JP2014084800A - エンジン着火検出装置 - Google Patents

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健一 山下
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Abstract

【課題】エンジン着火検出装置に関し、簡素な構成で、燃焼室内に噴射された燃料の着火時期を効果的に検出する。
【解決手段】シリンダヘッド11に形成された貫通穴11aに挿通されると共に、その先端側をシリンダブロック12に形成された挿入穴12aに挿入されて、少なくともその一部を挿入穴12aに固定されるロッド部21と、ロッド部21の基端側に設けられると共に、少なくともその一部をシリンダヘッド11に固定もしくは接触させて、シリンダヘッド11をシリンダブロック12の上部に着座させるヘッド部22と、ロッド部21に設けられ、少なくとも燃料の着火により生じるロッド部21の軸方向の歪み量を検出可能なストレインゲージ23とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン着火検出装置に関し、特に、シリンダヘッドをシリンダブロックに取り付けるための締結手段を用いたエンジン着火検出装置に関する。
近年、排気ガス規制の強化により、筒内圧力や燃料着火時期を高精度で検出して、エンジンの燃焼状態を最適に制御する要請が高まっている。例えば、特許文献1には、エンジンの気筒に筒内圧力を検出する筒内圧センサを設け、この筒内圧センサの検出値に基づいてエンジンの燃焼状態を制御する技術が開示されている。
特開2012−145042号公報
ところで、筒内圧力が高くなるディーゼルエンジンにおいては、高価かつ耐久性が低い筒内圧センサを量産エンジンに適用することは困難である。また、ガソリンエンジンにおいては、エンジンブロックの振動から異常燃焼(ノッキング)を検出するノッキングセンサを用いたものが知られている。しかしながら、エンジンブロックの振動が複雑なディーゼルエンジンに、振動を検出するノッキングセンサを適用して燃料着火時期等を検出することは困難である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡素な構成で、燃焼室内に噴射された燃料の着火時期を効果的に検出することができるエンジン着火検出装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明のエンジン着火検出装置は、シリンダヘッドをシリンダブロックに取り付けるための締結手段を用いたエンジン着火検出装置であって、前記締結手段は、前記シリンダヘッドに形成された貫通穴に挿通されると共に、その先端側を前記シリンダブロックに形成された挿入穴に挿入されて、少なくともその一部を前記挿入穴に固定されるロッド部と、前記ロッド部の基端側に設けられると共に、少なくともその一部を前記シリンダヘッドに固定もしくは接触させて、前記シリンダヘッドを前記シリンダブロックの上部に着座させるヘッド部と、前記ロッド部に設けられ、少なくとも燃料の着火により生じる前記ロッド部の軸方向の歪み量を検出可能な歪み量検出手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記歪み量検出手段で検出される前記ロッドの歪み量に基づいて、燃料着火時期を演算する着火時期演算手段をさらに備えてもよい。
また、前記着火時期演算手段は、前記歪み量検出手段が歪み量のピーク値を検出した時期から、予め記憶した燃料着火後に前記歪み量検出手段が歪み量のピーク値を検出するまでの時間を減算することで、燃料着火時期を演算するものであってもよい。
また、前記ロッド部の基端側に雌ネジ部を形成すると共に、前記ヘッド部に前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を形成して、前記ロッド部と前記ヘッド部とを別体に形成してもよい。
また、前記挿入穴を前記シリンダブロックに設けられたシリンダライナの下端部よりも深く形成すると共に、前記挿入穴と前記ロッド部の一部との固定部分を前記シリンダライナの下端部よりも下方に位置させてもよい。
本発明のエンジン着火検出装置によれば、簡素な構成で、燃焼室内に噴射された燃料の着火時期を効果的に検出することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジン着火検出装置が適用されたエンジンの全体構成を示す模式的な部分断面図である。 本発明の一実施形態に係るエンジン着火検出装置を示す模式的な平面図である。 燃料着火によりシリンダヘッド及びシリンダブロックに作用する加振力を説明する図である。 実際の燃料着火からストレインゲージが歪み量のピーク値を検出するまでの遅れ時間を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係るエンジン着火検出装置を示す模式的な全体構成図である。
以下、図1〜4に基づいて、本発明の一実施形態に係るエンジン着火検出装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、本実施形態に係るエンジン着火検出装置は、ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10に適用されるものである。なお、エンジン10はディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジン等の他の内燃機関であってもよい。また、気筒数は単気筒であってもよく、複数気筒であってもよい。
エンジン10は、シリンダヘッド11と、シリンダブロック12とを備えている。なお、図1中において、符号13はシリンダライナ、符号14はシリンダライナ13内を摺動移動するピストン、符号15はクランクシャフト、符号16はピストン14とクランクシャフト15とを連結するコンロッド、符号17はシリンダヘッド11とシリンダブロック12との間に介在するガスケット、符号18はオイルパンを示している。
シリンダヘッド11には、後述するロッド21を挿通させる一対の貫通穴11aが設けられている。また、貫通穴11aと対応するシリンダブロック12には、ロッド21を挿入する一対の挿入穴12aが設けられている。さらに、ロッド21の先端側に対応する挿入穴12aの下端側には、雌ネジ部12bが設けられている。
次に、図2に基づいて、本実施形態に係るエンジン着火検出装置の全体構成を説明する。
本実施形態のエンジン着火検出装置は、ロッド21と、ヘッドボルト22と、ストレインゲージ23と、電子制御ユニット(以下、ECU)40とを備え構成されている。
ロッド21の先端側には、シリンダブロック12の挿入穴12aに形成された雌ネジ部12b(図1参照)と螺合する雄ネジ部21aが設けられている。すなわち、これら雌ネジ部12bと雄ネジ部21aとを螺合させることで、ロッド21はシリンダブロック12の挿入穴12aに締結固定される。
ロッド21の基端側には、後述するヘッドボルト22の雄ネジ部22aが螺合される雌ネジ部21bが設けられている。さらに、ロッド21内には、ロッド21の軸方向への歪み量を検出可能なストレインゲージ23が内蔵されている。このストレインゲージ23で検出される歪み量は、電気的に接続されたECU40に入力される。
ヘッドボルト22は、ロッド21の雌ネジ部21bと螺合する雄ネジ部22aと、貫通穴11aの内径よりも大きく形成されたヘッド部22bとを備えている。すなわち、ヘッドボルト22は、その雄ネジ部22aをシリンダブロック12に締結固定されたロッド21の雌ネジ部21bに螺合させると、ヘッド部22bの下面をシリンダヘッド11の上面に接触させる。これにより、シリンダヘッド11は、ガスケット17を介してシリンダブロック12の上部に固定(着座)されるように構成されている(図1参照)。
ECU40は、エンジン10の燃料噴射等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。この各種制御を行うために、ECU40には何れも図示しないエンジン回転センサやアクセル開度センサ等の各種センサの出力信号が入力される。
また、ECU40は、ストレインゲージ23から入力されるロッド21の歪み量に基づいて、エンジン10の燃料着火時期を演算する。以下、燃料着火時期の演算について具体的に説明する。
エンジン10の燃焼室内に噴射された燃料が着火すると、シリンダブロック12にはピストン14、コンロッド16、クランクシャフト15を介して図3中に矢印Aで示す方向の加振力が作用する。また、燃料着火により筒内圧力が上昇すると、シリンダヘッド11には、図3中に矢印Bで示す方向の加振力が作用する。その結果、ロッド21は矢印A及びBの双方向に伸ばされて軸方向に歪みが生じる。一方、図4に示すように、実際に燃料が着火する時期と、ストレインゲージ23が燃料着火による歪み量のピーク値を検出する時期との間には、遅れによる時間差が生じる。
ECU40には、予め作成した、実際の燃料着火からストレインゲージ23が歪み量のピーク値を検出までの遅れによる時間差が記憶されている。そして、ECU40は、ストレインゲージ23が歪み量のピーク値を検出した時期から、予め記憶した遅れによる時間差を減算することで、燃焼室内に噴射された燃料の着火時期を演算するように構成されている。演算された燃料着火時期は、エンジン10の燃料噴射等、ECU40によるエンジン10の各種制御に用いられる。
次に、本実施形態に係るエンジン着火検出装置の組み付け手順を説明する。
まず、シリンダブロック12の挿入穴12aにロッド21を挿入して締結する(ステップ1)。次に、シリンダブロック12上にガスケット17を置き、さらに、ロッド21の上端側をシリンダヘッド11の貫通穴11aに挿通させる(ステップ2)。そして、シリンダヘッド11がシリンダブロック12にガスケット17を介して置載された状態で、ヘッドボルト22の雄ネジ部22aをロッド21の雌ネジ部21bに締結させて組み付けを終了する(ステップ3)。すなわち、本実施形態のエンジン着火検出装置の組み付け手順は、通常のボルトのみを用いてシリンダブロック及びシリンダヘッドを組み付ける従来構造と同様の手順で行うことが可能に構成されている。
次に、本実施形態に係るエンジン着火検出装置の作用効果を説明する。
本実施形態のエンジン着火検出装置は、燃料着火時にシリンダヘッド11及びシリンダブロック12に作用する加振動によってロッド21に生じる軸方向の歪み量を、このロッド21に内蔵したストレインゲージ23で計測することで燃料着火時期を検出する。すなわち、シリンダヘッド11をシリンダブロック12に組み付けるロッド21及びヘッドボルト22を用いて、燃料着火時期を容易に検出可能に構成されている。
したがって、本実施形態のエンジン着火検出装置によれば、簡素な構成で、エンジン10の燃焼室内に噴射された燃料の着火時期を効果的に検出することができる。
また、本実施形態のエンジン着火検出装置は、実際に燃料が着火した時期からストレインゲージ23が歪み量を検出するまでの遅れ時間をECU40に予め記憶させ、ストレインゲージ23が歪み量のピーク値を検出した時期から、この遅れ時間を減算することで、燃料着火時期を演算する。
したがって、本実施形態のエンジン着火検出装置によれば、ストレインゲージ23による歪み量検出の遅れ時間を減算して補正することで、燃料着火時期を正確に演算することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図5に示すように、挿入穴12aの深さを、シリンダライナ13の下端部よりも下方まで延長して形成し、挿入穴12aの雌ネジ部12bとロッド21の雄ネジ部21aとを、シリンダライナ13の下端部よりも下方に位置させてもよい。これにより、ボルト締結による軸力でシリンダライナ13が歪む従来構造に比べて、その歪み量を効果的に低減することが可能になり、ピストン14の摩耗悪化を抑制することができる。
また、ロッド21とヘッドボルト22とを別体に設けるものとして説明したが、これらロッド21及びヘッドボルト22を一体に形成してもよい。この場合も上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
10 エンジン
11 シリンダヘッド
11a 貫通穴
12 シリンダブロック
12a 挿入穴
13 シリンダライナ
21 ロッド(締結手段)
22 ヘッドボルト(締結手段)
23 ストレインゲージ(歪み量検出手段)
40 ECU(着火時期演算手段)

Claims (5)

  1. シリンダヘッドをシリンダブロックに取り付けるための締結手段を用いたエンジン着火検出装置であって、
    前記締結手段は、
    前記シリンダヘッドに形成された貫通穴に挿通されると共に、その先端側を前記シリンダブロックに形成された挿入穴に挿入されて、少なくともその一部を前記挿入穴に固定されるロッド部と、
    前記ロッド部の基端側に設けられると共に、少なくともその一部を前記シリンダヘッドに固定もしくは接触させて、前記シリンダヘッドを前記シリンダブロックの上部に着座させるヘッド部と、
    前記ロッド部に設けられ、少なくとも燃料の着火により生じる前記ロッド部の軸方向の歪み量を検出可能な歪み量検出手段と、を備える
    ことを特徴とするエンジン着火検出装置。
  2. 前記歪み量検出手段で検出される前記ロッドの歪み量に基づいて、燃料着火時期を演算する着火時期演算手段をさらに備える請求項1記載のエンジン着火検出装置。
  3. 前記着火時期演算手段は、
    前記歪み量検出手段が歪み量のピーク値を検出した時期から、予め記憶した燃料着火後に前記歪み量検出手段が歪み量のピーク値を検出するまでの時間を減算することで、燃料着火時期を演算する請求項2記載のエンジン着火検出装置。
  4. 前記ロッド部の基端側に雌ネジ部を形成すると共に、前記ヘッド部に前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を形成して、前記ロッド部と前記ヘッド部とを別体に形成した請求項1から3の何れかに記載のエンジン着火検出装置。
  5. 前記挿入穴を前記シリンダブロックに設けられたシリンダライナの下端部よりも深く形成すると共に、前記挿入穴と前記ロッド部の一部との固定部分を前記シリンダライナの下端部よりも下方に位置させた請求項1から4の何れかに記載のエンジン着火検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10119879B2 (en) 2016-04-27 2018-11-06 Denso Corporation Strain sensor

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