、ONU10−1に対して通信種別に応じた帯域割当を実施する(ステップS13)。具体的には、帯域要求受信部21が、帯域要求メッセージの通信種別を判別して、判別した通信種別を帯域割当部22へ通知し、帯域割当部22は通知された通信種別に基づいて帯域割当を実施する。本実施の形態では、アプリケーションが電話であるため、音声通信に適する、一定レートでの帯域割当を実施することとし、送信許可の間隔および1回の送信データ量についても決定する。本実施の形態では、帯域割当部22は、通信種別ごとに、帯域割当の条件(例えば、電話の場合、一定レートで帯域割当てを行うことと、その際の送信許可の間隔、1回の送信データ量)を保持しているとする。
本実施の形態では、このように、OLT1は、通信種別に基づいてONU10−1に対する2回分以上の割当時間帯を一度に決定するよう帯域割当を実施する(例えば、一定周期で一定時間送信時間を割当てる)。これにより、ONU10−1の送信時間帯1回ごとに、帯域要求メッセージの送受信と当該帯域要求メッセージに従った帯域割当とを行う必要がなくなる。
帯域割当部22は、帯域割当結果を格納した送信許可メッセージをONU10−1へ送信し(ステップS14)、ステップS11へ戻る。
一方、ステップS12で帯域割当解除であった場合(ステップS12 Yes)、帯域要求受信部21が、帯域割当部22へ帯域割当解除を指示し、帯域割当部22は、指示に基づいて送信許可メッセージの送信を停止し(ステップS15)、ステップS11へ戻る。この際、送信許可メッセージの送信を停止するとともに、帯域割当部22はONU10−1への帯域割当を解除する(ONU10−1へ割当てていた帯域を解放する)。
図6は、本実施の形態の帯域割当制御の動作例を示すシーケンス図である。ONU10−1は、オンフックの検出等により、通信開始を検出すると、図2のステップS3で述べたとおり、通信種別等を格納した帯域要求メッセージ(帯域割当要求メッセージ)をOLT1へ送信する(ステップS21)。OLT1は、受信した帯域要求メッセージの通信種別に基づいて帯域割当を実施し、帯域割当結果に基づいて送信許可メッセージを送信する(ステップS22)。ONU10−1は、送信許可メッセージに格納された割当結果に従って送信バッファ12内の送信データを送信する(ステップS23)。そして、ONU10−1は、通信の終了を検出すると、帯域割当解除メッセージを送信する(ステップS24)。これにより、OLT1は、ONU10−1への送信許可メッセージの送信を停止する。
以上のように、本実施の形態では、ONU10−1は、上り方向の通話開始を検出した場合に、通信種別を格納した帯域要求メッセージをOLT1へ送信し、OLT1は、受信した帯域要求メッセージに格納された通信種別に基づいて、ONU10−1へ帯域を割当てる。そして、ONU10−1は、通話終了を検出した場合に、帯域割当解除メッセージをOLT1へ送信し、OLT1は帯域割当解除メッセージを受信すると送信元のONU10−1の送信許可メッセージを停止するようにした。
また、上記の例では、図6に示すように、OLT1は、一定レートで帯域を割当てた場合でも、毎回送信許可メッセージを送信し、ONU10−1は、毎回の送信許可メッセージに基づいて送信データを送信している。通常、ONU10−1はOLT1から送信許可メッセージ受信後に送信データを送信するが、OLT1からメッセージ通信によりONU10−1を設定変更(プロビジョニング)することにより、グラント未受信であってもOLTにデータを送信し、さらに最大帯域などを設定するような動作を実施することができる。このような設定変更がなされた場合には、OLT1から個別の前記割当時間帯を指定する送信許可メッセージを受信しなくても、前述の指示された送信間隔と送信データ量に基づいて送信を行うようにしてもよい。また、OLT1が、帯域割当の実施後、2回以上の割当時間帯(送信許可時間帯)を指定するための連続割当情報として例えば送信間隔と1回の送信時間をONU10−1へ指示し、ONU10−1は、このような指示を受信した場合は、OLT1から個別の前記割当時間帯を指定する送信許可メッセージを受信しなくても、前述の指示された送信間隔と送信データ量に基づいて送信を行うようにしてもよい。この場合、OLT1は、毎回送信許可メッセージを送信しなくてもよい。2回以上の割当時間帯を指定する方法としては、送信間隔と1回の送信時間を指定する連続割当情報は上記の例に限定されず、2回以上の割当時間帯を指定可能な情報であればどのような情報であってもよい。
従来のPONシステムでは、ONUの送信バッファにデータを一旦蓄積し、蓄積した量が一定量以上になるとOLTへ帯域要求メッセージで通知し、それに基づいてOLTが帯域を割り当てていたため、バッファに蓄積するまでの時間と、帯域を要求してから帯域割当が実施されるまでの時間とが必要であった。これに対し、本実施の形態では、ONU10−1は、上り方向の通話開始を検出すると速やかにOLT1に通知し、OLT1では、通話開始を通知されると、帯域割当解除を通知されるまで一定レートでONU10−1へ帯域を割当てるようにした。このため、送信バッファ12にデータを滞留させずに上りデータを送信することができ、遅延揺らぎがなく高品質の音声通信を提供できる。
なお、本実施の形態では、ONU10−1がGW機能部16を備える例を説明したが、GW機能部16を備えない場合にも本実施の形態の帯域割当制御方法を適用できる。この場合には、通信種別判定部17が接続する端末等から受信するパケット等のL1、L2、L3/L4の各層の情報を監視して、これにより、通信の開始、終了を判断する。すなわち、通信種別判定部17が、通信の開始、終了を検出する通信検出部としての機能を有するようにすればよい。
また、図7は、本実施の形態のONU10−1の別の構成例を示す図である。図7に示すように、GW機能部16および通信種別判定部17をPON制御部11内に備えるようにしてもよい。
実施の形態2.
次に、本発明にかかる実施の形態2の帯域割当制御方法について説明する。本実施の形態のPONシステムの構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は実施の形態1と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1では、通信の開始、終了の検出の例として、端末20−1のオフフック、オンフックを検出する例を説明した。本実施の形態では、通信種別がインターネットアクセスの例を説明し、かつ帯域割当のパターンを指定する例を説明する。
本実施の形態のONU10−1,OLT1における帯域割当制御の動作例を示すフローチャートはそれぞれ図2,図5と同様である。以下、実施の形態1と異なる部分を説明する。
まず、ONU10−1の動作について図2を用いて説明する。エンドユーザがパーソナルコンピュータ等である端末20−2を使用してインターネットアクセスを行う場合、端末20−2からはL4のポート(ソケット)のオープンを行うパケットが送信される。本実施の形態では、図2のステップS1では、このパケットを検出することにより通信開始を検出する。具体的には、ONU10−1では、L4のポートのオープンを行うパケットをGW機能部16が受信すると、通信種別判定部17へ通知する。通信種別判定部17は、ステップS2で、このパケットに基づいてアプリケーションを識別する。ここでは、通信種別判定部17は、このパケットに基づいてインターネットアクセスであることを識別し、帯域要求部111に対してアプリケーションがインターネットアクセスであることを通知する。
ステップS3では、帯域要求部111は、通信種別がインターネットアクセス(インターネット)であることを示すコードを帯域要求メッセージに格納して送信する。例えば、図3のフォーマット例の通信種別のエリアにコード0x2が格納される。また、本実施の形態では、通信種別だけでなく、図3のトラヒックデスクリプタ領域に、要求するトラヒックの詳細情報として、一回の送信データの割当時間、割当間隔(送信間隔)、許容遅延揺らぎ等を指定する。なお、トラヒックデスクリプタ領域に格納するトラヒックの詳細情報はこれらに限らず、トラフィックの要求を示す他の情報を格納してもよい。
ステップS4は実施の形態1と同様である。インターネットアクセスを終了するときは、端末20−2からL4のポートのクローズを行うパケットが送信される。このため、ステップS5では、GW機能部16がこのパケットを受信して通信種別判定部17へ通知することにより、通信種別判定部17がインターネットアクセスの通信終了を検出する。
次に、OLT1の動作について図5を用いて説明する。本実施の形態のOLT1の動作は、ステップS13以外は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。ステップS13では、本実施の形態では、受信した帯域要求メッセージの通信種別がインターネットであることからインターネットアクセスに適するように、バースト的に帯域を割当てる。このとき、帯域要求メッセージのトラヒックデスクリプタ領域を参照して、送信許可の間隔および1回の送信データ量を決定する。また、他のONUも同時に送信しているなどにより、ONU10−1の要求通りの帯域を割当てられない場合には、OLT1は割当可能な送信(グラント)間隔、許容遅延ゆらぎおよび1回の送信データ量等をONU10−1に割当結果として通知する。この場合、ONU10−1は端末20−2に対してフロー制御を行うなど、端末20−2から流入するトラヒックを抑制する。
本実施の形態の帯域割当制御の動作例を示すシーケンス図は、図6と同様である。ステップS21では、ONU10−1は、L4のポートのオープンを行うパケットの検出等により、通信開始を検出する。また、ステップS24では、ONU10−1は、L4のポートのクローズを行うパケットの検出等により、通信終了を検出する。
以上のように、本実施の形態では、ONU10−1は、上り方向のインターネットアクセス開始を検出した場合に、通信種別およびトラヒックデスクリプタを格納した帯域要求メッセージをOLT1へ送信し、OLT1は、受信した帯域要求メッセージに格納された通信種別およびトラヒックデスクリプタに基づいて、ONU10−1へ帯域を割当てる。そして、ONU10−1は、インターネットアクセス終了を検出した場合に、帯域割当解除メッセージをOLT1へ送信し、OLT1は帯域割当解除メッセージを受信すると送信元のONU10−1への送信許可メッセージを停止するようにした。
インターネットアクセスに使用するTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)では、データを送信してから、相手端末からアクノレッジを受信するまでの時間が短いほど、スループットが高くなる。しかしながら、従来のPONシステムでは、ONUのバッファに一旦データが蓄積されてしまうため、PON区間の伝送帯域が高速化されてもアプリケーションのレベルでのスループットが上がらないという問題があった。これに対し、本実施の形態では、OLT10−1は、インターネットアクセスが開始された後は、送信バッファ12にデータを滞留させずに上りデータを送信することができるため、データ送信からアクノレッジ受信までの時間を短縮できアプリケーションのレベルで高いスループットが得られる。
なお、本実施の形態では、通信種別がインターネットアクセスである場合に、トラヒックデスクリプタの情報を格納するようにしたが、インターネットアクセスの場合にも実施の形態1と同様にトラヒックデスクリプタの情報を格納しなくてもよい。この場合、実施の形態1と同様に、インターネットアクセスの帯域割当のための条件をOLT1があらかじめ保持しておく。また、逆に通信種別が、電話である場合に、トラヒックデスクリプタ領域に情報を格納して送信するようにしてもよい。
また、実施の形態1,2ではそれぞれ電話、インターネットアクセスの例について説明したが、通信種別はこれらに限定されない。図3に例示したように、映像配信であってもよいし、ファイル転送等のその他の通信種別であってもよい。それぞれの通信種別について、実施の形態1のようにあらかじめOLT1が帯域割当のための条件を保持しておくようにしてもよいし、トラヒックデスクリプタ領域によりONU10−1側からOLT1へ条件を送信するようにしてもよい。
実施の形態3.
次に、本発明にかかる実施の形態3の帯域割当制御方法について説明する。本実施の形態のPONシステムの構成は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は実施の形態1と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1および2では、ONU10−1が接続される端末等の通信開始を検出すると、通信種別をOLT1へ送信し、通信終了を検出すると帯域割当解除をOLT1へ通知するようにしたが、通常のONUはこのような機能を備えていない。本実施の形態では、OLT1に、通常のONUと、実施の形態1,2で述べたONU10−1と、の両方が接続する例について説明する。
図8は、本実施の形態の帯域割当制御方法の選択手順の一例を示すシーケンス図である。PONシステムでは、OLT1にONU(ONU#1,ONU#2)が新たに接続した場合、ONUとOLT1との間で接続に関する情報のやりとりである初期接続手順がそれぞれ実施される(ステップS31)。この初期接続手順の完了後、OLT1は、各ONUに対して、拡張通知サポート(帯域要求メッセージへの通信種別(または通信種別およびトラヒックデスクリプタ)を格納する機能)の有無を問い合わせる(ステップS32)。ONUは、この問い合わせを受信すると、拡張通知サポートの有無を通知する(ステップS33、ステップS34)。ONUが、通常のONUである場合は拡張通知サポート無しを通知し、ONUが、実施の形態1、2で述べたONU10−1である場合は拡張通知サポート有りを通知するまたは無応答となる。図8では、ONU#1が拡張通知サポートに対応しており、ONU#2が拡張通知サポートに対応していないとする。したがって、ステップS33では、ONU#1は拡張通知サポート有りを通知し、ステップS34では、ONU#2は拡張通知サポート無しを通知する(または無応答)。
OLT1は、ONUから受信した通知に基づいて、ONUが、拡張通知サポートに対応しているか否かを判断する。拡張通知サポートに対応している場合、実施の形態1の図6と同様に、ステップS21〜ステップS24を実施する。なお、OLT1は、拡張通知サポートの有無の問い合わせ後、ONUから一定時間以上返答を受信しない場合、拡張通知サポートに対応していないと判断する。
拡張通知サポートに対応していない場合、OLT1は、当該ONUに対して通常の帯域割当制御を行うと判断する。したがって、通常の帯域割当制御として、ONU#2は、送信バッファの蓄積量が一定量を超えると、送信バッファ量を格納した帯域要求メッセージをOLT1へ送信する(ステップS35)。OLT1は、この帯域要求メッセージに格納された送信バッファ量に基づいて帯域割当を行い、割当結果を格納した送信許可メッセージを送信する(ステップS36)。ONU#2は、送信許可メッセージにより通知された割当結果に基づいて送信データを送信する(ステップS37)。以降、ステップS35〜S37と同様に、ステップS38〜ステップS40が繰り返される。
図9は、本実施の形態のOLT1における割当処理選択方法の一例を示す図である。まず、OLT1は、新たにONUが接続されて初期接続手順を実施する(ステップS41)と、拡張通知サポートの有無をONUに問い合わせる(ステップS42)。
OLT1は、ONUから受信した通知に基づいて、ONUが、拡張通知サポートに対応しているか否かを判断し(ステップS43)、拡張通知サポートに対応している場合(ステップS43 Yes)、拡張通知サポートによる帯域割当処理を選択して実施する(ステップS44)。拡張通知サポートに対応していない場合(ステップS43 No)、通常のPONシステムと同様にONUにおけるデータ蓄積量に基づく帯域割当処理を選択して実施する(ステップS45)。
以上のように、本実施の形態では、OLT1が、ONUに対して拡張通知サポートに対応しているか否かを問い合わせ、その問い合わせ結果に基づいて、帯域割当処理方法を選択するようにした。このため、従来のONUとのバックワードコンパチビリティを実現することができる。
なお、上記実施の形態1〜3では、PONシステムが複数のONUを備える場合を例として説明したが、PONシステムが収容するONUが1台の場合や、OLTに接続する複数のONUのうち一時的に1台のONUのみが起動している場合など、ONUが1台の場合でも本発明を適用することが可能である。その場合でも、ONUは、上記実施の形態1〜3における複数のONUと同様の動作を行う。
以上のように、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、光通信システムおよび帯域割当制御方法は、PONシステムに有用であり、特に、伝送速度の高いPONシステムに適している。
1 OLT、2,11 PON制御部、3,13 受信バッファ、4,12 送信バッファ、5,14 光送受信器、6,15 WDMカプラ、16 GW機能部、17 通信種別判定部、21 帯域要求受信部、22 帯域割当部、10−1〜10−3 ONU、20−1,20−2 端末、30 光ファイバ、40 スプリッタ、50 ネットワーク、111 帯域要求部。

Claims (16)

  1. 親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる子局装置であって、
    前記光通信路を用いる通信の開始および終了を検出する通信検出部と、
    前記通信検出部により前記通信の開始が検出された場合に、当該通信の通信種別を判定する通信種別判定部と、
    前記通信種別判定部により検出された前記通信種別を格納した通信開始通知を前記親局装置へ送信し、前記通信検出部が前記通信の終了を検出した場合に、帯域割当解除通知を前記親局装置へ送信する帯域要求部と、
    を備えることを特徴とする子局装置。
  2. 1つ以上の端末に接続され、
    前記通信検出部は、前記端末から受信する信号の第1層から第4層までの各層の情報を監視することにより、前記通信の開始および終了を検出することを特徴とする請求項1に記載の子局装置。
  3. 前記端末のうち少なくとも1つを電話機とし、
    前記通信検出部は、前記電話機から電話の開始を示す発呼情報を受信した場合に、前記通信の開始を検出し、前記電話機から電話の終了を示す終話情報を受信した場合に、前記通信の終了を検出し、
    前記通信種別判定部は、前記発呼情報に基づいて前記通信種別が電話であることを検出することを特徴とする請求項2に記載の子局装置。
  4. 前記通信検出部は、前記端末からインターネットアクセスの開始を示す信号を受信した場合に、前記通信の開始を検出し、前記端末からインターネットアクセスの終了を示す信号を受信した場合に、前記通信の終了を検出し、
    前記通信種別判定部は、インターネットアクセスの開始を示す前記信号に基づいて前記通信種別がインターネットアクセスであることを検出することを特徴とする請求項2または3に記載の子局装置。
  5. インターネットアクセスの開始を示す前記信号をレイヤ4のポートのオープンを示すパケットとし、インターネットアクセスの終了を示す前記信号をレイヤ4のポートのクローズを示すパケットとすることを特徴とする請求項4に記載の子局装置。
  6. 前記帯域要求部は、前記通信開始通知に、帯域割当に対する要求として、送信間隔、1回の送信データ量、許容遅延揺らぎのうちの少なくとも1つを含むトラヒックデスクリプタを格納して送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の子局装置。
  7. 前記親局装置から帯域割当の結果として、複数回の割当時間帯を指定する連続割当情報を受信した場合、前記親局装置から個別の前記割当時間帯を指示する送信許可通知を未受信であっても、前記連続割当情報に基づいて前記親局装置への送信を実施することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の子局装置。
  8. 1つ以上の子局装置と光通信路により接続され、前記子局装置から自身へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記子局装置へそれぞれ割当てる親局装置であって、
    前記子局装置から通信種別を格納した通信開始通知を受信した場合に、前記通信種別を検出する帯域要求受信部と、
    前記通信種別に基づいて当該子局装置に対する2回以上の送信許可時間帯を帯域割当結果として決定し、前記帯域割当結果を前記子局装置へ送信する帯域割当部と、
    を備え、
    前記帯域要求受信部は、前記子局装置から帯域割当解除通知を受信した場合、当該子局装置の帯域割当解除を前記帯域割当部へ指示し、
    前記帯域割当部は、前記帯域割当解除の指示に基づいて当該子局装置に割当てていた帯域を解放することを特徴とする親局装置。
  9. 前記帯域割当部は、通信種別と帯域割当を実施するための送信間隔、1回の送信データ量、許容遅延揺らぎのうちの少なくとも1つを含む割当情報との対応を保持し、前記帯域要求受信部により検出された前記通信種別と前記対応とに基づいて前記割当情報を選択し、選択した前記割当情報に基づいて前記子局装置に対する帯域割当を実施することを特徴とする請求項8に記載の親局装置。
  10. 前記帯域割当部は、前記通信開始通知に、前記子局装置により帯域割当に対する要求として送信間隔、1回の送信データ量、許容遅延揺らぎのうちの少なくとも1つを含むトラヒックデスクリプタが格納されている場合、前記トラヒックデスクリプタに基づいて前記子局装置に対する帯域割当を実施することを特徴とする請求項8または9に記載の親局装置。
  11. 前記帯域割当部は、前記トラヒックデスクリプタに基づいた帯域割当が実施できない場合に、割当可能な帯域に対応する送信間隔、1回の送信データ量、許容遅延揺らぎのうちの少なくとも1つを前記子局装置へ通知することを特徴とする請求項10に記載の親局装置。
  12. 前記子局装置に対して、前記通信開始通知を送信する機能を有するか否かを問い合わせ、この問い合わせの結果に基づいて前記通信開始通知を送信する機能を有しないと判断した前記子局装置に対しては、当該子局装置から受信した当該子局装置における上り方向の蓄積データ量に基づく帯域割当を実施することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1つに記載の親局装置。
  13. 親局装置と光通信路により接続され、前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる子局装置における制御装置であって、
    前記光通信路を用いる通信の開始および終了を検出する通信検出部と、
    前記通信検出部により前記通信の開始が検出された場合に、当該通信の通信種別を判定する通信種別判定部と、
    前記通信種別判定部により検出された前記通信種別を格納した通信開始通知を前記親局装置へ送信し、前記通信検出部が前記通信の終了を検出した場合に、帯域割当解除通知を前記親局装置へ送信する帯域要求部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  14. 1つ以上の子局装置と光通信路により接続され、前記子局装置から自身へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記子局装置へそれぞれ割当てる親局装置における制御装置であって、
    前記子局装置から通信種別を格納した通信開始通知を受信した場合に、前記通信種別を検出する帯域要求受信部と、
    前記通信種別に基づいて当該子局装置に対する2回以上の送信許可時間帯を帯域割当結果として決定し、前記帯域割当結果を前記子局装置へ送信する帯域割当部と、
    を備え、
    前記帯域要求受信部は、前記子局装置から帯域割当解除通知を受信した場合、当該子局装置の帯域割当解除を前記帯域割当部へ指示し、
    前記帯域割当部は、前記帯域割当解除の指示に基づいて当該子局装置に割当てていた帯域を解放することを特徴とする制御装置。
  15. 親局装置と光通信路により前記親局装置に接続される1つ以上の子局装置とを備え、前記子局装置が、前記子局装置から前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる光通信システムであって、
    前記子局装置は、
    前記光通信路を用いる通信の開始および終了を検出する通信検出部と、
    前記通信検出部により前記通信の開始が検出された場合に、当該通信の通信種別を判定する通信種別判定部と、
    前記通信検出部により前記通信の開始が検出された場合に、前記通信種別を格納した通信開始通知を前記親局装置へ送信し、前記通信検出部が前記通信の終了を検出した場合に、帯域割当解除通知を前記親局装置へ送信する帯域要求部と、
    を備え、
    前記親局装置は、
    前記子局装置から受信した前記通信開始通知に基づいて前記通信種別を検出する帯域要求受信部と、
    前記帯域要求受信部により検出された前記通信種別に基づいて、前記子局装置に対する2回以上の送信許可時間帯を帯域割当結果として決定し、前記帯域割当結果を前記子局装置へ送信する帯域割当部と、
    を備え、
    前記帯域要求受信部は、前記子局装置から前記帯域割当解除通知を受信した場合、当該子局装置の帯域割当解除を前記帯域割当部へ指示し、
    前記帯域割当部は、前記帯域割当解除の指示に基づいて当該子局装置に割当てていた帯域を解放することを特徴とする光通信システム。
  16. 親局装置と前記親局装置と光通信路により接続される子局装置とを備え、前記子局装置が、前記子局装置から前記親局装置へ向かう方向である上り方向の通信の帯域を前記親局装置から割当てられる光通信システムにおける帯域割当制御方法であって、
    前記子局装置が、前記光通信路を用いる通信の開始を検出する開始検出ステップと、
    前記子局装置が、前記通信の開始を検出した場合に、当該通信の通信種別を判定する通信種別判定ステップと、
    前記子局装置が、通信種別検出ステップで検出された前記通信種別を格納した通信開始通知を前記親局装置へ送信する開始通知ステップと、
    前記親局装置が、前記子局装置から受信した前記通信開始通知に基づいて前記通信種別を検出する帯域要求受信ステップと、
    前記親局装置が、前記帯域要求受信ステップで検出された前記通信種別に基づいて、前記子局装置に対する2回以上の送信許可時間帯を帯域割当結果として決定し、前記帯域割当結果を前記子局装置へ送信する帯域割当ステップと、
    前記子局装置が、前記光通信路を用いる通信の終了を検出する終了検出ステップと、
    前記子局装置が、前記通信の終了を検出した場合に、帯域割当解除通知を前記親局装置へ送信する終了通知ステップと、
    前記親局装置が、前記子局装置から前記帯域割当解除通知を受信した場合、当該子局装置に割当てていた帯域を解放する帯域解放ステップと、
    を含むことを特徴とする帯域割当制御方法。
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